JP2007097453A - 鼻軟骨切断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】魚類の頭部から鼻軟骨部を採取する際に、不要部分が少なく、採取すべき部分を可能な限り採取できる切断装置を提供する。
【解決手段】本発明の鼻軟骨切断装置1は、鮭2の頭部22から鼻軟骨部21を切断する装置である。鮭2は、セット位置表示板54の先端にエラ25の後端部を合わせることにより位置決めされて載置される。鼻軟骨切断刃3と頭部切断刃4とは、刃固定板51及びシリンダ52により一体に上下動する。鼻軟骨切断刃3は、鮭2の頭部22の側面視で、眼球24の前端部から頭部22の先端部に向けて延びる線を切断する第1刃部31と、眼球24の前端部から斜め後方に延びる線を切断する第2刃部32とを有している。このように、鮭2の眼球24を基準として鼻軟骨部21を切断することにより、採取すべき部分の多くを採取することができると共に、硬骨等の不要部分が少なくなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、魚類の頭部より鼻軟骨部分を採取する装置に関する。
従来より、魚類、例えば鮭の頭部に含まれる鼻軟骨部から健康食品や医薬品等に利用可能なコンドロイチン硫酸等の有用物質が抽出できることが明らかになっており、魚類の頭部から鼻軟骨部を取り出すために種々の工夫がなされている。例えば、下記特許文献1に開示されている装置は、鮭をベース面に押さえるための押圧手段と、頭部と胴部との境界線部を切断する頭部切断刃と、鼻軟骨の部分を含む局部を切断する局部切断刃とを備えている。また、前記局部切断刃は、図6に示す局部A,Bを切断するものとなっている。
ところが、当該特許文献1に開示された装置により切り取られた局部Bは、有用物質を含む鼻軟骨部分の他に、不要な硬骨等を含むため、後に不要部分を取り除く作業が煩雑となる。また、局部Aは、局部Bよりも不要部分が少ないが、やはり不要な硬骨が含まれていたり、逆に本来採取すべき有用な部分を採取できず、鼻軟骨部の回収効率が悪いという不都合があった。
特開2005−80561号公報
本発明は、鮭の鼻軟骨切断装置の改良を目的とし、さらに詳しくは前記不都合を解消するために、魚類の頭部から鼻軟骨部を採取する際に、不要部分が少なく、採取すべき部分を可能な限り採取できる切断装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の鼻軟骨切断装置は、魚類を載置する載置台と、魚類頭部の鼻軟骨部を切断する鼻軟骨切断刃とを備えた鼻軟骨切断装置であって、前記鼻軟骨切断刃は、魚類の頭部において側面視で眼球から先端の方向に延びる第1切断線を切断する第1刃部と、眼球から背の方向に延びる第2切断線を切断する第2刃部とを有していることを特徴とする。
本願発明者は、魚類の頭部において側面視で眼球から先端の方向に延びる第1切断線と眼球から背の方向に延びる第2切断線とを切断することにより、硬骨等の不要部分が極めて少なく、しかも必要な部分を十分採取することができることを知見した。そこで、本発明の鼻軟骨切断装置では、前記鼻軟骨切断刃の第1刃部によって前記第1切断線を切断し、前記第2刃部によって前記第2切断線を切断している。
また、本発明の鼻軟骨切断装置においては、前記載置台は、前記鼻軟骨切断刃によって切り取られた鼻軟骨部を他の部位から分離して採取する採取口を備えていることが好ましい。このように、前記鼻軟骨切断刃によって鼻軟骨部を切断した際に、鼻軟骨部が自動的に他の頭部から分離されるようにすることにより、人手による分離作業を必要とすることなく、鼻軟骨部のみを採取することができる。
また、本発明の鼻軟骨切断装置においては、前記載置台に前記魚類の眼球セット位置を表示するセット位置表示手段を備えていることが好ましい。魚類の頭部から前記鼻軟骨部を正確に採取するためには、魚類を前記載置台の正確な位置にセットする必要がある。また、上述のように魚類頭部の中で採取すべき鼻軟骨部は魚類の眼球の位置を基礎とし把握する必要がある。そこで、前記セット位置表示手段により前記載置台に前記魚類の眼球セット位置を表示することにより、作業者が前記載置台に魚類を載置する作業が容易となり、且つ、魚類を前記載置台に正確に位置決めすることができる。
また、本発明の鼻軟骨切断装置においては、前記魚類のエラの形状に沿って湾曲し前記魚類の胴部から頭部を切断する頭部切断刃を備え、前記頭部切断刃の湾曲部の尾端部と前記鼻軟骨切断刃の前記第1切断刃と前記第2切断刃との境界部との間隔が、加工対象となる魚類の標準となる魚類が有する眼球とエラの尾端部との間隔を基準として設定されていることが好ましい。
このように、前記頭部切断刃を備えることにより、鼻軟骨部の採取と頭部の切断とを同時に行うことができる。また、本願発明者は、鼻軟骨を採取する対象となる魚類について観察したところ、魚類頭部の口側の先端部から眼球までの間隔は魚類の大きさ(寸法或いは重量)によって大きく影響されるが、眼球からエラの尾端部(後端部)までの間隔は魚類の全長等にあまり左右されないことを知見した。そこで、本発明においては、前記鼻軟骨切断刃と前記頭部切断刃との間隔を加工対象となる魚類の大きさに応じて変更するのではなく、一定の間隔として固定している。これにより、装置構成を簡易なものとすることができる。
また、前記頭部切断刃の湾曲部の尾端部と前記鼻軟骨切断刃の前記第1切断刃と前記第2切断刃との境界部との間隔は、加工対象となる魚類の標準となる魚類が有する眼球とエラの尾端部との間隔を基準として設定する。これは、例えば加工すべき魚類の重量が2Kgから5Kgであり、最も数の多い重量が3.5Kg近傍であったとすると、この3.5Kgの魚類を標準とする。その他、魚類の長さによって標準となる魚類を定めても良い。
このように、加工すべき魚類の重量や長さの平均値、或いは分散等によって標準となる魚類を定め、当該標準となる魚類の眼球とエラの尾端部との間隔を基準として前記頭部切断刃の湾曲部の尾端部と前記鼻軟骨切断刃の前記第1切断刃と前記第2切断刃との境界部との間隔を定めたときは、その間隔は魚類の重量や長さによって左右されにくいので、加工される魚類の重量等にかかわらず正確に鼻軟骨部を採取することができる。
また、本発明の鼻軟骨切断装置においては、前記載置台に前記魚類の眼球セット位置又は前記魚類のエラ尾端部セット位置を表示するセット位置表示手段を備えていることが好ましい。前記載置台に眼球セット位置を表示した場合は、作業者が前記載置台に魚類を載置する作業が容易となり、且つ、魚類を前記載置台に正確に位置決めすることができる。また、前記載置台に前記魚類のエラ尾端部セット位置を表示した場合についても、上述のように魚類の眼球とエラの尾端部との間隔は魚類の重量や長さによって左右されにくいので、魚類を載置台に正確に位置決めすることができる。
次に、本発明の鼻軟骨切断装置の実施形態について、図1乃至図5を参照して説明する。ここでは、魚類として鮭を例にして、鼻軟骨部と頭部とを同時に切断する第1の実施形態と、まず鼻軟骨部を切断して次に頭部を切断する第2の実施形態について説明する。
本発明の第1の実施形態の鼻軟骨切断装置1は、図1及び図2に示すように、鮭2の鼻軟骨部21及びその他の頭部22を胴部23から切り離す装置である。鼻軟骨切断装置1は、鮭2の頭部22から鼻軟骨部21を切断するための鼻軟骨切断刃3と、胴部23から頭部22を切断する頭部切断刃4と、鮭2を載置する載置台5とを備えている。この鼻軟骨切断刃3及び頭部切断刃4は、刃固定板51に一体に取り付けられている。また、刃固定板51は、シリンダ52によって上下動自在となっている。
鼻軟骨切断刃3は、図2及び3に示すように、鮭2の頭部22の側面視で、眼球24の前端部から頭部22の先端部に向けて延びる第1切断線21a(図中の一点鎖線)を切断する第1刃部31と、眼球24の前端部から約105゜の角度で斜め後方に延びる第2切断線21b(同じく図中の一点鎖線)を切断する第2刃部32とを有している。この鼻軟骨切断刃3は、1枚の板状の切断刃を第1刃部31と第2刃部32の境界部33で屈曲させることにより形成されている。また、鼻軟骨切断刃3は、図4に示すように、側面視では第1刃部31の前端部が最も上方に位置し、第2刃部32の後端部が最も下方に位置しており、第1刃部31の前端部から第2刃部32の後端部までなだらかな傾斜角で傾斜している。
頭部切断刃4は、図2及び図3に示すように、平面視(鮭2の頭部22では側面視)で鮭2のエラ25の形状に沿って後端部43を頂点として屈曲している。また、頭部切断刃4は、図3に示すように、正面視で逆W字状に形成されており、正面視で中央の第1山刃41と、第1山刃41の左右に設けられた一対の第2山刃42とから構成される。
載置台5は、鮭2の加工を行う際に鮭2を載置する台であり、その上に固定されシリンダ52と鼻軟骨切断刃3と頭部切断刃4を前面及び側面から覆う保護板53と、図4に示すように、作業員が鮭2を載置する際のセット位置を示すセット位置表示板54とを備えている。この保護板53は、正面に鮭2を挿入するための挿入口53aが設けられている。また、セット位置表示板54は、その先端部の真下に鮭2のエラ25の後端部が位置するようにセットされれば、鼻軟骨部21を正確に切断することができるようになっている。
また、載置台5の表面には、図1において、鼻軟骨切断刃3の右側に切り取られた鼻軟骨部21を下方に落下させるための鼻軟骨部採取口55が設けられている。また、図1において、鼻軟骨切断刃3の左側には、鼻軟骨部21が切り取られ胴部23から切断された頭部22を下方に落下させるための頭部採取口56が設けられている。
次に、第1の実施形態の鼻軟骨切断装置1を用いて作業員が鮭2の鼻軟骨部21及び頭部22を胴部23から切り離す作業について説明する。作業員が加工されていない鮭2の尾びれ近傍を把持し、載置台5の上に載置する。このとき、鮭2のエラ25の後端部がセット位置表示板54の先端部の真下に位置するように鮭2をセットする。鮭2を所定位置にセットした作業者は、次に図示しない操作スイッチを操作し、鼻軟骨切断装置1を作動させる。操作スイッチが押されると、鼻軟骨切断刃3及び頭部切断刃4がシリンダ52によって下方に下ろされる。
鮭2には、まず頭部切断刃4の第1山刃41が当接し、シリンダ52のさらなる下降により第1山刃41が鮭2のエラ25の近傍に押し込まれていく。この頭部切断刃4は、平面視で鮭2のエラ25の形状に沿って屈曲されており、また正面視で先端が鋭角な山状に形成されているため、鮭2の体内に挿入されるとその刃の形状によって鮭2が前後左右に移動しないように位置決めが行われる。
そして、さらにシリンダ52が下降すると、鼻軟骨切断刃3の下端部(平面視で後端部)が鮭2の頭部22に当接し、鼻軟骨部21の切断が開始される。このとき、頭部22は頭部切断刃4によって載置台5に位置決めされているので、鼻軟骨切断刃3が頭部22に当接した際にも頭部22の位置がずれることはない。
そして、シリンダ52が最も下方に下降すると、図4の破線で示すように鼻軟骨切断刃3及び頭部切断刃4の下方部分が載置台5の表面よりも下方に移動するため、鼻軟骨部21は鼻軟骨切断刃3によって切断され、鼻軟骨部21を除く頭部22は胴部23から切断される。切断された鼻軟骨部21は、鼻軟骨部採取口55から下方に落下してその下方に設けられた回収容器(図示省略)によって回収される。また、切断された頭部22も頭部採取口56から下方に落下してその下方に設けられた回収容器(図示省略)によって回収される。
シリンダ52によって下死点まで下降された鼻軟骨切断刃3及び頭部切断刃4は、その後シリンダ52の上昇によって図4の実線で示す位置まで上昇される。その際、作業員は鮭2の胴部を図示しないコンベアに移動させ、当該コンベアによって次の加工工程に搬送される。このように、第1の実施形態の鼻軟骨切断装置1によれば、図2に示すように、鮭2から鼻軟骨部21及び頭部22が切断される。
この第1の実施形態の鼻軟骨切断装置1により加工が行われる鮭2の大きさは、重さを基準として2Kgから5Kg前後である。また、その中で最も数が多いのが約3.5Kg前後のものである。そこで、鼻軟骨切断装置1では、鼻軟骨切断刃3の第1刃部31と第2刃部32との境界部33と、頭部切断刃4の後端部43との寸法Lを、3.5Kgの鮭2の眼球24の先端部とエラ25の後端部との寸法を基準として設定している。鮭2の眼球24とエラ25の後端部との寸法は、2Kgのもので約6cm、5Kgのもので約7cmとなっており、その差は約1cm程しかない。
従って、鼻軟骨切断装置1のように、鮭2を加工する際にエラ25の後端部の位置を基準に位置決めしても、鼻軟骨切断刃3によって切断される鼻軟骨部21の位置も最大で約1cm程しか異ならない。また、実際に加工されるのは3Kgから4Kg前後のものが多いため、実際の寸法のずれは僅かなものになる。ところで、鮭2の眼球24と口の先端との寸法は、2Kgのもので約4cm、5Kgのもので約7cmとなっており、その差は約3cmとなる。このため、鮭2の口の先端を位置決めしたのでは、鼻軟骨切断刃3によって切り取られる鼻軟骨部21の位置のずれが大きくなるので好ましくない。
尚、第1の実施形態においては、セット位置表示板54により鮭2のエラ25の後端部を基準として鮭2の位置決めを行っているが、これに限らず、例えばレーザー光やLED等による光を基準位置に照射することにより位置決めを行ってもよい。この場合、鮭2のエラ25の後端部の他、直接眼球24を照射位置にセットするようにしてもよい。
次に、本発明の第2の実施形態の鼻軟骨切断装置100について図5を参照して説明する。第2の実施形態の鼻軟骨切断装置100は、図5に示すように、樋状の載置台131が図中において左側から右側に移動するベルトコンベア130のライン上に鼻軟骨切断ユニット110と頭部切断ユニット120とが並設されている。第2の実施形態の鼻軟骨切断装置100は、第1の実施形態とは異なり、まず鼻軟骨切断ユニット110によって鮭2の鼻軟骨部21のみを切断し、その後頭部切断ユニット120によって胴部23から頭部22を切断する装置である。
鼻軟骨切断ユニット110は、第1の実施形態と同様の形状を備えた鼻軟骨切断刃3をシリンダ111により上下動させて鮭2の鼻軟骨部21を切断するユニットである。また、鼻軟骨切断ユニット110には、レーザー光により鮭2の眼球24の位置を示すセット位置表示機112が設けられている。また、切り取られた鼻軟骨部21を回収するための鼻軟骨部採取口が設けられており、その鼻軟骨採取口の下方に回収容器(いずれも図示省略)が設けられている。
頭部切断ユニット120は、第1の実施形態と同様の形状を備えた頭部切断刃4をシリンダ121によって上下動させて鮭2の頭部22を胴部23から切断するユニットである。この頭部切断ユニット120においてもレーザー光により鮭2のエラ25の後端部の位置を示すセット位置表示機122が設けられている。また、切り取られた頭部22を回収するための頭部採取口が設けられており、その頭部採取口の下方に回収容器(いずれも図示省略)が設けられている。
ベルトコンベア130は、複数の樋状の載置台131を進行方向に移動させるものであり、載置台131が鼻軟骨切断ユニット110及び頭部切断ユニット120の所定位置にあるときには所定時間(例えば3秒)運転を停止し、その後載置台131を移動させ、次の載置台131が鼻軟骨切断ユニット110及び頭部切断ユニット120の所定位置にきたときに所定時間運転を停止するという運転を繰り返す。
次に、第2の実施形態の鼻軟骨切断装置100を用いて作業員が鮭2の鼻軟骨部21及び頭部22を胴部23から切り離す作業について説明する。この第2の実施形態においては、作業員は鼻軟骨切断ユニット110と頭部切断ユニット120の前にそれぞれ一人ずつ配置される。図5において、ベルトコンベア130の左側から鮭2が載置台131に載せられて搬送され、鼻軟骨切断ユニット110及び頭部切断ユニット120の正面でベルトコンベア130が一時停止する。
鼻軟骨切断ユニット110においては、作業員が鮭2を前方に押し出して鼻軟骨部21を切断するための位置決めを行う。その際、セット位置表示機112により鮭2の眼球24の位置が示されているため、作業員は容易に鮭2の位置決めを行うことができる。そして、ベルトコンベア130の停止後所定時間(例えば2秒)経過後に鼻軟骨切断刃3がシリンダ111によって下降され、鼻軟骨部21の切断が行われる。その後、作業員が鮭2を手前の位置に戻すと、再びベルトコンベア130の搬送が行われ、鼻軟骨部21が切り取られた鮭2は次の頭部切断ユニット120の方向に向けて搬送される。また、頭部22から切断された鼻軟骨部21は、図示しない鼻軟骨部採取口から回収容器に回収されて、後の工程に搬送される。
頭部切断ユニット120においても、作業員が鮭2を前方に押し出して頭部22を切断するための位置決めを行う。その際、セット位置表示機122により鮭2のエラ25の後端部の位置が示されているため、作業員は容易に鮭2の位置決めを行うことができる。そして、ベルトコンベア130の停止後所定時間(例えば2秒)経過後に頭部切断刃4がシリンダ121によって下降され、頭部22の切断が行われる。その後、作業員が鮭2を手前の位置に戻すと、再びベルトコンベア130の搬送が行われ、頭部22が切り取られた鮭2の胴部23は図5において右側に向けて搬送され、後の加工(三枚おろし等)が行われる場所に向けて搬送される。また、胴部23から切断された頭部22は、図示しない頭部採取口から回収容器に回収されて、後の工程に搬送される。
このように、第2の実施形態の鼻軟骨切断装置100によれば、ベルトコンベア130により鮭2が次々に搬送されてくるため、作業員は鮭2を所定の位置に位置決めするだけで容易に鼻軟骨部21及び頭部22の切断を行うことができる。
尚、この第2の実施形態においては、鼻軟骨切断ユニット110及び頭部切断ユニット120における鮭2の位置決めを作業員の手作業により行っているが、これに限らず、載置台131を水平方向でベルトコンベア130の進行方向とは直角方向にスライド自在とし、作業員の作業によらず自動的に鮭2の位置決めを行ってもよい。その際、鼻軟骨切断ユニット110においては、ビデオカメラ等により鮭2の画像情報を撮影し、画像処理により鮭2の眼球24の位置を検出して鮭2の位置決めを行ってもよく、同様に画像処理により鮭2のエラ25の後端部の位置を検出して鮭2の位置決めを行ってもよい。また、頭部切断ユニット120においても同様に画像処理等により鮭の位置決めを行ってもよい。
また、上記第1及び第2の実施形態においては、鼻軟骨切断刃3の第1刃部31と第2刃部32との角度を105゜としているが、魚類の種類に応じて85゜乃至115゜の角度としてもよい。これは、魚類の種類、例えば鮭であってもその種類によっては、鼻軟骨部21の位置が眼球から背の方向に向けた第2切断線21bの角度が異なるためである。
本発明の第1の実施形態の鼻軟骨切断装置の説明的平面図。 鮭の各部位を示す説明図。 鼻軟骨切断刃と頭部切断刃の形状を示す説明図。 図1の鼻軟骨切断装置の一部を断面とした説明的側面図。 本発明の第2の実施形態の鼻軟骨切断装置の説明的正面図。 従来の鼻軟骨切断装置により切断される部位を示す説明図。
符号の説明
1…鼻軟骨切断装置、2…鮭(魚類)、3…鼻軟骨切断刃、21…鼻軟骨部、21a…第1切断線、21b…第2切断線、22…頭部、24…眼球、31…第1刃部、32…第2刃部。

Claims (5)

  1. 魚類を載置する載置台と、魚類頭部の鼻軟骨部を切断する鼻軟骨切断刃とを備えた鼻軟骨切断装置であって、
    前記鼻軟骨切断刃は、魚類の頭部において側面視で眼球から先端の方向に延びる第1切断線を切断する第1刃部と、眼球から背の方向に延びる第2切断線を切断する第2刃部とを有していることを特徴とする鼻軟骨切断装置。
  2. 前記載置台は、前記鼻軟骨切断刃によって切り取られた鼻軟骨部を他の部位から分離して採取する採取口を備えていることを特徴とする請求項1に記載の鼻軟骨切断装置。
  3. 前記載置台に前記魚類の眼球セット位置を表示するセット位置表示手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の鼻軟骨切断装置。
  4. 前記魚類のエラの形状に沿って湾曲し前記魚類の胴部から頭部を切断する頭部切断刃を備え、
    前記頭部切断刃の湾曲部の尾端部と前記鼻軟骨切断刃の前記第1切断刃と前記第2切断刃との境界部との間隔が、加工対象となる魚類の標準となる魚類が有する眼球とエラの尾端部との間隔を基準として設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の鼻軟骨切断装置。
  5. 前記載置台に前記魚類の眼球セット位置又は前記魚類のエラ尾端部セット位置を表示するセット位置表示手段を備えていることを特徴とする請求項4に記載の鼻軟骨切断装置。
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