JP2007075372A - 生体信号監視装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 無線通信により効率よく生体信号データを送信できる生体信号監視装置を提供することと、送信される生体信号データの機密性を高めることである。
【解決手段】 生体信号監視装置は測定装置と処理装置とを有し、測定装置は被験者から測定した生体信号を測定器側送受信機により無線回線を介して送信する。一方、処理装置は測定器側送受信機から送信された生体信号データを受信する処理機側送受信機を備え、処理機側送受信機は受信した生体信号データを承認したときには測定器側送受信機に向けてACKを送信し、否認したときにはNAKを送信する。測定器側送受信機はACKを受信したときには送信サイズを前回よりも大きく設定して次の生体信号データを送信し、NAKを受信したときには送信サイズを前回よりも小さくして前回の生体信号データを再送する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、被験者の生体信号を測定器により測定し、測定した生体信号データを処理機により処理して被験者の健康状態を監視する生体信号監視装置に関し、特に、測定器により測定された生体信号データを無線通信により処理機に送信するものに関する。
入院患者等の被験者に測定器を装着し、この測定器により測定した脈圧や体温、血中酸素飽和度等の生体信号(バイタルサイン)を処理機としてのホストコンピュータにより処理するようにした生体信号監視装置が知られている。このような監視装置はモニタ装置やテレメータとも呼ばれ、測定器とは離れた場所にホストコンピュータを設置することにより、離れた場所から被験者の健康状態を監視することができる。
このような生体信号監視装置では、通常、測定器とホストコンピュータとは通信ケーブルにより接続され、測定器で測定された生体信号は通信ケーブルを介してホストコンピュータに送られる。しかしながら、測定器とホストコンピュータとを通信ケーブルで接続するようにすると、被験者の移動範囲が通信ケーブルにより制限されることになり不便である。そこで、特許文献1に示される監視装置では、測定器とホストコンピュータとに送受信機を設け、測定器により測定した生体信号データをこれらの送受信機により無線回線を介してホストコンピュータへ送信するようにしている。この場合、測定器により測定された生体信号データは測定器側で所定サイズのデータパケットとしてまとめられ、まとめられたデータパケットは数秒毎にホストコンピュータに向けて送信される。
特開2005−152401号公報
しかしながら、無線通信により生体信号データを送信するようにした監視装置では、一度に送信するデータの送信サイズを大きく設定すると、通信状態の変化により通信エラーが生じる恐れが高くなるので、測定器とホストコンピュータとの間の通信を確実に行わせるためには、送信サイズをあまり大きく設定することができなかった。そのため、大容量の生体信号データをホストコンピュータに送信することは困難であり、連続的に多くのデータを必要とする生体信号の周波数解析等の処理をホストコンピュータで行うことはできなかった。
一方、被験者から測定された生体信号は一種の個人情報であるので、その機密性を保持する必要がある。しかしながら、従来の監視装置では、第三者による傍受が容易な無線回線を介して生体信号データを送信するにも拘わらず、これを保護するための機能は設けられていなかった。
本発明の目的は、無線通信により効率よく生体信号データを送信できる生体信号監視装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、無線通信により送信される生体信号データの機密性を高めることにある。
本発明の生体信号監視装置は、被験者の生体信号を測定する測定器と前記測定器により測定した生体信号データを無線回線を介して送信する測定器側送受信機とを備えた測定装置と、前記測定器側送受信機から送信された生体信号データを受信する処理機側送受信機と前記処理機側送受信機が受信した生体信号データを処理する処理機とを備えた処理装置とを有する生体信号監視装置であって、前記測定器側送受信機は、前記測定器により測定された生体信号データに管理情報を付加する管理情報付加手段と、前記処理装置から承認信号を受信したときに前記処理機側送受信機に次の生体信号データを送信し、否認信号を受信したときには前回の生体信号データを再送するデータ送信手段とを備え、前記処理機側送受信機は、受信した生体信号データの管理情報を検証する管理情報検証手段と、前記管理情報検証手段により管理情報が承認されたときに前記測定器側送受信機に承認信号を送信し、否認されたときには否認信号を送信する検証結果送信手段とを備え、前記測定器側送受信機には、承認信号を受信したときに前記データ送信手段から送信される生体信号データの送信サイズを前回の送信サイズよりも大きく設定し、否認信号を受信したときには生体信号データの送信サイズを前回の送信サイズよりも小さく設定する送信サイズ変更手段が設けられることを特徴とする。
本発明の生体信号監視装置は、前記承認信号も前記否認信号も受信されないときに前記測定器により測定された生体信号データを記憶する記憶手段を前記測定器側送受信機に設けることを特徴とする。
本発明の生体信号監視装置は、生体信号データを暗号化する暗号化手段を前記測定器側送受信機に設け、前記暗号化手段による暗号化を解除する暗号化解除手段を前記処理機側送受信機に設けることを特徴とする。
本発明の生体信号監視装置は、前記測定器側送受信機が生体信号データを送信してから所定時間以上、前記測定器側送受信機が前記承認信号も前記否認信号も受信しないときには、前記生体信号の送信サイズを最小値に設定することを特徴とする。
本発明によれば、測定装置と処理装置との間の通信状態に応じて生体信号データの送信サイズを変更するようにしたので、通信エラーを低減させるとともに通信状態に応じて効率よく生体信号データを送信することができる。通信効率が向上することにより、より多くの生体信号データを送信することができるので、測定器により測定された生体信号の生データを処理装置に送信して、処理装置により生体信号データの周波数解析等を行わせることができる。
また、本発明によれば、測定器により測定された生体信号データを記憶手段に一旦記憶させるようにしたので、通信状態に応じて多くの生体信号データを一度に送信するとともに、データ再送時には次の生体信号データを記憶して通信の信頼性を確保することができる。
さらに、本発明によれば、測定装置から送信する生体信号データを暗号化するとともに処理装置において暗号化を解除するようにしたので、測定装置と処理装置との間で生体信号データを無線通信により送信するようにしても、生体信号データの機密性を確保することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態である生体信号監視装置の全体構造を示すブロック図であり、この生体信号監視装置11(以下、監視装置11とする)は測定装置12と測定装置12とは別体に形成された処理装置13とを有し、測定装置12と処理装置13とは無線回線により接続されている。
測定装置12には測定器14が設けられており、この測定器14は例えば入院患者等の被験者に装着され、当該被験者の生体信号を所定のタイミング(例えば、4ms毎)で測定する。測定器14としては例えば被験者の手首に腕時計型に装着される脈圧計や体温計等が用いられ、これらの測定器14により被験者の脈圧や体温等の生体信号が測定される。測定された生体信号は、図示しないA/Dコンバータ等により所定のサイズ(例えば、2Byte)の生体信号データに変換され、測定器14から出力される。
測定器14により測定した生体信号データを無線回線を介して送信するために、測定装置12には測定器側送受信機15が設けられている。測定器側送受信機15は記憶手段としてのRTバッファ16を備えており、測定器14から出力された生体信号データはプレバッファ17に一時的に保存された後、所定のタイミングでRTバッファ16に送られる。RTバッファ16は、いわゆるFIFO(First In First Out)タイプとなっており、所定回数分の生体信号データを記憶できる容量を有し、プレバッファ17から送られてきた生体信号データを順次記憶する。なお、図中に右下がりのハッチングで示す部分はプレバッファ17からRTバッファ16へ入力中の生体信号データを示し、右上がりのハッチングで示す部分は記憶された未処理の生体信号データを示している。
RTバッファ16に記憶された生体信号データは、送信サイズ変更手段としてのサイズ変更部18により、記憶した順に所定のタイミングでデータパケットとして定期的に取り出される。また、RTバッファ16から取り出されるデータパケットのサイズつまり生体信号データの送信サイズはサイズ変更部18により設定されるが、その設定方法については後述する。
RTバッファ16とプレバッファ17との間にはバッファ状態検出部21が設けられ、このバッファ状態検出部21によりRTバッファ16の空き容量が検出される。バッファ状態検出部21によりRTバッファ16の空き容量が無くなったことが検出されると、プレバッファ17からRTバッファ16への生体信号データの入力が禁止され、図示しないエラーインジケータ等が表示されるとともに、バッファ状態検出手部21によりRTバッファ16に記憶された生体信号データの全部が一旦破棄され、測定器14からRTバッファ16への生体信号データの入力がやり直される。なお、本実施の形態においては、RTバッファ16の空き容量が無くなったときには、RTバッファ16に記憶された生体信号データを破棄して測定器14からRTバッファ16への生体信号データの入力をやり直すようにしているが、これに限らず、測定器14による生体信号の測定を停止するようにしてもよい。
RTバッファ16から取り出された生体信号データは暗号化手段としてのデータ暗号化部22に送られ、データ暗号化部22により生体信号データは暗号化される。つまり、プロトコル内に生体信号データを暗号化するルーチンを設けられており、この暗号化としては例えば秘密鍵暗号が用いられる。
データ暗号化部22により暗号化された生体信号データは管理情報付加手段としての管理情報付加部23に送られる。管理情報付加部23は生体信号データに管理情報を付加するものであり、本実施の形態においては、ヘッダ、シーケンスナンバー、チェックサム、データサイズが管理情報として付加される。シーケンスナンバーはRTバッファ16から取り出される生体信号データ毎に設定される0からの通し番号とされており、シーケンスナンバーを参照することにより一意に各生体信号データを判別することができるようにされている。チェックサムはデータ送信時に計算され、生体信号データのデータ部とヘッダとの両方に付加されるようになっている。また、生体信号データに管理情報が付加されると、管理情報付加部23からタイマ24に起動信号が送られ、タイマ24が起動されるようになっている。そして、管理情報が付加された生体信号データは送信バッファ25にセットされ、送信バッファ25から無線モジュール26により無線回線を介して処理装置13に向けて送信される。
測定器側送受信機15には受信バッファ27が設けられており、無線モジュール26により処理装置13からのコマンドが受信されると、このコマンドは受信バッファ27に一時的に記憶され、所定のタイミングで受信バッファ27からコマンド制御部28に送られる。処理装置13から測定装置12に向けて送信されるコマンドとしては承認信号としてのACK(Acknowledgement)と否認信号としてのNAK(Negative Acknowledgment)とがあり、これらが処理装置13から送信される手順については後述する。
コマンド制御部28は入力されたコマンドつまり処理装置13から受信したコマンドがACKかNAKかを判断し、受信したコマンドがACKであると判断したときには、ACKをサイズ変更部18と通信状態チェック部31とに送るとともに、RTバッファ16から次の生体信号データを取り出すようにサイズ変更部18に指令する。ACKを受信したときには、サイズ変更部18はRTバッファ16に記憶されている生体信号データから前回の送信サイズよりも大きな送信サイズの生体信号データを次の生体信号データとして取り出し、その生体信号データが処理装置13に向けて送信される。反対に、受信したコマンドがNAKであると判断したときには、コマンド制御部28はNAKをサイズ変更部18と通信状態チェック部31とに送るとともに、RTバッファ16から前回の生体信号データを取り出すようにサイズ変更部18に指令する。NAKを受信したときには、サイズ変更部18はRTバッファ16から前回の生体信号データの一部を前回よりも小さな送信サイズで再度取り出し、その生体信号データが処理装置13に向けて送信される。つまり、処理装置13からNAKを受信したときには、処理装置13に前回の生体信号データの一部が再送される。このように、本実施の形態においては、無線モジュール26、受信バッファ27、コマンド制御部28、サイズ変更部18、送信バッファ25、RTバッファ16によりデータ送信手段が構成されている。
なお、処理装置13からNAKを受信したときに前回の生体信号データを再送するために、RTバッファ16は次の生体信号データが取り出されるまで前回取り出した生体信号データを保存する機能を有しているが、次の生体信号データが取り出されるまで前回取り出した生体信号データを保存する手段をRTバッファ16とは別に設けるようにしてもよい。
一方、処理装置13には処理機側送受信機32と処理機としてのホストコンピュータ33とが設けられており、測定器側送受信機15から送信された生体信号データは処理機側送受信機32により受信され、受信された生体信号データはホストコンピュータ33により処理されて被験者の健康状態の監視に用いられる。
処理機側送受信機32には受信バッファ34が設けられており、無線モジュール35により測定器側送受信機15からの生体信号データが受信されると、この生体信号データは受信バッファ34に一時的に記憶され、所定のタイミングで受信バッファ34から管理情報検証手段としての管理情報検証部36に送られる。
管理情報検証部36は入力された生体信号データに付加された管理情報を検証し、通信が正常に行われたが否かを判断する。すなわち、管理情報検証部36はチェックサムを再計算して生体信号データに付加されたチェックサムと比較するとともに、付加されたデータサイズと受信した生体信号データのデータサイズとを比較し、これらが一致したときには通信が正常に行われたと判断して管理情報を承認し、一致しないときには通信に異常があったと判断して管理情報を否認する。
管理情報検証部36により管理情報が承認されると、検証結果送信手段としてのコマンドステータス返送部37から承認信号としてACKが送信バッファ38を介して無線モジュール35から送信される。また、管理情報検証部36により管理情報が承認されると、承認された生体信号データは管理情報検証部36から暗号化解除手段としての暗号化解除部41に送られ、暗号化解除部41によりデータ暗号化部22による生体信号データの暗号化が解除される。そして、暗号化が解除された生体信号データは処理バッファ42を介して所定のタイミングでホストコンピュータ33に送られ、ホストコンピュータ33において周波数解析等の処理が施され、その処理結果が図示しないモニタ等に表示される。反対に、管理情報検証部36により管理情報が否認されると、コマンドステータス返送部37から否認信号としてNAKが送信バッファ38を介して無線モジュール35から送信されるとともに、否認された生体信号データは破棄される。
なお、測定器側送受信機15に設けられる各部18,21,22,23,28,31による制御等は、実際には測定器側送受信機15に設けられる図示しないCPU(中央演算処理装置)により行われ、つまり、測定器側送受信機15には各バッファ16,17,25,27とCPUとにより所謂マイクロコンピュータとして機能する部分が設けられている。同様に、処理機側送受信機32に設けられる各部36,37,41による制御等は、実際には処理機側送受信機32に設けられる図示しないCPU(中央演算処理装置)により行われ、つまり、処理機側送受信機32には各バッファ34,38,42とCPUとにより所謂マイクロコンピュータとして機能する部分が設けられている。
この監視装置11では、通信状態に応じて効率よく生体信号データを送信するために、送信サイズ変更手段としてのサイズ変更部18により、処理機側送受信機32から受信するコマンドに基づいて、測定器側送受信機15から送信する生体信号データの送信サイズを変更するようにしている。つまり、サイズ変更部18は、入力されるコマンドに応じてRTバッファ16から取り出すデータパケットのサイズつまり生体信号データの送信サイズを変更するようになっており、コマンド制御部28からACKが入力されたときには送信サイズを前回の送信サイズよりも大きく設定し、NAKが入力されたときには送信サイズを前回の送信サイズよりも小さく設定する。ここで、送信サイズは、その最小値が最大値の半分の大きさに設定されるとともに最大値と最小値との間で複数の段階が設定されており、ACKが入力されたときには前回の送信サイズよりも1段階だけ大きい送信サイズが設定され、NAKが入力されたときには前回の送信サイズよりも1段階だけ小さい送信サイズが設定されるようになっている。これにより、通信が正常に行われると、生体信号データが送信されるに連れてその送信サイズが徐々に大きくなり、効率よく生体信号データが送信されることになる。一方、通信状態が悪化したときには、その通信状態であっても正常な通信が可能なサイズにまで送信サイズは徐々に小さくされ、通信エラーを抑制することができる。送信サイズの変更が繰り返されて送信サイズが最大値となったときには、サイズ変更部18にACKが入力されても送信サイズは最大値に維持され、送信サイズが最小値となったときには、サイズ変更部18にNAKが入力されても送信サイズは最小値に維持される。また、送信が開始されるとき、つまり最初に生体信号データを送信するときには、送信サイズはサイズ変更部18により最小値に設定される。
なお、送信サイズが変更されることにより、通信状態に応じてRTバッファ16に単位時間当たりに入力されるデータ量と、RTバッファ16から単位時間当たりに取り出されるデータ量との間にアンバランスが生じるが、このアンバランスは容量が大きくとられたRTバッファ16が緩衝装置として働くことにより吸収される。
通信状態チェック部31は、タイマ24のカウントから、測定器側送受信機15が生体信号データを送信してから所定時間以内に処理機側送受信機32からのコマンドを受信したか否かをチェックし、これにより測定器側送受信機15と処理機側送受信機32との間の通信状態をチェックする。そして、例えば、定器側送受信機15と処理機側送受信機32との間の通信が途絶えて測定器側送受信機15が生体信号データを送信してから所定時間以上、測定器側送受信機にACKもNAKも受信されないことを検出したときには、通信状態チェック部31はタイマイベントとして、サイズ変更部18により生体信号データを最小値に設定させて通信状態を回復させるようにしている。なお、通信状態チェック部31にACKが入力されたときには、タイマ24はリセットされ、次の生体信号データの送信時に再度起動される。
生体信号データを最小値に設定しても測定器側送受信機15によりACKもNAKも受信されないときには、その間に測定器14により測定される生体信号データは記憶手段としてのRTバッファ16に記憶つまり蓄積される。そして、バッファ状態検出部21によりRTバッファ16の空き容量が無くなったことが検出されると、プレバッファ17からRTバッファ16への生体信号データの入力が禁止され、これに伴って図示しないエラーインジケータ等が表示されるとともに、バッファ状態検出手部21によりRTバッファ16に記憶された生体信号データの全部が一旦破棄され、測定器14からRTバッファ16への生体信号データの入力がやり直される。
図2は測定器側送受信機による生体信号データの送信制御の手順を示すフローチャート図、図3は処理機側送受信機による生体信号データの受信制御の手順を示すフローチャート図である。
図2に示すように、測定器側送受信機15による生体信号データの送信制御においては、まず、ステップS1において送信が開始済みか否かが判断され、送信が開始済みではないと判断されると、ステップS2においてサイズ変更部18により送信サイズが最小値に設定され、ステップS3においてRTバッファ16から最小値の送信サイズの生体信号データがデータパケットとして取り出される。なお、本実施の形態においては、送信の開始時における送信サイズをサイズ変更部18により最小値に設定するようにしているが、これに限らず、例えば最小値と最大値との中間値や、最大値などに設定するようにしてもよい。
次いで、ステップS4において取り出された生体信号データが暗号化され、ステップS5において暗号化された生体信号データに管理情報が付加されるとともにステップS6においてタイマ24が起動される。そして、ステップS7において生体信号データが送信バッファ25にセットされ、ステップS8において生体信号データが処理機側送受信機32に向けて送信される。
一方、ステップS1において送信が開始済みと判断されたときには、ステップS9において受信バッファ27からコマンドが切り出され、ステップS10においてコマンド制御部28によりコマンドステータスがACKかNAKかが判断される。ステップS10においてコマンドステータスがACKであると判断されると、ステップS11においてサイズ変更制御のサブルーチンにより送信サイズが前回の送信サイズよりも大きく設定され、ステップS12においてRTバッファ16から次の生体信号データが前回よりも大きな送信サイズで取り出される。そして、取り出された生体信号データはステップS4からS8の手順を経て処理機側送受信機32に向けて送信される。
これに対して、ステップS10においてコマンドステータスがNAKであると判断されたときには、ステップS13においてサイズ変更制御のサブルーチンにより送信サイズが前回の送信サイズよりも小さく設定され、ステップS14においてRTバッファ16から前回の生体信号データが前回よりも小さな送信サイズで取り出される。そして、取り出された生体信号データはステップS4からS8の手順を経て処理機側送受信機32に向けて送信される。つまり、ステップS10でNAKであると判断されたときには、測定器側送受信機15からは前回の生体信号データの一部が再送される。
以上の手順により測定器側送受信機15から送信された生体信号データは、図3に示す手順で処理機側送受信機32により受信制御される。つまり、図3に示すように、ステップS1において処理機側送受信機32により生体信号データが受信されると、ステップS2において管理情報検証部36により生体信号データに付加された管理情報が検証される。そして、ステップS3において管理情報が承認されたと判断されると、ステップS4においてコマンドステータス返送部37から測定器側送受信機15に向けてACKが送信されるとともに、ステップS5において暗号化解除部41により生体信号データの暗号化が解除され、ステップS6において暗号化が解除された生体信号データがホストコンピュータ33に転送される。これにより、生体信号データの送信が完了し、ホストコンピュータ33により生体信号データが処理される。一方、ステップS3において管理情報が否認されたときには、ステップS7においてコマンドステータス返送部37から測定器側送受信機15に向けてNAKが送信される。
図4は図2に示すサイズ変更制御を示すフローチャート図であり、図4に示すように、図2に示すサイズ変更制御は送信制御のサブルーチンとして行われる。つまり、ステップS1においてサイズ変更部18に入力されるコマンドステータスがACKであると判断されると、ステップS2において設定されている送信サイズが最大値か否かが判断され、ステップS2において送信サイズが最大値ではないと判断されると、ステップS3において送信サイズがインクリメントつまり1段階大きく設定される。そして、ステップS4において送信サイズが決定され、ルーチンは終了する。これに対して、ステップS2において設定されている送信サイズが最大値であると判断されたときには、これ以上に送信サイズを大きくできないので、ステップS5において送信サイズは最大値のままに保持される。
一方、ステップS1においてサイズ変更部18に入力されるコマンドステータスがNAKであると判断されたときには、ステップS6において設定されている送信サイズが最小値か否かが判断される。ステップS6において設定されている送信サイズが最小値ではないと判断されると、ステップS7において送信サイズがデクリメントつまり1段階小さく設定され、ステップS4において送信サイズが決定される。これに対して、ステップS6において設定されている送信サイズが最小値であると判断されたときには、これ以上に送信サイズを小さくできないので、ステップS5において送信サイズは最小値のままに保持される。
図5はタイマイベントの制御手順を示すフローチャート図であり、タイマイベント制御においては、まず、ステップS1において測定器側送受信機15が処理機側送受信機32からのコマンドを受信したか否かを判断される。ステップS1において測定器側送受信機15がコマンドを受信していないと判断されたときには、ステップS2においてタイマ24のカウントが所定値以上となったか、つまり測定器側送受信機15が生体信号データを送信してから所定時間以上経過したか否かが判断される。そして、ステップS2においてタイマカウントが所定値以上と判断されたときには、ステップS3においてサイズ変更部18により送信サイズが最小値に設定される。一方、ステップS1において測定器側送受信機15がコマンドを受信したと判断されたときには、ルーチンは終了する。
このように、この監視装置11では、測定装置12と処理装置13との間の通信状態が良いときには生体信号データの送信サイズを大きくし、測定装置12と処理装置13との間の通信状態が悪いときには生体信号データの送信サイズを小さくするようにしたので、通信状態に応じた最大限の送信サイズで生体信号データを送信することができる。したがって、測定装置12から処理装置13へ効率よく生体信号データを送信することができるとともに通信エラーを低減させることができる。また、通信効率が向上することにより、測定装置12から処理装置13へより多くの生体信号データを送信することができるので、測定器14により測定された生体信号の生データをホストコンピュータ33に送信して生体信号データの周波数解析等を行わせることができる。
また、この監視装置11では、測定器14により測定された生体信号データをRTバッファ16に一旦記憶させるようにしたので、通信状態に応じて多くの生体信号データを一度に送信し、また、データ再送時には次の生体信号データをRTバッファ16に記憶させるなどして、通信のリアルタイム性を確保することができる。
さらに、この監視装置11では、測定装置12から送信する生体信号データを暗号化するとともに処理装置13において暗号化を解除するようにしたので、測定装置12と処理装置13との間で生体信号データを無線通信により送信するようにしても、生体信号データの機密性を確保することができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえば、前記実施の形態においては測定器14としては、脈圧計や体温計、脳波計等を例示しているが、これに限らず、被験者の生体信号を測定するものであれば、他の測定器であってもよい。
本発明の一実施の形態である生体信号監視装置の全体構造を示すブロック図である。 測定器側送受信機による生体信号データの送信制御の手順を示すフローチャート図である。 処理機側送受信機による生体信号データの受信制御の手順を示すフローチャート図である。 図2に示すサイズ変更制御を示すフローチャート図である。 タイマイベントの制御手順を示すフローチャート図である。
符号の説明
11 生体信号監視装置
12 測定装置
13 処理装置
14 測定器
15 測定器側送受信機
16 RTバッファ(記憶手段)
17 プレバッファ
18 サイズ変更部(送信サイズ変更手段)
21 バッファ状態検出部
22 データ暗号化部(暗号化手段)
23 管理情報付加部(管理情報付加手段)
24 タイマ
25 送信バッファ
26 無線モジュール
27 受信バッファ
28 コマンド制御部
31 通信状態チェック部
32 処理機側送受信機
33 ホストコンピュータ(処理機)
34 受信バッファ
35 無線モジュール
36 管理情報検証部(管理情報検証手段)
37 コマンドステータス返送部(検証結果送信手段)
38 送信バッファ
41 暗号化解除部(暗号化解除手段)
42 処理バッファ

Claims (4)

  1. 被験者の生体信号を測定する測定器と前記測定器により測定した生体信号データを無線回線を介して送信する測定器側送受信機とを備えた測定装置と、前記測定器側送受信機から送信された生体信号データを受信する処理機側送受信機と前記処理機側送受信機が受信した生体信号データを処理する処理機とを備えた処理装置とを有する生体信号監視装置であって、
    前記測定器側送受信機は、
    前記測定器により測定された生体信号データに管理情報を付加する管理情報付加手段と、
    前記処理装置から承認信号を受信したときに前記処理機側送受信機に次の生体信号データを送信し、否認信号を受信したときには前回の生体信号データを再送するデータ送信手段とを備え、
    前記処理機側送受信機は、
    受信した生体信号データの管理情報を検証する管理情報検証手段と、
    前記管理情報検証手段により管理情報が承認されたときに前記測定器側送受信機に承認信号を送信し、否認されたときには否認信号を送信する検証結果送信手段とを備え、
    前記測定器側送受信機には、承認信号を受信したときに前記データ送信手段から送信される生体信号データの送信サイズを前回の送信サイズよりも大きく設定し、否認信号を受信したときには生体信号データの送信サイズを前回の送信サイズよりも小さく設定する送信サイズ変更手段が設けられることを特徴とする生体信号監視装置。
  2. 請求項1記載の生体信号監視装置において、前記承認信号も前記否認信号も受信されないときに前記測定器により測定された生体信号データを記憶する記憶手段を前記測定器側送受信機に設けることを特徴とする生体信号監視装置。
  3. 請求項1または2記載の生体信号監視装置において、生体信号データを暗号化する暗号化手段を前記測定器側送受信機に設け、前記暗号化手段による暗号化を解除する暗号化解除手段を前記処理機側送受信機に設けることを特徴とする生体信号監視装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の生体信号監視装置において、前記測定器側送受信機が生体信号データを送信してから所定時間以上、前記測定器側送受信機が前記承認信号も前記否認信号も受信しないときには、前記生体信号の送信サイズを最小値に設定することを特徴とする生体信号監視装置。
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