JP2007037315A - 配電系統制御方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
過負荷に対する対策を事前に且つ適切に行う。
【解決手段】
本発明に係る配電系統制御方法は、所定の時点において取得された、所定範囲内における配電線の状態データに基づき、当該所定範囲内における配電線について過負荷状態の発生の有無を予測し、過負荷状態の発生があると予測された配電線を特定する工程と、配電系統に関するデータと過負荷状態の発生があると予測された配電線のデータとに基づき、当該過負荷状態の発生があると予測された各配電線の過負荷を解消させるために必要な配電系統の切替順序を特定し、当該配電系統の切替順序に従って対象開閉器に対して順次指示を行うための操作手順データを生成する工程とを含む。このようにすれば、過負荷解消のために必要な対象開閉器に対する操作手順データを事前に得ることができ、操作手順データに従って切替えを行えば他系統における余裕電流が融通され、過負荷が解消される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、配電系統(6kVの高圧、または20kV級の特別高圧で形成された系統)の制御技術に関する。
例えば特開平10−327535号公報には、配電線の電圧を制御し適正値に電圧を保つ電圧調整機能を持つ配電線監視制御装置が開示されている。具体的には、配電線の電圧調整用に設置された開閉器付き並列コンデンサを有する配電系統において、配電線の負荷電流、電圧、力率を配電用変電所で計測し取り込む装置を有し、配電線の負荷電流を収集し負荷曲線を作成する手段と、検出した値と負荷曲線より将来の配電線電流を予測しこの結果に基づき、開閉器付き並列コンデンサの入り/切り制御を行う手段を有し、配電線電圧の逸脱を事前に検出し、配電線の電圧を制御し適正値に電圧を保つものである。本公報開示の技術では、制御対象が開閉器付き並列コンデンサであり、その入り/切り制御により電圧を調整するだけであって、配電系統の切り替えを行うことはできない。また、過負荷と予測される配電線が複数存在する場合等の対処についても明示されていない。
また、特開昭62−23320号公報には、過負荷発生時に、予め登録されている過負荷解消のための操作手順を表示するような技術が開示されている。さらに、特開平3−11930号公報には、配電系統内の配電線及びバンクで急激な負荷の変動が予測されるような場合、その配電線及びバンクに対して要求を与えることにより、要求した配電線及びバンクについて、通常の過負荷検出処理とは独立に、実行中止の要求を与えるまでの間、急激な負荷の変動に対応できる周期で過負荷検出処理を行う、という技術が開示されている。
特開平10−327535号公報 特開昭62−23320号公報 特開平3−11930号公報
配電系統(配電線及びバンク)の過負荷発生防止については、近年の設備投資抑制に伴う高稼働運転が進むにつれて今後益々難しくなる傾向にある。現状では、例えば宿直時の夜間ピーク時など、配電自動化システムによる過負荷発生警報により、運用者はその時点で緊急に系統切替等の処置を行うことも少なくない。一方、上で述べたような公報では、発生する可能性のある過負荷に対処するための配電系統の切替えを事前に且つ適切に行うことはできない。
従って、本発明の目的は、過負荷に対する対策を事前に且つ適切に行うことができるようにするための新規な技術を提供することである。
本発明に係る配電系統制御方法は、所定の時点において取得された、所定範囲内における配電線の状態データに基づき、当該所定範囲内における配電線について過負荷状態の発生の有無を予測し、過負荷状態の発生があると予測された配電線を特定する予測ステップと、配電系統に関するデータと過負荷状態の発生があると予測された配電線のデータとに基づき、当該過負荷状態の発生があると予測された各配電線の過負荷を解消させるために必要な配電系統の切替順序を特定し、当該配電系統の切替順序に従って対象開閉器に対して順次指示を行うための操作手順データを生成する生成ステップとを含む。
このようにすれば、過負荷解消のために必要な対象開閉器に対する操作手順データを事前に得ることができるので、過負荷解消に適切に対処することができる。なお、配電系統の切替順序は、過負荷解消に必要であれば1つの配電線について特定される場合も複数の配電線についても特定される場合もある。そして、操作手順データに従って切替えを行えば他系統における例えば余裕電流が融通され、過負荷が解消されるようになる。
また、上で述べた予測ステップが、基準となる電流負荷曲線を特定するステップと、所定範囲内における特定の配電線について所定の時点における電流値を測定するステップと、電流負荷曲線における所定の時点における電流値と測定された電流値とから、特定の配電線についての予測電流負荷曲線を生成するステップと、予測電流負荷曲線において基準を上回る電流値が発生しているか判断するステップとを含むようにしてもよい。基準となる電流負荷曲線を適切に選択することにより、正確な過負荷予測が行われるようになる。
さらに、上で述べた予測ステップが、過負荷状態の発生があると予測された配電線毎に過負荷度合いを算出するステップと、過負荷状態の発生があると予測された配電線毎に過負荷状態の予測発生時刻を特定するステップを含むようにしてもよい。その際、上で述べた生成ステップは、過負荷状態の予測発生時刻が早く且つ過負荷度合いの高い配電線の順番に、前の順番において特定された配電系統の切替結果を反映した後の状態に基づき、過負荷を解消させるために必要な配電系統の切替えを特定するステップを含む。適切な順番にて系統の切替えが行われるようになる。
また、上で述べた生成ステップが、自動開閉器のみを使用して、特定の配電線の過負荷を解消させるための処理を実施するステップと、自動開閉器のみを使用して特定の配電線の過負荷を解消させることができない場合には、手動開閉器及び自動開閉器を使用して、特定の配電線の過負荷を解消させるための処理を実施するステップとを含むようにしてもよい。自動開閉器であれば遠隔制御でき、省力化される。但し過負荷が解消できない場合には手動開閉器をも用いて過負荷を解消するようにする。
さらに、上で述べた生成ステップにおいて、特定の配電線の末端幹線区間から順番に配電系統の切替えの是非を判断するようにしてもよい。末端幹線区間に近い区間は他の配電系統に接続されている場合が多いため、このようにすれば他の区間に対する影響を最小限に抑えることができるようになる。
本発明に係る方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを作成することも可能であり、当該プログラムは、例えばフレキシブル・ディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等の記憶媒体又は記憶装置に格納される。また、ネットワークを介してディジタル信号にて頒布される場合もある。なお、処理途中のデータについては、コンピュータのメモリ等の記憶装置に一時保管される。
本発明によれば、過負荷に対する対策を事前に且つ適切に行うことができるようになる。
本発明の一実施の形態に係る配電系統制御装置の機能ブロック図を図1に示す。図1に示すように、配電系統制御装置は、配電系統、バンク、幹線区間、需要家及び開閉器についてデータを格納するネットワークデータ格納部1と、配電線における現在及び過去の負荷計測結果等を格納する負荷記録データ格納部3と、ネットワークデータ格納部1及び負荷記録データ格納部3に格納されたデータを用いて過負荷状態が発生すると予測される配電線を特定する過負荷発生予測部5と、過負荷発生予測部5により特定された配電線についてのデータを格納する過負荷配電線リスト格納部7と、ネットワークデータ格納部1、負荷記録データ格納部3及び過負荷配電線リスト格納部7に格納されたデータを用いて過負荷解消のため必要となる配電系統の切替えを特定する処理を実施する過負荷解消処理部9と、過負荷解消処理部9により特定された配電系統の切替えにより操作が必要となる開閉器についての操作手順データを格納する操作手順データ格納部11と、操作手順データ格納部11に格納されている操作手順データに従って自動開閉器については自動的に指示を送信し、手動開閉器については実行すべき操作手順を表示装置に表示させるなどの処理を実施する操作実行処理部13とを含む。
ネットワークデータ格納部1は、バンクDBと、配電系統DBと、需要家DBと、幹線区間DBと、開閉器DBとを含む。バンクDBは配電系統DBと関連付けられており、幹線区間DBは配電系統DBと関連付けられており、幹線区間DBは需要家DBと関連付けられており、幹線区間DBは開閉器DBとは関連付けられている。
バンクDBには、属性値としてバンク名称と過負荷判定値とが含まれる。また、配電系統DBには、属性値として、配電線名称と、過負荷判定値と、幹線区間番号と、所属バンクとが含まれる。幹線区間DBには、属性値として、負荷(kW)と、電源及び負荷の両方向の接続開閉器と、幹線区間番号と、所属配電系統とが含まれる。需要家DBには、属性値として、契約電力(kW)と、需要家種別(本予備)と、需要家名称と、所属幹線区間とが含まれる。開閉器DBには、属性値として、自動/手動/連係/幹線種別と、入/切/操作禁止状態と、所属幹線区間と、許容通過電流(A)と、開閉器番号とが含まれる。
負荷記録データ格納部3は、配電線年負荷DBと、配電線月負荷DBと、配電線日負荷DBとを含む。配電線年負荷DBは配電線月負荷DBと関連付けられており、配電線月負荷DBは配電線日負荷DBと関連付けられている。配電線年負荷DBには、属性値として、データ取得月(1乃至12)と、各月最大計測値(A)とが含まれる。配電線月負荷DBには、属性値として、データ取得日(1乃至31)と、各日最大計測値(A)とが含まれる。配電線日負荷DBには、属性値として、データ取得時(1乃至24)と、開示最大計測値(A)とが含まれる。なお、負荷記録データ格納部3には、例えば10分毎の負荷計測値(A)が、既存の施設に設けられた電流計によって測定され、格納される。また、以下で説明するように、処理日の予測電流値についても格納されるものとする。
次に、図2乃至図14を用いて図1に示した配電系統制御装置の処理フローを説明する。最初に、過負荷発生予測部5は、ネットワークデータ格納部1及び負荷記録データ格納部3に格納されたデータを用いて、過負荷発生予測処理を実施し、過負荷が発生すると予測された配電線についてのデータを過負荷配電線リスト格納部7に格納する(ステップS1)。なお、既存の施設に設けられた電流計の測定結果は自動的に負荷記録データ格納部3に格納されるようになっているものとする。また、予測電流値も負荷記録データ格納部3に格納される。本ステップの詳細な処理については図3乃至図5を用いて後に詳しく述べる。
次に、過負荷解消処理部9は、負荷記録データ格納部3、過負荷配電線リスト格納部7及びネットワークデータ格納部1に格納されたデータを用いて、過負荷解消手順生成処理を実施し、過負荷解消のために操作される開閉器に対する操作手順データを生成して操作手順データ格納部11に格納する(ステップS3)。本ステップの詳細な処理については図6乃至図14を用いて後に詳しく述べる。
そして、操作実行処理部13は、操作手順データ格納部11に格納されたデータに基づき、対象開閉器に対して、指定されたタイミング及び順番に従って過負荷解消操作の実行を指示する(ステップS5)。対象開閉器が自動開閉器であれば、指定されたタイミング及び順番に従って操作実行処理部13が、当該自動開閉器に対して指示を送信するようにしても良いし、操作手順のデータを、指定されたタイミングで配電系統制御装置の表示装置に表示して、当該表示に基づきオペレータが指示を出すことに応じて当該自動開閉器に対して指示を送信するようにしても良い。手動開閉器を含む場合には、当該手動開閉器の設置場所に作業員を派遣して、指定のタイミングで指定の操作を行う。操作を開閉器に実行させた場合には、操作手順データ格納部11において当該操作に対応するレコードに実行完了を登録する。
以上のような処理を例えば毎日実行することにより、過負荷解消に必要な操作を実際の過負荷発生より前に適切に実行させることができる。
次に、図3乃至図5を用いて過負荷発生予測処理について説明する。過負荷発生予測部5は、配電系統制御装置のオペレータに対して基準日の指定を促し、オペレータから基準日の指定を受け付け、例えばメインメモリなどの記憶装置に格納する(ステップS11)。基準日については、処理日と類似する負荷曲線が現れた過去の特定の日であり、例えば前日(前日が休祭日の場合には直前の平日)、1年前の同一日などである。例えば、オペレータの指示に従って、負荷記録データ格納部3に格納されているデータを用いて、指定された日の負荷曲線を表示装置に表示させ、オペレータに確認させた上で指定させるようにしても良い。
次に、過負荷発生予測部5は、ネットワークデータ格納部1の配電系統DBに登録されている配電線のうち未処理の配電線を1つ特定する(ステップS13)。また、未処理の配電線における現在の電流値を負荷記録データ格納部3から読み出し、同じく負荷記録データ格納部3の配電線日負荷DBから指定基準日における負荷曲線のデータとを取得する(ステップS15)。そして、現在の電流値と取得負荷曲線における同時刻の電流値との差を算出し、当該差に基づき指定基準日における取得負荷曲線を変更することにより、変更後の負荷曲線における最大電流値を特定する(ステップS17)。なお、変更後の負荷曲線のデータについては、負荷記録データ格納部3に格納する。
例えば図4のような画面を配電系統制御装置の表示装置に表示させるようにしても良い。図4の例では、配電線を特定するためのデータ(○○○○○変電所 ○B ○○F ○○○○○線)と、予測開始時刻(○○時)と、指定日(9999/99/99)と、負荷曲線を含むグラフ401と、毎時実績電流値及び予測電流値のテーブル402とを含む。グラフ401において、縦軸は電流値を表し、横軸は時間を表している。また、一点鎖線bは指定基準日の負荷曲線を表しており、実線aは処理当日の実績値(A)を表しており、点線cは現在の電流値と取得負荷曲線における同時刻の電流値との差を取得負荷曲線に加算した結果を表している。本例では「加算」であるが、基準日の指定によっては、処理当日の実績値との連続性を保つために、取得負荷曲線から上記差を「減算」する場合もある。テーブル402には、実線a及び点線cの毎時の値(実績値又は予測値)が含まれている。例えばこの画面の段階で指定基準日を入れ替えることができるようにしても良い。
そして、過負荷発生予測部5は、ステップS17で特定された最大電流値と、ネットワークデータ格納部1の配電系統DBに登録されている過負荷判定値(基準値)とを比較して、ステップS17で特定された最大電流値が基準値を超えるか判断する(ステップS19)。ステップS17で特定された最大電流値が基準値以下である場合にはステップS23に移行する。一方、ステップS17で特定された最大電流値が基準値を超える場合には、過負荷配電線リストに当該配電線のデータを追加登録する(ステップS21)。過負荷配電線リストには、配電線を特定するデータ(配電線名、変電所名称、バンク名称)、現在電流値(A)、過負荷予測電流値(A)(ステップS17で特定された最大電流値)、及び過負荷発生予想時刻(基準値を超えると予測される時刻)が含まれる。過負荷発生時刻については、変更後の負荷曲線から、電流値が最も早く基準値を超える時刻を特定する。
そして、過負荷発生予測部5は、ネットワークデータ格納部1において未処理の配電線が存在するか判断する(ステップS23)。未処理の配電線が存在する場合にはステップS13に戻る。一方、全ての配電線が処理済みである場合には、過負荷配電線リスト格納部7に格納されている過負荷配電線リストを配電系統制御装置の表示装置に表示する(ステップS25)。例えば図5に示すような画面を表示する。図5の例では、過負荷が発生すると予測された配電線のリストがテーブル501として含まれる。テーブル501には、番号(No.)、変電所及び配電線名称、バンク名称、現在電流値(A)、過負荷予測電流値(A)、及び過負荷発生予測時刻が各配電線について含まれている。なお、1画面で全ての配電線についてのデータを表示しきれない場合には、テーブル501を複数のテーブルに分割して複数画面で表示する。このため、前ページボタン、後ページボタンによって画面遷移が可能となっている。
このような処理を行うことによって、どの配電線において過負荷が発生する可能性があるのかを把握することができる。なお、基準日については、オペレータの経験に依存する形で指定されるものであるが、さらに基準日を自動的に特定する処理を実施するようにしても良い。例えば平日、休日の別、最近の負荷変化の特徴などを加味した負荷曲線のパターンマッチングによって特定するようにしても良い。
次に、図6乃至図14を用いて過負荷解消手順生成処理を説明する。なお、過負荷発生が予測されない場合には図6乃至図14の処理フローを実行する必要はない。過負荷解消処理部9は、過負荷配電線リスト格納部7における過負荷配電線リストの各レコードを予測発生時刻でソートする(ステップS31)。また、同一時刻に複数の配電線が過負荷になると予測されている場合には、過負荷予測電流値の大きい順にソートする(ステップS33)。このように、予測発生時刻順、且つ過負荷予測電流値の大きい順に、過負荷の解消のために必要となる配電系統の切替えを特定するようにする。これにより正しい順番に、そして影響の大きい順に過負荷の解消を図ることができるようになる。なお、ステップS31及びS33は、過負荷配電線リストに1つの配電線のみの場合にはスキップされる。
そして、過負荷解消処理部9は、過負荷配電線リストの上位から未処理の配電線を特定し(ステップS35)、過負荷解消処理を実施する(ステップS37)。この処理については後に詳細に説明する。なお、これは以下の基本方針に従う処理である。すなわち、(1)負荷側の幹線区間(末端幹線区間)から順に、当該配電系統の過負荷が解消されるまで切替えを実施するものとする。作成した手順は配電線毎に件名として管理する。(2)各幹線区間において隣接系統のみで負荷分割ができない場合、多段切替えによる負荷分割を行う。(3)切替対象開閉器は自動開閉器を優先する。全ての幹線区間の切替えを実施しても過負荷が解消されない場合には、再度、手動開閉器による負荷分割を含めた手順を再生成する。(4)過負荷配電系統が複数の場合には、過負荷配電線リスト上の順番に従って先行する過負荷を解消するための操作手順を対象配電系統上で展開し、先行する操作手順終了後の系統状態及び予測負荷を反映させた上で、次の過負荷を解消するために必要な操作手順を特定するものである。
そして、過負荷解消処理部9は、過負荷配電線リストの全ての配電線について処理したか判断する(ステップS39)。過負荷配電線リストにおいて未処理の配電線が存在する場合にはステップS35に戻る。一方、過負荷配電線リストにおいて全ての配電線について処理が完了した場合には元の処理に戻る。
次に、図7乃至図14を用いて、過負荷解消処理を説明する。本処理の前提条件としては以下のものがある。すなわち、(1)末端幹線区間から電源側方向に幹線区間単位で負荷分割を行うこと。(2)切替対象開閉器に自動開閉器を優先すること。(3)本予備需要家の電源が同一とならないこと。(4)切替対象開閉器がループ条件否及び操作禁止開閉器でないこと。(5)融通元配電線が過負荷判定値を超過しないこと。(6)バンク過負荷とならないこと。(7)融通時に開閉器通過電流を超過しないこと。(8)余力最大となる配電線となる連係開閉器を切替開閉器とすること。(9)連係開閉器を優先すること。(10)他の切替手順の未使用開閉器を優先すること。
なお、本処理フローにおいては、ネットワーク構成に関連するデータについてはネットワークデータ格納部1から、負荷値については負荷記録データ格納部3から随時取得するものとする。
過負荷解消処理部9は、負荷記録データ格納部3及びネットワークデータ格納部1に格納されているデータを用いて、全配電線の全区間に処理対象配電線の負荷のピーク時における負荷(A)を設定する(ステップS41)。ネットワークデータ格納部1の幹線区間DBには各幹線区間の負荷(kW)のデータが格納されているので、電圧一定とすると各幹線区間の負荷(A)を算出することができる。そこで、処理対象配電線の負荷のピーク時における各配電線の全負荷(A)を当該各幹線区間の負荷(A)で按分することによって、各配電線の各区間に設定する。なお、処理対象配電線の負荷のピーク時における各配電線の全負荷(A)については、負荷記録データ格納部3に格納されているデータを用いる。
また、過負荷配電線の過負荷電流分Aを算出し、切替開閉器区分を「自動のみ」に設定する。さらに、切替幹線区間K=負荷最大となる末端幹線区間の番号と設定する(ステップS43)。過負荷電流分Aは、負荷のピーク時における負荷(A)からネットワークデータ格納部1の配電系統DBに登録されている過負荷判定値を引いた値となる。また、末端幹線区間が複数存在している場合には「負荷最大となる末端幹線区間」から処理を行うものである。
そして、切替開閉器区分が「自動のみ」であるか判断する(ステップS45)。「自動のみ」ではない場合には端子Aを介して図9のステップS81に移行する。一方、「自動のみ」である場合には、切替幹線区間Kの電流値AKを負荷記録データ格納部3から取得する(ステップS47)。そして、上で述べた前提条件の第1のセット((3)乃至(10))を満たす隣接配電系統の余力ANを取得する(ステップS49)。余力ANは、前提条件の第1のセットを満たす隣接配電系統の負荷(A)から、ネットワークデータ格納部1の配電系統DBに登録されている、当該隣接配電系統の過負荷判定値を差し引いた値である。
その後、余力ANが存在しているか判断する(ステップS51)。余力ANが存在していない場合、すなわち上記隣接配電系統にも過負荷が発生している場合には、ステップS57に移行する。一方、余力ANが存在している場合には、AK≦ANであるか判断する(ステップS53)。AKがANを超えている場合、すなわち上記隣接配電系統の余力では切替幹線区間の負荷をまかなうことができない場合、ステップS57に移行する。一方、AKがAN以下である場合には、切替幹線区間Kの連係開閉器SWkを特定し、過負荷電流分A=A−AKと再設定し、切替幹線区間K=電源側の次の幹線区間の番号と設定する(ステップS55)。その後端子Eを介して図8のステップS63に移行する。
ステップS51又はステップS53において条件を満たしていないと判断された場合には、過負荷配電線に他の末端幹線区間が存在するか判断する(ステップS57)。他の末端幹線区間が存在している場合には、切替幹線区間Kに他の末端幹線区間を設定しステップS47に戻る。一方、他の末端幹線区間が存在していない場合には、切替幹線区間Kについて多段切替が可能であるか判断する(ステップS59)。多段切替の可能な隣接配電系統が存在するかなどによって判断する。多段切替が可能ではないと判断された場合には端子Cを介して図8のステップS73に移行する。一方、多段切替が可能であると判断された場合には、多段切替処理を実施する(ステップS61)。この多段切替処理については後に詳しく述べる。多段切替処理の後に端子Dを介してステップS47に戻る。
次に端子E以降の処理を図8を用いて説明する。ステップS55の後に、過負荷電流分Aが0以下となって過負荷が解消しているか判断する(ステップS63)。過負荷が解消している場合には、端子Gを介して図10のステップS117に移行する。一方、過負荷が解消していない場合には、切替幹線区間K=0、すなわち電源まで溯ってしまったか判断する(ステップS65)。切替幹線区間K=0であれば、他の末端幹線区間が存在しているか判断する(ステップS69)。一方、切替幹線区間K=0でなければ、切替幹線区間Kに他の分岐区間があるか判断する(ステップS67)。他の分岐区間が存在しない場合には端子Dを介して図7のステップS47に戻る。一方、他の分岐区間が存在する場合にはステップS71に移行する。
またステップS69で他の末端幹線区間ありと判断された場合及びステップS67で他の分岐区間ありと判断された場合には、幹線区間Kに他の末端幹線区間を設定する(ステップS71)。そして端子Dを介して図7のステップS47に戻る。一方、ステップS69で他の末端幹線区間なしと判断された場合には、末端幹線区間から全ての幹線区間で多段切替を再度実施する(ステップS73)。但し、自動開閉器のみをこのステップの処理対象とする。また、多段切替については後に詳しく述べる。その後、過負荷電流分Aが0以下となって過負荷が解消したか判断する(ステップS75)。過負荷が解消している場合には、端子Gを介して図10のステップS117に移行する。一方、過負荷が解消していない場合には、切替開閉器区分を「自動優先」に設定変更する(ステップS77)。また、切替幹線区間K=負荷最大となる末端幹線区間の番号と設定する。そして処理は端子Fを介して図7のステップS45に移行する。
次に端子A以降の処理を図9を用いて説明する。ステップS45において切替開閉器区分が「自動のみ」ではなく「自動優先」であると判断されると、切替幹線区間Kの電流値AKを取得する(ステップS81)。そして、上で述べた前提条件の第2のセット((4)乃至(10))を満たす隣接配電系統の余力ANを取得する(ステップS83)。余力ANは、前提条件の第2のセットを満たす隣接配電系統の負荷(A)からネットワークデータ格納部1の配電系統DBに登録されている、当該隣接配電系統の過負荷判定値を差し引いた値である。
その後、余力ANが存在しているか判断する(ステップS85)。余力ANが存在していない場合、すなわち上記隣接配電系統にも過負荷が発生している場合には、端子Bを介して図10のステップS103に移行する。一方、余力ANが存在している場合には、AK≦ANであるか判断する(ステップS87)。AKがANを超えている場合、すなわち上記隣接配電系統の余力では切替幹線区間の負荷をまかなうことができない場合、切替幹線区間Kを各手動区間に分割し、前提条件の第1のセット((3)乃至(10))に基づき手動区間毎に切替えを行うようにする(ステップS89)。
そして、手動区間の切替えが可能と設定されているかを、ネットワークデータ格納部1の開閉器DBを参照して確認する(ステップS91)。手動区間の切替えが不可能である場合には、端子Bを介して図10のステップS103に移行する。
一方、手動区間の切替えが可能である場合には、手動区間の切替開閉器を特定し、過負荷電流分A=A−AK(手動区間の負荷(A))と再設定し、切替幹線区間K=電源側の次の幹線区間の番号と設定する(ステップS93)。そしてステップS97に移行する。
また、ステップS87においてAKがAN以下であると判断された場合には、切替幹線区間Kの連係開閉器SWkを特定し、過負荷電流分A=A−AKと再設定し、切替幹線区間K=電源側の次の幹線区間の番号と設定する(ステップS95)。
そして、ステップS95の後又はステップS93の後に、過負荷が解消したか判断する(ステップS97)。過負荷が解消している場合には端子Gを介して図10のステップS117に移行する。一方、過負荷が解消していない場合には、切替幹線区間K=0、すなわち電源まで溯ってしまったか判断する(ステップS99)。切替幹線区間K=0であれば、端子Hを介して図10のステップS121に移行する。一方、切替幹線区間Kが0でなければ、他の分岐区間があるか判断する(ステップS101)。他の分岐区間が存在しなければ、端子Jを介してステップS81に戻る。一方、他の分岐区間が存在していれば、端子Kを介して図10のステップS123に移行する。
次に端子B以降の処理を図10を用いて説明する。ステップS85又はステップS91の条件を満たさない場合には、他の末端幹線区間があるか判断する(ステップS103)。他の末端幹線区間が存在している場合には、切替幹線区間Kに他の末端幹線区間を設定する(ステップS105)。そして端子Jを介して図9のステップS81に戻る。一方、他の末端幹線区間が存在していない場合には、切替幹線区間について多段切替が可能であるか判断する(ステップS107)。多段切替が可能であれば、多段切替処理を実施する(ステップS109)。この処理については後に詳しく述べる。その後端子Jを介して図9のステップS81に戻る。一方、切替幹線区間について多段切替が不可能である場合には、末端幹線区間から全ての幹線区間で多段切替を再度実施する(ステップS111)。ここでは手動開閉器も含めて行う。なお、多段切替については後に詳しく述べる。
ステップS111の後に、過負荷が解消しているか判断する(ステップS113)。過負荷が解消していない場合には、配電系統制御装置の表示装置に、手順作成不可を表す表示を行う(ステップS115)。オペレータに、過負荷を解消するための対策を自動で探索できず、別の手段を講ずる必要がある旨を通知するためである。そして元の処理に戻る。一方、過負荷が解消された場合には、操作手順データを配電系統制御装置の表示装置に表示し、操作手順データ格納部11に格納する(ステップS117)。表示される操作手順データは、図7乃至図12で特定された開閉器及びその投入/開放の別、順番、操作開始及び終了予定日時などを含む。操作手順データは、操作手順データ格納部11に格納される。操作手順データ格納部11では、操作手順DBと操作件名DBと操作ループ条件DBとが設けられ、操作手順DBと操作件名DBとは互いに関連付けられている。操作手順DBには、属性値として、操作手順番号、操作開閉器番号、操作方法(投入/開放)、実行状況(実行済/未実行)、及び所属操作件名を含む。操作件名DBには、属性値として、操作開始及び終了予定日時、及び操作件名番号が含まれる。なお、動作ループ条件DBは、連係開閉器を投入する際に連係している配電系統の組み合わせ毎に設定している条件である操作ループ条件が登録されており、属性値として、連係配電系統1、連係配電系統2及びループ投入の可否とが含まれる。
そして、切替終了時点の予測負荷(全配電線の全幹線区間)及び系統状態を例えばネットワークデータ格納部1に登録する(ステップS119)。これは、後の処理においてこの予測負荷及び系統状態に基づいて過負荷を解消するためである。
次に端子H以降の処理を説明する。切替幹線区間K=0である場合には、他の末端幹線区間が存在するか判断する(ステップS121)。もし存在しない場合には、ステップS111に移行する。一方、存在する場合には、切替幹線区間Kに他の末端幹線区間を設定する(ステップS123)。そして端子Jを介して図9のステップS81に戻る。
次に、図11及び図12を用いて多段切替処理について説明する。まず、過負荷解消処理部9は、多段切替対象配電線の必要分割負荷Aを算出し、切替幹線区間K=負荷最大となる末端幹線区間の番号と設定する(ステップS131)。多段切替対象配電線の必要分割負荷Aは、元の処理における配電系統の切替幹線区間Kにおける負荷と当該多段切替対象配電線の余力との差である。
そして、切替幹線区間Kの電流値AKを取得し、前提条件の第1のセット((3)乃至(10))を満たす隣接配電系統の余力ANを取得する(ステップS133)。余力ANは、前提条件の第1のセットを満たす隣接配電系統の負荷(A)から、ネットワークデータ格納部1の配電系統DBに登録されている、当該隣接配電系統の過負荷判定値を差し引いた値である。その後、余力ANが存在するか判断する(ステップS135)。隣接配電系統も過負荷であったりすると余力ANは存在せず、存在していないと判断された場合にはステップS145に移行する。一方、余力ANが存在している場合には、AK≦ANであるか判断する(ステップS137)。AKが余力ANを超える場合には、ステップS145に移行する。
一方、AK≦ANである場合には、切替幹線区間Kの連係開閉器SWkを特定し、切替幹線区間Kの連係開閉器SWkを特定し、必要分割負荷A=A−AKと再設定し、切替幹線区間K=電源側の次の幹線区間の番号と設定する(ステップS139)。その後、負荷分割が完了したか判断する(ステップS141)。Aが0以下となっていれば負荷分割完了と判断できる。
負荷分割が完了と判断された場合には、多段切替処理において特定された操作手順を反映させ、操作手順データ格納部11に格納する(ステップS143)。そして元の処理に戻る。一方、負荷分割が未完であると判断された場合には、端子Mを介して図12のステップS151に移行する。
また、ステップS135又はステップS137における条件が満たされなかった場合には、他の末端幹線区間が存在するか判断する(ステップS145)。他の末端幹線区間が存在しない場合には、再帰的に多段切替処理を実施する(ステップS149)。そして端子Lを介してステップS133に戻る。一方、他の末端幹線区間が存在する場合、切替幹線区間Kに他の末端幹線区間を設定する(ステップS147)。そして端子Lを介してステップS133に戻る。
次に、端子M以降の処理を図12を用いて説明する。負荷分割未了であると判断されると、切替幹線区間Kが融通先配電系統との連係区間より電源側か判断する(ステップS151)。切替幹線区間Kが融通先配電系統との連係区間(連係開閉器を介して接続されている区間)より電源側であると、うまく切替えできず、結果として隣接配電系統から融通できなくなるためである。切替幹線区間Kが融通先配電系統との連係区間より電源側であると判断された場合には、他の末端幹線区間があるか判断する(ステップS155)。他に末端幹線区間が存在する場合には端子Nを介して図11のステップS147に戻る。一方、他に末端幹線区間が存在しない場合には、多段切替を行っても過負荷を解消できないので、手順作成不可を配電系統制御装置の表示装置に表示する(ステップS157)。オペレータに対して問題の発生を通知して、他の対策を講ずるように勧める。そして元の処理に戻る。
切替幹線区間Kが融通先配電系統との連係区間より負荷側であると判断された場合には、切替幹線区間Kに他の分岐が存在するか判断する(ステップS153)。切替幹線区間Kに他の分岐が存在している場合には、端子Nを介して図11のステップS147に戻る。一方、切替幹線区間Kに他の分岐が存在しない場合には、端子Lを介してステップS133に戻る。
このような処理を行うことによって、過負荷が発生する全ての配電線の切替え操作手順が操作手順データ格納部11に格納されることになる。従って、過負荷発生前に操作手順データに従って、操作実行処理部13が自動的に操作を対象開閉器に対して指示するか、又は操作実行処理部13とオペレータと現地の作業員とが連携して対象開閉器の操作を行えば、過負荷の発生を事前に防止することができるようになる。
次に、図7乃至図12の処理を図13及び図14の例を用いて具体的に説明する。図13では、配電線A乃至Fが存在しており、手動開閉器を用いずに配電線Aにおいて発生するとされる過負荷(100A)が解消される例を示している。配電線Aは、電源側から自動開閉器S1及びS2の間の幹線区間(1)(負荷250A)と、自動開閉器S2及びS3の間の幹線区間(2)(負荷200A)と、自動開閉器S3及びS4の間の幹線区間(3)(負荷100A)と、自動開閉器S4及び連係自動開閉器S7の幹線区間(4)(負荷50A)とを含む。配電線Aは、幹線区間(3)において連係自動開閉器S9にて配電線Bと接続されている。なお、配電線Bの余力は50Aである。また、幹線区間(4)において連係自動開閉器S6にて配電線Fと接続されている。なお、配電線Fの余力は40Aである。さらに、連係自動開閉器S7にて配電線Cと接続されている。配電線Cの余力は100Aである。
さらに配電線Bは、電源側から自動開閉器S12及びS13の間の幹線区間(1)(負荷70A)と、自動開閉器S13及びS14の間の幹線区間(2)(負荷200A)と、自動開閉器S14及びS15の間の幹線区間(3)(負荷100A)と、自動開閉器S15及びS16の間の幹線区間(4)(負荷50A)と、自動開閉器S16及び連係自動開閉器S17の間の幹線区間(5)(負荷30A)とを含む。配電線Bは、幹線区間(3)において連係自動開閉器S9にて配電線Aと接続されている。また、幹線区間(4)において連係自動開閉器S10にて配電線Dと接続されている。なお、配電線Dの余力は100Aである。さらに、幹線区間(5)において連係自動開閉器S17にて配電線Eと接続されている。なお、配電線Eの余力は100Aである。
図7乃至図12の処理フローに沿って、図13に示した配電線Aの過負荷を解消する処理を説明する。まず、ステップS43で、A=100(A)、切替開閉器区分=「自動のみ」、切替幹線区間K=幹線区間(4)と設定される。そして、ステップS45を介して、ステップS47でAK=50(A)と設定され、さらにステップS49では前提条件の第1のセットを満たす隣接配電系統は配電線Cであり、AN=100(A)と設定される。その後、ステップS51及びS53を介してステップS55で、連係自動開閉器S7が特定され、A=50(=100−50)(A)と設定される。なお、連係自動開閉器S7は、開放されているので、操作手順データとしては「投入」と特定される。なお、配電線Cの余力は50(A)に減少する。また、切替幹線区間K=幹線区間(3)と設定される。これでは過負荷は解消されておらず(ステップS63:Noルート)、切替幹線区間K=0でもなく(ステップS65:Noルート)、切替幹線区間Kには他の分岐区間も存在しない(ステップS67:Noルート)。従ってステップS47に戻り、AK=100(A)と設定される。ステップS49では、前提条件の第1のセットを満たす隣接配電系統として配電線Bが特定され、配電線Bの余力AN=50(A)が設定される。なお、ここで前提条件の第1のセットを満たす隣接配電系統が配電線Cから配電線Bに変更されたので、幹線区間(4)と幹線区間(3)の境界に設けられている自動開閉器S4を特定し、「開放」と設定する。しかしながら、AN<AKであるからステップS51及びS53を介してステップS57に分岐し、他の末端幹線区間がないのでステップS59に移行する。ステップS59では、多段切替可能と判断して、多段切替処理を実施する。多段切替えの対象は配電線Bである。
多段切替処理では、ステップS131で、必要分割負荷A=50(=100−50)、切替幹線区間K=幹線区間(5)と設定される。また、切替幹線区間Kの電流値AK=30(A)、前提条件の第1のセットを満たす隣接配電系統(配電線E)の余力AN=100(A)と設定される。そして、ステップS135及びステップS137を介してステップS139に移行し、連係自動開閉器S17が特定され、A=20(=50−30)と設定される。なお、連係自動開閉器S17は、開放されているので、操作手順データとしては「投入」と特定される。なお、配電線Eの余力は70(A)に減少する。また、切替幹線区間K=幹線区間(4)と設定される。但し、まだAが正の値を有するので、ステップS141を介してステップS151に移行し、さらに切替幹線区間Kが融通先配電系統との連係区間(幹線区間(3))より電源側ではないのでステップS153に移行する。ステップS153では、切替幹線区間Kには他に分岐がないのでステップS133に戻る。ステップS133では、AK=50(A)、前提条件の第1のセットを満たす隣接配電系統(配電線D)の余力AN=100(A)と設定する。なお、ここで前提条件の第1のセットを満たす隣接配電系統が配電線Eから配電線Dに変更されたので、幹線区間(5)と幹線区間(4)の境界に設けられている自動開閉器S16を特定し、「開放」と設定する。
そして、ステップS135及びS137を介してステップS139に移行し、連係自動開閉器S10を特定し、A=−30(=20−50)(A)と設定される。なお、連係自動開閉器S10は、開放されているので、操作手順データとしては「投入」と特定される。なお、配電線Dの余力は50(A)に減少する。さらに、切替幹線区間K=幹線区間(3)と設定される。但し、ここでAが負の値となったので、ステップS141で負荷分割完了と判断され、多段切替処理において特定された操作手順を登録する。なお、Aが負の値になったので、幹線区間(4)と幹線区間(3)の境界に設けられている自動開閉器S15を特定し、「開放」と設定する。そして元の処理に戻る。なお、この段階で配電線Bの余力ANは130(A)に増加している。
従って、図7のステップS61からステップS47に戻り、切替幹線区間K(幹線区間(3))の電流値AKが100(A)と設定される。そして、前提条件の第1のセットを満たす隣接配電系統(配電線B)の余力AN=130(A)と設定される。そして、ステップS51及びS53を介してステップS55に移行し、連係自動開閉器S9が特定され、A=−50(=50−100)(A)と設定される。なお、連係自動開閉器S9は、開放されているので、操作手順データとしては「投入」と特定される。なお、配電線Bの余力は30(A)に減少する。さらに、切替幹線区間K=幹線区間(2)と設定される。これによってAが負となり過負荷解消となるため、配電線Aについては処理が完了する。なお、Aが負となったので、幹線区間(3)と幹線区間(2)との境界に設けられている自動開閉器S3を特定し、「開放」と設定する。
まとめると、連係自動開閉器S7を「投入」し、自動開閉器S4を「開放」し、連係自動開閉器S17を「投入」し、自動開閉器S16を「開放」し、連係自動開閉器S10を「投入」し、自動開閉器S15を「開放」し、連係自動開閉器S9を「投入」し、自動開閉器S3を「開放」する。
次に図14を用いて手動開閉器を用いなければならない場合を説明する。図14では、配電線A乃至Gが存在しており、配電線Aにおいて発生するとされる過負荷(200A)が解消される例を示している。配電線Aは、電源側から自動開閉器S1及びS2の間の幹線区間(1)(負荷350A)と、自動開閉器S2及び手動開閉器S19の間の区間(負荷100A)と手動開閉器S19及び自動開閉器S3の間の区間(負荷100A)とを含む幹線区間(2)と、自動開閉器S3及びS4の間の幹線区間(3)(負荷100A)と、自動開閉器S4及び連係自動開閉器S7の幹線区間(4)(負荷50A)とを含む。配電線Aは、幹線区間(2)において手動開閉器S19と自動開閉器S3との間に連係自動開閉器S20にて配電線Gと接続されている。なお、配電線Gの余力は150Aであり、多段切替不可と設定されている。また、幹線区間(4)において連係自動開閉器S6にて配電線Fと接続されている。なお、配電線Fの余力は40Aである。さらに、連係自動開閉器S7にて配電線Cと接続されている。配電線Cの余力は100Aである。
さらに配電線Bは、電源側から自動開閉器S12及びS13の間の幹線区間(1)(負荷70A)と、自動開閉器S13及びS14の間の幹線区間(2)(負荷200A)と、自動開閉器S14及びS15の間の幹線区間(3)(負荷100A)と、自動開閉器S15及びS16の間の幹線区間(4)(負荷50A)と、自動開閉器S16及び連係自動開閉器S17の間の幹線区間(5)(負荷30A)とを含む。配電線Bは、幹線区間(3)において連係自動開閉器S9にて配電線Aと接続されている。また、幹線区間(4)において連係自動開閉器S10にて配電線Dと接続されている。なお、配電線Dの余力は100Aである。また、幹線区間(5)において連係自動開閉器S17にて配電線Eと接続されている。なお、配電線Eの余力は100Aである。
図7乃至図12の処理フローに沿って、図14に示した配電線Aの過負荷を解消する処理を説明する。まず、ステップS43で、A=200(A)、切替開閉器区分=「自動のみ」、切替幹線区間K=幹線区間(4)と設定される。そして、ステップS45を介して、ステップS47でAK=50(A)と設定され、さらにステップS49では前提条件の第1のセットを満たす隣接配電系統は配電線Cであり、AN=100(A)と設定される。その後、ステップS51及びS53を介してステップS55で、連係自動開閉器S7が特定され、A=150(=200−50)(A)と設定される。なお、連係自動開閉器S7は、開放されているので、操作手順データとしては「投入」と特定される。なお、配電線Cの余力は50(A)に減少する。さらに、切替幹線区間K=幹線区間(3)と設定される。これでは過負荷は解消されておらず(ステップS63:Noルート)、切替幹線区間K=0でもなく(ステップS65:Noルート)、切替幹線区間Kには他の分岐区間は存在していない(ステップS67:Noルート)。従ってステップS47に戻り、AK=100(A)と設定される。
ステップS49では、前提条件の第1のセットを満たす隣接配電系統は配電線Bと変更され、配電線Bの余力AN=50(A)が設定される。なお、前提条件の第1のセットを満たす隣接配電系統が配電線Cから配電線Bに変更されるので、幹線区間(5)と幹線区間(4)との境界に設けられている自動開閉器S4を特定し、「開放」と設定する。しかしながら、AN<AKであるからステップS51及びS53を介してステップS57に分岐し、他の末端幹線区間がないのでステップS59に移行する。ステップS59では、多段切替可能と判断して、多段切替処理を実施する。多段切替えの対象は配電線Bである。
多段切替処理では、ステップS131で、必要分割負荷A=50(=100−50)(A)、切替幹線区間K=幹線区間(5)と設定される。また、切替幹線区間Kの電流値AK=30(A)、前提条件の第1のセットを満たす隣接配電系統(配電線E)の余力AN=100(A)と設定される。そして、ステップS135及びステップS137を介してステップS139に移行し、連係自動開閉器S17が特定され、A=20(=50−30)と設定される。なお、連係自動開閉器S17は、開放されているので、操作手順データとしては「投入」と特定される。なお、配電線Eの余力は70(A)に減少する。また、切替幹線区間K=幹線区間(4)と設定される。但し、まだAが正の値を有するので、ステップS141を介してステップS151に移行し、さらに切替幹線区間Kが融通先配電系統との連係区間(幹線区間(3))より電源側ではないのでステップS153に移行する。
ステップS153では、切替幹線区間Kには他に分岐がないのでステップS133に戻る。ステップS133では、AK=50(A)と、前提条件の第1のセットを満たす隣接配電系統が配電線Dと特定され、配電線Dの余力AN=100(A)と設定する。なお、前提条件の第1のセットを満たす隣接配電系統が配電線Eから配電線Dに変更されるので、幹線区間(5)と幹線区間(4)との境界に設けられている自動開閉器S16を特定し、「開放」と設定する。
そして、ステップS135及びS137を介してステップS139に移行し、連係自動開閉器S10を特定し、A=−30(=20−50)(A)と設定する。なお、連係自動開閉器S10は、開放されているので、操作手順データとしては「投入」と特定される。なお、配電線Dの余力は50(A)に減少する。また、切替幹線区間K=幹線区間(3)と設定される。但し、ここでAが負の値となったので、ステップS141で負荷分割完了と判断され、多段切替処理において特定された操作手順を登録する。Aが負となったので、幹線区間(4)と幹線区間(3)との境界に設けられている自動開閉器S15を特定し、「開放」と設定する。そして元の処理に戻る。なお、この段階で配電線Bの余力ANは130(A)に増加している。
従って、図7のステップS61からステップS47に戻り、切替幹線区間K(幹線区間(3))の電流値AKが100(A)と設定される。そして、前提条件の第1のセットを満たす隣接配電系統(配電線B)の余力AN=130(A)と設定される。そして、ステップS51及びS53を介してステップS55に移行し、連係自動開閉器S9が特定され、A=50(150−100)(A)と設定される。なお、配電線Bの余力は30(A)に減少する。さらに、切替幹線区間K=幹線区間(2)と設定される。
これでは過負荷は解消されておらず(ステップS63:Noルート)、切替幹線区間K=0でもなく(ステップS65:Noルート)、切替幹線区間Kには他の分岐区間は存在していない(ステップS67:Noルート)。従ってステップS47に戻り、AK=200(A)と設定される。ステップS49では、前提条件の第1のセットを満たす隣接配電系統が配電線Bから配電線Gに変更されるので、幹線区間(3)と幹線区間(2)との境界に設けられている自動開閉器S3を特定し、「開放」と設定する。また、配電線Gの余力AN=150(A)が設定される。AN<AKであるからステップS51及びS53を介してステップS57に分岐し、他の末端幹線区間がないのでステップS59に移行する。ステップS59では、図14に示すように多段切替不可であるから、ステップS73に移行する。但し、既に多段切替可能な配電系統はないのでステップS73をスキップして、ステップS75で過負荷解消していないと判断され、ステップS77で切替開閉器区分を「自動優先」に設定する。その後ステップS45を介してステップS81に移行する。
ステップS81では、切替幹線区間K(幹線区分(2))の電流値AKを200(A)と設定する。一方、ステップS83で、前提条件の第2のセットを満たす隣接配電系統(配電線G)の余力ANを150(A)と設定する。但し、AK>ANなので、ステップS85及びS87を介してステップS89に移行する。ステップS89で、切替幹線区間Kを2つの手動区間に分割する。そうすると、手動開閉器S19によって100(A)毎に分割されるので、配電線Gの余力AN(=150(A))で賄うことができるようになる。従って、ステップS91で切替可能と判断され、ステップS93で、手動開閉器S19を特定し、「開放」と設定する。また、連係自動開閉器S20をも特定され、「投入」と設定される。なお、過負荷電流分A=−50(=100−150)と設定され、切替幹線区間K=幹線区間(1)と設定される。その後、ステップS97に移行してAが負の値であるから不可解消と判断され、配電線Aの処理が終了される。なお、Aが負の値になっても、手動開閉器を取り扱ったので、これ以上特定される操作手順は存在しない。
まとめると、連係自動開閉器S7を「投入」し、自動開閉器S4を「開放」し、連係自動開閉器S17を「投入」し、自動開閉器S16を「開放」し、連係自動開閉器S10を「投入」し、自動開閉器S15を「開放」し、連係自動開閉器S9を「投入」し、手動開閉器S19を「開放」し、連係自動開閉器S20を「投入」する。
なお、タイミングについては、配電線Aの過負荷発生予測時間より前に設定される。
以上のような処理を実施すれば、事前に且つ適切に過負荷解消のための操作手順が特定され、それを実行することにより過負荷が解消される。
以上本発明の一実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図1に示した機能ブロック図は一例であって、必ずしも実際のプログラムモジュールが図1に示したように構成されるわけではない。また、図1ではスタンドアロン構成を示したが、クライアントサーバ構成を採用するようにしても良い。
なお、配電系統制御装置はコンピュータ装置であって、図15に示すように当該コンピュータ装置においては、メモリ2501(記憶部)とCPU2503(処理部)とハードディスク・ドライブ(HDD)2505と表示装置2509に接続される表示制御部2507とリムーバブル・ディスク2511用のドライブ装置2513と入力装置2515とネットワークに接続するための通信制御部2517とがバス2519で接続されている。オペレーティング・システム(OS)及びWebブラウザを含むアプリケーション・プログラムは、HDD2505に格納されており、CPU2503により実行される際にはHDD2505からメモリ2501に読み出される。必要に応じてCPU2503は、表示制御部2507、通信制御部2517、ドライブ装置2513を制御して、必要な動作を行わせる。また、処理途中のデータについては、メモリ2501に格納され、必要があればHDD2505に格納される。このようなコンピュータは、上で述べたCPU2503、メモリ2501などのハードウエアとOS及び必要なアプリケーション・プログラムとが有機的に協働することにより、上で述べたような各種機能を実現する。
本発明の実施の形態における機能ブロック図である。 本発明の実施の形態におけるメイン処理フローを示す図である。 過負荷発生予測処理の処理フローを示す図である。 過負荷発生予測の原理を説明するための図である。 過負荷発生が予測される配電線のリストを示す図である。 過負荷解消手順生成処理の処理フローを示す図である。 過負荷解消処理の処理フローの第1の部分を示す図である。 過負荷解消処理の処理フローの第2の部分を示す図である。 過負荷解消処理の処理フローの第3の部分を示す図である。 過負荷解消処理の処理フローの第4の部分を示す図である。 多段切替処理の処理フローの第1の部分を示す図である。 多段切替処理の処理フローの第2の部分を示す図である。 過負荷解消処理の第1の具体例を示す図である。 過負荷解消処理の第2の具体例を示す図である。 コンピュータの機能ブロック図である。
符号の説明
1 ネットワークデータ格納部 3 負荷記録データ格納部
5 過負荷発生予測部 7 過負荷配電線リスト格納部
9 過負荷解消処理部 11 操作手順データ格納部
13 操作実行処理部

Claims (7)

  1. 所定の時点において取得された、所定範囲内における配電線の状態データに基づき、当該所定範囲内における配電線について過負荷状態の発生の有無を予測し、過負荷状態の発生があると予測された配電線を特定する予測ステップと、
    配電系統に関するデータと前記過負荷状態の発生があると予測された配電線のデータとに基づき、当該過負荷状態の発生があると予測された各配電線の過負荷を解消させるために必要な配電系統の切替順序を特定し、当該配電系統の切替順序に従って対象開閉器に対して順次指示を行うための操作手順データを生成する生成ステップと、
    を含む配電系統制御方法。
  2. 前記予測ステップが、
    基準となる電流負荷曲線を特定するステップと、
    前記所定範囲内における特定の配電線について前記所定の時点における電流値を測定するステップと、
    前記電流負荷曲線における前記所定の時点における電流値と測定された前記電流値とから、前記特定の配電線についての予測電流負荷曲線を生成するステップと、
    前記予測電流負荷曲線において基準を上回る電流値が発生しているか判断するステップと、
    を含む請求項1記載の配電系統制御方法。
  3. 前記予測ステップが、
    前記過負荷状態の発生があると予測された配電線毎に過負荷度合いを算出するステップと、
    前記過負荷状態の発生があると予測された配電線毎に過負荷状態の予測発生時刻を特定するステップ
    を含み、
    前記生成ステップが、
    前記過負荷状態の予測発生時刻が早く且つ前記過負荷度合いの高い配電線の順番に、前の順番において特定された配電系統の切替結果を反映した後の状態に基づき、過負荷を解消させるために必要な配電系統の切替えを特定するステップ
    を含む請求項1記載の配電系統制御方法。
  4. 前記生成ステップが、
    自動開閉器のみを使用して、特定の配電線の過負荷を解消させるための処理を実施するステップと、
    自動開閉器のみを使用して前記特定の配電線の過負荷を解消させることができない場合には、手動開閉器及び自動開閉器を使用して、前記特定の配電線の過負荷を解消させるための処理を実施するステップと、
    を含む請求項1記載の配電系統制御方法。
  5. 前記生成ステップにおいて、特定の配電線の末端幹線区間から順番に配電系統の切替えの是非を判断することを特徴とする請求項1記載の配電系統制御方法。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1つ記載の配電系統制御方法をコンピュータにより実行させるプログラム。
  7. 所定の時点において取得された、所定範囲内における配電線の状態データに基づき、当該所定範囲内における配電線について過負荷状態の発生の有無を予測し、過負荷状態の発生があると予測された配電線を特定する手段と、
    配電系統に関するデータと前記過負荷状態の発生があると予測された配電線のデータとに基づき、当該過負荷状態の発生があると予測された各配電線の過負荷を解消させるために必要な配電系統の切替順序を特定し、当該配電系統の切替順序に従って対象開閉器に対して順次指示を行うための操作手順データを生成する手段と、
    を有する配電系統制御装置。
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