JP2006519435A - 縦横比別のブラウザグラフィック表示装置及び方法 - Google Patents
縦横比別のブラウザグラフィック表示装置及び方法 Download PDFInfo
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Abstract
ブラウザに含まれたグラフィックを表示する装置及び方法を提供する。相異なる縦横比で表示されるブラウザに含まれるブラウザグラフィックであり、相異なる縦横比を有するブラウザグラフィックである縦横比別のブラウザグラフィックを保存するブラウザグラフィック保存部、縦横比情報が含まれた初期化ファイルを保存する初期化ファイル保存部、初期化ファイル保存部に保存された初期化ファイルを解釈して、縦横比情報を抽出する縦横比情報抽出部、ブラウザグラフィック保存部に保存された縦横比別のブラウザグラフィックのうち、縦横比情報抽出部で抽出された縦横比情報に該当するブラウザグラフィックを選択するブラウザグラフィック選択部、及びブラウザグラフィック選択部で選択されたブラウザグラフィックを表示するブラウザグラフィック表示部から構成される縦横比別のブラウザグラフィック表示装置である。これにより、多様な縦横比を有するブラウザグラフィックを提供することによって、ブラウザグラフィックの歪曲を防止して、コンテンツ製作者の意図、ユーザーの意図、または再生装置の特性に符合するブラウザを表示可能にする。
Description
本発明は、ブラウザに含まれたグラフィックを表示する装置及び方法に関する。
インターネット基盤で使われる従来の色々なブラウザ(例えば、エクスプローラ、ネットスケープ等)は、マークアップ文書の製作者が直接表示様式を決定できないブラウザグラフィックを有していた。ブラウザグラフィックとは、ブラウザに含まれたグラフィックであって、例えば、マークアップ言語の一種であるHTML(ハイパーテキストマークアップランゲージ)の入力様式である<form>タグで具現されるsubmitボタン、resetボタン、checkbox、radioボタンなどをいう。基本的に、このような要素の形態及びサイズは、ブラウザ別にそれぞれのスタイルを有するが、1x1基盤の縦横比を有して製作されているという共通点がある。したがって、このような要素は、基本的に1x1縦横比を有するPCモニタでは、正しい形態に表示されるが、1x1でない縦横比を有する他の再生装置(例えば、TV)を通じて出力される場合、その形態が歪曲されて表示されるという問題点があった。
現在、AV(オーディオビジュアル)データをインタラクティブモードに表示できるDVDであるインタラクティブDVDが販売されている。インタラクティブDVDには、従来のDVD映像規格によって、AVデータが記録されている一方、インタラクティブ機能を支援するためのマークアップ文書と関連したリソースがさらに記録されている。このようなインタラクティブDVDは、前述したように、DVD映像と共に、マークアップ文書により表示される色々な要素が共に画面に表示されるが、このような表示を可能にするためには、従来のインターネットで使用するブラウザのように、インタラクティブDVD転用のブラウザが必要である。基本的に、インタラクティブDVD転用のブラウザも、現在インターネットブラウザで使用する多様なマークアップタグを支援するため、このブラウザも、自体的に提供するグラフィック要素を含んでいる。しかし、インタラクティブDVD用のブラウザは、従来のブラウザと異なり、再生環境が多様な縦横比を有した再生装置となることができるので、ブラウザグラフィックが従来のように1x1縦横比のみで製作されれば、多様な縦横比を有した再生装置に表示されるとき、画面歪曲を避けられなくなるという問題点があった。
本発明が解決しようとする課題は、多様な縦横比を有する再生装置で画面の歪曲なしに、ブラウザグラフィックを表示する装置及び方法を提供するところにある。
前記課題を解決するための本発明による縦横比別のブラウザグラフィック表示装置は、相異なる縦横比で表示されるブラウザに含まれるブラウザグラフィックであり、前記相異なる縦横比を有するブラウザグラフィックである縦横比別のブラウザグラフィックを保存するブラウザグラフィック保存部、所定の縦横比情報が含まれた初期化ファイルを保存する初期化ファイル保存部、前記初期化ファイル保存部に保存された初期化ファイルを解釈して、前記縦横比情報を抽出する縦横比情報抽出部、前記ブラウザグラフィック保存部に保存された縦横比別のブラウザグラフィックのうち、前記縦横比情報抽出部で抽出された縦横比情報に該当するブラウザグラフィックを選択するブラウザグラフィック選択部、及び前記ブラウザグラフィック選択部で選択されたブラウザグラフィックを表示するブラウザグラフィック表示部から構成される。
前記課題を解決するための本発明による縦横比別のブラウザグラフィック表示方法は、(a)相異なる縦横比で表示されるブラウザに含まれるブラウザグラフィックであり、前記相異なる縦横比を有するブラウザグラフィックである縦横比別のブラウザグラフィックを保存するステップ、(b)所定の縦横比情報が含まれた初期化ファイルを保存するステップ、(c)前記(b)ステップで保存された初期化ファイルを解釈して、前記縦横比情報を抽出するステップ、(d)前記(c)ステップで保存された縦横比別のブラウザグラフィックのうち、前記(c)ステップで抽出された縦横比情報に該当するブラウザグラフィックを選択するステップ、及び(e)前記(d)ステップで選択されたブラウザグラフィックを表示するステップから構成される。
本発明によれば、多様な縦横比を有するブラウザグラフィックを提供することによって、ブラウザグラフィックの歪曲を防止して、コンテンツ製作者の意図、ユーザーの意図、または再生装置の特性に符合するブラウザを表示可能にする。特に、多様な縦横比を有する再生装置で再生されるインタラクティブDVD用のブラウザに適用される場合、再生装置の種類に関係なく、常に画面の歪曲がない高品質の映像を提供できる。
以下では、図面を参照して、本発明の望ましい実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態による縦横比別のブラウザグラフィック表示装置の構成図である。
縦横比別のブラウザグラフィック表示装置は、ブラウザグラフィック保存部11、縦横比情報受信部12、初期化ファイル完成部13、初期化ファイル保存部14、縦横比情報抽出部15、再生命令受信部16、ブラウザグラフィック選択部17、及びブラウザグラフィック表示部18から構成される。
ブラウザグラフィック保存部11は、相異なる縦横比で表示されるブラウザに含まれるブラウザグラフィックであり、前記相異なる縦横比を有するブラウザグラフィックである縦横比別のブラウザグラフィックを保存する。ここで、ブラウザは、所定の対話形コンテンツをブラウジングするブラウザであり、ブラウザグラフィックとは、ブラウザに含まれたグラフィックであって、例えば、HTMLの入力様式である<form>タグで具現されるsubmitボタン、resetボタン、checkbox、radioボタンなどをいう。前記対話形コンテンツは、ユーザーに対話形方式にDVD映像を制御するためのコンテンツをいい、ここでは、主にDVDフォーラム(http://www.dvdforum.org)で提案されたENAV(エンハンストナビゲーション)を基準にした対話形コンテンツをいう。ブラウザが色々な縦横比を有する各種再生装置、例えば、1x1縦横比を有するPCモニタ、4x3縦横比を有する一般TV、16x9縦横比を有するワイドTVで表示されるとき、DVD映像と同様にアナモルフィックなどの技法を使用して、再生装置の縦横比に変換されて表示される。この際、DVD映像やブラウザの枠は、低密度の映像であるため、ある程度変形されてもユーザーが見るのに支障がない。しかし、ブラウザグラフィックは、数個ないし数十個の画素の集合により細密に表現される高密度の映像であり、縦横比が変わる場合、画素の形状も変わるので、ブラウザグラフィック上のテキストなどが歪曲されて、ユーザーにDVD映像が指向する高品質の映像を提供できなくなり、歪曲が激しい場合、見られなくなることもある。したがって、ブラウザ製作者は、ブラウザを製作するとき、予め一つのブラウザグラフィックに対して各縦横比による色々なブラウザグラフィック、すなわち縦横比別のブラウザグラフィックを製作して、コンテンツ製作者に提供せねばならない。例えば、ブラウザ製作者は、SUBMITボタンを縦横比別に1x1 SUBMITボタン、4x3 SUBMITボタン、16x9 SUBMITボタンに製作して、コンテンツ製作者に提供せねばならない。ブラウザグラフィック保存部11は、このような縦横比別のブラウザグラフィックを保存する。一般的に、ブラウザを設置するとき、インターネットやCD−ROMなどから縦横比別のブラウザグラフィックをダウンロードして、ハードディスクなどの再生装置内の不揮発性メモリに保存する。
初期化ファイル保存部14は、所定の縦横比情報が含まれた初期化ファイルを保存する。ここで、初期化ファイルとは、対話形コンテンツの再生環境情報が含まれているファイルをいう。一般的に、初期化ファイルは、win.ini,system.iniファイルのように.iniという拡張子を使用し、アプリケーションやシステムが駆動可能に初期環境を設定する役割を行う。ここでは、対話形コンテンツの再生環境を設定する役割を行う。例えば、初期化ファイルは、DVDフォーラムの提案によるENAVモードでユーザーに実際に見られるENAVページが表示される前に、必要なパラメータを設定し、ブラウザに全体または一部のインタラクティブコンテンツに関する情報を提供する。縦横比情報は、次のような三つのルートを通じて得ることができる。
第1に、コンテンツ製作者が初期化ファイルを製作する当時に、デフォールトとして縦横比情報を含めて初期化ファイルを製作することである。すなわち、コンテンツ製作者は、ブラウザグラフィックが歪曲なしに表示可能に、製作当時に適用した縦横比情報を初期化ファイルに含め、ブラウザは、この縦横比情報を読み込み、読み込んだ縦横比に合うブラウザグラフィックを選択して画面に表示する。この場合、再生装置によって、ブラウザの縦横比が変更されるとしても、常に一定な縦横比のブラウザグラフィックが画面に表示される。
第2に、対話形コンテンツを使用しようとするユーザーから、縦横比情報を受信することである。すなわち、縦横比情報受信部12は、対話形コンテンツを使用しようとするユーザーから縦横比情報を受信し、初期化ファイル完成部13は、縦横比情報受信部12で受信された縦横比情報を含んで、初期化ファイルを完成し、初期化ファイル保存部14は、初期化ファイル完成部13で完成された初期化ファイルを保存する。これは、ユーザーが一つの再生装置(例えば、ワイドTV)で色々な表示モード、すなわち標準モード(縦横比4x3)、ワイドモード(縦横比16x9)を選択できる趨勢を考慮したものであって、ユーザーが標準モードを選択したか、ワイドモードを選択したかによって、ブラウザグラフィックを選択して画面に表示する。
第3に、対話形コンテンツを再生しようとする再生装置から、プラグアンドプレイ方式で縦横比情報を受信することである。すなわち、縦横比情報受信部12は、対話形コンテンツを再生しようとする再生装置から、プラグアンドプレイ方式で縦横比情報を受信し、初期化ファイル完成部13は、縦横比情報受信部12で受信された縦横比情報を含んで、初期化ファイルを完成し、初期化ファイル保存部14は、初期化ファイル完成部13で完成された初期化ファイルを保存する。これは、ブラウザが表示される色々な再生装置(例えば、PCモニタ、一般TV、ワイドTV)についての情報を、プラグアンドプレイ方式で自動に認知する現在の技術趨勢を考慮したものであって、PCモニタが連結されたか、一般TVが連結されたか、ワイドTVが連結されたかによって、ブラウザグラフィックを選択して画面に表示する。
一般的に、初期化ファイルには、HTMLのようなマークアップ言語で作成されたマークアップ文書が記録されている。この場合、初期化ファイル保存部14は、縦横比情報をメタタグの形式で含めて、マークアップ文書ファイルを保存できる。さらに、DVDフォーラム等に縦横比情報のみのための新たなタグが定義された場合、新たに定義されたタグの形式で含めて、マークアップ文書ファイルを保存できる。または、新たに定義された属性の形式やスクリプトの形式で含めて、マークアップ文書ファイルを保存することもできる。
縦横比情報抽出部15は、初期化ファイル保存部14に保存された初期化ファイルを解釈して、縦横比情報を抽出する。初期化ファイルがマークアップ文書ファイルである場合、DOM(ドキュメントオブジェクトモデル)ツリー構築過程などを経て縦横比情報を抽出する。
再生命令受信部16は、ユーザーから対話形コンテンツに対する再生命令を受信する。この際、縦横比情報抽出部15は、再生命令受信部16で再生命令が受信された場合、対話形コンテンツが再生される前に、保存された初期化ファイルを解釈して縦横比情報を抽出する。初期化ファイルの特性上、対話形コンテンツが再生される前に、保存された初期化ファイルを解釈して縦横比情報を抽出せねばならないためである。
ブラウザグラフィック選択部17は、ブラウザグラフィック保存部11に保存された縦横比別のブラウザグラフィックのうち、縦横比情報抽出部15で抽出された縦横比情報に該当するブラウザグラフィックを選択する。ブラウザグラフィック表示部18は、ブラウザグラフィック選択部17で選択されたブラウザグラフィックを表示する。例えば、ブラウザグラフィック保存部11に、1x1 SUBMITボタン、4x3 SUBMITボタン及び16x9 SUBMITボタンに対するグラフィックデータが保存されており、縦横比情報抽出部15で抽出された縦横比情報が4x3である場合、ブラウザグラフィック選択部17は、4x3 SUBMITボタンを選択し、ブラウザグラフィック表示部18は、4x3 SUBMITボタンを表示する。
図2は、本発明における初期化ファイルの一例であるマークアップ文書を示す図面である。図2に示すように、マークアップ文書は、HTMLで作成され、縦横比情報がメタタグの形態に含まれている。<meta name=“content_ratio”contents=“4x3”/>は、コンテンツの縦横比が4x3であるということを示す。この縦横比は、コンテンツ製作者によりデフォールトとして設定されるか、またはユーザーまたは再生装置から得たものである。<meta name=“default_language”contents=“English”/>は、基本言語が英語であるということを示す。<meta name=“parental_level”contents=“5”/>は、コンテンツが5の観覧等級を有しているということを示す。この初期化ファイルは、本ファイルであるインタラクティブコンテンツが実行される前に先に実行されて、縦横比4x3、基本言語英語、観覧等級5という環境下でインタラクティブコンテンツ、すなわちDVD映像と対話用ブラウザとが提供される。
図3は、本発明における縦横比別のブラウザグラフィックの一例である入力ボタンを示す図である。
HTMLの入力ボタン31には、submitボタン、resetボタンなどがあり、<form>タグ内で<input>タグを使用して設定する。例えば、<input type=“submit”>によりsubmitボタンが設定される。typeの属性値、すなわちsubmitにするかは、HTML文書製作者が設定する。
図3に示したテーブル32は、縦横比による入力ボタン31の形状に関する情報が収録されたテーブルである。これは、ブラウザ製作者により提供されねばならない。図3に示したテーブル32には、縦横比が1x1、4x3、16x9、None(縦横比情報が与えられない場合、基本的に表示される入力ボタンのグラフィック情報である)によって、それぞれの上端余白、下端余白、左端余白、右端余白、内部高、及び内部幅の画素数が記録されている。内部幅は、ユーザーが入力したテキストの数により決定されるので、可変フィールドに設定する。コンテンツ製作者の製作意図、ユーザーの要求、または再生装置の種類によって、そのうち一つが選択されて表示される。
図4は、本発明における縦横比別のブラウザグラフィックの一例であるcheckboxを示す図である。
HTMLのcheckbox 41は、<form>タグ内で<input>タグを使用して設定する。例えば、<input type=“checkbox”>によりcheckboxが設定される。typeの属性値、すなわちcheckboxにするかは、HTML文書製作者が設定する。
図4に示したテーブル42は、縦横比によるcheckbox 41の形状に関する情報が収録されたテーブルである。これは、ブラウザ製作者により提供されねばならない。図4に示したテーブル42には、縦横比が1x1、4x3、16x9、None(縦横比情報が与えられない場合、基本的に表示されるcheckboxのグラフィック情報である)によって、それぞれのボックス幅、ボックス高、上端余白、下端余白、左端余白、及び右端余白の画素数が記録されている。コンテンツ製作者の製作意図、ユーザーの要求、または再生装置の種類によって、そのうち一つが選択されて表示される。
図5は、本発明における縦横比別のブラウザグラフィックの一例であるradioボタンを示す図である。
HTMLのradioボタン51は、<form>タグ内で<input>タグを使用して設定する。例えば、<input type=“radio”>によりradioボタンが設定される。typeの属性値、すなわちradioにするかは、HTML文書製作者が設定する。
図5に示したテーブル52は、縦横比によるradioボタン51の形状に関する情報が収録されたテーブルである。これは、ブラウザ製作者により提供されねばならない。図5に示したテーブル52には、縦横比が1x1、4x3、16x9、None(縦横比情報が与えられない場合、基本的に表示されるradioボタンのグラフィック情報である)によって、それぞれのボタン幅、ボタン高、上端余白、下端余白、左端余白、及び右端余白の画素数が記録されている。コンテンツ製作者の製作意図、ユーザーの要求、または再生装置の種類によって、そのうち一つが選択されて表示される。
図6は、本発明における縦横比別のブラウザグラフィックの一例であるコンボボックス形態のスクロールボタンを示す図である。
HTMLのコンボボックス形態のスクロールボタン61は、<form>タグ内で<select>タグを使用して設定する。例えば、<select name=“xxx”>によりスクロールボタンが設定される。nameの属性値、すなわちどの領域に対する選択であるかは、HTML文書製作者が設定する。そして、size(画面に表れる項目の数)の属性値を設定しない場合のみに、選択項目が一つのみ表示されるコンボボックス形態のスクロールボタンが設定される。
図6に示したテーブル62は、縦横比によるコンボボックス形態のスクロールボタン61の形状に関する情報が収録されたテーブルである。これは、ブラウザ製作者により提供されねばならない。図6に示したテーブル62には、縦横比が1x1、4x3、16x9、None(縦横比情報が与えられない場合、基本的に表示されるコンボボックス形態のスクロールボタンのグラフィック情報である)によって、それぞれの上端境界、下端境界、左端境界、右端境界、スクロールボタン幅、スクロールボタン高、及び内部幅の画素数が記録されている。内部幅は、ユーザーが入力したテキストの数により決定されるので、可変フィールドに設定する。この際、複数個の項目のテキストのうち、最も長いテキストの数により決定される。コンテンツ製作者の製作意図、ユーザーの要求、または再生装置の種類によって、そのうち一つが選択されて表示される。
図7は、本発明における縦横比別のブラウザグラフィックの一例であるリストボックス形態のスクロールボタンを示す図面である。
HTMLのリストボックス形態のスクロールボタン71は、<form>タグ内で<select>タグを使用して設定する。例えば、<select name=“colour”>によりスクロールボタンが設定される。nameの属性値、すなわちどの領域に対する選択であるかは、HTML文書製作者が設定する。そして、size(画面に表れる項目の数)の属性値を2以上の値に設定する場合のみに、選択項目が2以上表示されるリストボックス形態のスクロールボタンが設定される。図7に示したリストボックス形態のスクロールボタン71は、sizeの属性値を4としたものである。
図7に示したテーブル72は、縦横比によるリストボックス形態のスクロールボタン71の形状に関する情報が収録されたテーブルである。これは、ブラウザ製作者により提供されねばならない。図7に示したテーブル72には、縦横比が1x1、4x3、16x9、None(縦横比情報が与えられない場合、基本的に表示されるリストボックス形態のスクロールボタンのグラフィック情報である)によって、それぞれの上端境界、下端境界、左端境界、右端境界、垂直スクロールバー幅、内部高、及び内部幅の画素数が記録されている。内部幅は、ユーザーが入力したテキストの数により決定されるので、可変フィールドに設定する。この際、複数個の項目のテキストのうち、最も長いテキストの数により決定される。また、内部高も、コンテンツ製作者が入力したsizeの属性値により決定されるので、可変フィールドに設定する。コンテンツ製作者の製作意図、ユーザーの要求、または再生装置の種類によって、そのうち一つが選択されて表示される。
図8は、本発明における縦横比別のブラウザグラフィックの一例であるテキスト窓を示す図である。
HTMLのテキスト窓81は、<form>タグ内で<input>タグを使用して設定する。例えば、<input type=“text”>によりテキスト窓が設定される。typeの属性値、すなわちテキスト窓にするかは、HTML文書製作者が設定する。
図8に示したテーブル82は、縦横比によるテキスト窓81の形状に関する情報が収録されたテーブルである。これは、ブラウザ製作者により提供されねばならない。図8に示したテーブル82には、縦横比が1x1、4x3、16x9、None(縦横比情報が与えられない場合、基本的に表示されるテキスト窓のグラフィック情報である)によって、それぞれの上端境界、下端境界、左端境界、右端境界、内部高、及び内部幅の画素数が記録されている。内部幅は、ユーザーが入力したテキストの数により決定されるので、可変フィールドに設定する。また、内部高は、使われたフォントの高さにより決定される。コンテンツ製作者の製作意図、ユーザーの要求、または再生装置の種類によって、そのうち一つが選択されて表示される。
図9は、本発明における縦横比別のブラウザグラフィックの一例であるテキスト領域窓を示す図である。
HTMLのテキスト領域窓91は、<form>タグ内で<textarea>タグを使用して設定する。例えば、<textarea rows=“8”cols=“40”name=“text”>によりテキスト入力窓が設定される。typeの属性値、すなわちテキスト領域窓にするかは、HTML文書製作者が設定する。
図9に示したテーブル92は、縦横比によるテキスト領域窓91の形状に関する情報が収録されたテーブルである。これは、ブラウザ製作者により提供されねばならない。図9に示したテーブル92には、縦横比が1x1、4x3、16x9、None(縦横比情報が与えられない場合、基本的に表示されるテキスト領域窓のグラフィック情報である)によって、それぞれのスクロールバー幅、上端境界、下端境界、左端境界、右端境界、内部高、及び内部幅の画素数が記録されている。内部幅は、ユーザーが入力したテキスト領域の列値により決定されるので、可変フィールドに設定する。また、内部高は、ユーザーが入力したテキスト領域の行値により決定されるので、可変フィールドに設定する。
図10は、本発明の一実施形態による縦横比別のブラウザグラフィック表示方法のフローチャートである。
縦横比別のブラウザグラフィック表示方法は、次のような順序によって処理される。
相異なる縦横比で表示されるブラウザに含まれるブラウザグラフィックであり、相異なる縦横比を有するブラウザグラフィックである縦横比別のブラウザグラフィックを保存する(101)。ここで、ブラウザは、所定の対話形コンテンツをブラウジングするブラウザである。次いで、対話形コンテンツを製作した製作者により設定された縦横比情報がデフォールトとして含まれた初期化ファイルを保存する(104)。または、対話形コンテンツを使用しようとするユーザーから縦横比情報を受信し(102)、受信された縦横比情報を含んで、初期化ファイルを完成し(103)、完成された初期化ファイルを保存する(104)。または、対話形コンテンツを再生しようとする再生装置から、プラグアンドプレイ方式で縦横比情報を受信し(102)、受信された縦横比情報を含んで、初期化ファイルを完成し(103)、完成された初期化ファイルを保存する(104)。
ここで、初期化ファイルは、対話形コンテンツの再生環境情報を含む初期化ファイルである。もし、初期化ファイルがマークアップ文書ファイルである場合であれば、縦横比情報がメタタグの形式で、新たに定義されたタグの形式で、新たに定義された属性の形式で、またはスクリプトの形式で含まれたマークアップ文書ファイルを保存する(104)。次いで、ユーザーから対話形コンテンツに対する再生命令を受信し(106)、再生命令が受信された場合(107)、対話形コンテンツが再生される前に、保存された初期化ファイルを解釈して縦横比情報を抽出する(105)。次いで、保存された縦横比別のブラウザグラフィックのうち、抽出された縦横比情報に該当するブラウザグラフィックを選択する(108)。次いで、選択されたブラウザグラフィックを表示する(109)。
一方、前述した本発明の実施形態は、コンピュータで実行できるプログラムで完成可能であり、コンピュータで読み取り可能な記録媒体を利用して、前記プログラムを動作させる汎用デジタルコンピュータで具現されうる。
前記コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、磁気記録媒体(例えば、ROM、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク等)、光学的読み取り媒体(例えば、CD−ROM、DVD等)及びキャリアウェーブ(例えば、インターネットを通じた伝送)のような記録媒体を含む。
これまで、本発明について、望ましい実施形態を中心に述べた。当業者は、本発明が、本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で、変形された形態に具現可能であるということを理解できるであろう。したがって、開示された実施形態は、限定的な観点ではなく、説明的な観点で考慮されねばならない。本発明の範囲は、前述した説明ではなく、特許請求の範囲に表れており、それと同等な範囲内にあるあらゆる差異点は、本発明に含まれていると解釈されねばならない。
本発明は、ブラウザに含まれたグラフィックを表示するコンピュータのような装置に適用可能である。
Claims (19)
- 相異なる縦横比で表示されるブラウザに含まれるブラウザグラフィックであり、前記相異なる縦横比を有するブラウザグラフィックである縦横比別のブラウザグラフィックを保存するブラウザグラフィック保存部と、
所定の縦横比情報が含まれた初期化ファイルを保存する初期化ファイル保存部と、
前記初期化ファイル保存部に保存された初期化ファイルを解釈して、前記縦横比情報を抽出する縦横比情報抽出部と、
前記ブラウザグラフィック保存部に保存された縦横比別のブラウザグラフィックのうち、前記縦横比情報抽出部で抽出された縦横比情報に該当するブラウザグラフィックを選択するブラウザグラフィック選択部と、
前記ブラウザグラフィック選択部で選択されたブラウザグラフィックを表示するブラウザグラフィック表示部とを備えることを特徴とする縦横比別のブラウザグラフィック表示装置。 - 前記ブラウザは、所定の対話形コンテンツをブラウジングするブラウザであり、前記初期化ファイルは、前記対話形コンテンツの再生環境情報を含む初期化ファイルであることを特徴とする請求項1に記載の縦横比別のブラウザグラフィック表示装置。
- ユーザーから前記対話形コンテンツに対する再生命令を受信する再生命令受信部を備え、
前記縦横比情報抽出部は、前記再生命令受信部で再生命令が受信された場合、前記対話形コンテンツが再生される前に、前記保存された初期化ファイルを解釈して、前記縦横比情報を抽出することを特徴とする請求項2に記載の縦横比別のブラウザグラフィック表示装置。 - 前記初期化ファイルは、マークアップ文書ファイルであることを特徴とする請求項2に記載の縦横比別のブラウザグラフィック表示装置。
- 前記初期化ファイル保存部は、前記縦横比情報がメタタグの形式で、新たに定義されたタグの形式で、新たに定義された属性の形式で、またはスクリプトの形式で含まれたマークアップ文書ファイルを保存することを特徴とする請求項4に記載の縦横比別のブラウザグラフィック表示装置。
- 前記初期化ファイル保存部は、前記対話形コンテンツを製作した製作者により設定された縦横比情報がデフォールトとして含まれた初期化ファイルを保存することを特徴とする請求項2に記載の縦横比別のブラウザグラフィック表示装置。
- 前記対話形コンテンツを使用しようとするユーザーから、前記縦横比情報を受信する縦横比情報受信部と、
前記縦横比情報受信部で受信された縦横比情報を含んで、前記初期化ファイルを完成する初期化ファイル完成部とを備え、
前記初期化ファイル保存部は、前記初期化ファイル完成部で完成された初期化ファイルを保存することを特徴とする請求項2に記載の縦横比別のブラウザグラフィック表示装置。 - 前記対話形コンテンツを再生しようとする再生装置から、プラグアンドプレイ方式に前記縦横比情報を受信する縦横比情報受信部と、
前記縦横比情報受信部で受信された縦横比情報を含んで、前記初期化ファイルを完成する初期化ファイル完成部とを備え、
前記初期化ファイル保存部は、前記初期化ファイル完成部で完成された初期化ファイルを保存することを特徴とする請求項2に記載の縦横比別のブラウザグラフィック表示装置。 - (a)相異なる縦横比で表示されるブラウザに含まれるブラウザグラフィックであり、前記相異なる縦横比を有するブラウザグラフィックである縦横比別のブラウザグラフィックを保存するステップと、
(b)所定の縦横比情報が含まれた初期化ファイルを保存するステップと、
(c)前記(b)ステップで保存された初期化ファイルを解釈して、前記縦横比情報を抽出するステップと、
(d)前記(c)ステップで保存された縦横比別のブラウザグラフィックのうち、前記(c)ステップで抽出された縦横比情報に該当するブラウザグラフィックを選択するステップと、
(e)前記(d)ステップで選択されたブラウザグラフィックを表示するステップとを含むことを特徴とする縦横比別のブラウザグラフィック表示方法。 - 前記ブラウザは、所定の対話形コンテンツをブラウジングするブラウザであり、前記初期化ファイルは、前記対話形コンテンツの再生環境情報を含む初期化ファイルであることを特徴とする請求項9に記載の縦横比別のブラウザグラフィック表示方法。
- (c−1)ユーザーから前記対話形コンテンツに対する再生命令を受信するステップを含み、
(c)ステップは、前記(c−1)ステップで再生命令が受信された場合、前記対話形コンテンツが再生される前に、前記保存された初期化ファイルを解釈して、前記縦横比情報を抽出することを特徴とする請求項10に記載の縦横比別のブラウザグラフィック表示方法。 - 前記初期化ファイルは、マークアップ文書ファイルであることを特徴とする請求項10に記載の縦横比別のブラウザグラフィック表示方法。
- 前記(b)ステップは、前記縦横比情報がメタタグの形式で、新たに定義されたタグの形式で、新たに定義された属性の形式で、またはスクリプトの形式で含まれたマークアップ文書ファイルを保存することを特徴とする請求項12に記載の縦横比別のブラウザグラフィック表示方法。
- 前記(b)ステップは、前記対話形コンテンツを製作した製作者により設定された縦横比情報がデフォールトとして含まれた初期化ファイルを保存することを特徴とする請求項10に記載の縦横比別のブラウザグラフィック表示方法。
- (b−2)前記対話形コンテンツを使用しようとするユーザーから、前記縦横比情報を受信するステップと、
(b−1)前記(b−2)ステップで受信された縦横比情報を含んで、前記初期化ファイルを完成するステップとを含み、
前記(b)ステップは、前記(b−1)ステップで完成された初期化ファイルを保存することを特徴とする請求項10に記載の縦横比別のブラウザグラフィック表示方法。 - (b−2)前記対話形コンテンツを再生しようとする再生装置から、プラグアンドプレイ方式に前記縦横比情報を受信するステップと、
(b−1)前記(b−2)ステップで受信された縦横比情報を含んで、前記初期化ファイルを完成するステップとを含み、
前記(b)ステップは、前記(b−1)ステップで完成された初期化ファイルを保存することを特徴とする請求項10に記載の縦横比別のブラウザグラフィック表示方法。 - (a)相異なる縦横比で表示されるブラウザに含まれるブラウザグラフィックであり、前記相異なる縦横比を有するブラウザグラフィックである縦横比別のブラウザグラフィックを保存するステップと、
(b)所定の縦横比情報が含まれた初期化ファイルを保存するステップと、
(c)前記(b)ステップで保存された初期化ファイルを解釈して、前記縦横比情報を抽出するステップと、
(d)前記(c)ステップで保存された縦横比別のブラウザグラフィックのうち、前記(c)ステップで抽出された縦横比情報に該当するブラウザグラフィックを選択するステップと、
(e)前記(d)ステップで選択されたブラウザグラフィックを表示するステップとを含むことを特徴とする縦横比別のブラウザグラフィック表示方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。 - ブラウザグラフィックを表示する装置タイプによって、前記ブラウザグラフィックの表示縦横比を選択することによって、ブラウザのブラウザグラフィックを表示するステップを含むことを特徴とする方法。
- 再生装置を制御するインタラクティブデジタルビデオディスクにおいて、
マルチメディアデータと、
前記マルチメディアデータに関連したインタラクティブコンテンツマークアップ文書と、
前記インタラクティブコンテンツを再生するために、前記インタラクティブコンテンツをブラウジングするブラウザのブラウザグラフィックを制御するブラウザグラフィック縦横比情報とを備えることを特徴とするディスク。
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