JP2006520252A - 受動的に冷却されたアレイ - Google Patents

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Abstract

外科用プローブシャフトなどの細長いシャフトと、このシャフトの遠位端に装着されたニードル電極アレイと、この電極アレイへ切除エネルギィを提供する無線周波(RF)発生器などの切除電源と、を具える組織切除システム。この組織切除システムは更に、前記シャフトの遠位端内に前記ニードル電極アレイと熱的に連通するヒートシンクを具え、熱エネルギィがニードル電極アレイから離れて、電極アレイを冷却し、より効率の良い切除プロセスを提供するようにした。冷媒フロー導管は、このヒートシンクと液体連通しており、ヒートシンクから熱エネルギィを取ることができる。

Description

発明の属する技術分野
本発明の技術分野は、一般的に、組織治療用の無線周波(RF)電気外科プローブに関し、特に、体積が大きい組織を治療するためにアレイ内で展開する複数の組織貫通電極を有する電気外科プローブに関する。
発明の背景
固い組織(例えば、腫瘍など)の領域の治療に無線周波(RF)エネルギィを用いることは良く知られている。ある特定のアプリケーションでは、組織を壊死させる目的でターゲット組織内の病変部にRFエネルギィを送り込むようにしている。腫瘍のRF切除は二つの重要技術のうちのひとつで現在行われている。
第1の技術は、単一のニードル電極を使用するもので、この電極はRF発生器に取り付けたときに、露出した絶縁されていない電極部分からRFエネルギィを発する。このエネルギィは、イオン攪拌し、熱に変換されて凝固壊死を介して細胞を死滅させる。理論上は、RF切除は壊死部分の体積を精密になぞり、腫瘍の範囲に合致するように使用することが可能である。パワー出力と、電気的波形の型を変えることで、加熱範囲、すなわち結果として生じる切除範囲を制御することが可能である。しかしながら単一電極からの組織凝固部分までの径は、熱の拡散によって制限される。この結果、最も小さい病変部以外のすべての治療に、複数のプローブの挿入が必要であった。このため、治療期間が相当に長くなり、またプローブを細部まで正確に配置するために相当なスキルが要求される。
RF発生器の出力をあげて、病変部の直径を大きくするのはうまくいかなかった。なぜならワット量を上げることに伴って100℃以上の局部的な温度上昇が生じ、組織を蒸発させ炭化させるからである。さらに、これは局部的にRF沈積を制限する組織インピーダンスを上げ、従って熱の拡散とこれに関連する凝固壊死を制限することになる。局所温度を下げて、組織の蒸発と炭化を最小限に抑えるためにニードル電極を冷却する。特に、二つの同軸ルーメンをニードル電極に設けて、冷却した塩水(例えば、室温あるいはそれ以下)をこの電極先端に送出するのに一方を使用し、他方をその塩水を体外の回収ユニットへ戻すのに使用する。Goldberg et al., Radiofrequency Tissue Ablation: Increased Lesion Diameter wiht a Perfusion Electrode, Acad Radiol, August 1996, pp. 636-644を参照されたい。
第2の技術は、肝臓や、そのほかの固い組織内の腫瘍を治療し壊死させるように設計された複数のニードル電極を使用する。PCT出願WO96/29946号および米国特許第6,379,353号にこのプローブが開示されている。米国特許第6,379,353号では、プローブシステムは内部に往復移動可能に装着されたニードル電極アレイを有するカニューレを具える。このアレイ内の個々の電極はスプリングメモリを有し、電極がカニューレから遠位側に進む際に、半径方向に外側に向いて弓形をした形状を取る。一般的に、多重電極アレイは、冷却していない一のニードル電極によってできる病変部より大きな病変部を作る。しかしながら、現在の電極アレイの製造者は、その設計に冷却することを含めておらず、後に炭化、およびその炭化による電極アレイの動作の干渉を心配しなければならない。
発明の概要
本発明は、効率よく組織を切除するために医療プローブアッセンブリに用いられているニードル電極を冷却するヒートシンクと、冷媒フロー導管の使用に関する。
一実施例において、組織切除用医療プローブアッセンブリは、細長い(例えば、外科用プローブあるいはカテーテル)シャフトと、当該シャフトの遠位端から延在する一又はそれ以上のニードル電極と、前記シャフトの遠位端内に配置され該ニードル電極と熱的に連通するヒートシンクと、前記シャフト内に配置され当該ヒートシンクと液体連通する冷媒フロー導管とを具える。ニードル電極アレイは、前記シャフトの遠位端から延在する。選択的に、周囲に円周方向にニードル電極を配置したコア部材を、前記シャフトの遠位端から延在させることもできる。一又はそれ以上のニードル電極は直接または間接的に切除電源に接続する。例えば、切除電源が、無線周波(RF)切除電源である場合、ニードル電極の近位端を切除電源に接続するか、あるいは、例えば、RFワイヤや、細長いシャフト自身などの中間導電体を用いてニードル電極の近位端を切除電源に接続することができる。
ヒートシンクは、一又はそれ以上の電極から熱を取るあらゆる特定の態様で形成することができる。例えば、ヒートシンクは、熱エネルギィを最大限に吸収する能力を持つように固相材料で構成することができる。代替として、ヒートシンクは、暖めたときに液状からガス状に遷移し、冷やしたときにガス状から液状に戻る媒体を含有する密封したキャビティを具えていても良い。この結果、媒体の状態の遷移がヒートシンクから熱を迅速に吸収する。液状からガス状へ媒体の遷移を迅速にするため、密封したキャビティ内の内部空気圧はキャビティの外部の空気圧より低いことが好ましい。密封したキャビティ内に芯材を配置することで、液状からガス状への媒体の遷移、およびガス状から液状への戻りが、より制御され、安定した状態で行われるようにすることができる。
冷媒フロー導管は、ヒートシンクから熱エネルギィを熱的に引き離すものであればどのような態様で構成してもよい。例えば、冷媒フロー導管は、シャフトの近位端からヒートシンクへ冷却した媒体を搬送するための冷却ルーメンと、ヒートシンクからシャフトの近位端へ暖められた媒体を搬送するための戻りルーメンを具えていても良い。典型的な冷媒フロー導管は、冷却ルーメンおよび戻りルーメンとヒートシンク間で液体連通している熱交換キャビティを具えていても良い。冷却および戻りルーメンは、シャフトに内側チューブを配置することによって形成することができる。この場合、冷却ルーメンと戻りルーメンのうちの一方が内側チューブ内に形成され、冷却ルーメンと戻りルーメンの他方がシャフトの内側表面と内側チューブの外側表面との間に形成される環状ルーメンとなる。代替として、冷却および戻りルーメンを、同軸関係ではなく、並行関係に配置することができる。
一実施例では、医療プローブアッセンブリが、その中をシャフトが往復運動するように配置されている中央ルーメンを有するカニューレを具える。この態様では、ニードル電極が治療を行う組織内に都合よく送出されてそこで展開する。この医療プローブアッセンブリは、例えば無線周波(RF)切除電源などの切除電源を用いて、ニードル電極に切除エネルギィを提供するのに使用することができる。この医療プローブアッセンブリは、医療プローブアッセンブリの冷却ルーメンを介して冷却した液状媒体を搬送するポンプアッセンブリと共に使用することもできる。
実施例の詳細な説明
図1は、本発明の実施例に応じて構成した組織切除システム100を示す図である。組織切除システム100は、一般的に、ターゲット組織の切除治療を行うために患者の体内に導入するように構成したプローブアッセンブリ102と、RFエネルギィをプローブアッセンブリ102に制御した状態で送るように構成した無線周波(RF)発生器104と、冷媒をプローブアッセンブリ102を通って提供し、循環させるポンプアッセンブリ106を具え、より効率よくまた効果的に切除治療を行うように構成した。
特に図2及び図3を参照すると、プローブアッセンブリ102は一般的に、細長いカニューレ108と、このカニューレ108内に摺動可能に配置された内側プローブ110を具える。以下により詳細に説明するとおり、カニューレ108はターゲット組織に内側プローブ110の活性部分を送り出す。カニューレ108は近位端112と、遠位端114と、近位端112と遠位端114間にカニューレ108を通って延在する中央ルーメン116を具える。以下により詳細に説明するとおり、カニューレ108はターゲット組織のカニューレ108導入用に設計された手段によって、剛性、半剛性、あるいはフレキシブルであっても良い。カニューレ108は、プラスチック、金属などの好適な材料でできており、典型的には5cmから30cm、好ましくは10cmから20cmの適宜の長さを有する。導電材料でできている場合は、カニューレ108は絶縁材料で被覆されていることが好ましい。カニューレ108はその使用目的に合った、典型的には1mmから5mm、通常1.3mmから4mmの外径を有する。カニューレ108は、0.7mmから4mm、好ましくは1mmから3.5mmの内径を有する。
内側プローブ110は、近位端120と遠位端122を有する往復運動するシャフト118と、シャフト118の遠位端114に装着されている筒状ブロック124と、筒状ブロック124内に装着されているコア部材130、及びコア部材130の周辺に配置されており、筒状ブロック124の中に装着されている組織を貫通するニードル電極128のアレイ126を具える。カニューレ108と同様に、シャフト118、筒状ブロック124、およびコア部材130は、プラスチック、金属などの適宜の材料でできている。カニューレ108に対して遠位方向132へのシャフト118の縦方向の移動が、コア部材130と電極アレイ126をカニューレ108の遠位端114から展開させ(図3)、カニューレ108に対して近位方向134へのシャフト118の縦方向の移動が、コア部材130と電極アレイ126とをカニューレ108の遠位端114内に収納する(図2)。
コア部材130は、カニューレ108の中央ルーメン116内に同軸に配置されており、中央ルーメン116に収納されているニードル電極128間に、ほぼ同じスペースを円周方向に維持するようにしている。環状エンベロープ136は、コア部材130がカニューレ108の遠位端114内に収納されるときにカニューレ108の内側表面と、コア部材130の外側表面の間で規定される。環状エンベロープ136の幅(コア部材130の外側表面とカニューレ108の内側表面との間の距離で規定される)は、典型的には0.1mmから1mm、好ましくは0.15mmから0.5mmの範囲であり、通常、半径方向において個々の電極128の厚さよりやや大きくなるように選択される。このように、カニューレ108内に収納されたとき(図2)、電極アレイ126は半径方向に折り畳まれた形状になり、個々の電極128はコア部材130の外側筒状表面の上に、カニューレ108内に概ね軸方向に整列した位置に束縛された状態で保持されており、組織のターゲット部位への電極の導入を容易なものにしている。
個々のニードル電極128は各々、径が小さい金属エレメント形状であり、ターゲット領域内のターゲット部位から進んで組織内を貫通することができる。カニューレ108から展開すると(図3)電極アレイ126は、最大半径0.5ないし3cmの範囲の周辺部を有する、通常概ね楕円形あるいは球形の容積を規定する3次元形状になる。ニードル電極128は弾性を有し、組織内に進んだときに、所望の形状をとるように予め形状が決められている。図に示す実施例では、ニードル電極128は、均一パターンにカニューレ108から半径方向に外側に向けて分岐する、すなわち、実質的に均一及び/又は対称パターンで分岐している隣接するニードル電極128間にスペースがある。図に示す実施例では、ニードル電極128は、また近位側にめくれており、全面的に展開したときに部分的にあるいは完全に近位方向134に向く。典型的な実施例では、隣接するニードル電極128の対が、同様なあるいは全く同一の繰り返しのパターンで互いにスペースを空けることができ、シャフト118の軸の周りに対称に配置することができる。多種多様な特別なパターンで、治療すべき領域を均一にカバーすることができる。図1には、全部で6本のニードル電極128が記載されている。電極幅および利用できる円周方向の全距離で決まるニードル電極の最大数まで、図に示す電極128の間に更なるニードル電極128を追加することができる(すなわち、ニードル電極128はぎっしりつめることができる)。
各個別のニードル電極128は、好ましくは、例えば、ステンレススチール、ニッケル−チタン合金、ニッケル−クロム合金、スプリングスチール合金など、好適な形状記憶弾性導電金属でできたシングルワイヤで構成することが好ましい。このワイヤは、円形または非円形の断面を有していてもよいが、好ましくは直線状断面を有する。このように、ニードル電極128は、横方向においてより固く、半径方向においてよりフレキシブルである。横方向の硬さを増すことによって、環状エンベロープ136内でニードル電極128の円周方向の正しいアラインメントが強化される。典型的なニードル電極は、幅(円周方向において)0.2mmから0.6mm、好ましくは0.35mmから0.40mm、厚さ(半径方向)0.05mmから0.3mm、好ましくは0.1mmから0.2mmである。
ニードル電極128の遠位端は組織を貫通しやすいようにするため、研ぐ、あるいは鋭利に削るようにしても良い。これらのニードル電極128の遠位端は、従来の熱処理あるいはその他の冶金プロセスを用いて硬化させるようにしても良い。部分的に絶縁材で被覆してもよいが、少なくとも部分的に遠位部は絶縁されない。コア部材130が電極アレイ126と共に遠位方向に移動するとき、電極アレイ126と同時にコア部材が組織に入る。組織の貫通を強化するために、コア部材は、鋭利な遠位端を具えている。ニードル電極128の近位端は、コネクタアッセンブリ(以下に述べる)に直接接続するか、代替的に、例えばRFワイヤなどの、他の中間導電体を介して間接的に接続するようにしても良い。選択的に、シャフト118とシャフト118とニードル電極128との間のすべての部材を、ステンレススチールなどの導電材料で構成し、従って、中間導電体として都合よく動作するようにしてもよい。
図に示す実施例では、RF電流はモノポーラ態様で電極アレイ126に送られる。すなわち、周辺組織を傷つけるためにエネルギィ束を集中させるように構成した電極アレイ126と、電極アレイ126から離れて配置され、十分に大きな面積(典型的には、大人用で130cm)を有する分散電極(図示せず)から電流が流れるので、電流密度が低く、周辺組織を傷つけない。図に示す実施例では、分散電極は、例えば患者のわき腹に配置したコンタクトパッドを用いるなどして、患者の外側に取り付けるようにしても良い。モノポーラ配列では、ニードル電極128は、カニューレ108の上に単層の絶縁層を有する近位部分によって結束されている。
代替として、RF電流はバイポーラ態様で電極アレイ126に送られる。すなわち、電流がアレイ126内の「正」及び「負」の電極128の間を流れる。バイポーラ配列では、正と負のニードル電極128は、電力送出フェーズ中に互いに接触する、あるいは接触できるすべて領域において互いに絶縁されている。
選択的に、コア部材130が、電極アレイ126に電気的に接続されていてもよく、この場合、コア部材が電極128と同じ極の追加ニードル電極128として作用する、あるいは、電極128から電気的に切り離すようにしても良い。コア部材130を電気的に切り離す場合は、治療プロトコルの間中性を維持することができる。又は、代替として、反対の極に付勢して、バイポーラ配列におけるリターン電極として動作するようにしても良い。ニードル電極のアレイ型プローブ配列についての詳細は、米国特許第6,379,353号に記載されている。
プローブアッセンブリ102は、更に、コネクタアッセンブリ138を具え、これは、カニューレ108の近位端112に装着されたコネクタスリーブ140と、このスリーブ140に摺動可能に係合され、シャフト118の近位端120に装着されたコネクタ部材142を具える。コネクタアッセンブリ138のコネクタ部材142は、インレット液体ポート144と、アウトレット液体ポート146とを具える。コネクタ部材142は更に電気コネクタ148を具え、その中で内側プローブ110のシャフト118内を延在するニードル電極128(又は、代替的に、中間導体)の近位端が連結されている。コネクタアッセンブリ138は、例えば、金属、プラスチックなどの、あらゆる好適な剛性材料で作ることができる。
プローブアッセンブリ102は更に、シャフト118の遠位端114内に装着されたヒートシンク150を具える。ヒートシンク150は、電極アレイ126に熱的に連結されており、RF切除中に電極アレイ126から熱をとるように作用する。図に示す実施例では、ヒートシンク150は、ステンレススチール、ニッケルチタン、アルミニウム、あるいは銅などの熱伝導材料の固体片でできている。このようにして、電極アレイ126近傍の組織の局所温度を下げ、組織の炭化や蒸発を極力避けるようにする。
図に示す実施例では、ニードル電極128はヒートシンク150を通って延在しており、内側チューブ(以下に説明する)のルーメンを通ってコネクタアッセンブリ138の電気コネクタ148へ戻る。代替として、ニードル電極128の近位端が、ヒートシンク150の遠位端に埋め込まれている。この場合、中間導電体(RFワイヤなど)をニードル電極128とコネクタアッセンブリ138の電気コネクタ148との間に接続する。シャフト118と筒状ブロック124が中間導体として作用する場合、ニードル電極128の近位端をヒートシンク150の遠位端に溶接しても良い。
固体ヒートシンク150に代えて、ヒートシンク151を用いた代替の実施例を図4に示す。ヒートシンク151は、内部に密封キャビティ154を設けた筒状部材152を具える。切除用の熱エネルギィがない場合には通常液状である媒体156が密封キャビティ154内に配置されている。液状媒体156は好ましくは比較的低い、例えば蒸留水の沸点より低い沸点を有する。例えば、アルコールを液状媒体に使用することができる。密封キャビティ154内の空気圧は、大気圧(すなわち、密封キャビティ154の外側の空気圧)より低く、好ましくは、真空以下である。これに寄って、液状媒体156が真空にさらされるので、その沸点は大気圧にさらされた場合より、より一層低くなる。
従って、電極アレイ126からヒートシンク150へ熱エネルギィが伝わるときに、密封キャビティ154の温度が上がり、液状媒体156を沸騰させてガス状にする。結果として、媒体が液状からガス状に移行するときに、媒体156によって熱エネルギィが迅速に吸収され、媒体156が冷めて、ガス状から液状に戻ると熱エネルギィが放出される。暖められたガス状媒体156は、電極アレイ126から離れるように(すなわち、ヒートシンク151の遠位端から近位端へ)流れ、冷却された液状媒体156が電極アレイ126の方向(すなわち、ヒートシンク151の近位端から遠位端へ)へ、安定かつ制御された状態で流れる(矢印160で示す)ように、ヒートシンク151は、織ったステンレススチールなどの芯材158を含む。
図2および図3を参照すると、プローブアッセンブリ102は更に、ヒートシンク150に液体連通しており、ヒートシンク150から熱的に熱を離すように作用する冷媒フロー導管162を具え、これによって電極アレイ126に対しヒートシンク150が持つ冷却効果を最大にするようにしている。冷媒フロー導管162は、冷却ルーメン164と、熱交換キャビティ166と、戻りルーメン168を具える。図に示す実施例では、冷却ルーメン164と戻りルーメン168は同軸であり、シャフト118内に内側チューブ170を配置することによって形成されている。特に、内側チューブ170は、ヒートシンク150の近位側に位置する開放遠位端172を具える。内側チューブ170は、冷却ルーメン164として働き、インレット液体ポート144と液体連通する中央ルーメンを具える。内側チューブ170の外側表面と、シャフト118の内側表面の間に形成されている環状ルーメンは戻りルーメン168として作用し、コネクタアッセンブリ138上のアウトレット液体ポート146と液体連通している。
代替として、内側チューブ170の中央ルーメンが戻りルーメン168として作用することができ、内側チューブ170とシャフト118の間の環状ルーメンが冷却ルーメン164として作用することができる。更なる代替として、冷却ルーメン164と戻りルーメン168は同軸でなく、シャフト118内に並行に設けられていても良い。
いずれの場合も、熱交換キャビティ166がシャフト118の遠位端内に配置されてヒートシンク150を取り囲んでいる。熱交換キャビティ166は、冷却ルーメン164と戻りルーメン168の遠位端と液体連通している。従って、冷却ルーメン164は、例えば塩水などの冷却された媒体を熱交換キャビティ166に運ぶように構成されており、これによってヒートシンク150を冷却し、戻りルーメン168は、結果として暖められた媒体を熱交換キャビティ166から搬送するように構成されている(矢印で示す媒体路)。本明細書の目的のためには、冷却した媒体は、その中を冷媒フロー導管162が連通しているヒートシンクから熱を奪うのに好適な温度を有するあらゆる媒体である。例えば、室温あるいは室温以下に冷却された媒体が、ヒートシンクを冷却するのに好適である。
図1を参照すると、RF発生器104は、上述したとおり直接あるいは間接的に電極アレイ126に電気接続されているコネクタアッセンブリ138の電気コネクタ148に電気的に接続されている。RF発生器104は、200KHzから1.25MHzの周波数で動作する従来のRF電源であり、従来の正弦波または非正弦波を伴う。このような電源は、例えば、Valleylab、 Aspen、Bovieなどの多くの商業サプライヤから入手可能である。しかしながら、最も一般的な電気外科用電源は、血管の閉塞に通常必要な、あるいは好適な電圧および電力より高い電圧と電力で動作する。従って、このような電源はその電圧および電力容量のより低い側で通常作動する。より好適な電源は、典型的には150V以下(ピークからピーク)、通常50vから100Vの比較的低い電圧で切除電流を供給する。電力は、通常、20Wから200Wであり、通常正弦波を伴うが、その他の波形でもかまわない。これらの範囲内で動作するする電源は、カリフォルニア州、サンホセの、RadioTherapeutics社などの商業ベンダーから入手可能である。この会社は、RF2000TM(100W)とRF3000TM(200W)の商標を付してこの電源を販売している。
ポンプアッセンブリ106は、パワーヘッド174と、パワーヘッド174の前側を占める、例えば200mlといった好適サイズのシリンジ176を具える。パワーヘッド174とシリンジ176は、米国特許第5,279,569号に記載されている従来の型のものでよく、オハイオ州、シンシナティのLiebel-Flarsheim Company社が供給している。ポンプアッセンブリ106は更に、冷媒をシリンジ176に供給するためのソースリザーバ178と、プローブアッセンブリ102から温められた媒体を集める回収リザーバ180を具える。ポンプアッセンブリ106は更に、シリンジ176のアウトレット184に移動可能に設けられたチューブセット182を具える。特に、デュアルチェックバルブ186は第1及び第2の脚部188と190を具えており、第1の脚部188はソースリザーバ178へチューブ192で接続された液体インレットとして作用する。第2の脚部190は、アウトレット脚部であり、コネクタアッセンブリ138上でインレット液体ポート144にチューブ194で接続されている。回収リザーバ180は、コネクタアッセンブリ138上でチューブ196を介してアウトレット液体ポート146に連結されている。
ポンプアッセンブリ106はソースリザーバ178からの冷却媒体でシリンジ176を定期的に満たし、シリンジ176から冷却媒体をチューブ194を介してコネクタアッセンブリ138のインレット液体ポート144内へ送るように作動することができる。熱媒体は、コネクタアッセンブリ138のアウトレット液体ポート146からチューブ196を通って回収リザーバ180へ運ばれる。ポンプアッセンブリ106は、RF発生器104と共に、冷却された切除プロセスを自動化あるいは半自動化する制御回路を具えていても良い。組織切除システム100と共に使用するのに好適な制御されたRF発生器/ポンプアッセンブリの構造及び動作の更なる詳細は、米国特許第6,235,022号に開示されている。このようなアッセンブリの商業的製品は、カリフォルニア州サンホセの、Boston Scientific Corporationによってモデル8004RF発生器およびポンプシステムとして販売されている。
組織切除システム100の構造を記載したが、ターゲットにした組織の治療操作について以下に述べる。治療領域は、温熱照射が有益であろう身体のどの部分にあっても良い。通常、治療領域は、肝臓、腎臓、膵臓、胸部、前立腺(尿管を介してアクセスできない)などの身体の臓器内の硬い腫瘍である。治療される体積は、腫瘍あるいはその他の病巣のサイズによるが、典型的には、全体積が1cmから150cm、しばしば2cmから35cmである。治療領域の周辺の寸法は規則的、すなわち、球形あるいは楕円形であるかもしれないが、多くの場合不規則である。治療領域は、例えば腫瘍組織などのターゲット組織をはっきりさせることができる、超音波スキャン、磁気共鳴撮像(MRI)、コンピュータ断層撮像(CAT)、蛍光透視方、核スキャンニング(放射線ラベルを付した腫瘍専用プローブを用いた)などの従来の撮像技術を用いて同定することができる。治療を行っている腫瘍あるいはその他の病巣について、外科手術的にあるいは外的に高解像度の超音波解析を使用するのが好ましい。
図5Aないし5Dを参照して、組織切除システム100の動作を患者の皮膚の下の組織Tまたは器官表面S内の治療領域TRの治療において説明する。治療前の組織Tを図5Aに示す。カニューレ108をまず、治療領域TRに導入し、図5Bに示すように、カニューレ108の遠位端114をターゲット部位TSに位置させる。このことは、様々な技術のどれか一つを用いて行うことができる。いくつかのケースでは、カニューレ108と内側プローブ110は、患者の皮膚を通して、あるいは外科的な切開部分を介して経皮的に直接ターゲット部位TSに導入することができる。この場合、カニューレ108は、例えば針状の鋭利な先端を有しており、治療領域TRへの導入を容易にすることができる。この場合、カニューレ108あるいはニードルは、十分な剛性を有する、すなわち、十分なコラム強度を有しており、組織Tを通って正確に進めることにできるようにする。別のケースでは、カニューレ108は、順次シャフト118と電極アレイ126で置き換えられる内部スタイレットを用いて導入するようにしても良い。後者の場合、初期のコラム強度がスタイレットによって与えられるので、カニューレ108は比較的フレキシブルなものでも良い。更なる代替として、ターゲット部位TSにカニューレ108を導入するための部材またはエレメントをもうけるようにしても良い。例えば、従来のシースと鋭利に研いだ閉塞具(スタイレット)のアッセンブリを用いて、組織Tに初期アクセスすることができる。このアッセンブリは、超音波あるいはその他の従来の撮像装置の下、閉塞具/スタイレットを用いて位置に置かれ、次いでアクセスルーメンを残すようにシースを介して取り外すことができる。カニューレ108と内側プローブ110はシースルーメンを通して導入され、カニューレ108の遠位端114をシースからターゲット部位TSに進めることができる。
カニューレ108が正しく配置された後、シャフト118が遠位側に進められ、図5Cに示すように、電極アレイ126をカニューレ108の遠位端114から外側に向けて半径方向に展開させる。シャフト118が十分に進められ、図5Dに示すように治療領域TR全体を実質的に囲むために、電極アレイ126は完全に反転する。コア部材130の鋭利な端部が、電極アレイ126を治療領域TR内に導入しやすくする。
次いでコネクタアッセンブリ138に電気コネクタ148を介してRF発生器104を接続し、ポンプアッセンブリ106を液体ポート144と146を介してコネクタアッセンブリ138に接続し、治療領域TRを切除するように動作させる。
RF切除手順を行う間、ポンプアッセンブリ106が作動して、電極アレイ126を冷却する。特に、パワーヘッド174は、冷却した媒体をシリンジ176から正圧で、チューブ194を介してコネクタアッセンブリ138のインレット液体ポート144へ送る。冷却された媒体は、次いで、冷却ルーメン164を通ってヒートシンク150の隣の熱交換キャビティ166に運ばれる。熱エネルギィがヒートシンク150から冷却された媒体に移行し、これによってヒートシンク(及び従って電極アレイ126)を冷却し、媒体を暖める。暖められた媒体は次に、熱交換キャビティ166から戻りルーメン168を通って戻ってくる。戻りルーメン168から、暖められた媒体がコネクタアッセンブリ138のアウトレット液体ポート146を通ってゆき、チューブ196を通って回収リザーバ180へ送られる。このプロセスが、切除プロセスの間続けられる。
図面は、本発明の実施例の構成を示すものであり、同様の要素には共通の符号が付されている。
図1は、本発明の一実施例によって構成した組織切除システムの平面図である。 図2は、図1に示す組織切除システムで用いられているプローブアッセンブリの部分断面図であり、ニードル電極アレイがプローブアッセンブリから展開した状態を特に示している。 図3は、図1に示す組織切除システムに用いるプローブアッセンブリの部分断面図であり、特にニードル電極アレイがプローブアッセンブリ内に収納されている状態を示す。 図4は、図2及び3に記載のプローブアッセンブリに用いられるヒートシンクの代替の実施例を示す部分断面図である。 図5Aは、図1に示す組織切除システムを用いた組織治療方法を示す断面図である。 図5Bは、図1に示す組織切除システムを用いた組織治療方法を示す断面図である。 図5Cは、図1に示す組織切除システムを用いた組織治療方法を示す断面図である。 図5Dは、図1に示す組織切除システムを用いた組織治療方法を示す断面図である。

Claims (20)

  1. 組織切除用の医療プローブアッセンブリにおいて:
    近位端と遠位端を有する細長いシャフトと;
    前記シャフトの遠位端から延在する一又はそれ以上のニードル電極と;
    前記シャフトの遠位端内に配置され前記一又はそれ以上のニードル電極と熱的に連通しているヒートシンクと;
    前記シャフト内に配置され前記ヒートシンクと液体連通している冷媒フロー導管と;
    を具えることを特徴とする医療プローブアッセンブリアッセンブリ。
  2. 請求項1に記載の医療プローブアッセンブリが更に、前記シャフトの遠位端から延在するコア部材を具え、前記一又はそれ以上のニードル電極が、前記コア部材の周囲の円周上に配置されたニードルアレイを具えることを特徴とする医療プローブアッセンブリ。
  3. 請求項2に記載の医療プローブアッセンブリにおいて、前記ニードル電極アレイが近位側にめくれていることを特徴とする医療プローブアッセンブリ。
  4. 請求項1に記載の医療プローブアッセンブリにおいて、前記ヒートシンクが完全な固相であることを特徴とする医療プローブアッセンブリ。
  5. 請求項1に記載の医療プローブアッセンブリにおいて、前記ヒートシンクが:
    外部空気圧より低い内部空気圧を有する密封したキャビティと;
    前記キャビティ内に設けた媒体であって、暖められると液状からガス状に移行し、冷却されるとガス状から液状に移行する媒体と;
    を具えることを特徴とする医療プローブアッセンブリ。
  6. 請求項5に記載の医療プローブアッセンブリにおいて、前記ヒートシンクが更に前記密封したキャビティ内に芯材を具えることを特徴とする医療プローブアッセンブリ。
  7. 請求項5に記載の医療プローブアッセンブリにおいて、前記液状媒体が水の沸点より低い沸点を有することを特徴とする医療プローブアッセンブリ。
  8. 請求項1に記載の医療プローブアッセンブリにおいて、前記媒体フロー導管が前記シャフトの近位端から前記ヒートシンクへ冷却した媒体を搬送する冷却ルーメンと、前記ヒートシンクから前記シャフトの近位端へ暖められた媒体を搬送する戻りルーメンと、前記冷却及び戻りルーメンと前記ヒートシンク間に液体連通している熱交換キャビティとを具えることを特徴とする医療プローブアッセンブリ。
  9. 請求項8に記載の医療プローブアッセンブリが更に、前記シャフト内に配置した内側チューブであって、前記冷却ルーメンと戻りルーメンの一方が前記内側チューブ内に形成されており、前記冷却ルーメンと戻りルーメンの他方が前記シャフトの内側表面と前記内側チューブの外側表面間に形成された環状ルーメンであることを特徴とする医療プローブアッセンブリ。
  10. 請求項9に記載の医療プローブアッセンブリにおいて、前記冷却ルーメンが前記内側チューブ内に形成されており、前記戻りルーメンが前記シャフトの内側表面と前記内側チューブの外側表面間に形成された環状ルーメンで形成されていることを特徴とする医療プローブアッセンブリ。
  11. 組織切除システムにおいて:
    近位端と遠位端を具える細長いシャフトと;
    前記シャフトの遠位端から延在するニードル電極アレイと;
    前記シャフトの遠位端に配置され、前記一又はそれ以上のニードル電極と熱的に連通するヒートシンクと;
    前記ヒートシンクと液体連通している冷媒フロー導管と;
    前記一又はそれ以上のニードル電極に使用可能に連結された切除電源と;
    前記冷媒フロー導管に使用可能に連結されたポンプアッセンブリと;
    を具えることを特徴とする組織切除システム。
  12. 請求項11に記載の組織切除システムにおいて、前期細長いシャフトが外科プローブシャフトであることを特徴とする組織切除システム。
  13. 請求項11に記載の組織切除システムが更に、前記シャフトの遠位端から延在するコア部材を具え、前記ニードル電極アレイがこのコア部材を中心にその周囲に配置されていることを特徴とする組織切除システム。
  14. 請求項11に記載の組織切除システムにおいて、前記ヒートシンクが完全に固体であることを特徴とする組織切除システム。
  15. 請求項11に記載の組織切除システムにおいて、前記ヒートシンクが:
    外部空気圧より低い内部空気圧を有する密封されたキャビティと;
    前記密封されたキャビティに設けた媒体であって、暖められると液状からガス状に移行し、冷却されるとガス状から液状に移行する媒体と;
    を具えることを特徴とする組織切除システム。
  16. 請求項15に記載の組織切除システムにおいて、前記ヒートシンクが更に、前記密封キャビティ内に芯材を具えることを特徴とする組織切除システム。
  17. 請求項15に記載の組織切除システムにおいて、前記液状媒体が水の沸点より低い沸点を有することを特徴とする組織切除システム。
  18. 請求項11に記載の組織切除システムにおいて、前記冷媒フロー導管が、前記シャフトの近位端から前記ヒートシンクへ冷却した媒体を搬送する冷却ルーメンと、前記ヒートシンクから前記シャフトの近位端へ暖められた媒体を搬送する戻りルーメンと、前記冷却及び戻りルーメンと前記ヒートシンク間に液体連通している熱交換キャビティとを具えることを特徴とする組織切除システム。
  19. 請求項18に記載の組織切除システム更に、前記シャフト内に配置した内側チューブであって、前記冷却ルーメンと戻りルーメンの一方が前記内側チューブ内に形成されており、前記冷却ルーメンと戻りルーメンの他方が前記シャフトの内側表面と前記内側チューブの外側表面間に形成された環状ルーメンであり、また、前記冷却ルーメンが前記内側チューブ内に形成され、前記戻りルーメンが前記シャフトの内側表面と前記内側チューブの外側表面の間に形成された環状ルーメンであることを特徴とする組織切除システム。
  20. 請求項11に記載の組織切除システムが更に、中央ルーメンを有するカニューレを具え、前記シャフトがこのカニューレの中央ルーメン内を往復するように配置されていることを特徴とする組織切除システム。
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