JP2007042881A - 赤外線通信デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】リードフレームタイプの赤外線通信デバイスの構造を工夫することにより、赤外線通信デバイスの温度上昇を抑制することが可能なリードフレームタイプの赤外線通信デバイスを提供する。
【解決手段】少なくとも赤外線発光素子1と制御用IC2とを横に並べて配置すると共に、赤外線発光素子1は、内部で発生する熱がリードフレーム4に伝わるように、その裏面をリードフレーム4の表面に接面させて支持し、赤外線発光素子1、制御用IC2、及び、リードフレーム4を、樹脂モールド7内に埋設すると共に、リードフレーム4を、樹脂モールド7内における赤外線発光素子1及び制御用IC2の裏面側のスペース内に、折返して屈曲させて、赤外線通信デバイス11を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器の通信等に用いられる赤外線通信デバイスに関する。
赤外線通信デバイスは、赤外線を発光する赤外線発光素子と、赤外線を受光する赤外線受光素子と、これらの赤外線発光素子及び赤外線受光素子の制御を行う制御用ICとを備えて構成されている。このような構成の赤外線通信デバイスは、電子機器の通信等に用いられるが、これらの電子機器は、小型化、軽量化の要請が著しく、このため、赤外線通信デバイスも、小型化が要請されている。
この小型化の要請に応えるため、赤外線通信デバイスの構造は、基板タイプからリードフレームタイプへと変わってきている。基板タイプは、基板上に赤外線発光素子や赤外線受光素子、制御用ICを搭載するものであるが、フレームタイプは、赤外線発光素子や赤外線受光素子、制御用ICの搭載に、基板に代えて金属製のフレームを用いるものである。この金属製のフレームを用いるリードフレームタイプの赤外線通信デバイスは、今日では、各種のものが開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−74962号公報
ところで、赤外線通信デバイスには、一般に集光用レンズが用いられているが、赤外線通信デバイスの小型化を進めると、この集光用レンズ自体も小型化する必要がある。しかし、小型のレンズを用いると、赤外線発光素子から発光されて、レンズを透過した赤外線の強度は、従来よりも低くなってしまう。そこで、赤外線の発光強度を維持するためには、赤外線発光素子の発光能力を高める必要があり、出力の大きい赤外線発光素子を使用する必要がある。
このため、出力の大きい赤外線発光素子を使用すると、今度は、赤外線発光素子の消費電力が増加すると共に、赤外線発光素子の発熱量が増加し、赤外線通信デバイスの温度が、従来よりも上昇する。そこで、このような赤外線発光素子を用いた赤外線通信デバイスの放熱が悪いと、赤外線発光素子が発生する熱により、この赤外線発光素子自体の寿命が低下してしまうという問題があった。
そこで、この発明は、この問題を解決するためになされたものであって、リードフレームタイプの赤外線通信デバイスの構造を工夫することにより、赤外線通信デバイスの温度上昇を抑制することが可能なリードフレームタイプの赤外線通信デバイスを提供しようとするものである。
本発明の赤外線通信デバイスは、横に並べて配置された少なくとも赤外線発光素子と制御用ICとを備えている。この赤外線発光素子は、内部で発生する熱がリードフレームに伝わるように、赤外線発光素子の裏面がリードフレームの表面に接面して支持されていると共に、赤外線発光素子、制御用IC、及び、リードフレームは、樹脂モールド内に埋設されている。
この本発明の赤外線通信デバイスの内、第1の赤外線通信デバイスは、上記のリードフレームが、樹脂モールド内における赤外線発光素子及び制御用ICの裏面側のスペース内に、折返して屈曲されて配設されていることを特徴としている。
又、本発明の第2の赤外線通信デバイスは、上記のリードフレームが、樹脂モールド内における制御用ICの表面上方のスペース内に、折返して屈曲されて配設されていることを特徴としている。
又、本発明の第3の赤外線通信デバイスは、上記のリードフレームが、樹脂モールド内における赤外線発光素子及び制御用ICの裏面側のスペース内に、折返して屈曲されて配設されていると共に、樹脂モールド内における制御用ICの表面上方のスペース内に、折返して屈曲されて配設されていることを特徴としている。
上記の本発明の赤外線通信デバイスによれば、赤外線発光素子の裏面が接面しているリードフレームが、赤外線通信デバイスのモールド内に、折返して屈曲されて配設されているので、リードフレームの全長を長くすることができる。従って、赤外線発光素子が発生する熱を効率よく放熱することができ、赤外線通信デバイスの温度上昇を抑制することができる。
上記の赤外線通信デバイスにおいて、赤外線発光素子のみならず、制御用ICも、内部で発生する熱がリードフレームに伝わるように、制御用ICの裏面をリードフレームの表面に接面して支持するようにしてもよい。
このようにすることにより、赤外線発光素子のみならず、制御用ICの発生する熱を効率よく放熱することができ、赤外線通信デバイスの温度上昇を抑制することができる。
又、上記の赤外線通信デバイスにおいて、樹脂モールド内における赤外線発光素子及び制御用ICの裏面側のスペースに充填される樹脂は、樹脂モールド内の他の部分に充填される樹脂よりも、熱伝導性に優れた樹脂を用いるようにしてもよい。
このようにすることにより、樹脂モールド内における赤外線発光素子及び制御用ICの裏面側のスペース内に配設されているリードフレームの伝える熱が、熱伝導性に優れた樹脂に伝えられるので、リードフレームに接面している赤外線発光素子や、制御用ICの発生する熱を、更に効率よく放熱することができ、赤外線通信デバイスの温度上昇を抑制することができる。
又、上記の赤外線通信デバイスにおいて、樹脂モールド内における赤外線発光素子及び制御用ICの裏面側のスペースに、該スペース内に配設されているリードフレームが樹脂モールドの底面と対面する一部の面から樹脂モールドの底面に至る空洞を形成すると共に、リードフレームの上記一部の面が、上記の空洞に露出するようにしてもよい。
このようにすることにより、リードフレームの空洞に露出している面が、直接、赤外線通信デバイスの周囲の空気と接するので、リードフレームの放熱効果を高めることができ、赤外線通信デバイスの温度上昇を抑制することができる。
又、上記の赤外線通信デバイスにおいて、樹脂モールド内における赤外線発光素子及び制御用ICの裏面側のスペースには、樹脂モールドを形成している樹脂の充填に代えて、放熱板を装着すると共に、該放熱板にリードフレームの一部を接着するようにしてもよい。放熱板としては、銅又は銅の合金、或いは、鉄又は鉄の合金等が用いられる。
このようにすることにより、リードフレームが放熱板に接続され、しかもこの放熱板は、直接、赤外線通信デバイスの周囲の空気と接するので、リードフレームの放熱効果を高めることができ、赤外線通信デバイスの温度上昇を抑制することができる。
又、上記の赤外線通信デバイスにおいて、リードフレームの一部を、樹脂モールドの外周に巻きつけるように樹脂モールドの外表面を覆って配設するようにしてもよい。
このようにすることにより、リードフレームにおける赤外線通信デバイスの周囲の空気と接する面積を増やすことができるので、リードフレームの放熱効果を高めることができ、赤外線通信デバイスの温度上昇を抑制することができる。
上記の赤外線通信デバイスに用いられるリードフレームの材質には、一般的に、銅又は銅の合金が用いられる。そのほか、鉄又は鉄の合金を用いるようにしてもよい。
鉄又は鉄の合金は、銅又は銅の合金に比べて熱伝導性が優れているので、リードフレームの材質に、鉄又は鉄の合金を用いると、銅又は銅の合金を用いるのに比べて、リードフレームの放熱効果を高めることができ、赤外線通信デバイスの温度上昇を抑制することができる。
又、上記の赤外線通信デバイスにおいて、リードフレームの表面を、祖面化するようにしてもよい。又、リードフレームの表面に、金メッキをするようにしてもよい。
リードフレームの表面を祖面化することにより、リードフレームの表面積を増やすことができるので、リードフレームの放熱効果を高めることができ、赤外線通信デバイスの温度上昇を抑制することができる。又、金の熱伝導性は、銅や鉄よりも優れているので、リードフレームの表面に、金メッキをすることにより、リードフレームの放熱効果を高めることができ、赤外線通信デバイスの温度上昇を抑制することができる。
本発明によれば、赤外線通信デバイスにおいて、赤外線発光素子の裏面が接面しているリードフレームが、赤外線通信デバイスのモールド内に折返して屈曲されて配設されているので、リードフレームの全長を長くすることができる。従って、赤外線発光素子が発生する熱を効率よく放熱することができ、赤外線通信デバイスの温度上昇を抑制することができる。
又、赤外線通信デバイスの赤外線発光素子のみならず、制御用ICの裏面をリードフレームの表面に接面して支持することにより、赤外線発光素子のみならず、制御用ICの発生する熱を効率よく放熱することができ、赤外線通信デバイスの温度上昇を抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態における赤外線通信デバイスについて、図面を参照しながら詳しく説明する。
<実施の形態1>
図1(a)は、実施の形態1における赤外線通信デバイス11の平面図、図1(b)は、図1(a)のA−A断面図、図1(c)は、図1(b)のB−B断面図、そして、図1(d)は、図1(b)のC−C断面図及びD−D断面図である。実施の形態1における赤外線通信デバイス11は、表面実装タイプの赤外線通信デバイスであり、発光ダイオード等の赤外線発光素子1、フォトダイオード等の赤外線受光素子3、及び、これらの赤外線発光素子1と赤外線受光素子3の制御を行う制御用IC2で構成されている。赤外線発光素子1、制御用IC2、及び、赤外線受光素子3は、横に並べて配置され、これらの内部で発生する熱がリードフレーム4,5に伝わるように、赤外線発光素子1、制御用IC2、及び、赤外線受光素子3の裏面を、リードフレーム4,5の表面に接面させて実装されている。このリードフレーム4,5の材質としては、銅又は銅の合金が用いられる。
この内、赤外線発光素子1は、単独でリードフレーム4上に実装され、このリードフレーム4とは異なる他のリードフレーム5上に、制御用IC2、及び、赤外線受光素子3が実装されている。又、赤外線発光素子1及び赤外線受光素子3の表面の上方には、集光用のレンズ8,8が配設されている。これらの赤外線発光素子1、制御用IC2、赤外線受光素子3、及び、リードフレーム4,5は、樹脂でモールドされて、直方体形状の樹脂モールド7が形成されている。この樹脂としては、一般的には、例えば、エポキシ樹脂が用いられる。又、集光用のレンズ8,8は、樹脂モールド7と同じ材質の樹脂で形成されており、樹脂モールド7と一体化している。
樹脂モールド7の外側には、赤外線通信デバイス11の入出力信号を、リモコン等の外部回路に伝達するためのリード端子6が備えられている。このリード端子6の基端部は、樹脂モールド7の内部に存在し、制御用IC2の端子と接続されている。又、制御用IC2の端子は、赤外線発光素子1及び赤外線受光素子3と接続されており、上述したように、赤外線発光素子1及び赤外線受光素子3が制御用IC2により制御される。リード端子6の先端部は、樹脂モールド7の底面に配設されており、リモコン等の外部回路が備えるプリント基板にハンダ付されることにより、赤外線通信デバイス11がリモコン等の外部回路に取付けられる。
図1(b)から分かるように、リードフレーム4は、S字形に屈曲させて3層となるように形成されており、最上層に赤外線発光素子1が実装されている。又、上から2層目と3層目の大部分は、赤外線発光素子1及び制御用IC2が実装されているリードフレーム5の下方の樹脂モールド7中に配設されている。即ち、リードフレーム4は、樹脂モールド7内における赤外線発光素子1、制御用IC2、及び、赤外線受光素子3の裏面側のスペース内に、折返して屈曲されて配設されている。この実施の形態1における赤外線通信デバイス11は、前述の第1の赤外線通信デバイスに相当する。
上記の実施の形態1における赤外線通信デバイス11によれば、赤外線発光素子1の裏面が接面しているリードフレーム4が、赤外線通信デバイス11のモールド7内に、折返して屈曲されて配設されているので、リードフレーム4の全長を長くすることができる。従って、赤外線発光素子1が発生する熱を効率よく放熱することができ、赤外線通信デバイス11の温度上昇を抑制することができる。
<実施の形態2>
図2は、実施の形態2における赤外線通信デバイス12の断面図である。実施の形態2における赤外線通信デバイス12は、実施の形態1における赤外線通信デバイス11と略同じであり、実施の形態1における赤外線通信デバイス11と異なるのは、リードフレーム4の形状のみである。
即ち、実施の形態2における赤外線通信デバイス12では、赤外線発光素子1が実装されているリードフレーム4は、樹脂モールド7内における制御用IC2の表面上方のスペース内に、折返して屈曲されている。この実施の形態2における赤外線通信デバイス12は、前述の第2の赤外線通信デバイスに相当する。
この実施の形態2における赤外線通信デバイス12も、実施の形態1における赤外線通信デバイス11と同様、赤外線発光素子1の裏面が接面しているリードフレーム4が、赤外線通信デバイス12のモールド7内に、折返して屈曲されて配設されているので、リードフレーム4の全長を長くすることができる。従って、実施の形態1における赤外線通信デバイス11と同様の効果を有している。
<実施の形態3>
図3は、実施の形態3における赤外線通信デバイス13の断面図である。実施の形態3における赤外線通信デバイス13は、実施の形態1における赤外線通信デバイス11や実施の形態2における赤外線通信デバイス12と略同じであり、これらの赤外線通信デバイス11,12と異なるのは、リードフレーム4の形状のみである。つまり、実施の形態3における赤外線通信デバイス13のリードフレーム4の形状は、実施の形態1における赤外線通信デバイス11が有する要素と、実施の形態2における赤外線通信デバイス12が有する要素の2つの要素を共に備えている。
即ち、実施の形態3における赤外線通信デバイス13では、赤外線発光素子1が実装されているリードフレーム4は、樹脂モールド7内における赤外線発光素子1、制御用IC2、及び、赤外線受光素子3の裏面側のスペース内に、折返して屈曲されて配設されていると共に、樹脂モールド7内における制御用IC2の表面上方のスペース内に、折返して屈曲されている。この実施の形態3における赤外線通信デバイス13は、前述の第3の赤外線通信デバイスに相当する。
この実施の形態3における赤外線通信デバイス13も、実施の形態1における赤外線通信デバイス11や実施の形態2における赤外線通信デバイス12と同様、赤外線発光素子1の裏面が接面しているリードフレーム4が、赤外線通信デバイス13のモールド7内に、折返して屈曲されて配設されているので、リードフレーム4の全長を長くすることができる。従って、実施の形態1における赤外線通信デバイス11や実施の形態2における赤外線通信デバイス12と同様の効果を有している。
<実施の形態4>
図4は、実施の形態4における赤外線通信デバイス14の断面図である。実施の形態4における赤外線通信デバイス14は、実施の形態3における赤外線通信デバイス13と略同じであり、実施の形態3における赤外線通信デバイス13と異なるのは、樹脂モールド7内における赤外線発光素子1、制御用IC2、及び、赤外線受光素子3の裏面側のスペース(樹脂モールド下部7a)に充填されている樹脂の材質が異なる点である。
即ち、実施の形態4における赤外線通信デバイス14では、樹脂モールド7内における赤外線発光素子1、制御用IC2、及び、赤外線受光素子3の裏面側のスペースである樹脂モールド下部7aに充填されている樹脂には、樹脂モールド7内の他の部分、つまり、赤外線発光素子1、制御用IC2、及び、赤外線受光素子3の表面側のスペースに充填されている樹脂、例えば、エポキシ樹脂よりも、熱伝導性に優れた樹脂を用いている。この熱伝導性に優れた樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂に添加剤であるフィラーを混合したもの等がある。
上記の実施の形態4における赤外線通信デバイス14によれば、樹脂モールド7内における赤外線発光素子1、制御用IC2、及び、赤外線受光素子3の裏面側のスペースに充填される樹脂は、樹脂モールド7内の他の部分に充填される樹脂よりも、熱伝導性に優れた樹脂を用いている。従って、樹脂モールド7内における赤外線発光素子1、制御用IC2、及び、赤外線受光素子3の裏面側のスペース内に配設されているリードフレーム4やリードフレーム5の伝える熱が、この熱伝導性に優れた樹脂に伝えられるので、リードフレーム4に接面している赤外線発光素子1の発生する熱を、更に効率よく放熱することができ、赤外線通信デバイスの温度上昇を抑制することができる。
<実施の形態5>
図5(a)は、実施の形態5における赤外線通信デバイス15の断面図、図5(b)は底面図である。実施の形態5における赤外線通信デバイス15は、実施の形態3における赤外線通信デバイス13と略同じであり、実施の形態3における赤外線通信デバイス13と異なるのは、樹脂モールド7内における赤外線発光素子1、制御用IC2、及び、赤外線受光素子3の裏面側のスペースに、空洞9が設けられている点である。
即ち、実施の形態5における赤外線通信デバイス15では、樹脂モールド7内における赤外線発光素子1、制御用IC2、及び、赤外線受光素子3の裏面側のスペースに、該スペース内に配設されているリードフレーム4が樹脂モールド7の底面7bと対面する一部の面から樹脂モールド7の底面7bに至る空洞9が、形成されている。そして、この空洞9に、リードフレーム4の上記一部の面が露出している。
そのため、この実施の形態5における赤外線通信デバイス15によれば、リードフレーム4の空洞9に露出している面が、直接、赤外線通信デバイス15の周囲の空気と接するので、リードフレーム4の放熱効果を高めることができ、赤外線通信デバイス15の温度上昇を抑制することができる。
<実施の形態6>
図6は、実施の形態6における赤外線通信デバイス16の断面図である。実施の形態6における赤外線通信デバイス16は、実施の形態3における赤外線通信デバイス13と略同じであり、実施の形態3における赤外線通信デバイス13と異なるのは、樹脂モールド7内における赤外線発光素子1、制御用IC2、及び、赤外線受光素子3の裏面側のスペースに充填されている樹脂に代えて、放熱板10を装着すると共に、該放熱板10にリードフレーム4及びリードフレーム5の一部を接着している点である。放熱板10の材質としては、リードフレーム4,5と同様、銅又は銅の合金が用いられるが、鉄又は鉄の合金を用いるようにしてもよい。
上記の実施の形態6における赤外線通信デバイス16によれば、リードフレーム4及びリードフレーム5が放熱板10に接続され、しかもこの放熱板10は、直接、赤外線通信デバイス16の周囲の空気と接するので、リードフレーム4及びリードフレーム5の放熱効果を高めることができ、赤外線通信デバイス16の温度上昇を抑制することができる。又、放熱板10に、鉄又は鉄の合金を用いると、鉄又は鉄の合金は、銅又は銅の合金に比べて熱伝導性が優れているので、放熱板10の放熱効果を更に高めることができ、赤外線通信デバイス16の温度上昇を抑制することができる。
<実施の形態7>
図7(a)は、実施の形態7における赤外線通信デバイス17の断面図、図7(b)は図7(a)のE−E断面図である。実施の形態7における赤外線通信デバイス17は、実施の形態1における赤外線通信デバイス11と略同じであり、実施の形態1における赤外線通信デバイス11と異なるのは、リードフレーム4の一部が、樹脂モールド7の外周に巻きつくように樹脂モールドの外表面を覆って配設されている点である。
即ち、図7(a)において、リードフレーム4の2層目で制御用IC2の下方に位置する部分から、リード端子6側にリードフレーム4の一部を張出す。そして、この張出したリードフレーム4の部分を、図7(b)に示すように、樹脂モールド7の中央部分の外周を略一周する程度に巻きつけて、樹脂モールド7の中央部分の外表面を覆うようにして配設する。
上記の実施の形態7における赤外線通信デバイス17によれば、リードフレーム4の一部が、樹脂モールド7の中央部分の外表面を覆うように配設されているので、リードフレーム4における赤外線通信デバイス17の周囲の空気と接する面積を増やすことができる。従って、リードフレーム4の放熱効果を高めることができ、赤外線通信デバイス17の温度上昇を抑制することができる。
<実施の形態8>
図8(a)は、実施の形態8における赤外線通信デバイス18の平面図、図8(b)は、図8(a)のF−F断面図、図8(c)は、図8(b)のG−G断面図、そして、図8(d)は、図8(b)のH−H断面図及びJ−J断面図である。実施の形態8における赤外線通信デバイス18は、実施の形態1における赤外線通信デバイス11と略同じであり、実施の形態1における赤外線通信デバイス11と異なるのは、リードフレーム4に、赤外線発光素子1のみならず、制御用IC2も実装されており、リードフレーム5には、赤外線受光素子3のみが実装されている点である。
上記の実施の形態8における赤外線通信デバイス18によれば、リードフレーム4に、赤外線発光素子1、及び、制御用IC2が実装されていると共に、このリードフレーム4は、赤外線通信デバイス18のモールド7内に、折返して屈曲されて配設されている。従って、リードフレーム4の全長を長くすることができ、赤外線発光素子1及び制御用IC2が発生する熱を効率よく放熱することができるので、赤外線通信デバイス18の温度上昇を抑制することができる。
上述した実施の形態2から実施の形態7における赤外線通信デバイスでは、実施の形態1における赤外線通信デバイス11と同様、リードフレーム4には、赤外線発光素子1のみが実装されている。しかし、上記の実施の形態8と同様にして、上述した実施の形態2から実施の形態7における赤外線通信デバイスにおいて、リードフレーム4に、赤外線発光素子1のみならず制御用IC2も実装し、リードフレーム5には、赤外線受光素子3のみを実装するようにすることができる。
このようにすることにより、上記の実施の形態8と同様に、赤外線発光素子1のみならず制御用IC2が発生する熱も、効率よく放熱することができ、赤外線通信デバイス18の温度上昇を抑制することができる。
又、上記の各実施例では、リードフレーム4及びリードフレーム5の材質としては、銅又は銅の合金を用いているが、鉄又は鉄の合金を用いるようにしてもよい。鉄又は鉄の合金は、銅又は銅の合金に比べて熱伝導性が優れているので、銅又は銅の合金を用いるのに比べて、リードフレーム4,5の放熱効果を高めることができ、赤外線通信デバイスの温度上昇を抑制することができる。
又、上記の各実施例において、リードフレーム4及びリードフレーム5の表面を、祖面化するようにしてもよい。祖面化する方法としては、例えば、表面が凹凸状態の板材を用いて、リードフレーム4及びリードフレーム5を形成する等の方法がある。このように、リードフレーム4,5の表面を祖面化することにより、リードフレーム4,5の表面積を増やすことができるので、リードフレーム4,5の放熱効果を高めることができ、赤外線通信デバイスの温度上昇を抑制することができる。
又、上記の各実施例において、リードフレーム4及びリードフレーム5の表面に、金メッキをするようにしてもよい。金の熱伝導性は、銅や鉄よりも優れているので、リードフレーム4及びリードフレーム5の表面に、金メッキをすることにより、リードフレーム4,5の放熱効果を高めることができ、赤外線通信デバイスの温度上昇を抑制することができる。
又、上記の各実施例では、赤外線通信デバイスとして、発光ダイオード等の赤外線発光素子1、フォトダイオード等の赤外線受光素子3、及び、これらの赤外線発光素子1と赤外線受光素子3の制御を行う制御用IC2でなる赤外線通信デバイスを構成している。しかし、これに限らず、発光ダイオード等の赤外線発光素子とこの赤外線発光素子を制御する制御用ICのみでなる赤外線通信デバイスを、上記の各実施例の赤外線通信デバイスから、赤外線受光素子3を外した状態の赤外線通信デバイスとして構成することもできる。
発光ダイオード等の赤外線発光素子はフォトダイオード等の赤外線受光素子に比べて発熱量が多いため、このようにして構成された赤外線発光素子と制御用ICとでなる赤外線通信デバイスも、上述した赤外線発光素子1、制御用IC2、及び、赤外線受光素子3で構成された赤外線通信デバイスと同様の効果を有している。
(a)は、実施の形態1における赤外線通信デバイスの平面図、(b)は、(a)のA−A断面図、(c)は、(b)のB−B断面図、そして、(d)は、(b)のC−C断面図及びD−D断面図である。 実施の形態2における赤外線通信デバイスの断面図である。 実施の形態3における赤外線通信デバイスの断面図である。 実施の形態4における赤外線通信デバイスの断面図である。 (a)は、実施の形態5における赤外線通信デバイスの断面図、(b)は底面図である。 実施の形態6における赤外線通信デバイスの断面図である。 (a)は、実施の形態7における赤外線通信デバイスの断面図、(b)は、(a)のE−E断面図である。 (a)は、実施の形態8における赤外線通信デバイスの平面図、(b)は、(a)のF−F断面図、(c)は、(b)のG−G断面図、そして、(d)は、(b)のH−H断面図及びJ−J断面図である。
符号の説明
1 赤外線発光素子
2 制御用IC
3 赤外線受光素子
4 リードフレーム
5 リードフレーム
6 リード端子
7 樹脂モールド
7a 樹脂モールド下部
7b 樹脂モールド底面
8 レンズ
9 空洞
10 放熱板
11 赤外線通信デバイス
12 赤外線通信デバイス
13 赤外線通信デバイス
14 赤外線通信デバイス
15 赤外線通信デバイス
16 赤外線通信デバイス
17 赤外線通信デバイス
18 赤外線通信デバイス

Claims (12)

  1. 横に並べて配置された少なくとも赤外線発光素子と制御用ICとを備えており、前記赤外線発光素子は、内部で発生する熱がリードフレームに伝わるように、前記赤外線発光素子の裏面が前記リードフレームの表面に接面して支持されていると共に、前記赤外線発光素子、前記制御用IC、及び、前記リードフレームは、樹脂モールド内に埋設されている赤外線通信デバイスであって、
    前記リードフレームは、前記樹脂モールド内における前記赤外線発光素子及び前記制御用ICの裏面側のスペース内に、折返して屈曲されて配設されていることを特徴とする赤外線通信デバイス。
  2. 横に並べて配置された少なくとも赤外線発光素子と制御用ICとを備えており、前記赤外線発光素子は、内部で発生する熱がリードフレームに伝わるように、前記赤外線発光素子の裏面が前記リードフレームの表面に接面して支持されていると共に、前記赤外線発光素子、前記制御用IC、及び、前記リードフレームは、樹脂モールド内に埋設されている赤外線通信デバイスであって、
    前記リードフレームは、前記樹脂モールド内における前記制御用ICの表面上方のスペース内に、折返して屈曲されて配設されていることを特徴とする赤外線通信デバイス。
  3. 横に並べて配置された少なくとも赤外線発光素子と制御用ICとを備えており、前記赤外線発光素子は、内部で発生する熱がリードフレームに伝わるように、前記赤外線発光素子の裏面が前記リードフレームの表面に接面して支持されていると共に、前記赤外線発光素子、前記制御用IC、及び、前記リードフレームは、樹脂モールド内に埋設されている赤外線通信デバイスであって、
    前記リードフレームは、前記樹脂モールド内における前記赤外線発光素子及び前記制御用ICの裏面側のスペース内に、折返して屈曲されて配設されていると共に、前記樹脂モールド内における前記制御用ICの表面上方のスペース内に、折返して屈曲されて配設されていることを特徴とする赤外線通信デバイス。
  4. 前記赤外線発光素子のみならず、前記制御用ICも、内部で発生する熱が前記リードフレームに伝わるように、前記制御用ICの裏面が前記リードフレームの表面に接面して支持されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の赤外線通信デバイス。
  5. 前記樹脂モールド内における前記赤外線発光素子及び前記制御用ICの裏面側のスペースに充填される樹脂は、前記樹脂モールド内の他の部分に充填される樹脂よりも、熱伝導性に優れた樹脂が用いられる請求項1〜4のいずれか1項に記載の赤外線通信デバイス。
  6. 前記樹脂モールド内における前記赤外線発光素子及び前記制御用ICの裏面側のスペースに、該スペース内に配設されている前記リードフレームが前記樹脂モールドの底面と対面する一部の面から前記樹脂モールドの底面に至る空洞が形成されており、前記リードフレームの前記一部の面が、前記空洞に露出している請求項1〜5のいずれか1項に記載の赤外線通信デバイス。
  7. 前記樹脂モールド内における前記赤外線発光素子及び前記制御用ICの裏面側のスペースには、前記樹脂モールドを形成している樹脂の充填に代えて、放熱板が装着されると共に、該放熱板に前記リードフレームの一部が接着している請求項1〜6のいずれか1項に記載の赤外線通信デバイス。
  8. 前記リードフレームの一部は、前記樹脂モールドの外周に巻きつくように、前記樹脂モールドの外表面を覆って配設されている請求項1〜7のいずれか1項に記載の赤外線通信デバイス。
  9. 前記リードフレームの材質は、銅又は銅の合金である請求項1〜8のいずれか1項に記載の赤外線通信デバイス。
  10. 前記リードフレームの材質は、鉄又は鉄の合金である請求項1〜8のいずれか1項に記載の赤外線通信デバイス。
  11. 前記リードフレームの表面は、祖面化されている請求項1〜10のいずれか1項に記載の赤外線通信デバイス。
  12. 前記リードフレームの表面は、金メッキされている請求項1〜11のいずれか1項に記載の赤外線通信デバイス。
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WO2024018947A1 (ja) * 2022-07-19 2024-01-25 タカハタプレシジョン株式会社 センサモジュール

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