JP2007008282A - Steering mechanism for outboard motor - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、小型船舶の船外機の向きを制御する操舵機構に関する。 The present invention relates to a steering mechanism that controls the direction of an outboard motor of a small boat.
図1〜図3は、特許文献1に開示された船外機を示している。小型船舶1の後方部分に船外機2が取り付けられている。この船外機2は、油圧を利用した操舵機構5により、操舵軸Aを中心として回動し、その向きを変える。また、チルト軸Bを中心として船外機2をチルトアップすることで、スクリュー部分3を水面上に移動させることができる。
なお、図1では操舵機構5を透視図的に示しているが、実際には、操舵機構5は、図1において船外機2の向こう側に存在する。
1 to 3 show an outboard motor disclosed in
Although the
特許文献1では、操舵用シリンダ10をピストンロッド11に沿って往復動させることで、船外機2の向きを操作している。シリンダ10は、回動プレート13および操舵アーム14を介して、船外機2に連結されている(図2)。油圧によりシリンダ10が往復動すると、操舵アーム14が回転駆動され、これにより船外機2の向きが変わる。
船外機2が向きを変えるとき、操舵アーム14は、船外機2と一体的に回動する。回動プレート13は、操舵アーム14に対して回動可能に連結されており、操舵アーム14が回動するとき、シリンダ10を保持したまま左右に往復動する(図3)。
シリンダ10は、シリンダアーム10a、10bにおいて回動プレート13に連結されている。図3(a)の中央位置から図3(b)の位置までシリンダ10がスライド移動すると、回動プレート13と操舵アーム14との連結部20がシリンダ10から(図3中、上方へ)遠ざかる方向に移動する。このとき、シリンダ10がピストンロッド11回りに回転し、シリンダアーム10a、10bの部材長により、連結部20の移動を吸収している。
In
When the
The
以上のように、特許文献1では、シリンダ10が回動プレート13に対して回動可能に連結され(第1回動連結部)、回動プレート13が操舵アーム14に対して回動可能に連結されている(第2回動連結部)。
As described above, in
図4は、特許文献2に開示された同種の船外機操舵機構を示している。特許文献2では、ピストンロッド30の長手方向に沿って油圧で往復駆動されるシリンダ31が、第1回動連結部32および第2回動連結部33を介して、操舵アーム35に連結されている。シリンダ31が往復移動すると、船外機2は操舵軸Aを中心として回動し、その向きを変える。
図4の中央位置からシリンダ31がいずれか一方の端部へとスライド移動すると、第2回動連結部33は、シリンダ30から(船外機2に向かって)遠ざかる方向に移動する。このとき、シリンダ31がピストンロッド30を中心として回転するとともに、ピストンロッド30がチルト軸Bを中心として回動することで、第2回動連結部33の移動を吸収している。
FIG. 4 shows an outboard motor steering mechanism of the same type disclosed in
When the
上記特許文献1、2に開示された操舵機構においては、船外機と一体的に回動する操舵アームと、操舵用シリンダとが第1および第2の2つの回動連結部を介して連結されている。一般的に、回動連結部においては、2つの部材の相対回転運動が生じるので、当該連結部においてガタツキが生じ易い。また、当該船外機を備えた船舶を海で使用する場合には、回動連結部に海水中の塩分が付着して円滑な回動を妨げる(いわゆる、潮かみ)という問題が生じる。この問題は十分なメンテナンスを行うことで防止できるが、そのような連結部が2箇所に存在するのは好ましいことではない。
In the steering mechanisms disclosed in
したがって、本発明の目的は、船外機の操舵機構において、駆動用シリンダと船外機との連結機構をシンプル化し、そのガタツキを低減するとともに、メンテナンス作業を容易にすることである。 Accordingly, it is an object of the present invention to simplify a coupling mechanism between a driving cylinder and an outboard motor in an outboard motor steering mechanism, to reduce backlash thereof and to facilitate maintenance work.
本発明により、以下の特徴を備えた船外機の操舵機構が提供される。
すなわち、本発明の操舵機構は、「操舵軸回りに船外機と一体的に回動する操舵アーム」と「船外機のチルト軸に対して平行姿勢を維持したまま、船外機に近づいたり遠ざかったりするよう揺動可能に支持されたピストンロッドに沿って往復動する操舵用シリンダ」と「操舵アームと操舵用シリンダとを連結する連結機構」とを備えていて、操舵用シリンダの往復動により船外機の向きを変える操舵機構である。そして、上記連結機構は、「操舵アームおよび操舵用シリンダの一方に固定した球面体」と「他方に固定されていて球面体の周囲に係合する外包体」とを有する球面軸受けで構成されている。
According to the present invention, there is provided an outboard motor steering mechanism having the following features.
In other words, the steering mechanism of the present invention approaches the outboard motor while maintaining a parallel attitude with respect to the “steering arm that rotates integrally with the outboard motor about the steering shaft” and the tilt axis of the outboard motor. A steering cylinder that reciprocates along a piston rod that is swingably supported so as to move away from or away from the vehicle, and a “connection mechanism that connects the steering arm and the steering cylinder”. This is a steering mechanism that changes the direction of the outboard motor by movement. The coupling mechanism is constituted by a spherical bearing having “a spherical body fixed to one of the steering arm and the steering cylinder” and “an outer casing fixed to the other and engaged around the spherical body”. Yes.
また、本発明により、「操舵軸回りに船外機と一体的に回動する操舵アーム」と「船外機のチルト軸に平行に保持されたピストンロッドに沿って往復動する操舵用シリンダ」と「操舵アームと操舵用シリンダとを連結する連結機構」とを備えていて、操舵用シリンダの往復動により船外機の向きを変える操舵機構が提供される。この操舵機構における連結機構は、「操舵軸に直角な平面内で相対回動可能に、操舵アームに連結されたロッド部材」と「操舵用シリンダに固定されていて、当該シリンダの往復動方向に直交して延在する受入開口を備えた連結部材」とで構成されていて、ロッド部材が連結部材の受入開口にスライド自在に嵌入されている。 Further, according to the present invention, “a steering arm that rotates integrally with the outboard motor around the steering shaft” and “a steering cylinder that reciprocates along a piston rod held parallel to the tilt shaft of the outboard motor”. And a “connecting mechanism that connects the steering arm and the steering cylinder”, and a steering mechanism that changes the direction of the outboard motor by the reciprocating motion of the steering cylinder is provided. The coupling mechanism in this steering mechanism includes a “rod member coupled to the steering arm so as to be capable of relative rotation in a plane perpendicular to the steering shaft” and “fixed to the steering cylinder in the reciprocating direction of the cylinder. The connecting member is provided with a receiving opening extending orthogonally, and the rod member is slidably fitted into the receiving opening of the connecting member.
上記のごとく、連結機構を球面軸受けで構成した場合には、船外機と操舵用シリンダとを1箇所の回動連結部のみで連結できるので、部材間のガタツキを最低限に抑えることができる。また、潮かみを防止するためのメンテナンスを要する回動連結部が当該1箇所だけとなる(すなわち、メンテナンス作業が簡単になる)。 As described above, when the coupling mechanism is constituted by a spherical bearing, the outboard motor and the steering cylinder can be coupled by only one rotational coupling portion, so that rattling between members can be minimized. . Moreover, the rotation connection part which requires the maintenance for preventing a tide is only one place (that is, a maintenance operation becomes easy).
また、上記のごとく、スライド自在に嵌入するロッド部材と受入開口とを利用して連結機構を構成した場合には、連結箇所は2箇所となるが、一方の連結箇所は、棒状のロッド部材を受入開口内に挿入してなる非常に簡単な構成とすることができる。また、受入開口の延在長を長くとることで、ガタツキを十分に小さくすることができる。 In addition, as described above, when the connecting mechanism is configured using the rod member that is slidably inserted and the receiving opening, there are two connecting points, but one connecting point is a rod-shaped rod member. A very simple configuration can be obtained by inserting into the receiving opening. In addition, the backlash can be sufficiently reduced by increasing the length of the receiving opening.
本発明の実施形態を添付の図面を参照して以下に詳細に説明する。
≪第1実施形態(図5〜図8)≫
Embodiments of the present invention will be described in detail below with reference to the accompanying drawings.
<< First Embodiment (FIGS. 5 to 8) >>
図5は、本発明の第1実施形態に係る操舵機構を示す要部斜視図である。
船外機2は、ブラケット41を介して船体に固定されており、チルト軸B回りにチルトアップ可能である。チルトアップの際、船外機2は、チルトチューブ42を回動軸として上方に回動する。このとき、チルトチューブ42自身は、その軸心回りに自転する。
ブラケット41の両側には支持アーム45が取り付けられていて、これら2本の支持アーム45でピストンロッド50を保持している。ピストンロッド50は、チルト軸Bと平行に保持されている。また、両支持アーム45は、チルト軸Bを中心として回動自在とされており、したがって、支持アーム45が回動すると、ピストンロッド50は、チルト軸Bに対する平行姿勢を維持したまま、船外機2に対して近づいたり、遠ざかったりするように揺動する。
FIG. 5 is a perspective view showing a main part of the steering mechanism according to the first embodiment of the present invention.
The
Support
ピストンロッド50のほぼ中央部にはピストン(不図示)が固定されており、その外側に操舵用シリンダ51を配置している。この結果、操舵用シリンダ51内では、上記ピストンの両側に独立した2つのピストン室が形成されている。操舵用シリンダ51の両端付近には、チーズジョイント52、53が配置されていて、それぞれが各ピストン室に連通している。チーズジョイント52、53に油圧ホース(不図示)を連結して、作動油を操舵用シリンダ51内のピストン室に導くことで、図5中に矢印A1、B1で示したように、操舵用シリンダ51を左右に往復移動させることができる。
A piston (not shown) is fixed to a substantially central portion of the
船外機2は、球面軸受けを利用した連結機構60を介して操舵用シリンダ51に接続されている。したがって、操舵用シリンダ51の往復移動に伴って、船外機2の操舵を制御し、船の走行方向を制御することが可能となる。
The
≪第1実施形態における連結機構≫
図6は、図5中の矢印C方向から見た要部側面図であって、操舵アーム61と操舵用シリンダ51とを連結する連結機構60を拡大して示している。
船外機2側から延在する操舵アーム61には、固定ボルト70およびナット71を用いて球面体75が固定されている。球面体75は、カラー76によって、操舵アーム61の下表面から一定の間隔を隔てた位置に固定されている。
一方、操舵用シリンダ51に固定した連結プレート55には、軸受ケース80が固定されている。この軸受ケース80は、球面体75の外周面側に係合する外包体81を、その内部に保持している。つまり、外包体81(レース)と球面体75(ボール)とが球面軸受けを構成している。第1実施形態では、1つの球面軸受けによって、操舵アーム61と操舵用シリンダ51とを連結している点に特徴がある。
≪Connection mechanism in the first embodiment≫
FIG. 6 is a side view of the main part viewed from the direction of arrow C in FIG. 5 and shows an enlarged view of the connecting
A
On the other hand, a bearing
≪連結機構60の動作≫
次に、図7および図8を参照して、操舵時における連結機構60の動作を説明する。
図7(a)は、操舵用シリンダ51が「中立位置」にある状態を、上方側から示した要部説明図である。また、図7(b)は、同じく操舵用シリンダ51が「中立位置」にある状態を、側方側から示した要部説明図である。
ここで「中立位置」とは、操舵用シリンダ51がピストンロッド50の長手方向の中央位置にある状態をいい、このとき、船外機2は船舶を直進させる方向を向く。
<< Operation of the
Next, the operation of the
FIG. 7A is an explanatory view of a main part showing the state in which the
Here, the “neutral position” refers to a state in which the
ピストンロッド50に沿って操舵用シリンダ51が往復移動すると、操舵アーム61は、操舵軸Aを中心として、船外機2と一体的に回動する。操舵用シリンダ51が図7(a)の「中立位置」にあるとき、図7(b)に示したように、操舵アーム61と連結プレート55とは互いに平行に位置している。
When the
図5の斜視図に示した状態は、図7の「中立位置」に対応している。図5中、矢印A1の方向に操舵用シリンダ51がスライドすると、図8の状態となる。図8(a)は、操舵用シリンダが最も右側に移動した状態を示しており、図8(b)は、その状態を側方側から示している。なお、操舵用シリンダ51が図5中、矢印B1の方向にスライドすると、図示はしていないが、図8(a)と左右対称の状態となる。
The state shown in the perspective view of FIG. 5 corresponds to the “neutral position” of FIG. In FIG. 5, when the
図7(a)および図8(a)から分かるように、操舵用シリンダ51がスライド移動するに伴って、操舵アーム61と連結プレート55とが相対的に回動する。このような相対回動の結果、操舵用シリンダ51は、ピストンロッド50に沿って直線的にスライド移動できる。
このような、操舵軸Aに直交する面内における、操舵アーム61と連結プレート55との相対回動(第1の回動)は、連結機構60を構成する球面軸受けによって実現される。
7A and 8A, as the
Such relative rotation (first rotation) between the
さらに、図7(a)と図8(a)とを比較すれば分かるように、操舵用シリンダ51がスライド移動するに伴って、連結機構60が図中上方側へと(すなわち、船外機2の側へと)遠ざかるように後退移動していることが分かる。
この後退移動に追従して、ピストンロッド50が船外機2へ向かう方向に移動する(つまり、ピストンロッド50上をスライド移動する操舵用シリンダ51も船外機2へ向かう方向に移動する)。図5を参照して説明すると、次の通りである。
Further, as can be seen from a comparison between FIG. 7A and FIG. 8A, as the
Following this backward movement, the
ピストンロッド50を保持する支持アーム45は、船外機2に対して、チルト軸B回りに揺動自在に取り付けられている。支持アーム45がチルト軸B回りに揺動すると、操舵用シリンダ51は、ピストンロッド50とともに揺動して、船外機2に近づいたり、遠ざかったりする。
The
操舵用シリンダ51が図5中、矢印A1方向に移動すると、連結機構60が操舵用シリンダ51から船外機2側に向かって後退移動する。この後退移動に引っ張られて、ピストンロッド50がチルト軸Bを中心として矢印A2の方向に回動し、その結果として、操舵用シリンダ51およびピストンロッド50が船外機2に近づく方向に移動する。
このとき、ピストンロッド50を支持する支持アーム45は、チルト軸Bを中心として回動する。
When the
At this time, the
図示はしていないが、操舵用シリンダ51が図5中矢印B1方向にスライドする場合には、上記と同じ原理で、ピストンロッド50が矢印B2方向に回動して、操舵用シリンダ51が船外機2側に近づくように移動する。
Although not shown, when the
操舵用シリンダ51がピストンロッド50とともに矢印A2(あるいはB2)方向に回動すると、連結プレート55は、図5に示される位置よりも下方側に向かって傾動することが分かる。
When the
図8(b)にはこのことが示されている。図8(a)は、「中立位置」から矢印A1方向に操舵用シリンダ51がスライドした状態を示しており、この状態を側方側から見たのが図8(b)である。図8(b)においては、図中右側に船外機2が位置している。
図8(b)から分かるように、この状態においては、操舵プレート61と連結プレート55とが相対的に一定の角度を為している。
This is shown in FIG. 8 (b). FIG. 8A shows a state where the
As can be seen from FIG. 8 (b), in this state, the
すなわち、図7(b)と図8(b)とを比較すれば分かるように、操舵用シリンダ51がスライド移動する間に、操舵プレート61と連結プレート55とが、相対的に鉛直面内で回動している(第2の回動)。
このような第2の回も、上記第1の回動と同様、連結機構60を構成する球面軸受けによって達成される。
That is, as can be seen by comparing FIG. 7B and FIG. 8B, the
Such a second rotation is also achieved by the spherical bearing that constitutes the
以上のように、本発明の第1実施形態においては、第1の回動および第2の回動の両方が、1つの球面軸受けで達成されている。つまり、部材間の不要なガタツキが生じ、あるいは、潮かみを防止するためにメンテナンスが必要となる連結箇所が1箇所に集約されている。 As described above, in the first embodiment of the present invention, both the first rotation and the second rotation are achieved by one spherical bearing. In other words, unnecessary backlash between members is generated, or connection points that require maintenance to prevent tide are gathered in one place.
以上に説明した第1実施形態では、球面軸受けを構成する球面体75および外包体81のうちの球面体75が操舵プレート61に固定され、外包体81が連結プレート55に(すなわち、操舵用シリンダ51に)固定されている。しかし、これとは逆に、球面体75を連結プレート55に固定し、外包体81を操舵プレート61に固定してもよい。
また、操舵プレート61を図示のものよりも長く構成して、球面体75または外包体81を操舵用シリンダ51に直接固定すること(すなわち、連結プレート55を省略すること)も可能である。
In the first embodiment described above, the
It is also possible to configure the
また、第1実施形態においては、連結プレート55は、「中立位置」にある操舵用シリンダ51の長手方向中央位置と操舵軸Aとを結ぶ仮想線M(図7(a)参照)に対して線対称な形状とされている。そして、外包体81は、そのような連結プレート55上において、仮想線M上に配置されている。このような構成を採用することで、操舵機構全体が仮想線Mに対して線対称となるので、左右方向への操舵バランスが向上するというメリットがある。
なお、連結プレート55の具体的な形状は、図示のものに限られず、仮想線Mに対して線対称であれば、適宜の形状を採用することができる。
Further, in the first embodiment, the connecting
The specific shape of the connecting
≪第2実施形態(図9〜図11)≫
次に、本発明の第2実施形態を説明する。第2実施形態の操舵機構は、上述の第1実施形態に対して、連結機構160の構成が実質的に異なっている。
<< Second Embodiment (FIGS. 9 to 11) >>
Next, a second embodiment of the present invention will be described. The steering mechanism of the second embodiment is substantially different from the first embodiment in the configuration of the
図9は、第2実施形態の操舵機構を示す斜視図である。第1実施形態と同様の構成部分については、同一の参照数字を付して、その説明を省略する。 FIG. 9 is a perspective view showing the steering mechanism of the second embodiment. Components similar to those of the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted.
連結機構160は、操舵アーム61に回動自在に取り付けられたロッド部材161と、操舵用シリンダ51に固定された連結部材(ブロック)171とで構成されている。連結部材171は、操舵用シリンダ51のスライド方向に直交して延在する受入開口172を備えていて、この受入開口172内に、ロッド部材161がスライド可能に嵌入される。
受入開口172内には、ロッド部材161が円滑にスライドできるように、樹脂製ブッシュを設けたり、潤滑剤を塗布する等、適宜の手段を施すことが好ましい。
The
In the receiving
図10(a)は、操舵用シリンダ51が「中立位置」にある状態を、上方側から示した要部説明図である。また、図10(b)は、同じく操舵用シリンダ51が「中立位置」にある状態を、側方側から示した要部説明図である。
ロッド部材161は、165で示した連結箇所において、ボルトおよびナットを利用して、操舵軸Aに直角な面内で回動自在に操舵アーム61に取り付けられている。操舵用シリンダ51が「中立位置」にあるとき、連結箇所165は、操舵用シリンダ51に最も接近している。
FIG. 10A is an explanatory view of a main part showing the state in which the
The
図11(a)は、操舵用シリンダ51が「中立位置」から最も左側にスライド移動した状態を示している。また、図11(b)は、操舵用シリンダ51が「中立位置」から最も右側にスライド移動した状態を示している。
FIG. 11A shows a state where the
操舵用シリンダ51が「中立位置」から左右にスライド移動すると、それに伴って、連結箇所165は、操舵用シリンダ51から船外機2側に向かって遠ざかる方向に後退移動する。
第2実施形態では、連結部材171の受入開口172内をロッド部材161がスライドすることで、連結箇所165の後退移動を吸収している。
When the
In the second embodiment, the
第2実施形態では、第1実施形態とは異なり、部材が相対移動する連結箇所が2箇所存在する。すなわち、第1実施形態では、連結箇所は連結機構60を構成する球面軸受けの1箇所のみであったが、第2実施形態では、「操舵アーム61とロッド部材161との回動連結箇所165」と「ロッド部材161と連結部材171の受入開口172とのスライド嵌入箇所166」との2箇所である。
連結箇所が1つ少ないという点では、第1実施形態の方が優れている。しかしながら、第2実施形態では、各連結部の構造が単純であるという点で第1実施形態よりも優れている。すなわち、回動連結箇所165は、ボルトとナットによる単純な連結機構であり、また、スライド嵌入箇所166も、単に開口内に細長いロッドをスライド係合させた単純な構成である。
また、スライド嵌入箇所166は、受入開口172の延在長を長くとることで、当該嵌入部におけるガタツキを十分に小さくすることができる。
In the second embodiment, unlike the first embodiment, there are two connection locations where the member relatively moves. That is, in the first embodiment, the connection location is only one of the spherical bearings constituting the
The first embodiment is superior in that the number of connected portions is one less. However, the second embodiment is superior to the first embodiment in that the structure of each connecting portion is simple. In other words, the
Moreover, the
第2実施形態では、連結部材171に設けた受入開口172は、操舵用シリンダ51が「中立位置」にあるときに、長手方向中央位置と操舵軸Aとを結ぶ仮想線M(図10(a)参照)に沿って延在している。このような構成を採用することで、操舵機構全体が仮想線Mに対して線対称となるので、左右方向への操舵バランスが向上するというメリットがある。
In the second embodiment, the receiving
1 小型船舶
2 船外機
3 スクリュー
5 操舵機構
10 操舵用シリンダ
10a、10b シリンダブロック
11 ピストンロッド
13 回動プレート
14 操舵アーム
20 連結部
30 ピストンロッド
31 操舵用シリンダ
32 第1回動連結部
33 第2回動連結部
35 操舵アーム
41 ブラケット
42 チルトチューブ
45 支持アーム
50 ピストンロッド
51 操舵用シリンダ
52、53 チーズジョイント
55 連結プレート
60 連結機構
61 操舵アーム
70 固定ボルト
71 ナット
75 球面体(ボール)
76 カラー
80 軸受ケース
81 外包体(レース)
160 連結機構
161 ロッド部材
165 回動連結箇所
166 スライド嵌入箇所
171 連結部材
172 受入開口
DESCRIPTION OF
76
160
Claims (4)
船外機(2)のチルト軸(B)に対して平行姿勢を維持したまま、船外機(2)に近づいたり遠ざかったりするよう揺動可能に支持されたピストンロッド(50)に沿って往復動する操舵用シリンダ(51)と、
操舵アーム(61)と操舵用シリンダ(51)とを連結する連結機構(60)と、
を備えていて、操舵用シリンダ(51)の往復動により船外機(2)の向きを変える操舵機構であって、
上記連結機構(60)は、
操舵アーム(61)および操舵用シリンダ(51)の一方に固定した球面体(75)と、他方に固定されていて球面体(75)の周囲に係合する外包体(81)と、を有する球面軸受けで構成されていることを特徴とする、操舵機構。 A steering arm (61) that rotates integrally with the outboard motor (2) about the steering axis (A);
Along the piston rod (50) supported so as to be able to swing toward and away from the outboard motor (2) while maintaining a parallel posture with respect to the tilt axis (B) of the outboard motor (2). A reciprocating steering cylinder (51);
A connection mechanism (60) for connecting the steering arm (61) and the steering cylinder (51);
A steering mechanism that changes the direction of the outboard motor (2) by reciprocating movement of the steering cylinder (51),
The coupling mechanism (60)
A spherical body (75) fixed to one of the steering arm (61) and the steering cylinder (51), and an outer packet body (81) fixed to the other and engaged around the spherical body (75). A steering mechanism comprising a spherical bearing.
船外機(2)のチルト軸(B)に平行に保持されたピストンロッド(50)に沿って往復動する操舵用シリンダ(51)と、
操舵アーム(61)と操舵用シリンダ(51)とを連結する連結機構(160)と、
を備えていて、操舵用シリンダ(51)の往復動により船外機(2)の向きを変える操舵機構であって、
上記連結機構(160)は、
操舵軸(A)に直角な平面内で相対回動可能に、操舵アーム(61)に連結されたロッド部材(161)と、
操舵用シリンダ(51)に固定されていて、当該シリンダ(51)の往復動方向に直交して延在する受入開口(172)を備えた連結部材(171)と、で構成されていて、
ロッド部材(161)が連結部材の受入開口(172)にスライド自在に嵌入されていることを特徴とする、操舵機構。 A steering arm (61) that rotates integrally with the outboard motor (2) about the steering axis (A);
A steering cylinder (51) reciprocating along a piston rod (50) held parallel to the tilt axis (B) of the outboard motor (2);
A connection mechanism (160) for connecting the steering arm (61) and the steering cylinder (51);
A steering mechanism that changes the direction of the outboard motor (2) by reciprocating movement of the steering cylinder (51),
The coupling mechanism (160)
A rod member (161) connected to the steering arm (61) so as to be relatively rotatable in a plane perpendicular to the steering shaft (A);
A connecting member (171) fixed to the steering cylinder (51) and provided with a receiving opening (172) extending perpendicular to the reciprocating direction of the cylinder (51);
A steering mechanism, wherein the rod member (161) is slidably fitted into the receiving opening (172) of the connecting member.
The receiving opening (172) of the connecting member extends along an imaginary line connecting the longitudinal center position of the steering cylinder (51) in the neutral position and the steering shaft (A). The steering mechanism according to claim 3.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005190323A JP2007008282A (en) | 2005-06-29 | 2005-06-29 | Steering mechanism for outboard motor |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005190323A JP2007008282A (en) | 2005-06-29 | 2005-06-29 | Steering mechanism for outboard motor |
Publications (1)
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ID=37747329
Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010269781A (en) * | 2009-04-23 | 2010-12-02 | Honda Motor Co Ltd | Steering device for outboard motor |
KR101091759B1 (en) * | 2010-07-28 | 2011-12-12 | 경남과학기술대학교 산학협력단 | The straight ascent and descent type stern screw apparatus |
-
2005
- 2005-06-29 JP JP2005190323A patent/JP2007008282A/en active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010269781A (en) * | 2009-04-23 | 2010-12-02 | Honda Motor Co Ltd | Steering device for outboard motor |
KR101091759B1 (en) * | 2010-07-28 | 2011-12-12 | 경남과학기술대학교 산학협력단 | The straight ascent and descent type stern screw apparatus |
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