JP2007072660A - 操作入力装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】タッチパッドを備える操作入力装置において、タッチパッドの表面に一定間隔で表面加工を施し、操作者の指の移動及び停止を制御し易くする。
【解決手段】操作入力装置10は、カーソル16aを表示する表示手段16と、操作者の指1の移動量に応じてカーソル16aの移動量を制御可能なタッチパッド11とを備える。タッチパッド11は、操作者の指1の移動方向と交わるように一定間隔で表面加工11aが施され、表面加工11aの間隔に対応させてカーソル16aの移動量を設定している。例えば、表面加工11aが断面波型の場合、その波型の凹部が操作者の指1の停止位置に対応して形成され、操作者の指1が凸部を一つ超えて次の凹部で停止すると、カーソル16aの位置が一つ移動する。
【選択図】図3
【解決手段】操作入力装置10は、カーソル16aを表示する表示手段16と、操作者の指1の移動量に応じてカーソル16aの移動量を制御可能なタッチパッド11とを備える。タッチパッド11は、操作者の指1の移動方向と交わるように一定間隔で表面加工11aが施され、表面加工11aの間隔に対応させてカーソル16aの移動量を設定している。例えば、表面加工11aが断面波型の場合、その波型の凹部が操作者の指1の停止位置に対応して形成され、操作者の指1が凸部を一つ超えて次の凹部で停止すると、カーソル16aの位置が一つ移動する。
【選択図】図3
Description
本発明は、操作入力装置、より詳細には、タッチパッドを操作する際の操作者の指の移動と停止を制御し易くした操作入力装置に関する。
従来、画面上におけるカーソルの移動を制御するために、タッチパッドを備えた操作入力装置が知られている。例えば、特許文献1には、タッチパッドを備えた携帯端末機が開示されている。これは、手指、ペン等の指示体の接触位置の2次元座標を出力すると共に、指示体の押圧力に応じて異なる信号を出力するタッチパッドを操作手段とし、情報とカーソルを表示する表示手段と、タッチパッドの操作に応じて、カーソルを移動する移動処理と情報の選択を決定する決定処理とを行う制御手段とを備え、さらに、タッチパッド上に、タッチパッド上をタップ操作することによりカーソルを移動させるカーソル移動領域と、タッチパッド上をタップ操作することにより情報の選択決定を行う決定領域とを設けたものである。
上記のタッチパッドは、操作者の指の移動距離に応じてカーソルの移動量を制御することができる。このとき、操作者は、その指を平面状のタッチパッド上でスライドさせるため、指の移動量は無段階となる。
特開2004−166109号公報
従来、タッチパッドを操作して文字や図のようなキャラクタや、行や列を指定するとき、操作者の指は無段階にタッチパッド上を移動することになる。このため、操作者はカーソルを意図する場所に停止させるために、定められた指の移動と停止位置の位置決めの範囲がつかみにくかった。従って、意図する停止位置よりも前あるいは後でカーソルを停止させてしまうことによる誤操作を生じさせやすく、そのたびに再調整の必要があり、入力操作が非効率なものになっていた。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、タッチパッドを備える操作入力装置において、タッチパッドの表面に一定間隔で表面加工を施し、操作者の指の移動及び停止を制御し易くすること、を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、カーソルを表示する表示手段と、操作者の指の移動量に応じて前記カーソルの移動量を制御可能なタッチパッドとを備える操作入力装置において、前記タッチパッドは、前記操作者の指の移動方向と交わるように一定間隔で表面加工が施され、該表面加工の間隔に対応させて前記カーソルの移動量を設定していることを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記タッチパッドは、前記操作者の指を直線状に移動させることにより操作可能とし、前記操作者の指の移動方向と交わるように一定間隔で表面加工されていることを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第1の技術手段において、前記タッチパッドは、前記操作者の指を円弧状に移動させることにより操作可能とし、前記円弧の中心点から放射状に一定間隔で表面加工されていることを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第1の技術手段において、前記タッチパッドは、前記操作者の指を、任意の点から外側に向けて移動させることにより操作可能とし、前記点を中心として同心円状に一定間隔で表面加工されていることを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第2乃至第4のいずれか1の技術手段において、前記タッチパッドは、前記操作者の指の触覚によって、該指の停止位置を感知できるように表面加工されていることを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第5の技術手段において、前記タッチパッドは、前記表面加工として、断面波型に加工され、該波型の凹部あるいは凸部が前記指の停止位置に対応して形成されていることを特徴としたものである。
第7の技術手段は、第5の技術手段において、前記タッチパッドは、前記表面加工として、前記指の停止位置に対応する部分の摩擦係数が他の部分よりも大きくなるように加工されていることを特徴としたものである。
第8の技術手段は、第5の技術手段において、前記タッチパッドは、前記表面加工として、前記操作者の指の触覚によって感知可能なガイド線あるいは目盛が前記指の停止位置に対応して形成されていることを特徴としたものである。
第9の技術手段は、第1乃至第8のいずれか1の技術手段において、前記タッチパッド上で前記操作者の指が触れた位置を始点として認識する始点認識手段と、該認識した始点からの前記操作者の指の移動方向及び移動量を検出する移動方向/移動量検出手段と、前記操作者の指が前記タッチパッドから離れたときの位置を終点として検出する終点検出手段と、前記移動方向/移動量検出手段により検出される前記操作者の指の移動方向及び移動量に応じて、前記始点を含む領域に割り当てられている選択候補を変化させて画面に表示する表示制御手段と、前記終点が検出されたときに前記画面上で選択状態にある選択候補の入力を確定する入力確定手段とを備え、前記表示手段は、前記選択状態にある選択候補にカーソルを表示することを特徴としたものである。
本発明によれば、タッチパッドを備える操作入力装置において、タッチパッドの表面に一定間隔で表面加工を施すことにより、操作者の指の移動及び停止を制御し易くなる。
図1は、本発明の一実施形態に係る操作入力装置の構成例を示すブロック図で、図中、1は操作者の指、10は操作入力装置を示す。操作入力装置10は、タッチパッド11、タッチパッドコントローラ12、表示制御手段13、辞書DB14、メモリ15、表示手段16、及び入力確定手段17を備えている。
本発明の操作入力装置10は、例えば、ポータブル音楽プレーヤ、携帯電話機、携帯型情報機器、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラなどのように、表示手段16を有し、その画面上にカーソルが表示され、カーソル移動をタッチパッド11によって操作可能な装置であって、カーソルの停止位置が操作者の意図とずれることを防止することを主たる目的とする。このため、タッチパッド11上をスライドさせる指1を特定の位置で停止し易くするために、タッチパッド11の表面に断面波型の加工を行うなどの表面加工を施す。
なお、上記表面加工は、操作者の指1の触覚によって、指1の停止位置を感知できるように加工されていればよく、断面波型の加工以外にも、指1の停止位置に応じた部分の摩擦係数を他の部分よりも大きくする、あるいは、操作者の指1の触覚によって感知可能なガイド線や目盛を指1の停止位置に対応して形成するようにしてもよい。
タッチパッド11は、複数の領域に分割され且つ各領域に選択候補となる文字情報などの情報が割り当てられ、操作者の指1の移動量に応じてカーソルの移動量を制御可能とする。タッチパッド11は、操作者の指1の移動方向と交わるように一定間隔で表面加工が施され、表面加工の間隔に対応させてカーソルの移動量を設定できるようにしている。
タッチパッドコントローラ12は、タッチパッド11を制御する手段であって、タッチパッド11上で指1が触れた位置を始点として認識する始点認識手段12aと、認識した始点からの指1の移動方向及び移動量を検出する移動方向/移動量検出手段12bと、指1がタッチパッド11から離れたときの位置を終点として検出する終点検出手段12cと、を備える。このように、タッチパッド11は、指1によりタッチされた領域を認識する機能と、続いて行うスライド操作の方向と移動量を検出する機能と、指1が離れた位置を検出する機能とを備える。また、タッチパッド11の入力方式としては、抵抗膜式、静電式など公知の方式を用いることができる。
また、表示制御手段13は、移動方向/移動量検出手段12bにより検出される指1の移動方向及び移動量に応じて、始点認識手段12aにより認識された始点を含む領域に割り当てられている選択候補を変化させて画面に表示する。辞書DB23は、タッチパッドコントローラ12からの操作入力信号に対応付けて文字(漢字、ひらがな、カタカナなど)や英数字などの辞書情報を蓄積する。メモリ15は、タッチパッドコントローラ12からの操作入力信号に対応付けてチャンネル情報などを記憶する。
表示手段16は、LCD(液晶ディスプレイ:Liquid Crystal Display)などの表示手段で、タッチパッド11への操作に連動して、選択状態にある選択候補にカーソルを当てて表示する。このカーソル表示の制御は、表示制御手段13により実行される。入力確定手段17は、終点検出手段12cにより終点が検出されたときに画面上で選択状態にある選択候補(すなわち、カーソルが当たっている選択候補)の入力を確定する。
なお、表示制御手段13は、タッチパッド11の各領域に割り当てられている選択候補を表示させる際に、操作者の指1の移動方向及び移動量に応じて、選択状態にある候補だけを1つずつ順番に表示させる、あるいは、選択状態にある候補の前後の候補を含めた複数の選択候補をリスト化して表示させるようにしてもよい。
図2は、本発明の他の実施形態に係る操作入力装置10の構成例を示す図で、図中、20はLCDなどの表示装置、30は記録再生装置(レコーダなど)やPC本体等の外部機器を示す。本実施形態では、外部機器30と表示装置20が接続され、操作入力装置10からの操作入力信号は、外部機器30で受信され、外部機器30から表示装置20に送られる。
本発明の操作入力装置10は、表示装置20や外部機器30を遠隔操作可能なリモートコントロール装置に適用してもよい。この場合、表示手段16が外部の表示装置20となり、表示制御手段13、辞書DB14、メモリ15、及び入力確定手段17を外部機器30あるいは表示装置20に備える構成としてもよい。また、表示装置20あるいは外部機器30は、テレビチューナ機能、ラジオチューナ機能、音楽プレーヤ機能などの機能を備えるようにしてもよい。
図2において、タッチパッド11は、数字の「1」及び「あ行」などが割り当てられた領域、数字の「2」及び「か行」などが割り当てられた領域、数字の「3」及び「さ行」などが割り当てられた領域、数字の「4」及び「た行」などが割り当てられた領域、数字の「5」及び「な行」などが割り当てられた領域、数字の「6」及び「は行」が割り当てられた領域、数字の「7」及び「ま行」が割り当てられた領域、数字の「8」及び「や行」などが割り当てられた領域、数字の「9」及び「ら行」などが割り当てられた領域、数字の「0」及び「わ行」などが割り当てられた領域、を備える。なお、上記各領域には、ひらがな、カタカナ、アルファベット(大文字,小文字含む)、数字、記号、それぞれの全角文字、半角文字などの複数の文字種を選択的に割り当てることが可能である。
操作者は、所望の文字が割り当てられているタッチパッド11の領域に指1をタッチする。続いて、これを「始点」として指1をスライド(図中下向きにスライド)することによって、その移動方向及び移動量に応じて割り当てられている文字の選択候補のリストが表示装置20の画面に表示される。操作者は、所望の文字が選択候補として表示された時点でそれを「終点」として指1のタッチを開放する。これによって文字の選択が確定する。
なお、始点確定後に、指1をスライドする操作に入った段階では、指1をスライドさせる方向と移動量によって操作が行われるのであって、タッチパッド11の他の領域に指1が移動してもそこに割り当てられた文字は操作に影響しない。
また、上記操作において、文字の選択候補を順に表示させているときに、所望の文字候補を飛び越えて指1をスライドさせてしまった場合でも、そのまま反対方向に指1をスライドさせて所望の文字候補まで戻して選択できるようにしてもよい。
以下、図3乃至図6に基づいて、本発明のタッチパッド11の表面加工処理の各実施形態について説明する。なお、以下では、図1に示した操作入力装置10の構成に基づいて説明するものとする。
(第1の実施形態)
図3は、本発明の第1の実施形態に係るタッチパッド11の表面加工処理の一例を示す図である。操作入力装置10は、タッチパッド11に対して操作者の指1が触れた点を始点として認識し、始点を含む領域に割り当てられている選択候補のリストを表示手段16の画面に表示する。そして、タッチパッド11上の始点からの操作者の指1の移動方向及び移動量に応じて、カーソル16aを移動させて、選択候補を順に選択状態にする。本例では、白抜き表示されている選択候補「BBB」が選択状態にあることを示す。
図3は、本発明の第1の実施形態に係るタッチパッド11の表面加工処理の一例を示す図である。操作入力装置10は、タッチパッド11に対して操作者の指1が触れた点を始点として認識し、始点を含む領域に割り当てられている選択候補のリストを表示手段16の画面に表示する。そして、タッチパッド11上の始点からの操作者の指1の移動方向及び移動量に応じて、カーソル16aを移動させて、選択候補を順に選択状態にする。本例では、白抜き表示されている選択候補「BBB」が選択状態にあることを示す。
図3(A)において、タッチパッド11は、操作者の指1の移動方向と交わるように一定間隔で表面加工11aが施され、表面加工11aの間隔に対応させてカーソル16aの移動量が設定されている。図3(B)は、図3(A)に示すタッチパッド11のXX′断面を示す図である。本実施形態のタッチパッド11は、カーソル移動の操作のため、操作者の指1を直線状に移動させるように設定されており、表面加工11aは、操作者の指1の移動方向と交わるように一定間隔で施されている。
本実施形態では、表面加工11aとして、図3(B)に示すように断面波型に加工され、領域「00」から領域「04」までの各領域がカーソル位置「A」からカーソル位置「E」までに対応している。また、波型の凹部が指1の停止位置に対応して形成され、操作者の指1が波型の凸部をひとつ越えて次の凹部に停止すると、表示手段16のカーソル16aがひとつ移動する。なお、その逆、すなわち、波型の凸部が指1の停止位置に対応して形成されていてもよい。この場合、操作者の指1が波型の凹部をひとつ越えるごとにカーソル16aがひとつ移動する。
図3(A)及び(B)において、指1が領域「00」にタッチしている間は、カーソル位置「A」にカーソル16aが当たり、指1をスライドさせて領域「01」にタッチしている間は、カーソル位置「B」にカーソル16aが当たる。以下、指1をスライドさせて領域「02」にタッチしている間は、カーソル位置「C」にカーソル16aが当たり、指1が領域「03」にタッチしている間は、カーソル位置「D」にカーソル16aが当たり、指1が領域「04」にタッチしている間は、カーソル位置「E」にカーソル16aが当たるように設定されている。
このように、タッチパッド11に表面加工11aを施して断面波型にすることにより、操作者はタッチパッド11上において指1を順にスライドさせる際に、波型の凹部を指1の触覚で感知することができるため、この凹部で指1のスライドを停止させることができる。これにより、操作者の指1が波型の凸部をひとつ越えるごとに、表示手段16のカーソル16aをひとつ移動させることが可能となり、操作者は指1の停止位置の位置決めがし易くなり、誤操作を減少させることができる。
なお、操作者の指1の移動方向は、タッチパッド1の表面における上下方向、左右方向、斜め方向のいずれの方向にしてもよく、各方向に対して断面波型を形成することで、同様の操作を行うことができる。
(第2の実施形態)
図4は、本発明の第2の実施形態に係るタッチパッド11の表面加工処理の一例を示す図である。本実施形態の表面加工11bは、タッチパッド11の表面を波型加工する代わりに、指1の停止位置に対応した部分(図4のグレーの部分)の摩擦係数を他の部分よりも大きくしている。例えば、指1の停止位置に対応した部分に対して、指1の触覚によって他の部分との違いを感知可能な程度に表面処理を施す。これにより、操作者が指1の停止位置を決め易くすることができる。また、これとは逆に、指1の停止位置に対応した部分の摩擦係数を他の部分よりも小さくしてもよい。
図4は、本発明の第2の実施形態に係るタッチパッド11の表面加工処理の一例を示す図である。本実施形態の表面加工11bは、タッチパッド11の表面を波型加工する代わりに、指1の停止位置に対応した部分(図4のグレーの部分)の摩擦係数を他の部分よりも大きくしている。例えば、指1の停止位置に対応した部分に対して、指1の触覚によって他の部分との違いを感知可能な程度に表面処理を施す。これにより、操作者が指1の停止位置を決め易くすることができる。また、これとは逆に、指1の停止位置に対応した部分の摩擦係数を他の部分よりも小さくしてもよい。
このように、タッチパッド11の指1の停止位置に対応した部分に表面加工11bを施して、その摩擦係数を他の部分よりも大きくすることにより、操作者はタッチパッド11上において指1を順にスライドさせる際に、摩擦係数の大きい部分を指1の触覚で感知することができるため、この部分で指1のスライドを停止させることができる。これにより、操作者の指1が現在の停止位置から次の停止位置に対応した部分へ移動すると、表示手段16のカーソル16aをひとつ移動させることが可能となり、操作者は指1の停止位置の位置決めがし易くなり、誤操作を減少させることができる。
なお、操作者の指1の移動方向は、タッチパッド1の表面における上下方向、左右方向、斜め方向のいずれの方向にしてもよく、各方向に対して摩擦係数の大きい部分を一定間隔で形成することで、同様の操作を行うことができる。
(第3の実施形態)
図5は、本発明の第3の実施形態に係るタッチパッド11の表面加工処理の一例を示す図である。本実施形態におけるタッチパッド11は、カーソル移動の操作のため、円弧状に指1を移動可能とし(図中、矢印の方向)、この円弧の中心から放射線状に一定間隔で表面加工を施す。この状態を表面加工11cに示す。図中ハッチング部は、指1の停止位置に対応して、表面加工が施された部分を示す。なお、表面加工11cとしては、前述した波型加工、指1の停止位置に応じた部分の摩擦係数を他の部分よりも大きくする、あるいは、操作者の指1の触覚によって感知可能なガイド線や目盛を指1の停止位置に対応して形成するようにしてもよい。
図5は、本発明の第3の実施形態に係るタッチパッド11の表面加工処理の一例を示す図である。本実施形態におけるタッチパッド11は、カーソル移動の操作のため、円弧状に指1を移動可能とし(図中、矢印の方向)、この円弧の中心から放射線状に一定間隔で表面加工を施す。この状態を表面加工11cに示す。図中ハッチング部は、指1の停止位置に対応して、表面加工が施された部分を示す。なお、表面加工11cとしては、前述した波型加工、指1の停止位置に応じた部分の摩擦係数を他の部分よりも大きくする、あるいは、操作者の指1の触覚によって感知可能なガイド線や目盛を指1の停止位置に対応して形成するようにしてもよい。
例えば、タッチパッド11に表面加工11cを施して断面波型にすることにより、操作者はタッチパッド11上において指1を順にスライドさせる際に、波型の凹部を指1の触覚で感知することができるため、この凹部で指1のスライドを停止させることができる。これにより、操作者の指1が波型の凸部をひとつ越えるごとに、表示手段16のカーソル16aをひとつ移動させることが可能となり、操作者は指1の停止位置の位置決めがし易くなり、誤操作を減少させることができる。
(第4の実施形態)
図6は、本発明の第4の実施形態に係るタッチパッド11の表面加工処理の一例を示す図である。本実施形態におけるタッチパッド11は、カーソル移動の操作のため、任意の一点から外側に向けて指1を移動可能とし(図中、矢印の方向)、この点を中心点として同心円状に一定間隔で表面加工を施す。この状態を表面加工11dに示す。図中ハッチング部は、指1の停止位置に対応して、表面加工が施された部分を示す。なお、表面加工11dとしては、前述した波型加工、指1の停止位置に応じた部分の摩擦係数を他の部分よりも大きくする、あるいは、操作者の指1の触覚によって感知可能なガイド線や目盛を指1の停止位置に対応して形成するようにしてもよい。
図6は、本発明の第4の実施形態に係るタッチパッド11の表面加工処理の一例を示す図である。本実施形態におけるタッチパッド11は、カーソル移動の操作のため、任意の一点から外側に向けて指1を移動可能とし(図中、矢印の方向)、この点を中心点として同心円状に一定間隔で表面加工を施す。この状態を表面加工11dに示す。図中ハッチング部は、指1の停止位置に対応して、表面加工が施された部分を示す。なお、表面加工11dとしては、前述した波型加工、指1の停止位置に応じた部分の摩擦係数を他の部分よりも大きくする、あるいは、操作者の指1の触覚によって感知可能なガイド線や目盛を指1の停止位置に対応して形成するようにしてもよい。
例えば、タッチパッド11に表面加工11dを施して断面波型にすることにより、操作者はタッチパッド11上において指1を順にスライドさせる際に、波型の凹部を指1の触覚で感知することができるため、この凹部で指1のスライドを停止させることができる。これにより、操作者の指1が波型の凸部をひとつ越えるごとに、表示手段16のカーソル16aをひとつ移動させることが可能となり、操作者は指1の停止位置の位置決めがし易くなり、誤操作を減少させることができる。
図7は、本発明が適用される操作入力装置10によるカーソル移動の制御方法の一例を説明するためのフロー図である。本例は、前述の図3に示した構成に基づいて説明する。まず、操作入力装置10は、指1がタッチパッド11の領域「00」に触れると、カーソル16aをカーソル位置「A」に当てる(ステップS1)。次に、操作入力装置10は、指1が領域「01」までスライドしたかどうかを判断し(ステップS2)、領域「01」までスライドしたと判断した場合(YESの場合)、カーソル16aをカーソル位置「B」に移動させる(ステップS3)。また、指1が領域「01」までスライドしていないと判断した場合(NOの場合)、ステップS10に移行する。
次に、操作入力装置10は、指1が領域「02」までスライドしたかどうかを判断し(ステップS4)、領域「02」までスライドしたと判断した場合(YESの場合)、カーソル16aをカーソル位置「C」に移動させる(ステップS5)。また、指1が領域「02」までスライドしていないと判断した場合(NOの場合)、ステップS10に移行する。
次に、操作入力装置10は、指1が領域「03」までスライドしたかどうかを判断し(ステップS6)、領域「03」までスライドしたと判断した場合(YESの場合)、カーソル16aをカーソル位置「D」に移動させる(ステップS7)。また、指1が領域「03」までスライドしていないと判断した場合(NOの場合)、ステップS10に移行する。
次に、操作入力装置10は、指1が領域「04」までスライドしたかどうかを判断し(ステップS8)、領域「04」までスライドしたと判断した場合(YESの場合)、カーソル16aをカーソル位置「E」に移動させる(ステップS9)。また、指1が領域「04」までスライドしていないと判断した場合(NOの場合)、ステップS10に移行する。
次に、操作入力装置10は、指1のタッチが開放されたかどうかを判断し(ステップS10)、タッチが開放された場合(YESの場合)、その時点で選択状態にあった選択候補の入力を確定して終了する。また、タッチが開放されない場合(NOの場合)、ステップS2に戻り処理を繰り返す。
以上説明したように、本発明によれば、タッチパッドを備える操作入力装置において、タッチパッドの表面に一定間隔で表面加工を施すことにより、操作者の指の移動及び停止を制御し易くなる。
1…操作者の指、10…操作入力装置、11…タッチパッド、11a,11b,11c,11d…表面加工、12…タッチパッドコントローラ、12a…始点認識手段、12b…移動方向/移動量検出手段、12c…終点検出手段、13…表示制御手段、14…辞書DB、15…メモリ、16…表示手段、16a…カーソル、17…入力確定手段、20…表示装置、30…外部機器。
Claims (9)
- カーソルを表示する表示手段と、操作者の指の移動量に応じて前記カーソルの移動量を制御可能なタッチパッドとを備える操作入力装置において、前記タッチパッドは、前記操作者の指の移動方向と交わるように一定間隔で表面加工が施され、該表面加工の間隔に対応させて前記カーソルの移動量を設定していることを特徴とする操作入力装置。
- 請求項1に記載の操作入力装置において、前記タッチパッドは、前記操作者の指を直線状に移動させることにより操作可能とし、前記操作者の指の移動方向と交わるように一定間隔で表面加工されていることを特徴とする操作入力装置。
- 請求項1に記載の操作入力装置において、前記タッチパッドは、前記操作者の指を円弧状に移動させることにより操作可能とし、前記円弧の中心点から放射状に一定間隔で表面加工されていることを特徴とする操作入力装置。
- 請求項1に記載の操作入力装置において、前記タッチパッドは、前記操作者の指を、任意の点から外側に向けて移動させることにより操作可能とし、前記点を中心として同心円状に一定間隔で表面加工されていることを特徴とする操作入力装置。
- 請求項2乃至4のいずれか1に記載の操作入力装置において、前記タッチパッドは、前記操作者の指の触覚によって、該指の停止位置を感知できるように表面加工されていることを特徴とする操作入力装置。
- 請求項5に記載の操作入力装置において、前記タッチパッドは、前記表面加工として、断面波型に加工され、該波型の凹部あるいは凸部が前記指の停止位置に対応して形成されていることを特徴とする操作入力装置。
- 請求項5に記載の操作入力装置において、前記タッチパッドは、前記表面加工として、前記指の停止位置に対応する部分の摩擦係数が他の部分よりも大きくなるように加工されていることを特徴とする操作入力装置。
- 請求項5に記載の操作入力装置において、前記タッチパッドは、前記表面加工として、前記操作者の指の触覚によって感知可能なガイド線あるいは目盛が前記指の停止位置に対応して形成されていることを特徴とする操作入力装置。
- 請求項1乃至8のいずれか1に記載の操作入力装置において、前記タッチパッド上で前記操作者の指が触れた位置を始点として認識する始点認識手段と、該認識した始点からの前記操作者の指の移動方向及び移動量を検出する移動方向/移動量検出手段と、前記操作者の指が前記タッチパッドから離れたときの位置を終点として検出する終点検出手段と、前記移動方向/移動量検出手段により検出される前記操作者の指の移動方向及び移動量に応じて、前記始点を含む領域に割り当てられている選択候補を変化させて画面に表示する表示制御手段と、前記終点が検出されたときに前記画面上で選択状態にある選択候補の入力を確定する入力確定手段とを備え、前記表示手段は、前記選択状態にある選択候補にカーソルを表示することを特徴とする操作入力装置。
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