JP2007006856A - 曳き釣り用アラーム発信器 - Google Patents

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Abstract

【課題】船舶で仕掛けを曳きながらする釣りにおいて、船舶操縦の注意が散漫にならず海難事故の危険が減少し、体力的にも楽になり、仕掛けロープが絡んでしまう恐れが小さく、容易に扱える曳き釣り用アラーム発信器を提供することを目的とする。
【解決手段】この曳き釣り用アラーム発信器11は、仕掛けロープ7の途中に取り付けられる。魚が掛かったとき、この仕掛けロープ7の張力により、伸縮可能なハウジング13が伸びる。その伸び量が所定寸法以上になったときに、ハウジング13内部のスイッチ15がONになり、アラーム回路17がアラームを発生する。外筒19、内筒21、バネ23、内筒21内部の電池55を有するアラーム回路17、外筒19と内筒21の間に設けられる接触端子61,67,69、という簡単な構成で済む。
【選択図】図1

Description

この発明は、船舶で仕掛けを曳きながら釣りをする際に、魚が掛かったことを釣り人に知らせる曳き釣り用アラーム発信器の構造に関する。
従来、曳き釣りと呼ばれる釣りは、船舶で仕掛けを曳きながら釣りをするもので、一般には、船舶から左、右、又は左右に、アウトリガーと呼ばれる竿を大きく差し出し、この竿に仕掛けをつける。1本の竿につける仕掛けは、一つまたは複数である。各仕掛けは、仕掛けロープの下端に取り付けられた釣り針に、疑似餌や生餌が仕掛けられる。仕掛けロープの途中には、略直角に、寄せロープが結び付けられ、船舶の上の釣り人が寄せロープを手に持つことで、仕掛けを手繰り寄せられる。
この明細書では、曳き釣りには、船舶の後尾から1本の竿を差し出して、この竿に仕掛けをつけ、曳きながら釣りをするものも含むものとする。さらに、竿を用いずに、船縁から直接に仕掛けを海中にたらして、曳きながら釣りをするもの含むものとする。
このような曳き釣りでは、釣り人は、魚が掛かったことを、竿の撓り、仕掛けの途中に設けられるクッションゴムの伸び、又は仕掛けの浮き沈みで、知る。
なお、通常の丘釣りで使用される竿に設けられ、魚が掛かったことを釣り人に知らせる装置は、下記の特許文献1、2などに記載される。すなわち、竿の手元に備えられるリールから巻き出された道糸は、竿に沿って導かれ、竿の先端から海中などに伸び、下端には釣り針に、疑似餌や生餌が仕掛けられる。そして、前記装置は、リールの位置よりも竿の先端側に設けられ、ぴんと張った道糸の方向をやや変える形で、道糸の途中に、装置のアームが引っ掛けられて接する。魚がかかると、道糸の張力が大きくなるので、アームに加わる力が大きくなり、アームの角度などが変位し、装置のスイッチが入り、ブザーなどが鳴る。
特開平10-201407 実開平7-43031
しかしながら、曳き釣りでは、船舶の操縦も同時に行う釣り人は、魚が掛かったことを知るために、竿の撓り、仕掛けの途中に設けられるクッションゴムの伸び、又は仕掛けの浮き沈みを、目視で確認せねばならず、船舶の左右や後方への注意を強いられていた。このため船舶の前方への注意が散漫になり、海難事故の危険が付きまとっていた。
また、船舶の操縦も同時に行う釣り人は、船舶の陀輪(操縦ハンドル)を前向きの姿勢で持ちながら、体をひねって船舶の左右や後方へ常に注意を払わなければならず、体力的にも過酷な作業を行っていた。
特許文献1、2の装置を、曳き釣りに使用しようとすると、海上での風や波の影響を受け船舶は絶えず揺れ動くため、仕掛けロープが、この装置や装置のアームに絡んでしまう恐れが高い。また、仕掛けを交換した際などは、その度に、道糸に相当する仕掛けロープを、装置のアームに引っ掛ける作業を行わなければならず、特にアウトリガーと呼ばれる固定された竿を用いる場合には、作業が不可能、あるいは面倒になる。
この発明は、以上の問題点を解決するために、注意が散漫にならず海難事故の危険が減少し、体力的にも楽になり、仕掛けロープが絡んでしまう恐れが小さく、容易に扱える曳き釣り用アラーム発信器を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、第一発明は、仕掛けロープの途中に取り付けられ、魚が掛かったときのこの仕掛けロープの張力により伸縮可能なハウジングと、このハウジングの内部に設けられアラームを発生するためのアラーム回路と、このアラーム回路上に設けられ、前記伸縮により伸び量が所定寸法以上になったときにONになるスイッチと、を有することを特徴とする曳き釣り用アラーム発信器である。
第二発明は、さらに、前記ハウジングは、仕掛けロープが一端に連結される外筒と、この外筒の他端に形成される開放口と、前記開放口から前記外筒内へ同軸状態に収納され、軸方向に移動することで前記伸縮が可能で、他方の仕掛けロープが他端に連結される内筒と、略前記外筒の底部内側と前記内筒の収納側の端部を接続し前記張力により伸縮するバネと、を有してなり、前記アラーム回路は、前記内筒の内部に設けられる電池と、この電池を電源とするアラーム機器と、を有してなり、前記スイッチは、前記アラーム回路の一部を構成し、前記内筒の外側に露出して設けられる第1、及び第2移動接触端子と、前記外筒の内側面に設けられ、前記伸縮により伸び量が所定寸法以上になったときに前記第1移動接触端子が接触し、前記第2移動接触端子が常に接触する固定接触端子と、を有してなることを特徴とする曳き釣り用アラーム発信器である。
第三発明は、さらに、前記内筒は、開閉可能な金属性の密閉容器であり、前記第1移動接触端子は、前記密閉容器を水密的に貫通する金属製の爪であり、前記第2移動接触端子は、前記金属性の密閉容器の外側面部であり、前記固定接触端子は、前記外筒の内側面に設けられ、前記アラーム機器は音響スピーカーであることを特徴とする曳き釣り用アラーム発信器である。
第四発明は、さらに、前記外筒の前記開放口の縁部周囲と、前記内筒の他端周囲との間に、防水ジャバラが取り付けられていることを特徴とする曳き釣り用アラーム発信器である。
第五発明は、さらに、前記アラームは、音又は光によるものであることを特徴とする曳き釣り用アラーム発信器である。
第一、第二、第三、第四、又は第五発明によれば、魚が掛かったとき、曳き釣り用アラーム発信器の伸縮可能なハウジングは、仕掛けロープの張力により伸び、これによりスイッチがONになり、ハウジング内部のアラーム回路がアラームを発生する。このための竿の撓り、仕掛けの途中に設けられるクッションゴムの伸び、又は仕掛けの浮き沈みを、目視で常に確認する必要がなくなり、船舶前方への注意が散漫にならずに済み、海難事故の危険が減少する。
また、確認のための体をひねる動作も減らすことができ、体力的にも楽になる。また、この曳き釣り用アラーム発信器は、仕掛けロープの途中に取り付けられるので、特許文献1、2のように竿に装置やアームが設けられるものに比べ、仕掛けロープが絡んでしまう恐れが小さい。さらに、仕掛けを交換した際などに、特許文献1、2のように竿に設けられた装置に仕掛けロープを引っ掛ける作業をする必要などが全くなく、曳き釣り用アラーム発信器への操作は要らず、容易に扱える。
第二、第三、第四、又は第五発明によれば、さらに、外筒、内筒、バネ、内筒内部の電池を有するアラーム回路、外筒と内筒の間に設けられる接触端子、という簡単な構成で曳き釣り用アラーム発信器を実現でき、製造コストを抑えることができる。
第三、又は第四発明によれば、さらに、内筒を開閉可能な金属性の密閉容器とすることで、内部のアラーム回路を海水などから十分に保護できる。また、第2移動接触端子を、内筒である金属性の密閉容器の外側面部とし、固定接触端子を、外筒の金属製の内側面とすることで、接触端子の部品を減らすことができ、製造コストを抑え、部品の故障による不具合の発生を抑えることができる。
さらに、アラーム機器を音響スピーカーとすることで、魚が掛かったことを音で知らせてくれるので、船舶の操縦も同時に行う釣り人は、竿の撓り、仕掛けの途中に設けられるクッションゴムの伸び、又は仕掛けの浮き沈みを、目視で常に確認する必要がさらになくなり、船舶前方への注意が散漫にならずに済み、海難事故の危険が減少する。また、確認のための体をひねる動作もさらに減らすことができ、体力的にもさらに楽になる。
第四、又は第五発明によれば、さらに、防水ジャバラが取り付けられていることから、外筒と内筒の間から、外筒内部へ海水などが浸入するのを防止でき、接触端子などの錆の発生などによる不具合を防止できる。
この発明の実施形態を、図1から図6に示す。
(概略)
図3,4,5に示すように、船舶1から左右に、アウトリガーと呼ばれる竿3を大きく差し出し、この竿3に仕掛け5をつける。1本の竿3につける仕掛け5は、二つである。各仕掛け5は、仕掛けロープ7の下端に取り付けられた釣り針9に、疑似餌又は生餌が仕掛けられる。仕掛けロープ7の途中には、略直角に、寄せロープ7Aが結び付けられ、船舶1の上の釣り人が寄せロープ7Aを手に持つことで、仕掛け5を手繰り寄せられる。
図3,2,1に示すように、この実施形態の曳き釣り用アラーム発信器11は、仕掛けロープ7の途中に取り付けられる。魚が掛かったとき、この仕掛けロープ7の張力により、伸縮可能なハウジング13が伸びる。その伸び量が所定寸法以上になったときに、ハウジング13内部のスイッチ15がONになり、アラーム回路17がアラームを発生する。
すなわち、伸縮可能なハウジング13の内部に、アラームを発生するためのアラーム回路17が設けられる。このアラーム回路17上に設けられるスイッチ15が、ハウジング13の伸び量が所定寸法以上になったときに、ONになる。
(曳き釣り用アラーム発信器11)
(ハウジング13)
図2,1に示すように、ハウジング13は、外筒19、内筒21、バネ23を有する。すなわち、外筒19は、筒状の外筒本体25の一端に、外筒用外蓋27がネジにより取り付けられる。この外筒用外蓋27に、仕掛けロープ7を通す第1リング29が設けられる。これにより、竿3側の仕掛けロープ7が、外筒19の一端に連結される。外筒19の他端には、開放口31が形成される。この開放口31から外筒19内へ、内筒21が同軸状態に収納される。内筒21が、外筒19内を軸方向に移動することで、ハウジング13の伸縮が可能となる。
この内筒21は、開閉可能な金属性の密閉容器である。すなわち、一方が開放された内筒本体33に対し、防水用ゴムシール35を介して、円筒状の内蓋37がされて、内筒本体33の内部の水密が確保され、さらに、この内蓋37の外端部に、内筒用外蓋39が取り付けられる。この内筒用外蓋39に、仕掛けロープ7を通す第2リング41が設けられる。このようにして、釣り針9側の仕掛けロープ7が、内筒21の他端、すなわち前記収納される側と反対側の端に連結される。
外筒19の底部内側と内筒21の収納側の端部を、ステンレス製のバネ23が接続する。すなわち、外筒19の内側底部となる外筒用外蓋27の内側に、バネ23の一端を係止する係止バー43が設けられ、内筒本体33の底部外側にバネ23の他端を係止する係止リング45が設けられる。このバネ23が仕掛けロープ7の張力により伸縮し、よって張力に比例したハウジング13の伸縮を生じる。
曳き釣りにおいて、魚がかかっていない通常の張力は、0から2.5kgの間で複雑な変動をする。カツオやマグロあるいはそれ以上大型の魚が掛かると、張力は、4から5kg以上の張力になる。よって、バネ23の選定は、張力が例えば3.5kg以上になると、後述するスイッチ15がONになるように設定する。この設定は、狙う魚の種類によって変えることができる。
内筒21の外側面には、内筒21の回り止めを行う突起47が形成され、外筒19の側面には、この突起47が往復動するスリット49が形成される。スリット49の外側は、スリットカバー51によって覆われ、水密が維持される。
外筒19の開放口31の縁部周囲と、内筒21の他端周囲との間に、防水ジャバラ53が取り付けられている。すなわち、外筒19の開放口31の縁部周囲には、防水ジャバラ53の一端が水密的に被せられ、内筒21の他端周囲には、防水ジャバラ53の一端が水密的に被せられる。
(アラーム回路17)
図1に示すように、アラーム回路17は、金属性の容器である内筒21と、この内筒21の内部において設けられる電池55、この電池55を電源とするアラーム機器57など、が電気的に接続されてなる。すなわち、内筒21の内部において、電池55の一方の極が内筒21の内壁に接続され、他の極が音響発信回路59に接続された後に、第1移動接触端子61である金属製の爪63に接続する。
この爪63は、内筒21を水密的に貫通する。この貫通部位の外周には、絶縁ゴム製のスリーブ65が設けられる。爪63は、全体が弾性を有し、V字形状の下端が、固定接触端子67に接触し、スイッチ15が構成される。この固定接触端子67は外筒19の内側面に設けられ、外筒19の奥側の一部が硬質プラスチックで絶縁され絶縁部67Aになり、これにより、伸縮可能なハウジング13の伸び量が所定寸法以上になったとき、すなわち、外筒19に対して内筒21が図中右へ所定寸法以上移動したときに、第1移動接触端子61は固定接触端子67の絶縁されていない部分67Bへ接触し、スイッチ15がONになる。
この固定接触端子67の絶縁されていない部分は、内筒21の外側面部である第2移動接触端子69が常に接触する。内筒21は、前述したように、電池55の一方のへ接続されている。
音響発信回路59から、アラーム機器57である音響スピーカーに所定の電圧、信号が供給される。
「実施形態の効果」
この実施形態によれば、魚が掛かったとき、曳き釣り用アラーム発信器11の伸縮可能なハウジング13は、仕掛けロープ7の張力によりバネ23が伸びることで、伸び、第1移動接触端子61は固定接触端子67の絶縁されていない部分へ接触し、スイッチ15がONになり、ハウジング13内部のアラーム回路17がアラーム音を発生する。
そして、魚を外し、張力がなくなると、バネ23が縮むことで、スイッチ15がOFFになり、アラーム音は自動的に消える。
このため、船舶1の操縦も同時に行う釣り人は、竿3の撓り、仕掛け5の途中に設けられるクッションゴムの伸び、又は仕掛け5の浮き沈みを、目視で常に確認する必要がない。よって、船舶1前方への注意が散漫にならずに済み、海難事故の危険が減少する。また、確認のための体をひねる動作も減らすことができ、体力的にも楽になる。
また、この曳き釣り用アラーム発信器11は、仕掛けロープ7の途中に取り付けられるので、特許文献1、2のように竿3に装置やアームが設けられるものに比べ、風や波の影響を受け絶えず揺れ動く仕掛けロープ7が、絡んでしまう恐れが小さい。
そもそも、海上での曳き釣りは、風や波の影響を強く受け、船体や仕掛けは絶えず、大きく揺れ動き、ロープ、糸、あるいは紐が絡んでしまうトラブルが起きやすい。このため、仕掛けロープなどが、竿3の装置やアームに絡むことはできるだけ用心しなければならない。この実施形態では、曳き釣り用アラーム発信器11を、仕掛けロープ7の途中で、竿3の近くに取り付けることで、特に絡み難くした。
さらに、仕掛け5を交換した際などに、特許文献1、2のように竿3に設けられた装置に仕掛けロープ7を引っ掛ける作業をする必要などが全くない。すなわち、曳き釣り用アラーム発信器11への操作は要らず、容易に扱える。
さらに、外筒19、内筒21、バネ23、内筒21内部の電池55を有するアラーム回路17、外筒19と内筒21の間に設けられる接触端子、という簡単な構成で、曳き釣り用アラーム発信器11を実現でき、製造コストを抑えることができる。
さらに、内筒21を開閉可能な金属性の密閉容器とすることで、内部のアラーム回路17を海水などから十分に保護できる。
また、第2移動接触端子69を、内筒21である金属性の密閉容器の外側面部とし、固定接触端子67を、外筒19の金属製の内側面とすることで、接触端子の部品を減らすことができる。よって、製造コストを抑え、部品の故障による不具合の発生を抑えることができる。
さらに、アラーム機器57を音響スピーカーとすることで、魚が掛かったことを音で知らせてくれる。よって、船舶1の操縦も同時に行う釣り人は、竿3の撓り、仕掛け5の途中に設けられるクッションゴムの伸び、又は仕掛け5の浮き沈みを、目視で常に確認する必要がさらになくなる。このため、船舶1前方への注意が散漫にならずに済み、海難事故の危険が減少する。また、確認のための体をひねる動作もさらに減らすことができ、体力的にもさらに楽になる。
さらに、防水ジャバラ53が取り付けられていることから、外筒19と内筒21の間から、外筒19内部へ海水などが浸入するのを防止でき、接触端子などの錆の発生などによる不具合を防止できる。
この曳き釣り用アラーム発信器11は、大物が掛かる曳き釣りで使用するため、強固な構造を必要とするが、金属製の外筒19、内筒21、ステンレス製のバネ23を使用することで、対応が可能である。
「他の実施形態」
以上の実施形態では、外筒19と内筒21との間に、防水ジャバラ53が取り付けられるものであったが、他の実施形態では、内筒21と外筒19の全体を一つの伸縮可能な防水の袋で覆い、第1、第2のリングだけを袋から水密的に露出するものでも良い。
以上の実施形態では、第1移動接触端子61は、金属製の爪63であったが、他の実施形態では、第2移動接触端子69と同様に、金属性の内筒21の外側面部でもよい。この場合には、内筒21は部分的に金属で他の部分は絶縁材からなるものとし、この絶縁材によって、第1移動接触端子61と、第2移動接触端子69とは分割されるものとする。
以上の実施形態では、第1移動接触端子61だけが、金属製の爪63であったが、他の実施形態では、第1移動接触端子61と同様に、第2移動接触端子69も、金属製の爪63とすることもできる。この場合には、内筒21の固定接触端子67は、第1移動接触端子61と第2移動接触端子69とが接触する部分に、円周方向に分かれ、それぞれが軸方向に長い半島状に形成される。そして、ハウジング13の伸び量が所定寸法以上になったときに、やや短い半島状の第1移動接触端子61が接触し、長い半島状の第2移動接触端子69が常に接触する。
以上の実施形態では、アラーム機器57は音響スピーカーであったが、他の実施形態では、点滅光などを発する発光装置であっても良い。
以上の実施形態では、曳き釣り用アラーム発信器11は、竿3の仕掛けロープに取り付けられたが、他の実施形態では竿ではなく、例えば船縁から直接に仕掛けを海中にたらす際の仕掛けロープに取り付けることも可能である。
この発明の一実施形態を示す曳き釣り用アラーム発信器の縦断面図である。 図1の斜視図(一部透視図)である。 図1曳き釣り用アラーム発信器を用いて、曳き釣りを行う船舶の平面図である。 図3の側面図である。 図4の斜視図である。 図4における曳き釣り用アラーム発信器の斜視図である。
符号の説明
1…船舶、3…竿、5…仕掛け、7…ロープ、9…針、11…用アラーム発信器、13…ハウジング、15…スイッチ、17…アラーム回路、19…外筒、21…内筒、23…バネ、25…外筒本体、27…外筒用外蓋、29…リング、31…開放口、33…内筒本体、35…防水用ゴムシール、37…内蓋、39…内筒用外蓋、41…第2リング、43…係止バー、45…係止リング、47…突起、49…スリット、51…スリットカバー、53…防水ジャバラ、55…電池、57…アラーム機器、59…音響発信回路、61…第1移動接触端子、63…爪、65…スリーブ、67…固定接触端子、69…第2移動接触端子。

Claims (5)

  1. 仕掛けロープの途中に取り付けられ、魚が掛かったときのこの仕掛けロープの張力により伸縮可能なハウジングと、このハウジングの内部に設けられアラームを発生するためのアラーム回路と、このアラーム回路上に設けられ、前記伸縮により伸び量が所定寸法以上になったときにONになるスイッチと、を有することを特徴とする曳き釣り用アラーム発信器。
  2. 前記ハウジングは、仕掛けロープが一端に連結される外筒と、この外筒の他端に形成される開放口と、前記開放口から前記外筒内へ同軸状態に収納され、軸方向に移動することで前記伸縮が可能で、他方の仕掛けロープが他端に連結される内筒と、略前記外筒の底部内側と前記内筒の収納側の端部を接続し前記張力により伸縮するバネと、を有してなり、前記アラーム回路は、前記内筒の内部に設けられる電池と、この電池を電源とするアラーム機器と、を有してなり、前記スイッチは、前記アラーム回路の一部を構成し、前記内筒の外側に露出して設けられる第1、及び第2移動接触端子と、前記外筒の内側面に設けられ、前記伸縮により伸び量が所定寸法以上になったときに前記第1移動接触端子が接触し、前記第2移動接触端子が常に接触する固定接触端子と、を有してなることを特徴とする請求項1に記載の曳き釣り用アラーム発信器。
  3. 前記内筒は、開閉可能な金属性の密閉容器であり、前記第1移動接触端子は、前記密閉容器を水密的に貫通する金属製の爪であり、前記第2移動接触端子は、前記金属性の密閉容器の外側面部であり、前記固定接触端子は、前記外筒の内側面に設けられ、前記アラーム機器は音響スピーカーであることを特徴とする請求項2に記載の曳き釣り用アラーム発信器。
  4. 前記外筒の前記開放口の縁部周囲と、前記内筒の他端周囲との間に、防水ジャバラが取り付けられていることを特徴とする請求項2、又は3に記載の曳き釣り用アラーム発信器。
  5. 前記アラームは、音又は光によるものであることを特徴とする請求項1、2、又は4に記載の曳き釣り用アラーム発信器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113763685A (zh) * 2021-09-16 2021-12-07 中英海底系统有限公司 一种海底光缆保护装置及系统

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