JP2006512021A - ワイヤレス通信システムにおけるアクセスポイントの選択 - Google Patents

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Abstract

本発明は、移動ターミナル及びアクセスポイントを備えたワイヤレス通信システムにおいてアクセスポイントを選択するための方法に係る。移動ターミナルが、アクセスポイントの全カバレージエリア内の優勢な状態を従来より効果的に考慮に入れられるように、属性のセットが移動ターミナルから現在サービスしているアクセスポイントへ送信され、各セットは、そのサービスしているアクセスポイントと送信側移動ターミナルとの間のワイヤレスリンクのクオリティを指示する少なくとも1つの属性を含む。これらセットに基づき、アクセスポイントのカバレージエリア内の現在サービス状態を記述するサービスレポートが形成されて、少なくとも1つの移動ターミナルへ送信される。このターミナルは、少なくとも1つのアクセスポイントのサービスレポートを検査し、そしてこの検査に基づいて、ワイヤレスリンクを確立すべきアクセスポイントを選択する。

Description

本発明は、一般に、ユーザ操作ターミナルへデーターサービスを提供するワイヤレス通信システムにおけるアクセスポイントの選択に係る。本発明の選択メカニズムは、ネットワークに加入したとき以降及びネットワーク内をローミングするときの両方に移動ターミナルによって利用することができる。それ故、本発明のメカニズムは、ワイヤレス通信システムにおける移動をサポートする。
真の移動計算及びネットワーク編成に向けられた現在の開発は、ユーザが自分のホームネットワークの外部にいるときに、インターネットへのアクセスをユーザに与える種々のアクセス技術の進歩をもたらした。現在、ワイヤレスインターネットアクセスは、通常、ワイヤレスLAN(WLAN)技術、又は移動ネットワーク、或いはその両方をベースとする。
ワイヤレスLANシステムは、通常、ワイヤードネットワークの延長であり、ワイヤードネットワークへのワイヤレスアクセスを移動ユーザに与える。ワイヤレスLAN技術では、アドホックネットワーク及びインフラストラクチャーネットワークの2つの基本的なネットワークトポロジーがネットワークコンフィグレーションとして使用できる。アドホックネットワークは、ベースステーションのサービスを伴わずに、2つ以上の独立した移動ターミナルにより形成され、即ちアドホックネットワークでは、ターミナルがピア対ピアベースで通信する。アドホックネットワークは、通常、一時的な目的のために形成される。一方インフラストラクチャーネットワークは、ワイヤードインフラストラクチャーの一部分を形成するアクセスポイントと称される1つ以上のワイヤレスベースステーションを備えている。この形式のネットワークでは、トラフィックが2つのターミナル間のものか、ターミナルとワイヤードネットワークとの間のものかに関わらず、全てのトラフィックがアクセスポイントを通過し、即ち、移動ターミナルはピア対ピアのベースでは通信しない。移動ターミナルは、ワイヤレスLANカードが設けられ、従って、種々のホットスポット、例えば、空港、コンベンションセンター、鉄道の駅又はショッピングモールに主として位置する前記アクセスポイントを経て、インターネットのようなワイヤードネットワークにアクセスすることができる。
メッセージを配送できるようにするために、移動ターミナルは、最初に、ネットワークに加入しなければならない。一般に提携化(association)と称されるこのプロセスでは、移動ステーションは、その近隣のアクセスポイントの1つと提携化する。所定の瞬間に、特定のアクセスポイント、即ちターミナルが提携化されるポイントは、その移動ターミナルにサービスするアクセスポイントとして働く。
以下、提携化手順の典型的な現在の実施について簡単に述べる。最も簡単な実施形態では、ターミナルは、それが検出する第1のアクセスポイントを選択する。ターミナルがターンオンされると、当該地理的エリアにおいて利用できるチャンネルを走査し始め、それが受信する第1のアクセスポイントを選択する。より精巧な解決策では、この選択は、複数のアクセスポイントの送信から得られる情報に基づく。ターミナルは、能動的又は受動的走査を使用して、その領域のアクセスポイントを検出する。能動的な走査では、ターミナルは、プローブと称されるメッセージを各チャンネルに送信する。アクセスポイントは、プローブメッセージを受信すると、プローブ応答をターミナルへ返送する。受動的走査では、ターミナルは、各アクセスポイントによって周期的にブロードキャストされるビーコンメッセージを単に聞くことで、ネットワークを見つける。上記の能動的又は受動的走査を使用して、ターミナルは、チャンネルを走査し、そしてビーコンフレーム又はプローブ応答フレームにおいて送信された情報を検査し、これらフレームは、アクセスポイントの特性に関する情報、例えば、アクセスポイントのセキュリティファンクションを指示するパラメータを含んでいる。ターミナルは、アクセスポイントへのリンクにおける受信信号レベルを指示するRSSI(受信信号強度指示子)と称されるパラメータを決定しそして記憶する。走査プロセスを終了すると、ターミナルは、アクセスポイントがターミナルにより設定された他の要件を満足するとすれば、最大のRSSIをもつアクセスポイントを選択する。換言すれば、ターミナルは、アクセスポイントの特性がターミナルに適する限り、最良のRSSIをもつアクセスポイントが最良のサービスクオリティを提供すると仮定する。
WLANネットワークの別の重要な属性は、隣接アクセスポイントのカバレージエリア即ちセルの重畳である。というのは、重畳によりセル間に繋ぎ目のないローミングを可能にするからである。ターミナルをもつ移動ユーザが、現在サービスしているアクセスポイントのカバレージエリアを越えて移動するときには、ターミナルは、それ自身を新たなアクセスポイントと提携化しなければならない。確立された提携化状態を1つのアクセスポイントから別のアクセスポイントへ転送するこのプロセスを、一般に再提携化と称する。
しかしながら、最大のRSSIをもつアクセスポイントが最良のサービスクオリティを与えるという仮定は、大多数の移動ターミナルが少数のアクセスポイントと提携化される一方、幾つかのアクセスポイントは実質的にアイドリングであるという状態を招くことがある。
それ故、負荷分担メカニズムが開発され、これは、アクセスポイント間により均一な負荷分布を生じ、即ち全てのアクセスポイント間にターミナルを非常に均一に分布させる。この負荷分担メカニズムは、アクセスポイントによりビーコン又はプローブ応答フレームにおいて送信された負荷情報をベースとし、この負荷情報は、アクセスポイントの現在負荷を指示する。この負荷情報は、通常、アクセスポイントと現在提携化されているターミナルの数を指示する。この負荷情報は、特に、セルが重畳しているエリア、又は多セル構造を必要とする混雑したエリア、即ち多数のアクセスポイントが本質的に同じエリアをカバーする場合に、有用である。
上述した負荷情報の使用は、例えば、米国特許第6,469,991号に開示されている。この文書は、アクセスポイントからブロードキャストされるビーコンメッセージが、アクセスポイントの能力に関する情報と、おそらく、アクセスポイントと提携化された移動ターミナルの数を一般的に含む負荷メトリック情報とを含むようなワイヤレス通信システムを開示している。ビーコンメッセージの情報に基づいて、ワイヤレスターミナルは、それが提携化することを望むアクセスポイントを選択する。
アクセスポイントから種々の接続属性を送信することが更に知られており、アクセスポイントの選択は、上記属性に基づいて行われる。国際特許出願WO01/63842号は、接続を可能な限り同じネットワークに保持する方法を開示している。ターミナルは、多数のネットワークから上記属性を受け取り、そして2つのアクセスポイント、即ち現在サービスしているアクセスポイントのネットワークであるネットワークに最良の接続属性を有する第1アクセスポイントと、現在サービスしているアクセスポイントのネットワークとは別のネットワークに最良の接続属性を有する第2のアクセスポイントとを選択する。ターミナルは、第1及び第2のアクセスポイントの1つ以上の接続属性を比較し、次いで、2つのアクセスポイントの接続属性間の差が所定の基準を満足する場合に第2のアクセスポイントと再提携化する。このようにして、サービスしているネットワークに接続をできるだけ長く保持することができる。
しかしながら、この方法は、この方法を開始できる前に、サービスするアクセスポイントを既にもつことが必要であるので、ローミングにしか使用できない。
一般的に、ネットワークに加入し及びアクセスポイントと再提携化するための上述した既知の方法に関する主たる欠点は、正しいアクセスポイントについての判断を、移動ターミナルに利用できるアクセスポイントの固定の能力及び現在負荷に基づいて行うしかないことである。それ故、アクセスポイントの選択時に、セルのエリア内のサービスクオリティにおそらく影響するであろう多数のファクターを考慮することができない。1つのこのようなファクターは、外部ソースにより生じる干渉である。WLAN環境において考えられる干渉ソースは、例えば、多数のWLANシステムと同じ周波数帯域(2.4GHz)で動作するBluetooth装置と、その付近で独立して動作する他のWLANシステムとである。又、干渉レベルは、WLANシステムの内部チャンネル分離が最適な25MHzより小さい場合に上昇し得る。
更に、現在のWLANネットワークは、アクセスポイントの負荷又はサービスしているリンクの信号レベルのような属性の絶対値に依存しているので、セルにおけるサービスの全体的レベルから短時間ずれただけでも、望ましからぬ提携化又は再提携化の判断を引き起こすことがある。例えば、チャンネルに短時間の無音周期があったり又はアクセスポイントの負荷レベルが短時間低下したりすると、このような判断を引き起こすことがある。
本発明の目的は、上述した欠点を軽減又は排除することである。
本発明の目的は、ワイヤレス通信システムにおいてアクセスポイントを選択するための新規なメカニズムであって、移動ターミナルが、全セル内の優勢な状態を従来よりも効果的に考慮できるようにしたメカニズムを案出することである。
本発明において、セル内の移動ターミナルのグループは、そのターミナルが現在経験しているサービスクオリティ(QoS)の指示を与える所定の属性を利用し、即ちこのような属性のセットを収集し、そしてそのセットを、それにサービスしているアクセスポイントへ送信する。このサービスしているアクセスポイントは、移動ターミナルから受信した属性セットを処理し、そのセットに基づいてセルレポートをコンパイルする。このセルレポートは、セルにおける現在の全体的なサービスクオリティを指示する。このため、セルレポートは、この点についてサービスレポートとも称される。
このサービスレポートが次いで送信され、アクセスポイントを選択しようとしている近隣の各移動ターミナルがそれを受信することができる。近隣のアクセスポイントがそれらのサービスレポートを送信するときに、これらターミナルは、通常、多数のアクセスポイントからサービスレポートを受信する。これらターミナルの各々は、少なくとも1つのアクセスポイントのサービスレポートを検査し、その検査に基づいて、ワイヤレスリンクを確立すべきアクセスポイントを選択する。これらレポート(1つ又は複数)の検査で、ターミナルが誤った判断を行うことが防止される。
従って、本発明の1つの態様は、移動ターミナル及びアクセスポイントを備えたワイヤレス通信システムにおいてアクセスポイントを選択するための方法であって、各アクセスポイントがそのアクセスポイントのサービスエリア内の移動ターミナルにサービスすることができるような方法において、
移動ターミナルの第1グループから、移動ターミナルの該グループに現在サービスしているアクセスポイントへ少なくとも1セットの属性を送信するステップであって、前記移動ターミナルの各々が前記サービスしているアクセスポイントと移動ターミナルとの間のワイヤレスリンクのクオリティを示す少なくとも1つの属性を含むセットを送信するようなステップと、
前記セットに基づいて、前記アクセスポイントのサービスエリアにおける現在サービス状態を記述するサービスレポートを形成するステップと、
移動ターミナルの第2グループへ前記サービスレポートを送信するステップと、
前記第2グループに属する移動ターミナルにおいて、受信した少なくとも1つのサービスレポートを検査するステップと、
前記検査ステップに応答して、前記移動ターミナルからワイヤレスリンクを確立すべきアクセスポイントを選択するステップと、
を備えた方法を提供する。
本発明の一実施形態において、前記セットを形成する属性は、移動ターミナルのMACレイヤー内の管理情報ベースから検索された既存の属性である。
本発明は、更に別の態様において、移動ターミナル及びアクセスポイントを備えたワイヤレス通信システムであって、各アクセスポイントがそのアクセスポイントのサービスエリア内で移動ターミナルにサービスすることができるワイヤレス通信システムにおいて、
移動ターミナルの第1グループから少なくとも1セットの属性を受け取るための受信手段であって、少なくとも1つの属性は、特定の移動ステーションと、その移動ステーションにサービスするアクセスポイントとの間のワイヤレスリンクのクオリティを指示するものである受信手段と、
上記セットに基づいて、アクセスポイントのサービスエリアにおける現在サービス状態を記述するサービスレポートを形成するための処理手段と、
そのサービスレポートを移動ターミナルの第2グループへ送信するための送信手段と、
上記第2グループの移動ターミナルの各々において、(a)受け取ったサービスレポートを検査するための検査手段、及び(b)その検査手段に応答して、ワイヤレスリンクを確立すべきアクセスポイントを選択するための選択手段と、
を備えたシステムを提供する。
本発明は、その別の態様において、ワイヤレス通信システムのためのアクセスポイントであって、
ディストリビューションシステムにアクセスポイントを接続するためのインターフェイス手段と、
前記アクセスポイントのサービスエリア内に位置する移動ターミナルとワイヤレス通信するためのトランシーバであって、該トランシーバは、移動ターミナルから属性のセットを受信し、それら属性の少なくとも1つは、サービスするアクセスポイントと各移動ターミナルとの間のワイヤレスリンクのクオリティを指示するようなトランシーバと、
上記セットに基づいて、アクセスポイントのサービスエリア内の現在サービス状態を記述するサービスレポートを形成するための処理手段と、
を備え、上記トランシーバは、更に、上記サービスレポートを少なくとも1つの移動ターミナルへ送信するように構成されたアクセスポイントを提供する。
本発明は、更に別の態様において、ワイヤレス通信システムのための移動ターミナルであって、
ワイヤレスリンクを経てワイヤレス通信システムのアクセスポイントと通信するトランシーバと、
上記リンクに関する属性を記憶するメモリー手段と、
使用可能なアクセスポイントからサービスレポートを収集する収集手段であって、各サービスレポートが特定のアクセスポイントのサービスエリア内の現在サービス状態を記述するような収集手段と、
移動ターミナルにより受信されたサービスレポートを検査する検査手段と、
検査手段に応答してアクセスポイントを選択する選択手段と、
その選択されたアクセスポイントとのワイヤレスリンクを確立するアクセス手段と、
を備えた移動ターミナルを提供する。
アクセスポイントの選択は、ネットワークに加入するときに行うことができる。というのは、ネットワークに既に加入している他のターミナルがアクセスポイントに属性セットを与えているからである。又、この選択は、ローミングに関連して行うこともでき、即ちターミナルそれ自体が、それにサービスしているアクセスポイントにセットを送信することができる。しかしながら、再提携化の判断を行うターミナルは、アクセスポイントに属性セットを与えたものとは別のターミナルでもよい。本発明の一実施形態では、レポート発行ターミナルは、インテリジェントな電話のような小型のターミナルよりもバッテリー容量の大きいラップトップコンピューターである。
本発明のメカニズムは、選択プロセスにインテリジェンスを付加する。それ故、ターミナルは、外部の干渉ソースのような1つ以上のファクターがサービスクオリティを低下するようなセルを回避することができる。
更に、セルのより安定した長時間状態から短時間ずれても、以前のように容易に誤った提携化や再提携化判断を引き起こすことは、もはやない。
本発明の一実施形態では、アクセスポイントは、レポート発行ターミナルを、所定の属性に対して異なるカテゴリーに分割し、そして各カテゴリーに関してセル内の現在サービス状態を記述するサービスレポートを形成する。移動ターミナルは、それが受け取った各サービスレポートに対してそのカテゴリーを定義し、そしてそのレポートに対して定義されたカテゴリーに関して特定のレポートを検査する。このようにして、最も適当な情報だけを、アクセスポイントを選択するための基礎として考えることができる。
以下、本発明の他の特徴及び効果は、添付図面を参照した以下の詳細な説明から明らかとなろう。
以下、添付図面の図1から図6に示す例を参照して本発明及びその好ましい実施形態を詳細に説明する。
上述したように、本発明のシステムは、ワイヤレスローカルエリアネットワークに関するIEEE802.11規格に基づくのが好ましい。更に、本発明によるワイヤレスネットワークは、インフラストラクチャーモードで動作し、即ちベースステーションを備え、このベースステーションは、移動ターミナルから固定ネットワークへサービス要求を転送すると共に、固定ネットワークにより提供されるサービスを移動ターミナルへ転送する。ベースステーションは、一般に、アクセスポイントと称される。
図1は、本発明による典型的な通信システムを示す。このシステムは、1つ以上のWLANネットワークを備え、その各々は、ゲートウェイGW(ルーター)により別のネットワーク、例えば、サービスプロバイダーSPを含むインターネットへ接続される。上述したように、各WLANネットワークは、1つ以上のアクセスポイントを備え、その各々は、アクセスポイントのカバレージエリア即ちセル内のターミナルとワイヤレス通信し、従って、ターミナルとワイヤードネットワークとの間にブリッジを形成する。この点について、カバレージエリアは、サービスエリアとも称される。
ここでは、図示されたWLANネットワーク100は、4つのアクセスポイントAP1からAP4を含むものと仮定する。この形式のネットワーク(即ちインフラストラクチャーネットワーク)では、アクセスポイント及び少なくとも1つのターミナルがベースサービングセット(BSS)を形成するといえる。次いで、一連のBSSが拡張サービスセット(ESS)を形成する。これらのBSSは、ディストリビューションシステム(DS)によって互いに接続され、DSは、TCP/IPパケットが送信されるイーサネット(登録商標)LANのようなワイヤードネットワークであるか、ワイヤレスネットワークであるか、あるいはこれら2つの組み合わせである。本発明は、ディストリビューションシステムのアーチテクチャーに関連したものではないので、ここでは詳細に説明しない。
WLANネットワークのエリア内を移動するユーザは、ポータブルコンピュータ、PDA装置、インテリジェント電話、又は他のこのような移動ターミナルMTを使用することができる。通常のGSM電話と同様に、ターミナルは、2つの部分、即ち実際の加入者装置、例えばポータブルコンピュータ(ソフトウェア付き)と、SIM(加入者認識モジュール)とで形成することができ、従って、ネットワークの観点から、加入者装置は、SIMが挿入されたときだけ機能するターミナルとなる。SIMは、例えば、GSMネットワーク又はUMTSに使用するための加入者認識モジュールでよい。後者のケースでは、それは、USIM(ユニバーサルサービス認識モジュール)と称される。しかしながら、ターミナルは、SIMが使用されない慣習的なWLANターミナルでもよい。
このシステムは、更に、通常、WLANネットワークの認証サーバーASを含む。この認証サーバーは、通常、オペレーターネットワーク又はインターネットを経て確立されるTCP/IP接続である保安接続を経て、上述したゲートウェイに接続される。
本発明は、移動ターミナルとアクセスポイントとの協働に関するものであるので、システムの構造についてはこれ以上説明しない。良く知られたように、IEEE規格802.11は、ワイヤレスLANの物理的レイヤーオプション及びMAC(媒体アクセス制御)レイヤープロトコルを定義する。本発明のシステムは、これらの定義に適合するので、ここではこれ以上詳細に説明しない。関心のある読者は、WLANネットワークの全体的な構造及びファンクションを記載した多数の文献が見つかるであろう。又、IEEE802.11規格に基づくWLANネットワークの簡単な説明を含む上述した公告WO01/63842号も参照されたい。
本発明では、MACレイヤーの特徴が新規な仕方で利用される。図2aは、IEEE802.11規格のプロトコルアーチテクチャーを示す。図示されたように、実際の媒体アクセス制御(MAC)プロトコルは、データリンクレイヤー(DLL)であるOSIレイヤーモデルの第2レイヤーの下位サブレイヤーにおいて動作する。MAC管理レイヤーは、提携化及びローミング機能をサポートし、更に、例えば、認証及び暗号化メカニズム、ターミナルの同期、及び電力節約機能を制御する。MAC管理レイヤーは、更に、MACレイヤー管理データベース、即ちMACレイヤーのMIB(管理情報ベース)を維持する。MACレイヤーは、物理的管理レイヤーと協働して、データベースを維持する。本発明では、データベースのコンテンツを利用して、加入又は再提携化プロセス中にアクセスポイントを選択するためのインテリジェントなメカニズムをターミナルに与える。
MACレイヤーMIBは、本発明で使用される種々のパラメータ又は属性を含む。換言すれば、本発明は、MACレイヤーのプロトコルが使用するMACレイヤーMIBの既存の属性を使用する。これらの属性は、アクセスポイントと移動ターミナルとの間のリンクのクオリティの指示を与える。本発明に使用することのできるMACレイヤー属性は、例えば、次の通りである。
‐RSSI(受信信号強度指示子):これは、受信信号のレベルを指示する。
‐NF(ノイズフロア):これは、リンク上の干渉レベルを指示する。
‐TxRetry及びRxRetry:これは、リンク上で実行される再送信及び再受信の量を各々指示する。ターミナルの観点からのTxRetryは、アクセスポイントの観点からのTxRetryに対応する。
‐DR(データレート):これは、リンクのスループットの程度を指示する。
‐ACK(確認):パケットが首尾良く送信されたときに確認が送信される。
‐ARQ(自動繰り返し要求):パケットが失われたときに自動繰り返し要求が送信される。
‐バックオフウィンドウ:これは、ターミナルが媒体をアクセスするためにその順番を待機する時間の長さを指示する。
使用することのできる更に別の属性は、次の通りである。
‐CCA(クリアチャンエルアセスメント):これは、媒体がビジーであるとき又は空いているときを指示する。
‐RATE:これは、ターミナルが送信を行う基本的レートを指示する。低い基本的レートが頻繁に使用される場合には、リンクのクオリティが低下した(長いリンクスパンによるか又は干渉により)ことを指示する。
本発明においては、アクセスポイントと提携化された移動ターミナルが、そのMACレイヤーMIBから、選択された属性を検索し、そして属性のセットを形成する。このセットは、例えば、リスト又はテーブルの形態でよい。ターミナルは、このセットを記憶し、更に、それにサービスしているアクセスポイントへ転送する。MIBから情報を検索するのに使用される通常得られるコマンドにより、希望の属性を検索することができる。
本発明の一実施形態では、ターミナルに最小限の変更しか必要としないMIBの属性が使用される。この場合に、移動ターミナルは、使用すべき属性をMIBから検索して、送信すべきセットを形成するだけでよい。しかしながら、ターミナルが少なくともいくつかの属性を処理することも考えられる。ターミナルは、例えば、選択された属性を周期的に検査して、各属性から、属性の平均値のような新たな変数を発生することができる。
移動ターミナルは、属性セットを、周期的に、又はアクセスポイントから要求が受け取られたときに、或いはその両方に送信することができる。図2bは、サービスしているアクセスポイントがそれらセットに対してターミナルをポーリングする場合のレポート発行ターミナルの動作を示す。この場合に、ターミナルは、サービスしているアクセスポイントにより送信される要求を監視し(ステップ200)、そしてそのセットを送信する要求が、サービスしているアクセスポイントから受け取られたときにだけ、そのセットを発生し(又は更新し)そして送信する(ステップ201から203)。しかしながら、ターミナルは、アクセスポイントからの要求が無くても属性セットを送信することができる。この形式の実施形態が図2cに示されている。図示されたように、属性セットは、例えば、1つ以上の属性における急激な変化のような特定の事象に応答して送信されてもよい(ステップ210参照)。又、ターミナルは、そのセットを送信する前に、属性を前もって収集しそして処理することもでき、即ち図2bのステップ201及び/又は202と、図2cのステップ211及び/又は212は、前もって背景において処理されてもよい。
図3は、1つのターミナルMT1、及びそれにサービスするアクセスポイントAP1を示すことにより本発明による基本的なオペレーションを示す。移動ターミナルは、上述したセットを発生し(ステップ300)、それを記憶し、そしてそのセットのコピーを、サービスしているアクセスポイントへ送信する(ステップ301)。アクセスポイントAP1と提携化された複数の他のターミナルも、同様のセットを送信する。換言すれば、図示された移動ターミナルは、アクセスポイントAP1と提携化されたレポート発生ターミナルのグループTGに属する。それ故、アクセスポイントAP1は、複数の移動ターミナルから同様のセットを受け取る(ステップ302参照)。明らかなように、同様のセットとは、ここでは、同じ属性をもつが、ターミナル特有の属性値を指示するセットを指す。これらセットは、例えば、管理フレームにおいて送信することができる。
全てのターミナルがレポート発生ターミナルとして働き得るが、本発明の一実施形態では、ある形式のターミナルが、レポート発生ターミナルのグループTGを形成する。このように、このタスクは、ラップトップのようなバッテリー電力に関して良好な性能を有するターミナルに与えることができる。しかしながら、たとえそれらセットがあるターミナルのみによって送られた場合でも、以下に述べるように、全てのターミナルがそれら結果を利用することができる。
受け取った属性セットに基づき、アクセスポイントAP1は、セル、又はそのセルにおける現在サービス状態を指示するサービスレポートを発生する(ステップ303)。これは、通常、前記属性の種々の統計学的値、例えば、前記セットにおいて受け取った各属性の平均値、の計算を含む。平均値ではなく、アクセスポイントは、属性値であって、そのときレポート発行ターミナルのある割合、例えばその半分が、それ以下であるような属性値、を決定してもよい。例えば、RSSIに関して、アクセスポイントは、全てのレポート発行ターミナルのRSSI値の平均値、又はある割合のレポート発行ターミナルの現在RSSI値がそれより高くに存在するところのRSSI値を計算することができる。異なる属性が異なる形式の計算を受けてもよい。
本発明の一実施形態において、アクセスポイントは、更に、それ自身の負荷レベルを監視し、そして最後の5分のような所定の周期にわたる平均負荷レベルを決定する。
アクセスポイントは、次いで、計算された変数の少なくとも幾つかを含むサービスレポートをコンパイルする。このサービスレポートは、計算された平均負荷レベル、及びおそらくは、アクセスポイントの瞬時負荷レベルも含むのが好ましい。
サービスレポートは、次いで、少なくとも1つの移動ターミナルへ送信される(ステップ304)。送信は、ユニキャスト送信(プローブ応答のような)、ブロードキャスト送信(ビーコンフレームにおける)、又はマルチキャスト送信でもよい。更に、隣接アクセスポイントが、それらの各セルエリア内のターミナルから属性セットを受信し、そして同様のサービスレポートを送信するときに(ステップ305参照)、図示されたターミナルMT1のような個々のターミナルは、通常、複数のアクセスポイントからサービスレポートを受け取ることができる。
上述したプロセスは、移動ターミナルがネットワークに加入するときに使用される。ネットワークに入るターミナル、又はそのネットワークにおいてターンオンされるターミナルは、サービスレポートを利用し、そして受け取ったサービスレポートの助けでアクセスポイントを選択する。図4は、移動ターミナルがネットワークに加入するときのアクセスポイントの選択を示すフローチャートである。移動ターミナルがネットワークに入るか又はネットワークにおいてターンオンされたときに、例えば、上述した走査方法を使用してチャンネルを経て走査を開始する(ステップ400)。このようにして、ターミナルは、そのターミナルの現在位置で利用できるアクセスポイントの各々からサービスレポートを受け取る。ターミナルは、利用できるアクセスポイントのセット及びそれらの各々の属性を形成し(ステップ401)、そして利用できる最良のアクセスポイントを選択するプロセスを開始する。
ここでは、この選択プロセスは、選択の基礎となるキー指数を使用すると仮定する。以下に述べるように、このキー指数は、単に、一次属性として選択された1つの属性でよい。この例では、各アクセスポイントリンクに関連したRSSIが、キー指数/一次属性として選択される。というのは、RSSIは、サービスクオリティに影響する他のファクターが各アクセスポイントに関して実質的に等しいと仮定して、アクセスポイントのどれが最良であるかを指示するからである。ターミナルは、先ず、最良のRSSI値をもつアクセスポイントを検査し(ステップ402)、即ちターミナルは、最良のものであると仮定されるアクセスポイントから選択を開始する。しかしながら、ターミナルは、次いで、サービスレポートで受け取った情報を使用して、それが最良であるかどうか確認する。RSSIを考慮していない場合には、サービスレポートで受け取られる情報は、その移動ターミナルに隣接するものにおける一般的な性能及び干渉レベルを指示する。次いで、この情報を使用して、最良のRSSIをもつアクセスポイントを選択できるかどうかを確認する。属性の各々は、通常、その特定の属性に対して受け容れられる値を指示するある範囲が与えられる。ターミナルは、その値を受け容れられる値と比較することにより各属性をチェックする(ステップ403)。そのセルレポートに含まれた全ての属性が受け容れられる場合には、ターミナルは、当該アクセスポイントと提携化する(ステップ404)。セルレポートにおける属性の少なくとも1つが受け容れられないことにターミナルが気づくと、次に最良のRSSIをもつアクセスポイントのサービスレポートを検査し始める(ステップ406及び403)。このように、ターミナルは、受け容れられるアクセスポイントが見つかるまで、RSSI値で指示された順序でアクセスポイントの検査を続ける。受け取った全てのサービスレポートが1つ以上の受け容れられない属性を含む場合には、ターミナルは、走査を続けるか、又はその状態をユーザに通知し(ステップ407)そしてユーザの入力を待機することができる。ユーザによる選択に基づいて、ターミナルは、次いで、走査を続けるか、ネットワークに加入せずにアクセスポイントのサーチを停止するか、又は対応するサービスレポートにおける属性の少なくとも1つが受け容れられなくても利用できる最良のアクセスポイントを選択することができる。
又、上述したプロセスは、ローミングに関しても使用できる。換言すれば、ターミナルがネットワーク内を移動するときに、上述したようにサービスレポートにより選択されたアクセスポイントと再提携化することができる。
本発明の一実施形態において、アクセスポイントのサービスエリア内のレポート発行ターミナルは、各アクセスポイントリンクに関連したRSSI値に基づいて異なるカテゴリーに分割される。図4b及び4cは、6個の異なるカテゴリーが使用されると仮定して、この分割を示している。図4bに示されたように、第1のRSSIカテゴリーは、A以上のRSSI値をカバーし、第2のRSSIカテゴリーは、Aより小さいがB以上であるRSSI値をカバーし(B<A)、第3のRSSIカテゴリーは、Bより小さいがC以上であるRSSI値をカバーし(C<B)、等々となる。従ってRSSI値のレンジは、連続するサブレンジに分割される。移動ターミナルが経験したRSSIの値が入るサブレンジは、各アクセスポイントに関して移動ターミナルのカテゴリーを決定する。
従って、理想的な環境において、ターミナルは、サービスしているアクセスポイントに関して図4cに示されたように配置され、カテゴリー1に属するターミナルは円1内にあり、カテゴリー2に属するターミナルは、リング2内にあり、カテゴリー3に属するターミナルは、リング3内にあり、等々となる。
従って、サービスしているアクセスポイントに送信される属性セットのRSSI値は、それに対応する移動ターミナルのカテゴリーを指示する。レポート発行ターミナルのカテゴリーに基づいて、サービスしているアクセスポイントは、サービスレポートに挿入されるべき個々の変数としてカテゴリー特有の値を含むサービスレポートを発生し、各カテゴリー特有の値は、同じカテゴリーに属するターミナルから受け取られた各属性値に基づいて計算される。例えば、属性の平均値をサービスレポートに挿入すべきときには、アクセスポイントは、各カテゴリーi(i=1、2、3、・・・)に対する平均値を計算し、この平均値は、カテゴリーiに属するターミナルから受け取られた属性値に基づいて計算される。アクセスポイントを選択するときには、ターミナルは、それが属するカテゴリーの値のみを考慮する。例えば、ターミナルが、サービスしているアクセスポイントに関してカテゴリー5に属し、第1の隣接アクセスポイントに関してカテゴリー6に属し、そして第2の隣接するアクセスポイントに関してカテゴリー7に属する場合には、ターミナルは、サービスしているアクセスポイントからのカテゴリー5に特有のサービスレポートに基づくキー指数と、第1の隣接するアクセスポイントからのカテゴリー6に特有のサービスレポートに基づくキー指数と、第2の隣接するアクセスポイントからのカテゴリー7に特有のサービスレポートに基づくキー指数とを決定する。このようにして、アクセスポイントを選択するときには、最も適した情報、即ち選択側ターミナルに匹敵する位置にあるレポート発行ターミナルから発せられる情報のみが考慮される。換言すれば、セル内において選択側ターミナルとは明らかに異なる位置にあるターミナルは、選択のときの基礎となる情報を歪めることがない。例えば、アクセスポイントに非常に接近している移動ターミナルは、リモート位置にある移動ターミナルによって選択を行うときの基礎を形成する情報を歪めることがない。
この分割は、上記の例では、RSSI値に基づいているが、アクセスポイントへのリンクのクオリティ又は受信信号のレベルを指示する同様の属性を使用することもできる。
本発明の別の実施形態では、走査サイクル(即ち、2つの連続する選択プロセス間のインターバル)は、カテゴリーが大きいほど走査サイクルが短くなるように、サービスしているアクセスポイントに関するターミナルのカテゴリーに依存する。従って、ターミナルが、サービスしているアクセスポイントから離れるほど、走査レートは高くなる。図4dは、カテゴリーが上方に変化するときに走査レートが指数関数的に増加する実施形態を示す。このように、クオリティの高いリンクを有する移動ターミナルの消費電力を更に減少することができ、そしてアクセスポイントへのリンクのクオリティが低い移動ターミナルは、良好なアクセスポイントを選択する機会が頻繁にある。
しかしながら、移動しないターミナルのバッテリーを節約するために、ターミナルのカテゴリーがある時間周期中変化しない場合には、走査サイクルを長くすることができる。図4eは、このような実施形態におけるターミナルの動作を示すフローチャートである。第1に、パラメータNに値0が与えられた(ステップ420)後、ステップ421においてRSSIカテゴリーが最初に定義される。定義されたカテゴリーに基づいて、走査サイクルを決定及びセットし(ステップ422)、そしてタイマーをセットする(ステップ423)。タイマーが時間切れすると、カテゴリーを再び定義する(ステップ425)。次いで、ターミナルは、ステップ426において、カテゴリーが変更されたかどうか検査する。もしそうであれば、パラメータNを0にリセットし、走査サイクルを、新たなカテゴリーの走査サイクルに一致するように更新する。カテゴリー番号を増加する場合(即ち、ターミナルが明らかにアクセスポイントから離れるように移動する場合)、走査サイクルを短くし(即ち走査レートを高め)、新たなカテゴリーの走査サイクルに一致させる(ステップ430)。カテゴリーが下方に変化する場合(即ちターミナルが明らかにアクセスポイントに近づくように移動する場合)、走査サイクルを長くし(即ち走査レートを減少し)、新たなカテゴリーに一致させる(ステップ432)。走査サイクルを更新すると、プロセスは、ステップ423へジャンプし、タイマーをセットすると共に、タイマーが時間切れしたときにRSSIカテゴリーを再び決定する。
ステップ426において、RSSIカテゴリーに変化がないことが検出されると、パラメータNが1だけ増加され(ステップ428)、その後、プロセスは、パラメータの値がKより大きいかどうか検査する。但し、Kは、小さな整数で、例えば、1、2又は3である。このような場合には、走査サイクルが増加される。というのは、この場合に、カテゴリーが変更されずに、RSSIカテゴリーが、少なくとも連続してK+1回チェックされているからである。Nの値がK以下である場合には、プロセスは、ステップ423へジャンプし、タイマーをセットすると共に、タイマーが時間切れしたときにRSSIカテゴリーを再び決定する。
通常、走査サイクルの上限を、ステップ433においてセットすることができる。これは、例えば、Nがある上限スレッシュホールドMに到達したときに走査サイクルがそれ以上増加しないように実施することができる。ステップ433において走査サイクルを増加する量は、Nの値に基づいてもよい。
図5は、本発明によるターミナル要素を示す。移動ターミナルMTは、少なくとも1つのアンテナが設けられたトランシーバTx/Rxと、制御ユニットCPUと、ユーザインターフェイスを形成するためのユーザインターフェイス手段UIと、メモリー手段MEMとを備え、このメモリー手段は、1つ以上のスマートカードSC、例えばSIMカードを含んでもよい。しかしながら、上述したように、SIMカードは、従来のWLANターミナルには含まれていない。
MIB属性及びサービスレポートは、ターミナルのメモリーMEMに記憶され、制御ユニットは、上述した基本的な機能を実行し、即ち制御ユニットは、メモリーから情報を検索し、ターミナルがレポート発行ターミナルである場合に属性セットをコンパイルし、サービスレポートを記憶し、そしてアクセスポイントの選択を行う。ユーザインターフェイス手段と共に、制御ユニットは、必要に応じて種々の事象をユーザに通知することができる。制御ユニットは、更に、チャンネルを走査すると共に、アクセスポイントへの接続を確立するように、トランシーバを制御する。
図6は、アクセスポイントの要素を示す。アクセスポイントは、トランシーバユニット600と、制御ユニット601と、メモリー手段602と、ユーザインターフェイス手段603と、アクセスポイントをディストリビューションシステムに接続するためのLANインターフェイスとを備えている。上述したように、このインターフェイスは、ワイヤレスであるが、現在は通常ワイヤード型のものである。MIB属性、受け取った属性セット、及びサービスレポートは、メモリー手段602に記憶される。制御ユニットは、上述した基本的機能を実行し、即ち制御ユニットは、受信した属性セットを処理し、そしてサービスレポートを発生する。制御ユニットは、更に、アクセスポイントの負荷レベルを監視し、そして平均負荷のような負荷属性を計算する。アクセスポイントは、ユーザインターフェイス手段を介して構成されてもよい。
サービスレポートは、種々の方法で発生することができ、即ち属性セットに基づく種々の統計学的値を決定することができる。ターミナルに使用されるアルゴリズムは、サービスレポートのコンテンツに基づくので、それに応じてアルゴリズムを変更してもよい。従って、ターミナルから受け取った属性値をサービスレポートに対して使用してもよい。例えば、ある属性の最高及び又は最低値をサービスレポートに挿入してもよい。
又、サービスレポートを使用することによるアクセスポイントの選択は、RSSI以外の別の一次属性に基づいてもよく、例えば、アクセスポイントの平均負荷に基づいてもよい。更に、サービスレポート属性の組み合わせを使用して、アクセスポイントを検査する順序を決定してもよい。この点について、各アクセスポイントに使用されるサービスレポート属性に基づいてキー指数を計算又は決定することができる。各属性には、キー指数を計算するための異なる重みを与えることができる。又、計算されたキー指数でアクセスポイントを直接決定し、これにより、各サービスレポート属性の有効性を別々にチェックしなくてもよく、又は重要な属性だけをチェックしてもよい。重要な属性が受け容れられる場合には、最良のキー指数をもつアクセスポイントが選択される。上述したように、RSSIのような属性の1つが、キー指数を形成してもよい。
上述したように、ある形式のターミナルが、本発明による機能に必要な情報をアクセスポイントに与えることができる。これらターミナルには、そのターミナルがレポート発行ターミナルのグループに属するかどうかを指示するビット値のような識別子を与えることができる。このようにして、アクセスポイントは、ある移動ターミナルが属性セットを送信しないことを知る。換言すれば、ターミナルは、エラー状態を生じることなくレポート要求を拒絶することができる。このようなターミナルは、ラップトップコンピューターよりもバッテリー容量の低いインテリジェント電話である。例えば、アクセスポイントがレポート要求をブロードキャストして、ターミナルがそれらのセットを送信することを要求する場合には、アクセスポイントは、あるビット値をもつメッセージを返送するターミナルがそのグループに属していないことを知る。
ターミナルの幾つかだけがレポート発行ターミナルとして働く場合には、必ずしも全てのターミナルに同じ機能を設ける必要はない。しかしながら、本発明によるターミナルは、その全てに、サービスレポートを利用してアクセスポイントを選択するための機能が設けられる。
前記の例では、利用できる全てのアクセスポイントが同じサブネットワークに属するものと仮定した(即ち、アクセスポイントのESS識別子が同じである)。しかしながら、本発明のメカニズムは、アクセスポイントが異なるサブネットワークに属するような環境においても充分同等に使用できる。この場合に、選択プロセスは、例えば、現在サービスしているネットワークのアクセスポイントを好ましいものにすることによりネットワークを考慮してもよい。
少なくとも2つの異なるWLAN規格又はモードに基づいて動作することのできるアクセスポイントは、その一方の帯域において、別の帯域も使用できることを指示してもよい。属性のリストを受け取り、そしてサービスレポートを、関連する多数の又は全ての周波数帯域において、及び又はアクセスポイントの希望の動作モードで送信することができる。多数の帯域/モードを使用することのできるターミナルは、一方の帯域を走査しながら別の帯域を使用してもよい。アクセスポイントは、サービスレポートにおいて好ましいモード/帯域を指示することも考えられる。この指示は、単に、ターミナルを考慮することのできるビットストリングでよい。従って、多数の帯域/モードを使用することのできるターミナルは、2つ以上の帯域/モードのサービスレポートに基づいてアクセスポイントを選択することができる。選択プロセスにおいて、アクセスポイントには、ビットストリングの値に基づき、ある付加的な重みを与えることができる。或いは又、ターミナルが、その隣接部の多数のアクセスポイントが同じ帯域/モードを好むことを通知する場合に、ターミナルは、この帯域/モードのみに関連したサービスレポートに基づいて選択を行うことができる。カテゴリーベースの実施形態が使用される場合には、1つのサービスレポートにおいてカテゴリー特有の値を送信するのではなく、各カテゴリーに対してサービスレポートを送信することもできる。
更に、サービスレポートを得るために種々の走査メカニズムを使用することができる。隣接アクセスポイントのチャンネルは、各アクセスポイントに記憶することができ、このアクセスポイントは、次いで、ビーコンフレーム又はプローブ要求において前記チャンネルに通知することができる。このようにして、ターミナルには、走査されるべきチャンネルを通知することができ、これにより、走査及び選択プロセスを加速することができると共に、ターミナルの消費電力を減少することができる。異なるチャンネルを経て受け取られたレポートに基づいて、移動ターミナルは、更に、走査されるべきチャンネルの数を制限することができる。移動ターミナルは、例えば、その移動により、チャンネルの若干のみが、実際に、それらチャンネルに与えられる性能がサービスアクセスポイントにより与えられる性能に匹敵し、従って、選択プロセスをこれらチャンネルに制限するようなものであることを通知することができる。
又、アクセスポイントは、ディストリビューションシステムを経てそれらのサービスレポートを交換することもでき、これにより、1つのアクセスポイントが、隣接アクセスポイントのサービスレポートを利用して、1つ以上の他のアクセスポイントに関する種々の情報をそのサービスレポートにおいて追加することができる。このようにして、サービスレポートは、例えば、種々の優先順位を搬送することができ、選択プロセスを更に加速できる。
以上、添付図面を参照して本発明を説明したが、本発明は、これらに限定されるものではなく、当業者であれば、本発明の精神及び範囲から逸脱せずに種々の変更がなされることが明らかである。例えば、本発明は、IEEE802.11規格のみに基づくWLANネットワークに限定されず、BRAN(ブロードバンド無線アクセスネットワーク)規格に基づくシステムのような他のワイヤレスシステムに関連して使用することもできる。
本発明による典型的な通信システムを示す図である。 本発明に使用されるMACエンティティを示す図である。 本発明の一実施形態においてレポート発行移動ターミナルの動作を示すフローチャートである。 本発明の別の実施形態においてレポート発行移動ターミナルの動作を示すフローチャートである。 本発明の通信システムにおいて移動ターミナルとアクセスポイントとの間のメッセージの交換を示す図である。 移動ターミナルがネットワークに加入するときのアクセスポイントの選択を示すフローチャートである。 レポート発行ターミナルがそれらのRSSI値に基づいて異なるカテゴリーに分割されるような本発明の実施形態を示す図である。 レポート発行ターミナルがそれらのRSSI値に基づいて異なるカテゴリーに分割されるような本発明の実施形態を示す図である。 移動ターミナルの走査レートがターミナルのカテゴリーに基づいて制御されるような本発明の実施形態を示す図である。 走査レートを制御する一実施形態を示すフローチャートである。 本発明によるターミナル要素を示すブロック図である。 アクセスポイントの要素を示すブロック図である。

Claims (30)

  1. 移動ターミナル及びアクセスポイントを備えたワイヤレス通信システムにおいてアクセスポイントを選択するための方法であって、各アクセスポイントがそのアクセスポイントのサービスエリア内の移動ターミナルにサービスすることができるような方法において、
    移動ターミナルの第1グループから、移動ターミナルの該グループに現在サービスしているアクセスポイントへ少なくとも1セットの属性を送信するステップであって、前記移動ターミナルの各々が前記サービスしているアクセスポイントと移動ターミナルとの間のワイヤレスリンクのクオリティを示す少なくとも1つの属性を含むセットを送信するようなステップと、
    前記セットに基づいて、前記アクセスポイントのサービスエリアにおける現在サービス状態を記述するサービスレポートを形成するステップと、
    移動ターミナルの第2グループへ前記サービスレポートを送信するステップと、
    前記第2グループに属する移動ターミナルにおいて、受信した少なくとも1つのサービスレポートを検査するステップと、
    前記検査ステップに応答して、前記移動ターミナルからワイヤレスリンクを確立すべきアクセスポイントを選択するステップと、
    を備えた方法。
  2. 前記セットは同じ属性を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1グループは所定の形式の移動ターミナルを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記形成段階は、(a)所定長さの先行時間周期にわたり前記アクセスポイントの平均負荷レベルを計算する段階と、(b)この計算された平均負荷レベルを前記サービスレポートに挿入する段階と、を含む請求項1に記載の方法。
  5. 前記送信ステップは、前記アクセスポイントから前記サービスレポートをブロードキャスティングする段階を含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記送信ステップは、移動ターミナルから受け取った所定の要求に応答して移動ターミナルへ前記サービスレポートを送信する段階を含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記検査ステップは、(a)少なくとも1つの所定の属性に基づいてアクセスポイントを選択する段階と、(b)前記アクセスポイントのサービスレポートをチェックする段階とを含み、更に、
    前記選択ステップは、前記チェック段階が、前記サービスレポートを受け入れられることを指示する場合に、前記アクセスポイントを選択することを含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記少なくとも1つの属性は、前記アクセスポイントから受信した信号のレベルを指示する、請求項1に記載の方法。
  9. 前記形成ステップは、(a)前記セットで受け取った属性の少なくとも幾つかに対する平均を計算する段階と、(b)その計算された平均を前記サービスレポートに挿入する段階とを含む、請求項2に記載の方法。
  10. 前記第1グループに属する移動ターミナルのMACレイヤー内の管理情報ベースから属性を検索するステップを更に備えた、請求項1に記載の方法。
  11. 前記形成ステップは、少なくとも1つの他のアクセスポイントに関する情報を前記サービスレポートに挿入する段階を含む、請求項1に記載の方法。
  12. 前記情報は、前記少なくとも1つの他のアクセスポイントにより使用されるワイヤレスリンクに関するデータを含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記第1グループに属する移動ターミナルには、該ターミナルを他のターミナルから識別できるようにする識別子を指定する、請求項3に記載の方法。
  14. 前記形成ステップは、移動ターミナルの前記第1グループを、ある属性に関して異なるカテゴリーに分割する段階と、少なくとも1つのカテゴリーに関して現在サービス状態を記述するサービスレポートを形成する段階とを含む、請求項1に記載の方法。
  15. 前記サービスレポートは、各カテゴリーに関する現在サービス状態を記述する、請求項14に記載の方法。
  16. 受け取った各サービスレポートに関する移動ターミナルのカテゴリーを定義するステップを更に備え、前記移動ターミナルは第2グループに属し、更に、前記検査ステップは、その定義されたカテゴリーに関して各サービスレポートを検査することを含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記検査ステップは希望の時間インターバルで行なわれる、請求項16に記載の方法。
  18. 2つの連続する検査ステップ間のインターバルを制御するステップを更に備え、該インターバルは、前記カテゴリーの変化に応答して変更される、請求項17に記載の方法。
  19. 前記制御ステップは、更に、前記カテゴリーがある周期中同じであるときに前記インターバルを変更することを含む、請求項18に記載の方法。
  20. 前記ある属性は、前記サービスしているアクセスポイントから受信した信号のレベルを指示する、請求項15に記載の方法。
  21. 移動ターミナル及びアクセスポイントを備えたワイヤレス通信システムであって、各アクセスポイントがそのアクセスポイントのサービスエリア内で移動ターミナルにサービスすることができるワイヤレス通信システムにおいて、
    移動ターミナルの第1グループから少なくとも1セットの属性を受け取るための受信手段であって、少なくとも1つの属性は、特定の移動ステーションと、その移動ステーションにサービスするアクセスポイントとの間のワイヤレスリンクのクオリティを指示するものである受信手段と、
    上記セットに基づいて、前記アクセスポイントのサービスエリアにおける現在サービス状態を記述するサービスレポートを形成するための処理手段と、
    前記サービスレポートを移動ターミナルの第2グループへ送信するための送信手段と、
    前記第2グループの移動ターミナルの各々において、(a)受け取ったサービスレポートを検査するための検査手段、及び(b)その検査手段に応答して、ワイヤレスリンクを確立すべきアクセスポイントを選択するための選択手段と、
    を備えたシステム。
  22. 前記処理手段は、異なるカテゴリーにおける現在サービス状態を記述するサービスレポートを形成するように構成され、各カテゴリーは、所定の属性のある値範囲に対応する、請求項21に記載のワイヤレス通信システム。
  23. 前記検査手段は、(1)移動ターミナルのカテゴリーを定義し、そして(2)その定義されたカテゴリーに対するサービスレポートを検査するように構成された、請求項22に記載のワイヤレス通信システム。
  24. ワイヤレス通信システムのためのアクセスポイントにおいて、
    ディストリビューションシステムに前記アクセスポイントを接続するためのインターフェイス手段と、
    前記アクセスポイントのサービスエリア内に位置する移動ターミナルとワイヤレス通信するためのトランシーバであって、該トランシーバは、移動ターミナルから属性のセットを受信するように構成され、それら属性の少なくとも1つは、サービスするアクセスポイントと各移動ターミナルとの間のワイヤレスリンクのクオリティを指示するようなトランシーバと、
    前記セットに基づいて、前記アクセスポイントのサービスエリア内の現在サービス状態を記述するサービスレポートを形成するための処理手段と、
    を備え、前記トランシーバは、更に、前記サービスレポートを少なくとも1つの移動ターミナルへ送信するように構成されたアクセスポイント。
  25. 前記処理手段は、異なるカテゴリーにおける現在サービス状態を記述するサービスレポートを形成するように構成され、各カテゴリーは、所定の属性のある値範囲に対応する、請求項24に記載のアクセスポイント。
  26. ワイヤレス通信システムのための移動ターミナルにおいて、
    ワイヤレスリンクを経てワイヤレス通信システムのアクセスポイントと通信するトランシーバと、
    前記リンクに関する属性を記憶するメモリー手段と、
    使用可能なアクセスポイントからサービスレポートを収集する収集手段であって、各サービスレポートが特定のアクセスポイントのサービスエリア内の現在サービス状態を記述するような収集手段と、
    前記移動ターミナルにより受信された前記サービスレポートを検査する検査手段と、
    前記検査手段に応答して前記アクセスポイントを選択する選択手段と、
    前記選択されたアクセスポイントとのワイヤレスリンクを確立するアクセス手段と、
    を備えた移動ターミナル。
  27. 前記メモリーから所定の属性を検索するためのデータ収集手段を更に備え、前記属性の少なくとも1つは、サービスするアクセスポイントと各移動ターミナルとの間のワイヤレスリンクのクオリティを指示し、
    前記トランシーバは、前記検索された属性をアクセスポイントへ送信する、請求項26に記載の移動ターミナル。
  28. 前記移動ターミナルは移動電話である、請求項26に記載の移動ターミナル。
  29. 前記移動ターミナルはラップトップコンピューターである、請求項27に記載の移動ターミナル。
  30. 前記検査手段は、(1)移動ターミナルのカテゴリーを定義し、そして(2)その定義されたカテゴリーに関してサービスレポートを検査するように構成され、各カテゴリーは、所定の属性のある値範囲に対応し、更に、移動ターミナルが経験する所定の属性の値が移動ターミナルのカテゴリーを決定する、請求項26に記載の移動ターミナル。
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