JP2006518123A - データ送信方法、ベースステーション及び送信器 - Google Patents

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Abstract

送信器は、送信チェーン内の非直線性を補償する。送信器は、例えば、信号特性の少なくとも1つのセットに基づき、信号を特徴付ける量より成る少なくとも1つの状態拡張ベクトルを形成するための第1の形成装置を備えている。送信器は、少なくとも1つの状態拡張ベクトルの前記信号を特徴付ける量を、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトル、及び少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルで変更して、予歪信号を形成するための変更装置を備えている。又、送信器は、変更された信号の送信チェーンの出力信号からフィードバック信号を形成するための第2の形成装置を備えている。更に、送信器は、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトル及び少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを適応させるための適応装置も備えている。

Description

本発明は、テレコミュニケーションシステムにおけるデータ送信方法、ベースステーション及び送信器に係る。
関連出願へのクロスリファレンス:本出願は、参考としてここにその全体を援用する2003年2月27日に出願された「Data Transmission Method, Base Station and Transmitter」と題する米国プロビジョナル特許出願第60/449,848号の優先権を請求する。
無線テレコミュニケーションシステムでは、無線信号が無線経路で減衰するので、信号を送信する前に増幅するために電力増幅器が必要とされる。不都合なことに、大電力の高周波増幅器は、非直線的装置となる傾向があり、それ故、多くの場合に歪を生じさせる。この歪は、例えば隣接周波数帯域において記号間干渉又は帯域外れ電力として表される。ACLR(隣接キャリア漏洩無線)は、帯域外れで送信される電力を定量化し、従って、規定の範囲内に保たれねばならない。
従来技術には、電力増幅器の非直線性を補償するために、多数の異なる方法が存在する。電力増幅器の非直線性の補償は、3つの主たる分類、即ちフィードバック、フィードフォワード、及び予歪に分類することができる。予歪は、しばしば、予めの強調とも称される。
フィードバック技術は、特に、オーディオ増幅器に使用される。しかしながら、高周波におけるフィードバック制御は、リアルタイムのフィードバック回路実施のために困難である。直線化マルチキャリア電力増幅器も提案されている。これは、カルテシアンフィードバックを使用する。この技術は、周波数帯域がやや狭いために、広帯域の送信器には適応できない。
WCDMA(ワイドバンドコード分割多重アクセス)のような広帯域用途の直線化の場合には、フィードフォワードが従来技術で最も一般に使用されている。フィードフォワード増幅器では、増幅器に発生する歪又はエラー信号が、入力信号と出力信号との比較により検出される。検出されたエラー信号は、直線的サブ増幅器へ供給され、それらを、電力増幅器と同じレベルまで増幅する。増幅されたエラー信号は、次いで、電力増幅器の出力から減算される。問題は、サブ増幅器の直線性を高くしなければならず、それにより、全体的な電力効率が低下することである。
予歪増幅器では、増幅器に発生する歪を打ち消すために、予歪装置が、入力信号に前もって予歪信号を付加する。問題は、増幅器のパラメータが規定値からずれた場合に、補償性能が低下することである。
予歪増幅器を適応させる従来の解決策がある。しかしながら、従来の解決策の問題は、歪んだ信号を直線化することが不充分なことである。通常、予歪パラメータがルックアップテーブルに記憶されるが、この解決策は、パラメータ値が通常所定のステップだけ互いに異なるので、メモリサイズを容易に増大し、量子化ノイズを発生させる。
本発明の1つの目的は、電力増幅器のような送信チェーンにおいて非直線的装置により生じた歪を補償するための改良された方法を提供することである。本発明の一実施形態によれば、送信チェーンの非直線性を補償するためのデータ送信方法が提供され、この方法は、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを第1に形成するステップと、少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを第2に形成するステップと、送信チェーンにおける非直線性をモデリングする信号特性の少なくとも1つのセットを決定するステップと、前記信号特性の少なくとも1つのセットに基づき、信号を特徴付ける量より成る少なくとも1つの状態拡張ベクトルを第3に形成するステップと、少なくとも1つの状態拡張ベクトルの前記信号を特徴付ける量を、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトル、及び少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルで変更して、予歪信号を形成するステップと、送信チェーンの出力信号からフィードバック信号を第4に形成するステップと、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを第1に適応させるステップと、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを第2に適応させるステップとを備えている。
又、本発明は、送信チェーンの非直線性を補償するためのデータ送信方法であって、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを第1に形成するステップと、少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを第2に形成するステップと、送信チェーンにおける非直線性をモデリングする信号特性の少なくとも1つのセットを決定するステップと、信号特性の少なくとも1つのセットに基づき、信号を特徴付ける量より成る少なくとも1つの状態拡張ベクトルを第3に形成するステップと、少なくとも1つの状態拡張ベクトルの前記信号を特徴付ける量を、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトル、及び少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルで変更して、予歪信号を形成するステップと、送信チェーンの出力信号からフィードバック信号を第4に形成するステップと、フィードバックチェーンの非直線的周波数応答を最小にするようにフィードバック信号をフィルターするステップと、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを第1に適応させるステップと、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを第2に適応させるステップと、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいてフィードバックフィルターの少なくとも1つの補償パラメータベクトルを第3に適応させるステップとを備えた方法にも係る。
本発明の一実施形態によれば、送信チェーンの非直線性を補償するためのデータ送信方法が提供され、この方法は、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを第1に形成するステップと、少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを第2に形成するステップと、少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルを第3に形成するステップと、送信チェーンにおける非直線性をモデリングする信号特性の少なくとも1つのセットを決定するステップと、信号特性の少なくとも1つのセットに基づき、信号を特徴付ける量より成る少なくとも1つの状態拡張ベクトルを第4に形成するステップと、少なくとも1つの状態拡張ベクトルの前記信号を特徴付ける量を、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトル、少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトル、及び少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルで変更して、予歪信号を形成するステップと、送信チェーンの出力信号からフィードバック信号を第5に形成するステップと、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを第1に適応させるステップと、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを第2に適応させるステップと、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルを第3に適応させるステップとを備えている。
本発明の一実施形態によれば、送信チェーンの非直線性を補償するためのデータ送信方法が提供され、この方法は、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを第1に形成するステップと、少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを第2に形成するステップと、少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルを第3に形成するステップと、送信チェーンにおける非直線性をモデリングする信号特性の少なくとも1つのセットを決定するステップと、信号特性の少なくとも1つのセットに基づき、信号を特徴付ける量より成る少なくとも1つの状態拡張ベクトルを第4に形成するステップと、少なくとも1つの状態拡張ベクトルの前記信号を特徴付ける量を、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトル、少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトル、及び少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルで変更して、予歪信号を形成するステップと、送信チェーンの出力信号からフィードバック信号を第5に形成するステップと、フィードバックチェーンの非直線的周波数応答を最小にするようにフィードバック信号をフィルターするステップと、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを第1に適応させるステップと、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを第2に適応させるステップと、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルを第3に適応させるステップと、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいてフィードバックフィルターの少なくとも1つの補償パラメータベクトルを第4に適応させるステップとを備えている。
又、本発明は、送信チェーンの非直線性を補償するための送信器であって、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを形成するための第1の形成手段と、少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを形成するための第2の形成手段と、送信チェーンにおける非直線性をモデリングする信号特性の少なくとも1つのセットを決定するための決定手段と、信号特性の少なくとも1つのセットに基づき、信号を特徴付ける量より成る少なくとも1つの状態拡張ベクトルを形成するための第3の形成手段と、少なくとも1つの状態拡張ベクトルの前記信号を特徴付ける量を、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトル、及び少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルで変更して、予歪信号を形成するための変更手段と、送信チェーンの出力信号からフィードバック信号を形成するための第4の形成手段と、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを適応させるための第1の適応手段と、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを適応させるための第2の適応手段とを備えた送信器にも係る。
又、本発明は、送信チェーンの非直線性を補償するための送信器であって、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを形成するための第1の形成手段と、少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを形成するための第2の形成手段と、送信チェーンにおける非直線性をモデリングする信号特性の少なくとも1つのセットを決定するための決定手段と、信号特性の少なくとも1つのセットに基づき、信号を特徴付ける量より成る少なくとも1つの状態拡張ベクトルを形成するための第3の形成手段と、少なくとも1つの状態拡張ベクトルの前記信号を特徴付ける量を、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトル、及び少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルで変更して、予歪信号を形成するための変更手段と、送信チェーンの出力信号からフィードバック信号を形成するための第4の形成手段と、フィードバックチェーンの非直線的周波数応答を最小にするようにフィードバック信号をフィルターするためのフィルター手段と、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを適応させるための第1の適応手段と、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを適応させるための第2の適応手段と、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいてフィードバックフィルターの少なくとも1つの補償パラメータベクトルを適応させるための第3の適応手段とを備えた送信器にも係る。
又、本発明は、送信チェーンの非直線性を補償するための送信器であって、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを形成するための第1の形成手段と、少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを形成するための第2の形成手段と、少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルを形成するための第3の形成手段と、送信チェーンにおける非直線性をモデリングする信号特性の少なくとも1つのセットを決定するための決定手段と、信号特性の少なくとも1つのセットに基づき、信号を特徴付ける量より成る少なくとも1つの状態拡張ベクトルを形成するための第4の形成手段と、少なくとも1つの状態拡張ベクトルの前記信号を特徴付ける量を、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトル、少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトル、及び少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルで変更して、予歪信号を形成するための変更手段と、送信チェーンの出力信号からフィードバック信号を形成するための第5の形成手段と、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを適応させるための第1の適応手段と、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを適応させるための第2の適応手段と、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルを適応させるための第3の適応手段とを備えた送信器にも係る。
又、本発明は、送信チェーンの非直線性を補償するための送信器であって、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを形成するための第1の形成手段と、少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを形成するための第2の形成手段と、少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルを形成するための第3の形成手段と、送信チェーンにおける非直線性をモデリングする信号特性の少なくとも1つのセットを決定するための決定手段と、信号特性の少なくとも1つのセットに基づき、信号を特徴付ける量より成る少なくとも1つの状態拡張ベクトルを形成するための第4の形成手段と、少なくとも1つの状態拡張ベクトルの前記信号を特徴付ける量を、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトル、少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトル、及び少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルで変更して、予歪信号を形成するための変更手段と、送信チェーンの出力信号からフィードバック信号を形成するための第5の形成手段と、フィードバックチェーンの非直線的周波数応答を最小にするようにフィードバック信号をフィルターするためのフィルター手段と、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを適応させるための第1の適応手段と、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを適応させるための第2の適応手段と、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルを適応させるための第3の適応手段と、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいてフィードバックフィルターの少なくとも1つの補償パラメータベクトルを適応させるための第4の適応手段と、を備えた送信器にも係る。
又、本発明は、送信チェーンの非直線性を補償するための送信器であって、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを形成し、少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを形成し、少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルを形成し、送信チェーンにおける非直線性をモデリングする信号特性の少なくとも1つのセットを決定し、信号特性の少なくとも1つのセットに基づき、信号を特徴付ける量より成る少なくとも1つの状態拡張ベクトルを形成し、少なくとも1つの状態拡張ベクトルの前記信号を特徴付ける量を、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトル、少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトル、及び少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルで変更して、予歪信号を形成し、送信チェーンの出力信号からフィードバック信号を形成し、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを適応させ、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを適応させ、そして送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルを適応させるように構成された送信器にも係る。
又、本発明は、送信チェーンの非直線性を補償するための送信器であって、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを形成し、少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを形成し、送信チェーンにおける非直線性をモデリングする信号特性の少なくとも1つのセットを決定し、信号特性の少なくとも1つのセットに基づき、信号を特徴付ける量より成る少なくとも1つの状態拡張ベクトルを形成し、少なくとも1つの状態拡張ベクトルの前記信号を特徴付ける量を、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトル、及び少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルで変更して、予歪信号を形成し、送信チェーンの出力信号からフィードバック信号を形成し、フィードバックチェーンの非直線的周波数応答を最小にするようにフィードバック信号をフィルターし、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを適応させ、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを適応させ、そして送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいてフィードバックフィルターの少なくとも1つの係数を適応させるように構成された送信器にも係る。
又、本発明は、送信チェーンの非直線性を補償するための送信器であって、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを形成し、少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを形成し、少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルを形成し、送信チェーンにおける非直線性をモデリングする信号特性の少なくとも1つのセットを決定し、信号特性の少なくとも1つのセットに基づき、信号を特徴付ける量より成る少なくとも1つの状態拡張ベクトルを形成し、少なくとも1つの状態拡張ベクトルの前記信号を特徴付ける量を、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトル、少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトル、及び少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルで変更して、予歪信号を形成し、送信チェーンの出力信号からフィードバック信号を形成し、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを適応させ、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを適応させ、そして送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルを適応させるように構成された送信器にも係る。
又、本発明は、送信チェーンの非直線性を補償するための送信器であって、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを形成し、少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを形成し、少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルを形成し、送信チェーンにおける非直線性をモデリングする信号特性の少なくとも1つのセットを決定し、信号特性の少なくとも1つのセットに基づき、信号を特徴付ける量より成る少なくとも1つの状態拡張ベクトルを形成し、少なくとも1つの状態拡張ベクトルの前記信号を特徴付ける量を、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトル、少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトル、及び少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルで変更して、予歪信号を形成し、送信チェーンの出力信号からフィードバック信号を形成し、フィードバックチェーンの非直線的周波数応答を最小にするようにフィードバック信号をフィルターし、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを適応させ、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを適応させ、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルを適応させ、そして送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいてフィードバックフィルターの少なくとも1つの係数を適応させるように構成された送信器にも係る。
又、本発明は、送信チェーンの非直線性が補償されるベースステーションであって、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを形成するための第1の形成手段と、少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを形成するための第2の形成手段と、送信チェーンにおける非直線性をモデリングする信号特性の少なくとも1つのセットを決定するための決定手段と、信号特性の少なくとも1つのセットに基づき、信号を特徴付ける量より成る少なくとも1つの状態拡張ベクトルを形成するための第3の形成手段と、前記信号を特徴付ける量を、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトル、少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルで変更して、予歪信号を形成するための変更手段と、送信チェーンの出力信号からフィードバック信号を形成するための第4形成手段と、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを適応させるための第1の適応手段と、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを適応させるための第2の適応手段と、を備えたベースステーションにも係る。
又、本発明は、送信チェーンの非直線性が補償されるベースステーションであって、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを形成するための第1の形成手段と、少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを形成するための第2の形成手段と、少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルを形成するための第3の形成手段と、送信チェーンにおける非直線性をモデリングする信号特性の少なくとも1つのセットを決定するための決定手段と、信号特性の少なくとも1つのセットに基づき、信号を特徴付ける量より成る少なくとも1つの状態拡張ベクトルを形成するための第4の形成手段と、少なくとも1つの状態拡張ベクトルの前記信号を特徴付ける量を、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトル、少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトル、及び少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルで変更して、予歪信号を形成するための変更手段と、送信チェーンの出力信号からフィードバック信号を形成するための第5の形成手段と、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを適応させるための第1の適応手段と、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを適応させるための第2の適応手段と、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルを適応させるための第3の適応手段とを備えたベースステーションにも係る。
又、本発明は、送信チェーンの非直線性が補償されるベースステーションであって、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを形成するための第1の形成手段と、少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを形成するための第2の形成手段と、送信チェーンにおける非直線性をモデリングする信号特性の少なくとも1つのセットを決定するための決定手段と、信号特性の少なくとも1つのセットに基づき、信号を特徴付ける量より成る少なくとも1つの状態拡張ベクトルを形成するための第3の形成手段と、前記信号を特徴付ける量を、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトル、及び少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルで変更して、予歪信号を形成するための変更手段と、送信チェーンの出力信号からフィードバック信号を形成するための第4の形成手段と、フィードバックチェーンの非直線的周波数応答を最小にするようにフィードバック信号をフィルターするためのフィルター手段と、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを適応させるための第1の適応手段と、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを適応させるための第2の適応手段と、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいてフィードバックフィルターの少なくとも1つの補償パラメータベクトルを適応させるための第3の適応手段とを備えたベースステーションにも係る。
又、本発明は、送信チェーンの非直線性が補償されるベースステーションであって、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを形成するための第1の形成手段と、少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを形成するための第2の形成手段と、少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルを形成するための第3の形成手段と、送信チェーンにおける非直線性をモデリングする信号特性の少なくとも1つのセットを決定するための決定手段と、信号特性の少なくとも1つのセットに基づき、信号を特徴付ける量より成る少なくとも1つの状態拡張ベクトルを形成するための第4の形成手段と、少なくとも1つの状態拡張ベクトルの前記信号を特徴付ける量を、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトル、少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトル、及び少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルで変更して、予歪信号を形成するための変更手段と、送信チェーンの出力信号からフィードバック信号を形成するための第5の形成手段と、フィードバックチェーンの非直線的周波数応答を最小にするようにフィードバック信号をフィルターするためのフィルター手段と、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを適応させるための第1の適応手段と、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを適応させるための第2の適応手段と、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルを適応させるための第3の適応手段と、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいてフィードバックフィルターの少なくとも1つの係数を適応させるための第4の適応手段とを備えたベースステーションにも係る。
更に、本発明の別の好ましい実施形態は、アナログ回路に通常見られる周波数ドメイン歪も補償されるので、直線性を更に改善する。
以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。
図1を参照すれば、本発明の好ましい実施形態を適用できるデータ送信システムの一例が示されている。図1において、例えば、コード分割多重アクセス(CDMA)システムを表す簡単化された無線システムについて実施形態を説明する。コード分割多重アクセス技術は、今日、例えば、少なくともIMT‐2000(インターナショナル・モービル・テレコミュニケーションズ2000)及びUMTS(ユニバーサル・モービル・テレコミュニケーションズ・システム)という名前で知られた無線システムに使用される。しかしながら、この実施形態は、ここに例示するシステムに限定されず、当業者であれば、必要な特性を備えた他の無線システムにもこの解決策を適用することができるであろう。
図1は、無線システムの最も重要なネットワーク要素、及びそれらの間のインターフェイスを示す簡単なブロック図である。ネットワーク要素の構造及び機能は、一般的に知られているので、ここでは詳細に説明しない。
無線システムの主要部分は、コアネットワーク(CN)100と、無線アクセスネットワーク130と、ユーザ装置(UE)170とである。UTRANという語は、UMTS地上無線アクセスネットワークの省略形であり、即ち無線アクセスネットワークは、第三世代に属し、ワイドバンドコード分割多重アクセス(WCDMA)により実施される。又、一般に、無線システムは、次のように定義することもできる。無線システムは、加入者ターミナル又は移動ステーションとも称されるユーザターミナルと、無線システムの固定インフラストラクチャー、即ちコアネットワーク、無線アクセスネットワーク、及びベースステーションシステムを含むネットワーク部分とで構成される。
移動サービス交換センター(MSC)102は、コアネットワーク100の回路交換側の中心である。移動サービス交換センター102は、無線アクセスネットワーク130の接続部として働くように使用される。移動サービス交換センター102のタスクは、通常、スイッチング、ページング、ユーザターミナル位置登録、ハンドオーバー管理、加入者ビリング情報の収集、データ暗号化パラメータの管理、周波数割り当て管理、及びエコーの打消しを含む。
移動サービス交換センター102の数は、変化し得る。例えば、小型ネットワークのオペレータは、移動サービス交換センター102を1つしかもたなくてもよく、一方、大型のコアネットワーク100は、多数を有してもよい。図1は、別の移動サービス交換センター106も示しているが、他のネットワーク要素へのその接続は、図1を充分明確にするために、図示されていない。
大型のコアネットワーク100は、コアネットワーク100と外部ネットワーク180との間の回路交換接続の役割を果たす個別のゲートウェイ移動サービス交換センター(GMSC)110を含むことができる。このゲートウェイ移動サービス交換センター110は、移動サービス交換センター102、106と、外部ネットワーク180との間に配置される。外部ネットワーク180は、例えば、公衆地上移動ネットワークPLMN又は公衆交換電話ネットワークPSTNでよい。
又、コアネットワーク100は、通常、他の部分、例えば、永久的な加入者レジスター、及び無線システムがGPRSをサポートする場合には、パケットデータプロトコル(PDP)アドレスを含むホーム位置レジスター(HLR)と、移動サービス交換センター102のエリアにおけるユーザターミナル170のローミングに関する情報を含むビジター位置レジスター(VLR)とを備えている。図示明瞭化のために、図1にはコアネットワークの全ての部分が示されているのではない。
サービスしているGPRSサポートノード(SGSN)118は、コアネットワーク100のパケット交換側の中心である。サービスしているGPRSサポートノード118の主たるタスクの1つは、無線アクセスネットワーク130を使用することによりパケット交換送信をサポートするユーザターミナル170とでパケットをやり取りすることである。サービスしているGPRSサポートノード118は、ユーザターミナル170に関するユーザ情報及び位置情報を含む。
パケット交換側のゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)120は、回路交換側のゲートウェイ移動サービス交換センター110に対応するが、ゲートウェイGPRSサポートノード120は、コアネットワーク100から外部ネットワーク182へ出て行くトラフィックをルーティングできねばならず、一方ゲートウェイ移動サービス交換センター110は、入ってくるトラフィックをルーティングするだけでよい。この例では、外部ネットワーク182がインターネットにより表され、これを経て、ワイヤレス電話トラフィックの著しい部分を将来送信することができる。
無線アクセスネットワーク130は、無線ネットワークサブシステム140、150より成る。各無線ネットワークサブシステム140、150は、無線ネットワークコントローラ(RNC)146、156、及びBノード142、144、152、154より成る。Bノードという語は、「ベースステーション」を表す。
無線ネットワークコントローラ146、156は、通常、次のタスク、例えば、ベーストランシーバステーション即ちBノード142、144、152、154の無線リソースの管理、セル間ハンドオーバー、アップリンク上の時間遅延の測定、操作及び管理インターフェイスの実施、並びに電力制御の管理、を行う役割を果たす。
無線ネットワークコントローラ146、156は、少なくとも1つのトランシーバを含む。1つの無線ネットワークコントローラ146、156は、1つのセル又は多数のセクター化されたセルにサービスすることができる。セルの直径は、数メーターから数キロメーターまで変化し得る。無線ネットワークコントローラ146、156は、無線システムに使用されるスピーチコード化フォーマットと、公衆交換電話システムに使用されるスピーチコード化フォーマットとの間で変換を実行するためにトランスコーダーもしばしば含むと思われる。しかしながら、実際に、トランスコーダーは、移動サービス交換センター102に通常配置される。無線ネットワークコントローラ146、156は、通常、次のタスク、例えば、アップリンクにおける測定、チャンネルコード化、暗号化、及びスクランブルコード化を行う役割を果たす。
ユーザターミナル170は、2つの部分、即ち移動装置(ME)172と、UMTS加入者認識モジュール(USIM)174とで構成される。ユーザターミナル170は、無線アクセスネットワーク130への無線接続を確立するために少なくとも1つのトランシーバを備えている。ユーザターミナル170は、少なくとも2つの異なる加入者認識モジュールを含んでもよい。更に、ユーザターミナル170は、アンテナ、ユーザインターフェイス、及びバッテリーを備えている。今日、種々の種類のユーザターミナル170が入手でき、例えば、車にインストールされるターミナルや、ポータブルターミナルが入手できる。又、ユーザターミナル170は、パーソナルコンピュータやポータブルコンピュータと同様の特性も有する。
USIM174は、ユーザに関する情報及びデータセキュリティに関する情報、例えば、特に、暗号化アルゴリズムを含む。
当業者に明らかなように、無線テレコミニュケーションシステムに含まれるインターフェイスは、ハードウェア実施及び使用規格によって決定され、このため、システムのインターフェイスは、図1に示すものとは異なることがある。UMTSでは、最も重要なインターフェイスは、コアネットワークと無線アクセスネットワークとの間のIuインターフェイスで、これは、回路交換側のIuCS(CS=回路交換)インターフェイスと、パケット交換側のIuPS(PS=パケット交換)インターフェイスとに分割され、更に、無線アクセスネットワークとユーザターミナルとの間のUuインターフェイスも最も重要である。インターフェイスは、異なるネットワークエレメントがどんな種類のメッセージを使用して互いに通信するかを定義するものである。インターフェイスの規格化の目的は、異なる製品のネットワークエレメント間で動作を行えるようにすることである。しかしながら、実際には、幾つかのインターフェイスは、製造者特有のものである。
図2は、本発明によりデジタル予歪又は予めの強調を実行するための方法の実施形態を示すフローチャートである。この方法の1つの目的は、送信チェーンの非直線性を補償することである。簡単に述べると、通常、変調された基本帯域信号に予歪信号を追加することにより直線化が実行されて、非直線性装置の出力における広帯域歪が補償される。この方法は、送信器において電力増幅器によって生じる信号の非直線性を補償するのに特に適している。
電力増幅器は、3つの主たる要件、即ち高い出力電力、高い効率、及び低い歪、を有する。電力増幅器を設計するときには、通常、これらの要件の間で妥協することになる。高い効率の非直線的増幅器は、信号の振幅及び位相の両方を歪ませる。又、非直線性は、変調間歪及びスペクトルの再成長も生じさせる。これらは、隣接チャンネルに干渉を引き起こし、そのため、ネットワークの性能が低下する。又、電力増幅器を含む送信チェーンは、非直線的な周波数伝達関数も導入する。一方、直線的な増幅器は、効率が低く、これは、信頼性を下げ、コストを上げ、且つ発熱を高める。
直線化は、通常、隣接チャンネルの漏洩電力(ACP)を、システムの仕様により決定された所定のレベルまで抑制するために必要とされる。この方法は、特に、高い送信電力が必要とされるときに使用される。
この方法の信号において、通常、より正確な結果を与えることから、極座標システムにおいて値を表わすのが好ましいことに注意されたい。又、本発明は、複素数の値ではなく真のフォーマットで信号を処理することもできる。
この方法は、ブロック202において開始される。ブロック202では、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルが形成される。パラメータベクトルは、電力増幅器の非直線性に関わる特定の信号特性に各々関連した1つ以上のサブベクトルを含むことができる。
パラメータベクトル(関数)は、その係数を与えることにより、多項式、スプライン、又は他の関数を決定する。本発明では、ベクトルは、マトリクス型ベクトルも意味する。スプラインとは、そのドメインにおけるサブインターバルの所与のセットの各々に対する多項式である関数として特徴付けることができる。又、スプラインは、サブインターバルの境界においても円滑である。時間ドメイン補償パラメータベクトルは、時間ドメインの予歪に使用される。
通常、関数(又はベクトル)は、個々の値を使用するよりも、非直線性により生じる複雑な作用を良好に表現することができる。というのは、主として、メモリのサイズ(従来技術では、ルックアップテーブルが使用される)を、実際上、制限しなければならないからである。通常、多数のベクトルが必要とされる。というのは、種々のベクトルの使用で、より正確な結果が得られるからである。選択されたベクトル及びベクトル自体の数は、システムの典型的な無線条件に依存し、通常、補償についての希望の精度に依存する。通常、次の4つの関数が使用される。即ち、記憶なし予歪関数、動的予歪関数、重み付けされた積分動的予歪関数、及びクロス項の動的予歪関数。これら関数の相違は、次のように説明することができる。記憶なしの予歪関数は、サンプルされた記憶値を使用する。又、動的予歪関数も、以前の振幅値を使用し、それ故、将来の変化の方向を良好に予想することができる。積分予歪関数は、動的予歪関数よりも長い検討時間周期を使用する。長い検討時間周期を使用することにより、非直線的装置の応答における温度変動による変化を追跡することができる。クロス項動的予歪関数は、記憶なし、動的、及び積分関数を使用する。これは、通常、これらの関数により定義された値を乗算する。換言すれば、クロス項関数は、他のブロックの出力を適切に結合することで形成される。
ブロック204において、少なくとも1つの周波数ドメインパラメータベクトル(又は関数)が形成される。理論的に、非直線性により生じる障害は、非直線性伝達関数の逆数を送信信号に適用することにより打ち消すことができる。しかしながら、実際には、時間ドメインエラーに加えて、常に、周波数ドメインエラーがあり、従って、周波数ドメインの予歪も必要とされる。周波数補償パラメータベクトルは、送信及びフィードバック信号を分析し、そしてそれらの結果に基づいて逆フィルタリングを適応させることにより、形成されるのが好ましい。
ブロック206において、少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルが形成される。AQM(アナログ直角変調器)及びAQDeMod(アナログ直角復調器)の補償においては、直角変調又は直角復調により生じるエラーを最小にするように複素数信号の実数部及び虚数部が調整される。この補償は、通常、I(同相)及びQ(直角位相)変調信号の所定サンプルに補正項を適用することにより実行される。この補正項は、通常、経過情報も使用して現在のI及びQサンプルから導出される。この補正項は、通常、アーギュメントが現在及び過去のI及びQサンプル(AQM状態拡張ベクトル)である所定の関数、及び以前に決定されたAQM補償パラメータから計算される。典型的な実施において、現在及び過去のI及びQサンプルの関数、並びに以前に決定されたAQM補償パラメータは、予歪係数と、AQM状態拡張ベクトルのエレメントとに直線的に依存する。補正項の計算については多数の他の可能性もある。例えば、補正項がパラメータに直線的に依存せず、より複雑な仕方で依存するような複雑な構造を使用することができる。
AQM状態拡張ベクトルは、I及びQの種々の関数及びそれらの以前の値を成分として有する。典型的なAQM状態拡張成分は、I及びQ並びにそれらの以前の値の低累乗の積と、以前の値のある集計関数、例えば、所与の時間にわたる信号サンプルの平方の振幅の積分である。同相成分及び直角位相成分は、両方とも、それら自身のAQM状態拡張ベクトルを有することが考えられる。通常、AQM状態拡張の1つの成分は、定数である。この項は、DCオフセット(DC=直流)補償に使用される。
AQM補償パラメータは、フィードバック信号及びオリジナル信号に基づいて所定の最適化基準を最大にするアルゴリズムを使用することにより見出すことができる。通常、この最適化基準とは、オリジナル信号と1つ以上のフィードバック信号との間の平均平方エラーの負を最大にするものである。直線的モデルが使用される場合には、その適応において、従来のLMS(最小平均平方)又はRLS(反復最小平方)アルゴリズムを使用することができる。AQM適応では、変調器と復調器との間で直線的エラーを分離するために、小さな周波数オフセットをフィードバックチェーンに追加することができる。
又、AQDeMod(アナログ直角位相復調器)補償を実施することもできる。基本的に、AQDeMod及びAQMは、同じ方法を使用して補償できるが、その補償は、通常、異なる適応ラウンドで別々に実行され、即ち、第1に、AQM補償が、次いで、AQDeModが、残留エラーを使用して実行される。又、AQDeMod適応では、変調器と復調器との間で直線的エラーを分離するために、小さな周波数オフセットをフィードバックチェーンに追加することができる。
この方法の一実施形態では、AQM(アナログ直角変調器)及びAQDeMod(アナログ直角復調器)の補償が実行されない。
ブロック208において、送信チェーン内の非直線性をモデリングする信号特性の少なくとも1つのセットが決定される。通常、本発明に使用される信号の幾つかの特性は、振幅、位相又は周波数を含むことができる。多くのケースでは、1セットの信号特性で充分であるが、あるときには、より正確な結果を与えるために、より多くのセットが要求されることがある。ブロック210において状態拡張ベクトルを形成するパラメータを決定するために、送信チェーンの非直線性がモデリングされる。
ブロック210では、信号特性の少なくとも1つのセットに基づいて、少なくとも1つの状態拡張ベクトルが形成される。この状態拡張ベクトルは、選択された信号特性の関数として非直線性を特徴付ける量より成る。例えば、状態拡張ベクトルは、ベクトルに配列された振幅値の、所定数の異なる累乗(power)で構成されてもよい。別の例では、状態拡張ベクトルは、振幅の時間導関数の、所定数の累乗で構成される。更に別の例では、状態拡張ベクトルは、微分、積分等の異なる仕方で処理された振幅値から形成される。又、異なる仕方で処理された振幅値を合成することも考えられる。それ故、状態拡張ベクトルは、1つ以上の振幅値、1つ以上の導関数振幅値、1つ以上の積分振幅値、及び/又はクロス項と称することのできる合成値で構成することができる。
状態拡張ベクトルにおける項の必要な形式の数は変化し、即ち、あるときには、1つの形式の項(例えば、振幅)を使用するだけで良好な結果を得ることができるが、より複雑な状況では、より多くの形式の項が必要とされる。状態拡張ベクトルの長さは、予歪の必要性に基づく。換言すれば、項の数は、予歪の必要とされるクオリティに依存する。あるときには、短いベクトルを使用することにより良好な結果を得ることができるが、より複雑な状況では、ベクトルの長さを増加することができる。
周波数、帯域巾、電力、又は別の送信チェーン変数に基づいて、状態拡張装置内に異なる設定を使用して、時間及び周波数ドメインの予歪と、AQM補償との両方に対して異なる補償パラメータセットを選択することができる。
ブロック212において、信号を特徴付ける量が、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトル、少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトル、及び少なくとも1つのAQM補償パラメータベクトルで変更されて、予歪信号を形成する。時間ドメインの変更は、通常、1つ以上の状態拡張ベクトルの所定の信号特徴付け量に、1つ以上の時間ドメイン補償パラメータベクトルの選択されたパラメータを乗算することで行われる。通常、乗算される量は、振幅及び/又は位相パラメータである。本発明の好ましい実施形態では、時間ドメイン予歪は、極座標システムにおいて実行される。時間ドメイン補償の後に、補償されたパラメータが合成されてパラメータごとに1つの値が得られ、例えば、オリジナルデータ値ごとに1つの位相値及び1つの振幅値が得られる。
周波数ドメインの補償は、時間ドメインの予め強調された信号値をフィルタリングすることにより実行されるのが好ましい。補償フィルター構造体は、通常、周波数応答の非直線性を補償するために1つ以上のフィルター又はフィルター列を備えている。この歪は、フィルターにより補償される。鏡像であることが意図された周波数応答が、送信チェーンと比較される。その目的は、送信チェーンの周波数応答を直線化することである。原理的に、送信チェーンの周波数応答は、送信信号とフィードバック信号との間のエラーを比較することにより逆フィルターを形成することでイコライズすることができる。通常、状態拡張装置が、周波数ドメイン予歪の振舞い及び特性を制御する。
周波数ドメイン補償の必要性がない場合には、フィルタータップ係数を値1にセットすることができる。
AQM補償は、通常、1つ以上のAQM状態拡張ベクトルの所定の信号特徴付け量に、1つ以上のAQM補償パラメータベクトルの選択されたパラメータを乗算することにより行われる。本発明の好ましい実施形態では、AQM補償がカルテシアン座標システムにおいて実行される。
ブロック214において、フィードバック信号が送信チェーンの出力信号から形成される。これは、通常、アナログ/デジタルコンバータ及び他の必要な機能より成るフィードバックチェーンを使用することにより実行される。フィードバック信号は、ブロック216、218及び220における適応に必要とされる。
ブロック216において、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて、1つ以上の時間ドメイン補償パラメータベクトルが適応される。好ましくは、この目的で、信号の値がフィードバックされる。フィードバック信号の信号値とオリジナルデータの信号値とが比較され、その結果に基づいて、係数を変更することで補償パラメータベクトルが適応される。好ましい実施形態では、極座標システムを使用して適応が実行される。
ブロック218において、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて、1つ以上の周波数ドメイン補償パラメータベクトルが適応される。好ましくは、この目的で、信号の値が、補償フィルター構造を適応させるためにフィードバックされる。電力増幅器の後の信号値と、オリジナルデータの信号値とが比較され、その結果に基づいて、周波数ドメインの歪を良好に補償すべくフィルターを調整するようにフィルタータップ係数が決定される。
ブロック220において、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて、1つ以上の直角変調器補償パラメータベクトルが適応される。好ましくは、この目的で、補償パラメータを適応させるために信号値がフィードバックされる。電力増幅器の後の信号値と、オリジナルデータの信号値とが比較され、その結果に基づいて、AQM歪を良好に補償すべくAQM補償を調整するようにAQM補償パラメータベクトルが決定される。
この方法は、ブロック222において終了となる。矢印224は、プロセスを反復できることを示している。
図3は、本発明の実施形態によりデジタル予歪を実施する方法の別の好ましい実施形態を示すフローチャートである。方法のこの実施形態は、更なるフィルタリングを使用する。ダウン変換チェーンに発生する周波数従属の非直線性を補償するために第2のフィルタリングが使用される。又、システムに基づいて1つ以上のフィルター又はフィルターバンクをもつフィルター構造体を実施することができる。これは、フィードバック信号の信号値をオリジナルデータの信号値と比較し、そしてその結果に基づいてフィルタータップ係数を決定することにより、行われるのが好ましい。
この方法は、ブロック300において開始される。ブロック302において、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルが形成される。パラメータベクトルは、電力増幅器の非直線性を生じさせる特定の信号特性に各々関連した1つ以上のサブベクトルで構成されると考えてもよい。本発明では、ベクトルは、マトリクス型ベクトルも意味する。
パラメータベクトル(関数)は、その係数を与えることにより、多項式、スプライン、又は他の関数を決定する。スプラインとは、そのドメインにおけるサブインターバルの所与のセットの各々に対する多項式である関数として特徴付けることができる。又、スプラインは、サブインターバルの境界においても円滑である。時間ドメイン補償パラメータベクトルは、時間ドメインの予歪に使用される。
通常、関数(又はベクトル)は、個々の値を使用するよりも、非直線性により生じる複雑な作用を良好に表現することができる。というのは、主として、メモリのサイズ(従来技術では、ルックアップテーブルが使用される)を、実際上、制限しなければならないからである。通常、多数のベクトルが必要とされる。というのは、種々のベクトルの使用で、より正確な結果が得られるからである。選択されたベクトル及びベクトル自体の数は、システムの典型的な無線条件に依存し、通常、補償についての希望の精度に依存する。通常、次の4つの関数が使用される。即ち、記憶なし予歪関数、動的予歪関数、重み付けされた積分動的予歪関数、及びクロス項の動的予歪関数。これら関数の相違は、次のように説明することができる。記憶なしの予歪関数は、サンプルされた記憶値を使用する。又、動的予歪関数も、以前の振幅値を使用し、それ故、将来の変化の方向を良好に予想することができる。積分予歪関数は、動的予歪関数よりも長い検討時間周期を使用する。長い検討時間周期を使用することにより、非直線的装置の応答における温度変動による変化を追跡することができる。クロス項動的予歪関数は、記憶なし、動的、及び積分関数を使用する。これは、通常、これらの関数により定義された値を乗算する。換言すれば、クロス項関数は、他のブロックの出力を適切に結合することで形成される。
ブロック304において、少なくとも1つの周波数ドメインパラメータベクトル(又は関数)が形成される。理論的に、非直線性により生じる障害は、非直線性伝達関数の逆数を送信信号に適用することにより打ち消すことができる。しかしながら、実際には、時間ドメインエラーに加えて、常に、周波数ドメインエラーがあり、従って、周波数ドメインの予歪も必要とされる。周波数補償パラメータベクトルは、決定された信号の周波数応答を分析し、そしてそれらの結果に基づいて逆フィルタリングを適応させることにより、形成されるのが好ましい。
ブロック306において、少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルが形成される。AQM(アナログ直角変調器)及びAQDeMod(アナログ直角復調器)の補償においては、直角変調又は直角復調により生じるエラーを最小にするように複素数信号の実数部及び虚数部が調整される。この補償は、通常、I(同相)及びQ(直角位相)変調信号の所定サンプルに補正項を適用することにより実行される。この補正項は、通常、経過情報も使用して現在のI及びQサンプルから導出される。この補正項は、通常、アーギュメントが現在及び過去のI及びQサンプル(AQM状態拡張ベクトル)である所定の関数、及び以前に決定されたAQM補償パラメータから計算される。典型的な実施において、現在及び過去のI及びQサンプルの関数、並びに以前に決定されたAQM補償パラメータは、予歪係数と、AQM状態拡張ベクトルのエレメントとに直線的に依存する。補正項の計算については多数の他の可能性もある。例えば、補正項がパラメータに直線的に依存せず、より複雑な仕方で依存するような複雑な構造を使用することができる。
AQM状態拡張ベクトルは、I及びQの種々の関数及びそれらの以前の値を成分として有する。典型的なAQM状態拡張成分は、I及びQ並びにそれらの以前の値の低累乗の積と、以前の値のある集計関数、例えば、所与の時間にわたる信号サンプルの平方の振幅の積分である。同相成分及び直角位相成分は、両方とも、それら自身のAQM状態拡張ベクトルを有することが考えられる。通常、AQM状態拡張の1つの成分は、定数である。この項は、DCオフセット(DC=直流)補償に使用される。
AQM補償パラメータは、フィードバック信号及びオリジナル信号に基づいて所定の最適化基準を最大にするアルゴリズムを使用することにより見出すことができる。通常、この最適化基準とは、オリジナル信号と1つ以上のフィードバック信号との間の平均平方エラーの負を最大にするものである。直線的モデルが使用される場合には、その適応において、従来のLMS(最小平均平方)又はRLS(反復最小平方)アルゴリズムを使用することができる。AQM適応では、変調器と復調器との間で直線的エラーを分離するために、小さな周波数オフセットをフィードバックチェーンに追加することができる。
又、AQDeMod(アナログ直角位相復調器)補償を実施することもできる。基本的に、AQDeMod及びAQMは、同じ方法を使用して補償できるが、その補償は、通常、異なる適応ラウンドで別々に実行され、即ち、第1に、AQM補償が、次いで、AQDeModが、残留エラーを使用して実行される。又、AQDeMod適応では、変調器と復調器との間で直線的エラーを分離するために、小さな周波数オフセットをフィードバックチェーンに追加することができる。
この方法の一実施形態では、AQM(アナログ直角変調器)及びAQDeMod(アナログ直角復調器)の補償が実行されない。
ブロック308において、送信チェーン内の非直線性をモデリングする信号特性の少なくとも1つのセットが決定される。通常、使用する信号の特性は、振幅、位相又は周波数を含む。多くのケースでは、1セットの信号特性で充分であるが、あるときには、より正確な結果を与えるために、より多くのセットが要求されることがある。ブロック310において状態拡張ベクトルを形成するパラメータを決定するために、送信チェーンの非直線性がモデリングされる。
ブロック310では、信号特性の少なくとも1つのセットに基づいて、少なくとも1つの状態拡張ベクトルが形成される。この状態拡張ベクトルは、選択された信号特性の関数として非直線性を特徴付ける量より成る。例えば、状態拡張ベクトルは、ベクトルに配列された振幅値の、所定数の異なる累乗で構成されてもよい。別の例では、状態拡張ベクトルは、振幅の時間導関数の、所定数の累乗で構成される。更に別の例では、状態拡張ベクトルは、微分、積分等の異なる仕方で処理された振幅値から形成される。又、異なる仕方で処理された振幅値を合成することも考えられる。それ故、状態拡張ベクトルは、1つ以上の振幅値、1つ以上の導関数振幅値、1つ以上の積分振幅値、及び/又はクロス項と称することのできる合成値で構成することができる。
状態拡張ベクトルにおける項の必要な形式の数は変化し、即ち、あるときには、1つの形式の項(例えば、振幅)を使用するだけで良好な結果を得ることができるが、より複雑な状況では、より多くの形式の項が必要とされる。状態拡張ベクトルの長さは、予歪の必要性に基づく。換言すれば、項の数は、予歪の必要とされるクオリティに依存する。あるときには、短いベクトルを使用することにより良好な結果を得ることができるが、より複雑な状況では、ベクトルの長さを増加することができる。
周波数、帯域巾、電力、又は別の送信チェーン変数に基づいて、状態拡張装置内に異なる設定を使用して、時間及び周波数ドメインの予歪と、AQM補償との両方に対して異なる補償パラメータセットを選択することができる。
ブロック312において、信号を特徴付ける量が、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトル、少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトル、及び少なくとも1つのAQM補償パラメータベクトルで変更されて、予歪信号を形成する。時間ドメインの変更は、通常、1つ以上の状態拡張ベクトルの所定の信号特徴付け量に、1つ以上の時間ドメイン補償パラメータベクトルの選択されたパラメータを乗算することで行われる。通常、乗算される量は、振幅及び/又は位相パラメータである。本発明の好ましい実施形態では、時間ドメイン予歪は、極座標システムにおいて実行される。時間ドメイン補償の後に、補償されたパラメータが合成されてパラメータごとに1つの値が得られ、例えば、オリジナルデータ値ごとに1つの位相値及び1つの振幅値が得られる。
周波数ドメインの補償は、時間ドメインの予め強調された信号値をフィルタリングすることにより実行されるのが好ましい。補償フィルター構造体は、通常、周波数応答の非直線性を補償するために1つ以上のフィルター又はフィルター列を備えている。この歪は、フィルターにより補償される。鏡像であることが意図された周波数応答が、送信チェーンと比較される。その目的は、送信チェーンの周波数応答を直線化することである。原理的に、送信チェーンの周波数応答は、送信信号とフィードバック信号との間のエラーを比較することにより逆フィルターを形成することでイコライズすることができる。通常、状態拡張装置が、周波数ドメイン予歪の振舞い及び特性を制御する。
AQM補償は、通常、1つ以上のAQM状態拡張ベクトルの所定の信号特徴付け量に、1つ以上のAQM補償パラメータベクトルの選択されたパラメータを乗算することにより行われる。本発明の好ましい実施形態では、AQM補償がカルテシアン座標システムにおいて実行される。
ブロック314において、フィードバック信号が送信チェーンの出力信号から形成される。送信チェーンの直線化された出力信号は、時間及び周波数ドメインにおいて予歪関数を適応させるためにフィードバックされる。この適応は、送信チェーンの時間、周波数、振幅及び/又は位相バリアンス特性に向けられる。フィードバック信号は、実際に、次のように形成されるのが好ましい。即ち、直線化されたRF出力信号がダウン変換部へ供給されて、中間周波数信号を得る。この中間周波数信号は、次いで、アナログ/デジタルコンバータ(ADC)へ供給され、ここで、サンプリングされてデジタル信号に変換され、これに対して復調(例えば、IQ復調)が実行される。この通常複雑なデジタル信号は、次いで、適応ルーチンへ供給され、そこで、複素数のデジタルフィードバック信号がそれに対応するオリジナルの複素数入力信号と比較される。
ブロック316において、フィードバック信号は、ダウン変換チェーンに生じる周波数応答の非直線性を最小にするようにフィルターされる。これは、時間ドメイン補償パラメータベクトル及び周波数ドメイン補償パラメータベクトルの両方の適応を改善するために行われる。
ブロック318において、1つ以上の時間ドメイン補償パラメータベクトルが適応される。好ましくは、この目的で、信号の値がフィードバックされる。ダウン変換後の信号値と、それに対応するオリジナルデータの信号値とが比較される。この比較に基づいてパラメータベクトルを変更することで、予歪関数が適応される。
ブロック320において、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて、1つ以上の周波数ドメイン補償パラメータベクトルが適応される。好ましくは、この目的で、信号の値が、補償フィルター構造を適応させるためにフィードバックされる。ダウン変換後の信号値と、それに対応するオリジナルデータの信号値とが比較される。その結果に基づいて、周波数ドメインの歪を良好に補償すべくフィルターを調整するようにフィルタータップ係数が決定される。
ブロック322において、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて、1つ以上の直角変調器補償パラメータベクトルが適応される。好ましくは、この目的で、補償フィルター構造体を適応させるために信号値がフィードバックされる。電力増幅器の後の信号値と、オリジナルデータの信号値とが比較され、その結果に基づいて、AQM歪を良好に補償すべくAQM補償を調整するようにAQM補償パラメータベクトルが決定される。
ブロック324において、周波数ドメイン補償ベクトル適応と同様にフィードバックフィルターの係数が適応される。
この方法は、ブロック326で終了する。矢印328は、それが反復されることを示している。
図4は、本発明の実施形態による送信器の一部分のブロック図である。図4は、上述した予歪(又は予めの強調)方法を実施できる送信器の部分を主として示す。当業者であれば、送信器の構造は、図4に示すものと相違してもよいことが明らかであろう。ブロック400は、例えば、異なる電力レベル、周波数又は帯域巾に対して適当な予歪ベクトル及び/又は係数を選択するために、例えば、送信電力、周波数又は帯域巾を検査するスイッチングマトリクスである。異なるセットのベクトルが、図4に、番号404、422、406、424、428、430で示されている。セットの数は変化し得る。
ブロック402は、適切な予歪のための信号を処理する状態拡張装置である。状態拡張ベクトルは、選択された信号特性の関数として非直線性を特徴付ける量より成る。例えば、状態拡張ベクトルは、ベクトルに配列された1つ以上の振幅値の、所定数の異なる累乗で構成される。別の例では、状態拡張ベクトルは、所定のサンプル数だけ遅延された振幅の、所定数の異なる累乗で構成される。更に別の例では、状態拡張ベクトルは、微分、積分等の異なる仕方で処理された振幅値から形成される。又、異なる仕方で処理された振幅値を合成することも考えられる。それ故、状態拡張ベクトルは、振幅値の1つ以上の累乗、振幅値の導関数の1つ以上の累乗、1つ以上の積分振幅値、及び/又はクロス項と称することのできる合成値で構成することができる。
状態拡張装置は、例えば、振幅値のように、各入力値に対して所定数の値を発生するフィルター及びユニットで構成することができる。状態拡張装置は、1つの信号値を、所定数の値へ拡張できる。構造体がフィルターを含む場合には、それらは、通常、限定インパルス応答(FIR)又は無限インパルス応答(IIR)のいずれかのフィルターである。状態拡張装置の出力は、歪まされるべき信号を特徴付ける必要数の値を含むベクトルである。
必要な状態拡張ベクトルの数は変化し、あるときには、1つのベクトルを使用するだけで良好な結果を得ることができるが、更に複雑な状態では、より多くのベクトルが必要とされることがある。状態拡張ベクトルの長さは、予歪の必要性に依存する。換言すれば、項の数は、予歪の必要とされるクオリティに依存する。あるときには、短いベクトルを使用することにより良好な結果を得ることができるが、より複雑な状況では、ベクトルの長さを増加することができる。
又、図4の装置426に示されたように、異なる送信周波数、電力、帯域巾、及び/又は別の送信チェーン変数に対して異なる状態拡張ベクトルを使用することもできる。
ブロック404、422は、異なる送信電力レベル、送信帯域巾、送信周波数又は送信チェーンの他の特性に対する時間ドメイン予歪ブロックである。
時間ドメイン予歪は、1つ以上の時間ドメイン補償ベクトルを使用して実行される。本発明では、「ベクトル」という語は、マトリクス型ベクトルも含むことができる。又、ベクトルは、多項式又はスプラインの係数を表わすこともできる。時間ドメイン補償ベクトルは、上記で詳細に説明された。
ブロック406、424は、次いで、異なる送信電力レベル、送信帯域巾、送信周波数、又は送信チェーンの他の特性に対する周波数ドメイン予歪ブロックである。周波数ドメイン予歪は、1つ以上の周波数ドメイン補償パラメータベクトルを使用して実行される。周波数ドメインベクトルは、送信チェーンの周波数応答の非直線性を補償する。周波数ドメイン予歪は、フィルターとして実施することができ、その周波数応答は、送信チェーンに対して鏡像であることが意図される。通常、状態拡張装置は、周波数ドメイン予歪の振舞い及び特性を制御する。この場合に、補償ベクトルのパラメータはタップ係数であり、そしてベクトルの長さは、フィルターの長さにより決定される。周波数ドメイン補償ベクトルも、上記で詳細に説明された。
ブロック408は、デジタル/アナログ(D/A)変換を実行する。D/A変換は、良く知られたものであるから、ここでは詳細に説明しない。
ブロック410は、送信器のアナログ機能、例えば、アップ及びダウン変換、電力増幅を実行する。これらの機能は、良く知られたものであるから、ここでは詳細に説明しない。アップ及びダウン変換の一例は、アナログ直角変調器及び復調器である。
通常、アナログ直角変調器は、2つのミクサと、ミクサの出力を合成するための加算回路とを備えている。ミクサの入力は、情報を保持する基本帯域同相(I)及び直角位相(Q)信号と、同相入力信号と混合される局部発振器信号のコサイン部分と、直角位相入力と混合される局部発振信号のサイン部分とである。直角復調器は、直角変調器に対して逆に動作する。アナログ直角変調器及び復調器は、送信スペクトルのクオリティ及び時間ドメインの直線性に影響する種々の欠点を有する。更に、これらの障害は、直線化予歪の利益を減少又は排除し、従って、補償が必要となる。それ故、補償が実行される。
次いで、送信器のフィードバック部分について説明する。フィードバックチェーンの主たる目的は、予歪ベクトルを適応させるための情報を与えることである。これは、歪が時間の関数として変化するために行われる。
ブロック412は、アナログ/デジタル(A/D)コンバータである。A/D変換は、良く知られているので、ここでは詳細に説明しない。
ブロック414は、適応フィルター又はフィルター列である。フィードバック経路に多数の利得及び位相リプルがある場合には、適応ルーチンの前にダウン変換チェーンの出力に付加的な補償フィルターを配置することもできる。実施構造は、周波数ドメイン予歪に使用されるものと同様である。
ブロック416は、補償ベクトルを適応させると共に、必要に応じて、フィルターを適応させるために、オリジナルデータサンプルを正しいフィードバックサンプルに同期させるデータ同期ブロックである。信号のフィードバック処理は、時間がかかり、従って、オリジナル信号サンプルは、フィードバック信号値のように遅延し得ることに注意されたい。
第2の状態拡張装置420の構造は、第1の状態拡張装置402と同様である。この状態拡張ベクトルは、予歪に使用された第1の状態拡張装置に対応する又はそれと同様の信号特徴付け量で構成される。この状態拡張ベクトルに対してフィードバック信号における残留エラーを分析することにより、優れた性能を得るように時間ドメイン補償パラメータベクトル(1つ又は複数)を調整することができる。
ブロック418は、時間ドメイン予歪ブロック404、422、周波数ドメイン予歪ブロック406、424、及びAQM補償ブロック428、430を必要に応じて適応させる適応ブロックである。又、フィードバック補償フィルタ414もこのブロックにおいて適応される。この適応は、非直線性装置の時間バリアンス特性のために必要とされる。この適応は、補償ベクトルの係数又はフィルターのタップ係数を調整して、送信チェーン伝達関数に対する考えられる最良の対応性を見出すことにより、繰り返し実行される。これは、オリジナル信号とフィードバック信号との間の残留エラーを推定する適応を実行し、次いで、当該エラーを排除するのに必要な係数の変更を計算することにより達成される。好ましい実施形態では、残留エラーは、時間ドメイン補償パラメータベクトルを適応させるときに、位相及び振幅に対して別々に計算される。周波数ドメイン補償パラメータベクトル、フィードバック補償フィルター及びAQM補償パラメータベクトルについては、残留エラーをカルテシアン座標で計算するのが好ましい。
時間ドメイン補償パラメータベクトルの適応プロセスは、通常、平均平方エラーを最小にする。平均平方エラーを最小にする従来技術は多数ある。これらの方法は、ここでは詳細に説明せず、幾つかの例を挙げるだけとする。即ち、LMMSE(直線的最小平均平方)、MMSE(最小平均平方エラー)、又はカルマンフィルタリング。他の適当な方法も使用できる。
周波数ドメイン補償ベクトルを適応させる1つの目的は、送信チェーンの周波数応答を直線化することである。時間ドメイン適応に使用される同じ方法を、周波数ドメイン適応に使用することもできる。
AQM補償パラメータは、フィードバック及びオリジナル信号に基づいて所定の最適化基準を最大にするアルゴリズムを使用することで見出すことができる。通常、最適化基準は、オリジナル信号と1つ以上のフィードバック信号との間の平均平方エラーの負を最大にするものである。直線的モデルが使用される場合には、その適応において、従来のLMS(最小平均平方)又はRLS(反復最小平方)アルゴリズムを使用することができる。
ブロック428、430は、異なる送信電力レベル、送信帯域巾、送信周波数、又は送信チェーンの他の特性に対する直角変調器補償(AQM=アナログ直角変調器)を示している。この直角変調器補償は、1つ以上の補償ベクトルを使用して実行される。本発明では、「ベクトル」という語は、マトリクス型ベクトルを含むこともできる。AQM補償は、上記で詳細に説明した。
AQDeMod(アナログ直角復調器)補償ブロック432を実施することもできる。基本的に、AQDeMod及びAQMは、同じ方法を使用して補償できるが、補償の適応は、異なる適応ラウンド、即ち残留エラーを使用して、第1に、AQM補償、次いで、AQDeModにおいて、別々に実施される。又、AQDeMod及びAQM適応では、小さな周波数オフセットをフィードバックに追加して、変調器と復調器との間で直線的エラーを分離することができる。
この方法の一実施形態では、AQM(アナログ直角変調器)及びAQDeMod(アナログ直角復調器)補償が実行されない。
図5のブロック図は、前記方法を適用できるトランシーバを示す。トランシーバは、図5に示す以外の部分も含み得ることが当業者に明らかであろう。
デジタル信号処理ブロック500は、送信器においてユーザスピーチ又はデータを形成するのに必要なトランシーバの部分を表わしている。記号即ち1つ以上のビットより成る情報のストリング又は信号は、送信器において異なる仕方で処理される。例えば、コード/デコード及び暗号化/解読を含む信号処理は、通常、デジタル信号プロセッサ(DSP)において実行される。システムにおける送信が、タイムスロットより成るフレームで実行される場合には、通常、フレームが形成され、そして記号がDSPにおいてインターリーブされる。信号コード化及びインターリーブの目的は、全ての情報ビットを受信できなくても、送信情報を受信器において回復できるよう確保することである。デジタル信号処理(DSP)ブロックは、受信器及び送信器により共有される。或いは又、受信器及び送信器の両方に対して個別のDSPブロックを設けることもできる。
送信器のブロック502において、データ信号は、希望の変調方法により変調される。変調方法は、良く知られており、それ故、ここでは詳細に説明しない。図5に示す例では、データ変調器502が変調方法を実施し、信号が同相(I)及び直角位相(Q)成分に分割される。このような変調方法の一例は、直角位相シフトキーイング(QPSK)及びその変更、例えば、オフセットQPSK方法である。
図5のシステムは、広帯域システムであるから、信号は、それに長い擬似ランダムコードを乗算することにより拡散される。このような広帯域システムの一例は、UMTSである。拡散は、ブロック504において実行される。システムが狭帯域システムである場合には、拡散ブロックが必要とされなくてもよい。
ブロック506で実行される変調は、例えば、異なるキャリアが本発明に適用できる仕方で周波数ドメインにおいて編成されるようなマルチキャリアシステムに関連している。従って、1つの送信器に多数のキャリアを設けることができる。ブロック506の変調は、従来のやり方を使用して実施できる。図5では、明瞭化のために、1つのキャリアしか示されていない。
本発明の好ましい実施形態では、予歪及び/又は適応が個別の予歪DSPブロック508において実行される。この適応に必要とされるフィードバックチェーンは、明瞭化のために図5には示されていない。
信号は、ブロック510において、デジタル形態からアナログ形態に変換される。RF部分512は、信号を、選択された送信周波数に直接的にアップ変換するか、又は最初に信号を中間周波に変換することによりアップ変換し、その後、信号は、必要に応じて、増幅及びフィルターされる。アンテナ514は、単一のアンテナでもよいし、又は多数のアンテナ素子より成るアレイアンテナでもよい。送信器及び受信器の両方が同じアンテナを使用する場合には、送信されるべき信号を、受信されるべき信号から分離するために、二重フィルター516が必要とされる。
受信器において、受信信号がダウン変換され、これは、ブロック518におけるアップ変換の逆の動作である。次いで、信号は、ブロック520において、アナログ形態からデジタル形態へ変換される。
次いで、信号は、ブロック522において、復調される。ブロック522において実行される復調は、例えば、異なるキャリアを、周波数ドメインにおいて、現在使用されるシステムに適用できる仕方で分離しなければならないマルチキャリアシステムに関連している。ブロック522における復調は、従来のやり方で実施できる。図5には、明瞭化のために1つのキャリアしか示されていない。
システムが広帯域システムである場合には、受信信号が広帯域信号であり、更なる処理のために狭帯域信号へ変換する必要がある。信号は、例えば、拡散プロセスで使用されたのと同じ長い擬似ランダムコードを乗算することで、拡散解除される。拡散解除は、ブロック524で実行される。
次いで、ブロック526において信号が復調される。この復調は、時には、データ復調と称される。又、復調方法も、良く知られているので、ここでは詳細に説明しない。復調の目的は、送信器で行われた変調を解除することである。
データ送信方法の前記実施形態に開示された機能は、デジタル信号プロセッサに通常設けられるソフトウェアにより効果的に実施することができる。又、実施解決策は、例えば、ASIC(特定用途向け集積回路)コンポーネントでよい。これらの異なる実施の混成も可能である。
以上、添付図面を参照して本発明を説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、特許請求の範囲内に包含される多数のやり方で実施できることが明らかであろう。
本発明の実施形態によるテレコミニュケーションシステムの簡単化された例を示す図である。 本発明の実施形態により送信チェーンの非直線性を補償するための方法のフローチャートである。 本発明の実施形態により送信チェーンの非直線性を補償するための方法の別のフローチャートである。 本発明の実施形態により送信チェーンの非直線性を補償するための方法の別のフローチャートである。 本発明の実施形態による送信器の一部分を示すブロック図である。 本発明の実施形態によるベースステーショントランシーバの一例を示す図である。

Claims (45)

  1. 送信チェーンの非直線性を補償するためのデータ送信方法において、
    少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを第1に形成するステップ(202)と、
    少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを第2に形成するステップ(204)と、
    送信チェーンにおける非直線性をモデリングする信号特性の少なくとも1つのセットを決定するステップ(208)と、
    前記信号特性の少なくとも1つのセットに基づき、信号を特徴付ける量より成る少なくとも1つの状態拡張ベクトルを第3に形成するステップ(210)と、
    前記少なくとも1つの状態拡張ベクトルの前記信号を特徴付ける量を、前記少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトル、及び前記少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルで変更して、予歪信号を形成するステップ(212)と、
    送信チェーンの出力信号からフィードバック信号を第4に形成するステップ(214)と、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて前記少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを第1に適応させるステップ(216)と、
    送信信号とフィードバック信号との間の前記残留エラーに基づいて前記少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを第2に適応させるステップ(218)と、
    を備えたデータ送信方法。
  2. 送信チェーンの非直線性を補償するためのデータ送信方法において、
    少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを第1に形成するステップ(203)と、
    少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを第2に形成するステップ(304)と、
    送信チェーンにおける非直線性をモデリングする信号特性の少なくとも1つのセットを決定するステップ(308)と、
    前記信号特性の少なくとも1つのセットに基づき、信号を特徴付ける量より成る少なくとも1つの状態拡張ベクトルを第3に形成するステップ(310)と、
    前記少なくとも1つの状態拡張ベクトルの前記信号を特徴付ける量を、前記少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトル、及び前記少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルで変更して、予歪信号を形成するステップ(312)と、
    送信チェーンの出力信号からフィードバック信号を第4に形成するステップ(314)と、
    フィードバックチェーンの非直線的周波数応答を最小にするようにフィードバック信号をフィルターするステップ(316)と、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて前記少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを第1に適応させるステップ(318)と、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを第2に適応させるステップ(320)と、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいてフィードバックフィルターの少なくとも1つの補償パラメータベクトルを第3に適応させるステップ(324)と、
    を備えたデータ送信方法。
  3. 送信チェーンの非直線性を補償するためのデータ送信方法において、
    少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを第1に形成するステップ(202)と、
    少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを第2に形成するステップ(204)と、
    少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルを第3に形成するステップ(206)と、
    送信チェーンにおける非直線性をモデリングする信号特性の少なくとも1つのセットを決定するステップ(208)と、
    前記信号特性の少なくとも1つのセットに基づき、信号を特徴付ける量より成る少なくとも1つの状態拡張ベクトルを第4に形成するステップ(210)と、
    前記少なくとも1つの状態拡張ベクトルの前記信号を特徴付ける量を、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトル、少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトル、及び少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルで変更して、予歪信号を形成するステップ(212)と、
    送信チェーンの出力信号からフィードバック信号を第5に形成するステップ(214)と、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて前記少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを第1に適応させるステップ(216)と、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて前記少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを第2に適応させるステップ(218)と、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて前記少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルを第3に適応させるステップ(220)と、
    を備えたデータ送信方法。
  4. 送信チェーンの非直線性を補償するためのデータ送信方法において、
    少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを第1に形成するステップ(302)と、
    少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを第2に形成するステップ(304)と、
    少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルを第3に形成するステップ(306)と、
    送信チェーンにおける非直線性をモデリングする信号特性の少なくとも1つのセットを決定するステップ(308)と、
    前記信号特性の少なくとも1つのセットに基づき、信号を特徴付ける量より成る少なくとも1つの状態拡張ベクトルを第4に形成するためのステップ(310)と、
    前記少なくとも1つの状態拡張ベクトルの前記信号を特徴付ける量を、前記少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトル、前記少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトル、及び前記少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルで変更して、予歪信号を形成するステップ(312)と、
    送信チェーンの出力信号からフィードバック信号を第5に形成するステップ(314)と、
    フィードバックチェーンの非直線的周波数応答を最小にするようにフィードバック信号をフィルターするステップ(316)と、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて前記少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを第1に適応させるステップ(318)と、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて前記少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを第2に適応させるステップ(320)と、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて前記少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルを第3に適応させるステップ(322)と、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいてフィードバックフィルターの少なくとも1つの補償パラメータベクトルを第4に適応させるステップ(324)と、
    を備えたデータ送信方法。
  5. 前記第1に形成するステップは、更に、送信電力、周波数、帯域巾及び別の送信チェーン特性の少なくとも1つに基づいて、前記少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを選択する段階を含む、請求項3又は4に記載の方法。
  6. 前記第2に形成するステップは、更に、送信電力、周波数、帯域巾及び別の送信チェーン特性の少なくとも1つに基づいて、前記少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを選択する段階を含む、請求項3又は4に記載の方法。
  7. 前記第3に形成するステップは、更に、送信電力、周波数、帯域巾及び別の送信チェーン特性の少なくとも1つに基づいて、前記少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルを選択する段階を含む、請求項3又は4に記載の方法。
  8. 送信電力、周波数、帯域巾及び別の送信チェーン特性の少なくとも1つに基づいて状態拡張関数を選択するステップを更に備えた、請求項3又は4に記載の方法。
  9. 少なくとも1つの状態拡張ベクトルを第4に形成する前記ステップは、記憶なしに予め強調する関数、動的に予め強調する関数、重み付けされて積分的に動的に予め強調する関数、及びクロス項で動的に予め強調する関数の少なくとも1つから選択された関数を含ませる段階を備えた、請求項3又は4に記載の方法。
  10. 前記第1に適応させるステップは、更に、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて前記少なくとも1つの補償パラメータベクトルの補償パラメータを構成する段階を備えた、請求項3又は4に記載の方法。
  11. 前記第2に適応させるステップは、更に、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて前記少なくとも1つの補償パラメータベクトルの補償パラメータを構成する段階を備えた、請求項3又は4に記載の方法。
  12. 前記第3に適応させるステップは、更に、送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて前記少なくとも1つの補償パラメータベクトルの補償パラメータを構成する段階を備えた、請求項3又は4に記載の方法。
  13. 前記第1に形成するステップは、更に、所定の信号特性に対して少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルをサーチする段階を備えた、請求項3又は4に記載の方法。
  14. 前記第2に形成するステップは、更に、所定の信号特性に対して少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルをサーチする段階を備えた、請求項3又は4に記載の方法。
  15. 前記第3に形成するステップは、更に、所定の信号特性に対して少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルをサーチする段階を備えた、請求項3又は4に記載の方法。
  16. 極座標システムにおいて時間ドメイン予歪を実行するステップを更に備えた、請求項3又は4に記載の方法。
  17. 時間ドメイン予歪を実行するステップを更に備え、そして前記適応させるステップは、更に、極座標システムにおいて少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを実行する段階を備えた、請求項3又は4に記載の方法。
  18. アナログ直角復調器補償を実行するステップを更に備えた、請求項3又は4に記載の方法。
  19. アナログ直角復調器補償及び適応を実行するステップを更に備えた、請求項3又は4に記載の方法。
  20. 送信チェーンの非直線性を補償するための送信器において、
    少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを形成するための第1の形成手段と、
    少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを形成するための第2の形成手段と、
    送信チェーンにおける非直線性をモデリングする信号特性の少なくとも1つのセットを決定するための決定手段と、
    前記信号特性の少なくとも1つのセットに基づき、信号を特徴付ける量より成る少なくとも1つの状態拡張ベクトルを形成するための第3の形成手段と、
    前記少なくとも1つの状態拡張ベクトルの前記信号を特徴付ける量を、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトル、及び少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルで変更して、予歪信号を形成するための変更手段と、
    送信チェーンの出力信号からフィードバック信号を形成するための第4の形成手段と、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを適応させるための第1の適応手段と、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを適応させるための第2の適応手段と、
    を備えた送信器。
  21. 送信チェーンの非直線性を補償するための送信器において、
    少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを形成するための第1の形成手段と、
    少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを形成するための第2の形成手段と、
    送信チェーンにおける非直線性をモデリングする信号特性の少なくとも1つのセットを決定するための決定手段と、
    前記信号特性の少なくとも1つのセットに基づき、信号を特徴付ける量より成る少なくとも1つの状態拡張ベクトルを形成するための第3の形成手段と、
    前記少なくとも1つの状態拡張ベクトルの前記信号を特徴付ける量を、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトル、及び少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルで変更して、予歪信号を形成するための変更手段と、
    送信チェーンの出力信号からフィードバック信号を形成するための第4の形成手段と、
    フィードバックチェーンの非直線的周波数応答を最小にするように上記フィードバック信号をフィルターするためのフィルター手段と、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを適応させるための第1の適応手段と、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを適応させるための第2の適応手段と、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいてフィードバックフィルターの少なくとも1つの補償パラメータベクトルを適応させるための第3の適応手段と、
    を備えた送信器。
  22. 送信チェーンの非直線性を補償するための送信器において、
    少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを形成するための第1の形成手段と、
    少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを形成するための第2の形成手段と、
    少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルを形成するための第3の形成手段と、
    送信チェーンにおける非直線性をモデリングする信号特性の少なくとも1つのセットを決定するための決定手段と、
    前記信号特性の少なくとも1つのセットに基づき、信号を特徴付ける量より成る少なくとも1つの状態拡張ベクトルを形成するための第4の形成手段と、
    前記少なくとも1つの状態拡張ベクトルの前記信号を特徴付ける量を、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトル、少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトル、及び少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルで変更して、予歪信号を形成するための変更手段と、
    送信チェーンの出力信号からフィードバック信号を形成するための第5の形成手段と、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを適応させるための第1の適応手段と、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを適応させるための第2の適応手段と、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルを適応させるための第3の適応手段と、
    を備えた送信器。
  23. 送信チェーンの非直線性を補償するための送信器において、
    少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを形成するための第1の形成手段と、
    少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを形成するための第2の形成手段と、
    少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルを形成するための第3の形成手段と、
    送信チェーンにおける非直線性をモデリングする信号特性の少なくとも1つのセットを決定するための決定手段と、
    前記信号特性の少なくとも1つのセットに基づき、信号を特徴付ける量より成る少なくとも1つの状態拡張ベクトルを形成するための第4の形成手段と、
    前記少なくとも1つの状態拡張ベクトルの前記信号を特徴付ける量を、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトル、少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトル、及び少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルで変更して、予歪信号を形成するための変更手段と、
    送信チェーンの出力信号からフィードバック信号を形成するための第5の形成手段と、
    フィードバックチェーンの非直線的周波数応答を最小にするようにフィードバック信号をフィルターするためのフィルター手段と、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを適応させるための第1の適応手段と、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを適応させるための第2の適応手段と、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルを適応させるための第3の適応手段と、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいてフィードバックフィルターの少なくとも1つの補償パラメータベクトルを適応させるための第4の適応手段と、
    を備えた送信器。
  24. 送信電力、周波数、帯域巾、又は別の送信チェーン特性の少なくとも1つに基づいて、前記少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを選択するための選択手段を更に備えた、請求項22又は23に記載の送信器。
  25. 送信電力、周波数、帯域巾、又は別の送信チェーン特性の少なくとも1つに基づいて、前記少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを選択するための選択手段を更に備えた、請求項22又は23に記載の送信器。
  26. 送信電力、周波数、帯域巾、又は別の送信チェーン特性の少なくとも1つに基づいて、前記少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルを選択するための選択手段を更に備えた、請求項22又は23に記載の送信器。
  27. 送信電力、周波数、帯域巾、及び別の送信チェーン特性の少なくとも1つに基づいて、状態拡張関数を選択するための選択手段を更に備えた、請求項22又は23に記載の送信器。
  28. 記憶なしに予め強調する関数、動的に予め強調する関数、重み付けされて積分的に動的に予め強調する関数、及びクロス項で動的に予め強調する関数の少なくとも1つから選択された関数を使用することにより前記少なくとも1つの状態拡張ベクトルを形成するための第4の形成手段を更に備えた、請求項22又は23に記載の送信器。
  29. 送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて前記少なくとも1つの補償パラメータベクトルの補償パラメータを適応させるための第1適応手段を更に備えた、請求項22又は23に記載の送信器。
  30. 送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて前記少なくとも1つの補償パラメータベクトルの補償パラメータを適応させるための第2適応手段を更に備えた、請求項22又は23に記載の送信器。
  31. 送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて前記少なくとも1つの補償パラメータベクトルの補償パラメータを適応させるための第3適応手段を更に備えた、請求項22又は23に記載の送信器。
  32. 所定の信号特性に対して少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトル、少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトル、及び少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルをサーチするためのサーチ手段を更に備えた、請求項22又は23に記載の送信器。
  33. 極座標システムにおいて時間ドメイン予歪を実行するための歪手段を更に備えた、請求項22又は23に記載の送信器。
  34. 極座標システムにおいて時間ドメイン予歪を実行するための歪手段及び少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを適応させるための第4適応手段を更に備えた、請求項22又は23に記載の送信器。
  35. 少なくとも1つの状態拡張ベクトルを形成するための第4の形成手段は、記憶なしに予め強調する関数、動的に予め強調する関数、重み付けされて積分的に動的に予め強調する関数、及びクロス項で動的に予め強調する関数の少なくとも1つから選択された関数を含ませるステップを備えた、請求項22又は23に記載の送信器。
  36. 次のパラメータ、即ち送信電力、周波数又は帯域巾の少なくとも1つを使用して、少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルを形成するための第3形成手段を更に備えた、請求項22又は23に記載の送信器。
  37. アナログ直角復調器補償を実行するための手段を更に備えた、請求項22又は23に記載の送信器。
  38. 送信チェーンの非直線性を補償するための送信器において、
    少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを形成し、
    少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを形成し、
    少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルを形成し、
    送信チェーンにおける非直線性をモデリングする信号特性の少なくとも1つのセットを決定し、
    前記信号特性の少なくとも1つのセットに基づき、信号を特徴付ける量より成る少なくとも1つの状態拡張ベクトルを形成し、
    少なくとも1つの状態拡張ベクトルの前記信号を特徴付ける量を、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトル、少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトル、及び少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルで変更して、予歪信号を形成し、
    送信チェーンの出力信号からフィードバック信号を形成し、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを適応させ、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを適応させ、そして
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルを適応させる、
    というように構成された送信器。
  39. 送信チェーンの非直線性を補償するための送信器において、
    少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを形成し、
    少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを形成し、
    送信チェーンにおける非直線性をモデリングする信号特性の少なくとも1つのセットを決定し、
    信号特性の少なくとも1つのセットに基づき、信号を特徴付ける量より成る少なくとも1つの状態拡張ベクトルを形成し、
    少なくとも1つの状態拡張ベクトルの前記信号を特徴付ける量を、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトル、及び少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルで変更して、予歪信号を形成し、
    送信チェーンの出力信号からフィードバック信号を形成し、
    フィードバックチェーンの非直線的周波数応答を最小にするようにフィードバック信号をフィルターし、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを適応させ、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを適応させ、そして
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいてフィードバックフィルターの少なくとも1つの係数を適応させる、
    というように構成された送信器。
  40. 送信チェーンの非直線性を補償するための送信器において、
    少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを形成し、
    少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを形成し、
    少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルを形成し、
    送信チェーンにおける非直線性をモデリングする信号特性の少なくとも1つのセットを決定し、
    前記信号特性の少なくとも1つのセットに基づき、信号を特徴付ける量より成る少なくとも1つの状態拡張ベクトルを形成し、
    少なくとも1つの状態拡張ベクトルの前記信号を特徴付ける量を、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトル、少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトル、及び少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルで変更して、予歪信号を形成し、
    送信チェーンの出力信号からフィードバック信号を形成し、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを適応させ、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを適応させ、そして
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルを適応させる、
    というように構成された送信器。
  41. 送信チェーンの非直線性を補償するための送信器において、
    少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを形成し、
    少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを形成し、
    少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルを形成し、
    送信チェーンにおける非直線性をモデリングする信号特性の少なくとも1つのセットを決定し、
    前記信号特性の少なくとも1つのセットに基づき、信号を特徴付ける量より成る少なくとも1つの状態拡張ベクトルを形成し、
    少なくとも1つの状態拡張ベクトルの前記信号を特徴付ける量を、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトル、少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトル、及び少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルで変更して、予歪信号を形成し、
    送信チェーンの出力信号からフィードバック信号を形成し、
    フィードバックチェーンの非直線的周波数応答を最小にするようにフィードバック信号をフィルターし、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを適応させ、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを適応させ、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルを適応させ、そして
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいてフィードバックフィルターの少なくとも1つの係数を適応させる、
    というように構成された送信器。
  42. 送信チェーンの非直線性が補償されるベースステーションにおいて、
    少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを形成するための第1の形成手段と、
    少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを形成するための第2の形成手段と、
    送信チェーンにおける非直線性をモデリングする信号特性の少なくとも1つのセットを決定するための決定手段と、
    前記信号特性の少なくとも1つのセットに基づき、信号を特徴付ける量より成る少なくとも1つの状態拡張ベクトルを形成するための第3の形成手段と、
    前記信号を特徴付ける量を、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトル、及び少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルで変更して、予歪信号を形成するための変更手段と、
    送信チェーンの出力信号からフィードバック信号を形成するための第4の形成手段と、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを適応させるための第1の適応手段と、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを適応させるための第2の適応手段と、
    を備えたベースステーション。
  43. 送信チェーンの非直線性が補償されるベースステーションにおいて、
    少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを形成するための第1の形成手段と、
    少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを形成するための第2の形成手段と、
    少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルを形成するための第3の形成手段と、
    送信チェーンにおける非直線性をモデリングする信号特性の少なくとも1つのセットを決定するための決定手段と、
    信号特性の少なくとも1つのセットに基づき、信号を特徴付ける量より成る少なくとも1つの状態拡張ベクトルを形成するための第4の形成手段と、
    少なくとも1つの状態拡張ベクトルの前記信号を特徴付ける量を、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトル、少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトル、及び少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルで変更して、予歪信号を形成するための変更手段と、
    送信チェーンの出力信号からフィードバック信号を形成するための第5の形成手段と、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを適応させるための第1の適応手段と、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを適応させるための第2の適応手段と、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルを適応させるための第3の適応手段と、
    を備えたベースステーション。
  44. 送信チェーンの非直線性が補償されるベースステーションにおいて、
    少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを形成するための第1の形成手段と、
    少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを形成するための第2の形成手段と、
    送信チェーンにおける非直線性をモデリングする信号特性の少なくとも1つのセットを決定するための決定手段と、
    信号特性の少なくとも1つのセットに基づき、信号を特徴付ける量より成る少なくとも1つの状態拡張ベクトルを形成するための第3の形成手段と、
    前記信号を特徴付ける量を、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトル、及び少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルで変更して、予歪信号を形成するための変更手段と、
    送信チェーンの出力信号からフィードバック信号を形成するための第4の形成手段と、
    フィードバックチェーンの非直線的周波数応答を最小にするようにフィードバック信号をフィルターするためのフィルター手段と、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを適応させるための第1の適応手段と、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを適応させるための第2の適応手段と、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいてフィードバックフィルターの少なくとも1つの補償パラメータベクトルを適応させるための第3の適応手段と、
    を備えたベースステーション。
  45. 送信チェーンの非直線性が補償されるベースステーションにおいて、
    少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを形成するための第1の形成手段と、
    少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを形成するための第2の形成手段と、
    少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルを形成するための第3の形成手段と、
    送信チェーンにおける非直線性をモデリングする信号特性の少なくとも1つのセットを決定するための決定手段と、
    前記信号特性の少なくとも1つのセットに基づき、信号を特徴付ける量より成る少なくとも1つの状態拡張ベクトルを形成するための第4の形成手段と、
    少なくとも1つの状態拡張ベクトルの前記信号を特徴付ける量を、少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトル、少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトル、及び少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルで変更して、予歪信号を形成するための変更手段と、
    送信チェーンの出力信号からフィードバック信号を形成するための第5の形成手段と、
    フィードバックチェーンの非直線的周波数応答を最小にするようにフィードバック信号をフィルターするためのフィルター手段と、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの時間ドメイン補償パラメータベクトルを適応させるための第1の適応手段と、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの周波数ドメイン補償パラメータベクトルを適応させるための第2の適応手段と、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいて少なくとも1つの直角変調器補償パラメータベクトルを適応させるための第3の適応手段と、
    送信信号とフィードバック信号との間の残留エラーに基づいてフィードバックフィルターの少なくとも1つの係数を適応させるための第4の適応手段と、
    を備えたベースステーション。
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