JP2007046574A - 増速フード付風力発電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 風速及び風向きに対応でき、発電出力の増加を可能にした増速フード付風力発電装置を提供する。
【解決手段】 風の流入口3から流出口4にかけて中空の筒形状を呈し、流出口4における内壁周辺長さが流入口3における内壁周辺長さと同等かそれ以上で、流出口4の周縁から外向に張り出したフランジ部13を有する増速フード6と、該増速フード6内に設けられ、該増速フード6の流入口3から流入する風を受けるプロペラ型風力発電機8とを有した増速フード付風力発電装置1であって、増速フード6の外部に、該増速フード6の中心軸に平行な平板状の板部16を少なくとも1つ有しており、該板部16が増速フード6の半径方向外側に突出するようにして設けられる。
【選択図】 図1
【解決手段】 風の流入口3から流出口4にかけて中空の筒形状を呈し、流出口4における内壁周辺長さが流入口3における内壁周辺長さと同等かそれ以上で、流出口4の周縁から外向に張り出したフランジ部13を有する増速フード6と、該増速フード6内に設けられ、該増速フード6の流入口3から流入する風を受けるプロペラ型風力発電機8とを有した増速フード付風力発電装置1であって、増速フード6の外部に、該増速フード6の中心軸に平行な平板状の板部16を少なくとも1つ有しており、該板部16が増速フード6の半径方向外側に突出するようにして設けられる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、自然風を利用して発電を行う風力発電装置に関するもので、特に、増速フード付風力発電装置に関するものである。
近年、自然エネルギーを利用した環境にやさしい発電装置が注目され、風力エネルギーを電気エネルギーに変換する風力発電装置が多数使用されているが、自然風の風向き及び風速は一定ではなく、常に複雑に変化しており、台風や突風などのような激しい風から微風、時には無風というように、場所や季節によって大幅に変動するため発電効率が低く、かえって設置費用の方が高くついてしまうことがある。また、風力発電機の発電出力は風速の3乗で変化するため、年間を通じて安定した風速の風が吹く場所に設置することが望ましいが、そのような好環境の設置場所はほとんど存在しないのが現実であり、設置場所の地形や気象等の条件に関わらず風の流れを効率よく増速することが求められている。
そこで、微風であっても十分な発電出力を確保するために、風の流入口から流出口に向かって拡大する長筒状の風胴体により構成され、この風胴体の流入口の口縁には外側に向かって曲面をもって開いた流入案内片を備え、流入口の口縁には外側に向かって広がる鍔状のフランジ部を備えて、流入口の近傍を風力の取り出し位置とする風増速装置及びそれを用いた風力発電装置が開示されている。(特許文献1参照)
特開2002−213343号公報
上述した従来技術においては、流入口近傍に風力を取り出すための高風速の領域を得ることができるので、外風が弱いときでも、風胴体の高風速の領域に配置される回転翼を効果的に回転させることができ、発電能力を飛躍的に向上させることができる。しかし、風力発電機を風向きが頻繁に変化する領域へ設置した場合、風向変化に追従する必要があるのに対し、上記した風力発電装置は、このような風向変化への追従性が低く、その結果、発電出力の増加効果が低下する場合がある。
本発明は、上記従来の事情に鑑みてなされたもので、風速及び風向きに対応でき、発電出力の増加を可能にした増速フード付風力発電装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、風の流入口から流出口にかけて中空の筒形状を呈し、流出口における内壁周辺長さが流入口における内壁周辺長さと同等かそれ以上で、流出口の周縁から外向に張り出したフランジ部を有する増速フードと、該増速フード内に設けられ、該増速フードの流入口から流入する風を受ける風力発電機とを有した増速フード付風力発電装置であって、増速フードの外部に、該増速フードの中心軸に平行な平板状の板部を少なくとも1つ有していることを特徴とする。
上記のような風の流入口から流出口にかけて中空の筒形状を呈する増速フードを用いることで、外風が微風であっても発電可能な風速に増速させることができ、かつ、外風を受ける板部を設けることによって増速フードを風向きに追従可能としたため、風向変化に対応できてより効果的に発電を行うことができる。
上記のような風の流入口から流出口にかけて中空の筒形状を呈する増速フードを用いることで、外風が微風であっても発電可能な風速に増速させることができ、かつ、外風を受ける板部を設けることによって増速フードを風向きに追従可能としたため、風向変化に対応できてより効果的に発電を行うことができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、風力発電機は、プロペラ型風力発電機または垂直軸型風力発電機であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、増速フード内の流入口近傍に、少なくとも1台以上の風力発電機を設けることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明において、風力発電機は、複数枚の風車羽根を有するプロペラ型風力発電機で、増速フードの流入口の直径は、風車羽根の回転直径以上の長さであることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明において、風力発電機は、複数枚の風車羽根を有するプロペラ型風力発電機で、風車羽根を増速フードの流入口から所定距離おいた設置位置に位置させるようにして設けられ、流入口と風車羽根の設置位置との距離は、流入口の直径をDとすると、増速フードの長さが1×D以上の場合には、0.05×Dから1×Dの範囲内であるとともに、増速フードの長さが1×D未満の場合には、0.05×Dから該増速フードの長さの範囲内であることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の発明において、風力発電機は、複数枚の風車羽根を有するプロペラ型風力発電機で、該プロペラ型風力発電機の風車羽根の中心軸を増速フードの中心軸に一致させるようにして設けることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の発明において、風力発電機は、複数枚の風車羽根を有するプロペラ型風力発電機で、該プロペラ型風力発電機を複数設け、これらプロペラ型風力発電機の風車羽根の中心軸を増速フードの中心軸に平行するようにして設けることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載の発明において、増速フードの断面形状が円形、楕円形、三角形、四角形または多角形のいずれかであることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1から8のいずれか一項に記載の発明において、増速フードのフランジ部のフランジ幅は、流入口の直径をDとすると、0.1×D以上であることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1から9のいずれか一項に記載の発明において、増速フードの斜面と前記増速フードの中心軸とのなす傾斜角度θが、0°≦θ≦15°であることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、風の流入口から流出口にかけて中空の筒形状を呈し、流出口における内壁周辺長さが流入口における内壁周辺長さと同等かそれ以上で、流出口の周縁から外向に張り出したフランジ部を有する増速フードと、該増速フード内に設けられ、該増速フードの流入口から流入する風を受ける風力発電機とを有した増速フード付風力発電装置であって、設置場所において、季節や月別の風向データを計測する風向・風速計と、該風向・風速計によって収集したデータに基づいて増速フードの向きを制御する制御装置とを備えていることを特徴とする。
第1の発明によれば、増速フードを備えた増速フード付風力発電装置の発電出力の増加効果は、増速フード内を通過する風の速度に依存するため、流入口を最適な方向へと向けるべく増速フードの向きを制御可能にすることで、常に変化する風向に対応でき、出力の増加を可能にする。
第2の発明によれば、設置場所において、季節や月別の風向データを計測する風向・風速計と、該風向・風速計によって収集した風向データに基づいて増速フードの向きを制御する制御装置とを備えているので、時期に応じて増速フードの向きを自動的に制御することができる。さらに、風向データを蓄積して設置場所における最適な風向を学習することを可能にし、年間を通して安定した発電出力を得ることができる。
第2の発明によれば、設置場所において、季節や月別の風向データを計測する風向・風速計と、該風向・風速計によって収集した風向データに基づいて増速フードの向きを制御する制御装置とを備えているので、時期に応じて増速フードの向きを自動的に制御することができる。さらに、風向データを蓄積して設置場所における最適な風向を学習することを可能にし、年間を通して安定した発電出力を得ることができる。
以下、本発明の第1実施形態を図1及び図2を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態における増速フード付風力発電装置の構成を示す図である。この増速フード付風力発電装置1は、流入口3から流出口4に向かって漸次拡大する中空の筒形状を呈する増速フード6と、この増速フード6内の所定位置に設けられるプロペラ型風力発電機(風力発電機)8とを有する風力発電装置本体10により構成されている。
図1は、本発明の第1実施形態における増速フード付風力発電装置の構成を示す図である。この増速フード付風力発電装置1は、流入口3から流出口4に向かって漸次拡大する中空の筒形状を呈する増速フード6と、この増速フード6内の所定位置に設けられるプロペラ型風力発電機(風力発電機)8とを有する風力発電装置本体10により構成されている。
図2(a)は、増速フード6の側面図、図2(b)は、増速フード6の正面図である。図2(a)及び図2(b)に示すように、増速フード6は、断面形状が円形となるように形成され、小径の開口側に流入口3、大径の開口側に流出口4を有する本体部12に、流出口4の周縁から所定幅で外方に張り出すフランジ部13とを備えてなり、流入口3から風を通過させるものである。増速フード6内における流入口3の近傍位置には、プロペラ型風力発電機8(図1参照)が設置されるため、流入口3の直径Dを該プロペラ型風力発電機8の有する回転翼(風車羽根)14の回転直径以上の長さとなるように設定する。本体部12及びフランジ部13の寸法は、試験での風速の増速効果により設定する。
以下に、図3を参照しながら試験データについて述べる。まず、図3(a)に、流入口3の直径Dを1m、本体部12の傾斜角度θを0°、4°、フランジ部13のフランジ幅Tを0.1m、0.4mとして、増速フード6の本体部12の長さLと風速比率との関係を示す。これによると、傾斜角度θが0°の増速フード6の場合、フランジ幅Tの長さに関わらず、増速フード6の本体部長さ12の影響はなく、略一定の風速比率であった。一方、傾斜角度θが4°の増速フード6の場合は、本体部12の長さの増加に比例して風速の風速比率が上昇していることが解る。即ち、傾斜角θが大きくなると本体部長さ12の影響も大きく現れた。しかし、フランジ幅Tの影響はいずれのケースでも大きくはなかった。しかし、傾斜角度θが0°の場合でも、フランジ幅Tが0.1、ないしは0.4mの有限の幅を有すると、風速比率が1以上になっておりフランジ幅は風速比率の上昇に効果を有する事が確認された。このような結果に基づき、本体部12の長さの最低長さを0.5×D以上に設定し、1.2以上の風速比率を確保する。風速は、本体部12の長さや傾斜角度θに応じて増速されることが知見され、所望の風速比率により本体部12の長さ等が設定される。また、発電開始風速を幾つに設定するかによって設定してもよい。なお、設置時の安定性から本体部12の最大長さを流入口3の直径の5倍程度までとするが、図3(a)より、本体部12の長さLは0.5D≦L≦3Dの範囲内で十分であることが解る。
図3(b)に、流入口3の直径Dを1m、増速フード6の長手方向長さLを2m、フランジ部13のフランジ幅Tを0.1m、0.4mとして、増速フード6の傾斜角度θと風速比率との関係を示す。これによると、フランジ幅Tが0.1m以上のフランジを装着すれば、傾斜角度θが0°でも1.2以上の風速比率が得られることが解る。そして、フランジ幅Tが0.1m以上であれば、傾斜角度θが大きくなるにつれて風速比率も向上し、傾斜角度θが2°になったところから急激な風速比率の増加が知見され、傾斜角度θが2°から10°の範囲内で最も効果的に増速されていることが解る。また、グラフから傾斜角度θが15°程度までは1.2以上の風速比率が得られると予想されるため、傾斜角度の範囲を0°≦θ≦15°とするが、好ましくは、上記したように増速効果が最も現れた2°≦θ≦10°の範囲内である。フード外面に傾斜角が無い単なる円筒形状の増速フード6でも増速効果は得られるが、所定角度で拡大形状を成す増速フード6の方がより高い増速効果を得ることができる。
このような上記範囲内において、増速フード6の長さLとの関係から増速効果の高い傾斜角度θに設定する。
このような上記範囲内において、増速フード6の長さLとの関係から増速効果の高い傾斜角度θに設定する。
図3(c)に、流入口3の直径を1m、増速フード6の長手方向長さLを2m、本体部12の傾斜角度θを0〜12°として、フランジ部13のフランジ幅Tと風速比率との関係を示す。これによると、フランジ幅Tの長さが0.1m以上になると、その長さに関係なく風速比率は略一定となっていることが解る。この関係は、傾斜角度θが0〜12°において同様であったが、傾斜角度によって風速増速率の値はことなり、傾斜角度の影響が大きいことが分かる。したがって、流入口3の直径が1mの場合には、フランジ幅Tは0.1mで十分である。すなわち、流入口3の直径の10分の1以上の長さがあればよいことになり、フランジ部13のフランジ幅TをD×0.1以上として設定する。
このようにして、増速フード6の本体部12が構成されるが、上記した各寸法の決定には、設置場所の風向き及び風速環境や所望の発電出力量も考慮される。
このようにして、増速フード6の本体部12が構成されるが、上記した各寸法の決定には、設置場所の風向き及び風速環境や所望の発電出力量も考慮される。
図1に示すように、増速フード6には、本体部12の外面12Aから半径方向外側に突出する平板状の一対の板部16,17が上端部及び下端部に設けられており、その長手方向が増速フード6の中心軸に平行するようにして立設されている。各板部16,17は、平面視略直角三角形状を呈するもので、略直角を成す二辺のうち一方の第1辺18が増速フード6の長手方向長さの略半分の長さであるとともに他方の第2辺19がフランジ部13のフランジ幅Tよりも長い長さを有して形成されており、第1辺18を外面12Aに、第2辺19をフランジ部13に、それぞれ垂直に当接させて強固に固定している。各板部16,17の大きさは、本体部12の寸法や重量によって決定される。
増速フード6は、内部にプロペラ型風力発電機8を備え、増速フード6の中心軸を水平にした状態で、その中央部を支持する円柱状の頑強な支持軸21によって所定の設置場所へと設置される。支持軸21は、増速フード6の中心軸に直交するとともに増速フード6の中央部を通るようにして、本体部12の外面12Aに設けられた貫通孔22から増速フード6の内部に先端側を挿入して設けられる。このとき、支持軸21の中心軸を、増速フード6に設けられた一対の板部16,17を含む平面内で板部16,17の配設方向と平行に設けることで支持軸21に対する増速フード6の向きを定める。支持軸21と一体となった増速フード6は地面に対して水平方向に回転可能なものとする。このように設置されると、本体部12の外面12Aに設けられた板部16,17で風を受けることによって風向きが変化しても増速フード6の流入口3を風上へと導くことができる。したがって風向変化に追従可能な増速フード6となり、常に最適な方向に向くように該増速フード6の向きを変えることができる。また、設置場所の地形や気象等の条件に関わらず風を効率よく捕らえられるため、今まで以上の発電出力の増加を可能にする。
プロペラ型風力発電機8は、細棒状の軸部24に複数の回転翼14を有して構成される。軸部24は、長手方向中央部から後端側に向かって先鋭形状にすることで軸部24の軽量化を図り、先端側には、軸方向に対して垂直姿勢でかつ軸部24の周方向に沿って放射状となるように等間隔に配置される回転翼14を2〜5枚有している。このプロペラ型風力発電機8が有する全ての回転翼14を流入口3から導入される風に対向させるべく、軸部24を上記支持軸21に直交させて増速フード6内に設置する。このとき、軸部24の中心軸を増速フード6の中心軸と一致させ、連結具25を介して支持軸21へと設ける。このようにプロペラ型風力発電機8の中心軸と増速フード6の中心軸とを一致させることによって、流入口3から流入する風を各回転翼14が効率よく受けることができ、プロペラ型風力発電機8の安定的な運転を可能にする。
このプロペラ型風力発電機8は、増速フード6に対して位置が固定となっており、増速フード6と一体的に動く。また、図4より明らかなように、破線で示した回転翼14の回転直径よりも流入口3の直径の方が大きいことが解る。よって、プロペラ型風力発電機8の回転翼14を効果的に回転させることができる。
図5に増速フード6内外の解析事例を示す。この増速フード6は、流入口3から流出口4にかけて徐々に拡大形状をなしているので、増速フード6を通過する風は流入口3付近で増速され、流出口4に向かって徐々に風速が遅くなっていくが、図5から解るように、増速フード6の後方の風速が急激に低下している。これはつまり、増速フード6の外側を通る風が増速フード6に設けられたフランジ部13に衝突することによってフランジ部13の後方で乱流・渦流となり、これによってもたらされる低圧現象によるものと考えられる。したがって、流入口3からより強い風の流れを流入させており、流入口3から所定距離内側に入ったところで風速が最も増加されている。風速は、増速フード6全体の長さ等にも関わってくるが、流入口3からその直径Dに相当する奥行きまでの部分で増加されている。このように、風速が増加される領域内に上記プロペラ型風力発電機8の回転翼14を位置させることで、回転翼14を効率的に回転させることができるので発電出力向上に効果的であるといえる。このとき、回転翼14が増速フード6から突出しないよう、流入口3の縁部を避けて若干内方に設ける。そのため、流入口3からの回転翼14の設置位置までの距離をLpとすると、増速フード6の長さLが流入口3の直径D以上の場合には、0.05D≦Lp≦Dの範囲内とし、増速フード6の長さLが流入口3の直径Dよりも短い場合にはL=Lpとする。すなわち、増速フード6の長さLが流入口3の直径Dよりも短い場合には、回転翼14を増速フード6の後端に位置させる。より発電効果を向上させるためには、回転翼14を増速フード6内の風速増加領域内で最も風速が最大となる位置に設けることで、より効果的に多くの電力量を発電させることができる。以上のようにして風力発電装置本体10を構成する。
図6は、本発明の第2実施形態における風力発電装置のシステム構成を示す図である。
本実施形態が、第1実施形態と異なる点は、風力発電装置本体10に、設置場所の風向き及び風速を測定する風向・風速センサ(風向・風速計)27と、該風向・風速センサ27の測定値を読み取る制御装置28と、増速フード6の向きを制御する方向制御機29及びプロペラ型風力発電機8の回転翼14の回転を抑制する過回転抑制機30とを装備した点である。制御装置28には、カレンダが内蔵されており、風向・風速センサ27により測定された風向きの測定値を風向データとして月別等の一定期間毎に蓄積する一方、そのデータに基づいて増速フード6の向きを制御する。
本実施形態が、第1実施形態と異なる点は、風力発電装置本体10に、設置場所の風向き及び風速を測定する風向・風速センサ(風向・風速計)27と、該風向・風速センサ27の測定値を読み取る制御装置28と、増速フード6の向きを制御する方向制御機29及びプロペラ型風力発電機8の回転翼14の回転を抑制する過回転抑制機30とを装備した点である。制御装置28には、カレンダが内蔵されており、風向・風速センサ27により測定された風向きの測定値を風向データとして月別等の一定期間毎に蓄積する一方、そのデータに基づいて増速フード6の向きを制御する。
図7に、特定年の1月、8月及び通年における風向出現率を示す。
図7(a)に示す特定年の1月に測定した風向出現率は、約40%が西向きとなっている。また、図7(b)に示す同年8月に測定した風向出現率は、西東方向から若干の出現はあるものの30%弱が南南東からの風向きとなっている。図7(c)に示すように、年間を通じて測定した風向きは、他の方角に比べて西からの出現率が最も高くなっている。
図7(a)に示す特定年の1月に測定した風向出現率は、約40%が西向きとなっている。また、図7(b)に示す同年8月に測定した風向出現率は、西東方向から若干の出現はあるものの30%弱が南南東からの風向きとなっている。図7(c)に示すように、年間を通じて測定した風向きは、他の方角に比べて西からの出現率が最も高くなっている。
上記のように一定期間毎に測定した風向データを記録して、これを季節別の風向出現率データベースとして制御装置28に蓄積し、この風向出現率データベースを基にして風向変化時の対応を行う。つまり、こうした内蔵データに基づいた風向きに増速フード6の向きを自動設定すると同時に風向データを収集し、内蔵データの随時更改を図る。これにより、風向変化に迅速に対応することができる。そこでまず、制御装置28に内蔵されているカレンダにより月毎の風向きの測定値を検知する。そして、制御装置28から発せられる方向制御信号により方向制御機29を作動させ、増速フード6の向きを季節毎に最適な方向へと設定する。
例えば、上記図7に示すようなデータが得られた場合、プロペラ型風力発電機8が主として西からの風を受けることができるように、また、8月には南南東からの風を受けることができるように、増速フード6の向きを設定する。基本的には、蓄積された風向データに基づいた方向に増速フード6を向け、頻繁な風向変化には対応しないものとする。周知の通り、風速及び風向きは常時変化しているため、月別等の一定期間毎に明らかにしておくことで季節毎の風向きが分かり、風速の変化に十分に追従して対応可能な風力発電装置本体10となる。さらに、設置場所での風向データを収集して設置場所における最適な風向を学習することが可能なため、年間を通して安定した発電出力を可能にし、従来よりも効率的な発電を可能にする。
また、風向・風速センサ27により風速を測定し、その測定値によりプロペラ型風力発電機8の回転翼14の回転を制御する。例えば、台風等による高風速でプロペラ型風力発電機8の回転翼14が過回転になる場合には、制御装置28から過回転抑制信号が発せられ、過回転抑制機30を作動させることで回転翼14の回転を規制し、プロペラ型風力発電機8の故障を防止する。或いは、不図示のストッパを作動させて回転翼14の回転を止めてもよい。このように、風速及び風向きの検知を常時行い、回転翼14の最適な回転及び出力が求められるようにしている。
増速フード付風力発電装置1は、プロペラ型風力発電機8における回転翼14の回転運動によって発電が行われるものであり、この回転翼14の回転運動を出力変換器32で所望の電力形態に変換させることで他の機構へと送電される。さらに、ここでの発電電力を制御装置28に記録することで月別の電力量を管理することも可能である。
図8は、本発明の第3実施形態における風力発電装置の構成を示す図である。
本実施形態が、第1実施形態と異なる点は、平面視略直角三角形状の一対の板部16,17が、増速フード6における流出口4の後方に設けられている点である。これら一対の板部16,17は、流出口4の上端部及び下端部から突出する一対の細棒状の支持棒36を介して増速フード6から半径方向に延出するように設けられ、増速フード6における本体部12の傾斜に沿ってその延長上に位置している。このように、増速フード6の後方に板部16,17を設けたとしても、増速フード6の向きを風向きに追従させる効果は変わらず得ることができる。
本実施形態が、第1実施形態と異なる点は、平面視略直角三角形状の一対の板部16,17が、増速フード6における流出口4の後方に設けられている点である。これら一対の板部16,17は、流出口4の上端部及び下端部から突出する一対の細棒状の支持棒36を介して増速フード6から半径方向に延出するように設けられ、増速フード6における本体部12の傾斜に沿ってその延長上に位置している。このように、増速フード6の後方に板部16,17を設けたとしても、増速フード6の向きを風向きに追従させる効果は変わらず得ることができる。
図9は、本発明の第4実施形態における風力発電装置の構成を示す図である。
本実施形態が、上記実施形態と異なる点は、その形状が側面視台形を呈し、1枚のみ設けられた点である。この台形板部38は、増速フード6から突出するように延長されたプロペラ型風力発電機8の軸部24に、該軸部24に対して垂直姿勢で上方に立設されており、上底39より長さを有する下底40を軸部24に固定する。これによって、所定の高さを有する台形板部38を安定化できる。このように、増速フード6の後方に板部38を設けたとしても、増速フード6の向きを風向きに追従させる効果は変わらず得ることができる。
本実施形態が、上記実施形態と異なる点は、その形状が側面視台形を呈し、1枚のみ設けられた点である。この台形板部38は、増速フード6から突出するように延長されたプロペラ型風力発電機8の軸部24に、該軸部24に対して垂直姿勢で上方に立設されており、上底39より長さを有する下底40を軸部24に固定する。これによって、所定の高さを有する台形板部38を安定化できる。このように、増速フード6の後方に板部38を設けたとしても、増速フード6の向きを風向きに追従させる効果は変わらず得ることができる。
上記構成の増速フード付風力発電装置のモデルを用いて従来の風力発電装置との発電特性の比較を以下に述べる。比較には、流入口3の直径Dが1m、本体部12の長手方向長さLが2m、本体部12の傾斜角度θが4°及びフランジ部13のフランジ幅Tが0.1mの増速フード6の内部に、回転翼14の回転直径が0.95mのプロペラ型風力発電機8を備えた増速フード付風力発電装置1を用いた。
図10に本発明の増速フード付風力発電装置1と増速フード6のない従来の風力発電装置との発電特性について示す。図10(a)に、両風力発電装置を設置した場所における一日の風速記録を示し、図10(b)に従来の風力発電装置による発電出力量、図10(c)に増速フード付風力発電装置1の発電出力量を示す。増速フード付風力発電装置1の発電出力量と従来の風力発電装置による発電出力量とを比較すると、本発明の増速フード付風力発電装置1の方が低風速であっても頻繁に発電が行われているのが解る。また、10wを超える発電も数回行われていることから、従来装置に比べて発電出力量が増加していることが一見できる。
次に、図11に上記した増速フード付風力発電装置1と、増速フード6のない従来の風力発電装置との発電出力量の比率を示す。これにより、時間帯に関わらず本実施形態の増速フード付風力発電装置1の発電出力量の方が従来の風力発電装置の発電出力量を上回っており、発電出力の向上効果が現れていることが解る。発電出力量の比率は時間帯によって様々であるが、これは、風速及び風向頻度によるものと考えられる。結果としては、従来に比べて2倍前後の発電出力を確実に実現していることが知見できる。
さらに、これら各装置の発電出力量は、図12に示すように、風速3ms−1付近から急激な出力差が生じており、風速の増加とともに従来装置との出力差は、更なる拡大傾向を示している。これにより、同じ風速の風であっても、増速フード付風力発電装置1の方が従来の風力発電装置に比べて効果的に風速を増速させて発電を行っているといえる。
なお、上記実施形態においては、増速フード6の断面形状を円形状としたが、図13に示すように正方形としたり、図14に示すように長方形としたり、図15に示すように三角形としたりすることが可能である。また、図示してはいないが、楕円形や多角形としても構わない。
図16及び図17は、断面形状が円形の増速フード6内に複数のプロペラ型風力発電機8が設置された状態を示す図である。このように、複数のプロペラ型風力発電機8を設置することによって、発電出力等を増大させることができる。その一方で、各プロペラ型風力発電機8の回転翼14が接触しないよう、回転翼14の回転直径を考慮して設ける必要があるとともに、これらプロペラ型風力発電機8の回転翼14の中心軸を増速フード6の中心軸に平行するようにして設けることは勿論のことである。
また、図18に示すように、断面形状が三角形の増速フード6の場合には、プロペラ型風力発電機8の中心軸を増速フード6の中心軸に一致させるようにして設ける。増速フード6内のスペースを有効に活用するため、例えば図19に示すように、大小異なる大きさのプロペラ型風力発電機8を複数設けることも可能である。
図20は、断面形状が長方形の増速フード6内にプロペラ型風力発電機8を設ける場合の例を示したものであり、プロペラ型風力発電機8の大きさや個数はこれに限ったものではない。
図21及び図22は、断面形状が長方形の増速フード6内に複数の垂直軸型風力発電機42が設置された状態を示す図である。この場合、断面形状が長方形の増速フード6を用いることにより、複数の垂直軸型風力発電機42を設置しても無駄なスペースを生じさせることなく設けることができる。したがって、増速フード6内に複数の垂直軸型風力発電機42を効率よく配置させることができる。以上のことから、増速フード6内にプロペラ型風力発電機8または垂直軸型風力発電機42のうちどちらを幾つ設けるかによって、各回転翼14の形状に適した増速フード6の形状を選択する。
なお、上述した実施形態に限らず、フード外面の傾斜角度θが0°の増速フード6であってもよい。
1 増速フード付風力発電装置
3 流入口
4 流出口
6 増速フード
8 プロペラ型風力発電機(風力発電機)
13 フランジ部
14 回転翼(風車羽根)
16 板部
27 風向・風速センサ(風向・風速計)
28 制御装置
42 垂直軸型風力発電機(風力発電機)
3 流入口
4 流出口
6 増速フード
8 プロペラ型風力発電機(風力発電機)
13 フランジ部
14 回転翼(風車羽根)
16 板部
27 風向・風速センサ(風向・風速計)
28 制御装置
42 垂直軸型風力発電機(風力発電機)
Claims (11)
- 風の流入口から流出口にかけて中空の筒形状を呈し、前記流出口における内壁周辺長さが前記流入口における内壁周辺長さと同等かそれ以上で、前記流出口の周縁から外向に張り出したフランジ部を有する増速フードと、
該増速フード内に設けられ、該増速フードの前記流入口から流入する風を受ける風力発電機とを有した増速フード付風力発電装置であって、
前記増速フードの外部に、該増速フードの中心軸に平行な平板状の板部を少なくとも1つ有していることを特徴とする増速フード付風力発電装置。 - 前記風力発電機は、プロペラ型風力発電機または垂直軸型風力発電機であることを特徴とする請求項1に記載の増速フード付風力発電装置。
- 前記増速フード内の前記流入口近傍に、少なくとも1台以上の前記風力発電機を設けることを特徴とする請求項1または2に記載の増速フード付風力発電装置。
- 前記風力発電機は、複数枚の風車羽根を有するプロペラ型風力発電機で、前記増速フードの前記流入口の直径は、前記風車羽根の回転直径以上の長さであることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の増速フード付風力発電装置。
- 前記風力発電機は、複数枚の風車羽根を有するプロペラ型風力発電機で、前記風車羽根を前記増速フードの前記流入口から所定距離おいた設置位置に位置させるようにして設けられ、前記流入口と前記風車羽根の設置位置との距離は、前記流入口の直径をDとすると、前記増速フードの長さが1×D以上の場合には、0.05×Dから1×Dの範囲内であるとともに、前記増速フードの長さが1×D未満の場合には、0.05×Dから該増速フードの長さの範囲内であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の増速フード付風力発電装置。
- 前記風力発電機は、複数枚の風車羽根を有するプロペラ型風力発電機で、該プロペラ型風力発電機の前記風車羽根の中心軸を前記増速フードの中心軸に一致させるようにして設けることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の増速フード付風力発電装置。
- 前記風力発電機は、複数枚の風車羽根を有するプロペラ型風力発電機で、該プロペラ型風力発電機を複数設け、これらプロペラ型風力発電機の前記風車羽根の中心軸を前記増速フードの中心軸に平行するようにして設けることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の増速フード付風力発電装置。
- 前記増速フードの断面形状が円形、楕円形、三角形、四角形または多角形のいずれかであることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の増速フード付風力発電装置。
- 前記増速フードの前記フランジ部のフランジ幅は、前記流入口の直径をDとすると、0.1×D以上であることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の増速フード付風力発電装置。
- 前記増速フードの斜面と前記増速フードの中心軸とのなす傾斜角度θが、0°≦θ≦15°であることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の増速フード付風力発電装置。
- 風の流入口から流出口にかけて中空の筒形状を呈し、前記流出口における内壁周辺長さが前記流入口における内壁周辺長さと同等かそれ以上で、前記流出口の周縁から外向に張り出したフランジ部を有する増速フードと、
該増速フード内に設けられ、該増速フードの前記流入口から流入する風を受ける風力発電機とを有した増速フード付風力発電装置であって、
設置場所において、季節や月別の風向データを計測する風向・風速計と、
該風向・風速計によって収集したデータに基づいて前記増速フードの向きを制御する制御装置とを備えていることを特徴とする増速フード付風力発電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005234182A JP2007046574A (ja) | 2005-08-12 | 2005-08-12 | 増速フード付風力発電装置 |
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JP2005234182A JP2007046574A (ja) | 2005-08-12 | 2005-08-12 | 増速フード付風力発電装置 |
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JP2007046574A true JP2007046574A (ja) | 2007-02-22 |
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- 2005-08-12 JP JP2005234182A patent/JP2007046574A/ja active Pending
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