JP2007071250A - Clutch booster - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、クラッチを断接するクラッチブースタに関するものである。 The present invention relates to a clutch booster for connecting and disconnecting a clutch.
図6は大型トラック等の大型車両に採用されている従来のクラッチブースタの一例を示すもので、クラッチブースタは、クラッチを断接しえるようリリースレバー(図示せず)に接続されるパワーシリンダ部1と、パワーシリンダ部1の作動をアシストするリレーピストン部2と、パワーシリンダ部1及びリレーピストン部2を配置するハウジング3とを備えている。
FIG. 6 shows an example of a conventional clutch booster employed in a large vehicle such as a large truck. The clutch booster is a
パワーシリンダ部1は、ハウジング3の内部空間4を区画してスプリング5により余勢されるパワーピストン6と、パワーピストン6に固定されてハウジング3のシリンダケース3a内に位置するピストンロッド7と、ピストンロッド7に外嵌されてシリンダケース3aの内部を区画するフリーピストン8及び中継ピストン9とを備えている。ここで、フリーピストン8の一端側には第一油室10を形成すると共に、フリーピストン8の他端と中継ピストン9との間には、スプリング11を配置する中間室12を構成している。
The
リレーピストン部2は、パワーシリンダ部1の隣接位置に形成されるよう、ハウジング3のピストン孔13で摺動自在に配置されるリレーピストン14と、リレーピストン14の作動により弁座15に対して当接もしくは離間するポペットバルブ16とを備えている。ここで、ポペットバルブ16の一端側(反リレーピストン側)には、エアータンク(図示せず)に接続される連通流路17を備え、リレーピストン14の一端側(反ポペットバルブ16側)には第二油室18を形成すると共に、リレーピストン14の他端側(ポペットバルブ16側)にはスプリング19を配置する中間室20を備えている。
The
ハウジング3には、マスタシリンダに接続される入力ポート21を備えると共に、マスタシリンダからの作動油をパワーシリンダ部1の第一油室10及びリレーピストン部2の第二油室18に導出入させる油圧流路22を形成している。又、ハウジング3には、リレーピストン14及びポペットバルブ16の作動によりエアータンク(図示せず)から連通流路17、中間室20を介して内部空間4のパワーピストン6後方側へ圧縮エアーを導入し得る第一空気流路23及び配管(図示せず)を接続している(図中では符号Aにより第一空気流路23からハウジング3の内部空間4へ通じていることを示す)。更に、ハウジング3には、リレーピストン14の中途位置から内部空間4のパワーピストン6前方側へ連通する第二空気流路24を形成しており、第一空気流路23と第二空気流路24は、リレーピストン14内に形成された内部流路25により連通可能になっている。なお、図中、26はエアーを排気する排気バルブ、27はフリーピストン8の外側カップを示している。
The
更に、クラッチブースタには、運転者からの指令を受ける制御手段(図示せず)と、制御手段からの制御信号により切替作動する電磁弁(図示せず)と、電磁弁の開放により圧縮空気をハウジング3の内部空間4のパワーピストン6後方側へ流入させるチェックバルブ(図示せず)及びエアータンク(図示せず)とを備えている。
Further, the clutch booster is supplied with control means (not shown) that receives a command from the driver, an electromagnetic valve (not shown) that is switched by a control signal from the control means, and compressed air by opening the electromagnetic valve. A check valve (not shown) and an air tank (not shown) are provided to flow into the rear side of the
マニュアル操作において、運転者がクラッチペダル(図示せず)を踏み込んでクラッチを「断」にする場合には、マスタシリンダにより作動油が油圧流路22を介して第一油室10及び第二油室18に到達し、リレーピストン部2では、第二油室18での油圧によりリレーピストン14を図中の右側へ摺動させ、ポペットバルブ16を右側へ押し込んで中間室20、連通流路17を連通し、エアータンク(図示せず)から圧縮エアーを連通流路17、中間室20、第一空気流路23、配管(図示せず)を経由してハウジング3の内部空間4のパワーピストン6後方側へ流入させ、圧縮エアーのアシストによりパワーピストン6を図中の右側へ押し込み、ピストンロッド7を介してリリースレバー(図示せず)を押し、クラッチを「断」にしている。
In a manual operation, when the driver depresses a clutch pedal (not shown) to disengage the clutch, hydraulic oil is supplied from the master cylinder via the
又、運転者がクラッチペダル(図示せず)を戻してクラッチを「接」にする場合には、マスタシリンダにより作動油が油圧流路22を介して第一油室10及び第二油室18から吸引され、リレーピストン部2では、スプリング19の復元力により、リレーピストン14及びポペットバルブ16を図中の左側に戻して中間室20と連通流路17の連通を閉じ、ハウジング3の内部空間4のパワーピストン6後方側における圧縮エアーを、配管(図示せず)、第一空気流路23、中間室20、内部流路25、第二空気流路24を経由してハウジング3の内部空間4のパワーピストン6前方側へ流入させ、パワーピストン6を図中の左側へ後退させ、ピストンロッド7を介してリリースレバー(図示せず)を戻し、クラッチを「接」にしている。
Further, when the driver returns the clutch pedal (not shown) to “engage” the clutch, the hydraulic oil is supplied from the master cylinder via the
一方、自動制御によりクラッチを「断」にする場合には、制御手段(図示せず)の指令で電磁弁(図示せず)を開放することにより、エアータンク(図示せず)からの圧縮エアーをチェックバルブ(図示せず)を介してハウジング3の内部空間4のパワーピストン6後方側へ流入させ、圧縮エアーによりパワーピストン6を図中の右側へ押し込み、ピストンロッド7を介してリリースレバー(図示せず)を押し、クラッチを「断」にしている。又、自動制御によりクラッチを「接」にする場合には、ハウジング3の内部空間4のパワーピストン6後方側における圧縮エアーを、配管等を経由してハウジング3の内部空間4のパワーピストン6前方側へ戻し、もしくは排気バルブ26等により排出し、パワーピストン6を元の位置に後退させ、ピストンロッド7を介してリリースレバー(図示せず)を戻し、クラッチを「接」にしている。
On the other hand, when the clutch is disengaged by automatic control, compressed air from an air tank (not shown) is opened by opening a solenoid valve (not shown) in response to a command from a control means (not shown). Through a check valve (not shown) to the rear side of the
なお、クラッチブースタの構造に関連する先行技術文献としては、下記の特許文献1、2がある。
しかしながら、このようなクラッチブースタでは、リレーピストン14を油圧で作動させる際に、油圧流路22を介してパワーシリンダ部1のピストンロッド7も作動させるため、全体で大きな油圧が必要があり、構成が大型化、複雑化して製造コストが増加するという問題があった。又、クラッチの自動制御では電磁弁の制御性が良くないため、リレーピストン14を好適に作動させることができないという問題があった。
However, in such a clutch booster, when the
本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、製造コストを低減すると共に、リレーピストンを好適に作動させるクラッチブースタを提供することを目的としている。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a clutch booster that suitably operates a relay piston while reducing manufacturing costs.
本発明は、リレーピストンの作動によりポペットバルブを介してエアーを導入し、エアーのアシストによりパワーピストンを押し込むクラッチブースタであって、前記リレーピストンをモータにより駆動機構を介して作動させるモータ駆動部を備えたことを特徴とするクラッチブースタ、に係るものである。 The present invention is a clutch booster that introduces air through a poppet valve by operation of a relay piston and pushes in a power piston by assisting with air, and includes a motor drive unit that operates the relay piston by a motor through a drive mechanism. The present invention relates to a clutch booster that is provided.
本発明において、モータ駆動部は、信号を受けるモータと、該モータに接続されるギア機構と、該ギア機構に接続される直動機構と、該直動機構により作動する油圧シリンダとを備え、リレーピストンは、前記油圧シリンダの作動により油圧流路を介して作動するよう配置されることが好ましい。 In the present invention, the motor drive unit includes a motor for receiving a signal, a gear mechanism connected to the motor, a linear motion mechanism connected to the gear mechanism, and a hydraulic cylinder operated by the linear motion mechanism, The relay piston is preferably arranged to operate via a hydraulic flow path by the operation of the hydraulic cylinder.
本発明において、モータ駆動部は、信号を受けるモータと、該モータに接続されるギア機構と、該ギア機構に接続される直動機構とを備え、リレーピストンは、前記直動機構の駆動により作動するよう配置されることが好ましい。 In the present invention, the motor drive unit includes a motor that receives a signal, a gear mechanism connected to the motor, and a linear motion mechanism connected to the gear mechanism, and the relay piston is driven by the linear motion mechanism. It is preferably arranged to operate.
本発明において、モータ駆動部のモータに信号を与える制御手段を備えることが好ましい。 In the present invention, it is preferable to include control means for giving a signal to the motor of the motor drive unit.
このように、本発明によれば、モータ駆動部のモータ及び駆動機構により、リレーピストンを作動させるので、大きな油圧を不要にして構成を簡易にし、製造コストを低減することができる。又、モータ駆動部のモータ及び駆動機構は、リレーピストンを微細に制御するので、リレーピストンを好適に作動させることができる。 Thus, according to the present invention, the relay piston is operated by the motor and the drive mechanism of the motor drive unit, so that a large hydraulic pressure is not required, the configuration is simplified, and the manufacturing cost can be reduced. Further, since the motor and the drive mechanism of the motor drive unit finely control the relay piston, the relay piston can be suitably operated.
モータ駆動部は、信号を受けるモータと、該モータに接続されるギア機構と、該ギア機構に接続される直動機構と、該直動機構により作動する油圧シリンダとを備え、リレーピストンは、前記油圧シリンダの作動により油圧流路を介して作動するよう配置されると、油圧流路の油圧を介してリレーピストンを作動させるので、リレーピストンを一層微細に制御し、リレーピストンを好適に作動させることができる。 The motor drive unit includes a motor for receiving a signal, a gear mechanism connected to the motor, a linear motion mechanism connected to the gear mechanism, and a hydraulic cylinder operated by the linear motion mechanism. When the hydraulic cylinder is operated so as to be operated via the hydraulic flow path, the relay piston is operated via the hydraulic pressure of the hydraulic flow path, so that the relay piston is more finely controlled and the relay piston is preferably operated. Can be made.
モータ駆動部は、信号を受けるモータと、該モータに接続されるギア機構と、該ギア機構に接続される直動機構とを備え、リレーピストンは、前記直動機構の駆動により作動するよう配置されると、油圧を介してリレーピストンを作動させる構成を不要にするので、製造コストを低減することができる。 The motor drive unit includes a motor for receiving a signal, a gear mechanism connected to the motor, and a linear motion mechanism connected to the gear mechanism, and the relay piston is arranged to operate by driving the linear motion mechanism. If it does, the structure which act | operates a relay piston via oil_pressure | hydraulic becomes unnecessary, Therefore A manufacturing cost can be reduced.
モータ駆動部のモータに信号を与える制御手段を備えると、制御手段によりモータを介してリレーピストンを微細に制御するので、リレーピストンを一層好適に作動させることができる。 When the control means for giving a signal to the motor of the motor drive unit is provided, the relay piston is finely controlled by the control means via the motor, so that the relay piston can be operated more suitably.
上記した本発明のクラッチブースタによれば、製造コストを低減すると共に、リレーピストンを好適に作動させることができるという種々の優れた効果を奏し得る。 According to the above-described clutch booster of the present invention, it is possible to achieve various excellent effects that the manufacturing cost can be reduced and the relay piston can be suitably operated.
以下本発明の実施の形態の第一例を図面を参照しつつ説明する。 A first example of an embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings.
図1〜図3は本発明を実施する形態の第一例を示すものであり、図6と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。 1 to 3 show a first example of an embodiment for carrying out the present invention, and the portions denoted by the same reference numerals as those in FIG. 6 represent the same items.
第一例のクラッチブースタは、パワーシリンダ部1のハウジング3に隣接するモータ駆動部28と、モータ駆動部28へ指令を与える制御手段(ECU)29と、モータ駆動部28へ作動油を補充しえるリザーバタンク30とを追加しており、モータ駆動部28は、制御手段29からの制御信号を受けるモータ31と、モータ31に接続される減速ギア32a等のギア機構(駆動機構)32と、ギア機構32に連動して進退動し得る送りネジ33aの直動機構(駆動機構)33と、モータ31及びギア機構32並びに直動機構33を配置するモータ側ハウジング34と、モータ側ハウジング34に連なるよう配置される油圧シリンダ(駆動機構)35とを備えている。
The clutch booster of the first example is a
油圧シリンダ35は、シリンダケース36と、シリンダケース36内で直動機構33の送りネジ33aに当接するピストン37と、シリンダケース36内の先端側内(反送りネジ側)に位置するセンタバルブ38と、ピストン37の軸心孔37a内で移動可能に配置され且つピストン37とセンタバルブ38を接続する接続パイプ39とを備え、シリンダケース36内でピストン37とセンタバルブ38の間には中間油室40を形成し、中間油室40には、ピストン37を送りネジ33a側へ余勢するスプリング41を配置している。
The
又、油圧シリンダ35には、シリンダケース36内の中間油室40からハウジング3の油圧流路22へ連通するモータ側の油圧流路42を接続すると共に、リザーバタンク30からセンタバルブ38を介して中間油室40へ作動油を補充し得るリザーバタンク用流路43を接続している。ここで、センタバルブ38は、リザーバタンク30からの作動油の漏れを防止する弁体38aを備えており、センタバルブ38から中間油室40への作動油の補充は、ピストン37の位置により接続パイプ39を介して弁体38aを移動させ、補充の流路を連通するようにしている。
The
以下、本発明を実施する形態の第一例の作用を説明する。 Hereinafter, the operation of the first example of the embodiment of the present invention will be described.
クラッチを「断」にする際には、図3のフローの如く、運転者の操作等に伴って制御手段29よりモータ31に制御信号を入力し(ステップS1)、次に、制御信号によりモータ31を駆動し(ステップS2)、減速ギア32a等のギア機構32を回転させ且つ送りネジ33aの直動機構33を前進させ、ピストン37の移動(図1、2では右方向)を介して油圧シリンダ35の中間油室40内に油圧を発生させ(ステップS3)、作動油を、モータ31側の油圧流路42及びハウジング3の油圧流路22を介しパワーシリンダ部1の第一油室10及びリレーピストン部2の第二油室18に供給してリレーピストン14を図中の右側へ摺動させ(ステップS4)、リレーピストン部2では、ポペットバルブ16を図中の右側へ押し込んで中間室20、連通流路17を連通し、圧縮エアーをエアータンク(図示せず)から連通流路17、中間室20、第一空気流路23、配管(図示せず)を経由してハウジング3の内部空間4のパワーピストン6後方側へ流入させ(ステップS5)、圧縮エアーのアシストによりパワーピストン6を図中の右側へ押し込み、ピストンロッド7を介してリリースレバー(図示せず)を押し、クラッチを「断」にする(ステップS6)。
When the clutch is disengaged, as shown in the flow of FIG. 3, a control signal is input to the
ここで、クラッチの「断」の操作は、マニュアル操作もしくは自動制御でも良く、マニュアル操作の場合には、従来例と略同様に、マスタシリンダにより作動油を油圧流路22を介して第一油室10及び第二油室18に到達させている。又、ピストンロッド7の周囲に配置される外側カップ44は、摺動抵抗を、制御油圧より大きく構成しており、ペダルクラッチ(図示せず)の操作とモータ31による自動制御の併用を可能にしている。更に、油圧シリンダ35におけるセンタバルブ38では、ピストン37の移動(図1、2では右方向)に伴って同じ方向へ移動し、弁体38aを閉じてリザーバタンク30からのリザーバタンク用流路43を閉止している。
Here, the operation of “disengagement” of the clutch may be manual operation or automatic control. In the case of manual operation, the hydraulic oil is supplied to the first oil through the
クラッチを「接」にする際には、図3のフローの如く、運転者の操作等に伴って制御手段29よりモータ31に制御信号を出力し(ステップS7)、次に、制御信号によりモータ31を駆動し(ステップS8)、減速ギア32a等のギア機構32を逆回転させ且つ送りネジ33aの直動機構33を後進させ、ピストン37の移動(図1、2では左方向)を介して油圧シリンダ35の中間油室40内の油圧を減圧し(ステップS9)、作動油を、第一油室10及び第二油室18からハウジング3の油圧流路22及びモータ側の油圧流路42を介して中間油室40内へ戻し、リレーピストン14を図中の左側へ摺動させ(ステップS10)、リレーピストン部2では、スプリング19の復元力により、リレーピストン14及びポペットバルブ16を図中の左側に戻してエアータンク側の中間室20と連通流路17の連通を閉じ、ハウジング3の内部空間4のパワーピストン6後方側における圧縮エアーを開放し(ステップS11)、パワーピストン6を元の位置に後退させ、ピストンロッド7を介してリリースレバー(図示せず)を戻し、クラッチを「接」にする(ステップS12)。
When the clutch is set to “contact”, as shown in the flow of FIG. 3, a control signal is output from the control means 29 to the
ここで、クラッチの「接」の操作は、マニュアル操作もしくは自動制御でも良く、マニュアル操作の場合には、従来例と略同様に、マスタシリンダにより作動油を油圧流路22を介して第一油室10及び第二油室18を吸引している。又、油圧シリンダ35におけるセンタバルブ38では、ピストン37の移動に伴って中間油室40に作動油を戻した場合に、弁体38aを開いてリザーバタンク30からのリザーバタンク用流路43を連通し、リザーバタンク30から作動油を補充、もしくは残圧を開放している。
Here, the operation of “contacting” the clutch may be manual operation or automatic control. In the case of manual operation, the hydraulic oil is supplied to the first oil through the
又、クラッチを「断」「接」する場合には、制御手段29によりストロークの位置を判断しており、図3のフローの如く、クラッチの「断」方向の作動において(ステップS6)、ストロークが目標値よりも足りない場合には、リレーピストン14及びモータ駆動部28の駆動段階を、制御手段29よりモータ31に制御信号を入力する段階へ戻し(ステップS1)、モータ駆動部28の駆動を介して更にクラッチを「断」方向に作動させており、クラッチの「断」方向の作動において(ステップS6)、ストロークが目標値を超えている場合には、リレーピストン14及びモータ駆動部28の駆動段階を、クラッチの「接」方向の作動における、制御手段29よりモータ31に制御信号を入力する段階へ移行し(ステップS7)、モータ駆動部28の駆動を介してクラッチを「接」方向に作動させ、ストロークを調整している。
When the clutch is "disengaged" or "contacted", the position of the stroke is determined by the control means 29, and in the operation in the "disengaged" direction of the clutch (step S6) as shown in the flow of FIG. Is less than the target value, the drive stage of the
一方、図3のフローの如く、クラッチの「接」方向の作動において(ステップS12)、ストロークが目標値よりも足りない場合には、リレーピストン14及びモータ駆動部28の駆動段階を、制御手段29よりモータ31に制御信号を入力する段階へ戻し(ステップS7)、モータ駆動部28の駆動を介して更にクラッチを「接」方向に作動させており、クラッチの「接」方向の作動において(ステップS12)、ストロークが目標値を超えている場合には、リレーピストン14及びモータ駆動部28の駆動段階を、クラッチの「断」方向の作動における、制御手段29よりモータ31に制御信号を入力する段階へ移行し(ステップS1)、モータ駆動部28の駆動を介してクラッチを「断」方向に作動させ、ストロークを調整している。
On the other hand, as shown in the flow of FIG. 3, in the operation of the clutch in the “contact” direction (step S12), when the stroke is less than the target value, the drive stage of the
このように、第一例によれば、モータ駆動部28のモータ31、ギア機構32、直動機構33、油圧シリンダ35等により、リレーピストン14を作動させるので、大きな油圧を不要にして構成を簡易にし、製造コストを低減すると共に作動の信頼性を向上させることができる。又、モータ駆動部28のモータ31、ギア機構32、直動機構33、油圧シリンダ35等は、リレーピストン14を微細に制御するので、リレーピストン14を好適に作動させることができる。更に、図3のフローの如く、クラッチの微細な断接を繰り返し得るので、ストロークを容易に目標値にすることができる。更に又、モータ駆動部28により制御された小さな油圧でストロークを制御することができる。
As described above, according to the first example, the
モータ駆動部28は、制御信号を受けるモータ31と、モータ31に接続されるギア機構32と、ギア機構32に接続される直動機構33と、直動機構33により作動する油圧シリンダ35とを備え、リレーピストン14は、油圧シリンダ35の作動により油圧流路42を介して作動するよう配置されると、モータ31側の油圧流路42の油圧を介してリレーピストン14を作動させるので、リレーピストン14を一層微細に制御し、リレーピストン14を好適に作動させることができる。
The
モータ駆動部28のモータ31に制御信号を与える制御手段29を備えると、制御手段29によりモータ31を介してリレーピストン14を微細に制御するので、リレーピストン14を一層好適に作動させることができる。
When the control means 29 for giving a control signal to the
ピストンロッド7の周囲に配置される外側カップ44は、摺動抵抗を、制御油圧より大きく構成するので、ペダルクラッチ(図示せず)の操作とモータ31による自動制御の併用を可能にし、自動操作の途中でのマニュアル操作によるオーバーストロークを防止することができる。
The
図4、図5は本発明を実施する形態の第二例を示すものである。 4 and 5 show a second example of an embodiment for carrying out the present invention.
第二例のクラッチブースタは、クラッチを断接しえるようリリースレバー(図示せず)に接続されるパワーシリンダ部51と、パワーシリンダ部51の作動をアシストするリレーピストン部52と、パワーシリンダ部51及びリレーピストン部52を配置するハウジング53とを備えている。
The clutch booster of the second example includes a
パワーシリンダ部51は、ハウジング53の内部空間54を区画してスプリング55により余勢されるパワーピストン56と、パワーピストン56に固定されてハウジング53のシリンダケース53a内に位置するピストンロッド57とを備えている。
The
リレーピストン部52は、パワーシリンダ部51の隣接位置に形成されるよう、ハウジング53のピストン孔58で摺動自在に配置されるリレーピストン59と、リレーピストン59の作動により弁座60に対して当接もしくは離間するポペットバルブ61とを備えている。ここで、ポペットバルブ61の一端側(反リレーピストン側)には、エアータンク(図示せず)に接続される連通流路62を備え、リレーピストン59の一側(ポペットバルブ側)にはスプリング63を配置する中間室64を備えている。
The
ハウジング53には、リレーピストン59及びポペットバルブ61の作動によりエアータンク(図示せず)から連通流路62、中間室64を介してパワーピストン56の後方側へ圧縮エアーを導入し得る第一空気流路(図示せず)及び配管(図示せず)を接続している(図中では符号Bにより中間室64からハウジング53の内部空間54へ通じていることを示す)。更に、ハウジング53には、リレーピストン59の中途位置から内部空間54のパワーピストン前方側へ連通する第二空気流路65を形成しており、第一空気流路(図示せず)と第二空気流路65は、リレーピストン59内の内部流路59aにより連通可能になっている。
First air that can introduce compressed air from the air tank (not shown) to the rear side of the
又、第二例のクラッチブースタは、パワーシリンダ部51のハウジング53に隣接するモータ駆動部66と、モータ駆動部66へ指令を与える制御手段(ECU)67とを備えており、モータ駆動部66は、制御手段67からの制御信号を受けるモータ68と、モータ68に接続される減速ギア69a等のギア機構(駆動機構)69と、ギア機構69に連動して進退動し且つリレーピストン59と直列に配置されてピストンロッド57の他側(反ポペットバルブ側)に当接する送りネジ70aの直動機構(駆動機構)70と、モータ68及びギア機構69並びに直動機構70を配置するモータ側ハウジング(図示せず)とを備えている。なお、図中、71は排気バルブを示している。
The clutch booster of the second example includes a
以下、本発明を実施する形態の第二例の作用を説明する。 Hereinafter, the operation of the second example of the embodiment of the present invention will be described.
第二例において、クラッチを「断」にする際には、図5のフローの如く、運転者の操作等に伴って制御手段67よりモータ68に制御信号を入力し(ステップS21)、次に、制御信号によりモータ68を駆動し(ステップS22)、減速ギア69a等のギア機構69を回転させ、送りネジ70aの直動機構70によりギア機構69の回転を極小ストローク(図4では右方向)に変換し、リレーピストン59を図中の右側へ摺動させ(ステップS23)、リレーピストン部52では、ポペットバルブ61を右側へ押し込んで中間室64、連通流路62を連通し、圧縮エアーを、エアータンクから連通流路62、中間室64、第一空気流路(図示せず)、配管(図示せず)を経由してハウジング53の内部空間4のパワーピストン56後方側へ流入させ(ステップS24)、圧縮エアーのアシストによりパワーピストン56を図中の右側へ押し込み、ピストンロッド57を介してリリースレバー(図示せず)を押し、クラッチを「断」にする(ステップS25)。
In the second example, when the clutch is disengaged, a control signal is input from the control means 67 to the
クラッチを「接」にする際には、図5のフローの如く、運転者の操作等に伴って制御手段67よりモータ68に制御信号を出力し(ステップS26)、次に、制御信号によりモータ68を駆動し(ステップS27)、減速ギア69a等のギア機構69を逆回転させ、送りネジ70aの直動機構70によりギア機構69の回転を極小ストローク(図4では左方向)に変換し、リレーピストン59を図中の左側へ摺動させ(ステップS28)、リレーピストン部52では、スプリング63の復元力により、リレーピストン59及びポペットバルブ61を図中の左側に戻して中間室64と連通流路62の連通を閉じて、ハウジング53の内部空間4のパワーピストン56後方側における圧縮エアーを開放し(ステップS29)、パワーピストン56を図中の左側へ後退させ、ピストンロッド57を介してリリースレバー(図示せず)を元の位置に戻し、クラッチを「接」にする(ステップS30)。
When the clutch is to be “engaged”, a control signal is output from the control means 67 to the
又、クラッチを「断」「接」する場合には、制御手段67によりストロークの位置を判断しており、図5のフローの如く、クラッチの「断」方向の作動において(ステップS25)、ストロークが目標値よりも足りない場合には、リレーピストン59及びモータ駆動部66の駆動段階を、制御手段67よりモータ68に制御信号を入力する段階へ戻し(ステップS21)、モータ駆動部66の駆動を介して更にクラッチを「断」方向に作動させており、クラッチの「断」方向の作動において(ステップS25)、ストロークが目標値を超えている場合には、リレーピストン59及びモータ駆動部66の駆動段階を、クラッチの「接」方向の作動における、制御手段67よりモータ68に制御信号を入力する段階へ移行し(ステップS26)、モータ駆動部66の駆動を介してクラッチを「接」方向に作動させ、ストロークを調整している。
When the clutch is "disengaged" or "contacted", the position of the stroke is determined by the control means 67. In the operation in the "disengaged" direction of the clutch (step S25), as shown in the flow of FIG. Is less than the target value, the drive stage of the
一方、図5のフローの如く、クラッチの「接」方向の作動において(ステップS30)、ストロークが目標値よりも足りない場合には、リレーピストン59及びモータ駆動部66の駆動段階を、制御手段67よりモータ68に制御信号を入力する段階へ戻し(ステップS26)、モータ駆動部66の駆動を介して更にクラッチを「接」方向に作動させており、クラッチの「接」方向の作動において(ステップS30)、ストロークが目標値を超えている場合には、リレーピストン59及びモータ駆動部66の駆動段階を、クラッチの「断」方向の作動における、制御手段67よりモータ68に制御信号を入力する段階へ移行し(ステップS21)、モータ駆動部66の駆動を介してクラッチを「断」方向に作動させ、ストロークを調整している。
On the other hand, as shown in the flow of FIG. 5, in the operation of the clutch in the “contact” direction (step S30), when the stroke is less than the target value, the drive stage of the
このように、第二例によれば、モータ駆動部66のモータ68、ギア機構69、直動機構70により、リレーピストン59を作動させるので、油圧流路を不要にして構成を簡易にし、製造コストを低減することができる。又、モータ駆動部66のモータ68、ギア機構69、直動機構70は、リレーピストン59を微細に制御するので、リレーピストン59を好適に作動させることができる。更に、図5のフローの如く微細な断接を繰り返し得るので、ストロークを容易に目標値にすることができる。更に又、モータ駆動部66により制御された小さな荷重でストロークを制御することができる。
As described above, according to the second example, the
モータ駆動部66は、制御信号を受けるモータ68と、モータ68に接続されるギア機構69と、ギア機構69に接続される直動機構70とを備え、リレーピストン59は、直動機構70の駆動により作動するよう配置されると、油圧を介してリレーピストン59を作動させる構成を不要にするので、製造コストを低減することができる。
The
尚、本発明のクラッチブースタは、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。 In addition, the clutch booster of this invention is not limited only to the above-mentioned example, Of course, it can add various changes within the range which does not deviate from the summary of this invention.
6 パワーピストン
14 リレーピストン
16 ポペットバルブ
28 モータ駆動部
29 制御手段
31 モータ
32 ギア機構(駆動機構)
33 直動機構(駆動機構)
35 油圧シリンダ(駆動機構)
56 パワーピストン
59 リレーピストン
61 ポペットバルブ
66 モータ駆動部
67 制御手段
68 モータ
69 ギア機構(駆動機構)
70 直動機構(駆動機構)
6
33 Linear motion mechanism (drive mechanism)
35 Hydraulic cylinder (drive mechanism)
56
70 Linear motion mechanism (drive mechanism)
Claims (4)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005256430A JP2007071250A (en) | 2005-09-05 | 2005-09-05 | Clutch booster |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (1)
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JP2007071250A true JP2007071250A (en) | 2007-03-22 |
Family
ID=37932890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005256430A Pending JP2007071250A (en) | 2005-09-05 | 2005-09-05 | Clutch booster |
Country Status (1)
Country | Link |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09269019A (en) * | 1996-03-31 | 1997-10-14 | Isuzu Motors Ltd | Automatic clutch device for vehicle |
JPH1163017A (en) * | 1997-08-15 | 1999-03-05 | Aichi Mach Ind Co Ltd | Automatic clutch-in/out device |
JP2000179580A (en) * | 1998-12-11 | 2000-06-27 | Nabco Ltd | Clutch system of vehicle |
JP2005098372A (en) * | 2003-09-24 | 2005-04-14 | Bosch Automotive Systems Corp | Clutch operating device |
-
2005
- 2005-09-05 JP JP2005256430A patent/JP2007071250A/en active Pending
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