JP2007032597A - 締結具、これを備えた落下防止付き電気機器及び電気機器の落下防止付き電柱 - Google Patents

締結具、これを備えた落下防止付き電気機器及び電気機器の落下防止付き電柱 Download PDF

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Abstract

【課題】電気機器を確実に電柱に取り付けることができる締結具を提供することにある。
【解決手段】締結具は、柱状部、該柱状部の軸線に一致するように該柱状部の一端に軸線が形成された雄ねじ部、及び柱状部の他端に形成された鍔部を有するボルト部材と、板状部14、板状部14の厚さ方向に貫通する穴部16、及び一方が板状部14の側面18に開放して、他方が穴部16に開放するスロット部を有する締結部材12と、雄ねじ部に螺合された雌ねじ部を有するナット部材と、を備える。柱状部の外径は雄ねじ部の外径より大きく、かつ、鍔部の外径より小さい。スロット部の幅寸法W1は、雄ねじ部がスロット部に遊嵌可能な寸法であって柱状部の外径よりも小さい寸法を有する。穴部の内径寸法Dは柱状部が穴部に遊嵌可能な寸法であって鍔部の外径よりも小さい寸法を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、締結具、これを備えた落下防止付き電気機器及び電気機器の落下防止付き電柱に関し、電気機器のような物品が電柱などに設けられた被締結部材から外れることを防止するための締結具、これを備えた落下防止付き電気機器及び電気機器の落下防止付き電柱に関する。
従来より、図10に示すように、トランスのような電気機器10を電柱20に取り付ける作業は、クレーンCを用いて電気機器10を電柱20の上部22に移動させて、電柱20の上部22に設けられた電柱側取付部13に電気機器10を載置し、載置された電気機器10をねじのようなボルト部材140で堅固に電柱10の上部22に取り付けることにより行われる。
図11に示すように、電柱20の上部22には、電気機器10を取り付けるために、被締結部として作用する電柱側取付部13が組み付けられている。電柱側取付部13には、ボルト部材140(図12参照)を通すための貫通穴28cが形成されている。
電気機器10は、これの側面に、電柱側取付部13に締結される機器側取付部150を有している。作業者は、電柱側取付部13に載置された電気機器10が電柱側取付部13から落下しないように、電柱側取付部13と機器側取付部150とをボルト部材140で締結する。
具体的には、図12に示すように、機器側取付部150は、板状部152と、板状部152の厚さ方向に貫通する穴部154と、一方が板状部152の側面に開放して、他方が穴部154に開放するスロット部156とを有する。穴部154の直径とスロット部156の幅寸法はほぼ同じに設定されている(図13参照)。
ボルト部材140は、雄ねじ部142及び雄ねじ部142の一端に形成された鍔部144を有する。雄ねじ部142の他端には座金161を介してナット160が螺合される。貫通穴28cは、ボルト部材140の雄ねじ部142が遊嵌可能な直径を有している。
作業者が電気機器10を電柱20の上部22に取り付ける作業は、以下のとおりである。
先ず、図10及び図11示すように、作業者は、クレーンCを操作して、電柱20の上部22に電気機器10を吊り上げる。
次に、図12及び図13に示すように、作業者は、ボルト部材140の雄ねじ部142の先端部を電柱側取付部13の垂直部材28bに形成した貫通穴28cに、垂直部材28bの外側から差し込み、雄ねじ部142の先端部にナット部材160の雌ねじ部を螺合させる。これにより、ボルト部材140とナット部材160とは電柱側取付部13から外れない。
次に、作業者は、クレーンCを操作して、電気機器10のスロット部156がボルト部材140の雄ねじ部142の上方に位置するように、電気機器10を移動させる。
次に、作業者は、クレーンCを操作して、図12に示す状態になるように、電気機器10をゆっくり下げる。このとき、電気機器10が垂直方向に下がるにつれて、ボルト部材140の雄ねじ部142が機器側取付部150のスロット部156に入り込み、スロット部156は、垂直部材28bと鍔部144との間に配置される。これにより、電気機器10が水平方向に移動しようとしても、図13に示すように、板状部152が鍔部144に接触することによって、電気機器10がボルト部材140に対して移動することが矯正される。また、図12に示すように、ボルト部材140に螺合しているナット部材160が垂直部材28bに接触することによって、ボルト部材140は電柱20に対して移動することが矯正される。このため、電気機器10は電柱20から水平方向に離れない。
そうして、作業者は、ナット部材160を回転させて、図14に示すように、垂直部材28bと板状部152とをナット部材160と鍔部144とによって締め付ける。このようにして、電気機器10は電柱20に堅固に組み付けられる。
しかし、図13に示すように、スロット部156の幅寸法と穴部154の直径とがほぼ同じ寸法を有しているので、板状部152と垂直部材28bとの間に生じる摩擦力より大きな力が電柱20の上下方向に作用してしまった場合、電気機器10は電柱20から外れてしまうことが考えられる。電柱20の上下方向に作用する力は、例えば、自動車が電柱20に衝突した場合に生じる。
そこで、従来では、図14に示すように、作業者は、電気機器10を電柱20に取り付けた後に、機器側取付部150が垂直部材28bに対して上方に移動しないように、機器側取付部150の上側の貫通穴28cにボルト160を通し、そのボルト160にストッパー158を取り付けている。
しかし、電気機器10の側面と垂直部材28bとの間の隙間xが僅かであるので、作業者は、レンチのような工具を隙間xに入れてボルト160を効率よく締め付ける作業をすることができないという問題がある。
また、板状部152にスロット部156を形成する代わりに貫通穴を形成した機器側取付部を採用することが考えられる。しかし、図10に示すように、電気機器10は、電柱20の上部22という、作業者の足元が不安定で非常に高いところで電柱20に取り付けなければならない。
つまり、作業者は、電気機器10を電柱側取付部13に配置してからボルト部材140を組み付けようとすると、板状部152の貫通穴と電柱側取付部13の貫通穴28cとを合わすために重い電気機器10を微妙に移動させなければならないので、電気機器10を電柱20に取り付ける作業は、高い危険性を有してしまう。
本発明の目的は、電気機器を確実に電柱に取り付けることができる締結具を提供することにある。
発明者は、ボルトに細い部分と太い部分とを形成して、ボルトの細い部分と太い部分とを使い分けることができる以下の発明をした。
(1) ある物品を被締結部材に取り付けるための締結具であって、柱状部、該柱状部の軸線に一致するように該柱状部の一端に軸線が形成された雄ねじ部、及び前記柱状部の他端に形成された鍔部を有するボルト部材と、板状部、該板状部の厚さ方向に貫通する穴部、及び一方が前記板状部の側面に開放して、他方が前記穴部に開放するスロット部を有する締結部材と、前記雄ねじ部に螺合された雌ねじ部を有するナット部材と、を備え、前記締結部材は、前記ある物品に形成されており、前記ナット部材と前記鍔部との間における前記雄ねじ部及び前記柱状部の少なくとも一方に、前記被締結部材に形成された取付穴及び前記穴部が通っており、前記柱状部は前記穴部に位置し、前記柱状部の外径は前記雄ねじ部の外径より大きく、かつ、前記鍔部の外径より小さく、前記スロット部の幅寸法は、前記雄ねじ部が前記スロット部に遊嵌可能な寸法であって前記柱状部の外径よりも小さい寸法を有し、前記穴部の内径寸法は前記柱状部が前記穴部に遊嵌可能な寸法であって前記鍔部の外径よりも小さい寸法を有する締結具。
(1)に記載の発明によれば、柱状部の外径は雄ねじ部の外径より大きく、かつ、鍔部の外径より小さく、スロットの幅寸法は、雄ねじ部がスロットに遊嵌可能な寸法であって柱状部の外径よりも小さい寸法を有しており、また、穴部の内径寸法は柱状部が穴部に遊嵌可能な寸法であって鍔部の外径よりも小さい寸法を有する。
このため、雄ねじ部はスロット部の開口からスロット部を通って穴部に移動することができるが、柱状部は穴部からスロット部を通ってスロット部の開口に移動することができない。また、ナット部材を回転させて、ナット部材を鍔部に近づけると、締結部材と被締結部とは締め付けられ、柱状部が穴部に差し込まれる。したがって、柱状部は穴部から外れないので、ある物品は被締結部材からはずれない。
(2) 前記スロット部は重力が作用する上下方向に伸びており、前記スロット部の一方が前記スロット部の他方の下側に位置している(1)に記載の締結具。
(2)に記載の発明によれば、スロット部は重力が作用する上下方向に伸びているので、ある物体を下ろすことにより、雄ねじ部はスロット部の開口からスロット部を通って穴部に移動することができる。
(3) さらに、前記雄ねじ部において、前記ナット部材と前記締結部材との間に配置されたスペーサーを備えた(1)又は(2)に記載の締結具。
(4) 前記雄ねじ部の伸びる方向における前記スペーサーの長さは、前記雄ねじ部の軸線方向における前記柱状部の長さと同じ又はこれよりも長い(3)に記載の締結具。
(3)及び(4)に記載の発明によれば、ナット部材を回転させずに、鍔部が板状部に近づくようにボルト部材の移動をさせると、ナット部材は、その移動に応じて板状部から離れる。そこで、スペーサーを差し込むことにより、ナット部材を鍔部に近づけるために回転させる量を減らすことができる。
(5) 前記柱状部は円柱形状であり、前記柱状部の側面に凸部を有する(1)から(4)のいずれかに記載の締結具。
(5)に記載の発明によれば、ボルト部材は、ナット部材の雌ねじ部とボルト部材の雄ねじ部との摩擦により、ナット部材の回転方向と同一の方向に回転されることがあっても、ボルト部材が回転されると、凸部がスロット部に入り込み、凸部がスロット部に当接する。このため、ボルト部材はそれ以上回転しなくなり、ナット部材とボルト部材とが相対的回転をすることができるので、簡単にナット部材をボルト部材に取り付けることができる。
(6) 前記ある物品は電柱の上部に設置される電気機器であり、前記締結部材は前記電気機器に備えられる(1)から(5)のいずれかに記載の締結具。
(7) (6)に記載の締結具と、前記ある物品と、を備え、前記ある物品は前記締結部材を有する電気機器である落下防止付き電気機器。
(8) 前記被締結部材が備えられた電柱と、(7)に記載の落下防止付き電気機器と、を備える電気機器の落下防止付き電柱。
(6)、(7)及び(8)に記載の発明によれば、上記(1)から(5)に記載の締結部を有しているので、同様の作用効果を奏する。さらに、落下防止付き電柱に取り付けられている電気機器を簡単に取り替えることができる。
本発明によれば、締結具は、ボルト部材の先端にナット部材を螺合させた状態で、締結部材を被締結部材に取り付けるための案内具として作用し、また、ナット部材を回転させて締結部材と被締結部材とを締め付けることにより、ボルト部材の柱状部がナット部材の穴部に差し込まれるので、締結部材と被締結部材とは外れない。
本発明に係る締結具及びこれを備えた電気機器落下防止付き電柱の実施の形態を添付した図面を参照して説明する。
図1(A)は、本発明に係る締結具を備えた電気機器の側面図であり、図1(B)は(A)に示す電気機器の底面図である。図2は、図1に示す電気機器を電柱に取り付ける状態を説明する側面図である。
図1に示すように、トランスのような電気機器10は、上下方向に伸びるほぼ円柱形状を有している。電気機器10の側面10bには、複数の放熱盤10aが放射線状に伸びるように、一体的に取り付けられている。
電気機器10の側面10bには、2つの機器側取付部12が電気機器10の上下方向に間を置いて並んで一体的に形成されている。機器側取付部12は、締結部材として作用する。
機器側取付部12は、板状部14と、板状部14の厚さ方向に貫通する穴部16と、一方が板状部14の側面18に開放して、他方が穴部16に開放するスロット部19を有する。板状部材14の両側部のそれぞれから、同じ方向に伸びる側板が形成されている。すなわち機器側取付部材12は、ほぼコの字形状を有する。したがって、板状部14と電気機器10の側面10bとの間には、空間Aが形成されている。また、スロット部19の幅寸法W1は、穴部16の直径Dより小さい。
図2に示すように、ボルト部材1は、柱状部1aと、柱状部1aの軸線に一致するように柱状部1aの一端に形成された雄ねじ部1bと、柱状部1aの他端に形成された鍔部1cとを有する。柱状部1aの外径は、雄ねじ部1bの外径より大きく、かつ、鍔部1cの外径より小さい。また、スロット部19の幅寸法W1は、雄ねじ部1bがスロット部19に遊嵌可能な寸法であり、柱状部1aの外径よりも小さい寸法を有する。
柱状部1aは、円柱形状であり、柱状部1aの側面に凸部1dを有する。柱状部1aの円周方向における凸部1dの寸法は、スロット部19の幅寸法より狭く設定されており、また、柱状部1aの中心から凸部1dの頂部までの寸法は、穴部16の半径より大きく設定されている(図8参照)。
スロット部19は重力が作用する方向すなわち上下方向に伸びており、スロット部19は下側の端面18に開口を有している。
垂直部材28bには、電柱20の半径方向に貫通する貫通穴28cが形成されている。雄ねじ部1bの先端は、貫通穴28cを垂直部材28bに対して電柱20の反対側(すなわち電気機器10側)から差し込まれている。ナット部材30が雄ねじ部1bの先端に螺合されている。したがって、ナット部材30は雄ねじ部1bに螺合された雌ねじ部(図示せず)を有する。
ナット部材30と鍔部1cとの間における雄ねじ部1b及び柱状部1aの少なくとも一方に、垂直部材28bに形成された貫通穴28c及び穴部が通っている。垂直部材28bは被締結部材として作用する。
このような電気機器10は、以下のようにして電柱20に取り付けられる。
図2に示すように、電気機器10はクレーンC(図11参照)で電柱20の上部22に移動される。このとき、作業者は、先ず、雄ねじ部1bを垂直部材28の貫通穴28cに差し込み、雄ねじ部1bの先端部を垂直部材28bの電柱20側すなわち空間A(図1参照)側に出す。次に、作業者は、雄ねじ部1bの先端部に座金32を通してナット部材30を螺合する。そして、作業者は、鍔部1cと垂直部材28bとの間に隙間が形成されるように、ナット部材30を垂直部材28bに接触させる。
図3に示すように、作業者は、電柱20の上部22に移動された電気機器10を、機器側取付部12が電柱20側に向かうように、回転させる。次に、作業者は、電気機器10の機器側取付部12を電柱側取付部13に近づける。そして、作業者は、鍔部1cと垂直部材28bとの間に板状部14が配置されるように、電気機器10を下げる。
図4に示すように、スロット部19の幅は、雄ねじ部1bがスロット部19に遊嵌可能な寸法を有しており、また、電柱側取付部13には、雄ねじ部1bが配置されているので、ボルト部材1の雄ねじ部1bが板状部14に形成されたスロット部19に簡単に入り込む。これにより、電気機器10が水平方向に移動しようとしても、鍔部1c及び柱状部1aはスロット部19から抜けないので、電気機器10が電柱20から離れない。
図5に示すように、作業者は、さらに、電気機器10を下げて、電気機器10の上側の機器側取付部12が電柱側取付部13の出張部13aに載置させる。これにより、図6に示すように、電気機器10の上側の機器側取付部12の穴部16と雄ねじ部1bとが一致する。
次に、作業者は、図7に示すように、クレーンCを操作して、電気機器10を電柱側取付部13へ寄せる。ところで、図6に示すように、ボルト部材1の柱状部1aが機器側取付部12の穴部16に遊嵌することが可能ではある。しかし、凸部1dは穴部16に遊嵌することはできず、板状部14の電気機器10側の面に接触してしまう。
そこで、図8に示すように、作業者は、凸部1dが柱状部1aの周りを回るように、ボルト部材1を回転させて、凸部1dを柱状部1aの下側の位置に回転させる。
図7に示すように、作業者は、板状部14がボルト部材1の鍔部1cに向けて水平方向に移動するように、電気機器10を水平移動させる。このため、柱状部1aは機器側取付部12の穴部16に通された状態を維持しつつ、凸部1dがスロット部19に挟まる。これにより、図8に示すように、ボルト部材1にこれを回転させる回転力が作用しても、雄ねじ部1bは、凸部1dがスロット部19に接触し、凸部1dが回転することを阻止するので、ほとんど自転しない。
また、穴部16の直径(例えば21mm)は、穴部16に繋がっているスロット部19の幅寸法(例えば18mm)より大きい。したがって、穴部16に配置された柱状部1aの直径が、例えば、20mmに設定されていれば、柱状部1aはスロット部19を通ることができない。このため、電気機器10が上方に移動しようとしても、機器側取付部12が電柱側取付部13から外れないので、電気機器10は、上下方向の外力が作用しても、電柱20から外れない。
次に、作業者は、ナット部材30をネジ部材1の雄ねじ部1bの周りを回転させる。雄ねじ部1bが自転しないので、ナット部材30は、確実に雄ねじ部1bに螺合する。
ところで、図7に示すように、機器側取付部12の板状部14と電柱側取付部13の垂直部材28bとの間にスペースがある。そこで、点線で示すようなスペーサー40をそのスペースに配置すれば、垂直部材28bと板状部14とを締め付けるための距離を短くできる。この場合、雄ねじ部1bの伸びる方向におけるスペーサー40の長さを、雄ねじ部1bの軸線方向における柱状部1aの長さと同じ又はこれよりも長くなるように設定する。
そして、さらにナット部材30を回転させて、電気機器10が電柱20から外れないように、堅固に取り付ける。
以上のネジ部材1は、以下のように変形することができる。
図9に示すように、穴部16aの形状が六角形のような多角形であってもよい。そして、この穴部16aに挿通されるネジ部材1’は、穴部16aの形状に遊嵌可能な形状を有する柱状部1a’を備えている。柱状部1a’は六角柱のような形状を有し、六角形の側面で形成される峰部は凸部1d’とされる。
ネジ部材1’を用いて、電柱側取付部13と機器側取付部12とを堅固に組み付けるためには、先ず、多角形の柱状部1a’が穴部16aの中に嵌るまで、ネジ部材1’を自転させる(図9(c)参照)。そして、ネジ部材1’の鍔部1c’を電柱側取付部13に接触するようにネジ部材1’を移動させる。これにより、柱状部1a’と穴部16aとが相対的回転不能に組み付けられる。
(A)は、本発明に係る締結具を備えた電気機器の側面図である。(B)は(A)に示す電気機器の底面図である。 図1に示す電気機器を電柱に取り付ける状態を説明する図である。 図2に続く電気機器を電柱に取り付ける状態を説明する図である。 図3の線4−4の矢視図である。 図3に示す電気機器の一部断面図である。 図5の線6−6の矢視図である。 図5に続く電気機器を電柱に取り付ける状態を説明する図である。 図7の線8−8の矢視図である。 本発明に係る別の締結具を備えた電気機器の一部拡大図である。 電気機器を電柱に取り付ける様子を説明する図である。 電気機器を電柱に取り付ける様子を説明する別の図である。 従来の電気機器を電柱に取り付ける状態を説明する図である。 図12の線13−13の矢視図である。 図12に続く電気機器を電柱に取り付ける状態を説明する図である。
符号の説明
1,1’ ネジ部材
1a 柱状部
1b 雄ねじ部
1c 鍔部
1d 凸部
10 電気機器
10a 放熱盤
10b 側面
12 機器側取付部
13 電柱側取付部
14 板状部
16,16a 穴部
19 スロット部
20 電柱
28 垂直部材
28a 水平部材
28b 垂直部材
28c 貫通穴
30 ナット部材
40 スペーサー

Claims (8)

  1. ある物品を被締結部材に取り付けるための締結具であって、
    柱状部、該柱状部の軸線に一致するように該柱状部の一端に軸線が形成された雄ねじ部、及び前記柱状部の他端に形成された鍔部を有するボルト部材と、
    板状部、該板状部の厚さ方向に貫通する穴部、及び一方が前記板状部の側面に開放して、他方が前記穴部に開放するスロット部を有する締結部材と、
    前記雄ねじ部に螺合された雌ねじ部を有するナット部材と、を備え、
    前記締結部材は、前記ある物品に形成されており、
    前記ナット部材と前記鍔部との間における前記雄ねじ部及び前記柱状部の少なくとも一方に、前記被締結部材に形成された取付穴及び前記穴部が通っており、
    前記柱状部は前記穴部に位置し、
    前記柱状部の外径は前記雄ねじ部の外径より大きく、かつ、前記鍔部の外径より小さく、
    前記スロット部の幅寸法は、前記雄ねじ部が前記スロット部に遊嵌可能な寸法であって前記柱状部の外径よりも小さい寸法を有し、
    前記穴部の内径寸法は前記柱状部が前記穴部に遊嵌可能な寸法であって前記鍔部の外径よりも小さい寸法を有する締結具。
  2. 前記スロット部は重力が作用する上下方向に伸びており、前記スロット部の一方が前記スロット部の他方の下側に位置している請求項1に記載の締結具。
  3. さらに、前記雄ねじ部において、前記ナット部材と前記締結部材との間に配置されたスペーサーを備えた請求項1又は2に記載の締結具。
  4. 前記雄ねじ部の伸びる方向における前記スペーサーの長さは、前記雄ねじ部の軸線方向における前記柱状部の長さと同じ又はこれよりも長い請求項3に記載の締結具。
  5. 前記柱状部は円柱形状であり、前記柱状部の側面に凸部を有する請求項1から4のいずれかに記載の締結具。
  6. 前記ある物品は電柱の上部に設置される電気機器であり、前記締結部材は前記電気機器に備えられる請求項1から5のいずれかに記載の締結具。
  7. 請求項6に記載の締結具と、前記電気機器と、を備える落下防止付き電気機器。
  8. 前記被締結部材が備えられた電柱と、請求項7に記載の落下防止付き電気機器と、を備える電気機器の落下防止付き電柱。
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