JP2006508397A - Smfの分散補償光ファイバ及びこれを含む伝送リンク - Google Patents

Smfの分散補償光ファイバ及びこれを含む伝送リンク Download PDF

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Abstract

屈折率Δcのクラッド層によって包囲されたコアを含むC+Lバンド窓におけるSMFの蓄積された分散を補償するためのDCFである。コアは、少なくとも3つの半径方向に隣接するセグメントを含む。中央コアセグメントは正のΔ1を有する。モートセグメントは負の屈折率Δ2を有する。リングセグメントは正の屈折率Δ3を有する。なお、Δ1>Δ3>Δc>Δ2である。DCFは、1575nmで−0.29から−0.43ps/nm2/kmの間の負の分散スロープ、1575nmでの−96よりも小且つ−108ps/nm/kmよりも大の全分散を呈する。SMF及び本発明のDCFの組合せを含む伝送リンクについても開示される。

Description

本発明は、波長分割多重化(WDM)システムのための光ファイバ及び伝送リンクに関し、より詳細には、特に分散補償光ファイバに関し、又、動作窓内で負の分散を有し、特にシングルモードファイバの分散を補償するのに適したこのような分散補償ファイバを含む伝送リンクに関する。
より安価なコストでより広い帯域幅を既存のドライブに与えるために通信システム設計者は高チャネル密度波長分割多重化(DWDM)アーキテクチャ、長距離システム及び高伝送ビット速度に着目している。この過程ではシステム性能に致命的なクロマチック分散の管理を強いられる故、システム設計者は全てのチャンネルプランに亘って正確に分散を補償できるような性能を追求する。今日、分散を克服する唯一の現実的な広帯域商用技術は、分散補償モジュール(DCM)、すなわち、一定長の分散補償ファイバ(DCF)を巻回したスプールによるものである。DWDM設備が16、32、40及びより多くのチャネルに増加すると、広帯域分散補償製品がより切望された。多くの現行通信システムは、約1310nmでゼロ分散を有するように最適化されているが、1550nm近傍の波長において信号を伝送する場合にあっても有効に利用され得るシングルモードファイバ(SMF)を有している。これによってエルビウム添加ファイバ増幅器が使用され得るのである。この種のSMFの例は、コーニング社によって製造されているSMF−28(登録商標)である。従来技術に関する図2は、このようなSMFの屈折率分布を示している。一般的に、このようなファイバは、標準のシングルモードファイバ若しくはステップ屈折率シングルモードファイバと称されて、1550nmで約17ps/nm/kmの分散及び約0.058ps/nm2/kmの分散スロープを呈する。
より高いビットレートシステム(>10Gbs)、広帯域、長距離システム(例えば、>500km)及び光ネットワーク化の性能の維持に関して、SMF上でも同様にデータを運ぶネットワークにおいてDCFを使用せざるを得ない。分散をより正確に補償することが高ビットレート、長距離及び広帯域幅を実現するために必要とされるのである。
従って、対象とする波長窓での補償を必要とするSMF伝送ファイバの分散にマッチするような分散の分散特性を有するDCFが望ましいのである。所与の波長での分散スロープに対する分散の比率はカッパ(κ)と称される。カッパは、所与の伝送ファイバに対して波長の関数として変化する。それゆえに、DCFのカッパ値は動作窓における伝送ファイバのカッパ値と合致するようにすることが重要である。
特に1575nm近傍の広い波長バンドに亘って、特にCバンド及びLバンド(約1525nmから1625nm)に亘ってSMFの分散を補償する能力を有する代替のDCFの開発が望まれる。
本発明は、好ましくは1575nmで負の分散及び負の分散スロープを呈する分散補償光ファイバであって、広帯域分散補償を与えることによってC+L動作波長バンドに亘るSMFの分散を補償するように設計されている。
本発明による分散補償ファイバは、正の相対屈折率Δ1を有する中央コアセグメントと、中央コアセグメントを包囲して負の相対屈折率Δ2を有するモートセグメントΔ2と、モートセグメントを包囲して正の相対屈折率Δ3を有するリングセグメントとを有する屈折率分布を含む。ここで、Δ1>Δ3>Δ2である。Δは、
Figure 2006508397
と定義される。ここで、ncはクラッディングの屈折率、niは対象セグメントの屈折率である。
本発明の第1実施例による分散補償ファイバは、1575nmの波長で−0.29ps/nm2/kmよりも小且つ−0.43ps/nm2/kmよりも大であり、より好ましくは1575nmの波長で−0.32ps/nm2/kmよりも小且つ−0.39ps/nm2/kmよりも大である負の分散スロープ、1575nmの波長での−96ps/nm/kmよりも小且つ−109ps/nm/kmよりも大であり、より好ましくは1575nmの波長で−102ps/nm/kmよりも小且つ−108ps/nm/kmよりも大である負の分散を生じせしめるような屈折率分布を有する。1575nmでの分散スロープによって1575nmでの分散を割った値で定義されるカッパ値は、272nmから332nmの範囲内、好ましくは285nmから315nmの範囲内である。分散補償ファイバは、好ましくは相対屈折率Δcを有するリングセグメントを包囲するクラッディング層を有する。ここで、Δ1>Δ3>Δc>Δ2である。
本発明の他の実施例によれば、分散補償ファイバは、1575nmの波長で−0.32ps/nm2/kmよりも小且つ−0.39ps/nm2/kmよりも大の分散スロープ、1575nmの波長での−102ps/nm/kmから−108ps/nm/kmの負の分散を得られる屈折率分布を呈する。
好適にも、分散補償ファイバの理論カットオフ波長(λc)は1700nm未満である。
本発明の分散補償ファイバの実施例によると、中央コアセグメントのピークデルタΔ1は、1.7%よりも大且つ2.0%未満である。モートセグメントの最も低いデルタΔ2は−0.2%未満且つ−0.6%よりも大である。リングセグメントのピークデルタΔ3は、0.2%よりも大且つ0.5%未満である。
本発明の実施例によれば、分散補償光ファイバは、1.7から2.0ミクロンの間にある中央コアセグメントの外側半径r1、3.5から4.5ミクロンの間にあるモートセグメントの外側半径r2、5.0から8.0ミクロンの間にあるリングセグメントの中央半径r3を有する。
分散補償ファイバは、好ましくは1575nmで20dB未満のピン配列曲げ損失を呈する。分散補償モジュール内に収容されるコンパクトさと、全リンク減衰を低く維持することを与えるとともに、低曲げ損失はDCFにおいて重要である。
本発明の他の実施例によれば、光ファイバ伝送リンクは、約1290nmから1320nmの間の波長範囲でゼロ分散を有し、且つ、1575nmで約13から21ps/nm/kmの間の分散を有するSMFを含むように与えられる。ここに開示の分散補償ファイバは1575nmで−96nmから−108nmの間の分散値を有しSMFに光学的に連結される。ここで、1525nmから1625nmの間の伝送バンド内で伝送リンクは約0.3ps/km/nm未満の高低残留分散を呈する。好ましくは、SMFの長さは、分散補償ファイバの長さの5倍よりも大なる長さである。
本発明の追加的特徴及び効果は、後に記す詳細な説明に与えられる。かかる記載から当業者であれば直ちに明らかになるであろうが、添付図面、特許請求の範囲を含むここに記載された本発明を実施することによっても認識されるであろう。
前述の一般的な説明及び以下の詳細な説明は、単に本発明の典型例に過ぎず、特許請求の範囲によって与えられる本発明の性質及び特徴を理解するための概要若しくはフレームワークを与えるために含まれていると理解される。図面は、本発明の更なる理解を与えるためにここに含まれて、本明細書の一部分を構成する。図面は、本発明のさまざまな実施例を示し、発明の詳細な説明とともに本発明の原理及び動作の説明を与える。
発明を実施するための形態
本発明の現時点での好ましき実施例について詳細に説明する。実施例は図面に図示した。可能な限り、同じ参照番号が同じ若しくは同様の部分を参照するために全ての図面で使用されるであろう。図面はスケール通りに作成されていない。本発明による分散補償ファイバを含む伝送リンクの典型的な実施例が図1に示される。
伝送リンク20は、1575nmでの動作において実質的にシングルモード化され、約13から21ps/nm/kmの間、典型的には約18ps/nm/kmの正分散を有し、1575nmで約0.04から0.07ps/nm2/km、典型的には1575nmで0.057ps/nm2/kmの正分散スロープを有する所定長のSMF22を含む。SMFは、好ましくは約318nmの1575nmでのカッパを有する。好ましくは、図2に示すように、SMF22はステップ屈折率形状を呈し、例えば約1290から1320nmの間においてゼロ分散波長を有する。リンク20は、また、図4乃至6の典型的な実施例で示す幾何及びコア屈折率分布を有する本発明による所定長の分散補償ファイバ24を含む。
図3に示すように、分散補償ファイバ24は、ファイバの中心に沿って伸びており且つ正の相対屈折率Δ1を有する中央円筒コアセグメント30(図4参照)と、中央コアセグメント30を包囲し且つこれに当接する負の相対屈折率Δ2を有する環状モートセグメント32(図4参照)と、モートセグメント32を包囲して且つこれに当接する正の相対屈折率Δ3を有する環状リングセグメント34(図4参照)と、を有する。特に、分散補償ファイバの屈折率分布の形状は、図4乃至6の典型的な実施例に最も良く示されるように、Δ1>Δ3>Δ2である。
本発明の実施例による分散補償ファイバ24は、図4乃至6で示すコア屈折率分布を有し、その結果得られるファイバは、1575nmの波長で−0.29ps/nm2/kmよりも小且つ−0.43ps/nm2/kmよりも大なる負の分散スロープ、及び、1575nmの波長で−96ps/nm/kmよりも小且つ−108ps/nm/kmよりも大の負の分散を呈する。より好ましくは、1575nmでの分散スロープは、−0.32ps/nm2/kmよりも小且つ−0.39ps/nm2/kmよりも大である。図4の実施例に示すように、1575nmでの分散は、好ましくは−96よりも小且つ−108ps/nm/kmよりも大、最も好ましくは、1575nmで−102よりも小且つ−108ps/nm/kmよりも大である。この分散補償ファイバの特性は、Cバンド及びLバンド(1525nmから1625nm)に亘って動作する一定長のSMFを含む伝送リンク内で分散スロープと同様に分散を補償することを理想としている。最も好ましくは、分散補償ファイバ24は、約272から332nmの間の1575nmでの分散スロープ(DS)で1575nmでの分散(D)を割った値(すなわち、D/DS)で定義されるカッパ(κ)値を呈する。図3に示すように、ファイバ24は、また、好ましくはリングセグメント34を包囲し且つこれに当接する相対屈折率Δcを有する環状クラッディング層36を含む。特に、クラッディングは好ましくは純シリカであって、ファイバ24の屈折率分布はΔ1>Δ3>Δc>Δ2である。
再度、図4を参照すると、分散補償ファイバ24の屈折率分布は、ピークΔ1を有するアップドープされた中央コアセグメント30及び約1.5から5.0の間のアルファを有するアルファ分布を有する。コアセグメント30は、負のピークΔ2を有するダウンドープされたモートセグメント32によって包囲されており、これは更にピークΔ3を有するアップドープされた環状リングセグメント34によって包囲されている。物理コアの上述した全てのセグメントは、好ましくは純シリカクラッディング層36及び例えばウレタンアクリレートの如き、保護ポリマーコーティング38(図3)によって包囲されている。コーティング38は、従来の如く、低いモジュラスの一次コーティング及び高いモジュラスの二次コーティング部分を好ましくは含む。好ましくは、コア30及びリングセグメント34は、ゲルマニウム添加SiO2の適量を使用して形成されるが、同じような一般的な屈折率プロファイルが達成される限り屈折率上昇ドーパントの他の種類がここに開示されるファイバを達成するために使用されても良い。同様に、モートセグメント32はフッ素添加SiO2を使用して好ましくは形成される。また屈折率低下ドーパントはフッ素以外を使用しても良い。上記した如く、クラッディング層36は、純シリカで好ましくは形成される。しかしながら、図4に示される半径に対する相対屈折率(Δ)の関係が維持される限りにおいては、必要に応じて、クラッディング領域36はドーパントを増量若しくは減量した屈折率を含むことができる。図4のR1、R2、R3、Δ1、Δ2及びΔ3を定義するために用いられる単位変換は、図に示されてはいないが、明瞭さを与えるために図5及び6に等しく適用できる。
図4乃至6に開示される分散補償ファイバ24の全ての実施例において、Δ1は、好ましくは1.7%よりも大且つ2.0%よりも小であって、約1.7から2.0ミクロンの間の外側半径R1(図4において、R1は、屈折率分布がゼロデルタ軸37を横切る位置まで計測される。)である。Δ2は、好ましくは−0.2%よりも小且つ−0.6%よりも大であって、モートセグメント32は、約3.5から4.5ミクロンの間で変動する外側半径R2を有する。本発明によれば、リングセグメント34のΔ3は0.2%よりも大且つ0.5%よりも小であって、リングセグメントは5から8ミクロンの間の中央半径R3(セグメントの半値高さ位置を相互に接続した線の中心において計測される)を有する。
最も好ましくは、中央コアセグメント30は、約5未満(好ましくは約1.8)のアルファ、約1.8から2.0%の間のΔ1、1.7から1.8ミクロンの外側半径R1を有するアルファプロファイル形状を有する。モートセグメント32は、より好ましくは、約−0.35%から−0.6%の間のΔ2、及び、約3.3から4.1ミクロンの間の外側半径r2を有する。環状リングセグメント34は、好ましくは、0.2%よりも大且つ0.4%未満のΔ3、5から8ミクロンの中央半径、及び、1.0ミクロンよりも大なる半値高さ幅を呈する。
本発明により製造される分散補償ファイバは、好ましくは、1700nm未満の理論(モデル化)ファイバカットオフ波長(λc)を呈する。従って、ここに開示されるファイバは、約1500nm未満の実際のカットオフを有し、故に、1525から1625nmの動作において好ましくはシングルモードである。
ここに開示されるファイバは分散補償モジュール内においてのみ使用されるということではなく、ファイバが(閉じたモジュール化された典型的な箱状体よりも)分散補償ファイバケーブルにおいて使用され得ることに留意されたい。
好適な実施例において、ここに開示される分散補償光ファイバは、分散補償モジュールの如きに用いられ、ファイバはマルチフランジスプール(multi−flanged spool)のハブに巻回される。好ましくは、ハブは円筒形であって、その直径は約12インチ未満、より好ましくは約10インチ未満、最も好ましくは約6インチ未満の直径である。また、ここに用いられるファイバの長さは、一般的に1kmよりも大である。本発明の実施例によると、伝送リンクに使用された分散補償ファイバの長さに対するSMFの長さの比率は、好ましくは5:1よりも大である。図1に示される伝送リンクにおいて、比率は約5.29:1から約5.95:1の間である。詳細には、100kmのSMF22と、約16.81kmから約18.91kmのDCF24とからなる。
本発明は、本発明を示す目的として以下の実施例において例示される。実施例1乃至3は表1に示されている。これは図4乃至6に示される屈折率分布に対応している。
Figure 2006508397
本発明によるファイバは、1290nmから1320nmの間にゼロ分散波長を有するSMFファイバ、例えば、コーニング社によって製造されているSMF−28(登録商標)やSMF−28e(商標)などを用いた光通信システムにおいて生じた分散を補償するC+Lバンドの動作に最適化された分散補償ファイバとして優れた用途を有する
従って、C+Lバンド全体に亘るSMFの広帯域分散補償を可能にするように最適化された図1の実施例において、実施例1の如き分散補償ファイバは、C+Lバンド(1525nmから1625nm)全体の分散を補償するために使用され得る。例えば図1に示されるような光通信リンク20は、少なくとも、例えば送信機若しくは増幅器などの信号コンポネント26と、例えば信号受信機若しくは増幅器、通信パス上のSMF及びDCF(ブロック27としてまとめて示されている)を光学的に相互接続する1以上の増幅器または帯域フィルタの如き第2コンポネント28とからなる。もちろん、双方向通信を含むシステムについても考慮される。
本発明の各実施例における特定の波長バンドにおける特性(分散、分散スロープ及びカッパ)が図7乃至9に示される。例えば、第1の典型的な実施例(実施例1)は38、第2の実施例は40、第3の実施例は42として参照される。好適な動作波長範囲(1525nmから1625nm)での典型的な分散補償ファイバの分散のプロットは図7に示される。同様に、分散スロープのプロットがCバンド(1525−1575nm)及びLバンド(1575−1625nm)について図8に示される。図9は、DCファイバの典型的な実施例についての波長の関数としてのカッパである。
図10は、C+Lバンドで実施例1乃至3の分散補償ファイバを使用したときの波長の関数としての高低残留分散を示す。44によって示されるように、C+Lバンド全体の残留分散の高低値(各プロット上の最高点から同じプロット上の最低点まで)は0.3ps/nm/km未満であって、より好ましくは0.25ps/nm/km未満である。このプロットは、本発明による分散補償ファイバ24がC+Lバンド窓全体に亘ってリンク20(図1)のSMF22の分散を良好に補償することを示す。
本明細書に記載の実施例によれば、分散補償ファイバ24は標準のOVD法を利用して好ましくは製造される。コアセグメント30は、テーパー付き回転アルミナマンドレル上にゲルマニア添加シリカスートを堆積させて形成される。マンドレルはその後に除去されて、スートプリフォームが透明圧密化プリフォームに炉内で圧密化される。圧密化プリフォームは、再線引き炉内でコアケーン(細長ロッド)に線引きされて、これとともに真空下で中央線の開口が閉塞する。コアケーンのセグメントが旋盤へ戻されて、更なるシリカスートがOVD法によってその上に堆積される。スートを積載されたコアケーンは、モートを形成するために十分なSiF4ガスを導いた圧密化炉内でフッ素を添加される。その後、フッ素処理されたスートプリフォームは、モートセグメント32に対応するブランク中のフッ素添加モート領域を形成して完全に圧密化される。圧密化ブランクは、コアケーンに再び線引きされ、付加ゲルマニア添加スートがリングセグメント34に対応する領域をその上に形成するためにOVDによって与えられる。スート積載ケーンは、再び圧密化され、上記したと同様にコアケーンに再線引きされる。このコアケーンがコア、モート及びリングセグメントに対応する領域を含むと認識されなければならない。最後に、クラッド36に対応するシリカスートがOVD法によってコアケーンの上へ与えられ、スート積載ケーンが再び圧密化される。これによりファイバが線引きされる最終的な圧密化プリフォームが形成される。このプリフォームは従来技術を使用して分散補償光ファイバに線引きされる線引き炉へと移送される。
さまざまな変更及びバリエーションが本発明の精神と範囲から逸脱することなく、本発明によってなされ得ることは当業者にとって明らかである。本発明は、特許請求の範囲及びそれらの均等の範囲にある本発明の変更及びバリエーションをカバーすることを意図される。
本発明による分散補償ファイバを含む伝送リンクの図である。 従来のSMFの屈折率分布の図である。 本発明による分散補償ファイバの要部の斜視図である。 本発明による分散補償ファイバの屈折率分布の図である。 本発明による分散補償ファイバの他の実施例の屈折率分布の図である。 本発明による分散補償ファイバの他の実施例の屈折率分布の図である。 本発明による分散補償ファイバの典型的な実施例における波長窓での分散の図である。 本発明による分散補償ファイバの典型的な実施例における波長窓での分散スロープの図である。 本発明による分散補償ファイバの典型的な実施例における波長窓でのカッパの図である。 本発明の実施例による分散補償ファイバ及びSMFの組合せを含む伝送リンクの残留分散を示す図である。

Claims (17)

  1. 分散補償光ファイバであって、
    正の相対屈折率Δ1を有する中央コアセグメントと、
    前記中央コアセグメントを包囲し、負の相対屈折率Δ2を有するモートセグメントと、
    前記モートセグメントを包囲し、正の相対屈折率Δ3を有するリングセグメントとを有する屈折率分布を含み、Δ1>Δ3>Δ2であって、
    前記屈折率分布は、1575nmで−0.43 ps/nm2/kmよりも小且つ−0.29ps/nm2/kmよりも大の分散スロープと、及び、
    1575nmで−96ps/nm/kmよりも小且つ−108ps/nm/kmよりも大の分散と、を生じせしめることを特徴とする分散補償ファイバ。
  2. 1575nmでの波長を1575nmでの分散スロープで割った値として定義されるカッパ値を更に含み、前記カッパ値が272から332nmの間であることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ。
  3. 前記リングセグメントを包囲する屈折率Δcを有するクラッドを更に含み、Δ1>Δ3>Δc>Δ2であることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ。
  4. 前記分散スロープは、1575nmで−0.32ps/nm2/kmよりも小且つ−0.39ps/nm2/kmよりも大であることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ。
  5. 前記分散は1575nmで−102ps/nm/kmから−108ps/nm/kmの間にあることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ。
  6. 理論カットオフ波長(λc)が1700nm未満であることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ。
  7. Δ1は1.7%よりも大且つ2.0%よりも小であることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ。
  8. Δ2は−0.6%よりも大且つ−0.2%よりも小であることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ。
  9. Δ3は0.2%よりも大且つ0.5%よりも小であることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ。
  10. 前記中央コアセグメントの外側半径r1は1.7から2ミクロンの間にあって、前記モートセグメントの外側半径r2は3.5から4.5ミクロンの間にあって、前記リングセグメントの中心半径r3は5から8ミクロンの間にあることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ。
  11. Δ1は1.7%よりも大且つ2.0%よりも小であって、
    Δ2は−0.2%よりも小且つ−0.6%よりも大であって、
    Δ3は0.2%よりも大且つ0.5%よりも小であることを特徴とする請求項10記載の光ファイバ。
  12. 有効断面積(Aeff)は、1575nmで約18.5平方ミクロンよりも大であることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ。
  13. 1575nmで25dB未満の理論ピン配列曲げ損失を更に有することを特徴とする請求項1記載の光ファイバ。
  14. 請求項1記載の分散補償ファイバを含み、
    約1290nmから1320nmの間の波長範囲におけるゼロ分散と、1575nmで約13から21ps/nm/kmの間にある分散とを有するSMFを更に含み、
    1525nmから1625nmの間の伝送帯で前記リンクは0.3ps/km/nmよりも小なる高低残留分散を呈することを特徴とする光ファイバ伝送リンク。
  15. SMFの長さが前記分散補償ファイバの長さの5倍よりも大であることを特徴とする請求項14記載の伝送リンク。
  16. 1.7%よりも大且つ2.0%よりも小の正の相対屈折率Δ1を有する中央コアセグメントと、
    前記中央コアセグメントを包囲し、−0.2%よりも小且つ−0.6%よりも大なる負の相対屈折率Δ2を有するモートセグメントと、
    前記モートセグメントを包囲し、0.2%よりも大且つ0.5%よりも小の正の相対屈折率Δ3を有するリングセグメントと、
    前記リングセグメント包囲し、相対屈折率Δcを有するクラッディング層とを有する屈折率分布を含み、Δ1>Δ3>Δc>Δ2であって、
    前記屈折率分布は1575nmで−0.32ps/nm2/kmよりも小且つ−0.39ps/nm2/kmよりも大の分散スロープと、1575nmで−102ps/nm/kmよりも小且つ−108ps/nm/kmよりも大の分散と、272nmから332nmの間の1575nmでの前記分散スロープによって1575nmでの前記分散を割った値で定義されるカッパ値と、を生じせしめることを特徴とする分散補償ファイバ。
  17. 1.7%よりも大且つ2.0%よりも小の正の相対屈折率Δ1 を有し、1.7から2.0ミクロンの間の外側半径r1を有する中央コアセグメントと、
    前記中央コアセグメントを包囲し、−0.2%よりも小且つ−0.6%よりも大の負の相対屈折率Δ2を有し、3.5から4.5ミクロンの間の外側半径r2を有するモートセグメントと、
    前記モートセグメントを包囲し、0.2%よりも大且つ0.5%よりも小の正の相対屈折率Δ3を有し、5から8ミクロンの間の中央半径r3を有するモートセグメントと
    前記リングセグメントを包囲し、相対屈折率Δcを有するクラッディング層とを有する屈折率分布を含み、Δ1>Δ3>Δc>Δ2であって、
    前記屈折率分布は、1575nmで−0.32ps/nm2/kmよりも小且つ−0.39ps/nm2/kmよりも大の分散スロープと、
    1575nmで−102ps/nm/kmよりも小且つ−108ps/nm/kmよりも大の分散と、
    272nmから332nmの間の1575nmでの前記分散スロープによって1575nmでの前記分散を割った値で定義されるカッパ値と、を生じせしめることを特徴とする分散補償ファイバ。
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