JP2007052638A - 個人認証用媒体及び個人認証用システム - Google Patents

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Abstract

【課題】個人の特定を確実におこなう。
【解決手段】本発明に係る個人認証用媒体1は、被写体を偏角分光測光法で測定した際の測光データが書き込まれた情報源として、バーコード5やICチップ6を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、個人の身分証明に必要な個人認証用媒体とその個人認証用媒体を用いる個人認証用システムに関する。
個人の身分証明用に用いられるパスポートや免許証、社員証等の「個人認証用媒体」は実社会において広く適用されており、実生活では欠かすことのできないものとなっている。当該個人認証用媒体には、通常、顔写真が添付されているとともに、氏名や生年月日、発行年月日等の書誌的事項が記載されており、発行元の検査者がその顔写真と書誌的事項とを確認することにより、個人を特定することができるようになっている。
近年では、大容量の個人情報が記録可能でかつ偽造防止が可能な個人認証用媒体の登場が強く要望されており、IC(Integrated Circuit)チップを搭載した非接触式の個人認証用媒体が開発されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載の個人認証用媒体(冊子)は、ICチップ(6)を実装したICカード(9)が冊子の見返し部位に隠蔽された構成を有している(段落番号0019,図1〜図4等参照)。
特開2005−47173号公報
しかしながら、ICチップを実装した個人認証用媒体(特許文献1に記載の個人認証用媒体を含む。)では、そのICチップを改竄したりそのICチップを他のICチップに付け替えたりすることで偽造は可能であり、この場合には個人を正確に特定することができない。例えば、その個人認証用媒体をパスポートに適用した場合には、不正者の出入国を許可するという事態を引き起こす可能性もある。
本発明の目的は、個人の特定を確実におこなうことができる個人認証用媒体とその個人認証用媒体を用いる個人認証用システムとを提供することである。
上記課題を解決するため第1の発明に係る個人認証用媒体は、
被写体を偏角分光測光法で測定した際の測光データが書き込まれた情報源を備えることを特徴としている。
第1の発明に係る個人認証用媒体では、前記情報源が、1次元バーコード又は2次元バーコードであってもよいし、ICチップであってもよい。また第1の発明に係る個人認証用媒体では、前記測光データが、前記被写体表面と空気層の境界で反射する表面反射光と、前記被写体表面を透過して散乱により発生する内部反射光との各強度に依存しており、前記表面反射光と前記内部反射光との各強度がPhongモデルのパラメータで近似されるのが好ましい。更に第1の発明に係る個人認証用媒体は冊子形態であってもよいし、カード形態であってもよい。
第2の発明に係る個人認証用システムは、
第1の発明に係る個人認証用媒体と、
前記個人認証用媒体の情報源に書き込まれた測光データと同じ測光データを格納したデータベースサーバと、
前記個人認証用媒体の情報源に書き込まれた測光データと、前記データベースサーバに格納された測光データとが、一致しているか否かを判断するコンピュータと、
を備えることを特徴としている。
第1の発明では、測光データが偏角分光測光法で測定されたもので被写体の3次元分光情報を有するから、情報源からその測光データが読み出されることで、個人の特定を確実におこなうことができる。
第2の発明では、被写体の3次元分光情報を有する測光データを比較対象として、個人認証用媒体の測光データとデータベースサーバの測光データとが一致しているか否かを判断するから、個人の特定を確実におこなうことができる。
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための最良の形態について説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲は以下の実施形態及び図示例に限定されるものではない。
図1は本発明に係る個人認証用媒体1の概略構成を模式的に示す図面である。
個人認証用媒体1は、パスポートや免許証、社員証等の個人の身分証明用に用いられる冊子形態の媒体で、矩形状を呈したプラスチック製の基材2を有している。基材2の表面には顔写真3が貼付されているとともに、氏名,生年月日,発行年月日等の書誌的事項4やバーコード5が印刷されている。
情報源としてのバーコード5には、被写体(人物の「顔」を意味する。以下同じ。)の画像データと、被写体を公知の偏角分光測光法で測定した際の測光データとがシリアル化された(シリアル番号が付された)状態で暗号化されている。当該画像データと当該測光データとは互いに対応付けられており、具体的には被写体の部分(目、鼻、口等をいう。以下同じ。)ごとに画像データが断片化されており、その断片化された各部分に測光データが対応付けられている。
ここで、「偏角分光測光法」とは、被写体の3次元画像を3次元分光情報として取得するための測光法で、物理パラメータとして被写体の分光反射率及び偏角特性を測定するものである。具体的には、偏角分光測光法とは、被写体を2色性反射モデルで定義し、被写体に対し光源の角度を切り換えながら(又は光源に対し被写体の角度を切り換えながら)、各角度位置において被写体表面と空気層の境界で反射する「表面反射光」と被写体表面を透過して散乱により発生する「内部反射光」とを測定して、各角度位置における「分光放射輝度」を算出し、それにより被写体の質感を表現しようとするものである。
当該分光放射輝度は、表面反射光と内部反射光との各強度が当該分光放射輝度を決定付ける因子の一部となっており、表面反射光と内部反射光との各強度に依存するものである。表面反射光と内部反射光との各強度は公知のPhongモデルのパラメータ(表面反射光と内部反射光との強度や尖度等)で決定(近似)されるようになっている。
なお、図1では、バーコード5として1次元バーコードを描画したが、バーコード5は図1に示す通りに1次元バーコードであってもよいし、2次元バーコードであってもよい。また、図1では、個人認証用媒体1を冊子形態であるものとして描画したが、個人認証用媒体1はカード形態であってもよい。
基材2にはICチップ6とアンテナコイル7とが内包されている。情報源としてのICチップ6には、バーコード5の場合と同様に、被写体の画像データと偏角分光測光法による測光データとが被写体の部分ごとに対応付けられかつシリアル化された(シリアル番号が付された)状態で記録されている。アンテナコイル7は外部機器(ICリーダ/ライタ20(図2参照)等)との信号の送受信を可能とするもので、バンプ等の電極を介してICチップ6と接続されている。
図2は本発明に係る個人認証用システム10の概略構成を示すブロック図である。
図2に示す通り、個人認証用システム10は、クライアントPC(Personal Computer)12、データベースサーバ14、撮影装置16、偏角分光測光器18、ICリーダ/ライタ20、バーコードリーダ/ライタ22等を有しており、これらがWAN(Wide Area Netwrok)、LAN(Local Area Network)等の専用回線で互いに接続されている。
コンピュータとしてのクライアントPC12は、各種処理を実行する制御装置12aを有している。制御装置12aは汎用のCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等で構成されており、CPUがRAMをワークエリアとして使用しながらROMに記録済みの処理プログラムに従った処理を実行するようになっている(図3〜図5参照)。クライアントPC12は、上記制御装置12a以外に、制御装置12aに各種情報を入力するためのキーボード/マウス12b、制御装置12aの指示を受けて各種情報を表示するディスプレイ12c等も有している。
データベースサーバ14は、被写体の画像データと偏角分光測光法による測光データとを格納するものである。当該画像データと当該測光データとは被写体の部分ごとに対応付けられた状態でデータベースサーバ14に格納されるようになっている。データベースサーバ14には画像データと測光データとがシリアル化された(シリアル番号が付された)状態で格納されるようになっており、データベースサーバ14は、当該シリアル番号が正しく入力された場合にその入力源(クライアントPC12等)のアクセスを許可し、当該シリアル番号が誤って入力された場合にはその入力源のアクセスを禁止するようになっている。
撮影装置16は、被写体を撮影して当該被写体の2次元画像をデータとして取得するデジタルカメラである。撮影装置16は、クライアントPC12の指示を受けて作動して被写体を撮影し、その撮影結果をデータとしてクライアントPC12に送信するようになっている。
偏角分光測光器18は光源、フィルタ及びデジタルカメラ(いずれも図示略)を有するもので、被写体に対する光源の位置を変化させ、異なる角度からの反射光を複数のフィルタを順次切り換えながらデジタルカメラで被写体を撮影するものである。偏角分光測光器18はクライアントPC12の指示を受けて作動して被写体を撮影し、その撮影結果をデータとしてクライアントPC12に送信するようになっている。
ICリーダ/ライタ20は、個人認証用媒体1のICチップ6に対しアンテナ7を介してデータの読出しと書込みとをおこなうもので、具体的にはクライアントPC12の指示を受けてデータの読出しと書込みとをおこなうようになっている。
バーコードリーダ/ライタ22は、個人認証用媒体1のバーコード5中の情報をデータとして読み出したり、個人認証用媒体1にバーコード5を書き込んだりするもので、具体的にはクライアントPC12の指示を受けて、バーコード5中の情報をデータとして読み出したり、個人認証用媒体1にバーコード5を書き込んだりするようになっている。
次に、図3〜図5を参照しながら個人認証用システム10における作用について説明する。
図3は、個人認証用媒体1の製造に際してクライアントPC12で行われる「発行処理」を経時的に示す図面である。
当該発行処理では、始めに、クライアントPC12の制御装置12aが、発行者によるキーボード/マウス12bの入力操作を受けて撮影装置16に対し被写体の撮影をおこなう旨指示する(ステップSA1)。その後、制御装置12aは、撮影装置16による撮影結果からその撮影が終了したか否かを繰り返し判断し(ステップSA2)、その撮影が終了したと判断したら、撮影装置16による撮影結果に基づき被写体の「画像データ」を生成する(ステップSA3)。
画像データを生成したら、制御装置12aは、発行者によるキーボード/マウス12bの入力操作を受けて偏角分光測光器18に対し被写体の偏角分光測光をおこなう旨指示する(ステップSA4)。その後、制御装置12aは、偏角分光測光器18の測光結果からその偏角分光測光が終了したか否かを繰り返し判断し(ステップSA5)、その偏角分光測光が終了したと判断したら、偏角分光測光器18による測光結果に基づき被写体の「測光データ」を生成する(ステップSA6)。
被写体の画像データと測光データとを生成したら、制御装置12aは、画像データと測光データとを被写体の部分ごとにそれぞれ断片化してその部分ごとに当該画像データと当該測光データとを対応付け、それら画像データと測光データとを個人認証用媒体1のICチップ6とデータベースサーバ14とに書き込む処理を実行する(ステップSA7)。
制御装置12aのICチップ6への書込み処理では、制御装置12aがICリーダ/ライタ20に対し画像データと測光データとにシリアル番号を付してそれらデータを書き込む旨を指示し、当該ICリーダ/ライタ20がその指示を受けてアンテナコイル7を通じながらICチップ6に対しシリアル番号を付した状態で画像データと測光データとを書き込むようになっている。他方、制御装置12aのデータベースサーバ14への書込み処理では、制御装置12aが画像データと測光データとにシリアル番号を付してそれらデータをデータベースサーバ14に書き込むようになっている。
被写体の部分ごとに対応付けた画像データと測光データとをICチップ6とデータベースサーバ14とに書き込んだら、制御装置12aは、それら画像データと測光データとを被写体の部分ごとに対応付けたそのままの状態でバーコード変換し(ステップSA8)、そのバーコード変換後の画像データと測光データとをバーコード5として個人認証用媒体1に書き込む処理を実行する(ステップSA9)。
制御装置12aのバーコード5の書込み処理では、制御装置12aがバーコードリーダ/ライタ22に対し画像データと測光データとにシリアル番号を付してそれらデータを書き込む旨を指示し、当該バーコードリーダ/ライタ22がその指示を受けてシリアル番号を付した状態で画像データと測光データとをバーコード5として個人認証用媒体1に書き込む(印刷する)ようになっている。
クライアントPC12の制御装置12aが以上のステップSA1〜SA9の各処理を実行することで、被写体の画像データと測光データとが組み込まれた個人認証用媒体1の発行が完了する。
図4は、個人認証用媒体1を用いて被写体の個人認証を行う際にクライアントPC12で行われる「第1の検査処理」を経時的に示す図面である。当該第1の検査処理は、個人認証用媒体1のICチップ6が物理的に破損等してはおらず正常に作動可能である場合におこなわれる処理である。
当該第1の検査処理では、始めに、クライアントPC12の制御装置12aが、個人認証用媒体1の顔写真3と被写体そのものとが一致しているか否かを問う旨をディスプレイ12cに表示させ、個人認証用媒体1の発行元の検査者によるキーボード/マウス12bの入力操作で、一定時間内に顔写真3と被写体そのものとが一致している旨が入力されたか否かを判断する(ステップSB1)。
検査者が一定時間内に顔写真3と被写体そのものとが一致している旨を入力しなかった場合は、制御装置12aは、その個人認証用媒体1が偽造されたものと認識してその旨をディスプレイ12cに表示させ(ステップSB2)、本第1の検査処理を終了する。
他方、検査者が一定時間内に顔写真3と被写体そのものとが一致している旨を入力した場合は、制御装置12aは、その旨を認識して個人認証用媒体1のICチップ6からシリアル番号を読み出す処理を実行し、その読出し処理の実行の成否を判断する(ステップSB3)。
制御装置12aのICチップ6からの読出し処理では、制御装置12aがICリーダ/ライタ20に対しICチップ6のシリアル番号を読み出す旨を指示し、当該ICリーダ/ライタ20がその指示を受けてアンテナコイル7を通じながらICチップ6からシリアル番号を読み出し、その読出し結果を制御装置12aに送信する。
制御装置12aは、ICチップ6からシリアル番号を読み出せなかった場合は、第2の検査処理を実行し(後述,図5参照)、ICチップ6からシリアル番号を読み出すことができた場合には、そのシリアル番号を用いてデータベースサーバ14にアクセスし、データベースサーバ14によるアクセス制限の有無を判断する(ステップSB4)。
データベースサーバ14が制御装置12aのアクセスを禁止した場合は、制御装置12aは、その個人認証用媒体1が偽造されたものと認識してその旨をディスプレイ12cに表示させ(ステップSB2)、本第1の検査処理を終了する。
他方、データベースサーバ14が制御装置12aのアクセスを許可した場合には、制御装置12aは、データベースサーバ14から画像データを読み出して被写体の画像をディスプレイ12cに表示させ(ステップSB5)、個人認証用媒体1の発行元の検査者によるキーボード/マウス12bの入力操作で、一定時間内にディスプレイ12cの画像と被写体そのものとが一致している旨が入力されたか否かを判断する(ステップSB6)。
検査者が一定時間内にディスプレイ12cの画像と被写体そのものとが一致している旨を入力しなかった場合は、制御装置12aは、その個人認証用媒体1が偽造されたものと認識してその旨をディスプレイ12cに表示させ(ステップSB2)、本第1の検査処理を終了する。
他方、検査者が一定時間内にディスプレイ12cの画像と被写体そのものとが一致している旨を入力した場合は、制御装置12aは、その旨を認識してICチップ6から画像データと測光データとを読み出す処理を実行する(ステップSB7)。
制御装置12aのICチップ6からの読出し処理では、制御装置12aがICリーダ/ライタ20に対しICチップ6の画像データと測光データとを読み出す旨を指示し、当該ICリーダ/ライタ20がその指示を受けてアンテナコイル7を通じながらICチップ6から画像データと測光データとを読み出し、その読出し結果を制御装置12aに送信する。
ICチップ6から画像データと測光データとを読み出したら、制御装置12aは、データベースサーバ14から測光データを読み出す(ステップSB8)。
データベースサーバ14から測光データを読み出したら、制御装置12aは、ICチップ6から読み出した画像データに対し、被写体の部分ごとに、ICチップ6とデータベースサーバ14とから読み出した各測光データ同士が一致しているか否かを判断する(ステップSB9)。
各測光データ同士が不一致であると判断した場合は、制御装置12aは、その個人認証用媒体1が偽造されたものと認識してその旨をディスプレイ12cに表示させ(ステップSB2)、本第1の検査処理を終了する。
他方、各測光データ同士が一致していると判断した場合には、制御装置12aは、その個人認証用媒体1の所持者と被写体とが一致していると認識し、本人認証に成功した旨をディスプレイ12cに表示させ(ステップSB10)、本第1の検査処理を終了する。
図5は、個人認証用媒体1を用いて被写体の個人認証を行う際にクライアントPC12で行われる「第2の検査処理」を経時的に示す図面である。当該第2の検査処理は、上記第1の検査処理のステップSB3の処理(図4参照)に引き続いておこなわれる処理であって、具体的には、個人認証用媒体1のICチップ6が物理的に破損等して正常に作動不可である場合におこなわれる処理である。
当該第2の検査処理は下記の点で上記第1の検査処理と異なり、それ以外は上記第1の検査処理と同様となっている。以下では、その異なる処理について詳細に説明し、同様の処理についてはその説明を簡略化している。
当該第2の検査処理では、始めに、クライアントPC12の制御装置12aが、個人認証用媒体1のバーコード5からシリアル番号を読み出す処理を実行する(ステップSC1)。
制御装置12aのバーコード5からの読出し処理では、制御装置12aがバーコードリーダ/ライタ22に対しバーコード5のシリアル番号を読み出す旨を指示し、当該バーコードリーダ/ライタ22がその指示を受けてバーコード5からシリアル番号を読み出し、その読出し結果を制御装置12aに送信する。
バーコード5からシリアル番号を読み出したら、制御装置12aは、上記第1の検査処理でおこなったステップSB4〜SB9と同様の各処理を実行する(ステップSC2〜SC8)。
ステップSC2の処理は上記ステップSB4に相当する処理であり、ステップSC3の処理は上記ステップSB2に相当する処理であり、ステップSC4の処理は上記ステップSB5に相当する処理であり、ステップSC5の処理は上記ステップSB6に相当する処理であり、ステップSC6の処理は上記ステップSB7に相当する処理であり、ステップSC7の処理は上記ステップSB8に相当する処理であり、ステップSC8の処理は上記ステップSB9に相当する処理である。ただし、ステップSC2〜SC8の処理では、「ICチップ6」を「バーコード5」と、「ICリーダ/ライタ20」を「バーコードリーダ22」と置き換えるものとする。
ステップSC8の処理において、バーコード5とデータベースサーバ14とから読み出した各測光データ同士が一致していると判断したら、制御装置12aは、発行者によるキーボード/マウス12bの入力操作を受けて偏角分光測光器18に対し被写体の偏角分光測光をおこなう旨指示する(ステップSC9)。その後、制御装置12aは、偏角分光測光器18の測光結果からその偏角分光測光が終了したか否かを繰り返し判断し(ステップSC10)、その偏角分光測光が終了したと判断したら、偏角分光測光器18による測光結果に基づき被写体の「測光データ」を生成する(ステップSC11)。
測光データを生成したら、制御装置12aは、バーコード5から読み出した画像データに対し、被写体の部分ごとに、その生成した測光データとデータベースサーバ14から読み出した測光データとが一致しているか否かを判断する(ステップSC12)。ここでは、ステップSC11の処理で生成した測光データとデータベースサーバ14から読み出した測光データとにおいて、単に被写体の一部(例えば目同士、鼻同士、口同士等)が一致しているか否かを判断する。
各測光データ同士が不一致であると判断した場合は、制御装置12aは、その個人認証用媒体1が偽造されたものと認識してその旨をディスプレイ12cに表示させ(ステップSC3)、本第2の検査処理を終了する。
他方、各測光データ同士が一致していると判断した場合には、制御装置12aは、その個人認証用媒体1の所持者と被写体とが一致していると認識し、本人認証に成功した旨をディスプレイ12cに表示させ(ステップSC13)、本第2の検査処理を終了する。
以上の個人認証用媒体1では、バーコード5及びICチップ6に被写体の測光データが記録されているから、バーコード5又はICチップ6の測光データを読み出すことで、被写体の3次元分光情報を取得することができ、個人の特定を確実におこなうことができる。
そしてこの個人認証用媒体1を用いた個人認証用システム10では、上記第1の検査処理(ステップSB9),第2の検査処理(ステップSC8)で説明した通り、被写体の測光データを比較対象として、個人認証用媒体1の測光データとデータベースサーバ14の測光データとが一致しているか否かを判断している。そのため、個人認証用媒体1のバーコード5又はICチップ6のデータが改竄されたり、バーコード5又はICチップ6が他のものに替えられたりしても、個人の特定を確実におこなうことができる。
個人認証用媒体1の概略構成を示す図面である。 個人認証用システム10の概略構成を示すブロック図である。 クライアントPC12による発行処理を経時的に示すフローチャートである。 クライアントPC12による第1の検査処理を経時的に示すフローチャートである。 クライアントPC12による第2の検査処理を経時的に示すフローチャートである。
符号の説明
1 個人認証用媒体
2 基材
3 顔写真
4 書誌的事項
5 バーコード(情報源)
6 ICチップ(情報源)
7 アンテナコイル
10 個人認証用システム
12 クライアントPC(コンピュータ)
12a 制御装置
12b キーボード/マウス
12c ディスプレイ
14 データベースサーバ
16 撮影装置
18 偏角分光測光器
20 ICリーダ/ライタ
22 バーコードリーダ/ライタ

Claims (7)

  1. 被写体を偏角分光測光法で測定した際の測光データが書き込まれた情報源を備えることを特徴とする個人認証用媒体。
  2. 請求項1に記載の個人認証用媒体において、
    前記情報源が1次元バーコード又は2次元バーコードであることを特徴とする個人認証用媒体。
  3. 請求項1に記載の個人認証用媒体において、
    前記情報源がICチップであることを特徴とする個人認証用媒体。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の個人認証用媒体において、
    前記測光データが、前記被写体表面と空気層の境界で反射する表面反射光と、前記被写体表面を透過して散乱により発生する内部反射光との各強度に依存することを特徴とする個人認証用媒体。
  5. 請求項4に記載の個人認証用媒体において、
    前記表面反射光と前記内部反射光との各強度がPhongモデルのパラメータで近似されることを特徴とする個人認証用媒体。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の個人認証用媒体において、
    冊子形態又はカード形態であることを特徴とする個人認証用媒体。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の個人認証用媒体と、
    前記個人認証用媒体の情報源に書き込まれた測光データと同じ測光データを格納したデータベースサーバと、
    前記個人認証用媒体の情報源に書き込まれた測光データと、前記データベースサーバに格納された測光データとが、一致しているか否かを判断するコンピュータと、
    を備えることを特徴とする個人認証用システム。
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