JP2007028360A - 自動写真作成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影と落書きを同じ場所で行え、連続プレイが可能な遊戯用の自動写真作成装置を提供する。
【解決手段】利用者は、ブース10に入る前に、受付装置30に対して1回または複数回分のプレイ料金を支払う。本体制御部21は、ブース10内の利用者からの指示を、当該利用者がブース10外にいたときに支払ったプレイ料金の分だけ可能とする制御を行う。振り分け装置24は、ブース10内の利用者の最後でないプレイでは、プリンタ23で印刷された写真をブース内に向けた取り出し口25に排出し、ブース10内の利用者の最後のプレイでは、プリンタ23で印刷された写真をブース外に向けた取り出し口26に排出する。受付表示部32は、ブース10内の利用者がブース10外で支払ったプレイ料金に基づき算出された、次の利用者の予想待ち時間を表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動写真作成装置に関し、特に、カメラで利用者を撮影し、撮影画像に落書きなどの編集を施し、編集後の画像を写真として印刷する遊戯用の自動写真作成装置に関する。
従来から、利用者を撮影した画像を写真として印刷する自動写真作成装置が知られている。自動写真作成装置の中には、ゲームセンターなどに設置するために、高い遊戯性を持つように構成されたものがある。このような遊戯用の自動写真作成装置は、例えば、撮影した画像に合成される背景画像や前景画像を利用者が選択したり、撮影した画像にペン型入力手段を用いて利用者が自由に文字や絵を描いたり(以下、落書きという)できるように構成されている。
なお、本願発明に関連する発明として、特許文献1には、利用者が連続プレイを行っている間は、利用者が写った写真を外部から隠蔽する隠蔽手段を備えた画像印刷装置が開示されている。
特開2003−285511号公報
遊戯用の自動写真作成装置には、撮影と落書きを同じ場所で行うタイプ(以下、第1のタイプという)のものと、撮影と落書きを異なる場所で行うタイプ(以下、第2のタイプという)のものとがある。また、第2のタイプの装置の中には、撮影を行う場所で連続プレイが可能で、これとは別に落書きを行う場所でも連続プレイが可能なものがある。
遊戯用の自動写真作成装置は、これまで少人数(2〜3人程度)で利用するものが主流であったが、多人数で利用するものも今後は有望である。ところが、多人数の利用者が撮影場所から落書き場所へ移動すると、移動に長い時間がかかり、装置の稼働率が低下する。したがって、多人数で利用する遊戯用の自動写真作成装置は、第1のタイプのものであることが好ましい。しかしながら、第1のタイプで、かつ、連続プレイが可能な遊戯用の自動写真作成装置は、従来知られていない。
それ故に、本発明は、撮影と落書きを同じ場所で行え、連続プレイが可能な遊戯用の自動写真作成装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、利用者を撮影した写真を作成する自動写真作成装置であって、
所定の利用者空間の内部にいる利用者を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段で得られた画像を所定の撮影タイミングで記録する記憶手段と、
前記記録手段に記録された画像に対する編集指示を利用者から受け取るとともに、編集中の画像を表示する編集手段と、
前記編集手段で得られた画像を写真として印刷する印刷手段と、
前記利用者空間の外部に設けられ、前記利用者空間の外部にいる利用者が支払ったプレイ料金を受け取る受付手段と、
前記利用者空間の内部にいる利用者からの指示を、当該利用者が前記利用者空間の外部にいたときに支払ったプレイ料金に応じたプレイ回数の範囲内で可能とする制御手段とを備える。
第2の発明は、第1の発明において、
前記印刷手段で印刷された写真を、前記利用者空間の内部にいる利用者のプレイ状況に応じて、前記利用者空間の内部と外部とに切り替えて排出する振り分け手段をさらに備える。
第3の発明は、第2の発明において、
前記振り分け手段は、前記利用者空間の内部にいる利用者の最後ではないプレイでは、前記印刷手段で印刷された写真を前記利用者空間の内部に向けて排出し、当該利用者の最後のプレイでは、前記印刷手段で印刷された写真を前記利用者空間の外部に向けて排出することを特徴とする。
第4の発明は、第2の発明において、
前記振り分け手段は、前記利用者空間の内部にいる利用者が連続プレイを行っているときには、前記印刷手段で印刷された写真を前記利用者空間の内部に向けて排出し、当該利用者が単一プレイを行っているときには、前記印刷手段で印刷された写真を前記利用者空間の外部に向けて排出することを特徴とする。
第5の発明は、第1〜第4のいずれかの発明において、
前記受付手段は、前記利用者空間の内部にいる利用者が前記利用者空間の外部にいたときに支払ったプレイ料金に基づき算出された、前記利用者空間の外部にいる次の利用者の予想待ち時間を表示することを特徴とする。
上記第1の発明によれば、利用者空間の内部にいる利用者は、利用者空間の外部にいたときに支払ったプレイ料金の分だけ、撮影と編集を行うことができる。したがって、撮影と落書きを同じ場所で行え、連続プレイが可能な自動写真作成装置を得ることができる。
上記第2の発明によれば、利用者のプレイ状況に応じて写真の排出先を切り替えることにより、利用者は、連続プレイを行う場合に利用者空間の内部で写真を受け取ることが可能となる。
上記第3または第4の発明によれば、利用者は、連続プレイを行う場合には利用者空間の外部に出る必要がない。したがって、利用者の移動時間の分だけ利用者の待ち時間を短縮し、自動写真作成装置の稼働率を高めることができる。
上記第5の発明によれば、利用者は、プレイ料金を支払う前に、プレイ開始までの待ち時間を知ることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る自動写真作成装置の外観と内部を示す図である。図1に示す自動写真作成装置1は、ブース10、本体装置20、および、受付装置30を備え、遊戯用の自動写真作成装置として利用される。図2は、自動写真作成装置1の内部を上から見た様子を示す図である。なお、図1では、ブース10の内部を詳細に示すために、ブース10の正面壁Pおよび左側壁Qは除去されている。
ブース10は、人が出入り可能な出入口を備えた箱型の小部屋である。本体装置20は、ブース10の隣に配置される。受付装置30は、ブース10および本体装置20の外部に(図1では本体装置20の隣に)設けられる。本体装置20と受付装置30とは、ケーブル(図示せず)で接続される。なお、ブース10、本体装置20および受付装置30を別々の装置として形成してもよく、このうち2個の装置を一体に形成してもよく、あるいは、3個の装置を一体に形成してもよい。
ブース10の内部には、椅子11、テーブル12、操作ユニット13、および、プレビュー表示装置14が設けられる。ブース10の出入口には、ブース10の内部を隠すために、カーテン15が掛けられる。本体装置20は、本体制御部21、カメラ22、プリンタ23、および、振り分け装置24を備えている。本体装置20には、印刷した写真を取り出すために、2つの取り出し口25、26が設けられる。受付装置30は、硬貨検出部31、および、受付表示部32を備えている。受付装置30には、硬貨投入口33が設けられる。
図3は、自動写真作成装置1の機能面から見た構成を示す図である。本体制御部21は、CPU41、メモリ42、ハードディスク43、通信インターフェイス部44、および、入出力インターフェイス部45を有し、本体装置20の動作を制御する。本体制御部21には、入出力インターフェイス部45を介して、操作ユニット13、プレビュー表示装置14、カメラ22、プリンタ23、振り分け装置24、受付装置30、および、他の装置27が接続される。他の装置27には、例えば、カーテン15やブース10の内部に掛けられたカーテン(図示せず)の開閉を制御する装置や、ストロボ(図示せず)を制御する装置などが含まれる。また、本体制御部21は、通信インターフェイス部44を介してインターネットに接続される。
図4は、テーブル12および操作ユニット13の外観を示す図である。図4に示すように、操作ユニット13は、平面型表示部51、背景選択ボタン52a、明るさ選択ボタン52b、画像モード選択ボタン52c、カメラ回転ボタン53、撮影ボタン54、および、2本の操作ペン55を有する。平面型表示部51の表面には、タッチパネル(図示せず)が設けられる。操作ユニット13は、テーブル12の上面に固定的に設けられ、テーブル12は水平方向に回転可能に構成される。これにより操作ユニット13は、水平方向に回転可能となる。なお、テーブル12を設けることなく、操作ユニット13自体を回転可能に構成してもよい。また、操作ユニット13に設けられるボタンは、押しボタンに限らず、回転式の入力装置(例えば、ボリュームつまみ、ポテンシオメータ、ロータリーエンコーダ)であってもよい。
自動写真作成装置1の典型的な利用形態は、以下のとおりである。一緒に写真を撮影することを希望する複数の利用者(例えば、家族、友人など)が1つのグループを形成し、利用者はグループ単位で自動写真作成装置1を利用する。利用者は、写真撮影を行うに先立ち、ブース10の外部において、受付装置30を用いて撮影の申し込みを行う。利用者は、申し込みを終えると、ブース10に入り、ブース10の内部で写真撮影などを行う。
利用者は、ブース10の内部では、操作ユニット13を用いて、自動写真作成装置1の撮影機能、落書き機能、および、印刷機能を利用する。利用者は、まず、プレビュー表示装置14に表示されたプレビュー画面を見ながら、カメラ22を制御して自分自身を含む利用者を自由に撮影する。撮影された画像は、本体制御部21のハードディスク43に記録される。次に、利用者は、操作ユニット13を用いて、撮影された画像に対して落書きを行う。さらに、利用者は、印刷指示を行う。印刷指示が行われると、プリンタ23は、落書き後の画像を写真として印刷する。印刷された写真は、取り出し口25、26のいずれかから排出される。なお、操作ユニット13の操作は1人の利用者が行ってもよく、複数の利用者が交代で行ってもよい。また、利用者がカメラ22を制御して撮影を行うことに代えて、カメラ22が自動的に利用者を順次撮影してもよく、あるいは、利用者による手動撮影と自動撮影とを切り替えできることとしてもよい。利用者は、自動写真作成装置1の利用を終えると、ブース10から出る。
自動写真作成装置1は、利用者による撮影、落書きおよび印刷を「プレイ」と呼ばれる単位で管理する。1回のプレイには、複数回の撮影と、撮影した画像に対する落書きと、落書き後の画像の印刷とが含まれる。落書き後の画像を1枚のシートに写真として印刷すると、1回のプレイが終了する。自動写真作成装置1では、プレイ1回あたりの料金(例えば、500円)が定められている。また、利用者が印刷を行わずに長時間に亘って撮影および落書きを行うことを防止するために、自動写真作成装置1ではプレイ1回あたりの一応の制限時間(例えば、10分間)が決められている。利用者は、原則として、制限時間内にプレイを終了することを要求される。ただし、次の利用者が現れない場合には、制限時間は、所定の時間(例えば、3分間)だけ延長されたり、あるいは、次の利用者が現れるまで延長されたりすることがある。
利用者は、申し込みを終えた時点で先の利用者がブース10の内部にいる場合には、先の利用者がブース10から出るまで、ブース10の外部で待機する。このようにブース10は、内部にいる利用者と外部にいる次の利用者とを区別し、利用者空間を定める役割を果たす。
以下、自動写真作成装置1の構成を詳細に説明する。以下の説明では、4人の利用者A〜Dがグループを形成して、自動写真作成装置1を利用するものとする。
ブース10の内部に設けられる椅子11は、複数の利用者が同時に着座可能な半円弧状の座面を有する。テーブル12は、上から見たときに上記半円弧の中心付近に設けられる。テーブル12の高さは、椅子11の座面よりも数cm〜数十cm程度高い。また、上述したように、テーブル12の上面には操作ユニット13が設けられ、テーブル12は水平方向に回転可能に構成される。このように操作ユニット13は、椅子11に着座した状態の利用者から利用可能な位置に、回転可能な態様で設けられる。
なお、複数の利用者が同時に着座可能であるならば、椅子11の形状は任意でよい。例えば、椅子11は、1人が着座可能な座面を複数個有していてもよい。あるいは、ブース10の内部に、テーブル12および操作ユニット13を中心として円弧状に、1人が着座可能な椅子を複数個設けてもよい。
プレビュー表示装置14は、ブース10と本体装置20との境界にある側壁R上に設けられる。カメラ22は、プレビュー表示装置14の近くに、好ましくはプレビュー表示装置14の直上に設けられる。カメラ22は、ブース10の内部で椅子11に着座した状態の利用者(主として、利用者の顔と上半身)を撮影できる高さに設けられる。プレビュー表示装置14には、カメラ22で撮影された画像を含むプレビュー画面(詳細は後述)が表示される。プレビュー表示装置14とカメラ22とを近くに(特に、カメラ22をプレビュー表示装置14の真上に)配置することにより、利用者は、カメラ22に正対しながら、カメラ22で撮影された画像を確認することができる。
カメラ22は、撮影方向を水平方向に変更する機能(左右首振り機能)を有する。利用者は、カメラ22の撮影方向を変更するときには、操作ユニット13に設けられたカメラ回転ボタン53を押す。本体制御部21は、カメラ回転ボタン53が押されたことを検知すると、カメラ22の撮影方向を変更する制御を行う。このようにカメラ22は、利用者からの指示に従い、撮影方向を水平方向に変更する。
なお、カメラ22は、撮影方向を少なくとも水平方向に変更する機能を有していればよく、これに加えて、例えば、撮影方向を垂直方向に変更する機能(上下首振り機能)を有していてもよい。あるいは、カメラ22は、撮影方向を水平方向と垂直方向とに同時に変更する機能を有していてもよい。また、カメラ22は、カメラ回転ボタン53が押されるたびに、所定の角度(例えば、5度のように決まった角度)だけ撮影方向を変更してもよい。この所定の角度を、椅子11に着座した状態の1人の利用者を撮影するために必要な角度と等しくすれば、カメラ回転ボタン53を押すたびに撮影される利用者を切り替えることができる。また、カメラ22は、カメラ回転ボタン53が押されている間、撮影方向を連続的に変更してもよい。
図5は、カメラ22が利用者を撮影する様子を示す図である。カメラ22は、椅子11に着座した状態の利用者A〜Dを撮影するために設けられているが、カメラ22の画角θは、椅子11に着座した状態のすべての利用者を同時に撮影するために必要な画角(以下、必要画角という)よりも狭いものとする。図5に示す例では、カメラ22の画角θは、必要画角の約半分である。そこで、利用者は、カメラ回転ボタン53を適宜押し、カメラ22の撮影方向を水平方向に変更して(カメラ22を回転させて)撮影を行う。図5に示す例では、すべての利用者A〜Dを撮影するためには、撮影を2回に分けて行う必要がある。カメラ22は、撮影方向を最も左寄りにした状態(図5(a))で利用者AおよびBを撮影し、撮影方向を最も右寄りにした状態(図5(b))で利用者CおよびDを撮影する。
カメラ22で撮影された画像(以下、撮影画像という)は、本体制御部21に入力される。本体制御部21は、撮影画像に対して、利用者の選択に応じて背景画像を合成する処理と、利用者の選択に応じて画質を調整する処理とを実時間で行う。
図5および図6を参照して、背景画像の合成処理について説明する。本体制御部21のハードディスク43には、撮影画像よりも幅が広い画像(すなわち、1枚の撮影画像に合成される背景画像よりも幅が広い画像;以下、幅広画像という)が多数記録されている。幅広画像の高さは、典型的には、撮影画像と同じである。利用者は、多数の幅広画像の中から、後述する方法で1枚の画像を選択する。ここでは、図6(a)に示す幅広画像61が選択されたとする。
本体制御部21は、以下に示すように、選択された幅広画像の中から、カメラ22の撮影方向に応じて撮影画像と同じサイズの画像を抽出する。図5および図6に示す例では、利用者を2回に分けて撮影することに対応して、幅広画像61の幅は撮影画像の2倍とされる。カメラ22の撮影方向が最も左寄りのとき(図5(a))には、本体制御部21は、幅広画像61の左端から撮影画像と同じサイズの画像(すなわち、幅広画像61の左半分62)を抽出する(図6(b)を参照)。一方、カメラ22の撮影方向が最も右寄りのとき(図5(b))には、本体制御部21は、幅広画像61の右端から撮影画像と同じサイズの画像(すなわち、幅広画像61の右半分63)を抽出する(図6(c)を参照)。
本体制御部21は、抽出した画像を撮影画像に合成する。図5および図6に示す例では、カメラ22の撮影方向が最も左寄りのとき(図5(a))には、利用者AおよびBを撮影した画像に、幅広画像61の左半分62を背景画像として合成した画像64が得られる(図6(d)を参照)。また、カメラ22の撮影方向が最も右寄りのとき(図5(b))には、利用者CおよびDを撮影した画像に、幅広画像61の右半分63を背景画像として合成した画像65が得られる(図6(e)を参照)。
一般に、カメラ22の画角が必要画角の約N分の1(Nは2以上の整数)である場合、幅広画像の幅は撮影画像のN倍とされ、利用者の撮影はカメラ22の撮影方向を水平方向に変更してN回行われる。カメラ22の撮影方向が左からi番目(iは1以上N以下の整数)であるときには、本体制御部21は、撮影画像に対して、幅広画像を横方向に分割して得られたN個の画像のうち左からi番目の画像を背景画像として合成する。なお、後述するように、自動写真作成装置1の利用形態はこの例に限定されるものではない。
次に、画質調整処理について説明する。自動写真作成装置1は、撮影画像の明るさと画像モードを切り替える機能を有する。利用者は、操作ユニット13に設けられた明るさ選択ボタン52bと画像モード選択ボタン52cを用いて、所望の明るさと画像モードを選択する。撮影画像の明るさは、例えば、「やや暗い」「普通」「やや明るい」「明るい」の4とおりに切り替え可能であり、撮影画像の画像モードは、例えば、「シャープ」「ノーマル」「ソフト」の3とおりに切り替え可能であるとする。この場合、明るさ選択ボタン52bが押されると、撮影画像の明るさは「やや暗い」「普通」「やや明るい」「明るい」の順に変化し、画像モード選択ボタン52cが押されると、撮影画像の画像モードは「シャープ」「ノーマル」「ソフト」の順に変化する。本体制御部21は、撮影画像に対して、利用者が選択した明るさと画像モードを適用する。
撮影画像に対して背景画像の合成と画質調整を施して得られた画像を、合成画像という。本体制御部21は、上記の処理を行って合成画像を求めた後、合成画像と、合成画像を得る際に利用者が選択した撮影条件とを含むプレビュー画面を生成し、プレビュー表示装置14に出力する。プレビュー表示装置14は、本体制御部21で生成されたプレビュー画面を生成する。
図7は、プレビュー表示装置14に表示されるプレビュー画面を示す図である。図7に示すプレビュー画面70には、合成画像71、選択ガイド72、背景表示73a、明るさ表示73b、および、画像モード表示73cが含まれる。合成画像71は、図6(d)に示す画像64に画質調整を施して得られたものである。選択ガイド72は、利用者に対して、利用者が現在選択している背景画像(図7ではG4)と、以前に選択していた背景画像(図7ではG2、G3)と、今後選択する画像(図7ではG5、G6)とを提示する。背景表示73a、明るさ表示73b、および、画像モード表示73cは、それぞれ、利用者に対して、利用者が現在選択している背景画像の名称、明るさ、および、画像モードを文字列で提示する。
上述したように、本体制御部21のハードディスク43には、背景画像として使用するために、多数の幅広画像が記録されている。利用者は、操作ユニット13に設けられた背景選択ボタン52aを用いて、記録された幅広画像の中から背景画像として使用する画像を選択する。より詳細には、背景選択ボタン52aが押されると、選択ガイド72に表示される画像は、矢印の方向に1枚分シフトし、選択ガイド72の中央に表示される画像が利用者が選択した画像となる。例えば、図7に示す状態で背景選択ボタン52aが1回押されると、利用者が選択した画像はG5となる。
プレビュー画面には撮影画像に対して背景画像の合成と画質調整を施して得られた合成画像が含まれているので、利用者は、プレビュー画面を見れば、希望する画像が得られているか否かを容易に確認することができる。また、プレビュー画面には合成画像を得る際に利用者が選択した撮影条件が含まれているので、利用者は、プレビュー画面を確認しながら操作ユニット13に設けられたボタンを適宜押すことにより、合成画像を得るための撮影条件(背景画像、明るさ、および、画像モード)を容易に切り替えることができる。
利用者は、プレビュー画面を見て希望する画像が得られていることを確認した上で、操作ユニット13に設けられた撮影ボタン54を押す。本体制御部21で得られた合成画像は、撮影ボタン54が押されたときに、本体制御部21のハードディスク43に記録される。利用者は、カメラ22の撮影方向を水平方向に変化させて、自分自身も含めてすべての利用者を撮影する。
利用者は、すべての利用者の撮影を終えると、操作ユニット13を用いて編集指示を入力することにより、ハードディスク43に記録された画像(以下、記録画像という)に対して落書きを行う。操作ユニット13は、記録画像に対する編集指示を利用者から受け取り、編集中の画像を表示する編集手段として機能する。
図8は、操作ユニット13の平面型表示部51に表示される落書き用画面を示す図である。図8に示すように、平面型表示部51に表示される落書き用画面80には、落書き候補画像81、落書き対象画像82(図8では2枚の落書き対象画像)、および、編集メニュー83(図8では2個の編集メニュー)が含まれる。利用者は、操作ペン55を用いて落書き候補画像81の中から画像を選択する。選択された画像が、落書き対象画像82となる。利用者は、操作ペン55を用いて、編集メニュー83の中からコマンドを選択し、選択したコマンドを用いて落書き対象画像82に落書きを施す。
上述したように、操作ユニット13は、椅子11に着座した状態の利用者から利用可能な位置に、回転可能な態様で設けられる。したがって、例えば、利用者Dが落書きを行うときには、図9に示すように操作ユニット13を利用者Dの正面まで回転させれば、利用者Dは容易に落書きを行うことができる。このように、操作ユニット13を回転可能に構成すれば、複数の利用者がいる場合でも、落書きを行う利用者が操作しやすい位置まで操作ユニット13を回転させることにより、利用者は容易に落書きを行うことができる。
なお、自動写真作成装置1では、椅子11の座面の形状が半円弧状であり、椅子11に着座した状態の利用者は1つの円弧上に並ぶことを考慮して、操作ユニット13は回転可能に構成されることとした。椅子の座面が長方形状であり、椅子に着座した状態の利用者が1本の直線上に並ぶ場合には、操作ユニットを水平移動可能に構成すればよい。
利用者は、落書きを終えると、編集メニュー83に含まれる印刷コマンドを選択することにより印刷指示を入力する。本体制御部21は、印刷指示が入力されたことを検知すると、プリンタ23に対して落書き後の画像を印刷するよう指示する。プリンタ23は、落書き後の画像を1枚のシートに写真として印刷する。この際、プリンタ23は、落書き後の画像を、カメラ22の撮影方向の順に横に並べて印刷する。
図10は、プリンタ23で印刷される写真を示す図である。プリンタ23は、1枚の写真シート90に、縦方向に4枚、横方向に4枚、全部で16枚の画像を印刷する。図5に示すように、カメラ22が4人の利用者A〜Dを2回に分けて撮影し、2枚の撮影画像に基づき、2枚の落書き後の画像が作成されたとする。この場合、プリンタ23は、2枚の落書き画像のうち、撮影方向が左寄りであるほう(利用者AおよびBを撮影した画像)を写真91として左側に、撮影方向が右寄りであるほう(利用者CおよびDを撮影した画像)を写真92として右側に並べて印刷する。これにより、写真シート90上に、背景画像が連続したパノラマ写真が得られる。
なお、ここまで、自動写真作成装置1は撮影画像に背景画像を合成することとしたが、自動写真作成装置1は、背景画像に代えて、あるいは、背景画像に加えて前景画像を撮影画像に合成してもよい。このように、自動写真作成装置1は、撮影画像に背景画像または前景画像となる別の画像を合成してもよい。
また、ここまで、4人の利用者A〜Dを2人ずつ2回に分けて撮影する場合について説明してきたが、自動写真作成装置1の利用形態は上記の例に限定されるものではない。例えば、図5(a)に示す状態で利用者A〜Dを撮影する場合でも、1回の撮影で利用者BおよびCを同時に撮影してもよい。また、1回の撮影で撮影される利用者の人数にも制限はない。例えば、1回の撮影で利用者A〜Dのうち1人だけを撮影してもよく(この場合、残りの3人はカメラ22の画角の外にいる必要がある)、あるいは、1回の撮影で利用者A〜Dを4人とも撮影してもよい(この場合、4人ともカメラ22の画角に中にいる必要がある)。
また、自動写真作成装置1を同時に利用する利用者の人数にも制限はない。例えば、1人で自動写真作成装置1を利用してもよく、椅子11に同時に着座できるよりも多くの利用者で自動写真作成装置1を利用してもよい。また、必ずしも椅子11に着座した状態の利用者を撮影する必要はなく、カメラ22で撮影可能な限り、任意の状態の利用者(例えば、立った状態の利用者、中腰の状態の利用者、寝た状態の利用者など)を撮影してもよい。要するに、自動写真作成装置1はカメラ22を用いた撮影機能を利用者に提供しており、その機能を用いてどのような写真を撮影するかは利用者の自由とされている。
以下、自動写真作成装置1におけるプレイの管理について説明する。プレイの管理は、本体装置20と受付装置30とによって行われる。受付装置30の受付表示部32は、本体装置20からの制御に従い画面表示を行う。受付表示部32の表面には、指で押せるタッチパネル(図示せず)が設けられる。自動写真作成装置1は、以下に示すように、利用者がブース10の内部で連続プレイを行えるように構成されている。
利用者は、ブース10の外部にいるときに、受付装置30を用いて撮影の申し込みを行う。この際、利用者は、希望するプレイ回数に応じて1回または複数回分のプレイ料金を支払うために、受付装置30に設けられた硬貨投入口33に硬貨を投入する。硬貨検出部31は、ブース10の外部にいる利用者が硬貨を投入したことを本体装置20に通知する。本体装置20は、ブース10の内部にいる利用者からの指示を、その利用者がブース10の外部にいたときに支払ったプレイ料金の分だけ可能とする。
図11は、受付表示部32の表示画面を示す図である。利用者が硬貨投入口33に硬貨を投入するまでは、例えば、図11(a)に示す画面101が表示される。画面101には、硬貨の投入を促すメッセージを含む勧誘画面102が含まれる。利用者が硬貨投入口33に硬貨を投入した後は、例えば、図11(b)に示す画面103が表示される。画面103には、撮影の申し込みを受け付けるための受付画面104が含まれる。利用者は、受付画面104に含まれるボタンを指で押すなどの操作を行うことにより、撮影コースの選択や撮影中に流れる音楽の選択など、自動写真作成装置1を利用する際に必要なデータを入力する。
利用者が撮影の申し込みを終えた後は、例えば、図11(c)に示す画面105が表示される。画面105には、ゲーム画面106が含まれる。利用者は、撮影の申し込みを終えた時点で先の利用者がブース10の内部にいる場合には、先の利用者がブース10から出るまで、ブース10の外部で待機しなければならない。ゲーム画面106は、待機している利用者を退屈させないために表示される。
受付表示部32は、先の利用者がブース10の内部にいる場合には、プレイの種別と予想待ち時間とを表示する。プレイの種別の表示欄には、先の利用者が連続プレイを行っている場合には「連続プレイ中」と表示され、先の利用者が1回のプレイ(以下、単一プレイという)を行っている場合には「1回プレイ中」と表示される。予想待ち時間の欄には、先の利用者が自動写真作成装置1を利用できる残り時間が表示される。この時間は、先の利用者が支払ったプレイ料金に応じたプレイ回数にプレイ1回あたりの制限時間を掛け、その積から先の利用者がプレイを開始してからの経過時間を引くことにより算出される。
また、利用者の連続プレイをサポートする別の手段として、本体装置20は、振り分け装置24を備えている。振り分け装置24は、利用者のプレイ状況に応じて、プリンタ23で印刷された写真を振り分ける。図1に示すように、本体装置20には、ブース10の内部に向けた取り出し口25と、ブース10の外部に向けた取り出し口26とが設けられる。振り分け装置24は、本体制御部21からの制御に従い、利用者の最後でないプレイでは、プリンタ23で印刷された写真を取り出し口25に向けて排出し、利用者の最後のプレイでは、プリンタ23で印刷された写真を取り出し口26に向けて排出する。
写真の排出先は、操作ユニット13やプレビュー表示装置14に表示される。利用者の最後でないプレイで印刷指示が入力されたときには、操作ユニット13は、例えば、図12(a)に示す画面111を表示する。利用者は、画面111を見れば、写真を取り出し口25で受け取ればよいことが分かる。一方、利用者の最後のプレイで印刷指示が入力されたときには、操作ユニット13は、例えば図12(b)に示す画面112を表示し、プレビュー表示装置14は、例えば図12(c)に示す画面113を表示する。利用者は、画面112または画面113を見れば、写真を取り出し口26で受け取ればよいことが分かる。
なお、振り分け装置24は、上記の構成に代えて、利用者が連続プレイを行っているときには、プリンタ23で印刷された写真を取り出し口25に向けて排出し、利用者が単一プレイを行っているときには、プリンタ23で印刷された写真を取り出し口26に向けて排出してもよい。この場合も、写真の排出先を操作ユニット13やプレビュー表示装置14に表示することが好ましい。
以上、自動写真作成装置1の構成を詳細に説明してきたが、以下ではフローチャートを参照して、本体装置20の動作を説明する。本体装置20は、図13に示す受付制御処理と、図14に示すプレイ制御処理とを並行して実行する。なお、図13および図14に示す処理は、主に本体制御部21によって実行される。
本体装置20は、利用者がプレイ料金を支払った後プレイを終了するまでの間に、図13に示す受付制御処理を実行する。受付制御処理において本体装置20は、まず、新たな利用者が硬貨投入口33に硬貨を投入するまで待機する(ステップS101)。本体装置20は、硬貨検出部31から硬貨投入の通知を受けると、投入された硬貨を数え、支払われたプレイ料金に応じたプレイ回数を求める(ステップS102)。ステップS102で求めたプレイ回数は、残りプレイ回数の初期値となる。次に本体装置20は、プレイ開始可能となるまで待機する(ステップS103)。なお、ステップS103では、先の利用者がすでにブース10から出ており、かつ、新たな利用者が撮影の申し込みを終えていれば、プレイ開始可能と判断される。
本体装置20は、プレイ開始可能になると、ステップS102で求めたプレイ回数をプレイ制御処理に通知する(ステップS104)。次に、本体装置20は、ステップS102で求めたプレイ回数にプレイ1回あたりの制限時間を掛けることにより、予想待ち時間(ステップS101で硬貨を購入した利用者の次の利用者の予想待ち時間)を算出する(ステップS105)。
その後、本体装置20は、ステップS111でYesと判断するまで、ステップS106〜S111を繰り返し実行する。本体装置20は、受付表示部32に予想待ち時間を表示させる(ステップS106)。次に、本体装置20は、1分間経過したか否かを判断する(ステップS107)。1分間経過した場合には、本体装置20は、予想待ち時間を1分間減らし、ステップS106へ進む(ステップS108)。
ステップS106で1分間経過していない場合には、本体装置20は、プレイ制御処理から1プレイ終了の通知を受けたか否かを判断する(ステップS109)。通知を受けていない場合には、本体装置20は、直ちにステップS106へ進む。通知を受けた場合には、本体装置20は、残りプレイ回数を1回減らす(ステップS110)。次に、本体装置20は、残りプレイ回数が0回であるか否かを判断し、残りプレイ回数が0回である場合には処理を終了し、それ以外の場合はステップS106へ進む(ステップS111)。
図13に示す受付制御処理により、ブース10の外部にいる利用者が支払ったプレイ料金に応じたプレイ回数がプレイ制御処理に通知されるとともに、ブース10の外部にいる次の利用者に対し予想待ち時間が提示される。なお、本体装置20は、ステップS111で残りプレイ回数が0回でない場合にはステップS105へ進み、ステップS105では、1回減らした後の残りプレイ回数に基づき、予想待ち時間を再計算してもよい。
本体装置20は、利用者がプレイを開始した後プレイを終了するまでの間に、図14に示すプレイ制御処理を実行する。プレイ制御処理において本体装置20は、まず、システムを初期化する(ステップS201)。ステップS201では、例えば、先の利用者が撮影した画像はハードディスク43から消去され、背景画像、明るさ、および、画像モードは、所定の初期値に設定される。また、ステップS201以降、プレビュー表示装置14は、プレビュー画面を表示をする。次に、本体装置20は、受付制御処理からプレイ回数を受領するまで待機する(ステップS202)。ステップS202で受領したプレイ回数は、残りプレイ回数の初期値となる。
本体装置20は、プレイ回数を受領すると、以下の処理を行う。本体装置20は、背景選択ボタン52aが押されたか否かを判断し(ステップS203)、押された場合には、撮影画像に合成される背景画像を切り替える(ステップS204)。次に、本体装置20は、明るさ選択ボタン52bが押されたか否かを判断し(ステップS205)、押された場合には、撮影画像に適用される明るさを切り替える(ステップS206)。次に、本体装置20は、画像モード選択ボタン52cが押されたか否かを判断し(ステップS207)、押された場合には、撮影画像に適用される画像モードを切り替える(ステップS208)。なお、ステップS204、S206、S208では、それぞれ、プレビュー表示装置14に表示されるプレビュー画面に含まれる背景表示、明るさ表示、および、画像モード表示も変更される。
次に、本体装置20は、カメラ回転ボタン53が押されたか否かを判断し(ステップS209)、押された場合には、カメラ22の撮影方向を水平方向に変更する制御を行う(ステップS210)。次に、本体装置20は、撮影ボタン54が押されたか否かを判断し(ステップS211)、押された場合には、合成画像(カメラ22で撮影された画像に背景画像の合成と画質調整とを施した画像)をハードディスク43に記録する(ステップS212)。
次に、本体装置20は、撮影を終了するか否かを判断し、撮影を終了しないと判断した場合にはステップS203へ進む(ステップS213)。なお、ステップS213では、利用者が操作ユニット13を用いて撮影終了を指示した場合や、撮影枚数の上限に達した場合や、プレイ開始から所定の時間経過した場合などに、撮影終了と判断される。
ステップS213で撮影終了と判断した場合、本体装置20は、利用者から画像の選択を受け付ける(ステップS214)。利用者は、操作ユニット13の平面型表示部51に表示された落書き画面に含まれる落書き候補画像の中から、落書き対象画像を選択する(図8を参照)。次に、本体装置20は、ステップS214で選択された画像に対して、落書き処理を行う(ステップS215)。ステップS215では、本体装置20は、ハードディスク43に記録された画像に対して、落書き画面に含まれるメニューから選択されたコマンドを適用する。
次に、本体装置20は、利用者が再撮影を指示したか否かを判断し、指示された場合にはステップS203へ進む(ステップS216)。落書き画面に含まれる編集メニューには再撮影コマンドが含まれており、利用者は再撮影コマンドを選択することにより、本体装置20に再撮影を指示する。本体装置20がステップS216を実行することにより、利用者は落書き中でも撮影をやり直すことができる。
本体装置20は、ステップS216で再撮影の指示を受けていない場合には、落書きを終了するか否かを判断し、落書きを終了しないと判断した場合にはステップS215へ進む。(ステップS217)。なお、ステップS217では、利用者が操作ユニット13を用いて印刷コマンドを選択した場合や、プレイ開始から所定の時間経過した場合などに、落書き終了と判断される。
ステップS217で落書き終了と判断した場合、本体装置20は、利用者から分割方法(1枚の写真シートに印刷される写真の数と種類)の選択を受け付ける(ステップS218)。落書き終了と判断された後は、操作ユニット13の平面型表示部51には、分割方法の選択を行うための画面が表示される。利用者は、その画面を用いて分割方法を選択する。次に、本体装置20は、利用者の希望に応じて、インターネット経由で接続された画像蓄積用のサーバに落書き後の画像を登録する(ステップS219)。
次に、本体装置20は、プリンタ23を制御して、落書き後の画像を写真として印刷する(ステップS220)。プリンタ23で印刷された写真は、例えば、利用者の最後でないプレイでは取り出し口25に排出され、利用者の最後のプレイでは取り出し口26に排出される。あるいは、プリンタ23で印刷された写真は、利用者が連続プレイを行っているときには取り出し口25に排出され、利用者が単一プレイを行っているときには取り出し口26に排出される。また、ステップS220では、上述したように、写真の排出先を示す表示が行われる(図12を参照)。
次に、本体装置20は、1プレイの終了を受付制御処理に通知し(ステップS221)、残りプレイ回数を1回減らす(ステップS222)。次に、本体装置20は、残りプレイ回数が0回であるか否かを判断し、残りプレイ回数が0回である場合には処理を終了し、それ以外の場合はステップS203へ進む(ステップS223)。
以上に示すように、自動写真作成装置1では、利用者は、ブース10の外部に設けられた受付装置30に対してプレイ料金を支払い、ブース10の内部では、先に支払ったプレイ料金の分だけ撮影、落書き、および、印刷を行うことができる。したがって、利用者は、撮影と落書きを同じ場所で行い、かつ、連続プレイを行うことができる。
また、自動写真作成装置1はプレイ状況に応じて写真の排出先を切り替える振り分け装置24を備えているので、利用者は、連続プレイを行う場合にブース10の内部で写真を受け取ることが可能となる。振り分け装置24の作用により、利用者は、最後でないプレイではブース10の内部で写真を受け取り、最後のプレイではブース10の外部で写真を受け取ることができる。あるいは、利用者は、連続プレイを行っているときにはブース10の内部で写真を受け取り、単一プレイを行っているときにはブース10の外部で写真を受け取ることができる。これらの場合、利用者は、連続プレイを行う場合でもブース10の外に出る必要がない。よって、利用者の移動時間の分だけ利用者の待ち時間を短縮し、自動写真作成装置1の稼働率を高めることができる。
さらに、受付装置30は、ブース10の内部にいる先の利用者がブース10の外部にいたときに支払ったプレイ料金に基づき算出された、ブース10の外部にいる次の利用者の予想待ち時間を表示する。したがって、利用者は、プレイ料金を支払う前に、プレイ開始までの待ち時間を知ることができる。
このように、本実施形態に係る自動写真作成装置1は、撮影と落書きを同じ場所で行え、連続プレイが可能な遊戯用の自動写真作成装置として好適なものである。
図15は、本発明の他の実施形態に係る自動写真作成装置の内部を上から見た様子を図である。図15に示す自動写真作成装置2は、上述した自動写真作成装置1にブースを1個追加したものであり、2個のブース10a、10b、本体装置28、および、受付装置30を備えている。ブース10aは自動写真作成装置1のブース10と同じ構造を有し、ブース10bは、ブース10aと左右対称な構造を有する。ブース10aは本体装置28の左側に、ブース10bは本体装置28の右側に設けられる。
本体装置28は、本体制御部21、2台のカメラ22a、22b、プリンタ23、および、振り分け装置29を備えている。カメラ22aはブース10aの内部にいる利用者を撮影し、カメラ22bはブース10bの内部にいる利用者を撮影する。本体制御部21、プリンタ23、および、振り分け装置29は、ブース10aの内部にいる利用者と、ブース10bの内部にいる利用者とによって利用される。
本体装置28には、図15に示すように、ブース10aの内部に向けた取り出し口25aと、ブース10bの内部に向けた取り出し口25bと、ブース10aおよびブース10bの外部に向けた取り出し口26とが設けられる。振り分け装置29は、ブース10aの内部にいる利用者の最後でないプレイでは、プリンタ23で印刷された写真を取り出し口25aに向けて排出し、ブース10aの内部にいる利用者の最後のプレイでは、プリンタ23で印刷された写真を取り出し口26に向けて排出する。また、振り分け装置29は、ブース10bの内部にいる利用者の最後でないプレイでは、プリンタ23で印刷された写真を取り出し口25bに向けて排出し、ブース10bの内部にいる利用者の最後のプレイでは、プリンタ23で印刷された写真を取り出し口26に向けて排出する。
以上のように構成された自動写真作成装置2は、自動写真作成装置1と同様の効果を奏する。
なお、以上の説明では、ブース10は出入口を備えた箱型の小部屋であることとしたが、四方をカーテンなどで取り囲まれた空間をブースとしてもよい。
本発明の一実施形態に係る自動写真作成装置の外観と内部を示す図である。 図1に示す装置の内部を上から見た様子を示す図である。 図1に示す装置の機能面から見た構成を示す図である。 図1に示す装置のテーブルおよび操作ユニットの外観を示す図である。 図1に示す装置において、カメラが利用者を撮影する様子を示す図である。 図1に示す装置による背景画像の合成処理を説明するための図である。 図1に示す装置のプレビュー画面を示す図である。 図1に示す装置の落書き画面を示す図である。 図1に示す装置において、操作ユニットが回転する様子を示す図である。 図1に示す装置で印刷される写真を示す図である。 図1に示す装置の受付表示部の表示画面を示す図である。 図1に示す装置の印刷中の表示画面を示す図である。 図1に示す装置の受付制御処理を示すフローチャートである。 図1に示す装置のプレイ制御処理を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る自動写真作成装置の内部を上から見た様子を示す図である。
符号の説明
1、2…自動写真作成装置
10…ブース
11…椅子
12…テーブル
13…操作ユニット
14…プレビュー表示装置
15…カーテン
20、28…本体装置
21…本体制御部
22…カメラ
23…プリンタ
24、29…振り分け装置
25、26…取り出し口
27…他の装置
30…受付装置
31…硬貨検出部
32…受付表示部
33…硬貨投入口
70…プレビュー画面
80…落書き用画面
90…写真シート

Claims (5)

  1. 利用者を撮影した写真を作成する自動写真作成装置であって、
    所定の利用者空間の内部にいる利用者を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段で得られた画像を所定の撮影タイミングで記録する記憶手段と、
    前記記録手段に記録された画像に対する編集指示を利用者から受け取るとともに、編集中の画像を表示する編集手段と、
    前記編集手段で得られた画像を写真として印刷する印刷手段と、
    前記利用者空間の外部に設けられ、前記利用者空間の外部にいる利用者が支払ったプレイ料金を受け取る受付手段と、
    前記利用者空間の内部にいる利用者からの指示を、当該利用者が前記利用者空間の外部にいたときに支払ったプレイ料金に応じたプレイ回数の範囲内で可能とする制御手段とを備えた、自動写真作成装置。
  2. 前記印刷手段で印刷された写真を、前記利用者空間の内部にいる利用者のプレイ状況に応じて、前記利用者空間の内部と外部とに切り替えて排出する振り分け手段をさらに備えた、請求項1に記載の自動写真作成装置。
  3. 前記振り分け手段は、前記利用者空間の内部にいる利用者の最後ではないプレイでは、前記印刷手段で印刷された写真を前記利用者空間の内部に向けて排出し、当該利用者の最後のプレイでは、前記印刷手段で印刷された写真を前記利用者空間の外部に向けて排出することを特徴とする、請求項2に記載の自動写真作成装置。
  4. 前記振り分け手段は、前記利用者空間の内部にいる利用者が連続プレイを行っているときには、前記印刷手段で印刷された写真を前記利用者空間の内部に向けて排出し、当該利用者が単一プレイを行っているときには、前記印刷手段で印刷された写真を前記利用者空間の外部に向けて排出することを特徴とする、請求項2に記載の自動写真作成装置。
  5. 前記受付手段は、前記利用者空間の内部にいる利用者が前記利用者空間の外部にいたときに支払ったプレイ料金に基づき算出された、前記利用者空間の外部にいる次の利用者の予想待ち時間を表示することを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の自動写真作成装置。
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