JP2007050212A - 合成樹脂製衣料用ハンガーの滑り止め機構 - Google Patents

Abstract

【課題】分割生産型合成樹脂製衣料用ハンガーにおいて本体上部と本体下部の結合を強化して、合成樹脂製衣料用ハンガーに発生しがちな衣料の滑り落ちを防ぐことである。
【解決手段】ハンガーの本体上部内側にリブを設置して、本体下部内側に設置された受けリブと嵌合させる。さらに、一体化した後、エラストマーの装着された別パーツを結合された本体１の袖部に溶着することにより、結合を強化するとともに、装着されたエラストマーの持つ抵抗により衣類の滑り落ちを防ぐことである。
【選択図】 図３

Description

合成樹脂製衣料用ハンガーの機構に関する。

合成樹脂製衣料用のハンガーについて多種多様の商品が開発されているが、一体型が主流の上、衣類の固定についても見直しがされてきている。合成樹脂製品については滑りやすいため、表面にエンボス加工等を施し、滑り止め効果を追求してきていた。

解決しようとする課題は、合成樹脂製衣料用ハンガーにおいて分割された構造で生産されたものは、結合が不十分な場合が生じ。また、合成樹脂の表面が抵抗値が低いため、衣類が滑り落ち易いという欠点を補う必要があった。

分割生産方式の合成樹脂製衣料用の結合を強化するため、嵌合された本体袖部にエラストマーを装着した別パーツを溶着することにより、結合の強化と共に、その装着されたエラストマーの特性である高抵抗の性質を活用して衣類を滑り落ちにくくすることである。

分割生産方式のため、成形による生産時間の短縮が図れて生産経費の削減を可能にする。また，中空機構にすることで原材料の節約もできる。

本体の結合をエラストマーが装着された別パーツを本体上部と本体下部にまたがるように溶着することにより、本体上部と本体下部の結合の緩みを防ぐ。又、装着されたエラストマーの特性である高抵抗により掛けてある衣類が滑り落ちるのを防ぐ効果も得られる。

〔図１〕のような、本体上部３と本体下部４からなる合成樹脂製衣料用ハンガーで、本体上部３内側に垂直にリブ５を設置して、本体下部４内側に設置された受けリブ６と嵌合させ衣料用ハンガー本体１を一体化させる。

〔図２〕のように衣料用ハンガー本体１を本体上部３と本体下部４を双方に設置されたリブ５．６を嵌合させ一体化させた後、結合強度を補強するためにエラストマーで覆いをつけた別パーツ７を本体上部３と本体下部４を嵌合させた後、袖部の本体上部と本体下部の水平方向の一部にかぶさるように溶着する。

エラストマーで覆いをつけた別パーツ７は適度な幅で結合された本体１の袖部先端付近に溶着して、その表面を覆うエラストマーの持つ抵抗により掛けられた衣類が滑り落ちる欠点を補う役割を持たせる。

本体上部３のリブ５と本体下部４の受けリブ６では嵌合強度に不安が残るため、エラストマーで覆いをつけた別パーツ７を溶着することにより、完全に固定された衣料用ハンガー本体１を形成することを可能にする。

分割生産型合成樹脂製衣料用ハンガーの本体上部３と本体下部４が分割されて、嵌合一体化するためのリブ５，６位置を表示する図である。 一体化された合成樹脂製衣料用ハンガー本体１袖部にエラストマーで覆いをつけた別パーツ７を溶着した図である。 エラストマー８で覆いをつけた別パーツ７を溶着したときの本体１断面図で、その別パーツ７の構成を表す図である。

符号の説明

１．衣料用ハンガー本体 ６．受けリブ
２．ハンガー取っ手 ７．エラストマーで覆いをつけた別パーツ
３．ハンガー本体上部 ８．エラストマー
４．ハンガー本体下部 ９．別パーツ基部材
５．リブ

Claims (1)

1. 本体上部と本体下部とで構成される曲線を持つ合成樹脂製衣料用ハンガーにおいて、その本体上部の内側に複数のリブを設置し，本体下部の内側に本体上部内側に設置されているリブを受け入れるための複数の受けリブを設ける。それらのリブと受けリブを嵌合させて本体上部、下部を固定する機構を持つ合成樹脂製衣料用ハンガーで、本体上部と本体下部の結合をさらに強化するために、結語された本体上部と本体下部の袖部に別素材にエラストマーを装着した別パーツを溶着して、本体上部と本体下部の結合を強固にする上、装着されたエラストマーの抵抗により服が滑り落ちることを防ぐ機構を持たせた合成樹脂製衣料用ハンガー。

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