JP2007005743A - Led照明用電源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】LEDで構成された発光手段に流す電流の検出手段、制御手段を省略して安定な電流を発光手段に供給する。商用電源のように比較的高い電圧源を用いて、発光手段に供給する電源装置の損失を小さくおさえた簡単な回路構成で、LEDを用いた照明装置に適した電源装置を実現する。
【解決手段】LEDで構成された発光手段と交流電源を、コンデンサまたはインダクタで直列に接続し、少なくとも1つ以上のLEDで構成された前記発光手段のLEDを直列に接続するLEDの数を、前記発光手段に流れる電流が略定電流とみなされる特性を持つ領域で動作するように、交流電源電圧Eと、発光手段の端子間電圧の比を決めることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】LEDで構成された発光手段と交流電源を、コンデンサまたはインダクタで直列に接続し、少なくとも1つ以上のLEDで構成された前記発光手段のLEDを直列に接続するLEDの数を、前記発光手段に流れる電流が略定電流とみなされる特性を持つ領域で動作するように、交流電源電圧Eと、発光手段の端子間電圧の比を決めることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、照明に用いられるLEDを駆動するための電源装置に関する。
従来の白熱電球や蛍光灯は、点灯手段が単純でかつ構成部品の数も少ない。
従来の白熱電球や蛍光灯のような発光手段をLEDに置き換えた場合、LEDを駆動する電源は複雑なものになる。
具体的には、通常LEDを駆動するには、定電流源もしくは定電流源に近い特性となるような手段を持つか(たとえば、特許文献1参照)、発光手段に流れる電流を検出し、発光手段に印加する電圧を制御することで、適正な電流となるような手段を持っている(たとえば、特許文献2参照)。また、別の方法として、インダクタを電流制限素子として、周波数を変えて発光素子に流れる電流を制御する方法もある(たとえば、特許文献3参照)。
従来の白熱電球や蛍光灯のような発光手段をLEDに置き換えた場合、LEDを駆動する電源は複雑なものになる。
具体的には、通常LEDを駆動するには、定電流源もしくは定電流源に近い特性となるような手段を持つか(たとえば、特許文献1参照)、発光手段に流れる電流を検出し、発光手段に印加する電圧を制御することで、適正な電流となるような手段を持っている(たとえば、特許文献2参照)。また、別の方法として、インダクタを電流制限素子として、周波数を変えて発光素子に流れる電流を制御する方法もある(たとえば、特許文献3参照)。
LEDに流す電流を定電流で供給したり、電流を検出し、電流を制御する理由は、図15,16,17で明らかなように、LED端子間に電圧Vfを印加すると,Vfのわずかな変化でLEDを流れる電流Ifが大きく変化する。また、LEDの明るさは一般的にLEDを流れる電流Ifで示される。また、LEDに電流Ifを流した時に発生する端子間電圧Vfは、電流Ifを一定にしても、周囲の温度で変化する。したがってLEDを駆動する場合、一般的に電圧源ではなく電流源を使用する。
LEDを駆動する従来技術は以下の特許文献1〜3に例示される。
特開2004−192833(図7、図12、図13) 特開2004−39289(図3) 特開2004−111104(図1)
発光手段を、定電流もしくは定電流源に近い形で駆動する方法としては、発光手段に直列に抵抗を接続し、発光手段に流れる電流を制限する方法や、電圧源を定電流源に換えて発光手段に電流を供給する方法や、発光手段に流れる電流を検出し、前記電流が一定となるように制御する方法が考えられている。
しかし、発光手段に直列に抵抗を接続し、発光手段に流れる電流を制限する方法では、電流制限手段としては簡単だが、商用電源を使用した場合、照明のように比較的大きな電流を流す場合では抵抗の発熱が大きくなる。
また、文献1、2のように、定電流源で発光手段を駆動したり、発光手段を流れる電流を検出して電流を制御する場合、構成する素子にトランジスタや定電流ダイオード、その他の素子が使用されるが、基本的に直流電源を使用する。電流検出回路と制御回路も同様に直流電源を必要とする。したがって、必然的に発光手段は直流で駆動される。また、発光手段を並列に追加する場合、定電流回路、または電流検出回路と制御回路手段がそれぞれの発光手段に必要となる。
また、文献3のように、発光手段に流れる電流をインダクタで制限する方法もあるが、インダクタを定電流素子として使用しているわけではないので、電流を制御する手段が別に必要となる。
以上のように従来技術では抵抗のみによる電流制限方法を除き、発光手段を流れる電流を定電流としたり、検出する手段と、前記電流を一定に保つ制御手段を持っている。
以上のように従来技術では抵抗のみによる電流制限方法を除き、発光手段を流れる電流を定電流としたり、検出する手段と、前記電流を一定に保つ制御手段を持っている。
本発明は、以上の状況に鑑みてなされたものであり、LEDを用いた発光手段に流す電流の検出手段や電流を一定に保つ手段を省略でき、損失の少ない電源を実現することを目的とする。
上記課題を解決するために、LEDで構成された発光手段と交流電源を、コンデンサまたはインダクタで直列に接続し、少なくとも1つ以上のLEDで構成された前記発光手段のLEDを直列に接続するLEDの数を、前記発光手段に流れる電流が略定電流とみなされる特性を持つ領域で動作するように、交流電源電圧Eと、発光手段の端子間電圧の比を決めることを特徴とする。
たとえば、図1で示される回路において、交流電源7の電圧Eが一定とすると、発光手段10に流れる電流Iと、少なくとも1つ以上のLEDで構成された発光手段10の端子間に現れる電圧Vとの関係は、直列に接続するLEDの数を1,2,3、・・・・と増やしていくと、図5のような特性を示す。すなわち交流電源7の電圧Eと発光手段10の端子間電圧Vの比、V/Eが小さいと、LEDに流れる電流はほぼコンデンサ8のインピーダンスと交流電源7の電圧Eで決まる略定電流特性を示すが、前記比V/Eが大きくなり、1に値に近づくほど発光手段に流れる電流が減少するとともに端子間電圧Vのわずかな変化で電流が大きく変化する。
発光手段に流れる電流=I、電源電圧=E、電源周波数=f、コンデンサの容量=C、発光手段の端子間電圧=V とすると、
ω=2πf
となり、発光手段に流れる電流は、前記(1)式から算出することが出来る。
たとえば、図1で示される回路において、交流電源7の電圧Eが一定とすると、発光手段10に流れる電流Iと、少なくとも1つ以上のLEDで構成された発光手段10の端子間に現れる電圧Vとの関係は、直列に接続するLEDの数を1,2,3、・・・・と増やしていくと、図5のような特性を示す。すなわち交流電源7の電圧Eと発光手段10の端子間電圧Vの比、V/Eが小さいと、LEDに流れる電流はほぼコンデンサ8のインピーダンスと交流電源7の電圧Eで決まる略定電流特性を示すが、前記比V/Eが大きくなり、1に値に近づくほど発光手段に流れる電流が減少するとともに端子間電圧Vのわずかな変化で電流が大きく変化する。
発光手段に流れる電流=I、電源電圧=E、電源周波数=f、コンデンサの容量=C、発光手段の端子間電圧=V とすると、
となり、発光手段に流れる電流は、前記(1)式から算出することが出来る。
本発明の請求項1に係る電源装置によれば、発光手段を駆動する電源装置の構成部品はコンデンサまたはインダクタのみである。
コンデンサの損失はtanδで表され、その数値は小さく、前記EをVに対してコンデンサ8の両端子間の電圧が大きくてもコンデンサの損失による損失(発熱)は小さい。コンデンサ8を抵抗に置き換えてもよいが、抵抗には、抵抗両端子間にかかる電圧とLEDに流れる電流の積に相当する電力が熱として発生する。また、トランジスタや定電流源ダイオードなどを使用した場合でも抵抗の時と同様の電力が熱として発生する。
したがって、従来の抵抗方式や半導体素子による定電流方式に比較して、本発明ではきわめて小さい損失で発光手段を駆動する電源装置を実現することが可能である。
コンデンサの損失はtanδで表され、その数値は小さく、前記EをVに対してコンデンサ8の両端子間の電圧が大きくてもコンデンサの損失による損失(発熱)は小さい。コンデンサ8を抵抗に置き換えてもよいが、抵抗には、抵抗両端子間にかかる電圧とLEDに流れる電流の積に相当する電力が熱として発生する。また、トランジスタや定電流源ダイオードなどを使用した場合でも抵抗の時と同様の電力が熱として発生する。
したがって、従来の抵抗方式や半導体素子による定電流方式に比較して、本発明ではきわめて小さい損失で発光手段を駆動する電源装置を実現することが可能である。
本発明の請求項1に係る電源装置によれば、発光手段に直列にスイッチング素子を接続し、前記スイッチング素子のONデュ−ティを可変し、発光手段を流れる電流を制御するような、制御手段を持った方式に比べ、本方式では電流を検出する手段や制御手段を持たず、コンデンサまたはインダクタ1個で、LEDを用いた発光手段に適した電源を構成することが出来る。
本発明の請求項5に係る電源装置によれば、コンデンサまたはインダクタと直列に少なくとも1つ以上の直列接続されたLEDを、ユニットとすると、前記ユニットを複数個並列に交流電源に接続するだけで、LEDの数を増やすことが出来る。したがって、従来の方式のように、ユニット毎に電流検出手段と制御手段を必要とせず、簡単な電源構成を保つことが可能となる。
本発明の請求項2に係る電源装置によれば、交流電源の電圧を高くすることにより、(1)式から明らかなように、略定電流特性を変えずに容易に直列に接続するLEDの数を増やすことが出来る。
本発明の請求項3に係る電源装置によれば、(1)式から明らかなように、インバータの周波数を商用周波数に比較して、高くすることにより、商用周波数を使用したときに流した電流と同じ電流を流すのに、発光手段と直列に接続するコンデンサの容量Cを小さく出来る。このことにより、コンデンサまたはインダクタの体積を小さく出来、LEDユニットをより容易に増やすことが出来る。
また、インバータと、インダクタとコンデンサによる低域通過フィルタを組み合わせることにより、インバータの電源電圧より高い電圧を発生させる昇圧機能とインバータで発生する高調波成分除去機能を併せ持たせることが出来る。高調波成分を除去することは、EMCの点で必要である。
また、インバータと、インダクタとコンデンサによる低域通過フィルタを組み合わせることにより、インバータの電源電圧より高い電圧を発生させる昇圧機能とインバータで発生する高調波成分除去機能を併せ持たせることが出来る。高調波成分を除去することは、EMCの点で必要である。
本発明の請求項4に係る電源装置によれば、インバータの周波数を可変する手段により、(1)式から明らかなように、発光手段を流れる電流を可変することが出来、周波数を連続して変えれば、連続した調光を可能とする。
本発明の請求項5に係るものによれば、コンデンサまたはインダクタと発光手段を直列に接続したものをユニットとすることにより、容易にユニットを増やすことが出来る。
本発明の請求項6に係る電源装置によれば、交流を直流に変換するための整流ダイオードが無く、略定電流の電流にするコンデンサ8の損失は非常に小さい。したがって、LEDで構成された発光手段の電気−光変換効率を損なうことがない。また、前記電源を構成する部品がわずかな為、コストを抑え、故障の少ない照明装置を実現できる。
本発明に係る電源装置には、電流検出手段と制御手段を持たない。したがって、(1)式から明らかなように、発光手段に流れる電流は交流電源の電圧Eにより変化するが、従来の白熱電灯や蛍光灯も、同様に前記電圧Eによりその明るさが変化するが、一般の照明に使用する場合、なんら不都合を生じていないことはこれまでの経験から明らかである。
したがって、従来技術のような電流検出手段と制御手段を持たないことで、回路が簡単になり、より照明用に適した電源装置といえる。
したがって、従来技術のような電流検出手段と制御手段を持たないことで、回路が簡単になり、より照明用に適した電源装置といえる。
この発明の実施形態に関して、以下の図で説明する。
図1は、交流電源7と、1個以上のLEDを接続した発光手段2と、コンデンサ8で構成されている。交流電源は、たとえば商用電源が用いられる。商用電源と発光手段とはコンデンサ8で直列に接続されている。
図1は、交流電源7と、1個以上のLEDを接続した発光手段2と、コンデンサ8で構成されている。交流電源は、たとえば商用電源が用いられる。商用電源と発光手段とはコンデンサ8で直列に接続されている。
商用電源7の電圧をE、発光手段2の端子間電圧をV,発光手段に流れる電流をIとすると、Iは式(1)で表される電流が流れる。発光手段内のLEDを直列に接続する段数を1段、2段・・・と増やすと、それに伴い発光手段の端子電圧が増加する。コンデンサ8の容量をC、電源電圧Eが一定とすると、このときの発光手段の端子間電圧Vと発光手段を流れる電流の関係をグラフで表したのが図5である。
図5からわかるように、発光手段2の端子間電圧Vと交流電源7の電圧Eの比V/Eが、ある範囲内に在るとき、端子間電圧Vが変動しても発光手段を流れる電流Iが略定電流となる領域の存在することがわかる。
したがって、発光手段内の、LEDを直列に接続する段数を、前記電圧比になるような段数に設定すると、発光手段を略定電流で動作できる。
したがって、発光手段内の、LEDを直列に接続する段数を、前記電圧比になるような段数に設定すると、発光手段を略定電流で動作できる。
コンデンサにはtanδ、ESR,ESL等で表される損失成分が有り、コンデンサに電流が流れると、前記損失成分による損失が発生し、これが熱となる。素子が抵抗の場合、LEDを流れる電流、即ち抵抗を流れる電流と抵抗にかかる電圧の積が熱損失となる。電源電圧が商用電源のように比較的高く、LEDを流れる電流が大きい場合、その熱損失は大きく、また照明装置全体としての電気−光変換効率を下げることになる。しかし、素子がコンデンサの場合、一般的にそれらの損失は小さいため、発光手段に直列接続されたコンデンサ8で発生する電力損失は小さく、照明装置として消費する電力のほとんどが発光手段での消費であるので理想的な電源装置と言える。
LEDで構成された照明用発光手段で使用されるLEDの電圧−電流特性は、その特性バラツキが有り、また温度により変化するが、式(2)で示されるようにE−Vを大きく取れば、前記した発光手段の端子間電圧のバラツキΔVによる電流変化を十分に小さくすることが可能である。これが、図5における略定電流特性の領域を使用する効果である。
図1で構成されたコンデンサ8の機能の代わりに、インダクタで置き換えることも可能である。このときの回路図を図6に示す。
前記した発光手段を流れる電流Iは、図6においては式(3)で表され、
となるようにLの値を決めると、図1における電流Iと同じ電流を発光手段に流すことが出来る。
また、図6におけるインダクタンス9も、図1におけるコンデンサ8と同様、インダクタンスで発生する損失は小さく、照明用電源装置として発生する電力損失の大部分は発光手段で発生するのみである。
前記した発光手段を流れる電流Iは、図6においては式(3)で表され、
となるようにLの値を決めると、図1における電流Iと同じ電流を発光手段に流すことが出来る。
また、図6におけるインダクタンス9も、図1におけるコンデンサ8と同様、インダクタンスで発生する損失は小さく、照明用電源装置として発生する電力損失の大部分は発光手段で発生するのみである。
本発明によれば、発光手段に流れる電流Iの検出手段、制御手段を必要としないので、図11、図12のように、LEDユニットを複数個並列接続しても電源装置が複雑にならない。
本発明における発光手段の構成は、図3であっても、図4であってもよい。
したがって、交流電源を直流に変換する必要はない。
また、図4における整流後の平滑コンデンサ6を省略してもよい。
したがって、交流電源を直流に変換する必要はない。
また、図4における整流後の平滑コンデンサ6を省略してもよい。
図1、2、6、11、12は、本発明の交流電源として商用電源を使用した場合である。
商用電源を使用した場合、発光手段に流す電流を、コンデンサ8または、インダクタ9のみで安定に、任意の電流を流すことが出来る。式(1)から明らかなように商用電源7の電圧Eは任意に決められないので、発光手段内の直列接続するLEDの数は制限されるが、より多くのLEDを使用したい場合、図11,12に示されるように、LEDユニットを複数個並列接続すれば可能であり、従来技術のように複雑な電源とならない。また、図12のように、LEDユニットに直列接続される素子がコンデンサのものと、インダクタのものを同数とすると力率が1となり、省エネに貢献できる。
商用電源を使用した場合、発光手段に流す電流を、コンデンサ8または、インダクタ9のみで安定に、任意の電流を流すことが出来る。式(1)から明らかなように商用電源7の電圧Eは任意に決められないので、発光手段内の直列接続するLEDの数は制限されるが、より多くのLEDを使用したい場合、図11,12に示されるように、LEDユニットを複数個並列接続すれば可能であり、従来技術のように複雑な電源とならない。また、図12のように、LEDユニットに直列接続される素子がコンデンサのものと、インダクタのものを同数とすると力率が1となり、省エネに貢献できる。
本発明の実施例3を図9で説明する。
直流電源13は、商用電源を整流後平滑したものである。制御回路14とトランジスタ17a、17bでインバータを構成し、直流を数kHz〜数百kHzの高周波に変換する。高周波に変換された矩形波出力は、コンデンサ20で直流成分をカットする。直流成分をカットされた高周波はインダクタとコンデンサで構成される低域通過フィルタ21を通る。この低域通過フィルタ21は、高調波成分の無い正弦波形に変換された交流電源を作ると共に
でピークを持つ昇圧回路を形成することが出来る。
直流電源13は、商用電源を整流後平滑したものである。制御回路14とトランジスタ17a、17bでインバータを構成し、直流を数kHz〜数百kHzの高周波に変換する。高周波に変換された矩形波出力は、コンデンサ20で直流成分をカットする。直流成分をカットされた高周波はインダクタとコンデンサで構成される低域通過フィルタ21を通る。この低域通過フィルタ21は、高調波成分の無い正弦波形に変換された交流電源を作ると共に
でピークを持つ昇圧回路を形成することが出来る。
たとえば、インバータの周波数を10kHz、直流電源13の電圧を100v、式(5)で表される低域通過フィルタの共振点foを11.2kHzとなるようにインダクタLと、コンデンサCの値を決めると、インバータ24の出力25は振幅100vの矩形波であるが、図14でわかるように、低域通過フィルタを通過すると、インバータ出力の振幅100vよりも高い正弦波交流電圧を発生させることが出来る。即ち図7における昇圧トランス12を用いたと同じ効果を持たせることが出来る。
調光を行う場合について、本発明の実施例4を図10で説明する。
式(1)で明らかなように、交流電源の周波数を可変することによりLEDユニットに直列接続されたコンデンサの容量を変えずに、LEDユニットに流す電流を変化させることが出来る。インバータの出力には低域通過フィルタがあり、ここでも周波数に依存した出力が発生する。周波数を共振周波数より低くすると、低域通過フィルタの出力は低下し、またコンデンサ8、および直流カットコンデンサ20のインピーダンスが上昇し、LEDユニットに流れる電流を小さく出来る。このようにして、インバータの周波数を可変することで調光を可能にする。
式(1)で明らかなように、交流電源の周波数を可変することによりLEDユニットに直列接続されたコンデンサの容量を変えずに、LEDユニットに流す電流を変化させることが出来る。インバータの出力には低域通過フィルタがあり、ここでも周波数に依存した出力が発生する。周波数を共振周波数より低くすると、低域通過フィルタの出力は低下し、またコンデンサ8、および直流カットコンデンサ20のインピーダンスが上昇し、LEDユニットに流れる電流を小さく出来る。このようにして、インバータの周波数を可変することで調光を可能にする。
前記請求項5に係る実施例を図18で説明する。
LEDで構成された発光手段と、コンデンサで構成されたものを一体としユニットとすれば、ユニットを容易に増設できる。たとえば、夜間工事の境界照明のように数十メートルの距離に等間隔に付けられた照明に、本ユニットを使用することが出来る。
LEDで構成された発光手段と、コンデンサで構成されたものを一体としユニットとすれば、ユニットを容易に増設できる。たとえば、夜間工事の境界照明のように数十メートルの距離に等間隔に付けられた照明に、本ユニットを使用することが出来る。
本発明によるLEDで構成された発光手段の駆動方法は、交流電源が比較的高い商用電源の場合、その構成部品が実施例1でわかるように、損失の少ない部品で実現可能であり、単純な回路構成、かつ非常に少ない部品数で実現可能である。したがって、実施例で示したように、多様な回路構成も容易であり、信頼性の上でも、従来技術以上に期待できる。
また、インバータを使用した方法においても、発光手段に流れる電流を検出する手段、電流を制御する手段を持たないので、従来技術よりも回路が単純化され、コスト、信頼性の向上が図れる。
本発明による電源とLEDによる照明器具を組み合わせることにより、従来の白熱電球や蛍光灯の長所である構成部品の単純さと、LEDによる光変換効率の良さを損なわない照明装置を提供できる。
また、インバータを使用した方法においても、発光手段に流れる電流を検出する手段、電流を制御する手段を持たないので、従来技術よりも回路が単純化され、コスト、信頼性の向上が図れる。
本発明による電源とLEDによる照明器具を組み合わせることにより、従来の白熱電球や蛍光灯の長所である構成部品の単純さと、LEDによる光変換効率の良さを損なわない照明装置を提供できる。
1 LED
2、3 発光手段
4 整流回路
5、15 ダイオード
6、8、19、20 コンデンサ
7 交流電源
9、18、21 インダクタ
10 LEDのみで構成された発光手段
11 インダクタを接続したLEDユニット
12 昇圧トランス
13 直流電源
14 制御回路
16、17a、17b トランジスタ
22 可変抵抗器
23 整流回路と平滑コンデンサで構成された発光手段
24 インバータ
25 インバータ出力
26 コンデンサを接続したLEDユニット
2、3 発光手段
4 整流回路
5、15 ダイオード
6、8、19、20 コンデンサ
7 交流電源
9、18、21 インダクタ
10 LEDのみで構成された発光手段
11 インダクタを接続したLEDユニット
12 昇圧トランス
13 直流電源
14 制御回路
16、17a、17b トランジスタ
22 可変抵抗器
23 整流回路と平滑コンデンサで構成された発光手段
24 インバータ
25 インバータ出力
26 コンデンサを接続したLEDユニット
Claims (6)
- LEDで構成された発光手段に使用する照明用電源装置であって、コンデンサまたはインダクタ、を備え、交流電源と前記発光手段をコンデンサまたはインダクタで直列に接続し、前記交流電源の電圧と、前記発光手段の端子間電圧との比を、前記発光手段に流れる電流が略定電流とみなされる特性を持つ領域で動作するようにしたことを特徴とする電源装置。
- LEDで構成された発光手段に使用する照明用電源装置であって、交流電源を昇圧するトランスと、コンデンサまたはインダクタと、を備え、前記トランスで昇圧された交流電源と前記発光手段をコンデンサまたはインダクタで直列に接続し、前記トランスで昇圧された交流電源の電圧と、前記発光手段の端子間電圧との比を、前記発光手段に流れる電流が略定電流とみなされる特性を持つ領域で動作するようにしたことを特徴とする電源装置。
- 商用電源を直流に変換する手段と、直流を高周波に変換するインバータと、インダクタとコンデンサで構成される低域通過フィルタと、コンデンサまたはインダクタと、を備え、前記インバータの出力にインダクタとコンデンサで構成された低域通過フィルタを接続し、前記低域通過フィルタの出力に発生した電圧を前記請求項1記載の交流電源としたことを特徴とするLEDで構成された発光手段に使用する電源装置。
- 商用電源を直流に変換する手段と、直流を高周波に変換するインバータと、前記インバータの周波数を可変する制御手段と、インダクタとコンデンサで構成される低域通過フィルタと、コンデンサまたはインダクタと、を備え、前記インバータの出力にインダクタとコンデンサで構成された低域通過フィルタを接続し、前記低域通過フィルタの出力に発生した電圧を前記請求項1記載の交流電源とし、前記インバータの周波数を変えることにより前記発光手段に流す電流を変えることを特徴とする電源装置。
- 前記請求項1のLEDで構成された発光手段と、コンデンサまたはイングクタと、を直列に接続したものを一体としたことを特徴とする電源装置。
- LEDで構成された発光手段に使用する照明用電源装置であって、請求項1記載の電源装置と、前記発光手段と、を備え、前記発光手段と前記電源装置とが、交流電源だけで構成されたことを特徴とする電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005213432A Pending JP2007005743A (ja) | 2005-06-24 | 2005-06-24 | Led照明用電源装置 |
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Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010086943A (ja) * | 2008-09-04 | 2010-04-15 | Toshiba Lighting & Technology Corp | Led点灯装置および照明器具 |
US20100135000A1 (en) * | 2007-04-06 | 2010-06-03 | Sunovia Energy Technologies, Inc. | Light unit with internal power failure detection |
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