JP2007096804A - 動き探索方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】全探索法と比較して動き探索のための演算量を低減し得る動き探索方法を得る。
【解決手段】ステップSP1において、粗探索ブロックG1及び細探索ブロックG2の設定を行う。ここで、細探索ブロックG2は、粗探索ブロックG1内に含まれるように、粗探索ブロックG1を複数に分割した探索ブロックとして設定される。ステップSP2において、疎な補間画像I1及び密な補間画像I2の設定を行う。ステップSP3において、ステップSP1で設定された粗探索ブロックG1と、ステップSP2で設定された疎な補間画像I1とを用いて、探索を行う。ステップSP4において、ステップSP1で設定された粗探索ブロックG1と、ステップSP2で設定された密な補間画像I2とを用いて、探索を行う。ここで、細探索ブロックG2に属する探索ブロックBL4〜BL7に関しては、ステップSP3で求められた最適点P1〜P3の周辺領域に関して探索が行われる。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理によって動き補償を行うための動き探索方法に関する。
高能率符号化方式の一つであるH.264(MPEG−4 Part10、あるいはAVC(Advanced Video Coding)とも呼ばれている)では、ブロックサイズが異なる7種類の探索ブロックと、画素精度が異なる3種類の補間画像とを用いて、動き補償を行うことが可能である。
従来の全探索法によると、最も密な補間画像内で、全種類の探索ブロックの各々を用いて探索を行うことにより、各探索ブロックに関して最適動きベクトルがそれぞれ求められる。
なお、ブロックサイズが異なる複数種類の探索ブロックを用いた動き探索に関する技術は、例えば下記特許文献1〜5に開示されている。
特開2004−186897号公報 特開2004−48552号公報 米国特許出願公開第2004/0120400号明細書 米国特許出願公開第2004/0190616号明細書 米国特許出願公開第2004/0218675号明細書
しかしながら、従来の全探索法によると、各探索ブロック毎の最適動きベクトルの適合性は高くなるが、動き探索のための演算量が非常に多くなるという問題がある。
本発明はかかる問題を解決するために成されたものであり、全探索法と比較して動き探索のための演算量を低減し得る動き探索方法を得ることを目的とする。
第1の発明に係る動き探索方法は、(a)動き探索の対象であるマクロブロック内に、粗探索ブロックと、前記粗探索ブロック内に含まれるように前記粗探索ブロックを複数に分割した複数の細探索ブロックとを設定するステップと、(b)第1補間画像内で、前記粗探索ブロックを用いて探索を行うことにより、前記マクロブロック内における前記粗探索ブロックとの類似度が最も高い、最適点を求めるステップと、(c)前記第1補間画像よりも密な第2補間画像内で、前記最適点の周辺領域に関して、前記粗探索ブロックを用いて探索を行うことにより、前記粗探索ブロックに関する最適動きベクトルを求めるステップと、(d)前記ステップ(c)を実行する際に併せて実行され、前記第2補間画像内で、前記最適点の前記周辺領域に関して、前記複数の細探索ブロックの各々を用いて探索を行うことにより、前記複数の細探索ブロックの各々に関する最適動きベクトルを求めるステップとを備え、前記ステップ(c)においては、前記ステップ(d)で前記複数の細探索ブロックの各々に関して求めた類似度の合計として、前記最適点の前記周辺領域内の各点における前記粗探索ブロックの類似度が求められることを特徴とする。
また、第2の発明に係る動き探索方法は、第1の発明に係る動き探索方法において特に、前記粗探索ブロックは、第1粗探索ブロックと、前記第1粗探索ブロック内に含まれるように前記第1粗探索ブロックを複数に分割した第2粗探索ブロック及び第3粗探索ブロックとを含み、前記ステップ(b)は、(b−1)前記第1補間画像内で、前記第1粗探索ブロックを用いて探索を行うことにより、前記マクロブロック内における前記第1粗探索ブロックとの類似度が最も高い、第1最適点を求めるステップと、(b−2)前記第1補間画像内で、前記第2粗探索ブロックを用いて探索を行うことにより、前記マクロブロック内における前記第2粗探索ブロックとの類似度が最も高い、第2最適点を求めるステップと、(b−3)前記第1補間画像内で、前記第3粗探索ブロックを用いて探索を行うことにより、前記マクロブロック内における前記第3粗探索ブロックとの類似度が最も高い、第3最適点を求めるステップとを有し、前記ステップ(c)は、(c−1)前記第2補間画像内で、前記第1最適点の周辺領域に関して、前記第1粗探索ブロックを用いて探索を行うことにより、前記第1粗探索ブロックに関する最適動きベクトルを求めるステップと、(c−2)前記第2補間画像内で、前記第2最適点の周辺領域に関して、前記第2粗探索ブロックを用いて探索を行うステップと、(c−3)前記第2補間画像内で、前記第3最適点の周辺領域に関して、前記第3粗探索ブロックを用いて探索を行うステップと、(c−4)前記ステップ(c−1)を実行する際に併せて実行され、前記第2補間画像内で、前記第1最適点の前記周辺領域に関して、前記第2粗探索ブロック及び前記第3粗探索ブロックをそれぞれ用いて探索を行うステップとを有し、前記ステップ(c−1)においては、前記ステップ(c−4)で前記第2粗探索ブロック及び前記第3粗探索ブロックに関してそれぞれ求めた類似度の合計として、前記第1最適点の前記周辺領域内の各点における前記第1粗探索ブロックの類似度が求められることを特徴とする。
第3の発明に係る動き探索方法は、第2の発明に係る動き探索方法において特に、前記第1最適点と前記第2最適点とが一致する場合、前記ステップ(c−2)の実行は省略されることを特徴とする。
第1の発明に係る動き探索方法によれば、細探索ブロックに関しては、ステップ(b)で求められた最適点の周辺領域に関してのみ探索が行われる。従って、複数の細探索ブロックを用いて第2補間画像内の全ての領域を対象とした探索を行うという処理が不要となるため、動き探索のための演算量を低減することが可能となる。
しかも、ステップ(a)では粗探索ブロック内に含まれるように複数の細探索ブロックが設定されているため、粗探索ブロックの類似度は、複数の細探索ブロックの各々に関して求めた類似度の合計として求めることができる。その結果、粗探索ブロックの類似度を独自に求める必要がないため、動き探索のための演算量をさらに低減することができる。
第2の発明に係る動き探索方法によれば、ステップ(c−4)において、第1最適点の周辺領域に関して第2粗探索ブロック及び第3粗探索ブロックを用いて探索を行うため、第2粗探索ブロック及び第3粗探索ブロックに関して動き探索の範囲を広げることができる。
しかも、第1粗探索ブロック内に含まれるように第2粗探索ブロック及び第3粗探索ブロックが設定されているため、第1粗探索ブロックの類似度は、第2粗探索ブロック及び第3粗探索ブロックに関して求めた類似度の合計として求めることができる。その結果、第1粗探索ブロックの類似度を独自に求める必要がないため、動き探索のための演算量を低減することができる。
第3の発明に係る動き探索方法によれば、第1最適点と第2最適点とが一致する場合、第2最適点の周辺領域に関する第2粗探索ブロックを用いた探索の実行は省略される。従って、動き探索のための演算量をさらに低減することができる。
以下、高能率符号化方式の一つであるH.264を対象として、本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明は、H.264に限らず、ブロックサイズが異なる複数種類の探索ブロックと、画素精度が異なる複数種類の補間画像とを用いて、動き補償を行うことが可能な、全ての符号化方式について適用可能である。
図1は、本発明の実施の形態に係る動き探索方法における処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ステップSP1において、探索ブロックの設定を行う。図2に示すように、H.264では、動き探索の対象であるマクロブロック内に、ブロックサイズが異なる7種類の探索ブロック(横16画素×縦16画素、横16画素×縦8画素、横8画素×縦16画素、横8画素×縦8画素、横8画素×縦4画素、横4画素×縦8画素、横4画素×縦4画素)を設定することが可能である。本実施の形態に係る動き探索方法では、これらの中から任意の探索ブロックを選択し、粗探索ブロックと細探索ブロックとを設定する。
例えば図3に示すように、横16画素×縦16画素の探索ブロックBL1と、横16画素×縦8画素の探索ブロックBL2,BL3とを粗探索ブロックG1として設定し、横8画素×縦8画素の探索ブロックBL4〜BL7を細探索ブロックG2として設定する。ここで、細探索ブロックは、粗探索ブロック内に含まれるように、粗探索ブロックを複数に分割した探索ブロックとして設定される。つまり、図3を参照して、細探索ブロックBL4〜BL7は粗探索ブロックBL1内に含まれており、細探索ブロックBL4,BL5は粗探索ブロックBL2内に含まれており、細探索ブロックBL6,BL7は粗探索ブロックBL3内に含まれている。
あるいは図3の代わりに、例えば図4,5に示すように粗探索ブロックG1と細探索ブロックG2とを設定してもよい。図4,5のいずれにおいても、細探索ブロックG2は、粗探索ブロックG1内に含まれるように、粗探索ブロックG1を複数に分割した探索ブロックとして設定されている。
以下、本実施の形態では、図3に示したような粗探索ブロックG1及び細探索ブロックG2が設定された場合を例にとり説明する。
次に、図1に示したステップSP2において、補間画像の設定を行う。H.264では、画素精度が異なる3種類の補間画像(整数画素精度、1/2画素精度、1/4画素精度)を用いることが可能である。本実施の形態に係る動き探索方法では、これらの中から任意の補間画像を選択し、疎な補間画像と密な補間画像とを設定する。
例えば図6に示すように、整数画素精度の補間画像を疎な補間画像I1として設定し、1/2画素精度の補間画像を密な補間画像I2として設定する。あるいは図7に示すように、整数画素精度の補間画像を疎な補間画像I1として設定し、1/4画素精度の補間画像を密な補間画像I2として設定する。あるいは図8に示すように、1/2画素精度の補間画像を疎な補間画像I1として設定し、1/4画素精度の補間画像を密な補間画像I2として設定する。
次に、図1に示したステップSP3において、ステップSP1で設定された粗探索ブロックG1と、ステップSP2で設定された疎な補間画像I1とを用いて、探索を行う。具体的には、疎な補間画像I1内で、図3に示した探索ブロックBL1〜BL3を用いた探索を順に行う。かかる探索は、どのような方法によって行ってもよい。例えば、勾配法のような探索アルゴリズムを用いて、疎な補間画像I1を対象とした探索を探索ブロックBL1について行い、疎な補間画像I1内の探索が実行された各点に関して、マクロブロック内の探索ブロックBL1との類似度(例えばSAD(差分絶対値和)。但し、SAD以外の指標を用いたり、さらに付加項を加えて類似度を求めることも可能。以下同様。)を求める。そして、SADが最も小さくなる点を、探索ブロックBL1に関する最適点(以下「最適点P1」と称す)として求める。同様に、探索ブロックBL2についても最適点(以下「最適点P2」と称す)が求められ、探索ブロックBL3についても最適点(以下「最適点P3」と称す)が求められる。
次に、図1に示したステップSP4において、ステップSP1で設定された粗探索ブロックG1と、ステップSP2で設定された密な補間画像I2とを用いて、探索を行う。ステップSP4での探索は、ステップSP3での探索とは異なり、補間画像の全領域を対象とした探索は行わず、ステップSP3で求めた最適点の周辺領域に関してのみ行われる。
例えば探索ブロックBL1に関しては、密な補間画像I2内で、最適点P1の周辺領域(横方向及び縦方向の各々にプラスマイナス数画素程度)に関してのみ、探索ブロックBL1を用いた探索が行われる。具体的には、最適点P1の周辺領域の各点について、マクロブロック内の探索ブロックBL1とのSAD(以下「SAD1」と称す)を求める。そして、SAD1が最も小さくなる点を示す動きベクトルが、探索ブロックBL1に関する最適動きベクトル(以下「最適動きベクトルMV1」と称す)として求められる。
ここで、SAD1を求めるにあたっては、最適点P1の周辺領域の各点について、探索ブロックBL1を構成する探索ブロックBL4〜BL7の各SAD(以下「SAD4」〜「SAD7」と称す)をそれぞれ求め、SAD4〜SAD7の合計値としてSAD1の値を求める。つまり、SAD1=SAD4+SAD5+SAD6+SAD7ということである。
同様に探索ブロックBL2に関しては、密な補間画像I2内で、最適点P2の周辺領域に関して、探索ブロックBL2を用いた探索が行われる。具体的には、最適点P2の周辺領域の各点について、マクロブロック内の探索ブロックBL2とのSAD(以下「SAD2」と称す)を求める。そして、SAD2が最も小さくなる点を示す動きベクトルが、探索ブロックBL2に関する最適動きベクトル(以下「最適動きベクトルMV2」と称す)として求められる。
ここで、SAD2を求めるにあたっては、最適点P2の周辺領域の各点について、探索ブロックBL2を構成する探索ブロックBL4,BL5のSAD4,SAD5をそれぞれ求め、SAD4,SAD5の合計値としてSAD2の値を求める。つまり、SAD2=SAD4+SAD5ということである。
同様に探索ブロックBL3に関しては、密な補間画像I2内で、最適点P3の周辺領域に関して、探索ブロックBL3を用いた探索が行われる。具体的には、最適点P3の周辺領域の各点について、マクロブロック内の探索ブロックBL3とのSAD(以下「SAD3」と称す)を求める。そして、SAD3が最も小さくなる点を示す動きベクトルが、探索ブロックBL3に関する最適動きベクトル(以下「最適動きベクトルMV3」と称す)として求められる。
ここで、SAD3を求めるにあたっては、最適点P3の周辺領域の各点について、探索ブロックBL3を構成する探索ブロックBL6,BL7のSAD6,SAD7をそれぞれ求め、SAD6,SAD7の合計値としてSAD3の値を求める。つまり、SAD3=SAD6+SAD7ということである。
最適動きベクトルMV1,MV2を求める際に複数のSAD4が求められているため、これら複数のSAD4の中でその値が最も小さくなる点を示す動きベクトルが、探索ブロックBL4に関する最適動きベクトル(以下「最適動きベクトルMV4」と称す)として求められる。探索ブロックBL5に関する最適動きベクトル(以下「最適動きベクトルMV5」と称す)についても同様である。
また、最適動きベクトルMV1,MV3を求める際に複数のSAD6が求められているため、これら複数のSAD6の中でその値が最も小さくなる点を示す動きベクトルが、探索ブロックBL6に関する最適動きベクトル(以下「最適動きベクトルMV6」と称す)として求められる。探索ブロックBL7に関する最適動きベクトル(以下「最適動きベクトルMV7」と称す)についても同様である。
ところで、図3に示した例では粗探索ブロックG1として探索ブロックBL1及び探索ブロックBL2,BL3が設定されているが、探索ブロックBL2,BL3は探索ブロックBL1内に含まれるため、粗探索ブロックG1を、探索ブロックBL1が属する第1の粗探索ブロックG1aと、探索ブロックBL2,BL3が属する第2の粗探索ブロックG1bとに分類することもできる。
従って、粗探索ブロックG1の探索を行う際に細探索ブロックG2の探索を併せて行うという上記のアルゴリズムと同様に、第1の粗探索ブロックG1aの探索を行う際に第2の粗探索ブロックG1bの探索を併せて行うこともできる。具体的には、ステップSP4で最適点P1の周辺領域に関して探索ブロックBL1を用いた探索を行う際に、探索ブロックBL2,BL3を用いた探索を併せて行うこともできる。つまり、探索ブロックBL2のSAD2はSAD4+SAD5として求められ、探索ブロックBL3のSAD3はSAD6+SAD7として求められ、探索ブロックBL1のSAD1はSAD2+SAD3=SAD4+SAD5+SAD6+SAD7として求められるため、探索ブロックBL1を用いた探索を行う際に、探索ブロックBL2,BL3を用いた探索を併せて行うことができる。
この場合、探索ブロックBL2に関する最適動きベクトルMV2は、最適点P2の周辺領域に関する探索結果と、最適点P1の周辺領域に関する探索結果とに基づいて、SAD2が最も小さくなる点を示す動きベクトルとして求められる。同様に、探索ブロックBL3に関する最適動きベクトルMV3は、最適点P3の周辺領域に関する探索結果と、最適点P1の周辺領域に関する探索結果とに基づいて、SAD3が最も小さくなる点を示す動きベクトルとして求められる。これにより、探索ブロックBL2,BL3に関する探索範囲を広げることができるため、動きベクトルMV2,MV3をより正確に求めることが可能となる。
なお、例えば、ステップSP3で求めた最適点P1と最適点P2とが一致する場合には、ステップSP4において、探索ブロックBL2を用いた探索を行う必要はない。最適点P1と最適点P2とが一致するため、探索ブロックBL1を用いた探索を行う際に、探索ブロックBL2を用いた探索を併せて行うことができるからである。探索ブロックBL2を用いた探索を省略することにより、動き探索のための演算量を低減することができる。
次に、図1に示したステップSP5において、ブロック分割方式毎の動きベクトルの適合度を比較することにより、最も適合性の高いブロック分割方式を求める。つまり、密な補間画像I2内の各点について、SAD1と、SAD2+SAD3と、SAD4+SAD5+SAD6+SAD7とを比較する。そして、SADの値が最も小さくなる分割方式が、その点についての最適なブロック分割方式として選択され、その結果に基づいて、動き探索の対象であるマクロブロックの動きベクトルが求められる。
このように本実施の形態に係る動き探索方法によれば、細探索ブロックG2に属する探索ブロックBL4〜BL7に関しては、ステップSP3で求められた最適点P1〜P3の周辺領域に関して探索が行われる。従って、探索ブロックBL4〜BL7の各々を用いて密な補間画像I2内の全領域を対象とした探索を行うという処理が不要となるため、動き探索のための演算量を低減することが可能となる。
しかも、ステップSP1では粗探索ブロックG1内に含まれるように複数の細探索ブロックG2が設定されているため、粗探索ブロックG1のSADは、複数の細探索ブロックG2の各々に関して求めたSADの合計として求めることができる。その結果、粗探索ブロックG1のSADを独自に求める必要がないため、動き探索のための演算量をさらに低減することができる。
なお、本実施の形態に係る動き探索方法では、全探索法に比べて細探索ブロックG2に関する動き探索が簡易化されているが、全探索法による場合と比較しての画質の劣化の度合いが非常に小さいことが、発明者らのシミュレーションによって確認されている。
本発明の実施の形態に係る動き探索方法における処理の流れを示すフローチャートである。 H.264で使用可能な7種類の探索ブロックを示す図である。 粗探索ブロック及び細探索ブロックの設定例を示す図である。 粗探索ブロック及び細探索ブロックの設定例を示す図である。 粗探索ブロック及び細探索ブロックの設定例を示す図である。 疎な補間画像及び密な補間画像の設定例を示す図である。 疎な補間画像及び密な補間画像の設定例を示す図である。 疎な補間画像及び密な補間画像の設定例を示す図である。
符号の説明
G1 粗探索ブロック
G1a 第1の粗探索ブロック
G1b 第2の粗探索ブロックG1
G2 細探索ブロック
BL1〜BL7 探索ブロック
I1 疎な補間画像
I2 密な補間画像

Claims (3)

  1. (a)動き探索の対象であるマクロブロック内に、粗探索ブロックと、前記粗探索ブロック内に含まれるように前記粗探索ブロックを複数に分割した複数の細探索ブロックとを設定するステップと、
    (b)第1補間画像内で、前記粗探索ブロックを用いて探索を行うことにより、前記マクロブロック内における前記粗探索ブロックとの類似度が最も高い、最適点を求めるステップと、
    (c)前記第1補間画像よりも密な第2補間画像内で、前記最適点の周辺領域に関して、前記粗探索ブロックを用いて探索を行うことにより、前記粗探索ブロックに関する最適動きベクトルを求めるステップと、
    (d)前記ステップ(c)を実行する際に併せて実行され、前記第2補間画像内で、前記最適点の前記周辺領域に関して、前記複数の細探索ブロックの各々を用いて探索を行うことにより、前記複数の細探索ブロックの各々に関する最適動きベクトルを求めるステップと
    を備え、
    前記ステップ(c)においては、前記ステップ(d)で前記複数の細探索ブロックの各々に関して求めた類似度の合計として、前記最適点の前記周辺領域内の各点における前記粗探索ブロックの類似度が求められる、動き探索方法。
  2. 前記粗探索ブロックは、第1粗探索ブロックと、前記第1粗探索ブロック内に含まれるように前記第1粗探索ブロックを複数に分割した第2粗探索ブロック及び第3粗探索ブロックとを含み、
    前記ステップ(b)は、
    (b−1)前記第1補間画像内で、前記第1粗探索ブロックを用いて探索を行うことにより、前記マクロブロック内における前記第1粗探索ブロックとの類似度が最も高い、第1最適点を求めるステップと、
    (b−2)前記第1補間画像内で、前記第2粗探索ブロックを用いて探索を行うことにより、前記マクロブロック内における前記第2粗探索ブロックとの類似度が最も高い、第2最適点を求めるステップと、
    (b−3)前記第1補間画像内で、前記第3粗探索ブロックを用いて探索を行うことにより、前記マクロブロック内における前記第3粗探索ブロックとの類似度が最も高い、第3最適点を求めるステップと
    を有し、
    前記ステップ(c)は、
    (c−1)前記第2補間画像内で、前記第1最適点の周辺領域に関して、前記第1粗探索ブロックを用いて探索を行うことにより、前記第1粗探索ブロックに関する最適動きベクトルを求めるステップと、
    (c−2)前記第2補間画像内で、前記第2最適点の周辺領域に関して、前記第2粗探索ブロックを用いて探索を行うステップと、
    (c−3)前記第2補間画像内で、前記第3最適点の周辺領域に関して、前記第3粗探索ブロックを用いて探索を行うステップと、
    (c−4)前記ステップ(c−1)を実行する際に併せて実行され、前記第2補間画像内で、前記第1最適点の前記周辺領域に関して、前記第2粗探索ブロック及び前記第3粗探索ブロックをそれぞれ用いて探索を行うステップと
    を有し、
    前記ステップ(c−1)においては、前記ステップ(c−4)で前記第2粗探索ブロック及び前記第3粗探索ブロックに関してそれぞれ求めた類似度の合計として、前記第1最適点の前記周辺領域内の各点における前記第1粗探索ブロックの類似度が求められる、請求項1に記載の動き探索方法。
  3. 前記第1最適点と前記第2最適点とが一致する場合、前記ステップ(c−2)の実行は省略される、請求項2に記載の動き探索方法。
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