JP2006512201A - マイクロ放電デバイスおよび利用 - Google Patents

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Abstract

UVガス放電光源のようなデバイスを使用する高圧ガス放電デバイスおよび方法が開示される。このデバイスは、カソードとアノードとを分離する誘電体層によって部分的に覆われたカソードを有する。放電デバイスは、カソードの覆われていない部分において、1つまたはそれ以上の微細空洞を利用する。ガス放電光源として放電デバイスを利用する方法は超純水を製造するための方法である。

Description

本発明は、一般に、半導体処理に使用されるような超純水の生産のためのものを含むガス放電光源およびそれらのデバイスの利用に関する。また、本発明は、高強度UVおよび真空UV光を発生させるためのエキシマガス放電光源にも関係する。
揮発性有機化合物および他の有機化学物質は、溶剤、脱脂、冷却媒体、ガソリン添加物、および他の合成有機化学物質のための原料として広く使用される。これらの有機化合物は、一般的に、上水道および天然水の流れにおける微量不純物として見出される。一つのグループとして、それらは全有機性炭素(TOC)と呼ばれる。これらの化合物は、活性炭などの媒体によるろ過や吸着などの従来の手段で取り除くことが非常に難しい。
超純水を必要とする用途に対し、水からTOCを取り除くために多くの方法が開発されてきた。これらの方法は、水とTOCを物理的に切り離すか、水からそれらが取り除かれるようにそれらを化学的に結合させるか、またはそれらを無害な成分に化学的に分解する。
物理的な分離は、通常、蒸留プロセスを通して実行される。これは効果的な過程であるが、高価であり、処理能力に制限がある。プロセス中でTOCが破壊されないので、それは処分問題をも生じさせる。
化学結合は、通常、活性炭を水中に導入して実行され、それはTOCを取り除く化学反応をもたらす。例えば、TOCの化学分解は触媒によって実行できる。触媒反応の有効性は著しく不純物に依存している。通常、TOCは触媒によって完全に分解されるというわけではく、そして触媒の導入は超純水システムに他の問題を引き起こす可能性がある。
紫外線への露出は超純水システムにおいて水からTOCを取り除く別の手段である。今日の商用システムにおけるTOC除去のための紫外線は185nmの波長で動作する低圧水銀ランプによって生成される。250nm未満の広帯域スペクトル光を生成するパルス光光源を使用するシステムも存在している。通常、これらのパルス光光源はキセノン・フラッシュランプである。活性化された(Excited)二量体(dimer)(「エキシマ(excimer)」)パルス型放電ランプもTOC除去に使われてきた。
これらそれぞれのランプの使用に関しては問題がある。パルス型フラッシュランプに関しては、点灯するための入力エネルギーの変換効率は50%未満であり、そのうちのわずかな部分だけがTOC除去に役立つ。従来のエキシマランプに関しては、この数字ははるかに低く、通常5%を下回る。直接放電エキシマランプは、パルス間に数10μ秒の回復時間を持ちつつ、約100ナノ秒のパルス幅に制限される。これは、システムのエネルギー処理能力を厳しく制限し、最適性能を達成するために複雑な電子回路を必要とする。パルス型フラッシュランプは、より長い時間尺度にもかかわらず同じ困難を被っている。これはプロセス効率の一層の劣化とさらなる高いプロセス費用をもたらす。パルス型フラッシュランプはこの限界を克服すると思しき広帯域放射を生じさせるが、それでも、パルス型フラッシュランプにより発生するスペクトルの黒体特性は、非生産的な波長における大量の光の発生につながっている。これらのすべての非効率性の結果、初期費用および運用費用の面で非常に高価なプロセスとなる。これらの技術は、この理由によって一般的に使用されてはいない。
通常、TOC除去ための従来の紫外線(UV)システムは、低圧力または中程度の圧力の水銀ランプを使用する。これらのランプは一般的な蛍光灯と同様であるが、TOCを破壊するための適切なスペクトルを持ったUV光を放射するために、より高い品質の構成部材と、様々な動作点を使用する。これらのランプは、2.5%から5%の効率で、電気エネルギーをTOC破壊用の紫外線に変換する。これらのシステムの主要な欠点は水銀の存在であり、ランプ破損の場合に不純物が心配となる。
水銀ランプにおいて、必要な185nmの光とその光の狭帯域幅を生成する際の低い変換効率は、超純水システムにおいて必要なレベルのTOC除去を達成するために、物理的に大きく、また非常に多く数のランプを必要とするシステムにつながる。これは、床面積とランプ交換の必要性に起因して、高い初期費用と運用費用をもたらす。
本発明のシステム、方法、およびデバイスは、それぞれいくつかの態様があり、それらのうちどの単一のものも、単独で望ましい特性に関与するものではない。添付の請求の範囲で表現されるような本発明の範囲を制限することなく、より際立った特徴について、ここで簡潔に議論されるであろう。この議論を考慮した後、そして特に、「発明の詳細な説明」と題された部分を読んだ後には、本発明の特徴がどのようにして、より費用効率の良好な超純水処理を含んだ利点を提供するのか、ということが理解できるであろう。
本発明の一実施態様は流体処理システムである。このシステムは処理チャンバを通過する流体を放射に露出するように構成された少なくとも1つのマイクロ放電・エキシマガス放電光源を有する。処理チャンバは、処理チャンバに流体を通すための流体入口と流体出口とに連結される。各光源はカソード、誘電体、アノード、および放電ガスを含むことができる。望ましくは、カソードは、カソードの少なくとも1つの覆われていない領域を規定するために、誘電体で覆われた表面の一部を備える。少なくともカソード領域の最も長い寸法が、誘電体の厚さより実質的に大きい。アノードは少なくとも誘電体の厚さでカソードと隔てられている。ガス放電媒体はアノードとカソードとに接触している。1つまたは複数の微細空洞がカソードの覆われていない部分を貫通することができる。
本発明の他の実施態様は、流体の不純物を浄化するための方法である。この方法は、マイクロ放電・エキシマガス放電光源を使用した光を生成する段階を含む。光源は100nm〜400nmの範囲の波長を持つ生成できる。流体は光源によって生成された光に露出される。各光源はカソード、誘電体、アノード、および放電ガスを含む。カソードは、少なくとも1つの覆われていない領域を規定するために、誘電体で覆われた表面の一部を備える。少なくともカソード領域の最も長い寸法が誘電体の厚さより実質的に大きい。アノードは少なくとも誘電体の厚さでカソードと隔てられている。ガス放電媒体はアノードとカソードに接触している。1つまたは複数の微細空洞がカソードの覆われていない部分を貫通することができる。
本発明の他の実施態様は、カソード、誘電体、アノード、および放電ガスを含む光源である。カソードは、そのカソードの少なくとも1つの覆われていない領域を規定するために、誘電体で覆われた表面の一部を備えることができる。カソード領域の最も長い寸法を誘電体の厚さより実質的に大きくできる。アノードは少なくとも誘電体の厚さでカソードと隔てられる。ガス放電媒体はアノードとカソードとに接触する。1つまたは複数の微細空洞がカソードの覆われていない部分を貫通することができる。
光源の他の実施態様は、第1および第2の電極を含むことができる。第1の電極は、第1の電極の少なくとも1つの覆われていない領域を規定するために誘電体で覆われた表面の一部を備えることができる。第1の電極領域の最も長い寸法は誘電体の厚さより実質的に大きい。第2の電極は少なくとも誘電体の厚さで第1の電極と隔てられることができる。第1および第2の電極のそれぞれは、ベース電極材料で構成されることができる。ガス放電媒体が第1の電極および第2の電極に接触する。1つまたは複数の微細空洞が少なくとも1つの電極を貫通することができる。微細空洞の少なくとも1つにおける電極表面材料はベース電極材料とは異なる材料である。
一実施態様では、微細空洞の少なくとも1つが、少なくとも1つの電極の一部を貫通する周囲のギャップによって囲まれる。そのギャップは電極材料の選択された厚さまで電極を貫通する。上記の厚さはヒュージブル・リンク(fusible link; 可溶性結合)を形成するように選択される。
以下の詳細な説明は本発明のある特定の実施形態を対象としたものである。しかしながら、本発明は、特許請求の範囲で定義され保護された内容にしたがって、多数の異なった方法に表現できる。この説明では、一貫して同様の部材が同様の符号で示されるように図面を参照する。
1.流体処理装置
本発明の一実施形態では、コンパクトで、効率的なマイクロ放電・エキシマガス放電光源が、TOCなどのような不純物を流体から除去することにおける、多くの困難と非効率性を克服するために使用される。マイクロ放電・エキシマガス放電光源は、光が発生する媒体としてエキシマガス混合物を連続的に使用しながら動作できる。これは、エネルギーの低い処理能力と、従来のエキシマランプに必要な複雑な電子回路とを克服する。マイクロ放電・エキシマガス放電ランプは、水銀蒸気ランプおよび従来のエキシマランプよりも高い実証された変換効率をも有する。この変換効率は、TOC除去のための重要な波長において30%を上回る理論上の最大値を伴って、10%以上にあることが実証された。これは、同じ用途のための従来システムよりも小さいサイズで、多くのエネルギー効率をもたらす。
図1は、本発明による流体処理システム101の一実施形態の簡略化したブロック図を表す。TOCなどの不純物を取り除くための流体、例えば水などを処理する動作の基本的方法は、流体入口130に流体を供給し、処理チャンバ110に流体を通過させ、そして流体出口140を通して流体を排出することである。通過させる流体は、光源120から電磁エネルギーにより照射され、好適な実施形態では、その光源はマイクロ放電・エキシマガス放電光源でありうる。ガス源170は光源120に連結できる。電源および関連する電子回路180も光源120に連結できる。UV検出器160は光源120の反対側に提供できる。検出器160と、電源および関連する電子回路180は、制御部190に連結できる。このシステムの実施形態における電源、関連する電子回路、制御部、および検出器は、市販の部品で構成できる。電源としては交流、直流、あるいはパルス電流電源を供給できる。一実施形態では、光源120はマイクロ・エキシマガス放電のアレイを含むことができる。多くの場合、これらのアレイは、絶縁性誘電体によって隔てられた、ほぼ平行な導電体または半導体のカソードおよびアノードのシートを含む積層シートとして構成される。カソード、アノード、またはその両方には、マイクロ放電が形成される孔または空洞が備えられる。マイクロ放電光源は、本発明以前の水処理用途においてまだ利用されていない。水銀ランプとは対照的に、このような実施形態による光源120の使用は、より小さなフットプリント(footprint)の光源120が同じ光強度を実現することを可能にし、特に流体処理用途に有利である。この有利なマイクロ放電・エキシマ光源の実施と特定の実施形態のさらなる詳細は以下に詳しく説明される。
処理用途のために適切な光源120の一実施形態を図2に表す。光源アセンブリ201全体は流体処理チャンバ110内またはその面にマウントすることができる。流体処理チャンバにマウントされた実施形態では、窓206は流体処理チャンバと電極プレート204との間で押圧され、オーリング(o-ring)214に対し押圧力が供給される。示された実施形態は、ガス放電素子202ができるだけ処理チャンバの流体近くに配置されることを可能にする一方で、光源の性能特性を維持する。
窓208は3つの層209、210、および211から成ることができる。これらそれぞれの層は適切な波長の光を透過する。これらの層の利点は、層211の場合には流体に露出される際に、あるいは層209の場合には放電ガスに露出される際に、優れた安定性を有する材料の適切に薄い層が、光源の寿命を延ばすのに使用することができるということである。中間層210は、関連波長域での比較的高い透過率と、通常運転で予想される圧力差をサポートするのに充分な物理的強度を持つことができる。これらの層209、210、および211のいずれの2つの層の材料も同一とすることができる。材料が単独で十分な機械的強度、透過率、さらには扱われる流体またはランプ内のガスに対する化学的耐性をも有しているならば、全ての3つの層209、210、および211を同じ材料(ラミネートか固体の塊の材料のいずれか)とすることもできる。
一実施形態では、流体接触層211は数オングストローム厚さの石英の層とできる。ガス接触層209はハロゲンガスによる攻撃に耐性のある材料であって、波長が100nmを下回るUV光を透過することができる。層209としてフッ化マグネシウムまたはフッ化カルシウムを使用できる。中央の層は、プレナム(plenum)状態において流体とガスとの間の圧力差をサポートする機械的強度を提供し、100nmを下回るUV光を透過することができるものであって、これもフッ化マグネシウムまたはフッ化カルシウムとすることができる。
他の実施形態では、窓208を含む光源はチャンバ・シールの一部を形成する。これは、チャンバへの接続を簡単化し、大幅にチャンバの部材の数を減らす。さらに、二面構成のチャンバは少なくとも2つのマイクロ放電・エキシマガス放電光源201で形成され、光の供給を最大にする一方で、低い外形の処理チャンバを保持する。
ガス放電素子202の一実施形態は、1つまたはそれ以上のマイクロガス放電セルを含むことができる。以下でさらに説明されるように、これらのデバイスは、通常、誘電体によって隔てられたアノードプレートとカソードプレートを有する。このような多くの構成がアノード、カソード、または両方に形成された微細空洞または微細孔を利用する。したがって、いくつかの実施形態では、各光源が1つまたはそれ以上の微細空洞からなることができる。図2はアノード、カソード、および誘電体を通して延在する数個の微細空洞を含む簡単なマイクロ放電・エキシマガス放電素子を表す。ガス放電セル202の他の実施形態は、例えば図10、13および16Aに表現されるように、露出したカソード領域を有した実施形態による複数の光源を含むこともできる。
図2の実施形態では、電極プレート203および204が、電極プレート203の周辺に描かれたポイントにおいて、良好な電気接触がガス放電素子の各電極、アノードおよびカソードに施されるように組み立てられる。圧力リング205はこの接触が行われることを確実にするが、一方で圧縮力が確実にガス放電素子への損傷を排除できるくらい十分低くなることを確実にする。Oリング212は電極プレート203とガス放電素子202の間の上側の気密性通路をシールする。この気密性通路はガスポート208を通してガスを受け取る。Oリング213は下側の気密性通路の上部を密封し、Oリング214は窓206においてこの気密性通路の下部をシールする。下側の気密性通路はガスポート207を通してガスを排気する。
流入ガスポート208と排気ガスポート207を冷却ガスの源に連結することによって、気密性通路に沿った冷却ガスの流れによってガス放電素子202を冷やすことができる。さらに、セルからの電極腐食から生成される不純物を取り除くことにより、その寿命を延ばすこともできる。セルの微細空洞を通してガスを流すこと、またはセルのカソードまたはアノードの表面を亘ってガスを流すことは、セル付近からこの不純物を取り除く手段の一実施形態である。そして、不純物はランプ中のあまり重要でない領域に堆積されるか、またはガスの補給によってシステムから除去することができる。
マイクロ放電・エキシマガス放電光源120のための性能データを使用して、化学ジクロロエテン(CHCl)に関して、1W/cmのアルゴン・フッ化物(ArF)光源(193nmのピーク出力)のTOC除去性能が、既存のシステムと比較のためにモデル化された。ArF光源スペクトルを図3に示す。
取り除かれるTOCによる光の全吸収が低いと仮定すると、高純度水の微量不純物に対する良好な条件、すなわち化学破壊の速度は、
dC/dt=−2.3IΦεLC
で計算される。
ここに、Cは初期濃度、Iは光源の強度、εは除去されるTOCに対するモル吸光係数、Lは経路長、Φは見かけの消滅量子収率である。図4に示されたモル吸光係数を与えると、本発明の一実施形態による光源120は、短波長におけるモル吸光係数のかなりの増加に起因して193nmの光源ピークより下で強く相互作用する(図4が対数目盛りであることに注意のこと)。これは、光源の初期強度のおよそ40%だけが水を透過する(水は200nm未満の光波長を強く吸収する材料である)にも係らず、真実である。他の多くの一般的な化学的不純物は、ジクロロエテンに非常に類似した形状のモル吸光係数曲線を有する。
経路長Lが1cm、Φ=1(伝統的には、6〜7程度の高さとして測定される)、および初期の不純物濃度が1ppmの条件を用いて、1秒あたり95ppmのジクロロエテン破壊率を見積もることができる。これは、1W/cmの同一公称出力を有し185nmおよび254nmで発光する低圧水銀ランプ(低圧水銀ランプのアレイとして典型的なもの)の破壊率より約27倍高い。加えて、本発明による光源は、壁に埋め込まれたコンセントに与えられた電力に対する光を生成するのにおいて、さらに3〜4倍高い効率とすることができる。これは、光源120への入力電力の1ワット当たり75〜100倍多くのTOC除去をもたらす。さらに、マイクロ放電光源120は、上述したよりさらに良好な性能さえ提供するであろう1W/cmよりも高い性能で動作する能力がある。
流体処理システム101の低い製造コストは、同じ入力電力を仮定する従来のLP水銀システムほど高価でない構造を持つことができる一方で、より少ない床面積しか必要としない。電力コストは上記で詳述したような従来の低圧水銀システムより実際的に安くなるであろう。マイクロ放電・エキシマガス放電光源が低圧水銀光源の半分のみの部品寿命を有するならば、伝統的な見積では、このシステムが同じコストでの既存のTOC低減システムより10倍低いTOCレベルを生成できるであろう。
2.光源
a.背景
上で議論したように、コンパクトで、効率的なマイクロ放電・エキシマガス放電光源は、流体からTOCなどのような不純物を除去することにおける従来技術の困難と非効率性のいくつかを克服するのに利用できる。ガス放電ランプは、電磁スペクトルの紫外領域および真空紫外領域(真空紫外は酸素によって強く吸収される約100から300nmまでのUVスペクトルの部分である)において放射されるプラズマを生成することによって光る。これらのランプで最も一般的なのは、水銀ランプであり、それは254nmと185nmに輝線放射を放つ。水銀ランプは、254nmにおいて70%程度の高い効率を有する一方で、254nmで40μW/cmから20W/cmの範囲の比較的低い強度を有する。185nmでの効率と強度は254nmでのそれらよりはるかに低い。高圧キセノン放電光源は、UV(300nm未満)から赤外線までに亘るスペクトル領域上で放射するが、はるかに強力である反面、1%より少ないより低い効率を有する。
エキシマランプは準単色光光源であり、それはスペクトルの紫外部分と真空紫外部分の広範囲の波長上で動作できる。エキシマランプの動作は活性化した分子複合体(エキシマ)の生成に基づいている。エキシマは、励起状態のみで存在する例えば希ガスの分子錯体である。そのような錯体の例は、希ガス二量体および希ガス/ハロゲン・エキシプレックス(exciplex)である。エキシマは、束縛されたエキシマ状態から基底状態への遷移時に放射しながら急速に崩壊する。他のスペクトルランプに対するエキシマランプの利点は、その高い内部効率であり、その内部効率は高圧力で動作する場合、最大40%の値に達することが可能である。B. GellertおよびU. Kogelschatz著、「Generation of Excimer Emission in Dielectric Barrier Discharges」 Appl. Phys. B 52, 14 (1991年)を参照されたい。キセノンエキシマに対して、発光波長は約172nmである。
エキシマランプは非コヒーレントな放射光源であるので、それらはより大きいサイズにでき、また放射のために利用されるように、そして例えば比較的大きな領域を同時に処理するのに利用されるような大きさにできる。エキシマランプの利用はUV硬化および重合、UV酸化、光化学(photo-chemistry)、光蒸着(photo-deposition)、光アニーリング(photo-annealing)、および汚染制御(pollution control)を含んでいる。
エキシマ放射を発生させるためには2つの条件が満たされねばならない。第1に、電子エネルギー分布が、エキシマガス原子の励起エネルギーより大きなエネルギーを有する電子の、十分な濃度を持っていなければならない。第2に、エキシマの生成が3体過程であるので、圧力は1気圧またはそれより高いオーダーの高い値が必要である。これらの2つの条件は非平衡プラズマにおいてのみ同時に満たすことができる。非平衡プラズマを発生させるのには2つの方法がある。プラズマの熱化が防止される程度の短時間スケールで高電場において動作させること、または例えばガス放電の陰極降下(cathode fall)において十分小さい空間スケールで動作させることである。第1の概念はバリアの(静的)放電に使用され、その放電は、ミリメートルからセンチメートルの距離のガス充填ギャップによって隔てられた誘電体被覆電極間の放電である。U. Kogelschatz著、「Silent discharges for the generation of ultraviolet and vacuum ultraviolet excimer radiation」Pure & Appl. Chem. 62, 1667 (1990年)を参照されたい。
非平衡プラズマの第2の種類はプラズマ境界層、特に安定した高圧力放電の陰極降下領域、において見出される。陰極降下領域は、カソード表面の近くで増加する電界の領域として定義され、ガス放電に対しては、高濃度の高エネルギー電子を持つ電子エネルギー分布によって特徴付けられる。P. GillおよびC. E. Webb著、「Electron Energy Distribution in the Negative Glow and their Relevance to Hollow Cathode Lasers」、J. Phys. D: Appl. Phys. 10, 299 (1977年)を参照されたい。エクステンドエリア(extended area)陰極降下を発生させることに関する主な問題は、グローからアークへの遷移につながる不安定性である。E. E. Kunhardt著、「Generation of Large-Volume, Atmospheric-Pressure, Nonequilibrium Plasmas」、IEEE Trans. Plasma Science 28, 189 (2000年)を参照されたい。アーク、すなわち高電流密度の局所部分の生成は、低い平均電子エネルギー、および結果的に低いエキシマ発光を有する熱プラズマをもたらす。
しかしながら、空洞カソード幾何学構造を使用することによって、Cl、Br、およびF、さらに0を含むもののような電気陰性ガスの中でさえも、安定した高圧ガス放電を発生させることが可能である。G. SchaeferおよびK. H. Schoenbach著、「Basic Mechanisms Contributing to the Hollow Cathode Effect」、in Physics and Applications of Pseudosparks、55 (M. GundersenおよびG. Schaefer, eds. , Plenum Press, 1990年)、並びにKarl H. Schoenbachら著、「Microhollow Cathode Discharge Excimer Lamps」、Physics of Plasmas 7, 2186 (2000年)を参照されたい。希ガス、または、希ガスとハロゲンかハロゲン化合物の混合物の中で動作するこれらの放電は、エキシマ放射の非常に有効な光源であると判明した。直流放電に対し6%から9%の効率が、パルス放電に対し最大20%の効率が測定された。Ahmed El-HabachiおよびKarl H. Schoenbachら著、「Generation of Intense Excimer Radiation from High-Pressure Hollow Cathode Discharges」、Appl. Phys. Lett. 73,885 (1998年)、並びにMohamed Moselhyら著、「Xenon Excimer Emission from Pulsed Microhollow Cathode Discharges」、Appl. Phys. Lett. 79, 1240 (2001年)を参照されたい。
微細空洞カソード放電エキシマランプの産業利用は、一般に単一の微細空洞カソード放電で達成可能であるよりも高いトータルの光強度レベルを必要とする。単一のキセノン放電の光強度は、(6%から9%の効率で)100mWオーダーの値に接近する。その結果、kW光強度レベルでの動作は10個以上のアレイ状の放電を必要とするであろう。複数の微細空洞カソード放電(放電のアレイ)を有するランプの作製が研究されて来た。そして、その結果は科学文献で報告された。W. Shi, R. H. StarkおよびK. H. Schoenbach著、「Parallel Operation of Microhollow Cathode Discharges」、IEEE Trans. Plasma Science 27, 16 (1999年)、並びに、K. H. Schoenbach、C. A. Verhappen、T. Tessnow、F. E. PeterkinおよびW. W. Byszewski著、「Microhollow Cathode Discharges」、Appl. Phys. Lett., 68, 13 (1996年)、並びに、J. W. Frame and J. G. Eden著、「Planar Microdischarge Arrays」、Electronics Letts. , 34, 1529 (1998年)を参照されたい。
ガス放電ランプの安定動作に対し、個々の安定化をすることは比較的小さなアレイに対する手法である。分布を持った安定抵抗を使用することで、より大きなアレイに使用できる。W. Shi、R. H. StarkおよびK. H. Schoenbach著、「Parallel Operation of Microhollow Cathode Discharges」、IEEE Trans. Plasma Science 27, 16 (1999年)を参照されたい。アノード材料として半絶縁性シリコンなどの半絶縁材料を使用することによって、これを達成できる。分布させた安定抵抗は、安定抵抗の熱負荷によってのみ制限された、どんなサイズの微細空洞カソード放電エキシマ光源のアレイの製作をも可能にする。放電のアレイを生成するこの方法は、カソードとして半絶縁性の材料の使用をも必要とする。この層におけるジュール熱の形態でのエネルギーの消散はかなりの量である可能性があり、その結果ランプの効率を減少させる。さらに、UV光強度もこれらの熱的制約で制限される。したがって、微細空洞カソード放電光源を安定に動作させる他の手段が望まれる。
微細空洞カソード放電の安定動作は、微細空洞カソード放電のV−I特性が正の勾配を有している領域:タウンゼンド領域(Townsend region)および異常グロー領域(abnormal glow region)、において動作する際に個々の放電を安定化させることなく、達成することもできる。Karl H. Schoenbachら著、「Microhollow Cathode Discharge Excimer Lamps」、Physics of Plasmas 7, 2186 (2000年)を参照されたい。この動作モードは電極での熱応力をかなり減少させる。図5は、タウンゼンド領域で動作する放電アレイに利用可能な電極の幾何学構造の断面図を表す。電極層、誘電体スペーサ、および微細空洞の典型的な寸法は、どの場所でも約10から数100マイクロメートルであることが可能である。微細空洞当たりの電流は、通常、100マイクロアンペアのオーダーまたはそれ未満であることが可能である。図示されないガス媒体は、電極の周囲に保持され、そして接触している。図6は、ガス媒体として127Torrのアルゴンを使用するこのモードでデバイスを動作させた可視光による正面写真である。示されたようなデバイスの動作時の総電流は、120μAの平均電流をもちつつ12mAであり、そして各微細空洞を通して流れる。
タウンゼンド領域動作を利用する光源の第2の実施形態を図7Aの写真に示す。この実施形態では、金属網が、多くのマイクロカソード開口部を生成させるのに使用される。実施形態で表現されたメッシュは約300μmの正方形の開口を形成した。図7Bは80Torrのアルゴンガス媒体を使用する動作でのこのデバイスの写真である。メッシュを使用する実施形態は、メッシュがカソードを、またはカソードとアノードを置換するように構成できる。実施形態では、アノードが単一金属平面であるように構成できる。8mAの総電流で動作するデバイスが図7Bに表される。この総電流は、微細空洞当たり20μAオーダーの平均電流に対応している。
ガス放電の抵抗の振舞いをももたらす第2の動作モードは、異常グローモードでの動作である。異常グロー放電モード中で動作するために、与えられた電流に対して全てのカソードが放電体中に存在するよう、カソードの領域が制限されるように、デバイスが構成される。正常グロー放電では、低電流に対しては、電圧は増加する電流と共に増加しない。与えられたオンセット(onset;開始)電流で、電圧は電流と共に上昇し始める。この電流増加状態は異常グロー放電の開始と維持動作に対応している。結果としての抵抗の振舞いは、それらの各々を安定化させることを要せずに、複数の微細空洞が並列なマイクロ放電として動作することを可能にする。Robert H. Stark、Ahmed El-Habachi、およびKarl H. Schoenbach著、「Parallel Operation of Microhollow Cathode Discharges」、Conf. Record, IEEE Intern. Conf. Plasma Science, New Orleans, paper IP24, p. 111 (2000年)を参照されたい。しかしながら、処理用途のために、より大きな光源の表面積に亘って光を生成する光源が望まれる。
驚くべきことに、高圧での微細空洞カソード放電は、放電微細空洞をはるかに超える安定した放電領域をサポートする。図8Aに示されるような10−2mmの開口カソード微細空洞を有する単一放電をもった光源に対して、放電領域は微細空洞850を超えて数平方ミリメートルに広がる。光源はカソード830、アノード810、および誘電体層820を有し、それら各々は100μmオーダーの厚さを有することができる。約150μm厚さを有することができる拡張プラズマ層880は、高圧グロー放電の陰極降下と負グローから成ることができる。カソード830の表面に垂直な矢印814は陰極降下における電流を示す。カソード830の表面に平行な矢印816は負グロー中の電流密度を示し、その負グローは微細空洞850に近接すればするほど増加する。また、負グローは、カソード空洞850の、およびカソード830を通したアノード810への空洞の、半径方向の電流の導通の役割をも果たす。結果的な放射の強度は空洞に集約されないが、全体的にプラズマで覆われたカソード表面に亘って多少等方的に広がっている。Mohamed Moselhy、Wenhui Shi、Robert H. Stark、およびKarl H. Schoenbach著、「A Glow Discharge Flat Panel Excimer Radiation Source」、IEEE Trans. Plasma Science 30, 198 (2002年)を参照されたい。放射発生領域の直径は電流と共に増加するが、一方で一定強度を維持する。これは、プラズマ源のサイズが、一定電圧において、電流を変えることで制御されることを可能にする。図8Aに示されるような直流動作の簡単な単一空洞のランプに対して、電流は電極システムの熱負荷のために10mAオーダーの値に制限される。単一の微細空洞カソード放電のパルス動作によれば、不安定なオンセットによって制限を受ける前に、100mAオーダーの電流値に達することが可能である。
キセノンガス媒体を有するこの簡単なデバイスの動作によって生成された可視光線が図9の写真に表されている。3mAでの直流動作に対する結果、すなわち510と520は、0.26barと1barの圧力でそれぞれ示されている。過熱することなく55mAで動作するためにパルス動作を使用する、より広い放射領域は0.26barで530、1barで540と示されている。1mm目盛り550によって示されるように、放射領域は微細空洞の約100μm開口を超えて放射状によく広がっている。
b.新規なマイクロ放電・エキシマ光源構成
新規なマイクロ放電・エキシマガス放電光源を構成するために、微細空洞を囲む領域に広がるグロー領域を利用できる。各々のマイクロ放電に起因するより広い発光領域は、より少ない光源、したがってより小さいトータルの光源フットプリントを可能にし、流体処理用途に使用できる光源120のためには、特に有利である。
臨界電流以上で、光源が複数の微細空洞を有する状況では、陰極降下領域は均質の陰極降下層を併合(merge;マージ)して形成し、その層はUV発光層でもある。臨界電流は微細空洞密度(微細空洞の均一な分布に対して、開口カソード領域当たりの微細空洞の数の比)に依存する。カソード層の併合は、異常放電への遷移と同時に起こり、その結果、デバイスの抵抗電流−電圧特性(増加する電流に伴って増加する電圧)に関係する。
図8Bに表されるように、簡単な光源120は、その表面の部分だけが誘電体820によって覆われるようにしたカソード830の領域により、有利に構成できる。アノード層810は誘電体820の厚さによってカソードから隔てられる。カソード830表面の誘電体820で覆われた部分は、誘電体の厚さより実質的に大きい最長の寸法を有するカソードの、覆われていない領域を形成する。微細空洞850は、覆われていない領域におけるカソード830中に、またはカソード830を通して、貫通することができる。臨界電流がカソード830とアノード810の間を流れると、拡張プラズマ層880が、図8Aに表されたデバイスのようなカソード830上というよりはむしろ、カソード830の覆われていない領域に形成できる。カソード830表面に垂直な矢印814は再び陰極降下における電流を示す。カソード830表面に平行な矢印816は負グロー中の電流密度を示し、その負グローは、ここでは、アノード810に近接すればするほど増加する。また、図8Cに示されるように、放電は、覆われていないカソード領域の境界を超えて広がることもできる。これは図9に表されたもののような安定した大面積放電に通じる。
したがって、はるかに広い発光領域での光源の構成を可能にするように、このより広い放電領域が利用できる。図10Aおよび図10Bはこの原理を利用する光源120の実施形態の2方向からの図を表す。光源は、微細空洞1050〜1059のラインに平行に、および隣接して配置されたアノード1010を含む。この実施形態では、誘電体1020は、カソード1030の部分を覆っている。誘電体1020は、微細空洞が延在するラインに沿っては除去され、あるいは存在しておらず、微細空洞間のカソード1030の覆われていない領域にガス放電グローが広がることを許容している。カソード1030の誘電体1020で覆われた部分は、微細空洞1050〜1059を囲む露出したカソード1030の矩形領域を規定する。覆われていないカソード1030領域の最も長い寸法は、この実施形態では約1cmであるが、その寸法は誘電体1020の厚さ、すなわちこの実施形態では約50μmよりもかなり大きい。アノード1010は誘電体1020の厚さによってカソード1030から隔てられる。カソード1030とアノード1010はガス放電媒体中に配置される。この構成は、カソードの覆われていない領域の大部分、そして多くの場合は実質的にその全てに亘る安定した放電領域を作り出すように、適切な電圧および電流のレベルで駆動される。
したがって、カソード1030の覆われていない領域は、流体処理用途に有利に利用できる光発光のはるかに大きな領域を与える。各々のデバイスの、より広い発光領域は、より少ない数のデバイスの使用を可能にし、それによって処理装置101全体の物理的サイズを減少させる。これらの利点の各々を実施する光源120の使用は、流体処理システム101に対する低い全体コストを産み出す。
微細空洞1050〜1059は、それぞれ、約150μmの幅を有することができ、カソード中に約100μmまで延在することができる。いくつかの実施形態による微細空洞1050は、カソード1030を部分的に通して延在するのみである一方で、他の実施形態では、微細空洞1050はカソード1030を完全に貫通して延在することができ、放電ガスが微細空洞1050を通過することを可能にしている。
微細空洞は、この実施形態では、1cmの距離に亘って約1mm間隔で配置できる。カソード1030の覆われていない領域の最も長い寸法の、誘電体1020の厚さに対する比率は、この実施形態では100から1の範囲である。図24に表された実施形態では、一連の微細空洞は、1cm×1cmの範囲上に前後に列を形成している連続的な配列で、実質的には正方形領域に延在している。したがって、図24の実施形態では、微細空洞は約10cmの全長の範囲上に1mm間隔で配置される。
図10Aの実施形態の電流−電圧特性を図11に示す。様々なガス圧での動作に対して示すように、オンセット電流値を超えて増加する電流と共に、放電により抵抗の振舞いの存在を示す電圧は増加し、その結果、個々の安定器なしで並列動作が可能となる。オンセット電流値は増加するガス圧に対応して増加する。図12は、200と400Torrのガス圧力値、および3〜15mAと6〜29mAの増加する電流値を使用する動作における、図11に示された実施形態の一連の上方からの可視光線写真を表す。一連の写真によって示されるように、光源が異常グローモードで動作しているので、光の強度、およびカソード表面に亘る光の均一性は、電流と共に増加する。
ここで開示された実施形態のいずれによる光源120も、より大きな光源内に個別のセルを形成することができる。したがって、本発明による光源の実施形態は、このような複数のセルから成ることができる。
誘電体または誘電体材料1020は何らかの絶縁材、例えば雲母(mica)、アルミナ、またはジルコニアの固体層であることが可能である。誘電体1020は耐熱誘電材料であることが可能である。また、誘電体1020は液体あるいは気体であることも可能である。固体誘電体は圧力によってまたはエポキシによってカソード1030に接続できる。
カソード1030は、耐熱金属、例えば、タングステン、モリブデン、またはチタニウムであることが可能である。
また、アノード1010も、耐熱金属、例えば、タングステン、モリブデン、またはチタニウムであることが可能である。アノード1010は、1つまたはそれ以上のワイヤまたはプレートの形に構成することができる。あるいは、アノード1010は、誘電体に付着された金属層としても構成することができる。また、アノード1010は、誘電体の上面に配置される金属箔から成ることも可能である。
本発明による実施形態はガス放電媒体としてキセノンを使用することをここで議論したが、一方で、さまざまな異なったガス放電媒体が本発明によって想定されるということが理解されるべきである。本発明による実施形態は、線路放射を発生させるために、大気中で、大気圧下において操作できる。特に有利な実施形態は、希ガスなどの他のエキシマガスを使用して構成できる。希ガス媒体の実施形態は、ヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノン、およびそれらの混合物を含むことができる。他の実施形態では、希ガスと電気陰性ガスの混合物を使用することが想定される。
類似の光源120は図13に表された実施形態によって構成できる。この実施形態では、誘電体1320はカソード1330の部分をカバーしており、したがってカソード1330の覆われていない領域を規定する。線状に連続した微細空洞(1350から始まる)は、誘電体層1320によって覆われないカソード1330の領域内に存在する。1つまたはそれ以上のアノード1310は、線状に連続した微細空洞の両端に配置される。図14は、7つの微細空洞が貫通し、キセノン媒体中で動作するカソードに対する電流−電圧特性を示す。この実施形態も、オンセット電流値を超えて、正の勾配を有する電流−電圧特性を示す。より高い圧力であるほど、オンセット電流はより高くなる。図15は、図13の実施形態の可視光による一連の正面写真であって、より低い電流に対する各アノード1310の近くに最も高い強度があることを示している。しかしながら、図15に示すように、電流の増加と共に、露出しているカソード領域の全長に亘って、光の発光が次第に均等になっていく。
より大きな表面積の発光で構成された光源120の他の実施形態を、図16Aと図16Bに、それぞれ平面図と断面図で表す。カソード1630の部分は、誘電体層1620によって覆われている。また、カソード1630のこの部分は、アノード1610により覆うこともできる。誘電体1610で覆われたカソード1630の部分は、誘電体1620で覆われないカソード1630の円形領域を規定する。カソード1630の覆われていない領域には、正方形パターンに配置された、例えば複数の微細空洞1650が存在しうる。
この実施形態による光源は、カソード1630の覆われていない円形領域が約2.5mmの直径を有するように構成できる。微細空洞1650は、約120μmの直径を有し、カソード内に200μmまで延在し、約0.25mmの中心間距離で隔てられる。アノード1610は200μmの誘電体層を伴った約100μmの層であることが可能である。したがって、この実施形態では、カソード1630の覆われていない領域の最も長い寸法の、誘電体1620の厚さに対する比率は、約10:1である。
図16Aに表された実施形態の可視光線による対応する写真を図17に示す。表されたように、この実施形態によるデバイスは、300Torrのキセノン媒体を有し、10mAの電流で動作している。図16Aの9つの微細空洞のデバイスに対しては、10mAの電流はマイクロ放電当たり約1mAに対応している。
図18は、図16に表されるような実施形態による光源について200〜760Torrの圧力範囲において、波長に対する観測された強度をプロットしたものである。この実施形態の放射のエキシマ・パワーは、図19の圧力範囲において、電流に対してプロットされている。図18に示されるように、400Torrを超える圧力に対し、より大きなパワーが達せられている。与えられた圧力では、電流と共に、パワーは圧力依存の最大パワーにまで上昇している。図20にプロットされた値からわかるように、エキシマ効率、すなわち4πの範囲に放たれたトータルの光強度を電力で割ったものは、低電流値においてその最大値に達する。示されるように、より高い圧力と10mA未満の電流において、効率は10%に達する。
図21は図10に表されたものと類似の光源120の実施形態の等角図である。図21の表されるような光源の実施形態による光源を使用して得られた線状エキシマ光源の空間分布が、図22の一連の写真によって示されている。172nmの波長において上方から撮影された図22の写真は、500Torrの圧力のキセノンの光源ガス媒体を使用して得られた。「点灯」するマイクロ放電の数は電流と共に増加する。しかしながら、全ての放電が起こされた値を超えて電流が増加する場合、エキシマ光源は変化する。微細空洞(図22のスポット)の位置で最も高い強度値を示さずに、プラズマからの光強度が均等になる。図23に示されるように、この位置からは、電流と共にトータルのエキシマ・パワーは減少する。この遷移に対する臨界電流は圧力に依存する。圧力が低ければ低いほど、図23に示された臨界電流は低くなる。
図10、13、16、および21は、それぞれ本発明による異なった実施形態を表し、そこでは微細空洞が1つまたはそれ以上の線状に連続して配置されている。このような実施形態では、陰極降下および負グローは微細空洞と誘電体との間の空間を占め、均等な線状のプラズマ源を発生させる。カソード微細孔径と比べて、アノード・カソード間隔がそれほど大きくない限り、アノード1010、1310、1610の位置設定は自在である。したがって、本発明の想定の範囲には、アノードとカソードの同様な他の構成が存在することが理解されるべきである。
図24の上方からの写真は、光源120の他の実施形態からの、結果として得られる放射パターンを示している。図24の動作に示された実施形態では、微細空洞は、1cm×1cmの範囲上に前後に列を形成している連続的な配列で、実質的には正方形領域に延在した一連の微細空洞の形態に整列している。表された光源は1cm×1cmのトータルサイズを有している。光源は、200Torrの圧力で60mAの電流の下でのキセノンを使用した動作におけるものを示している。
図24に示されるような光源120の実施形態は、プレーナー(planar)表面に形成できる一方で、他の実施形態では曲面の表面上に形成された光源を含むことができる。例えば、チューブを通して流れるガスまたは液体に放射するように光源が構成されうる。これにより、光源は特定のターゲットに放射するために調整した光を生成できる。図25Aと図25Bは、それぞれ、ガスまたは流体の流れに連続的に放射するために構成された、本発明によるエキシマランプの実施形態を表す別々の斜視図および透視図である。図24に表された実施形態は、シリンダ表面に形成されたアノード、誘電体、およびカソードを有するシリンダを含んでいる。微細空洞のアレイは、これらの各層を貫通できる。そして流体は、処理のためのシリンダへ、およびシリンダから受け取ることができる。図25Aに表されるようなガス放電デバイスの一実施形態では、デバイスは、処理される液体またはガスを囲む2つの半分の円筒の形態に作ることができる。
3.デバイス寿命の検討
商業的に使用するのにおいて、光源が100時間またはそれ以上の寿命および有しているならば、特に有利である。電極材料の腐食特性は放電セルの寿命に強い影響力を持っている。その上、誘電体からの腐食は、デバイス性能に有害な影響を有する可能性がある。セル材料上の腐食の速度を低下させることは、セルの寿命を増加させる。
最も良好な材料によってさえ、電極、すなわちアノードおよびカソードの何らかの腐食が生じる。電極を冷却することにより腐食速度を低下させうる。いくつかの実施形態では、電極からの熱伝導によって冷却を達成できる。ここで議論した実施形態に対応する光源の実施形態では、アノード電極およびカソード電極が放電領域を超えて延在し、ヒートシンクに接触するように構成できる。
同様の実施形態は、電極のうち1方のみがヒートシンクに取り付けられるように構成できる。このような実施形態では、取り付けた側の電極は、誘電体を通して第2の側の電極を冷却することができる。誘電体の大きな面積と小さな厚みは、ほとんどの誘電体に固有の貧弱な熱伝導特性を克服することの助けとなる。
電極に亘ってガスを流すことにより、外部冷却も実行できる。冷却ガスの流れは、セルの誘電体表面を冷却する働きもする。ガス冷却光源の実施形態は、放電デバイスの両側の気密性通路によって構成できる。この構造により、マイクロ放電部を形成する孔を直接通してガスが流れることが可能となり、したがってガスは両方の電極、誘電体、およびデバイスの周囲のいくらかの領域を冷却する。
この特徴は前述の図2の実施形態に組み入れられている。光源は微細空洞カソード放電素子202、電極プレート203および204、圧力リング205、および窓206を有する。表された実施形態は片面の光出力を提供するが、同様の特徴で両面の実施形態を構成できる。
少なくとも1つの微細空洞を含む光源120の実施形態では、光源120の特定の実施形態に必要な寿命、性能、および費用に応じて、微細空洞の深さ、幅、形状、および表面材料を変えることができる。上記で議論したように、光源120の実施形態における微細空洞は、カソードを部分的または完全に貫くことができる。光源120は、図26Aおよび図26Bに表されるアノードおよびカソードの両方を完全に貫通する単一の微細空洞カソード放電を有することができる。表された微細空洞は、電極2602および2603と、誘電体2604の組み合わせにより貫通孔2609によって形成される。貫通孔2609の形状は、図26Aおよび図26Bに示されるように直径2613を有する筒状とすることができるが、他の形状をも使用できる。
ここに示された実施形態は、電極2602および2603を貫く直径と同じ直径を有し、誘電体2604を貫く貫通孔2609を持つ。貫通孔2609の誘電体における部分は誘電体の表面に亘る絶縁破壊を最小にするように形成できる。各々の電極および誘電体における開口とレイアウトの、サイズと方向は、お互いと異なったものとできる。
貫通孔2609の直径2613と、電極2602および2603のそれぞれの厚さ2610および2611は、直径2613の、厚さ2602および2603の各々に対する比率が約1:2となるようにすることが可能である。このおよその比率は、微細空洞2601の貫通孔2609内に形成される放電中で荷電粒子をもたらすポテンシャル井戸が形成され、反対の電極(2602または2603)に移動する際の、電極2610または2611の厚さよりはるかに長い通過経路を取ることを確実にする。この配置は、放電が合体して微細空洞を破損しうるアークを形成する見込みがより少ない状況で、同様の領域の平面電極よりもずっと多くの電子を発生させる。
図26Aおよび図26Bに表された簡単な実施形態に対して、光源120の一実施形態は、図27Aおよび図27Bに表されるように、より複雑な微細空洞ガス放電体2701に含むことができ、機能を拡張しながら寿命の追加を提供する。微細空洞ガス放電体2701は、電極2702および2703のベース材料とは異種の材料から形成されうる電極面2705および2706を有する。これにより、電極面2705および2706は、放電に使用される腐食性ガスと、貫通孔2709に創生される放電自体による腐食に対して抵抗するよう選択された材料から構成することができる。電極のベース材料2702および2703のためには高伝導の材料が使用でき、抵抗損失を低下させ、デバイスをより加熱されにくくする。
表面材料は、バリウムおよびセシウム、あるいは低仕事関数の材料と耐熱金属ベースから成るディスペンサ・カソード材料(dispenser cathode material)などのような、仕事関数の低い材料を有することができる。
さらにデバイス寿命を延長するために、一実施形態においては、各微細空洞は、電極2702および2703内において電極の厚さ2710および2711の全厚さの大部分を通して貫く周囲のギャップ2707および2708によって囲むことができる。電極2702および2703の残存部分の厚さは、アークの際にセルによって引き起こされた過剰な電流がその部分の電極材料を蒸発温度にまで加熱して、電気回路の中断をもたらすように選択される。これは、複数のセルを含むアレイにおいて、損傷したセルが、残存しているセルをショート(短絡)させるのを防ぐヒュージブル・リンク(fusible link; 可溶性結合)を形成する。
図27Bに表された実施形態は、放電体2701に近接した表面材2714および2715を有することもできる。表面材2714は光源により発生する光を透過する窓として機能できる。また、表面材2715も窓を含むことができ、あるいは不透明な材料を含むこともできる。表面材2714および2715は、放電ガスが循環できる入口および出口プレナムを形成するためにセルの表面から物理的に隔てられる。ガス放電体から光が透過されるのを可能にすることに加えて、表面材2714および2715によって規定される経路を通したガスの循環はセルを冷却し、放電ガスの交換を可能にし、それら双方が光源の寿命の延長に通じる。
図27Aおよび図27Bに表された光源120の実施形態が、ヒュージブル・リンクを形成するための周囲のギャップ2707および2708と、電極面2705および2706を形成する異種材料の、両方の特徴を有する微細空洞を含むことができるが、それらの特徴の各々が独立している、ということが理解されるべきである。したがって、光源120の他の実施形態は、電極面上に周囲のギャップまたは異種材料のどちらかを有する微細空洞を含むことができるが、両方の特徴は含まない。光源120のさらに他の実施形態は、1つの電極のみにヒュージブル・リンクを形成させる。したがって、ギャップ2707またはギャップ2708のどちらかしか有しないことになるが、両方は有しない。複数の微細空洞を含む光源120の他の実施形態では、これらの特徴のいずれかが、複数の微細空洞の全てではなく、その一部で見出されるようにできる。
4.光源製造
大面積の平面または曲面のパネル・エキシマランプの製造を可能にする方法は、プラズマ溶射である。プラズマ溶射は、ダイヤモンドおよび他の被覆を形成するのに使用されてきた周知よく知られた技術である。この技術は、カソード金属上に、アルミナ、PSZ、TZP、または窒化アルミニウムなどのような誘電体の安定した被覆を提供するのにも有利に使用できる。またこの方法により、モリブデン−ジルコニア−モリブデンなどの3層を形成させることも可能である。二層の誘電体、あるいは表面金属層と3層の誘電体におけるパターンは、製造工程中にマスクを使用するか、またはエッチング法のいずれかによって作成することができる。プラズマ溶射技術に関する詳細は、Lugscheider, E.およびWeber, T.著「in Plasma Spraying-An Innovative Coating Technique: Process Variants and Applications」、IEEE Transactions on Plasma Science 18 (1990), Volume 6, pp. 968-973によって提供されている。
上記詳細な説明が、様々な実施形態への適用に沿って本発明の新規な特徴を示し、記述し、指摘してきたが、本発明の精神から逸脱することなく、この技術分野の当業者が、例示されたデバイスまたはプロセスの形態および詳細における様々な省略、代替、および変更を行うことができる、ということが理解されるであろう。本発明の範囲は以上の説明というよりはむしろ、添付の特許請求の範囲によって表される。特許請求の範囲と等価な意味および範囲に含まれるすべての変更は、その範囲の中に包含されるべきものである。
本発明の一実施形態による、UV照射を通した超純水を製造するシステムを表す図である。 図1に表されたシステムの一実施形態で使用されうるガス冷却流路と多層膜窓を有したランプとハウジングの断面図である。 図1に表されたシステムの一実施形態で使用され、放電媒体がアルゴン・フッ化物である光源の場合における、波長と強度との関係のグラフである。 図1に表されたシステムの場合の、ジクロロエテンのモル吸光係数と光源からの放射光波長との関係のグラフである。 リセスした誘電体を有する微細空洞電極構成を表す図である。 10×10個の微細空洞をもつ構成に対する可視光スペクトルにおけるマイクロ放電の正面写真である。 ステンレス鋼メッシュから成るカソードの上面からの写真である。 図7Aのカソードを使用するデバイスの動作中における上面からの写真である。 周囲の電流および電流密度を表すベクトルに沿った簡単な微細空洞放電を表す図である。 図8Aと同様の簡単な微細空洞放電であるが、カソードの覆われていない領域上に生成される放電プラズマを有するものを表す図である。 図8Bと同様の簡単な微細空洞放電であるが、カソードの覆われていない領域の境界を超えて広がる放電プラズマを有するものを表す図である。 キセノンガス媒体における単一の微細空洞光源の、動作中の正面写真一式である。 本発明の一実施形態による光源の断面図を表す。 図10Aに表された形態と同じ光源の平面図を表す。 図10Aの形態による光源の電流電圧特性のグラフ表示である。 電流と圧力のある範囲において動作する、図10Aに表された光源形態の一連の可視光写真である。 電流と圧力のある範囲において動作する、図10Aに表された光源形態の一連の可視光写真である。 本発明による光源の他の実施形態の平面図である。 図13に表された光源の電流電圧特性のグラフ表示である。 電流のある範囲において動作する、図13に表された光源形態の一連の可視光写真である。 本発明による光源の他の実施形態の平面図を表す。 図16Aに表された光源の実施形態の断面図である。 10mAの電流で300Torrのキセノンにおいて動作する、図16Aに表された光源の形態の写真である。 キセノン放電媒体を使用する、図16Aに表された形態による光源の動作から得られる強度と波長との関係のグラフである。 キセノン放電媒体を使用する、図16Aに表された形態による光源の動作から得られる放射パワーと電流との関係のグラフである。 キセノン放電媒体を使用する、図16Aに表された形態による光源の動作から得られる効率と電流との関係のグラフである。 図10Aに表されたものと類似の光源の等角図である。 500Torrのキセノンで動作する、図21に表された光源形態の一連の可視光写真である。 キセノン放電媒体を使用する、図21に表された形態による光源の動作から得られる強度と波長との関係のグラフである。 本発明の他の実施形態による運転中の光源の写真である。 本発明の一実施形態による、シリンダ形態での光源の側面斜視図である。 図21Aに表された光源形態の端部透視図である。 本発明による簡単な微細空洞の平面図を表す。 図26Aに表された簡単な微細空洞の横方向断面図である。 微細空洞の周囲にヒュージブル・リンクを有する、本発明による微細空洞の平面図である。 図27Aに表された微細空洞の横方向断面図である。
符号の説明
101 流体処理システム(処理装置)
110 流体処理チャンバ
120 光源
130 流体入口
140 流体出口
160 UV検出器
170 ガス源
180 電子回路
190 制御部
201 マイクロ放電・エキシマガス放電光源
202 ガス放電素子
203、204 電極プレート
205 圧力リング
206 窓
207 排気ガスポート
208 流入ガスポート
209 ガス接触層
210 中間層
211 流体接触層
212、213、214 Oリング
270 微細空洞ガス放電
810 アノード
814 矢印
816 矢印
820 誘電体
830 カソード
850 微細空洞
880 拡張プラズマ層
1010 アノード
1020 誘電体
1030 カソード
1050〜1059 微細空洞
1310 アノード
1320 誘電体
1330 カソード
1610 アノード
1610 誘電体
1620 誘電体
1630 カソード
1650 微細空洞
2601 微細空洞
2602 電極
2604 誘電体
2609 貫通孔
2610 電極
2613 直径
2701 微細空洞ガス放電体
2702 電極
2705 電極面
2707、2708 ギャップ
2709 貫通孔
2714、2715 表面材

Claims (65)

  1. 流体入口および流体出口に連結された処理チャンバと、
    処理チャンバを通過する流体を放射に露出するよう光源が構成される少なくとも1つのマイクロ放電・エキシマガス放電光源と、
    を有する流体処理システム。
  2. 光源に連結されたガス供給手段をさらに有する請求項1に記載のシステム。
  3. 少なくとも1つの光源からの光を受けるように配置されたUV検出器をさらに有し、前記光は前記処理チャンバの少なくとも一部を通過させられる請求項1に記載のシステム。
  4. 前記ガス放電光源が100〜400nmの範囲の波長を持った光を生成する請求項1に記載のシステム。
  5. 前記ガス放電光源が約193nmの波長を支配的に持った光を生成する請求項1に記載のシステム。
  6. 前記ガス放電光源が約172nmの波長を支配的に持った光を生成する請求項1に記載のシステム。
  7. 前記流体が実質的に水より成る請求項1に記載のシステム。
  8. 不純物が有機化合物を含む請求項1に記載のシステム。
  9. 前記有機化合物の少なくとも一部がハロゲン化している請求項8に記載のシステム。
  10. 少なくとも1つの光源がチャンバ・シールの一部を形成する請求項1に記載のシステム。
  11. 流体入口および流体出口に連結された処理チャンバと、
    処理チャンバを通過する流体を放射に露出するよう光源が構成される少なくとも1つのマイクロ放電・エキシマガス放電光源と、
    を有する流体処理システムであって、
    各光源が、
    カソードの少なくとも1つの覆われていない領域を規定するために、誘電体で覆われた表面の一部を備えた前記カソードであって、前記領域の最も長い寸法が前記誘電体の厚さより実質的に大きいカソードと、
    前記カソードの覆われていない部分を貫通する1つまたは複数の微細空洞と、
    少なくとも前記誘電体の厚さで前記カソードと隔てられたアノードと、
    前記アノードと前記カソードとに接触するガス放電媒体と、
    を有する流体処理システム。
  12. 前記最も長い寸法の、前記誘電体の厚さに対する比率が約10対1である請求項11に記載のシステム。
  13. マイクロ放電・エキシマガス放電光源を利用する光を生成し、前記光が100nm〜400nmの範囲の波長を持つようにする段階と、
    流体を前記光に露出する段階と、
    を有する流体の不純物を浄化する方法。
  14. プラズマ放電の領域を通して冷却ガスを流す段階さらに有する請求項13に記載の方法。
  15. 前記ガス放電光源が約193nmの波長を支配的に持った光を生成する請求項13に記載の方法。
  16. 前記ガス放電光源が約172nmの波長を支配的に持った光を生成する請求項13に記載の方法。
  17. 前記流体が実質的に水より成る請求項13に記載の方法。
  18. 不純物が有機化合物を含む請求項13に記載の方法。
  19. 前記有機化合物の少なくとも一部がハロゲン化している請求項18の方法。
  20. 光を生成するために使用されるマイクロ放電・エキシマガス放電光源が
    カソードの少なくとも1つの覆われていない領域を規定するために、誘電体で覆われた表面の一部を備えた前記カソードであって、前記領域の最も長い寸法が前記誘電体の厚さより実質的に大きいカソードと、
    少なくとも前記誘電体の厚さで前記カソードと隔てられたアノードと、
    前記アノードと前記カソードとに接触するガス放電媒体と、
    を有する請求項13に記載の方法。
  21. 光を生成するために使用される前記エキシマガス放電光源が、前記カソードの覆われていない部分を貫通する1つまたは複数の微細空洞をさらに有する請求項20の方法。
  22. カソードの少なくとも1つの覆われていない領域を規定するために、誘電体で覆われた表面の一部を備えた前記カソードであって、前記領域の最も長い寸法が前記誘電体の厚さより実質的に大きいカソードと、
    前記カソードの覆われていない部分を貫通する1つまたは複数の微細空洞と、
    少なくとも前記誘電体の厚さで前記カソードと隔てられたアノードと、
    前記アノードと前記カソードとに接触するガス放電媒体と、
    を有するガス放電光源。
  23. 前記最も長い寸法の、前記誘電体の厚さに対する比率が少なくとも10対1である請求項22に記載のガス放電光源。
  24. 少なくとも1つの前記微細空洞が、前記カソードの覆われていない部分を通して完全に貫通する請求項22に記載のガス放電光源。
  25. 前記誘電体の厚さが少なくとも1つの前記微細空洞の幅とほぼ同じである請求項22に記載のガス放電光源。
  26. 前記カソードの覆われていない部分がスリットを備える請求項22に記載のガス放電光源。
  27. 前記アノードが前記スリットの1つの面に沿って延在する請求項26に記載のガス放電光源。
  28. 前記アノードの第1の部分が前記スリットの一端から延在し、前記アノードの第2の部分が前記スリットの他端から延在する請求項26に記載のガス放電光源。
  29. 前記カソードの覆われていない部分が実質的に円形である請求項22に記載のガス放電光源。
  30. 前記アノードと前記カソードとは直流電源に連結される請求項22に記載のガス放電光源。
  31. 前記アノードと前記カソードとは交流電源に連結される請求項22に記載のガス放電光源。
  32. 前記アノードと前記カソードとはパルス電流電源に連結される請求項22に記載のガス放電光源。
  33. 前記ガスが10Torrから1500Torrまでの範囲の圧力である請求項22に記載のガス放電光源。
  34. 前記アノードおよび前記カソードを囲むハウジングと、
    前記ハウジングの一部を覆う窓と、
    をさらに有する請求項22に記載のガス放電光源。
  35. ガス入口と、
    ガス出口と
    をさらに有する請求項34に記載のガス放電光源。
  36. 前記ガスが希ガスを含む請求項22に記載のガス放電光源。
  37. 前記ガスが、ヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノン、およびそれらの混合物から成る群から選択される請求項22に記載のガス放電光源。
  38. 前記ガスが、希ガスと電気陰性ガスとを含む混合物である請求項22に記載のガス放電光源。
  39. 前記ガスが空気を含む請求項22に記載のガス放電光源。
  40. 前記カソードが耐熱金属を含む請求項22に記載のガス放電光源。
  41. 前記カソードが、モリブデン、チタニウム、およびタングステンから成る群から選択された少なくとも1つの材料を含む請求項22に記載のガス放電光源。
  42. 前記誘電体が耐熱誘電体を含む請求項22に記載のガス放電光源。
  43. 前記誘電体が、アルミナおよびジルコニアから成る群から選択された少なくとも1つの材料を含む請求項22に記載のガス放電光源。
  44. 前記誘電体が10マイクロメートルから200マイクロメートルの厚さ持つ請求項22に記載のガス放電光源。
  45. 前記誘電体がカソードに塗布された被覆を含む請求項22に記載のガス放電光源。
  46. 前記アノードが耐熱金属を含む請求項22に記載のガス放電光源。
  47. 前記アノードが、モリブデン、チタニウム、およびタングステンから成る群から選択された少なくとも1つの材料を含む請求項22に記載のガス放電光源。
  48. 前記アノードが少なくとも1つのプレートを含む請求項22に記載のガス放電光源。
  49. 前記アノードが前記誘電体の少なくとも一部を覆う金属層を含む請求項22に記載のガス放電光源。
  50. 前記アノードおよび前記カソードの少なくとも1つが、ヒートシンクに熱的に連結される請求項22に記載のガス放電デバイス。
  51. 前記アノードおよび前記カソードに交差する気密性通路と、
    各通路に連結されたガス流入ポートと、
    各通路に連結されたガス流出ポートと、
    をさらに有する請求項22に記載のガス放電光源。
  52. 前記カソードおよび前記アノードの少なくとも1つが、エキシマ形成ガスにさらされる内側表面と、目標流体にさらされる外側表面と、を備えた光透過性窓を通して光を放つように配置される請求項22に記載のガス放電光源。
  53. 前記内側表面は、エキシマガスとその励起された構成成分にさらされることに耐えうる請求項52によるガス放電デバイス。
  54. 前記外側表面は、高純度水との接触に耐えうる請求項52によるガス放電デバイス。
  55. デバイスの前記アノードおよび前記カソードの両方の側に、近接した光透過性窓が存在する請求項52によるガス放電デバイス。
  56. 透過光は、約150〜400nmの範囲に支配的な波長を持っている請求項52に記載のガス放電デバイス。
  57. 第1および第2の電極であって、第1の電極はベース電極材料を含み、カソードの少なくとも1つの覆われていない領域を規定するために誘電体で覆われた表面の一部を備え、前記領域の最も長い寸法が前記誘電体の厚さより実質的に大きくなるようにし、
    第2の電極はベース電極材料を含み、少なくとも前記誘電体の厚さで前記第1の電極と隔てられるようにした、第1および第2の電極と、
    前記第1の電極および前記第2の電極に接触するガス放電媒体と、
    少なくとも1つの電極を貫通する複数の微細空洞であって、前記微細空洞の少なくとも1つにおける電極表面材料がベース電極材料とは異なる材料である微細空洞と、
    を有するガス放電光源。
  58. 前記表面材料が耐熱金属を含む請求項57のガス放電光源。
  59. 前記表面材料が、タングステン、モリブデン、およびチタニウムから成る群から選択された少なくとも1つの材料を含む請求項57に記載のガス放電光源。
  60. 前記表面材料が、少なくとも1つの低仕事関数の材料を含む請求項57に記載のガス放電光源。
  61. 前記表面材料が、バリウムおよびセシウムから成る群から選択された材料を含む請求項57に記載のガス放電光源。
  62. 前記表面材料が、ディスペンサ・カソード材料を含む請求項57に記載のガス放電光源。
  63. 前記ディスペンサ・カソード材料が低仕事関数の材料と耐熱金属ベースとの混合物を含む請求項62に記載のガス放電光源。
  64. 少なくとも1つの電極が、ヒュージブル・リンクであって、前記ヒュージブル・リンクを通る電流が特定の時間内に特定のレベルを超えた場合に電流の導通を止めるよう構成されたヒュージブル・リンクを有する請求項57のガス放電光源。
  65. 前記微細空洞の少なくとも1つが、少なくとも1つの電極の一部を電極のある厚さまで貫く周囲のギャップによって囲まれ、前記厚さがヒュージブル・リンクを形成するように選択される請求項57のガス放電光源。
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