JP2007035195A - 情報記憶媒体、情報記録再生装置、および情報記録再生方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】DMAに記憶されている欠陥管理情報が総て読み出せなくなった場合であっても、記憶されたユーザデータを正しく読み出すことができる情報記憶媒体を提供する。
【解決手段】本発明に係る情報記憶媒体は、書換え可能な情報記憶媒体において、ユーザデータを記憶するユーザエリアと、ユーザエリア内の欠陥領域に関する欠陥管理情報を記憶する欠陥管理エリアと、欠陥領域に記憶できなかったユーザデータを交替して記憶するスペアエリアと、を備え、欠陥管理エリア以外の領域にも前記欠陥管理情報を記憶することを特徴とする。
【選択図】 図13
【解決手段】本発明に係る情報記憶媒体は、書換え可能な情報記憶媒体において、ユーザデータを記憶するユーザエリアと、ユーザエリア内の欠陥領域に関する欠陥管理情報を記憶する欠陥管理エリアと、欠陥領域に記憶できなかったユーザデータを交替して記憶するスペアエリアと、を備え、欠陥管理エリア以外の領域にも前記欠陥管理情報を記憶することを特徴とする。
【選択図】 図13
Description
本発明は、情報記憶媒体、情報記録再生装置、および情報記録再生方法に係り、特に、書換可能な光ディスク等の情報記憶媒体、その情報記憶媒体に情報を記録、再生する情報記録再生装置、および情報記録再生方法に関する。
従来から、情報を書換可能に記録できる光ディスク等の情報記憶媒体においては、ディスク上に発生した「記録する上での欠陥箇所」を補償するための仕組みを持っている。この発生した欠陥箇所を管理するためのエリアは、欠陥管理情報領域(Defect Management Area:以下、適宜DMAと略記する)と呼ばれている。
DMAは、欠陥箇所の増加に伴いオーバーライト(overwrite)される。一般的に、情報記憶媒体はオーバーライトにより特性が劣化するため、オーバーライトの許容回数が制限されている。この許容回数が比較的少ない媒体(例えば、ブルーレーザを用いる高密度光ディスク等)の場合、DMAの更新に伴うオーバーライトが問題となってくる。つまり、オーバーライトに伴い、欠陥管理情報を記録したDMA自体が欠陥となってしまう可能性がある。
そこで、例えば、特許文献1等では、欠陥管理情報を物理的に離れた領域に複数記憶させることで冗長性をもたせ、単独のDMAに欠陥が生じた場合でも他の領域に記憶された欠陥管理情報で補うことが可能となるように構成する技術を開示している。さらに、DMAの更新回数が所定回数を超えた場合等には、そのDMAに記憶された欠陥管理情報を他のDMAに移し代える技術も開示されている。
特開2004−288285号公報
特許文献1等が開示する光ディスク等の情報記憶媒体では、一般のデータ(ユーザデータ)を通常に記憶するユーザエリアの他にスペアエリアを有しており、ユーザエリアのある領域に欠陥が生じた場合には、ユーザエリアの領域を確保する為ユーザエリアの領域を、スペアエリアを用いて拡張したり、その領域に記憶させようとしたユーザデータをスペアエリアに交替する形態としている。このユーザデータエリアの拡張やデータの置き換え(交替)は、所定のデータ単位(ECCブロックと呼ばれる)で行われる。
例えば置き換えられたユーザデータを再生する(読み出す)場合には、欠陥のあった交替元のアドレス情報と交替先のアドレス情報とを対応付けるための欠陥管理情報が必要となる。このような欠陥管理情報が記憶される領域がDMAであり、ユーザエリアやスペアエリアとは異なる領域にDMAが設けられている。
従来のDVD−RAMや次世代高密度光ディスク、例えばHD DVD−RW、では光ディスクの最内周側に2つ、最外周側に2つの合計4つのDMAを有する構成としている。4つのDMAには同一の内容の欠陥管理情報が記憶される。この結果、特定のDMAにごみが付着したりキズが生じたりした場合であっても、他のDMAの欠陥管理情報は有効であるため欠陥管理情報の信頼性を向上させることが可能となる。
また、オーバーライトの許容回数がDVD−RAMに比べて少ないHD DVD−RWでは、4つのDMAの各々が、さらに複数のDMA、例えば100個のDMAを有する形態としている。DMAに対するオーバーライトの回数が許容回数を超えそうになった場合や、データの誤り率が所定の範囲を超えた場合には、そのDMAの欠陥管理情報を他のDMAに更新し、順次この更新を繰り返すことで最大100回までの更新が可能となる。
このように、DMAに記憶される欠陥管理情報の信頼性を向上させるために種々の工夫がなされているが、それでもDMAに記憶されている欠陥管理情報が総て読み出せなくなるという可能性を完全には排除できない。
万一、DMAに記憶されている欠陥管理情報が総て読み出せなくなった場合、記憶したユーザデータが再生できないことになるため、その影響は甚大である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、DMAに記憶されている欠陥管理情報が総て読み出せなくなった場合であっても、記憶されたユーザデータを正しく読み出すことができる情報記憶媒体、情報記録再生装置、および情報記録再生方法を提供することを目的とする。
本発明に係る情報記憶媒体は、上記課題を解決するため、請求項1に記載したように、書換え可能な情報記憶媒体において、ユーザデータを記憶するユーザエリアと、前記ユーザエリア内の欠陥領域に関する欠陥管理情報を記憶する欠陥管理エリアと、前記欠陥領域に記憶できなかったユーザデータを交替して記憶するスペアエリアと、を備え、前記欠陥管理エリア以外の領域にも前記欠陥管理情報を記憶することを特徴とする。
また、本発明に係る情報記録再生装置は、上記課題を解決するため、請求項9に記載したように、書換え可能な情報記憶媒体を記録再生する情報記録再生装置において、ユーザデータを前記情報記憶媒体のユーザエリアに記憶する手段と、前記ユーザエリア内の欠陥領域に関する欠陥管理情報を前記情報記憶媒体の欠陥管理エリアに記憶する手段と、前記情報記憶媒体の欠陥領域に記憶できなかったユーザデータを前記情報記憶媒体のスペアエリアに交替して記憶する手段と、前記欠陥管理エリア以外の領域にも前記欠陥管理情報を記憶する手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る情報記録再生方法は、上記課題を解決するため、請求項11に記載したように、書換え可能な情報記憶媒体を記録再生する情報記録再生方法において、ユーザデータを前記情報記憶媒体のユーザエリアに記憶するステップと、前記ユーザエリア内の欠陥領域に関する欠陥管理情報を前記情報記憶媒体の欠陥管理エリアに記憶するステップと、前記情報記憶媒体の欠陥領域に記憶できなかったユーザデータを前記情報記憶媒体のスペアエリアに交替して記憶するステップと、前記欠陥管理エリア以外の領域にも前記欠陥管理情報を記憶するステップと、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る情報記憶媒体、情報記録再生装置、および情報記録再生方法によれば、DMAに記憶されている欠陥管理情報が総て読み出せなくなった場合であっても、記憶されたユーザデータを正しく読み出すことができる。
本発明に係る情報記憶媒体、情報記録再生装置、および情報記録再生方法の実施形態について添付図面を参照して説明する。
(1)情報記憶媒体のデータ構造
最初に、本発明に係る情報記憶媒体の一実施形態である情報記憶媒体1、および本発明の実施形態に係る情報記録再生装置100が記録し、再生する情報記憶媒体1のデータ構造について説明する。
最初に、本発明に係る情報記憶媒体の一実施形態である情報記憶媒体1、および本発明の実施形態に係る情報記録再生装置100が記録し、再生する情報記憶媒体1のデータ構造について説明する。
図1(a)は、書換え可能な情報記憶媒体1の代表例としての次世代型DVD、HD DVD−RW、HD DVD−RAM等の物理的データ配置を模式的に示す図である。
情報記憶媒体1の記録面の大部分はユーザエリア(User Area)で占められており、その一部がスペアエリア(Spare Area)として用いられている。ユーザエリアは、映像・音声データや各種情報データ等のユーザデータが記録される領域である。スペアエリアは、ユーザエリアにデータが正しく書き込めなかった場合に、その書き込めなかった領域(欠陥領域)の代替として用いられる領域である。
ユーザエリア(その一部にスペアエリアを含む)の外周側にはデータリードアウトエリア(Data Lead-out are)と呼ばれるリング状の領域が設けられており、このデータリードアウトエリアに、DMA(Defect Management Area:欠陥管理エリア)と呼ばれる領域がある。
また、ユーザエリアの内周側にはデータリードインエリア(Data Lead-in are)と呼ばれるリング状の領域が設けられており、このリードインエリアにも、DMA(Defect Management Area:欠陥管理エリア)が含まれている。
図1(b)は、情報記憶媒体1のデータ構造を示す図である。情報記憶媒体1は前述したように、その内周側にデータリードインエリアを、また外周側にデータリードアウトエリアを有している。データリードインエリアには、DMA1およびDMA2が設けられている。同様に、データリードアウトエリアには、DMA3およびDMA4が設けられている。
図2は、リードインエリアとリードアウトエリアとに記録されるDMA1、2ないしDMA3、4のデータ構造を示す図である。
DMA1は、DMA set#1−1ないしDMA set#1−NのN個のDMAの単位を有しており、N個で1つのセットを構成している。DMA2、DMA3、およびDMA4も同様に、DMA set#2−NないしDMA set#2−N、DMA set#3−1ないしDMA set#3−N、およびDMA set#4−1ないしDMA set#4−Nと、それぞれN個のDMAからなるセットを構成している。
次世代型DVDであるHD DVD−RW等では、Nの値は通常100が選定されている。即ち、DMA1ないしDMA4は、各々100個のDMAの単位を有するセットとして構成されている。
DMAに記録される欠陥管理情報は、データエリアに欠陥が生じてユーザデータが正常に書き込めなかった場合に、ユーザエリアの領域を確保する為ユーザエリアの領域を、スペアエリアを用いて拡張した場合の更新されたユーザエリアを示すアドレス情報や書き込めないと判明した欠陥アドレス情報、書き込めなかった領域(欠陥領域)のアドレス(旧アドレス)と、書き込めなかったデータを代替して記録するスペア領域のアドレス(新アドレス)を対応付ける情報等が記録される。ユーザデータの再生時にDMAの欠陥管理情報を参照することで、データエリアに欠陥が生じて記録できなかった場合でも、拡張したユーザエリアアドレス情報や欠陥情報、代替して記録されたスペア領域のユーザデータを読み出すことでユーザデータの再生を保証することが可能となる。
DMA1ないしDMA4には同一の欠陥管理情報が記録される。物理的に離れた4つの領域に同一の欠陥管理情報を記録することで、1つのDMAが傷や指紋等によって欠損が生じ読み取り不能となっても、他のDMAから欠陥管理情報が読み取ることで耐障害性を高めている。
データエリアに新たな欠陥が生じると、その欠陥管理情報をDMAに書き加えることになるため、DMAの欠陥管理情報は欠陥が生じる毎に更新(オーバーライト)される。書換え可能な情報記憶媒体1はオーバーライトによって徐々に劣化していく。即ち、DMA自体も劣化していく。このため、例えばHD DVD−RWでは、交替可能なDMAを複数(具体的には100個)具備する形態としている。1つのDMAに対するオーバーライトの回数が所定の回数を超えた場合や、データが読み出し不能の可能性が高くなった(シンボル誤り率が所定値以上となった)場合等には、欠陥管理情報を次のDMAに書き写して交替させ、順次これを繰り返すことで、最大100の交替まで可能としている。
各DMAの単位は、DDS/PDLと呼ばれる欠陥管理情報と、SDLと呼ばれる欠陥管理情報とが記録される他、予備領域(RSV)を有している。
図3(a)は、DDS/PDLのデータ構造例を示す図であり、図3(b)は、SDLのデータ構造例を示す図である。
各DMAを構成するDDS/PDL、SDL、および予備領域(RSV)は、いずれもECCブロックと呼ばれるデータブロック単位で構成されている。ECCブロック単位で所定の誤り訂正符号(ECC:Error Correction Code)が付加されており、一定のエラー数の範囲ではECCブロック単位でシンボルエラーが訂正可能に構成されている。
ECCブロックは、セクタと呼ばれるデータ単位に分割されており、情報記憶媒体1の種類によって、16のセクタを有するECCブロックと32のセクタを有するECCブロックが存在する。例えば、従来型のDVDでは、1ECCブロックは16セクタから構成されている。また、次世代型のDVD、例えばHD DVD−RWでは、1ECCブロックは32セクタから構成されている。
1セクタのデータサイズは、情報記憶媒体1の種類に関わらず、2KByteとなっている。従って、従来型のDVDのECCブロックのデータサイズは、32KByte(16セクタ×2KByte)となり、HD DVD−RW等のECCブロックのデータサイズは、64KByte(32セクタ×2KByte)となる。
DDS/PDLブロックは、DDS(Disc Definition Structure)と呼ばれる領域とPDL(Primary Defect List)と呼ばれる領域に分割されている。
DDSのデータサイズは2KByte(1セクタ分)となっている。図4は、DDSのバイト割り当てを例示する図である。DDSには、ディスクの定義や構造等を示す情報(「DDS Identifier」、「Number of Groups」、「Number of zones」等)や、書込み開始物理アドレス(Location of LSN0)等の情報が記録されている。
PDL(Primary Defect List)は、初期欠陥登録用の一次欠陥リストである。PDLのデータサイズは、DDS/PDLブロック(ECCブロック)からDDSのデータサイズを除いた領域のデータサイズとなり、従来型のDVDでは30KByte(15セクタ×2KByte)となり、HD DVD−RW等のECCブロックのデータサイズは、62KByte(31セクタ×2KByte)となる。
PDLには、ディスク製造時に生じた欠陥、ディスクの最初のフォーマットの際のサーティファイ時に発見された欠陥、ディスク使用開始後のフォーマット時にSDLから移動された欠陥等の初期欠陥に関する欠陥管理情報が記録される。
図5は、PDLのバイト割り当てを例示する図である。PDLは、先頭から、2Byteの識別子(PDL Identifier)、DDS/PDLブロックに含まれるPDLエントリ(PDL entry)の総数(Number of entries in the PDL)(2Byte)が記録され、その後、4ByteのPDLエントリを順次記録する領域がDDS/PDLブロックの最後まで続く。
PDLエントリは1つの初期欠陥を管理するための情報が記録されるもので、PDLエントリの数は、初期欠陥の数に依存する。初期欠陥の数が多い場合にはPDLエントリの数も多くなる。
図6は、1つのPDLエントリ(4Byte)のビット割り当てを示す図である。PDLエントリは、エントリタイプ(Entry type)2ビット、予備(reserved)6ビット、および欠陥物理セクタ番号(Defective Physical sector number)24ビットの情報が記録される。
エントリタイプは、情報記憶媒体1の製造業者によって記録される欠陥セクタの情報(P-list)と、ディスクサーティファイ工程で発見された欠陥セクタの情報(G1-list)と、フォーマット後にSDLから転送(又は転記)された欠陥セクタの情報(G2-list)とを区別するための情報である。
また、欠陥物理セクタ番号は、欠陥のある物理セグメントブロックの物理セクタ番号を含んだ情報であり、この欠陥物理セクタ番号によって、初期欠陥が生じたユーザエリアのアドレスが認識できる。
PDLが一次欠陥(初期欠陥)に関する欠陥管理情報を記録するものに対して、SDLは、二次欠陥に関する欠陥管理情報を記録するものである。即ち、通常のユーザデータの記録時に発見された欠陥(二次欠陥)に関する欠陥管理情報を記録するものである。
図7は、SDLのバイト割り当てを例示する図である。SDLは、先頭から、識別子(SDL Identifier)等のSDL自身を管理する情報が記録された後、22Byte目にSDLブロックに含まれるSDLエントリ(SDL entry)の総数(Number of entries in the SDL)(2Byte)が記録され、その後、8ByteのSDLエントリを順次記録する領域がSDLブロックの最後まで続く。
SDLエントリは1つの二次欠陥を管理するための情報が記録されるもので、SDLエントリの数は、二次欠陥の数に依存する。情報記憶媒体1の使用によって二次欠陥の数が増えるにつれてSDLエントリの数も増えていくことになる。
図8は、1つのSDLエントリ(8Byte)のビット割り当てを示す図である。SDLエントリは、二次欠陥が生じてデータの交替が生じたか否かを示すフラグである「SLR」ビットと、交替前(交替元)のアドレス情報と、交替後(交替先)のアドレス情報が記録される。
交替前のアドレス情報は、「Physical sector number of the first Physical sector in the defective Physical segment block」と記されている領域に24ビットで記録される。また、交替後のアドレス情報は、「Physical sector number of the first Physical sector in the replacement Physical segment block」と記されている領域に同じく24ビットで記録される。
ユーザエリアに欠陥が生じてユーザデータが正常に書き込めなくなった場合、その欠陥領域に書き込もうとしていたユーザデータは、スペアエリアに代替して書き込まれる。
図9は、PDLにエントリされている欠陥セクタのデータセグメントの代替方法を示す図である。PDLのエントリタイプは前述したように、情報記憶媒体1の製造業者によって記録される欠陥セクタの情報(P-list)と、ディスクサーティファイ工程で発見された欠陥セクタの情報(G1-list)と、フォーマット後にSDLから転送(又は転記)された欠陥セクタの情報(G2-list)との3種類があり、いずれもユーザが使用中に発見される欠陥ではなく、使用開始時、或いはフォーマット時に記録されるものである。使用開始時、或いはフォーマット時に欠陥セクタを含むと認識された全ブロックの容量分だけ新たに第1スペアエリア(Primary Spare Area)を使用することによって、一定のユーザエリア記録領域を確保している。
第1スペアエリア(Primary Spare Area)は、ユーザエリアの内周部分に位置し、ユーザエリアに近い方から内周方向に向かって使用エリアが増えていく。第1スペアエリア(Primary Spare Area)内に格納されるデータの先頭がデータエリアの先頭、即ち、論理アドレス「0」として新たに記録される。このデータエリアの先頭に対応するディスクのデータ位置(物理アドレス)は、DDSのバイト配置(図4参照)の「Location of LSN0」に記録される。
図10は、SDLにエントリされている欠陥セクタのデータセグメントの代替方法を示す図である。SDLには、情報記憶媒体1の使用中に検出された欠陥について、交替元アドレスと交替先アドレスとがSDLエントリに記録されている。情報記録再生装置100が情報記憶媒体1上のあるアドレスを読み書きしようとするときに、そのアドレスがSDLに記録されている欠陥アドレス(交替元アドレス)を含むデータセグメントであった場合に、欠陥アドレス(交替元アドレス)の代わりにSDLに記録されている交替先アドレスのデータセグメントに読み書きを行う。交替先にはスペアエリアを用いる。第1スペアエリア(Primary Spare Area)に空き領域が残っている場合には第1スペアエリア(Primary Spare Area)を交替エリアとして用いる。第1スペアエリア(Primary Spare Area)が一杯になった場合は、補助スペアエリア(Supplementary Spare Area)をユーザエリアの外周側に確保し、このエリアを交替エリアとして用いる。
ところで、上述したように、DMA(DDS/PDL、SDL)に記録される欠陥管理情報は、データエリアに欠陥が生じてユーザデータが正常に書き込めなかった場合に、書き込めなかった領域(欠陥領域)のアドレス(交替元アドレス)と、書き込めなかったデータを代替して記録するスペア領域のアドレス(交替先アドレス)とを対応付ける情報である。ユーザデータの再生時にDMAの欠陥管理情報を参照することで、データエリアに欠陥が生じて記録できなかった場合でも、代替して記録されたスペア領域のユーザデータを読み出すことでユーザデータの再生を保証することが可能となる。
DMA1ないしDMA4には同一の欠陥管理情報が記録される。物理的に離れた4つの領域に同一の欠陥管理情報を記録することで、1つのDMAが傷や指紋等によって欠損が生じ読み取り不能となっても、他のDMAから欠陥管理情報が読み取ることで耐障害性を高めている。
データエリアに新たな欠陥が生じると、その欠陥管理情報をDMAに書き加えることになるため、DMAの欠陥管理情報は欠陥が発見される毎に更新(オーバーライト)される。書換え可能な情報記憶媒体1はオーバーライトによって徐々に劣化していく。即ち、DMA自体も劣化していく。このため、例えばHD DVD−RWでは、交替可能なDMAを複数(具体的には100個)具備する形態としている。1つのDMAに対するオーバーライトの回数が所定の回数を超えた場合や、データが読み出し不能の可能性が高くなった(シンボル誤り率が所定値以上となった)場合等には、欠陥管理情報を次のDMAに書き写して交替させ、順次これを繰り返すことで、最大100の交替まで可能としている。
図11は、DMAの交替状況を説明する図である。
DMAは、それぞれ各セットの先頭(DMA1−1、DMA2−1、DMA3−1、およびDMA4−1)から使用され、その内1つでも読み取れなくなった場合や交替が必要となった場合には、DMA1−1ないしDMA4−1が揃って次のDMA(DMA1−2、DMA2−2、DMA3−2、およびDMA4−2)に交替する。なお、4つのDMAを同時に交替させる理由は、システム障害が発生した場合等のリカバリ処理を容易にするためである。
DMAに記録される欠陥管理情報は、ユーザエリアに欠陥が生じた場合であってもユーザデータの書き込みや読み取りを可能とするための重要な情報であり、上記のように同一データを複数の箇所に分散して記録し、またDMA自体の交替を可能にする等の手法によって耐障害性を高めている。
しかしながら、何らかの理由でDMA1ないしDMA4の総てが読み取れなくなった場合には、ユーザデータの読み取りが不可能となってしまう。そこで、DMA以外の領域にユーザデータを読み出すために最低限必要となる欠陥管理情報を記録することで、万一、DMAの読み取りが不能となった場合であっても、ユーザデータの読み取りを可能にする手法を提供するのが本発明のねらいである。
(2)情報記録再生装置100の動作
DMA以外の領域に欠陥管理情報を記録する場合、その領域(以下、予備DMAという)を確保する必要がある。予備DMAの第1の形態は、ユーザデータ自身が有している予備領域を予備DMAとして用いるものである。
DMA以外の領域に欠陥管理情報を記録する場合、その領域(以下、予備DMAという)を確保する必要がある。予備DMAの第1の形態は、ユーザデータ自身が有している予備領域を予備DMAとして用いるものである。
図12は、情報記憶媒体1、例えばHD DVD−RWに記録するユーザデータのデータ構造を示す図である。
ユーザデータはECCブロック単位で記録されるが、ECCブロックはセクタと呼ばれるデータ単位に分割されている。
図12(b)がセクタのデータ構造を示す図であり、1セクタは先頭から、4Byteの「Data ID」(セクタ単位の識別情報)、2Byteの「IED(ID Error Detection)」、6Byteの予備領域(RSV)と続く。その後、2048Byte(2KByte)のメインデータ(Main data)が、D0からD2047まで続き、最後に4ByteのEDC(Error Detection Code)を備えて構成されている。
EDC(エラー検出符号)は、メインデータの先頭からメインデータの最後(D2047)までの2060Byteのデータに対してエラー検出を行う(エラー訂正までは行わない)コードであり、ECCブロック単位でエラー訂正不能な場合であっても、EDCによってセクタ単位のデータが有効か否か(エラー検出されるか否か)の判定が可能となる。
なお、メインデータ領域は、スクランブルがかけられているため、スクランブルを解除(デスクランブル)した後、EDCによるエラー検出を行う必要がある。
セクタは、図12(b)に示したように、左右各6行、合計12行の「行(row)」に分割されており、1つの「行」は、172Byte単位で構成されている。
ユーザデータは、メインデータ(D0からD2047の2KByte)の領域に記録されることになる。
図12(a)は、ECCブロックのデータ構造を示す図である。前述したように、HD DVD−RWでは、1つのECCブロックは番号0から番号31までの32のセクタを含んで構成されている。
図12(a)の最上段には、「0−L」と「0−R」と記された2つの領域があるが、これは、図12(b)に示した1つのセクタのデータ(番号0のセクタのデータ)を6行ずつまとめて左右に分割したデータに対応するものである。2段目の領域には、番号1のセクタのデータを6行ずつまとめて左右に分割した後、左右を入れ替えて「1−R」と「1−L」を配置している。以下同様に、セクタ毎に左右の配置を入れ替えながら、番号31のセクタ(「31−R」、「31−L」)まで配置している。
また、ECCブロックでは、誤り訂正を行うためのパリティ符合を上記32セクタのデータに付加している。このパリティ符号は、172Byteで構成される「行」毎に付加される10ByteのPI符号(インナーパリティ符号)と、縦方向の192行(6行×32)に対して付加される16行のPO符号(アウターパリティ符号)とからなっている。PI符号は行方向のエラー訂正を可能とするものであり、PO符号は列方向のエラー訂正を可能とするものである。
これらのパリティ符号を含めたECCブロックの配列は、横方向に(172+10)Byte×2、即ち182Byte×2列と、縦方向に6行×32+16行、即ち208行とから構成されている。
図12(b)に示したように、ユーザデータが記録されているセクタには、6Byteの予備領域(RSV)を有している。1ECCブロックは、HD DVD−RWの場合では32セクタから構成されているため、ECCブロック当たり192Byte(32×6Byte)の予備領域(RSV)を有していることになる。
予備DMAの第1の形態は、この予備領域(RSV)を予備DMAとして欠陥管理情報を記録する形態である。
予備DMAを、一次欠陥に関する欠陥管理情報の記録領域として利用する場合には、予備領域(RSV)に、書込み開始物理アドレス(Location of LSN0)の情報、エントリタイプ(Entry type)、および欠陥物理セクタ番号(Defective Physical sector number)等の情報を記録し、ユーザデータと共にスペアエリアに記録すればよい。
また、予備DMAを、二次欠陥に関する欠陥管理情報の記録領域として利用する場合には、予備領域(RSV)に、交替元アドレス、交替先アドレス、およびデータが交替されたか否かを示すフラグ情報等を記録し、ユーザデータと共にスペアエリアに記録すればよい。
予備DMAの第2の形態は、スペアエリアの所定の範囲を予め予備DMA用として割り付けておく形態である。本来のDMAと予備DMAとで、二重の領域を使用することとなるが、その分だけ信頼性が向上することになる。また、予備DMAのデータフォーマットを本来のDMAのデータフォーマットに一致させておけば、新たな読み出し、書き込み制御を設ける必要がないため、開発コストも低減できる。
なお、本来のDMAのみに欠陥管理情報を記録する形態と、本来のDMAの他に予備DMAにも欠陥管理情報を記録する形態とを、例えば外部からの制御信号で選択可能にする形態であってもよい。
図13は、予備DMAを第1の形態で記録した場合における、本実施形態に係る情報記録再生装置100の動作、特に、DMAが総て読込めなかったときの動作例を示すフローチャートである。
まず、通常の動作どおり、最新のDMAをサーチする(ステップST1)。4つのDMA(DMA1ないしDMA4)が何れもサーチできなかった場合、或いは4つのDMAの欠陥管理情報が総て読み出せなかった場合には(ステップST2のyes)、ステップST7へ進む。
ステップST7では、スペアエリアに交替して記録されているユーザデータをサーチする。このサーチは、スペアエリアの先頭から順次サーチする方法であっても良いし、或いはスペアエリアのユーザデータが記録されている先頭アドレスを別途所定のアドレスに記録しておき、その情報を参照する方法でも良い。
次に、サーチしたユーザデータの予備領域(RSV)に記録されている欠陥管理情報を抽出する(ステップST8)。
抽出した欠陥管理情報には、交替元アドレス、交替先アドレス等が含まれている。これらの情報を参照して、交替元アドレスと整合をとってユーザデータを読み出す(ステップST9)。
ゴミ等の一時的な付着等によってDMAからデータが読み出せない場合もあるため、予備DMAから読み出した欠陥管理情報を、再度本来のDMAに書き戻す処理(ステップST10)を行う形態としても良い。
また、本来のDMAのみを使用する形態と、本来のDMAと予備DMAを組み合わせて使用する形態とを、例えば外部からの制御信号で選択可能にする形態であってもよい。
図14は、予備DMAを第2の形態で記録した場合における、本実施形態に係る情報記録再生装置100の動作のフローチャートである。
図13との相違点は、主にステップST4の部分である。本形態では、予備DMAがユーザデータ中の予備領域(RSV)ではなく、スペアエリアの所定のアドレスに記憶されている。このため、ステップST4では、このスペアエリアの所定の領域(予備DMA)から欠陥管理情報を読み出し、その欠陥管理情報に基づいてユーザデータを読み出す形態となっている。
(3)情報記録再生装置100の構成
図15は、本実施形態に係る情報記録再生装置100のシステム構成例を示す図である。
図15は、本実施形態に係る情報記録再生装置100のシステム構成例を示す図である。
情報記録再生装置100は、変調回路2、レーザ制御回路3、レーザ4、コリメートレンズ5、偏光ビームスプリッタ(以下PBS)6、4分の1波長板7、対物レンズ8、集光レンズ9、光検出器10、信号処理回路11、復調回路12、フォーカスエラー信号生成回路13、トラッキングエラー信号生成回路14、フォーカス制御回路16、トラッキング制御回路17、主制御部20を備えている。
主制御部20は、ドライブ部を制御するものである。ドライブ部は、変調回路2、レーザ制御回路3、レーザ4、コリメートレンズ5、PBS6、4分の1波長板7、対物レンズ8、集光レンズ9、光検出器10、信号処理回路11、復調回路12、フォーカスエラー信号生成回路13、トラッキングエラー信号生成回路14、フォーカス制御回路16、及びトラッキング制御回路17を含むものである。
まず、この情報記録再生装置100によるデータの記録について説明する。データの記録は、主制御部20により制御される。記録データ(データシンボル)は、変調回路2により所定のチャネルビット系列に変調される。記録データに対応したチャネルビット系列は、レーザ制御回路3によりレーザ駆動波形に変換される。レーザ制御回路3は、レーザ4をパルス駆動し、所望のビット系列に対応したデータを情報記憶媒体1上に記録する。レーザ4から放射された記録用の光ビームは、コリメートレンズ5で平行光となり、PBS6に入射し、透過する。PBS6を透過したビームは4分の1波長板7を透過し、対物レンズ8により媒体1の情報記録面に集光される。集光されたビームは、フォーカス制御回路16によるフォーカス制御及びトラッキング制御回路17によるトラッキング制御により、記録面上に最良の微小スポットが得られる状態で維持される。
続いて、この情報記録再生装置によるデータの再生について説明する。データの再生は、主制御部20により制御される。主制御部20からのデータ再生指示に基づき、レーザ4は再生用の光ビームを放射する。レーザ4から放射された再生用の光ビームは、コリメートレンズ5で平行光となり、PBS6に入射し、透過する。PBS6を透過した光ビームは4分の1波長板7を透過し、対物レンズ8により媒体1の情報記録面に集光される。集光されたビームは、フォーカス制御回路16によるフォーカス制御及びトラッキング制御回路17によるトラッキング制御により、記録面上に最良の微小スポットが得られる状態で維持される。このとき、媒体1上に照射された再生用の光ビームは、情報記録面内の反射膜あるいは反射性記録膜により反射される。反射光は対物レンズ8を逆方向に透過し、再度平行光となる。反射光は4分の1波長板7を透過し、入射光に対して垂直な偏光を持ち、PBS6では反射される。PBS6で反射されたビームは集光レンズ9により収束光となり、光検出器10に入射される。光検出器10は、例えば、4分割のフォトディテクタから構成されている。光検出器10に入射した光束は光電変換されて電気信号となり増幅される。増幅された信号は信号処理回路11にて等化され2値化され、復調回路12に送られる。復調回路12では所定の変調方式に対応した復調動作を施されて、再生データが出力される。
また、光検出器10から出力される電気信号の一部に基づき、フォーカスエラー信号生成回路13によりフォーカスエラー信号が生成される。同様に、光検出器10から出力される電気信号の一部に基づき、トラッキングエラー信号生成回路14によりトラッキングエラー信号が生成される。フォーカス制御回路16は、フォーカスエラー信号に基づきビームスポットのフォーカスを制御する。トラッキング制御回路17は、トラッキングエラー信号に基づきビームスポットのトラッキングを制御する。
ここで、主制御部20による交替処理について説明する。情報記憶媒体1をフォーマットする時には、サーティファイが実行される。このとき、主制御部20は、情報記憶媒体1の欠陥を検出する。このとき検出された欠陥、即ち初期欠陥に関する欠陥管理情報は、主制御部20により情報記憶媒体1のDMAの中のPDLに記録される。欠陥管理情報は、交替元のセクタのアドレスと交替先のセクタのアドレスとを含む。通常の記録時にも、主制御部20は、媒体上の欠陥を検出する。このとき検出された欠陥、即ち2次欠陥に関する欠陥管理情報は、主制御部20により媒体のDMAの中のSDLに記録される。欠陥管理情報は、交替元のECCブロックの先頭セクタのアドレスと交替先のECCブロックの先頭セクタのアドレスとを含む。PDL及びSDLに基づき、交替元に対するアクセスは、交替先に対するアクセスと見なされる。
本実施形態に係る情報記録再生装置100において、情報記憶媒体1を記録する手段は主制御部20の記録制御手段に含まれ、情報記憶媒体1を再生する手段は、主制御部20の再生制御手段に含まれるものである。
また、本来のDMA以外に予備DMAとして欠陥管理情報を書き込み、また総ての本来のDMAが読み出し不能であったときに、予備DMAから欠陥管理情報を読み出す等の手段は、主制御部20のDMA制御手段に含まれるものである。
本実施形態に係る情報記録再生装置100によれば、DMAに記憶されている欠陥管理情報が総て読み出せなくなった場合であっても、記憶されたユーザデータを正しく読み出すことができる。
なお、本発明は上記の実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。
1 情報記憶媒体
2 変調回路
3 レーザ制御回路
11 信号処理回路
12 復調回路
13 フォーカスエラー信号生成回路
14 トラッキングエラー信号生成回路
16 フォーカス制御回路
17 トラッキング回路
20 主制御部
2 変調回路
3 レーザ制御回路
11 信号処理回路
12 復調回路
13 フォーカスエラー信号生成回路
14 トラッキングエラー信号生成回路
16 フォーカス制御回路
17 トラッキング回路
20 主制御部
Claims (11)
- 書換え可能な情報記憶媒体において、
ユーザデータを記憶するユーザエリアと、
前記ユーザエリア内の欠陥領域に関する欠陥管理情報を記憶する欠陥管理エリアと、
前記欠陥領域に記憶できなかったユーザデータを交替して記憶するスペアエリアと、
を備え、
前記欠陥管理エリア以外の領域にも前記欠陥管理情報を記憶することを特徴とする情報記憶媒体。 - 前記欠陥管理情報は、前記ユーザデータを記憶できなかった欠陥領域を示す交替元アドレス情報と、前記ユーザデータを交替して記憶したスペアエリア内の交替先アドレス情報とを含む情報である、ことを特徴とする請求項1に記載の情報記憶媒体。
- 前記欠陥管理情報は、前記ユーザデータを記憶できなかった欠陥領域を示す欠陥アドレス情報を含む情報である、ことを特徴とする請求項1に記載の情報記憶媒体。
- 前記欠陥管理情報は、前記スペアエリア内に交替して記憶された前記ユーザデータの先頭の物理アドレスを含む情報である、ことを特徴とする請求項1に記載の情報記憶媒体。
- 前記欠陥管理エリア以外の領域は、前記スペアエリアの一部の領域である、ことを特徴とする請求項1に記載の情報記憶媒体。
- 前記欠陥管理エリア以外の領域は、前記スペアエリア内に交替して記憶される前記ユーザデータ内に設けられる予備データ領域である、ことを特徴とする請求項1に記載の情報記憶媒体。
- 前記欠陥管理エリアは、前記欠陥管理エリア以外の領域に記憶された前記欠陥管理情報を読み出してその欠陥管理情報を前記欠陥管理エリアに書込み可能に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の情報記憶媒体。
- 前記欠陥管理エリア以外の領域は、その領域に前記欠陥管理情報を記憶するか否かを選択可能に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の情報記憶媒体。
- 前記欠陥管理エリア以外の領域は、その領域に記憶された前記欠陥管理情報に基づいて前記ユーザデータを読み出すか否かを選択可能に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の情報記憶媒体。
- 書換え可能な情報記憶媒体を記録再生する情報記録再生装置において、
ユーザデータを前記情報記憶媒体のユーザエリアに記憶する手段と、
前記ユーザエリア内の欠陥領域に関する欠陥管理情報を前記情報記憶媒体の欠陥管理エリアに記憶する手段と、
前記情報記憶媒体の欠陥領域に記憶できなかったユーザデータを前記情報記憶媒体のスペアエリアに交替して記憶する手段と、
前記欠陥管理エリア以外の領域にも前記欠陥管理情報を記憶する手段と、
を備えたことを特徴とする情報記録再生装置。 - 書換え可能な情報記憶媒体を記録再生する情報記録再生方法において、
ユーザデータを前記情報記憶媒体のユーザエリアに記憶するステップと、
前記ユーザエリア内の欠陥領域に関する欠陥管理情報を前記情報記憶媒体の欠陥管理エリアに記憶するステップと、
前記情報記憶媒体の欠陥領域に記憶できなかったユーザデータを前記情報記憶媒体のスペアエリアに交替して記憶するステップと、
前記欠陥管理エリア以外の領域にも前記欠陥管理情報を記憶するステップと、
を備えたことを特徴とする情報記録再生方法。
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