JP2006502304A - パラフィンワックスを低またはゼロ水素分圧で接触脱ロウすることによる潤滑油収率の増大 - Google Patents

パラフィンワックスを低またはゼロ水素分圧で接触脱ロウすることによる潤滑油収率の増大 Download PDF

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Abstract

ある細孔構造を有する触媒によるパラフィン含有原料の接触脱ロウであって、好ましくは、原料は非シフトフィッシャー−トロプシュ触媒を用いてシンガスから製造される接触脱ロウを、実質的に添加水素なしに達成することが開示される。更に、サイクリック異性化−触媒再生プロセスが提供される。

Description

本発明は、パラフィン含有炭化水素の接触脱ロウ方法に関する。より詳しくは、本発明は、予め決定されるか、または予め選択された流動点またはくもり点を有する潤滑油基油およびディーゼル範囲油を、実質的に添加水素なしに、低またはゼロ水素分圧で接触脱ロウすることによって製造することに関する。
比較的高い沸点を有し、低い流動点およびくもり点を有する高品質の生成物(潤滑油基油およびディーゼル範囲油など)に対する需要がある。潤滑油基油およびディーゼル範囲油を、パラフィン含有原料の水素処理によって製造することは、周知である。例えば、パラフィン原料の水素異性化または水素化分解である。プロセスは、一般に接触プロセスであり、通常、比較的高い水素圧、例えば水素分圧>500psi(3448kPa)で行われる。接触脱ロウは、水素処理の一形態であり、これには、パラフィン異性化およびある種の水素化分解が含まれる。パラフィン含有原料の脱ロウは、それらの流動点およびくもり点を、主としてn−パラフィンの異性化によって低減するのに資する。しかし一般に、水素化分解は脱ロウプロセスには望ましくない。何故なら、低沸点、低粘度、低価値の生成物、例えば短鎖炭化水素(C〜C炭化水素など)をもたらすからである。
接触脱ロウでは、主として触媒寿命延長を増進する(例えば還元型コーク除去により)ことを目的として、常に水素が用いられてきた。特許文献1を参照されたい。接触脱ロウにおける水素分圧は、約200psig(1480kPa)〜約1,000psig(6996kPa)以上の範囲である。特許文献2を参照されたい。水素分圧は、通常、触媒寿命の理由で、範囲の上端にある。
特許文献3には、大細孔触媒ゼオライトベータを使用するに際して、72〜2,305psig(598〜15994kPa)の範囲の水素分圧が記載される。この特許では、触媒寿命またはTIR(即ち流動点またはくもり点などの生成物規格を保持するのに必要な温度上昇要求)は言及されない。大細孔ゼオライトベータは、典型的には、脱ロウ触媒としてでなく、異性化触媒として分類される。特許文献3によれば、これらの触媒を用いて製造された生成物は、当該のプロセスから得られた低い流動点およびくもり点を達成するためには、脱ロウされることが必要であろう。
米国特許第4,872,968号明細書 米国特許第5,614,079号明細書 米国特許第5,362,378号明細書 米国特許第3,832,449号明細書 米国特許第4,104,294号明細書 米国特許第4,375,573号明細書 米国特許第4,397,827号明細書 米国特許第4,448,675号明細書 米国特許第4,423,021号明細書 米国特許第5,075,269号明細書 米国特許第3,354,078号明細書 J.シュレンカー(J.Schlenker)ら著「ゼオライト(Zeolites)」、1985年、第5巻、11月号、第355〜358頁 「ジャーナルオブキャタリシス(Journal of Catalysis)」、第4巻、第527頁、1965年 「ジャーナルオブキャタリシス(Journal of Catalysis)」、第6巻、第278頁、1966年 「ジャーナルオブキャタリシス(Journal of Catalysis)」、第61巻、第395頁、1980年
高沸点の、しかし低い流動点およびくもり点を有する生成物の収率を増大する方法を提供することが、本発明の目的であった。換言すれば、本方法は、水素化分解を、殆どまたは全く有しないものであるべきである。特に、高沸点、高粘度、かつ低い流動点およびくもり点を有する潤滑油を製造する方法の需要が常にある。
今般本発明者らは、特徴の特定の組合せにより、実質的に添加水素なしに、低またはゼロ水素分圧下、殆どまたは全く水素化分解を伴わない水素異性化に選択的な条件で、接触脱ロウを行うことが可能であることを見出した。驚くべきことに、本発明の方法により、高い(動)粘度を保持しつつ、原料の流動点またはくもり点の低減が可能である。更にこの全ては、高い収率を有する。
本発明は、パラフィン含有原料材を、平均直径0.50〜0.65nmを有する一次元細孔構造のモレキュラーシーブおよび金属脱水素成分を含む触媒により、脱ロウ反応条件下、実質的に添加水素なしに反応させる工程を含む接触脱ロウ方法に関する。
本発明の好ましい実施形態においては、パラフィン含有原料、好ましくは少なくとも80wt%のn−パラフィンを含む原料は、平均直径0.50〜0.65nmを有する一次元細孔構造のモレキュラーシーブ触媒の存在下に接触脱ロウされる。最大直径と最小直径の間の差は、好ましくは≦0.05nmである。モレキュラーシーブの例としては、脱水素成分と組み合わせた、例えばZSM−23、ZSM−35、ZSM−48、ZSM−22、SSZ−32、ゼオライトベータ、モルデナイトおよび希土類イオン交換されたフェリエライトが挙げられる。好ましくは、モレキュラーシーブ触媒は、脱水素成分を有するZSM−48である(本明細書のZSM−48ゼオライトには、EU−2、EU−11、およびZBM30(これらは構造的にZSM−48と等価)が含まれる)。本方法は、実質的に添加水素なしに行われる。
実質的に添加水素なしとは、原料中に本質的に存在する水素のみが添加されることを意味する。好ましい実施形態においては、パラフィン含有原料中の本質的な水素の量は、フィッシャー−トロプシュ炭化水素留分中に存在する量である。これらの留分は、通常、蒸留によって得られ、その蒸留により、実質的に溶存ガスが除去される。パラフィン含有原料中の本質的な水素の量は、その際、液体またはワックス質のフィッシャー−トロプシュ炭化水素留分によって物理的に吸着された量である。
水素が、反応の結果として、または本質的な水素としてのいずれかで、反応中に存在する場合には、水素分圧は、好ましくは100psig(791kPa)未満、より好ましくは70psig(584kPa)未満である。
本発明の他の実施形態においては、触媒は安定である。即ち、それは、予め決定された流動点を、少なくとも2週間満足しうる。
本発明の更に他の実施形態においては、第二域において触媒を再生または賦活しつつ、第一域で接触脱ロウを起こし、その後、原料を触媒が再生された第二域に切替え、第一域の触媒を再生するサイクリックプロセスが提供される。従って、連続接触脱ロウ方法が提供されうる。
本明細書に記載された特定の一連の特徴については、実質的に添加水素なしに、低減された水素分圧で運転することにより、増大された触媒活性、および所望生成物の増大された収率が、殆ど水素化分解なしに得られる(図3の低いC〜Cガスの収率によって示される)。
図1において、ライン10はパラフィン原料の供給源を示す。最も好ましくは、原料は、フィッシャー−トロプシュ炭化水素合成プロセス、特に、コバルトまたはルテニウム基触媒(好ましくはコバルト含有触媒)を用いて、非シフトモードで運転されたプロセスから誘導される。
原料は、開口バルブ12およびライン13を経て第一接触脱ロウ域16に送られる。水素は、所望の程度に、ライン25を通って供給される。同時に、酸素含有ガス(即ち、酸素、空気、酸素富化空気、または適切な割合で窒素などの不活性物質を有する酸素)の供給源は、供給源30から、開口バルブ32およびライン34を経て第二域18に供給され、そこで失活された接触脱ロウ触媒が再生される。再生オフガスは、開口バルブ24およびライン26を通って除去される。
域16からの接触脱ロウ生成物は、開口バルブ44を経て、ライン40および48を通って蒸留域50に除去され、そこで生成物が回収される。例えば、ライン52のディーゼルおよびライン54の潤滑油基油である。
域16の触媒が失活した際には、バルブ12および44は閉じられ、供給源30からの酸素が、開口バルブ38およびライン36を経て域16に供給される。再生オフガスは、開口バルブ20およびライン22を通って除去される。
同様に、域16が再生されつつあるときには、バルブ12は閉じられ、パラフィン原料は、開口バルブ14およびライン15を経て、接触脱ロウのための域18に送られる。水素は、所望の程度に、ライン27を通って供給される。生成物は、ライン42に回収され、開口バルブ46およびライン48を経て蒸留域50に供給される。
本方法のサイクリック性は、開口バルブ12、44、32および24、並びに閉鎖バルブ14、46、38および20によって、次いで、接触域16の失活時には、開口バルブ14、46、38および20、並びに閉鎖バルブ12、44、32および24を用いて示される。その結果、接触脱ロウは域18において生じ、域16の触媒は再生される。
パラフィン含有原料、好ましくは非シフトフィッシャー−トロプシュ触媒を用いてシンガスから製造された原料の接触脱ロウは、比較的低い水素分圧で、ZSM−48触媒の寿命に対する実質的な影響なしに達成される。脱ロウ方法は、本質的には、いくらかの水素が本来的に製造される異性化プロセスである。
本発明で用いられる原料は、パラフィン含有原料であり、好ましくはn−パラフィン80wt%超、より好ましくはn−パラフィン90wt%超、更により好ましくはn−パラフィン95wt%超、更により好ましくはn−パラフィン98wt%を含む原料である。原料は、一般に、430°F+(221.1℃+)、好ましくは450°F+(232.2℃+)、より好ましくは450〜1200°F(232.2〜648.9℃)の範囲で沸騰する(少量、例えば約10%未満の1200°F+即ち648.9℃+物質が存在してもよい)。
原料は、好ましくは不飽和物が少ない。即ち、芳香族およびオレフィンの両者が少ない。好ましくは、不飽和物のレベルは、10wt%未満、好ましくは5wt%未満、より好ましくは2wt%未満である。また、原料は、窒素および硫黄が比較的少ない。例えば、200ppm未満、好ましくは100ppm未満(例えば、それぞれが50wppm未満)である。フィッシャー−トロプシュ誘導原料が用いられる場合には、触媒を予備硫化する必要はなく、実際、予備硫化は回避すべきである。
最も好ましくは、原料は、n−パラフィンを本質的に製造するフィッシャー−トロプシュ反応の生成物であり、更により好ましくは、フィッシャー−トロプシュプロセスは、非シフト触媒、例えばコバルトまたはルテニウム、好ましくはコバルト含有触媒を用いて行われる。
接触脱ロウ工程で用いられる触媒は、一次元細孔構造を有するモレキュラーシーブ、および金属脱水素成分を含む。モレキュラーシーブには、ZSM−23、ZSM−35、ZSM−22、SSZ−32、ゼオライトベータ、モルデナイト、および希土類イオン交換されたフェリエライトなどが含まれる。好ましくはZSM−48触媒である。これは、金属脱水素官能基を含み、好ましくは白金またはパラジウム、もしくは白金およびパラジウムの両者、より好ましくは白金を存在させて供給される。触媒は、硫化してもしなくてもよい。付随するプロセス(フィッシャー−トロプシュプロセスなど)に硫黄が負の干渉を示す恐れがある場合、好ましくは硫化されない。
モレキュラーシーブ触媒の担体は、非特許文献1に記載される。これは、本明細書に引用して含まれる。ZSM−48は、特に、次の表1に示されるX線回折パターンによって特徴付けられる。物質は、更に、11.8±0.2オングストローム単位、即ち(11.8±0.2)×10−10mの範囲内に、単一線を示すという事実よって特徴付けられる。単一線が示された間隔に存在することにより、構造的に、ZSM−48が、近密関係の物質と区別される。近密関係の物質は、例えば、11.8±0.2オングストローム単位((11.8±0.2)×10−10m)に二本の線、即ち二重線を有するZSM−12(特許文献4に記載される)、および表示された間隔に同じく二重線を有する高シリカZSM−12(特許文献5に記載される)ある。
Figure 2006502304
値を、標準的な技術(即ち、銅のK−アルファ二重線を照射)で、シンチレーション計数管を備えた回折計によって決定した。ピークの高さIと、二倍θ(θはブラッグ角)の関数としての位置を、コンパクター(compactor)によって決定した。これらから、相対強度100I/I(Iは最強の線またはピークの強度)と、記録された線に相当するAの格子面間隔d(観測値)を計算した。表1には、強度が記号(W=弱い、S=強い、VS=非常に強い、M=中位、およびW−M=弱〜中)によって示される(カチオンの型による)。ナトリウムイオンを他のカチオンでイオン交換することにより、格子面間隔の小シフトおよび相対強度の変動をいくらか有する、実質的に同じパターンが示される。特定の試料のケイ素/アルミニウム比によって、また引続くいずれかの熱処理によって、他の小変動が生じることがある。
ZSM−48およびその調製方法は、特許文献6、特許文献7、特許文献8、特許文献9および特許文献10に記載される。特許文献10に記載された調製方法は特に好ましく、本明細書に引用して含まれる。この方法は、接触脱ロウプロセスに特に適切な触媒を調製するためのものである。
ゼオライトZSM−48および他の有用なゼオライト(ZSM−23、ZSM−35、ZSM−22、SSZ−32、ゼオライトベータ、モルデナイト、希土類イオン交換されたフェリエライトなど)は通常、約0.01〜5.0wt%の量の脱水素成分と共に用いられる。成分は、マンガン、タングステン、バナジウム、亜鉛、クロム、モリブデン、レニウム、第VIII族金属(ニッケル、コバルト、または貴金属の白金およびパラジウムなど)である。貴金属は好ましい成分である。これらの成分は、組成物に置き換えられるか、その上に含浸されるか、またはそれと物理的に完全に混合されるであろう。これらの成分は、例えば白金の場合には、ゼオライトを白金金属含有イオンで処理することによって、ゼオライト中にまたはその上に含浸されるであろう。従って、適切な白金化合物には、塩化白金酸、二塩化白金、および種々の化合物(白金テトラ−アンモニア錯体を含む)が含まれる。白金およびパラジウムは、好ましい水素添加成分である。
有用な白金または他の金属の化合物は、金属が化合物のカチオンで存在する化合物、および金属が化合物のアニオンで存在する化合物に分けられるであろう。イオン状態の金属を含む化合物の両タイプが用いられるであろう。白金金属が、カチオンまたはカチオン錯体の形態(例えばPt(NHCl)にある溶液は、特に有用である。
ZSM−48触媒は、その使用に先立って、少なくとも部分的に脱水すべきである。これは、不活性雰囲気(空気、窒素等など)下、大気圧または準大気圧で、約100〜約600℃の範囲の温度に1〜48時間加熱することによってなされるであろう。脱水はまた、より低温で、単に触媒を減圧に置くことによって行われるであろう。しかし、より長い時間が、十分量の脱水を得るのに必要である。ZSM−48は、広範に異なる粒度で形成される。概して、粒子は、粉末、細粒、または成形生成物の形状であろう。押出し物などである。これは、2メッシュ(タイラー(Tyler))のふるい(細孔径10mm)を通過し、400メッシュ(タイラー)のふるい(細孔径0.038mm)上に保持されるのに十分な粒度を有する。触媒が、例えば押出し成形によって成形される場合には、結晶質シリケートは、乾燥前に押出し成形されるか、または乾燥または部分乾燥され、次いで押出し成形されるであろう。
多くの他のゼオライト触媒の場合におけるように、ZSM−48を、本明細書の脱ロウ方法で用いられる温度および他の条件に耐性がある母材物質と混合することが望ましいであろう。これらの母材物質には、活性および不活性物質、並びに合成または天然ゼオライト、同様に粘土、シリカ、および/または金属酸化物(例えばアルミナ)などの無機物質が含まれる。後者は、天然に存在するものでもよく、シリカと金属酸化物の混合物を含む、ゼラチン状沈殿物、ゾルまたはゲルのいずれかの形態にあるものでもよい。ZSM−48と共に(即ち、それと組合せて)、活性のある物質を用いることにより、本明細書の触媒の転化率および/または選択性が高められるであろう。不活性物質は、希釈剤として適切に機能して、所定プロセスにおける転化率の量を制御し、それにより生成物を、反応速度を制御する他の手段を用いることなく、経済的にかつ秩序よく得ることができる。結晶質シリケート物質はしばしば、天然の粘土(例えばベントナイトおよびカオリン)に組み込まれてきた。これらの物質(即ち、粘土、酸化物等など)は一部、触媒の結合剤として機能する。石油製油所において、触媒はしばしば乱暴な取扱いに付される傾向にあり、これが触媒を粉砕し、処理に問題を引起す粉末状物質にする。そのため、良好な破砕強度を有する触媒を提供することが望ましい。
ZSM−48と複合化されるであろう天然の粘土には、モンモリロナイトおよびカオリン系(亜ベントナイトを含む)、並びにディキシー(Dixie)、マクナミー(McNamee)、ジョージア(Georgia)、およびフロリダ(Florida)粘土として一般に知られるカオリン、または主な鉱物成分がハロイサイト、カオリナイト、ディッカイト、ナクライト、またはアナウキサイトである他のものが含まれる。これらの粘土は、当初に採掘された未処理の状態で用いてもよく、最初に焼成、酸処理または化学修飾に付してもよい。
前記物質に加えて、ZSM−48は、シリカ−アルミナ、シリカ−マグネシア、シリカ−ジルコニア、シリカ−トリア、シリカ−ベリリア、シリカ−チタニア、同様に三元組成物(シリカ−アルミナ−トリア、シリカ−アルミナ−ジルコニア、シリカ−アルミナ−マグネシア、シリカ−マグネシア−ジルコニアなど)などの多孔質母材物質と複合化されうる。母材は、共ゲルの形態であろう。これらの成分の混合物もまた用いうる。微細に粉砕された結晶質シリケートZSM−48および無機酸化物ゲル母材の相対的な割合は、組成物に関して、約1〜約90wt%の範囲、より一般には約2〜約80wt%の範囲の結晶質シリケート含有量で幅広く異なる。
一般に、脱ロウの反応条件は、水素分圧が低いレベル(例えば、水素0psig)で保持される場合でさえ、幅広く異なりうる。従って、運転温度の始点は、約550〜650°F(288〜343℃)で異なりうる。運転条件の終点は、製造されつつある生成物の性質によって定めることができる。例えば、色相の規格がもはや満足され得なくなるとき(触媒失活の指標)、予め決定された流動点がもはや得られなくなるとき、或いは異性化に対する選択性が減少するとき(水素化分解によるメタン収率の増大によって示される)である。しかし、一般には、運転温度の終点は、約800°F(427℃)未満、好ましくは約750°F(399℃)未満、より好ましくは約725°F(385℃)未満であろう。
触媒の失活は、触媒表面におけるコーク形成、触媒金属のコーク被覆、またはそれへの接近に対するコーク阻害、同様にゼオライト細孔の閉塞の結果であると考えられる。
触媒は、知られた方法によって再生されうる。これには、高温水素ストリッピング、酸素処理によるコーク除去、または水素ストリッピングおよび酸素処理の組合せによるコーク除去が含まれる(図1は、酸素処理が、触媒を再生するのに用いられる方法を示す)。
簡単に言えば、水素ストリッピングは、水素、または水素および不活性ガス(窒素など)の混合物を用いて、異性化反応温度で、触媒がその最初のラインアウト活性の少なくとも約80%、好ましくは少なくとも約90%を回復するのを可能にするのに十分な時間行われうる。酸素処理は、焼成条件で行われうる。例えば、空気が、約500〜650℃の温度で、再度、触媒が引続く還元後に最初のラインアウト活性の少なくとも約80%、好ましくは少なくとも約90%を回復するのを可能にするのに十分な時間用いられる。
一般に、水素が存在する場合、他のガスも存在しうる。これは反応を阻害しない。これらの他のガスは、窒素、メタン、または他の軽質炭化水素(反応中に製造されうる)であってよい。全圧は、2000psia(13790kPa)までの範囲、好ましくは100〜2000psia(690〜13790kPa)、より好ましくは150〜1000psia(1034〜6895kPa)、更により好ましくは150〜500psia(1034〜3448kPa)の範囲であってよい。水素は、全ガスの50〜100%、好ましくは70〜100%、より好ましくは70〜90%を構成しうる。本明細書にいう低い水素分圧では、実質的に水素なしで異性化が行われるとき、少量のオレフィンおよび芳香族が形成しうる。これらの成分を除去するのに、周知の条件で水素化精製することが必要なことがある。
液空間速度は、一般に約0.1〜約10であり、好ましくは一般に約0.5〜4(原料の容積/触媒の容積/時間)である。水素/原料(水素が用いられる場合)比は、一般に約100(17.8リットル/リットル)〜約10,000(1781リットル/リットル)、好ましくは約800(142.5リットル/リットル)〜約4,000(712.4リットル/リットル)(水素の標準立方フィート(scf)/燃料のバレル)である。
アルファ値は、標準的触媒と比較した触媒の接触分解活性の概略指標であり、相対速度定数(ノルマルヘキサンの転化速度/触媒の容積/単位時間)を定める。値は、アルファ値1(速度定数=0.016秒−1)とするシリカ−アルミナ分解触媒の活性に基づく。アルファ値の試験は、特許文献11、並びに非特許文献2、非特許文献3および非特許文献4に記載される。そのそれぞれは、本明細書に引用して含まれる。金属充填前の触媒のアルファ値は、好ましくは約10〜約50の範囲である。
次の実施例においては、次の表2に示された特性を有するフィッシャー−トロプシュワックスを、全ての異性化反応の原料として用いた。
Figure 2006502304
全ての実施例において、触媒は、白金0.6wt%を含むアルミナ結合(35wt%)ZSM−48結晶であった(水素吸収に基づくPt分散:H/Pt=1.03)。
三域加熱炉およびダウンフロー細流床管状反応器(内径0.5インチ)を装備されたマイクロ装置を用いて、ワックスの異性化を行った。高融点原料ワックスの凝固を防止するため、装置をヒートトレースした(heat traced)。触媒押出し成形物を粉砕して、60〜80メッシュ(0.180〜0.250mm)に分粒した。反応器に、分粒された触媒15ccと80〜120メッシュ(0.125〜0.180mm)の砂5ccの混合物を充填した。次いでこれを乾燥し、1気圧の水素気流(240cc/分)下、400゜F(204.4℃)で1時間還元した。LHSV1.0hr−1および表示の圧力で、異性化を行った。水素を共原料として用いた場合には、水素/原料比は、5000scf/bbl(890.5リットル/リットル)であった。水素を全く用いなかった場合には、反応器圧力を、1000psig(6996kPa)で保持した。原料および水素(用いる場合)について、記載の通り初期温度665゜F(351.7℃)で異性化反応を開始した。8〜12時間のラインアウト期間の後、物質収支(material balances)を終夜16〜24時間行った。反応器の温度を徐々に変化させて、流動点を変えた。
オフガス試料を、60mのDB−1(内径0.25mm)キャピラリーカラムを用いるGCによって、FID検出器を用いて分析した。全液体生成物(TLP)を秤量し、模擬蒸留(M1567またはD2887)によって分析した。TLPを蒸留し、IBP〜330゜F(初留点〜165.6℃)ナフサ、330〜700゜F(165.6〜371.1℃)留出物および700゜F+(371.1℃+)潤滑油の留分とした。潤滑油留分を更に模擬蒸留(simdis)によって分析して、実際の蒸留運転の精度を確保した。700゜F+(371.1℃+)潤滑油の流動点およびくもり点を、それぞれD79およびD2500法を用いて測定した。粘度を、40℃および100℃の両点で、それぞれ、D445−3およびD445−5法に従って決定した。
水素圧は、実質的に、触媒活性および生成物選択性の両者に影響を及ぼすことを見出された。水素圧を低下させると、触媒活性は増大した。例えば、水素圧が1000psig(6996kPa)から300psig(2170kPa)に低下した際には25〜30゜F(14〜16.7℃)である。同様に、潤滑油基油(700゜F+、371.1℃+)に対する選択性は、水素圧の低下と共に増大した。図2には、より低い水素圧で、潤滑油収率がより高かったことが示される。最大潤滑油収率(流動点−12℃で約90%)は、実質的に添加水素なしで得られた。同時に、より軽質の副生物、即ち軽質ガス(C−C)、ナフサおよび留出物の収率は、水素圧の低下と共に低減した。従って、増大された潤滑油収率は、明らかに、触媒の増大された選択性の関数である。
増大された選択性によって、より低い分解側反応速度が現れる。水素圧が低下するにつれて、触媒活性は増大し、目標の、または予め決定された潤滑油流動点の達成には、より低い反応温度が必要とされる。両要因(実質的に水素なし、およびより低い反応温度)により、水素化分解、および熱または接触分解などの分解が減少するはずである。水素なしの水素化分解は、無視できるはずである。ガス収率については、図3を参照されたい。
任意の、または予め決定された流動点における潤滑油基油の粘度もまた、より低い水素圧においてより高く、共原料としての水素全くなしで(即ち、水素0kPa(ゼロpsia)で)最大値に達する。例えば、流動点−20℃では、水素を共供給することなく得られた700゜F+(371.1℃+)潤滑油基油は、KV(100℃)7.7cStを有した。図4に示されるように、これは、水素圧1000psig(6996kPa)で得られた6.7cStの基油より実質的に高い。従って、本発明の方法を用いて、流動点およびくもり点を低下しつつ、原料の粘度をより良好に保全することは、極めて驚くべきことである。
粘度および粘度指数は、潤滑油基油に関する二つの重要な特性である。図5には、水素分圧を低下することは、それが0psia(0kPa)に及んでも、潤滑油基油の粘度指数に対し、本質的に効果がなかったことが示される。
次の表3は、フィッシャー−トロプシュワックスを異性化(即ち、実質的に添加水素なしで接触脱ロウ)した結果を示す。「MB」は、物質収支をいう。TBP x%は、炭化水素試料の軽質留分xwt%が沸騰する終沸点を表示する。
Figure 2006502304
サイクリック異性化−触媒再生プロセスの概略図である。 Pt/ZSM−48によるフィッシャー−トロプシュワックスの異性化について、潤滑油収率に対する水素圧の効果を示すプロットである。流動点(℃)は横軸に、700゜F+(371.1℃+)潤滑油の収率(対原料wt%)は縦軸にある。線A、B、CおよびDは、添加水素の量を変化させて運転した処理の結果を表す。即ち、それぞれ水素分圧1000psig(6996kPa)、500psig(3549kPa)、300psig(2170kPa)および0psia(0kPa、(添加)水素なし)である。 Pt/ZSM−48によるフィッシャー−トロプシュワックスの異性化について、ガス収率に対する水素圧の効果を示すプロットである。700゜F+(371.1℃+)潤滑油の流動点(℃)は、横軸にあり、縦軸のC〜Cガス収率(対原料wt%)に対してプロットされる。線A、B、C、およびDは、添加水素の量を変化させて運転された処理の結果を表す。即ち、それぞれ水素分圧1000psig(6996kPa)、500psig(3549kPa)、300psig(2170kPa)および0psia(0kPa、(添加)水素なし)である。 Pt/ZSM−48によるフィッシャー−トロプシュワックスの異性化について、潤滑油の粘度に対する水素圧の効果を示すプロットである。横軸の流動点(℃)は、縦軸の100℃における動粘度(センチストークス(cSt))に対してプロットされる。線A、B、およびCは、それぞれ0psia、500psig(3549kPa)および1000psig(6996kPa)を表す。 Pt/ZSM−48によるフィッシャー−トロプシュワックスの異性化について、潤滑油の粘度指数に対する水素圧の効果を示すプロットである。横軸の流動点(℃)は、縦軸の700゜F+(371.1℃+)潤滑油の粘度指数(VI)に対してプロットされる。●は水素1000psig(6996kPa)を表し、×は水素500psig(3549kPa)を表し、▲は水素300psig(2170kPa)を表し、更に◆は水素0psia(0kPa、水素なし)を表す。

Claims (14)

  1. パラフィン含有原料材を、平均直径0.50〜0.65nmを有する一次元細孔構造のモレキュラーシーブおよび金属脱水素成分を含む触媒上で、脱ロウ反応条件下、実質的に添加水素なしに反応させる工程を含むことを特徴とする接触脱ロウ方法。
  2. 予め決定された流動点またはくもり点を満足するのに必要な温度上昇要求(TIR)によって測定される、前記触媒の失活速度は、25゜F/年(14℃/年)未満であることを特徴とする請求項1に記載の接触脱ロウ方法。
  3. 前記水素分圧は、100psig(791kPa)未満であることを特徴とする請求項1または2に記載の接触脱ロウ方法。
  4. 前記水素分圧は、70psig(584kPa)未満であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の接触脱ロウ方法。
  5. 前記パラフィン含有原料材は、n−パラフィン80wt%超を含み、430゜F(221.1℃)超の範囲で沸騰することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の接触脱ロウ方法。
  6. 前記脱水素成分は、白金またはパラジウムであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の接触脱ロウ方法。
  7. サイクリック接触脱ロウ−触媒再生プロセスを含み、前記触媒を第一反応域および第二反応域に提供し、前記パラフィン含有原料材を前記第一反応域で予め決定された期間脱ロウし、その後パラフィン含有原料を前記第二域に移行させて反応条件で脱ロウし、前記第一域の触媒を再生することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の接触脱ロウ方法。
  8. 前記第二反応域で、予め決定された期間脱ロウを起こし、その後前記パラフィン含有原料を前記第一反応域に移行させ、ここで再生触媒により脱ロウを起こし、前記第二反応域の触媒を再生することを特徴とする請求項7に記載の接触脱ロウ方法。
  9. 触媒の再生は、水素ストリッピングまたは酸素処理によって行われることを特徴とする請求項7または8に記載の接触脱ロウ方法。
  10. 前記接触脱ロウ方法の生成物は、潤滑油基油またはディーゼル範囲物質であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の接触脱ロウ方法。
  11. 前記生成物を水素化精製に付すことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の接触脱ロウ方法。
  12. 前記モレキュラーシーブは、ZSM−23、ZSM−35、ZSM−48、ZSM−22、SSZ−32、ゼオライトベータ、モルデナイト、希土類イオン交換されたフェリエライトおよびそれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の接触脱ロウ方法。
  13. 前記モレキュラーシーブは、ZSM−48であることを特徴とする請求項12に記載の接触脱ロウ方法。
  14. (1)流動点、くもり点、またはその両者を低減すること、および(2)パラフィン含有原料材の粘度を保全することを目的とする請求項1〜13のいずれかに記載の接触脱ロウ方法の用途。
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