JP2007058829A - 自動翻訳機 - Google Patents
自動翻訳機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007058829A JP2007058829A JP2005278691A JP2005278691A JP2007058829A JP 2007058829 A JP2007058829 A JP 2007058829A JP 2005278691 A JP2005278691 A JP 2005278691A JP 2005278691 A JP2005278691 A JP 2005278691A JP 2007058829 A JP2007058829 A JP 2007058829A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sentence
- translated
- english
- japanese
- language
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Machine Translation (AREA)
Abstract
【課題】 日本語を英語に自動翻訳したとき、その英語が正しいかどうかわからない。
【解決手段】 英語を自動翻訳すると同時に、翻訳された英語をさらに日本語に翻訳して、翻訳された英語とともに表示する。それで翻訳された英語が正しいかどうかすぐわかる。翻訳された英語をコピーし、入力して日本語に翻訳すれば原理的には同じことができるが、手間がかかる。とくに携帯電話で音声入力された日本語を英語に自動翻訳して英語で音声出力する場合には、その直前に、翻訳された英語の再日本語訳が携帯電話のディスプレーに表示されると、翻訳された英語を送信し、相手方電話で音声出力されたとき、正しく意図が伝わるかどうかすぐ判断できる。言語はどのような組み合わせでも同じである。
【選択図】 図2
【解決手段】 英語を自動翻訳すると同時に、翻訳された英語をさらに日本語に翻訳して、翻訳された英語とともに表示する。それで翻訳された英語が正しいかどうかすぐわかる。翻訳された英語をコピーし、入力して日本語に翻訳すれば原理的には同じことができるが、手間がかかる。とくに携帯電話で音声入力された日本語を英語に自動翻訳して英語で音声出力する場合には、その直前に、翻訳された英語の再日本語訳が携帯電話のディスプレーに表示されると、翻訳された英語を送信し、相手方電話で音声出力されたとき、正しく意図が伝わるかどうかすぐ判断できる。言語はどのような組み合わせでも同じである。
【選択図】 図2
Description
外国語の正確かつ効率的な翻訳や、外国語学習に好適である。
ある言語を他の言語に自動的に翻訳する手段は開発されている。
日本語から英語に翻訳する場合を例として説明する。
まず文章の翻訳を例として既存の技術の課題を説明する。日本語による文章を自動翻訳ソフトに入力すると英語による文章が表示される。自動翻訳ソフトを使う人は、英語に自信のない人であり、表示された英文が正しいかどうか自信が持てないことが多い。表示された英文が適切でないことも多いが、適切かどうか判断できないので、不安を持ちながら出力された英文をそのまま使うことになる。
例えばある翻訳ソフトに、日本語で、「AAAでは英語の自動翻訳機を開発している」と入力すると、「I develop English translation machine in AAA」と表示される。これをまま英米人に見せても、もともとの日本語の文章の意味と同じ意味には解釈しない。
例えば、同じ翻訳ソフトに上記の翻訳された英文を入力すると、「私はAAAで英国の自動翻訳機を開発します」という文が出力される。開発しているのは私ではない。英国の翻訳機ではなく、英語の翻訳機である。開発します、ではなく、開発しています、である。ではどのようにすれば良いであろうか。
もとの日本語文には主語がない。主語がない場合には、IまたはWeまたはTheyのいずれかが実際の主語であることが多い。上記の日本語文をAAAの内部の人間が話したのであればWeであり、外部の人間が話したのであればTheyである。上記の場合はむしろAAAを主格とするのが自然であるから、「AAAでは」のかわりに「AAAは」として、「で」を取り除く。
次に、日本語を母語とする人にとっては、「英語の自動翻訳機」と言えば、「英語」を「日本語」に、もしくは「日本語」を「英語」に翻訳する機械であることは自明であるが、ドイツ人にとっては、英語をドイツ語に翻訳する機械かもしれない。また翻訳されたEnglishは英語、英国人の、英国の、の3つの意味を持つ。日本語で報道する報道機関の場合には、海外放送のために、「日本語を英語に訳す」機械であることを明確にする必要がある。
最後に「している」を、英語では進行形で表現するのが自然か、現在形で表現するのが自然か、という問題が残る。
以上の点をできる限り明確にするために、入力する日本語文を次のように書き換える。「AAAは日本語を英語に翻訳するための翻訳機を開発しています。」
この場合の英語の出力は以下のようになる。「AAA develops translation machine to translate Japanese into English」
これで概ねもとの日本語にも近く、文法的にも致命的なミスを含まない英語訳ができた。ただし冠詞の「a」が抜けている。また「(開発)している」という現在進行形のニュアンスが表現されていない。
さらに、この英文をこの翻訳ソフトに入力すると、「AAAは、英語を日本語に翻訳するために、翻訳機械を開発します」と出力される。確かに英文は「翻訳するために、」、もしくは「翻訳するための」のいずれの意味にも取れる。
このような小さな問題が残っているが、日本語から英語へ、英語から日本語へ、というプロセスにより、意味的にも文法的にも概ね正しい英訳ができる。
一方、自動翻訳技術が進んだとしても容易には解決されないことが残っていく。大きな理由の一つは、日本語がもともと不明確な言語であるからである。日本人にとっては自明のことであっても、それは言語の背景にある文化に関する膨大な情報を日本人として共有していることが前提となっている。例えば「英語の翻訳機」と言えば、英語を中国語に翻訳する機械とは誰も思わない。いずれはコンピュータも、知的な人間の持つ言語能力を獲得すると考えられるが、それにはまだまだ長い時間が必要である。したがって当面の間は人間との間の対話型の翻訳機がもっとも効果的な翻訳の手段となる。
日本人が日本語から英語に翻訳する場合を考える。
日本語による文章を入力して自動翻訳された英文を出力するとき、同時に自動的に翻訳された英文を日本語文に再翻訳し、翻訳された英文と再翻訳された日本語文を同時に出力する。再翻訳された日本語を理解することは、日本人にとっては容易である。これにより、最初に入力した日本語文が自動翻訳機にどのように解釈されたかが直ちにわかる。その解釈が不正確であれば、入力する日本語をより具体的になるように修正して、再度、自動翻訳機に入力する、正しい意味になるように英文を修正することが容易であれば、日本語で再入力することなく、英文を修正する。
以上のプロセスは、日本語から英語、英語から日本語の二つの翻訳機能を持っている翻訳機を使えば実行できる。ただしコピーすれば良いとはいえ、翻訳された英文をいちいち再入力するのは面倒である。
とくに電話による音声入力された文の自動翻訳したものを相手方電話で音声出力する場合には、訳例をいちいちコピーして入力することは実際的でない。
従来の翻訳機では、入力した日本語と、英語による訳文が同時に出力される。これに、英訳文をもう一度日本語に自動翻訳した日本語文が同時に出力されると、英訳文が出力されたと同時に、その英語の訳文が正しいかどうか判断することができる。また修正すべき点をただちに把握することができる。これにより、英語に関する十分高い知識を持っていない者でも、安心して効率的に翻訳作業を進めることができる。
再日本語訳した文が入力した日本語文と異なる意味を持っている場合は、それらが一致するように、入力する日本語文と英文の修正を続ける。このプロセスは、英作文(日本語文の英文への翻訳)の教育においても非常に効果的である。
さらに論文のような高い論理性と具体性を要求される日本語の文章を書く良い訓練にもなる。日本語による論文の英訳の場合、入力する日本語の論文が曖昧であるために、翻訳に困難をきたす場合が多い。上記のプロセスはそのことを実感し、どのようにすれば論理的な日本語の文章を書けるようになるかを知り、それができるように訓練するための効果的な教育の手段としても使える。
自動翻訳機が、入力された日本語文は複数の意味の取り方があると判断した場合は、複数の英文を出力すると同時に、それぞれを日本語文に再翻訳して、翻訳された英文と対にして、全ての対を出力する。一斉に出力する場合と、正しい可能性が高い対から順番に出力する場合がある。
この実施例は日本語と英語の間の自動翻訳機100である。まず、日本語から英語に翻訳する場合を例にして説明する。
この装置100の入力装置はキーボード101である。出力装置は画像ディスプレイ102である。制御はマウス103により行う。翻訳機本体104は、コンピュータのハード105とその中に入っているソフトプログラム106からなる。ディスプレイ上にモニター画面107がある。
キーボードから翻訳したい日本語による文を入力すると、ディスプレイ上のモニター画面中のテキストボックス111にこの日本語文が表示される。正しければ、カーソルをディスプレー上のモニター画面中の「翻訳」というボタン109に合わせ、クリックすると、翻訳された英文がテキストボックス112に、その英文をさらに日本語に翻訳した日本語の訳文がテキストボックス113に表示される。
入力した日本語を修正して「翻訳」というボタンをクリックすると修正した日本語に対する英訳文と、さらにそれを日本語に訳した文が表示される。
英訳文の一部を修正して、「再翻訳」というボタン110をクリックすると、修正した英文を日本語に自動翻訳した日本語文が出力される。
翻訳機が入力された日本語が2つ以上の意味があると判断したときは、二つ以上の英文が表示され、そのそれぞれをさらに日本語に翻訳した日本語文が表示される。
再翻訳された日本語文の一つが、入力した日本語文と同じ意味であると判断されたときは、その英文にカーソルを合わせ、クリックすると英文が確定され記録される。
本実施例の入力装置はスキャナー108である。モニター画面には、一連の日本語の文章、例えば論文が表示される。カーソルで、その中のある区間を指定し、クリックすると、それ以前に翻訳され、確定した全ての英文の下に、その区間の日本語文を英文に翻訳したものと、それを日本語に再翻訳したものが新たに表示される。
音声入力による自動翻訳機能を備える携帯電話である。イヤホン部114と視覚表示部115とが分離可能となっている。但し、可撓性の電線121もしくは無線通信手段で結合されている。日本語をマイクロフォン部116から音声入力すると、モニター画面117のテキストボックス118上に入力された日本語が表示される。それが英語に翻訳され、テキストボックス119に表示される。さらにそれが日本語に翻訳され、テキストボックス120に表示される。翻訳された英語と再翻訳された日本語の両方の翻訳例がモニター画面に表示される。送信者が、再翻訳された日本語が入力された文と大きな意味の違いはないと判断したときは、ボタンを押すと相手方電話に翻訳された英語が送信される。
表示部に表示されるのは、再翻訳された日本語だけでも良い。また翻訳された英語だけを表示するように設定することも可能である。その双方を表示し、入力された日本語は表示しないようにすることもできる。
言語の組み合わせは何であっても良い。
入力装置は指やペンによる入力でも良い。
その他の様々の機能と組み合わせても良い。例えば、主語がI、We、Theyのどれかわからないときは、これらの3つを訳文中で括弧書きや色違いで表示し、どれかを選択させても良い。
訳文中のある単語を別の単語に置き換えることを検討するときは、その単語を指定し、左クリックすると、英語の同義語が表示される。そのうちのどれかを選択するときは、その単語を選択して再度左クリックするとその単語がもとの候補と置き換わるようにしても良い。
さらに、訳文中のある英語の単語のニュアンス(意味する範囲)がわからないときは、その英単語を指定し右クリックすると、対応する辞書に入っている全ての日本語の単語が表示されるようにしても良い。
入力した日本語と、英語による訳文と、英訳文をさらに日本語に翻訳した日本語文が同時に出力されることにより、出力と同時に、その英語の訳文が正しいかどうか判断できる。あるいは修正すべき点を直ちに把握できる。
100 自動翻訳機
101 キーボード
102 画像ディスプレイ
103 マウス
104 翻訳機本体
105 コンピュータハード
106 ソフトプログラム
107 モニター画面
108 スキャナー
109 「翻訳」というボタン
110 「再翻訳」というボタン
111 翻訳したい文を入力するテキストボックス
112 翻訳された文を表示もしくは修正するテキストボックス
113 翻訳された文を元の言語に再翻訳した文を表示もしくは修正するテキストボックス
114 イヤホン部
115 視覚表示部
116 マイクロフォン部
117 モニター画面
118 音声入力された文を表示するテキストボックス
119 翻訳された文を表示するテキストボックス
120 翻訳された文を元の言語に再翻訳した文を表示するテキストボックス
121 イヤホン部とマイクロフォン部を視覚表示部と結合するための可撓性の電線
101 キーボード
102 画像ディスプレイ
103 マウス
104 翻訳機本体
105 コンピュータハード
106 ソフトプログラム
107 モニター画面
108 スキャナー
109 「翻訳」というボタン
110 「再翻訳」というボタン
111 翻訳したい文を入力するテキストボックス
112 翻訳された文を表示もしくは修正するテキストボックス
113 翻訳された文を元の言語に再翻訳した文を表示もしくは修正するテキストボックス
114 イヤホン部
115 視覚表示部
116 マイクロフォン部
117 モニター画面
118 音声入力された文を表示するテキストボックス
119 翻訳された文を表示するテキストボックス
120 翻訳された文を元の言語に再翻訳した文を表示するテキストボックス
121 イヤホン部とマイクロフォン部を視覚表示部と結合するための可撓性の電線
Claims (2)
- ある言語(以後A言語と呼ぶ)により表された文または文節または単語を入力する手段と、この入力された文または文節または単語を別の言語(以後B言語と呼ぶ)で表された文または文節または単語に翻訳する手段と、B言語により表された文または文節または単語をA言語で表された文または文節または単語に翻訳する手段と、翻訳された文または文節または単語を出力する手段とを有する装置であって、
A言語により入力された一つの文または文節または単語を、一つもしくは異なる二つ以上の、B言語で表された文または文節または単語に自動的に翻訳するとともに、該翻訳された一つもしくは二つ以上のB言語で表された文または文節または単語のそれぞれを、各々一つのA言語で表された文または文節または単語に再び自動的に翻訳し、翻訳されたB言語で表された文または文節または単語の一つと、それが再び翻訳されたA言語で表された文または文節または単語の組を、時間差を置いて、もしくは同時に出力する手段を備えることを特徴とする装置。 - 文字を表示する手段を備える通信手段であって、A言語の入力手段が音声または文字による入力手段であり、翻訳されたB言語で表された文または文節または単語の一つを出力する手段が音声出力手段、または電波による送信手段であり、さらに翻訳されたB言語で表された文または文節または単語の一つをA言語に再び翻訳して出力する手段が文字を表示する手段、もしくは音声出力手段であり、B言語に翻訳された文または文節または単語を出力する前に、それをA言語に再翻訳したものを出力する手段を備えることを特徴とする請求項1の装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005278691A JP2007058829A (ja) | 2005-08-25 | 2005-08-25 | 自動翻訳機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005278691A JP2007058829A (ja) | 2005-08-25 | 2005-08-25 | 自動翻訳機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007058829A true JP2007058829A (ja) | 2007-03-08 |
Family
ID=37922225
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005278691A Pending JP2007058829A (ja) | 2005-08-25 | 2005-08-25 | 自動翻訳機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007058829A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9277051B2 (en) | 2011-05-24 | 2016-03-01 | Ntt Docomo, Inc. | Service server apparatus, service providing method, and service providing program |
-
2005
- 2005-08-25 JP JP2005278691A patent/JP2007058829A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9277051B2 (en) | 2011-05-24 | 2016-03-01 | Ntt Docomo, Inc. | Service server apparatus, service providing method, and service providing program |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI313418B (en) | Multimodal speech-to-speech language translation and display | |
Anderson | Machine translation as a tool in second language learning | |
US20090192782A1 (en) | Method for increasing the accuracy of statistical machine translation (SMT) | |
Zhan et al. | The role of technology in teaching and learning Chinese characters | |
US10810381B2 (en) | Speech converter | |
KR101845304B1 (ko) | 언어 학습 시스템 | |
KR20120131480A (ko) | 단어 학습 서비스 제공 시스템 및 방법 | |
Hoi | Efficiency of Japanese-Vietnamese Translation Job Thanks to the Use of Technology in the Fourth Industrial Revolution | |
Saggion et al. | Able to read my mail: An accessible e-mail client with assistive technology | |
Pieri et al. | Mobile app communication aid for Cypriot deaf people | |
CN111507113A (zh) | 一种机器辅助人工翻译的方法和装置 | |
Cunningham | African American language is not good English | |
JP2007058829A (ja) | 自動翻訳機 | |
Seligman et al. | Evaluation and revision of a speech translation system for healthcare | |
Mustafa et al. | Translation techniques used in translating a smartphone user manual | |
KR20160106363A (ko) | 스마트 강의 시스템 및 방법 | |
US20230376699A1 (en) | On-Device Real-Time Translation of Media Content on a Mobile Electronic Device | |
KR100505346B1 (ko) | 플래쉬 기법을 이용한 언어학습방법 | |
Popova | Criterial approach to professional and speech training targeted for the future translators of the Chinese language | |
Kharis | Takarir: A new simultaneous translator voice to text to promote bi/multilinguality | |
Situmorang | The Accuracy English Verb Phrases Translation Into Indonesian By Using Google Translate | |
KR20140104605A (ko) | 쓰기 말하기 원리를 적용한 영어 기반 문자 소통 시스템 및 그 방법 | |
Wu | Phrasal verbs in European Parliament conference English: a corpus-based pedagogical list | |
Khan et al. | A Cross-lingual Messenger with Keyword Searchable Phrases for the Travel Domain | |
Marmienė | The use of lexical borrowings and their lithuanian equivalents in the computer-mediated environment in students’ speech |