JP2007007135A - 体内時計を利用した輸液管理システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】体内時計を利用した輸液管理システムであって、アミノ酸溶液、糖溶液、ビタミン溶液及び無機塩溶液からなる異なる輸液成分を収容する少なくとも4つの貯蔵容器、点滴制御装置、並びに給液用導管を含み、ここで、点滴制御装置が、前記溶液の滴下速度及び滴下時間帯を設定し、この設定に応じて給液を制御するための制御手段、各溶液の給液状態を監視するための表示手段、異常発生時に給液を自動停止させるための停止手段、及び前記溶液が流入する少なくとも4つの入口手段と前記溶液が流出する少なくとも1つの出口手段を含み、前記給液用導管が前記容器の各々と前記点滴制御装置の各溶液の前記入口手段とを連結する導管、及び前記点滴制御装置内部の各溶液を前記出口手段に導くための導管を含むことを特徴とするシステム。
【選択図】図4
Description
。per遺伝子、すなわちper1, per2及びper3は、SCNのみならず末梢組織、例えば眼、心臓、肺及び腎臓においても強固な概日発現を示す(Cell 96:271-290, 1999; Brain Res. Rev. 33:34-77, 2000; Neurosci. Lett. 256:117-119, 1998; J. Biol. Chem. 273:27039-27042, 1998)。時計遺伝子発現のフリーラン発振の期間は、固有に通常約24時間であり、
これらの概日発現は環境刺激によって決まる。そのような決定因子としての光の役割がよく研究されている。他の環境時間刺激である例えば温度、社会時間刺激及び食物摂取もまた、SCNでの概日時計を決めるが、そのような決定因子の作用は十分に理解されていない
。例えばグルココルチコイド、インターフェロン−α及びメタムフェタミンなどの薬剤の制限投与スケジュールが、末梢組織での概日遺伝子発現期を変化させるが、一方、そのような刺激はSCNでの概日遺伝子発現期に影響しないことが報告された(Genes. Dev. 14:2950-2961, 2000; Science 291:490-493, 2001; Embo J. 20:7128-7136, 2001; Nat. Med. 7:356-360, 2001; Eur. J. Neurosci. 16:921-929, 2002)。これらの知見に対して、本発
明者らの最近の研究により、末梢時計だけでなく中枢時計も中心静脈栄養(total parenteral nutrition; TPN)の時期によって強く影響されることが示された(Hepatology 26:1580-1586, 1997; Neuroreport 14:1457-1461, 2003)。夜間にTPNを与えた(夜の給餌を模倣
した)ラットでは、SCNでのrPer2及びラットD部位結合蛋白(rDBP)の発現が、夜遅くにピ
ークレベルをもつ自由摂取対照のものと類似したパターンを示した。しかし、昼間(ラットの休眠時間)だけTPNを与えたラットでは、これらの遺伝子発現の逆転パターンが観察
された。そのような変化は、点滴の開始後1日目の早い時期に生じた。
(2)ヒト体内時計の慨日リズムを乱さないように前記輸液成分の滴下速度及び滴下時間帯を設定することを特徴とする(1)に記載のシステム。
(3)前記滴下時間帯がヒト覚醒時であることを特徴とする(2)に記載のシステム。
(4)前記アミノ酸溶液の滴下時間帯が12時から22時までの間に設定されることを特徴とする(3)に記載のシステム。
(5)前記糖溶液の滴下時間帯が10時から22時までの間に設定されることを特徴とする(3)に記載のシステム。
(6)前記無機塩溶液の滴下時間帯が11時から22時までの間に設定されることを特徴とする(3)に記載のシステム。
(7)前記輸液成分の給液が重力作用によって行われる(1)〜(6)のいずれかに記載のシステム。
(8)前記輸液成分の給液が機械的作用によって行われる(1)〜(6)のいずれかに記載のシステム。
(9)前記点滴制御装置が給液の完了、給液中、又は異常発生を知らせる手段をさらに含む(1)〜(8)のいずれかに記載のシステム。
(10)薬剤溶液を収容する容器をさらに含む(1)〜(9)のいずれかに記載のシステム。
(11)前記給液がアミノ酸溶液、糖溶液、ビタミン溶液及び無機塩溶液について行われる(1)〜(9)のいずれかに記載のシステム。
(12)前記給液がアミノ酸溶液、糖溶液、無機塩溶液、ビタミン溶液及び薬剤溶液について行われる(1)〜(10)のいずれかに記載のシステム。
(13)前記溶液の給液状態をナースステーションで監視するためのモニターをさらに含む(1)〜(12)のいずれかに記載のシステム。
(14)アミノ酸溶液、糖溶液、ビタミン溶液及び無機塩溶液からなる異なる輸液成分、並びに必要に応じて薬剤溶液を、体内時計を利用して設定されたその各々の滴下速度及び滴下時間帯で患者に給液するための手段を含む制御部を含むことを特徴とする点滴制御装置。
(15)前記制御部が、前記滴下速度及び滴下時間帯を設定する設定手段、前記溶液の流路に配置され、滴下速度を調整する調整手段、並びに前記設定手段によって設定された滴下条件に応じて流量の調整手段を制御作動する制御手段を含む(14)に記載の点滴制御装置。
(16)前記溶液の給液状態を監視するための表示手段をさらに含む(14)又は(15)に記載の点滴制御装置。
(17)異常発生時に給液を自動停止させるための停止手段をさらに含む(14)〜(16)のいずれか1項に記載の点滴制御装置。
(18)前記溶液が流入する少なくとも4つの入口手段と、前記溶液が流出する少なくとも1つの出口手段をさらに含む(14)〜(17)のいずれかに記載の点滴制御装置。
(19)前記給液の完了、給液中、又は異常発生を知らせる手段をさらに含む(14)〜(18)のいずれかに記載の点滴制御装置。
0であることが知られているため、患者の病態に応じて最適アミノ酸量に処方される。
ビオチンなどを含む。輸液用ビタミンは、例えば「ネオラミン」(日本化薬)などの市販品を使用するのでよい。
し、ギヤー(2)を介してアクチェータ(3)を進退駆動し、これによって導管(チューブ)径の絞り量(或いは、絞り力又は押圧力)を調節する。圧力センサ(4)で絞り量を検出し、絞り
量を流量に変換し滴下速度(又は滴下量)を検出する。
、ランプの点灯やアラーム音を解除するための手段も含むことができる。
よって制限されないものとする。下記の実施例は、ラット(夜行性)を用いて、連続した高栄養輸液自体が体内時計リズムを狂わすことを証明する。
動物:
6週齢の雄Wisterラット(Charles River、日本)を個々に飼育し12時間の明暗周期(7時
から19時まで点灯、19時から翌朝7時まで消灯)に維持した。8週齢で、開示の方法に従
って、シラスティックカテーテル(内径0.5mm;Dow Corning,米国)を右頚動脈から右腔に
向けて先端を挿入した(Arch. Surg. 104:330-332, 1972)。麻酔のため、ペントバルビツ
ールナトリウムを35mg/kg体重の用量で腹腔内に注射した。これらのラットを4群に分け
た。擬似操作群のラットは飢餓状態にし、8時から20時まで、点滴経路を維持するのに丁
度十分な最低速度(36ml/kg/12時間)で生理食塩水を受容した。グルコース群は8時から20
時まで、240ml/kg/12時間の速度でグルコース溶液(20%w/vグルコース、261kcal/kg/日、Na+ 50meq/L及びCl- 50meq/L)を受容した。アミノ酸群は、8時から20時まで、240ml/kg/12時間の速度でアミノ酸溶液(Amiparen(商品名)、大塚製薬、日本;4.3%w/v 1.78 gN/kg/日、Na+ 50meq/L及びCl- 50meq/L)を受容した。生理食塩水群は、8時から20時まで、240ml/kg/12時間の速度で生理食塩水を受容した。これらのラットは、実験の間、いかなる経
口摂取も許されなかった。対照群は、粗製ラット食餌(オリエンタル酵母、日本)と水の自由摂取を可能にした。
下で行った。大阪大学医学部の実験動物の使用に関する委員会がすべての手順を承認した。
ラットの脳と肝臓を、左心室から経心臓潅流により、4%パラホルムアルデヒドPBSで
固定した。固定後、脳と肝臓をスクロース含有0.1M PBS中に浸漬し、ついで、これらの器官を、Tissue-Tek OTC化合物(桜ファインテクニカル、日本)中に埋め込み、ドライアイス上でゆっくり凍結した。頭頂脳連続切片と肝臓連続切片(いずれも厚さ8μm)を、クリオスタット(HM 505E MICROM、ドイツ)を用いて全SCN領域と肝臓を調べるために調製し、使用まで−80℃に保持した。ジゴキシゲニン標識RNAプローブを、DIG RNAラベリングキット(Boehringer Mannheim、ドイツ)を用いてrPer2 cDNA断片(塩基:1〜5453;GenBank
登録番号AB016532)から作製した。プローブのin situハイブリダイゼーションと検出は
、開示の方法で行った(Neurosci. Prot. 1:1-9, 1996; Neurosci. Prot. 2:1-13, 1996)
。ハイブリダイゼーション強度のデンシトメーター分析は、Mc Scope Ver.2.5(三谷コーポレーション、日本)を用いて行った。SCNは卵形の核でありSCN中のrPer2などのmRNAシ
グナルは、他の隣接する領域から区別するのが容易であるため、各SCNのDIGシグナルは顕微鏡分析によって分析された。
ラットを殺し、それらの肝臓組織を細かく切り出し、すぐに凍結し、分析まで液体窒素に保存した。全RNAをIsogen(グアニジン塩酸/フェノール法;日本ジーン、日本)を用い
て肝臓組織から単離し、1%アガロース/0.7Mホルムアルデヒドゲル上で分離した。RNAを、受動型キャピラリー転写法によってナイロン膜(Gene Screen Plus(商品名);DuPont、米国)上に転写した。肝臓組織からの全RNA20μgを各レーンに載せた。各レーンの各負荷量を評価するために、アガロースゲルを臭化エチジウムで染色し、UV光下で視覚化した。32P標識ランダムプライムドプローブを、ランダムプライマーDNAラベリングキットVer.
2(宝バイオ、日本)を用いてrPer2 cDNA断片(塩基:1144〜1797;GenBank登録番号AB016532)から作製し、組織RNAとハイブリダイズし、開示の方法で検出した(Neurosci. Lett. 245:113-116, 1998)。結果は、内部標準としてのGAPDHによって正規化された。
統計解析は、Bonferroni/Dunnポストホック試験と定期的分析を用いて、一方向及び二
方向階乗ANOVAによって行った。データは、平均±S.E.M.で表した。0.05未満のP値が有意であるとした。
図1は、自由摂取対照ラット及び擬似操作ラットのSCN及び肝臓におけるrPer2遺伝子発現を示す。自由摂取対照群でのrPer2発現のピークが、SCN及び肝臓についてともにZT18で観察されたが、一方、擬似操作群での発現は両組織で4時間早く(ZT14で)現れた。すべて
の群のrPer2のmRNA発現は有意の日変化を示した(それぞれP<0.01、ANOVA及び定期的分析)。以下の実験では、擬似操作ラットを対照として用いた。
溶液を与えたラットもまた、擬似操作群より8時間早いZT6にピークを有しながら、SCNに
おいてrPer2 mRNAの明らかな誘導を示した。興味深いことに、生理食塩水群は、ZT06にピークを有しながら、SCNにおいてrPer2 mRNA発現を誘導した。すべての群でのrPer2のmRNA発現は有意の日変化を示した(それぞれP<0.01、ANOVA及び定期的分析)。昼間のTPN(中心静脈栄養;グルコース、アミノ酸及び電解質の混合物)の影響を調べた本発明者らの先の実験(Neuroreport 14:1457-1461, 2003)と比較して、グルコース群でのrPer2発現パター
ンはTPN群のパターンと最も類似していた。
ス溶液は、rPer2のピーク時間を4時間だけ遅延させたが、一方、アミノ酸溶液は、点滴
の開始後すぐにrPer2発現を誘導しZT14にピーク値を導いた。生理食塩水を与えたラット
は擬似操作群と類似の日リズム発現を示し、ZT14にピーク蓄積を示した。昼間TPNでの本
発明者らの先の知見と比べて、アミノ酸群の肝臓でのrPer2発現パターンは昼間TPNのパターン(Neuroreport 14:1457-1461, 2003)と最も類似していた。すべての群のrPer2 mRNA発現は、有意の日変化を示した(それぞれP<0.01、ANOVA)。定期的分析もまた、生理食塩水
群を除くすべての群で、有意の日変化と、すべての群のピーク時間の間の有意の差とを示した(P<0.01)。
実験動物を用いた従来の研究は、制限された給餌が肝臓において時計遺伝子発振期を変えるが、SCNでは時計を変えないことを示した(Genes. Dev. 14:2950-2961, 2000; Science 291:490-493, 2001)。しかしながら、本発明者らの最近の研究では、TPNが肝臓だけ
でなくSCNでも時計遺伝子の発現期をシフトさせることが示された。この研究の目的は、
静脈栄養による生物時計の周期を決める機構を明らかにすることであった。本発明者らの知見と従来の報告との間の矛盾は、静脈栄養と経口栄養(Genes. Dev. 14:2950-2961, 2000; Science 291:490-493, 2001; Neuroreport 14:1457-1461, 2003)との違い、すなわ
ち消化管からの求心的知覚神経を経由した噛む、嚥下する、消化する及び吸収する栄養の有無、に起因するかもしれない。
は、今回、SCNと肝臓における時計遺伝子の発現に対するTPN溶液に含まれる各栄養成分の影響を調べた。その結果、各栄養成分に対するSCN時計及び末梢時計の応答性に明らかな
違いがあることが分かった。SCNでの時計遺伝子rPer2の発現は、栄養成分(すなわち、グルコース、アミノ酸及び生理食塩水)のいずれの点滴によっても誘導された。しかし、3つの溶液間でピークは異なり、グルコース群ではZT14で、アミノ酸群でZT06で、生理食塩水群でZT06でピークが観察された。SCNでは、グルコース群は擬似操作群と類似の発振パ
ターンを示したが、rPer2誘導はより早い時間(ZT06)で認められた。そのパターンは、本
発明者らによる昼間TPN溶液(グルコース、アミノ酸及び電解質の混合物)を与えたラッ
トのパターン(Neuroreport 14:1457-1461, 2003)と類似していた。これらの結果は、グ
ルコースがSCN時計の最も強力な慨日リズムの周期を決める因子である可能性を示した。Hirotaらは最近、培養細胞においてグルコースが一過的にマウスper1及びper2発現をダウ
ンレギュレートしたことを報告している(J. Biol. Chem. 277:44244-44251, 2002)。したがって、TPNの場合、グルコースが、アミノ酸又は電解質のみがラットに投与されたとき
により急速に生じるrPer2誘導を抑制するかもしれない。
対グルコース群の261 kcal/kg/日)ため、栄養不良又は低エネルギーの影響は排除できない。しかしながら、本発明者らの先の研究から、1〜3日の飢餓は、ラット肝臓における、慨日時計関連遺伝子の1つであるD部位結合タンパク質(DBP)の発現を有意に変更しないことが示されている(Hepatology 26:1580-1586, 1997)。また、10日間無蛋白食餌を与え
たラットは、肝臓においてDBP発現の有意の変化を示さなかった。これらの結果は、少な
くとも肝臓では、蛋白−カロリー栄養不良又は低エネルギーは時計遺伝子発現に影響しないかもしれないことを示している(J. Nutr. 127:1328-1332, 1997; Nutrition 15:213-216, 1999)。さらにまた、この研究では、無カロリーの非常に低用量の生理食塩水を与えた擬似操作群でのper2遺伝子発現は、自由摂取の対照ラットでの発現と非常に類似したパターンを示した。それゆえ、絶食の影響は、たとえあったとしても無視しうるものである。最後に、この実験が等カロリー条件で設計された場合には、各高栄養投与は動物の生理的栄養要求量を超えていただろう。この時点で、高い浸透圧又は毒性などの過剰用量の影響は、高栄養特異的影響から分離することができない。
め(J. Nutr. 131:2509S-2514S, 2523S-2504S, 2001)、視床下部が水分バランス及び浸透
圧を調整するためにそれらの変化に迅速に応答するにちがいない。したがって、SCNにお
ける時計は、自律神経の調節を介して水分バランスの機構に関与しているとするのが合理的であるように思われる。
た。グルコース溶液は、この発現期を8時間だけ遅延させたが、一方、アミノ酸溶液はそれを4時間早めた。アミノ酸溶液を与えたラットがTPN溶液を与えたラットと類似のパタ
ーンを示したという知見から、アミノ酸は肝臓における時計遺伝子の誘導剤であると思われる(Neuroreport 14:1457-1461, 2003)。アミノ酸が末梢時計に影響を与える機構は依然として検討中である。Haussingerらは、グルタミン、グリシン及びアラニンなどのアミノ酸の投与による肝細胞の腫脹の増大が、MAPKによる浸透圧シグナル伝達経路を活性化する可能性があることを示した(Genes Dev. 14:645-649, 2000)。
リズムの周期が)決定される可能性が示された。それらのうち、グルコースは最も重要な因子であるように思われる。一方肝臓では、アミノ酸が時計遺伝子の発現の誘導に関与していることが示された。
2: ギヤー
3: アクチュエータ
4: 圧力センサー
Claims (19)
- 体内時計を利用した輸液管理システムであって、アミノ酸溶液、糖溶液、ビタミン溶液及び無機塩溶液からなる異なる輸液成分を収容する少なくとも4つの貯蔵容器、点滴制御装置、並びに給液用導管を含み、ここで、点滴制御装置が、前記溶液の滴下速度及び滴下時間帯を設定し、この設定に応じて給液を制御するための制御手段、各溶液の給液状態を監視するための表示手段、異常発生時に給液を自動停止させるための停止手段、及び前記溶液が流入する少なくとも4つの入口手段と前記溶液が流出する少なくとも1つの出口手段を含み、前記給液用導管が前記容器の各々と前記点滴制御装置の各溶液の前記入口手段とを連結する導管、及び前記点滴制御装置内部の各溶液を前記出口手段に導くための導管を含むことを特徴とするシステム。
- ヒト体内時計の慨日リズムを乱さないように前記輸液成分の滴下速度及び滴下時間帯を設定することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
- 前記滴下時間帯がヒト覚醒時であることを特徴とする請求項2に記載のシステム。
- 前記アミノ酸溶液の滴下時間帯が12時から22時までの間に設定されることを特徴とする請求項3に記載のシステム。
- 前記糖溶液の滴下時間帯が10時から22時までの間に設定されることを特徴とする請求項3に記載のシステム。
- 前記無機塩溶液の滴下時間帯が11時から22時までの間に設定されることを特徴とする請求項3に記載のシステム。
- 前記輸液成分の給液が重力作用によって行われる請求項1〜6のいずれか1項に記載の
システム。 - 前記輸液成分の給液が機械的作用によって行われる請求項1〜6のいずれか1項に記載
のシステム。 - 前記点滴制御装置が給液の完了、給液中、又は異常発生を知らせる手段をさらに含む請求項1〜8のいずれか1項に記載のシステム。
- 薬剤溶液を収容する容器をさらに含む請求項1〜9のいずれか1項に記載のシステム。
- 前記給液がアミノ酸溶液、糖溶液、ビタミン溶液及び無機塩溶液について行われる請求項1〜9のいずれか1項に記載のシステム。
- 前記給液がアミノ酸溶液、糖溶液、無機塩溶液、ビタミン溶液及び薬剤溶液について行われる請求項1〜10のいずれか1項に記載のシステム。
- 前記溶液の給液状態をナースステーションで監視するためのモニターをさらに含む請求項1〜12のいずれか1項に記載のシステム。
- アミノ酸溶液、糖溶液、ビタミン溶液及び無機塩溶液からなる異なる輸液成分、並びに必要に応じて薬剤溶液を、体内時計を利用して設定されたその各々の滴下速度及び滴下時間帯で患者に給液するための手段を含む制御部を含むことを特徴とする点滴制御装置。
- 前記制御部が、前記滴下速度及び滴下時間帯を設定する設定手段、前記溶液の流路に配置され、滴下速度を調整する調整手段、並びに前記設定手段によって設定された滴下条件に応じて流量の調整手段を制御作動する制御手段を含む請求項14に記載の点滴制御装置。
- 前記溶液の給液状態を監視するための表示手段をさらに含む請求項14又は15に記載の点滴制御装置。
- 異常発生時に給液を自動停止させるための停止手段をさらに含む請求項14〜16のいずれか1項に記載の点滴制御装置。
- 前記溶液が流入する少なくとも4つの入口手段と、前記溶液が流出する少なくとも1つの出口手段をさらに含む請求項14〜17のいずれか1項に記載の点滴制御装置。
- 前記給液の完了、給液中、又は異常発生を知らせる手段をさらに含む請求項14〜18のいずれか1項に記載の点滴制御装置。
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