JP2007057322A - Rotation angle detection device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、内燃機関のスロットルバルブ(絞弁)等の回転角度を検出する回転角度検出装置関する。特に回転体の回転によって変化する磁束を検出する磁気感応素子を備え、回転体の回転角度を非接触で検出する回転角度検出装置に関する。 The present invention relates to a rotation angle detection device that detects a rotation angle of a throttle valve (throttle valve) or the like of an internal combustion engine. In particular, the present invention relates to a rotation angle detection device that includes a magnetic sensitive element that detects a magnetic flux that changes due to rotation of a rotating body, and detects the rotation angle of the rotating body in a non-contact manner.
ガソリン車やディーゼル車等の吸気通路の開口面積を制御するスロットル弁の回転角度を検出する従来のこの種回転角度検出装置としてのスロットルポジションセンサは、スロットル弁が固定されたスロットルシャフトの先端に磁束発生源としてのロータ部を備えている。 A throttle position sensor as a conventional rotation angle detection device that detects the rotation angle of a throttle valve that controls the opening area of an intake passage of a gasoline vehicle or a diesel vehicle has a magnetic flux at the tip of a throttle shaft to which the throttle valve is fixed. A rotor portion as a generation source is provided.
ロータ部は、スロットルシャフトの先端に固定された保持部材に磁界発生源である永久磁石と磁気通路を構成するヨークとを備えている。 The rotor portion includes a permanent magnet that is a magnetic field generation source and a yoke that constitutes a magnetic path in a holding member fixed to the tip of the throttle shaft.
また、スロットルポジションセンサはロータ部の発生する磁束が通過する磁気検出ギャップを備えたステータを備えている。 Further, the throttle position sensor includes a stator having a magnetic detection gap through which the magnetic flux generated by the rotor portion passes.
ステータの磁気検出ギャップにはホール素子が装着されている。 A Hall element is attached to the magnetic detection gap of the stator.
磁気検出ギャップを通過する磁束の量はスロットルシャフトと一体的に回転するロータ部の位置によって変化するように構成されている。 The amount of magnetic flux passing through the magnetic detection gap is configured to change depending on the position of the rotor portion that rotates integrally with the throttle shaft.
かくして、スロットルシャフトの回転によって変化する磁束を磁気検出ギャップに取付けたホール素子によって検出するよう構成されている。 Thus, the magnetic flux that changes due to the rotation of the throttle shaft is detected by the Hall element attached to the magnetic detection gap.
ホール素子と信号処理回路部はステータが固定される樹脂製のハウジング、あるいはカバー部材に一体に取付けられ、樹脂製のハウジング、あるいはカバー部材に樹脂成形でモールドされた電気導体を介して、樹脂製のハウジング、あるいはカバー部材に樹脂成形で一体成形されたコネクタ部を介して、外部へ出力するよう構成されている。 The Hall element and the signal processing circuit unit are integrally attached to a resin housing or cover member to which the stator is fixed, and are made of resin via an electric conductor molded by resin molding on the resin housing or cover member. It is configured to output to the outside through a connector part integrally formed by resin molding on the housing or cover member.
特許文献1の従来技術では、薄板を積層した磁性プレートに上下になる非磁性プレートを積層する構造で、薄板同志の積層による結合のため、結合力が弱く外れやすい問題がある。また薄板の積層は金型内でかしめ積層するのが一般的で、積層金型は高精度が要求され高価な金型となる。さらに、磁性材と非磁性材の2種材の金型内積層は、金型内で2種材が直交する複合積層金型となり、そのプレス機械も特殊な構造を必要とする。
In the prior art of
本発明は、上記の問題に鑑み、積層用の特殊で高価な金型や設備を必要にせず、簡単に製造できる回転角度検出装置を提供することを目的とする。 In view of the above problems, an object of the present invention is to provide a rotation angle detection device that can be easily manufactured without requiring a special and expensive mold or equipment for stacking.
本発明は、磁気感応素子が検知した出力信号を通電する電気導体と、磁気感応素子、ステータ磁性材片、および電気導体を合成樹脂で一体にモールド成形したモールド成形部材とを備える回転角度検出装置であって、一対のステータ磁性材片を保持する結合部材を有し、結合部材を非磁性の材料で形成したことを特徴とする。 The present invention relates to a rotation angle detecting device including an electric conductor for energizing an output signal detected by a magnetic sensitive element, a magnetic sensitive element, a stator magnetic material piece, and a molded member obtained by integrally molding the electric conductor with a synthetic resin. And it has the coupling member holding a pair of stator magnetic material piece, and the coupling member was formed with the nonmagnetic material, It is characterized by the above-mentioned.
本発明によれば、薄板を積層した磁性プレートを用いないで、ステータ磁性材片を用いるので、特殊で高価な金型や設備を必要としない。また、一対のステータ磁性材片を結合部材で保持して一つのステータとしてから合成樹脂による一体モールド成形をするので、成形がし易く、仕上がりの寸法精度も良い。 According to the present invention, the stator magnetic material piece is used without using a magnetic plate in which thin plates are laminated, so that a special and expensive mold and equipment are not required. Further, since a pair of stator magnetic material pieces are held by a coupling member to form a single stator, integral molding with synthetic resin is performed, so that molding is easy and dimensional accuracy of the finish is good.
以下、図1乃至図27に基づき本発明になる非接触式の回転角度検出装置の実施例について詳説する。 Hereinafter, an embodiment of a non-contact type rotational angle detection device according to the present invention will be described in detail with reference to FIGS.
以下本発明の回転角度検出装置としての非接触式スロットルポジションセンサが用いられるガソリンエンジン用のモータ駆動式スロットル弁制御装置について図1乃至図10を参照して具体的に説明する。 Hereinafter, a motor-driven throttle valve control device for a gasoline engine in which a non-contact type throttle position sensor as a rotation angle detection device of the present invention is used will be described in detail with reference to FIGS.
図1はその主要断面図である。以下の説明中、図1に示されていない部分については他の図2乃至図10に詳しく示されている。 FIG. 1 is a main sectional view thereof. In the following description, parts not shown in FIG. 1 are shown in detail in other FIGS.
モータ駆動式のスロットル制御装置は内燃機関の吸気通路の一部を形成するボア1を備え、当該ボア1内に回転可能に取付けられたスロットル弁2を備える。
The motor-driven throttle control device includes a
当該スロットル弁2はスロットルシャフト3にねじ3A,3Bで固定されており、そのスロットルシャフト3はボア1を貫通しており、ボア1が形成されたスロットルボディ4に回転可能に支持されている。
The
本実施例の装置では、スロットルボディ4の軸受取付け用ボス部5,6にその外輪5a,6aが圧入されたボールベアリングタイプの軸受5A,6Aを備え、スロットルシャフト3は、その軸受5A,6Aの内輪5b,6bにスロットルシャフト3を圧入することでスロットルボディ4に回転可能に支持されている。
The apparatus of this embodiment includes ball bearing
軸受取付け用ボス部6の開口はキャップ7で封止されている。これにより、軸受6Aにおける空気の進入,漏洩あるいは軸受6Aの潤滑用のグリースが漏れ出すのを防止している。
The opening of the
軸受5Aの端部にはシール機構8が設けられている。シール機構8はボス部5の内周面に圧入によって固定される環状のリテーナ部8Aを備え、当該リテーナ部8Aの内周に位置する環状部には軸方向に離間した2箇所でスロットルシャフト3の外周に摺動接触する2つのリップシール部を備えたシール部材8Bが保持されている。
A
これにより、軸受を通して吸気通路から空気が漏れるのを防止している。また、軸受5の潤滑用グリースが後述するセンサが設置されたスペースへ飛散するのを防止している。 磁性材製の金属プレート9の平面上には断面弧状の一対の磁石11A(11B)が配置され、この磁石11A(11B)を挟んでやはり断面が弧状のヨーク12A,(12B)が配置され、金属プレート9と共に樹脂材によりモールド成形されている。図1はちょうど片側の磁石11Aとヨーク12Aの弧状の端面が見える位置で断面している。
This prevents air from leaking from the intake passage through the bearing. Further, the grease for lubrication of the
この実施例では図8乃至図10に詳しく示すように、スロットルギア13が磁石11A,11B,ヨーク12A,12Bと共に金属プレート9に同一の樹脂により一体にモールド成形されている。
In this embodiment, as shown in detail in FIGS. 8 to 10, the
金属プレート9にはさらに、同じ樹脂によりばね受け用のスリーブ14が一体にモールド成形されている。
Further, a
かくして金属プレート9に樹脂によりモールド成形されたスロットルギア13,磁石11A,11B,ヨーク12A,12Bおよびばね受け用のスリーブ14が後述する回転角度検出装置(非接触式スロットルポジションセンサ)のロータ部15を形成している。
Thus, the
スロットルシャフト3の一端3Aは金属プレート9の挿入穴9Aに挿入され、スロットルシャフト3の軸方向端部3Aの外周面と挿入穴9Aの内周面とが近接する部位において、環状にレーザ溶接10することでロータ部15をスロットルシャフト3の端部に接合している。
One
軸受取付け用ボス部5の軸方向端面とロータ部15との間のスロットルシャフト3の周りには樹脂材製のばね保持部材16が遊嵌されている。
A
ばね保持部材16はスロットルシャフト3に近い内径側に筒状のスリーブ部16Aが形成されている。このスリーブ部16Aはばね保持部材16がスロットルシャフト3に対して同心状態を保つのに役立っている。
The
ばね保持部材16はスリーブ部16Aの半径方向外側で、ロータ部15のばね受け用のスリーブ14の直径と同じ直径を有する筒状スリーブ部16Bを備えている。
The
スリーブ14と筒状スリーブ部16Bの外径は実質的に同じ直径に設計されており、その周囲に配置されたつる巻きばねで構成されるデフォルトばね17の保持用スリーブとして機能している。
The outer diameters of the
デフォルトばね17の一端にはフック部が形成されていて、そのフック部がロータ部15のくぼみ部に引っ掛けられて回転方向に移動しないように係止されている。デフォルトばね17の他端にもフック部が形成されていて、そのフック部はばね保持部材16の切欠き部に引っ掛けられて回転方向に移動しないように係止されている。
A hook portion is formed at one end of the
その結果、デフォルトストッパ39の位置でばね保持部材16の規制面16D(図7に示す)がデフォルトストッパ39の先端面39B(図7に示す)に当接して、ばね保持部材16の回転が阻止された後さらにスロットルシャフト3がスロットル弁2の閉じ方向に回転すると、デフォルトばね17はばね保持部材16に係止している端部が固定端となり、ロータ部15に係止している側の端部が移動端となってデフォルトばね17は巻き締められてスリーブ14と筒状スリーブ部16Bの外周に密着する。
As a result, the restricting surface 16D (shown in FIG. 7) of the
このとき両スリーブが樹脂であるためにデフォルトばね17との接触あるいは摺動があってもばねの特性に影響を与えるような大きなフリクションは発生しない。
At this time, since both the sleeves are made of resin, even if the sleeve contacts or slides with the
また、両スリーブの外径がほぼ同じになっているので、ばねとの部分的接触が発生しにくく両スリーブの突合せ部の周縁において、ばねとの片当たりが生じることがない。このためスリーブの偏摩耗が発生し難い。 In addition, since the outer diameters of both sleeves are substantially the same, partial contact with the spring is unlikely to occur, and contact with the spring does not occur at the periphery of the butted portion of both sleeves. For this reason, uneven wear of the sleeve hardly occurs.
スロットル弁2が全閉位置とデフォルト位置の間の開度になるように制御されている状態で、何らかの理由でモータの回転トルクが失われるとデフォルトばね17のロータ部15に係止されているフック部を作用端としてデフォルトばね17の巻き開く力がスロットルシャフトに作用し、スロットルシャフト3はスロットル弁2をデフォルトストッパ39の先端部39Bの位置まで開く。デフォルト開度位置にスロットル弁2が位置するときは、自動車が低速で自力走行(日本では、時速40km/h程度、外国では時速80km/h程度)できるだけの空気量が得られるように設定されている。
If the rotational torque of the motor is lost for some reason while the
また、エンジンが停止されたときにもスロットル弁2はデフォルト位置まで開く。その結果、エンジン停止中にコンタミネーションや、氷結あるいは噛付きによってスロットル弁がボア1の内壁面に固着する虞がない。かくして始動時にはエンジンの要求する開度までスムースに開きまたは閉じて空気量を調整する。
Also, the
ばね保持部材16のスロットルボディ4に面する側の端面とスロットルボディ4との間にはリターンばね18が配置されている。
A
リターンばね18はデフォルトばね17よりばねの巻き径が大きく、さらに軸受取付け用ボス部5の外径よりその巻き径は大きく設計されている。
The
リターンばね18の一端にはフック部が形成されていて、そのフック部がばね保持部材の切欠き部に引っ掛けられて回転方向に移動しないように係止されている。リターンばね18の他端にもフック部が形成されていて、そのフック部はスロットルボディに形成されたくぼみ部に引っ掛けられて回転方向に移動しないように係止されている。
A hook portion is formed at one end of the
デフォルトばね17とばね保持部材16の当接部とリターンばね18とばね保持部材16の当接部とは軸方向に互いにラップするように径方向内外にあって、軸方向に互い違いに形成された凹部として形成されている。
The contact portion of the
かくして、2つのばねが軸方向にシリーズに配置されているにも拘らずその全長は2つのばねの長さの総和より短い。また、ばね保持部材16はリターンばね18の端部の内周部に面する円筒部の外径が軸受取付け用ボス部5の外径よりも大きく設計されており、リターンばね18が巻き締められて直径が小さくなっても樹脂材製のばね保持部材16の表面に接触あるいは摺動するだけで、軸受取付け用ボス部5の金属部分には接触しにくくなっている。
Thus, although the two springs are arranged in series in the axial direction, the total length is shorter than the sum of the lengths of the two springs. Further, the
リターンばね18と軸受取付け用ボス部5が摩擦してもリターンばね18の動作特性に影響を与えるほど大きなフリクションは発生しない。また、金属摩耗粉の発生も少ない。
Even if the
スロットル弁2が全開位置とデフォルト位置の間の開度になるように制御されている状態で、何らかの理由でモータ19の回転トルクが失われるとリターンばね18のスロットルボディ4に係止されているフック部を固定端、ばね保持部材16に係止されているフック部を作用端としてリターンばね18の巻き開く力がスロットルシャフトに作用し、スロットルシャフト3はスロットル弁2をデフォルトストッパ39の先端部39Bの位置に当接するまで閉じる。かくして、モータが何らかの要因で、通電不能になってもデフォルト開度が確保され、自動車の自力走行が可能となる。
If the rotational torque of the
リターンばね18の軸方向へのセット荷重はばね保持部材16をスロットルボディ4から遠ざける方向へ作用する。その結果ばね保持部材16と軸受取付け用ボス部5の対面する端面間にはわずかな隙間が維持され、この部分での摩擦が低減される。その結果リターンばね18の動作特性に悪影響を与えるフリクションの発生が低減される。
The set load in the axial direction of the
このリターンばね18のセット荷重はばね保持部材16をロータ部15に押し付ける力を発生する。このためばね保持部材16のスリーブ16Bがロータ部15のスリーブ14に押し付けられて磨耗するように見える。
The set load of the
しかし、この実施例ではデフォルトばね17のセット荷重がばね保持部材16をロータ部15から離すように作用しているので結果的にスリーブ16Bとスリーブ14との接触力は低減され、問題になるほどの摩耗は発生しない。
However, in this embodiment, the set load of the
スロットルシャフト3がデフォルト位置からスロットル弁を開く方向に回転しようとするとロータ部15に設けられた係合部がばね保持部材16に係合してばね保持部材16を一緒に回転させる。
When the throttle shaft 3 tries to rotate from the default position in the direction to open the throttle valve, the engaging portion provided in the
その結果リターンばね18はスロットルボディ4側の係止部(フック部)が固定端となり、ばね保持部材16側の係止部(フック部)が可動端となってリターンばね18は巻き締められ、リターンばね18の内周部が対面するばね保持部材16の円筒部外周に巻き付くが軸受取付け用ボス部5の外周にはほとんど接触しない。
As a result, the
リターンばね18のセット荷重はロータ部15をスロットルボディ4から遠ざける方向に付勢することで、結果的にロータ部15のスラスト方向の変位を抑制し、後述するセンサ部に対する位置関係を安定させて検出精度を向上させるという効果を奏する。
The set load of the
金属プレート9には位置決め用の孔9Cが貫通している。金属プレート9の挿入穴9Aにスロットルシャフト3の軸方向端部3Aを挿入してロータ部15をスロットルシャフト3に固定するに当たり、スロットルシャフト3に固定されたスロットル弁2の開度位置とロータ部15の取付け位置とを関連付けて固定するため、位置決め用の孔9Cを基準位置として、スロットルシャフト3に固定されたスロットル弁2の開度位置とロータ部15の位置を決める。
The
アルミダイキャストで形成されるスロットルボディ4にはモータ19を装着するためのケーシング部20が一体に形成される。このケースシング部20は奥にいくほど内径が小さくなるよう形成されており、入り口部においてモータ19が挿入し易く、挿入後はモータ19の周壁がケーシング部20の内壁に弾性力を持って接触してモータ19の振動を抑制するよう構成されている。
A
モータ19の端部にはエンドブラケットを兼ねる取付けフランジ21が固定されており、この取付けフランジ21をケーシング部20の開口部の周囲に形成されたスロットルボディ4の表面に2本のねじ21Aで固定する。
A mounting
フランジ21を貫通してモータ19の接続端子19Aが2本、樹脂カバー30に向けて突出している。樹脂カバー30にはこの端子が接続される2個の端子受け部30Dが樹脂成形により一体に形成されている。
Two
端子受け部30D内には、両側にメス型端子が形成された2個の中間端子30Eの一端が差し込まれるピン端子が設けられており、モータ19の接続端子19Aは中間端子30Eの残ったメス型端子に差し込まれる。
In the
両側にメス型端子を備えた中間端子30Eを設けることで、端子受け部30Dとモータ19の接続端子19Aの位置が多少ずれていても中間端子30Eが吸収するので、目視確認なしに端子の差込接続を行うことができるので樹脂カバー30の取付けが自動組立できるようになった。
By providing the
モータ19の回転シャフト22には金属材製の第1ギア23が固定されている。
A
第1ギア23に噛合う第2ギア24は樹脂材製で、第2ギア24より直径の小さい第3ギア25が一体に成形されており、両者で中間ギア26を構成している。
The
中間ギア26の第3ギア25はスロットルギア13と噛合っており、結果的にモータ19の回転シャフト22の回転を2段減速する減速機構を構成している。これにより、モータ19の回転トルクは2段増幅されスロットルシャフト3に伝達される。
The
これにより、スロットル弁2の全閉位置から全開位置までの約90度の開度変化が約80ms(ミリ秒)で達成できる。
As a result, an opening degree change of about 90 degrees from the fully closed position to the fully open position of the
中間ギア26の中心部には貫通孔27が形成されており、スロットルボディ4に圧入された固定シャフト28が挿通していて、中間ギア26は固定シャフト28に支持されて回転する。
A through
スロットルボディ4には固定シャフト28を圧入する穴28Aが予め穿孔されているが、その穴の先端はスロットルボディ4を内燃機関に固定するための通しボルトを挿通するための貫通穴28Bに連通している。
A
これにより、固定シャフト28を穴28Aに圧入する際、穴28A内の空気が貫通穴28Bに排出されるので、穴28A内の空気を圧縮しながら固定シャフト28を圧入する必要がない。その結果圧入力を約10分の1にできた。
Thus, when the fixed
スロットルボディ4には樹脂材で成形された樹脂カバー30がシール部材31をはさんで4本のねじ38で固定されている。
A
シール部材31は樹脂カバー30の周壁を形成するフレーム部30Aに形成された溝30Fにはめ込まれている。溝30Fから露出したシール部材31の露出部分が樹脂カバー30のフレーム30Aと接合されるスロットルボディ4の接合面4Aに密着することでシール効果が得られる。
The
樹脂カバー30にはステータ部32が樹脂成形により固定されており、ステータ部32にはホールIC33,34が装着されている。
A
ホールIC33,34はモールド成形されたホールIC33,34の端子35A,電気導体35Bによって、樹脂カバー30に一体に樹脂成形されたコネクタ30Bに電気的に接続されている。
The
樹脂カバー30がスロットルボディ4に取り付けられた状態では、ステータ部32は一対の断面弧状のヨーク12A,(12B)の中央部に差し込まれた状態となり、ステータ部32の外周と一対の断面弧状のヨーク12A,(12B)の内周は小さな空隙を隔てて対面する。
In a state where the
磁石11Aが発生する磁束は金属プレート9を通り、反対側の磁石11Bの発生する磁束と一緒になって、ヨーク12Bを通り、空隙とステータ部32とを横切って反対側のヨーク12Aに至り、磁石11Aに戻る。
The magnetic flux generated by the
スロットルシャフト3が回転して、ロータ部15が一緒に回転することで、ステータ部32のホールIC33,34の感磁面とヨーク12A,12Bの位置関係が変化し、それによってホールIC33,34の感磁面を通る磁束が変化する。
When the throttle shaft 3 is rotated and the
ホールIC33,34はその磁束の変化を検出し、磁束に応じた電気信号を出力する。この電気信号は、スロットルシャフト3の回転角度つまりスロットル弁2の開度に対応する。
The
樹脂カバー30には固定シャフト28の先端に対面する位置に凹部36が樹脂成形で一体に形成されている。凹部36の周囲には樹脂カバー30の内壁からわずかに突出する環状突起37が形成されている。
A
この凹部36には固定シャフト28の先端が差し込まれている。環状突起37には中間ギア26の表面中央部に形成した環状突起部26Aが対面している。
The tip of the fixed
両突起の間にはわずかな空隙が設けられている。これによって、樹脂材製の中間ギア26が固定シャフト28の軸線に沿ってスラスト方向に移動するのを阻止している。
A slight gap is provided between both protrusions. This prevents the
その結果、第1ギア23と第2ギア24の噛合い部が外れたり、あるいは噛合い不良(第2ギアが第一義あの端面を越えてスラスト方向へ飛び出すと第1ギアの端部のエッジに第2ギアが噛み込む)が発生する虞がなくなった。
As a result, the meshing portion of the
また、固定シャフト28の軸方向に中間ギア26が移動することで、中間ギア26とスロットルボディ4の壁面とが衝突すること、あるいは中間ギア26と樹脂カバー30の内表面とが衝突することによって発生する衝撃音を小さくすることができる。
Further, when the
スロットルギア13の歯は約110度分の部分ギアとして構成されている。これは、スロットル弁2の回転角度が約90度であることに起因する。部分ギアの一方の切欠き端面13Aはスロットル弁2の全閉位置で全閉ストッパ41のストッパ面41Bに当接する規制面として機能する。
The teeth of the
全閉ストッパ41はスロットルボディ4の壁面から軸受取付け用ボス部5に沿ってスロットルギア13の位置まで伸びる突起部40にねじ込まれた調整ねじで構成されている。突起部40はアルミダイキャストによりスロットルボディ4と一体に形成される。
The fully
走行制御状態では切欠き端面13Aは全閉ストッパ41に当接することはないが、エンジンの始動時もしくは停止時に制御の基準位置としての全閉位置を学習するために、モータ19を制御して強制的に当接させ、そのときのセンサ(ホールIC)の出力値を基準の全閉位置として記憶させている。調整ねじで構成される全閉ストッパ41は調整後ロックナット42でしっかり固定され、さらに、ロックペイントで封印される。
In the traveling control state, the notch end face 13A does not contact the fully closed
部分ギアの他方の切欠き端面13Bはスロットル弁2の全開位置で全開ストッパ43に当接する規制面として機能する。
The other
全開ストッパ43はアルミダイキャストによりスロットルボディ4と一体に形成される壁面で構成され、その位置は調整されない(無調整である)。
The fully
デフォルトストッパ39はばね保持部材14に対面するスロットルボディ4の周囲のフレーム部分48にその外側からねじ込まれた調整ねじで構成されている。
The
全閉ストッパ41がスロットルギア13の位置に設けられるのに対し、デフォルトストッパ39はばね保持部材16の外周部に設けられる。
The fully
デフォルトストッパ39は全閉ストッパ41より吸気通路寄りに位置し、調整用のねじ頭が全閉ストッパ41のねじ頭と並んで配置されている。その結果同じ方向から両方の調整ねじを調整することができ、調整作業がやりやすい。
The
樹脂カバー30をスロットルボディ4に取り付けると全閉ストッパ41は樹脂カバー30の中に隠れるが、デフォルトストッパのねじ頭とロックナット39Aはフレーム48の外に位置する。
When the
したがって、デフォルトの位置は、樹脂カバー30を取付けた後も外から調整可能である。したがって、全閉ストッパ41を調整して全閉位置を確定し、センサを取付けた後でも、装着するエンジンの要求に合わせて、デフォルト開度を調節できる。
Therefore, the default position can be adjusted from the outside even after the
スロットルシャフト3の周囲に3つの位置決め用壁面44A,44B,44Cがスロットルボディ4に一体に形成されている。樹脂カバー30の樹脂成形体にもこの位置決め用壁面44A,44B,44Cに対向する位置に、3つの突起が形成されており、その突起の外側の面が位置決め用壁面45A,45B,45Cとして形成されている。
Three positioning wall surfaces 44 </ b> A, 44 </ b> B, 44 </ b> C are formed integrally with the
樹脂カバー30がスロットルボディ4に組みつけられる際、樹脂カバー30に設けた3つの突起の位置決め用壁面45A,45B,45Cがスロットルボディ4の位置決め用壁面44A,44B,44Cに接してガイドされ、ステータ部32とロータ部15のセンタリングがおこなわれる。
When the
このように3箇所でガイドすることでステータ部32とロータ部15のセンタリングがより正確になる。
Thus, the centering of the
モータ19のフランジ19Aの周囲にはモータ19を組み付ける際のフランジ19Aのガイド46がスロットルボディ4にアルミダイキャストで一体に形成されている。ガイド46はフランジ19Aを固定する2本のねじ21Aの中間位置に形成されている。
Around the
このガイド46と第1ギアを挟んで対面する位置に、スロットルボディ4のフレーム部48に形成されたもう一つのガイド47が設けられている。
Another
ケーシングの内周径が奥に行くほど小さく構成されていることと協同して、モータ19をケーシング20に挿入する際モータ19の首振り現象が抑制できスムースにモータ19を組み付けることができると共に、ケーシング内に収まった後の首振りがほとんどないので、ねじ止め作業も自動化できその結果モータの組付けの全作業を自動組立てで行うことができる。
In cooperation with the fact that the inner diameter of the casing becomes smaller toward the back, the swinging phenomenon of the
ロータ部15の樹脂成形について、さらに詳しく説明する。
The resin molding of the
金属プレート9の表面に一対の弧状磁石11A,11Bをはさんで、一対の弧状ヨーク12A,12Bが配置される。
A pair of
磁石の弧状角度は一つの磁石で、約85度、ヨークは110度である。樹脂成形後は、全体で円筒状に見えるが、磁束発生部としての磁石、ヨークは円筒である必要はない。スロットル弁の回転角度が、90度であることを考慮すると、90度の範囲で、磁束がステータに十分供給されることが必要である。 The arc angle of the magnet is one magnet, about 85 degrees, and the yoke is 110 degrees. After resin molding, it looks like a cylinder as a whole, but the magnet and yoke as the magnetic flux generation part do not need to be cylindrical. Considering that the rotation angle of the throttle valve is 90 degrees, it is necessary that the magnetic flux is sufficiently supplied to the stator in the range of 90 degrees.
したがって、磁石とヨークの弧状角度はこれ以上、広くする必要はない。これにより、できるだけ小さい磁石小さいヨークで、精度の良い回転角度検出装置が構成できる。 Therefore, the arc angle between the magnet and the yoke need not be wider. As a result, a highly accurate rotation angle detecting device can be configured with as small a magnet as possible and a small yoke.
一方の磁石は、金属プレート9からヨークへ向かう方向に被回転検出軸の軸線に沿ういわゆる上下方向に着磁されており、他方の磁石はヨークから金属プレート9へ向かう方向に着磁されている。
One magnet is magnetized in the so-called vertical direction along the axis of the rotation detection axis in the direction from the
これにより、磁石の発生する磁束がヨークに無駄なく供給され、ヨークとステータの間のギャップを通して多くの磁束が供給できる。金属プレートには磁気抵抗になるものが何もなく全面が磁路として用いられるのでこの点でも磁石の供給する磁束を有効にステータに供給することができる。 Thereby, the magnetic flux generated by the magnet is supplied to the yoke without waste, and a large amount of magnetic flux can be supplied through the gap between the yoke and the stator. Since there is nothing in the metal plate that becomes a magnetic resistance and the entire surface is used as a magnetic path, the magnetic flux supplied by the magnet can also be effectively supplied to the stator in this respect.
弧状磁石11Aと弧状ヨーク12Aに対面する弧状磁石11Bと弧状ヨーク12Bの中心には、磁石とヨークの内周面を位置決めする筒状の雇いがセットされる。弧状磁石11Aと弧状ヨーク12Aの外周両サイド、弧状磁石11Bと弧状ヨーク12Bの外周両サイドには外周の位置決め雇いが配置される。
At the center of the arc-shaped
外周の位置決め雇いと同じ位置に上下方向の位置決めの雇いが配置される。弧状ヨーク12A,弧状ヨーク12Bとの周方向の間には、ヨークの周方向位置決め用の雇いが配置される。弧状磁石11Aと弧状磁石11Bの両端には、磁石の周方向の位置決めを行う雇いが配置される。
A vertical positioning job is placed at the same position as the outer circumferential positioning job. Between the
この状態で、成形装置内に成形樹脂が注入され、ギア13と共に磁束発生部の樹脂成形が行われる。
In this state, a molding resin is injected into the molding apparatus, and the resin molding of the magnetic flux generating portion is performed together with the
樹脂の硬化後、雇いがはずされた状態が図8に示されている。 FIG. 8 shows a state where the employment is removed after the resin is cured.
内側には弧状磁石11Aと弧状ヨーク12Aに対面する弧状磁石11Bと弧状ヨーク12Bの内側面が露出し、外周には4箇所の樹脂の欠落部15Aが形成されている。樹脂の欠落部15Aでは弧状磁石11Aと弧状ヨーク12Aに対面する弧状磁石11Bと弧状ヨーク12Bの外周面が露出している。
The
さらに、磁石11A,11Bの両側には樹脂成形体の筒状部の内外を貫通する窓孔15Cが4箇所形成されている。
Further, four holes 15C are formed on both sides of the
さらに、ヨークとヨークとの間の周方向には弧状の空間が形成され、この空間部においてもヨークの周方向端面が露出している。 Further, an arc-shaped space is formed in the circumferential direction between the yokes, and the circumferential end face of the yoke is exposed also in this space portion.
このように構成された実施例では、ステータ部32がロータ部15の筒状部に挿入され、組み合わされたときロータ部15の筒状部の内外が窓孔15Cで連通しているので、空気の対流が得られ,ステータに設けたホールICが空気流によって冷却されるので、温度上昇による特性への悪影響が少ない。
In the embodiment configured as described above, since the
また、ステータ外表面やヨークや磁石の内表面に発生した結露が窓孔15Cによって外部に速やかに排出されるので、ステータやヨークが水分によって腐食することがない。スロットル弁が制御されている状態ではスロットルシャフトは頻繁に回転しているので、これら樹脂欠落部が空気を攪拌し、放熱効果を生ずる。 Further, the condensation generated on the outer surface of the stator and the inner surface of the yoke and magnet is quickly discharged to the outside through the window hole 15C, so that the stator and yoke are not corroded by moisture. Since the throttle shaft rotates frequently in a state where the throttle valve is controlled, these resin missing portions agitate the air and produce a heat radiation effect.
次にステータ部32の詳細を図11乃至図13により説明する。
Next, details of the
ステータ32A,32Bは円筒部材を半分に切断したような2個の磁性材片から構成されている。この実施例では切削加工によって削りだしているが、鍛造,焼結材あるいは薄板鋼板を積層した積層体で構成しても良い。
本実施例では、2つの磁性材片の一端に突起P1,P2が形成されており、この突起を非磁性材製の結合部材32Hに形成された一対の孔H1,H2に差し込んで突起P1,P2を加締め付けて(K1、K2)3者を一体にしている。かくして、一対のステータ32A,32Bが対面する位置にホールIC33,34を取付けるための磁気検出ギャップ32C(空隙)が形成される。
In the present embodiment, protrusions P1 and P2 are formed at one end of two magnetic material pieces, and the protrusions P1 and P2 are inserted into a pair of holes H1 and H2 formed in a nonmagnetic
磁気検出ギャップ32C(空隙)の中に成形雇いを挿入し、磁気検出ギャップの側面と先端面およびその近傍のステータ表面のみ露出させた状態でステータの外周を成形装置に密着させ、電気導体35B,モータ接続用の電気導体35BMと共に熱可塑性ポリブチレンフタレートあるいは熱可塑性ポリフェニレンサルファイドを主成分とする成形樹脂によりモールド成形(プリモールド)する。
A molding worker is inserted into the
1次樹脂成形されたステータ部32は帯状の樹脂部35Hを含む樹脂成形体35Gを構成する。樹脂部35Hが磁気検出ギャップ32C(空隙)の周囲を覆っているので、内部に装着されるホールIC33,34にベアリングのグリースや、空気中の異物(たとえばEGRガス中の腐食成分)が付着し難い。
The primary resin-molded
ステータ部32の周囲には放射状に伸びる複数のリブ110とこのリブを外側で連結する枠状のリブ111が形成されている。これによりステータ部32の位置が経年変化したり、外力の作用によって位置がずれるのを防止している。
Around the
ステータ部32の磁気検出ギャップ32C(空隙)に2つのホールIC33,34を感磁面が同一方向になるようにして並べて挿入する。
Two
互いに逆方向に折り曲げられたホールIC33に設けられた3本の入出力端子33A(電源端子),33B(グランド端子),33C(信号出力端子)およびホールIC34に設けられた3本の入出力端子34A(電源端子),34B(グランド端子),34C(信号出力端子)を電気導体35Bの接続端子35B1乃至35B3および35B4乃至35B6に接続する。
Three input /
2つのホールIC33,34を挿入した磁気検出ギャップ32C(空隙)内に軟質エポキシ樹脂32Gを注入して硬化させる。これによって、ホールIC33,34にベアリングのグリースや、空気中の異物(たとえばEGRガス中の硫黄成分)がさらに付着し難くなる。
A
特に、硫黄成分がホールICの端子や、電気導体部に付着成長すると、端子が腐食して断線したり、信号電流が流れ難くなったりする。また、硫化物によって隣接する端子間や電気導体間がショートする虞もある。本実施例ではこのような問題が解消できる。 In particular, when a sulfur component adheres and grows on the terminal of the Hall IC or the electric conductor, the terminal is corroded and disconnected, or a signal current is difficult to flow. In addition, there is a risk of short-circuiting between adjacent terminals or electrical conductors due to sulfide. In this embodiment, such a problem can be solved.
なお、ホールICが磁気検出ギャップ内で端子のみによって片持ち状態で保持されている場合にはエンジンの振動や車両の振動によって磁気検出ギャップ内でホールICが磁気検出面に沿った方向あるいは磁束の通過方向に振れ動き、検出性能に影響を及ぼすばかりか、端子の折損を引き起こす。 When the Hall IC is held in a cantilevered state only by the terminal in the magnetic detection gap, the Hall IC is in the direction along the magnetic detection surface or the magnetic flux in the magnetic detection gap due to engine vibration or vehicle vibration. It swings in the passing direction, affecting the detection performance as well as causing terminal breakage.
本実施例では、ゴムのように柔らかい軟質エポキシでホールICの取り付けられている磁気検出ギャップを埋めているので、ホールICが振れ動くことがなく上記のような問題が生じない。 In this embodiment, since the magnetic detection gap to which the Hall IC is attached is filled with soft soft epoxy such as rubber, the Hall IC does not move and the above-described problem does not occur.
さらに、軟質エポキシは、硬化する際の熱変化による樹脂の変形応力がホールIC33,34に作用するとき、自らが変形してこの応力を吸収し、ホールIC33,34の位置ずれを抑制する。
Further, when the deformation stress of the resin due to the thermal change during curing acts on the
この効果は、車に搭載されたのちにも発揮される。つまり、温度変化による注形樹脂の変形応力が直接ホールIC33,34あるいは間接的にその入出力端子に作用するときにも軟質エポキシ樹脂がこれを吸収する。かくして、ホールIC33,34の位置が経年変化を起こし難いという効果が得られる。
This effect is also demonstrated after being installed in a car. In other words, the soft epoxy resin absorbs the deformation stress of the casting resin due to the temperature change when it directly acts on the input / output terminals of the
なお、本実施例では軟質エポキシでホールICの取付け空間を埋める技術を説明したが、ホールICを予めシリコーンゴムのような弾性体で覆って振動を受け難くすることもできる。そのとき、溶接あるいは半田付けする部分を除いた端子部分まで覆ってもよい。さらに、シリコーンゲルを注入して封止しても良い。 In this embodiment, the technique for filling the mounting space of the Hall IC with soft epoxy has been described. However, the Hall IC may be covered with an elastic body such as silicone rubber in advance to make it difficult to receive vibration. At that time, you may cover even the terminal part except the part to weld or solder. Further, silicone gel may be injected and sealed.
電気導体35BはホールIC33,34のそれぞれの3本の入出力端子33A,33B,33Cおよび34A,34B,34Cが接続される接続端子6本であるが、コネクタ部35Kの外部接続端子は35B7乃至35B10の4本である。
The
ホールIC33,34の入出力端子33Aと34Aは電源端子を構成しているのでこの2本を途中の合流位置35CR2で1本にまとめて外部接続端子35B8とした。
Since the input /
また、ホールIC33,34の入出力端子33Bと34Bはグランド端子を構成しているのでこの2本を途中の合流位置35CR1で1本にまとめて35B9とした。その結果コネクタ部35Kの外部端子は4本にまとめることができた。
In addition, since the input /
外部接続端子は両サイドにそれぞれのホールIC33,34の信号出力35B7,35B10が配置され、両者の間に電源(4.5乃至5.5ボルトの電圧が印加される)端子35B9とグランド端子35B8とが並んで配置されている。
The external connection terminals are provided with signal outputs 35B7 and 35B10 of the
これにより、両信号端子35B7と35B10がショートして、両方のホールICの出力が無効になることを防いでいる。 This prevents both signal terminals 35B7 and 35B10 from short-circuiting and invalidating the outputs of both Hall ICs.
コネクタ部35Kにはほかにモータ19との正負1対の外部接続端子35D3,35D4が一緒に並んで配置されている。
In addition, a pair of positive and negative external connection terminals 35D3 and 35D4 with the
接続端子35B1と35B4を有する電気導体は、連結部35CR2で1本になった直後に接続端子35B2と35B5を有する電気導体の連結部35CR1と立体交差している。 The electrical conductor having the connection terminals 35B1 and 35B4 crosses the electrical conductor coupling portion 35CR1 having the connection terminals 35B2 and 35B5 three-dimensionally immediately after the electrical conductor is connected to the coupling portion 35CR2.
この立体交差部35BCでは両電気導体が電気的に接触することがないよう、工夫する必要がある。実施例では電気導体の連結部35C1に位置決めピンを差し込む孔35BPを設け、この孔に成形雇いを差込み、背面部の電気導体との間隔を保持した状態で樹脂成形する。 In this three-dimensional intersection 35BC, it is necessary to devise so that both electrical conductors do not come into electrical contact. In the embodiment, a hole 35BP for inserting a positioning pin is provided in the connecting portion 35C1 of the electric conductor, and molding is inserted into this hole, and the resin molding is performed in a state where the distance from the electric conductor on the back portion is maintained.
接続端子35B2と35B3を有する電気導体35Bは1次成形終了時までは連結部35BKでつながっている。接続端子35B5と35B6を有する電気導体35Bは1次成形終了時までは連結部35BKでつながっている。
The
また上述したように接続端子35B2と35B5を有する電気導体35Bは連結部35CR1でつながっているので、結局、これらでの電気導体は1つの電気導体で構成されている。
Further, as described above, the
したがって、樹脂成形時には接続端子35B1と35B4を有する電気導体35B(電源導体)と上記1つの電気導体35B(2つの信号導体と、グランド導体が1つに連結されたもの)と、2本のモータ接続用電気導体35BMの、都合4つの電気導体を樹脂成形することになる。
Therefore, at the time of resin molding, the
このように、部品点数をできるだけ少なくして、樹脂成形すると成形部品の位置決めがやり易く、また連結された電気導体はその面積が大きくなることで、成形時の暴れが少なくなり、安定した樹脂成形が可能な成形体が得られ、電気導体の樹脂成形の歩留まりが向上する。 In this way, it is easy to position the molded parts by resin molding with as few parts as possible, and the area of the connected electrical conductors is increased, so there is less rampage during molding and stable resin molding Thus, a molded product that can be obtained is obtained, and the yield of resin molding of the electrical conductor is improved.
電気導体35Bの要所には位置決めピンを差し込むための孔35BHが設けられている。成形時にはこれらのすべての孔にピンが差し込まれ、成形後にこれらのピンが取り除かれると、そのあとにいくつもの成形孔が残る。この成形孔は2次成形する際に2次成形樹脂が流れ込んで1次成形樹脂との密着性を高めるのに役立つ。
A hole 35BH for inserting a positioning pin is provided at a point of the
なお、1次成形後、連結部35BKは打ち抜きによって切断され、それぞれの電気導体は独立した電気導体となる。 In addition, after the primary molding, the connecting portion 35BK is cut by punching, and each electric conductor becomes an independent electric conductor.
電気導体の内、接続端子35B2と35B3を有する信号導体とグランド導体の隣接部EC2とEC3間、接続端子35B5と35B6を有するもう一方のグランド導体と信号導体の隣接部EC5とEC6間、接続端子35B1と35B5を有する電源導体とグランド導体の隣接部EC1とEC5間にはチップコンデンサ35CH1乃至35CH3を取付けるために、電気導体のエッジ部に金メッキを施した取付け凹所Au1〜Au3,Au51,Au52,Au6が形成されている。 Among the electrical conductors, between the signal conductor and ground conductor adjacent portions EC2 and EC3 having the connection terminals 35B2 and 35B3, between the other ground conductor and signal conductor adjacent portions EC5 and EC6 having the connection terminals 35B5 and 35B6, the connection terminal In order to mount the chip capacitors 35CH1 to 35CH3 between the power supply conductors 35B1 and 35B5 and the adjacent parts EC1 and EC5 of the ground conductor, mounting recesses Au1 to Au3, Au51, Au52, in which the edge portions of the electrical conductors are plated Au6 is formed.
1次樹脂成形後、この部分にマスクを設けて2次樹脂成形を行い、成形後マスクを取り除いて、これら凹所Au1〜Au3,Au51,Au52,Au6の金メッキの上に銀のペーストを塗る。 After the primary resin molding, a mask is provided on this portion and secondary resin molding is performed. After the molding, the mask is removed, and a silver paste is applied on the gold plating of the recesses Au1 to Au3, Au51, Au52, and Au6.
チップコンデンサ35CH1乃至35CH3をその銀のペーストの上に載せて銀のペーストを硬化させる。銀のペーストが硬化したら、その上からエポキシ樹脂をポッティングして、2次成形樹脂でモールドしたのと同じような状態に成形する。 Chip capacitors 35CH1 to 35CH3 are placed on the silver paste to cure the silver paste. When the silver paste is hardened, the epoxy resin is potted from above and molded into the same state as that molded with the secondary molding resin.
このとき、チップコンデンサ35CH1乃至35CH3の下部、つまりチップコンデンサ35CH1乃至35CH3の裏面と樹脂成形体35Gとの間には空隙GP1が設けられていて、エポキシ樹脂はチップコンデンサ35CH1乃至35CH3の表面だけでなく裏側にも回りこんでチップコンデンサ35CH1乃至35CH3を包むようにして注入された後、硬化する。
At this time, a gap GP1 is provided below the chip capacitors 35CH1 to 35CH3, that is, between the back surfaces of the chip capacitors 35CH1 to 35CH3 and the
このように構成されたポッティング樹脂部においては、樹脂が硬化する際にチップコンデンサ35CH1乃至35CH3と銀ペーストとの接合部に、チップコンデンサ35CH1乃至35CH3を剥ぎ取る方向の応力が発生することがない。 In the potting resin portion configured in this way, when the resin is cured, stress in the direction in which the chip capacitors 35CH1 to 35CH3 are peeled off does not occur at the joint portions between the chip capacitors 35CH1 to 35CH3 and the silver paste.
具体的には、チップコンデンサの上面に作用するチップコンデンサを上方に引っ張る力と、コンデンサ裏面(下面)に作用するチップコンデンサを1次成形樹脂側に引っ張る力とが相殺し合って銀ペーストの接合部にはチップコンデンサを引き剥がす力が作用しなくなるものである。 Specifically, the force of pulling up the chip capacitor acting on the upper surface of the chip capacitor and the force of pulling the chip capacitor acting on the back surface (lower surface) of the capacitor toward the primary molding resin cancel each other to join the silver paste. The force that peels off the chip capacitor does not act on the part.
なお、本実施例のように電気導体の内、接続端子35B2と35B3を有する信号導体とグランド導体の隣接部EC2とEC3間、接続端子35B5と35B6を有するもう一方のグランド導体と信号導体の隣接部EC5とEC6間、接続端子35B1と35B5を有する電源導体とグランド導体の隣接部EC1とEC5間にチップコンデンサを取付けるように電気導体を配置したことにより、電源導体とグランド導体との間に取り付けるチップコンデンサを1つ減らすことができた。 As in this embodiment, among the electrical conductors, the signal conductor having the connection terminals 35B2 and 35B3 and the adjacent portion EC2 and EC3 of the ground conductor, and the other ground conductor having the connection terminals 35B5 and 35B6 and the adjacent signal conductor. Since the electric conductor is arranged between the parts EC5 and EC6 and between the power supply conductor having the connection terminals 35B1 and 35B5 and the adjacent part EC1 and EC5 of the ground conductor, the electric conductor is arranged between the power supply conductor and the ground conductor. The chip capacitor could be reduced by one.
次にステータの磁気検出ギャップの位置と、磁石の位置関係との工夫について図21,図22に基づき詳細に説明する。 Next, the idea of the position of the magnetic detection gap of the stator and the positional relationship between the magnets will be described in detail with reference to FIGS.
図21はガソリン車の実施例を、図22はディーゼル車の実施例をそれぞれ示す。 FIG. 21 shows an embodiment of a gasoline vehicle, and FIG. 22 shows an embodiment of a diesel vehicle.
図21において、左側の図面はスロットル弁2が全閉の状態におけるステータ部32とロータ部15の位置関係を示す。
21, the left drawing shows the positional relationship between the
このような状態は、たとえば、エンジンのキースイッチが投入された直後の全閉学習動作時あるいは車両走行時に制御上のオーバーシュートが発生したときに生じる。このとき、モータ19によってスロットル弁2は全閉ストッパ41にスロットルギア13の規制端面13Aが接触するまで回転される。
Such a state occurs, for example, when a control overshoot occurs during the fully-closed learning operation immediately after the engine key switch is turned on or during vehicle travel. At this time, the
この状態では、弧状磁石11A,11Bの互いに対角位置にある周方向端部が、ロータ部15の回転中心を通り、ステータ32A,32Bの対面する平面に平行な直線Y1に重なる。
In this state, the circumferential end portions of the arc-shaped
図21において、右側の図面はスロットル弁2が全開の状態におけるステータ部32とロータ部15の位置関係を示す。このような状態は組立て工程内の全開開度チェック時、あるいは、車両走行時に制御上のオーバーシュートが発生したときに生じる。このとき、モータ19によってスロットル弁2は全開ストッパ43にスロットルギア13の規制端面13Bが接触するまで回転される。
In FIG. 21, the drawing on the right side shows the positional relationship between the
この状態では、弧状磁石11A,11Bの上記とは逆の互いに対角位置にある周方向端部が、上記した直線Y1に重なる。
In this state, the circumferential ends of the arc-shaped
かくして、磁石11A,11Bの弧状角度と、スロットル弁2の動作角度とが等しく設定されている。
Thus, the arc-shaped angles of the
ちなみに、磁石11A,11Bの弧状角度、つまりスロットル弁2の動作角度は約85度に設定されている。直線Y1と磁石の弧状角度の1/2の位置(スロットル開度の1/2の位置=半開位置)のなす角度θ1,θ2は約42.5度である。
Incidentally, the arc-shaped angles of the
ここで、先に説明したように弧状磁石11A,11Bと対を成すヨーク12A,12Bは弧状角度が110度に形成されている。
Here, as described above, the
その結果、弧状磁石11A,11Bの片側の周端位置がステータ32A,32Bの周方向片側端部においてわずかに重なりを持つのに対し、ヨーク12A,12Bはステータ32A,32Bの周方向片側端部において6度程度の重なり部を形成する。
As a result, the circumferential end positions on one side of the arc-shaped
これにより、スロットル弁2の半開位置で出力が最小出力状態のホールIC33,34はスロットル弁2(つまりロータ部15の弧状磁石11A,11Bとヨーク12A,12B)がその位置から閉じ方向に42.5度、開き方向に42.5度回転した状態においても、磁気検出ギャップ32C(空隙)を通過する磁束の量は低下することがなく、半開位置を中心として全開,全閉両側において検出精度が高くしかも均一な検出特性を得ることができる。各弧状磁石11A,11Bの弧状角度は小さくてよく、その分磁石のコストを安くできる。
As a result, the
図22において、左側の図面はスロットル弁2が全開の状態におけるステータ部32とロータ部15の位置関係を示す。
22, the left drawing shows the positional relationship between the
このような状態は、たとえば、エンジンのキースイッチが投入された直後の全開学習動作時あるいは車両走行時に制御上のオーバーシュートが発生したときに生じる。このとき、後述するように、モータ19によってスロットル弁2Xは図示しない全開ストッパにスロットルギア13Xの図示しない規制端面が接触するまで回転される。
Such a state occurs, for example, when a control overshoot occurs during a fully-open learning operation immediately after the key switch of the engine is turned on or during vehicle travel. At this time, as will be described later, the throttle valve 2X is rotated by the
この状態では、弧状磁石11A,11Bの互いに対角位置にある周方向端部が、ロータ部15の回転中心を通ってステータ32A,32Bの対面する平面に平行な直線Y1に重なる。
In this state, the circumferential end portions of the arc-shaped
図22において、右側の図面はスロットル弁2Xが全閉の状態におけるステータ部32とロータ部15の位置関係を示す。このような状態は組立て工程内の全閉開度チェック時、あるいは、車両走行時に制御上のオーバーシュートが発生したときに生じる。
In FIG. 22, the right drawing shows the positional relationship between the
このとき、モータ19によってスロットル弁2Xは図示しない全閉ストッパにスロットルギア13Xの図示しない規制端面が接触するまで回転される。
At this time, the throttle valve 2X is rotated by the
この状態では、弧状磁石11A,11Bの上記とは逆の互いに対角位置にある周方向端部が、上記した直線Y1に重なる。
In this state, the circumferential ends of the arc-shaped
かくして、磁石11A,11Bの弧状角度と、スロットル弁2Xの動作角度とが等しく設定されている。
Thus, the arc-shaped angles of the
弧状磁石11A,11Bの弧状角度、つまりスロットル弁2の動作角度は約86.5度に設定されている。直線Y1と磁石の弧状角度の1/2の位置(スロットル開度の1/2の位置=半開位置)のなす角度θ1,θ2は約43.25度である。
The arc-shaped angles of the arc-shaped
ここで、先に説明したように弧状磁石11A,11Bと対を成すヨーク12A,12Bは弧状角度が110度に形成されている。その結果、弧状磁石11A,11Bの片側の周端位置がステータ32A,32Bの周方向片側端部においてわずかに重なりを持つのに対し、ヨーク12A,12Bはステータ32A,32Bの周方向片側端部において6度程度の重なり部を形成する。
Here, as described above, the
これにより、スロットル弁2Xの半開位置で出力が最小出力状態のホールIC33,34はスロットル弁2X(つまりロータ部15の弧状磁石11A,11Bとヨーク12A,12B)がその位置から閉じ方向に43.25度、開き方向に43.25度回転した状態においても、磁気検出ギャップ32C(空隙)を通過する磁束の量は低下することがなく、半開位置を中心として全開,全閉両側において検出精度が高くしかも均一な検出特性を得ることができる。各弧状磁石11A,11Bの弧状角度は小さくてよく、その分磁石のコストを安くできる。
As a result, the
この実施例では、上記のように、できるだけ弧状角度が小さい磁石でできるだけ多くの磁束が得られるようにできた。 In this embodiment, as described above, it was possible to obtain as much magnetic flux as possible with a magnet having an arcuate angle as small as possible.
以下に、ディーゼル機関のスロットル制御装置に本発明になる回転検出装置としてのスロットルポジションセンサを適用した実施例を図23乃至27に基づいて詳細に説明する。 Hereinafter, an embodiment in which a throttle position sensor as a rotation detecting device according to the present invention is applied to a throttle control device of a diesel engine will be described in detail with reference to FIGS.
図1乃至図22の符号と同じ符号のものは同じ機能を奏する。 The same reference numerals as those in FIGS. 1 to 22 perform the same function.
本実施例のスロットル弁装置は、ディーゼル車の排気ガス還流制御(以下、EGR制御:エキゾーストガス,リサーキュレーション制御と称す)のタイミングで吸気管を閉じるように動作する。これによって、吸気管のスロットル弁2X下流が負圧となり、排気ガスが吸気管に引き込まれる。 The throttle valve device of this embodiment operates to close the intake pipe at the timing of exhaust gas recirculation control (hereinafter referred to as EGR control: exhaust gas, recirculation control) of a diesel vehicle. As a result, the pressure downstream of the throttle valve 2X in the intake pipe becomes negative pressure, and the exhaust gas is drawn into the intake pipe.
このため、スロットル弁2XはEGR制御状態以外の運転状態では図22の左側の図に示すように全開位置に保持される。 Therefore, the throttle valve 2X is held in the fully open position as shown in the left side of FIG. 22 in the operating state other than the EGR control state.
このように負圧を発生させるための装置として使用されるため、空気の漏れ(スロットルシャフトの軸受け部を介して外部から吸気管内に漏れる空気)をできるだけ少なくする必要がある。このため、周囲にシールリング7Zを備えたシールカバー7Xをスロットルボディ4にねじ7Yで締め付け固定する。
Since it is used as a device for generating negative pressure in this way, it is necessary to reduce as much as possible the leakage of air (air leaking into the intake pipe from the outside via the bearing portion of the throttle shaft). For this reason, a
本実施例のスロットル制御装置では、全開位置がイニシャル位置となるようスロットルシャフト3に固定されたスロットルギア13に一端が引っ掛けられ、他端がスロットルボディ4に引っ掛けられたリターンばね17がスロットルボディ4に形成された軸受けボス部5の周りに配置されている。
In the throttle control device of the present embodiment, a
スロットルシャフト3を閉じ方向に回転させる回転力はモータ19の回転シャフト22に固定された出力ギア23,中間ギア26(大径ギア24,小径ギア25)およびスロットルギア13を介して、伝達される。
The rotational force that rotates the throttle shaft 3 in the closing direction is transmitted through the
モータ19への通電が断たれるとリターンばね7の力で、イニシャル位置である全開位置へ付勢される。
When the
スロットルシャフト3の先端には非接触式の回転角度検出装置としてのスロットルポジションセンサを構成するロータ部15の磁性材製の金属プレート9が溶接により固定されている。
A
この実施例では、スロットルギア13とロータ15部とは別体として構成されている。この例では樹脂材製のホルダー15Hに、一対の弧状磁石11A,11Bおよび一対の弧状ヨーク12A,12Bをセットし、金属プレート9,ホルダー15H,一対の弧状磁石11A,11Bおよび一対の弧状ヨーク12A,12Bを樹脂部材でモールド成形している。
In this embodiment, the
一対の弧状ヨーク12A,12Bによって囲まれた筒状の空間の中には、樹脂材製カバー30の内側に取付けられた筒状のステータ部32が差し込まれ、これによって非接触式の回転角度検出装置としてのスロットルポジションセンサが構成される。
A
樹脂カバー30の外側の面には、ケーシング部30Z1,30Z2が形成されている。ケーシング部30Z1,30Z2の内側でケーシング部30Z1の底面にはヒートシンクとしての金属プレート231が接着剤によって固定されている。
金属プレート231の上には制御回路基板240が接着剤により固定されている。樹脂カバー30のケーシング部30Z2は蓋部材230をはめ込むケーシング部である。
A
ケーシング部30Z1の内側壁面にはステータ部32に固定されたホールIC33,34の入出力端子(33A,33B,33Cおよび34A,34B,34C)が接続された6本の電気導体35Bの他端部(35b1,35b2,35b3,35b4,35b5,35b6)が固定されている。
The other end portion of the six
電気導体35Bの他端部(35b1,35b2,35b3,35b4,35b5,35b6)はワイヤボンディング234,235によって長方形の制御回路基板240の長辺の一つに配置されたセンサ用端子に接続されている。
The other end (35b1, 35b2, 35b3, 35b4, 35b5, 35b6) of the
制御回路基板240のセンサ用端子が配置された辺に対向する長辺にはモータ19と接続される2つの端子233A,233Bが設けられている。
Two terminals 233A and 233B connected to the
ケーシング部30Z1とケーシング部30Z2の間にモータ接続端子としての電気導体233a,233bが設けられた棚部分233Dが形成されている。
A
この棚部分233Dは蓋部材230の内側で、制御回路基板240の長辺とケーシング部30Z2の側壁部との間に位置する。電気導体233a,233bは制御回路基板240の端子233A,233Bとワイヤボンディング234A,234Bで接続されている。
The
電気導体233a,233bは樹脂カバー30の裏側まで延びて、端子受け部30Dのピン型端子を構成している。端子受け部30Dのピン型端子には両側メス型の中間端子30Eが差し込まれている。
The
樹脂カバー30をスロットルボディ4に取り付けた状態ではモータ19の2本の端子19Aが中間端子30Eの残りのメス型端子に差し込まれ電気的に接続される。
When the
かくしてモータ19の端子19Aは、樹脂カバー30の表側に電気的に配線され、制御回路基板240の端子233A,233Bに接続される。
Thus, the terminal 19A of the
制御回路基板240の端辺の一つは樹脂カバー30に形成されたコネクタ30Bに対面している。
One end of the
そして、コネクタ30Bに一端が配置された複数の電気導体30B1の他端30B2,30B3がケーシング部30Z1の内側壁面に配置されている。
The other ends 30B2 and 30B3 of the plurality of electrical conductors 30B1 whose one ends are arranged on the
この実施例では、モータ用の電源、スロットルポジションセンサの電源,モータ用のグランド,スロットルポジションセンサのグランド、スロットル開度の目標値信号、2つのスロットルポジションセンサからの検出信号の各端子の都合7本の端子が設けられている。さらに遊び端子235Cが一本設けられている。
In this embodiment, the power supply for the motor, the power supply for the throttle position sensor, the ground for the motor, the ground for the throttle position sensor, the target value signal for the throttle opening, and the terminals of the detection signals from the two throttle position sensors 7 A book terminal is provided. Furthermore, one
遊び端子235Cはスロットルポジションセンサ関係の電気端子30B2とモータ関係の電気端子30B3の間に設けられている。
The
制御回路基板のグランド配線パターンはボンディング部241でヒートシンク用の金属プレート231に接続されている。
The ground wiring pattern of the control circuit board is connected to the heat
ステータ32と電気導体35Bは第一実施例と同様プリモールドされ、ホールICをセットし手電気的に電気導体に接続した後、樹脂カバーに2次モールドされる。
The
かくして、制御回路収納用のケーシング部の成形と、ステータ部の磁気検出ギャップの樹脂封止成形とを同一の工程で実施でき、作業性が向上する。 Thus, the molding of the casing portion for housing the control circuit and the resin sealing molding of the magnetic detection gap of the stator portion can be performed in the same process, and workability is improved.
回路基板を軸受け用ボス部5から隔離することができるので、排気ガス中の硫黄成分に制御回路基板が晒されることがなく、制御回路素子の腐食が発生しにくい。
Since the circuit board can be isolated from the bearing
回路基板が外側にある為、組立工程として積上げて作ることができる。最後の型式・製造番号を印字(レーザー)する時に、ボディをひっくり返さなくて済む。 Since the circuit board is on the outside, it can be built up as an assembly process. When printing the last model and serial number (laser), it is not necessary to turn the body over.
樹脂カバー30の内側に形成した樹脂のリブ232は、制御回路基板240が発生する熱が金属プレート231を通して放熱する際、樹脂カバー30のケーシング部30Z1,30Z2がその熱によって変形するのを防止している。
The
温度上昇によって,制御回路基板240を金属プレート231に固定している接着剤、あるいは金属プレート231をケーシング部の底の面に接着する接着剤が軟化すると制御回路基板240浮遊する。そのときの応力がワイヤボンディングに作用するとワイヤボンディングが切断したり、接合部がはがれたりする。
When the adhesive that fixes the
これを防止するため、金属プレート231に一体に設けられたピン251,252,253で制御回路基板240の長辺および短辺を位置決めしている。
In order to prevent this, the long side and the short side of the
また、樹脂カバー30のケーシング部30Z1の内周壁部に形成された位置決め部261,262,263で金属プレート231の長辺および短辺が位置決めされている。
Further, the long side and the short side of the
ケーシング部30Z2の内周面には、全周に溝281が形成されている。この溝281は、蓋部材230のフレーム部281Aを受け入れる。溝281には接着剤が流し込まれ、そこに嵌め込まれた蓋部材230のフレーム部281Aが接着剤で接着される。
A
ケーシング部30Z1のコネクタ30B近傍の棚部282には、小さな中空円筒状の突起283が形成されている。この突起283は、溝281よりも内側に位置し、その突起283の中心孔は、コネクタ30Bに一端が開口する連通路284(破線で示す)につながっている。
A small hollow
これにより蓋部材230が、ケーシング部30Z2に取付けられた後でも、突起283の孔,連通路284,コネクタ30Bの開口を通じてケーシング部30Z2の内部とコネクタ30Bの部分の外気とが連通する。
As a result, even after the
その結果、制御回路基板240が取付けられた密閉空間内の気圧の変化によって、制御回路基板240の部分の接着がはがれて浮き上がるという問題が生じない。
As a result, there is no problem that the
なお、この突起284に対面する蓋部材230の内側には、凹所230Aが形成されており、この凹所230Aと突起283の先端部とによってラビリンス部が形成され、連通路284を通して外部から水分が浸入し難くしている。
A
なお、制御回路基板240の表面には封止ゲル材で覆われており、突起283の先端は、このゲル層の上方に開口しているので水分が浸入してもゲル層の上に水分が落ち、直接制御回路部や端子接続部に水分が到達することはない。
Note that the surface of the
さらに、樹脂カバー30の裏面にはフレーム部30Aに対面して衝立236が一体に形成されている。この衝立236の部分ではフレーム部30Aに膨出部30A1が形成されており、この膨出部30A1の部分にシール部材31を跨いで、樹脂カバー30の内外を連通する呼吸通路238が形成されている。
Further, a
膨出部30A1から離れたフレーム部30Aに開口237が形成されており、この開口237と呼吸通路238はフレーム部30Aの内側に形成された通路でつながっている。 かくして呼吸通路238は開口237で外部に開放されている。この構成によって、水の侵入を防ぎながら空気の出入りはできるようになる。
An
したがって、樹脂カバー30の内部に排気ガスの硫黄成分が進入した場合、この呼吸通路を通して外部へ排出され、硫黄成分の滞留を低減させることができ、ステータ部32等が硫化物によって腐食するという問題を低減できる。
Therefore, when the sulfur component of the exhaust gas enters the inside of the
ステータ部について、図28〜図31を引用して更に詳しく説明する。 The stator portion will be described in more detail with reference to FIGS.
図28の(a),(b),(c)に示すようにステータ部32を構成する一対のステータ磁性材片32A、32Bは、円柱を二分割した半円柱形状を有している。このステータ磁性材片32A、32Bは、ステンレス鋼材(SUS430)を機械加工した鋼材の塊である。鍛造や鋳造によってステータ磁性材片を作ることも可能である。
As shown in FIGS. 28A, 28 </ b> B, and 28 </ b> C, the pair of stator
ステータ磁性材片は鋼材の塊であるので、従来のような積層板を重ね合わせることが不要で作り易い。また、重ね合せた積層板を結合するための特殊で高価な金型や設備を必要とせず、ステータ磁性材片の製造コストを抑えることができる。 Since the stator magnetic material piece is a lump of steel material, it is not necessary to superimpose conventional laminated plates and is easy to make. Further, it is possible to suppress the manufacturing cost of the stator magnetic material piece without requiring a special and expensive mold or equipment for joining the laminated plates.
結合部材32Hは、非磁性材製のステンレス鋼材(SUS304L−2B)で形成される。このステンレス鋼材(SUS304L−2B)は、ステータ磁性材片のステンレス鋼材よりも軟質である。
The
この結合部材32Hにより、一対のステータ磁性材片32A、32Bが結合されて一つのステータ部32になるのである。
By this
この結合部材32H、前述した磁気感応素子、磁気感応素子の出力信号を通電する電気導体等は、合成樹脂で一体にモールド成形されてモールド成形部材になる。モールド成形する際に、一対のステータ磁性材片32A、32Bは、結合部材32Hにより一つのステータ部32に作られているので、成型金型への配置が容易で成型作業が容易である。
The
結合部材32Hは、側面から見ると両足が開いたようなU字形状をしている。U字形状の底部にステータ磁性材片が取り付けられる。結合部材32Hの中央には、スリット32Sが形成される。
The
一対のステータ磁性材片32A、32Bは、半円形の平坦面が対向するように配置される。この対向間の磁気検出ギャップ32C(空隙)にホールICの磁気感応素子が置かれる。磁気検出ギャップ32C(空隙)と前記スリット32Sは、直線上に位置するように配置される。このため、磁気感応素子をスリット32側から空隙内に容易に挿入することができる。
The pair of stator
スリット32の幅が磁気検出ギャップ32C(空隙)の幅よりも幅広(大きく)にしているので、磁気感応素子の挿入やモールド成形時に、磁気検出ギャップ32C(空隙)に挿入される金型の挿入が容易になる。
Since the width of the
一対のステータ磁性材片32A、32Bは、結合部材32Hに塑性結合、かしめ結合,溶接結合の結合手段で結合される。
The pair of stator
このような丈夫な結合力を有する結合手段でステータ磁性材片が結合部材32Hに結合されるので、モールド成形時に注入される樹脂の圧力がかかってもステータ磁性材片は配置ずれすることなく、寸法精度が向上する。回転角度検出装置の検知精度が上がる。
Since the stator magnetic material piece is coupled to the
ステータ磁性材片32A、32Bは、端面に凸部P1,P2を有する。結合部材32Hは、凸部P1,P2が嵌る孔H1,H2を有する。凸部P1,P2、孔H1,H2は、円形であるが、△あるいは□等の形状でも良い。
The stator
また、凸部の高さは、結合部材32Hの孔が設けられているところの板厚よりも高い。これにより、孔に嵌った凸部が上側に突き出るため、結合部材32Hの孔塑性結合、かしめ結合,溶接結合による結合部分を大きく設けることができ、さらに強い結合を提供できる。
Further, the height of the convex portion is higher than the plate thickness where the hole of the
図28は、塑性結合を示している。この塑性結合について、図29を加えて説明する。 ステータ磁性材片32A、32Bが受治具500に置かれる。位置決治具501は、ステータ磁性材片32A、32Bを周りから押えて動きを止める。
FIG. 28 shows plastic bonding. This plastic coupling will be described with reference to FIG. The stator
位置決治具501は、ワイヤカット加工機により、ステータ磁性材片の外周が高精度に嵌合するように加工する。
The
押圧治具502は、押圧パンチ503を有する。押圧パンチ503は先端が細く尖っている。押圧パンチ503の内径は、ステータ磁性材片の凸部の外径より僅かに大きい。
The
この押圧パンチ503の先端を図29に示すように、結合部材32Hの孔の周縁に当接してプレス機械(図示ぜず)で押す。
As shown in FIG. 29, the tip of the
この押圧により、孔の周りの材料が押されて塑性流動し、押圧パンチ503を戻しても図28に示すような環状溝504が塑性変形により残る。この塑性流動による高い緊迫力が凸部側に作用し、強い結合力が形成され、ステータ磁性材片を確実に結合部材に結合することができる。
By this pressing, the material around the hole is pressed and plastically flows, and even if the
押圧治具502は、二つの押圧パンチ503を有するので、一対のテータ磁性材片32A、32Bを一度の押圧動作で一緒に結合部材32Hに塑性結合を行なうことができる。 一つの押圧パンチ503により、結合加工をすることもできる。二つの方が結合加工を早くできる。
Since the
また、ステータ磁性材片32A、32Bは、受治具500、位置決治具501で押えて動かない状態で塑性結合を行なうので、位置ずれが生じず、寸法精度が向上する。
In addition, since the stator
図30は、かしめ結合を示している。 FIG. 30 shows caulking.
このかしめ結合では、ステータ磁性材片の凸部P1,P2を押圧パンチのような押圧用具で押しつぶす。結合部材はステータ磁性材片と、凸部P1,P2のつぶれた部分505で挟持される。このかしめ結合も押圧用具を二つ備えることにより、一対のステータ磁性材片32A、32Bを一緒に結合することができる。
In this caulking, the convex portions P1 and P2 of the stator magnetic material piece are crushed with a pressing tool such as a pressing punch. The coupling member is sandwiched between the stator magnetic material piece and the
図30は、溶接による結合を示している。 FIG. 30 shows the connection by welding.
溶接は、ステータ磁性材片の凸部P1,P2の外周と、結合部材の孔の周縁にかけて肉盛506をするように行なう。この肉盛506は、凸部P1,P2の外周に連続的または断続的でも良い。
Welding is performed so as to build up 506 over the outer periphery of the convex portions P1, P2 of the stator magnetic material piece and the periphery of the hole of the coupling member. This build-
11A,11B…磁石、12A,12B…ヨーク、15…ロータ部、33,34…ホールIC(磁気感応素子)、32C…磁気検出ギャップ(空隙)、32A,32…ステータ磁性材片、32…ステータ部、35B…電気導体、30…樹脂カバー(モールド成形部材)、32H…結合部材。 11A, 11B ... Magnet, 12A, 12B ... Yoke, 15 ... Rotor part, 33, 34 ... Hall IC (magnetic sensitive element), 32C ... Magnetic detection gap (air gap), 32A, 32 ... Stator magnetic material piece, 32 ... Stator Part, 35B ... electric conductor, 30 ... resin cover (molded member), 32H ... coupling member.
Claims (15)
前記回転体の回転によって変化する磁束を検出する磁気感応素子と,対向するように配置され、対向間にできた空隙に前記磁気感応素子を内置する一対のステータ磁性材片を備えるステータ部と、
前記磁気感応素子が検知した出力信号を通電する電気導体と、
前記磁気感応素子、前記ステータ磁性材片、および前記電気導体を合成樹脂で一体にモールド成形したモールド成形部材とを備えるものであって、
前記一対のステータ磁性材片を結合する結合部材を有し、
前記結合部材を非磁性の材料で形成したことを特徴とする回転角度検出装置。 A rotating body including a magnet and a rotor portion provided with a yoke;
A magnetic sensing element that detects a magnetic flux that changes due to the rotation of the rotating body, and a stator portion that is disposed so as to face each other, and includes a pair of stator magnetic material pieces in which the magnetic sensing element is placed in a gap formed between the facings;
An electrical conductor for energizing the output signal detected by the magnetically sensitive element;
The magnetic sensing element, the stator magnetic material piece, and a molded member obtained by integrally molding the electric conductor with a synthetic resin,
A coupling member for coupling the pair of stator magnetic material pieces;
A rotation angle detecting device, wherein the coupling member is made of a nonmagnetic material.
前記結合部材を形成する非磁性の材料が金属材料であることを特徴とする回転角度検出装置。 The rotation angle detection device according to claim 1,
A rotation angle detecting device, wherein the nonmagnetic material forming the coupling member is a metal material.
前記ステータ磁性材片と前記結合部材は、塑性、かしめ、溶接等を含む結合手段で結合されていることを特徴とする回転角度検出装置。 The rotation angle detection device according to claim 2,
The rotation angle detecting device, wherein the stator magnetic material piece and the coupling member are coupled by coupling means including plasticity, caulking, welding and the like.
前記ステータ磁性材片に凸部を設け、
前記結合部材に前記凸部が嵌る孔を設け、
前記孔の周縁を押圧して塑性結合したことを特徴とする回転角度検出装置。 The rotation angle detection device according to claim 2,
Protruding portions are provided on the stator magnetic material pieces,
A hole for fitting the convex portion is provided in the coupling member,
A rotation angle detection device characterized in that the peripheral edge of the hole is pressed and plastically coupled.
前記ステータ磁性材片に凸部を設け、
前記結合部材に前記凸部が嵌る孔を設け、
前記凸部を押しつぶして、かしめ結合したことを特徴とする回転角度検出装置。 The rotation angle detection device according to claim 2,
Protruding portions are provided on the stator magnetic material pieces,
A hole for fitting the convex portion is provided in the coupling member,
A rotation angle detecting device characterized in that the convex portions are crushed and joined by caulking.
前記ステータ磁性材片に凸部を設け、
前記結合部材に前記凸部が嵌る孔を設け、
前記凸部の外周と前記孔の周縁にかけて溶接を施したことを特徴とする回転角度検出装置。 The rotation angle detection device according to claim 2,
Protruding portions are provided on the stator magnetic material pieces,
A hole for fitting the convex portion is provided in the coupling member,
A rotation angle detecting device, wherein welding is performed on an outer periphery of the convex portion and a peripheral edge of the hole.
前記ステータ磁性材片と前記結合部材をステンレス鋼材で形成したことを特徴とする回転角度検出装置。 The rotation angle detection device according to claim 2,
The rotation angle detecting device, wherein the stator magnetic material piece and the coupling member are made of stainless steel.
前記結合部材は、前記ステータ磁性材片よりも軟質であることを特徴とする回転角度検出装置。 The rotation angle detection device according to claim 2,
The rotation angle detecting device according to claim 1, wherein the coupling member is softer than the stator magnetic material piece.
前記ステータ磁性材片は、半円柱形状を有し、かつ平坦面が対向するように配置されたことを特徴とする回転角度検出装置。 The rotation angle detection device according to claim 2,
The stator magnetic material piece has a semi-cylindrical shape, and is arranged so that flat surfaces face each other.
前記ステータ磁性材片の端面に凸部を設け、
前記結合部材に前記凸部が嵌る孔を設けたことを特徴とする回転角度検出装置。 The rotation angle detection device according to claim 9, wherein
Protruding portions are provided on the end surfaces of the stator magnetic material pieces,
A rotation angle detecting device characterized in that a hole for fitting the convex portion is provided in the coupling member.
前記凸部の高さが前記結合部材の板厚みよりも高いことを特徴とする回転角度検出装置。 The rotation angle detection device according to claim 10, wherein
The rotation angle detecting device, wherein a height of the convex portion is higher than a plate thickness of the coupling member.
前記結合部材はスリットを有し、
前記スリットと前記空隙が直線上に位置するように配置したことを特徴とする回転角度検出装置。 The rotation angle detection device according to claim 9, wherein
The coupling member has a slit;
A rotation angle detecting device, wherein the slit and the gap are arranged so as to be positioned on a straight line.
前記スリットの幅は、前記空隙の幅より大きいことを特徴とする回転角度検出装置。 The rotation angle detection device according to claim 12, wherein
The rotation angle detecting device, wherein a width of the slit is larger than a width of the gap.
前記回転体の回転によって変化する磁束を検出する磁気感応素子と,対向するように配置され、対向間にできた空隙に前記磁気感応素子を内置する一対のステータ磁性材片を備えるステータ部と、
前記磁気感応素子が検知した出力信号を通電する電気導体と、
前記磁気感応素子、前記ステータ磁性材片、および前記電気導体を合成樹脂で一体にモールド成形したモールド成形部材と、
前記一対のステータ磁性材片を結合し、かつ非磁性の材料で形成される結合部材とを有し、
押圧パンチの押圧により、前記ステータ磁性材片と前記結合部材を塑性結合ないし、かしめ結合を行なうことを特徴とする回転角度検出装置の製法。 A rotating body including a magnet and a rotor portion provided with a yoke;
A magnetic sensing element that detects a magnetic flux that changes due to the rotation of the rotating body, and a stator portion that is disposed so as to face each other, and includes a pair of stator magnetic material pieces in which the magnetic sensing element is placed in a gap formed between the facings;
An electrical conductor for energizing the output signal detected by the magnetically sensitive element;
A molded member obtained by integrally molding the magnetically sensitive element, the stator magnetic material piece, and the electric conductor with a synthetic resin;
A pair of stator magnetic material pieces, and a coupling member formed of a nonmagnetic material;
A method of manufacturing a rotation angle detecting device, wherein the stator magnetic material piece and the coupling member are plastically coupled or caulked by pressing with a pressing punch.
前記塑性結合ないし、前記かしめ結合は、前記一対のステータ磁性材片を一緒に行なうことを特徴とする回転角度検出装置の製法。 In the manufacturing method of the rotation angle detection device according to claim 14,
The method of manufacturing a rotation angle detecting device, wherein the plastic coupling or the caulking coupling is performed by combining the pair of stator magnetic material pieces together.
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