JP2007097689A - イオントフォレーシス装置、及びイオントフォレーシス装置を用いた光線力学療法システム - Google Patents

イオントフォレーシス装置、及びイオントフォレーシス装置を用いた光線力学療法システム Download PDF

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Hiroyoshi Kawakami
浩良 川上
Tsutomu Shibata
勉 芝田
Hideo Akiyama
英郎 秋山
Hatoo Nakayama
鳩夫 中山
Takehiko Matsumura
健彦 松村
Akihiko Matsumura
昭彦 松村
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Abstract

【課題】悪性腫瘍細胞にのみ光感受性物質を投与することができるイオントフォレーシス装置を提供する。
【解決手段】電源12と接続された電極22Aと、電極22Aの前面に配置され電解液が保持されている電解液保持部26Aと、電解液保持部26Aの前面に配置されアニオンを選択的に通過させるアニオン交換膜28Aと、アニオン交換膜28Aの前面に配置され光増感反応物質が保持されている薬液保持部30Aと、薬液保持部30Aの前面に配置されカチオンを選択的に通過させるカチオン交換膜32Aと、カチオン交換膜32Aの前面側の一部に配置され光増感反応物質の放出を抑制する放出抑制層40とを少なくとも有する作用側電極構造体20A、及び、作用側電極構造体20Aに設けられ生体への貼付面60Aの位置を特定可能な位置指標を備えたイオントフォレーシス装置として構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光増感反応物質が保持されたイオントフォレーシス装置、及びこのイオントフォレーシス装置を用いた悪性腫瘍に対する光線力学療法システムに関する。
従来から、非特許文献1乃至3に記載のあるように、悪性腫瘍親和性光増感反応物質を利用した悪性腫瘍の治療が知られている。
具体的には、最初に悪性腫瘍親和性光増感反応物質であるポリフィマーナトリウム(PHE、流通名ポルフィリン)を静脈注射する。このポリフィマーナトリウムという物質は、名前の通り、悪性腫瘍に親和性があるため、通常細胞よりも悪性腫瘍細胞に多く取り込まれる。即ち、注射後一定時間経過した後には、通常細胞と悪性腫瘍細胞との間で、当該物質に濃度差が生まれる。この濃度差が最大となる注射後約48乃至72時間経過後に、悪性腫瘍部分に光(主に低出力レーザーが用いられることが多い。)を照射する。
前述のポリフィマーナトリウム(PHE)という物質は、悪性腫瘍に親和性があると同時に、光にも感受性を有しており、光の照射によってポリフィマーナトリウムが励起され、組織中に一重項酸素(活性酸素、スーパーオキシド)を生成する。この一重項酸素の殺細胞性によって悪性腫瘍を壊死させるものである。
又、処置後は、体内に蓄積した悪性腫瘍親和性光増感反応物質が代謝されて対外に排出されるまで、患者は数週間程度、光を避ける必要があった。
日経サイエンス:2003年4月, Nick Lane, p42-50. A. R. Oseroff, D. Ohuoha, T. Hansan, J. Bommer, M. L. Yarmuse, Proc. Natl. Acad. Sci, USA, Vol.83, pp8744-8748, 1986. A. M. R. Fisher, A. Ferrario, C. J. Gomer, Photochemistry and Photobiology, Vol. 58, pp581-588, 1993.
しかしながら、上述したように幾ら悪性腫瘍細胞に親和性があるといっても、静脈注射により注入した悪性腫瘍親和性光増感反応物質は、通常細胞においても多少なりとも蓄積する。即ち、光が照射されればこの通常細胞に蓄積した悪性腫瘍親和性光増感反応物質も励起され一重項酸素を生成させる。そうするとこの一重項酸素によって、通常細胞までがダメージを受けることとなってしまう。
更に、悪性腫瘍部分への一定濃度の蓄積を期待すれば、静脈注射により体内に投入される悪性腫瘍親和性光感受性物質をある程度の量投与する必要がある。このことは換言すると、処置後に悪性腫瘍親和性光感受性物質が代謝されて体外に排出されるまで長時間を要することを意味し、処置後に患者が光を避ける必要のある期間が長くなることを意味している。これは患者にとって精神的なダメージとなる。
本発明は、これらの不都合を解消するためになされたものであって、静脈注射を使用せずに、経皮的に、しかも悪性腫瘍細胞にのみ光増感反応物質、更には悪性腫瘍親和性光増感反応物質を投与することができるイオントフォレーシス装置、及び、このイオントフォレーシス装置を用いた光線力学療法システムを提供することをその課題としている。
以下に説明する実施形態のように、保持する薬物を電気的に生体内に投与するイオントフォレーシス装置であって、電源と接続された電極と、該電極の前面に配置され、電解液が保持されている電解液保持部と、該電解液保持部の前面に配置され、第1の導電型のイオンを選択的に通過させる第1のイオン交換部材と、該第1のイオン交換部材の前面に配置され、光増感反応物質が保持されている薬液保持部と、該薬液保持部の前面に配置され、第2の導電型のイオンを選択的に通過させる第2のイオン交換部材と、該イオン交換部材の前面側の一部に配置され、前記光増感反応物質の放出を抑制する放出抑制層とを少なくとも有する作用側電極構造体、及び、前記作用側電極構造体に設けられ、生体への貼付面の位置を特定可能な位置指標を備えたイオントフォレーシス装置として構成することによって、上記課題を解決するものである。
これにより、作用側電極構造体(の第2のイオン交換部材)の任意の部分のみから保持する薬物を放出することが可能となる。
又、前記放出制御層は、患部の形状に対応して配置されていてもよい。
これにより、患部(悪性腫瘍)の部分にだけ薬物を放出することができる。
又、前記放出抑制層は、塗膜で構成されていてもよい。
これにより、様々な形状に対応することができる。
又、前記放出制御層は、フィルムで形成されていてもよい。
これにより、必要となればフィルムを剥がして全体的な薬物の投与も可能であり、又、材料コストが低減できる。
又、前記作用側電極構造体は、遮光性材料よりなる容器に収容されていてもよい。
これにより、保持する光増感反応物質が装置内で光によって励起されることはない。又、当該装置により薬物を導入した後に、この作用電極構造体自身を貼り付けたままにしておくことで、患部に導入された光増感反応物質を遮光できる。即ち、意図した光の照射までの間、光増感反応物質が光によって励起されることを防止できる。
又、前記光増感反応物質は、更に悪性腫瘍親和性を有していてもよい。
これにより、通常細胞部分に誤って光増感反応物質が導入されてしまった場合でも、自然に悪性腫瘍部分に薬物が濃縮される。
又、以下に説明する実施形態のように、電源と接続された電極と、該電極の前面に配置され、電解液が保持されている電解液保持部と、該電解液保持部の前面に配置され、第1の導電型のイオンを選択的に通過させる第1のイオン交換部材と、該第1のイオン交換部材の前面に配置され、悪性腫瘍親和性光増感反応物質が保持されている薬液保持部と、該薬液保持部の前面に配置され、第2の導電型のイオンを選択的に通過させる第2のイオン交換部材と、該イオン交換部材の前面側の一部に配置され、前記光増感反応物質の放出を抑制する放出抑制層とを少なくとも有する作用側電極構造体と、前記作用側電極構造体に設けられ、生体への貼付面の位置を特定可能な位置指標を備えたイオントフォレーシス装置、及び、生体表面に存在する悪性腫瘍の位置を特定する腫瘍位置特定手段、及び、前記悪性腫瘍を撮影する撮影手段、及び、前記撮影手段により撮影された画像の縮尺を決定可能な画像縮尺決定手段、及び、前記撮影手段により撮影された画像情報及び前記画像縮尺決定手段により決定された縮尺情報をもとに、前記悪性腫瘍の実物大の形状を解析可能な解析手段、及び、前記解析手段により解析された情報及び前記位置指標を利用して前記放出抑制層を前記悪性腫瘍の実物大の形状に対応した形状に形成する放出抑制層形成手段を備えて光線力学療法システムを構成することにより、上記課題を解決するものである。
これにより、悪性腫瘍の実物大の形状に応じて、悪性腫瘍の部分にのみ光増感反応物質を導入できる。
又、前記放出抑制層が塗膜であり、前記放出抑制層形成手段がプリンタであってもよい。
これにより、様々な形状に対応することができる。
又、前記放出制御層がフィルムであり、前記放出抑制層形成手段がフィルムカッターであってもよい。
これにより、必要となればフィルムをはがして全体的な薬物の投与も可能であり、又、材料コストが低減できる。
又、前記作用側電極構造体は、遮光性材料よりなる容器に収容されていてもよい。
これにより、保持する光増感反応物質が装置内で光によって励起されることはない。又、当該装置により薬物を導入した後に、この作用電極構造体自身を貼り付けたままにしておくことで、患部に導入された光増感反応物質を遮光できる。
又、前記光増感反応物質は、更に悪性腫瘍親和性を有していてもよい。
これにより、通常細胞部分に誤って光増感反応物質が導入されてしまった場合でも、自然に悪性腫瘍部分に薬物が濃縮される。
なお、ここでいう「第1の導電型のイオン」、「第2の導電型のイオン」とは、カチオン又はアニオンのいずれかのことを意味している。例えば、「第1の導電型のイオン」がカチオンの場合は、「第2の導電型のイオン」はアニオンとなる。
又、「実物大の形状」とは、大きさの概念を含んだいわゆる合同形状を意味している。
光線力学療法において、通常細胞のダメージを回避できる。又、処置後に患者を長期間遮光する必要がない。
以下添付図面を用いて本発明に係る実施形態の一例を詳細に説明する。
図1は本発明に係るイオントフォレーシス装置の構成断面図である。イオントフォレーシス装置10は電源12と接続された作用側電極構造体20Aと、非作用側電極構造体20Bとから構成される。
作用側電極構造体20Aは、容器24Aの内部に、電源12のアノードと接続された作用側電極22Aと、この作用側電極22Aの前面に配置され、電解液が保持されている電解液保持部26Aと、この電解液保持部26Aの前面に配置されるアニオン交換膜28Aと、このアニオン交換膜の前面に配置され、光増感反応物質が保持される薬液保持部30Aと、この薬液保持部30Aの前面に配置されるカチオン交換膜32Aとが収容されている。又、カチオン交換膜32Aの周囲には、作用側電極構造体20Aを生体へ貼付することが可能な粘着部34Aが周設されている。
一方、非作用側電極構造体20Bは、容器24Bの中に、電源12のカソードと接続された非作用側電極22Bと、この非作用側電極22Bの前面に配置され、電解液が保持されている電解液保持部26Bと、この電解液保持部26Bの前面に配置されるカチオン交換膜28Bと、このカチオン交換膜28Bの前面に配置され、電解液が保持されている電解液保持部30Bと、この電解液保持部30Bの前面に配置されるアニオン交換膜32Bとが収容されている。又、このアニオン交換膜32Bの周囲には非作用側電極構造体20Bを生体へと貼付することが可能な粘着部34Bが周設されている。なお、この非作用側電極構造体における、2つの電解液保持部26B、30Bは、必ずしもカチオン交換膜28Bで分離されている必要は無く、一体的に構成されていても良い。
なお、本明細書において「前面」とは、当該装置の使用時において、より生体面に近いことを意味する。
又、本実施形態においては、薬効成分がカチオンに解離する光増感反応物質を投与するためのイオントフォレーシス装置を例として説明するが、これとは逆に、薬効成分がアニオンに解離する光増感反応物質を投与するためのイオントフォレーシス装置の場合は、以下の実施形態における電極に印加される電圧、及びイオン交換膜乃至イオン交換樹脂に導入される交換基の極性(プラスとマイナス)を入れ換えることにより構成することができる。又、その場合は、後述する薬液保持部に保持される薬剤は化学修飾等によって全体としてアニオンに修飾されたものとなる。
次に、図2を用いて、前記説明したイオントフォレーシス装置10における作用側電極構造体20Aの貼付面60A側を説明する。
図2は、作用側電極構造体20Aを貼付面60A側から見た図である。作用側電極構造体20Aは、この実施形態においてはほぼ真円状をしている。勿論本発明はこの真円形状に限定される趣旨のものではなく、楕円形状であってもよいし四角形状その他の形状であっても差し支えない。
作用側電極構造体20Aの貼付面60Aには、薬液保持部30Aに保持される薬物が放出される場所であるカチオン交換膜32Aと、そのカチオン交換膜32Aの周りに作用側電極構造体20Aを生体へ貼り付けるための粘着部34Aが備わっている。カチオン交換膜32Aと粘着部34Aとの間には、容器24Aの一部が露出している。又、粘着部34Aの更に外側にも、容器24Aが露出している。又、作用側電極構造体20Aの最も外周部(即ち、容器24A)には、90°づつ位相を異ならせて配置された4つの切り欠き部(第1切り欠き部41A、第2切り欠き部42A、第3切り欠き部43A、第4切り欠き部44A)が設けられている。本実施形態では、この切り欠き部が作用側電極構造体20Aの貼付面60Aの位置を特定可能な位置指標に相当する。
もちろん、この位置指標は、作用側電極構造体20Aの貼付面60Aの位置を特定可能なものであれば切り欠き部に限定されるものではなく、例えば、図3に示すように、切り欠き部の代わりに突起部が形成されていてもよい。
なお、作用側電極構造体20Aの貼付面60Aにおけるカチオン交換膜32Aの一部には、薬液保持部30Aに保持される薬物が放出されるのを抑制する放出制御層40(図2においては図示しない)が形成されている(詳細後述)。
容器24A、24Bは、作用側電極構造体20Aの一次構造要素として機能し、好ましくは作用側電極構造体20Aにその柔軟性、非覆性を与えるのが好ましい。容器24A、24Bに使用される材料は、遮光性を有し、不活性で、防水性に優れ、作用電極構造体120A内に含まれた薬剤組成物の薬物、安定剤等のその他の成分を吸収し得るべきではない。又、外部との隔壁、即ち、保護カバーとしての役目を果たす。容器24A、24Bは、好ましくは軟質材料の一層以上のシート又はフィルムから作られ、作用側電極構造体20Aが生体面(皮膚又は粘膜等)の輪郭に追従することが好ましい。
作用側電極22A及び非作用側電極22Bは、任意の導電性材料を用いることができるが、本実施形態のように後述する電解液保持部26A、26Bが存在するような場合には、炭素電極(カーボン電極)を用いるのが好ましい。
電解液保持部26A、26B、30Bは、長時間にわたってイオントフォレーシス装置の通電性を確保するための電解液を保持するものであり、この電解液としてはリン酸緩衝食塩水や有機酸類の水溶液を使用することが可能である。より好ましくは、水の電解反応(アノード電極における酸化反応及びカソード電極における還元反応)よりも酸化又は還元され易い電解質、例えば、リン酸第1鉄、リン酸第2鉄等の無機化合物、アスコルビン酸(ビタミンC)やアスコルビン酸ナトリウム等の物質、乳酸、シュウ酸、リンゴ酸、コハク酸、フマル酸の有機酸及び/又はその塩、又はこれらの混合物を使用することにより、水の電解によるガスの発生及びこれによる導電抵抗の増大あるいはpH値の変動を防止することも可能である。勿論、ここで説明した物質に限定される趣旨のものではない。
カチオン交換膜32A、28Bは、カチオンを選択的に通過させる機能を有するイオン交換膜であり、例えば、株式会社トクヤマ製ネオセプタ(NEOSEPTA)CM−1、CM−2、CMX、CMS、CMB等のカチオン交換膜を特に制限無く使用できる。又、ポリオレフィン樹脂、塩化ビニル系樹脂、フッ素系樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂等からなる多孔質フィルムの孔の一部又は全部に、カチオン交換樹脂が充填されたタイプのカチオン交換膜を特に好ましく使用することができる。この場合のカチオン交換樹脂の充填は、例えば、スチレン−ジビニルベンゼン、クロロメチルスチレン−ジビニルベンゼン等の架橋性単量体に重合開始剤を配合した溶液を上記多孔質フィルムの孔中に含浸させた後に重合させ、この重合体にスルホン酸基、カルボン酸基、ホスホン酸基等のカチオン交換基を導入することにより行なうことができる。
アニオン交換膜28A、32Bは、アニオンを選択的に通過させる機能を有するイオン交換膜であり、例えば、株式会社トクヤマ製ネオセプタ(NEOSEPTA)AM−1、AM−3、AMX、AHA、AMH、ACS等のアニオン交換膜を特に制限無く使用できる。又、ポリオレフィン樹脂、塩化ビニル系樹脂、フッ素系樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂からなる多孔質フィルムの孔の一部又は全部に、アニオン交換樹脂が重合されたタイプのアニオン交換膜を特に好ましく使用することができる。この場合のアニオン交換樹脂の充填は、スチレン−ジビニルベンゼン、クロロメチルスチレン−ジビニルベンゼン等の架橋性単量体に重合開始剤を配合した溶液を、上記多孔質フィルムの孔中に含浸させた後に重合させ、この重合体に1乃至3級アミノ基、4級アンモニウム基、ピリジル基、イミダゾール基、4級ピリジニウム基、4級イミダゾリウム基等のアニオン交換基を導入することにより行なうことができる。
薬液保持部30Aは、溶解によって薬効成分がカチオンに解離する光増感反応物質の溶液(薬物イオン)が保持される。この光増感反応物質とは、ある特定の波長の光の照射によって、自身が励起され、殺細胞性を示す物質(例えば一重項酸素など)を生成することが可能な物質及びそれらの誘導体である。更には、光増感反応性のみならず、メラノーマ等の悪性腫瘍に対して親和性を有する物質であれば好ましい。具体的には、以下のものに限定されるものではないが、ポリフィマーナトリウム、ポルフィリン、ヘマトポルフィリン、クロリン、ベルテポルフィン、5−アミノレブリン酸、メチルアミノレブリン酸、ポルフィリン誘導体、フタロシアニン誘導体などである。
粘着部34A、34Bは、ヒドロゲル等で構成され、作用電極構造体120Aを、生物学的界面の表面に密着することが可能となっている。
続いてこのイオントフォレーシス装置10の作用について説明する。
最初に、作用側電極構造体20Aにおいては次のような作用が起こる。
電源12から作用側電極22Aへと電流が伝えられると、電解液保持部26Aに備わる電解液を酸化させる。例えば、リン酸第1鉄の場合であればリン酸第2鉄へと変化する。そうすると、この電解液保持部26Aに備わるカチオンとアニオンのバランスが崩れる(カチオンが多くなる)こととなる。このバランスを補うために、電解液保持部26Aのカチオンは薬液保持部30Aの方向に移動してバランスを保とうとする。一方、薬液保持部30Aに備わるアニオンも、電解液保持部26A側へと移動してバランスを保とうとする。しかしながら、電解液保持部26Aと薬液保持部30Aとの間に位置するアニオン交換膜28Aの存在により、カチオンは通過できず、アニオンのみが選択的に通過されることになる。即ち、電解液保持部26Aから薬液保持部30Aへのカチオンの移動は認められず、薬液保持部30Aから電解液保持部26Aへのアニオンの移動のみが許容される。そうすると、今度は、薬液保持部30Aのカチオンとアニオンのバランスが崩れてしまう。更に、このバランスの崩れを補うために、薬液保持部30Aのカチオンはカチオン交換膜32Aを通過して作用側電極構造体20Aの外部(生体側)へと移動してバランスを保とうとする。一方、カチオン交換膜32Aが接触する生体内部からも、このバランスの崩れを補うために、生体内のアニオンが薬液保持部30Aへと移動してバランスを保とうとする。しかしながら、薬液保持部30Aと生体との間に位置するカチオン交換膜32Aの存在により、アニオンは通過できず、カチオンのみが選択的に通過されることになる。即ち、生体側から薬液保持部30Aへのアニオンの移動は認められず、薬液保持部30Aから生体側へのカチオンの移動のみが許容される。このときのカチオンはカチオン交換膜32Aに選択的に透過されるため、生体側へと移動することが可能となっている。但し、カチオン交換膜32Aの表面の一部(作用側電極構造体20Aの前面側の一部)には、薬液保持部30Aに保持される薬物の放出を抑制する放出抑制材料40が形成されているため、この部分からはカチオン(薬物イオン)の移動は抑制されている。
次に、非作用側電極構造体20Bの内部の作用について説明する。
電源12から非作用側電極22Bへと電流が伝達されると、電解液保持部26Bに備わる電解液が還元される。例えばリン酸第2鉄の場合であればリン酸第1鉄へと変化する。そうすると、電解液保持部26Bに備わるカチオンとアニオンのバランスが崩れる(アニオンが多くなる)こととなる。このバランスを補うために、電解液保持部26Bのアニオンは電解液保持部30Bの方向に移動しようとする。一方、電解液保持部30Bに備わるカチオンも、電解液保持部26Bの方向に移動してバランスを保とうとする。しかしながら、電解液保持部26Bと電解液保持部30Bとの間に位置するカチオン交換膜28Bの存在により、アニオンは通過できずにカチオンのみが選択的に透過されることになる。即ち、電解液保持部26Bから電解液保持部30Bへのアニオンの移動は認められず、電解液保持部30Bから電解液保持部26Bへのカチオンの移動のみが許容される。そうすると、今度は、電解液保持部30Bのカチオンとアニオンのバランスが崩れてしまう。更に、このバランスの崩れを補うために、電解液保持部30Bのアニオンはアニオン交換膜32Bを通過して非作用側電極構造体20Bの外部(生体側)へと移動してバランスを保とうとする。一方、アニオン交換膜32Bが接触する生体内部からも、このバランスの崩れを補うために、生体内のカチオンが電解液保持部30Bへと移動してバランスを保とうとする。しかしながら、電解液保持部30Bと生体との間に位置するアニオン交換膜32Bの存在により、カチオンは通過できず、アニオンのみが選択的に通過されることになる。即ち、生体から電解液保持部30Bへのカチオンの移動は認められず、電解液保持部30Bから生体側へのアニオンの移動のみが許容される。このときのアニオンは、アニオン交換膜32Bに選択的に透過されるため、生体側へと移動することが可能となっている。
このような作用側電極構造体20A及び非作用側電極構造体20B内の作用を経て、薬液保持部30Aに備わる光増感反応物質が、生体内へと移動する。上記説明したのとは逆に、電源12からの電流が非通電とされれば、薬物の導入は直ちに停止される。即ち、電源12からの通電/非通電を適宜コントロールすることによって、導入しようとする薬物の導入量を適宜コントロールすることが可能になる。
上記説明したイオントフォレーシス装置10は、これ単体で光線力学療法に用いられるものではなく、以下述べる装置等と共に光線力学療法システムの一部を構成するものである。
例えば、前記説明したイオントフォレーシス装置10と生体表面に存在する悪性腫瘍(メラノーマ等)の位置を特定する腫瘍位置特定手段と、悪性腫瘍を撮影する撮影手段と、この撮影手段により撮影された画像の縮尺を決定可能な画像縮尺決定手段と、撮影手段により撮影された画像情報及び画像縮尺決定手段により決定された縮尺情報をもとに、悪性腫瘍の実物大の形状を解析可能な解析手段と、この解析手段により解析された情報及びイオントフォレーシス装置の作用側電極構造体に設けられた位置指標を利用して作用側電極構造体の貼付面に放出制御層を悪性腫瘍の実物大の形状に対応した形状に形成する放出制御層形成手段とを少なくとも備えた光線力学療法システムとして用意される。勿論、実際の治療にはレーザ光線等を出力照射可能な光照射手段が必要であるが、本件発明に係る光線力学療法システムとしてこの光照射手段が必須の構成要素となるものではない。
このシステムの構成をより具体的に説明する。
生体表面に存在する悪性腫瘍(メラノーマ等)の位置を特定する腫瘍位置特定手段としては、例えば、悪性腫瘍にマーキングした「十字線」を利用する。予め準備しておいた専用の定規などを用いて、悪性腫瘍の略中心が交点となるようにマーカー等でマーキングする。即ち図4に示すように、垂直基準線50と水平基準線52とを生体表面にマーキングする。
次に、悪性腫瘍を撮影する撮影手段としては、カメラを用いる。このカメラは通常の銀塩カメラでもよく、デジタルカメラ、赤外線カメラ等、画像として悪性腫瘍及び十字線のマーキングを記録可能なものであればよい。
この撮影手段により撮影された画像の縮尺を決定可能な画像縮尺決定手段としては、距離を測ることによって画像の縮尺を決定できる定規などの単純なものでもよく、又、超音波や電波、光波等利用した距離計測手段を利用可能である。更に、撮影手段であるカメラと撮影対象である悪性腫瘍の位置を一定に固定できる固定器具(ホルダー)を利用することも可能である。又、生体へのマーキングの大きさを常に一定の大きさとしておくことによって、縮尺を決定することも可能である。
撮影手段により撮影された画像情報(悪性腫瘍及びマーキングの画像)及び画像縮尺決定手段により計測された縮尺情報を基に悪性腫瘍の形状(実物大)を解析可能な解析手段としては、専用にプログラムされたアナライザを利用する。
このアナライザにより解析された情報及びイオントフォレーシス装置の作用側電極構造体に設けられた切り欠き部(位置指標)41A、42A、43A、44Aを利用した、作用側電極構造体20Aの貼付面60Aに放出制御層40を悪性腫瘍の実物大の形状に対応した形状(反転した形状)に形成する放出制御層形成手段としては、例えばプリンタを用いる。このとき、放出抑制層40は塗膜として形成される。即ち、放出制御層40の構成成分である例えば、揮発性の接着剤等を塗料として用意しておき、プリンタによって、悪性腫瘍に接触する部分以外をこの塗料でプリントする。塗布後は揮発成分が揮発して固まり、イオン交換部材のイオン交換機能を阻害する。このように構成すれば、複雑な悪性腫瘍の実物大の形状に容易に対応することが可能である。
更に、この塗料を塗布した部分に、揮発成分の基発後に、更に赤色を呈する赤色素色(例えば、食用色素である赤色2号、ローダミンB)を同じ部分にプリントすれば、赤色レーザを光照射手段として用いた場合に、遮光機能を発揮し、腫瘍形状以外の部分への光の到達を防ぐことができる。
又、他の方法としては、放出制御層40を薬物イオンが透過することができないフィルム(例えばポリエステルフィルム)として形成する。この場合においての放出制御層形成手段は、フィルムの形状を自在にカットすることができるフィルムカッターとなる。このフィルムカッターにより悪性腫瘍の実物大の形状に対応するようにカットされたフィルムを、作用側電極構造体20Aの貼付面60A(より正確には、貼付面60Aにおけるイオン交換膜部分)に貼付しておく。なお、この場合は必要によりフィルムを剥がすことで、イオン交換膜部分全体から薬物を投与することも可能である。又、形成コストも掛からない。
更に、このフィルムに遮光性能を与えておくことで、当該装置による薬物の導入終了後はこのフィルムを剥がして生体側に貼付したままにしておくことで、レーザーなどの光の照射を腫瘍の部分にだけ限定することが可能となる。
なお、上記放出制御層は、作用側電極構造体20Aに備わる位置指標(切り欠き部)を基準に形成される。即ち、180度位相が異なる第1切り欠き部41Aと第3切り欠き部43Aとを一のセットとし、一方、第2切り欠き部42Aと第4切り欠き部44Aとを他の一のセットとして、一方のセットをマーキングした垂直基準線50に対応させ、他の一方のセットを水平基準線52に対応させるように形成される。
このようにして放出制御層40が形成された作用側電極構造体20Aを、患部(悪性腫瘍の部位)に貼付する際には、作用側電極構造体20Aに形成された位置指標(切り欠き部)と生体にマーキングされた「十字線」との位置を合わせることによって、簡単に悪性腫瘍の部分にだけ、薬物が放出される部分(放出制御層が形成されていない部分)を位置合わせすることが可能となっている。
上記説明したイオントフォレーシス装置及び光線力学療法システムを使用することで、静脈注射を使用せずに、経皮的に、しかも悪性腫瘍細胞にのみ光感受性物質、更には悪性腫瘍親和性光感受性物質を投与することができ、通常細胞のダメージを回避できる。又、処置後に患者を長期間遮光する必要がない。
当該システムの操作手順は、図6にも示すように以下のようになる。
最初に、悪性腫瘍の位置を生体に十字線を用いてマーキングする(S101)。
次に、撮影手段によって、悪性腫瘍と十字線(マーキング)の両方を撮影する(S102)。
次に、撮影手段により撮影された画像の縮尺を決定する(S103)。
次に、アナライザによって、画像縮尺決定手段のデータ及び画像縮尺決定手段のデータを解析する(S104)。
次に、放出抑制層形成手段によって、作用側電極構造体20Aの貼付面側に、放出抑制層40を形成する(S105)。
次に、放出抑制層40が形成された作用側電極構造体20Aを悪性腫瘍(生体)に貼付する。この際、作用側電極構造体20Aの貼付面60Aに形成された放出抑制層40と悪性腫瘍の形状とは対応関係にあるため、生体に付した十字線(マーキング)と作用側電極構造体20Aの位置指標(切り欠き部)とを利用して位置合わせを行う(S106)。
その後、非作用側電極構造体20Bを生体側の適当な部位に貼付し、装置を通電することによって薬物を投与する(S107)。
本発明は、光線力学療法(フォトダイナミックセラピー)に広く適用することが可能である。
本発明の実施形態の一例であるイオントフォレーシス装置の構成断面図 図1におけるイオントフォレーシス装置の作用側電極構造体を生体への貼付面側から示した図 位置指標の他の構成例 悪性腫瘍(生体)に対してするマーキング例 悪性腫瘍の実物大の形状に対応した放出制御層の構成例 当該システムの操作手順を示すフローチャート
符号の説明
10…イオントフォレーシス装置
12…電源
20A…作用側電極構造体
20B…非作用側電極構造体
22A、22B…電極
24A、24B…容器
26A、26B、30B…電解液保持部
28A、32B…アニオン交換膜
28B、32A…カチオン交換膜
34A、34B…粘着部
40…放出抑制層
41A、42A、43A,44A…切り欠き部(位置指標)
50…垂直基準線(マーキング、腫瘍位置特定手段)
52…水平基準線(マーキング、腫瘍位置特定手段)
60A…貼付面

Claims (11)

  1. 保持する薬物を電気的に生体内に投与するイオントフォレーシス装置であって、
    電源と接続された電極と、
    該電極の前面に配置され、電解液が保持されている電解液保持部と、
    該電解液保持部の前面に配置され、第1の導電型のイオンを選択的に通過させる第1のイオン交換部材と、
    該第1のイオン交換部材の前面に配置され、光増感反応物質が保持されている薬液保持部と、
    該薬液保持部の前面に配置され、第2の導電型のイオンを選択的に通過させる第2のイオン交換部材と、
    該イオン交換部材の前面側の一部に配置され、前記光増感反応物質の放出を抑制する放出抑制層とを少なくとも有する作用側電極構造体、
    及び、
    前記作用側電極構造体に設けられ、生体への貼付面の位置を特定可能な位置指標を備えた
    ことを特徴とするイオントフォレーシス装置。
  2. 請求項1において、
    前記放出制御層は、患部の形状に対応して形成されている
    ことを特徴とするイオントフォレーシス装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記放出抑制層は、塗膜である
    ことを特徴とするイオントフォレーシス装置。
  4. 請求項1又は2において、
    前記放出制層は、フィルムで形成されている
    ことを特徴とするイオントフォレーシス装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記作用側電極構造体は、遮光性材料よりなる容器に収容されている
    ことを特徴とするイオントフォレーシス装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
    前記光増感反応物質は、更に悪性腫瘍親和性を有している
    ことを特徴とするイオントフォレーシス装置。
  7. 電源と接続された電極と、該電極の前面に配置され、電解液が保持されている電解液保持部と、該電解液保持部の前面に配置され、第1の導電型のイオンを選択的に通過させる第1のイオン交換部材と、該第1のイオン交換部材の前面に配置され、悪性腫瘍親和性光増感反応物質が保持されている薬液保持部と、該薬液保持部の前面に配置され、第2の導電型のイオンを選択的に通過させる第2のイオン交換部材と、該イオン交換部材の前面側の一部に配置され、前記光増感反応物質の放出を抑制する放出抑制層とを少なくとも有する作用側電極構造体と、
    該作用側電極構造体に設けられ、生体への貼付面の位置を特定可能な位置指標を備えたイオントフォレーシス装置、
    及び、
    生体表面に存在する悪性腫瘍の位置を特定する腫瘍位置特定手段、
    及び、
    前記悪性腫瘍を撮影する撮影手段、
    及び、
    前記撮影手段により撮影された画像の縮尺を決定可能な画像縮尺決定手段、
    及び、
    前記撮影手段により撮影された画像情報及び前記画像縮尺決定手段により決定された縮尺情報をもとに、前記悪性腫瘍の実物大の形状を解析可能な解析手段、
    及び、
    前記解析手段により解析された情報及び前記位置指標を利用して前記放出抑制層を前記悪性腫瘍の実物大の形状に対応した形状に形成する放出抑制層形成手段、
    を備えた光線力学療法システム。
  8. 請求項7において、
    前記放出抑制層は塗膜であり、
    前記放出抑制層形成手段はプリンタである
    ことを特徴とする光線力学療法システム。
  9. 請求項7において、
    前記放出制御層はフィルムであり、
    前記放出抑制材料形成手段はフィルムカッターである
    ことを特徴とする光線力学療法システム。
  10. 請求項7乃至9のいずれかにおいて、
    前記作用側電極構造体は、遮光性材料よりなる容器に収容されている
    ことを特徴とする光線力学療法システム。
  11. 請求項7乃至10のいずれかにおいて、
    前記光増感反応物質は、更に悪性腫瘍親和性を有している
    ことを特徴とする光線力学療法システム。
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