JP2007026328A - 座席割当システム、サーバ、端末、座席割当プログラム - Google Patents

座席割当システム、サーバ、端末、座席割当プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 ユーザの身体的な特徴に関する情報を考慮し、先に座席割当を受けたユーザの身体的な特徴を、後続の座席割を要求するユーザに事前に認知させ、身体的な特徴によるユーザ間の相性問題を事前に回避する座席割当システム、サーバ、端末及び座席割当プログラムを提供する。
【解決手段】 本発明に係る座席割当システムは、ユーザの身体的な特徴に関する座席割当条件2を座席割当要求装置1から受信し、割当可能な座席を検索する割当可能座席検索装置3と、座席の形状と空間的な配置と、ユーザの身体的な特徴とを考慮し、座席割当情報を記憶する座席割当情報記憶装置4と、座席割当条件2を受信し、割当座席に近接する座席に対して後から割当を要求するユーザ向けに残された伝言情報を構築する伝言構築装置5と、伝言を記憶する伝言記憶装置6とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、座席割当に関し、特に、ユーザが希望する条件を考慮した座席割当が可能な座席割当システム、サーバ、端末及び座席割当プログラムに関する。
従来、列車やレストラン、劇場等について一般的に行われている座席割当システムは、幾つかの条件(禁煙/喫煙や窓側/通路側等)を指定され、指定された条件を満たす空席が存在する場合には、その空席の中から座席を必要数選択し、指定された条件を満たす空席が存在しない場合には、条件を緩和することによって空席を見つけ、座席の割当を行うシステムである。このような従来の座席割当システムの1例が、例えば、特開2005−18369号公報(特許文献1)に記載されている。また、従来の座席割当システムは、ユーザ毎に指定された条件に基づいて、効率的に空席が埋まるように各ユーザに座席の割当を行うシステムである。このような従来の座席割当システムの1例が、例えば、特開2005−38379号公報(特許文献2)に記載されている。
特開2005−18369号公報 特開2005−38379号公報
上述した従来の座席割当システムにおいては、以下に述べるような課題が存在する。
第1の課題は、例えば、ユーザの利き手や足腰の不自由(車椅子の使用)や視聴覚の不自由(盲導犬、聴導犬の帯同)といった、ユーザの身体的な特徴に関する情報を考慮した座席割当の具体的な実現手段が提供されていないので、座席の利用状況が画一的でないユーザを考慮した効率的な座席割当ができない点である。
すなわち、ユーザの身体的な特徴に関する情報を考慮した座席割当の具体的な実現手段が提供されていないので、利き手が左利きのユーザや、車椅子を使用するなど足腰が不自由なユーザ又は視聴覚が不自由なために盲導犬や聴導犬を帯同するユーザなど、座席の利用状況が他のユーザと異なり画一的でないユーザを含めた全てのユーザに対して、座席割当を効率的に行うことができない点である。
特に、身体的な特徴として、利き手に関しては、他の身体的な特徴(高齢者、車椅子、けが人、盲導犬利用など)と異なり、ユーザの外見からの判別が難しく、前記のような他の身体的特徴を持つユーザと比べて、座席割当に対する社会的な認知度や社会的な理解があまり高くないのが現状であるため、従来の座席割当システムは、身体的な特徴として、利き手を考慮した座席割当の具体的な方法の提示を行っていなかった。
第2の課題は、先に座席割当を受けたユーザの身体的な特徴を、後続の座席割当希望のユーザに事前に認知させ、可能な限り代替可能な座席へと誘導する手段が提供されていないので、隣り合う座席のユーザで前記身体的な特徴による相性問題が発生する可能性がある場合に、このような相性問題を事前に回避できない点である。
すなわち、先に座席割当を受けたユーザの利き手が左利きの場合、利き手が右利きのユーザと座席の使用状況が異なるが、先に座席割当を受けたユーザの利き手が左利きであることを、後続の座席割当希望のユーザに事前に認知させていないことから、後続の座席割当希望のユーザの利き手が右利きの場合には、左利きのユーザと右利きのユーザの座席が隣接し、互いの位置関係により、利き手同士がぶつかりやすいなどの相性問題が生じるおそれがある点である。
また、車椅子を使用するなど足腰が不自由なユーザ又は視聴覚が不自由なために盲導犬や聴導犬を帯同するユーザが先に座席割当を受けた場合も、健常者と座席の使用状況が異なるが、このような状況を後続の座席割当希望のユーザに事前に認知させていないことから、隣接する他のユーザの影響を受けることなく座席を使用したいユーザや、犬嫌いのため盲導犬や聴導犬のそばの座席割当を希望しないユーザとの相性問題が生じるおそれがある点である。
さらに、2002年10月施行の「身体障害者補助犬法」により、盲導犬・介助犬・聴導犬も列車へ乗車できることから、今後一層、上記のような問題が増大するからである。
ここで、ある形状及び空間的な配置を持った座席と、ユーザの身体的な特徴との関係において生じる従来の座席割当システムの上記課題について、図12を用いて簡単に説明する。
図12は、一般的な列車等の座席位置を示す模式図である。
図12に示すように、一般的な列車等の座席位置として、正面方向に向かい、前列左端側から右側に向かってA1−1,A1−2,A1−3,A1−4,通路を挟んで、B1−1,B1−2,B1−3と配列された座席と、後列に、同じく左端側から右側に向かってA2−1,A2−2,A2−3,A2−4,通路を挟んで、B2−1,B2−2,B2−3と配列された座席がある場合を想定する。
このような状況において、左利きのユーザが、例えば、A1−1、B1−1、A2−1、B2−1が空席であるにも関わらず、A1−1、B1−1、A2−1、B2−1以外の座席を割当られるという課題がある。
その理由は、従来の座席割当システムは、ユーザの身体的な特徴として、利き手が座席割当に反映されないからである。そのため、左利きのユーザの場合、自分の左隣(例えば、ユーザがA1−2の場合にA1−1の場所)に右利きのユーザが来ると双方の利き手が(前記の場合、A1−1とA1−2の間で)ぶつかり、双方が居心地が悪いと感じる場合が多い。しかも、右利きのユーザは左利きのユーザに比べて大多数のため、左利きのユーザは、A1−1、B1−1、A2−1、B2−1以外の座席を居心地が悪いと感じる場合が多い。
また、A1−1、B1−1、A2−1、B2−1が全て割当済だった場合であって、A1−1が左利きユーザに割当られている場合において、後続の割当を希望するユーザが左利きであれば、A1−2は居心地の良い座席になるが、A1−2の座席を左利きのユーザ向けとして割当できないという課題がある。
その理由は、従来の座席割当システムでは、ユーザの利き手の情報が座席割当に反映されていないからである。
さらに、例えば、左利きユーザがA1−4の座席割当を受けた場合、後から、A1−3に右利きユーザが座席割当を受けてしまい、互いに居心地の悪い思いをするおそれがあるという課題である。
その理由は、A1−4のユーザが左利きである事を後続の座席割当希望のユーザに知らせる手段が提供されていないからである。すなわち、A1−4に座席割当を受けた左利きユーザは、自分が左利きであり、右利きのユーザが、A1−3に来て欲しくないと思っても、それを後続のユーザに知らせる手段が提供されていないからである。そのため、何も知らない右利きユーザがA1−3に来ることを予防、回避することができないことから、結果的に双方が居心地の悪い思いをする状況が生じていた。
次いで、ユーザの利き手以外の身体的特徴として、足腰が不自由で車椅子を必要とすることや、視覚や聴覚に障害があって盲導犬や聴導犬を帯同することなどがあるが、このような身体的特徴を持つユーザ(要設備ユーザ)は、車椅子や動物と一緒にいることが必要なため、例えば、要設備ユーザがA1−4、B1−1に割当られ、通路に2つの設備(車椅子や動物)が同時に配置されることにより、通路が狭くなり通行の妨げになるおそれや、動物同士の予期せぬトラブル等が発生する危険性が高まるという課題がある。
その理由は、要設備ユーザに座席割当を行う場合、要設備ユーザが通路を挟んで隣同士になる事を避ける対応が必要であるが、従来の座席割当システムは、座席とこれらの身体的特徴との関係において、通路の位置などを考慮した座席割当が行われていなかったからである。
本発明の目的は、ユーザの利き手や足腰の不自由(車椅子の使用)や視聴覚の不自由(盲導犬、聴導犬の帯同)といった、ユーザの身体的な特徴に関する情報を考慮し、先に座席割当を受けたユーザの身体的な特徴を、後続の座席割当希望のユーザに事前に認知させ、身体的な特徴によるユーザ間の相性問題を事前に回避できる座席割当システム、サーバ、端末及び座席割当プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため本発明は、ユーザにより座席の割当要求を入力する端末と、前記割当要求に基づいてユーザに座席を割当てるサーバとを備える座席割当システムにおいて、前記端末から、前記割当要求に伴って座席の割当条件として前記ユーザの身体的特徴を入力し、前記サーバにおいて、前記身体的特徴と、予め記憶した座席の形状及び配置とを含む座席情報とに基づいて、前記身体的特徴に適合し、割当可能な座席を検索する構成としている。
この構成により本発明は、身体的特徴と、座席情報とに基づいて、身体的特徴に適合し、割当可能な座席を検索するので、各身体的特徴に好適な座席をユーザに割当てる。
本発明の好ましい態様では、前記身体的特徴は、ユーザの利き手に関する特徴を含む構成としている。
この構成により本発明は、ユーザの利き手に関する特徴と、座席情報とに基づいて、身体的特徴に適合し、割当可能な座席を検索するので、利き手に好適な座席をユーザに割当てる。
本発明の好ましい態様では、ユーザの半身が不自由なことによる移動補助装置の使用であることを含む構成としている。
この構成により本発明は、ユーザの半身が不自由なことによる移動補助装置の使用であることと、座席情報とに基づいて割当可能な座席を検索するので、移動補助装置の使用に好適な座席をユーザに割当てる。
本発明の好ましい態様では、前記身体的特徴は、ユーザの視覚や聴覚が不自由なことによる盲導犬や聴導犬の帯同であることを含む構成としている。
この構成により本発明は、ユーザの視覚や聴覚が不自由なことによる盲導犬や聴導犬の帯同であることと、座席情報とに基づいて割当可能な座席を検索するので、盲導犬や聴導犬の帯同に好適な座席をユーザに割当てる。
本発明の好ましい態様では、割当てる座席を決定する前に、前記端末が、前記検索の結果を前記ユーザに提示する構成としている。
この構成により本発明は、座席の割当てを要求するユーザが、座席が割当てられる前に、割当可能な座席を確認する。
本発明の好ましい態様では、前記サーバが、座席割当を行ったユーザの前記身体的特徴を、前記ユーザに割当てた座席と関連付けて関連付け情報として記憶し、前記端末が、前記関連付け情報を、座席の割当てを要求するユーザの求めに応じて提示する構成としている。
この構成により本発明は、座席の割当てを要求するユーザが、座席が割当てられる前に、既に割当てられた座席のユーザの身体的特徴を確認する。
本発明の好ましい態様では、前記サーバが、座席割当を行う毎に、前記身体的特徴を、割当てた座席に近接する未割当ての座席に反映させることによって、前記関連付け情報を更新する構成としている。
この構成により本発明は、割当てた座席に近接する未割当ての座席が、割当て条件を更新され、割当てた座席に対し、身体的特徴についての相性問題において好適な座席となる。
本発明によれば、以下の効果が達成される。
第1の効果は、身体的な特徴によるユーザ間の相性問題を事前に回避することが可能となる点である。
その理由は、端末から、割当要求に伴って座席の割当条件としてユーザの身体的特徴を入力し、サーバにおいて、身体的特徴と、予め記憶した座席の形状及び配置とを含む座席情報とに基づいて、身体的特徴に適合し、割当可能な座席を検索するので、各身体的特徴に好適な座席をユーザに割当てることができるからである。
第2の効果は、身体的特徴を考慮して効率的に座席割当を行える点である。
その理由は、サーバが、座席割当を行う毎に、身体的特徴を、割当てた座席に近接する未割当ての座席に反映させることによって、関連付け情報を更新するので、割当てた座席に近接する未割当ての座席が、割当て条件を更新され、割当てた座席に対し、身体的特徴についての相性問題において好適な座席となるからである。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(本実施の形態の構成)
図1は、本発明の第1の実施の形態による座席割当システムの構成を示すブロック図である。
図1を参照すると、本実施の形態による座席割当システムは、座席割当要求装置1と、座席割当要求装置1に入力される座席割当条件2と、座席割当要求装置1に接続する割当可能座席検索装置3と、割当可能座席検索装置3に接続する座席割当情報記憶装置4と、座席割当要求装置1に接続する伝言構築装置5と、伝言構築装置5に接続する伝言記憶装置6とを備えており、ユーザの身体的特徴と座席の形状及び配置とに基づいて、ユーザの身体的特徴に好適な座席を割当てる機能を有するシステムである。また、座席割当を行ったユーザの身体的特徴を記憶し、後続の座席割当を要求するユーザに、記憶している身体的特徴を提示する機能を有するシステムである。
なお、本実施の形態による座席割当システムが割当を行う座席の形状、空間的な配置は、図12に示す構造とする。
座席割当要求装置1は、制御部11と、表示部12と、通信部13と、入力部14と、座席割当判断部15とを備え、座席割当を要求するユーザから、座席割当の条件(座席割当条件2)となる当該ユーザの身体的特徴等を入力し、割当可能座席検索装置3や伝言構築装置5と情報通信することによって、当該ユーザに割当可能な座席を提示する機能を有する。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)等を備えて実現され、座席割当要求装置1の各部及び各機能を制御する機能を有する。
表示部12は、ブラウン管やタッチパネル式液晶ディスプレイ等であって、ユーザによる入力部14の操作等によって各種情報を表示する機能を有する。
また、表示部12は、入力部14で入力され、あるいは、割当可能座席検索装置3や伝言構築装置5から送信された各種情報を、条件指定メニュー画面、検索結果表示画面、伝言表示画面、伝言編集画面等において表示する。
図2は、表示部12で表示される条件指定メニュー画面の1例を示す図である。
条件指定メニュー画面は、座席割当を要求するユーザの座席割当の条件となる当該ユーザの身体的特徴等を入力するためのメニューを表示する画面であって、図2を参照すると、条件1(タバコ)、条件2(利き手)、チェックボックス2a、条件3(要設備)の各選択項目を有し、また、指示されることで、図3の検索結果表示画面を呼び出して表示する[検索]領域、条件指定メニュー画面を閉じる[終了]領域を有する。
条件1(タバコ)は、ユーザが割当を要求する座席が喫煙可能な座席か又は禁煙席かを指定する項目であって、喫煙(0)又は禁煙(1)が選択可能である。
条件2(利き手)は、座席割当を要求するユーザが右利きか又は左利きかを指定する項目であって、左利き(1)又は右利き(2)が選択可能である。なお、この項目は未指定でもよい。
チェックボックス2aは、チェックされると、座席割当を要求するユーザ自身の利き手に不向きの可能性のある座席であっても割当対象とする項目である。
条件3(要設備)は、座席割当を要求するユーザが、足腰が不自由で車椅子を必要としたり、また、視覚や聴覚に障害があって盲導犬や聴導犬を帯同する等の身体的特徴を持つユーザ(要設備ユーザ)であるか否かを指定する項目であって、設備不要(0)、又は、要設備ユーザであることを指定する車椅子/盲導犬(1)が選択可能である。なお、この項目は未指定でもよい。
図3は、表示部12で表示される検索結果表示画面の1例を示す図である。
検索結果表示画面は、割当可能座席検索装置3から送信された検索結果に基づいて、割当可能な座席を表示する画面であって、図3を参照すると、全座席の配置を示す座席配置図において、割当済みの座席及び割当可能な座席が識別できるように表示されており、また、指示されることで図4に示す伝言編集画面(後述)を呼び出して表示する[割当]領域と、図5に示す伝言表示画面(後述)を呼び出して表示する[伝言確認]領域と、図2に示す条件指定メニュー画面を呼び出して表示する[再検索]領域とが表示されている。
なお、背景が着色されている座席が割当済みの座席であり、背景に斜線が入っている座席が割当可能な座席であり、背景が無地の座席が、未割当で、かつ、割当可能でもない座席である。
これらの領域で示される[割当]、[伝言確認]、[再検索]が指示されると、それぞれ指定された画面が呼び出されて表示部12で表示される。
ユーザは、割当てを要求する座席を決定し、[割当]を選択すると、座席割当が行われるとともに、今回座席割当を受けたユーザ自身の身体的特徴を伝言として入力可能な伝言編集画面が表示される。
図4は、表示部12によって表示される伝言編集画面の1例を示す図である。
伝言編集画面は、図2の条件指定メニュー画面に従って入力された座席割当の条件に基づいて作成された伝言文を編集できる画面であり、図4を参照すると、伝言編集画面には、伝言文作成領域101、チェックボックス101a、「OK」領域が表示されている。
伝言文作成領域101は、図2の条件指定メニュー画面に従って入力された座席割当の条件に基づいて作成された伝言文を編集可能に表示する領域であって、ユーザの入力部14の操作により、ユーザが希望する伝言文に修正される。
チェックボックス101aは、チェックされると、条件指定メニュー画面に従って入力された座席割当の条件に基づいて作成された伝言文又は修正後の伝言文が、伝言表示画面に表示され、一方、チェックを外されると、条件指定メニュー画面に従って入力された座席割当の条件に基づいて作成された伝言文又は修正後の伝言文が、伝言表示画面に表示されない。
[OK]を選択されると、割当てる座席の座席ID、伝言文の表示の有無、伝言文の内容が設定される。
また、ユーザは、割当可能な座席に隣接する等の割当済みの座席を選択し、さらに、[伝言確認]を選択すると、図5に示す伝言表示画面が表示され、選択した座席に設定された伝言を確認できる。
図5は、表示部12によって表示される伝言表示画面の1例を示す図である。
図5が示すように、伝言表示画面は、座席に伝言が設定されている場合に、伝言構築装置5から送信された伝言の内容等を表示する。例えば、「A1−1は、禁煙、左利き」のように、座席IDと、この座席を既に割当てられたユーザの身体的特徴を示す情報を表示する。
このため、座席割当を要求するユーザは、座席割当が行われる以前に、伝言表示画面で伝言を確認できる。
なお、「OK」を選択すると、伝言表示画面が閉じられ、再度、検索結果表示画面が表示される。
また、ユーザは、入力した条件を満たす割当可能な座席が存在しない場合や、割当可能な座席が存在しても、その座席がユーザの意に沿わない場合に、[再検索]を選択すると、図2に示す条件指定メニュー画面が表示され、再度座席割当の条件を入力することで割当可能な座席の有無が再検索される。
通信部13は、割当可能座席検索装置3や伝言構築装置5と情報の送受信を行う機能を有し、座席割当条件2、伝言の内容を確認したい座席ID、割当を要求する座席ID、設定した伝言文等の情報を送信し、座席の検索結果、伝言の内容等の情報を受信する。
入力部14は、キーボード、マウス、タッチパネル等であって、表示部12で表示する各種画面の指示に従ってユーザに操作されて情報を入力する機能を有する。
入力部14は、例えば、座席割当を要求するユーザにより、図2に示す条件指定メニュー画面の指示に従って操作されることで座席割当の条件を入力し、また、例えば、図3の検索結果表示画面の指示に従って操作されることで伝言の内容を確認したい座席IDや割当を要求する座席IDを入力し、また、例えば、図4の伝言編集画面の指示に従って操作されることで、ユーザが修正した伝言の内容を入力する。
座席割当判断部15は、割当可能座席検索装置3から送信された座席の検索結果に基づいて、割当可能な座席を判断し、その判断内容を検索結果表示画面として表示部12に表示する。
座席割当条件2は、座席割当を要求するユーザの身体的な特徴等を示すものであって、表示部12で表示された図2の条件指定メニュー画面の入力指示に従って座席割当要求装置1に入力部14を介して入力され、割当可能な座席を検索するための条件として用いられる。
この身体的な特徴は、その構成要素に、ユーザの喫煙に関する特徴(禁煙又は喫煙)、ユーザの利き手に関する特徴(右利き又は左利き)、ユーザの補助設備等に関する特徴(車椅子等の有無、盲導犬や聴導犬等の帯同の有無)等を含む。
図6は、座席割当条件2のデータ構造を示す図である。
図6を参照すると、座席割当条件2は、図2の条件指定メニュー画面の入力指示に対応しており、条件1(21)と、条件2(22)と、条件2のチェックボックス(23)と、条件3(24)とを示すデータから構成されている。
条件1(21)は、座席割当を要求するユーザの喫煙に関する特徴によって定まる条件(禁煙席希望又は喫煙席希望)であって、条件1(21)の値について、条件指定メニュー画面の条件1(禁煙)の入力指示に対し、禁煙席希望の禁煙(1)を選択された場合に1にし、喫煙席希望の喫煙(0)を選択された場合に0にする。
条件2(22)は、座席割当を要求するユーザの利き手に関する特徴(右利き又は左利き)によって定まる条件であって、条件2(22)の値について、条件指定メニュー画面の条件2(利き手)の入力指示に対し左利き(1)を選択された場合に1にし、右利き(2)を選択された場合又は条件2(22)を選択されない場合に2にする。
条件2のチェックボックス(23)は、割当可能な座席を検索する場合に、条件2(22)が考慮される否かを選択する条件であって、条件2のチェックボックス(23)の値は、図2に示す条件指定メニュー画面のチェックボックス2aの入力指示に対し、ユーザが、条件2(22)の考慮を希望しないことによりチェックした場合に1となり、条件2(22)の考慮を希望することによりチェックしなかった場合に0となる。
条件3(24)は、座席割当を要求するユーザの補助設備等に関する特徴(車椅子等の有無、盲導犬や聴導犬等の帯同の有無)によって定まる条件であって、条件3(24)の値について、図2に示す条件指定メニュー画面の条件3(要設備)の入力指示に対し車椅子又は盲導犬等の補助設備を用いること(車椅子/盲導犬(1))を選択された場合に1にし、用いないこと(設備不要(0))を選択された場合又は条件3(24)を選択されない場合に0にする。
割当可能座席検索装置3は、制御部31と、記憶部32と、通信部33と、検索部34とを備え、座席割当要求装置1から受信した座席割当条件2に基づいて、座席割当情報記憶装置4が記憶する座席割当情報40を検索し、座先割当の調査を行う機能を有する。
制御部31は、CPU等を備えて実現され、割当可能座席検索装置3の各部及び各機能を制御する機能を有する。
記憶部32は、座席割当要求装置1から受信した座席割当条件2を一時的に記憶する機能を有する。
通信部33は、座席割当要求装置1、座席割当情報記憶装置4と情報の送受信を行う機能を有し、座席割当条件2、座席割当情報、割当を要求する座席ID、設定した伝言文等の情報を受信し、座席割当条件2、割当可能座席検索装置3による座席の検索結果等の情報を送信する。
検索部34は、座席割当要求装置1から受信して記憶部32で一時的に記憶する座席割当条件2に基づいて、座席割当情報記憶装置4の記憶部42が記憶する座席割当情報40を検索して座先割当の調査を行い、この検索結果を通信部33を介して座席割当要求装置1に送信する機能を有する。
座席割当情報記憶装置4は、制御部41と、記憶部42と、通信部43とを備え、座席割当要求装置1から割当可能座席検索装置3を介して座席割当条件2を受信して蓄積する機能を有する。
制御部41は、CPU等を備えて実現され、座席割当情報記憶装置4の各部及び各機能を制御する機能を有する。
記憶部42は、本実施の形態による座席割当システムが割当を行う座席の形状、空間的な配置を予め記憶しており、これら座席の形状、空間的な配置と、受信した座席割当条件2とに基づいて生成した座席割当情報40を保持する。
座席割当情報40は、各座席の割当条件を示し、座席割当が行われる度に更新される。
通信部43は、割当可能座席検索装置3と情報の送受信を行う機能を有し、座席割当条件2、割当を要求する座席ID等の情報を受信し、座席割当情報40を送信する。
図7は、座席割当情報記憶装置4の記憶部42に記憶される座席割当情報40のデータ構造を示す。
図7を参照すると、座席割当情報40は、割当が行われた座席のユーザの身体的特徴などに基づく設定等によって構成されており、各座席を一意に識別する座席ID(401)と、各座席の割当状況(402)と、設定1(タバコ)(403)と、設定2(利き手)(404)と、ユーザ情報(利き手)(405)と、設定3(要設備)(406)と、ユーザ情報(要設備)(407)と、伝言有無(408)とを有する。
割当状況(402)は、座席が既に割当てられているか否かを示し、割当状況(402)の値は、座席が割当済の場合に1、空席の場合に0となる。
なお、本実施の形態において、割当状況(402)の値は、初期設定を0とする。
設定1(タバコ)(403)は、図2の座席割当条件2の条件1(タバコ)(21)に対応し、ユーザが喫煙席又は禁煙席のどちらを希望するかを示す設定であって、設定1(タバコ)(403)の値は、喫煙席希望の場合に0、禁煙席希望の場合に1となる。
なお、本実施の形態においては、設定1(タバコ)(403)の値を、原則、1とする。
設定2(利き手)(404)は、当該座席が空席の場合、当該座席と隣接する座席における座席割当条件2の条件2(利き手)(22)に基づいて定まり、当該座席が、身体的な特徴の例として座席割当を要求するユーザの利き手に適しているか否かを示す設定である。
この設定2(利き手)(404)の値は、当該座席に隣接する座席が空席の場合に0、当該座席と隣接する座席に左利きユーザが割当てられた場合に、当該座席が左利きユーザに適しているとして1、当該座席と隣接する座席に右利きユーザが割当てられた場合に、当該座席が右利きユーザに適しているとして2、図12での正面に向かって、当該座席の左側に隣接する座席に左利きユーザが割当てられ、当該座席の右側に隣接する座席に右利きユーザが割当てられた場合に、当該座席が左利きユーザにも右利きユーザにも適しているとして3となる。
一方、当該座席が割当済みの場合、設定2(利き手)(404)は、当該座席における座席割当条件2の条件2(利き手)(22)に対応し、当該座席に割当てられたユーザの利き手を示す設定であり、隣接する座席にその後に割当てられたユーザによる条件2(利き手)(22)に影響をうけない。
なお、本実施の形態において、設定2(利き手)(404)の値は、初期設定を0とする。
ユーザ情報(利き手)(405)は、座席割当条件2の条件2(利き手)(22)に対応し、当該座席に割当てられたユーザの利き手を示す設定であって、ユーザ情報(利き手)(405)の値は、空席の(左右どちらでもない)場合に0、左利きの場合に1、右利き又は条件2(利き手)(22)が未設定の場合に1となる。
座席割当条件2の条件2のチェックボックス(23)の値が0(条件2(利き手)(22)を考慮する)に設定された場合、利き手の条件に関しては、隣接する座席と相性問題が生じうる。従って、この場合は、設定2(利き手)(404)の値が3(右利き及び左利き向け)及び条件2(利き手)(22)の値と同じ座席が検索部34による検索の対象となり、座席割当判断部15が、割当可能な座席を判断する。
また、条件2のチェックボックス(23)の値が1(条件2(利き手)(22)を考慮しない)に設定された場合、利き手の条件に関しては、隣接する座席と相性問題が生じない。従って、この場合は、設定2(利き手)(404)の値が0、1、2、3のいずれの座席もが検索部34による検索の対象となり、座席割当判断部15が、割当可能な座席を判断する。
なお、本実施の形態において、ユーザ情報(利き手)(405)の値は、初期設定を0とする。
設定3(要設備)(406)は、当該座席が空席の場合、当該座席と通路を挟んだ位置に存在する座席における座席割当条件2の条件3(要設備)(24)に基づいて定まり、当該座席が、身体的な特徴の例として車椅子や盲導犬や聴導犬などの設備を必要とするユーザ(要設備ユーザ)に適しているか否かを示す設定である。
この設定3(要設備)(406)の値は、当該座席が要設備ユーザに適していない場合に0、当該座席が要設備ユーザにも適している場合に1となる。
すなわち、当該座席が空席であって、当該座席と通路を挟んだ位置に存在する座席に要設備ユーザが割当てられているときは、当該座席が要設備ユーザに適していないとして0となる。
一方、当該座席が割当済みの場合、当該座席における座席割当条件2の条件3(要設備)(24)に対応し、当該座席に割当てられたユーザが要設備ユーザか否かを示す設定であり、当該座席と通路を挟んだ位置に存在する座席にその後に割当てられたユーザによる条件3(要設備)(24)に影響をうけない。
なお、本実施の形態において、通路に面した座席の設定3(要設備)(406)の値は、初期設定を1とし、他の座席の設定3(要設備)(406)の値は、初期設定を0とする。
ユーザ情報(要設備)(407)は、座席割当条件2の条件3(要設備)(24)に対応し、当該座席に割当てられたユーザの設備の有無を示す設定であって、ユーザ情報(要設備)(407)の値は、設備不要又は条件3(要設備)(24)未指定の場合に0、要設備の場合に1となる。
条件3(要設備)24の値が0(設備不要又は未設定)に設定された場合、設備の有無の条件に関しては、設定3(要設備)(406)の値が0(設備不向き)でも1(設備向き)でも、隣接する座席と相性問題が生じない。従って、この場合は、設定3(要設備)(406)の値が0でも1でも検索部34による検索の対象となり、座席割当判断部15が、割当可能な座席を判断する。
また、条件3(要設備)24の値が1(要設備)に設定された場合、設備の有無の条件に関しては、設定3(要設備)(406)の値が0(設備不向き)の座席と相性問題が生じうる。従って、この場合は、設定3(要設備)(406)の値が1(設備向き)の座席が検索部34による検索の対象となり、座席割当判断部15が、割当可能な座席を判断する。
なお、本実施の形態において、ユーザ情報(要設備)(407)の値は、初期設定を0とする。
伝言有無(408)は、図4の伝言編集画面に示されるチェックボックス101aのチェックの有無に対応し、当該座席に割当てを受けたユーザが残し後続の割当ユーザに参照可能な形で登録される伝言の有無を示す設定であって、伝言有無(408)の値は、チェックが有る場合、すなわち、伝言を登録する場合に1、チェックが無い場合、すなわち、伝言を登録しない場合に0となる。
なお、本実施の形態において、伝言有無(408)の値は、初期設定を0とする。
ここで、図7の座席割当情報40において、背景が着色されている座席ID(401)が割当済みの座席であり、背景が無地の座席ID(401)が、未割当の座席である。
伝言構築装置5は、制御部51と、記憶部52と、通信部53と、検索部54と、構築部55とを備え、座席割当要求装置1から受信した、伝言の内容を確認したい座席IDに基づいて、該当する伝言60を伝言記憶装置6から検索して座席割当要求装置1に送信し、また、座席割当要求装置1から受信した座席割当条件2、割当を要求する座席IDに基づいて、伝言60を構築し、伝言記憶装置6に送信する機能を有する。
制御部51は、CPU等を備えて実現され、伝言構築装置5の各部及び各機能を制御する機能を有する。
記憶部52は、座席割当要求装置1から受信した座席割当条件2、伝言の内容を確認したい座席ID、割当を要求する座席ID等を一時的に記憶する機能を有する。
通信部53は、座席割当要求装置1や伝言記憶装置6と情報の送受信を行う機能を有し、座席割当条件2、伝言の内容を確認したい座席ID、割当を要求する座席ID、設定した伝言文等の情報を受信し、伝言記憶装置6による伝言の内容等の情報を送信する。
検索部54は、座席割当要求装置1から受信して記憶部52で一時的に記憶する、伝言の内容を確認したい座席IDに基づいて、伝言記憶装置6の記憶部62が記憶する伝言60を検索し、該当する伝言文62を通信部53を介して座席割当要求装置1に送信する機能を有する。
構築部55は、座席割当要求装置1から受信して記憶部52で一時的に記憶する、割当を要求する座席IDと、同じく記憶部52で一時的に記憶する座席割当条件2とに基づいて、又は、当該割当を要求する座席IDと、座席割当要求装置1から受信した、ユーザが修正した伝言の内容とに基づいて、伝言60を構築する機能を有する。
伝言記憶装置6は、制御部61と、記憶部62と、通信部63とを備え、伝言構築装置5から、座席割当条件2、割当てられた座席の座席ID、構築部55で構築された伝言60等を受信して蓄積する機能を有する。
制御部61は、CPU等を備えて実現され、伝言記憶装置6の各部及び各機能を制御する機能を有する。
記憶部62は、受信した伝言60を蓄積する。
図8は、伝言記憶装置6の記憶部に記憶される伝言60のデータ構造を示す図である。
図8を参照すると、伝言60は、座席割当要求装置1から伝言構築装置5を介して送信された情報のうち、座席割当が行われた座席ID61と、当該座席を割当てられたユーザの身体的特徴等に基づいて作成された文字列から構成される文字列62とが関連付けられて蓄積されており、伝言構築装置5を介して座席割当要求装置1に送信され、後続する座席割当を要求するユーザの求めに応じて表示される。
なお、初期設定として、座席を割当てたユーザが右利きであっても、割当文字列62に「右利き」は含めない。しかし、伝言編集画面において、伝言文作成領域101が編集されることによって、図8の座席ID61のA2−4において、「右利き」が追加されている。
通信部63は、伝言構築装置5と情報の送受信を行う機能を有し、座席割当条件2、伝言の内容を確認したい座席ID、割当を要求する座席ID、設定した伝言文等の情報を受信し、記憶部62で記憶している伝言60の内容等の情報を送信する。
ここで、座席割当要求装置1のハードウェア構成の説明をする。
図9は、本実施の形態による座席割当システムの座席割当要求装置1のハードウェア構成900を示すブロック図である。
図9を参照すると、本発明による座席割当要求装置1は、一般的なコンピュータ装置と同様のハードウェア構成によって実現することができ、CPU901(図1の制御部11)、RAM(Random Access Memory)等のメインメモリであり、データの作業領域やデータの一時退避領域に用いられる主記憶部902、液晶ディスプレイ、プリンタやスピーカ等の提示部903(図1の表示部12)、インターネット等を介してデータの送受信を行う通信部904(図1の通信部13)、キーボードやマウス等の入力部905(図1の入力部14)、周辺機器と接続してデータの送受信を行うインタフェース部906、ROM(Read Only Memory)、磁気ディスク、半導体メモリ等の不揮発性メモリから構成されるハードディスク装置である補助記憶部907、本情報処理装置の上記各構成要素を相互に接続するシステムバス908等を備えている。
本発明による座席割当要求装置1は、その動作を、座席割当要求装置1内部にそのような機能を実現するプログラムを組み込んだ、LSI(Large Scale Integration)等のハードウェア部品からなる回路部品を実装してハードウェア的に実現することは勿論として、上記各部の各機能を提供するプログラムを、コンピュータ処理装置上のCPU901で実行することにより、ソフトウェア的に実現することができる。
すなわち、CPU901は、補助記憶部907に格納されているプログラムを、主記憶部902を介してロードして実行し、座席割当要求装置1の動作を制御することにより、上述した各機能をソフトウェア的に実現する。
なお、図9は、座席割当要求装置1のハードウェア構成として示したが、割当可能座席検索装置3、座席割当情報記憶装置4、伝言構築装置5、伝言記憶装置6が上記と同様のハードウェア構成を備えていても良い。
(本実施の形態の動作)
次に、本実施の形態の動作について詳細に説明する。
なお、上述したように、前提として、座席の形状、空間的な配置は図12に示す構造とし、全座席を禁煙座席とする。
図10は、本発明の第1の実施の形態による座席割当システムの動作を示すタイミングチャートである。
図10を参照すると、まず、座席割当情報記憶装置4が、座席状態について座席割当情報40の初期化を行う(ステップ1)。
具体的には、以下に示す値が設定される。すなわち、座席割当情報記憶装置4の座席割当情報40について(図7参照)、割当状況(402)の値は全て0(空席)、設定1(タバコ)(403)の値は全て1(禁煙)、設定2(利き手)(404)の値は各座席郡の左端の座席(座席ID (401)がA1−1、B1−1、A2−1、B2−1)が1(左利き向け)で右端の座席(座席ID (401)がA1−4、B1−3、A2−4、B2−3)が2(右利き向け)でそれ以外の全ての座席が0(左利き向け及び右利き向けのどちらでもない)、ユーザ情報(利き手)(405)の値は全て0(空席=どちらでもない)、設定3(要設備)(406)の値は通路側座席(A1−4、B1−1、A2−4、B2−1)が1(設備向き)でそれ以外の全ての座席が2(設備不向き)、ユーザ情報(要設備)(407)の値は全て0(設備不要、条件3未指定)、伝言有無(408)の値は全て0(無)が設定される。
次いで、伝言記憶装置6が、伝言60の初期化を行う(ステップ2)。
具体的には、伝言60について(図8参照)、座席ID61及び伝言文62を空データにする。
ここで、上記初期化がなされた状況において、左利きユーザが禁煙の座席割当を要求する場合の本実施の形態による座席割当システムの動作を説明する。
座席割当要求装置1は、図2に示す条件指定メニュー画面を、表示部12によって座席割当を要求するユーザに提示し、座席割当を要求するユーザからの座席割当の希望条件(座席割当条件2)を入力部14から入力し(ステップ3)、また、入力した座席割当条件2を、通信部13を介して、割当可能座席検索装置3及び伝言構築装置5にそれぞれ提供する。
割当可能座席検索装置3は、座席割当要求装置1から提供された座席割当条件2に基づいて、座席割当情報記憶装置4の座席割当情報40を検索して検索結果を座席割当要求装置1へ通信部33を介して返却し、座席割当情報記憶装置4は、割当可能座席検索装置3から座席割当条件2を受信して記憶する(ステップ4)。
また、伝言構築装置5及び伝言記憶装置6も、座席割当要求装置1から提供された座席割当条件2を記憶する(ステップ5)。
座席割当要求装置1は、座席割当判断部15が、ステップ4で割当可能座席検索装置3から提供された検索結果に基づいて、割当可能な座席があるか否かを判断し(ステップ6)、割当可能な座席が存在する場合には、表示部12により、図3の検索結果表示画面において割当可能な座席を表示する(ステップ7)。
具体的には、座席割当を要求するユーザの座席割当の希望条件が、禁煙、利き手が左利き、車椅子の使用や盲導犬、聴導犬の帯同がないという条件の場合は、図6に示すように、座席割当条件2の条件1(タバコ)21の値が1(禁煙)、条件2(利き手)22の値が1(左利き)、条件3のチェックボックスはチェックを付けず未選択のためチェックボックス23の値が0(チェックなし)、条件3(要設備)24の値が0(設備不要)に設定され、座席割当判断部15が、検索結果とこの設定とに基づいて割当可能な座席の有無を判断し、表示部12により割当可能な座席を表示する。
すなわち、座席割当情報40について、上記座席割当条件2に基づいて、設定1(タバコ)(403)の値が1(禁煙)、設定2(利き手)(404)の値が1(左利き向け)、設定3(要設備)(406)の値が0(設備不要)であって割当可能な座席の座席ID (401)として、A1−1、B1−1、A2−1、B2−1を図3の検索結果表示画面に表示する(ステップ7)。
座席割当条件2の条件2のチェックボックス(23)の値が0(条件2(利き手)(22)を考慮する)に設定されたので、利き手の条件に関しては、隣接する座席のユーザが右利きの場合に相性問題が生じうる。従って、この場合は、設定2(利き手)(404)の値が1(上記条件2(利き手)(22)の値と同じ)及び3(右利き及び左利き向け)の座席が検索部34による検索の対象となり、座席割当判断部15が、割当可能な座席を判断する。
また、上記座席割当条件2の条件3(要設備)24の値が0(設備不要)に設定されたことから、設備の有無の条件に関しては、設定3(要設備)(406)の値が0(設備不向き)でも1(設備向き)でも、隣接座席と相性問題が生じない。このため、条件3(要設備)24の値が0(設備不要)に設定された場合は、設定3(要設備)(406)の値が0でも1でも検索部34による検索の対象となり、座席割当判断部15が、割当可能な座席を判断する。
一方、割当可能な座席が存在しない場合には、ステップ3に戻り、条件指定メニュー画面を表示して、ユーザからの座席割当の希望条件(座席割当条件2)を入力する。
なお、割当可能な座席が存在しない場合にも、ステップ7に進んで検索結果を表示し、ユーザの情報入力を待機しても良い。
このようにして、座席割当条件2に一致して割当可能な座席が表示された後、ユーザが、当該割当可能な座席に隣接する座席等に関連付けて登録されている伝言を確認する場合には、図3の検索結果表示画面で伝言を確認したい座席を選択して[伝言確認]を選択することにより、座席割当要求装置1が、入力部14を介して、ユーザによって選択された、伝言を確認したい座席の情報を入力し(ステップ8)、入力した当該情報を、通信部13を介して、伝言構築装置5に提供する。
伝言構築装置5は、座席割当要求装置1から提供された当該伝言を確認したい座席の情報に基づいて、伝言記憶装置6が記憶する伝言60を検索し(ステップ9)、該当する伝言を座席割当要求装置1に提供する。
座席割当要求装置1は、伝言構築装置5から提供された伝言を、表示部12によって、図5の伝言表示画面に伝言60として表示する(ステップ10)。
ただし、本実施の形態の現段階においては、未だ伝言が登録されていない状態のため、ステップ8〜ステップ10による処理は行われない。
次いで、ユーザが、図3の検索結果表示画面で割当希望座席として、例えば、A1−1を指定後、[割当]を選択することにより、座席割当要求装置1が、入力部14を介して、ユーザによって選択された割当希望座席の情報を入力し(ステップ11)、入力した当該情報を、通信部13を介して、伝言構築装置5に提供する。
伝言構築装置5は、座席割当要求装置1から提供された当該情報に基づき、A1−1に関連付けて、ステップ5で記憶済みの座席割当条件2を用いて伝言構築を行う(ステップ12)。
次いで、座席割当要求装置1は、[割当]が選択されることによって表示した伝言編集画面(図4参照)において[OK]を選択されると、割当てる座席の座席ID、設定する伝言の有無、伝言文の内容が決定する(ステップ13)。
すなわち、座席ID (401)の値はA1−1、伝言有無(408)の値は1(有)、伝言文は「禁煙」及び「左利き」の文字列が生成され、決定されることとなる。
次いで、座席割当要求装置1は、ステップ13で決定した情報を割当可能座席検索装置3及び伝言構築装置5に提供し、座席割当情報記憶装置4が、割当可能座席検索装置3から当該情報を提供されることにより、座席割当情報40の更新を行う(ステップ14)。
また、伝言構築装置5は、座席割当要求装置1から提供された当該情報に基づいて、伝言60を構築し、情報伝言記憶装置6は、伝言構築装置5で構築された伝言60を提供されて蓄積する(ステップ15)。すなわち、伝言60は、データが追加され、座席ID 61がNULLからA1−1に更新され、伝言文62がNULLから禁煙、左利きに更新される。
なお、ステップ14とステップ15との順序は問わない。
以上のようにして、本実施の形態による座席割当システムが動作する。
ここで、本実施の形態の動作におけるステップ14の処理ついて詳細に説明する。
図11は、本実施の形態の動作におけるステップ14の座席割当情報の更新処理を示すフローチャートである。
図11を参照すると、座席割当情報記憶装置4は、ステップ13で決定した当該情報が割当可能座席検索装置3から提供されると、座席割当情報40について、ユーザに割当てられた座席ID (401)A1−1の割当状況(402)の値を0から1に更新(0→1:割当済)する(ステップ31)。
同様に、座席割当情報記憶装置4は、座席割当情報40について、ステップ4で記憶した座席割当条件2に基づいて、座席ID (401)A1−1のユーザ情報(利き手)(405)の値を0から1に更新(0→1:左利き)する(ステップ32)。
次いで、座席割当情報記憶装置4は、更新されたユーザ情報(利き手)(405)の値に基づいて、利き手が左右どちらかを判断し(ステップ33)、左利きの場合には、割当座席の1つ右隣の座席(が存在する場合のみ)の設定2(利き手)(404)の値に1を追加(左利き向けに更新)し、割当座席の1つ左隣の座席(が存在する場合のみ)の設定2(利き手)(404)の値に1を追加(左利き向けに更新)して設定2(利き手)(404)の値を設定する(ステップ34)。
本実施の形態では、左利きであり(ステップ33)、割当座席(A1−1)の1つ右隣の座席(A1−2)が存在するので、A1−2の設定2(利き手)(405)の値を1に(0→1:左利き向け)設定する(ステップ34)。
なお、割当座席(A1−1)の1つ左隣の座席は存在しない。
一方、ステップ33で右利きの場合には、割当座席の1つ左隣の座席(が存在する場合のみ)の設定2(利き手)(404)の値に2を追加し(右利き向けに更新)、割当座席の1つ右隣の座席(が存在する場合のみ)の設定2(利き手)(404)の値に2を追加し(右利き向けに更新)、設定2(利き手)(404)の値を設定する(ステップ35)。
ここでステップ34、35における”追加する”ということについて説明する。
”追加する”ということは、以下に示す規則に従って演算することである。すなわち、設定2(利き手)(404)の値において、
既に設定されている値(設定値若しくは初期値)+新たに追加される値(追加値)→新たに設定される値(新たな設定値)
という規則に従って演算することである。
この規則として、0+1→1、1+1→1、2+1→3、0+2→2,1+2→3、2+2→2を定める。
以上のように定めた規則に従い設定2(利き手)(404)の値を演算することによって、後続のユーザが座席割当を要求する場合、右利きのユーザと左利きのユーザとを、それぞれ利き手が相手から遠い側に位置するようにして、隣接する座席に割当ることが可能となるので、利き手同士がぶつかりやすいなど利き手の使用を制限されて不自由な思いをする等の相性問題が生じることを事前に回避することができる。
ある空席の設定2(利き手)(404)の値において、例えば、既に、1(左利き向け)が設定されている場合に、新たに2(右利き向け)が追加されると、上記1+2→3の関係により、設定2(利き手)(404)の値が3(左利き及び右利き向け)に設定される(ステップ35)。すなわち、1(左利き向け)+2(右利き向け)→3(左利き及び右利き向け)となる。
以上のように、ステップ32〜ステップ35において、ユーザ情報(利き手)(405)を用いて設定2(利き手)(404)の値を更新する。
次いで、以下に示すように、ステップ36〜ステップ38において、ユーザ情報(要設備)(407)を用いて設定3(要設備)(406)の値を更新する。
ステップ32〜ステップ35において設定2(利き手)(404)の値を更新すると、次に、座席ID (401)のユーザ情報(要設備)(407)の値を更新する(ステップ36)。
本実施の形態では、ユーザ情報(要設備)(407)の値が0(設備不要)の場合であるため、座席ID (401)A1−1のユーザ情報(要設備)(407)の値を更新(0→0:設備不要)する。
次いで、ステップ36での更新の結果、ユーザ情報(要設備)(407)の値が1(要設備)であるか否かを判断し(ステップ37)、ユーザ情報(要設備)(407)の値が1(要設備)の場合には、今回割当てた座席と通路を挟んで向かい側に配置された座席の設定3(要設備)(406)の値を1から0に更新(1→0:設備不向き)し(ステップ38)、最後に座席ID (401)の伝言有無(408)の値を更新する(ステップ39)。
一方、ユーザ情報(要設備)(407)の値が0(設備不要)の場合には、ステップ38を行わずに、座席ID (401)の伝言有無(408)の値を更新する(ステップ39)。
本実施の形態では、ユーザ情報(要設備)(407)の値が0(設備不要)の場合であるため、ステップ38は行われず、また、伝言があるため、座席ID (401)A1−1の伝言有無(40)の値を0から1に更新する(0→1:伝言あり)。
以上のようにして、本実施の形態の動作におけるステップ14の座席割当情報の更新処理が行われる。
(第1の実施の形態の効果)
第1の実施の形態における座席割当システムによれば、以下に示す効果が達成される。
第1の効果は、座席割当を行う際に、利き手に関してユーザ間の相性問題を回避するように、ユーザにとってより好適な座席が検索されることである。
その理由は、ユーザの身体的な特徴として外見上判別が困難な利き手の情報を、ユーザに割当てた座席と関連付けて記憶することによって、後続のユーザが座席割当を要求した場合に、隣接する座席のユーザ間で利き手同士がぶつかりにくい位置関係となる座席が検索されるからである。
また、検索結果を検索結果表示画面において表示するため、ユーザがより好適な座席を選択できる。
第2の効果は、身体的な特徴に関して少数派である左利きのユーザが割当座席で肩身の狭い思いをしなくて済むことである。
その理由は、先に座席割当を受けた左利きのユーザが、身体的な特徴として左利きであることを伝言として残し、後続の座席割当要求ユーザが、座席割当前に、既に割当済みの座席と関連付けて残された伝言を確認できるからである。このため、後から座席割当を受けたユーザが先に座席割当を受けた左利きのユーザの身体的な特徴を事前に承知して座席割当を受けているという暗黙の了解を、双方のユーザ間で共有できるからである。従って、現状、双方のユーザ間でこのような共通の認識が存在しない場合には、利き手同士がぶつかりやすいなどの相性問題において、どうしても少数派の左利きのユーザが多数派の右利きのユーザに一方的に迷惑を掛けているかのように誤解されやすく、左利きのユーザは肩身の狭い思いをして割当座席で過ごすことが多かったが、左利きのユーザが割当座席で肩身の狭い思いをしなくて済むこととなった。
また、座席割当要求装置1の表示部12が、座席割当を行ったユーザに対し、座席割当の際に、ユーザの身体的特徴を修正可能に提示するので、座席割当を行ったユーザが、後続の座席の割当てを要求するユーザに対して提示したい自身の身体的特徴を入力することができるからである。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態について説明する。
本実施の形態は、上記第1の実施の形態でA1−1の座席割当てが行われた後において、左利きのユーザが、第1の実施の形態でのものと同じ条件(禁煙、左利き、条件3未指定)を入力し、割当可能座席検索装置3が検索し、A1−2の座席割当を要求した場合についての形態である。
なお、本実施の形態の構成は上記第1の実施の形態と同じであるため、第1の実施の形態でA1−1の座席割当てを行う場合と重複する説明は適宜省略し、異なる点を中心に説明する。
本実施の形態において、A1−2の座席割当を要求した場合、図10のステップ4において、割当可能座席検索装置3は、割当可能座席の座席ID (401)についてA1−2、B1−1、A2−1、B2−1を検索結果として座席割当要求装置1へ返却し、座席割当情報記憶装置4は、A1−2の座席割当の要求を受けて新たに座席割当要求装置1から提供された座席割当条件2を記憶する点で、A1−1の座席割当てが行われた場合と異なる。
また、ステップ7において、図3の検索結果表示画面よってA1−1の座席が割当済で表示され、ステップ8において、A1−1に設定された伝言60の要求が可能になる点で異なる。
さらに、ステップ8において、伝言60の要求として具体的に座席A1−1を指定後[伝言確認]を選択すると、図8の伝言60の座席ID61に登録されているA1−1に対応した伝言文62(禁煙、左利き)が検索され、ステップ10において、検索された伝言60が図5の伝言表示画面によって表示される点で異なる。
また、ステップ14において、座席割当情報記憶装置4が、座席割当情報40について、ユーザに割当てられた座席ID (401)A1−2の割当状況(402)の値を0から1に更新し(0→1:割当済)、ユーザ情報(利き手)(405)の値を0から1に更新し(0→1:左利き)、伝言有無(408)の値を0から1に更新する(0→1:有)点で異なる。なお、ユーザ情報(要設備)(407)の値は0(0→0:設備不要)、条件3は未指定である。
さらに、ステップ15において、伝言記憶装置6によって、伝言60は、データが追加され、座席ID 61がNULLからA1−2に更新され、伝言文62がNULLから「禁煙」及び「左利き」に更新される点で異なる。
また、ユーザが左利きのため(図11のステップ33)、ステップ34において、座席割当情報記憶装置4が、割当座席(A1−2)の1つ右隣の座席の座席ID (401)A1−3の設定2(利き手)(404)の値を1に(0→1:左利き向け)設定する点で異なる。
図12に、第2の実施の形態による座席割当システムの座席割当情報記憶装置4の記憶部42に記憶される座席割当情報40のデータ構造を示す。
(第2の実施の形態の効果)
以上のように、本実施の形態によれば、座席割当を要求するユーザが座席を選択する際に、身体的な特徴の違いや相性によって居心地の悪い割当になる事をできるだけ避けることができる。
その理由は、座席割当を要求するユーザが座席を選択する際に、A1−1の座席が禁煙かつ左利きのユーザに割当てられたことを考慮して、割り当て可能な座席を検索するからであり、また、その検索結果を検索結果表示画面において表示するからである。
さらに、座席割当を受けた禁煙かつ左利きのユーザが、禁煙かつ左利きであることを示す伝言を残すと、割当を受けた座席と関連付けてその伝言が伝言記憶装置6に記憶されるので、後続の座席割当を要求するユーザが、割当済の座席を選択することで、その座席が禁煙かつ左利きのユーザに割当てられていることを確認できるとともに、後続の座席割当を要求するユーザを代替可能な座席へと誘導することが可能となる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態について説明する。
本実施の形態は、上記第1の実施の形態及び第2の実施の形態でA1−1及びA1−2の座席割当てが行われた後において、3人の右利きのユーザが座席割当条件2として「右利き」及び「禁煙」のみを指定して検索し、最終的にA1−4、B1−1、B1−3の座席割当を受ける場合の形態である。
なお、本実施の形態の構成は、上記第1の実施の形態と同じであるため、重複する説明は適宜省略し、異なる点を中心に説明する。
以下、本実施の形態における座席割当情報40の値及び伝言60の内容の変化について説明する。
まず、A1−4の座席割当を受けた場合の座席割当情報40の値の変化について説明する。
ステップ14において、座席割当情報記憶装置4が、座席割当情報40について、ユーザに割当てられた座席ID (401)A1−4の割当状況(402)の値を0から1に更新し(0→1:割当済)、ユーザ情報(利き手)(405)の値を0から2に更新し(0→2:右利き)、伝言有無(408)の値を0から1に更新(0→1:有)する。なお、ユーザ情報(要設備)(407)の値は0(0→0:設備不要)、条件3は未指定である。
また、ユーザが右利きのため(図11のステップ33)、ステップ35において、座席割当情報記憶装置4が、割当座席(A1−4)の1つ左隣の座席の座席ID (401)A1−3の設定2(利き手)(404)の値1に新たに値2を追加する(右利きOK)ので、結果として、設定2(利き手)(404)の値を1から3に(1→3:左右OK)更新して設定する。
さらに、ステップ15において、伝言記憶装置6によって、伝言60は、データが追加され、座席ID 61がNULLからA1−4に更新され、伝言文62がNULLから「禁煙」、「右利き」に更新される。
次いで、B1−1の座席割当を受けた場合の座席割当情報40の値の変化について説明する。
ただしこの場合は、図2の条件指定メニュー画面でチェックボックスがチェックされ、座席割当条件2のチェックボックス2aの値が1となっていることから、図7の設定2(利き手)(404)の値にかかわらず、割当可能な座席が検索される場合である。従って、設定2(利き手)(404)の値が1(左利き向け)であっても、右利きユーザに割当可能な座席として提示される。
ステップ14において、座席割当情報記憶装置4が、座席割当情報40について、ユーザに割当てられた座席ID (401)B1−1の割当状況(402)の値を0から1に更新し(0→1:割当済)、ユーザ情報(利き手)(405)の値を0から2に更新し(0→2:右利き)、伝言有無(408)の値を0から1に更新(0→1:有)する。なお、ユーザ情報(要設備)(407)の値は0(0→0:設備不要)、条件3は未指定である。
また、ユーザが右利きのため(図11のステップ33)、ステップ35において、座席割当情報記憶装置4が、割当座席(B1−1)の1つ右隣の座席の座席ID (401)B1−2の設定2(利き手)(404)の値を0から2に(0→2:右利き向け)設定する。
さらに、ステップ15において、伝言記憶装置6によって、伝言60は、データが追加され、座席ID 61がNULLからB1−1に更新され、伝言文62がNULLから「禁煙」、「右利き」に更新される。
最後に、B1−3の座席割当を受けた場合の座席割当情報40の値の変化について説明する。
ステップ14において、座席割当情報記憶装置4が、座席割当情報40について、ユーザに割当てられた座席ID (401)B1−3の割当状況(402)の値を0から1に更新し(0→1:割当済)、ユーザ情報(利き手)(405)の値を0から2に更新し(0→2:右利き)、伝言有無(408)の値を0から1に更新(0→1:有)する。なお、ユーザ情報(要設備)(407)の値は0(0→0:設備不要)、条件3は未指定である。
また、ユーザが右利きのため(図11のステップ33)、ステップ35において、座席割当情報記憶装置4が、割当座席(B1−3)の1つ左隣の座席の座席ID (401)B1−2の設定2(利き手)(404)の値2に新たに2を追加するので、結果として設定2(利き手)(404)の値は2のまま(2→2:右利き向け)で変わらない。
さらに、ステップ15において、伝言記憶装置6によって、伝言60は、データが追加され、座席ID 61がNULLからB1−3に更新され、伝言文62がNULLから「禁煙」、「右利き」に更新される。
図13に、第3の実施の形態による座席割当情報40のデータ構造を示す。
(第3の実施の形態の効果)
以上のように、本実施の形態によれば、座席割当を行う際に、単に座席の形状、空間的な配置のみから考慮した場合に比べ、ユーザの身体的な特徴にとって好適な座席の選択可能数を増加できることである。また、このため、身体的な特徴に関して少数派のユーザを考慮しつつ、効率的に座席割当を行えることである。
すなわち、本実施の形態において、座席A1−1が左利きユーザに割当てられた後、座席A1−2が左利きユーザ向けに新たに選択可能な座席になることである。
従って、隣接する他のユーザとの相性問題を生じさせることなく、左利きユーザ向けに新たに追加して座席割当を行うことが可能となった。
その理由は、座席割当を行う際に、座席割当を要求するユーザの身体的な特徴と、座席の形状、空間的な配置と、既に座席を割当てたユーザの身体的な特徴とを考慮して割当可能な座席を検索するからである。
すなわち、図11のステップ32〜35の処理によって、座席割当を行う度に、空席の座席割当情報40の設定2(利き手)(404)の値を、座席が割当てられたユーザの身体的な特徴(利き手)に関する情報を反映させて、割当可能な座席を検索するからである。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態について説明する。
本実施の形態は、上記第1の実施の形態〜第3の実施の形態でA1−1、A1−2、A1−4、B1−1、B1−3の座席割当てが行われた後において、目の不自由なユーザ(盲導犬利用者)が座席割当を受ける場合の形態である。
本実施の形態において、右利きで目が不自由なユーザが、座席割当を受ける際に、禁煙座席を指定し、盲導犬を帯同していることを伝言で残す場合について説明する。
なお、本実施の形態の構成は、上記第1の実施の形態と同じであるため、重複する説明は適宜省略し、異なる点を中心に説明する。
本実施の形態が、第1の実施の形態と異なる点は、図2に示す条件指定メニュー画面を表示すると、ユーザの身体的条件に関する条件(座席割当条件2)として、条件2(利き手)に「右利き(2)」が、条件3(要設備)に「車椅子/盲導犬(1)」が入力される点であり、このため、図6に示す座席割当条件2について、条件2(利き手)22の値が2(右利き、条件2未指定)、条件2のチェックボックス23の値が0(チェックなし)、条件3(要設備)24の値が1(車椅子/盲導犬)に設定される点である。
従って、通路に面したA1−4、B1−1、B1−3の座席割当てが既に行われていることから、図10のステップ7では、検索結果として割当可能座席の座席ID (401)についてA2−4が検索結果表示画面に表示される。
また、入力された座席割当条件2に基づいて、ステップ5で伝言60の伝言文62に「禁煙」、「右利き」、「車椅子/盲導犬」が記憶されているが、盲導犬を帯同していることより明確にするため、ステップ13で伝言文を更新すると“「禁煙」、「右利き」、「車椅子/盲導犬」”→“「禁煙」、「右利き」、「盲導犬」”)、ステップ15で伝言文62の内容も更新される。
次いで、図11のステップ35において、今回割当てを行う座席ID (401)A2−4の左側に隣接する座席ID (401)A2−3の設定2 (404)の値が0から2に更新(0→2:右利き向け)される。
また、ステップ37において、ユーザ情報(要設備)(407)の値が1(要設備)であると判断されることから、ステップ38の処理が行われる。
そして、ステップ38において、今回割当てを行う座席ID (401)A2−4と通路を挟んで向かい側座席であるB2−1の設定3 (406)の値が1から0に更新(1→0:設備不向き)される。
さらに、図10のステップ15において、データが追加され、伝言60の座席ID 61がNULLからA2−4に更新され、伝言文62がNULLから「禁煙」、「右利き」、「盲導犬」に更新される。
本実施の形態におけるステップ14の座席割当情報の更新処理の概略を以下に説明する。
すなわち、ステップ31で座席割当情報40の座席ID (401)A2−4の割当状況(402)の値が0から1に更新(0→1:割当済)され、ステップ32でユーザ情報(利き手)(405)の値が0から2に更新(0→2:右利き)され、ステップ33で右利きと判断され、ステップ35で座席ID (401)A2−4の左側に隣接する座席ID (401)A2−3の設定2 (404)の値が0から2に更新(0→2:右利き向け)され、ステップ36でユーザ情報(要設備)(407)の値が0から1に更新(0→1:要設備)され、ステップ37でユーザ情報(要設備)(407)の値が1(要設備)であると判断され、ステップ38で座席ID (401)A2−4と通路を挟んで向かい側座席であるB2−1の設定3 (406)の値が1から0に更新(1→0:設備不向き)され、ステップ39で伝言有無(408)の値が0から1に更新(0→1:有)される。
図7に、第4の実施の形態による座席割当情報40のデータ構造を示す。
(第4の実施の形態の効果)
第4の実施の形態における座席割当システムによれば、以下に示す効果が達成される。
第1の効果は、設備の同時利用により通路を塞いでしまう等の問題を回避することが可能になる。すなわち、後から車椅子などの要設備のユーザが、座席割当を要求する場合にB2−1が割当てられてしまうことによって、A2−4に割当済のユーザと設備の同時利用を行い通路を塞いでしまう等の問題を回避することができる。
その理由は、座席割当を要求する要設備ユーザが座席を選択する際に、座席の形状及び空間的な配置と、既に座席割当を受けた要設備ユーザの座席位置とを考慮して、割当可能な座席を要設備ユーザに提示するからである。また、先に座席割当を受けた要設備ユーザが、車椅子等を使用する要設備ユーザであることを伝言として残し、後続の座席割当要求ユーザが、座席割当前に、既に割当済みの座席と関連付けて残された伝言を確認できるからである。
第2の効果は、身体的な特徴に関して少数派である目の不自由なユーザ(盲導犬帯同者)が割当座席で肩身の狭い思いをしなくて済むことである。
その理由は、先に座席割当を受けた目の不自由なユーザ(盲導犬帯同者)が、盲導犬を帯同していることを伝言として残し、後続の座席割当要求ユーザが、座席割当前に、既に割当済みの座席と関連付けて残された伝言を確認できるため、後から座席割当を受けたユーザが先に座席割当を受けた目の不自由なユーザが盲導犬を帯同していることを事前に承知して座席割当を受けているという暗黙の了解を、双方のユーザ間で共有できるからである。
従って、現状、双方のユーザ間でこのような共通の認識が存在しない場合には、どうしても少数派の目の不自由なユーザが一方的に迷惑を掛けているかのように誤解されやすく、目の不自由なユーザは肩身の狭い思いをして割当座席で過ごすことが多かったが、目の不自由なユーザが割当座席で肩身の狭い思いをしなくて済むこととなった。
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態について説明する。
本実施の形態は、上記第4の実施の形態で目の不自由なユーザ(盲導犬利用者)がA2−4に座席割当を受けた後において、動物が苦手な左利きのユーザが禁煙座席の割当てを要求する場合の形態である。
なお、本実施の形態の構成は、上記第4の実施の形態と同じであるため、重複する説明は適宜省略し、異なる点を中心に説明する。
動物が苦手な左利きのユーザが禁煙座席を要求すると、図3の検索結果表示画面において、割当可能な座席の検索結果としてA2−1、B2−1が表示される(図10のステップ7)。
既に割当済の座席A2−4を指定して[伝言確認]を選択すると、図5の伝言表示画面において、伝言として“A2−4は、禁煙、右利き、盲導犬”と表示される(ステップ10)。
(第5の実施の形態の効果)
以上のように、本実施の形態によれば、動物が苦手なユーザは、座席割当が行われる前に、盲導犬を帯同するユーザが割当てられたA2−4に近いB2−1ではなく、A2−4から遠いA2−1を選択することができるので、動物が苦手なユーザと、盲導犬を帯同するユーザとが居心地が悪くなる事を事前に回避する対応が可能になる。
その理由は、動物が苦手なユーザが座席割当を受ける際に、既に割当が行われた座席と関連付けて、目の不自由なユーザが割当を受けたため盲導犬が帯同していることを示す伝言を表示するからである。
図14に、第5の実施の形態による座席割当情報40のデータ構造を示す。
(第6の実施の形態)
本発明の第6の実施の形態について説明する。
本実施の形態は、上記第1及び第2の実施の形態でA1−1及びA1−2の座席割当が行われ、上記第4の実施の形態のように目の不自由なユーザ(盲導犬利用者)がA2−4に座席割当を受けた後において、車椅子等の設備を要する右利きユーザが座席割当を要求する場合の形態である。
ただし本実施の形態は、図2の条件指定メニュー画面でチェックボックスがチェックされ、座席割当条件2のチェックボックス2aの値が1となっていることから、図7の設定2(利き手)(404)の値にかかわらず、割当可能な座席が検索される場合である。従って、設定2(利き手)(404)の値が1(左利き向け)であっても、右利きユーザに割当可能な座席として提示される。
なお、本実施の形態の構成は、上記第1の実施の形態と同じであるため、重複する説明は適宜省略し、異なる点を中心に説明する。
車椅子等の設備を要するユーザが禁煙座席を要求すると、図3の検索結果表示画面において、割当可能な座席の検索結果としてA1−4及びB1−1が表示される(図10のステップ7)。
既に割当済の座席A2−4を指定して[伝言確認]を選択すると、図5の伝言表示画面において、伝言として“A2−4は、禁煙、右利き、盲導犬”と表示される(ステップ10)。
(第6の実施の形態の効果)
以上のように、本実施の形態によれば、車椅子等の設備を要するユーザは、座席割当が行われる際に、盲導犬及び盲導犬を帯同するユーザが通路を移動するときに自己の設備を迂回するなどの負担を受けないように、また、盲導犬及び盲導犬を帯同するユーザが通路を移動するときに自己の設備に接触することで双方に問題が生じる可能性を低減させるため、盲導犬を帯同するユーザが割当てられたA1−4側の通路を自己の設備が塞がないように配慮してB1−1を選択することができる。
その理由は、車椅子等の設備を要するユーザが座席割当を受ける際に、既に割当が行われた座席と関連付けて、目の不自由なユーザが割当を受けたため盲導犬が帯同していることを示す伝言を表示するからである。
図15に、第6の実施の形態による座席割当情報40のデータ構造を示す。
以上好ましい複数の実施の形態をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも、上記実施の形態に限定されるものでなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。
すなわち、本実施の各形態では座席の空間的な配置を図12に示す構成図で説明したが、例えば、座席の空間的な配置を4辺からなる矩形によって構成し、1辺毎の座席割当可能な人数がそれぞれ4人、3人、4人、3人でも構わない。
この場合には、4人一列の座席群が2辺と3人一列の座席群が2辺の計4辺の座席群として、A1−1〜A1−4、B1−1〜B1−3、C1−1〜C1−4、D1−1〜D1−3で示される座席IDを用意すれば本実施の形態と同様な方式で対応できる。
また、条件指定メニュー画面に犬等を含む動物の好き嫌いを選択する項目を設けてもよい。
この場合には、座席割当てを受けたユーザが条件として動物嫌いを選択したユーザの場合、動物嫌いであるという情報が、上記実施の形態のように隣接する座席等に反映されることで、盲導犬や聴導犬を帯同するユーザが、動物嫌いのユーザの傍に割当てられることを回避できる。
本発明の第1の実施の形態による座席割当システムの構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態による座席割当システムの座席割当要求装置の表示部で表示される条件指定メニュー画面の1例を示す図である。 第1の実施の形態による座席割当システムの座席割当要求装置の表示部で表示される検索結果表示画面の1例を示す図である。 第1の実施の形態による座席割当システムの座席割当要求装置の表示部で表示される伝言編集画面の1例を示す図である。 第1の実施の形態による座席割当システムの座席割当要求装置の表示部12によって表示される伝言表示画面の1例を示す図である。 第1の実施の形態による座席割当システムの座席割当条件2のデータ構造を示す図である。 第1の実施の形態による座席割当システムの座席割当情報記憶装置4の記憶部42に記憶される座席割当情報40のデータ構造を示す。 第1の実施の形態による座席割当システムの伝言記憶装置6の記憶部に記憶される伝言60のデータ構造を示す図である。 第1の実施の形態による座席割当システムの座席割当要求装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態による座席割当システムの動作を示すタイミングチャートである。 第1の実施の形態の動作におけるステップ14の座席割当情報の更新処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態による座席割当システムの座席割当情報記憶装置4の記憶部42に記憶される座席割当情報40のデータ構造を示す。 第3の実施の形態による座席割当システムの座席割当情報記憶装置4の記憶部42に記憶される座席割当情報40のデータ構造を示す。 第5の実施の形態による座席割当システムの座席割当情報記憶装置4の記憶部42に記憶される座席割当情報40のデータ構造を示す。 第6の実施の形態による座席割当システムの座席割当情報記憶装置4の記憶部42に記憶される座席割当情報40のデータ構造を示す。 一般的な列車等の座席位置を示す模式図である。
符号の説明
1:座席割当要求装置
11:制御部
12:表示部
13:通信部
14:入力部
15;座席割当判断部
2:座席割当条件
3:割当可能座席検索装置
31:制御部
32:記憶部
33:通信部
34:検索部
4:座席割当情報記憶装置
41:制御部
42:記憶部
43:通信部
5:伝言構築装置
51:制御部
52:記憶部
53:通信部
54:検索部
55:構築部
6:伝言記憶装置
61:制御部
62:記憶部
63:通信部
900:ハードウェア構成
901:CPU
902:主記憶部
903:提示部
904:通信部
905:入力部
906:インタフェース部
907:補助記憶部
908:システムバス

Claims (37)

  1. ユーザにより座席の割当要求を入力する端末と、前記割当要求に基づいてユーザに座席を割当てるサーバとを備える座席割当システムにおいて、
    前記端末から、前記割当要求に伴って座席の割当条件として前記ユーザの身体的特徴を入力し、
    前記サーバにおいて、前記身体的特徴と、予め記憶した座席の形状及び配置とを含む座席情報とに基づいて、前記身体的特徴に適合し、割当可能な座席を検索することを特徴とする座席割当システム。
  2. 割当てる座席を決定する前に、前記端末において、前記検索の結果を前記ユーザに提示することを特徴とする請求項1に記載の座席割当システム。
  3. 前記サーバにおいて、座席割当を行ったユーザの前記身体的特徴を、前記ユーザに割当てた座席の前記座席情報と関連付けて関連付け情報として記憶し、
    前記端末が、前記関連付け情報を、座席の割当てを要求するユーザの求めに応じて提示することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の座席割当システム。
  4. 前記端末は、前記座席割当を行ったユーザに対し、座席割当の際に、前記サーバに記憶される前記関連付け情報に含まれる前記ユーザの身体的特徴を修正可能に提示することを特徴とする請求項3に記載の座席割当システム。
  5. 前記サーバが、座席割当を行う毎に、前記身体的特徴を、割当てた座席に近接する未割当ての座席に反映させることによって、前記関連付け情報を更新することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の座席割当システム。
  6. 前記身体的特徴は、ユーザの利き手に関する特徴を含むことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の座席割当システム。
  7. 前記関連付け情報の更新は、座席を割当てた前記ユーザの利き手に応じて、前記割当てた座席に近接する未割当ての座席を、前記ユーザと同じ利き手のユーザに割当可能に更新することを特徴とする請求項6に記載の座席割当システム。
  8. 前記身体的特徴は、ユーザの半身が不自由なことによる移動補助装置の使用であることを含むことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1つに記載の座席割当システム。
  9. 前記身体的特徴は、ユーザの視覚や聴覚が不自由なことによる盲導犬や聴導犬の帯同であることを含むことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1つに記載の座席割当システム。
  10. 前記近接する未割当ての座席は、前記割当てた座席に対し、通路を挟んだ位置に存在する未割当ての座席を含み、
    前記関連付け情報の更新は、座席を割当てた前記ユーザの身体的特徴が移動補助装置の使用や、盲導犬や聴導犬の帯同の場合、前記割当てた座席に対し、通路を挟んだ位置に存在する前記未割当ての座席を、身体的特徴が移動補助装置の使用や、盲導犬や聴導犬の帯同であるユーザに割当不可能に更新することを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか1つに記載の座席割当システム。
  11. 端末から入力したユーザによる座席の割当要求に基づいて、前記ユーザに座席を割当てるサーバにおいて、
    前記割当要求に伴って座席の割当条件として入力した前記ユーザの身体的特徴と、予め記憶する座席の形状及び配置とを含む座席情報とに基づいて、前記身体的特徴に適合し、割当可能な座席を検索する手段を有することを特徴とするサーバ。
  12. 割当てる座席を決定する前に、前記検索の結果を、前記端末に送信する手段を有することを特徴とする請求項11に記載のサーバ。
  13. 座席割当を行ったユーザの前記身体的特徴を、前記ユーザに割当てた座席の前記座席情報と関連付けて関連付け情報として記憶し、
    前記関連付け情報を、座席の割当てを要求するユーザの求めに応じて前記端末に送信する手段を有することを特徴とする請求項11又は請求項12に記載のサーバ。
  14. 座席割当を行う毎に、前記身体的特徴を、割当てた座席に近接する未割当ての座席に反映させることによって、前記関連付け情報を更新する手段を有することを特徴とする請求項11から請求項13のいずれか1つに記載のサーバ。
  15. 前記身体的特徴は、ユーザの利き手に関する特徴を含むことを特徴とする請求項11から請求項14のいずれか1つに記載のサーバ。
  16. 前記関連付け情報を更新する手段は、座席を割当てた前記ユーザが左利きの場合、前記割当てた座席に近接する未割当ての座席を、左利きユーザに割当可能に更新することを特徴とする請求項15に記載のサーバ。
  17. 前記近接する未割当ての座席は、前記割当てた座席に対し、通路を挟んだ位置に存在する未割当ての座席を含むことを特徴とする請求項14から請求項16のいずれか1つに記載のサーバ。
  18. 前記身体的特徴は、ユーザの半身が不自由なことによる移動補助装置の使用であることを含むことを特徴とする請求項11から請求項17のいずれか1つに記載のサーバ。
  19. 前記身体的特徴は、ユーザの視覚や聴覚が不自由なことによる盲導犬や聴導犬の帯同であることを含むことを特徴とする請求項11から請求項18のいずれか1つに記載のサーバ。
  20. 前記近接する未割当ての座席は、前記割当てた座席に対し、通路を挟んだ位置に存在する未割当ての座席を含み、
    前記関連付け情報を更新する手段は、座席を割当てた前記ユーザの身体的特徴が移動補助装置の使用や、盲導犬や聴導犬の帯同の場合、前記割当てた座席に対し、通路を挟んだ位置に存在する前記未割当ての座席を、身体的特徴が移動補助装置の使用や、盲導犬や聴導犬の帯同であるユーザに割当不可能に更新することを特徴とする請求項17から請求項19のいずれか1つに記載のサーバ。
  21. 座席の形状及び配置を含む座席情報を予め記憶し、ユーザによる座席の割当要求に基づいて座席を割当てるサーバに、前記割当要求を入力することにより送信する端末において、
    前記割当要求に伴って、座席の割当条件として前記ユーザの身体的特徴を入力することを特徴とする端末。
  22. 前記身体的特徴と、前記座席情報とに基づいて、割当可能な座席を検索した検索結果を前記サーバから受信し、
    前記サーバが割当てる座席を決定する前に、前記検索結果を前記ユーザに提示する手段を有することを特徴とする請求項21に記載の端末。
  23. ユーザによる座席の割当要求に応じて、
    座席割当を行ったユーザの前記身体的特徴と、前記座席割当を行ったユーザに割当てた座席とを関連付けた関連付け情報を前記サーバから受信して提示する手段を有することを特徴とする請求項21又は請求項22に記載の端末。
  24. 前記座席割当を行ったユーザに対し、座席割当の際に、前記関連付け情報に含まれる前記ユーザの身体的特徴を修正可能に提示することを特徴とする請求項23に記載の端末。
  25. 前記身体的特徴は、ユーザの利き手に関する特徴を含むことを特徴とする請求項21から請求項24のいずれか1つに記載の座席割当システム。
  26. 前記身体的特徴は、ユーザの半身が不自由なことによる移動補助装置の使用であることを含むことを特徴とする請求項21から請求項25のいずれか1つに記載の端末。
  27. 前記身体的特徴は、ユーザの視覚や聴覚が不自由なことによる盲導犬や聴導犬の帯同であることを含むことを特徴とする請求項21から請求項26のいずれか1つに記載の端末。
  28. サーバを実現するコンピュータ処理装置上で実行され、ユーザによる座席の割当要求に基づいて前記ユーザに座席を割当てる座席割当プログラムであって、
    前記コンピュータ処理装置に、
    前記割当要求に伴って座席の割当条件として入力した前記ユーザの身体的特徴と、予め記憶する座席の形状及び配置とを含む座席情報とに基づいて、前記身体的特徴に適合し、割当可能な座席を検索する機能とを持たせることを特徴とする座席割当プログラム。
  29. 前記コンピュータ処理装置に、
    割当てる座席を決定する前に、前記検索の結果を前記ユーザに提示する機能を持たせることを特徴とする請求項28に記載の座席割当プログラム。
  30. 前記コンピュータ処理装置に、
    座席割当を行ったユーザの前記身体的特徴を、前記ユーザに割当てた座席の前記座席情報と関連付けて関連付け情報として記憶する機能と、
    前記関連付け情報を、座席の割当てを要求するユーザの求めに応じて提示する機能とを持たせることを特徴とする請求項28又は請求項29に記載の座席割当プログラム。
  31. 前記コンピュータ処理装置に、
    前記座席割当を行ったユーザに対し、座席割当の際に、記憶する前記関連付け情報に含まれる前記ユーザの身体的特徴を修正可能に提示する機能を持たせることを特徴とする請求項30に記載の座席割当プログラム。
  32. 前記コンピュータ処理装置に、
    座席割当を行う毎に、前記身体的特徴を、割当てた座席に近接する未割当ての座席に反映させることによって、前記関連付け情報を更新する機能を持たせることを特徴とする請求項28から請求項31のいずれか1つに記載の座席割当プログラム。
  33. 前記身体的特徴は、ユーザの利き手に関する特徴を含むことを特徴とする請求項28から請求項32のいずれか1つに記載の座席割当プログラム。
  34. 前記関連付け情報を更新する機能は、座席を割当てた前記ユーザが左利きの場合、前記割当てた座席に近接する未割当ての座席を、左利きユーザに割当可能に更新することを特徴とする請求項33に記載の座席割当プログラム。
  35. 前記身体的特徴は、ユーザの半身が不自由なことによる移動補助装置の使用であることを含むことを特徴とする請求項28から請求項34のいずれか1つに記載の座席割当プログラム。
  36. 前記身体的特徴は、ユーザの視覚や聴覚が不自由なことによる盲導犬や聴導犬の帯同であることを含むことを特徴とする請求項28から請求項35のいずれか1つに記載の座席割当プログラム。
  37. 前記近接する未割当ての座席は、前記割当てた座席に対し、通路を挟んだ位置に存在する未割当ての座席を含み、
    前記関連付け情報を更新する機能は、座席を割当てた前記ユーザの身体的特徴が移動補助装置の使用や、盲導犬や聴導犬の帯同の場合、前記割当てた座席に対し、通路を挟んだ位置に存在する前記未割当ての座席を、身体的特徴が移動補助装置の使用や、盲導犬や聴導犬の帯同であるユーザに割当不可能に更新することを特徴とする請求項34から請求項36のいずれか1つに記載の座席割当プログラム。
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