JP2007005976A - 無線通信端末及びその制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 基地局との無線通信を迅速に開始することができるとともに、その無線通信による通信速度を向上させることができる無線通信端末及びその制御プログラムを提供する。
【解決手段】 各スロットの識別情報と、それらのスロットが通信を行う基地局の識別情報とを対応付けて記憶する記憶部11aと、スロットが通信を行うことが可能な基地局の識別情報と、その基地局から受信する電界強度の情報とを対応付けて記憶する記憶部11bと、記憶部11bに記憶されている基地局の識別情報で特定される基地局のうち、記憶部11aに記憶されていない基地局の識別情報と、その基地局の識別情報に対応する電界強度の情報とを対応付けて記憶する記憶部11cを有する。また、記憶部11cに記憶されている基地局の識別情報で特定される基地局に対して、リンク確立の処理を行う制御部12を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の基地局との間で無線通信を行うための無線通信端末及びその制御プログラムに関する。
従来から、複数の無線通信端末と、複数の基地局との間で無線通信を行う場合に、図9に示すようなシーケンスに従って無線通信を行う方法が知られていた。すなわち、無線通信端末1aと無線通信端末1bが同時刻に同じ基地局2aにリンク確立要求信号を送信した場合に(ステップS001、S002)、一方の無線通信端末1aに対してはリンクを割り当て(ステップS003)、他方の無線通信端末1bに対してはリンクの割り当てを拒否していた(ステップS004)。
基地局2aからリンクの割り当てを拒否された無線通信端末1bは、他の基地局2bに対してリンク確立要求信号を送信し(ステップS005)、その基地局2bからリンクの割り当てを受けることにより(ステップS006)、無線通信を開始していた。
また、例えばPHS(Personal Handy-phone System)のパケット通信において、図10に示すようなシーケンスに従ってリンク制御を行う方法も知られていた。すなわち、無線通信端末1cと基地局2cとがパケット通信中の場合において、基地局2cが無線通信端末1dからリンク確立要求信号を受信した場合には(ステップS101)、基地局2cは無線通信端末1cとのリンクを保留し(ステップS102)、無線通信端末1dに対してリンクの割り当てを行う(ステップS103)。保留されたリンクは一定時間後に再接続を試みるが、再接続に失敗した場合にはリンクが切断されてしまう。
また、PHSのパケット通信において、基地局と通信を行うための複数のスロットを利用してデータ通信を行う方法として、特許文献1に記載されている技術が知られている。この方法では、基地局から送信される電波の電界強度をPHSが検出して、所定の電界強度以上の電波を受信できた基地局との間で無線通信を行うようにしている。
特開2002−271832号公報
しかしながら、前者の通信方法(図9参照)では、複数の無線通信端末1a、1bからのリンク確立要求信号が同時刻に送信された場合に(ステップS001、S002)、基地局2aからリンクの割り当てが行われなかった無線通信端末1bは、他の基地局2bに対してリンク確立要求信号を改めて送信する必要がある。このとき行われる通信が音声通信の場合には、発呼時のみに行われる処理のために大きな問題とはなっていない。しかし、パケット通信の場合には発呼時のみだけではなく、ドーマント(無通信)状態から復帰するときにも同様にリンク確立を行う必要があること、及びパケット通信は複数のリンクを接続してデータ通信を行うこともあるので、前者の通信方法から受ける影響は大きく、データ通信のスループットを低下させる要因となっている。
また、後者のPHSのパケット通信方法(図10参照)では、無線通信端末1dからリンク確立要求信号を受信した場合には、基地局2cは無線通信端末1cとの通信を中断して、無線通信端末1dとの無線通信を開始していたため、無線通信端末1cによる無線通信が一時的に中断し、場合によってはリンクが切断され、データ通信のスループットが低下するという問題があった。
また、特許文献1に記載されている通信方法では、ある基地局から所定の電界強度以上の電波を受信可能な場合に、PHSに設けらている複数のスロットが同時刻にその基地局に対してリンク確立を要求することがあったため、リンクの確立が失敗し、データ通信を開始する時刻が遅延することがあるという問題があった。
本発明は、上記事情を考慮してなされたものでその目的は、基地局との無線通信を迅速に開始することができるとともに、その無線通信による通信速度を向上させることができる無線通信端末及びその制御プログラムを提供することにある。
本発明の無線通信端末は、基地局と通信を行うための複数のスロットを有する無線通信端末であって、前記各スロットの識別情報と、それらのスロットが通信を行う基地局の識別情報を対応付けて記憶する第1の記憶手段と、前記スロットが通信を行うことが可能な基地局の識別情報と、その基地局との通信状態の情報を対応付けて記憶する第2の記憶手段と、前記第2の記憶手段に記憶されている基地局の識別情報で特定される基地局のうち、前記第1の記憶手段に記憶されていない基地局の識別情報と、その基地局の識別情報に対応する前記通信状態の情報を対応付けて記憶する第3の記憶手段と、前記第3の記憶手段に記憶されている通信状態の情報に基づいて基地局の識別情報を選択し、その基地局の識別情報で特定される基地局に対して、リンク確立の処理を行う制御手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の無線通信端末は、基地局と通信を行うための複数のスロットを有する無線通信端末であって、前記各スロットの識別情報と、それらのスロットが通信を行う基地局の識別情報を対応付けて記憶する第1の記憶手段と、前記スロットが通信を行うことが可能な基地局の識別情報と、その基地局との通信状態の情報を対応付けて記憶する第2の記憶手段と、前記第2の記憶手段に記憶されている基地局の識別情報が、前記第1の記憶手段に記憶されていない場合に、その基地局の識別情報で特定される基地局に対して、リンク確立の処理を行う制御手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の無線通信端末の制御プログラムは、基地局と通信を行うための複数のスロットを有する無線通信端末の制御プログラムであって、前記各スロットの識別情報と、それらのスロットが通信を行う基地局の識別情報を対応付けて記憶させる第1のステップと、前記スロットが通信を行うことが可能な基地局の識別情報と、その基地局との通信状態の情報を対応付けて記憶させる第2のステップと、前記第2のステップで記憶した基地局の識別情報で特定される基地局のうち、前記第1のステップで記憶していない基地局の識別情報と、その基地局の識別情報に対応する前記通信状態の情報を対応付けて記憶させる第3のステップと、前記第3の記憶手段に記憶されている通信状態の情報に基づいて基地局の識別情報を選択し、その基地局の識別情報で特定される基地局に対して、リンク確立の処理を行わせる第4のステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明の無線通信端末の制御プログラムは、基地局と通信を行うための複数のスロットを有する無線通信端末の制御プログラムであって、前記各スロットの識別情報と、それらのスロットが通信を行う基地局の識別情報を対応付けて記憶させる第1のステップと、前記スロットが通信を行うことが可能な基地局の識別情報と、その基地局との通信状態の情報を対応付けて記憶させる第2のステップと、前記第2のステップで記憶した基地局の識別情報が、前記第1のステップで記憶されていない場合に、その基地局の識別情報で特定される基地局に対して、リンク確立の処理を行わせる第3のステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明では、スロットが通信を行っている基地局の情報を記憶しておくことにより、他のスロットにより通信を開始する際には、その通信中の基地局以外の基地局に対してリンク確立の処理を行うようにした。
これにより、複数のスロットが同時刻に同一の基地局に対してリンク確立の処理を行うことを防止することができるため、各スロットが速やかに基地局と通信を開始することができる。これにより、無線通信端末の通信速度を向上させることができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態による無線通信端末10の構成を示すブロック図である。無線通信端末10は、記憶部11、制御部12、ベースバンド回路部13(131、132、・・・、13n)、周波数変換部14(141、142、・・・、14n)、アンテナ部15(151、152、・・・、15n)、外部インターフェース部16を有する。外部インターフェース部16は、例えば無線通信端末10がPCカード形状の場合、PCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)インターフェースとなり、接続されるコンピュータとデータやコマンドのやり取りを行う。なお、無線通信端末10が端末本体のみで通信を行う場合、外部インターフェース部16は省略しても良い。ベースバンド回路部13、周波数変換部14、アンテナ部15はそれぞれn(nは2以上の整数)台設けられている。
本実施形態では、無線通信端末10がPHSの端末である場合について説明する。無線通信端末10は、周辺に配置されている複数の基地局と無線通信を行う。各ベースバンド回路部13は、基地局と上り下り各々4つの物理スロットを用いて無線通信を行う。1つのスロットでは、基地局との間で32(kbps(kilobits per second))の無線通信を行うことが可能である。よって、1つのベースバンド回路部13では合計4つのスロットにより、128(kbps)の通信速度の無線通信を行うことが可能である。また、1つの無線通信端末10では合計n個のベースバンド回路部13により、128×n(kbps)の通信速度の無線通信を行うことが可能である。
記憶部11は、記憶部11a、11b、11cを有する。記憶部11aには、図2に示すようなリストL1が記憶されている。リストL1には、各ベースバンド回路部13に内蔵されている4つのスロットの識別情報(「BBIC1/RF1/slot1」など)と、それらの各スロットが無線通信を行っている基地局の識別情報(「80000000001」など)が、対応付けられて記憶されている。なお、スロットと基地局との通信が行えない状態にある場合には、「00000000000」のように、基地局の識別情報として使用しない情報が、基地局の識別情報として記憶される。
記憶部11bには、図3に示すようなリストL2が記憶されている。リストL2には、ベースバンド回路部13に内蔵される各スロットごとに、そのスロットが通信可能な基地局の識別情報(「80000000001」など)と、それらの基地局から送信される報知信号を受信した際の電界強度(「55」(dBμV/m)など)の情報が、対応付けられて記憶されている。なお、本実施形態では、電界強度を、通信状態の情報として利用する場合について説明するが、その他の情報を利用してもよい。
記憶部11cには、図4に示すようなリストL3が記憶されている。リストL3には、後述の処理により、所定の基地局の識別情報(「80000000002」など)と、電界強度(「51」(dBμV/m)など)の情報が、電界強度の強い順に、対応付けられて記憶されている。
制御部12は、ベースバンド回路部13に内蔵される各スロットが、それぞれどの基地局と通信を行っているかについて、スロットの識別情報と対応付けて記憶部11aのリストL1に記憶する。また、制御部12は、無線通信端末10の周辺に設置されている基地局から定期的に送信される報知信号を受信し、その報知信号を受信した際の電界強度を測定して、記憶部11bのリストL2に記憶する。また、制御部12は、記憶部11aに記憶されているリストL1と、記憶部11bに記憶されているリストL2に基づいてリストL3を作成し、記憶部11cに記憶する。
ベースバンド回路部13(131〜13n)は、制御部12から出力される信号に対して変調等の処理を行い周波数変換部14へ出力したり、周波数変換部14から出力される信号に対して復調等の処理を行い制御部12へ出力したりする。
周波数変換部14(141〜14n)は、ベースバンド回路部13から出力される信号の周波数を送信周波数に変換してアンテナ部15に出力したり、アンテナ部15が受信する信号に対して周波数変換の処理を行いベースバンド回路部13に出力したりする。
アンテナ部(151〜15n)は、周波数変換部14から出力される信号を電波に乗せて基地局に送信したり、基地局から送信される電波を受信して、その電波に対応する信号を周波数変換部14に対して出力したりする。
外部インターフェース部16は、制御部12から出力される信号を、外部のPC(Personal Computer)等へ出力したり、そのPC等から出力される信号を制御部12へ出力したりする。
次に、本実施形態による無線通信端末10の処理について説明する。
図5は、本実施形態による無線通信端末10による処理の流れを示すフローチャートである。始めに、制御部12は、ベースバンド回路部131〜13nが内蔵する各スロットが、それぞれどの基地局と無線通信を行っているかについての基地局情報を、スロット識別情報と対応付けて、記憶部11aにリストL1(図2参照)として記憶する。
制御部12は、一定期間、無線通信端末10の周囲に設置されている基地局から所定の電界強度以上の報知信号を受信できるか否かについて判定するオープンサーチの処理を実行する(ステップS201)。基地局から送信される報知信号を受信できた場合には、その基地局の識別情報と、その報知信号を受信した際の電界強度の情報も取得し、記憶部11bにリストL2(図3参照)として記憶する(ステップS202)。
そして、リストL2に記憶されている基地局の識別情報のうち、リストL1で他のスロットが通信を行っている基地局の識別情報を除外し(ステップS203)、電界強度の大きい順に基地局の識別情報を並べ替えることにより、各スロットごとにリストL3(図4参照)を作成して記憶部11cに記憶する(ステップS204)。
そして、制御部12は、リストL3の一番上に記憶されている基地局の識別情報に基づいて、基地局を選択し(ステップS205)、その基地局の識別情報と、その基地局に対してリンク確立要求信号を送信するスロットの識別情報とをリストL1に登録する(ステップS206)。その後、そのスロットからリンク確立要求信号をその基地局に対して送信することにより(ステップS207)、リンクを確立するための処理を行う。
制御部12は、スロットと基地局の間でリンクの確立が成功したか否かについて判定する(ステップS208)。リンクの確立に成功した場合には、ステップS208で「YES」と判定し、スロットと基地局との間で無線通信を開始する(ステップS209)。一方、リンクの確立に失敗した場合には、ステップS208で「NO」と判定し、制御部12はリストL1から、リンクの確立に失敗した基地局の識別情報と、それに対応するスロットの識別情報とを削除する(ステップS210)。
制御部12は、リストL3を検索することにより(ステップS211)、ステップS210でリストL3から削除した基地局の次に電界強度が大きい基地局の識別情報が存在するか否かについて判定を行う(ステップS212)。次の基地局の識別情報が存在しない場合には、ステップS212で「NO」と判定し、リンク確立の処理は失敗したものとして、図5のフローチャートによる処理を終了する(ステップS213)。一方、リストL3に次の基地局の識別情報が存在する場合には、ステップS212で「YES」と判定し、再度ステップS206へ進み、その基地局に対するリンク確立の処理を実行する。
上述した実施形態では、各ベースバンド回路部13が内蔵するスロットが通信を行っている基地局の情報をリストL1として記憶するとともに、各スロットが基地局から受信した報知信号の電界強度の情報をリストL2として記憶し、そのリストL1及びL2に基づいて、他のスロットで既に通信が行われている基地局を除外したリストL3を作成するようにした。そして、そのリストL3に記憶されている基地局の情報に基づいて、通信確立の処理を実行するようにした。よって、複数のスロットが同時刻に同一の基地局に対してリンク確立要求信号を送信することを防止することができるため、各スロットが速やかに基地局と通信を開始することができる。これにより、無線通信端末10の通信速度を向上させることができる。
次に、本発明の第2の実施形態による無線通信端末10について説明する。本実施形態による無線通信端末10の構成は、第1の実施形態による無線通信端末10(図1参照)とほぼ同じである。ただし、リストL3を記憶する記憶部11cを備えていない点が相違する。また、制御部12の制御方法についても、第1の実施形態による無線通信端末10と相違する。
次に、本実施形態による無線通信端末10の処理について説明する。
図6は、本実施形態による無線通信端末10による処理の流れを示すフローチャートである。始めに、制御部12は、ベースバンド回路部131〜13nが内蔵する各スロットが、それぞれどの基地局と無線通信を行っているかについての基地局情報を、スロット識別情報と対応付けて、記憶部11aにリストL1(図2参照)として記憶する。
制御部12は、オープンサーチの処理を実行し(ステップS301)、基地局から送信される報知信号を受信できた場合には、その基地局の識別情報と、その報知信号を受信した際の電界強度の情報を取得し、記憶部11bにリストL2(図3参照)として記憶する(ステップS302)。
そして、制御部12は、リストL2の一番上に記憶されている基地局の識別情報に基づいて、基地局を選択し(ステップS303)、その基地局が他のベースバンド回路部13のスロットとの間で既に通信が行われていないかを、リストL1を検索することにより(ステップS304)、判定する(ステップS305)。他のベースバンド回路部13のスロットとの間で既に通信が行われている場合には、ステップS305で「YES」と判定し、ステップS311へ進む。ステップS311の処理については後述する。一方、他のベースバンド回路部13のスロットとの間でまだ通信が行われていない場合には、ステップS305で「NO」と判定し、その基地局の識別情報と、スロットの識別情報とを対応付けて、記憶部11aのリストL1に登録する(ステップS306)。
そして、スロットからリンク確立要求信号を、その基地局に対して送信することにより、リンクを確立するための処理を開始する(ステップS307)。制御部12は、スロットと基地局とのリンクの確立が成功したか否かについて判定する(ステップS308)。リンクの確立に成功した場合には、ステップS308で「YES」と判定し、スロットと基地局との間で無線通信を開始する(ステップS309)。一方、リンクの確立に失敗した場合には、ステップS308で「NO」と判定し、制御部12はリストL1から、リンクの確立に失敗した基地局の識別情報と、それに対応するスロットの識別情報とを削除する(ステップS310)。
制御部12は、リストL2を検索することにより(ステップS311)、リストL2の一番上に基地局の情報が存在するか否かについて判定を行う(ステップS312)。基地局の識別情報が存在しない場合には、ステップS312で「NO」と判定し、リンク確立の処理は失敗したものとして、図6のフローチャートによる処理を終了する(ステップS313)。一方、リストL2に基地局の識別情報が存在する場合には、ステップS312で「YES」と判定し、再度ステップS304へ進み、その基地局に対するリンク確立の処理を実行する。
上述した実施形態では、各ベースバンド回路部13が内蔵するスロットが通信を行っている基地局の情報をリストL1として記憶するとともに、各スロットが基地局から受信した報知信号の電界強度の情報をリストL2として記憶するようにした。そして、そのリストL2に記憶されている基地局の情報のうち、リストL1に記憶されていない基地局の情報に基づいて、通信確立の処理を実行するようにした。よって、複数のスロットが同時刻に同一の基地局に対してリンク確立要求信号を送信することを防止することができるため、各スロットが速やかに基地局と通信を開始することができる。これにより、無線通信端末10の通信速度を向上させることができる。
次に、本発明の第3の実施形態による無線通信端末10について説明する。本実施形態による無線通信端末10の構成は、第1の実施形態による無線通信端末10(図1参照)と同様である。ただし、制御部12の制御方法が、第1の実施形態による無線通信端末10と相違する。
次に、本実施形態による無線通信端末10の処理について説明する。
図7は、本実施形態による無線通信端末10による処理の流れを示すフローチャートである。始めに、制御部12は、ベースバンド回路部131〜13nが内蔵する各スロットが、それぞれどの基地局と無線通信を行っているかについての基地局情報を、スロット識別情報と対応付けて、記憶部11aにリストL1(図2参照)として記憶する。
制御部12は、オープンサーチの処理を実行し(ステップS401)、基地局から送信される報知信号を受信できた場合には、その報知信号を受信した際の電界強度の情報を取得し、記憶部11bにリストL2(図3参照)として記憶する(ステップS402)。
そして、リストL1を参照することにより(ステップS403)、リストL2に記憶されている基地局の識別情報のうち、他のスロットが通信を行っている基地局の識別情報を除外し、電界強度の大きい順に基地局の識別情報を並べ替えることにより、各スロットごとにリストL3(図4参照)を作成して記憶部11cに記憶する(ステップS404)。
そして、制御部12は、リストL3の一番上に記憶されている基地局の識別情報に基づいて、基地局を選択し(ステップS405)、その基地局が他のベースバンド回路部13のスロットとの間で既に通信が行われていないかを、リストL1を検索することにより(ステップS406)、判定する(ステップS407)。
他のベースバンド回路部13のスロットとの間で既に通信が行われている場合には、ステップS407で「YES」と判定し、ステップS413へ進む。ステップS413の処理については後述する。一方、他のベースバンド回路部13のスロットとの間でまだ通信が行われていない場合には、ステップS407で「NO」と判定し、その基地局の識別情報と、スロットの識別情報とを対応付けて、記憶部11aのリストL1に登録する(ステップS408)。そして、スロットからリンク確立要求信号を、その基地局に対して送信することにより、リンクを確立するための処理を開始する(ステップS409)。制御部12は、スロットと基地局とのリンクの確立が成功したか否かについて判定する(ステップS410)。リンクの確立に成功した場合には、ステップS410で「YES」と判定し、スロットと基地局との間で無線通信を開始する(ステップS411)。一方、リンクの確立に失敗した場合には、ステップS410で「NO」と判定し、制御部12はリストL1から、リンクの確立に失敗した基地局の識別情報と、それに対応するスロットの識別情報とを削除する(ステップS412)。
そして、制御部12は、リストL3を検索することにより(ステップS413)、リストL3の一番上に基地局の情報が存在するか否かについて判定を行う(ステップS414)。基地局の識別情報が存在しない場合には、ステップS414で「NO」と判定し、リンク確立の処理は失敗したものとして、図7のフローチャートによる処理を終了する(ステップS415)。一方、リストL3に基地局の識別情報が存在する場合には、ステップS414で「YES」と判定し、再度ステップS406へ進み、その基地局に対するリンク確立の処理を実行する。
上述した実施形態では、各ベースバンド回路部13が内蔵するスロットが通信を行っている基地局の情報をリストL1として記憶するとともに、各スロットが基地局から受信した報知信号の電界強度の情報をリストL2として記憶し、そのリストL1及びL2に基づいて、他のスロットで既に通信が行われている基地局を除外したリストL3を作成するようにした。そして、そのリストL3に記憶されている基地局の情報のうち、リストL1に記憶されていない基地局の情報に基づいて、通信確立の処理を実行するようにした。よって、複数のスロットが同時刻に同一の基地局に対してリンク確立要求信号を送信することを防止することができるため、各スロットが速やかに基地局と通信を開始することができる。これにより、無線通信端末10の通信速度を向上させることができる。
なお、上述した第1〜第3の実施形態では、無線通信端末10と基地局との間で、図5〜図7に示すフローチャートに従って無線通信を開始する場合について説明したが、このような処理に限定されるものではない。例えば、図8に示すように、無線通信端末10と基地局の間で通信を行っている最中に何らかの原因により、通信が切断された場合に(ステップS501)、無線通信端末10の記憶部11aのリストL1から、その基地局の識別情報と、その基地局と通信を行っていたスロットの識別情報を削除するようにしてもよい(ステップS502)。このような処理を行うことにより、他のスロットは、その基地局に対してリンク確立の処理を行うことができるので、リンクが確立される可能性が増大し、より効率的に通信を行うことが可能となる。
なお、以上説明した実施形態において、図1の制御部12の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶して、この記憶媒体に記憶されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより無線通信端末10の制御を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記憶媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記憶媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時刻の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時刻プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記憶されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明の第1の実施形態による無線通信端末10の構成を示すブロック図である。 記憶部11aに記憶されるリストL1の一例を示す図である。 記憶部11bに記憶されるリストL2の一例を示す図である。 記憶部11cに記憶されるリストL3の一例を示す図である。 本実施形態の無線通信端末による処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の無線通信端末による処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態の無線通信端末による処理の流れを示すフローチャートである。 無線通信端末による処理の流れを示すフローチャートである。 従来使用されていた無線通信方法の処理の流れを示すシーケンス図である。 従来使用されていた無線通信方法の処理の流れを示すシーケンス図である。
符号の説明
1a、1b・・・無線通信端末、10・・・無線通信端末、11(11a、11b、11c)・・・記憶部、12・・・制御部、13・・・ベースバンド回路部、14・・・周波数変換部、15・・・アンテナ部、16・・・外部インターフェース部

Claims (4)

  1. 基地局と通信を行うための複数のスロットを有する無線通信端末であって、
    前記各スロットの識別情報と、それらのスロットが通信を行う基地局の識別情報を対応付けて記憶する第1の記憶手段と、
    前記スロットが通信を行うことが可能な基地局の識別情報と、その基地局との通信状態の情報を対応付けて記憶する第2の記憶手段と、
    前記第2の記憶手段に記憶されている基地局の識別情報で特定される基地局のうち、前記第1の記憶手段に記憶されていない基地局の識別情報と、その基地局の識別情報に対応する前記通信状態の情報を対応付けて記憶する第3の記憶手段と、
    前記第3の記憶手段に記憶されている通信状態の情報に基づいて基地局の識別情報を選択し、その基地局の識別情報で特定される基地局に対して、リンク確立の処理を行う制御手段と、
    を有することを特徴とする無線通信端末。
  2. 基地局と通信を行うための複数のスロットを有する無線通信端末であって、
    前記各スロットの識別情報と、それらのスロットが通信を行う基地局の識別情報を対応付けて記憶する第1の記憶手段と、
    前記スロットが通信を行うことが可能な基地局の識別情報と、その基地局との通信状態の情報を対応付けて記憶する第2の記憶手段と、
    前記第2の記憶手段に記憶されている基地局の識別情報が、前記第1の記憶手段に記憶されていない場合に、その基地局の識別情報で特定される基地局に対して、リンク確立の処理を行う制御手段と、
    を有することを特徴とする無線通信端末。
  3. 基地局と通信を行うための複数のスロットを有する無線通信端末の制御プログラムであって、
    前記各スロットの識別情報と、それらのスロットが通信を行う基地局の識別情報を対応付けて記憶させる第1のステップと、
    前記スロットが通信を行うことが可能な基地局の識別情報と、その基地局との通信状態の情報を対応付けて記憶させる第2のステップと、
    前記第2のステップで記憶した基地局の識別情報で特定される基地局のうち、前記第1のステップで記憶していない基地局の識別情報と、その基地局の識別情報に対応する前記通信状態の情報を対応付けて記憶させる第3のステップと、
    前記第3の記憶手段に記憶されている通信状態の情報に基づいて基地局の識別情報を選択し、その基地局の識別情報で特定される基地局に対して、リンク確立の処理を行わせる第4のステップと、
    をコンピュータに実行させるための無線通信端末の制御プログラム。
  4. 基地局と通信を行うための複数のスロットを有する無線通信端末の制御プログラムであって、
    前記各スロットの識別情報と、それらのスロットが通信を行う基地局の識別情報を対応付けて記憶させる第1のステップと、
    前記スロットが通信を行うことが可能な基地局の識別情報と、その基地局との通信状態の情報を対応付けて記憶させる第2のステップと、
    前記第2のステップで記憶した基地局の識別情報が、前記第1のステップで記憶されていない場合に、その基地局の識別情報で特定される基地局に対して、リンク確立の処理を行わせる第3のステップと、
    をコンピュータに実行させるための無線通信端末の制御プログラム。
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