JP2007066135A - 情報収集システム、情報収集方法、及び、情報収集プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 CIM規格においてオブジェクト取得対象のシステム機器のホスト名を取得する技術を提供する。
【解決手段】 システムを構成する各システム機器は、仮想ネームスペースにおける1つ上の階層のシステム機器に、自身の仮想ネームスペースにおける論理パス及びホスト名等を通知する。通知を受けた1つ上の階層のシステム機器は、通知された論理パス及びホスト名を、自身の論理パス及びホスト名と共に保持する。オブジェクトを収集する場合、仮想ネームスペース上の上位から1つ下の階層のシステム機器に向かって、仮想ネームスペースにおける収集対象のシステム機器の論理パスを照会することでホスト名を取得する。
【選択図】 図4
【解決手段】 システムを構成する各システム機器は、仮想ネームスペースにおける1つ上の階層のシステム機器に、自身の仮想ネームスペースにおける論理パス及びホスト名等を通知する。通知を受けた1つ上の階層のシステム機器は、通知された論理パス及びホスト名を、自身の論理パス及びホスト名と共に保持する。オブジェクトを収集する場合、仮想ネームスペース上の上位から1つ下の階層のシステム機器に向かって、仮想ネームスペースにおける収集対象のシステム機器の論理パスを照会することでホスト名を取得する。
【選択図】 図4
Description
本発明は、分散システムにおいて情報を収集する技術に関するものである。
ハードウェアやOS(Operating System)の実装方式等に依存することなくシステム機器を管理する標準規格として、共通情報モデル(Common Information Model:以下CIM)がある。
CIM規格は、管理するシステム機器の構成要素を細分化して定義している。これらの定義は、階層化され、MOF(Managed Object Format)ファイル等で保持される。このMOFファイルは、例えばテキストデータ等である。具体的には、例えば、CIM規格での管理対象であるシステム機器の要素は、「論理的要素」、「物理的要素」、「環境的要素」等の複数の定義に細分化される。「物理的要素」は、例えば、「LSI(Large Scale Integration)」、「筐体」等の複数の定義に細分化される。以下、この定義を「クラス」といい、「クラス」の具体的な情報(例えば「××社製」、「型番○○○○」等)を「インスタンス」という。
複数のクラスを使い分けるために、CIM規格では、ネームスペースの概念を導入している。ネームスペースとは、クラスの属するネームスペースを変更することで、同じクラスで異なるインスタンスを示すようにするためのものである。同一のネームスペースに含まれる同じクラスは、同じインスタンスを示し、異なるネームスペースに含まれる同じクラスは、異なるインスタンスを示す。具体的には、例えば、CIM規格において、2つのシステム機器があり、各システム機器のLSIは、一方が「○×社製」、一方が「△△社製」であるものとする。このような場合、各システム機器のネームスペースを異なるものにすることで、「LSI」という1つのクラスで、「○×社製」、又は、「△△社製」というインスタンスを示すことが可能となる。このネームスペースは、階層化することも可能である。
上述のように、CIM規格は、管理対象のシステム機器から情報を収集するための規格である。CIM規格において収集する情報をオブジェクトという。オブジェクトは、例えばインスタンスを所定の形式に変換した情報である。CIM規格において、オブジェクトを作成する機能をプロバイダという。1つのシステム機器で、異なる種類のオブジェクトが作成可能な場合、作成可能な数に応じて、プロバイダを有する。
従来のCIM規格において、オブジェクトを収集するシーケンス例を、図19を参照して説明する。図19に一例を示すシーケンス例は、システム機器191とシステム機器192とが通信ネットワークを介して接続されており、システム機器191が、システム機器192に、オブジェクトを要求する場合の例である。
システム機器191の管理プログラムは、収集するオブジェクト、収集対象のシステム機器のホスト名、収集対象のオブジェクトのインスタンスを定義するネームスペース等を指定して、オブジェクト要求をシステム機器192に送信する(S1901)。具体的には、システム機器191は、「ホスト名/ネームスペース/オブジェクト」という形式の電文を、システム機器192に送信する。ここで、この電文の「ホスト名」は、オブジェクト収集対象のシステム機器のホスト名であり、ここでは、システム機器192のホスト名である。「ネームスペース」は、収集対象のオブジェクトのインスタンスを定義するためのものである。「オブジェクト」は、収集対象のオブジェクトを示す。
電文を受信したシステム機器192は、電文に含まれる「ホスト名」等から、自身に対する要求か否か確認する(S1902)。次に、システム機器192は、MOFファイル内のクラスの定義と、電文に含まれる「ネームスペース/オブジェクト」とから、指示されたオブジェクトを作成可能なプロバイダを選択し(S1903)、選択したプロバイダが、オブジェクトを作成する(S1904)。例えば、「ネームスペース/オブジェクト」に示されるインスタンスが、「LSIメーカ」である場合、システム機器192のプロバイダは、自身のCPUに問い合わせて「LSI」のメーカを示す情報を取得する。システム機器192のプロバイダは、取得したメーカを示す情報を、予め定められた所定の形式に変換し、オブジェクトを作成する。
システム機器192は、作成されたオブジェクトを、システム機器191に送信する(S1905)。このような動作により、システム機器191は、オブジェクトを取得する。
ここで、上述のCIM規格をサポートするようなシステムである分散システムにおいて、情報を取得する技術が特許文献1〜3に記載されている。
特許文献1には、分散システムにおいて、プログラムのリソースを使用するためのネーム情報を検索する技術が記載されている。
特許文献2には、分散システムから情報を取得するときに、その分散システム中のアドレスにマッピングされたオブジェクトの理論パス・ネームを用いる技術が記載されている。
特許文献3には、1台のリソースネームサーバが、リソースとサーバ名との対を記憶しておき、リソースアクセス時に、リソースネームサーバにリソースの位置を問い合わせる技術が記載されている。
一般的に、ホスト名は必要に応じて適宜変更されうるものであり、例えば、システム機器の移動等でシステム構成が変更されると、ホスト名も変わる可能性がある。ところが、上述したように、従来のCIM規格では、オブジェクトを収集するために「ホスト名/ネームスペース/オブジェクト」という形式の要求を送出する。従って、ホスト名が変わるたびに、CIMオブジェクトを収集するためのプログラムに記載されたホスト名を変更する必要がある。そこで、オブジェクト収集対象のシステム機器のホスト名を取得することが考えられるが、ハードウェアやOSの実装方式等に依存することなくホスト名を取得する技術は無い。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、CIM規格において、オブジェクト収集対象のシステム機器のホスト名を取得する技術を提供することを目的とする。
本発明は上記の目的を達成するためになされたもので、各システム機器を示す仮想ネームスペースを設定しておく。各システム機器は、他のシステム機器に、自身の仮想ネームスペースにおける論理パス及びホスト名等を通知する。その通知を受けたシステム機器は、通知された論理パス及びホスト名を対応付けて、自身の論理パス及びホスト名と共に保持する。情報を収集する場合、情報収集対象のシステム機器を仮想ネームスペースにおける論理パスで指定し、いずれかのシステム機器から順次、その論理パスの照会を要求することにより、その論理パスと一致する論理パスと対応付けられたホスト名を取得し、取得したホスト名を用いて情報を収集する。
本発明は、例えば、それぞれ任意のホスト名が設定され、固有の機器情報を有する複数のシステム機器が通信ネットワークで互いに接続され、ホスト名をキーとして他のシステム機器の固有機器情報を収集する情報収集システムであって、各システム機器は、1つのシステム機器(以下、照会サーバ)を最上位とした階層構造を有する仮想的な論理パスが付与されており、自身及び直下のシステム機器のホスト名及び論理パスを格納する格納手段と、論理パスを特定したホスト名照会要求を受け付けた場合に、特定された論理パスに一致する論理パスが前記格納手段に格納されているときは、その論理パスに対応するホスト名を一致応答として送信し、格納されていないときは、直下のシステム機器であって、特定された論理パスの上位となるシステム機器のホスト名を不一致応答として送信する照会応答手段と、を有し、前記照会サーバは、照会対象となるシステム機器の論理パスの指定を受け付ける照会対象設定装置と、照会先の初期値として自身のホスト名を設定し、前記照会者応答手段から不一致応答を受信した場合には、その不一致応答のホスト名を照会先として設定する照会先設定手段と、前記設定された照会先に対して、前記照会対象の論理パスを特定したホスト名照会要求を、一致応答を受信するまで再帰的に送信するホスト名照会手段と、受信した一致応答におけるホスト名をキーにシステム機器の固有機器情報を取得する情報収集手段と、を有することを特徴とする。
本発明の技術によれば、ホスト名を取得することが可能となり、さらに、取得したホスト名を用いてオブジェクトを取得することができる。従って、ホスト名が変更されても、オブジェクトを取得するプログラムそのものを変更する必要が無い。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
まず、本実施形態の概要を説明する。
本実施形態では、CIM規格において、管理対象の各システム機器を示すために、仮想的なネームスペースである仮想ネームスペースを設定しておく。オブジェクトを収集する場合、オブジェクト収集の対象となるシステム機器を仮想ネームスペースで特定し、仮想ネームスペース上の最上位のシステム機器から1つ下の階層のシステム機器に向かって順に照会して、オブジェクト収集の対象となるシステム機器のホスト名を取得し、取得したホスト名を用いて、従来のCIM規格におけるオブジェクト収集処理を行なうものである。
なお、ここでいうシステム機器とは、例えば、情報処理装置、スイッチ、ルータ、ゲートウェイ等、以下で説明する動作が可能な情報送受信機能を有する装置である。
また、以下、照会を要求する機能をクライアント、照会要求及びオブジェクト収集要求を受け付ける機能をサーバという。
本実施形態のシステムは、オブジェクトを収集する場合、オブジェクト収集対象のシステム機器のホスト名を取得するために、上述した従来のCIM規格でのネームスペースとは別に、各システム機器を示すための仮想ネームスペースを設定する。本実施形態では、管理対象の全てのシステム機器は、1つの仮想ネームスペースに属するものとする。また、本実施形態の仮想ネームスペースにおいて、最上位に属するシステム機器は1つであり、他のシステム機器は、1つの最上位のシステム機器の下位に属するものとする。
仮想ネームスペースにおいて、各システム機器は、1つ上の階層のシステム機器に、自身の仮想ネームスペース上での論理パスと、自身のホスト名等とを通知する。1つ上の階層のシステム機器は、1つ下の階層のシステム機器から通知された論理パス及びホスト名を対応付けて記憶する。このようにして、仮想ネームスペースにおける下位のシステム機器は、上位のシステム機器に、ホスト名及び仮想ネームスペースにおける論理パスを登録させる。即ち、各システム機器は、自身の仮想ネームスペース上での論理パス及びホスト名と、仮想ネームスペース上で1つ下の階層のシステム機器の論理パス及びホスト名を記憶している。
オブジェクトを収集する場合、クライアントは、仮想ネームスペースの最上位のシステム機器のサーバに、オブジェクト収集対象のシステム機器の仮想ネームスペース上での論理パスを通知し、照会を要求する。
最上位のシステム機器のサーバは、照会要求された論理パスが自身の論理パスと一致するか否か判定する。照会要求された論理パスが自身の論理パスと一致する場合、最上位のシステム機器のサーバは、その判定結果、及び、自身のホスト名等をクライアントに通知する。また、照会要求された論理パスと自身の論理パスとが一致しない場合、最上位のシステム機器のサーバは、記憶している下位の論理パスのうち、照会要求された論理パスの経路上の論理パスを選択し、選択した論理パスが、照会要求された論理パスと一致するか否か判定する。サーバは、その判定結果、及び、選択した論理パスに対応するホスト名等を通知する。即ち、サーバは、クライアントからの照会要求に対し、ホスト名と、そのホスト名に示されるシステム機器の論理パスが照会要求された論理パスと一致するか否かを示す判定結果等とを通知する。
クライアントは、サーバにより通知された判定結果が一致することを示す場合、共に通知されたホスト名のシステム機器に、通知されたホスト名を用いて、従来のCIM規格と同様に「ホスト名/ネームスペース名/オブジェクト」という形式でオブジェクトを要求する。また、クライアントは、サーバにより通知された判定結果が一致しないことを示す場合、共に通知されたホスト名を宛先として設定し、宛先として設定されたシステム機器に、上述と同様に、オブジェクト収集対象のシステム機器の仮想ネームスペース上での論理パスを通知し、照会を要求する。要求を受け付けたシステム機器のサーバは、上述と同様の処理を行なう。
このような動作を繰り返すことにより、クライアントは、目的とするシステム機器のホスト名を取得することが可能となる。
以下、本実施形態を詳細に説明する。
まず、本実施形態のシステムの構成例を、図1を参照して説明する。
複数のシステム機器1が、通信ネットワーク2を介して接続される。ここでは、各システム機器1を区別して説明するために、システム機器1A、システム機器1B、システム機器1C、システム機器1D、システム機器1E、システム機器1F等とする。システム機器1A、システム機器1B、システム機器1C、システム機器1D、システム機器1E、システム機器1F等は、従来のCIM規格をサポートしている。
通信ネットワーク2は、例えば、LAN(Local Area Network)等である。
本実施形態のシステムでは、上述した従来のCIM規格におけるネームスペースとは別のネームスペースを設定している。このネームスペースは、管理対象のシステム機器1A〜システム機器1Fを1つのネームスペースとして扱うための仮想的なネームスペースである。以下、区別のために、従来のCIM規格におけるネームスペースを実ネームスペース、本実施形態の仮想的なネームスペースを仮想ネームスペースという。
システム機器1A、システム機器1B、システム機器1C、システム機器1D、システム機器1E、システム機器1F等は、従来のCIM規格と同様に、ホスト名、実ネームスペース等が設定されており、さらに、仮想ネームスペースが設定されている。図1の各テーブル101〜テーブル106は、システム機器1A、システム機器1B、システム機器1C、システム機器1D、システム機器1E、システム機器1F等に設定されたホスト名、実ネームスペース、仮想ネームスペース等を示す。
テーブル101は、システム機器1Aが、ホスト名「cim.rootnet」、実ネームスペース「/ns_root/」、仮想ネームスペース「/a/」と設定されていることを示す。
テーブル102は、システム機器1Bが、ホスト名「cim.sub_anet」、実ネームスペース「/sub_a/hoge/」、仮想ネームスペース「/a/aa/」と設定されていることを示す。
テーブル103は、システム機器1Cが、ホスト名「cim.sub_bnet」、実ネームスペース「/hoge/」、仮想ネームスペース「/a/bb/」と設定されていることを示す。
テーブル104は、システム機器1Dが、ホスト名「cim.subsub_anet」、実ネームスペース「/sub_a/hoge/」、仮想ネームスペース「/a/aa/aaa/」と設定されていることを示す。
テーブル105は、システム機器1Eが、ホスト名「cim.subsub_bnet」、実ネームスペース「/hoge/」、仮想ネームスペース「/a/aa/bbb/」と設定されていることを示す。
テーブル106は、システム機器1Fが、ホスト名「cim.subsub_cnet」、実ネームスペース「/subsub_c/hoge/」、仮想ネームスペース「/a/bb/ccc/」と設定されていることを示す。
なお、図1に示すシステム機器1の数、及び、通信ネットワーク2の数は一例であり、これに限られるわけではない。
図1に示すシステムの実ネームスペースの構成を図2に示す。図2において、「/hoge/」201には、システム機器1C、システム機器1Eが属する。「/ns_root/」202には、システム機器1Aが属する。「/sub_a/hoge/」203には、システム機器1B、及び、システム機器1Dが属する。「/subsub_c/hoge/」204には、システム機器1Fが属する。
図1に示すシステムの仮想ネームスペースの構成を図3に示す。図3において、本実施形態のシステムの仮想ネームスペースにおける最上位の階層は、「a」301である。「a」301の階層には、システム機器1Aが属する。「a」301の下位には、「aa」302、及び、「bb」303が設定されている。「aa」302の階層には、システム機器1Bが属する。「bb」303の階層には、システム機器1Cが属する。「aa」302の下位には、「aaa」304、及び、「bbb」305が設定されている。「aaa」304の階層には、システム機器1Dが属する。「bbb」305の階層には、システム機器1Eが属する。「bb」303の下位には、「ccc」306が設定されている。「ccc」306の階層には、システム機器1Fが属する。
次に、システム機器1A、システム機器1B、システム機器1C、システム機器1D、システム機器1E、システム機器1F等の構成例を説明する。
ここでは、管理者等が、システムを構成する各機器を管理するために、システム機器1Aを用いるものとして説明する。システム機器1Aは、オブジェクト要求を指示する管理機能と共に、オブジェクト収集の対象となるシステム機器1の照会を要求するクライアントの機能、及び、照会要求を受け付けるサーバの機能等を有する。
次に、本実施形態の機能について詳細に説明する。
まず、図4を参照し、本実施形態の機能ブロックの一例について説明する。図4において、本実施形態のシステム機器1は、プロバイダ機能622、管理機能634、クライアント機能646、サーバ機能657等を有する。これらの機能は、CPU(Central Processing Unit)がプログラムを実行することにより実現する機能である。
プロバイダ機能622は、複数のオブジェクト取得部621等を有する。各オブジェクト取得部621は、「ネームスペース/オブジェクト」で示されるインスタンスを取得し、取得したインスタンスを変換して、オブジェクトを作成する。各オブジェクト取得部621の機能は、従来のCIM規格におけるプロバイダの機能と同じである。
管理機能634は、オブジェクト取得指示部631、オブジェクト受付部632、オブジェクト出力部633等を有する。オブジェクト取得指示部631は、管理者等がシステムを構成する各機器を管理するのに用いるための機能であり、クライアントを呼び出し、オブジェクトの収集を指示する。オブジェクト受付部632は、生成されたオブジェクト等を受け付ける。オブジェクト出力部633は、受け付けたオブジェクト等を、出力装置や他の装置等へ出力する。
クライアント機能646は、オブジェクト取得指示受付部641、最上位ホスト名取得部642、照会要求部643、判定部644、オブジェクト要求部645等を有する。オブジェクト取得指示受付部641は、オブジェクト取得指示部631からのオブジェクト収集の指示を受け付ける。最上位ホスト名取得部642は、仮想ネームスペース上での最上位のシステム機器1のホスト名を取得する。照会要求部643は、システム機器に照会を要求する。判定部644は、照会要求に対する回答に含まれる判定結果から、オブジェクトを収集するシステム機器のホスト名が判明したか否か判定する。オブジェクト要求部645は、取得したホスト名のシステム機器に、オブジェクトを要求する。オブジェクト要求部645がオブジェクトを要求する動作は、従来のCIM規格での動作と同じである。
サーバ機能657は、通知部651、通知受付部652、照会受付部653、判定部654、照会応答部655、オブジェクト取得制御部656等を有する。
通知部651は、仮想ネームスペース上の1つ上の階層のシステム機器に、自身のホスト名、自身の仮想ネームスペース上での論理パス等を通知する。通知受付部652は、1つ下の階層のシステム機器から通知されたホスト名、仮想ネームスペース上での論理パス等を、対応テーブル431に格納する。照会受付部653は、照会要求部643からの照会要求を受け付ける。判定部654は、照会要求された仮想ネームスペース上の論理パスが自身の論理パス、又は、対応テーブル431内の下位の論理パスと一致するか否か判定する。照会応答部655は、ホスト名、及び、そのホスト名に示されるシステム機器の論理パスと照会要求された論理パスとが一致するか否かという判定部654による判定結果等をクライアントに通知する。ここで、照会応答部655が通知するホスト名は、対応テーブル431内の、自身のホスト名、又は、照会要求された論理パスの上位のシステム機器のホスト名である。オブジェクト取得制御部656は、オブジェクト要求部645からのオブジェクトの要求を受け付けると、MOFファイル(図示略)を参照して、要求されたオブジェクトの定義を確認して何れかのオブジェクト取得部621を選択し、選択したオブジェクト取得部621に、オブジェクトの取得を指示する。オブジェクト取得制御部656の動作は、従来のCIM規格での動作と同じである。
次に、システム機器1Aの構成例を、図5を参照して説明する。
図5において、システム機器1Aは、CPU41、メモリ42、記憶装置43、入力装置44、出力装置45、通信インタフェース46、バス47等を有する。CPU41、メモリ42、記憶装置43、入力装置44、出力装置45、通信インタフェース46等は、バス47により互いに接続される。
記憶装置43は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)や、CD(Compact Disc)−R、DVD(Digital Versatile Disk)−RAM等の書き込み及び読み出し可能な記憶メディア及び記憶メディア駆動装置等である。
入力装置44は、例えばキーボードやマウス、スキャナ等である。出力装置45は、例えばディスプレイ、プリンタ等である。システム機器1Aは、通信インタフェース46により通信ネットワーク2と接続する。
記憶装置43は、対応テーブル431、プロバイダ機能実現プログラム432、管理プログラム433、クライアント機能実現プログラム434、サーバ機能実現プログラム435等を記憶する。
プロバイダ機能実現プログラム432は、プロバイダ機能622を実現するプログラムである。管理プログラム433は、管理機能634を実現するプログラムである。クライアント機能実現プログラム434は、クライアント機能646を実現するプログラムである。サーバ機能実現プログラム435は、サーバ機能657を実現するプログラムである。
対応テーブル431は、自身のホスト名、仮想ネームスペースにおける1つ上の階層のシステム機器1のホスト名、仮想ネームスペースにおける自身の論理パス、仮想ネームスペースにおける1つ下の階層のシステム機器1の論理パス、仮想ネームスペースにおける1つ下の階層のシステム機器1のホスト名等を格納する。プロバイダ機能実現プログラム432は、従来のCIM規格におけるプロバイダの機能を実現するプログラムである。管理プログラム433は、図1に示すシステムを構成する各機器を管理するためのプログラムであり、オブジェクトの収集を指示する。クライアント機能実現プログラム434は、クライアントの機能を実現するものである。サーバ機能実現プログラム435は、サーバの機能を実現するものである。
システム機器1B、システム機器1C、システム機器1D、システム機器1E、システム機器1F等の構成例を、図6に示す。図6に示すシステム機器1B、システム機器1C、システム機器1D、システム機器1E、システム機器1F等の構成と、上述したシステム機器1Aの構成との差異は、管理プログラム433、クライアント機能実現プログラム434等を記憶していないのみであるので、同じ構成には同じ符号を付与し、説明を省略する。ただし、対応テーブル431に格納される情報は、システム機器1A、システム機器1B、システム機器1C、システム機器1D、システム機器1E、システム機器1F等の全てで異なる。各対応テーブル431の詳細は後述するが、特に区別して説明するときは、例えば「対応テーブル431A」というように符号を付与して説明する。
次に、各システム機器1の対応テーブル431の一例を詳細に説明する。以下で説明する各対応テーブル431は、格納される情報の項目は同じであり、情報の内容のみが異なるものであるので、システム機器1Aの対応テーブル431Aを詳細に説明し、システム機器1B〜システム機器1Fの対応テーブル431B〜431Fに関しては図示に留め、説明は省略する。
図7は、システム機器1Aの記憶装置43に格納される対応テーブル431Aの一例である。図7において、対応テーブル431Aは、ホスト名701、実ネームスペース702、上位ホスト名703、仮想ネームスペース情報リスト704等を含む。ホスト名701、実ネームスペース702、上位ホスト名703、仮想ネームスペース情報リスト704等は互いに対応付けられている。仮想ネームスペース情報リスト704は、仮想ネームスペース論理パス705、ホスト名706等を含む。仮想ネームスペース論理パス705、ホスト名706等は互いに対応付けられている。
ホスト名701は、自身のホスト名である。実ネームスペース702は、自身の属する実ネームスペースのパスである。上位ホスト名703は、仮想ネームスペースにおいて、自身より1つ上の階層に設定されているシステム機器のホスト名である。仮想ネームスペース情報リスト704は、仮想ネームスペースに関する情報のリストである。仮想ネームスペース論理パス705は、自身の仮想ネームスペースの論理パスと、1つ下の階層に設定されているシステム機器1の仮想ネームスペースの論理パスである。ホスト名706は、対応する仮想ネームスペース論理パス705に示されるシステム機器1のホスト名である。
ここでは、仮想ネームスペース情報リスト704内の最初の仮想ネームスペース論理パス705は、自身の論理パスであるものとする。図7の例では、仮想ネームスペース論理パス705「/a/」が、システム機器1Aの論理パスである。自身の論理パスである場合、対応するホスト名706は、図7に一例を示すように、「Local host」で示すものとする。
また、ここでは、1つ上の階層のシステム機器が設定されていない場合、図7に一例を示す対応テーブル431Aの上位ホスト名703のように「−」で示すものとする。
対応テーブル431内の、ホスト名701、実ネームスペース702、上位ホスト名703、仮想ネームスペース情報リスト704内の自身の仮想ネームスペース論理パス705、及び、それに対応するホスト名706等は、予め格納されているものとするが、入力装置44、及び、通信インタフェース46等を介して入力された情報に従い、削除、変更等されてもよい。また、対応テーブル431内の、下の階層に設定されている仮想ネームスペース論理パス705、及び、それに対応するホスト名706等は、後述する動作により通知され、格納される。
図8は、システム機器1Bの記憶装置43に格納される対応テーブル431Bの一例である。
図9は、システム機器1Cの記憶装置43に格納される対応テーブル431Cの一例である。
図10は、システム機器1Dの記憶装置43に格納される対応テーブル431Dの一例である。
図11は、システム機器1Eの記憶装置43に格納される対応テーブル431Eの一例である。
図12は、システム機器1Fの記憶装置43に格納される対応テーブル431Fの一例である。
次に、動作例を説明する。
まず、図13を参照し、仮想ネームスペースにおいて1つ下の階層のシステム機器の論理パス、及び、ホスト名等を対応テーブル431に登録する動作例を説明する。図13では、システム機器1Dが、仮想ネームスペースにおける1つ上の階層であるシステム機器1Bに通知する場合を例として説明するが、他のシステム機器1の場合の動作も同じである。
図13において、予め定められた時間等の所定のタイミングや、仮想ネームスペース又はホスト名が変更された場合、入力装置44や通信インタフェース46等を介して通知指示が入力された場合等に、システム機器1Dの通知部651は、仮想ネームスペースにおける1つ上の階層のシステム機器があるか否か判定する(S1301)。具体的には、例えば、通知部651は、記憶装置43内の対応テーブル431Dの上位ホスト名703を参照し、1つ上の階層のシステム機器が設定されているか否か判定する。図10に一例を示す対応テーブル431Dの場合、上位ホスト名703「cim.sub_anet」が設定されているので、1つ上の階層のシステム機器が設定されていると判定する。
S1301の判定の結果、仮想ネームスペースにおける1つ上の階層のシステム機器が無い場合、通知部651は、処理を終了する。
S1301の判定の結果、仮想ネームスペースにおける1つ上の階層のシステム機器がある場合、通知部651は、対応テーブル431から、自身の仮想ネームスペース上の論理パス、及び、ホスト名等を読み出し(S1302)、1つ上の階層のシステム機器へ送信する(S1303)。具体的には、例えば、通知部651は、まず、対応テーブル431Dから、自身の仮想ネームスペース論理パス705、及び、ホスト名701等を読み出す。図10の例では、通知部651は、例えば、仮想ネームスペース情報リスト704内の最初の仮想ネームスペース論理パス705「/a/aa/aaa/」を、自身の論理パスとして読み出す。また、通知部651は、例えば、ホスト名701「cim.subsub_anet」を、自身のホスト名として読み出す。次に、通知部651は、対応テーブル431Dから読み出した上位ホスト名703「cim.sub_anet」宛てに、自身の論理パス「/a/aa/aaa/」、ホスト名「cim.subsub_anet」等を含む通知を送信する。
ホスト名「cim.sub_anet」に該当するシステム機器はシステム機器1Bであるので、上述した通知は、システム機器1Bが受信する(S1304)。システム機器1Bの通知受付部652は、受信した通知に含まれる論理パス及びホスト名等を、対応テーブル431Bに格納する(S1305)。具体的には、例えば、通知受付部652は、受信した通知に含まれる論理パス「/a/aa/aaa/」を、対応テーブル431Bの仮想ネームスペース論理パス705に追加する。また、通知受付部652は、受信した通知に含まれるホスト名「cim.subsub_anet」を、対応テーブル431Bの、追加した仮想ネームスペース論理パス705「/a/aa/aaa/」に対応するホスト名706に追加する。
なお、ここで、通知受付部652は、受信した通知に含まれる論理パスと同じ論理パスが仮想ネームスペース論理パス705に含まれる場合、対応するホスト名706に、受信した通知に含まれるホスト名を上書き等してもよく、通知を受けた日時等と対応付けて別に格納しても良い。通知を受けた日時等と対応付けて別に格納する場合、後述する動作により照会を要求された場合、最新の日時等と対応付けられた仮想ネームスペース論理パス705及びホスト名706を参照し、後述する動作を行なうと良い。
上述のような動作により、各システム機器1の記憶する対応テーブル431には、仮想ネームスペースにおける1つ下の階層のシステム機器1のホスト名及び論理パスが格納される。
次に、オブジェクトを収集するまでの動作例を説明する。
ここでは、まず、システム機器1Aが、システム機器1Eのオブジェクトを収集するまでのシーケンス例を簡単に説明し、その後に、各システム機器1単体の動作例を説明する。
図14は、システム機器1Aが、システム機器1Eのオブジェクトを収集するまでのシーケンス例である。
上述のように、システム機器1Aは、プロバイダ機能622、管理機能634、サーバ機能657、クライアント機能646等を有する。図14では、管理機能634、サーバ機能657、クライアント機能646の説明のために、1つのシステム機器1Aの各機能で処理される動作を別に記載している。
システム機器1Aの管理機能634のオブジェクト取得指示部631は、所定の時間毎や、管理者等に指示された場合等に、オブジェクト収集を指示する(S1401)。具体的には、例えば、システム機器1Aの管理機能634のオブジェクト取得指示部631は、オブジェクト取得指示受付部641に、収集するオブジェクトを示す情報、及び、オブジェクト収集対象のシステム機器の仮想ネームスペース上の論理パス等を指定して、収集を要求する。ここでは、仮想ネームスペース上の論理パス「/a/aa/bbb/」、オブジェクト「CPUメーカ」が指定されたものとする。
システム機器1Aのクライアント機能646のオブジェクト取得指示受付部641は、オブジェクトの収集要求を受け付ける。システム機器1Aの最上位ホスト名取得部642は、仮想ネームスペースの最上位のシステム機器のホスト名を取得する。システム機器1Aの照会要求部643は、最上位ホスト名取得部642の取得したホスト名のシステム機器宛てに、オブジェクト収集対象のシステム機器の仮想ネームスペース上の論理パス、及び、収集するオブジェクト等を指定して、照会を要求する(S1402)。本実施形態では、仮想ネームスペースの最上位のシステム機器はシステム機器1Aであるので、システム機器1Aの照会要求部643は、システム機器1Aのサーバ機能657の照会受付部653に、オブジェクト収集対象のシステム機器の仮想ネームスペース上の論理パス、及び、収集するオブジェクト等を指定して、照会を要求する。
システム機器1Aのサーバ機能657の判定部654は、対応テーブル431Aを参照し、指定された仮想ネームスペース上の論理パスが、自身の論理パス、又は、1つ下の階層のシステム機器1の論理パスと一致するか否か判定する。システム機器1Aの照会応答部655は、判定部654による判定の結果を示す情報、自身のホスト名又は1つ下の階層のシステム機器1のホスト名等を通知する(S1403)。本実施形態では、各システム機器1のサーバ機能657の照会応答部655は、ホスト名と、判定部654による判定の結果を示すフラグとを通知するものとする。
具体的には、ここでは、照会要求された論理パスは「/a/aa/bbb/」であるので、システム機器1Aの論理パスと一致しないことから、システム機器1Aの照会応答部655は、下の階層に属するシステム機器1Bの仮想ネームスペース上の理論パス等を対応テーブル431Aから読み出す。さらに、システム機器1Aの判定部654は、照会要求された論理パスと、読み出したシステム機器1Bの論理パスとが一致するか否かを判定する。ここでは、照会要求された論理パスと、読み出したシステム機器1Bの論理パスとは一致しない。照会応答部655は、対応テーブル431Aから、照会要求された論理パス「/a/aa/bbb/」の上位であるシステム機器1Bのホスト名を読み出し、読み出したホスト名と、照会要求された論理パスと一致しないことを示すフラグとを通知する。
システム機器1Aのクライアント機能646の判定部644は、照会応答部655から通知されたフラグが、一致することを示しているか否か判定する。ここでは、システム機器1Aのサーバ機能657は、照会要求された論理パスと一致しないことを示すフラグを通知しているので、システム機器1Aの判定部644は、照会要求部643に処理を指示する。照会要求部643は、送信されたホスト名を照会先として設定し、設定されたホスト名のシステム機器1に、上述と同様の照会を要求する(S1404)。ここでは、システム機器1Aの照会要求部643は、システム機器1Bに、仮想ネームスペース上の論理パス、及び、収集するオブジェクト等を指定して、照会要求を送信する。
システム機器1Bのサーバ機能657の判定部654は、上述と同様に、対応テーブル431Bを参照し、指定された仮想ネームスペース上の論理パスが、自身の論理パス、又は、1つ下の階層のシステム機器1の論理パスと一致するか否か判定する。システム機器1Bの照会応答部655は、上述と同様に、判定部654による判定の結果を示すフラグ、及び、自身のホスト名又は1つ下の階層のシステム機器1のホスト名等を通知する(S1405)。ここでは、システム機器1Bの照会応答部655は、システム機器1Eのホスト名、及び、照会要求された論理パスと一致することを示すフラグ等をシステム機器1Aに送信する。
上述と同様に、システム機器1Aの判定部644は、サーバ機能657から通知されたフラグが、一致することを示しているか否か判定する。ここでは、システム機器1Aのサーバ機能657は、照会要求された論理パスと一致することを示すフラグを通知しているので、システム機器1Aの判定部644は、オブジェクト要求部645に処理を指示する。オブジェクト要求部645は、受信した応答に含まれるホスト名を用いて、従来のCIM規格と同様の動作により、システム機器1Eにオブジェクト要求を送信する(S1406)。
システム機器1Eオブジェクト取得制御部656、及び、オブジェクト取得部621は、従来と同様の動作により、指定されたオブジェクトを生成し(S1407)、システム機器1Aに送信する(S1408)。
システム機器1Aのオブジェクト要求部645は、オブジェクトを受信すると、受信したオブジェクト等をメモリ42等の所定領域に格納し、システム機器1Aのオブジェクト受付部632に通知する(S1409)。オブジェクト受付部632は、メモリ42の所定領域から読み出したオブジェクト等を記憶装置43に格納する。オブジェクト出力部633は、所定のタイミングや、管理者から指示を受けた場合等に、オブジェクトを記憶装置43等から読み出し、出力装置45、又は、通信インタフェース46等を介した外部装置(図示略)等に出力する(S1410)。
ディスプレイ等の出力装置45に出力した例を図15に示す。図15において、画面例1501は、システム機器1EのCPUメーカをオブジェクトとして収集した場合の例を示す。この画面1501は、例えば、所定の画面データのフォーマットに、記憶装置43等から読み出したオブジェクトを合成する等して表示する。画面1501において、ホスト名1502は、オブジェクトを作成したホスト名である。CPU型名1503は、収集したオブジェクトである。日時1504は、オブジェクトを収集した日時であり、例えば、内部時計(図示略)等から取得した、システム機器1Aがオブジェクトを受信した日時を、オブジェクトを収集した日時とする。
次に、各システム機器1単体の動作例を説明する。
まず、クライアント機能646単体の動作例を、図16を参照して詳細に説明する。ここでは、オブジェクト取得指示受付部641は、管理機能634のオブジェクト取得指示部631から、論理パス「/a/aa/bbb/」、オブジェクト「CPUメーカ」、及び、実ネームスペース「/hoge/」を指定して、オブジェクト収集を指示されるものとして説明する。
オブジェクト取得指示部631は、クライアントの機能をコールし、オブジェクト取得指示受付部641に、オブジェクトの収集を指示する。オブジェクト取得指示受付部641は、オブジェクト収集の指示を受け付けると(S1601)、最上位ホスト名取得部642に、仮想ネームスペースにおける最上位のシステム機器1のホスト名の取得を指示する。
最上位ホスト名取得部642は、仮想ネームスペースにおける最上位のシステム機器1のホスト名を取得する(S1602)。ここでは、仮想ネームスペースにおける最上位のシステム機器1はシステム機器1Aであるので、最上位ホスト名取得部642は、記憶装置43の対応テーブル431Aからホスト名701を読み出し、メモリ42の所定領域に格納する。
システム機器1Aの照会要求部643は、最上位ホスト名取得部642の取得したホスト名のシステム機器1に、照会を要求する(S1603)。具体的には、例えば、照会要求部643は、S1601で受け付けた論理パス及びオブジェクトを含む照会を、仮想ネームスペースにおける最上位のシステム機器1であるシステム機器1Aのサーバ機能657に要求する。このとき、照会要求部643は、例えば、システム機器1Aのサーバ機能657の照会受付部653に「オブジェクト収集対象のシステム機器1の仮想ネームスペース上の論理パス/収集対象のオブジェクト」という形式で照会を要求する。これは、上述の例では「/a/aa/bbb/CPUメーカ/」となる。
なお、この動作は、上述のS1402に該当する。
上述した動作と同様に、サーバ機能657は、ホスト名、及び、そのホスト名のシステム機器1の論理パスと照会要求された論理パスとが一致するか否かを示す判定結果等を含む応答を通知する。システム機器1Aの判定部644は、応答を受け付けると(S1604)、受け付けた応答をメモリ42の所定領域に格納する。次に、判定部644は、応答に含まれる判定結果を示すフラグが一致を示しているか否か判定する(S1605)。
S1605の判定の結果、一致を示していない場合、システム機器1Aの判定部644は、システム機器1Aの照会要求部643に処理を指示する。照会要求部643は、メモリ42の所定領域から、受け付けた応答に含まれるホスト名を読み出し、読み出したホスト名のシステム機器1に、上述と同様に、照会を要求する(S1606)。この具体例は上述と同じであるので省略する。
なお、この動作は、上述のS1404に該当する。
この具体的な動作例を、例えば、システム機器1Aの照会応答部655からの応答として、ホスト名「cim.sub_anet」、一致しないことを示すフラグを通知された場合を説明する。フラグが一致しないことを示しているので、判定部644は、照会要求部643に処理を指示する。照会要求部643は、応答に含まれるホスト名「cim.sub_anet」を照会先として設定する。「cim.sub_anet」は、システム機器1Bのホスト名であるので、照会要求部643は、システム機器1Bに、「/a/aa/bbb/CPUメーカ/」という形式で、照会を要求する。
S1605の判定の結果、一致を示している場合、システム機器1Aの判定部644は、システム機器1Aのオブジェクト要求部645に処理を指示する。オブジェクト要求部645は、メモリ42の所定領域から、受け付けた応答に含まれるホスト名を読み出し、読み出したホスト名のシステム機器1に、オブジェクト要求を送信する(S1607)。
この具体的な動作例を、例えば、システム機器1Bの照会応答部655からの応答として、ホスト名「cim.subsub_bnet」、一致することを示すフラグを通知された場合を説明する。フラグが一致することを示しているので、判定部644は、オブジェクト要求部645に処理を指示する。応答に含まれるホスト名「cim.subsub_bnet」は、システム機器1Eのホスト名であるので、オブジェクト要求部645は、システム機器1Eに、「/ホスト名/実ネームスペース/オブジェクト/」という形式でオブジェクトを要求する。これは、上述の例では「/cim.subsub_bnet/hoge/CPUメーカ/」となる。
なお、この動作は、上述のS1406に該当する。
上述と同様の動作により、プロバイダの作成したオブジェクトがサーバにより送信されると、システム機器1Aは、そのオブジェクトを受信する(S1608)。オブジェクト要求部645は、受信したオブジェクト、及び、そのオブジェクトを送信したシステム機器1のホスト名等をメモリ42の所定領域に格納し、オブジェクト取得指示部631に通知する(S1609)。なお、この動作は、上述のS1409に該当する。
ここで、オブジェクト要求部645は、オブジェクトを受信した日時を内部時計等から取得し、オブジェクト及びホスト名と共にメモリ42に格納してもよい。オブジェクト受付部632は、メモリ42の所定領域から、オブジェクト、ホスト名、オブジェクトを受信した日時等を読み出し、記憶装置43等に格納する。オブジェクト出力部633は、記憶装置43から読み出したオブジェクト、ホスト名、オブジェクトを受信した日時等を、上述と同様に、出力装置45、通信インタフェース46等に出力する。
次に、サーバ機能657単体の動作例を、図17を参照して詳細に説明する。
照会受付部653は、照会要求を受け付けると(S1701)、受け付けた照会要求に含まれるオブジェクト収集対象のシステム機器1の仮想ネームスペース上の論理パス、及び、収集対象のオブジェクト等をメモリ42の所定領域に格納する。次に、照会受付部653は、対応テーブル431から、仮想ネームスペース上の自身の論理パスを読み出し(S1702)、判定部654に処理を指示する。具体的には、例えば、照会受付部653は、対応テーブル431から、最初の仮想ネームスペース論理パス705を読み出し、メモリ42の所定領域に格納し、判定部654に、読み出した論理パスを格納した領域を指定して処理を指示する。
判定部654は、照会要求された仮想ネームスペース上の論理パスと、自身の論理パスとが一致するか否か判定する(S1703)。具体的には、例えば、判定部654は、指定されたメモリ42の領域から、自身の論理パスと、照会要求された仮想ネームスペース上の論理パスとを読み出して比較し、一致するか否か判定する。判定部654は、判定結果等を、メモリ42の所定領域に格納する。
S1703の判定の結果、一致を示していない場合、照会応答部655は、対応テーブル431内の下位の論理パスから、照会要求された論理パスと一致する論理パスを選択する。該当する論理パスが無い場合、照会応答部655は、照会要求された論理パスの上位の論理パスを選択する(S1704)。そのために、照会応答部655は、例えば、対応テーブル431内の仮想ネームスペース論理パス705のうち下の階層のものを降順等により1つ選択し、照会要求された仮想ネームスペース上の論理パスが、選択した仮想ネームスペース論理パス705と一致するか否か判定する。判定の結果、一致しない場合、照会応答部655は、対応テーブル431内の仮想ネームスペース論理パス705のうち他の下の階層のものを降順等により1つ選択し、上述と同様に一致するか否か判定する。このような判定を、対応テーブル431内の仮想ネームスペース論理パス705の下の階層の全ての論理パスに対して行う。該当する論理パスが無い場合、照会応答部655は、対応テーブル431内の仮想ネームスペース論理パス705のうち下の階層のものを降順等により1つ選択し、照会要求された仮想ネームスペース上の論理パスが、選択した仮想ネームスペース論理パス705の全てを含むか否か判定する。このような判定を、上述と同様に、対応テーブル431内の仮想ネームスペース論理パス705の下の階層の全ての論理パスに対して行う。
次に、照会応答部655は、対応テーブル431から、選択した論理パスに対応付けられているホスト名706等を読み出し(S1705)、照会を要求したシステム機器1のクライアント機能に、読み出したホスト名、及び、そのホスト名のシステム機器1が等を含む応答をクライアント機能646に通知する(S1706)。
この具体的な動作例を、システム機器1Aのクライアント機能646からの照会要求を受け付けたのがシステム機器1Aのサーバ機能657であり、「/a/aa/bbb/CPUメーカ/」という形式の照会要求を受けた場合を例にして説明する。
システム機器1Aの照会受付部653は、クライアント機能からの照会要求を受け付けると、「/a/aa/bbb/CPUメーカ/」という照会要求から、仮想ネームスペース上の論理パス「/a/aa/bbb/」、及び、オブジェクト「CPUメーカ」を抽出し、メモリ42の所定領域に格納する。
照会受付部653は、図7に一例を示す対応テーブル431Aから、自身の仮想ネームスペース上での論理パスである「/a/」を読み出す。判定部654は、照会要求された論理パス「/a/aa/bbb/」と、読み出された論理パス「/a/」とが一致するか否か判定する。この場合、一致しないので、判定部654は、一致しないことを示す情報をメモリ42の所定領域に格納する。
照会応答部655は、メモリ42の所定領域から、判定部654による判定結果を読み出し、読み出した情報が、一致を示しているか否か判定する。この場合、一致しないことを示す情報であるので、照会応答部655は、例えば降順等により、対応テーブル431から、下位の仮想ネームスペース論理パス705を1つ選択する。ここでは、照会応答部655は、図7に一例を示す対応テーブル431Aから、仮想ネームスペース論理パス705「/a/aa/」を選択するものとする。
次に、照会応答部655は、選択した論理パスと、照会要求された仮想ネームスペース上の論理パスとが、一致するか否か判定する。この場合、照会要求された論理パスは「/a/aa/bbb/」であり、選択した論理パスは「/a/aa/」であるので、照会要求された仮想ネームスペース上の論理パスは、選択した論理パスと一致しない。従って、照会応答部655は、対応テーブル431Aから、他の仮想ネームスペース論理パス705を1つ選択する。ここでは、照会応答部655は、図7に一例を示す対応テーブル431Aから、仮想ネームスペース論理パス705「/a/bb/」を選択するものとする。
上述と同様に、照会応答部655は、選択した論理パスと、照会要求された仮想ネームスペース上の論理パスとが、一致するか否か判定する。この場合、照会要求された仮想ネームスペース上の論理パスは、選択した論理パスと一致しない。対応テーブル431A内の下の階層の論理パスの全てに対し判定を行なったので、照会要求部655は、図7に一例を示す対応テーブル431Aから、仮想ネームスペース論理パス705のうち下の階層である仮想ネームスペース論理パス705「/a/aa/」を選択する。次に、照会要求部655は、照会要求された論理パス「/a/aa/bbb/」は、選択された論理パス「/a/aa/」の全てを含むか否か判定する。この場合、照会要求された仮想ネームスペース上の論理パスは、選択した論理パスの全てを含むので、照会応答部655は、選択したパスを示す情報をメモリ42の所定領域に格納し、さらに、その論理パスが照会要求された論理パスと一致しないことを示すフラグを付与する。
照会応答部655は、対応テーブル431から、選択した論理パスと対応付けられたホスト名を読み出す。この場合、照会応答部655は、図7に一例を示す対応テーブル431Aから、論理パス「/a/aa/」と対応するホスト名706「cim.sub_bnet」を読み出す。システム機器1Aの照会応答部655は、一致しないことを示すフラグ、ホスト名等を、照会要求を送信したシステム機器1Aのクライアント機能646に通知する。
S1703の結果、一致する場合、照会応答部655は、対応テーブル431から、自身のホスト名を読み出す(S1709)。具体的には、照会応答部655は、対応テーブル431のホスト名701を読み出す。次に照会応答部655は、照会要求された論理パスと自身の論理パスとが一致することを示すフラグ、及び、読み出したホスト名等を、判定部644に通知する(S1710)。
なお、本実施形態では、仮想ネームスペースにおいて、最上位に属するシステム機器1Aがクライアント機能及びサーバ機能を有しているので、S1703の判定で一致するのは、オブジェクトを収集するシステム機器1がシステム機器1Aの場合のみである。従って、仮想ネームスペースにおいて最上位でないシステム機器1B〜システム機器1Fは、上述したS1703、S1707、S1708等の動作を行なっても良く、行なわなくても良い。
次に、図18を参照し、オブジェクトを収集する動作例を説明する。この動作例は、従来のCIM規格における動作と同じであるので簡単に説明する。
オブジェクト取得制御部656は、オブジェクト要求を受け付けると(S1801)、MOFファイル(図示略)等を参照して、複数のオブジェクト取得部621から何れかのオブジェクト取得部621を選択する(S1802)。オブジェクト取得制御部656は、選択したオブジェクト取得部621に、オブジェクトの作成を指示する(S1803)。指示されたオブジェクト取得部621は、取得したインスタンスを変換等してオブジェクトを作成し(S1804)、メモリ42の所定領域に格納する。オブジェクト取得制御部656は、メモリ42の所定領域からオブジェクトを読み出し、オブジェクトを要求したシステム機器1に出力する(S1805)。
このように、CIM規格において、管理対象の各システム機器に仮想ネームスペースを設定し、仮想ネームスペースにおいて1つ上の階層のシステム機器が、1つ下の階層のシステム機器のホスト名及び仮想ネームスペース上での論理パスを保持するので、上位の階層のシステム機器に問い合わせることで、ホスト名を取得することが可能となる。従って、ホスト名が変更されても、仮想ネームスペースにおける最上位のシステム機器のホスト名が判れば、ホスト名を取得することが可能となる。
また、上述のように、仮想ネームスペースにおける最上位のシステム機器を、オブジェクトを要求するクライアント機能を有するシステム機器とすることで、ホスト名が変更等されても、オブジェクトを収集するプログラムを全く変更する必要がなくなる。即ち、仮想ネームスペースにおける最上位のシステム機器が自身であるので、自身の論理パス、自身のホスト名、1つ下の階層のシステム機器の論理パス及びホスト名等を参照すればよい。
また、上述のように、管理対象のシステム機器を1つの仮想ネームスペースに含まれるものとして扱うことで、オブジェクトを収集するプログラム作成の効率を向上させることが可能となる。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、仮想ネームスペースにおける最上位のシステム機器を、オブジェクトを要求するクライアント機能を有するシステム機器とするものとしたが、これに限られるわけではなく、別のシステム機器を、仮想ネームスペースにおける最上位のシステム機器としてもよい。
また、例えば、上述の実施形態では、照会要求を受けたときに応答として通知するのは、ホスト名と、そのホスト名のシステム機器の論理パスと照会要求を受けた論理パスとが一致するか否かという判定結果を示すフラグであったが、これに加え、実ネームスペース等を通知してもよい。このとき、クライアントは、通知された判定結果が、一致することを示す場合、通知されたホスト名、及び、通知された実ネームスペースを用いてオブジェクトを要求してもよい。
また、例えば、上述の実施形態では、自身のホスト名、実ネームスペース、上位ホスト名、仮想ネームスペース上の論理パス及びホスト名の対応等を、1つのテーブルに記憶しておくものとしたが、複数のテーブル、及び、異なる媒体等に分散して記憶しても良い。
また、例えば、上述の実施形態では、仮想ネームスペースにおける最上位以外のシステム機器は、管理プログラム、クライアント機能実現プログラム等を記憶していないものとしたが、これらのプログラムを記憶していても良い。
また、例えば、上述の実施形態では、各システム機器は、照会要求に対する応答として、ホスト名と、判定結果であるフラグ等とを通知し、クライアント機能を有するネットワーク装置は、通知されたフラグから、共に通知されたホスト名がオブジェクト収集対象のシステム機器のホスト名であるか否か判定するものとしたが、これに限られるわけではない。例えば、照会要求に対する応答として、ホスト名と、そのホスト名のシステム機器の論理パス等を通知してもよい。このとき、クライアント機能を有するシステム機器は、通知された論理パスと、照会要求した論理パスとを比較し、一致する場合、上述と同様に、共に通知されたホスト名を用いてオブジェクト要求を送信し、一致しない場合、上述と同様に、通知された論理パス及びホスト名のシステム機器に照会を要求してもよい。
また、例えば、上述の実施形態では、各システム機器は、仮想ネームスペースにおける1つ上の階層のシステム機器に、自身のホスト名及び論理パス等を通知するものとしたが、これに限られるわけではない。例えば、2つ上の階層のシステム機器等、通知する階層は任意で定めても良い。その場合、登録するシステム機器のもれが無いように設定すべきである。そのために、例えば、第1のシステム機器、第2のシステム機器、第3のシステム機器が有り、仮想ネームスペースにおける階層が、上位から第1のシステム機器、第2のシステム機器、第3のシステム機器という順で設定されている場合、第2のシステム機器及び第3のシステム機器は、自身のホスト名及び論理パスを、同じ第1のシステム機器に登録する等してもよい。
1: システム機器、2:通信ネットワーク、41:CPU、42:メモリ、43:記憶装置、44:入力装置、45:出力装置、46:通信インタフェース、47:バス、431:対応テーブル、432:プロバイダ機能実現プログラム、433:管理プログラム、434:クライアント機能実現プログラム、435:サーバ機能実現プログラム、621:オブジェクト取得部、631:オブジェクト取得指示部、632:オブジェクト受付部、633:オブジェクト出力部、641:オブジェクト取得指示受付部、642:最上位ホスト名取得部、643:照会要求部、644:判定部、645:オブジェクト要求部、651:通知部、652:通知受付部、653:照会受付部、654:判定部、655:照会応答部、656:オブジェクト取得制御部
Claims (4)
- それぞれ任意のホスト名が設定され、固有の機器情報を有する複数のシステム機器が通信ネットワークで互いに接続され、ホスト名をキーとして他のシステム機器の固有機器情報を収集する情報収集システムであって、
各システム機器は、1つのシステム機器(以下、照会サーバ)を最上位とした階層構造を有する仮想的な論理パスが付与されており、
自身及び直下のシステム機器のホスト名及び論理パスを格納する格納手段と、
論理パスを特定したホスト名照会要求を受け付けた場合に、特定された論理パスに一致する論理パスが前記格納手段に格納されているときは、その論理パスに対応するホスト名を一致応答として送信し、格納されていないときは、直下のシステム機器であって、特定された論理パスの上位となるシステム機器のホスト名を不一致応答として送信する照会応答手段と、を有し、
前記照会サーバは、
照会対象となるシステム機器の論理パスの指定を受け付ける照会対象設定装置と、
照会先の初期値として自身のホスト名を設定し、前記照会者応答手段から不一致応答を受信した場合には、その不一致応答のホスト名を照会先として設定する照会先設定手段と、
前記設定された照会先に対して、前記照会対象の論理パスを特定したホスト名照会要求を、一致応答を受信するまで再帰的に送信するホスト名照会手段と、
受信した一致応答におけるホスト名をキーにシステム機器の固有機器情報を取得する情報収集手段と、を有すること
を特徴とする情報収集システム。 - 請求項1記載の情報収集システムであって、
前記各システム機器は、
前記格納手段に、1つ上の階層のシステム機器のホスト名をさらに記憶し、
前記格納手段内の1つ上の階層のシステム機器に、自身のホスト名及び論理パスを送信する通知手段、をさらに有し、
直下のシステム機器からの、該直下のシステム機器の論理パス及びホスト名を受信すると、該受信したホスト名及び論理パスを、前記格納手段に格納する通知受付手段と、をさらに有すること
を特徴とする情報収集システム。 - それぞれ任意のホスト名が設定され、固有の機器情報を有する複数のシステム機器が通信ネットワークで互いに接続され、ホスト名をキーとして他のシステム機器の固有機器情報を収集する情報収集システムの実行する情報収集方法であって、
各システム機器は、1つのシステム機器(以下、照会サーバ)を最上位とした階層構造を有する仮想的な論理パスが付与されており、
自身及び直下のシステム機器のホスト名及び論理パスを格納する第1の格納手段を有する前記照会サーバが、
照会対象となるシステム機器の論理パスの指定を受け付ける照会対象設定ステップと、
照会先の初期値として自身のホスト名を設定するステップと、
論理パスを特定したホスト名照会要求を受け付けた場合に、前記特定された論理パスに一致する論理パスが前記第1の格納手段に格納されているときは、その論理パスに対応するホスト名を一致応答とし、格納されていないときは、直下のシステム機器であって、特定された論理パスの上位となるシステム機器のホスト名を不一致応答とする第1の照会応答ステップと、
不一致応答とされた場合には、その不一致応答のホスト名を照会先として設定する照会先設定ステップと、
前記設定された照会先に対して、前記照会対象の論理パスを特定したホスト名照会要求を送信するステップと、を実行し、
自身及び直下のシステム機器のホスト名及び論理パスを格納する第2の格納手段を有する、他の各システム機器が、
論理パスを特定したホスト名照会要求を受け付けた場合に、前記特定された論理パスに一致する論理パスが前記第2の格納手段に格納されているときは、その論理パスに対応するホスト名を一致応答として送信し、格納されていないときは、直下のシステム機器であって、特定された論理パスの上位となるシステム機器のホスト名を不一致応答として送信する第2の照会応答手ステップ、を実行し、
前記照会サーバが、
前記他の各システム機器から、前記不一致応答を受け付けた場合には、その不一致応答のホスト名を照会先として設定し、該設定した照会先に対して、前記照会対象の論理パスを特定したホスト名照会要求を、一致応答を受信するまで再帰的に送信し、
前記一致応答を受け付けた場合、該一致応答におけるホスト名をキーにシステム機器の機器情報を取得すること
を特徴とする情報収集方法。 - それぞれ任意のホスト名が設定され、固有の機器情報を有する複数のシステム機器が通信ネットワークで互いに接続され、ホスト名をキーとして他のシステム機器の固有機器情報を収集する情報収集システムにより実行される情報収集プログラムであって、
各システム機器は、1つのシステム機器(以下、照会サーバ)を最上位とした階層構造を有する仮想的な論理パスが付与されており、
自身及び直下のシステム機器のホスト名及び論理パスを格納する第1の格納手段を有する前記照会サーバに、
照会対象となるシステム機器の論理パスの指定を受け付ける照会対象設定ステップと、
照会先の初期値として自身のホスト名を設定するステップと、
論理パスを特定したホスト名照会要求を受け付けた場合に、前記特定された論理パスに一致する論理パスが前記第1の格納手段に格納されているときは、その論理パスに対応するホスト名を一致応答とし、格納されていないときは、直下のシステム機器であって、特定された論理パスの上位となるシステム機器のホスト名を不一致応答とする第1の照会応答ステップと、
不一致応答とされた場合には、その不一致応答のホスト名を照会先として設定する照会先設定ステップと、
前記設定された照会先に対して、前記照会対象の論理パスを特定したホスト名照会要求を送信するステップと、を実行させ、
自身及び直下のシステム機器のホスト名及び論理パスを格納する第2の格納手段を有する、他の各システム機器に、
論理パスを特定したホスト名照会要求を受け付けた場合に、前記特定された論理パスに一致する論理パスが前記第2の格納手段に格納されているときは、その論理パスに対応するホスト名を一致応答として送信し、格納されていないときは、直下のシステム機器であって、特定された論理パスの上位となるシステム機器のホスト名を不一致応答として送信する第2の照会応答手ステップ、を実行させ、
前記照会サーバに、
前記他の各システム機器から、前記不一致応答を受け付けた場合には、その不一致応答のホスト名を照会先として設定し、該設定した照会先に対して、前記照会対象の論理パスを特定したホスト名照会要求を、一致応答を受信するまで再帰的に送信させ、
前記一致応答を受け付けた場合、該一致応答におけるホスト名をキーにシステム機器の機器情報を取得させること
を特徴とする情報収集プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005253039A JP2007066135A (ja) | 2005-09-01 | 2005-09-01 | 情報収集システム、情報収集方法、及び、情報収集プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005253039A JP2007066135A (ja) | 2005-09-01 | 2005-09-01 | 情報収集システム、情報収集方法、及び、情報収集プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007066135A true JP2007066135A (ja) | 2007-03-15 |
Family
ID=37928224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005253039A Pending JP2007066135A (ja) | 2005-09-01 | 2005-09-01 | 情報収集システム、情報収集方法、及び、情報収集プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007066135A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011175496A (ja) * | 2010-02-25 | 2011-09-08 | Nec Corp | コンピュータ管理システム |
-
2005
- 2005-09-01 JP JP2005253039A patent/JP2007066135A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011175496A (ja) * | 2010-02-25 | 2011-09-08 | Nec Corp | コンピュータ管理システム |
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