JP2007025960A - 画像配信サーバ、画像配信方法及び画像配信プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】クライアント端末の表示部の性能に応じた、テキスト含み画像を配信する。
【解決手段】配信部18は、合成画像10Aにアクセスするためのアクセス情報を含むウェブコンテンツをクライアント端末12に配信する。このアクセス情報は、インターネットにおける合成画像の場所を指定するURLで、元画像、元画像に合成されるテキスト、元画像においてテキストが配置されるテキスト領域のサイズ等の情報を示す引数を含む。配信要求受信部20は、クライアント端末12から送信されたマルチメディアデータの配信要求を受信し、クライアント端末識別部22は、画像配信サーバ10に対してマルチメディアデータの配信要求を送信してきたクライアント端末12の機種を識別する。合成画像作成部24は、クライアント端末12の機種及びURLに基づいて合成画像を作成し、作成した合成画像10Aを、配信部18を介してクライアント端末12に配信する。
【選択図】図1
【解決手段】配信部18は、合成画像10Aにアクセスするためのアクセス情報を含むウェブコンテンツをクライアント端末12に配信する。このアクセス情報は、インターネットにおける合成画像の場所を指定するURLで、元画像、元画像に合成されるテキスト、元画像においてテキストが配置されるテキスト領域のサイズ等の情報を示す引数を含む。配信要求受信部20は、クライアント端末12から送信されたマルチメディアデータの配信要求を受信し、クライアント端末識別部22は、画像配信サーバ10に対してマルチメディアデータの配信要求を送信してきたクライアント端末12の機種を識別する。合成画像作成部24は、クライアント端末12の機種及びURLに基づいて合成画像を作成し、作成した合成画像10Aを、配信部18を介してクライアント端末12に配信する。
【選択図】図1
Description
本発明は画像配信サーバ、画像配信方法及び画像配信プログラムに係り、特に画像とオブジェクトとを合成して配信する技術に関する。
従来、携帯電話等のクライアント端末に画像含むコンテンツを配信する技術が開発されている。携帯電話等は、機種に応じて表示部(モニタ)の性能(例えば、解像度や表示可能な色の数)が大きく異なる。このため、携帯電話等に画像を配信する際には、送り先の表示部の性能に応じて画像処理が行われる。例えば、特許文献1には、画像端末機器と情報を通信する通信手段と、画像端末機器の表示器の情報を取得する手段と、複数の元画像を記憶する手段と、前記元画像を、表示器の情報をもとに画像を最適化する手段と、前記最適化された画像を前記端末機器に送信する手段を備える画像サーバ機器について開示されている。
また、特許文献2には、配信された画像とオブジェクトとを連動動作させる技術について開示されている。
特開2004−220323号公報
特開平10−174007号公報
ところで、上記のような画像を含むコンテンツにおいて、テキストのサイズは、ポイント数によって指定されるのが一般的である。しかしながら、テキストのサイズがポイント数で指定された場合には、表示部の解像度やサイズに応じて表示の態様が異なるという問題があった。例えば、表示部の解像度が低い場合には、表示部におけるテキストのサイズが大きくなる一方、解像度が高い場合には、表示部におけるテキストのサイズが小さくなってしまう。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、クライアント端末の表示部の性能に応じて視認性に優れたテキストを含む画像を配信することができる画像配信サーバ、画像配信方法及び画像配信プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に係る画像配信サーバは、元画像を入力する画像入力手段と、前記元画像を用いて作成された合成画像にアクセスするためのアクセス情報であって、前記元画像と合成されるテキストの情報と、前記元画像中において前記テキストが配置されるテキスト領域の前記元画像のサイズに対する割合を指定するサイズ指定情報とを含むアクセス情報を配信する第1の配信手段と、クライアント端末から前記アクセス情報を用いた前記合成画像の配信要求を受信する受信手段と、前記配信要求を受信したクライアント端末の機種情報を取得する機種情報取得手段と、前記クライアント端末の機種情報に基づいて、前記元画像のサイズを調整する画像サイズ調整手段と、前記サイズ指定情報に基づいて前記サイズが調整された画像中にテキスト領域を設け、前記テキスト領域に前記テキストが収まるように前記テキストのサイズを調整して合成画像を生成する合成画像生成手段と、前記クライアント端末に前記合成画像を配信する第2の配信手段とを備えることを特徴とする。
請求項1に係る画像配信サーバによれば、元画像に合成されるテキストのサイズをテキスト領域の元画像に対するサイズの割合で指定するため、クライアント端末の機種に応じて最適なサイズのテキストを配信できる。また、テキストのポイント数の指定が不要である。
請求項2に係る画像配信サーバは、請求項1において、前記サイズ指定情報は、前記入力された画像の縦又は横の少なくとも一方の辺の長さに対する前記テキスト領域の辺の長さの割合の情報を含むことを特徴とする。請求項2は、請求項1のサイズ指定情報を限定したものである。
請求項3に係る画像配信サーバは、請求項1又は2において、前記アクセス情報は、前記画像中において前記テキスト領域が合成される位置を指定する情報を含むことを特徴とする。
請求項3に係る画像配信サーバによれば、テキスト領域の位置を指定することができる。
請求項4に係る画像配信サーバは、請求項1から3において、前記テキストの最小サイズを指定する最小サイズ指定手段と、前記テキストを最小サイズに縮小しても前記オブジェクト領域に収まらない場合に、画像とテキストとの合成を強制的に行う強制合成モードと、合成を中止する合成中止モードの中から所望のモードを選択するモード選択手段と、前記合成中止モードが選択された場合に、エラーメッセージを出力するエラー出力手段とを更に備え、前記合成画像生成手段は、前記強制合成モードが選択された場合に、前記オブジェクト領域に収まるように、前記テキストの文末を削って前記画像と合成し、前記合成中止モードが選択された場合に、前記テキストと画像の合成を中止することを特徴とする。
請求項4に係る画像配信サーバによれば、テキストの内容に応じて、テキストの一部を削ったり、合成を行わなかったりする処理を選択することができる。
請求項5に係る画像配信サーバは、請求項1から4において、前記アクセス情報は、前記オブジェクト領域に合成されるテキストのフォントを指定するフォント指定情報を含み、前記テキストのフォント名と、前記フォント指定情報において前記フォント名を記載するために用いられる符号の対応関係を指定するフォント−符号テーブルを更に備え、前記合成画像生成手段は、前記フォント−符号テーブルを参照して、前記フォント指定情報に含まれる符号に対応するフォント名を検出し、前記テキストのフォントを設定することを特徴とする。
請求項5に係る画像配信サーバによれば、テキストのフォントを指定することができる。また、フォント−符号テーブルを編集することにより、ユーザに分かりやすい符号を設定できる。
請求項6に係る画像配信方法は、元画像を入力する画像入力工程と、前記元画像を用いて作成された合成画像にアクセスするためのアクセス情報であって、前記元画像と合成されるテキストの情報と、前記元画像中において前記テキストが配置されるテキスト領域の前記元画像のサイズに対する割合を指定するサイズ指定情報とを含むアクセス情報を配信する第1の配信工程と、クライアント端末から前記アクセス情報を用いた前記合成画像の配信要求を受信する受信工程と、前記配信要求を受信したクライアント端末の機種情報を取得する機種情報取得工程と、前記クライアント端末の機種情報に基づいて、前記元画像のサイズを調整する画像サイズ調整工程と、前記サイズ指定情報に基づいて前記サイズが調整された画像中にテキスト領域を設け、前記テキスト領域に前記テキストが収まるように前記テキストのサイズを調整して合成画像を生成する合成画像生成工程と、前記クライアント端末に前記合成画像を配信する第2の配信工程とを備えることを特徴とする。
請求項7に係る画像配信プログラムは、元画像を入力する画像入力機能と、前記元画像を用いて作成された合成画像にアクセスするためのアクセス情報であって、前記元画像と合成されるテキストの情報と、前記元画像中において前記テキストが配置されるテキスト領域の前記元画像のサイズに対する割合を指定するサイズ指定情報とを含むアクセス情報を配信する第1の配信機能と、クライアント端末から前記アクセス情報を用いた前記合成画像の配信要求を受信する受信機能と、前記配信要求を受信したクライアント端末の機種情報を取得する機種情報取得機能と、前記クライアント端末の機種情報に基づいて、前記元画像のサイズを調整する画像サイズ調整機能と、前記サイズ指定情報に基づいて前記サイズが調整された画像中にテキスト領域を設け、前記テキスト領域に前記テキストが収まるように前記テキストのサイズを調整して合成画像を生成する合成画像生成機能と、前記クライアント端末に前記合成画像を配信する第2の配信機能とをコンピュータに実現させることを特徴とする。
請求項7に係る画像配信プログラムを、ネットワークを介してコンテンツを配信するためのサーバ等に適用することにより、本発明の画像配信サーバ及び画像配信方法を実現することができる。
本発明によれば、元画像に合成されるテキストのサイズをテキスト領域の元画像に対するサイズの割合で指定するため、クライアント端末の機種に応じて最適なサイズのテキストを配信できる。また、テキストのポイント数の指定が不要である。
以下、添付図面に従って本発明に係る画像配信サーバ、画像配信方法及び画像配信プログラムの好ましい実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像配信サーバの主要構成を示すブロック図である。同図に示す画像配信サーバ10は、元画像とテキストとが合成された合成画像10Aを作成してクライアント端末12に配信するための装置であり、元画像入力部14、記憶部16、配信部18、配信要求受信部20、クライアント端末識別部22、合成画像作成部24を備える。上記の各ブロックは、バス26を介してデータの送受信が可能となるように接続されている。
元画像入力部14は、クライアント端末12に配信するための合成画像を作成するのに使用する元画像を入力するための装置であり、例えば、CD−ROM等の記録メディアから合成画像を読み取るメディアリーダを備える。なお、元画像は、例えば、ネットワークやケーブルを介して入力されるようにしてもよい。入力された元画像は、記憶部16に記憶される。
配信部18は、合成画像10Aにアクセスするためのアクセス情報を含むウェブコンテンツをクライアント端末12に配信する。このアクセス情報は、インターネットにおける合成画像の場所を指定するURL(Uniform Resource Locator)であり、元画像、元画像に合成されるテキスト及び前記元画像においてテキストが配置されるテキスト領域のサイズ等の情報を指定する引数を含んでいる。なお、このURLの出力例については後述する。
配信要求受信部20は、クライアント端末12から送信されたマルチメディアデータの配信要求を受信する。上記配信要求は、例えば、クライアント端末12に表示されたウェブコンテンツに含まれるURLがクリック又は選択されることにより行われる。クライアント端末識別部22は、画像配信サーバ10に対してマルチメディアデータの配信要求を送信してきたクライアント端末12の機種(例えば、携帯電話の機種やパーソナルコンピュータ(PC)、携帯情報端末(PDA))を識別する。合成画像作成部24は、上記クライアント端末12の機種及びURLに基づいて合成画像を作成する。作成された合成画像10Aは、配信部18を介してクライアント端末12に配信される。
図2は、合成画像作成部24の主要構成を示す図である。同図に示すように、合成画像作成部24は、URL解析部28、元画像変換部30、フォント−符号テーブル32及び合成部34を備えている。URL解析部28は、上記URLを解析して、元画像、元画像に合成されるテキスト及び前記元画像においてテキストが配置されるテキスト領域のサイズ等の情報を取得する。元画像変換部30は、上記URLによって指定された元画像を、クライアント端末12の機種に応じて、クライアント端末12において再生可能な又は再生に適したファイル形式、ファイルサイズに変換する。フォント−符号テーブル32は、上記URLにおいてフォントを記載するための符号を格納する。合成部34は、上記URLによって指定されたテキスト領域にテキストを合成する。
下記にURLの例を示す。また、図3に下記URLに基づいて作成された合成画像の例を示す。なお、下記URLにおいて元画像(図3の自動車の画像)はファイル「sample.jpg」とする。また、文字列「?」及び「&」は、それぞれファイル名と引数の間及び引数間の区切りを示す文字である。
[URLの例]
http://example.xxx.co.jp/aaa/sample.jpg?FFunc=Text&FFst=%22%94%84%96%f1%8d%cf%82%dd%&FFfw=100%&FFfh=30%&FFfpos=mu&FFfo=ID14&FFround=on
上記URLにおいて、引数「FFunc=Text」は、元画像「sample.jpg」に引数「FFst=%22%94%84%96%f1%8d%cf%82%dd%」で指定される文字列「売約済み」を合成することを意味する。
[URLの例]
http://example.xxx.co.jp/aaa/sample.jpg?FFunc=Text&FFst=%22%94%84%96%f1%8d%cf%82%dd%&FFfw=100%&FFfh=30%&FFfpos=mu&FFfo=ID14&FFround=on
上記URLにおいて、引数「FFunc=Text」は、元画像「sample.jpg」に引数「FFst=%22%94%84%96%f1%8d%cf%82%dd%」で指定される文字列「売約済み」を合成することを意味する。
引数「FFfw=100%」及び「FFfh=30%」は、テキスト領域の大きさを指定する引数であり、それぞれテキスト領域の横及び縦の辺の合成画像10Aの横及び縦の辺に対する比率を示している。上記URLでは、図3に示すように、テキスト領域10Bの横の辺は合成画像の横の辺と同じ長さに、縦の辺は合成画像10Aの縦の辺の長さの30%に指定される。なお、引数「FFfw」及び「FFfh」の値がURLにより指定されていない場合には、合成画像作成部24は、テキスト領域10Bの縦横の辺の長さをデフォルトの値(例えば、20%)に設定する。
引数「FFfpos=mu」は、合成画像中においてテキスト領域が配置される位置を示す引数である。上記URLでは、図3に示すように、テキスト領域10Bの位置は、合成画像10Aの上側に指定される。
図4は、引数「FFfpos」の値とテキスト領域10Bの位置の関係を模式的に示す図である。図4に示すように、引数「FFfpos」の値が「lu」の場合には(「FFfpos=lu」)、テキスト領域10Bは合成画像10Bの左上に配置される。また、引数「FFfpos」の値が「mu」の場合には(「FFfpos=mu」)上側中央に、「ru」の場合には(「FFfpos=ru」)右上に、「lm」の場合には(「FFfpos=lm」)左側中央に、「mm」の場合には(「FFfpos=mm」)真ん中に、「rm」の場合には(「FFfpos=rm」)右側中央に、「ll」の場合には(「FFfpos=ll」)左下に、「ml」の場合には(「FFfpos=ml」)下側中央に、「rl」の場合には(「FFfpos=rl」)右下に配置される。
図5は、テキスト領域のサイズと配置の例を示す図である。図5(a)に示す例では、引数「FFfw=30%」及び「FFfh=30%」により、テキスト領域10Bの縦横の辺がともに合成画像10Aの縦横の辺の30%となっている。また、図5(a)に示す例では、「FFfpos」の値がURLにより指定されていないため、デフォルトの値「rl」によりテキスト領域10Bの位置が指定される。また、図5(b)は、「FFfpos=mm」とした例である。
URLの説明に戻ると、引数「FFfo=ID14」は、テキストのフォントを指定する引数である。合成画像作成部24は、図6に示すフォント−符号テーブル32を参照して、テキストのフォントを決定する。上記URLでは、引数「FFfo=ID14」により「東風ゴシック」フォントが指定されている。このフォント−符号テーブル32は編集可能であり、フォントの種類を指定する符号を、例えば、ユーザにとって分かりやすいものに変更することができる。なお、図6において先頭に符号「#」がある行はコメント行である。
引数「FFround=on」は、テキストを合成する際に、テキストを最小のサイズ(例えば、クライアント端末12の表示部において視認できる限界のサイズ)に縮小してもテキスト領域に収まらない場合の処理方法を指定する引数である。引数「FFround=on」の場合には、テキストの文末を削って合成する強制合成モードが指定される。一方、引数「FFround=off」の場合、合成ができないというエラーメッセージをクライアント端末12に出力して合成を中止する合成中止モードが指定される。これらのモードは、テキストの内容、重要度に応じて選択され、例えば、テキストが商品の値段を含む場合には、上記URLでは、引数「FFround=on」となっているため、図3に示すように、テキスト「売約済み」の文末の文字「み」が削られている。
なお、本実施形態では、上記URLを用いて、フォントの色やフォントのサイズ、テキストの向き(縦書き、横書き、改行等)を指定することもできる。
以下、本発明に係る画像配信サーバ10を用いて合成画像を配信する手順について、図7及び図8を参照して説明する。図7は、合成画像を配信する処理の流れを示すフローチャートである。まず、上記のようなURLが掲載されたコンテンツが、配信部18から配信される。クライアント端末12は、このコンテンツ内のURLを用いて、本実施形態の画像配信サーバ10に合成画像10Aの配信要求を送信する。こうして送信された配信要求は、画像配信サーバ10の配信要求受信部20によって受信される(ステップS10)。次に、合成画像作成部24によって、元画像とテキストの合成処理が行われ(ステップS12)、作成された合成画像はクライアント端末12に配信される(ステップS14)。
次に、上記ステップS12のテキスト合成処理工程について、図8を参照して説明する。図8は、テキスト合成処理工程を示すフローチャートである。まず、クライアント端末12からの配信要求が受信されると(図7のステップS10)、クライアント端末12の機種情報が、クライアント端末識別部22によって取得される。そして、クライアント端末12の機種に基づいて、クライアント端末12において再生可能な又は再生に適したサイズ情報(縦横の辺の値)が取得される(ステップS20)。次に、このサイズ情報に基づいて、元画像変換部30により拡大、縮小、トリミング等の処理が行われて元画像のサイズ、縦横比が調整される(ステップS22)。
次に、URL解析部28によって上記ステップS10において受信した配信要求のURLにテキスト領域10Bのサイズを指定する引数が含まれているかどうか判断される(ステップS24及びS30)。上記URLによりテキスト領域10Bの縦の辺の長さが指定されていない場合には(合成画像10Aの縦の辺の長さに対するテキスト領域10Bの縦の辺の長さの割合の値を指定する引数「FFfh」が含まれていない場合、ステップS24のNo)、引数「FFfh」のデフォルトの値が取得される(ステップS26)。一方、上記URLによりテキスト領域10Bの縦の辺の長さが指定されている場合には(引数「FFfh」が含まれている場合、ステップS24のYes)、URL中の引数「FFfh」により指定された値が取得される(ステップS28)。また、上記URLによりテキスト領域10Bの横の辺の長さが指定されていない場合には(合成画像10Aの横の辺の長さに対するテキスト領域10Bの横の辺の長さの割合の値を指定する引数「FFfw」が含まれていない場合、ステップS30のNo)、引数「FFfw」のデフォルトの値が取得される(ステップS32)。一方、上記URLによりテキスト領域10Bの縦の辺の長さが指定されている場合には(引数「FFfw」が含まれている場合、ステップS30のYes)、URL中の引数「FFfw」により指定された値が取得される(ステップS34)。
その次に、ステップS22においてサイズが調整された元画像の縦横の辺の長さに対して、上記ステップS24からS34において取得されたテキスト領域10Bの大きさの割合が掛け算されて、合成部34によってテキスト領域10Bのサイズ(ドット数)が算出される(ステップS36)。そして、テキスト領域10Bのサイズ及びテキストの字数、フォントの種類等に基づいて、このテキスト領域10Bに収まるように、テキストのポイント数が選択され(ステップS38)、元画像にテキストが合成される(ステップS10A)。
本実施形態によれば、元画像に合成されるテキストのサイズをテキスト領域の元画像に対するサイズの割合で指定するため、クライアント端末12の機種に応じて最適なサイズのテキストを配信できる。また、テキストのポイント数の指定が不要である。
なお、上記の実施形態では、テキスト領域10Bを矩形としたが、例えば、円形や楕円形としてもよい。この場合、例えば、テキスト領域10Bの縦横の辺のサイズの代わりに、円形領域の半径や楕円形領域の長半径や短半径の長さの、元画像の長さに対する割合を指定するようにすればよい。
また、上記の実施形態では、テキストを最小のサイズに縮小してもテキスト領域に収まらない場合の処理方法をURLにより指定するようにしたが、例えば、図9に示すような、処理方法を指定するコマンド列を含む処理設定ファイル38を設けて指定するようにしてもよい。この処理設定ファイル38は、例えば、記憶部16に元画像と関連付けられて記憶される。図9において、1行目の先頭に符号「#」がある行はコメント行であり、2行目のコマンド列「TextRounding On」は、上記強制合成モード(「FFround=on」)を示している。また、合成中止モードの場合には、コマンド列は「TextRounding Off」となる。なお、テキスト領域10Bのサイズや位置、テキストのフォント等についても処理設定ファイル38により設定されるようにしてもよい。
また、合成画像10Aの形式は、JPEG(Joint Photographic Experts Group)形式のほか、GIF(Graphic Interchange Format)やPNG(Portable Network Graphics)等でもよい。
10…画像配信サーバ、10A…合成画像、10B…テキスト領域、12…クライアント端末、14…元画像入力部、16…記憶部、18…配信部、20…配信要求受信部、22…クライアント端末識別部、24…合成画像作成部、26…バス、28…URL解析部、30…元画像変換部、32…フォント−符号テーブル、34…合成部、36…テキスト領域、38…処理設定ファイル
Claims (7)
- 元画像を入力する画像入力手段と、
前記元画像を用いて作成された合成画像にアクセスするためのアクセス情報であって、前記元画像と合成されるテキストの情報と、前記元画像中において前記テキストが配置されるテキスト領域の前記元画像のサイズに対する割合を指定するサイズ指定情報とを含むアクセス情報を配信する第1の配信手段と、
クライアント端末から前記アクセス情報を用いた前記合成画像の配信要求を受信する受信手段と、
前記配信要求を受信したクライアント端末の機種情報を取得する機種情報取得手段と、
前記クライアント端末の機種情報に基づいて、前記元画像のサイズを調整する画像サイズ調整手段と、
前記サイズ指定情報に基づいて前記サイズが調整された画像中にテキスト領域を設け、前記テキスト領域に前記テキストが収まるように前記テキストのサイズを調整して合成画像を生成する合成画像生成手段と、
前記クライアント端末に前記合成画像を配信する第2の配信手段と、
を備えることを特徴とする画像配信サーバ。 - 前記サイズ指定情報は、前記入力された画像の縦又は横の少なくとも一方の辺の長さに対する前記テキスト領域の辺の長さの割合の情報を含むことを特徴とする請求項1記載の画像配信サーバ。
- 前記アクセス情報は、前記画像中において前記テキスト領域が合成される位置を指定する情報を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の画像配信サーバ。
- 前記テキストの最小サイズを指定する最小サイズ指定手段と、
前記テキストを最小サイズに縮小しても前記オブジェクト領域に収まらない場合に、画像とテキストとの合成を強制的に行う強制合成モードと、合成を中止する合成中止モードの中から所望のモードを選択するモード選択手段と、
前記合成中止モードが選択された場合に、エラーメッセージを出力するエラー出力手段とを更に備え、
前記合成画像生成手段は、前記強制合成モードが選択された場合に、前記オブジェクト領域に収まるように、前記テキストの文末を削って前記画像と合成し、前記合成中止モードが選択された場合に、前記テキストと画像の合成を中止することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の画像配信サーバ。 - 前記アクセス情報は、前記オブジェクト領域に合成されるテキストのフォントを指定するフォント指定情報を含み、
前記テキストのフォント名と、前記フォント指定情報において前記フォント名を記載するために用いられる符号の対応関係を指定するフォント−符号テーブルを更に備え、
前記合成画像生成手段は、前記フォント−符号テーブルを参照して、前記フォント指定情報に含まれる符号に対応するフォント名を検出し、前記テキストのフォントを設定することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の画像配信サーバ。 - 元画像を入力する画像入力工程と、
前記元画像を用いて作成された合成画像にアクセスするためのアクセス情報であって、前記元画像と合成されるテキストの情報と、前記元画像中において前記テキストが配置されるテキスト領域の前記元画像のサイズに対する割合を指定するサイズ指定情報とを含むアクセス情報を配信する第1の配信工程と、
クライアント端末から前記アクセス情報を用いた前記合成画像の配信要求を受信する受信工程と、
前記配信要求を受信したクライアント端末の機種情報を取得する機種情報取得工程と、
前記クライアント端末の機種情報に基づいて、前記元画像のサイズを調整する画像サイズ調整工程と、
前記サイズ指定情報に基づいて前記サイズが調整された画像中にテキスト領域を設け、前記テキスト領域に前記テキストが収まるように前記テキストのサイズを調整して合成画像を生成する合成画像生成工程と、
前記クライアント端末に前記合成画像を配信する第2の配信工程と、
を備えることを特徴とする画像配信方法。 - 元画像を入力する画像入力機能と、
前記元画像を用いて作成された合成画像にアクセスするためのアクセス情報であって、前記元画像と合成されるテキストの情報と、前記元画像中において前記テキストが配置されるテキスト領域の前記元画像のサイズに対する割合を指定するサイズ指定情報とを含むアクセス情報を配信する第1の配信機能と、
クライアント端末から前記アクセス情報を用いた前記合成画像の配信要求を受信する受信機能と、
前記配信要求を受信したクライアント端末の機種情報を取得する機種情報取得機能と、
前記クライアント端末の機種情報に基づいて、前記元画像のサイズを調整する画像サイズ調整機能と、
前記サイズ指定情報に基づいて前記サイズが調整された画像中にテキスト領域を設け、前記テキスト領域に前記テキストが収まるように前記テキストのサイズを調整して合成画像を生成する合成画像生成機能と、
前記クライアント端末に前記合成画像を配信する第2の配信機能と、
をコンピュータに実現させることを特徴とする画像配信プログラム。
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