JP2006523122A - エネルギー治療装置からのエネルギーの漏洩を検知並びに低減するための方法、システム、及び装置 - Google Patents

エネルギー治療装置からのエネルギーの漏洩を検知並びに低減するための方法、システム、及び装置 Download PDF

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Abstract

エネルギー治療装置或いはシステムからのエネルギーの漏洩を低減するための方法、システム、及び装置を提供する。このような漏洩の低減のための装置は、少なくとも1つのエネルギー源と、該少なくとも1つのエネルギー源と関連したエネルギー信号を検知する少なくとも1つのセンサと、前記エネルギー治療装置と該エネルギー治療装置により治療される治療対象表面が十分に接触していることを示す信号を前記センサから受信すると、前記エネルギー源の治療モードを動作可能とする1つのコントローラからなり、これにより治療中に前記装置からエネルギーが漏洩する可能性が低減される。

Description

本発明は概して、エネルギーを利用した治療並びに美容用装置に関する。本発明はまた、特にエネルギーの漏洩、及びエネルギー治療装置或いはシステムに関連して起こる不要の損傷の危険を、検知するとともに低減するための方法、システム並びに装置に関する。
エネルギーを利用した治療装置、特に電磁気を利用した治療用並びに美容用装置が、消費者及び医療従事者に普及しつつある。現在のエネルギー利用装置は、様々なエネルギー形態を利用するものである。このようなエネルギー形態としては、レーザ・エネルギーや超短パルス光(Intense Pulsed Light、IPL(登録商標))などの光、或いはマイクロ波が挙げられる。これらのエネルギーはまた、様々な波長及び形態で用いられる。
エネルギーを利用する装置の操作に伴う危険の一つに、エネルギーが漏洩して、組織や器官が電磁エネルギーに曝される可能性がある。例えば、目が、強力な電磁エネルギーに曝されると、目に一時的な、或いは極端な場合は永続的な損傷を招く。
よって、エネルギー治療装置に安全装置を設けて、不要のエネルギー漏洩を防止或いは少なくとも低減することにより、治療対象外の組織或いは領域がエネルギーに曝される可能性を低減することが望ましい。
本発明は、エネルギー治療装置からのエネルギーの漏洩を低減するための方法、システム及び装置に関する。本発明のエネルギー治療装置からのエネルギーの漏洩を低減するための装置は、いくつかの実施形態において、少なくとも1つのエネルギー源、該少なくとも1つのエネルギー源と関連したエネルギー信号を検知するための少なくとも1つのセンサ、及び治療中に該装置からエネルギーが漏洩する可能性が低減されるように、該エネルギー治療装置と該エネルギー治療装置により治療される治療対象表面が十分に接触していることを示す信号を該センサから受信すると該エネルギー源の治療モードを動作させるためのコントローラを備えてもよい。
本発明は更に、前記コントローラが、前記エネルギー治療装置と、該エネルギー治療装置により治療される治療対象表面の接触が不十分であることを示す信号を前記センサから受信すると同時に前記エネルギー源の治療モードの動作を停止することを特徴とする。
本発明のいくつかの実施形態においては、エネルギー治療装置或いはシステムからのエネルギーの漏洩を低減するための装置が、治療領域に伝達されるための治療用エネルギーを作り出すエネルギー源を備えてもよい。しかしながら、本発明の別の実施形態においては、エネルギー治療装置或いはシステムからのエネルギーの漏洩を低減するための装置は先行技術によるエネルギー治療システムに組み込まれてもよい。
本発明の主題は、請求の範囲において明確に示される。しかしながら、本発明を、装置及び操作方法の両方として、本発明の目的、特徴並びに利点とともに理解するために、以下の詳細な説明と付随する図面を示す。この詳細な説明は、本発明の範囲を限定するものではない。
図を簡潔且つ明瞭にするために、図中の要素は、必ずしも一定の縮尺では描かれていない。例えば、明瞭に示すために、他の要素に比べて大きく描かれる要素もある。また、適切であると考えられる範囲で、複数の図において同一の番号で、対応する或いは類似の要素を示している。
以下の詳細な説明においては、本発明を十分に理解するために必要な多くの具体的かつ詳細な事項を説明する。しかしながら、当業者であれば理解できるように、本発明は、これらの特定の詳細な事項に従わずに行うことも可能である。また、本発明を明確にするために、既知の方法並びに手順は詳細に説明しない。
本発明の範囲を限定するものではないが、記述の明瞭さのために、明細書及び請求の範囲においては、「医療用(therapeutic)」との用語とこれに類する用語は、疾病若しくは体の不調を、改善若しくは治療したり、望ましくない要素を取り除いたり、或いは医療的状態或いは美容上の状態を適宜処置したりするために用いられることを意味するものとする。
本発明の範囲を限定するものではないが、記述の明瞭さのために、本発明のいくつかの実施形態は、美容的処置(例えば、除毛)、或いは医療的処置のためのエネルギー治療装置とともに用いられる。本発明の別の実施形態は、電磁エネルギーを利用する様々なエネルギー治療装置とともに用いられてもよい。しかしながら、以下で説明するこれらの方法、システム並びに装置のいくつかの実施形態を変更して、本発明を、現在のつまり改良の余地を残したエネルギー治療装置とともに利用可能であることは当業者には明らかである。このような装置を用いると、形態の異なるエネルギーを利用可能であるため、他の分野の種々の処置が実行可能となる。このような治療装置によって他の形態のエネルギーを利用して、他の分野の種々の手順を実行する方法は、当業者には明らかである。
本発明の範囲を限定するものではないが、記述の明瞭さのために、本発明のいくつかの実施形態は、エネルギー治療装置、或いはシステムからのエネルギーの漏洩を低減するための装置、システム並びに方法に関連づけて説明される。「漏洩の低減(leakage reduction)」との用語は、エネルギーの漏洩の低減に限定されるものではなく、エネルギー治療装置或いはシステムからの漏洩の完全な防止も意味するものとする。また、漏洩の低減というとき、光或いはその他任意の治療用エネルギーが治療領域表面から屈折することを低減することも意味するものとする。
明細書及び請求の範囲において「十分な接触(sufficient contact)」というときは、エネルギーの不要の漏洩の起こる可能性を低減するか、或いはこのような漏洩を完全に防止して、治療対象外の組織が相当量のエネルギーに曝される危険を低減するのに十分な程度の接触を表すものとする。尚、「十分な接触」というときは、完全な接触も含むものとする。同様に、「不十分な接触(insufficient contact)」というときは、エネルギーのこのような不要の漏洩が起こる可能性を低減するのに十分ではない程度の接触を意味するものとする。上記の用語それぞれで表される接触の程度は、本発明のいくつかの実施形態の様々な変更可能な要素について、これら要素が異なると、該程度も変化する。これら要素には、エネルギー源、形態、操作パラメータ、操作プロトコルなどが挙げられる。上記の用語それぞれにより表される接触の程度はまた、法律、規則(例えば安全規則)の種類によって異なるものとなる。
本発明のいくつかの実施形態は、エネルギー治療装置若しくはシステムからのエネルギーの漏洩を低減するための装置、システム、及び方法に関する。本発明のエネルギー治療装置からのエネルギーの漏洩を低減するための装置は、いくつかの実施形態において、少なくとも1つのエネルギー源、少なくとも1つのエネルギー源或いはエネルギー治療装置の外部にある周囲のエネルギーと関連したエネルギー信号を検知する少なくとも1つのセンサ、及びエネルギー治療装置と、該装置により治療される治療対象表面が十分に接触していることを示す信号を前記センサから受信すると、エネルギー源の治療モードを動作させる1つのコントローラを備える。これにより、治療中にエネルギー治療装置からエネルギーが漏洩する可能性が低減される。
図1を説明する。図1は、本発明のいくつかの実施形態にしたがった、エネルギー治療装置からのエネルギーの漏洩を低減するための装置を表す。エネルギー治療装置からのエネルギーの漏洩を低減するための装置(100)は、少なくとも1つのエネルギー源(102)、少なくとも1つのセンサ(104)、及びコントローラ(106)を備える。センサ(104)が、少なくとも1つのエネルギー源(102)と関連したエネルギー信号を検知可能であるように作り出されてもよい。
コントローラ(106)は、エネルギー治療装置(100)とエネルギー治療装置(100)により治療される治療対象表面が十分に接触していることを示す信号をセンサ(104)から受信すると、エネルギー源(102)の治療モードを可能とするように作り出されてもよい。本発明の別の実施形態では、コントローラ(106)は、センサ(104)からの信号の受信が中断すると、エネルギー源(102)の治療モードを可能とするように形成されてもよい。このときのセンサからの信号は、エネルギー治療装置(100)とエネルギー治療装置(100)により治療される治療対象表面の接触が不十分であることを示す。コントローラ(106)はまた、センサ(104)からの他の種々の信号に応じて、エネルギー源(102)の動作を可能にするか、或いは停止若しくは制御するように形成されてもよい。このような信号は、エネルギー治療装置と治療対象表面が十分に接触していること、或いは接触が不十分であることに応じて定められる。
センサ(104)は、エネルギー源(102)に関連するエネルギーを検知可能であるように作り出されてもよい。例えば、センサ(104)はセンサ(104)表面に衝突する外部環境からの光と、エネルギー源(102)に関連したエネルギー信号を区別するとともに、該エネルギー信号を検知することが可能となるように形成されてもよい。センサ(104)は、エネルギー源(102)と関連したエネルギーがほぼ検知されないときに、接触が十分であることを示す信号を作り出すように形成されてもよい。センサ(104)は、エネルギー源(102)と関連したエネルギーを検知するとこれに対応して、接触が不十分であることを示す信号を作り出すように形成されてもよい。いくつかの実施形態では、センサ(104)は、エネルギー源(102)と関連したエネルギーが検知されないときに、接触が不十分であることを示す信号を停止してもよい。センサ(104)はまた、あらゆる放射量のエネルギー源(102)に関連したエネルギーを検知して、或いはこのようなエネルギーが検知されないことに応じて、接触が十分であることを示す信号を作り出す。このようなエネルギーの放射量は、あらゆる度合の接触(全く接触しない状態から、完全に接触している状態を含む)を表す。しかしながら、このような放射量は、好ましくはエネルギーの不要な漏洩の可能性を低減するか、或いは、このような漏洩を完全に防止するのに十分と考えられる接触の度合いと関連付けられる。同様に、センサ(104)は、エネルギー源(102)と関連したエネルギーのあらゆる放射量を検知すると、接触が不十分であることを示す信号を作り出すように形成されてもよい。エネルギー検知の閾値が、センサ(104)の設計に用いられるとともに組み込まれてもよい。このような閾値は、あらゆる度合の十分な接触或いは不十分な接触に対応するものであってもよい。センサ(104)は、特定の閾値を上回るか或いは下回る量のエネルギーを検知すると、該センサが、接触が十分であるか、或いは不十分であることを示す信号作り出すように形成されてもよい。尚、センサ(104)の形態は、本発明のいくつかの実施形態の様々な要素のうち特に操作パラメータ及び操作プロトコルに応じて、或いは様々な法律や規則(たとえば安全規則)に応じて変更可能である。
エネルギー源(102)は、少なくとも1つの治療モードを動作可能となるように形成されてもよい。治療モードにおいては、エネルギー源(102)が治療エネルギーを作り出すものとしてもよい。エネルギー源(102)は、接触テストモードで、特定のエネルギー特性或いは特定のエネルギー信号を有するエネルギー出力を行うようにしてもよい。センサ(104)は、エネルギー信号を検知する。検知されるエネルギー信号は、エネルギー源(102)の接触テストモード中に作り出されたエネルギー信号と関連する。
治療モードで動作中のエネルギー源(102)のエネルギー出力と、接触テストモードで動作中のエネルギー源(102)のエネルギー出力との1つの相違点は、それぞれのモードでの動作中に作り出されるエネルギーの量或いはエネルギーの流速量にある。例えば、治療モードでの動作中には、エネルギー源(102)は、人体組織に影響を与えるのに十分であると考えられる放射量で出力される。一方で、接触テストモードでの動作中には、エネルギー源(102)は、生体に影響を与えるか否かの境界となる閾値以下の放射量で出力される。
治療モードで動作中のエネルギー源(102)のエネルギー出力と、接触テストモードで動作中のエネルギー源(102)のエネルギー出力との第2の相違点は、エネルギーのモジュレーション(変調)或いは位相である。エネルギー源(102)が、エネルギー源(102)のエネルギー出力を調節可能となるように形成されてもよい。これにより、治療モードでのエネルギー出力のモジュレーションが、接触テストモードでのエネルギー出力のモジュレーションと異なるものとなる。
本発明のいくつかの実施形態によると、初めにエネルギー源(102)の治療モードの動作が停止されて、エネルギー源(102)の接触テストモードのみが動作可能されてもよい。エネルギー源(102)が接触テストモードで動作されるときは、自動的に動作されても或いはユーザからの要求に応えて動作されてもよい。その他の動作形態を用いることも可能である。本発明の一実施形態によると、コントローラ(106)が、エネルギー治療装置(100)と治療対象表面が十分に接触していることを示す信号をセンサ(104)から受信したときにのみ、エネルギー源(102)の治療モードを動作させるように形成されてもよい。
本発明の別の実施形態によると、エネルギー源は、同時に接触テストモードと治療モードの両方で動作されてもよい。この場合、エネルギー源(102)はエネルギー源(102)の治療モードに関連したエネルギーを出力するとの同時に、エネルギー源(102)はまた、エネルギー源(102)の接触テストモードと関連したエネルギー信号を作り出す。
コントローラ(106)が、エネルギー治療装置(100)とエネルギー治療装置(100)により治療される治療対象表面の接触が十分であることを示す信号がセンサ(104)から受信されない場合に、エネルギー源(102)の治療モードの動作を停止するように形成されてもよい。本発明の別の実施形態によると、コントローラ(106)は、エネルギー治療装置(100)とエネルギー治療装置(100)により治療される治療対象表面の接触が不十分であることを示す信号がセンサ(104)から受信されるとエネルギー源(102)の治療モードの動作を停止するように形成されてもよい。本発明の更に別の実施形態によると、コントローラ(106)は、エネルギー治療装置(100)とエネルギー治療装置(100)により治療される治療対象表面が十分に接触していることを示す信号が所定の期間受信されない場合に、エネルギー源(102)の治療モードの動作を停止するように形成されてもよい。
コントローラ(106)は、エネルギー治療装置(100)と治療対象表面が十分に接触していることを示す信号がセンサ(104)から受信されない場合に、或いはこのような信号が所定期間受信されない場合に、装置(100)及び該装置の全ての要素のハードウェアを完全にシャット・ダウンするように形成されてもよい。本発明のエネルギー治療装置の別の実施形態においては、コントローラ(106)が、エネルギー治療装置(100)とエネルギー治療装置(100)により治療される治療対象表面の接触が不十分であることを示す信号がセンサ(104)から受信された場合に、装置(100)及び該装置の全ての要素のハードウェアを完全にシャット・ダウンするように形成されてもよい。
図2を説明する。図2は、本発明のいくつかの実施形態におけるエネルギー治療装置からのエネルギーの漏洩を低減する装置を表す。該装置は、ここでは少なくとも1つの補助的なエネルギー源を備える。エネルギー治療装置(200)からのエネルギーの漏洩を低減する装置は、少なくとも1つの補助エネルギー源(210)、少なくとも1つのセンサ(220)、及びコントローラ(230)を備えてもよい。
コントローラ(230)はエネルギー治療装置(200)と治療対象表面(221)が十分に接触していることを示す信号がセンサ(220)から受信されると、治療用エネルギー源(252)を動作させるように形成されてもよい。コントローラ(230)はまた、センサ(220)からのその他のあらゆる信号に応じて、補助エネルギー源(210)の動作を可能とするか若しくは、停止或いは制御するように形成されてもよい。尚、センサ(220)からの信号とは、エネルギー治療装置と治療対象表面が十分に接触しているか否かに関する信号である。
センサ(220)が、エネルギー治療装置(200)と治療対象表面が十分に接触していることを示す信号を作り出すようにしてもよい。センサ(220)はまた、エネルギー治療装置(200)と治療対象表面との接触が不十分であることを示す信号を作り出すようにしてもよい。センサ(220)が、補助エネルギー源(210)と関連したエネルギーを様々な放射量検知するか、或いはこのようなエネルギーが検知されないときに、接触が十分であることを示す信号を作り出すようにしてもよい。このようなエネルギーの放射量は、様々な接触の程度に対応する。しかしながら、好ましくはこの放射量は、エネルギーの不要な漏洩の可能性を低減或いは完全に防止するのに十分な接触の程度に関連付けられる。このような接触の程度には、完全な接触も含む。同様に、センサ(220)が、エネルギー源(210)と関連したエネルギーを様々な放射量検知すると、接触が不十分であることを示す信号を作り出すようにしてもよい。
図示の実施形態では、エネルギー治療装置(200)からのエネルギーの漏洩を低減するための装置は、通常のエネルギー治療装置とともに用いられる。エネルギー治療装置(200)は、治療用付属部分(250)及び治療用エネルギー源(252)を備えてもよい。治療用付属部分(250)は、1つ若しくはそれ以上のハンドピース、多関節アーム及びその他各種の付属部品を備えてもよい。尚、多関節アームは光ファイバを備えてもよいし、備えなくてもよい。
図2に示す実施例においては、治療用付属部分(250)はハンドピースであってもよい。ハンドピース(250)は、ハンドル部(262)、内側部分(264)(例えば内部空洞部)及び出力部分(266)を備えてもよい。補助エネルギー源(210)及び治療用エネルギー源(252)が、ハンドピース(250)の内側部分(264)内に配されてもよい。センサ(220)がハンドピース(250)の外部に配されてもよい。出力部分(266)はエネルギー源(220)及び治療用エネルギー源(252)の両方からのエネルギーの伝達を可能とする。エネルギーの伝達は、ハンドピース(250)から開口部(272)を介して治療対象である領域(221)に向けて行われる。
治療用エネルギー源(252)及び/又は補助エネルギー源(220)はまた、治療用付属部分(250)の外部に配されてもよい。この場合、治療用エネルギー源(252)及び/又は補助エネルギー源(220)からのエネルギーは、導波管或いはその他の適切なエネルギー・ガイド(図示せず)を介して所望の場所に伝達される。例えば導波管の出力側端部は、治療用付属部分(250)の内側部分(264)内に配されてもよい。この場合、治療用エネルギー源(252)及び/又は補助エネルギー源(220)からのエネルギーは、治療用付属部分(250)の出力部分(266)を介して治療対象表面に至る。
出力部分(266)は更に光学部材(274)を備えてもよい。光学部材(274)は開口部(272)内に取り付けられる。光学部材(274)がエネルギーを治療用エネルギー源(252)から治療対象領域に案内或いは伝達してもよい。例えば、治療用エネルギー源(252)としてレーザを作り出す電磁エネルギー発生装置を用いて、エネルギー・ガイド(274)としてサファイア・ガイドを用いる場合には、放射された電磁エネルギーは開口部(272)からサファイア・ガイドを介して伝搬する。治療対象領域(221)は、このようにしてレーザ・エネルギーに曝される。本発明は、光を利用する治療装置に限定されるものではない。すなわち、本発明は、治療的な価値を持つとして知られているほぼ全ての周波数での、全ての種類のエネルギーを利用するような装置とともに使用可能である。
エネルギー治療装置(200)は美容的処置に用いられてもよい。たとえば、エネルギー治療装置(200)は、処置を受ける人物の身体から除毛を行うために用いられてもよい。エネルギー治療装置(200)はその他の美容的或いは医療的な処置若しくは手段のために用いられてもよい。エネルギー治療装置(200)の利用範囲は1つの特定の処置或いは手段に限られるものではない。加えて、本発明の範囲は、美容及び/又は医療的処置或いは手段に限定されるものではない。本発明及び本発明の全ての要素は、現在利用可能な装置及びシステムへの適用を含む、あらゆる分野及びあらゆる目的での使用が可能である。
本発明の一実施形態の一部としての、治療用エネルギー源(252)は光を発生するように形成されてもよい。本発明の別の実施形態の一部として、治療用エネルギー源(252)は、レーザ(例えば、レーザ・ダイオード又はダイオード・バー)、特定のスペクトルのランプ又はIPLランプ、LED、マイクロ波エネルギー源、或いはその他任意の適切なエネルギー源のいずれとしてもよい。
補助エネルギー源(210)は所定の性質のエネルギーを出力するように形成されてもよい。補助エネルギー源(210)は例えば、特定のパルス・パターンを有するパルス化されたエネルギー、特定の波長又は周波数を有するエネルギー、或いは特定の振動パターンを有するエネルギーを出力するものとしてもよい。センサ(220)は補助エネルギー源(210)により作り出されるエネルギーの性質とほぼ対応する性質又は要素を有するエネルギーを検知するように形成されてもよい。例えば、補助エネルギー源(210)が特定のスペクトルを有する光を作り出す単色光源である場合には、センサ(220)は、センサ(220)表面に衝突する外部環境からの光とスペクトルに関する所定の範囲内の波長を有する電磁エネルギーを区別並びに検知するように形成されてもよい。このような所定の範囲は、補助エネルギー源(210)により作り出される単色光にほぼ対応する。本発明の別の実施形態によると、補助エネルギー源(210)は、特定のモジュレーションのエネルギーを出力するように形成される。センサ(220)は、補助エネルギー源(210)により作り出されるエネルギーのモジュレーションのパターンとほぼ対応するモジュレーションを有する、変調エネルギーを検知するように形成されてもよい。
本発明の別の実施形態によると、補助エネルギー源(210)をレーザ或いは発光ダイオード(light emitting diode、LED)として、センサ(220)をフォトダイオード(photodiode、PD)としてもよい。LEDは、狭スペクトル光、単色光、変調光或いは、これらを適宜組み合わせたもののいずれを発生させるものとしてもよい。PDは、センサ(220)上に衝突する外部環境の光から、所定のスペクトル或いはモジュレーションのパターンの波長、スペクトル、若しくはモジュレーションを有する電磁エネルギーを区別並びに検知することが可能であるように形成されてもよい。このような所定のスペクトル或いはモジュレーションのパターンは、補助エネルギー源(210)により作り出される光にほぼ対応する。しかしながら、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、他の適切な要素を利用することが可能である。
補助エネルギー源(210)は、1つ若しくは複数のフィルタあるいはその他のエネルギー操作要素(図示せず)と結合されてもよい。補助エネルギー源(210)が動作されると、補助エネルギー源(210)からのエネルギーが、補助エネルギー源(210)に結合されたフィルタ上に衝突する。フィルタは、補助エネルギー源からのエネルギーのうち一部のみを透過させる。フィルタとしては、該エネルギーの一部のみを透過させるものを選択する。これにより、該フィルタを透過したエネルギーが所定の性質を備えるものとなる。センサ(220)もまた、1つ若しくは複数のフィルタあるいはその他のエネルギー操作要素(図示せず)と組み合わせて用いてもよい。したがって、センサ(220)に取り付けられた1つ若しくは複数のフィルタに外部環境からのエネルギーが衝突すると、フィルタは所定量のみのエネルギーを透過させる。これにより、フィルタを介してセンサ(220)に至るエネルギーは、所定の性質を有するものとなる。適切なフィルタを選択して、補助エネルギー源(210)から出力されて、補助エネルギー源(210)に適宜取り付けられるフィルタを透過するようなエネルギーにほぼ対応するエネルギーのみが透過するようにする。
当業者であれば理解できることであるが、医療的価値を有するとして知られている範囲の全ての周波数領域においてエネルギーは、適切な条件下で、皮膚或いはその他の組織に使用されるとき、エネルギーの各種の形態に応じて異なる挙動を示すことがある。例えば、所定のスペクトル範囲(1つ又は複数)内の波長を有する光が特定の組織層(1つ又は複数)に対して相当高い透過能力を有することがある一方で、異なる波長の光が、このような組織に高い率で吸収されるので、同一の組織層に対して透過性に乏しいことがある。結果として、特定の形態及び特定の周波数のエネルギーを用いるとき、治療装置(200)及び治療対象表面が完全に接触している場合でも、補助エネルギー源(210)からのエネルギーの一部が皮膚及び/又はその他の組織を透過することがあるので、このようなエネルギーがセンサ(220)により検知されることがある。例えば、スペクトルの赤色光及び近赤外線領域の電磁エネルギーは、同じ放射量のスペクトルの青色或いは緑色領域の電磁エネルギーと比べて、良好な透過性を有することが知られている。
したがって、皮膚及びその他の組織に対して透過性が低いという性質を有する補助エネルギー源(210)を選択することが望ましい。例えば、470nmから530nmの範囲の波長を有する単色光を発生する青色或いは緑色LEDを用いてもよい。これは青色光或いは緑色光が、性質上、皮膚透過性が低いためである。他の形態及び周波数のエネルギーを発生可能なその他の適切な補助エネルギー源(210)を用いてもよい。このような補助エネルギー源(210)として、これには限定されないが例えば、赤色光或いは赤外線を発生するように形成された補助エネルギー源(210)を用いてもよい。本発明のこれらの実施形態及びその他の実施形態において、センサ(220)が、補助エネルギー源(210)により発生されたエネルギーに関連するエネルギーであって、センサ(220)によって検知されたエネルギーの量が所定の閾値を下回ったときに限って、エネルギー治療装置と治療対象表面が十分に接触していることを示す信号を作り出すようにしてもよい。
本発明のいくつかの実施形態の一部として、エネルギー治療装置(200)が1つより多い補助エネルギー源を備えてもよい。複数の補助エネルギー源(210)それぞれが、例えば補助エネルギー源のうちの1つが正常に機能しないときに、その補助エネルギー源の動作をバックアップすることが可能である。したがって、1つより多いエネルギー源(210)を用いると、エネルギー漏洩を正確に検知できる可能性が向上できる。つまり検知の失敗或いは誤った検知の可能性は減少する。
更に、異なるエネルギーを出力可能な、2つ若しくはそれ以上の補助エネルギー源(210)を用いても、検知の失敗或いは誤った検知の可能性を減少させることができる。例えば、第1の補助エネルギー源(210)により発生されるエネルギーが治療条件に影響を受けた結果、エネルギーがセンサ(220)に検知されにくくなったり、誤って検知されたりした場合にも、第2の補助エネルギー源(212)により発生されたエネルギーは同じ治療条件によって影響を受けず、したがってセンサ(220)もしくは別のセンサによって正確に検知される(或いは検知されない)ことがある。これにより、エネルギー漏洩を正しく検知できる可能性が高くなる。
本発明のいくつかの実施形態によると、エネルギー治療装置(200)が待機中であるか、或いは動作状態でないとき、治療用エネルギー源(252)が停止されてもよい。治療用エネルギー源(252)を動作させるようにとの要求によって、補助エネルギー源(210)及びセンサ(220)が動作される。このとき、該要求は自動的な要求、或いはユーザにより要求された要求のいずれであってもよい。治療用エネルギー源(220)が動作され、且つコントローラ(230)がエネルギー治療装置(200)と治療対象表面(221)が十分に接触していることを示す信号をセンサ(220)から受信した後にのみ、該エネルギー源の動作が許可されてもよい。コントローラ(230)によって、治療用エネルギー源(252)が所定期間、動作状態を維持することが可能とされてもよい。コントローラ(230)が、接触が十分であることを示す信号をセンサ(220)から受信した後にのみ治療用エネルギー源(252)を動作させてもよい。治療用エネルギー源(252)の動作中或いは動作前の時点で適宜、接触が不十分であることを示す信号をセンサ(220)から受信したときに、コントローラ(230)が治療用エネルギー源(252)の動作を停止してもよい。
エネルギー治療装置(200)が更に第2センサ(222)を備えてもよい。第2センサ(222)は治療用付属部分(264)の内側部分内に配される。第2センサ(222)は補助エネルギー源(210)(1つ若しくは複数)が正常に動作していることを示す信号を作り出すようにしてもよい。第2センサ(222)が、補助エネルギー源(210)(1つ若しくは複数)と関連したエネルギーを検知すると、補助エネルギー源(210)(1つ若しくは複数)が正常に動作していることを示す信号を作り出してもよい。本発明のいくつかの実施形態として、第2センサ(222)が、補助エネルギー源(210)(1つもしくは複数)に関連したエネルギーを検知できないとき、或いは検知されたエネルギーが所定の条件と合致しないときに、補助エネルギー源(210)(1つ若しくは複数)が正常に動作していないことを示す信号を作り出すようにしてもよい。コントローラ(230)が、第1センサ(220)及び第2センサの両方からそれぞれ、接触が十分であることを示す信号と、正常な動作を示す信号を受信したときにのみ、治療用エネルギー源(252)を動作させるようにしてもよい。
本発明の別の実施形態の一部として、エネルギー治療装置(200)が更に、追加的な安全促進装置(280)を備えてもよい。安全促進装置(280)は、本発明のいくつかの実施例にしたがったエネルギー治療装置からのエネルギー漏洩を低減するための装置とともに動作されてもよい。エネルギー治療装置(200)は、例えば、固有の安全キーを備えるか、或いはテンキーを備えてもよい。テンキーを備える場合は、該テンキーを用いて、固有のパスワードが入力される。エネルギー治療装置(200)はまたこの他の同様の安全促進装置(280)を備えてもよい。治療用エネルギー源(252)は、全ての安全装置の全ての安全要件が満たされた場合に限って動作可能とされてもよい。追加的な安全装置(280)を用いることも可能である。
図3を説明する。図3は、本発明の別の実施形態にしたがったエネルギー治療装置からのエネルギーの漏洩を低減するための装置を表す。エネルギー治療装置からのエネルギーの漏洩を低減するための装置は、少なくとも1つの補助エネルギー源(310)、第1センサ(322)、第2センサ(324)、及びコントローラ(330)を備えてもよい。
図示例においては、エネルギー治療装置からのエネルギーの漏洩を低減するための装置は、一般的なエネルギー治療装置(300)とともに用いられる。エネルギー治療装置(300)は治療用付属部分(360)及び治療用エネルギー源(352)を備えてもよい。治療用付属部分(360)として多関節アームを用いてもよいが、その他の治療用付属部分を用いることも可能である。多関節アーム(360)は内側部分(364)及び出力部分(366)を備えてもよい。多関節アーム(360)の内側部分(364)内部に、第1センサ(322)及び治療用エネルギー源(352)が配されてもよい。多関節アーム(360)の外部に、補助エネルギー源(310)及び第2センサ(324)が配されてもよい。出力部分(366)が開口部(372)を備えてもよい。開口部(372)により、治療用エネルギー源(352)からのエネルギーが多関節アーム(360)外部に伝わることが可能となる。開口部(372)によって、補助エネルギー源(310)からのエネルギーが多関節アーム(360)の内側部分の内部に入ることが可能となる。装置(300)はまた、フィルタ(図示せず)を備えてもよい。上述のごとく、フィルタは、補助エネルギー源(310)及び/又はセンサ(322)に取り付けられてもよい。
本発明のいくつかの実施形態によると、補助エネルギー源(310)として、住居やオフィスの室内を照明するために用いるような従来の白熱電球を適宜用いてもよい。補助エネルギー源(310)として白熱電球を使用する場合は、補助エネルギー源(310)からは、室内を照明する周辺光が出力される。
コントローラ(330)は、第1センサ(322)及び第2センサ(324)の両方から、接触が十分であることを示す信号を受信したときにのみ、治療用エネルギー源(352)を動作させるように形成されてもよい。本発明の別の実施形態によると、少なくとも1つの補助エネルギー源(310)と関連したエネルギーがほぼ検知されない場合に、第1センサ(322)が、エネルギー治療装置(300)と治療対象表面が十分に接触していることを示す信号を作り出してもよい。第2センサ(324)が、少なくとも1つの補助エネルギー源と関連したエネルギーが所定の閾値を越える放射量検知された場合に、エネルギー治療装置(300)と治療対象表面が十分に接触していることを示す信号を作り出してもよい。本発明のこの実施形態及び他の実施形態を用いると、周辺光に関する条件が適切であるとき、治療用エネルギー源の動作或いは該エネルギー源の治療用モードの動作を停止させることが可能である。
ここで図4を説明する。図4は、エネルギー装置からのエネルギーの漏洩を低減するための、本発明の更に別の実施形態にしたがった装置である。装置(400)は少なくとも1つの補助エネルギー源(410)、センサ(420)、導波管(425)、及びコントローラ(430)を備えてもよい。補助エネルギー源(410)及びセンサ(420)が、導波管(425)に結合されてもよい。導波管(425)が、補助エネルギー源(410)からエネルギーをセンサ(420)に向けて伝達してもよい。本発明のいくつかの実施形態においては、導波管(425)が、治療用エネルギー源(452)から発生された治療用エネルギーを治療対象領域に伝達するようにしてもよい。
図示例においては、エネルギー治療装置からのエネルギーの漏洩を低減するための装置は、通常の治療装置と併せて用いられている。エネルギー治療装置(400)は、治療用付属部分(460)及び治療用エネルギー源(452)を備えてもよい。治療用付属部分(460)は、ハンドル部(462)、内側部分(464)、及び出力部分(466)を備えてもよい。治療用エネルギー源(452)は治療用付属部分(464)の内側部分の内部に配されてもよい。出力部分(466)は開口部(472)を備えてもよい。開口部(472)によって、治療用エネルギー源(452)からのエネルギーが治療用付属部分(460)を介して治療対象領域に到達可能とされてもよい。導波管(425)は治療用付属部分(460)に取り付けられてもよい。導波管(425)は治療用付属部分(460)の出力部分(466)に取り付けられてもよい。また、導波管(425)が、治療用エネルギー源(452)からのエネルギーが治療用付属部分(460)を介して治療対象領域に到達することを可能とするようにしてもよい。
導波管(425)は、特定のエネルギーの伝達に適すると考えられるような適切な材料或いは材料の組み合わせから適宜形成されてもよい。当業者には明らかなように、エネルギーは導波管内を幾度か屈折しながら伝搬する。ある導波管の有するエネルギー伝達性は、他の要素のうち特に導波管を取り巻く環境に関連している。導波管を取り巻く環境の性質に加えて、材料の屈折率もまた、該導波管を通過するエネルギーの屈折に影響を及ぼす。最適な伝達条件が整えば、エネルギーが導波管を通過しながら幾度か屈折しても、該エネルギーが漏洩することはほとんどない。この状態は一般的に、内部全反射と呼ばれる。
導波管(425)は、第1の材料又は環境に囲まれたときに、補助エネルギー源(410)により発生されるエネルギーが全反射の状態で導波管(425)を通過することを可能とするように形成されてもよい。本発明のいくつかの実施形態においては、第1の材料又は環境は空気である。導波管(425)はまた、第2の材料又は環境に囲まれたときに、導波管内を通過するエネルギーの漏洩を可能とするように形成されてもよい。このような場合、導波管(425)は、このような特定の第2の材料又は環境に囲まれたときにエネルギーの伝達性を低下させるものとしてもよい。第2の材料を、組織或いは皮膚組織としてもよい。
図示例においては、導波管(425)のうち大気に囲まれる部分が補助エネルギー源(410)によって作り出されるエネルギーが導波管(425)を全反射の状態で伝搬することを可能とするようにしてもよい。導波管(425)のうち、皮膚(424)に領域(422)において接する部分が、補助エネルギー源(410)により作り出されたエネルギーの漏洩を妨げないものとしてもよい。このようにすると、導波管(425)と治療対象領域との接触が不十分なときに、導波管(425)によってセンサ(420)まで伝達されるエネルギーの量は、導波管(425)が大気に取り囲まれているときに導波管(425)によってセンサ(420)まで伝達されるエネルギーの量と比べてかなり小さくなる。
当業者には明らかなように、他の要素のうちでも特に、導波管(425)の入射側開口部でのエネルギーの入射角もまた、導波管(425)を通過するエネルギーの屈折に影響を及ぼすことがある。したがって、導波管(425)の入射部分での補助エネルギー源(410)により作り出されるエネルギーの入射角は、特定の周辺環境(大気など)と接するときに、エネルギーが導波管(425)内部で十分に内部反射するように調節される。また、補助エネルギー源(410)もこれにしたがって位置決めされる。導波管(425)の入射部分での補助エネルギー源(410)により作り出されるエネルギーの入射角は、特定の周辺環境(皮膚組織など)に接するときにエネルギーの漏洩を制御可能となるように調節されてもよい。
本発明のいくつかの実施形態によると、センサ(420)は、センサ(420)により検知されたエネルギーの量が所定範囲内であるときに限って、エネルギー治療装置(400)と治療対象表面が十分に接触していることを示す信号を作り出すようにしてもよい。この所定の範囲は、導波管(420)が特定の環境または材料によって取り囲まれたときに、該導波管によって伝達されると考えられるエネルギーの量と関連付けられる。
本発明のいくつかの実施形態によると、導波管(425)の一部が皮膚と接しているとき、導波管(425)によって伝達されるエネルギーの一部がポイント(422)から放出される。したがって、センサ(420)まで伝達されるエネルギーの量は減少する。上記の所定の範囲は、導波管(425)と治療対象領域が十分に接触しているときに導波管(425)によってセンサ(420)まで伝達されるエネルギーの量と関連付けられてもよい。上記の所定の範囲はまた、導波管(425)の皮膚と接する部分と皮膚の接触が十分であるときに導波管(425)によってセンサ(420)まで伝達されるエネルギーの量と関連付けられてもよい。
装置(400)はまた、可変の伝達要素(図示せず)を備えてもよい。この可変の伝達要素は、治療用エネルギー源(452)により作り出される治療用エネルギーの進路に沿って配されてもよい。可変の伝達要素は少なくとも2つのエネルギー伝達モード(伝達モード及びブロック化モード)を備えてもよい。伝達モードにあるときは、可変の伝達要素は治療用エネルギーが該可変の要素内をほぼ影響を受けることなく通過することを可能とする。ブロック化モードにあるときは、可変の伝達要素は治療用エネルギーの一部の通過を可能とするか、若しくは該エネルギーの通過を完全に妨げることを可能とする。可変の伝達要素は、可変の不透明な要素の1つ若しくはそれ以上の群を備えてもよい。このような不透明な要素としては、液晶、偏光光学部材、機械的シャッタ、及びその他の適切な要素が挙げられる。但し、これらの要素は、上述のような2つのエネルギー伝達モードを提供できるものに限る。
可変の伝達要素は、治療用付属部分(466)の出力部分に取り付けられてもよい。可変の伝達要素の初期設定モードをブロック化モードとしてもよい。該要素がブロック化モードにあるときは、治療用付属部分(460)からは治療用エネルギーはほぼ伝達されない。可変の伝達要素は、エネルギー治療装置(400)と治療対象表面がほぼ十分に接触していることを示す信号を受信すると同時に、或いはその後一定の間隔をおいて、伝達モードに切り替わってもよい。本発明のいくつかの実施形態によると、可変の伝達要素は、上述の漏洩低減装置のいくつかの実施形態、或いはその他の任意の適切な安全装置とともに用いられてもよい。可変の伝達要素は様々なエネルギー源とともに用いられてもよい。但し、このようなエネルギー源は様々な周波数で様々なエネルギーを出力可能なものとする。これらのエネルギーには、これには限定されないが、電磁エネルギーが挙げられる。
ここで図5を説明する。図5は本発明のいくつかの実施形態にしたがった、エネルギー治療装置からのエネルギーの漏洩を低減するための方法を表す。本発明のいくつかの実施形態によると、エネルギー治療装置からのエネルギーの漏洩を低減するための方法は、エネルギー源の安全モードを動作させてエネルギー成分を作り出す段階(510)を備えてもよい。エネルギー源の安全モードが動作されると該エネルギー源が例えば特定のモジュレーションの電磁エネルギーを放射するようにしてもよい。本発明のいくつかの実施形態によると、エネルギー源の安全モードが動作されると該エネルギー源が所定の性質を有するエネルギー成分を作り出すようにしてもよい。
本発明のいくつかの実施形態によると、エネルギー治療装置からのエネルギーの漏洩を低減するための方法は、センサを動作させて、エネルギー源の安全モードと関連したエネルギー成分を検知する段階(520)を備えてもよい。センサが検知した、エネルギー源の安全モードと関連したエネルギーの量が計算されることによって、センサが検知した、エネルギー治療装置の安全モードと関連したエネルギーの量が所定範囲内であるか否かが決定され(530)てもよい。センサが検知した、エネルギー源の安全モードと関連したエネルギーの量が、所定範囲外であるとき、センサはエネルギー治療装置と治療対象表面が十分に接触していることを示す信号を作り出す(540)ようにしてもよい。エネルギー治療装置と該エネルギー治療装置により治療される治療対象表面が十分に接触していることを示す信号をセンサから受信すると、エネルギー源の治療モードが動作される(560)。
一方で、センサが検知した、エネルギー源の安全モードと関連したエネルギーの量が所定範囲内であるとき、センサは不具合信号を作り出す(550)。不具合信号は、エネルギー治療装置と治療対象表面の接触が不十分である可能性を示す。エネルギー治療装置と治療対象表面の接触が不十分であることを示す信号がセンサから受信されると、エネルギー源の治療モードの動作が停止される(570)ようにしてもよい。エネルギー治療装置と該エネルギー治療装置により治療される治療対象表面の接触が不十分であることを示す信号はセンサからインジケータ(例えばLEDディスプレイ)にもまた伝達されるようにしてもよい。
本発明のいくつかの実施形態によると、エネルギー治療装置と治療対象表面が十分に接触していると、センサを補助エネルギー源から放射されるエネルギーからほぼ影響を受けない状態とすることが可能である。
エネルギー治療装置からのエネルギーの不要な漏洩を低減するための本発明の方法の一部として、エネルギー源が、エネルギー治療装置の内側部分の内部に配されてもよい。また、センサが、エネルギー治療装置の内側部分の外部に、且つエネルギー源と光学上の接触が保たれるように配されてもよい。これにより、エネルギー源により作り出されるエネルギーの検知が可能となる。エネルギー治療装置と治療対象表面が十分に接触していると、センサをエネルギー源によって作り出されるエネルギーからほぼ影響を受けない状態とすることが可能である。
本発明のいくつかの実施形態によると、エネルギー治療装置からのエネルギーの漏洩を低減するための方法は、補助エネルギー源を動作させてエネルギーを作り出す段階を備えてもよい。補助エネルギー源は、所定の性質を有するエネルギーを出力するように動作されてもよい。センサは、補助エネルギー源と関連したエネルギーを検知するように動作されてもよい。センサが検知した、補助エネルギー源に関連したエネルギーの量が、更にコントローラによって解析されてもよい。これにより、センサが検知した、エネルギー源に関連したエネルギーの量が所定範囲内か否かが決定される。センサが検知した補助エネルギー源と関連したエネルギーの量が所定の範囲外であるとき、センサが、エネルギー治療装置と治療対象表面が十分に或いは完全に接触していることを示す信号を作り出すようにしてもよい。
本発明のいくつかの実施形態によると、治療用エネルギー源は、エネルギー治療装置と治療対象表面が十分に接触していることを示す信号が受信されると動作可能とされるようにしてもよい。しかしながら、センサによって検知された、補助エネルギー源と関連したエネルギーの量が所定範囲内であるとき、センサは不具合信号を作り出す。不具合信号は、エネルギー治療装置と治療対象表面の接触が不十分である可能性を示す。
本発明のいくつかの実施形態によると、エネルギー治療装置と治療対象表面の接触が不十分であることを示す信号がセンサから受信されると、治療用エネルギー源は動作を停止される。
本発明のいくつかの実施形態は、エネルギー治療装置と治療対象表面が十分に接触していることを示す信号が2つ若しくはそれ以上のセンサから受信されると治療用エネルギー源を動作させる段階を備えてもよい。本発明のいくつかの実施形態は、エネルギー治療装置と治療対象表面の接触が不十分であることを示す信号が第1及び第2センサのうち少なくとも1つから受信されると、治療用エネルギー源の動作を停止する段階を備えてもよい。本発明による方法の別の実施形態は、エネルギー治療装置と治療対象表面の接触が不十分であることを示す信号を、初期設定信号として作り出す段階を備えてもよい。該信号は接触が十分となったときに中断されてもよい。
ここで図6を説明する。図6は、エネルギー治療装置からエネルギーが漏洩することによって引き起こされる悪影響を防止するための、本発明のいくつかの実施形態にしたがった装置を表す。本発明によるエネルギー治療装置からのエネルギーの漏洩を低減するための装置のいくつかの実施形態の一部としてのエネルギー治療装置からのエネルギーの漏洩を低減するための装置は、拡散体(610)を備えてもよい。エネルギー治療装置(600)は治療用エネルギー源(652)を備えてもよい。治療用エネルギー源(652)が治療用エネルギーを作り出してもよい。治療用エネルギーは治療対象表面に伝達されるエネルギーのことをいう。拡散体(610)が治療用エネルギーの特定の特徴、方向、或いはパラメータを調節可能であるようにしてもよい。一度調節された後は、出力される治療用エネルギーは治療対象外の組織にはほぼ無害となる。
本発明のいくつかの実施形態によると、拡散体(610)は乳白色のガラス・ブロックを備える。乳白色のガラス・ブロックは、該ガラス・ブロックを透過する平行光線を散乱させる。当業者には明らかであるように、拡散された、或いは非平行レーザ光線は、同一のレーザ光線が平行光線であるときに比べて、例えば目のような組織及び器官に対する危険性が低い。
図示例においては、エネルギー治療装置からのエネルギーの不要な漏洩が引き起こす損傷を防止するための装置は、通常のレーザ治療装置(600)とともに用いられている。エネルギー治療装置(600)は、付属要素としてのハンドピース(650)及び治療用エネルギー源(652)を備えてもよい。治療用エネルギー源を別の場所に配してもよい。この場合には、エネルギーが光ファイバを介して、治療用付属部分(650)に伝達される。付属部分(650)をハンドピースとしてもよい。また付属部分(650)はハンドル部分(662)、内側部分(664)、及び出力部分(666)を備えてもよい。治療用レーザ源(652)がハンドピース(664)の内側部分の内部に配されてもよい。出力部分(666)は開口部(672)を備えてもよい。開口部(672)を設けると、エネルギーが治療用エネルギー源(652)からハンドピース(650)外部まで通過することが可能となる。乳白色のガラス・ブロック(610)は開口部(672)に取り付けられてもよい。これにより、レーザ源(652)が動作時に放射されるレーザ光は、乳白色のガラス(610)を透過するとき散乱される。この散乱によって、レーザ光が拡散されるので、該レーザ光は治療対象外の組織にほぼ無害なものとなる。拡散体(610)は治療対象まで伝達されるエネルギーもまた拡散できるため、該エネルギーがより高い安全性を確保しながら、組織のより深い部分に作用することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態の一部として、2つ若しくはそれ以上の安全装置を用いて、エネルギーの漏洩を低減することにより、エネルギー治療装置の操作時の安全性を向上させることが可能である。このような安全装置は、単一のエネルギー治療装置において併用されても、相補的に用いられてもよい。この場合、ほぼ確実にエネルギー治療装置の操作の安全性を促進することが可能な単一の装置が得られる。これは、このような装置を1つ用いると、他の同様の装置のバックアップが可能となるからである。若しくは、組み合わせて用いられる複数の装置からの入力が収集されるとともに、組み合わせて処理されてもよい。組み合わせて用いられる複数の装置から収集並びに処理された情報によると、エネルギーの漏洩についての、より正確且つ信頼性の高い指標が得られる。
ここでは、本発明の特徴の一部を図示並びに説明してきたが、当業者には、多くの調整、代替、変更、及び同等物が想到可能と考えられる。よって、以下の請求の範囲には、本発明の精神から逸脱することなく可能なこれらの調整及び変更を、その範囲に含むものとする。
ブロック線図であり、本発明のいくつかの実施形態による、エネルギー治療装置からのエネルギーの漏洩を低減するための装置を示す。 ブロック線図であり、本発明のいくつかの実施形態による、補助エネルギー源を備えるエネルギー治療装置からのエネルギーの漏洩を低減するための装置を示す。 ブロック線図であり、本発明の別の実施形態による、エネルギー治療装置からのエネルギーの漏洩を低減するための装置を示す。 ブロック線図であり、本発明の更に別の実施形態による、エネルギー治療装置からのエネルギーの漏洩を低減するための装置を示す。 フローチャートであり、本発明のいくつかの実施形態による、エネルギー治療装置からのエネルギーの漏洩を低減するための方法を示す。 ブロック線図であり、本発明のいくつかの実施形態による、エネルギー治療装置からのエネルギーの漏洩を低減するための装置を示す。

Claims (42)

  1. エネルギー治療装置からのエネルギーの漏洩を低減するための装置であって、該装置が
    少なくとも1つのエネルギー源と、
    前記少なくとも1つのエネルギー源と関連したエネルギー信号を検知する少なくとも1つのセンサと、
    前記エネルギー治療装置と該エネルギー治療装置により治療される治療対象表面が十分に接触していることを示す信号を前記センサから受信すると、前記エネルギー源の治療モードを動作可能とする1つのコントローラからなり、
    これにより治療中に前記装置からエネルギーが漏洩する可能性が低減されることを特徴とする装置。
  2. 前記エネルギー治療装置と該エネルギー治療装置により治療される治療対象表面の接触が不十分であることを示す前記センサからの信号が中断すると、前記コントローラが前記エネルギー源の前記治療モードを動作させることを特徴とする請求項1記載の装置。
  3. 前記エネルギー治療装置と該エネルギー治療装置により治療される治療対象表面の接触が不十分であることを示す信号を前記センサから受信すると、前記コントローラが前記エネルギー源の前記治療モードの動作を停止することを特徴とする請求項1記載の装置。
  4. 前記コントローラが、前記エネルギー治療装置と該エネルギー治療装置により治療される治療対象表面との接触が不十分であることを示す信号が前記センサから所定期間受信されないとき、前記エネルギー源の前記治療モードを動作可能とすることを特徴とする請求項2記載の装置。
  5. 前記コントローラが、前記エネルギー治療装置と該エネルギー治療装置により治療される治療対象表面がほぼ完全に接触していることを示す信号を前記センサから受信すると、前記エネルギー源の前記治療モードを動作可能とすることを特徴とする請求項1記載の装置。
  6. 前記センサが、前記エネルギー源と関連したエネルギー信号が該センサによりほぼ検知されないとき、前記エネルギー治療装置と前記治療対象表面が十分に接触していることを示す信号を作り出すことを特徴とする請求項1記載の装置。
  7. 前記センサが、前記エネルギー源と関連したエネルギー信号が該センサにより検知されると、前記エネルギー治療装置と前記治療対象表面の接触が不十分であることを示す信号を作り出すことを特徴とする請求項3記載の装置。
  8. 該センサが検知した、前記エネルギー源と関連したエネルギーの量が所定の閾値を下回っているとき、前記センサが、前記エネルギー治療装置と前記治療対象表面が十分に接触していることを示す信号を作り出すことを特徴とする請求項6記載の装置。
  9. 前記コントローラが、前記センサが検知した、前記エネルギー源と関連したエネルギー信号の量が所定の閾値を上回っているときに、前記エネルギー治療装置と前記治療対象表面の接触が不十分であることを示す信号を作り出すことを特徴とする請求項7記載の装置。
  10. 前記エネルギー源が接触テストモード及び治療モードで動作することを特徴とする請求項1記載の装置。
  11. 前記エネルギー源が接触テストモードで動作するとき、該エネルギー源が、組織に対して使用されても生物学的過程にほぼ影響を及ぼさないようなエネルギーを作り出すことを特徴とする請求項10記載の装置。
  12. 前記エネルギー源が治療モードで動作するとき、該エネルギー源が、組織に対して使用されると生物学的過程に影響を及ぼすことが可能であるようなエネルギーを作り出すことを特徴とする請求項11記載の装置。
  13. 前記少なくとも1つのエネルギー源が2つ若しくはそれ以上のエネルギー源であることを特徴とする請求項1記載の装置。
  14. 前記2つ若しくはそれ以上のエネルギー源のそれぞれが、性質の異なるエネルギーを作り出し、
    前記センサが、前記2つ若しくはそれ以上のエネルギー源のそれぞれにより作り出されるエネルギーと関連したエネルギーを検知することを特徴とする請求項13記載の装置。
  15. 前記少なくとも1つのエネルギー源が少なくとも1つの補助エネルギー源及び治療用エネルギー源からなることを特徴とする請求項1記載の装置。
  16. 前記補助エネルギー源と関連したエネルギーがほぼ検知されないときに、前記センサが前記信号を作り出すことを特徴とする請求項15記載の装置。
  17. 前記補助エネルギー源が所定の性質を有するエネルギーを作り出すことを特徴とする請求項16記載の装置。
  18. 前記センサが、前記補助エネルギー源により作り出されるエネルギーの有する前記所定の性質とほぼ対応する性質を有するエネルギー信号を検知可能であることを特徴とする請求項17記載の装置。
  19. 前記補助エネルギー源により作り出されるエネルギーが、皮膚を透過しにくい性質を有することを特徴とする請求項17記載の装置。
  20. 導波管を更に備え、
    前記補助エネルギー源と前記センサのそれぞれが前記導波管と結合され、
    これにより、エネルギーが前記補助エネルギー源から前記導波管を介して前記センサへ伝達されることが可能となることを特徴とする請求項15記載の装置。
  21. 前記導波管が大気に囲まれているとき、該導波管が前記補助エネルギー源により作り出されるエネルギーを十分に伝達することが可能であることを特徴とする請求項20記載の装置。
  22. 前記導波管が大気に囲まれているとき、該導波管が前記補助エネルギー源により作り出されたエネルギーを内部で全反射することが可能であることを特徴とする請求項21記載の装置。
  23. 前記導波管が所定範囲内で皮膚組織と接触しているとき、該導波管が前記補助エネルギー源により作り出されたエネルギーがほぼ所定量漏洩することを可能とすることを特徴とする請求項21記載の装置。
  24. 前記センサにより検知されたエネルギーの量が所定の閾値を下回っているときに、前記センサが前記エネルギー治療装置と前記治療対象表面が十分に接触していることを示す信号を作り出すことを特徴とする請求項23記載の装置。
  25. 前記閾値が、前記導波管と皮膚組織が十分に接触しているときに前記導波管が可能とするエネルギー漏洩の量に関する前記所定量と関連付けられることを特徴とする請求項24記載の装置。
  26. 少なくとも第1及び第2の伝達モードを有する可変の伝達要素を更に備えることを特徴とする請求項1記載の装置。
  27. 前記可変の伝達要素の前記第1の伝達モードが動作されたときに、該可変の伝達要素が前記エネルギー源に関連したエネルギーの前記可変の伝達要素を介する進路をほぼブロックすることを特徴とする請求項26記載の装置。
  28. 前記可変の伝達要素が前記第2の伝達モードにあるときに、該可変の伝達要素が前記エネルギー源と関連したエネルギーが前記可変の伝達要素を通ることを可能とすることを特徴とする請求項27記載の装置。
  29. 前記エネルギー治療装置と該エネルギー治療装置により治療される治療対象表面が十分に接触していることを示す信号が前記センサより受信されると、前記可変の要素の前記第2の伝達モードが動作されることを特徴とする請求項27記載の装置。
  30. 前記エネルギー治療装置と該エネルギー治療装置により治療される治療対象表面が十分に接触していることを示す信号が前記センサより受信されると、前記可変の伝達要素の第2の伝達モードが動作されることを特徴とする請求項28記載の装置。
  31. エネルギー治療装置からのエネルギー漏洩がもたらす悪影響を低減するための装置であって、
    該装置がエネルギー拡散体を備え、
    前記エネルギー拡散体が、治療用エネルギー源により作り出される治療用エネルギーの所定のパラメータを変更することにより、該治療用エネルギーを特定の組織の生物学的過程に悪影響を及ぼしにくいものとすることを特徴とする装置。
  32. 前記エネルギー拡散体が乳白色のガラス・ブロックからなることを特徴とする請求項31記載の装置。
  33. 少なくとも1つのエネルギー源と、
    内側部分と出力部分を備える治療用付属部分と、
    前記エネルギー治療装置からのエネルギーの漏洩を低減するための装置を備え、該装置が、
    前記エネルギー源の安全モードと関連したエネルギー信号を検知するための少なくとも1つのセンサと、
    前記エネルギー治療装置と該エネルギー治療装置により治療される治療対象表面が十分に接触していることを示す信号を前記センサから受信すると、前記エネルギー源の治療モードを動作させるコントローラを備え、
    これにより治療中に前記装置からエネルギーが漏洩する可能性が低減されることを特徴とするエネルギー治療システム。
  34. 前記コントローラが、前記エネルギー治療装置と該エネルギー治療装置により治療される治療対象表面の接触が不十分であることを示す信号が中断していることを受信すると、前記エネルギー源の治療モードを動作させることにより、治療中に前記装置からエネルギーが漏洩する可能性が低減されることを特徴とする請求項33記載のシステム。
  35. 前記エネルギー源が前記内側部分の内部に配され、
    前記センサが前記内側部分の外部に配されることを特徴とする請求項33記載のシステム。
  36. 前記エネルギー源が前記内側部分の外部に配され、
    前記センサが前記内側部分の内部に配されることを特徴とする請求項33記載のシステム。
  37. 前記エネルギー源が導波管と結合され、
    前記導波管の出力部分が前記内側部分の内部に配されることを特徴とする請求項33記載のシステム。
  38. 前記エネルギー治療装置が前記治療対象表面と十分に接触しているときに、前記センサが前記エネルギー源からほぼ影響を受けない状態とされることを特徴とする請求項35記載のシステム。
  39. 前記少なくとも1つのエネルギー源が第1及び第2のエネルギー源からなり、
    前記第1のエネルギー源及び前記センサが前記内側部分の外部に配され、
    前記第2のエネルギー源が前記内側部分の内部に配されることを特徴とする請求項33記載のシステム。
  40. エネルギー治療装置からのエネルギーの漏洩を低減するための方法であって、
    前記エネルギー治療装置と該エネルギー治療装置により治療される治療対象表面が十分に接触していることを示す信号がセンサから受信されるとエネルギー源を動作させる段階からなることを特徴とする方法。
  41. 前記エネルギー治療装置と治療対象表面がほぼ完全に接触していることを示す信号がセンサから受信されると前記エネルギー源が動作されることを特徴とする請求項40記載の方法。
  42. 所定の範囲内の量の前記エネルギー源と関連するエネルギーが検知されると、前記信号が作り出されることを特徴とする請求項41記載の方法。
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