JP2007011812A - 画像形成装置及びバックアップシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 バックアップ依頼先でのデータ損失のおそれを最小限に留めて、データバックアップの信頼度の向上を図ることができる画像形成装置等を提供する。
【解決手段】 記憶手段107のデータをバックアップする際に、ネットワーク200上の他の画像形成装置202〜204に該データを送信するデータ送信手段105と、前記他の画像形成装置202〜204からのデータを受信するデータ受信手段105と、前記バックアップの依頼先の画像形成装置202〜204が複数存在する場合に、それらの画像形成装置202〜204の各記憶手段の履歴情報に基づいて、記憶手段の信頼度を判定し、判定結果に基づいて、バックアップ依頼先の画像形成装置203を選択する依頼先選択手段102とを備える。
【選択図】 図3

Description

この発明は、ハードディスクのような不揮発性記憶手段に記憶されたデータを、ネットワーク上の他の画像形成装置にバックアップすることが可能なMFP(Multi Function Peripherals)などに適用される画像形成装置、及び画像形成装置のバックアップシステムに関する。
従来、この種の画像形成装置では、画像データおよび固有の設定情報が不揮発性記憶手段、例えばハードディスクに記憶されている。
ところが、一般的には、これらのデータはバックアップされていないことから、ハードディスクが故障すると、データが消失するおそれがある。
このような事態を回避するために、ハードディスクに記憶されているデータをネットワークを介して接続された複数の画像形成装置で定期的に、もしくは随時バックアップするようにした技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−230617号公報
しかしながら、上記した従来の技術では、ハードディスクに記憶されているデータを、バックアップ依頼先の画像形成装置のハードディスクの使用状況にかかわらず、そのまま記憶させるようにしているから、依頼先の画像形成装置のハードディスクの使用状態が悪い場合には、バックアップしたデータが損傷し、データの復旧ができなくなるおそれがある。
この発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、バックアップ依頼先でのデータ損失のおそれを最小限に留めて、データバックアップの信頼性の向上を図ることができる画像形成装置、及び画像形成装置のバックアップシステムを提供することを課題とする。
上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されているデータをバックアップする際に、ネットワークを介して接続された他の画像形成装置に該データを送信するためのデータ送信手段と、前記ネットワーク上の他の画像形成装置からのデータを受信するデータ受信手段と、前記データをバックアップ可能な画像形成装置が複数存在する場合に、それらの画像形成装置の各記憶手段の履歴情報に基づいて、該記憶手段の信頼度を判定する信頼度判定手段と、前記信頼度の判定結果に基づいて、バックアップ依頼先の画像形成装置を選択する依頼先選択手段と、を備えていることを特徴とする画像形成装置。
(2)前記依頼先選択手段は、前記信頼度の判定結果に基づいてバックアップ依頼先の画像形成装置を選択した際に、該画像形成装置における記憶手段のバックアップに割り当てられている記憶容量がバックアップ用データの容量よりも小さい場合には、バックアップ用データを分割して振り分けるために、他の画像形成装置も選択する前項1に記載の画像形成装置。
(3)前記依頼先選択手段は、バックアップ用データを分割して複数の画像形成装置に振り分けてバックアップする場合、分割されたバックアップ用データの重要度に応じて、バックアップ依頼先の画像形成装置を選択する前項2に記載の画像形成装置。
(4)前記信頼度判定手段は、前記履歴情報の各種パラメータに対して項目毎にしきい値を設定し、しきい値を超えた場合の信頼度判定を、項目毎の重み付けに基づいて行う前項1に記載の画像形成装置。
(5)前記信頼度判定手段は、他の画像形成装置がそれぞれ自己の記憶手段の信頼度を判定した結果に基づいて、他の画像形成装置の記憶手段の信頼度を判定する前項1に記載の画像形成装置。
(6)複数の画像形成装置がネットワークを介して接続されたネットワークシステムであって、第1の画像形成装置のデータをバックアップ可能な他の画像形成装置が複数存在する場合に、それらの画像形成装置の各記憶手段の履歴情報に基づいて、該記憶手段の信頼度を判定する信頼度判定手段と、前記信頼度の判定結果に基づいて、バックアップ依頼先の画像形成装置を選択する依頼先選択手段と、選択された画像形成装置に前記第1の画像形成装置のバックアップ用データを送信させる制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置のバックアップシステム。
前項(1)に記載の発明によれば、記憶手段に記憶されているデータをネットワーク上の他の画像形成装置にバックアップする際に、バックアップ可能な他の画像形成装置が複数存在する場合には、それらの画像形成装置における各記憶手段の履歴情報に基づいて、前記信頼度判定手段により信頼度が判定され、その判定結果から依頼先選択手段によりバックアップ依頼先の画像形成装置が選択される。
つまり、バックアップ用データが信頼度の高い依頼先の画像形成装置に送信されてバックアップされるから、当該バックアップ用データが依頼先で損失するのを極力回避でき、バックアップの信頼性を向上することができる。
前項(2)に記載の発明によれば、バックアップ依頼先の画像形成装置における記憶手段の容量が不足していても、バックアップ用データを分割して他の画像形成装置にも振り分けて記憶させるから、該バックアップ用データの一部がバックアップされずに残存する不都合を解消できる。
前項(3)に記載の発明によれば、分割されたバックアップ用データの重要度に応じて、バックアップ依頼先の画像形成装置が選択されるから、重要度の高いバックアップ用データが信頼度の高い依頼先の画像形成装置における記憶手段に記憶されることになり、重要度の高いデータほど損失の危険性を低減でき、バックアップの信頼性を確保することができる。
前項(4)に記載の発明によれば、バックアップ依頼先の画像形成装置の記憶手段の履歴情報の各種パラメータの項目毎にしきい値が設定され、しきい値を超えていれば、項目毎の重み付けに基づいて重要度が判定されるから、履歴情報に応じた信頼度の判定を的確に行うことができる。
前項(5)に記載の発明によれば、他の画像形成装置がそれぞれ自己の記憶手段の信頼度を判定した結果に基づいて、他の画像形成装置の記憶手段の信頼度を判定するから、バックアップ依頼元での信頼度の判定処理を簡素化できる。
前項(6)に記載の発明によれば、記憶手段に記憶されているデータをネットワーク上の他の画像形成装置にバックアップするにあたり、バックアップ可能な他の画像形成装置が複数存在する場合には、それらの画像形成装置における各記憶手段の履歴情報に基づいて、前記信頼度判定手段により信頼度が判定され、その判定結果から依頼先選択手段によりバックアップ依頼先の画像形成装置が選択され、選択された画像形成装置にバックアップ用データが送信される。このため、バックアップ用データが信頼度の高い依頼先の画像形成装置に送信されてバックアップされるから、当該バックアップ用データが依頼先で損失するのを極力回避でき、バックアップの信頼性を向上することができる。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る画像形成装置を用いたデータバックアップシステムを示す構成図である。
図1に示すバックアップシステムは、MFPのような複数(例えば4台)の画像形成装置201〜204を備えており、これらの画像形成装置201〜204は、互いにネットワーク200を介して接続されており、相互にデータを授受できるようになっている。
画像形成装置201〜204は、コピー、プリンタ、ネットワークスキャナ、ファクシミリなどのアプリケーションプログラム(以下、単に、アプリケーションという)を実行することにより、ジョブを実行する。
なお、この実施形態では、説明の便宜上、画像形成装置201をバックアップ依頼元とし、その他の画像形成装置202〜204をバックアップ依頼先(引受先)とする。
このデータのバックシステムでは、画像形成装置201における不揮発性記憶手段としてのハードディスクに格納され、アプリケーションが使用する画像データ、および画像形成装置201の固有のデータを、他の画像形成装置202〜204の各ハードディスクにバックアップすることが可能であり、そのバックアップの依頼元の画像形成装置201では、依頼先の画像形成装置202〜204をハードディスクの信頼度に応じて選択できるようになっている。
図2は、前記画像形成装置201における画像制御コントローラの電気的構成を示すブロック図である。なお、他の画像形成装置202〜204についても同じ構成である。
図2において、この画像形成装置201における画像制御コントローラは、装置全体を統括制御する制御部101と、画像データを処理する画像処理部102と、スキャナ(図示せず)から画像データを受け取るデータ入力部103と、画像データをプリンタエンジン(図示せず)に出力するデータ出力部104と、ネットワーク200上の他の画像形成装置202〜204に対して、各種データを入出力するネットワーク部105と、揮発性メモリを備えたメモリ部106と、ハードディスク107とを備えている。
前記メモリ部106は、制御部101および画像処理部102で使用する固有データと、画像処理部102で使用する画像データを一時記憶するためのものである。
前記ハードディスク107は、制御部101および画像処理部102で使用する固有データ及び画像処理部102で使用する画像データ等のうち、電源オフ時においても消失することなく長期的に記憶する必要があるデータを記憶するものである。勿論、不揮発性の記憶手段は、前記ハードディスクに限定されるものではない。
データのバックアップについては、前記制御部101がハードディスク107のデータをネットワーク部105を介して行うようになっている。
制御部101は、バックアップ依頼先の画像形成装置が複数(202〜204)存在する場合には、該依頼先の画像形成装置202〜204の各ハードディスクの履歴情報に基づいて、該ハードディスクの信頼度を判定する信頼度判定手段として機能し、さらに、依頼先選択手段として、その判定結果に基づいて、バックアップ依頼先の画像形成装置を選択するようになっている。
上記構成によるデータバックアップ動作の概要を説明する。
前記画像形成装置201がバックアップ依頼元として、ハードディスク107のデータのバックアップを他の画像形成装置202〜204へ依頼する場合、制御部101は、前記他の画像形成装置202〜204におけるハードディスクの信頼度を判定し、その判定結果に応じて依頼先の画像形成装置を選択して決定する。
ハードディスクの信頼度の判定には、ハードディスクが備えている自己診断機能S.M.A.R.T(Self-Monitoring,Analysis and Reporting Technology System、以下、単にSMARTという)を利用して行う。このSMARTは、ハードディスク業界の標準機能であり、具体的構成などの説明は省略する。
画像形成装置201がデータのバックアップを画像形成装置202〜204の各ハードディスクに依頼する際には、該画像形成装置201は、画像形成装置202〜204の各ハードディスクについて、前記SMARTによる情報(以下、SMART情報という)をネットワーク200を介して要求する。
SMART情報を要求された画像形成装置202〜204は、ハードディスクのSMART情報を依頼元の画像形成装置201にネットワーク200を介して送信する。
画像形成装置202〜204からのSMART情報を受信した依頼元の画像形成装置201では、そのSMART情報から画像形成装置202〜204の各ハードディスクの信頼度をランク分けする。
例えば、図1においては、画像形成装置202,203,204の各ハードディスクの信頼度のランクが、それぞれ「良」、「優」、「普通」と判定されたことを示している。
そして、画像形成装置202〜204の各ハードディスクのうちで、最も信頼度が高いと判定された画像形成装置203をバックアップの依頼先として選択し、その依頼先の画像形成装置203にバックアップ用データを送信する。
依頼先の画像形成装置203では、受信した依頼元からのバックアップ用データをハードディスクに格納してバックアップを行う。
このように、バックアップ用データを信頼度の高い依頼先の画像形成装置203に送信してバックアップするようにしたので、依頼先の画像形成装置203のハードディスクの使用状態が悪くバックアップしたデータが損傷するといった不都合をできるだけ回避でき、バックアップの信頼性が向上する。
この実施形態では、各ハードディスクの信頼度のランク付けを前記SMART情報を利用して判定したが、この信頼度判定は、この実施形態の方法に限られるものではなく、画像形成装置が固有で持っている情報、例えばハードディスクに対して書き込みおよび読み出しを行ったデータ量等から、信頼度を判定する方法や、その他の方法であってもよい。
つぎに、データのバックアップ制御の流れを図3のフローチャートを参照して説明する。
図3において、ステップS1では、画像形成装置201における制御部101が、ネットワーク200に接続された画像形成装置が存在するか否かを判断する。ネットワーク200に画像形成装置が接続されていなければ(ステップS1でNO)、ネットワーク200を利用したデータのバックアップ制御を行うことなく、そのまま終了する。ネットワーク200に画像形成装置202〜204が接続されていれば(ステップS1でYES)、ステップS2に進む。
ステップS2では、その画像形成装置202〜204がネットワーク200を利用したバックアップに対応しているか否かを、ネットワーク200を通じて判断し、バックアップに対応していなければ(ステップS2でNO)、ネットワーク200を利用したデータのバックアップ制御を行うことなく、そのまま終了する。バックアップに対応していれば(ステップS2でYES)、ステップS3に進む。
ステップS3では、ネットワーク200を利用したバックアップに対応した画像形成装置202〜204が複数存在しているか否かを判断し、バックアップに対応した画像形成装置が複数存在しなければ(ステップS3でNO)、ステップS4では、そのバックアップに対応した1台の画像形成装置、例えば画像形成装置202をバックアップ依頼先としてデータのバックアップを開始したのち、終了する。
バックアップに対応した画像形成装置202〜204が複数存在していれば(ステップS3でYES)、ステップS5では、それら画像形成装置202〜204の各ハードディスクの信頼度を確認して、ステップS6に進む。
ステップS6では、複数の画像形成装置202〜204の各ハードディスクの信頼度から最も信頼度の高い画像形成装置203を選択し、この画像形成装置203に対してネットワーク200を利用したデータのバックアップを開始したのち、終了する。
ところで、選択されたバックアップ依頼先の画像形成装置203のバードディスクにおけるバックアップ可能な容量が、バックアップ用データ量に比べて少ない場合もある。この場合は、バックアップ用データを分割して、複数の画像形成装置にバックアップさせる。
この場合の処理の流れを、図4のフローチャートを参照して説明する。
図4において、ステップS11では、複数の画像形成装置202〜204のうちで、最も信頼度の高い画像形成装置を判定した結果に基づき、例えば画像形成装置203をバックアップ依頼先として選択してステップS12に進む。
ステップS12では、バックアップ依頼先の画像形成装置203のハードディスクの容量は十分か否かを判断し、バックアップ依頼先の画像形成装置203のハードディスクの容量が十分であれば(ステップS12でYES)、ステップS13に進む。
ステップS13では、全部のバックアップ用データをバックアップ依頼先の画像形成装置203に送信し、ステップS14では、バックアップ依頼先の画像形成装置203において、受信したバックアップ用データをハードディスクに格納して、処理を終了する。
バックアップ依頼先の画像形成装置203のハードディスクの残りの記憶容量(バックアップに割り当てられた記憶容量)が、バックアップ用データの容量よりも小さい場合(ステップS12でNO)、ステップS15では、バックアップ依頼元の画像形成装置201の制御部101が、バックアップ用データを依頼先の画像形成装置203におけるハードディスクが格納できる容量に分割し、その分割されたデータを依頼先の画像形成装置203に送信したのち、ステップS16に進む。
ステップS16では、バックアップ依頼先において、受信したデータをハードディスクに記憶して、ステップS17に進む。
ステップS17では、バックアップ依頼元の画像形成装置201の制御部101が、バックアップ依頼先の画像形成装置203のハードディスクの次に信頼度の高いハードディスクを備えた画像形成装置、例えば画像形成装置202のハードディスクをバックアップ依頼先として選択し、ステップS12に戻る。
以降、ステップS12で、選択した依頼先の画像形成装置202のハードディスク容量を確認し、容量が充分であればステップS13に進み、充分でなければステップS15に進み、バックアップ用データが全てバックアップされるまで、ステップS12〜ステップS17を繰り返す。
このように、バックアップ依頼先の画像形成装置203のハードディスクの残り容量が少ないと、その1台の画像形成装置203のハードディスクだけでは、すべてのバックアップ用データをバックアップできないことから、バックアップ用データを分割し、画像形成装置202〜204のハードディスクの信頼度に応じて、前記画像形成装置203だけではなく、他の複数の画像形成装置202,204にも振り分けてバックアップする。このため、該バックアップ用データの一部がバックアップされることなく残存する不都合を解消でき、バックアップ用データのすべてを適正にバックアップすることができる。
ところで、上記のように、バックアップ用データを分割してバックアップする場合の分割方法として、データが管理されている順番、例えば名前順、日付順などで分割を行い、依頼先となる画像形成装置202〜204のハードディスクの信頼度が高い順に、分割したバックアップ用データを順次バックアップさせても良いが、データの重要度に応じて分割を行うのが好ましい。
つまり、バックアップ用データに対して重要度の判定を行い、ハードディスクの信頼度の高い依頼先の画像形成装置には、重要度の高いデータをバックアップさせる方法である。このように、信頼度の高い依頼先の画像形成装置に重要度の高いデータをバックアップさせることにより、重要度の高いデータほど損失の危険性を低減でき、バックアップの信頼性を確保することができる。
バックアップ用データの重要度は、オペレータがハードディスクに記憶させる時に指定する方法と、図5に示すように、バックアップ用データを格納したフォルダ毎に、予め重要度ランクを設定しておく方法とがある。
上記のフォルダ毎の重要度ランクの設定は、予め重要度ランクが設定された上位のフォルダと同じ重要度ランクが、後から作成する下位フォルダに対して自動的に設定される場合と、上位のフォルダとは異なる重要度ランクを、下位フォルダを作成するときに設定する場合とがある。
図5においては、「重要度ランクが高い」上位フォルダに対して、「重要−A」の下位フォルダおよび「重要−B」の下位フォルダも重要度ランクが高く設定されている。
また、「重要度ランクが普通」の上位フォルダに対して、「個人−A」の下位フォルダでは、上位フォルダと同様に重要度ランクは「普通」であるが、「個人−B」の下位フォルダでは、上位フォルダよりも重要度ランクが高く設定されている。
また、予め作成された上位フォルダの重要度ランクの設定に対して、下位のフォルダを作成する時に上位フォルダとは異なる重要度ランクの設定を禁止することもできる。当然ながら、ファイル毎の重要度ランクの設定と、フォルダ毎の重要度ランク設定が、同時に行われる場合もある。
画像形成装置201の固有データは、データフォルダとは異なり、出荷時に予め重要度ランクが設定されているが、画像形成装置201の操作部(図示せず)から重要度を変更することができるようにしてもよい。
図6は、前記依頼先の画像形成装置202〜204のハードディスクの信頼度を判定するためのテーブルを示す。
テーブルには、ハードディスクの使用履歴及びエラー履歴のパラメータの項目が示されている。前記SMARTを搭載したハードディスクは、自己診断機能により、前記項目、例えばスタート・ストップ回数、ディスクの通電時間および電源入切回数などの使用履歴、リードエラー率、シークエラー率および巡回冗長検査などのエラー履歴、さらにはハードディスクの内部温度などの動作環境などを取得することができる。
バックアップの依頼元である画像形成装置201では、画像形成装置202〜204のハードディスクのSMART情報を、ネットワーク200を通じて取得し、信頼度を判定する。信頼度の判定は、項目毎にしきい値を設定し、しきい値を超えた場合は、信頼度ランクを下げる処理を行う。
また、しきい値は段階的に設定し、同一の項目だけで信頼度ランクを下げる場合や複数の項目で信頼度ランクを下げる場合がある。
また、項目に応じて重要度を変え、使用履歴情報よりエラー履歴情報の方が判定の重要度が高く、エラー履歴情報の項目でしきい値を超えた場合は、使用履歴情報の項目でしきい値を超えた場合より信頼度ランクを下げる判定を行う。従って、信頼度判定は、SMARTの項目毎にしきい値を設定するが、しきい値を超えたときの判定は、重要度ランクによって異なり、また、しきい値は段階に分けて設定し、徐々に信頼度が落ちていく判定を行う。
図6においては、項目(01)のリードエラーの発生率、項目(05)の代替処理されたセクタ数など、機能を大きく左右するパラメータであるエラー履歴については、「重要度A」にランクされており、他方、項目(0C)の電源入切回数などは、「重要度C」にランクされている。
ところで、前記ハードディスクの信頼度判定は、ネットワーク200に接続した他の画像形成装置202〜204のハードディスクのSMART情報に基づいて、バックアップ依頼元の画像形成装置201が行う場合と、画像形成装置201〜204が自己のハードディスクのSMART情報に基づいて、随時、信頼度判定を行い、バックアップ依頼元は、各画像形成装置が行った前記信頼度判定結果を基に信頼度を判定する場合とがある。
まず、バックアップ依頼元の画像形成装置201が、各画像形成装置202〜204からSMART情報を取得してハードディスクの信頼度を判定する場合の処理を、図7に示すフローチャートを参照して説明する。
図7において、ステップS21では、バックアップ依頼元の画像形成装置201の制御部101が、ネットワーク200上の依頼先の画像形成装置202〜204のSMART情報を収集する。
ステップS22では、バックアップ依頼元の画像形成装置201は、収集したSMART情報から依頼先の画像形成装置202〜204のハードディスクの信頼度を判定する。
ステップS23では、信頼度の判定結果から信頼度の高い画像形成装置203をバックアップ依頼先に設定する。
つぎに、画像形成装置202〜204が、自らのハードディスクの信頼度を判定し、依頼元の画像形成装置201では、各判定結果に基づいて最終的に信頼度を判定する場合の処理の流れを、図8に示すフローチャートを参照して説明する。
ステップS31で、ネットワーク200上の他の画像形成装置202〜204は、自己のSMART情報を随時読み出す。
ステップS32で、画像形成装置202〜204は、読み出した自己のSMART情報から自己のハードディスクの信頼度を判定する。
ステップS33では、ネットワーク200上に自己のハードディスクの信頼度の判定結果を公開する。
ステップS34で、バックアップ依頼元の画像形成装置201は、上記公開された判定結果から、画像形成装置203の信頼度が最も高いと判定し、画像形成装置203をバックアップ依頼先として設定する。
このように、各画像形成装置は自己のハードディスクの信頼度を判定して公開するから、バックアップ依頼元の画像形成装置201では、他の画像形成装置202〜204の各ハードディスクの信頼度の判定処理を簡素化できる。
この発明の一実施形態に係る画像形成装置を用いたデータのバックアップシステムを示す構成図である。 図1の画像形成装置における画像制御コントローラの電気的構成を示すブロック図である。 データをバックアップする場合の制御の流れを示すフローチャートである。 依頼先のハードディスクの信頼度からデータを分割してバックアップする制御の流れを示すフローチャートである。 データを記憶したフォルダ毎に設定されている重要度ランクの説明図である。 ハードディスクの信頼度判定のためのSMART情報に対する重要度ランクを示すテーブルである。 バックアップ依頼元の画像形成装置で、他の画像形成装置のハードディスクの信頼度を判定する場合の処理の流れを示すフローチャートである。 各画像形成装置が自己のハードディスクの信頼度を判定する場合の処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
101 制御部(信頼度判定手段、依頼先選択手段、制御手段)
105 ネットワーク部(送信手段、受信手段)
107 ハードディスク(記憶手段)
200 ネットワーク
201 バックアップ依頼元の画像形成装置
202〜204 バックアップ依頼先の画像形成装置

Claims (6)

  1. データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されているデータをバックアップする際に、ネットワークを介して接続された他の画像形成装置に該データを送信するためのデータ送信手段と、
    前記ネットワーク上の他の画像形成装置からのデータを受信するデータ受信手段と、
    前記データをバックアップ可能な画像形成装置が複数存在する場合に、それらの画像形成装置の各記憶手段の履歴情報に基づいて、該記憶手段の信頼度を判定する信頼度判定手段と、
    前記信頼度の判定結果に基づいて、バックアップ依頼先の画像形成装置を選択する依頼先選択手段と、
    を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記依頼先選択手段は、前記信頼度の判定結果に基づいてバックアップ依頼先の画像形成装置を選択した際に、該画像形成装置における記憶手段のバックアップに割り当てられている記憶容量がバックアップ用データの容量よりも小さい場合には、バックアップ用データを分割して振り分けるために、他の画像形成装置も選択する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記依頼先選択手段は、バックアップ用データを分割して複数の画像形成装置に振り分けてバックアップする場合、分割されたバックアップ用データの重要度に応じて、バックアップ依頼先の画像形成装置を選択する請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記信頼度判定手段は、前記履歴情報の各種パラメータに対して項目毎にしきい値を設定し、しきい値を超えた場合の信頼度判定を、項目毎の重み付けに基づいて行う請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記信頼度判定手段は、他の画像形成装置がそれぞれ自己の記憶手段の信頼度を判定した結果に基づいて、他の画像形成装置の記憶手段の信頼度を判定する請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 複数の画像形成装置がネットワークを介して接続されたネットワークシステムであって、
    第1の画像形成装置のデータをバックアップ可能な他の画像形成装置が複数存在する場合に、それらの画像形成装置の各記憶手段の履歴情報に基づいて、該記憶手段の信頼度を判定する信頼度判定手段と、
    前記信頼度の判定結果に基づいて、バックアップ依頼先の画像形成装置を選択する依頼先選択手段と、
    選択された画像形成装置に前記第1の画像形成装置のバックアップ用データを送信させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置のバックアップシステム。
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