JP2006511401A - 複合的加圧容器を含む混合及び分配装置 - Google Patents
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Abstract
各々に弁(40、50)が嵌め込まれ、それぞれに第1組成物及び第2組成物を含む第1(20)及び第2(30)加圧容器を含む分配装置(10)。第1容器の弁(40)及び第2容器の弁は、互いに向き合っている。本装置は、弁を作動させる作動装置手段(70)を含み、各容器から流出経路(260、270、280)内への前記第1及び第2組成物の放出を可能にする。流出経路は、前記第1及び第2組成物を混合組成物に混合するための混合手段(270)を含む。混合組成物は、塗布器(310、320)を含んでもよい分配手段(290)を介して、処理される表面に分配される。
Description
使用直前に2つ又はそれ以上の組成物を混合することにより、多くの製品が得られる。これらの組成物は物理的に及び/又は化学的に反応してもよく、また一旦混合されると、その独立的な機能性を迅速に失うことがあるので、典型的には異なる容器に貯蔵され、販売される。例えば、市販の永久毛髪染料は通常、それぞれに、別個に包装された2つの組成物、酸化的染料組成物(酸化的毛髪染料前駆体及び典型的にはアルカリ化剤を含む)及び酸化組成物(酸化剤、通常、過酸化水素を含む)を含む。
酸化的毛髪染料前駆体は、毛幹内まで移動するのに充分に小さい分子であり、その位置で酸化剤と反応して、毛髪を染める、より大きい分子を形成する。形成された染料分子は、前駆体より大きく、毛幹から逃げ出せず、「永久」毛髪染料を提供する。これらの永久毛髪染料は、色彩の質に関して優れた結果を提供するが、重大な1つの欠点は、染料組成物及び酸化組成物が、互いに非常に反応性があり、故に、典型的には同じ容器で貯蔵又は販売されないことである。これは、容器内で形成される永久染料の分子が大きすぎて、毛幹内に移動できないためである。これが、永久毛髪染料が通常、使用前に混合されるはずの、別個に包装された少なくとも2つの組成物を含む包装で販売される主な理由である。
他の製品は、使用直前に混合される、2つ又は多数に包装された組成物として販売されている。そのような他の製品の例は、接着剤、特にエポキシ樹脂、及び塗料である。出願人は、この装置が、防臭剤製品用にも使用されてもよいと考察するものである。
混合製品を混合及び放出するための複合的加圧容器を含む装置が、当該技術分野において提案されてきた。しかし、これまで提案されたシステムは多くの欠点を有する。
多くのシステムは、両方の容器を作動させるのに複合的な操作を要する。例えば、EP129823、EP63759、及びJP94199368では、1つの容器が第2容器内部まで作動せねばならず、両容器の内容物は、混合され、次に第2容器から分配される。
他の当該技術、例えば、EP0510352及びEP0062817は、1つの加圧容器を他の容器内部に配置する実施を教示するが、これは、容器材料への製品の反応の可能性を増し、望ましくない。
当該技術の他の例は、複合的な加圧容器の配向のために、人間工学的に失敗している。
混合製品を混合及び放出するための複合的加圧容器を含む装置が、当該技術分野において提案されてきた。しかし、これまで提案されたシステムは多くの欠点を有する。
多くのシステムは、両方の容器を作動させるのに複合的な操作を要する。例えば、EP129823、EP63759、及びJP94199368では、1つの容器が第2容器内部まで作動せねばならず、両容器の内容物は、混合され、次に第2容器から分配される。
他の当該技術、例えば、EP0510352及びEP0062817は、1つの加圧容器を他の容器内部に配置する実施を教示するが、これは、容器材料への製品の反応の可能性を増し、望ましくない。
当該技術の他の例は、複合的な加圧容器の配向のために、人間工学的に失敗している。
JP1999−198,975及びEP245,172は、2つの加圧容器が、同じ方向(すなわち、上方)を向いた容器の弁と並んでそろう、2部分からなる加圧装置を開示している。しかし、この配置は、消費者が片方の手で大きい塊を掴むことになり、大きい手を有さない消費者には、これが困難なことがある。更に、別個の容器に含有される同一でない2つの組成物は、作動時に混合される必要があり、これらの装置を使用して適切な混合を行うのは、困難である。JP1999−198,975は単純に、最後に単一の分配開口部から分配される前に、各容器からの組成物が通過する共通区域を提供している。EP245172は特に、組成物が装置の別個の開口部から分配されるまで混合を防ぐ。
当該技術は、そのようなシステムに取り付けた櫛に関する多数の参考資料も有する。これらも、容器に関連する櫛の位置のために、人間工学的に失敗する傾向がある。当該技術の領域で開示された、例えば、PCT国際公開特許WO00/10423及びJP96168409は、並んだ配向の加圧システムの上部に搭載した櫛に関する参考資料である。そのような当該技術に関する問題は、システムの残部から櫛に与えられる力及び支持の欠乏にある。
消費者は、作動が容易で、使用が人間工学にかない、分配される製品の精度、及び/又は分配される製品の量と分配速度のバランスを提供する、複数の製品を混合及び分配する包装容器を求めていると考えられる。
消費者は、作動が容易で、使用が人間工学にかない、分配される製品の精度、及び/又は分配される製品の量と分配速度のバランスを提供する、複数の製品を混合及び分配する包装容器を求めていると考えられる。
本発明は、上記の効果の1つ又はそれ以上を提供する混合及び分配装置である。特に、本発明は、取り扱い及び作動が容易で、また人が安全に、効果的に、及び快適に反応させるように設計されている。同装置は、様々な種類の組成物を混合及び放出するために使用でき、毛髪染料組成物を放出するのに特に適している。
本発明は、混合物として放出される第1組成物及び第2組成物をそれぞれに含む第1及び第2加圧容器を含む混合及び分配装置に関する。第1容器及び第2容器には各々、弁が嵌め込まれ、また容器は、これらの弁が互いに向き合って位置するような配向(「末端部と末端部が突き合わせの配向)である。作動装置手段は、弁を作動させるために提供されて、前記第1及び第2組成物をそれらの各容器から流出経路内に放出させる。流出経路は、前記第1及び第2組成物を混合組成物に混合するための混合手段を含む。混合組成物は、塗布器を含んでもよい分配手段を介して、処理される表面に分配される。
加圧容器は、作動装置手段を含んでもよい本体構成要素によって適所に保持されてもよい。
加圧容器は、作動装置手段を含んでもよい本体構成要素によって適所に保持されてもよい。
好ましい実施形態では、装置は、一方の末端部に第1容器を有し、もう一方の末端部に第2容器を有して、実質的に細長い形を有する。この好ましい実施形態では、第1容器はハンドルとして使用されてもよく、また第2容器は専用の塗布器を取り付けるための支持体として使用されてもよい。混合組成物が毛髪に塗布される場合(例えば、毛髪染料)、塗布器は好ましくは、櫛/ブラシの形を有する。
本明細書において提供される図面は、本発明を説明することを意味し、制限することを意味しない。
本説明全体を通して、消費者とは、本明細書に記載されている分配装置から混合製品を分配するいかなる人であってもよい。いくつかの非限定的な例:(a)例えば、自分自身の毛髪を家庭で染めるために装置を個人的に使用する人の場合、消費者はその人である;(b)美容の専門家により体に化粧品を塗布してもらうために(例えば、ヘアケアの専門家による毛髪着色)美容院又は他の場所に行く人の場合、その美容の専門家が消費者である;及び(c)混合製品をペット又は他の動物の毛に分配する人の場合、消費者はその人である。
本説明全体を通して、消費者とは、本明細書に記載されている分配装置から混合製品を分配するいかなる人であってもよい。いくつかの非限定的な例:(a)例えば、自分自身の毛髪を家庭で染めるために装置を個人的に使用する人の場合、消費者はその人である;(b)美容の専門家により体に化粧品を塗布してもらうために(例えば、ヘアケアの専門家による毛髪着色)美容院又は他の場所に行く人の場合、その美容の専門家が消費者である;及び(c)混合製品をペット又は他の動物の毛に分配する人の場合、消費者はその人である。
特に指定される場合を除き、分量、百分率、部分、及び比率を包含するすべての量は、「約」という言葉により加減されると理解され、量は有効数字を示すことを意図しない。特に明記されない限り、冠詞「a」、「an」、及び「the」は、「1つ以上の」を意味する。引用されるすべての文献は、その関連部分において本明細書に参考として組み込まれるが、いずれの文献の引用も、それが本発明に対する先行技術であることを認めるものと解釈すべきではない。
ここで、本発明による装置の本質的要素及び任意要素が、本発明の様々な代表的な実施形態を参照して詳細に説明され、そのいくつかは本明細書において図解もされるが、図面中、説明全体にわたる同様の数字は同一要素を指す。
ここで、本発明による装置の本質的要素及び任意要素が、本発明の様々な代表的な実施形態を参照して詳細に説明され、そのいくつかは本明細書において図解もされるが、図面中、説明全体にわたる同様の数字は同一要素を指す。
(容器−弁−本体構成要素)
図1〜図3に示されるように、本発明による混合及び分配装置10は、それぞれに弁40及び50を嵌め込んだ2つの加圧容器20及び30を含む。容器は、本体構成要素60により適所に保持されてもよい。加圧容器20及び30と本体構成要素60は、互いに適合する寸法であるべきである。図1〜図3に示されるように、加圧容器は、典型的には円筒形を有してもよいが、他の形が考察されてもよい。
図1〜図3に示されるように、本発明による混合及び分配装置10は、それぞれに弁40及び50を嵌め込んだ2つの加圧容器20及び30を含む。容器は、本体構成要素60により適所に保持されてもよい。加圧容器20及び30と本体構成要素60は、互いに適合する寸法であるべきである。図1〜図3に示されるように、加圧容器は、典型的には円筒形を有してもよいが、他の形が考察されてもよい。
容器20及び30はそれぞれに、第1組成物及び第2組成物を含有する。何が第1組成物として指定され、何が第2組成物として指定されるかは重要ではない。第1組成物と第2組成物は同一でない。明らかな製法の違いを容易に表す組成物に加えて、同一でない組成物は、その濃度、色、香り、粘度、温度、貯蔵される圧力、又は他の物理的特性若しくは化学的特性に関して異なるだけであってもよい。第1及び第2組成物は、混合中又は混合後、物理的に若しくは化学的に又はその両方で反応してもよい。第1組成物と第2組成物の混合から生じる混合組成物は、例えば、エアゾール、ムース、クリーム、又はフォームなど、いかなる好適な形態で分配されてもよい。容器20及び30は、噴射剤を含む。噴射剤は、作動時に容器の内容物を噴射するのに好適ないかなる構成成分であってもよい。そのような噴射剤には、圧縮ガス、圧縮空気、液体石油ガス(例:ブタン及びプロパン)、及び適切な場合、これらの混合物が挙げられるがこれらに限定されない。
加圧容器20及び30はそれぞれ、図2に示されるように、弁40及び50を更に含む。加圧容器20及び30は、弁40及び50が互いに向き合うような配向である。角度Aは、加圧容器20を軸線方向に通して引いた線と、加圧容器30を軸線方向に通して引いた線の間で測定される角度である。角度Aは、典型的には少なくとも135°、好ましくは少なくとも157°、より好ましくは少なくとも175°、更に好ましくは180°である。弁は、好ましくはどちらも装置の中央にあって、単一手段が両方の容器を同時に作動させるのを可能にする。
本体構成要素60と組み合わされて、加圧容器20は、混合及び分配装置10のハンドルとして好適に使用されてもよい。好ましくは、第1加圧容器はハンドルとして使用され、第2加圧容器は、塗布器を含んでもよい分配手段の支持体として使用される。近い方の角度Aは、180°までであり、本体構成要素60と組み合わされた容易な方の加圧容器20が、ハンドルとして使用されてもよい。出願人は、これが末端部と末端部の突き合わせの配向の長所であることを見出した。特に、審美的な目的のために、180°より僅かに小さいがそれに近い角度Aを有するのが望ましいことがある。加圧容器20には、更に柄が嵌め込まれてもよいし、又はコーティングされて、改善された掴み特性若しくは手の感触の特性を提供してもよい。更にその上、分配装置は好ましくは、実質的に細長い。例えば、同装置は、装置のより容易な取り扱い及び製品の放出のために、第1容器の非軸線方向の平均的な幅(例えば容器が円筒形を有する場合、容器の直径)の少なくとも2倍、好ましくは少なくとも2倍半、より好ましくは3倍の長さであってもよい。第1容器は好ましくは、ハンドルとして使用できる。
(作動装置手段)
作動装置手段70は、弁40及び50の開口を調節して、加圧容器20及び30から第1及び第2組成物を放出させる。弁は好ましくは、作動装置手段により同時に作動する。作動装置手段の非限定的な例には、トグルシステム70a、単独又は二重楔システム70b、及びカムシステム70cが挙げられるが、その全てが、単独で、又は適切な場合、組み合わせて使用されてもよい。作動装置手段に加えられる力は、好ましくは加圧容器20に関して非軸線方向に、より好ましくは同容器に垂直に加えられてもよい。作動装置手段の選択は、消費者が経験するべき所望の「作動感触」により変化してもよい。例えば、トグルシステムを使用する好ましい実施形態では、消費者は、作動させるのに相対的に小さい力を要し、また単独ボタン又は二重ボタンの選択肢のどちらを含んでもよい、柔らかく、連続的な作動感触を得てもよい。あるいは、単独又は二重楔システムを使用して、消費者は、より固い、よりカチッと音のするような作動感触を得てもよい。更に他のものとして、カム装置70cは、消費者に押す作動感覚よりも滑る作動感覚を提供するために使用でき、その場合、力は、軸線方向に加えられる。
作動装置手段70は、弁40及び50の開口を調節して、加圧容器20及び30から第1及び第2組成物を放出させる。弁は好ましくは、作動装置手段により同時に作動する。作動装置手段の非限定的な例には、トグルシステム70a、単独又は二重楔システム70b、及びカムシステム70cが挙げられるが、その全てが、単独で、又は適切な場合、組み合わせて使用されてもよい。作動装置手段に加えられる力は、好ましくは加圧容器20に関して非軸線方向に、より好ましくは同容器に垂直に加えられてもよい。作動装置手段の選択は、消費者が経験するべき所望の「作動感触」により変化してもよい。例えば、トグルシステムを使用する好ましい実施形態では、消費者は、作動させるのに相対的に小さい力を要し、また単独ボタン又は二重ボタンの選択肢のどちらを含んでもよい、柔らかく、連続的な作動感触を得てもよい。あるいは、単独又は二重楔システムを使用して、消費者は、より固い、よりカチッと音のするような作動感触を得てもよい。更に他のものとして、カム装置70cは、消費者に押す作動感覚よりも滑る作動感覚を提供するために使用でき、その場合、力は、軸線方向に加えられる。
図2に示されるように、本体構成要素60は、弁40及び50を作動させるための作動装置手段70を含んでもよい。作動装置手段は、2個の作動ボタン80及び90を含んでもよい。装置の側面に作動ボタン80及び90を配置すると、優れた人間工学との組み合わせで装置の使用を容易にする。分配装置の作動は、平行な両方の作動ボタン又は個々の作動ボタンを右利きのユーザ又は左利きのユーザのどちらが押しても開始してもよく、その結果、全てのユーザにとって優れた人間工学を維持する。作動ボタン80及び90は、分配装置10の輸送中の偶発的な作動を防ぐ、全体的な本体構成要素60に成形された薄い輸送保護タブ100を有してもよい。
トグルシステム70aの実施形態が、図2及び図4に図解されている。トグル装置110は、各弁40と50の間に位置し、本体構成要素60により適切な位置で保持される。消費者が、一方又は両方の作動ボタン80及び90を押す時、対応する作動ペグ120及び130が圧迫され、両方の弁40及び50が開く。この動作は、2つの作動ペグ120及び130と、トグル装置110の2つの作動茎部140及び150の間に成形された「活動する」ヒンジ(すなわち、可撓性プラスチック、好ましくはポリプロピレンから作製されるヒンジ)の使用によって達成される。
トグルシステムは、両方の容器から分配される製品の精度を増し、また分配される製品の量を均衡させ、分配速度を調節するのを助けてもよい。トグルシステムは、装置側面への作動ボタンの配置を可能にし、装置の優れた人間工学と組み合わせて装置からの分配を容易にする。
トグルシステムは、両方の容器から分配される製品の精度を増し、また分配される製品の量を均衡させ、分配速度を調節するのを助けてもよい。トグルシステムは、装置側面への作動ボタンの配置を可能にし、装置の優れた人間工学と組み合わせて装置からの分配を容易にする。
他の作動装置手段は、楔システム70bであり、その実施形態が図5に示されている。この施形態では、作動ボタン80及び90に加えられる力は、作動茎部140及び150と協働する楔160及び170まで移動する。力は、作動茎部140及び150を弁40及び50に向かって押して、これらの弁を開かせ、また第1及び第2組成物を加圧容器20及び30から放出させる。
更に他の作動装置手段は、カムシステム70cであり、その実施形態が図6及び図7に示されている。この実施形態では、本体構成要素60が、滑動ボタン180を備えてもよい。滑動ボタン180を前方に(すなわち、加圧容器20の軸線に沿って)滑動させるのに充分な力が同ボタンに加えられる時、同ボタンはヒンジペグ200のカム作動装置190を回転させる。図7は、カム作動装置190と作動茎部140及び150の好ましい実施形態をより詳細に示している。回転の動きは、下部作動棒210及び上部作動棒220が、線B〜B’で描かれた中央旋回点の周囲で、互いに関して反対方向に動くのを可能にする。下部作動棒210及び上部作動棒220は、作動茎部140及び150を押し、それらを互いに離して弁40及び50に向け、弁を開かせて、加圧容器20及び30から組成物を放出させる。
(流出経路)
図3に示されるように、弁40及び50が一旦開かれると、加圧容器20からの第1組成物及び加圧容器30からの第2組成物は、弁40及び50に位置する弁戻り防止機構を通過して2つのマニホルド230に流れ込む。各マニホルド230は、第1及び第2組成物の流量を調整するために、断面積及び/又は形によって調節され得る、制限する開口部(各々240及び250)を有する。流量は、製品の特性又は適用要件による。例えば、毛髪染料は典型的には、1〜3g/秒の総流量を有し、好ましい流量は、2g/秒であり得る。一旦、第1組成物が制限する開口部240を通過し、第2組成物が制限する開口部250を通過すると、製品の2つの相は、集合室260で合わさる。集合した組成物は、第1組成物と第2組成物の混合を提供するのに充分な、好ましくは静的ミキサー280を含む混合室270に流れ込み続ける。静的ミキサー自体は、当該技術分野において既知であり、また例えば、螺旋形、正弦波形状、又はスパイラルタイプであってもよい。螺旋形ミキサーの例が、米国特許第4,850,705号に開示されている。第1組成物及び第2組成物を混合するために、他のいかなる好適な混合手段も使用できる。
このシステムにおいて静的ミキサーを使用することで、混合製品がより徹底的に混合されて、分配開口部(単数又は複数)(図1におけるような櫛塗布器を含んでもよい)に達し、直接すぐに塗布可能となってもよい。混合室及び混合手段は、所望の混合割合を提供する寸法であってもよい。
図3に示されるように、弁40及び50が一旦開かれると、加圧容器20からの第1組成物及び加圧容器30からの第2組成物は、弁40及び50に位置する弁戻り防止機構を通過して2つのマニホルド230に流れ込む。各マニホルド230は、第1及び第2組成物の流量を調整するために、断面積及び/又は形によって調節され得る、制限する開口部(各々240及び250)を有する。流量は、製品の特性又は適用要件による。例えば、毛髪染料は典型的には、1〜3g/秒の総流量を有し、好ましい流量は、2g/秒であり得る。一旦、第1組成物が制限する開口部240を通過し、第2組成物が制限する開口部250を通過すると、製品の2つの相は、集合室260で合わさる。集合した組成物は、第1組成物と第2組成物の混合を提供するのに充分な、好ましくは静的ミキサー280を含む混合室270に流れ込み続ける。静的ミキサー自体は、当該技術分野において既知であり、また例えば、螺旋形、正弦波形状、又はスパイラルタイプであってもよい。螺旋形ミキサーの例が、米国特許第4,850,705号に開示されている。第1組成物及び第2組成物を混合するために、他のいかなる好適な混合手段も使用できる。
このシステムにおいて静的ミキサーを使用することで、混合製品がより徹底的に混合されて、分配開口部(単数又は複数)(図1におけるような櫛塗布器を含んでもよい)に達し、直接すぐに塗布可能となってもよい。混合室及び混合手段は、所望の混合割合を提供する寸法であってもよい。
(分配手段)
本装置は、基材に混合組成物を分配するための分配手段290を更に含む。分配手段は、流出経路と流体連通であり、また好ましくは、特定タイプの基材への特定組成物の塗布を容易にするために特に設計された塗布器を含む。例えば、塗布器は、ノズル、放出口、又は櫛であってもよい。塗布器は、好ましくは加圧容器30の側面に沿って、すなわち、ハンドルとして使用されてもよい加圧容器20と反対側の、装置の末端部に配置される。
本装置は、基材に混合組成物を分配するための分配手段290を更に含む。分配手段は、流出経路と流体連通であり、また好ましくは、特定タイプの基材への特定組成物の塗布を容易にするために特に設計された塗布器を含む。例えば、塗布器は、ノズル、放出口、又は櫛であってもよい。塗布器は、好ましくは加圧容器30の側面に沿って、すなわち、ハンドルとして使用されてもよい加圧容器20と反対側の、装置の末端部に配置される。
毛髪染料など、ヘアケア製品の塗布用の塗布器は、好ましくは図1、図2、及び図4に示されるような櫛である。図4に示されるように、櫛塗布器は、加圧容器30の上を滑動し、混合室270の末端部で本体構成要素60に嵌まる、滑動する留め具構成要素300を含む。滑動する留め具構成要素300は、櫛収納マニホルド310も含む。櫛の歯320は、櫛収納マニホルド310に接続している。本体構成要素60に嵌め込まれた滑動する留め具構成要素300と、櫛収納マニホルド310と、櫛の歯320との組み合わせが、櫛又はブラシ塗布器を提供する。
図3に示されるように、混合製品は、混合室270及び静的ミキサー280から、櫛収納マニホルド310及び櫛の歯320に流れ込む。次に、混合製品は、櫛の歯320に位置する多くの分配開口部330を通って塗布される。櫛は、様々なタイプ及び/又は配置の歯を任意に含んでもよい。特に有用な櫛及び歯の配置は、プロクター・アンド・ギャンブル社(The Procter & Gamble Company)に譲渡されたPCT国際公開特許WO02/58505に説明されているものである。
加圧容器20がハンドルとして使用され、加圧容器30が、それに取り付けられた櫛塗布器を更に含む時、弁40及び50が互いに向き合うように加圧容器20及び30を配向することにより、典型的な櫛又はブラシに似た分配装置10が提供され、それが、消費者による、快適な、また直覚的な使用を可能にする。これは、分配される混合組成物が、ヘアケア組成物、好ましくは染毛組成物である時、特にそうである。従来の櫛又はブラシをまねることは、当該技術分野において入手可能なものより、人間工学的に優れた分配装置を提供する際に重要である。更にその上、本発明による分配装置10は、消費者の一方の手からもう一方の手へ容易に持ち替えられてもよいので、右利きの消費者又は左利きの消費者のどちらによっても好適に使用される。
(製造方法)
本明細書で説明される装置は、従来手段を使用して作製されてもよい。エアゾール産業で使用される従来のキャニスターが、加圧容器として使用されてもよい。装置の他の部品が、従来の手段で従来の材料から、例えば、射出成形で得られるプラスチックのピースから製造されてもよい。
本明細書で説明される装置は、従来手段を使用して作製されてもよい。エアゾール産業で使用される従来のキャニスターが、加圧容器として使用されてもよい。装置の他の部品が、従来の手段で従来の材料から、例えば、射出成形で得られるプラスチックのピースから製造されてもよい。
(使用方法)
本装置は、様々な基材に混合組成物を放出するために使用されてもよい。毛髪染料など、ヘアケア製品は、特に本装置が櫛の形態の塗布器を含む時、直覚的及び容易に放出されてもよい。
本装置は、様々な基材に混合組成物を放出するために使用されてもよい。毛髪染料など、ヘアケア製品は、特に本装置が櫛の形態の塗布器を含む時、直覚的及び容易に放出されてもよい。
(注意)
本発明の特定の実施形態を例示し記載したが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を実施できることが、当業者には自明であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのようなすべての変更及び修正を添付の特許請求の範囲で扱うものとする。
本発明の特定の実施形態を例示し記載したが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を実施できることが、当業者には自明であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのようなすべての変更及び修正を添付の特許請求の範囲で扱うものとする。
Claims (10)
- 混合及び分配装置(10)であって、
(a)第1弁(40)を有し、第1組成物を含有する第1加圧容器(20)と、
(b)第2弁(50)を有し、第2組成物を含有する第2加圧容器(30)と、
(c)前記第1及び第2組成物を、それらの各容器から、前記第1及び第2組成物を混合製品、好ましくは酸化的毛髪染料組成物に混合するための混合手段(270)を含む流出経路(260、270、280)内に放出させるために、前記弁を作動させるための作動装置手段(70)と、
(d)前記流出経路と流体連通である、前記混合製品を分配するための分配手段(290)と
を含み、
前記第1弁及び第2弁が互いに向き合って位置することを特徴とする装置。 - 前記第1及び第2加圧容器が、本体構成要素(60)により適切な位置に保持される請求項1に記載の分配装置。
- 前記混合手段が混合室(270)を含み、好ましくは前記混合室が、静的ミキサー(280)、好ましくは螺旋形ミキサーを含む請求項1又は2に記載の分配装置。
- 前記作動装置手段が、トグルシステム(70a)、二重楔システム(70b)、及びカムシステム(70c)から選択され、好ましくはトグルシステムである請求項1〜3のいずれか一項に記載の分配装置。
- 前記塗布器装置が、実質的に細長く、第1末端部及び第2末端部を含み、好ましくは前記第1容器が前記第1末端部を形成し、また前記第2容器が前記第2末端部を形成する請求項1〜4のいずれか一項に記載の分配。
- 前記第1末端部がハンドルとして使用でき、前記分配手段が前記第2末端部に取り付けられている請求項5に記載の分配装置。
- 前記分配手段が、ノズル、管、放出口、及び櫛から選択される塗布器(310、320)を含む請求項1〜6のいずれか一項に記載の分配装置。
- 加圧容器20を軸線方向に通して引いた線と加圧容器30を軸線方向に通して引いた線との間で測定される角度Aが、少なくとも135°、好ましくは少なくとも157°、より好ましくは少なくとも175°である請求項1〜7のいずれか一項に記載の分配装置。
- 前記混合組成物が、エアゾール、ムース、クリーム、又はフォーム、好ましくはエアゾールの形態である請求項1〜8のいずれか一項に記載の分配装置。
- 混合組成物、好ましくは酸化的毛髪染料組成物を基材、好ましくは毛髪に塗布するための、請求項1〜9のいずれか一項に記載の装置の使用。
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