JP2006516700A - 中温および低温の熱源を利用する動力サイクルおよびシステム - Google Patents

中温および低温の熱源を利用する動力サイクルおよびシステム Download PDF

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Abstract

【課題】低温から中温の熱源流から熱エネルギーを抽出する方法を提供する。
【解決手段】高圧回路および低圧回路を含み、低温流の外部熱源から、低沸点成分および高沸点成分の混合物を含む作動流体を用いて使用可能なエネルギーまで、エネルギーを転換するための新しい熱力学サイクルが開示される。このサイクルは、冷却に先立って液体流の一部分を再循環することにより、エネルギーを抽出するプロセスの効率を改善するように設計されている。これらの効率を改善するための新しい熱力学のプロセスおよびシステムは、低温地熱源からの流れに対して特に適している。

Description

本発明は、地熱廃熱源または他の同様の熱源等の中温から低温の初期温度を有する熱源を利用するシステムおよび方法に関する。
特に、本発明は、地熱廃熱源または他の同様の熱源等の中温から低温の初期温度を有する熱源の利用のためのシステムおよび方法であって、エネルギー抽出のために最終的に完全に気化される作動流体をリッチにするための多段階の加熱プロセスおよび少なくとも1つの分離ステップを含んでいるシステムおよび方法に関する。
本出願は、2003年2月3日出願の米国特許出願第10/357,328号の一部継続出願である2003年9月23日出願の米国特許出願第10/669,134号の一部継続出願である。
下記特許文献1において、作動流体は、異なる沸点を有する少なくとも2つの構成成分の混合物である。この作動流体が気化する高い圧力、およびこの作動流体が凝縮する使用済みの作動流体(タービン中での膨張の後)の圧力を、凝縮の初期温度が沸騰の初期温度より高くなるような方法で選択する。したがって、使用済みの作動流体の凝縮のプロセスで解放された熱を回収することにより、この作動流体の初期の沸騰を達成できるようになる。
米国特許第4,982,568号明細書
しかし使用される熱源の初期温度が中温または低温である場合には、その熱源の温度範囲は狭くなり、そのためこの種の熱回収できる沸騰−凝縮の可能な範囲は著しく減じられることになり、先行技術中に記述されているシステムの効率は低いものとなる。
したがって、エネルギー利用および転換を高度化するために、このような考えに基づいた、新規な熱力学サイクルおよびシステム用の技術が求められている。
本発明は、低温から中温の熱源流から熱エネルギーを抽出する方法を提供する。この方法は、完全に気化した沸騰流から使用可能なエネルギー形態へと熱エネルギーを転換して、より低い圧力の使用済みの流れを生成するステップを含んでいる。この完全に気化した沸騰流は、外部熱源流から沸騰流へと熱エネルギーを伝達して、完全に気化した沸騰流および冷却された外部熱源流を生成することによって、生成される。本発明の方法は、また、使用済みの流れから、加熱されたより高い圧力のベース作動流体流の第1の部分へと熱エネルギーを伝達し、部分的に凝縮した使用済みの流れおよび第1の予熱されたより高い圧力のベース作動流体流を生成するステップと、冷却された外部熱源流から、加熱されたより高い圧力のベース作動流体流の第2の部分へと熱エネルギーを伝達して、第2の加熱されたより高い圧力のベース作動流体流および使用済みの外部熱源流を生成するステップとを含んでいる。本発明の方法は、また、第1および第2の予熱されたより高い圧力のベース作動流体流を混合して、予熱されたより高い圧力のベース作動流体流の混合物を生成するステップと、部分的に凝縮した使用済みの流れを分離された蒸気流および分離された液体流に分離するステップとを含んでいる。本発明の方法は、また、この分離された液体流の第1の部分を、混合され予熱されたより高い圧力のベース作動流体流の圧力と等しい圧力まで加圧して、加圧された液体流を生成するステップと、加圧された液体流を混合され予熱されたより高い圧力のベース作動流体流と混合して沸騰流を生成するステップとを含んでいる。本発明の方法は、また、分離された液体流の第2の部分を分離された蒸気流と混合して、より低い圧力のベース作動流体流を生成するステップと、より低い圧力のベース作動流体流から、より高い圧力のベース作動流体流へと熱エネルギーを伝達し、前記加熱されたより高い圧力のベース作動流体流および冷却されたより低い圧力のベース作動流体流を生成するステップとを含んでいる。本発明の方法は、また、冷却されたより低い圧力のベース作動流体流から外部冷却媒体流へと熱エネルギーを伝達して、使用済みの冷却媒体流および完全に凝縮したより低い圧力のベース作動流体流を生成するステップと、この完全に凝縮したより低い圧力のベース作動流体流を、より高い圧力のベース作動流体流に加圧するステップとを含んでいる。
本発明のさらに効率的な実施形態においては、本発明の方法は、沸騰流を蒸気流および液体流に分離する付加的なステップと、この液体流の一部分とこの蒸気流とを混合して、外部熱源流に接する小さな熱交換器を通過させ、この沸騰流を完全に気化させ、かつ過熱する付加的なステップを提供する。この液体流の第2の部分は、使用済みの流れの圧力と等しい圧力に減圧される。
本発明のさらに効率的な実施形態においては、本方法は、[0004]段落中に記述した付加的なステップに加えて、[0004]段落の液体流中の減圧された第2の部分を分離して蒸気流および液体流とし、この蒸気流が点9のパラメータを有する加圧された液体流と混合され、点8のパラメータを有する流れと混合される前に再加圧されるステップを提供する。そこで、この液体流が、点18のパラメータを有する使用済みの流れの圧力と等しい圧力に減圧される。
本発明はまた、2サイクルの熱力学的方法を提供する。すなわち、この方法では、第1の沸騰組成物を加熱し、気化させ、あるタービン中で膨張させて電気エネルギー等の使用するのにより便利なエネルギー量を抽出して、凝縮させるサイクルと、再循環組成物を加熱し、部分的に気化させ、同じタービン中で膨張させて電気エネルギー等の使用するのにより便利なエネルギー量を抽出して、凝縮させるサイクルとの2つのサイクルによって、エネルギー転換システムの全体的効率を改善する。
本発明は、本発明の方法を実行するために適合している図1Aないし図1Dおよび図2中で記述するシステムを提供する。
本発明者等は、新しい熱力学的なサイクル(システムおよびプロセス)を、少なくとも2つの構成成分の混合物を含む作動流体を使用して実行できることを見いだした。この好ましい作動流体は水−アンモニア混合物であるが、炭化水素類および/またはフロン類の混合物等の他の混合物も使用可能であり、実際に同じ結果をもたらす。本発明のシステムおよび方法によれば、地熱源流体等の比較的低温の流体からの熱を、より効率的に、有用な形態のエネルギーに転換することができる。本システムでは、多成分系のベース作動流体を使用して、1つ以上(少なくとも1つ)の熱交換器または熱交換ゾーン中で、1つ以上(少なくとも1つ)の地熱源流からのエネルギーを抽出する。ベース作動流体で交換された熱は、次いでその獲得した熱エネルギーをタービン(もしくは蒸気流から熱エネルギーを抽出し、その熱エネルギーを機械的および/または電気的なエネルギーに転換するための他のシステム)に伝達し、このタービンは獲得した熱エネルギーを機械的エネルギーおよび/または電気的なエネルギーに転換する。本システムはまた、システム中のある点で流れの圧力を増大させるポンプと、ベース作動流体を冷却された流れと熱交換する熱交換器とを含んでいる。本発明のシステムおよび方法のある新規な特徴および本システムの効率を高める特徴のうちの1つは、分離した2つの回路(サーキット)設計を使用する結果としてもたらされるものである。この回路設計は高圧力回路および低圧力回路を有しており、使用済みの蒸気のためにこの高圧力回路から分離された使用済みの液体を含む流れが、使用済みのより低い圧力流の圧力で、凝縮に先立って、この使用済みのより低い圧力流を含む流れと混合されて初期的に完全に凝縮された液体流を生成するが、この混合流は初期の完全に凝縮された液体流よりリーンになる。本システムは、3メガワットから5メガワットの発電施設等の小型および中型に設計された電源装置に好適である。
本発明のシステム中で使用される作動流体は、多成分系流体であるのが好ましく、より低い沸点成分の流体(低沸点成分)と、より高い沸点の成分(高沸点成分)とを含んでいる。好ましい作動流体としては、アンモニア−水混合物、2つ以上の炭化水素類の混合物、2つ以上のフロンの混合物、炭化水素類およびフロンの混合物等が挙げられる。一般に、この流体は、好ましい熱力学の特性および溶解度を有する化合物の任意の数の混合物を含むことができる。特に好ましい実施形態において、この流体は、水およびアンモニアの混合物を含んでいる。
1つの流れが2つ以上の副次流へ分流される本発明のシステム中の点において、この種の流れの分割の機能を果たすバルブ類は当該技術中でよく知られており、この分流操作が効率的に望ましく行えるように手動で調整可能か、または力学的に調整可能であることを、当業者であれば理解できよう。
図1Aに、本発明のシステムの好ましい実施形態を、全体を100として示す。本システム100について、流れを用いた操作(動作)、システム中の各点の条件、および装置の面から記述する。点1の(点1における)パラメータを有する周囲温度に近い温度で完全に凝縮する作動流体流がフィードポンプP1に入り、ある高い圧力までポンプ加圧され、点2のパラメータを得る。点2のパラメータを有する作動流体流の組成は、以下「ベース組成」または「ベース溶液」と称することにする。点2のパラメータを有する作動流体流は、次いで、復熱式の予熱器または熱交換器HE2を通過し、下記のベース溶液のリターン流によって向流で加熱され、点3のパラメータを得る。点3でのベース作動溶液の状態は、飽和しているか、またはわずかにサブクール液体の状態に相当する。
その後、点3のパラメータを有するベース溶液の流れは、点4および5のパラメータを有する2つの副次流にそれぞれ分割される。次いで、点4のパラメータを有する副次流は、熱交換器HE4を通過し、そこで下記の点42のパラメータを有する熱源流体(たとえば地熱の塩水流)の流れによって加熱されて部分的に気化し、点6のパラメータを得る。一方、点5のパラメータを有するベース溶液の流れが熱交換器HE3を通過し、そこで点20のパラメータを有する凝縮流によって下記の凝縮プロセス20から21において加熱されて部分的に気化し、点7のパラメータを得る。その後、点6および7のパラメータを有するこの副次流が混合され、点8のパラメータを有する混合流を生成する。次いで、点8のパラメータを有するベース溶液の流れが、下記の点29のパラメータを有する再循環溶液の流れと混合され、点10のパラメータを有する沸騰溶液の流れを生成する。点29のパラメータを有する流れはサブクール液体の状態であり、したがって点8および29のパラメータを有する流れが混合されると、その結果、蒸気がかなり吸収され、温度が大幅に上昇する。したがって、点10のパラメータを有する流れの温度は、点8のパラメータを有する流れより、通常は著しく高くなる。点10のパラメータを有する流れの組成物は、ここに「沸騰溶液」と称することとする。
点10のパラメータを有するこの沸騰溶液の流れは、次いで熱交換器HE5を通過し、そこで点41のパラメータを有する熱源流体の流れによって加熱され気化する。ここで、熱交換器HE5を出る気化した流れは、点11のパラメータを有している。次に、点11のパラメータを有する流れは、重力セパレータS2に入り、そこで点13のパラメータを有する蒸気流と、点12のパラメータを有する液体流とへ分離される。次いで、点12のパラメータを有する液体流は、それぞれ点14および15のパラメータを有する2つの副次流に分割される。点14のパラメータを有するこの副次流は、通常は液体流の合計の非常に少量の一部分であり、下記の点13のパラメータを有する蒸気流と混合され、点16のパラメータを有する作動溶液の流れを生成する。次いで、点16のパラメータを有する作動溶液の流れが、熱交換器HE6(小さな熱交換器であり、時には蒸気乾燥装置と称され、この熱交換器を出る流れの状態は過熱蒸気となる。)を通過し、点40のパラメータを有する熱源流体の流れによってさらに加熱され、点17のパラメータを有する、完全に気化し、わずかに過熱された流れを生成する。その後、点17のパラメータを有する作動溶液の流れは、タービンT1を通過し、そこで膨張して、有用な動力を生じ(熱エネルギーが機械的および電気的なエネルギーへ変換され)て、点18のパラメータを有する流れを生成する。
上述の点15のパラメータを有する再循環液体は、スロットルバルブTV1を通過し、そこでその圧力が中間圧力まで減圧されて点19のパラメータを有する流れを生成する。スロットリングが行われた結果、点19で流れのパラメータは、気液混合体の状態になる。点19のパラメータを有する流れは、次いで重力セパレータS3に入り、そこで点30のパラメータを有する蒸気流と点31のパラメータを有する液体流とに分離される。点31のパラメータを有する液体流は、第2のスロットルバルブTV2を通過し、その圧力がさらに点32のパラメータを有する流れを生成する圧力まで減圧されるが、ここでは点32のパラメータを有する流れの圧力は、上述の点18のパラメータを有する流れの圧力に等しくなる。その後、点32のパラメータを有する流れ、および点18のパラメータを有する流れが混合され、点20のパラメータを有する凝縮溶液の流れを生成する。点20のパラメータを有する流れは、冷却プロセス5〜7の中で、点5のパラメータを有する流れに対して向流で熱交換器HE3を通過する。熱交換器HE3を通過した後、点20のパラメータを有するこの流れは、部分的に凝縮し、上述の加熱プロセス20〜21のための熱を放出して点21のパラメータを得る。
点21のパラメータを有する流れは、次いで重力セパレータS1に入り、ここで、点22のパラメータを有する蒸気流、および点23のパラメータを有する液体流へ分離される。点23のパラメータを有する液体流は、次いで、それぞれ点25および24のパラメータを有する2つの副次流に分割される。点25のパラメータを有する液体副次流は、次いで、点22のパラメータを有する蒸気流と混合され、点26のパラメータを有するベース溶液の流れを生成する。
点24のパラメータを有する液体の副次流が循環ポンプP2に入り、ここでその圧力は、重力セパレータS3の中の圧力と等しい圧力、すなわち上述の点30のパラメータを有する蒸気流の圧力まで加圧され、点9のパラメータを得る。点9のパラメータを有する液体流はサブクール液体の状態である。次いで、点9のパラメータを有する液体流は、上述の点30のパラメータを有する蒸気流と混合される。点9のパラメータを有するこのサブクール液体が、点30のパラメータを有する蒸気流をすべて完全に吸収するように、点9および30のパラメータを有する流れの圧力が選択され、点28のパラメータを有する液体流を生成する。点28のパラメータを有する液体流は飽和状態か、サブクール液体の状態である。その後、点28のパラメータを有する流れは循環ポンプP3に入り、点8のパラメータを有する流れの圧力と等しい圧力まで加圧され、上述の点29のパラメータを得る。次いで、点29のパラメータを有する流れは、点8のパラメータを有するベース溶液の流れと混合され、上述の点10のパラメータを有する沸騰溶液の流れを生成する。
点26のパラメータを有するベース溶液の流れは、熱交換器HE2に入り、ここで部分的に凝縮して上述の加熱プロセス2から3のための熱を放出し、点27のパラメータを得る。その後、点27のパラメータを有するベース溶液の流れは、凝縮器HE1に入り、ここで下記の点51のパラメータを有する空気または水の流れによって冷却されて完全に凝縮され、点1のパラメータを得る。
点50のパラメータを有する空気(または水)の流れは、点51のパラメータを有する空気流を生じるための空気ファンAF(または水の場合は圧縮機)に入り、熱交換器HE1へ入る空気流を点51のパラメータを有するようにし、ここで冷却プロセス27〜1中のベース作動流体の流れを冷却し、点52のパラメータを得る。
点40のパラメータを有する熱源流体の流れは、熱交換器HE6を通過し、ここで加熱プロセス16〜17に熱を提供し、点41のパラメータを得る。点41のパラメータを有する熱源流体の流れは、熱交換器HE5を通過し、ここで加熱プロセス10〜11に熱を供給し、点42のパラメータを得る。点42のパラメータを有する熱源流体の流れは、熱交換器HE4に入り、ここで加熱プロセス4〜6に熱を提供し、点43のパラメータを得る。
本発明のこれまでのシステムの変形例の中では、点29のパラメータを有する再循環流れは、点8のパラメータを有するベース溶液の流れと混合されていた。このように混合されると、点10のパラメータを有する混合された流れの温度は、点8および29のパラメータを有する流れの温度より大幅に高くなる。
図1Dに、全体を100で示す本発明のシステムの他の実施形態を示すが、これは付加的な熱交換器HE7を含んでいる。すなわち、熱交換器HE5は、2つの熱交換器HE5’およびHE7に分割されており、点10のパラメータを有する流れと、点8および29のパラメータを有する流れとの間の温度差を減じるように設計してある。
この新規の実施形態では、点8のパラメータを有する流れは熱交換器HE7へ送出され、ここにおいて、点44のパラメータを有する地熱の流動性の流れ等の熱源流によって加熱されてさらに気化し、向流熱交換プロセス44〜42中の点42のパラメータを有する熱源流、および点34のパラメータを有する流れを生成する。次いで、点34のパラメータを有する蒸気が、点29(上述)のパラメータを有する再循環流と混合され、点10のパラメータを有する混合流を生成する。点10のパラメータを有する流れの温度が、点34のパラメータを有する流れの温度と等しいか、または非常に近くなるように点34のパラメータを有する流れの温度が選択される。この結果、ベース溶液の流れおよび再循環溶液の流れの混合における不可逆性は、徹底的に減ずることができる。結果として得られる点10のパラメータを有する流れは、熱交換器HE5’を通過し、ここで点41のパラメータを有する地熱の流動性の流れ等の熱源流によって向流プロセス41〜44で加熱されて気化する。
この実施形態はまた、上述の点14のパラメータを有する副次流を含むことができ、これは、通常は液体流の合計のわずかな一部分であり、下記の点13(図示せず)のパラメータを有する蒸気流と混合されて、点16のパラメータを有する作動溶液の流れを生成する。さらに、上述のように、この実施形態はまた、AFユニットおよび関連する流れを含むことができる。
本実施形態の中で示すように流れを構成することによって以下の利点が得られる。すなわち、熱交換器HE7(実質的には、これまでの変形例中の熱交換器HE5の低温部分である)の中の温度差が実質的に増大し、そのため熱交換器HE7の寸法を減ずることができ、一方では、本実施形態の熱交換器HE5’は、これまでの変形例の熱交換器HE5の高温部分と完全に同様に稼働する。したがってこの実施形態のシステムの効率は全く影響を受けないことになる。
再循環流をベース溶液の流れと混合する方法のこの実施形態は、上述のすべての変形例に適用することができる。当業者であれば、さらなる説明がなくとも容易に本方法を応用することができよう。
表1(表1−1および表1−2)に、図1A中に示す実施形態の上述の点のパラメータの計算結果の例を示す。
Figure 2006516700
Figure 2006516700
上述のシステムにおいて、セパレータS1の中で生成された液体は、最終的に熱交換器HE5を通過し、部分的に気化する。しかしながら、この液体の組成は、セパレータS2の中の沸騰溶液から分離された液体の組成よりわずかではあるがリッチである。一般に、使用済みの作動溶液(点18)に付加された液体の組成と比較して、ベース溶液に付加された液体の組成がリッチになれば、本システムの効率は高まる。好ましいシステムにおいては、セパレータS2から来る点15のパラメータを有する液体の大部分は、中間圧力に調節され、次いで、セパレータS3中で蒸気および液体に分離される。その結果、点18のパラメータを有する使用済みの作動溶液流と混合された点32のパラメータを有する液体流は、セパレータS2中の沸騰溶液から分離された液体よりリーンになる。さらに、セパレータS1中で分離された再循環液体は、セパレータS3からの蒸気流と混合されるのでリッチになる。その結果、点10のパラメータを有するベース溶液の流れに付加される点29のパラメータを有する液体流は、セパレータS1から生成された液体流よりリッチになる。
システムが単純化され、点15のパラメータを有するセパレータS2からの液体流が、点18のパラメータを有する流れの圧力と等しいある圧力に1ステップで調節される場合には、システムに必要な装置は少なくなるが、その効率はわずかに低下する。この単純化されてはいるが本発明のシステムの好ましい変形例を図1Bに示すが、ここでは、セパレータS3およびスロットルバルブTV2は、点30、31および32のパラメータを有する流れと共に削除してある。残りの機能がすべて、図1Aのシステムおよびプロセスの詳細な記述で完全に記述してあるので、図1Aのこのシステムのこのような変形例の操作には、さらなる個々の説明を要しないであろう。
点10のパラメータを有する沸騰溶液流の組成がタービンT1を通過する作動溶液の組成と等しくなる程度にセパレータS1からの液体の量が減じられる場合、セパレータS2はスロットルバルブTV1と共に省くことができる。したがって、このような方法ではセパレータS2が存在しないため沸騰流の中に液体の小滴が存在する危険性はないので、熱交換器HE6もまた不必要になり、省くことができることになる。この、本発明のシステムの中でさらに単純化された変形を図1Cに示す。この効率は、図1Bに記述したこれまでの変形例の効率よりさらにもう一段低いものの、先行技術に記述されているシステムよりはさらに効率的である。
本発明のシステムの3つの変形例は、運転の経済状況によって選択し決定する。当業者であれば、付加装置のコストと、効率向上から得られる付加的な出力値とを容易に比較することができようし、選択された正確な変形例に関して詳しい情報に基づいた決定を下すことができよう。
本発明のこれらの3つの変形例、および先行技術中に記述されたシステムの効率および性能の概要を表2に示す。
Figure 2006516700
本発明の3つの変形例がすべて正味(ネット)値において改善を示すことは表2の中のシミュレート後のデータから明白である。すなわちそれぞれ正味仕事量は21.54%、20.16%、18.30%改善しており、第2法則効率はそれぞれ4.59%、3.58%、2.21%改善している。
改善変形例
地熱の廃熱および同様の熱源等の中温から低温の初期温度を有する熱源の利用のために設計された本発明のシステムについて、さらに他の好ましい実施形態の改善した形態を以下に述べる。
これまでに述べた変形例において、上記特許文献1についての大幅な改善を提供するシステムについて述べたが、この変形はさらなる効率の向上をもたらす。
図2を参照する。全体を200で表す本発明のシステムの他の好ましい実施形態を示す。このシステムは点1のパラメータを有する周囲温度に近い温度で完全凝縮する作動流体流202を含み、この作動流体202は飽和溶液の状態に相当し、供給装置つまり第1のポンプP1に入る。点1のパラメータを有する流れ202は高い圧力までポンプ加圧され、点2のパラメータを有する流れ204となる。その後、下記に述べるように、点2のパラメータを有する流れ204が、点39のパラメータを有する液体の流れ206と混合され、点64のパラメータを有する流れ208を生成する。点39のパラメータを有する流れ206の組成は、点2のパラメータを有する流れ204の組成よりリーンである(すなわち、流れ206は、流れ204より低沸点成分の濃度が低い。)点64のパラメータを有する流れ208の組成は、明らかに点2のパラメータを有する流れ204の組成よりリーンであるが、しかし点39のパラメータを有する流れ206よりリッチ(低沸点成分の濃度がより高い)である。
その後、点64のパラメータを有する流れ208は、第2の熱交換器HE2を通過し、ここで下記に述べるように、第1の熱交換プロセス26〜27中の点26のパラメータを有する第1の流れ210によって向流で加熱され、飽和状態またはわずかにサブクール液体状態に相当する点33のパラメータを有する流れ212、および点27のパラメータを有する部分的に凝縮した流れ214を生成する。その後、点33のパラメータを有する流れ212は、それぞれ点3および34のパラメータを有する2つの副次流216および218に分離される。次いで、点34のパラメータを有する流れ218は、第2のスロットルバルブTV2を通過し、ここで減圧され、点35のパラメータを有するより低い圧力の流れ220を生成する。蒸気および液体の混合流である点35のパラメータを有する流れ220は、第1の重力セパレータ(S1)へ導入され、ここで点28のパラメータを有する蒸気流222、および点38のパラメータを有する液体流224へ分離される。点38のパラメータを有するこの液体流224は、第2のポンプP2に入り、ここで、点2のパラメータを有する流れ204の圧力と等しい圧力までポンプで加圧され、点39のパラメータを有する流れ206を生成する。その後、上述のように、点39のパラメータを有する流れ206は、点2のパラメータを有する流れ204と混合される。
点3のパラメータによって表される組成を有する流れ216は、ここで第1の沸騰組成と称する組成を有することになる。それぞれ点64、33、34および35のパラメータを有する流れ208、212、218および220の組成は、点3のパラメータを有する流れ216と、明らかに同じ組成である。それぞれ点1および2のパラメータを有する流れ202および204の組成は、ベース組成と称する組成を有することになる。それぞれ点26および27のパラメータを有する流れ210および214の組成は、下記の点1および2のパラメータを有する、流れ202および204の組成と同じである。
点3の第1の沸騰組成およびパラメータを有する流れ216は、点4、5および62のパラメータを有する、3つの副次流226、228および230にそれぞれ分割される。点4のパラメータを有する副次流226は、第4の熱交換器HE4を通過し、ここで加熱され、沸騰させられ、部分的に気化して、点42の流入パラメータ、および点43の流出パラメータを有する熱源の流体流234と向流で点6のパラメータを有する第1の部分的に気化した流れ232を生成する。ここで地熱装置の場合は、この流れ234は地熱の流体である。点5のパラメータを有する副次流228は、第3の熱交換器HE3を通過し、ここで加熱され、沸騰させられ、部分的に気化して、点20のパラメータを有するリターン凝縮流238と向流で、点7のパラメータを有する部分的に気化した第2の流れ236を生成し、かつ下記のように、点21のパラメータを有する部分的に凝縮した流れ240を生成する。点62のパラメータを有する副次流230は、第5の熱交換器HE5を通過し、ここで加熱され、沸騰させられ、部分的に気化して、点60のパラメータを有する凝縮流244と向流で、点63のパラメータを有する部分的に気化した第3の流れ242を生成し、下記のように、点61のパラメータを有する完全凝縮流246を生成する。
その後、それぞれ点6、7および63のパラメータを有する流れ232、236および242は混合され、点8のパラメータを有する混合流248を生成する。点61のパラメータを有する完全凝縮流246は、循環用の第4のポンプP4に入り、ここで上述のように点8の流れ248の圧力と等しい圧力までポンプ加圧され、点65のパラメータを有するより高い圧力の完全凝縮流250を生成する。その後、この点65のパラメータを有する流れ250は、点8のパラメータを有する流れ248と混合され、点9のパラメータを有する第2の混合流252を生成する。点4、5、6、7、62、63および8のパラメータをそれぞれ有する、流れ226、228、232、236、230、242および248の組成は、点3すなわち第1の沸騰組成のパラメータを有する流れ216の組成と同じであることは明白である。点60、61および65のパラメータを有する、流れ244、246および250の組成は第1の沸騰組成よりリーンであるので、点9のパラメータを有する混合流252の組成は第1の沸騰組成よりリーンになる。点60、61および65のパラメータを有する流れ244、246および250の組成は、ここに再循環組成と称し、一方、点9のパラメータを有する混合流252の組成は、ここに第2の沸騰組成と称する。
この第2の沸騰組成および点9の他のパラメータを有する第2の混合流252は、第6の熱交換器HE6を通過し、ここでさらに沸騰して気化し、点41の流入パラメータ、および点42の流出パラメータを有する熱源流体の流れ234と向流で、点11のパラメータを有するさらに気化した流れ254を生成する。その後、点11の第2の沸騰組成および他のパラメータを有するさらに気化した流れ254は、第2の重力セパレータS2に入り、ここで点67のパラメータを有する第2の蒸気流256、および点68のパラメータを有する第2の液体流258へ分離される。点68のパラメータを有する第2の液体流258は、それぞれ点15および69のパラメータを有する2つの副次流260および262へ分離されてもよく、この変形例のある好ましい実施形態では、点69のパラメータを有する流れ262の流量はゼロと等しくなる。点69のパラメータを有する流れ262は、これが存在する場合は、点67のパラメータを有する第2の蒸気流256と混合され、点16のパラメータを有する第3の混合流264を生成する。この組成は、以下、作動組成と称するものとする。
該作動組成、および点16の他のパラメータを有する流れ264は、第7の熱交換器HE7を通過し、ここで加熱されて完全に気化し、かつわずかに過熱され、点40の流入パラメータ、および点41の流出パラメータを有する熱源流体の流れ234と向流で、点17のパラメータを有する完全に気化した流れ266を生成する。次いで、前記作動組成、および点17の他のパラメータを有する完全に気化した流れ266は、タービンT1を通過し、ここで膨張し、仕事をして、作動組成、および点18の他のパラメータを有する使用済みの流れ268を生成する。
点15のパラメータを有する第2の液体流260は、上述のように、第1のスロットルバルブTV1を通過し、ここでその圧力は、上述のように、点28のパラメータを有する流れ222の圧力と等しい圧力まで減圧され、点19のパラメータを有するより低い圧力の流れ270を生成する。次いで、点19のパラメータを有する流れ270は、第3の重力セパレータS3に入り、ここで点30のパラメータを有する第3の蒸気流272、および点31のパラメータを有する第3の液体流274へ分離される。その後、点31のパラメータを有する第3の液体流274は、第3のスロットルバルブTV3を通過し、ここでその圧力は、上述のように、点18のパラメータを有する使用済みの流れ268の圧力と等しい圧力まで減圧され、点32のパラメータを有するより低い圧力の流れ276を生成する。次いで、点32のパラメータを有する流れ276は、点18のパラメータを有する使用済みの流れ268と混合され、点20のパラメータを有する「第3の混合された」流れ238を生成する。
点20のパラメータを有する流れ238は、第3の熱交換器HE3を通過し、ここで部分的に凝縮し、上述のように熱交換プロセス5〜7のための熱を提供して、点21のパラメータを有する流れ240を生成する。点21のパラメータを有する流れ240は、第4の重力セパレータS4に入り、ここで点22のパラメータを有する第4の蒸気流280、および点23のパラメータを有する第4の液体流282へ分離される。次いで、点23のパラメータを有する第4の液体流282は、点24および25のパラメータをそれぞれ有する、2つの液体の副次流284および286に分割される。点25のパラメータを有する液体の副次流286は、点22のパラメータを有する第4の蒸気流280と混合され、ベース組成、および点26の他のパラメータを有する流れ210を生成する。
点24のパラメータを有する液体の副次流284は、循環用の第3のポンプP3に入り、ここで、上述のように、点28および30のパラメータを有する流れ222および272の圧力と等しい圧力までポンプ加圧され、点29のパラメータを有するより高い圧力の流れ288を生成する。その後、点28、29および30のパラメータをそれぞれ有する、流れ222、288および272が混合され、点60の循環組成および他のパラメータを有する流れ244を生成する。点60のパラメータを有する流れ244は、第5の熱交換器HE5を通過し、ここで完全に凝縮されてプロセス62〜63に熱を提供して、前述のように、点61のパラメータを有する流れ246を生成する。さらに、点61のパラメータを有する液体流れ246は、循環用の第4のポンプP4によってポンプ加圧され、点65のパラメータを有するより高い圧力の流れ250を生成し、この流れ250は次いで、第1の沸騰組成、および点8の他のパラメータを有する流れ248と混合され、上述のように、第2の沸騰組成、および点9の他のパラメータを有する混合流れ252を生成する。
ベース組成、および点26の他のパラメータを有する流れ210は、第2の熱交換器HE2を通過し、ここで部分的に凝縮し、上述のように、熱交換プロセス64〜33に熱を提供し、点27のパラメータを有する部分的に凝縮した流れ214を生成する。次いで、点27のパラメータを有する流れ214は第1の凝縮熱交換器HE1を通過し、ここで点50の初期パラメータ、および点81(水または空気)の最終パラメータを有する冷却媒体流290によって冷却され、点1のパラメータを有する完全凝縮流202を生成する。
本発明のシステムの他の変形例において、上述の実施形態もまた閉鎖系である。
後者の変形例で改良する本発明のシステムのこれまでの実施形態を使用するにあたり、本発明のシステムの作動プロセスは2つのサイクルから構成されている。
最初のサイクルは第1の沸騰組成のサイクルであり、加熱されて気化し、次にタービン中で完全に膨張し、次いで第1熱交換器HE1および凝縮器の中で凝縮する。第2のサイクルは再循環組成のサイクルであり、部分的に沸騰するのみであり、蒸気を生成し、この蒸気は、またタービンを通過し、第3の熱交換器HE3(復熱式のボイラー/凝縮器)の中でほとんどまたは完全に凝縮する。点24のパラメータを有する液体流284(すなわち復熱式のボイラー/凝縮器HE3の中で生成された液体)の組成がリッチになれば、続いて気化することができるこの流れの部分は大きくなり、全プロセスの効率を高めることになる。
これまでの変形例の中で、点24の初期パラメータを有する液体流は、中間圧力までポンプ加圧され、点30のパラメータを有する蒸気流と混合することにより濃縮され、次いで、第1の沸騰組成の流れへ添加される。本発明のシステムの本変形例の中で、点24のパラメータを有する凝縮液体はポンプ加圧され、次いで濃縮されるが、これは点30のパラメータを有する蒸気の流れによってのみならず、点28のパラメータを有する蒸気のはるかに大きな流れによっても行われる。その結果、点60、61および65の再循環組成および他のパラメータをそれぞれ有する、流れ244、246および250は大幅に濃縮されるが、これは、これまでの設計または変形によるもの以上に大幅なものである。点28のパラメータを有する蒸気流222により、さらに濃縮するには、ベース組成の凝縮のプロセスで解放された熱をさらに利用する。
凝縮プロセス中の開放熱量をさらに利用することによる結果、本発明のシステムの後者の変形例は、本発明のシステムのこれまでの変形例に対して3%から5%高い全体効率を有するようになる。本発明のシステムのこの後者の変形例の熱および性能のバランスの例を、表3から表5に示し、また、上述され、図2の中で指定したすべての点のパラメータを、表6(表6−1および表6−2)に示す。
Figure 2006516700
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ここに引用した参照文献はすべて、参照によって組み込まれるものとする。本発明をこれまで十分かつ完全に記述してきたが、本発明は添付した特許請求の範囲内であれば、明確に記述された通り以外に実行されてもよいことを理解されたい。本発明を、好ましい実施形態を参照することで開示してきたたが、本明細書を読めば、上述の本発明の範囲および精神と特許請求の範囲とから逸脱することのない変更および改良がなされてもよいことを当業者であれば理解できよう。
本発明の好ましい熱力学サイクルの概略図を表す。 本発明の他の好ましい熱力学サイクルの概略図を表す。 本発明の他の好ましい熱力学サイクルの概略図を表す。 本発明の他の好ましい熱力学サイクルの概略図を表す。 本発明の他の好ましい熱力学サイクルの概略図を表す。

Claims (6)

  1. 熱力学サイクルを実行する方法であって、
    熱エネルギーを、完全に気化した沸騰流から使用可能なエネルギー形態に転換して、より低い圧力の使用済みの流れを生成するステップと、
    外部熱源流から沸騰流へ熱エネルギーを伝達して、前記完全に気化した沸騰流および冷却された外部熱源流を生成するステップと、
    前記使用済みの流れから、加熱されたより高い圧力のベース作動流体流の第1の部分へと熱エネルギーを伝達して、部分的に凝縮している使用済みの流れ、および第1の予熱されたより高い圧力のベース作動流体流を生成するステップと、
    前記冷却された外部熱源流から前記加熱されたより高い圧力のベース作動流体流の第2の部分へと熱エネルギーを伝達して、第2の予熱されたより高い圧力のベース作動流体流および使用済みの外部熱源流を生成するステップと、
    前記第1および前記第2の予熱されたより高い圧力のベース作動流体流を混合して、混合され予熱されたより高い圧力のベース作動流体流を生成するステップと、
    前記部分的に凝縮している使用済みの流れを、分離された蒸気流および分離された液体流に分離するステップと、
    前記分離された液体流の第1の部分を、前記混合され予熱されたより高い圧力のベース作動流体流の圧力と等しい圧力まで加圧して、加圧された液体流を生成するステップと、
    前記加圧された液体流を、前記混合され予熱されたより高い圧力のベース作動流体流と混合して、前記沸騰流を生成するステップと、
    前記分離された液体流の第2の部分を、前記分離された蒸気流と混合して、より低い圧力のベース作動流体流を生成するステップと、
    前記より低い圧力のベース作動流体流から、より高い圧力のベース作動流体流へと熱エネルギーを伝達し、前記加熱されたより高い圧力のベース作動流体流および冷却されたより低い圧力のベース作動流体流を生成するステップと、
    前記冷却されたより低い圧力のベース作動流体流から外部冷却媒体流へと熱エネルギーを伝達して、使用済みの冷却媒体流および完全に凝縮したより低い圧力のベース作動流体流を生成するステップと、
    前記完全に凝縮したより低い圧力のベース作動流体流を、前記より高い圧力のベース作動流体流に加圧するステップとを含む、熱力学サイクルを実行する方法。
  2. 前記外部熱源流が地熱源流である請求項1に記載の方法。
  3. 熱力学サイクルを実行する方法であって、
    熱エネルギーを、完全に気化したベース作動流体流から使用可能なエネルギー形態に転換して、より低い圧力の使用済みの流れを生成するステップと、
    前記使用済みの流れを減圧された液体流と混合して、より低い圧力の混合流を生成するステップと、
    前記より低い圧力の混合流から、予熱されたより高い圧力のベース作動流体流の第1の部分へと、熱エネルギーを伝達して、冷却され混合されたより低い圧力の流れおよび第1の加熱されたより高い圧力のベース作動流体流を生成するステップと、
    前記冷却され混合されたより低い圧力の流れを、分離されたより低い圧力の蒸気流および分離されたより低い圧力の液体流へ分離するステップと、
    前記分離された液体流の第1の部分を前記分離された蒸気流と混合して、第2の混合されたより低い圧力の流れを生成するステップと、
    前記第2の混合されたより低い圧力の流れから、より高い圧力のベース作動流体流へと熱エネルギーを伝達して、予熱されたより高い圧力のベース作動流体流および、冷却された第2の混合されたより低い圧力の流れを生成するステップと、
    前記冷却された第2の混合されたより低い圧力の流れを、外部の冷却流で凝縮して、完全に凝縮したより低い圧力のベース作動流体流を生成するステップと、
    前記完全に凝縮したより低い圧力のベース作動流体流を加圧して、より高い圧力のベース作動流体流を生成するステップと、
    3回冷却された外部熱源流から、前記予熱されたより高い圧力のベース作動流体流の第2の部分へと、熱エネルギーを伝達し、第2の加熱されたより高い圧力のベース作動流体流および使用済みの外部熱源流を生成するステップと、
    前記第1および第2の加熱されたより高い圧力のベース作動流体流を混合して、混合され加熱されたより高い圧力のベース作動流体流を生成するステップと、
    2回冷却された外部熱源流から、前記混合され加熱されたより高い圧力のベース作動流体流に熱エネルギーを伝達し、より熱くより高い圧力のベース作動流体流および前記3回冷却された外部熱源流を生成するステップと、
    より高い圧力の分離された蒸気流を、前記より熱くより高い圧力のベース作動流体流と混合して、混合されたより高い圧力の流れを生成するステップと、
    1回冷却された外部の熱源流から、前記混合されたより高い圧力の流れへと熱エネルギーを伝達して、前記2回冷却された外部の流れおよび部分的に気化したより高い圧力の流れを生成するステップと、
    前記部分的に気化したより高い圧力の流れを、第2の分離された蒸気のより高い圧力の流れおよび第2の分離されたより高い圧力の液体流に分離するステップと、
    外部熱源流から前記第2の分離された蒸気のより高い圧力の流れへと熱エネルギーを伝達して、前記1回冷却された外部の熱源流および前記完全に気化したベース作動流体を生成するステップと、
    前記第2の分離されたより高い圧力の液体流の圧力を減じて、減圧された混合流を生成するステップと、
    前記減圧された混合流を、前記第1の分離された蒸気流および第1の減圧され分離された液体流に分離するステップと、
    前記減圧され分離された液体流の圧力を、前記より低い圧力の液体流へと減圧するステップとを含む、前記熱力学サイクルを実行する方法。
  4. 前記外部熱源流が地熱源流である請求項3に記載の方法。
  5. 2サイクル熱力学システムを実行する方法であって、
    第1の組成の流れを、再循環組成を有する第2の組成の流れと混合して、混合流を生成するステップと、
    前記混合流を加熱して、外部熱源流と混合された混合流を生成するステップと、
    前記混合された混合流を、蒸気混合流および液体流に分離するステップと、
    前記外部熱源流で、前記蒸気混合流を完全に気化させて、完全に気化した流れを生成するステップと、
    熱エネルギーを、前記完全に気化した流れから使用可能なエネルギー形態へ発展および転換して、使用済みの流れを生成するステップと、
    前記使用済みの流れを冷却して、第1の組成の前駆流れおよび第2の組成の前駆流れへ分離するステップと、
    前記第1の組成の前駆流れを凝縮するステップと、
    前記第1の組成の流れを、前記第1の組成の前駆流れおよび低沸点成分のより低い濃度を有するリッチになった流れから生成するステップと、
    前記第2の組成の流れを、前記第2の組成の前駆流れ、および前記低沸点成分のより高い濃度を有する2つのリーンな蒸気流から生成するステップとを含む、2サイクル熱力学システムを実行する方法。
  6. 前記外部熱源流が地熱源流である請求項5に記載の方法。
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