JP2007060513A - 伝送路共有方法及び通信方法 - Google Patents

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正也 高嶋
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Abstract

【課題】 本発明は、1つの伝送路を複数の通信方式又は通信端末で共有するにあたり、各通信方式等の通信環境が略均等に確保され得る伝送路共有方法及び通信方法を提供する。
【解決手段】 本発明に係る、互いに異なる周波数帯域を用いて通信を行うA、B及びCの複数の通信方式が1つの伝送路を共有して通信を行う伝送路共有方法において、伝送路の通信に使用される周波数帯域B1を複数の第1周波数帯域I1〜IV1に分割し、この分割した各第1周波数帯域I1〜IV1をさらに複数の第2周波数帯域(1)〜(12)に分割し、A、B及びCの複数の通信方式が通信に使用する周波数帯域として複数の第2周波数帯域(1)〜(12)の何れかをA、B及びCの複数の通信方式にそれぞれ割り当てると共に1つの通信方式に割り当てられる第2周波数帯域(1)〜(12)が複数の第1周波数帯域I1〜IV1のうちの少なくとも2つにあることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、互いに異なる周波数帯域を用いて通信を行う複数の通信方式又は通信端末が1つの伝送路を共有して通信を行う特に電力線搬送通信に好適な伝送路共有方法に関する。そして、共有されている伝送路を用いて通信を行う通信方法に関する。
1つの伝送路を複数で利用する場合、混信により円滑な通信ができない等の弊害が生じることから、通常、通信に使用される周波数帯域全体を複数の帯域に分割し各帯域に個別のチャンネルを割り当てて複数が同時に通信を行う周波数分割多元接続(Frequency Division Multiple Access)が利用される。
一方、近年、通信技術の進展により様々な技術分野でネットワーク化が進んでおり、建物内の様々な機器がネットワークに接続されつつある。このネットワーク化に際し、既設の配線を利用することから新たな伝送路を布設する必要がないという利点や、そのために導入に伴う初期費用がその分低廉であり、建物の美観も損ねないという利点等から、これら機器に電力を供給する電力線を伝送路に利用した電力線搬送通信が盛んに研究、開発されている。
この電力線搬送通信でも上記周波数分割多元接続を採用することができる。例えば、特許文献1には、電力線ネットワークによって双方向通信で通信を行う複数のユーザ装置と1つのヘッドエンド装置とを備え、上記電力線ネットワークを介したデータのポイント・ツー・マルチポイントディジタル伝送のマルチユーザシステムのためのデータの多重アクセス及び多重伝送の方法が開示されており、この方法では、アップストリームチャンネルにおいてデータは、上記複数のユーザ装置から上記ヘッドエンド装置に伝送され、ダウンストリームチャンネルにおいてデータは、上記ヘッドエンド装置から上記複数のユーザ装置に伝送され、上記ユーザ装置のそれぞれは、上記複数のユーザ装置が伝送可能な情報量を最大化しかつこれらのユーザ装置における待ち時間を最小化するための媒体アクセスコントローラ(MAC)を含み、上記電力線ネットワークは、周波数分割二重化(FDD)及び/又は時分割二重化(TDD)により上記アップストリーム及び上記ダウンストリームに分割されている。
特表2004−531944号公報
ところで、電力線は、もともと電力供給用の配線であるため通信用に特性が最適化されているものではなく、例えば、図8に示すように、周波数が高くなるに従って信号減衰量が増加する傾向にある。
また、通信を行う通信装置間における電力線ごとに、基本的な傾向としては上記の如きであるが信号減衰量の周波数特性が異なる。そして、電力線には、通常、複数の機器が接続されているため、これら機器の接続形態や稼動状態により、通信を行う通信装置間における電力線ごとに、電力線のインピーダンス、伝送路の損失、雑音レベルが大きく変動し、かつ、これら機器が発生するノイズや飛来ノイズ等のノイズN1、N2、・・・、N8が例えば図9に示すように比較的狭帯域で生じその発生する周波数f1、f2、・・・f8もランダムで異なっている。
一方、上記理由により基本的には周波数が高くなるに従って信号減衰量が増加する傾向にあるものの、接続される機器や配線の分岐等の影響によりLC共振が起こるため、逆に高周波の信号減衰量が少なくなる周波数帯域も存在し得る。
このため、通常の周波数分割多元接続のように単に周波数帯域を分割して割り当てると、例えば図10に示すように、伝送環境が悪い周波数帯域を割り当てられた方(図10の例では通信方式1)は、電力線搬送通信が困難になる場合が生じ得る。そして、このような事情は、通信方式に代えて通信端末としても同様である。
本発明は、上記事情に鑑みて為された発明であり、本発明の目的は、1つの伝送路を複数の通信方式又は通信端末で共有するにあたり、伝送路の周波数特性が一様ではない場合であっても、各通信方式又は各通信端末の通信環境が略均等に確保され得る伝送路共有方法を提供することである。そして、本発明の目的は、共有されている伝送路を用いて通信を行う通信方法を提供することである。
本発明者は、種々検討した結果、上記目的は、以下の本発明により達成されることを見出した。即ち、本発明に係る一態様では、互いに異なる周波数帯域を用いて通信を行う複数の通信方式が1つの伝送路を共有して通信を行う伝送路共有方法において、前記伝送路の通信に使用される周波数帯域を複数の第1周波数帯域に分割し、該分割した各第1周波数帯域をさらに複数の第2周波数帯域に分割し、前記複数の通信方式が通信に使用する周波数帯域として前記複数の第2周波数帯域の何れかを前記複数の通信方式にそれぞれ割り当てると共に1つの前記通信方式に割り当てられる前記第2周波数帯域が前記複数の第1周波数帯域のうちの少なくとも2つにあることを特徴とする。
そして、上述の伝送路共有方法において、1つの前記通信方式に割り当てられる前記第2周波数帯域は、前記複数の第1周波数帯域のそれぞれにおいて所定の規則に従って割り当てられることを特徴とする。
また、上述の伝送路共有方法において、1つの前記通信方式に割り当てられる前記第2周波数帯域は、前記複数の第1周波数帯域のそれぞれにおいてランダム(無作為)に割り当てられることを特徴とする。
さらに、上述の伝送路共有方法において、前記各第1周波数帯域は、前記複数の第2周波数帯域に均等に分割されていることを特徴とする。
そして、上述の伝送路共有方法において、前記各第1周波数帯域は、前記複数の第2周波数帯域に不均等に分割されていることを特徴とする。
また、上述の伝送路共有方法において、前記伝送路の通信に使用される周波数帯域は、前記各第1周波数帯域に均等に分割されていることを特徴とする。
さらに、上述の伝送路共有方法において、前記伝送路の通信に使用される周波数帯域は、前記各第1周波数帯域に不均等に分割されていることを特徴とする。
そして、本発明に係る他の一態様の伝送路共有方法は、互いに異なる周波数帯域を用いて通信を行う複数の通信端末が1つの伝送路を共有して通信を行う伝送路共有方法において、前記伝送路の通信に使用される周波数帯域を複数の第1周波数帯域に分割し、該分割した各第1周波数帯域をさらに複数の第2周波数帯域に分割し、前記複数の通信端末が通信に使用する周波数帯域として前記複数の第2周波数帯域の何れかを前記複数の通信端末にそれぞれ割り当てると共に1つの前記通信端末に割り当てられる前記第2周波数帯域が前記複数の第1周波数帯域のうちの少なくとも2つにあることを特徴とする。
また、本発明に係る他の一態様の通信方法は、通信に使用される周波数帯域が予め複数の第1周波数帯域に設定され該設定された第1周波数帯域がさらに複数の第2周波数帯域に設定されている伝送路の、異なる前記第1周波数帯域における前記第2周波数帯域を少なくとも2つ用いて通信を行う。
このような上記構成の伝送路共有方法は、周波数帯域を2段階で分割し、第1段階で分割された異なる周波数帯域であって第2段階で分割された周波数帯域を複数、1つの通信方式又は1つの通信端末に割り当てるので、伝送路の周波数特性が一様である場合はもちろん、伝送路の周波数特性が一様ではない場合であっても、各通信方式又は各通信端末の通信環境が略均等に確保され得る。
そして、このような上記構成の通信方法は、周波数帯域が2段階で分割されている伝送路を用いて通信を行う際に、第1段階で分割された異なる周波数帯域であって第2段階で分割された周波数帯域を複数用いて通信を行うので、所定の通信環境を確保し得る。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
また、以下の説明では、通信方式の場合について説明しているが、通信方式に代えて通信端末でも同様に説明できる。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る伝送路共有方法における各通信方式に対する周波数割当てを説明するための図である。図1(A)は、時間経過に対し各通信方式が使用する周波数帯域を説明するための図であり、図1(B)は、周波数軸上において各通信方法に対する周波数割当てを説明するための図である。図1(A)の横軸は、時間であり、その縦軸は、周波数である。図1(B)の横軸は、周波数である。図2は、第1の実施形態に係る伝送路共有方法における作用効果を説明するための図である。図2の横軸は、周波数であり、その縦軸は、横軸を境界に上半分が電力線内ノイズのノイズレベルであり、下半分が電力線の信号減衰量である。なお、後述の図3乃至図7においても同様である。
図1及び図2において、伝送路の通信に使用される周波数帯域は、複数の第1周波数帯域に分割され、この分割された第1周波数帯域がさらに複数の第2周波数帯域に分割される。図1及び図2に示す例では、伝送路の通信に使用される周波数F1から周波数F13までの周波数帯域B1は、周波数F1から周波数F4までの第1周波数帯域I1、周波数F4から周波数F7までの第1周波数帯域II1、周波数F7から周波数F10までの第1周波数帯域III1、及び、周波数F10から周波数F13までの第1周波数帯域IV1の4個に分割される。そして、この分割された第1周波数帯域I1は、周波数F1から周波数F2までの第2周波数帯域(1)、周波数F2から周波数F3までの第2周波数帯域(2)、及び、周波数F3から周波数F4までの第2周波数帯域(3)の3個にさらに分割され、この分割された第1周波数帯域II1は、周波数F4から周波数F5までの第2周波数帯域(4)、周波数F5から周波数F6までの第2周波数帯域(5)、及び、周波数F6から周波数F7までの第2周波数帯域(6)の3個にさらに分割され、この分割された第1周波数帯域III1は、周波数F7から周波数F8までの第2周波数帯域(7)、周波数F8から周波数F9までの第2周波数帯域(8)、及び、周波数F9から周波数F10までの第2周波数帯域(9)の3個にさらに分割され、この分割された第1周波数帯域IV1は、周波数F10から周波数F11までの第2周波数帯域(10)、周波数F11から周波数F12までの第2周波数帯域(11)、及び、周波数F12から周波数F13までの第2周波数帯域(12)の3個にさらに分割される。
分割された各第1周波数帯域I1〜IV1の帯域幅は、第1の実施形態では、図1及び図2に示すように、均等である。
第1周波数帯域が複数の第2周波数帯域に分割される分割数、即ち、1個の第1周波数帯域における第2周波数帯域の個数は、割り当てるべき通信方式の個数に応じた個数に設定される。図1及び図2に示す例では、A通信方式、B通信方式及びC通信方式の3個の通信方式に第2周波数帯域(1)〜(12)を割り当てるので、その数は、3個である。
分割された各第2周波数帯域(1)〜(12)の帯域幅は、第1の実施形態では、均等であり、さらに、各第1周波数帯域I1〜IV1間においても各第2周波数帯域(1)〜(12)は、均等である。
そして、複数の通信方式は、複数の第2周波数帯域の何れかにそれぞれ割り当てられると共に、1つの通信方式に割り当てられる第2周波数帯域は、複数の第1周波数帯域のうちの少なくとも2つにある。即ち、異なる第1周波数帯域であって複数の第2周波数帯域が1つの通信方式に割当てられる。
1つの通信方式に割り当てられる第2周波数帯域は、第1の実施形態では、複数の第1周波数帯域のそれぞれにおいて所定の規則に従って割り当てられる。図1及び図2に示す例では、各第1周波数帯域I1;II1;III1;IV1において、3個の第2周波数帯域(1)、(2)、(3);(4)、(5)、(6);(7)、(8)、(9);(10)、(11)、(12)は、低周波数側の第2周波数帯域(1);(4);(7);(10)から高周波数側の第2周波数帯域(3);(6);(9);(12)へA通信方式、B通信方式、C通信方式の順番で各通信方式にそれぞれ割り当てられる。例えば、第1周波数帯域II1では、低周波数側の第2周波数帯域(4)がA通信方式に割り当てられ、第2周波数帯域(4)より次に高周波数側にある第2周波数帯域(5)がB通信方式に割り当てられ、そして、高周波数側の第2周波数帯域(6)がC通信方式に割り当てられる。
このように複数の第2周波数帯域が複数の通信方式に割り当てられると、各通信方式は、予め自己に割り当てられた不連続な複数の第2周波数帯域を用いて通信を行う。図1及び図2に示す例では、A通信方式は、何れの時間においても第2周波数帯域(1)、(4)、(7)、(10)を用いて通信を行い、B通信方式は、何れの時間においても第2周波数帯域(2)、(5)、(8)、(11)を用いて通信を行い、そして、C通信方式は、何れの時間においても第2周波数帯域(3)、(6)、(9)、(12)を用いて通信を行う。
このように本実施形態では、各通信方式は、予め自己に割り当てられた不連続な複数の第2周波数帯域を用いて通信を行うので、伝送路の周波数特性が一様である場合はもちろん、伝送路の周波数特性が一様ではない場合であっても、各通信方式の通信環境が略均等に確保され得る。また、このような伝送路共有方式により通信を行う通信方法は、所定の通信環境を確保し得る。
図2に示す例では、周波数分割多元接続により、例えば、A通信方式に周波数F1から周波数F5までの周波数帯域を割り当て、B通信方式に周波数F5から周波数F9までの周波数帯域を割り当て、そして、C通信方式に周波数F9から周波数F13までの周波数帯域を割り当てると、A通信方式及びC通信方式の通信環境が悪く、場合によっては、通信不可能な状態となるが、本実施形態のようにA、B及びCの各通信方式に第2周波数帯域(1)〜(12)を割り当てると、各通信方式の通信環境が略均等に確保され、A通信方式では例えば比較的通信環境が良好な第2周波数帯域(7)や第2周波数帯域(10)が割り当てられており、B通信方式では例えば比較的通信環境が良好な第2周波数帯域(5)や第2周波数帯域(8)が割り当てられており、そして、C通信方式では例えば比較的通信環境が良好な第2周波数帯域(6)や第2周波数帯域(12)が割り当てられている。このため、各通信方式は、これらの第2周波数帯域(1)〜(12)を用いてそれぞれ通信を行うことができる。
ここで、通信の変調方式は、不連続な複数の周波数帯域を用いて通信を行うことが可能な公知の種々の方式を採用することができるが、容易に適用可能であることから、複数のサブキャリアで信号伝送するマルチキャリア伝送方式が好適であり、特に直交周波数分割多重方式(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)が好適である。
OFDMは、直交化された多数の狭帯域サブキャリアで信号伝送を行う方式であり、周波数利用効率が高く、高速伝送に適している。直交周波数分割多重方式の送信機では、一般に、まず、送信すべきデータがシリアルパラレル変換器で直並列変換(S/P)されることによって、複数の送信データが生成される。次に、各送信データは、それぞれ、変調器で同相成分I、直交成分Qに複素変調されることによって、複数のサブキャリア信号が生成される。次に、各複数のサブキャリア信号は、逆フーリエ変換器で時刻Tsごとに逆フーリエ変換される。次に、そので逆フーリエ変換された出力信号にガードインターバル付与器でガードインターバル(GI)が付与され、周波数変換器でRF信号に周波数変換された後に、アンテナから送信される。一方、直交周波数分割多重方式の受信機では、送信側と逆のプロセスが実行され受信される。即ち、アンテナで受信された入力信号からガードインターバルが削除され、高速フーリエ変換により複数のサブキャリア信号が再生され、復調により受信データが復調され、並直列変換によりデータが得られる。
なお、上述では、各通信方式に各第1周波数帯域I1;II1;III1;IV1において第2周波数帯域(1)〜(12)を割り当てる所定の規則として、低周波数側の第2周波数帯域(1);(4);(7);(10)から高周波数側の第2周波数帯域(3);(6);(9);(12)へA通信方式、B通信方式、C通信方式の順番で各通信方式にそれぞれ割り当てたが、図2で括弧書きで示すように、奇数番目の各第1周波数帯域I1;III1では、低周波数側の第2周波数帯域(1);(7)から高周波数側の第2周波数帯域(3);(9)へA通信方式、B通信方式、C通信方式の順番で、A通信方式、B通信方式及びC通信方式にそれぞれ割り当て、偶数番目の各第1周波数帯域II1;IV1では、低周波数側の第2周波数帯域(4);(10)から高周波数側の第2周波数帯域(6);(12)へC通信方式、B通信方式、A通信方式の順番で各通信方式にそれぞれ割り当ててもよい。
例えば、奇数番目の第1周波数帯域I1では、低周波数側の第2周波数帯域(1)がA通信方式に割り当てられ、第2周波数帯域(1)より次に高周波数側にある第2周波数帯域(2)がB通信方式に割り当てられ、そして、高周波数側の第2周波数帯域(3)がC通信方式に割り当てられ、偶数番目の第1周波数帯域II1では、低周波数側の第2周波数帯域(4)がC通信方式に割り当てられ、第2周波数帯域(4)より次に高周波数側にある第2周波数帯域(5)がB通信方式に割り当てられ、そして、高周波数側の第2周波数帯域(6)がA通信方式に割り当てられる。
このように割り当てても各通信方式の通信環境が略均等に確保され得、このような伝送路共有方式により通信を行う通信方法は、所定の通信環境を確保し得る。
次に、別の実施形態について説明する。
(第2の実施形態)
図3は、第2の実施形態に係る伝送路共有方法における、各通信方式に対する周波数割当て及び作用効果を説明するための図である。
第2の実施形態において、伝送路の通信に使用される周波数帯域を2段階で分割する仕方は、第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
注目すべきは、第1の実施形態では、1つの通信方式に割り当てられる第2周波数帯域(1)〜(12)は、複数の第1周波数帯域I1〜IV1のそれぞれにおいて所定の規則に従って割り当てられたが、第2の実施形態では、1つの通信方式に割り当てられる第2周波数帯域(1)〜(12)は、複数の第1周波数帯域I1〜IV1のそれぞれにおいてランダム(無作為)に割り当てられる。
図3に示す例では、各第1周波数帯域I1;II1;III1;IV1において、3個の第2周波数帯域(1)、(2)、(3);(4)、(5)、(6);(7)、(8)、(9);(10)、(11)、(12)は、A通信方式、B通信方式及びC通信方式にそれぞれランダムに割り当てられている。即ち、第1周波数帯域I1では、低周波数側の第2周波数帯域(1)がA通信方式に割り当てられ、第2周波数帯域(1)より次に高周波数側にある第2周波数帯域(2)がB通信方式に割り当てられ、そして、高周波数側の第2周波数帯域(3)がC通信方式に割り当てられる。第1周波数帯域II1では、低周波数側の第2周波数帯域(4)がC通信方式に割り当てられ、第2周波数帯域(4)より次に高周波数側にある第2周波数帯域(5)がA通信方式に割り当てられ、そして、高周波数側の第2周波数帯域(6)がB通信方式に割り当てられる。第1周波数帯域III1では、低周波数側の第2周波数帯域(7)がC通信方式に割り当てられ、第2周波数帯域(7)より次に高周波数側にある第2周波数帯域(8)がB通信方式に割り当てられ、そして、高周波数側の第2周波数帯域(9)がA通信方式に割り当てられる。第1周波数帯域IV1では、低周波数側の第2周波数帯域(10)がA通信方式に割り当てられ、第2周波数帯域(10)より次に高周波数側にある第2周波数帯域(11)がC通信方式に割り当てられ、そして、高周波数側の第2周波数帯域(12)がB通信方式に割り当てられる。
このように割り当てても各通信方式の通信環境が略均等に確保され得、このような伝送路共有方式により通信を行う通信方法は、所定の通信環境を確保し得る。
ここで、第1及び第2の実施形態では、各第1周波数帯域I1〜IV1における第2周波数帯域(1)〜(12)のそれぞれに通信方式の何れかを割り当てたが、異なる第1周波数帯域I1〜IV1であって第2周波数帯域(1)〜(12)を複数、1つの通信方式に割り当てる限り、各第1周波数帯域I1〜IV1における第2周波数帯域(1)〜(12)のそれぞれに通信方式の何れかを必ずしも割り当てる必要はない。通信方式に必要な帯域に応じて複数の第1周波数帯域I1〜IV1において第2周波数帯域(1)〜(12)を割り当てればよい。
図4は、通信方式が割り当てられていない第2周波数帯域が存在する場合の伝送路共有方法における、各通信方式に対する周波数割当て及び作用効果を説明するための図である。
例えば、図4に示す例では、第1周波数帯域I1及び第2周波数帯域II1では、第1の実施形態と同様に、3個の第2周波数帯域(1)、(2)、(3);(4)、(5)、(6)は、低周波数側の第2周波数帯域(1);(4)から高周波数側の第2周波数帯域(3);(6)へA通信方式、B通信方式、C通信方式の順番で各通信方式にそれぞれ割り当てられる。第1周波数帯域III1では、低周波数側の第2周波数帯域(7)がB通信方式に割り当てられ、第2周波数帯域(7)より次に高周波数側にある第2周波数帯域(8)がC通信方式に割り当てられ、そして、高周波数側の第2周波数帯域(9)には何れの通信方式も割り当てられていない。第1周波数帯域IV1では、低周波数側の第2周波数帯域(10)がC通信方式に割り当てられ、そして、第2周波数帯域(10)より次に高周波数側にある第2周波数帯域(11)、及び、高周波数側の第2周波数帯域(12)には何れの通信方式も割り当てられていない。
このように割り当てても各通信方式の通信環境が略均等に確保され得、このような伝送路共有方式により通信を行う通信方法は、所定の通信環境を確保し得る。
次に、別の実施形態について説明する。
(第3の実施形態)
図5は、第3の実施形態に係る伝送路共有方法における、各通信方式に対する周波数割当て及び作用効果を説明するための図である。
第1の実施形態では、第2周波数帯域(1)〜(12)は、第1周波数帯域I1〜IV1がそれぞれ均等に分割されて生成されたものであるが、第3の実施形態では、第2周波数帯域(21)〜(32)は、第1周波数帯域I2〜IV2がそれぞれ不均等に分割されて生成されたものである。
即ち、図5において、伝送路の通信に使用される周波数帯域B2は、複数の第1周波数帯域I2〜IV2に分割され、この分割された第1周波数帯域I2〜IV2がさらに複数の第2周波数帯域(21)〜(32)に分割される。図5に示す例では、伝送路の通信に使用される周波数F21から周波数F33までの周波数帯域B2は、周波数F21から周波数F24までの第1周波数帯域I2、周波数F24から周波数F27までの第1周波数帯域II2、周波数F27から周波数F30までの第1周波数帯域III2、及び、周波数F30から周波数F33までの第1周波数帯域IV2の4個に分割される。そして、この分割された第1周波数帯域I2は、周波数F21から周波数F22までの第2周波数帯域(21)、周波数F22から周波数F23までの第2周波数帯域(22)、及び、周波数F23から周波数F24までの第2周波数帯域(23)の3個にさらに分割され、この分割された第1周波数帯域II2は、周波数F24から周波数F25までの第2周波数帯域(24)、周波数F25から周波数F26までの第2周波数帯域(25)、及び、周波数F26から周波数F27までの第2周波数帯域(26)の3個にさらに分割され、この分割された第1周波数帯域III2は、周波数F27から周波数F28までの第2周波数帯域(27)、周波数F28から周波数F29までの第2周波数帯域(28)、及び、周波数F29から周波数F30までの第2周波数帯域(29)の3個にさらに分割され、この分割された第1周波数帯域IV2は、周波数F30から周波数F31までの第2周波数帯域(30)、周波数F31から周波数F32までの第2周波数帯域(31)、及び、周波数F32から周波数F33までの第2周波数帯域(32)の3個にさらに分割される。
分割された各第1周波数帯域I2〜IV2の帯域幅は、第3の実施形態では、図5に示すように均等である。
第1周波数帯域が複数の第2周波数帯域に分割される分割数、即ち、1個の第1周波数帯域における第2周波数帯域の個数は、第1及び第2の実施形態と同様に、割り当てるべき通信方式の個数に応じた個数に設定される。図5に示す例では、A通信方式、B通信方式及びC通信方式の3個の通信方式に周波数帯域を割り当てるので、その数は、3個である。
分割された各第2周波数帯域(21)〜(32)の帯域幅は、第3の実施形態では図5に示すように、第1周波数帯域I2において第2周波数帯域(21)<(22)<(23)であり、第1周波数帯域II2において第2周波数帯域(24)<(25)<(26)であり、第1周波数帯域III2において第2周波数帯域(27)<(28)<(29)であり、そして、第1周波数帯域IV2において第2周波数(30)<(31)<(32)である。また、各第1周波数帯域I2〜IV2間では、第2周波数帯域(21)、(24)、(27)及び(30)の各帯域幅は、同一であり、第2周波数帯域(22)、(25)、(28)及び(31)の各帯域幅は、同一であり、第2周波数帯域(23)、(26)、(29)及び(32)の各帯域幅は、同一である。
複数の通信方式は、第1及び第2の実施形態と同様に、複数の第2周波数帯域の何れかにそれぞれ割り当てられると共に、1つの通信方式に割り当てられる第2周波数帯域は、複数の第1周波数帯域のうちの少なくとも2つにある。即ち、異なる第1周波数帯域であって複数の第2周波数帯域が1つの通信方式に割当てられる。
1つの通信方式に割り当てられる第2周波数帯域は、第3の実施形態では、複数の第1周波数帯域のそれぞれにおいて所定の規則に従って割り当てられる。図5に示す例では、各第1周波数帯域I2;II2;III2;IV2において、3個の第2周波数帯域(21)、(22)、(23);(24)、(25)、(26);(27)、(28)、(29);(30)、(31)、(32)は、低周波数側の第2周波数帯域(21);(24);(27);(30)から高周波数側の第2周波数帯域(23);(26);(29);(32)へA通信方式、B通信方式、C通信方式の順番で各通信方式にそれぞれ割り当てられる。
このように複数の第2周波数帯域が複数の通信方式に割り当てられると、各通信方式は、第1及び第2の実施形態と同様に、予め自己に割り当てられた不連続な複数の第2周波数帯域を用いて通信を行う。
このように本実施形態では、各通信方式は、予め自己に割り当てられた不連続な複数の第2周波数帯域を用いて通信を行うので、伝送路の周波数特性が一様である場合はもちろん、伝送路の周波数特性が一様ではない場合であっても、各通信方式の通信環境が略均等に確保され得る。また、このような伝送路共有方式により通信を行う通信方法は、所定の通信環境を確保し得る。
ここで、図5に示す例では、各第1周波数帯域I2;II2;III2;IV2の中で各第2周波数帯域(21)、(22)、(23);(24)、(25)、(26);(27)、(28)、(29);(30)、(31)、(32)は、不均等であるけれども、A、B、Cの各通信方式に割り当てられる第2周波数帯域(21)〜(32)の帯域幅は、各第1周波数帯域I2〜IV2において同一である。第3の実施形態において、例えば、図6に示す例のように、A、B、Cの各通信方式に割り当てられる第2周波数帯域(21)〜(32)の帯域幅を各第1周波数帯域I2〜IV2において不均一としてもよい。
即ち、図6に示す例では、第1周波数帯域I2〜IV2の帯域幅は、均等である。但し、図5及び図6において、周波数F41=周波数F21であり、周波数F44=周波数F24であり、周波数F47=周波数F27であり、周波数F50=周波数F30であり、そして、周波数F53=周波数F33である。
そして、この分割された第1周波数帯域I2は、周波数F41から周波数F42までの第2周波数帯域(41)、周波数F42から周波数F43までの第2周波数帯域(42)、及び、周波数F43から周波数F44までの第2周波数帯域(43)の3個にさらに分割され、この分割された第1周波数帯域II2は、周波数F44から周波数F45までの第2周波数帯域(44)、周波数F45から周波数F46までの第2周波数帯域(45)、及び、周波数F46から周波数F47までの第2周波数帯域(46)の3個にさらに分割され、この分割された第1周波数帯域III2は、周波数F47から周波数F48までの第2周波数帯域(47)、周波数F48から周波数F49までの第2周波数帯域(48)、及び、周波数F49から周波数F50までの第2周波数帯域(49)の3個にさらに分割され、この分割された第1周波数帯域IV2は、周波数F50から周波数F51までの第2周波数帯域(50)、周波数F51から周波数F52までの第2周波数帯域(51)、及び、周波数F52から周波数F53までの第2周波数帯域(52)の3個にさらに分割される。
分割された各第2周波数帯域(41)〜(52)の帯域幅は、図6に示すように、第1周波数帯域I2において第2周波数帯域(41)<(42)<(43)であり、第1周波数帯域II2において第2周波数帯域(45)<(46)<(44)であり、第1周波数帯域III2において第2周波数帯域(47)<(49)<(48)であり、そして、第1周波数帯域IV2において第2周波数(52)<(50)<(51)である。また、各第1周波数帯域I2〜IV2間では、第2周波数帯域(41)、(45)、(47)及び(52)の各帯域幅は、同一であり、第2周波数帯域(42)、(46)、(49)及び(50)の各帯域幅は、同一であり、第2周波数帯域(43)、(44)、(48)及び(51)の各帯域幅は、同一である。
1つの通信方式に割り当てられる第2周波数帯域は、複数の第1周波数帯域のそれぞれにおいて所定の規則に従って割り当てられており、図6に示す例では、各第1周波数帯域I2;II2;III2;IV2において、3個の第2周波数帯域(41)、(42)、(43);(44)、(45)、(46);(47)、(48)、(49);(50)、(51)、(52)は、低周波数側の第2周波数帯域(41);(44);(47);(50)から高周波数側の第2周波数帯域(43);(46);(49);(52)へA通信方式、B通信方式、C通信方式の順番で各通信方式にそれぞれ割り当てられる。
そのため、各通信方式に割り当てられる第2周波数帯域(41)〜(52)の帯域幅は、各第1周波数帯域I2〜IV2において不均等となっている。即ち、A通信方式に割り当てられている第2周波数帯域(41)、(44)、(47)、(50)は、その帯域幅が第2周波数帯域(41)の帯域幅=第2周波数帯域(47)の帯域幅<第2周波数帯域(50)の帯域幅<第2周波数帯域(44)の帯域幅となっている。B通信方式に割り当てられている第2周波数帯域(42)、(45)、(48)、(51)は、その帯域幅が第2周波数帯域(45)の帯域幅<第2周波数帯域(42)の帯域幅<第2周波数帯域(48)の帯域幅=第2周波数帯域(51)の帯域幅となっている。そして、C通信方式に割り当てられている第2周波数帯域(43)、(46)、(49)、(52)は、その帯域幅が第2周波数帯域(52)の帯域幅<第2周波数帯域(46)の帯域幅=第2周波数帯域(49)の帯域幅<第2周波数帯域(43)の帯域幅となっている。
このように割り当てても各通信方式の通信環境が略均等に確保され得、このような伝送路共有方式により通信を行う通信方法は、所定の通信環境を確保し得る。
次に、別の実施形態について説明する。
(第4の実施形態)
図7は、第4の実施形態に係る伝送路共有方法における、各通信方式に対する周波数割当て及び作用効果を説明するための図である。
第1の実施形態では、第1周波数帯域I1〜IV1は、伝送路の通信に使用される周波数帯域B1が均等に分割されて生成されたものであり、第2周波数帯域(1)〜(12)は、第1周波数帯域I1〜IV1がそれぞれ均等に分割されて生成されたものであるが、第4の実施形態では、第1周波数帯域I3〜III3は、伝送路の通信に使用される周波数帯域B3が不均等に分割されて生成されたものであり、第2周波数帯域(61)〜(69)は、第1周波数帯域I3〜III3がそれぞれ均等に分割されて生成されたものである。
即ち、図7において、伝送路の通信に使用される周波数帯域は、複数の第1周波数帯域に分割され、この分割された第1周波数帯域がさらに複数の第2周波数帯域に分割される。図7に示す例では、伝送路の通信に使用される周波数F61から周波数F70までの周波数帯域B3は、周波数F61から周波数F64までの第1周波数帯域I3、周波数F64から周波数F67までの第1周波数帯域II3、及び、周波数F67から周波数F70までの第1周波数帯域III3の3個に分割される。そして、この分割された第1周波数帯域I3は、周波数F61から周波数F62までの第2周波数帯域(61)、周波数F62から周波数F63までの第2周波数帯域(62)、及び、周波数F63から周波数F64までの第2周波数帯域(63)の3個にさらに分割され、この分割された第1周波数帯域II3は、周波数F64から周波数F65までの第2周波数帯域(64)、周波数F65から周波数F66までの第2周波数帯域(65)、及び、周波数F66から周波数F67までの第2周波数帯域(66)の3個にさらに分割され、この分割された第1周波数帯域III3は、周波数F67から周波数F68までの第2周波数帯域(67)、周波数F68から周波数F69までの第2周波数帯域(68)、及び、周波数F69から周波数F70までの第2周波数帯域(69)の3個にさらに分割される。
分割された各第1周波数帯域I3〜III3の帯域幅は、第4の実施形態では図7に示すように、不均等であり、第1周波数帯域I3<II3<III3である。なお、第1周波数帯域I3〜III3の帯域幅は、第1周波数帯域I3>II3>III3でもよく、また、第1周波数帯域I3>II3かつ第1周波数帯域II3<III3のようにランダムであってもよい。
第1周波数帯域が複数の第2周波数帯域に分割される分割数、即ち、1個の第1周波数帯域における第2周波数帯域の個数は、第1乃至第3の実施形態と同様に、割り当てるべき通信方式の個数に応じた個数に設定される。図7に示す例では、A通信方式、B通信方式及びC通信方式の3個の通信方式に周波数帯域を割り当てるので、その数は、3個である。
分割された各第2周波数帯域の帯域幅は、第4の実施形態では、当該第1周波数帯域において均等である。即ち、第1周波数帯域間において第2周波数帯域の帯域幅は、不均等である。図7に示す例では、第1周波数帯域I3内で第2周波数帯域(61)〜(63)の帯域幅は、均等であり、第1周波数帯域II3内で第2周波数帯域(64)〜(66)の帯域幅は、均等であり、第1周波数帯域III3内で第2周波数帯域(67)〜(69)の帯域幅は、均等である。そして、第1周波数帯域間I3〜III3間では、第2周波数帯域(61)、(64)、(67)の帯域幅は、第2周波数帯域(61)<(64)<(67)である。
複数の通信方式は、第1乃至第3の実施形態と同様に、複数の第2周波数帯域の何れかにそれぞれ割り当てられると共に、1つの通信方式に割り当てられる第2周波数帯域は、複数の第1周波数帯域のうちの少なくとも2つにある。即ち、異なる第1周波数帯域であって複数の第2周波数帯域が1つの通信方式に割当てられる。
1つの通信方式に割り当てられる第2周波数帯域は、第4の実施形態では、複数の第1周波数帯域のそれぞれにおいて所定の規則に従って割り当てられる。図7に示す例では、各第1周波数帯域I3;II3;III3において、3個の第2周波数帯域(61)、(62)、(63);(64)、(65)、(66);(67)、(68)、(69)は、低周波数側の第2周波数帯域(61);(64);(67)から高周波数側の第2周波数帯域(63);(66);(69)へA通信方式、B通信方式、C通信方式の順番で各通信方式にそれぞれ割り当てられる。
このように複数の第2周波数帯域が複数の通信方式に割り当てられると、各通信方式は、第1乃至第3の実施形態と同様に、予め自己に割り当てられた不連続な複数の第2周波数帯域を用いて通信を行う。
このように本実施形態では、各通信方式は、予め自己に割り当てられた不連続な複数の第2周波数帯域を用いて通信を行うので、伝送路の周波数特性が一様である場合はもちろん、伝送路の周波数特性が一様ではない場合であっても、各通信方式の通信環境が略均等に確保され得る。また、このような伝送路共有方式により通信を行う通信方法は、所定の通信環境を確保し得る。
ここで、上述の第1乃至第4の実施形態において、伝送路の通信に使用される周波数帯域B1;B2;B3が複数の第1周波数帯域I1〜IV1;I2〜IV2;I3〜III3に分割される分割数、即ち、第1周波数帯域I1〜IV1;I2〜IV2;I3〜III3の個数は、図1乃至図6に示す例では4個、図7に示す例では3個であるが、その数は、任意でよく、例えば、伝送路のノイズの周波数特性や信号減衰量等の通信環境に影響を与える要因を考慮の上、仕様により適宜に設定される。
なお、上述の第3及び第4の実施形態においても、第1の実施形態に対する第2の実施形態のように、1つの通信方式に割り当てられる第2周波数帯域は、複数の第1周波数帯域のそれぞれにおいてランダムに割り当てられてもよい。また、図4を用いて説明したように、上述の第3及び第4の実施形態においても通信方式が割り当てられていない第2周波数帯域があってもよい。
また、上述の第4の実施形態において、分割された各第2周波数帯域の帯域幅は、当該第1周波数帯域において不均等であってもよい。
そして、第1乃至第4の実施形態を示すことによって、伝送路の通信に使用される周波数帯域を複数の第1周波数帯域に分割する方法、第1周波数帯域を複数の第2周波数帯域に分割する方法、及び、複数の通信方式を第2周波数帯域に割り当てる方法を説明したが、例えば伝送路のノイズの周波数特性や信号減衰量等の通信環境に影響を与える要因を考慮の上、最適な方法が選択されることが好ましい。最適な方法を選択することによって、各通信方式は、その通信環境がより略均等に確保され得る。このような伝送路共有方式により通信を行う通信方法は、より所定の通信環境を確保し得る。
第1の実施形態に係る伝送路共有方法における各通信方式に対する周波数割当てを説明するための図である。 第1の実施形態に係る伝送路共有方法における作用効果を説明するための図である。 第2の実施形態に係る伝送路共有方法における、各通信方式に対する周波数割当て及び作用効果を説明するための図である。 通信方式が割り当てられていない第2周波数帯域が存在する場合の伝送路共有方法における、各通信方式に対する周波数割当て及び作用効果を説明するための図である。 第3の実施形態に係る伝送路共有方法における、各通信方式に対する周波数割当て及び作用効果を説明するための図である。 第2周波数帯域の帯域幅が不均一である、各通信方式に対する周波数割当て及び作用効果を説明するための図である。 第4の実施形態に係る伝送路共有方法における、各通信方式に対する周波数割当て及び作用効果を説明するための図である。 電力線における信号減衰量(dB)の周波数(MHz)特性の一測定例を示す図である。 機器が発生するノイズや飛来ノイズ等のノイズを説明するための図である。 周波数分割多元接続における2つの通信方式に対する周波数割当て及び通信環境を説明するための図である。
符号の説明
B1〜B3 伝送路の通信に使用される周波数帯域
I1〜IV1、I2〜IV2、I3〜III3 第1周波数帯域
(1)〜(12)、(21)〜(32)、(41)〜(52)、(61)〜(69) 第2周波数帯域

Claims (9)

  1. 互いに異なる周波数帯域を用いて通信を行う複数の通信方式が1つの伝送路を共有して通信を行う伝送路共有方法において、
    前記伝送路の通信に使用される周波数帯域を複数の第1周波数帯域に分割し、該分割した各第1周波数帯域をさらに複数の第2周波数帯域に分割し、前記複数の通信方式が通信に使用する周波数帯域として前記複数の第2周波数帯域の何れかを前記複数の通信方式にそれぞれ割り当てると共に1つの前記通信方式に割り当てられる前記第2周波数帯域が前記複数の第1周波数帯域のうちの少なくとも2つにあること
    を特徴とする伝送路共有方法。
  2. 1つの前記通信方式に割り当てられる前記第2周波数帯域は、前記複数の第1周波数帯域のそれぞれにおいて所定の規則に従って割り当てられること
    を特徴とする請求項1に記載の伝送路共有方法。
  3. 1つの前記通信方式に割り当てられる前記第2周波数帯域は、前記複数の第1周波数帯域のそれぞれにおいてランダムに割り当てられること
    を特徴とする請求項1に記載の伝送路共有方法。
  4. 前記各第1周波数帯域は、前記複数の第2周波数帯域に均等に分割されていること
    を特徴とする請求項1に記載の伝送路共有方法。
  5. 前記各第1周波数帯域は、前記複数の第2周波数帯域に不均等に分割されていること
    を特徴とする請求項1に記載の伝送路共有方法。
  6. 前記伝送路の通信に使用される周波数帯域は、前記各第1周波数帯域に均等に分割されていること
    を特徴とする請求項1に記載の伝送路共有方法。
  7. 前記伝送路の通信に使用される周波数帯域は、前記各第1周波数帯域に不均等に分割されていること
    を特徴とする請求項1に記載の伝送路共有方法。
  8. 互いに異なる周波数帯域を用いて通信を行う複数の通信端末が1つの伝送路を共有して通信を行う伝送路共有方法において、
    前記伝送路の通信に使用される周波数帯域を複数の第1周波数帯域に分割し、該分割した各第1周波数帯域をさらに複数の第2周波数帯域に分割し、前記複数の通信端末が通信に使用する周波数帯域として前記複数の第2周波数帯域の何れかを前記複数の通信端末にそれぞれ割り当てると共に1つの前記通信端末に割り当てられる前記第2周波数帯域が前記複数の第1周波数帯域のうちの少なくとも2つにあること
    を特徴とする伝送路共有方法。
  9. 通信に使用される周波数帯域が予め複数の第1周波数帯域に設定され該設定された第1周波数帯域がさらに複数の第2周波数帯域に設定されている伝送路の、異なる前記第1周波数帯域における前記第2周波数帯域を少なくとも2つ用いて通信を行う通信方法。
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