JP2006521573A - オートステレオスコピック3次元ディスプレイ - Google Patents

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Abstract

レンズレットアレイ120は、種々の形状、及び/又は回転、及び/又は傾斜のレンズレットを備え、画素/サブ画素(140,150)で形成された画像中のギャップ画像を低減する。画素/サブ画素(140,150)はその相互間にギャップ画像を形成するギャップを有する。

Description

本出願は、2003年7月29日に出願されたジョセフ・ラリー・ペッツァニティ(Joseph Larry Pezzaniti)、代理人整理番号2119−0158Pの「ギャップ画像を最小化するレンズを使用したオートステレオスコピック(三次元)表示装置(AUTOSTEREOSCOPIC (3-D) DISPLAY USING LENSES TO MINIMIZE GAP IMAGES)」という名称の米国仮出願第60/443,184号の出願変更であり、その内容は参照することにより全体が本願に組み込まれる。
本発明は、オートステレオスコピック三次元表示の装置及び方法に関する。
画像の3次元ディスプレイはステレオスコピックディスプレイにより作成できる。ステレオスコピックディスプレイは、同一の対象又はシーンの2つの別の2次元のビュー(view)を結合することにより、観察者に対して多次元のイメージキュー(image cues)を提供する。個々のビューは観察者の両眼のうちの一方で観察され、2つのビューは人間の視覚系で実質的に統合され、観察者によって知覚される3次元画像を形成する。オートステレオスコピックディスプレイは、ヘッドマウント型の機器(例えば赤色と緑色の眼鏡)を必要としないステレオスコピックディスプレイの一形式である。
関連技術のオートスレオスコピックディスプレイは、インタレース(interlace)された左眼と右眼の画像が一定の角度を向くように、ディスプレイのピクチャエレメントに位置合わせされたレンズを使用でき、前記一定の角度は観察者の実際の右眼及び左眼のビューイングゾーン(viewing zone)を表している必要はない。レンズがピクセルないしは画素に対して位置合わせされているので、軸外で視ると画素のエッジとシリンドリカルレンズのエッジとの間の空間的不一致により、干渉パターンノイズすなわちモアレパターンが生じる。また、この位置合わせにより観察者の適切な左眼及び右眼のビューイングゾーンから外れる画像の投射が起こる。
カラーピクセルないしはカラー画素でこれらの問題のいくつかを解決する関連技術の方法では、ディスプレイが90度回転される。通常、カラーディスプレイは、目的とする用途の姿勢に向けられた際のカラーディスプレイのほぼ水平な線に沿って互いに並んで位置された複数のカラーエレメントないしはカラー要素(例えば、赤色、緑色、青色)をそれぞれ備える画素により構成されている。関連技術のディスプレイは、垂直方向に位置合わせされた赤色、青色、及び緑色の画素を有する。関連技術の方法により、カラー画素が垂直に配列されたディスプレイ(90度回転されたディスプレイ)となる。このような方法では、ディスプレイの駆動仕様を変更する必要があり、ステレオスコピックな画像を提供するための関連技術のディスプレイの適用が制限される。また、カラー画素とサブピクセルないしはサブ画素がギャップを有し、画像中のギャップとなる。よって、観察者が彼又は彼女の頭部を動かすと、ギャップが黒線に見える。
発明の概要
本発明の例示的な実施形態は、関連技術の画素アレイを使用できるオートステレオスコピック表示のための装置及び方法を提供する。
また、本発明の実施形態の適用範囲は、後述の詳細な説明から明らかとなる。詳細な説明及び特定の例示は、本発明の例示的な実施形態を示すものであるが、説明のみを目的とするもので、本発明の範囲を限定することを意図しない。
本発明の実施形態は、詳細な説明及び添付図面によってより完全に理解される。
以下の好適な実施形態の説明は本質的に単なる実例であり、本発明、及びその用途や使用を限定するものでは全くない。
図1Aは、少なくとも1つの例示的な実施形態に係るオートステレオスコピックディスプレイ10を示す。単一の行の画素、すなわち画素1及び画素2が図示されている。各画素はサブ画素20,30,40からなる。例えば、サブ画素20が赤色のサブ画素で、サブ画素30が緑色のサブ画素、サブ画素40が青色のサブ画素である。他の組み合わせ及び個数のサブ画素で1つのピクセルを構成することができ、ここでの説明は、1個の画素のサブ画素の個数を3個に限定するものとも、色を赤色、緑色、及び青色に限定するものとも解釈してはならない。個々の画素1及び画素2におけるサブ画素の組み合わせが結合して、右眼ビュー90と左眼ビュー80を形成する。右側のビューに対応するサブ画素を「R」で示し、左側のビューに対応するサブ画素を「L」で示す。図示の例示的な実施形態では、右眼ビュー90は、画素1の赤色のサブ画素20及び青色のサブ画素40、並びに画素2の緑色の画素30から光を受ける。同様に、左眼ビュー80は、画素1の緑色のサブ画素30、並びに画素2の赤色のサブ画素20及び青色のサブ画素40から光を受ける。左眼ビュー80及び右眼ビュー90は、レンズレットアレイ70のシリンドリカルレンズによりインタレースされたサブ画素からの光により形成される。この例示的な実施形態では、LCDカバーガラス50は画素1,2を覆い、かつ樹脂層60によってレンズレットアレイ70から分離されている。他の実施形態では、種々の材料を使用してもよく、樹脂層を使用する必要はない。例えば、レンズレットは種々の寸法であってもよく、ガラス、シリコン、及び他の同様の材料のような種々の材料から製作できる。
サブ画素からの光はレンズレットによってコリメートされる。光はサブ画素又はサブ画素の照明で生成される。左眼ビュー80の位置と右眼ビュー90の位置の瞳孔に光が衝突し、左側及び右側のステレオ画像を生じさせる。例えばイメージング装置(例えばカメラ、光検出器、コンピュータインターフェース等)又は生物学的存在(例えば人、人間、動物等)であるビューイングシステムは、左側ビュー80及び右側ビュー90における画像を捕らえるように配置できる。
レンズレットアレイ70は図示のように直線的に配置でき、又は用途に応じて湾曲した形態で配置できる。レンズレットは、シリンドリカルレンズであっても、ビューイングポイント(viewing position)及びレンズレットアレイ70の配置に応じた種々の形状であってもよい。カラーのサブ画素は、左側及び右側のビューの分離と同方向に広がっていてもよい。
画素1,2は他の画素とグループ化されて画素アレイを形成する。画素アレイは2次元画像を形成できる。画素アレイと左眼ビュー80及び右眼ビュー90との間に配置されたレンズレットアレイ70は、2次元画像を形成できる。また、レンズレットアレイ70は3次元画像の形成を可能にできる。よって、図1Aに示す少なくとも1つの例示的な実施形態は、2次元と3次元の両方の画像を表示できる。よって、少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、フラットスクリーンのカラーディスプレイとレンズレットアレイにより3次元ディスプレイが実現される。
図1は、画素アレイ130上の右眼ビュー画素140及び左眼ビュー画素150から放射される光を有するディスプレイ110により得られる、単純なツービュー(two view)、すなわち左眼ビューと右眼ビューを示す。レンズレットアレイ120を通過する光は左眼ビューと右眼ビューを形成する。左眼ビューと右眼ビューは仮想境界線により互いに分離されている。左眼検出器(left eye detector)が仮想境界線の左側に位置し、右眼検出器(left eye detector)が仮想境界線の右側に位置するようにビューイングシステムが配置されると、左眼検出器が左眼ビューを見て、右眼検出器が右眼ビューを見ることになる。この配置を繰り返して図2に示すように多数のビューを形成してもよい。ビューイングシステムが左方向又は右方向に移動するとビューイングシステムが多数のビューを通過するように、ビューを分離してもよい。図2はインタレースされた8個のビューL1〜L4及びR1〜R4を示す。例えば、ビューイングシステムが頭部であれば、頭部が左又は右に移動すると左眼又は右眼が多数の画像を見る。例えば、右眼220がビューR1を見ることができるのと同時に、左眼210はビューL1を見ることができ、頭部の移動により左眼210が見るビュー(L2)と右眼220が見るビュー(R2)が変化する。ビューイングシステムが左又は右に移動すると、図1に示すような隙間ないしはギャップは黒線として現れる。
ビュー間の距離は設計に応じて変更できる(例えば、1〜20mm等)。ビュー間の距離は、左眼ビューと右眼ビューの角距離θとビューイングシステムのディスプレイからの距離「d」の関数であってもよい。角距離θは、レンズレットアレイ120のレンズレットの角倍率とディスプレイ110の画素ピッチの関数であってもよい。
画素アレイ130は、種々の配置の画素及びサブ画素を備えていてもよい。図3は少なくとも1つの例示的な実施形態に係る画素アレイ300における画素配置を示す。1個の画素は3個のサブ画素310,320,330からなる。3個のサブ画素を図示しているが、1個を含むあらゆる個数のサブ画素を使用できる。サブ画素は色が異なっていてもよく、例えばサブ画素310は赤色の光を透過し、サブ画素320は緑色の光を透過し、サブ画素330は青色の光を透過する。画素アレイ130は、2行4列の画素を表している。サブ画素は光を透過又は発生するが、図1に示すようにサブ画素間にはギャップがある。ギャップの垂直寸法及び水平寸法は変更でき、ギャップ画像(gap image)となる。例えば、ギャップ間隔はサブ画素の水平寸法の30%であってもよく、垂直方向のギャップ間隔はサブ画素の垂直寸法の10%であってもよい。30%と10%をそれぞれ水平寸法及び垂直寸法のギャップ間隔の値として言及しているが、種々の例示的な実施形態において、画素及びサブ画素の配置は種々のギャップ間隔及び比率を取り得る。
レンズレットの形状を変更することにより、観察ないしはビューイングに対するギャップの影響を低減できる。少なくとも1つの例示的な実施形態では、サブ画素及び画素のギャップ間隔の影響を低減するようにレンズレットの形状が設計及び製作され、ビューイングに対するギャップの影響を低減する。例えば、グレースケールエッチング技術を使用することで、黒線をぼかす(blur)ようにレンズレットアレイの形状を製作できる。画像重複を生じることなく黒線の画像が大幅に低減される程度まで、黒線をぼかすことができる。画像重複が求められるのであれば、例示的な実施形態においてそのような配置を得ることもできる。
図4は少なくとも1つの例示的な実施形態に係るディスプレイ400を示す。右側ビュー画素(right view pixel)420と左側ビュー画素430が光を放射し、この光はそれぞれ右眼ビュー470と左側ビュー460で観察される。レンズレットアレイ410は、ギャップ画像をぼかすように製作された曲率半径を有するレンズレットを備える。ビューイングシステムが観察面上を左側又は右側に移動すると画素からの光がわずかに重複するように、ギャップ画像がぼかされる。重複の量は変更できる(例えば、0〜100%の重複)。少なくとも1つの例示的な実施形態では、重複は30%を超えない。
他の例示的な実施形態では、レンズレットアレイのレンズレットを効果的に回転又は傾斜することにより、ギャップ画像をぼかしてもよい。回転とは、レンズレットアレイが存在する平面中でレンズレットをある回転角度で回転させることである。傾斜とは、レンズレットアレイが存在する平面から外れるようにある傾斜角度でレンズレットを回転させることである。回転角度及び傾斜角度は例示的な実施形態に応じて変更できる。例えば、少なくとも1つの例示的な実施形態では、回転角度は5度から55度である。画素とサブ画素の配置及びこの配置に関連するギャップ間隔に応じて、回転角度と傾斜角度を変更できる。0度よりも大きい回転角度により関連する画素画像が回転する。画素画像の回転により、画素画像の部分的な重複が生じてギャップ画像がぼかされる。傾斜角度により、観察平面における関連する画素画像が傾斜し、画素画像が重複してギャップ画像が低減される。
少なくとも1つの例示的な実施形態に係るレンズレットアレイ500を図5Aに示し、第1の軸520はレンズレット530の表面の曲率中心に対応する線に対して平行であり、第2の軸510はレンズレット530の投射(projection)を2等分する。それぞれ第1の軸520及び第2の軸530に対応する第1のベクトル及び第2のベクトルは、ある交差角度で交差する。この交差角度は、回転角度に対応する投射と傾斜角度に対応する他の投射を有していてもよい。図5Bは図5AのA−A断面に対応するレンズレット530を示す。この断面は、ギャップ画像をぼかすために変更できるレンズレット530の曲率半径540を示す。画素画像が回転して重複するようにレンズレットアレイ500中の平面でレンズレット530を回転でき、画素画像をぼかしてギャップ画像がぼやけるように曲率半径540を選択できる。ギャップ画像をぼかすためにこれらの方法の両方を同時に使用できるが、一方の方法を他方の方法とは独立してあるいは角度を異ならせて使用できる。また、傾斜させる方法をこれらの2つの方法と独立して又は組み合わせて採用できる。
多くの方法でレンズレットを製作できることは当業者の認識するところであり、例えばグレースケールエッチング、モールディング、加圧成形、ウエットエッチング、DRIEエッチング、リフロー、フライス加工と研磨、又は他のあらゆる種類のレンズ製作技術により、レンズレットを製作できる。レンズレットの寸法は変更可能であり(例えば、1nmから100mm、又は画素寸法に応じてそれよりも大きく又は小さくする。)、少なくとも1つの画素又は複数の画素の一部を覆う。レンズレットは、位置合わせされていない種々の第1及び第2の軸を有する関連する画素に対して方向を合わせることができる。例えば、図5Aのレンズレットが下側の画素に位置合わせされていれば、第2の軸は下側の関連する画素に位置合わせできるが、第1の軸は下側の関連する画素に位置合わせできない。
図6は少なくとも1つの例示的な実施形態に係るレンズレットアレイ600を示す。レンズレットアレイ600は、レンズレット、すなわち第1のレンズレットの第1の軸620と第1のレンズレットの第2の軸610を有する第1のレンズレットと、第2のレンズレットの第1の軸640と第2のレンズレットの第2の軸630を有する第2のレンズレットを備える。例示的な実施形態は、第2のレンズレットの第1の軸640に対して平行でない第1のレンズレットの第1の軸620を備えていてもよく、第2のレンズレットの第2の軸630に対して平行でない第1のレンズレットの第2の軸610を備えていてもよい。軸620,640は平行であってある距離だけオフセットしていてもよい。同様に、軸610,630は平行であってある距離650だけオフセットしていてもよい。種々の例示的な実施形態では、軸610,630が平行かつ一致していてもよい。レンズレットアレイ600(図6)は、行オフセット距離だけオフセットした千鳥状のレンズレットの行を示している。行オフセット距離は左側ビューと右側ビューの角距離に応じて変更できる。例えば、画素ピッチが90ミクロンであれば、行オフセット距離を45ミクロンとして垂直方向にインタレースされた左側ビューと右側ビューの間の間隔を均一にできる。
図7は少なくとも1つの例示的な実施形態に係るレンズレットアレイ700を示す。レンズレットアレイ700は、レンズレット、すなわち第1のレンズレットの第1の軸720と第1のレンズレットの第1の軸710を有する第1のレンズレットと、第2のレンズレットの第1の軸740と第2のレンズレットの第2の軸730を有する第2のレンズレットを備える。例示的な実施形態は、第2のレンズレットの第1の軸740に対して平行でない第1のレンズレットの第1の軸720を備えていてもよく、第2のレンズレットの第2の軸730に対して平行でない第1のレンズレットの第2の軸710を備えていてもよい。軸720,740は平行であってある距離だけオフセットしていてもよい。同様に、軸710,730は平行であってある距離750だけオフセットしていてもよい。種々の例示的な実施形態では、軸710,730が平行かつ一致していてもよい。レンズレットアレイ700(図7)は、繰り返しのレンズレットの行オフセットを示している。この行オフセットは、少なくとも1つの例示的な実施形態では距離750と一致する行オフセット距離に関連していてもよい。レンズレットはそれぞれ下側の画素と関連していてもよく、下側の画素はそれら自体が垂直側及び水平側の画素と比較してオフセットしていてもよい。
種々の画素及びサブ画素の配置に対応するように、いくつかのレンズレットの配置を構成できる。図8は、画素に関連する少なくとも1つの例示的な実施形態に係るレンズレットの配置を示す。ディスプレイ800はサブ画素830,840,850を備える画素PR1,PR2,PR3,PR4,PL1,PL2,PL3,PL4を有する画素アレイを示す。サブ画素830,840,850は種々の色(例えば、赤色、緑色、青色、白色等)とできる。レンズレット820は関連する画素を覆う。例えば、上から3番目のレンズレット820は、画素PR3,PR1,PL3,PL1を覆う。画素のグループは種々のビューを形成できる。例えば、画素PR1は右眼ビューR1に対応し、画素PL1は左眼ビューL1に対応する。図8は左側及び右側のビューが構成されている状態(R1,R2,R3,R4,L1,L2,L3,L4)を示す。種々の画素が個々のビューに対応する。図示の8個のビュー(L1,L2,L3,L4,R1,R2,R3,R4)と対応する画素PR1,PR2,PR3,PR4,PL1,PL2,PL3,PL4を2個のレンズレットが覆う。画像は多数の画素からなり、寄せ合わせたレンズレットで覆われた寄せ合わせた画素が結合して8個の異なるビューを備える全体の2次元画像を形成する。サブ画素830,840,850は垂直方向に配置されているが、これらのサブ画素を水平方向に配置してもよく、画素は矩形ないしは四角形以外の形状であってもよい。例えば、図9は水平方向に位置合わせされたサブ画素920,930,940を示し、画素PR1・・・PR4と画素PL1・・・PL4は斜めにサブ画素を選択することにより形成されている。画素PR1・・・PR4及び画素PL1・・・PL4は、それぞれビューR1・・・R4及びビューL1・・・L4に対応する。
図8における水平方向のビューは、サブ画素の配置に対して垂直である。いくつかの例では、回転、傾斜、及び曲率半径の変更で色拡散(color spreading)が起こる。図9は、少なくとも1つの例示的な実施形態により、斜めのサブ画素を画素として関連付けることで色拡散の影響を最小限するレンズレットの配置を示す。
以上の詳細な論述では、いくつかの例示的な実施形態について論じた。これらの実施形態は本発明の範囲を限定するものと解釈してはならない。多くの置換及び用途が想定され、本発明の範囲内にあることが意図される。例えば、レンズレットアレイという用語は、レンズ構造の種々の配置(例えば、シリンドリカルレンズ、マイクロレンズ、非対称レンズ、対称レンズ等)であってもよい。同様に、プロジェクションスクリーン装置(例えばプロジェクションテレビ)、エレクトロルミネッセント(EL)ディスプレイ、電界放射型ディスプレイ(FED)、真空蛍光型(VF)ディスプレイ、液晶(LC)ディスプレイ、有機発光ダイオード型(OLED)ディスプレイ、高温ポリシリコン型(HTPS)及び低温ポリシリコン型(LTPS)ディスプレイ、LEDディスプレイ、及びその内容全体がここに組み込まれる、米国特許商標局に2000年1月27日に出願されたロドニー・エル・クラーク(Rodney L. Clark)、ダニエル・エム・ブラウン(Daniel M. Brown)、及びピーター・エアバッハ(Peter Erbach)の「ステレオスコピックディスプレイ及び特にカラー画像である多次元画像を表示する方法(A AUTOSTEREOSCOPIC DISPLAY AND METHOD OF DISPLAYING MULTIDIMENSIONAL IMAGES ESPECIALLY COLOR IMAGES)」という名称の同時継続の出願(出願番号 第09/492,315号)に記載されているような他のシステム及び方法のような種々の種類のディスプレイについて、例示的な実施形態に係るレンズアレイを使用できる。
同様に、その内容全体がここに組み込まれる米国特許商標局に2000年1月26日に出願されたロドニー・エル・クラーク、ダニエル・エム・ブラウン、ジョン・カルピンスキー(John Karpinsky)、及びピーター・エアバッハの「オートステレオスコピックディスプレイ駆動システム(AUTOSTEREOSCOPIC DISPLAY DRIVE SYSTEM)」という名称の先行する出願(出願番号 第09/491,430号)に記載されているデータ構造のような種々のデータ構造で、例示的な実施形態に係るディスプレイの駆動を実行できる。
この本発明の説明は本質的に単なる例示であり、従って本発明の要旨から離れない変形は本発明の範囲に含まれるものと意図される。そのような変形は、本発明の意図及び範囲から逸脱しているとはみなされない。
少なくとも1つの例示的な実施形態に係る3次元ディスプレイの基本設計を示す。 少なくとも1つの例示的な実施形態に係る画像を右側及び左側のビューにインタレースするためのマイロクレンズの使用を示す。 少なくとも1つの例示的な実施形態に係る8個のインタレースされたビューを示し、4個は右眼ビューで、4個は左眼ビューである。 少なくとも1つの例示的な実施形態に係る配置による3個のカラー画素(グレースケールで示す。)の例示の配置を示す。 少なくとも1つの例示的な実施形態に係る図1に示すギャップ画像の影響を低減する方法を示す。 少なくとも1つの例示的な実施形態に係るレンズレットを示す。 図5AのA−A断面を示す。 少なくとも1つの例示的な実施形態に係るレンズレットを示す。 少なくとも1つの例示的な実施形態に係るレンズレットを示す。 少なくとも1つの例示的な実施形態に係る8個のビューの3次元オートステレオスコピックディスプレイを形成する画素の配置を示す。 少なくとも1つの例示的な実施形態に係る8個のビューの3次元オートステレオスコピックディスプレイを形成する画素の他の配置を示す。
符号の説明
1,2 画素
10 オートステレオスコピックディスプレイ
20,30,40 サブ画素
50 LCDカバーガラス
60 樹脂層
70 レンズレットアレイ
80 左眼ビュー
90 右眼ビュー
110 ディスプレイ
120 レンズレットアレイ
130 画素アレイ
140 右眼ビュー画素
150 左眼ビュー画素
210 左眼
220 右眼
300 画素アレイ
400 ディスプレイ
420 右側ビュー画素
430 左側ビュー画素
460 左眼ビュー
470 右眼ビュー
500 レンズレットアレイ
510 第2の軸
520 第1の軸
540 曲率半径
600,700 レンズレットアレイ
610,710 第1のレンズレットの第2の軸
620,720 第1のレンズレットの第1の軸
630,730 第2のレンズレットの第2の軸
640,740 第2のレンズレットの第1の軸
650,750 距離
800 ディスプレイ
820 レンズレット
830,840,850 サブ画素
R1,PR2,PR3,PR4,PL1,PL2,PL3,PL4 画素

Claims (20)

  1. 複数のレンズレットを有するレンチキュラーアレイを備え、
    各レンズレットは少なくとも第1の軸と第2の軸を備え、前記第1の軸は前記レンズレットの表面の曲率中心に対応する線に対して平行であり、前記第2の軸は前記レンズの投射を2等分し、各軸に対応するベクトルは第1の角度で交差し、前記レンズレットは曲率半径を有し、前記レンチキュラーアレイは、ビューイングシステムとギャップで隔てられたサブ画素要素からなる画素を有する画素アレイの間に配置されると、前記第1の角度の投射に対応する回転角度を選択することにより、前記画素の画像で前記ギャップの画像をぼかす、オートステレオスコピックアレイ。
  2. 前記回転角度の選択に代えて、前記ギャップの画像をぼかすために前記曲率半径を変化させる、請求項1に記載のオートステレオスコピックアレイ。
  3. 前記回転角度の選択に代えて前記ギャップの画像をぼかすために傾斜角度が選択され、前記傾斜角度は前記レンズレットアレイの平面の内又はこの平面外へのレンズレットの回転であり、前記平面は少なくとも前記第1の軸に対する正接と前記レンズレットの中心のうちの少なくとも一方により規定されている、請求項1に記載のオートステレオスコピックアレイ。
  4. 前記平面は凹形状である、請求項3に記載のオートステレオスコピックアレイ。
  5. 前記平面は非凹形状である、請求項3に記載のオートステレオスコピックアレイ。
  6. 少なくとも第1及び第2のレンズレットを備え、前記第1のレンズレットの前記第1の軸と前記第2のレンズレットの前記第1の軸は、オフセット距離だけオフセットしている、請求項1に記載のオートステレオスコピックアレイ。
  7. 少なくとも第1及び第2のレンズレットを備え、前記第1のレンズレットの前記第1の軸に対応する第1のベクトルと、前記第2のレンズレットの前記第1の軸に対応する第2のベクトルとは零度でない第2の角度で交差する、請求項1に記載のオートステレオスコピックアレイ。
  8. 少なくとも第1及び第2のレンズレットを備え、前記第1のレンズレットの前記第2の軸と前記第2のレンズレットの第2の軸はオフセット距離だけオフセットしている、請求項1に記載のオートステレオスコピックアレイ。
  9. 少なくとも第1及び第2のレンズレットを備え、前記第1のレンズレットの前記第2の軸に対応する第1のベクトルと前記第2のレンズレットの前記第2の軸に対応する第2のベクトルは零度でない第2の角度で交差する、請求項1に記載のオートステレオスコピックアレイ。
  10. 前記第1の角度が可変である、請求項1に記載のオートステレオスコピックアレイ。
  11. 前記曲率半径が可変である、請求項1に記載のオートステレオスコピックアレイ。
  12. 前記ビューイングシステムは、ユーザ、光検出器、及びカメラのうちの少なくとも1つである、請求項1に記載のオートステレオスコピックアレイ。
  13. 複数の画素を備え、少なくとも1つの画素がギャップを有するサブ画素要素を備え、前記画素は表示されるN個の個々の透視ビューに対応するN個のグループに配置され、前記各画素は個々の透視ビューの一部を形成する、画素アレイと、
    少なくとも1つのレンズレットを備え、各レンズレットは少なくとも第1及び第2の軸を備え、前記第1の軸は前記レンズレットの表面の曲率中心に対応する線に対して平行であり、前記第2の軸は前記レンズレットの投射を2等分し、個々の軸に対応するベクトルは第1の角度で交差し、前記レンズレットは曲率半径を有し、ビューイングシステムと画素アレイの間に配置されると、前記第1の角度と曲率半径の選択により前記画素の画像で前記ギャップの画像をぼかす、レンチキュラーアレイと
    を備える、オートステレオスコピックディスプレイ。
  14. 前記N個は2個である、請求項13に記載のオートステレオスコピックディスプレイ。
  15. 少なくとも1つの画素が3つのサブ画素要素を備える、請求項13に記載のオートステレオスコピックディスプレイ。
  16. 前記サブ画素要素は、赤色のサブ画素、緑色のサブ画素、及び青色のサブ画素のうちの少なくとも1つである、請求項15に記載のオートステレオスコピックディスプレイ。
  17. 少なくとも1つの画素が白色のサブ画素を有する、請求項11に記載のオートステレオスコピックディスプレイ。
  18. 前記ディスプレイは電子ディスプレイで使用されている、請求項11に記載のオートステレオスコピックディスプレイ。
  19. 画素アレイの前にレンチキュラーアレイを配置し、前記画素アレイが光を透過し、前記画素アレイは複数の画素を有し、画素がサブ画素を有し、かつサブ画素がギャップを有し、
    N組の前記画素アレイのグループの画素でN個の個々の透視ビューを生成し、
    前記画素アレイからの前記光に前記レンチキュラーアレイを通過させ、前記個々の透視ビューが結合して3次元のオートステレオスコピックの画像を形成し、前記レンチキュラーアレイは少なくとも1つのレンズレットを有し、各レンズレットは少なくとも第1及び第2の軸を有し、前記第1の軸は前記レンズレットの表面の曲率中心に対応する線に対して平行であり、前記第2の軸は前記レンズレットの投射を2等分し、各軸に対応するベクトルは第1の角度で交差し、前記レンズレットは曲率半径を有し、前記レンチキュラーアレイは前記第1の角度と曲率半径を選択することにより、ビューの画像でギャップの画像をぼかす、3次元画像のオートステレオスコピック表示の方法。
  20. 前記レンチキュラーアレイを前記画素アレイとユーザの間に配置する、請求項19に記載の方法。
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