JP2007041696A - コンテンツ処理装置,コンテンツ処理方法およびコンテンツ転送システム - Google Patents

コンテンツ処理装置,コンテンツ処理方法およびコンテンツ転送システム Download PDF

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Abstract

【課題】 データの不整合を修正しながらコンテンツを処理すること。
【解決手段】 コンテンツ転送システム10は,コンテンツを処理して転送するホームサーバ100と処理されたコンテンツを受信して再生するデジタルTV200とがネットワーク400aを介して接続されている。ホームサーバ100は,複数のバッファと複数のバッファを管理するディスクリプタとを有している。格納部140aは,ペイロード長を含んだヘッダとペイロードとを含むコンテンツを,所定の条件に基づいて分割しながらバッファに格納し,格納した結果,いずれかのバッファに格納されたペイロードの大きさが変更された場合,変更後のペイロード長をそのバッファに対応するディスクリプタに格納する。変更部150aは,いずれかのバッファに格納されたペイロード長を,ディスクリプタに格納された変更後のペイロード長に変更する。
【選択図】 図3

Description

本発明は,画像データや音声データを含むコンテンツを処理するコンテンツ処理装置,コンテンツ処理方法およびコンテンツ転送システムにかかり,たとえば,コンテンツを不正なコピー等から保護するためにコンテンツを処理するコンテンツ処理装置,コンテンツ処理方法およびコンテンツ転送システムに関する。
近年,情報処理技術の発展とインターネットの急激な普及に伴い,画像データや音声データからなるコンテンツが,ネットワークに接続された複数の装置に簡単に転送できるようになっている。たとえば,放送番組に関するコンテンツは,まず,ネットワークを介してホームサーバのハードディスクドライブ(HDD)に記録され,さらに,ホームネットワークによりホームサーバに接続されたパーソナルコンピュータ(PC)などの電子機器に送信され,電子機器にてコンテンツを再生する方法が徐々に普及し始めている。
このようなコンテンツの転送方法に伴い,無体物であるために事実上の占有が困難なコンテンツに関する著作権をいかに保護するかが重要になっている。これを反映して,現時点においても,既に,著作権を保護,管理するためのいくつかの技術が規格化されており,その一例として,DTCP(Digital Transmission Content Protection)が存在する。
このDTCPは,音声や画像などのコンテンツの不正コピーや,不正な読み出し,不正な改ざんなどを防止するための暗号プロトコルであり,コンテンツを転送するコンテンツ処理装置(ソースデバイス:Source Device)からコンテンツを再生するコンテンツ再生装置(シンクデバイス:Sink Device)へコンテンツを転送するときに使用される(例えば,非特許文献1参照)。
Digital Transmission Content Protection Specification Revision1.4(Informational Version),2005年2月28日,p.19−49
ところで,ソースデバイスが,DTCP等の著作権管理技術を実装する集積回路を用いて,DTCPに定められた条件にしたがって作成されたコンテンツをメモリに格納する場合,各パケットに含まれるペイロードの実際の大きさと同パケットに記憶されたペイロード長とが異なるというデータの不整合が生じる場合がある。
本発明は,このような問題に鑑みてなされたもので,その目的とするところは,データの不整合を修正しながらコンテンツを処理するコンテンツ処理装置,コンテンツ処理方法およびコンテンツ転送システムを提供することにある。
上記課題の少なくとも一つを解決するために,本発明のある観点によれば,コンテンツを転送するためにコンテンツを処理するコンテンツ処理装置であって,複数のメモリと,上記複数のメモリを管理するメモリ管理ファイルと,ペイロード長を含んだヘッダとペイロードとを含むコンテンツを,所定の条件に基づいて分割しながら,上記複数のメモリのうちの1または2以上のメモリに格納し,格納した結果,いずれかのメモリに格納されたペイロードの大きさが変更された場合,変更後のペイロード長を上記メモリ管理ファイルに格納する格納部と,上記大きさが変更されたペイロード長を上記メモリ管理ファイルに格納された変更後のペイロード長に変更する変更部と,を備えることを特徴とするコンテンツ処理装置が提供される。
格納部の機能が,著作権管理技術を実装する集積回路により実現される場合,コンテンツを複数のメモリに分割して格納することによりパケット化して他の装置(シンクデバイス)に転送するとき,各パケットに含まれるペイロードの実際の大きさと同パケットに記憶されたペイロード長とが異なるというデータの不整合が生じる場合がある。
たとえば,DTCP−IPで扱われるデータは,ひとつ以上のPCP(Protected Content Packet)で構成される。PCPは,図2のようにヘッダとそれに続くペイロードで構成されていて,ヘッダにはペイロードのサイズを格納するようになっている。PCPのサイズは,ペイロードのサイズが動的に変更されなければ,所定の一定サイズで転送されるが,DTCPの規格上,同一鍵で転送されるペイロードの総転送サイズが128Mバイトを超えた場合には,ハードウエア(DTCP−IP IC)は,直ちにペイロード部分を終了し,新たなPCPヘッダを付けたデータを転送しなければならない。
また,ペイロードのコピーモードが「Free(コピー自由)」から「Never(コピー不可)」や,「Once(一度だけコピー可)」から「Free(コピー自由)」などのように変更された場合も,ハードウエア(DTCP−IP IC)は,直ちにペイロード部分を終了し,新たなPCPヘッダを付けたデータを転送しなければならない。
しかし,これらの場合,ハードウエアはもうすでに所定のペイロードサイズが格納されたヘッダをバッファに格納してしまっているので,後でヘッダを書き直す必要が生じる。
そこで,上記コンテンツ処理装置によれば,コンテンツを複数のメモリに分割して格納した後,変更部が,大きさが変更されたペイロード長をメモリ管理ファイルに格納された変更後のペイロード長に変更する。これにより,ペイロードサイズが変更されたときにも,柔軟に対応できるコンテンツ処理装置により,データの不整合を修正したコンテンツを他の装置に転送することができる。
なお,上記格納部の機能は,DTCP−IP用の集積回路によりハードウエアとして実現されていてもよい。また,上記変更部の機能は,上記集積回路により実現される格納部の機能を補完するために定められた手順(プログラム)をCPUが実行することによりソフトウエアとして実現されていてもよい。
また,上記コンテンツ処理装置は,上記各メモリに分割して格納されたコンテンツを転送する転送部を備えていてもよい。さらに,上記コンテンツ処理装置は,上記各メモリに分割して格納されたコンテンツを暗号化する暗号化部を備えていてもよい。このとき,上記暗号化部は,DTCP−IPに定められた暗号化プロトコルに基づき,上記各メモリに分割して格納されたコンテンツを暗号化してもよい。
また,上記メモリ管理ファイルは,上記複数のメモリに各々対応して複数設けられ,上記格納部は,上記変更対象となるペイロード長を記憶したメモリに対応したメモリ管理ファイルに変更後のペイロード長を格納し,上記変更部は,上記メモリ管理ファイルに対応したメモリに記憶されたペイロード長を上記メモリ管理ファイルに格納された変更後のペイロード長に変更するようにしてもよい。
また,上記格納部は,上記複数のメモリに各々格納されたペイロード長を変更するか否かを示すフラグを上記複数のメモリ管理ファイルに各々格納し,上記変更部は,上記複数のメモリ管理ファイルに各々格納されたフラグに基づいて,上記複数のメモリ管理ファイルに対応する上記複数のメモリに各々格納されたペイロード長を変更するか否かを判定するようにしてもよい。
また,上記所定の条件は,DTCP(Digital Transmission Content Protection)に定められた条件であってもよい。さらに,上記所定の条件は,同一鍵で暗号化することができるデータ量に関する条件および/またはコンテンツを複製するときの制限に関する条件であってもよい。
これによれば,同一鍵で暗号化することができるデータ量に関する条件に基づいて,同一鍵で暗号化することができるペイロードの大きさが一定量以下に制限され,これにより,実際に格納されたペイロードの大きさ(データ量)が,メモリに格納されたヘッダのペイロード長と異なることとなった場合にも,該当メモリに格納されたヘッダのペイロード長を正しいペイロード長に変更することができる。この結果,データの不整合を修正しながらより安全にデータを転送することができる。
また,コンテンツを複製するときの制限に関する条件に基づいて,コンテンツの一部をいずれかのメモリに格納できなかった結果,実際に格納されたペイロードの大きさが,メモリに格納されたヘッダのペイロード長と異なることとなった場合にも,そのメモリに格納されたヘッダのペイロード長を正しいペイロード長に変更することができる。この結果,データの不整合を修正しながら,著作権が確実に保護,管理された状態でコンテンツを転送することができる。
また,本発明の他の観点によれば,コンテンツを転送するためにコンテンツを処理するコンテンツ処理方法であって,ペイロード長を含んだヘッダとペイロードとを含むコンテンツを,所定の条件に基づいて分割しながら,複数のメモリのうちの1または2以上のメモリに格納し;上記格納の結果,いずれかのメモリに格納されたペイロードの大きさが変更された場合,変更後のペイロード長をメモリ管理ファイルに格納し;上記大きさが変更されたペイロード長を上記メモリ管理ファイルに格納された変更後のペイロード長に変更することを特徴とするコンテンツ処理方法が提供される。
また,本発明の他の観点によれば,コンテンツを転送するために処理するコンテンツ処理装置と上記コンテンツ処理装置から転送されたコンテンツを再生するコンテンツ再生装置とが接続されたコンテンツ転送システムであって,上記コンテンツ処理装置は,複数のメモリと,上記複数のメモリを管理するメモリ管理ファイルと,ペイロード長を含んだヘッダとペイロードとを含むコンテンツを,所定の条件に基づいて分割しながら,上記複数のメモリのうちの1または2以上のメモリに格納し,格納した結果,いずれかのメモリに格納されたペイロードの大きさが変更された場合,変更後のペイロード長を上記メモリ管理ファイルに格納する格納部と,上記大きさが変更されたペイロード長を上記メモリ管理ファイルに格納された変更後のペイロード長に変更する変更部と,上記各メモリに分割して格納されたコンテンツを転送する転送部と,を備えることを特徴とするコンテンツ転送システムが提供される。
また,上記コンテンツ処理装置は,上記各メモリに分割して格納されたコンテンツを暗号化する暗号化部を備え,上記コンテンツ再生装置は,上記暗号化されたパケットを復号するようにしてもよい。
このとき,上記暗号化部は,DTCP−IPに定められた暗号化プロトコルに基づき,上記各メモリに分割して格納されたコンテンツを暗号化するようにしてもよい。
これによれば,メモリ管理ファイルに格納された変更後のペイロード長により,大きさが変更されたペイロード長を変更することができる。これにより,ペイロードサイズが変更されたときにも,柔軟に対応できるシステムおよびコンテンツ処理方法を利用することにより,データの不整合を修正しながら,たとえば,DTCP−IPに定められた暗号化プロトコルに基づき暗号化されたコンテンツをパケット処理して,他の装置に転送することができる。
以上説明したように,本発明によれば,データの不整合を修正しながらコンテンツを処理するコンテンツ処理装置,コンテンツ処理方法およびコンテンツ転送システムを提供することができる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお,以下の説明及び添付図面において,略同一の構成及び機能を有する構成要素については,同一符号を付することにより,重複説明を省略する。
(コンテンツ転送システムの概要)
まず,本発明の一実施形態にかかるコンテンツ転送システムの概要について,図1を参照しながら説明する。
コンテンツ転送システム10は,ホームサーバ100とデジタルTV200とPC300とを含んで構成されている。ホームサーバ100は,ホームネットワーク400aおよびホームネットワーク400bによりデジタルTV200およびPC300に各々接続されている。
ホームサーバ100は,図示しない外部ネットワークを介して,たとえば,放送番組などのコンテンツをホームサーバのハードディスクドライブ(HDD)に記録し,記憶されたコンテンツをデジタルTV200やPC300に転送するソースデバイス(Source Device)である。ホームサーバ100は,コンテンツを転送するために処理するコンテンツ処理装置の一例である。
デジタルTV200およびPC300は,ホームサーバ100から転送されたコンテンツを受信して再生するシンクデバイス(Sink Device)である。デジタルTV200およびPC300は,コンテンツ処理装置から転送されたコンテンツを再生するコンテンツ再生装置の一例である。
なお,コンテンツデータには,複数のパケットから構成される画像(ビデオ)データ,音声(オーディオ)データが含まれている。たとえば,コンテンツは,少なくとも文学,コンサート,映画,またはスポーツなどの多種のジャンルに係るテキスト,音声,動画像,もしくは静止画像又はそれら任意の組み合わせからなる。また,特段の条件がない限り,コンテンツデータには,上記画像データまたは音声データのうち少なくとも一方が含まれているものとする。
このようなコンテンツを転送する場合,各コンテンツが無体物であり,事実上の占有が困難であるという性質上,コンテンツに関する著作権を有効に保護,管理する必要がある。このために,本実施形態にかかるコンテンツ転送システム10では,DTCP−IP(Digital Transmission Content Protection over IP)に示されるコンテンツ保護方式を採用する。このDTCPは,音声や画像などのコンテンツの不正コピーや,不正な読み出し,不正な改ざんなどを防止するための暗号プロトコルを規定する。ただし,コンテンツ転送システム10は,DTCP−IPに示されるコンテンツ保護方式以外の他のコンテンツ保護方式を採用してもよい。
(DTCP−IPに規定されたコンテンツ保護方式の概要)
以下,DTCP−IPに規定されたコンテンツ保護方式の概要について簡単に述べる。このコンテンツ保護方式は,映像,音声等のディジタルコンテンツ,または,そのディジタルコンテンツを暗号化したコンテンツ(以下,「コンテンツ」という)の利用条件及び/又は利用状態を管理する。ディジタルコンテンツは,著作権管理者によって利用条件(所定の条件)が規定されているのが一般的であるが,かかる例に限定されない。
DTCP−IPのコンテンツ保護方式では,ディジタルコンテンツを暗号化/復号するためのコンテンツ共通鍵(コンテンツ鍵)とコンテンツの利用条件及び利用状態とに基づいて,コンテンツの利用を制御し,ライセンス情報等を管理する。
上記コンテンツ保護方式では,大別すると,少なくとも以下に示す3種のデータが存在する。すなわち,(1)「コンテンツ」,(2)「コンテンツ鍵」,(3)「コンテンツ等の利用や伝送に関する利用条件及び利用状態が記載された情報」からなる所定の条件(以下,「ライセンス情報」という。)のデータである。コンテンツは,ライセンス情報に記述された利用条件の範囲内においてコンテンツ鍵によって暗号化され,ネットワークを介して伝送後,復号処理され利用可能となる。
また,DTCPでは,IEEE1394等を用いたデバイス間での認証を行っている。DTCPの認証プロトコルAKE(Device Authentication and Key Exchange)では,たとえば,「Full Authentication」又は「Restricted Authentication」と呼ばれる認証を行い,鍵交換を行っている。コンテンツ鍵の多くは,数十〜数百ビットで構成されたビット値である。また,コンテンツ鍵は,機密情報であるため外部に漏洩しないよう厳重に管理され,ライセンス情報とひも付けられて管理される。
ライセンス情報は,コンテンツの利用や上記3種のデータの伝送などを制限するための利用条件などが記述されている。利用条件には,上述したようにコンテンツファイルの一部又は全部を転送することが可能であるか否かなどの条件が記述されている。たとえば,ライセンス情報が「Never(コピー不可)」,「Once(一度だけコピー可)」,「Free(コピー自由)」である場合,ライセンス情報が「Never」のデータを転送することはできない。これにより,たとえば,CMは,「Free」,放送番組は,「Never」とすることにより,放送番組の著作権の無断コピーを回避して,放送番組の著作権を確実に保護するとともに,CMを各種装置にて放映する機会を増やすことができる。なお,ライセンス情報には,利用条件に記載された転送処理を制御または管理するための情報(転送制御情報)等が含まれている。
このように,本実施形態にかかるコンテンツ転送システム10では,コンテンツファイルは,以上の説明したコンテンツ保護方式に基づき,著作権のライセンス情報に示された所定の条件により著作権管理されているため,コンテンツを許可なく無断で他の装置に送信することができない。たとえば,ホームサーバ100が受信した放送番組(コンテンツ)は,ライセンス情報に利用可能である旨の記載がなければ,ホームサーバ100からデジタルTV200やPC300に転送できないようになっている。一方,コンテンツ転送システム10では,かかるコンテンツ保護方式に準拠していれば,ネットワークに接続されたデバイス間で多様な種類のコンテンツを転送できるようになっている。
(ホームサーバの内部構成)
つぎに,ホームサーバ100の内部構成について,図3を参照しながら説明する。ホームサーバ100は,ボード110a,ボード110b,ハードディスク120,メモリ130(または,複数のメモリ群),DTCP−IP IC(DTCP−IP用の集積回路)140およびCPU150を含んで構成されている。
ボード110aは,たとえば,図2に示したような1又は2以上のディジタルコンテンツファイル(データ#0,データ#1・・・)の集合を外部装置から受信する。受信されたコンテンツは,暗号化(ローカル暗号化)されている。
ハードディスク120は,コンテンツファイルなどのデータを読書き可能なストレージ装置の一例であり,EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory),SDRAM,DRAMなど記憶装置であってもよい。
メモリ130(または,メモリ群)は,たとえば,RAMから構成され,複数のパケットにパケット化されたコンテンツを記憶する。
DTCP−IP IC140は,ローカル暗号化されたコンテンツを復号し,さらに,上述したコンテンツ保護方式(DTCP)に規定された条件にしたがって,PCP(Protected Content Packet)ヘッダを付加したパケットにコンテンツを分割するとともに,コンテンツ保護方式(DTCP)に規定された暗号プロトコルに基づいて,上記復号方式とは,同一又は異なる方式でコンテンツを暗号化する(プロトコル変換処理)。
CPU(中央演算処理装置)150は,コンテンツデータを復号したり,復号されたコンテンツデータを画面上等に出力するために出力データを加工する等コンテンツに関する一連の処理を実行するための各プログラムにしたがって,コンテンツに関する一連の処理・命令を実行する。各プログラムは,ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)に記憶されている(ともに図示せず)。CPUは,MPU(マイクロプロセッサ)に置き換えることもできる。なお,バスは,内部バス,メモリバス,入出力(I/O)バスなどホームサーバ100にて構成される各種バスの総称であり,各部から送出されたデータを,上記データの宛先である各部に伝送する。
ボード110bは,メモリ130に記憶され,パケット化されたコンテンツをIPネットワーク経由でデジタルTV200に順次送信する。ボード110bは,メモリ130のバッファに分割して格納された各コンテンツを転送する転送部に相当する。
なお,ボード110bは,1台のコンテンツ再生装置(デジタルTV200)とのデータをやりとりする場合に限定されず,たとえば,バスブリッジ等を用いてポートを増設することにより,複数台のコンテンツ再生装置(デジタルTV200やPC300など)とコンテンツデータをやりとりすることも可能である。
(ホームサーバおよびデジタルTVの機能)
つぎに,ホームサーバ100およびデジタルTV200の機能について,各装置の機能をブロックにて示した図4を参照しながら説明する。
ボード110aは,DTCP(Digital Transmission Content Protection)方式等に従い,まず外部装置との間でお互いに認証し,認証後,外部装置とホームサーバ100との間で共通の鍵で暗号化(ローカル暗号化)されたコンテンツを受信し,ハードディスク120に格納する。
メモリ130には,任意の個数および任意のサイズのバッファが複数個設けられている(バッファ#0〜バッファ#n)。複数個のバッファのサイズは必ずしも格納するデータのサイズに依存しない。また,任意のバッファには,図2に示したヘッダのペイロード長がそのバッファの先頭に格納される。
また,各バッファのアドレスとサイズを格納するためのディスクリプタ(ディスクリプタ#0〜ディスクリプタ#n)が,バッファと同数だけ設けられている。たとえば,図6では,バッファ#0〜バッファ#8・・・とディスクリプタ#0〜ディスクリプタ#8・・・とが一対一で設けられている。バッファ#0,バッファ#3,バッファ#4およびバッファ#6の先頭には,ペイロード長を含むコンテンツデータの情報を保持したヘッダ#0,ヘッダ#1,ヘッダ#2およびヘッダ#3が記憶されている。
各ディスクリプタは,図5に示した構造をしていて,(a)バッファのアドレス,(b)バッファ中にデータが格納されたサイズ,(c)ペイロードのサイズが変更されたときのフラグ,(d)ペイロードのサイズが変更された場合,その変更後のペイロード長,および,(e)次のバッファを管理するディスクリプタのアドレスに関する情報を有している。
ディスクリプタには,ハードウェア(DTCP−IP IC140)によってデータが転送される前準備として,(a)バッファのアドレス,(b)バッファ中にデータが格納されたサイズ,(e)次のバッファを管理するディスクリプタのアドレスを設定する。
たとえば,ディスクリプタ#0の(a)および(b)には,バッファ#0のアドレスおよびサイズがセットされ,ディスクリプタ#0の(e)には,ディスクリプタ#1のアドレスがセットされる。また,ディスクリプタ#1の(a)および(b)には,バッファ#1のアドレスおよびサイズがセットされ,ディスクリプタ#1の(e)には,ディスクリプタ#2のアドレスがセットされる。このようにして,各バッファと各ディスクリプタとはひも付けられている。なお,最終ディスクリプタ#nの(e)にディスクリプタ#0のアドレスを格納することにより,バッファをリング状にして管理してもよい。なお,ディスクリプタは,複数のバッファを管理するメモリ管理ファイルに相当する。
DTCP−IP IC140は,格納部140aおよび暗号化部140bの機能を有している。具体的には,格納部140aは,図2のペイロード長を含んだヘッダ(すなわち,ペイロード部分に記憶されたデータ量に関する情報を含んだヘッダ)とペイロード自体とを含むコンテンツデータを,ライセンス情報に含まれる所定の条件に基づいてバッファのサイズ毎に分割しながら(パケット化),1または2以上のメモリ(バッファ)に格納する。また,このように格納した結果,いずれかのメモリ(バッファ)に格納されたペイロードの大きさが変更された場合には,格納部140aは,変更後のペイロード長を,該当メモリに対応するメモリ管理ファイル(ディスクリプタ)に格納する。
前述したように,ハードディスク120に格納されたコンテンツは,暗号化(ローカル暗号化)されている。そこで,暗号化部140bは,コンテンツ鍵を用いてハードディスク120に格納されたコンテンツを復号する。また,暗号化部140bは,DTCP−IPに定められた暗号化プロトコルに基づき,乱数(シード)等を用いて相互間で共通のコンテンツ鍵を生成し,そのコンテンツ鍵でコンテンツデータを暗号化する。DTCP−IP暗号化されたコンテンツ(すなわち,PCPヘッダを付加し,パケット化されたコンテンツ)を転送する。
また,変更部150aは,ハードウェア(DTCP−IP IC140)によって転送されてくるバッファのうち,ヘッダ付きデータのペイロード部分のサイズ(ペイロード長)が動的に変更された場合,それに応じて,その変更されたサイズ(メモリ管理ファイル(ディスクリプタ)に格納された変更後のペイロード長)をヘッダ部分に反映する。
ボード110bは,ホームサーバ100とデジタルTV200との間で認証し,外部装置から受信し,DTCP−IP IC140にてPCPパケット化され,さらに,暗号化されたコンテンツデータをデジタルTV200に送信する。
デジタルTV200は,ボード210,復号部220,ハードディスク230および出力部240を含んで構成されている。ボード210は,ホームサーバ100を認証し,パケット化されたコンテンツをホームサーバ100から受信する。復号部220は,パケット化されたコンテンツを共通のコンテンツ鍵で復号し,ハードディスク230に格納する。出力部240は,ハードディスク230に格納されたコンテンツを再生する。
以上の説明したコンテンツ転送システム10において,ホームサーバ100が,DTCP−IP IC(DTCP等の著作権管理技術を実装する集積回路)140によりコンテンツをパケット化してデジタルTV200やPC300に転送する場合,各パケットに含まれるペイロードの実際の大きさと同パケットに記憶されたペイロード長とが異なるというデータの不整合が生じる場合がある。
(格納部の動作)
そこで,以下に,本実施形態にかかる格納部140aの動作について,図6および図7を参照しながら説明することにより,どのような場合にデータの不整合が生じるのかについても含めて説明する。前述したように,図6は,メモリ130の各バッファおよび各ディスクリプタの状態を示した説明図であり,図7は,格納部140aが実行する格納処理ルーチンを示したフローチャートである。
コンテンツデータが転送されると,格納部140aは,図7のステップ700から処理を開始し,ステップ705にてハードディスク120に記憶されたコンテンツデータを取り込み,ステップ710にて最初のディスクリプタ#0の(a)に示されたバッファ#0をアクセスする。
つぎに,格納部140aは,ステップ715にて図2のコンテンツデータ#0のヘッダ部分をバッファ#0の先頭に書き込み,ステップ720にてコンテンツデータ#0のペイロード部分をバッファ#0に順次書き込んでいく。つぎに,格納部140aは,ステップ725にて,ペイロード部分を最後まですべてバッファ#0に書き込んだか否かを判定する。
データ#0のペイロード部分を最後まですべてバッファに書き込んでいない場合には,格納部140aは,ステップ730に進んでバッファ#0がデータでいっぱいであるか否かを判定する。このとき,まだ,バッファ#0に書き込める領域が存在する場合,格納部140aは,ステップ735に進んで,すでにバッファに書き込んだデータ#0のペイロードの大きさが,128Mバイト(ライセンス情報に含まれる所定の条件の一例に相当する。)より大きいか否かを判定する。
ここで,すでにバッファに書き込んだデータ#0のペイロードの大きさが,128Mバイト以下であれば,格納部140aは,ステップ720に戻り,ステップ730にてバッファ#0がデータでいっぱいになるまで,ペイロードの書き込み処理(ステップ720〜ステップ735)を繰り返す。
バッファ#0がデータでいっぱいになったとき,格納部140aは,ステップ730に続くステップ740にて,つぎのディスクリプタ#1の(a)に示されたバッファ#1をアクセスし,バッファ#1にデータ#0のペイロードの続きを書き込む。その後,バッファ#1がデータでいっぱいになった場合も同様に,格納部140aは,次のディスクリプタ#2の(a)に示されたバッファ#2にデータ#0のペイロードの続きを書き込む。
ここで,バッファ#2の途中までデータ#0のペイロードを書き込んだ時点で,同一鍵で暗号化することができるデータ量に関する条件,すなわち,バッファ#0〜バッファ#2に格納したペイロードの大きさ(データ量)が128Mバイトを越えたとする。この場合,格納部140aは,ペイロード部分のバッファ#2への書き込みを終了させ,ステップ735にて「YES」と判定し,ステップ745に進んで,バッファ#0に対応するディスクリプタ#0の(c)(図5参照)のフラグに「1」を設定するとともに,変更されたペイロードのサイズ(バッファ#0〜バッファ#2に実際に格納したデータのサイズ)を,ディスクリプタ#0の(d)に書き込み,ステップ750に進んで,次のディスクリプタ#3の(a)に示されたバッファ#3をアクセスし,ステップ715に戻って,データ#0のヘッダをバッファ#3の先頭に書き込んだ後,データ#0のぺイロードのづつきをバッファ#3に書き込む。
このようにして,ディスクリプタをたどりながらデータをバッファに順次格納し,1つのヘッダを持ったデータがすべて格納されると,格納部140aは,ステップ725にて「Yes」と判定し,ステップ755にて次のヘッダ部分が入力されているか否かを判定する。この時点では,図2に示したように,ステップ705にて入力したコンテンツには,データ#0の後にデータ#1(ヘッダ部分を含む)が入力されている。そこで,格納部140aは,ステップ755に続くステップ760にて,次のディスクリプタ#4の(a)に示されたバッファ#4をアクセスし,ステップ715に戻って,データ#1のヘッダをバッファ#4の先頭に書き込む。
これにより,次のヘッダは,必ず,次のディスクリプタが指し示すバッファの先頭に格納される。すなわち,図2では,2つ目のヘッダ付きデータ#1を格納するとき,そのヘッダは,バッファ#3の続きに格納されるのではなく,バッファ#4の先頭に格納される。
このようにしてすべてのデータのペイロード部分が各バッファに書き込まれ,つぎのヘッダ部分が入力されていない場合,格納部140aは,ステップ755にて「No」と判定し,ステップ765に進んで,ペイロードを格納した最後のディスクリプタの番号(図6では8)をnmaxに記憶し,ステップ795に進んで本処理を終了する。
以上に説明した格納部140aの動作では,ペイロードのサイズが所定のものであり,動的に変更されなければヘッダを書き換える必要はない。しかし,ライセンス情報に定められた条件を満足するために,ペイロードのサイズが変更されてデータが格納された場合には,ペイロードのサイズを格納しているヘッダ(上記説明では,バッファ#3およびバッファ#5のヘッダ)を書き直す必要が生じる。
たとえば,DTCP−IPで扱われるデータは,ひとつ以上のPCPで構成される。前述したように,PCPは,図2のようにヘッダとそれに続くペイロードで構成されていて,ヘッダにはペイロードのサイズを格納するようになっている。PCPのサイズは,ペイロードのサイズが動的に変更されなければ,所定の一定サイズで転送されるが,DTCPの規格上,同一鍵で転送されるペイロードの総転送サイズが128Mバイトを超えた場合には,ハードウエア(DTCP−IP IC140)は,直ちにペイロード部分を終了し,新たなPCPヘッダを付けたデータを転送しなければならない。ペイロードのコピーモードが「Never」である部分を含んだペイロードをバッファに格納しなかった場合など,図2のヘッダに示されたペイロードのサイズに変更が生じた場合にも,新たなPCPヘッダを付けたデータを転送しなければならない。
しかし,これらの場合,ハードウエアはもうすでに所定のペイロードサイズが格納されたヘッダをバッファに格納してしまっているので,後でヘッダを書き直す必要が生じる。
図6では,ハードウエアはペイロードサイズが変更された時点で,その時使用しているディスクリプタ(図3におけるディスクリプタ#3およびディスクリプタ#5)に対して,図5(c)にペイロードが変更されことを示すフラグを立て,(d)に変更後のペイロードのサイズをセットしている。
(変更部の動作)
そこで,変更部150aは,これらのデータを用いて,ヘッダのペイロード長を変更後のペイロード長に書き換えることによりデータの不整合を修正する。以下に,変更部150aにより実行されるヘッダの書き換え動作について,図8を参照しながら具体的に説明する。図8は,変更部150aが実行する書き換え処理ルーチンを示したフローチャートである。
変更部150aは,デジタルTV200にパケット化されたコンテンツデータを転送する前の所定のタイミングに,図8のステップ800から処理を開始し,ステップ805にて,変数nに「1」を設定する。つぎに,nが最後にペイロードを格納したディスクリプタの番号nmaxより大きいか否かを判定する。nがnmax以下である場合,変更部150aは,ステップ815に進んで,ディスクリプタ#nの(c)に記憶されたフラグが「1」であるか否かを判定する。フラグが「1」でない場合,ペイロードのサイズには変更が生じていないと判断してステップ820に進み,nの値を「1」増加させ,ステップ815にて「YES」と判定するまで,ステップ810〜820の処理を繰り返す。
ディスクリプタ#3およびディスクリプタ#5のフラグnは「1」を示しているので,nが3または5に等しいとき,変更部150aは,ステップ815にて「YES」と判定し,ステップ825に進んで,ディスクリプタ#3の(d)およびディスクリプタ#5の(d)に格納されたペイロードのサイズ(変更後のペイロード長)をバッファ#3およびバッファ#5のヘッダ部分に各々書き込む。その後,nの値が「9」になると,変更部150aは,ステップ810にて「YES」と判定し,ステップ895に進んで本処理を終了する。
以上,本実施形態にかかるコンテンツ転送システム10について説明した。従来においても,任意のサイズのバッファを予め用意し,コンテンツデータの塊に対して,コンテンツデータを分割して格納し,それらのバッファをディスクリプタで管理する手段は存在していた。しかしながら,ペイロード部分のサイズを格納したヘッダを持ったデータを扱い,かつ,そのペイロード部分のサイズがハードウエアの動作に応じて動的に変わった場合,そのサイズをソフトウエアの動作によりヘッダに反映させるための機構はなかった。
これに対して,以上に説明した本実施形態にかかるホームサーバ100によれば,頻繁にペイロードサイズが変更される状態になっても,1つのディスクリプタが指し示すバッファに複数のヘッダが存在することはないので,バッファサイズを極端に大きくすることなく,確実にヘッダを書き換えることによりデータの不整合を修正することができる。これにより,ペイロードのサイズを格納したヘッダを持ったデータにおいて,ヘッダ部分を転送してしまった後,ペイロードのサイズが変更された場合であって,かつ,それが頻繁発生した場合であっても確実にヘッダ部分のペイロードのサイズを変更することができる。
上記実施形態において,各部の動作はお互いに関連しており,互いの関連を考慮しながら,一連の動作として置き換えることができる。そして,このように置き換えることにより,方法の発明の実施形態とすることができる。
また,上記各部の動作を,各部の処理と置き換えることにより,プログラムの実施の形態とすることができる。また,プログラムを,プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶させることで,プログラムに記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の実施の形態とすることができる。
したがって,コンテンツを転送するためにコンテンツを処理するコンテンツ処理方法の発明は,ペイロード長を含んだヘッダとペイロードとを含むコンテンツを,所定の条件に基づいて分割しながら,複数のメモリのうちの1または2以上のメモリに格納する処理と;上記格納の結果,いずれかのメモリに格納されたペイロードの大きさが変更された場合,変更後のペイロード長をメモリ管理ファイルに格納する処理と;上記いずれかのメモリに格納されたペイロード長を上記メモリ管理ファイルに格納された変更後のペイロード長に変更する処理と;をコンピュータに実行させることを特徴とするコンテンツ処理プログラムとすることができる。
また,コンテンツを転送するためにコンテンツを処理するコンテンツ処理方法の発明は,ペイロード長を含んだヘッダとペイロードとを含むコンテンツを,所定の条件に基づいて分割しながら,複数のメモリのうちの1または2以上のメモリに格納する処理と;上記格納の結果,いずれかのメモリに格納されたペイロードの大きさが変更された場合,変更後のペイロード長をメモリ管理ファイルに格納する処理と;上記いずれかのメモリに格納されたペイロード長を上記メモリ管理ファイルに格納された変更後のペイロード長に変更する処理と;をコンピュータに実行させるコンテンツ処理プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体とすることができる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
たとえば,図9に示したように,ホームサーバ100は,必ずしも,DTCP−IP IC140により上記格納部140aおよび暗号化部140bの機能が実現される必要はなく,バッファにペイロードをため込むときにバッファの先頭にヘッダを添付することができるヘッダ添付IC160であってもよい。この場合にも,ヘッダ添付IC160によりヘッダが添付され,パケット化されたコンテンツデータは,CPU150により整合性が保たれた状態にヘッダのデータが修正された後,ボード110bを介してデジタルTV200に転送される。なお,DTCP−IP IC140およびヘッダ添付IC160の機能は,集積回路(ハードウエア)により達成されてもよく,これらの機能を実現する処理手順を記述したプログラムをCPU150で実行することにより達成されてもよい。
また,以上の説明では,ホームサーバ100は,送信側デバイス(ソースデバイス)として機能したが,これに限定されず,受信側デバイス(シンクデバイス)として機能することも可能である。同様に,以上の説明では,デジタルTV200およびPC300は,受信側デバイスとして機能したが,これに限定されず,送信側デバイス(ソースデバイス)として機能することも可能である。
したがって,コンテンツ処理装置およびコンテンツ再生装置は,ハードディスク内蔵型ステレオ,DVD/HDレコーダ・プレーヤ,ホームストレージサーバ,カーナビゲーションシステム,ゲーム機等のデバイスであってもよい。また,コンテンツ処理装置およびコンテンツ再生装置は,携帯型音楽プレーヤ,携帯電話,PDA(Personal Digital Assistants),携帯ゲーム機,デジタルカメラ,デジタルビデオカメラ,ヘッドマウントディスプレイ等の携帯デバイスであってもよい。
本発明は,データの不整合を修正しながらコンテンツを処理するコンテンツ処理装置,コンテンツ処理方法およびコンテンツ転送システムに適用可能である。
本発明の一実施形態にかかるコンテンツ転送システム10の全体構成図である。 同実施形態におけるコンテンツデータの一例を示した図である。 同実施形態におけるホームサーバの構成および動作を示した説明図である。 同実施形態におけるホームサーバおよびデジタルTVの機能を示した機能ブロック図である。 同実施形態におけるディスクリプタのデータ構造を示した図である。 同実施形態におけるバッファおよびディスクリプタへのデータの格納方法を説明するための説明図である。 同実施形態にかかる格納部にて実行される処理ルーチンを示したフローチャートである。 同実施形態にかかる変更部にて実行される処理ルーチンを示したフローチャートである。 同実施形態におけるホームサーバの他の構成および動作を示した説明図である。
符号の説明
10 コンテンツ転送システム
100 ホームサーバ
110a ボード
110b ボード
120 ハードディスク
130 メモリ
140 DTCP―IP IC
140a 格納部
140b 暗号化部
150 CPU
150a 変更部
160 ヘッダ添付IC
200 デジタルTV
210 ボード
220 復号部
230 ハードディスク
240 出力部
300 PC

Claims (14)

  1. コンテンツを転送するために処理するコンテンツ処理装置と前記コンテンツ処理装置から転送されたコンテンツを再生するコンテンツ再生装置とが接続されたコンテンツ転送システムであって:
    前記コンテンツ処理装置は,
    複数のメモリと;
    前記複数のメモリを管理するメモリ管理ファイルと;
    ペイロード長を含んだヘッダとペイロードとを含むコンテンツを,所定の条件に基づいて分割しながら,前記複数のメモリのうちの1または2以上のメモリに格納し,格納した結果,いずれかのメモリに格納されたペイロードの大きさが変更された場合,変更後のペイロード長を前記メモリ管理ファイルに格納する格納部と;
    前記大きさが変更されたペイロード長を前記メモリ管理ファイルに格納された変更後のペイロード長に変更する変更部と;を備えることを特徴とするコンテンツ転送システム。
  2. 前記コンテンツ処理装置は,さらに,
    前記各メモリに分割して格納されたコンテンツを暗号化する暗号化部を備え,
    前記コンテンツ再生装置は,
    前記暗号化されたコンテンツを復号することを特徴とする請求項1に記載されたコンテンツ転送システム。
  3. 前記暗号化部は,
    DTCP−IPに定められた暗号化プロトコルに基づき,前記各メモリに分割して格納されたコンテンツを暗号化することを特徴とする請求項2に記載されたコンテンツ転送システム。
  4. コンテンツを転送するためにコンテンツを処理するコンテンツ処理装置であって:
    複数のメモリと;
    前記複数のメモリを管理するメモリ管理ファイルと;
    ペイロード長を含んだヘッダとペイロードとを含むコンテンツを,所定の条件に基づいて分割しながら,前記複数のメモリのうちの1または2以上のメモリに格納し,格納した結果,いずれかのメモリに格納されたペイロードの大きさが変更された場合,変更後のペイロード長を前記メモリ管理ファイルに格納する格納部と;
    前記大きさが変更されたペイロード長を前記メモリ管理ファイルに格納された変更後のペイロード長に変更する変更部と;を備えることを特徴とするコンテンツ処理装置。
  5. 前記コンテンツ処理装置であって,さらに,
    前記各メモリに分割して格納されたコンテンツを転送する転送部;を備えることを特徴とする請求項4に記載されたコンテンツ処理装置。
  6. 前記コンテンツ処理装置は,さらに,
    前記各メモリに分割して格納されたコンテンツを暗号化する暗号化部を備えることを特徴とする請求項4に記載されたコンテンツ処理装置。
  7. 前記暗号化部は,
    DTCP−IPに定められた暗号化プロトコルに基づき,前記各メモリに分割して格納されたコンテンツを暗号化することを特徴とする請求項6に記載されたコンテンツ処理装置。
  8. 前記メモリ管理ファイルは,
    前記複数のメモリに対応して複数設けられ,
    前記格納部は,
    前記大きさが変更されたペイロード長を記憶したメモリに対応したメモリ管理ファイルに変更後のペイロード長を格納し,
    前記変更部は,
    前記メモリ管理ファイルに対応したメモリに記憶されたペイロード長を前記メモリ管理ファイルに格納された変更後のペイロード長に変更することを特徴とする請求項4に記載されたコンテンツ処理装置。
  9. 前記格納部は,
    前記複数のメモリに各々格納されたペイロード長を変更するか否かを示すフラグを前記複数のメモリ管理ファイルに各々格納し,
    前記変更部は,
    前記複数のメモリ管理ファイルに各々格納されたフラグに基づいて,前記複数のメモリ管理ファイルに対応する前記複数のメモリに各々格納されたペイロード長を変更するか否かを判定することを特徴とする請求項8に記載されたコンテンツ処理装置。
  10. 前記所定の条件は,DTCPに定められた条件であることを特徴とする請求項4に記載されたコンテンツ処理装置。
  11. 前記所定の条件は,同一鍵で暗号化することができるデータ量に関する条件および/またはコンテンツを複製するときの制限に関する条件であることを特徴とする請求項4に記載されたコンテンツ処理装置。
  12. 前記格納部の機能は,
    DTCP−IP用の集積回路により実現されることを特徴とする請求項4に記載されたコンテンツ処理装置。
  13. 前記変更部の機能は,
    前記変更部の機能を実現するために定められた処理手順をCPUが実行することにより実現されることを特徴とする請求項4に記載されたコンテンツ処理装置。
  14. コンテンツを転送するためにコンテンツを処理するコンテンツ処理方法であって:
    ペイロード長を含んだヘッダとペイロードとを含むコンテンツを,所定の条件に基づいて分割しながら,複数のメモリのうちの1または2以上のメモリに格納し;
    前記格納の結果,いずれかのメモリに格納されたペイロードの大きさが変更された場合,変更後のペイロード長をメモリ管理ファイルに格納し;
    前記大きさが変更されたペイロード長を前記メモリ管理ファイルに格納された変更後のペイロード長に変更することを特徴とするコンテンツ処理方法。
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