JP2007082097A - ノイズ除去装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ノイズ成分の除去のオン・オフ制御を確実に行うことが可能なノイズ除去装置を提供する。
【解決手段】 固定パターンノイズ除去装置10は、撮像装置の各画素から出力された画像信号からノイズ成分を除去するノイズ除去部43と、前記画像信号のうち、前記撮像装置の光が入射されない領域に含まれる画素から出力された画像信号の大きさに基づいて、画像信号に含まれるノイズ成分の大きさを解析する解析部41と、前記解析されたノイズ成分の大きさに基づいて、前記ノイズ除去部43によってノイズ除去を行うか否かを判定する判定部42と、前記判定部の判定結果に基づいてノイズ除去部の動作を制御するカメラ制御部25と、を備える
【選択図】 図1

Description

本発明は、ノイズ除去装置に関するものであり、特に固体撮像装置の出力信号から暗電流に起因する固定パターンノイズを除去するノイズ除去装置に関する。
CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementally MOS)センサといった固体撮像装置は、各画素がフォトダイオードによって構成されている。フォトダイオードでは、入射光が無い状態においても暗電流と呼ばれる電流が常に流れている。暗電流の大きさは、個々のフォトダイオード間でばらつきがあり、これが原因となって固体撮像装置から出力された画像信号に固定パターンノイズが発生する。
固体撮像装置で撮像した画像信号から固定パターンノイズを除去する方法としては、あらかじめシャッターを閉じた状態(すなわち入射光を遮断した状態)で撮像した画像信号をメモリに記憶させておき、シャッターを開いて撮像した画像信号からメモリに記憶させた画像信号を減算する方法が用いられている。この方法は、シャッターを閉じた状態で撮像した画像信号がほぼ固定パターンノイズ成分であることを利用したもので、固定パターンノイズを大幅に除去することが可能であるが、撮像条件によらずこの方法によって常に固定パターンノイズ除去を行った場合、メモリへのアクセスが頻繁に発生するため、大きな電力を消費する。
そこで、常にノイズ除去を行うのではなく、シャッターを開いて撮像した画像信号に含まれる輝度信号から照度を検出し、この照度に応じてノイズ除去を行うか否かを制御する方法が提案されている(例えば、特許文献1)。これは、撮像した画像の照度が低い場合、輝度信号のレベルが小さく、ノイズ成分が相対的に大きくなるため、画像としてもノイズが目立ってくることを利用して、ノイズ除去のオン・オフ制御を行うものである。これによれば、画像が暗い場合にのみノイズ除去を行うので、メモリへのアクセス頻度を少なくでき、消費電力を抑えることが可能である。
特開2000−184267号公報
しかしながら、固定パターンノイズの原因となる暗電流は温度依存性が高く、温度が7度上昇すると2倍に増加する。したがって、ノイズ除去のオン・オフを判定する方法として単に画像の照度を利用するだけでは、温度変化によるノイズ成分の変化に追従できないため、誤判定しやすくなる。特に中照度から低照度になる領域で、温度上昇によりノイズ成分が増加した場合であっても、単に明るい画像と判定され、ノイズ除去が行われず、画質の低下を引き起こしてしまう、といった問題があった。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、ノイズ成分の除去のオン・オフ制御を確実に行うことが可能なノイズ除去装置を提供することである。
本発明のある態様は、ノイズ除去装置に関する。この装置は、撮像装置の各画素から出力された画像信号からノイズ成分を除去するノイズ除去部と、前記画像信号のうち、少なくとも前記撮像装置の光が入射されない領域に含まれる画素から出力された画像信号の大きさに基づいて画像信号に含まれるノイズ成分の大きさを解析する解析部と、少なくとも前記解析されたノイズ成分の大きさに基づいて前記ノイズ除去部によってノイズ除去を行うか否かを判定する判定部と、前記判定部の判定結果に基づいてノイズ除去部の動作を制御する制御部と、を備えている。
撮像装置の光が入射されない領域に含まれる画素から出力された画像信号の大きさは、その画素における暗電流によるノイズ成分が支配的であり、温度上昇によって暗電流が増加すれば、それに応じてその画素から出力される画像信号の大きさも大きくなる。したがって、この態様によれば、光が入射されない領域に含まれる画素から出力された画像信号を解析することにより、画像全体に含まれる平均的なノイズレベルを推定することが可能であるとともに、温度変化によるノイズ成分の変化にも追従することができる。これにより、この推定されたノイズレベルに応じて、ノイズ成分の除去を行うか否かの判定を行えば、ノイズ成分除去のオン・オフ制御を確実に行うことができる。
この態様において、前記解析部は、前記撮像装置の光が入射されない領域に含まれる画素から出力された画像信号成分を高周波成分と低周波成分とに分離し、前記高周波成分の大きさから画像信号に含まれるノイズ成分の大きさを解析してもよい。光が入射されない領域に含まれる画素から出力される画像信号は、暗電流によるノイズ成分が支配的であるが、その他にサグや入射光の漏れ込みによるノイズも含まれている。このサグや入射光の漏れ込みによるノイズは低周波成分が支配的であるのに対し、暗電流によるノイズは高周波成分が多く含まれる。したがって、光が入射されない領域に含まれる画素から出力された画像信号の高周波成分を用いることにより、精度よく暗電流によるノイズレベルを推定することが可能となる。この推定された暗電流によるノイズレベルに応じて、ノイズ成分の除去を行うか否かの判定を行えば、特に暗電流によるノイズ成分除去のオン・オフ制御を確実に行うことができる。
この態様において、前記判定部は、前記制御部が前記ノイズ除去部に対してノイズ除去を行わないよう制御しているとき、前記解析部で解析されたノイズ成分の大きさが第1の閾値以上となった場合に前記ノイズ除去部においてノイズ除去を行うよう判定し、前記制御部が前記ノイズ除去部に対してノイズ除去を行うよう制御しているとき、前記解析部で解析されたノイズ成分の大きさが前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値以下となった場合に前記ノイズ除去部においてノイズ除去を行わないよう判定してもよい。このように2つの閾値を用意し、ノイズ除去を行わない状態から行う状態に遷移させるための閾値のほうが、ノイズ除去を行う状態から行わない状態に遷移させるための閾値よりも大きく設定することにより、ノイズ除去のオン・オフの切替が頻繁に発生することを防ぐことができる。
前記画像信号のうち、前記撮像装置の光が入射される領域に含まれる画素から出力された画像信号に基づいてその領域における照度を算出する照度算出部を更に備え、前記判定部は、前記解析されたノイズ成分と前記照度の大きさに基づいて、前記ノイズ除去部によってノイズ除去を行うか否かを判定してもよい。このように、ノイズ成分と照度の2つを用いてノイズ除去を行うか否かを判定すれば、画像の照度が小さいときにノイズ成分のレベルがそれほど大きくない場合であってもノイズ除去を行うことができる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、コンピュータプログラム、データ構造、記録媒体などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、ノイズ成分除去のオン・オフ制御を確実に行うことが可能なノイズ除去装置を得ることができる。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る固定パターンノイズ除去装置10を具備したデジタルカメラ100の構成を示した図である。この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされた符号化機能のあるプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
デジタルカメラ100は、固定パターンノイズ除去装置10のほか、撮像装置20、駆動部21、AFE(Analog Front End)22、画像圧縮部23、記録媒体24とカメラ制御部25を備えており、被写体から反射された光は撮像装置20に入射される。
撮像装置20は、レンズ11、シャッター12、及び撮像部13を具備しており、撮像装置20に入射された光はレンズ11、シャッター12を通して撮像部13に入射される。また、撮像装置20は、シャッター12を閉じることにより、撮像部13に入射される光を遮断することができる。シャッターの開閉は駆動部21の制御信号によって行う。
撮像部13は、例えばCCD(Charge Coupled Devices)やCMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor)センサなどによって構成されたもので、マトリクス状に配置されたフォトダイオードを備えており、各々のフォトダイオードによって画素が構成される。撮像部13は、駆動部21の駆動信号にしたがって、各画素に入射された光をその強度に応じた電気信号に変換し、これを画像信号として1画素ずつ順番に出力する。
また、撮像部13は、光が入射される有効画素領域と、常に光が入射されない画素領域であるOPB(Optical Black)領域とによって構成されている。このOPB領域は、撮像部13から出力される画像信号の黒レベルを規定するために設けられた領域である。このOPB領域から出力される画像信号は、固定パターンノイズが支配的であるため、OPB領域から出力された画像信号は、その画素における固定パターンノイズ成分と見なすことができる。
撮像装置20から出力された画像信号は、AFE22にて例えば10ビットのデジタル信号に変換される。AFE22にてデジタル信号に変換された画像信号は、固定パターンノイズ除去装置10によって固定パターンノイズが除去された後、画像圧縮部23で画像圧縮前処理及び画像圧縮処理が施され、記録媒体24に記録される。
カメラ制御部25は、固定パターンノイズ除去装置10を含むデジタルカメラ100全体を制御する。また、カメラ制御部25は駆動部21と接続されており、駆動部21はカメラ制御部25に対して、撮像装置20から出力された画像信号が撮像部13のどの画素の信号であるかを通知する。そして、カメラ制御部25は、駆動部21から通知された情報をもとにデジタルカメラ100全体の動作タイミングを制御する。
次に、固定パターンノイズ除去装置10の詳細について説明する。固定パターンノイズ除去装置10は、あらかじめ撮像装置20にてシャッター12を閉じた状態で撮像し、AFE21によってデジタル信号に変換した画像信号を、固定パターンノイズ成分として記憶しておき、通常時、すなわちシャッター12を開いた状態で撮像した画像信号からこの固定パターンノイズ成分を差し引くことによって、固定パターンノイズを除去する。さらに、固定パターンノイズ除去装置10は、固定パターンノイズ除去に先立って、画像信号に含まれる固定パターンノイズのレベルを解析し、その大きさから画像信号から固定パターンノイズを除去するか否かを判定する。固定パターンノイズ除去を行わないと判定した場合、固定パターンノイズ除去装置10は、AFE21から入力された画像信号をそのまま画像圧縮部23に出力する。
固定パターンノイズ除去装置10の構成を以下に説明する。固定パターンノイズ除去装置10は、解析部41、判定部42、ノイズ除去部43とメモリ44を備えている。
解析部41は、画像信号に含まれる固定パターンノイズのレベルを解析する。固定パターンノイズレベルの解析には、撮像部13のOPB領域から出力された画像信号を利用する。撮像装置20がシャッター12を開いた状態で1枚の画像を撮像すると、その画像信号がAFE21を介して解析部21に入力される。このとき、カメラ制御部25は、解析部41に入力された画像信号がOPB領域から出力された画像信号であるか否かを示す識別信号を解析部41に伝達する。解析部41は、カメラ制御部25から伝達された識別信号をもとに、OPB領域から出力された画像信号を抽出し、その平均値を算出する。固定パターンノイズレベルの解析は、撮像された画像1枚毎に行われ、算出された平均値がその1枚の画像に含まれる固定パターンノイズレベルとして判定部42に送られる。なお、固定パターンノイズレベルの解析に、OPB領域に含まれる全画素の画像信号を使用してもよいし、一部の画素の画像信号を使用してもよい。
判定部42は、解析部41で算出した固定パターンノイズレベルの大きさと、カメラ制御部25で設定された判定閾値とを比較し、固定パターンノイズレベルが判定閾値以上であれば、固定パターンノイズの除去を行い、固定パターンノイズレベルが判定閾値未満であれば、固定パターンノイズの除去を行わないことを決定する。この決定は、カメラ制御部25とノイズ除去部43に通知される。なお、判定閾値はカメラ制御部25によって変更可能にしてもよいし、固定値としてもよい。また、判定閾値が固定値の場合、カメラ制御部25で設定されるのではなく、判定部42の中に判定閾値を記憶させておいてもよい。
また、判定閾値はレベル指定であってもレンジ指定であってもよい。レベル指定であれば正確な判定を行うことができ、レンジ指定であれば判定にかかるコストを小さく抑えることが可能となる。
ノイズ除去部43は、判定部42において固定パターンノイズ除去を行うことが決定された場合に、カメラ制御部25と協働して、固定パターンノイズ除去を実行する。すなわち、判定部42から固定パターンノイズ除去を行う旨の信号がカメラ制御部25とノイズ除去部43に伝達されると、まず、カメラ制御部25は、駆動部21を介して撮像装置20のシャッター12を閉じ、1枚の画像を撮像する。シャッター12を閉じた状態で撮像された画像信号は、AFE22によってデジタル信号に変換された後、ノイズ除去部43を介してメモリ44に記録される。このメモリ44に記録された画像信号が、各画素における固定パターンノイズ成分と見なすことができる。
次に、カメラ制御部25は、駆動部21を介して撮像装置20のシャッター12を開き、1枚の画像を撮像する。この状態で撮像された画像信号は、AFE22によってデジタル信号に変換された後、ノイズ除去部43に入力される。このとき、ノイズ除去部43に入力された画像信号に対応する画素の固定パターンノイズ成分をメモリ44から読み出す。そして、ノイズ除去部43に入力された画像信号から、メモリ44より読み出した固定パターンノイズ成分を減算することにより、固定パターンノイズ除去を実行する。固定パターンノイズ除去された画像信号は画像圧縮部23へ出力される。
一方、判定部42において固定パターンノイズ除去を行わないことが決定された場合、カメラ制御部25とノイズ除去部43は固定パターンノイズ除去を実行しない。すなわち、ノイズ除去部43は、シャッター12を開いた状態で撮像装置20にて撮像され、AFE22でデジタル信号に変換された画像信号を、そのまま画像圧縮部23に出力する。また、カメラ制御部25は、撮像装置20にてシャッター12を閉じた状態で画像を撮像する、という制御を行わない。
斯かる構成に基づき、図1に示したデジタルカメラ100の動作を、静止画像を記録する場合、動画像を記録する場合の2つに分けて説明する。
(1)静止画像を記録する場合
デジタルカメラにて静止画像を記録する場合、撮像する静止画の範囲や、露光時間・フォーカスなどの撮像条件を決定するために、プレビュー表示が行われる。プレビュー表示は、撮像装置20で連続して画像を撮像し、この画像をデジタルカメラ100に備え付けられた液晶表示装置に表示することによって行われる。プレビュー表示を行っている間、固定パターンノイズ除去装置10は、撮像装置20で撮像した画像の画像信号に含まれる固定パターンノイズレベルを解析し、固定パターンノイズ除去を行うか否かを判定する。そして、撮像ボタンが押された時点における判定結果が「固定パターンノイズ除去を行う」場合に、記録する静止画の固定パターンノイズ除去を行う。
まず、プレビュー表示を行っているときに撮像装置20で撮像された画像信号は、AFE21でデジタル信号に変換された後、解析部41に入力される。そして、解析部41にて、撮像された画像に含まれる固定パターンノイズレベルが解析され、判定部42にて、固定パターンノイズレベルと判定閾値とが比較されることにより、固定パターンノイズ除去を行うか否かが判定される。
この判定は、プレビュー表示が行われている間、撮像装置20にて撮像された画像に対して常に行われる。または、複数枚に1枚の割合で判定するようにしてもよい。
撮像ボタンが押されると、その時点における判定部42の判定結果に応じてデジタルカメラ100は動作する。すなわち、判定部42が固定パターンノイズ除去を行わないと判定していた場合、カメラ制御部25は撮像装置20に対してシャッター12を開けた状態で撮像するように制御し、撮像された画像はAFE21にてデジタル信号に変換された後、固定パターンノイズ除去装置10にて固定パターンノイズ除去されることなく、画像圧縮部23に入力される。
一方、判定部42が固定パターンノイズ除去を行うと判定していた場合、カメラ制御部25は、まず撮像装置20に対してシャッター12を閉じた状態で撮像するよう制御する。シャッター12を閉じた状態で撮像された画像信号は、AFE21でデジタル信号に変換された後、これを固定パターンノイズ成分としてメモリ44に記録される。次に、カメラ制御部25は、撮像装置20に対してシャッター12を開いた上体で撮像するよう制御する。そして、シャッター12を開いた状態で撮像された画像信号は、AFE21でデジタル信号に変換された後、ノイズ除去部43に入力される。ノイズ除去部43は、メモリ44に記録された固定パターンノイズ成分を読み出し、ノイズ除去部43に入力された画像信号から読み出した固定パターンノイズ成分を減算することにより、固定パターンノイズを除去する。そして、固定パターンノイズが除去された画像信号は、画像圧縮部23に入力される。
画像圧縮部23に入力された画像信号は、画像圧縮処理が施され、記録媒体24に記録される。
(2)動画像を記録する場合
動画像を記録する場合、撮像装置20で撮像した画像が画像圧縮されると同時に、固定パターンノイズの除去を行うか否かの判定にも用いられる。そして、ある画像について行った固定パターンノイズ除去を行うか否かの判定結果は、次の画像に対して反映される。
動画像を記録するときには、動画像の記録開始時に、カメラ制御部25の制御によって、シャッター12を閉じた状態で撮像装置20により画像を撮像しておき、AFE21でデジタル信号に変換した後、この画像信号を固定パターンノイズ成分としてメモリ44に記録しておく。
次に、動画像記録中に撮像装置20で撮像された画像の画像信号は、AFE21でデジタル信号に変換された後、解析部41とノイズ除去部43に入力される。解析部41では、画像に含まれる固定パターンノイズレベルを解析し、判定部42で固定パターンノイズを除去するか否かを判定する。判定結果は、撮像装置20で撮像された次の画像に反映される。
ノイズ除去部43は、1つ前の画像に対して行われた固定パターンノイズ除去の判定結果に基づいて、今回撮像装置20で撮像された画像信号から固定パターンノイズを除去する。すなわち、固定パターンノイズ除去を行う判定がなされた場合、ノイズ除去部43は、現在入力されている画像信号からメモリ44に記録されている固定パターンノイズ成分を減算することにより、固定パターンノイズ除去を実施する。そして、固定パターンノイズ除去された画像信号が画像圧縮部23に入力される。逆に、前の画像で固定パターンノイズ除去を行わない判定がなされた場合、ノイズ除去部43は、現在入力されている画像をそのまま画像圧縮部23に出力する。画像圧縮部23に入力された画像信号は、画像圧縮処理が施され、記録媒体24に記録される。
なお、動画像を記録する場合においても、必ずしも撮像中のすべての画像について固定パターンノイズ除去の判定を行う必要はなく、複数枚に1枚の割合で判定を行うようにしてもよい。この場合、判定結果は、撮像装置20で撮像された次の画像から、次の判定が行われる画像まで適用される。
以上、本実施の形態1によれば、固定パターンノイズを行うか否かの判定を、撮像部13のOPB領域から出力される画像信号を利用して行う。OPB領域は光が入射されない領域であり、この領域から出力された画像信号は、固定パターンノイズ成分が支配的である。したがって、OPB領域から出力された画像信号を解析することにより、画像に含まれる固定パターンノイズレベルを推定することが可能である。これにより、この推定された固定パターンノイズレベルを基に、固定パターンノイズ除去を行うか否かの判定を行えば、固定パターンノイズ除去のオン・オフ制御を確実に行うことができる。このため、従来問題となっていた、固定パターンノイズが多く含まれているときに固定パターンノイズ除去がされずに画質劣化が生じたり、固定パターンノイズが少ない場合に固定パターンノイズ除去が実行されて消費電力が増大する、といった問題を解消することができる。
(実施の形態2)
図1に示した撮像部13のOPB領域から出力される画像信号は、前述の通り固定パターンノイズが支配的であるが、実際には固定パターンノイズ以外にサグや入射光の漏れ込みによるノイズも含まれている。固定パターンノイズは、画素間でその大きさにばらつきがあり高周波成分が多く含まれるが、サグや入射光の漏れ込みによるノイズは、画素間でばらつきは少なく、主に低周波成分が支配的である。そこで、本発明の実施の形態2では、OPB領域から出力された画像信号を高周波成分と低周波成分とに分解し、高周波成分の大きさを固定パターンノイズの大きさと見なして、固定パターンノイズ除去を行うか否かを判定する。
本実施の形態2に係る固定パターンノイズ除去装置10を具備したデジタルカメラ100の構成は図1と同様であるが、解析部41の機能が実施の形態1と異なる。本実施の形態2の解析部41は、入力された画像信号を、高周波成分と低周波成分とに分離し、高周波成分を使用して固定パターンノイズのレベルを解析する。その他の構成については、実施の形態1と同じであるため、説明を省略する。
以下、本実施の形態2に係る解析部41の詳細について説明する。解析部41は、解析部41に入力された画像信号がOPB領域から出力された画像信号であるか否かを示す識別信号をカメラ制御部25から受け取り、OPB領域から出力された画像信号を抽出する。そして、抽出したOPB領域の画像信号を高周波成分と低周波成分とに分離する。例えば、OPB領域の画素Xの画像信号成分Qを次式に従って低周波成分Lと高周波成分Hとに分離する。
=min2(Q,Qx+1,Qx+2,・・・、Qx+15) ・・・(1)
=Q−L ・・・(2)
ここでQx+1〜Qx+15は、画素Xの左横に隣接して存在するOPB領域内の15画素の画像信号成分を示す。また、関数min2は括弧内に列挙された値のうち、2番目に小さな値を出力する関数である。すなわち、(1)式、(2)式による低周波・高周波分離方法は、分離対象の画素とその画素の左横に隣接して存在する15画素の計16画素が持つ暗電流ノイズ成分の中で、2番目に小さい値を低周波成分とし、分離対象の画素の画像信号成分から低周波成分を差し引いたものを高周波成分とする。ここで、低周波成分を16画素の暗電流ノイズ成分の中の最小値としないのは、欠陥画素によって出力された低レベル信号を低周波成分としないようにするためである。
解析部41は、OPB領域に存在する画素の画像信号から高周波成分を分離した後、撮像された画像1枚毎にOPB領域の高周波成分の平均値を算出し、これを固定パターンノイズ成分の大きさとして判定部42に送る。なお、固定パターンノイズレベルの解析に、OPB領域に含まれる全画素の画像信号を使用してもよいし、一部の画素の画像信号を使用してもよい。
判定部42は、実施の形態1と同様の方法で、解析部41で解析された固定パターンノイズのレベルから、固定パターンノイズ除去を行うか否かを判定する。
以上、本実施の形態2によれば、撮像部13のOPB領域から出力される画像信号を高周波成分と低周波成分とに分解し、この高周波成分の平均値を固定パターンノイズのレベルとして固定パターンノイズを行うか否かの判定に利用する。OPB領域から出力される画像信号は、固定パターンノイズの他にサグや入射光の漏れ込みによるノイズも含まれているが、サグや入射光の漏れ込みによるノイズは低周波成分が支配的であるのに対し、固定パターンノイズは高周波成分が多く含まれる。したがって、OPB領域から出力された画像信号の高周波成分の平均値を固定パターンノイズのレベルとすることにより、より正確に固定パターンノイズレベルの推定することが可能となる。これにより、固定パターンノイズを行うか否かの判定をより確実に行うことができるため、固定パターンノイズが多く含まれているときに固定パターンノイズ除去がされずに画質劣化が生じたり、固定パターンノイズが少ない場合に固定パターンノイズ除去が実行されて消費電力が増大する、といった問題を、実施の形態1よりも確実に解消することができる。
(実施の形態3)
本実施の形態1、2では、解析部41でOPB領域の画像信号から固定パターンノイズレベルを推定し、判定部41で推定された固定パターンノイズレベルと判定閾値とを比較して固定パターンノイズ除去を行うか否かを判定した。しかしながら、OPB領域から出力される画像信号には、熱雑音などのランダム雑音も含まれており、推定した固定パターンノイズ成分からランダム雑音を完全に排除できない。また、固定パターンノイズにもランダム性を有しているため、固定パターンノイズレベルが判定閾値近辺のレベルであった場合、固定パターンノイズ除去を行う判定、行わない判定が頻繁に繰り返される結果となる。これは特に動画撮像時において、固定パターンノイズの除去された画像と除去されていない画像が混じって処理されるため、画質劣化の原因となる。そこで、本発明の実施の形態3では、固定パターンノイズ除去を行うか否かの判定において、2つの判定閾値を利用する。
本実施の形態3に係る固定パターンノイズ除去装置10を具備したデジタルカメラ100の構成も図1と同様であるが、判定部42の機能が実施の形態1又は2と異なる。本実施の形態3の判定部42は、2つの判定閾値を使用して固定パターンノイズを行うか否かを判定する。その他の構成については、実施の形態1又は2と同じであるため、説明を省略する。
以下、本実施の形態3に係る判定部42の詳細について説明する。判定部42には、カメラ制御部25で設定された第1の判定閾値THHと第2の判定閾値THLが入力されている。第1の判定閾値THHと第2の判定閾値THLとの間には、第1の判定閾値THHのほうが第2の判定閾値THLよりも大きい、という関係を持つ(すなわち、THH>THL)。なお、この2つの判定閾値THH、THLはカメラ制御部25によって変更可能としてもよいし、少なくともどちらか一方を固定値としてもよい。また、判定閾値が固定値の場合、カメラ制御部25で設定されるのではなく、判定部42の中に判定閾値を記憶させておいてもよい。
また、判定閾値THH、THLはレベル指定であってもレンジ指定であってもよい。さらに、2つの判定閾値のうちどちらか一方をレベル指定とし、残る他方をレンジ指定としてもよい。レベル指定であれば正確な判定を行うことができ、レンジ指定であれば判定にかかるコストを小さく抑えることが可能となる。
判定部42は、固定パターンノイズ除去装置10の動作状態に応じて使用する判定閾値を変更する。すなわち、固定パターンノイズ除去装置10が固定パターンノイズ除去を行っていない状態(固定パターンノイズ除去OFFの状態)にあるとき、第1の判定閾値THHを使用して固定パターンノイズの除去を行うか否かの判定を行う。一方、固定パターンノイズ除去装置10が固定パターンノイズ除去を行っている状態(固定パターンノイズ除去ONの状態)にあるとき、第2の判定閾値THLを使用して固定パターンノイズの除去を行うか否かの判定を行う。
以下、図2をもとに判定部42の動作について説明する。図2は、判定部42における固定パターンノイズ除去動作のオン・オフ判定のフローチャートである。デジタルカメラ100の電源投入時や再生モードから撮像モードの切替などのタイミングによって、判定部42は初期状態に設定され、オン・オフ判定を開始する(S10)。この初期状態では、固定パターンノイズ除去装置10の動作状態をOFFとする。
次に、解析部41で固定パターンノイズレベルが推定され、その値NLが判定部42に入力されると、まず判定部42は固定パターンノイズ除去装置10の動作状態を判定する(S12)。固定パターンノイズ除去装置10が固定パターンノイズ除去を行っていない状態であった場合、判定部14は固定パターンノイズレベルNLと第1の判定閾値THHとを比較する(S14)。そして、固定パターンノイズレベルNLが第1の判定閾値THH以上である場合、固定パターンノイズ除去をONにし(S16)、S12に戻って次に撮像された画像に対し判定を行う。また、固定パターンノイズレベルNLが第1の判定閾値THH未満である場合は、固定パターンノイズ除去をOFF状態に保ったまま、S12に戻る。
一方、S12において、固定パターンノイズ除去装置10が固定パターンノイズ除去を行っている状態であった場合、判定部14は固定パターンノイズレベルNLと第2の判定閾値THLとを比較する(S18)。そして、固定パターンノイズレベルNLが第1の判定閾値THL以下である場合、固定パターンノイズ除去をOFFにして(S20)、S12に戻り、固定パターンノイズレベルNLが第2の判定閾値THLよりも大きい場合は、固定パターンノイズ除去をON状態に保ったまま、S12に戻る。
このような判定部42を用いることにより、解析部41で推定された固定パターンノイズのレベルが第1の判定閾値THH以上になったときに、固定パターンノイズ除去装置10がOFF状態からON状態に遷移する。固定パターンノイズ除去装置10がON状態になると、解析部41で推定された固定パターンノイズのレベルが第1の判定閾値THH以下となっても固定パターンノイズ除去装置10はON状態が保たれ、解析部41で推定された固定パターンノイズのレベルが第2の判定閾値THL以下になったときに、固定パターンノイズ除去装置10がON状態からOFF状態に遷移する。固定パターンノイズ除去装置10がOFF状態になれば、固定パターンノイズレベルが再び第1の判定閾値THH以上になるまで固定パターンノイズ除去装置10はOFF状態が保たれる。したがって、固定パターンノイズ除去装置10がON状態・OFF状態を頻繁に切り替えられることを防ぐことができる。
以上、本実施の形態3によれば、2つの判定閾値を用いて固定パターンノイズを行うか否かを判定する。すなわち、固定パターンノイズ除去装置10がOFF状態にあるときは高いレベルの判定閾値を用い、固定パターン除去装置10がON状態にあるときは低いレベルの判定閾値を用いる。これにより、固定パターンノイズ除去のON・OFFが頻繁に繰り返されることを防ぐことができる。したがって、本実施の形態3の構成を用いることにより、本実施の形態1又は2の効果に加えて、特に動画像撮像時において、固定パターンノイズの除去された画像と除去されていない画像が混じって処理されることを防止でき、画質劣化を抑えることが可能となる。
(実施の形態4)
図3は、本発明の実施の形態4に係る固定パターンノイズ除去装置50を具備したデジタルカメラ110の構成を示した図である。本実施の形態4における固定パターンノイズ除去装置50の構成と実施の形態1〜3における固定パターンノイズ除去装置10の構成との相違点は、照度算出部45を備えている点、及び判定部42が照度計測部45と接続されている点である。その他の構成については、実施の形態1〜3と同じであるため、説明を省略する。
照度算出部45は、シャッター12を開いた状態で撮像装置20で撮像された画像信号のうち、光が入射される領域(すなわち有効画素領域)に含まれる画素から出力された画像信号から輝度成分を抽出し、各画素の輝度成分の平均値を算出する。そして、この輝度成分の平均値を画像の照度として判定部42へ出力する。なお、輝度成分の平均値を算出する際、有効画素領域すべての画素の輝度成分を用いてもよいし、有効画素領域のうち一部の領域、例えば画像の中心部分の領域に含まれる画素の輝度成分を用いてもよい。また、ここでは画像の照度を有効画素領域に含まれる画素の輝度成分の平均値としたが、輝度成分の積分値や二乗平均値、または中央値としてもよい。照度算出部45における照度の算出は、解析部41における固定パターンノイズレベルの算出と並行して行われる。
判定部42は、解析部41で算出された固定パターンノイズレベルと、照度算出部45で算出された照度とに基づいて、固定パターンノイズの除去を行うか否かを判定する。判定部42には、カメラ制御部25によって固定パターンノイズレベル用の判定閾値THNと、照度用の判定閾値THIが設定されている。これらの判定閾値THNとTHIはカメラ制御部25によって変更可能としてもよいし、少なくともどちらか一方を固定値としてもよい。また、判定閾値が固定値の場合、カメラ制御部25で設定されるのではなく、判定部42の中に判定閾値を記憶させておいてもよい。
判定部42は、解析部41で算出された固定パターンノイズレベルが判定閾値THN以上であるとき、固定パターンノイズ除去を行うよう判定する。一方、固定パターンノイズレベルが判定閾値THN未満の場合、判定部42は照度算出部45で算出された照度と判定閾値THIとを比較する。そして、照度が判定閾値THI以下の場合、固定パターンノイズ除去を行うよう判定し、照度が判定閾値よりも大きい場合は、固定パターンノイズ除去を行わないよう判定する。
以上、本実施の形態4によれば、撮像した画像に含まれる固定パターンノイズレベルと撮像した画像の照度から、固定パターンノイズ除去を行うか否かを判定する。固定パターンノイズのレベルのみで判定した場合、固定パターンノイズレベルが小さいときに固定パターンノイズ除去を行わないと判定されるが、撮像した画像の照度が小さい場合、固定パターンノイズレベルが小さい場合であっても固定パターンが目立つ可能性がある。これに対し、固定パターンノイズレベルと照度レベルの両方で固定パターンノイズ除去を行うか否かを判定すれば、照度が小さい場合にも固定パターンノイズを除去することができ、固定パターンノイズ除去のオン・オフ制御を更に確実に行うことが可能である。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
また、上記の実施の形態では、デジタルカメラの例を示したが、それに限らず、撮像素子を備えたものであれば、本発明の実施の形態に係る固定パターンノイズ除去装置を備えることができる。
なお、上記実施の形態において、解析部41は、OPB領域から出力された画像信号、もしくは画像信号から分離した高周波成分の平均値を固定パターンノイズ成分として推定する例を示したが、これに限るものではなく、複数の画素の画像信号もしくはその高周波成分の中央値や二乗平均を求めて固定パターンノイズレベル成分を推定してもよい。もしくは、複数の画素の画像信号もしくはその高周波成分の積分値或いは累積値を求めて、固定パターンノイズ成分のレベルを推定するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、固定パターンノイズ除去を行う場合、予め固定パターンノイズ成分をメモリに記憶しておき、メモリから固定パターンノイズ成分を読み出して画像信号から減算したが、固定パターンノイズ除去の方法はこれに限るものではなく、LPF(Low Path Filter)を用いて固定パターンノイズを除去するようにしてもよい。LPFにて固定パターンノイズ除去を行う場合、判定部42において固定パターンノイズ除去を行うと判定したときはLPFを動作させ、固定パターンノイズ除去を行わないと判定したときはLPFを動作させずに、画像信号をそのまま画像圧縮部23に送るようにすればよい。
実施の形態1〜3に係るデジタルカメラ100の構成図である。 実施の形態3に係るデジタルカメラ100の判定部42における固定パターンノイズ除去オン・オフ制御のフローチャートである。 実施の形態4に係るデジタルカメラ110の構成図である。
符号の説明
10 固定パターンノイズ除去装置
11 レンズ
12 シャッター
13 撮像部
20 撮像装置
21 駆動部
22 AFE(Analog Front End)
23 画像圧縮部
24 記録媒体
41 解析部
42 判定部
43 ノイズ除去部
44 メモリ
45 照度算出部
100、110 デジタルカメラ

Claims (4)

  1. 撮像装置の各画素から出力された画像信号からノイズ成分を除去するノイズ除去部と、
    前記画像信号のうち、少なくとも前記撮像装置の光が入射されない領域に含まれる画素から出力された画像信号の大きさに基づいて画像信号に含まれるノイズ成分の大きさを解析する解析部と、
    少なくとも前記解析されたノイズ成分の大きさに基づいて前記ノイズ除去部によってノイズ除去を行うか否かを判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果に基づいてノイズ除去部の動作を制御する制御部と、
    を備えることを特徴としたノイズ除去装置。
  2. 前記解析部は、前記撮像装置の光が入射されない領域に含まれる画素から出力された画像信号成分を高周波成分と低周波成分とに分離し、前記高周波成分の大きさから画像信号に含まれるノイズ成分の大きさを解析することを特徴とした請求項1に記載のノイズ除去装置。
  3. 前記判定部は、前記制御部が前記ノイズ除去部に対してノイズ除去を行わないよう制御しているとき、前記解析部で解析されたノイズ成分の大きさが第1の閾値以上となった場合に前記ノイズ除去部においてノイズ除去を行うよう判定し、前記制御部が前記ノイズ除去部に対してノイズ除去を行うよう制御しているとき、前記解析部で解析されたノイズ成分の大きさが前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値以下となった場合に前記ノイズ除去部においてノイズ除去を行わないよう判定することを特徴とした請求項1又は2に記載のノイズ除去装置。
  4. 前記画像信号のうち、前記撮像装置の光が入射される領域に含まれる画素から出力された画像信号に基づいてその領域における照度を算出する照度算出部を更に備え、
    前記判定部は、前記解析されたノイズ成分と前記照度の大きさに基づいて前記ノイズ除去部によってノイズ除去を行うか否かを判定することを特徴とした請求項1〜3のいずれかに記載のノイズ除去装置。
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