JP2007021559A - Device for feeding wire rod - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、複数のローラの間に線材を挟んでそれらローラを送給モータで回転駆動することにより線材を送給する線材送給装置に関する。 The present invention relates to a wire feeding device that feeds a wire by sandwiching the wire between a plurality of rollers and rotationally driving the rollers with a feed motor.
図7に示した従来の線材送給装置には、複数(具体的には、2つ)の送給機構部3が備えられている。各送給機構部3には、1対のローラ2,2が線材1を間に挟んで上下に並べて設けられ、図示しない送給モータによりローラ2,2の回転位置を制御して線材1を送給していた(例えば、特許文献1参照)。そして、その送給モータを1つ備えて両送給機構部3,3の共通の駆動源としたものと、送給モータを2つ備えて各送給機構部3毎の別々の駆動源としたものとが知られている。
しかしながら、上述の如く、送給モータを1つ備えて両送給機構部3,3の共通の駆動源としたものでは、送給モータが大型化する。そして、送給モータが大型化すると、送給モータのロータイナーシャも大きくなるので、動作指令に対する応答性が悪化し、線材1の送給・停止の切り替えを俊敏に行えなくなるという問題が生じる。また、送給モータを2つ備えて各送給機構部3毎の別々の駆動源としたものでは、両送給機構部3,3の間で負荷がばらついた場合に、一方の送給モータのみに負荷が偏り、その送給モータが過負荷により停止する問題が生じ得た。
However, as described above, in the case where one feeding motor is provided and used as a common drive source for both
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、線材の送給・停止を俊敏に切り替えることが可能でありかつ、過負荷によるモータ停止を防ぐことができる線材供給装置の提供を目的とする。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a wire supply device that can quickly switch between feeding and stopping of a wire and can prevent a motor from being stopped due to overload. .
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る線材送給装置は、線材を間に挟んで配置された1対のローラを対称回転可能に連結して送給機構部を構成し、送給機構部を複数備えると共に、それら送給機構部を複数の送給モータで駆動して線材を送給する線材送給装置において、複数の送給機構部を連動可能に連結して連動送給機構部群を構成すると共に、複数の送給モータを連動可能に連結して連動送給モータ群を構成し、それら連動送給機構部群と連動送給モータ群との間でトルクを伝達可能なトルク伝達部を1つ設けたところに特徴を有する。
In order to achieve the above object, a wire feeding device according to the invention of
ここで、「トルク伝達部を1つ設けた」とは、連動送給機構部群と連動送給モータ群との間で、トルクを伝達可能な経路が同時に2つ以上存在しないことを意味する。また、「トルク伝達部を1つ設けた」とは、トルク伝達部が複数の部品からなることを排除するものではない。さらに、トルク伝達部自体が、トルクを伝達可能な経路を複数有し、それら経路のうちの何れか1つの経路が択一的に使用される場合も含まれる。 Here, “provided one torque transmission unit” means that there are no two or more routes through which torque can be transmitted simultaneously between the interlocking feeding mechanism unit group and the interlocking feeding motor group. . Further, “providing one torque transmitting portion” does not exclude that the torque transmitting portion is composed of a plurality of parts. Furthermore, the case where the torque transmission unit itself has a plurality of paths through which torque can be transmitted and any one of these paths is alternatively used is also included.
請求項2の発明は、請求項1に記載の線材送給装置において、連動送給機構部群を構成する送給機構部の数より、連動送給モータ群を構成する送給モータの数を多くしたところに特徴を有する。
The invention of
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の線材送給装置において、送給機構部を少なくとも3つ以上備え、1対のローラによる線材の挟持力を、線材の送給方向の前方へ向かうに従って徐々に大きくしたところに特徴を有する。 According to a third aspect of the present invention, in the wire rod feeding device according to the first or second aspect, the wire rod feeding device includes at least three feeding mechanism portions, and the wire pinching force by a pair of rollers is forward of the wire rod feeding direction. It is characterized by its gradually increasing size as it goes to.
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の線材送給装置において、連動送給モータ群を構成する複数の送給モータのうち1つの送給モータを位置制御可能な第1のサーボモータで構成すると共に、残りの送給モータを力制御可能な第2のサーボモータで構成したところに特徴を有する。 According to a fourth aspect of the present invention, in the wire rod feeding device according to any one of the first to third aspects, the position of one of the plurality of feeding motors constituting the interlocking feeding motor group can be controlled. This is characterized in that it is constituted by one servo motor and the remaining feeding motor is constituted by a second servo motor capable of force control.
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の線材送給装置において、送給モータは、超低慣性モータであるところに特徴を有する。 A fifth aspect of the invention is characterized in that, in the wire rod feeding device according to any one of the first to fourth aspects, the feeding motor is an ultra-low inertia motor.
[請求項1の発明]
請求項1の構成では、複数の送給モータで複数の送給機構部を駆動するので、1つの送給モータで複数の送給機構部を駆動する従来のものに比べて各送給モータが小型化され、動作指令に対する応答性が向上し、線材の送給・停止を俊敏に切り替えることが可能になる。また、複数の送給機構部の間で負荷がばらついても、それら負荷が連動送給機構部群と連動送給モータ群との間に1つ設けたトルク伝達部で合成されて連動送給モータ群全体に付与される。これにより、連動送給機構部群の全体の負荷が複数の送給モータに分散し、過負荷によるモータ停止を防ぐことができる。
[Invention of Claim 1]
In the configuration of
[請求項2の発明]
請求項2の構成では、連動送給機構部群を構成する送給機構部の数より、連動送給モータ群を構成する送給モータの数を多くしたので、送給モータのサイズを上げずに線材の送給・停止の俊敏性を確保しつつ、連動送給モータ群の全体の出力トルクを増加させることができる。
[Invention of claim 2]
In the configuration of
[請求項3の発明]
請求項3の構成のように、送給機構部を少なくとも3つ以上備え、それら各送給機構部のローラによる線材の挟持力を、線材の送給方向の前方へ向かうに従って徐々に大きくすることで線材をスムーズに送給することが可能になる。
[Invention of claim 3]
As in the configuration of
[請求項4の発明]
請求項4の構成では、複数の送給モータのうち1つの送給モータで位置制御を行い、残りの送給モータで力制御を行うので、複数の送給モータの間で負荷を均等に配分しつつ線材の送給量を制御することが可能になる。
[Invention of claim 4]
In the configuration of claim 4, position control is performed by one of the plurality of feed motors, and force control is performed by the remaining feed motors, so the load is evenly distributed among the plurality of feed motors. However, it becomes possible to control the feeding amount of the wire.
[請求項5の発明]
請求項5の構成では、送給モータを超低慣性モータで構成したので、線材の送給動作をより俊敏に切り替えることができる。
[Invention of claim 5]
According to the fifth aspect of the present invention, since the feeding motor is composed of an ultra-low inertia motor, the wire feeding operation can be switched more quickly.
以下、本発明に係る一実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。
図1に示したばね成形機10は、鉛直に起立した基板30に、本発明に係る線材送給装置20Sの他、成形工具14T,15T、切断工具13T、心金工具12等を組み付けて備えている。心金工具12は基板30の前面から突出しており、一方の成形工具15Tが心金工具12の斜め下方に配置され、他方の成形工具14Tが心金工具12の斜め上方に配置され、さらに、切断工具13Tが心金工具12の上方に配置されている。また、これら切断工具13T及び成形工具14T,15Tは、それぞれサーボモータ13M,14M,15Mを駆動源として直動し、心金工具12の近傍の成形空間Rに対して進退する。そして、線材送給装置20Sが線材90を成形空間Rに送給すると、図2に示すように、線材90が各成形工具14T,15Tの先端面に摺接して円弧状に塑性変形され、心金工具12を取り巻くようにコイルばねが成形される。そのコイルばねのばね長が所定長となったところで、切断工具13Tが成形空間R側に前進し、切断工具13Tのエッジと心金工具12のエッジとの間で線材90の一部を切断して、所定長のコイルばねを後続の線材90から切り離す。なお、各成形工具14T,15Tの先端面には、線材90を案内するための線材摺接溝14Z,15Zが形成されている。
DESCRIPTION OF EXEMPLARY EMBODIMENTS Hereinafter, an embodiment according to the invention will be described with reference to FIGS.
The
線材送給装置20Sは、図1に示すように4つの送給機構部20Aを水平方向に並べて備えている。各送給機構部20Aには、上下に並んだ1対のローラ21,21を有している。それらローラ21,21を軸支するために、図3に示すように基板30及びその後方(図3の左側)の基台31には、1対のローラ支持シャフト25A,25Bが回転可能に組み付けられている。これらローラ支持シャフト25A,25Bは上下に並んで平行になっており、ローラ21,21は各ローラ支持シャフト25A,25Bの一端に嵌合されている。そして、各ローラ21が、ローラ支持シャフト25A,25Bに一体形成されたフランジ部25Fにピン止めされ(ピンは図示せず)かつ、各ローラ支持シャフト25A,25Bの一端面に螺子止めされた押さえ盤22にて抜け止めされている。また、各ローラ支持シャフト25A,25Bの他端側にはそれぞれギヤ26,26が備えられ、これらギヤ26,26同士の噛合により上下のローラ21,21が対照的に回転する。
As shown in FIG. 1, the
図4に示すように、ローラ21の外周面には1対の溝21M,21Nが周方向に延びている。これら両溝21M,21Nの内面は、互いに曲率が異なった円弧状をなし、両ローラ21,21の間で、大きな溝21N,21N同士と小さな溝21M,21M同士とが向かい合わされている。また、図4の状態に対してローラ21,21の裏表を逆にしてローラ支持シャフト25A,25Bに取り付けることにより、大小の溝21M,21Nの配置を逆にすることができる。そして、基板30寄り位置で互いに向かい合わされた溝21N,21Nの間に線材90が通され、ローラ21,21の間に挟持される。この状態でローラ21,21同士は互いに僅かに離され、これにより線材90にローラ21,21の挟持力がかかっている。
As shown in FIG. 4, a pair of
図1に示すように、線材90は4つの送給機構部20A全体を横切るようにして全ての送給機構部20Aにおけるローラ21,21の間に挟持されている。これにより、線材90が水平方向に延びて、その先端が成形空間Rに向いている。また、線材90の送給方向において、送給機構部20A群の前後及び隣り合った送給機構部20A,20Aの間には、線材90の送給ラインに沿ってノズル70が備えられ、それらノズル70の内部を線材90が貫通して案内されている。
As shown in FIG. 1, the
図3に示すように基板30のうちローラ支持シャフト25A,25Bが貫通した部分には、上下方向に延びたブロック収容孔30Aが形成されている。そのブロック収容孔30Aの下端側に1対のブロック24,24が上下に重ねて収容されている。また、下側のブロック24は基板30に固定され、上側のブロック24は上下動可能になっている。そして、ローラ支持シャフト25A,25Bの一端部が、これらブロック24,24に回転可能に軸支されている。ブロック収容孔30Aの上端部にはエアーシリンダ23が固定され、そのエアーシリンダ23から下方に延びた直動ロッド23Rが上側のブロック24に連結されている。また、上側のローラ支持シャフト25Aのうちローラ21から離れた側の端部を軸支したベアリング25Rは、ローラ支持シャフト25Aの揺動を許容した構造になっている。そして、エアーシリンダ23へのエアーの供給圧力を調整することで、ローラ21,21による線材90の挟持力を変更することができる。また、本実施形態では、線材90の送給方向の前方(成形空間R側)に向かうに従って送給機構部20Aにおけるローラ21,21の挟持力が徐々に大きくなるように設定されている。
As shown in FIG. 3, a
さて、上記した4つの送給機構部20Aは連動可能に連結されて、本発明に係る連動送給機構部群20Gを構成している。具体的には、図6に示すように、隣り合った送給機構部20A,20Aの間には中継ギヤ46が備えられ、両送給機構部20A,20Aにおける下側のローラ支持シャフト25B,25Bに軸支されたギヤ26,26が、中継ギヤ46に共通して噛合している。これにより、4つの送給機構部20Aの各ローラ21,21が連動回転する。
Now, the above-mentioned four
4つの送給機構部20Aのうち、例えば、成形空間Rに最も近い送給機構部20A(図1における右端の送給機構部20A、図6における左端の送給機構部20A)には、本発明に係るトルク伝達部49が連結されている。図3に示すように、トルク伝達部49は、1対のトルク伝達シャフト28A,28Bと減速機44とからなる。これらトルク伝達シャフト28A,28Bは、上下に並べられて両端部を基台31に回転可能に軸支されている。上側のトルク伝達シャフト28Aには可動ペアギヤ41が一体回転可能かつスライド可能に組み付けられ、下側のトルク伝達シャフト28Bには固定ペアギヤ40が一体回転可能かつスライド不能に組み付けられている。
Of the four
固定ペアギヤ40は、小ギヤ40Aと中ギヤ40Bとを一体に備えてなる。一方、可動ペアギヤ41は、大ギヤ41Aと中ギヤ41Bとを一体化してなる。そして、固定ペアギヤ40の小ギヤ40Aに対応する側に可動ペアギヤ41の大ギヤ41Aが配置され、固定ペアギヤ40の中ギヤ40Bに対応する側に可動ペアギヤ41の中ギヤ41Bが配置されている。また、大ギヤ41Aと中ギヤ41Bとの間には、中ギヤ41Bの歯底径より外径が小さい中継部41Cが設けられている。そして、可動ペアギヤ41がスライド可能なストロークの一端側に配置されると、図3に示すように可動ペアギヤ41の大ギヤ41Aと固定ペアギヤ40の小ギヤ40Aとが噛合すると共に、固定ペアギヤ40の中ギヤ40Bが前記中継部41Cに対向して両中ギヤ40B,41Bが空回りする。一方、可動ペアギヤ41がストロークの他端側に配置されると、可動ペアギヤ41の中ギヤ41Bと固定ペアギヤ40の中ギヤ40Bとが噛合すると共に、固定ペアギヤ40の小ギヤ40Aが前記中継部41Cに対向して大小のギヤ40A,41Aが空回りする。これらにより、上下のトルク伝達シャフト28A,28Bの間でギヤ比を変更することができる。
The fixed
なお、可動ペアギヤ41のうち中継部41Cには、周方向にレバー係止溝41Dが形成されており、ここに可動ペアギヤ41を手動でスライドさせるためのレバー29が係止している。また、レバー29の揺動領域には、1対のリミットスイッチ42A,42Bが設けられている。そして、これらリミットスイッチ42A,42Bが出力した検出信号に基づいて、可動ペアギヤ41がスライド可能なストロークの一端側と他端側の何れに配置されているかを判別している。
In addition, a
上側のトルク伝達シャフト28Aのうち可動ペアギヤ41と反対側の端部には出力ギヤ27が一体回転可能に組み付けられている。そして、成形空間R側の送給機構部20Aにおける、下側のローラ支持シャフト25Bのギヤ26に対して出力ギヤ27が噛合している。これによりトルク伝達部49が連動送給機構部群20Gに連結されている。
An
また、トルク伝達シャフト28Bの後端寄り位置(基板30から離れた側の端部寄り位置)が、基台31に備えた直立壁31Aにベアリングを介して軸支され、トルク伝達シャフト28Bの後端部が直立壁31Aから後方に突出している。そして、減速機44の外側ケース44Hが、直立壁31Aの後方から対向した直立壁31Bに固定され、それら直立壁31A,31Bの間で減速機44の出力回転軸44Sと下側のトルク伝達シャフト28Bの後端部とが軸継手43により連結されている。
Further, a position near the rear end of the
減速機44の入力側には、送給モータ45が連結されている。具体的には、図5に示すように減速機44における外側ケース44Hの後端部には円筒スリーブ51が固定され、その円筒スリーブ51の内部には、減速機44の入力回転軸52がベアリング52B1,52B2によって回転可能に軸支されている。入力回転軸52は、減速機44側から順番にギヤ部52G、プーリ支持部52P、モータ連結部52Cとを備えてなる。プーリ支持部52Pの外径は、ギヤ部52Gより僅かに大きくなっており、モータ連結部52Cの外径はプーリ支持部52Pの外径の略2倍の大きさになっている。そして、モータ連結部52Cのうちプーリ支持部52P側の端部が一方のベアリング52B1によって軸支され、プーリ支持部52Pのうちギヤ部52G側の端部が他方のベアリング52B2によって軸支されている。
A
ギヤ部52Gは、外側ケース44H内に突入して減速機44を構成する図示しないギヤに噛合している。モータ連結部52Cの中心部には、図示しない円筒孔が形成され、そこに送給モータ45の出力回転軸45Sが挿入されかつキー結合されている。また、送給モータ45のステータ45Hが円筒スリーブ51の後端部に固定されている。
The
さらに、この送給モータ45を含めて線材送給装置20Sには計4つの送給モータ45が備えられている(図5には、3つの送給モータ45のみが示されている)。これら4つの送給モータ45は、全て、所謂、超低慣性モータと呼ばれるモータであって、通常の円筒モータに比べて軸方向に長くなっており、これによりロータイナーシャが抑えられている。
Further, the
そして、4つの送給モータ45は、水平方向に横並びにして等間隔に配置されている。詳細には、基台31の直立壁31Bは、図5に示すように送給モータ45の並び方向でクランク状に屈曲しており、直立壁31Bのクランク状屈曲部分より一端側に減速機44が取り付けられ、直立壁31Bのうちクランク状屈曲部分より他端側の壁面と、減速機44の後端面とが面一になっている。その直立壁31Bにおける他端側の壁面に、減速機44に取り付けられた円筒スリーブ51と同じ円筒スリーブ51が3つ間隔を開けて横並びに取り付けられている(図5には、減速機44に取り付けられた円筒スリーブ51以外に2つの円筒スリーブ51のみが示されている)。そして、それら3つの円筒スリーブ51の各後端部にそれぞれ送給モータ45のステータ45Hが固定されている。
The four
また、減速機44に取り付けられた円筒スリーブ51以外の円筒スリーブ51には、連結回転軸56がベアリング52B1,52B2によって回転可能に軸支されている。連結回転軸56は、プーリ支持部52Pとモータ連結部52Cとからなり、モータ連結部52Cに形成された図示しない円筒孔に送給モータ45の出力回転軸45Sが挿入されかつキー結合されている。
Further, a connecting
4つの円筒スリーブ51のうち中央2つの円筒スリーブ51(図5における右側2つの円筒スリーブ51)内には、1対のプーリ53,54が収容されてプーリ支持部52Pに嵌合されている。それらのうち一方のプーリ53はモータ連結部52Cの端面に螺子止めされ、そのプーリ53の端面に他方のプーリ54が螺子止めされている。また、中央2つの円筒スリーブ51,51には、一方のプーリ53の外周面と対向する部位の一部と、他方のプーリ54の外周面と対向する部位の一部とをそれぞれ切除してベルト挿通孔51W1,51W2が形成されている。これらベルト挿通孔51W1,51W2は相反する方向を向いて開放しており、中央2つの円筒スリーブ51,51の間では、送給モータ45側に位置した一方のベルト挿通孔51W1,51W1同士が対向し、直立壁31B側に位置した他方のベルト挿通孔51W2,51W2同士が相反する方向を向いている。そして、それら円筒スリーブ51,51の間でベルト挿通孔51W1,51W1を通して対向している両プーリ53,53の間に、タイミングベルト55が差し渡されている。
Of the four
4つの円筒スリーブ51のうち両端2つの円筒スリーブ51(図5には、両端2つの円筒スリーブ51のうち成形空間Rに近い側の円筒スリーブ51のみが同図の左側に示されている)は、1つのプーリ54及び1つのベルト挿通孔51W2のみを有した構造になっている。そして、両端2つの円筒スリーブ51と中央2つの円筒スリーブ51との間で直立壁31B側のベルト挿通孔51W2,51W2同士が対向している。これら両端2つの円筒スリーブ51と中央2つの円筒スリーブ51との間で、ベルト挿通孔51W2,51W2を通して対向している両プーリ54,54の間に、タイミングベルト55が差し渡されている。これら構成により、図6に示すように、4つの送給モータ45の出力回転軸45Sが連動可能に連結されて、本発明に係る連動送給モータ群45Gが構成されている。
Two
また、隣り合った円筒スリーブ51,51の間にはそれぞれ滑車60が設けられ、それら滑車60がタイミングベルト55の内面に押し付けられている。滑車60は、図5に示すように基台31の直立壁31A又は直立壁31Bから突出したリブ31Cに組み付けられ、図示しない調節機構により上下動可能になっている。これによりタイミングベルト55のテンションを調節することができる。
A
全ての送給モータ45は、ばね成形機10に備えた図示しないモータ制御装置(サーボアンプ)によって駆動制御される。ここで、モータ制御装置は、減速機44と同軸上に配置された1つの送給モータ45に対しては位置制御を行い、残りの3つの送給モータ45に対しては力制御を行っている。即ち、本実施形態では、減速機44と同軸上に配置された1つの送給モータ45が、本発明に係る「第1のサーボモータ」に相当し、残りの3つの送給モータ45が、「第2のサーボモータ」に相当する。
All the
具体的には、モータ制御装置には、ローラ21の回転位置の代用値として、位置制御用の送給モータ45に係る回転位置データが記憶されている。また、モータ制御装置には、各送給モータ45に備えた回転位置センサ45E(具体的には、エンコーダやレゾルバ)の検出信号と、リミットスイッチ42A,42Bの検出信号とが取り込まれている。それらリミットスイッチ42A,42Bの検出信号に基づいてモータ制御装置は送給モータ45とローラ21との間の減速比(ギヤ比)を特定し、その減速比と各出力回転軸45Sの回転位置データとに基づいて所定周期毎の出力回転軸45Sの回転位置の指令値を生成する。そして、位置制御用の送給モータ45の回転位置センサ45Eによって検出した実際の出力回転軸45Sの回転位置と前記指令値との偏差に応じたモータ駆動電流を各送給モータ45に流して、送給モータ45における出力回転軸45Sの回転位置を制御している。これにより、線材90を所定量ずつ正確に成形空間Rに送給することが可能となっている。また、モータ制御装置は、例えば位置制御用の送給モータ45に流れるモータ駆動電流に基づいてその送給モータ45にかかる負荷を演算する。そして、その負荷を4つの送給モータ45が略均等に負担するように、力制御用の送給モータ45に流すモータ駆動電流を決定して、それら各送給モータ45を駆動する。
Specifically, the motor control device stores rotational position data relating to the position
次に、上記構成からなる本実施形態の動作を説明する。
ばね成形機10を起動すると、モータ制御装置が線材送給装置20Sに備えた全ての送給モータ45を駆動制御して線材90を所定量ずつ間欠的に成形空間Rに向けて送給する。すると、送給された所定量の線材90が成形空間Rにおいて成形工具14T,15Tに摺接してコイルばねに成形される。そして、コイルばねが所定のばね長になったところで心金工具12及び切断工具13Tにより後続の線材90から切り離される。これにより、順次コイルばねが製造される。
Next, the operation of the present embodiment configured as described above will be described.
When the
ここで、本実施形態の線材送給装置20Sでは、送給機構部20Aによる線材90の挟持力を、成形空間Rに向かうに従って徐々に大きくしたので、全ての送給機構部20Aの挟持力を均一にした場合に比べて線材90をスムーズに送給することができる。
Here, in the wire
ところで、線材送給装置20Sが線材90を送給すると、線材90と成形工具14T,15Tとの摺動抵抗や線材90の曲げ反力がローラ21,21を介して送給モータ45に負荷としてかかる。ここで、その負荷は、線材90の線径が大きい程、また、製造するコイルばねの径が小さい程大きくなる。これに対し、本実施形態の線材送給装置20Sは、複数の送給モータ45で複数の送給機構部20Aを駆動する構成になっているので、1つの送給モータ45で複数の送給機構部20Aを駆動する従来のものに比べて送給モータ45の小型化を図ることができる。これにより、送給モータ45のロータイナーシャも小さくなり、動作指令に対する応答性が向上し、線材90の送給・停止を俊敏に切り替えることが可能になる。しかも、送給モータ45は超低慣性モータであるから、線材の送給動作をより俊敏に切り替えることができる。また、複数の送給モータ45のうち1つの送給モータ45で位置制御を行い、残りの送給モータ45で力制御を行うので、複数の送給モータ45の間で負荷を均等に配分しつつ、線材90の送給量を制御することが可能になる。
By the way, when the wire
また、送給機構部20Aによる線材90の挟持力を、成形空間Rに向かうに従って徐々に大きくしたので、それら送給機構部20Aの間で送給抵抗、即ち、負荷が異なっている。これに対し、本実施形態の線材送給装置20Sでは、連動送給機構部群20Gと連動送給モータ群45Gとの間にトルクを伝達可能なトルク伝達部49を1つだけ設けた構成にしたので、複数の送給機構部20Aの間で負荷が異なっても(或いは、ばらついても)、それら負荷がトルク伝達部49で合成されて、連動送給モータ群45G全体に付与される。これにより、連動送給機構部群20Gの全体の負荷が複数の送給モータ45に分散し、1つの送給モータ45が過負荷で停止することを防ぐことができる。
Further, since the clamping force of the
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態では、連動送給機構部群20Gを構成する送給機構部20Aの数と、連動送給モータ群45Gを構成する送給モータ45の数とが同じであったが、それら数を異ならせてもよい。この場合、連動送給機構部群20Gを構成する送給機構部20Aより、連動送給モータ群45Gを構成する送給モータ45の数を多くすれば、送給モータ45のサイズを上げないで線材の送給・停止の俊敏性を確保しつつ、連動送給モータ群45Gの全体の出力トルクを増加させることができる。
[Other Embodiments]
The present invention is not limited to the above-described embodiment. For example, the embodiments described below are also included in the technical scope of the present invention, and various other than the following can be made without departing from the scope of the invention. It can be changed and implemented.
(1) In the above embodiment, the number of the
(2)前記実施形態では、送給モータ45とローラ21との間の減速比(ギヤ比)が変更可能であったが、送給モータとローラとの間の減速比を固定した構成にしてもよい。
(2) In the above embodiment, the reduction ratio (gear ratio) between the
(3)前記実施形態の線材送給装置20Sで送給する線材90は、断面が円形であったが、線材の断面は矩形であってもよい。
(3) Although the
(4)前記実施形態では、送給モータ45とトルク伝達シャフト28Bとの間に減速機44が備えられていたが、減速機44を設けずに送給モータ45の出力回転軸45Sをトルク伝達シャフト28Bに連結した構成にしてもよい。
(4) In the above embodiment, the
(5)前記実施形態では、4つの送給機構部20Aのうち、成形空間Rに最も近い送給機構部20Aのローラ支持シャフト25Bに送給モータ45の合力が入力するように構成していたが、他の3つの送給機構部20Aに備えたローラ支持シャフト25Bの何れかに入力するようにしてもよい。
(5) In the embodiment described above, the resultant force of the
(6)前記実施形態では、ばね成形機10に備えられた線材送給装置20Sに本発明を適用していたが、線材90からばね以外の製品を製造するための線材加工機に備えた線材送給装置に本発明を適用してもよい。
(6) In the above embodiment, the present invention is applied to the
(7)前記実施形態では、ローラ支持シャフト25A,25B同士の間及び、下側のローラ支持シャフト25Bと上側のトルク伝達シャフト28Aとの間をギヤ連結していたが、これらをタイミングベルトで連結してもよい。また、前記実施形態における隣接した2つのローラ支持シャフト25B,25Bの間を、中継ギヤ46に代えてタイミングベルトで連結してもよい。
(7) In the above embodiment, the gears are connected between the
(8)前記実施形態では、連動送給機構部群20G及び連動送給モータ群45Gが1つずつ備えられていたが、複数ずつ(例えば、2つずつ)の連動送給機構部群20G及び連動送給モータ群45Gを備えた構成にしてもよい。
(8) In the above-described embodiment, the interlocking feeding
20A 送給機構部
20G 連動送給機構部群
20S 線材送給装置
21 ローラ
45 送給モータ
45G 連動送給モータ群
45S 出力回転軸
46 中継ギヤ
49 トルク伝達部
90 線材
20A
Claims (5)
前記複数の送給機構部を連動可能に連結して連動送給機構部群を構成すると共に、前記複数の送給モータを連動可能に連結して連動送給モータ群を構成し、
それら連動送給機構部群と連動送給モータ群との間でトルクを伝達可能なトルク伝達部を1つ設けたことを特徴とする線材送給装置。 A pair of rollers arranged with a wire interposed therebetween are connected so as to be symmetrically rotatable to constitute a feeding mechanism unit, and a plurality of the feeding mechanism units are provided, and the feeding mechanism units are provided with a plurality of feeding motors. In a wire rod feeding device that feeds the wire rod driven by
A plurality of feeding mechanism sections are connected to be interlocked to form an interlocking feeding mechanism section group, and a plurality of feeding motors are connected to be interlocked to configure an interlocking feeding motor group,
A wire rod feeding device comprising one torque transmitting portion capable of transmitting torque between the interlocking feeding mechanism portion group and the interlocking feeding motor group.
The wire feeding device according to claim 1, wherein the feeding motor is an ultra-low inertia motor.
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