JP2007021460A - 分離流路モジュール及び懸濁液分離ユニット並びに懸濁液分離船 - Google Patents

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Abstract

【課題】
軽量・簡易な支持体を使って、懸濁液分離槽内の所定の位置に保持することができ、懸濁液分離槽の底に落下した場合に、底部に設置された機器等を破損しない分離水路モジュールを提供する。
【解決手段】
懸濁液分離槽と別体に構成され、モジュール本体の内部に懸濁液を沈降分離又は浮上分離する複数の傾斜板流路を有するとともに、前記各傾斜流路の一端が、当該傾斜流路内に生成される清澄液を吸引排出すための吸引管5に連通された分離流路モジュール1に、前記懸濁液分離槽の懸濁液内において分離槽流路モジュール1に生じる浮力を調節する浮力調整タンク6を備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、懸濁液分離槽に沈設されて、懸濁液中に浮遊する懸濁物質を分離する分離流路モジュール、及び懸濁液分離槽中に浮遊設置される懸濁液分離ユニット、懸濁液面上を浮航する懸濁液分離船に関する。
浄水場あるいは排水処理場において、傾斜沈降分離装置が多用されている。傾斜沈降分離装置は、懸濁液を満たした懸濁液分離槽に傾斜板を沈設して分離流路を形成し、傾斜板の下面に生成する清澄液を抽出する装置である。多数の傾斜板を沈設して、傾斜板の面積の合計を大きくすると、清澄液の生長速度が速くなる。従って、懸濁液分離槽の処理能力を向上させることができる。また、傾斜板の面積の合計を大きくすると、水面積負荷を小さくできる。そのため、沈降速度の小さい懸濁粒子の分離が可能となるという利点も生じる。
特許文献1には、多数の分離流路を積層した分離流路モジュールを、懸濁液分離槽に垂直方向又は水平方向に立体的に配列した懸濁液分離装置が開示されている。
図10は特許文献1に開示された懸濁液分離装置の全体構成図である。図10に示すように、懸濁液分離装置35は、上流側から、フロック形成槽36、流入槽37、懸濁液分離槽38、流出槽39、及び排液溝40を備えている。
フロック形成槽36は、流入する懸濁液に凝集剤等を投入するとともに、フロキュレータ(緩速攪拌装置)(図示せず)で攪拌する水槽である。これにより、懸濁液中の懸濁物質を凝集させてフロック(凝集体)を形成させる。
流入槽37は、フロック形成槽36から流入する懸濁液から大粒径のフロックを沈降除去するとともに、懸濁液の流れの緩衝を行う水槽である。
懸濁液分離槽38は、流入槽37から流入する懸濁液から残余のフロックを沈降除去して清澄水を生成する水槽である。
流出槽39は、懸濁液分離槽38から流入する清澄水を一時的に貯水する水槽である。また、流出槽39に貯水された清澄水は、排液溝40を通って、次の処理工程(図示せず)に送出される。
なお、フロック形成槽36と流入槽37との間には前段整流壁41が設けられている。流入槽37と懸濁液分離槽38との間には後段整流壁42が設けられている。また、懸濁液分離槽38と流出槽39との間には流出側整流壁43が設けられている。これらの整流壁は、懸濁液を整流して密度流の発生を防止している。
懸濁液分離槽38の内部には、傾斜流路集合体44が複数個配置されている。傾斜流路集合体44は、傾斜管45を垂直方向に多段に積層したものである。傾斜管45は、下端が開口した管状体であり、約60°の角度で傾斜して配設されている。
傾斜管45の上端には、吸引管46が接続されている。吸引管46は、各傾斜流路集合体44に1本ずつ設けられた幹管と、前記幹管から分岐して各傾斜管45に接続する枝管とから構成されている。全ての吸引管46は、流量調節弁47及び濁度計48を介して、吸引主管49に集合接続されている。また、吸引主管49の下流側には吸引ポンプ50が設けられ、吸引主管49の下流端は、流出槽39に開放されている。
傾斜管45の下端から流入した懸濁液中のフロックは、傾斜管45の中を流れる間に傾斜管45の底面に沈降し、傾斜管45の下端から排出される。そして、傾斜管45の上端には清澄水が生成される。生成された清澄水は吸引管46を通して流出槽39に送出される。このように、傾斜流路集合体44は分離流路の集合体、すなわち分離流路モジュールとして機能する。
なお、懸濁液分離装置35には、制御盤51が設けられ、それぞれの濁度計48により検出される濁度に基づいて、各流量調節弁47の開度及び吸引ポンプ50の出力を制御する。
また、吸引管46には、流量調節弁47の下部(上流側)に、継手52が設けられている。この継手52を分離又は結合することで、傾斜流路集合体44を、懸濁液分離槽38に対して自由に着脱することができる。
図11は傾斜管45の例を示す斜視図である。傾斜管45は、図11(a)に示すような扁平直方体形状の箱状のものであってもよいし、図11(b)に示すような細長管状のものであってもよい。細長管状の傾斜管45を使用する場合には、図11(b)に示したように、水平方向に複数の傾斜管45を並べて使用される。傾斜管45は、水平面に対して、一定の角度θで傾斜して懸濁液分離槽38内に配設される。この傾斜角度θは、沈降堆積するフロックの安息角よりも大きい角度とされる。傾斜管45内に沈積するフロックを傾斜管45の下端から排出するためである。通常は、十分な余裕をみて、傾斜角度θは60°以上とされる。
図12は傾斜流路集合体44の例を示す斜視図である。図12(b)は図12(a)の傾斜流路集合体44の側面図であり、図12(d)は図12(c)の傾斜流路集合体44の側面図である。このように、各傾斜管45を隙間なく一体化して傾斜流路集合体44とすることもできる。このようにすれば、空間的な無駄がなくなるため、装置をより小型化することができる。
特開2005−169380号公報
特許文献1に開示された懸濁液分離装置は多数の分離流路モジュールを懸濁液分離槽に立体的に配置して、処理能力を大幅に向上させている。また、分離流路モジュールの交換が容易なので、装置全体を稼働させながら、分離流路モジュールの整備・修理を行うことができる。また、懸濁液分離槽内の分離流路モジュールの数を増減できるので、懸濁液の流入量の変化に応じて処理能力を柔軟に変化させることができる。
しかしながら、実用的な寸法の分離流路モジュールを設計した場合、その質量が大きくなる。例えば、モジュール本体を1m×1m×2mとしてステンレス鋼板で設計した場合、100kg〜240kg程度となる。
このような大きな質量になると、設置作業や使用中において、分離流路モジュールが事故により懸濁液分離槽内に落下した場合、分離流路モジュール自身や懸濁液分離槽を破損するおそれがある。また、懸濁液分離槽の底部に設けられた集泥用のスクレーパ等の設備を破損するおそれがある。従って、分離流路モジュールの落下を防止するために、支持体の構造上の安全性に多大な配慮が必要となる。畢竟、支持体が複雑かつ大型化し、簡便な支持体を使用することができず、コストも嵩む。
また、大質量の分離流路モジュールを懸濁液分離槽内に支持するための大掛かりな支持体が必要になる。
具体的には、例えば図13に示すように、懸濁液分離槽38の両端にトラスガーダ53を架け渡して、分離流路モジュール54をロープ55で吊り下げる必要がある。このトラスガーダ53のような大形支持体は場所を取るので、懸濁液分離槽38上に配置出来る基数が制限され、そのため、懸濁液分離槽38内に沈設できる分離流路モジュール54の台数が制限されるという問題も生じる。
また、懸濁液分離槽38の底部には、沈殿したフロックを掻き取るためにスクレーパ等が装置される場合があるが、例えば、ロープ55が破断して、分離流路モジュール54が落下・沈降すると、分離流路モジュール54が前記スクレーパ等に衝突して前記スクレーパ等を破損する危険がある。
さらに、設置作業中や保守点検中などに分離流路モジュールが懸濁液分離槽内に落下してしまった場合、その回収は困難な作業を伴う。すなわち、懸濁液分離槽内の懸濁液は透明度が極めて低い。従って、懸濁液分離槽が深い場合、落下した分離流路モジュールを探すために、一旦、槽内の懸濁液を排出する必要が生じる場合がある。また、分離流路モジュールの重量が大きければ、引き上げ作業にも大きな労力を要する。
そこで、本発明の目的は、軽量・簡易な支持体を使って、懸濁液分離槽内の所定の位置に保持することができ、懸濁液分離槽の底部に落下することを防止できる分離流路モジュールを提供することにある。また、懸濁液分離槽の底に落下・沈降したとしても、底部に設置された機器等を破損しない分離流路モジュール及び懸濁液分離ユニットを提供することにある。また、懸濁液面上を浮航して懸濁液の清澄化を行うことができる懸濁液分離船を提供することにある。
本発明の分離流路モジュールの第1の構成は、懸濁液分離槽と別体に構成され、モジュール本体の内部に懸濁液を沈降分離又は浮上分離する複数の傾斜流路を有するとともに、前記各傾斜流路の一端が、当該傾斜流路内に生成される清澄液を吸引排出するための吸引管に連通された分離流路モジュールであって、前記懸濁液分離槽内の懸濁液中において前記モジュールに生じる浮力を調節する浮力調節手段を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、懸濁液の液中において、浮力調節手段により生じる浮力により、分離流路モジュールの重量が相殺される。従って、分離流路モジュールを懸濁液分離槽内に吊り下げ保持する支持体に加わる荷重が小さくなる。そのため、前記支持体を簡易・小型かつ軽量に構成することができる。例えば、分離流路モジュールを懸濁液分離槽の液面上又は液中に浮遊させておき、ワイヤーロープなどで係留させておくだけでよい。
また、支持体を簡易・小型に構成できるため、前記支持体相互の間隔を狭くできる。そのため、懸濁液分離槽内にモジュール本体を高密度に配置することが容易である。従って、懸濁液の分離処理効率を上げることが容易となる。
また、前記支持体の破損等により、分離流路モジュールが懸濁液分離槽の底部に着底しても、懸濁液分離槽の底面に設置した装置等に加わるインパクトが小さいので、前記装置等が損傷する危険が小さくなる。
さらに、浮力調節手段により浮力を適当な大きさに調整することにより、分離流路モジュールが懸濁液分離槽内に浮遊させることができる。これにより、前記支持体が破損しても、分離流路モジュールが懸濁液分離槽の底面に落下することを防止することが可能となる。
ここで、傾斜流路は、懸濁液を沈降分離する場合には、傾斜下方を開口させて取液口とし、傾斜上方に吸引管を接続した構成とされる。懸濁液を浮上分離する場合には、傾斜上方を開口させて取液口とし、傾斜下方に吸引管を接続した構成とされる。
傾斜流路の形状は、一般には、下端又は上端が開口した傾斜管状に形成される。しかし、非特許文献1の図11に示されたように、傾斜管の一側面を解放して沈殿物を排出するような構成としてもよい。
また、ここでいう懸濁液は、静水状態で沈降又は浮遊する懸濁物質が一様に浮遊・分散した液体であればよく、液体の種類や懸濁物質の種類は問わない。例えば、濁水、油水混合液などが挙げられる。
浮力調節手段は、水を排除して浮力を生じる物体ならば、材質や形式は問わない。例えば、発泡樹脂塊のような中実固体であっても良いし、タンクや浮嚢のような中空容器であってもよい。
また、本発明において、モジュール本体は、内部に前記各傾斜流路を収容するケーシングと、前記ケーシング側面に開口形成された各傾斜流路の取液口とを備え、前記ケーシング内部に形成された中空部を前記浮力調節手段とすることができる。
本発明の分離流路モジュールの第2の構成は、前記第1の構成において、前記浮力調節手段は前記傾斜流路の上方に設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、浮力調節手段を前記傾斜流路の上方に配置したので、懸濁液分離槽に沈設された状態において、分離流路モジュールの浮心は重心よりも上になる。そのため、分離流路モジュールの姿勢が安定し、転覆しにくくなる。
本発明の分離流路モジュールの第3の構成は、前記第1又は第2の構成において、前記浮力調節手段は、空気を吸排及び保持する空気嚢、中空ホース、又は中空パイプからなる空気容器、及び前記空気容器に対して吸排気を行う吸排気手段を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、空気容器に対して吸排気を行うことにより空気容器の容積を変化させて、分離流路モジュールを浮上・沈降させることができる。そのため、分離流路モジュールの設置および撤去が容易になる。また、空気容器は軽量なので、分離流路モジュールの重心位置を低下させて、分離流路モジュールの姿勢をさらに安定させることができる。
本発明の分離流路モジュールの第4の構成は、前記第1又は第2の構成において、前記浮力調節手段は、前記懸濁液分離槽内の懸濁液を注排液可能なバラストタンク、及び前記バラストタンクに対し、前記懸濁液分離槽内の懸濁液の注排液を行う注排液手段を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、バラストタンクに対して注排液を行うことにより、分離流路モジュールを浮上・沈降させることができる。
本発明の分離流路モジュールの第5の構成は、前記第4の構成において、前記注排液手段は、前記バラストタンクの下方に形成された注排水口、前記バラストタンクに対する吸排気を行うべく前記バラストタンクの上方に形成された吸排気口、及び前記給排気口を開閉する吸排気弁を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、吸排気弁を開いて吸排気管を大気に開放すれば、注排液口を通して
懸濁液がバラストタンクに流入し、吸排気弁を閉じれば、流入が停止する。また、吸排気管を高圧空気源に接続して吸排気弁を開いて、高圧空気をバラストタンク内に導入すれば、バラストタンク内の懸濁液は注排液口を通して外部に排出される。
なお、高圧空気源は、懸濁液分離槽の周囲に既設の高圧空気供給装置(所謂ショップエア)があれば、それを利用すればよいし、可搬式のエアコンプレッサを利用してもよい。
本発明の分離流路モジュールの第6の構成は、前記第1乃至第5のいずれかの構成において、前記モジュール本体の少なくとも2点の異なる場所に備えられて、その浮力の大きさを独立に増減する浮力バランス調整手段を備えることを特徴とする。
この構成によれば、複数の浮力バランス調整手段の浮力の大きさを増減することによって分離流路モジュールの姿勢を自在に調整することができる。
なお、浮力バランス調整手段は、浮力の増減が可能な浮体であれば、その材質や形式は問わない。例えば注排液自在に構成されたバラストタンク、容積可変に構成された容器、吸排気自在に構成された空気嚢などを用いることができる。
本発明の分離流路モジュールの第7の構成は、前記第6の構成において、前記一対の浮力バランス調整手段が前記モジュール本体の左右に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、前記一対の浮力バランス調整手段を左右に配置するので、分離流路モジュールの左右の傾斜角を自在に調整することができる。
本発明の分離流路モジュールの第8の構成は、前記第6の構成において、前記各浮力バランス調整手段は、前記モジュール本体の前記傾斜流路が開口する側及び前記吸引管が接続された側に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、前記一対の浮力バランス調整手段を前記モジュール本体の前記傾斜流路が開口する側及び前記吸引管が接続された側に配置するので、分離流路モジュールを前後に揺らして、分離流路に堆積したフロックの排出を促すことができる。
本発明の分離流路モジュールの第9の構成は、前記第1乃至第8の構成において、前記モジュール本体の設置深度を計測する標尺を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、液面から突出する標尺の高さを測ることにより、分離流路モジュールの設置位置の深さを知ることができる。また、標尺を前後または左右に並立すれば、分離流路モジュールの傾きを知ることができる。
本発明の懸濁液分離ユニットの構成は、前記懸濁液分離槽の液面に浮遊する排液トラフ、前記排液トラフに取り付けられ、モジュール本体の内部に懸濁液を沈降分離又は浮上分離する複数の傾斜流路を有する分離流路モジュール、一端が前記各傾斜流路の一端に接続され、他端が前記排液トラフ内に連通しており、当該傾斜流路内に生成される清澄液を前記排液トラフ内に吸引排出すための吸引管、及び前記排液トラフ内に流入する清澄液を排液する排液管を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、懸濁液分離装置ユニットは、浮体容器に生じる浮力によって、懸濁液分離槽内に浮遊するので、懸濁液分離装置ユニットの重量を支える構造物を懸濁液分離槽内に設ける必要がない。そのため、既存の懸濁液分離槽内に設置するのが容易になる。
本発明の懸濁液分離船の構成は、懸濁液の液面を航行して前記懸濁液を沈降分離し清澄液を生成する懸濁液分離船において、船体の喫水線下の船側に開口形成された取液口、船内に配設され、前記取液口から流入する懸濁液を沈降分離して清澄液を生成する傾斜流路、及び前記傾斜流路で生成される清澄液を貯留するタンク、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、清澄水を必要とする地域(例えば、上水道設備の機能が停止した被災地域)に、懸濁液分離船を自航あるいは曳航によって、回航して、河川の水から生成した清澄水を浄水の原料として供給することができる。
以上のように本発明によれば、分離流路モジュールあるいは懸濁液分離ユニットを浮力で支持するので、懸濁液分離槽にこれらを設置するために、これらを支持するための大掛かりな支持体を必要としない。そのため、特に既存の懸濁液分離槽の処理能力向上のための懸濁液分離装置の設置工事を容易にする効果がある。また、懸濁液分離船は分離流路モジュールを備えて浮航できるので、災害地における応急的な浄水プラントの設置を容易にする効果がある。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る分離流路モジュールの斜視図であり、図2は、図1の分離流路モジュールの正面図(a)および側面図(b)である。図1および図2に示すように、分離流路モジュール1は正面が開口され他面が閉鎖された筐体2と、筐体2に垂直方向に積層して取り付けられて複数の傾斜流路を形成する傾斜板3からなり、筐体2は前記複数の傾斜流路から流出する液体が合流する空所4と、空所4から前記流体を吸引排出する吸引管5を備えている。
側面図において三角形をなす筐体2の上部は浮力調整タンク6であって、浮力調整タンク6の下方には注排水管7が、浮力調整タンク6の上面には吸排気管8が備えられている。また、吸排気管8の途中には吸排気弁9が装置されている。また、筐体2の上面には2本の測深標尺10が左右に並列して立設されている。
注排水管7は浮力調整タンク6の内部と外部の間を連絡する管であり、注排水管7を通して、水が自由に出入りする。なお、浮力調整タンク6の内部と外部の間で水が自由に出入りできるならば、注排水管7の長さ、径、本数は問わない。また、注排水管7を備える代わりに、浮力調整タンク6の下部に注排水用の開口を切り開けてもよい。
吸排気管8は、浮力調整タンク6の内部と大気環境の間を連絡する管であり、分離流路モジュール1を所定の深度に沈設した場合にその先端が水面上に突出するような長さを備えている。また、吸排気弁9は吸排気管8の途中または端部にあって、吸排気管8を開放・閉塞する弁である。なお、吸排気管8は金属等を材料とする剛な管であっても、合成樹脂等を材料にするフレキシブルな管であってもよい。
測深標尺10は、測深用の長さ目盛りを表示した長柱であり、分離流路モジュール1を所定の深度に沈設した場合にその先端が水面上に突出するような長さを備えている。水面における測深標尺10の目盛りを読むことにより、分離流路モジュール1の設置深度を知ることができる。また、左右に設置された測深標尺10の目盛りの差を求めることより、分離流路モジュール1の左右方向の傾斜角を知ることができる。
なお、本実施例では2本の測深標尺10を左右に配置したが、測深標尺10を前後に配置すれば、分離流路モジュール1の前後方向の傾きを知ることができる。また、3本乃至4本の測深標尺10を左右及び前後に配置すれば、分離流路モジュール1の左右および前後方向の傾きを知ることができる。
ここで、分離流路モジュール1を懸濁液分離槽に設置する手順を説明する。
(1)クレーン等で、分離流路モジュール1を懸濁液分離槽の水面上に吊り上げる。この時、浮力調整タンク6の中は空(水が入っていない状態、空気だけが入った状態)であり、吸排気弁9は閉じている。
(2)分離流路モジュール1を懸濁液分離槽に浮かべ、吸排気弁9を開くと、注排水管7を通して、浮力調整タンク6の内部に水が流入する。浮力調整タンク6に水が流入すると分離流路モジュール1は浮力を失い、沈降を始める。
(3)分離流路モジュール1が沈降を始めたら、吸排気弁9を閉じる。この時、分離流路モジュール1の重量は、浮力より僅かに大きいので、所望の深さまで沈降したら、ロープ等で吊って、その深さを維持する。なお、前記ロープ等に加わる張力は分離流路モジュール1の重量と浮力の差に等しいから、極めて小さい。したがって前記ロープ等は小径の繊維索等で十分である。また、一般に分離流路モジュール1の重量と浮力の差は小さい方が良いが、分離流路モジュール1の重量と浮力の差を0にすると、外乱によって分離流路モジュール1が不安定になるので、浮力よりも重量が多少(数Kg重程度)大きくなるように調整するのが望ましい。
なお、分離流路モジュール1を懸濁液分離槽から撤去する場合は、注排水管7を高圧空気源に接続して、吸排気弁9を開いて空気を浮力調整タンク6に圧入して、浮力調整タンク6内の水を排出すれば、分離流路モジュール1を容易に浮上させることができる。高圧空気源は、懸濁液分離槽の周囲に固定された高圧空気供給装置(所謂ショップエア)あるいは可搬式のエアコンプレッサを利用すればよいが、懸濁液分離槽の水深は精々2、3mなので、それほどの高圧は必要としないから、手押し式の空気ポンプや足踏み式の鞴の類で空気を浮力調整タンク6に圧入してもよい。
図3は、分離流路モジュールの変形例を示す側面図である。図3に示すように、分離流路モジュール11は、分離流路モジュール1の浮力調整タンク6に代えて空気嚢12を備えることを特徴としている。空気嚢12はゴム製の袋であり、内部の空気の量を増減することにより容積を変更できる。また、空気嚢12には吸排気管8と吸排気弁9が接続され、吸排気管8を図示しない高圧空気源に接続して、吸排気弁9を開けば、高圧空気を圧入することができる。吸排気管8を前記高圧空気源から外して、吸排気弁9を開けば、高圧空気を排出することができる。
また、空気嚢12は分離流路モジュール11の上部の格子状のフレーム13の中に保持され、フレーム13の上部は天板14で掩蓋されている。なお、フレーム13を格子状にしたのは軽量化のためであり、天板14を設けたのは、空気嚢12の表面に太陽光が当たるのを防いて、太陽光による空気嚢12の表面の劣化や、微生物の付着および成長を抑制するためである。
図4は、分離流路モジュール1を懸濁液分離槽15に沈設した状態を示す図である。分離流路モジュール1の重量は浮力より僅かに大きいだけなので、吊り上げ用のロープ16に加わる張力は僅かだから、図4(a)に示すように懸濁液分離槽15に架け渡した軽量なバー17(例えば、鋼管、形鋼)に複数の分離流路モジュール1を吊り下げることができる。あるいは、図4(b)に示すように懸濁液分離槽15に張り渡したロープ18に複数の分離流路モジュール1を吊り下げることができる。このように、分離流路モジュール1は、極めて簡便かつ軽量な支持体によってあるいは、吊り下げて設置することができる。なお、ローブ16およびロープ18は、懸濁液による腐食に耐えて、十分な強度が得られる索具を、繊維索、鋼索、あるいはその他の材料からなる索の中から選択して使用すればよい。
図5は、本発明の実施例2に係る分離流路モジュールの正面図(a)および側面図(b)である。図5に示すように、分離流路モジュール19は筐体2の下部両側面に補助浮力調整タンク20を備える点に特徴がある。なお、分離流路モジュール19のその他の構成は、前述した分離流路モジュール1と共通するので、説明を省略する。
補助浮力調整タンク20は、浮力調整タンク6と同様、その内部の水と空気の量を加減することにより浮力の大きさを調整するバラストタンクであり、左右の補助浮力調整タンク20はそれぞれ別個に独立して注排水できる注排液手段を備えている。したがって、左右の補助浮力調整タンク20の浮力の大きさを加減することにより、分離流路モジュール19の左右の傾斜角を調整することができる。
また、補助浮力調整タンク20を筐体2の前後に配置して、分離流路モジュール19を前後に揺らすと、傾斜板3に溜まったフロックの落下を促すことができる。
図6は、本発明の実施例3に係る懸濁液分離ユニットの平面図である。図6に示すように、懸濁液分離ユニット21は、排水樋22の両側に分離流路モジュール23を複数配置したユニットである。この懸濁液分離ユニット21は、懸濁液分離槽に浮かべて、適宜手段で係留されるものである。
排水樋22は、分離流路モジュール23で生成した清澄液を貯留する容器であるとともに、懸濁液分離ユニット21全体の重量を支える浮力を生じせしめる浮体として機能する。
図7は、排水樋22の縦断面図である。排水樋22は前後端に清澄水を一時貯留する排水升24を備えている。分離流路モジュール23から排水樋22に流入した清澄水は、排水升24に溜まり、図示しない排水手段で汲み上げられて、次の処理工程に送出される。また排水樋22の下部には、空所25が水密に構成され、排水樋22が清澄水で満水になっても、分離流路モジュール23が沈没しないような浮力を確保している。
図8は、懸濁液分離ユニット21の横断面図である。分離流路モジュール23で生成した清澄液を排水樋22に送る手段は、図8(a)のようなサイフォン26であってもよいし、図8(b)のように吸引管27を排水樋22の側壁に貫通させてもよい。あるいはポンプを使用してもよい。なお、28は清澄水の送出量を調整するバルブである。また、排水樋22と分離流路モジュール23の間の結合手段は、溶接や鋲設のような固定的な結合であっても良いが、ボルト・ナット継ぎ手等の着脱自在な結合手段を用いれば、分離流路モジュール23の一部が損傷した時などの修理交換が容易になる。
図9は、本発明の実施例4に係る懸濁液分離船の横断面図である。懸濁液分離船29は懸濁液分離ユニット21を構成する排水樋22と分離流路モジュール23を構造的に一体化して船にしたものであり、左右の船側に分離流路モジュール30を備えるとともに、船体中心部に分離流路モジュール30で生成した清澄水を貯留するタンク31を備えている。また、32は清澄水を分離流路モジュール30からタンク31に送出するサイフォンであり、33は清澄水の送出量を調整するバルブである。なお、34は水密に構成された空所であり、タンク31が満水になっても懸濁液分離船29が沈没しないような浮力を確保している。なお、タンク31は6面を閉囲されたものには限られない。タンク31の上面が開放されていてもよい。
懸濁液分離船29は、上水道の機能が停止した災害地の河川に回航して、河川の水から清澄水を生成して、図示しない殺菌手段に供給して飲料水等を確保することを目的とする船である。河岸に係留して、タンク31内の清澄水を連続して陸揚げする使用方法、あるいは、取水に適した場所で清澄水を生成してタンク31を満水にした後に、給水を求める場所に移動して、清澄水を陸揚げする使用方法を選択することができる。
また、タンク31から清澄水を陸揚げする揚水ポンプは懸濁液分離船29に装置してもよいし、陸上に設置してもよい。また、懸濁液分離船29上に殺菌手段を装置して、浄水プラント船を構成してもよい。
なお、ここで、懸濁液分離船29は、自走船であっても非自走船であってもよい。つまり、推進器等を備えて自力で航行できる船舶であってもよいし、曳船等で曳航されるバージであってもよい。
本発明の実施例1に係る分離流路モジュールの斜視図である。 前記分離流路モジュールの正面図および側面図である。 分離流路モジュールの別の例を示す側面図である。 分離流路モジュールを懸濁液分離槽に沈設した状態を示す図である。 本発明の実施例2に係る分離流路モジュールの正面図および側面図である。 本発明の実施例3に係る懸濁液分離ユニットの平面図である。 排水樋の縦断面図である。 懸濁液分離ユニットの横断面図である。 本発明の実施例4に係る懸濁液分離船の横断面図である。 従来技術に係る懸濁液分離装置の全体構成図である。 従来技術に係る傾斜管の斜視図である。 従来技術に係る傾斜流路集合体の斜視図である。 従来技術に係る分離流路モジュールを懸濁液分離槽に沈設した状態を示す図である。
符号の説明
1 分離流路モジュール
2 筐体
3 傾斜板
4 空所
5 吸引管
6 浮力調整タンク
7 注排水管
8 吸排気管
9 吸排気弁
10 測深標尺
11 分離流路モジュール
12 空気嚢
13 フレーム
14 天板
15 懸濁液分離槽
16 ロープ
17 バー
18 ロープ
19 分離流路モジュール
20 補助浮力調整タンク
21 懸濁液分離ユニット
22 排水樋
23 分離流路モジュール
24 排水升
25 空所
26 サイフォン
27 吸引管
28 バルブ
29 懸濁液分離船
30 分離流路モジュール
31 タンク
32 サイフォン
33 バルブ
34 空所
35 懸濁液分離装置
36 フロック形成槽
37 流入槽
38 懸濁液分離槽
39 流出槽
40 排液溝
41 前段整流壁
42 後段整流壁
43 流出側整流壁
44 傾斜流路集合体
45 傾斜管
46 吸引管
47 流量調節弁
48 濁度計
49 吸引主管
50 吸引ポンプ
51 制御盤
52 継手
53 トラスガーダ
54 分離流路モジュール
55 ロープ

Claims (11)

  1. 懸濁液分離槽と別体に構成され、モジュール本体の内部に懸濁液を沈降分離又は浮上分離する複数の傾斜流路を有するとともに、前記各傾斜流路の一端が、当該傾斜流路内に生成される清澄液を吸引排出するための吸引管に連通された分離流路モジュールであって、
    前記懸濁液分離槽内の懸濁液中において前記モジュールに生じる浮力を調節する浮力調節手段を備えていることを特徴とする分離流路モジュール。
  2. 前記浮力調節手段は前記傾斜流路の上方に設けられていることを特徴とする請求項1記載の分離流路モジュール。
  3. 前記浮力調節手段は、
    空気を吸排及び保持する空気嚢、中空ホース、又は中空パイプからなる空気容器、
    及び前記空気容器に対して吸排気を行う吸排気手段
    を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の分離流路モジュール。
  4. 前記浮力調節手段は、
    前記懸濁液分離槽内の懸濁液を注排液可能なバラストタンク、
    及び前記バラストタンクに対し、前記懸濁液分離槽内の懸濁液の注排液を行う注排液手段
    を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の分離流路モジュール。
  5. 前記注排液手段は、
    前記バラストタンクの下方に形成された注排水口、
    前記バラストタンクに対する吸排気を行うべく前記バラストタンクの上方に形成された吸排気口、
    及び前記給排気口を開閉する吸排気弁
    を備えていることを特徴とする請求項4記載の分離流路モジュール。
  6. 前記モジュール本体の少なくとも2点の異なる場所に備えられて、その浮力の大きさを独立に増減する浮力バランス調整手段を備えることを特徴とする
    請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の分離流路モジュール。
  7. 前記一対の浮力バランス調整手段が前記モジュール本体の左右に配置されていることを特徴とする請求項6記載の分離流路モジュール。
  8. 前記各浮力バランス調整手段は、前記モジュール本体の前記傾斜流路が開口する側及び前記吸引管が接続された側に配置されていることを特徴とする請求項6記載の分離流路モジュール。
  9. 前記モジュール本体の設置深度を計測する標尺を備えていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一に記載の分離流路モジュール。
  10. 前記懸濁液分離槽の液面に浮遊する排液トラフ、
    前記排液トラフに取り付けられ、モジュール本体の内部に懸濁液を沈降分離又は浮上分離する複数の傾斜流路を有する分離流路モジュール、
    一端が前記各傾斜流路の一端に接続され、他端が前記排液トラフ内に連通しており、当該傾斜流路内に生成される清澄液を前記排液トラフ内に吸引排出すための吸引管、
    及び前記排液トラフ内に流入する清澄液を排液する排液管、
    を備えていることを特徴とする懸濁液分離ユニット。
  11. 懸濁液の液面を航行して前記懸濁液を沈降分離し清澄液を生成する懸濁液分離船において、
    船体の喫水線下の船側に開口形成された取液口、
    船内に配設され、前記取液口から流入する懸濁液を沈降分離して清澄液を生成する傾斜流路、
    及び前記傾斜流路で生成される清澄液を貯留するタンク、
    を備えることを特徴とする懸濁液分離船。



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