JP2007072235A - 学習用カードセット及びその使用方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】表面に異なる場面を示す絵が描かれ、裏面に前記絵が対応する場面の説明を含むストーリーの例示が記載された複数のカードを使用することによって、学習者は、各カードの表面に描かれた絵に基づいて、場面やストーリーを変更したり創作したりすることができ、これにより、場面やストーリーの構成をビジュアルに理解することができ、文章構成力、想像力、洞察力等を向上させることができるようにする。
【解決手段】表面に絵が描かれ、裏面に指導要綱が記載された複数のカードを有する学習用カードセットであって、前記絵は、互いに相違するとともに、ストーリーにおける場面に各々対応可能であり、前記指導要綱は、前記絵が対応する場面の説明を含むストーリーの例示、及び、例示されたストーリーの各場面と絵との対応関係を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、学習用カードセット及びその使用方法に関するものである。
従来、表面に絵を描き、裏面に説明を記載したカードを複数枚組み合わせてケースに収納した紙芝居用のカードセットが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この場合、ケースが紙芝居用舞台としての機能も有するので、観客を引き付ける魅力のある紙芝居を容易に行うことができる。
特開2000−380号公報
しかしながら、前記従来のカードセットは、あらかじめ設定された紙芝居用のストーリーが分割されて各カードの裏面に記載され、その表面には裏面に記載されたストーリーの部分に即した内容の絵が描かれている。そのため、カードの組み合わせ方、すなわち、カードを使用する順番は、前記ストーリーに沿うように固定されており、自由に変更することができない。したがって、娯楽としての用途には適していても、ストーリーを変更したり、創作したりすることによって、幼児や児童の構成力や洞察力を向上させるための学習用具として利用することができない。
本発明は、前記従来のカードセットにおける問題点を解決して、表面に異なる場面を示す絵が描かれ、裏面に前記絵が対応する場面の説明を含むストーリーの例示が記載された複数のカードを使用することによって、学習者は、各カードの表面に描かれた絵に基づいて、ストーリーを変更したり創作したりすることができ、これにより、ストーリーの構成をビジュアルに理解することができ、文章構成力、想像力、洞察力等を向上させることができる学習用カードセット及びその使用方法を提供することを目的とする。
本発明の学習用カードセットにおいては、表面に絵が描かれ、裏面に指導要綱が記載された複数のカードを有する学習用カードセットであって、前記絵は、互いに相違するとともに、ストーリーにおける場面に各々対応可能であり、前記指導要綱は、前記絵が対応する場面の説明を含むストーリーの例示、及び、例示されたストーリーの各場面と絵との対応関係を備える。
本発明の他の学習用カードセットにおいては、さらに、前記例示されたストーリーは、当該ストーリーの例示を備える指導要綱が記載されたカード以外のすべてのカードに描かれた絵が対応する場面を含む。
本発明の更に他の学習用カードセットにおいては、さらに、前記場面の説明は、例示されたストーリーの起承転結の各々に対応する場面の説明を含む。
本発明の更に他の学習用カードセットにおいては、さらに、前記指導要綱は、例示されたストーリーのテーマの説明を備える。
本発明の更に他の学習用カードセットにおいては、さらに、前記指導要綱は、前記カードを使用する学習の例示を備える。
本発明の更に他の学習用カードセットにおいては、さらに、前記カードの少なくとも表面には、当該カードを識別するための識別符号が付与されている。
本発明の学習用カードセットの使用方法においては、本発明の学習用カードセットの使用方法であって、例示されたストーリーを学習者に教え、各カードに描かれた絵が前記例示されたストーリーの各場面の順番となるように、前記学習者に前記カードを並べさせる。
本発明の他の学習用カードセットの使用方法においては、本発明の学習用カードセットの使用方法であって、各カードに描かれた絵となるような場面を学習者に創作させる。
本発明の更に他の学習用カードセットの使用方法においては、本発明の学習用カードセットの使用方法であって、各カードに描かれた絵が各場面となるようなストーリーを学習者に創作させる。
本発明によれば、学習用カードセットにおいては、表面に絵が描かれ、裏面に指導要綱が記載された複数のカードを有する学習用カードセットであって、前記絵は、互いに相違するとともに、ストーリーにおける場面に各々対応可能であり、前記指導要綱は、前記絵が対応する場面の説明を含むストーリーの例示、及び、例示されたストーリーの各場面と絵との対応関係を備える。
この場合、学習者は、各カードの表面に描かれた絵に基づいて、ストーリーを変更したり創作したりすることができ、これにより、ストーリーの構成をビジュアルに理解することができ、文章構成力、想像力、洞察力等を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態における学習用カードセットの第1のカードの構成を示す図、図2は本発明の実施の形態における学習用カードセットの第2のカードの構成を示す図、図3は本発明の実施の形態における学習用カードセットの第3のカードの構成を示す図、図4は本発明の実施の形態における学習用カードセットの第4のカードの構成を示す図、図5は本発明の実施の形態における学習用カードセットの第5のカードの構成を示す図である。なお、図1〜5において、(a)はカードの表面を示し、(b)はカードの裏面を示している。
図において、101〜105は、本実施の形態における学習用カードセットに含まれる第1〜第5のカードを各々を示している。なお、第1〜第5のカード101〜105を統合的に説明する場合には、カード10として説明する。また、本実施の形態においては、学習用カードセットが5枚のカード10を有する場合についてのみ説明するが、カード10の枚数は、複数であれば、いくつであってもよく、任意に設定することができる。さらに、カード10の形状や大きさも任意に設定することができ、例えば、三角形であってもよいし、円形であってもよいし、窓ガラス程度の大きさであってもよいし、クレジットカード程度の大きさであってもよいが、ここでは、形状が長方形であり、縦が約12.5〔cm〕で横が約17.5〔cm〕の大きさであるものとして説明する。さらに、カード10の材質も任意に選択することができ、例えば、金属製のフィルム、プラスチック製のシート、木製のシート等から成るものであってもよいが、ここでは、紙製の厚手のシートから成るものであるとする。また、電子媒体で使用することもできる。
そして、本実施の形態における学習用カードセットは、主として、未就学の幼児〜高等学校の生徒が学習者である場合を想定したものであるが、学習者は、いかなる年齢の者であってもよく、乳児であってもよいし、高等学校の生徒以上の年齢の者であってもよい。また、本実施の形態における学習用カードセットは、主として、国語力を付けるための教材として使用されるものであり、文章の構造となる起承転結を学習者に理解させることを主たる目的とするものである。この場合、カード10の表面に描かれ、絵本の絵のように分かりやすい絵を使用することによって、学習者は、文章では説明しにくい起承転結をビジュアルに理解することができる。なお、前記学習用カードセットは主たる目的以外の目的にも使用することができ、例えば、小論文を作成するための訓練に使用することもできる。また、絵に基づいてストーリーを創作することによって、学習者の発想力を養うことができる。さらに、各々の絵の把握の仕方が多様であるので、学習者は、1つの事象に対して多面的な見方があることを理解することができ、洞察力を養うことができる。
図に示されるように、第1〜第5のカード101〜105の表面に描かれた絵は、互いに相違するものであるが、共通のストーリーにおける場面に各々対応可能である。そのため、何枚かのカード10に描かれた絵を使用して、お話や物語、すなわち、ストーリーを創作することができるように、互いに共通する部分を備えるものである。図に示される例においては、すべてのカード10の表面には、共通する部分として子供のアザラシが描かれており、子供のアザラシを主人公とするストーリーを創作することができるようになっている。
なお、第1〜第5のカード101〜105の表面及び裏面には、第1〜第5の識別符号111〜115が付与されている。第1〜第5の識別符号111〜115を統合的に説明する場合には、識別符号11として説明する。図に示される例においては、識別符号11が連番の数字であり、1〜5の数字の各々が第1〜第5の識別符号111〜115として付与されているが、識別符号11は、数字以外の記号、文字等であってもよく、例えば、A〜Eのアルファベットや、あ〜おのひらがなやカタカナの各々を第1〜第5の識別符号111〜115として付与することもできる。
そして、すべてのカード10の裏面には、主として、学習者を指導する指導者が使用するための指導要綱が記載されている。該指導要綱は、記載量が多い場合や各カードに共通の内容の場合には別紙に指導要綱を記載することがある。該指導要綱は、表面に描かれた絵が対応する場面の説明を含むストーリーの例示、及び、例示されたストーリーの各場面と絵との対応関係を備えるものである。さらに、前記指導要綱は、例示されたストーリーのテーマの説明、及び、カード10を使用する学習の例示を備える。なお、例示されたストーリーは、指導要綱が記載されたカード10以外のすべてのカード10に描かれた絵が対応する場面を含むものである。さらに、場面の説明は、例示されたストーリーの起承転結の各々に対応する場面の説明を含むものである。さらに、該場面の説明には、場面を創作させるために必要となる該場面の説明に対応する「時」「場所」「主人公」「登場人物」等の場面の要素の記載がある。そして、指導者は、前記指導要綱を参照し、学習用カードセットを使用した学習方法を学習者に対して指導することができる。なお、図に示されるカード10の裏面に記載された指導要綱の内容は、一例に過ぎず、適宜変更することができるものであるが、ここでは、図に示されるカード10の裏面に記載された指導要綱の内容に従って説明する。
カード10の裏面には、まず、1として、起承転結の説明が記載されている。該説明は、例えば、次のようになっている。
起:始まりであり、話が起こる。
承:起きたことを受けて、話が続いていく。
転:思わぬ展開、話がどうなるのか分からなくなる。
結:話の結末。
次に、2として、指導の方法が記載されている。該指導の方法は、カード10を使った色々な学習として、例えば、次の(1)〜(5)のようになっている。
(1)話の展開の学習(絵とストーリーの一致):ストーリーを学習者に教え、各カード10の表面に描かれた絵がストーリーに対応する順となるように、学習者に4枚のカード10を並べさせる。
(2)起承転結を理解させる学習(初級):起承転結の説明とストーリーとを学習者に教え、該学習者に5枚のカード10の中から4枚を選択させ、表面に描かれた絵が起承転結の各々に対応するカード10を決定させる。
(3)起承転結を理解させる学習(中級):起承転結の説明と「結」の要約とを学習者に教え、該学習者に4枚のカード10を与え、表面に描かれた絵が起承転結の各々に対応するカード10を決定させる。
(4)起承転結を理解させる学習(上級):起承転結の説明と、「起」、「承」又は「転」のいずれかの要約とを学習者に教え、該学習者に4枚のカード10を与え、表面に描かれた絵が起承転結の各々に対応するカード10を決定させる。
(5)話を組み立てる学習(学習者自身で組み立てる):学習者に5枚のカード10の中から4枚を選択させ、起承転結が各カード10の表面に描かれた絵に対応するストーリーを創作させる。
なお、本実施の形態においては、前記指導の方法で説明したように、5枚のカード10の中の4枚を使用する例について説明するが、使用するカードの数は、例えば、5枚であってもよいし、3枚以下であってもよいし、任意に設定することができる。
次に、3として、起承転結に対応する場面の要約が記載されている。カード10の各々には、当該カード10を除く他の4枚のカード10の表面に描かれた絵とストーリーの各場面との(例えば、起1のような)対応関係、及び、各場面の要約が、起承転結毎に説明されている。この場合、起承転結の各場面に対応する絵が描かれたカード10の識別符号11が示されているので、どのカード10に描かれた絵が起承転結の各々に対応するのかを容易に把握することができる。また、前記ストーリーの名称として、当該カード10の識別符号11が付与されている。そのため、前記ストーリーの各場面に対応する絵が描かれたカード10を選択する場合には、ストーリーに付与された識別符号11以外の識別符号11を備えるカード10を選択すればよいことが分かる。すなわち、学習者に与えた4枚のカード10の表面に描かれた絵が起承転結の各場面に対応するストーリーは、残余のカード10の裏面にその要約が記載されている。
例えば、第1の識別符号111を備える第1のカード101の裏面に記載されたストーリー、すなわち、第1の識別符号111が付与されたストーリーの起承転結の各場面は、次のようになっている。
起(第4の識別符号114):白ちゃんは、小さくても、大きな鯨の黒助を怖がらない、勇敢なアザラシです。
承(第5の識別符号115):白ちゃんには仲間がたくさんいます。みんなと、何が怖いかという話になりました。魚達は言いました。「一番怖いのは、人間さ。」
転(第3の識別符号113):白ちゃんは、人間の子供が溺(おぼ)れているのを見つけました。でも、「いつも仲間の魚達を虐めている人間に自分も捕まってしまうかもしれない」と思いました。
結(第2の識別符号112):助けに行かなければ、子供は溺れてしまうでしょう。白ちゃんは、勇気を出して子供を助けることにしました。よいことをするには、勇気が必要だということが分かりました。
なお、第1のカード101の裏面に各場面の説明が記載されたストーリーは、例示に過ぎないものであり、任意に変更することができる。また、起承転結の各場面と4枚のカード10に描かれた絵との対応関係も任意に変更することができる。
次に、4として、ストーリーのテーマ及び該テーマの要旨が記載されている。ストーリーのテーマは、例えば、愛、良心と勇気、成長、希望、自己と他者等であるが、いかなる種類のものであってもよい。そして、第1の識別符号111が付与されたストーリーのテーマ及び該テーマの要旨は、例えば、次のようになっている。
ストーリーのテーマ:(第1の識別符号111)愛
テーマの要旨:人は自分自身が大切であるが、他の人(動物を含む)を大切に思う気持ちが愛である。人は他を愛することで幸せになれる。
なお、第1のカード101の裏面に記載されたストーリーのテーマ及び該テーマの要旨は、例示に過ぎないものであり、任意に変更することができる。
次に、前記構成のカードセットの使用方法について説明する。
まず、特に、学習者が小学校の高学年の児童〜高等学校の生徒である場合に、小論文の作成について学習させるための使用方法について説明する。この場合、次の(a)〜(d)のようにカードセットを使用する。
(a)学習者に4枚のカード10を与え、ストーリーの「結」、すなわち、結論のみを学習者に教え、表面に描かれた絵が前記ストーリーの起承転結の各場面に対応するカード10を決定させる。
(b)学習者に4枚のカード10を与え、ストーリーの「起」のみを学習者に教え、表面に描かれた絵が前記ストーリーの起承転結の各場面に対応するカード10を決定させる。
(c)学習者に4枚のカード10を与え、ストーリーの「承」のみを学習者に教え、表面に描かれた絵が前記ストーリーの起承転結の各場面に対応するカード10を決定させる。
(d)学習者に4枚のカード10を与え、ストーリーの「転」のみを学習者に教え、表面に描かれた絵が前記ストーリーの起承転結の各場面に対応するカード10を決定させる。
これにより、学習者は、文章の構造となる起承転結を理解することができ、小論文を作成するための能力が向上する。
次に、特に、学習者が未就学の幼児や小学校の低学年の児童である場合に、発想力について学習させるための使用方法について説明する。この場合、次の(e)〜(g)のようにカードセットを使用する。
(e)学習者に5枚のカード10を配り、配られた5枚のカード10の中から4枚を選択させ、選択した4枚のカード10の表面に描かれた絵が各場面となるようなストーリーを創作させる。なお、ここでは、ストーリーの起承転結を意識させる必要はないが、ストーリーがおかしいときには、その理由を指摘する。
(f)学習者にストーリーを教え、各カード10の表面に描かれた絵がストーリーの各場面の順番となるように、学習者に4枚のカード10を並べさせる。
(g)前記(f)よりも上級の使用方法として、学習者にストーリーを教え、各カード10の表面に描かれた絵がストーリーの各場面の順番となるように、学習者に5枚のカード10の中から4枚を選択させ、選択した4枚のカード10を並べさせる。
これにより、学習者は、絵に基づいてストーリーを創作することができ、絵とストーリーとを対応付けることができ、発想力を養うことができる。
次に、特に、学習者が未就学の幼児や小学校の低学年の児童である場合に、1つの絵についても色々な見方をすることができる洞察力を学習者に付けさせるための使用方法について説明する。この場合、次の(h)〜(j)のようにカードセットを使用する。
(h)前記(e)の学習において既に選択したカード10と異なるカード10を含む4枚のカード10を学習者に選択させ、前記(e)と同様の学習を再度行わせ、同じ絵を異なる解釈で使用する必要があることを学習者に理解させる。
(i)前記(f)の学習において使用した4枚のカード10を使用するが、当該カード10の並べる順番を学習者に変更させて、変更された順番に対応するストーリーを学習者に考えさせる。
(j)前記(g)の学習において選択された4枚のカード10の表面に描かれた絵に基づいた他のストーリーを指導者が創作して学習者に教え、各カード10の表面に描かれた絵が前記他のストーリーに対応する順となるように、学習者に5枚のカード10の中から4枚を選択させ、選択した4枚のカード10を並べさせる。
これにより、学習者は、同じ絵に対して異なる見方をすることを学習し、洞察力を養うことができる。
次に、特に、学習者が未就学の幼児〜高等学校の生徒である場合に、各カードに描かれた絵となるような場面を学習者に創作させるための使用方法について説明する。この場合、次の(k)〜(m)のようにカードセットを使用する。
(k)学習者に4枚のカード10を与え、各カードの絵を示し、「時」「場所」「主人公」「登場人物」等の絵に描かれている場面の要素を学習者に質問し、指導者は指導要綱の、場面の説明の下側に記載されている「時」「場所」「主人公」「登場人物」等の絵に描かれている場面の要素と確認する。絵の場面は「時」「場所」「主人公」「登場人物」等の絵に描かれている場面の要素から成り立っていることを学習者に理解させる。
(l)次に、各カードの絵を示し、「絵から聞こえる音」「主人公の気持ち」「主人公の行動の理由」「主人公と登場人物の関係」等の絵から想像できる場面の要素を学習者に質問し、指導者は指導要綱の、場面の説明の下側に記載されている「絵から聞こえる音」「主人公の気持ち」「主人公の行動の理由」「主人公と登場人物の関係」等の絵から想像できる場面の要素と確認する。絵の場面は「絵から聞こえる音」「主人公の気持ち」「主人公の行動の理由」「主人公と登場人物の関係」等の絵から想像できる場面の要素から成り立っていることを学習者に理解させる。
(m)前記(k)と(l)の絵に描かれている場面の要素と学習において学んだ絵から想像できる場面の要素を組み合わせ、各カードに描かれた絵となるような場面を学習者に創作させる。
このように、本実施の形態において、学習用カードセットは、表面に絵が描かれ、裏面に指導要綱が記載された複数のカード10を有し、表面に描かれた絵は、互いに相違するとともに、ストーリーにおける場面に各々対応可能であり、裏面に記載された指導要綱は、表面に描かれた絵が対応する場面の説明を含むストーリーの例示、及び、例示されたストーリーの各場面と絵との対応関係を備えている。そして、例示されたストーリーを学習者に教え、各カード10に描かれた絵が例示されたストーリーの各場面の順番となるように、学習者にカード10を並べさせる。また、例示されたストーリーのいずれかの場面を学習者に教え、各カード10に描かれた絵が前記例示されたストーリーの各場面の順番となるように、学習者にカード10を並べさせる。さらに、各カード10に描かれた絵が各場面となるようなストーリーを学習者に創作させる。
そのため、学習者は、各カードの表面に描かれた絵に基づいて、ストーリーを変更したり創作したりすることができ、ストーリーの構成をビジュアルに理解することができ、文章構成力、想像力、洞察力等を向上させることができる。
また、場面の説明が、例示されたストーリーの起承転結の各々に対応する場面の説明を含んでいるので、学習者は、文章の構造となる起承転結を理解することができ、小論文を作成するための能力が向上する。
さらに、例示されたストーリーは、指導要綱が記載されたカード10以外のすべてのカード10に描かれた絵が対応する場面を含むようになっているので、指導者は、指導要綱を読みながら学習者を指導することができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の実施の形態における学習用カードセットの第1のカードの構成を示す図である。 本発明の実施の形態における学習用カードセットの第2のカードの構成を示す図である。 本発明の実施の形態における学習用カードセットの第3のカードの構成を示す図である。 本発明の実施の形態における学習用カードセットの第4のカードの構成を示す図である。 本発明の実施の形態における学習用カードセットの第5のカードの構成を示す図である。
符号の説明
101 第1のカード
102 第2のカード
103 第3のカード
104 第4のカード
105 第5のカード
111 第1の識別符号
112 第2の識別符号
113 第3の識別符号
114 第4の識別符号
115 第5の識別符号

Claims (9)

  1. (a)表面に絵が描かれ、裏面に指導要綱が記載された複数のカードを有する学習用カードセットであって、
    (b)前記絵は、互いに相違するとともに、ストーリーにおける場面に各々対応可能であり、
    (c)前記指導要綱は、前記絵が対応する場面の説明を含むストーリーの例示、及び、例示されたストーリーの各場面と絵との対応関係を備えることを特徴とする学習用カードセット。
  2. 前記例示されたストーリーは、当該ストーリーの例示を備える指導要綱が記載されたカード以外のすべてのカードに描かれた絵が対応する場面を含む請求項1に記載の学習用カードセット。
  3. 前記場面の説明は、例示されたストーリーの起承転結の各々に対応する場面の説明を含む請求項1又は2に記載の学習用カードセット。
  4. 前記指導要綱は、例示されたストーリーのテーマの説明を備える請求項1〜3のいずれか1項に記載の学習用カードセット。
  5. 前記指導要綱は、前記カードを使用する学習の例示を備える請求項1〜4のいずれか1項に記載の学習用カードセット。
  6. 前記カードの少なくとも表面には、当該カードを識別するための識別符号が付与されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の学習用カードセット。
  7. (a)請求項1〜6のいずれか1項に記載の学習用カードセットの使用方法であって、
    (b)例示されたストーリーを学習者に教え、
    (c)各カードに描かれた絵が前記例示されたストーリーの各場面の順番となるように、前記学習者に前記カードを並べさせることを特徴とする学習用カードセットの使用方法。
  8. (a)請求項1〜6のいずれか1項に記載の学習用カードセットの使用方法であって、
    (b)各カードに描かれた絵となるような場面を学習者に創作させることを特徴とする学習用カードセットの使用方法。
  9. (a)請求項1〜6のいずれか1項に記載の学習用カードセットの使用方法であって、
    (b)各カードに描かれた絵が各場面となるようなストーリーを学習者に創作させることを特徴とする学習用カードセットの使用方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101551284B1 (ko) * 2014-01-27 2015-09-11 추대운 쌍방향 특성의 학습교구
JP2020173367A (ja) * 2019-04-11 2020-10-22 学校法人新潟青陵学園 学習システム、学習プログラム及び学習方法

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