JP2006502206A - カルボキシアルコキシ置換アシル−カルボキシフェニル尿素誘導体、その製造方法、および医薬品としてのその使用 - Google Patents

カルボキシアルコキシ置換アシル−カルボキシフェニル尿素誘導体、その製造方法、および医薬品としてのその使用 Download PDF

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Abstract

本発明は、化学式(I)の、その置換基が明細書中で定義されている、カルボキシアルコキシ置換アシル−カルボキシフェニル尿素誘導体、およびその生理学的に受容できる塩、およびその生理学的に機能的な誘導体に関している。本発明はまた、例えば2型糖尿病の治療に使用できる、該化合物の製造方法に関している。
【化1】

Description

本発明は、カルボキシアルコキシ置換アシル−カルボキシフェニル尿素誘導体、およびその生理学的に受容できる塩、およびその生理学的に機能的な誘導体に関している。
アシルフェニル尿素誘導体は、既に公知文献(EP 0 193 249およびWO01/94300)に、抗がん剤および抗糖尿病剤として記載されている。
本発明は、治療上利用可能な血糖降下作用を示す化合物を提供するという目的に基礎をおいている。この目的は、特にWO 01/94300の化合物と比較して、改善された効果を有している化合物を提供することである。
そのために、本発明は化学式(I)の化合物、
Figure 2006502206
式中、
R1は、H、(C1−C6)−アルキル、(C0−C6)−アルキルフェニルであって、ここで該フェニル環は、F、Cl、CN、OH、(C1−C6)−アルキル、O−(C1−C6)−アルキル、CF3、OCF3、COOH、COO(C1−C6)−アルキル、またはCONH2で、二回まで置換されてもよく;
R2は、H、(C1−C6)−アルキル、O−(C1−C6)−アルキル、CO−(C1−C6)−アルキル、COO−(C1−C6)−アルキル、(C0−C6)−アルキレン−COOH;
R3は、H、F、Cl、Br、OH、CF3、NO2、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル;
nは、1、2、3、4、5、6、7、8;
および、その生理学的に受容できる塩、
に関する。
好ましいのは、化学式(I)の化合物で、式中、
R1は、H、(C1−C6)−アルキル;
R2は、H、(C1−C6)−アルキル、O−(C1−C6)−アルキル、CO−(C1−C6)−アルキル、COO−(C1−C6)−アルキル、(C0−C6)−アルキレン−COOH;
R3は、H、F、Cl、Br、OH、CF3、NO2、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキル;
nは、1、2、3、4、5、6、7、8;
および、その生理学的に受容できる塩である。
特に好ましいのは、化学式(I)の化合物で、式中、
R1は、H、(C1−C6)−アルキル;
R2は、H、COO−(C1−C6)−アルキル、−COOH;
R3は、H、F;
nは、1、2、3、4;
および、その生理学的に受容できる塩である。
本発明は、化学式(I)の化合物のラセミ体、ラセミ体混合物、および純粋なエナンチオマー、ならびに、それらのジアステレオマーおよびその混合物の形態である化合物に関する。
置換基R1、R2およびR3のアルキル基は、直鎖状および分枝鎖状のどちらでもよい。
製薬学的に受容できる塩は、その出発または基礎化合物より、水中での溶解性が高いために、特に医療の用途には適している。そうした塩は、製薬学的に受容できる陰イオンまたは陽イオンを有していなければならない。本発明の化合物の、適切な製薬学的に受容できる酸付加塩は、塩酸、臭化水素酸、リン酸、メタリン酸、硝酸および硫酸のような無機酸の塩、ならびに、酢酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、クエン酸、エタンスルホン酸、フマル酸、グルコン酸、グリコール酸、イセチオン酸、乳酸、ラクトビオン酸、マレイン酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、コハク酸、p−トルエンスルホン酸、および酒石酸のような有機酸の塩である。適切な製薬学的に受容できる塩基塩は、アンモニウム塩、アルカリ金属塩(ナトリウムおよびカリウム塩のような)、アルカリ土類金属塩(マグネシウムおよびカルシウム塩のような)、およびトロメタモール(2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール)、ジエタノールアミン、リシン、またはエチレンジアミンである。
製薬学的に受容できない陰イオンの塩、例えばトリフルオロアセテートもまた、製薬学的に受容できる塩の製造または精製のための有用な中間体として、および/または、非治療目的、例えばインビトロでの適用に使用するために、本発明の範囲に属している。
ここで用いられている「生理学的に機能的な誘導体」という用語は、本発明の化学式(I)の化合物の生理学的に受容でき、ヒトのような哺乳類に投与した時に、化学式(I)の化合物またはその活性代謝物を生成できる(直接または間接に)、例えばエステルのような、いかなる誘導体をも表わす。
生理学的に機能的な誘導体には、本発明の化合物のプロドラッグも含まれ、例えば、H.
Okada 等、Chem. Pharm. Bull. 1994年、42巻、57-61頁、に記載されている。そうしたプロドラッグは、体内(in vivo)で本発明の化合物に代謝される。そうしたプロドラッグはそれ自体活性があってもまたはなくてもよい。
本発明の化合物は、例えば無晶形および結晶性多形のような、種々の多形で存在できる。本発明の化合物の全ての多形は、本発明の範囲に属し、本発明のさらなる態様である。
ここで用いられる全ての「化学式(I)の化合物」という言及は、上記の化学式(I)の化合物、およびそれらの塩、溶媒和物、ならびに、ここで記載されているような生理学的に機能的な誘導体に関している。
化学式(I)の化合物は、他の活性成分と組み合わせて投与することもできる。
所望の生物学的な効果を達成するために必要な化学式(I)の化合物の用量は、多くの因子、例えば、選択された特定化合物、使用目的、投与形態および患者の臨床的症状に依存している。一日投与量は、一般に1日・体重kg当たり0.3mgから100mg(典型的には3mgから50mg)であり、例えば、3〜10mg/kg/日である。静脈内投与量は、例えば0.3mgから1.0mg/kgの範囲であり、輸液としてkg・1分当たり10ng〜100ngで適切に投与することもできる。そうした目的のための適切な輸液溶液は、例えば、1ミリリットル当たり0.1ng〜10mg、典型的には1ng〜10mgを含むことができる。単回投与量は、例えば、1mg〜10gの活性成分を含むことができる。それゆえに、注射用アンプルは、例えば、1mg〜100mgを含むことができ、単回投与用製剤は、例えばカプセル剤または錠剤として、経口的に投与でき、例えば、1.0mg〜1000mg、典型的には10mg〜600mgを含むことができる。上記の症状の治療のために、化学式(I)の化合物は、化合物それ自体で使用することができるが、好ましくは受容できる担体との医薬組成物の形態で使用される。該担体は、もちろん、該組成物の他の成分と適合可能で、患者の健康状態に害がないという意味で受容可能でなければならない。該担体は、固体または液体またはその両方であり、そして好ましくは単一用量の、0.05質量%〜95質量%の活性成分を含むことができる、例えば錠剤として、製剤化される。化学式(I)の他の化合物を含む、他の薬学的に活性のある成分を、同様に含むことができる。本発明の医薬組成物は、実質的に該成分と薬理学的に受容できる担体および/または賦形剤とを混合することから成る、既知の製薬学的方法の1つにより製造することができる。
本発明の医薬組成物は、経口、直腸内、局所、経口腔(peroral)(例えば舌下)、および、非経口(例えば皮下、筋肉内、皮内、または静脈内)の投与、に適しており、ただし最も適切な投与方法は、それぞれの個別の場合の治療すべき症状の性質および重篤度、ならびに、それぞれの場合で用いられる化学式(I)の化合物の性質、に依存している。被覆剤形および遅延放出型被覆剤形も、また、本発明の範囲に属している。好ましいのは酸−および胃液−耐性の剤形である。胃液に耐性のある適切な被覆には、セルロースアセテートフタレート、ポリビニルアセテートフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、ならびに、メタクリル酸およびメチルメタクリレートの陰イオン性重合体があげられる。
適切な経口投与用の医薬組成物は、一定量の化学式(I)の化合物をそれぞれが含んでいる、例えばカプセル剤、ウェーハー剤(wafers)、サッカブル・タブレット(suckable
tablets)、もしくは錠剤のような、個別単位の形態; 粉剤もしくは顆粒剤; 水性もしくは非水性の溶液もしくは懸濁液;または、水中油もしくは油中水の乳濁液が挙げられる。既に述べたように、そうした組成物は、活性物質と担体(1個またはそれ以上の追加の成分から成ることができる)を接触させる工程を含む、あらゆる適切な製薬学的方法で製造することができる。該組成物は、一般に、活性成分と液体および/または微細に分割した固体担体を均等および均質に混合し、その後、必要に応じて生成物を成型することにより製造される。そうして、例えば、錠剤は、場合によっては1個またはそれ以上の追加の成分と共に、化合物の粉末または顆粒を圧縮し成型することにより製造できる。圧縮型
錠剤は、粉末および顆粒のような自由流動形態で、場合によっては、結合剤、潤滑剤、不活性希釈剤および/または1個またはそれ以上の界面活性剤/分散剤と混合して、適切な機械で錠剤化することによって製造することができる。成型錠剤は、粉体状で不活性の液体希釈剤で湿潤化された化合物を、適切な機械で成型して製造できる。
経口腔(舌下)投与に適切な医薬組成物は、化学式(I)の化合物および矯味矯臭剤(通常、スクロースおよびアラビアゴムまたはトラガカント)を含むサッカブル・タブレット、ならびに、ゼラチンおよびグリセロールまたはスクロースおよびアラビアゴムのような不活性基剤の中に化合物を含んでいるトローチ剤(pastilles)を含む。
非経口投与に適した医薬組成物は、好ましくは意図する受容者の血液と等張である、化学式(I)の化合物の、好ましくは滅菌性水性調製物を含んでいる。これらの調製物は、好ましくは静脈内注射で投与されるが、投与は、皮下、筋肉内または皮内注射で行われてもよい。これらの調製物は、好ましくは、化合物と水とを混合し、得られた溶液を滅菌し血液と等張にすることによって製造することができる。本発明の注射可能な組成物は、一般に、0.1〜5質量%の活性成分を含んでいる。
直腸内投与に適した医薬組成物は、好ましくは単一用量の坐薬の形態である。これらは、化学式(I)の化合物と1個またはそれ以上の、例えばカカオバターのような慣用の固体担体と混合し、ついで得られた混合物を成型することにより製造できる。
皮膚上の局所投与に適した医薬組成物は、好ましくは、軟膏、クリーム、ローション、ペースト、スプレー、エアゾールまたはオイルの形態である。使用できる担体は、ワセリン、ラノリン、ポリエチレングリコール、アルコールおよび2個またはそれ以上のそうした物質を組み合わせたものである。活性成分は、通常、該組成物中に、組成物の0.1〜15質量%、例えば0.5〜2質量%の濃度で含まれている。
経皮投与もまた可能である。経皮的使用に適した医薬組成物は、患者の表皮と長時間に渡って密着するために適した単一のプラスターの形状であっていい。そうしたプラスター剤は、場合によっては、接着剤の中に溶解および/または拡散された、または、重合体の中に拡散された、緩衝化水性溶液中の活性成分を適切に含んでいる。適切な活性成分の濃度は、約1%〜35%、好ましくは約3%〜15%である。とりわけ可能性があるのはエレクトロトランスポートまたは、Pharmaceutical Research, 2巻 (6号) : 318頁 (1986年) に記載されたようなイオントフォレシス(iontophoresis)により放出される活性成分のためのものである。
さらに、組合せ製品に適した活性成分は;ローテ・リステ(Rote Liste)の第12章に記載された全ての抗糖尿病剤である。これらの薬剤は、効果の相乗的な改良のために、本発明の化学式(I)の化合物と組み合わせることができる。活性成分の組合せ製剤の投与は、患者への活性成分の分離式投与、または、一つの医薬剤形の中に複数の活性成分を含んでいる組合せ製品の形態の、いずれの方法でも行うことができる。以下に記載した活性成分の多くのものは、米国薬局方の米国一般名および国際薬物名辞書(USP Dictionary of USAN and International Drug Names)、US Pharmacopeia、Rockville 2001に開示されている。
抗糖尿病剤には、インスリンおよびランタス(R)(www. lantus. Comを参照)または即効性インスリンであるHMR1964(US 6,221,633を参照)のようなインスリン誘導体、例えばNovo Nordisk A/SのWO 98/08871に記載されているGLP−1誘導体、ならびに、経口的に有効な血糖効果を有する活性成分が挙げられる。該経口的に有効な血糖効果を有する活性成分には、好ましくは、スルホニル尿素、ビグアニド、メグリチニド、オキサジアゾリジンジオン、チアゾリジンジオン、グルコシダーゼ阻害剤、グルカゴン拮抗剤、GLP−1作用剤、例えばNovo Nordisk A/SのWO 97/26265およびWO 99/03861で開示されたようなカリウムチャンネルオプナー、インスリンセンシタイザー、糖新生および/またはグリコーゲン分解の促進に関与する肝酵素の阻害剤、グルコース取り込みの調節剤、抗高脂血作用を有する成分および抗脂血作用を有する成分のような脂質代謝を変換する化合物、食餌摂取を減少させる化合物、PPARおよびPXR作用剤、ならびに、ベータ細胞のATP−依存性カリウムチャンネルに作用する活性成分、が含まれる。
本発明の一つの実施態様では、化学式(I)の化合物は、シンバスタチン、フルバスタチン、プラバスタチン、ロバスタチン、アトルバスタチン、セリバスタチン、ロスバスタチンのようなHMG−CoA還元酵素阻害剤と組み合わせて投与される。
本発明の一つの実施態様では、化学式(I)の化合物は、例えばエゼチミベ、チクエシド、パマクエシドのようなコレステロール吸収阻害剤と組み合わせて投与される。
本発明の一つの実施態様では、化学式(I)の化合物は、例えばロシグリタゾン、ピオグリタゾン、JTT−501、GI262570のようなPPARガンマ作用剤と組み合わせて投与される。
本発明の一つの実施態様では、化学式(I)の化合物は、例えばGW9578、GW7647のようなPPARアルファ作用剤と組み合わせて投与される。
本発明の一つの実施態様では、化学式(I)の化合物は、例えばGW1536、AVE8042、AVE8134、AVE0847、またはPCT/US00/11833、PCT/US00/11490、
DE10142734.4に記載されているような、PPARアルファ/ガンマ作用剤と組み合わせて投与される。
本発明の一つの実施態様では、化学式(I)の化合物は、例えばフェノフィブレート、クロフィブレート、ベザフィブレートのようなフィブレートと組み合わせて投与される。
本発明の一つの実施態様では、化学式(I)の化合物は、例えばイムプリタピド、BMS−201038、R−103757のようなMTP阻害剤と組み合わせて投与される。
本発明の一つの実施態様では、化学式(I)の化合物は、例えばHMR1741のような胆汁酸吸収阻害剤(例えば、US 6,245,744 またはUS 6,221,897を参照する)と組み合わせて投与される。
本発明の一つの実施態様では、化学式(I)の化合物は、例えばJTT−705のようなCETP阻害剤と組み合わせて投与される。
本発明の一つの実施態様では、化学式(I)の化合物は、例えばコレスチラミン、コレセベラムのような重合体胆汁酸吸着剤と組み合わせて投与される。
本発明の一つの実施態様では、化学式(I)の化合物は、例えばHMR1171、HMR1586のようなLDL受容体誘導剤(US 6,342,512参照)と組み合わせて投与される。
本発明の一つの実施態様では、化学式(I)の化合物は、例えばアバシミベのようなACAT阻害剤と組み合わせて投与される。
本発明の一つの実施態様では、化学式(I)の化合物は、例えばOPC−14117のような抗酸化剤と組み合わせて投与される。
本発明の一つの実施態様では、化学式(I)の化合物は、例えばNO−1886のようなリポプロテインリパーゼ阻害剤と組み合わせて投与される。
本発明の一つの実施態様では、化学式(I)の化合物は、例えばSB−204990のようなATP−シトレートリアーゼ阻害剤と組み合わせて投与される。
本発明の一つの実施態様では、化学式(I)の化合物は、例えばBMS−188494のようなスクアレン合成酵素阻害剤と組み合わせて投与される。
本発明の一つの実施態様では、化学式(I)の化合物は、例えばCI−1027またはニコチン酸のようなリポプロテイン(a)拮抗剤と組み合わせて投与される。
本発明の一つの実施態様では、化学式(I)の化合物は、例えばオルリスタットのようなリパーゼ阻害剤と組み合わせて投与される。
本発明の一つの実施態様では、化学式(I)の化合物は、インスリンと組み合わせて投与される。
本発明の一つの実施態様では、化学式(I)の化合物は、例えばトルブタミド、グリベンクラミド、グリピジドまたはグリメピリドのようなスルホニル尿素と組み合わせて投与される。
本発明の一つの実施態様では、化学式(I)の化合物は、例えばメトホルミンのようなビグアニドと組み合わせて投与される。
本発明の一つのさらなる実施態様では、化学式(I)の化合物は、例えばレパグリニドのようなメグリチニドと組み合わせて投与される。
本発明の一つの実施態様では、化学式(I)の化合物は、例えばトログリタゾン、シグリタゾン、ピオグリタゾン、ロシグリタゾン、または、Dr. Reddy's Research FoundationのWO97/41097に記載された化合物、特に、5−〔〔4−〔(3,4−ジヒドロ−3−メチル−4−オキソ−2−キナゾリニルメトキシ)フェニル〕メチル〕−2,4−チアゾリジンジオンのような、チアゾリジンジオンと組み合わせて投与される。
本発明の一つの実施態様では、化学式(I)の化合物は、例えばミグリトールまたはアカルボースのようなα−グルコシダーゼ阻害剤と組み合わせて投与される。
本発明の一つの実施態様では、化学式(I)の化合物は、例えばトルブタミド、グリベンクラミド、グリピジド、グリメピリドまたはレパグリニドのようなβ細胞のATP−依存性カリウムチャンネルに作用する活性成分と組み合わせて投与される。
本発明の一つの実施態様では、化学式(I)の化合物は、1個以上の上記の化合物と組み合わせて、例えば、スルホニル尿素とメトホルミン、スルホニル尿素とアカルボース、レパグリニドとメトホルミン、インスリンとスルホニル尿素、インスリンとメトホルミン、インスリンとトログリタゾン、インスリンとロバスタチン等の組み合わせと共に投与される。
本発明の一つのさらなる実施態様では、化学式(I)の化合物は、CART調節剤(“Cocaine-amphetamine-regulated transcript influences energy metabolism, anxiety and gastric emptying in mice" Asakawa, A, 等、:Hormone and Metabolic Research (2001年), 33巻 (9号), 554-558頁、を参照)、NPY拮抗剤(例えば、ナフタレン−1−スルホン酸{4−〔(4−アミノキナゾリン−2−イルアミノ)メチル〕シクロヘキシルメチル}アミド塩酸(CGP71683A))、MC4作用剤(例えば、1−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−カルボン酸〔2−(3a−ベンジル−2−メチル−3−オキソ−2,3,3a,4,6,7−ヘキサヒドロピラゾロ〔4,3−c〕ピリジン−5−イル)−1−(4−クロロフェニル)−2−オキソエチル〕−アミド;(WO01/91752))、オレキシン拮抗剤(例えば、1−(2−メチルベンゾキサゾール−6−イル)−3−〔1,5〕ナフチリジン−4−イル尿素塩酸(SB-334867-A))、H3作用剤(3−シクロヘキシル−1−(4,4−ジメチル−1,4,6,7−テトラヒドロイミダゾ〔4,5−c〕ピリジン−5−イル)プロパン−1−オン・オキザル酸塩(WO00/63208));TNF作用剤、CRF拮抗剤(例えば、〔2−メチル−9−(2,4,6−トリメチルフェニル)−9H−1,3,9−トリアザフルオレン−4−イル〕ジプロピルアミン(WO00/66585))、CRFBP拮抗剤(例えば、ウロコルチン)、ウロコルチン作用剤、β3作用剤(例えば、1−(4−クロロ−3−メタンスルホニルメチルフェニル)−2−〔2−(2,3−ジメチル−1H−インドール−6−イルオキシ)エチルアミノ〕−エタノール塩酸(WO01/83451))、MSH(メラノサイト−刺激ホルモン)作用剤、CCK−A作用剤(例えば、{2−〔4−(4−クロロ−2,5−ジメトキシフェニル)−5−(2−シクロヘキシルエチル)チアゾール−2−イルカルバモイル〕−5,7−ジメチルインドール−1−イル}酢酸・トリフルオロ酢酸塩(WO99/15525))、セロトニン再取込阻害剤(例えば、デキシフェンフルラミン)、混合型セロトニン作動性およびノルアドレナリン作動性化合物(例えば、WO00/71549)、5HT作用剤(例えば、1−(3−エチルベンゾフラン−7−イル)ピペラジン・オキサル酸塩(WO01/09111))、ボンベシン作用剤、ガラニン拮抗剤、成長ホルモン(例えば、ヒト成長ホルモン)、成長ホルモン放出化合物(6−ベンジルオキシ−1−(2−ジイソプロピルアミノエチルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸・tert−ブチルエステル(WO01/85695))、TRH作用剤(たとえば、EP0462884参照)、アンカップリングプロテイン2または3調節剤、レプチン作用剤(例えば、Lee, Daniel W. ; Leinung, Matthew C.; Rozhavskaya-Arena, Marina; Grasso, Patricia. Leptin agonists as a potential approach to the treatment of obesity. Drugs of the Future (2001年), 26巻 (9号), 873-881頁、を参照)、DA作用剤(ブロモクリプチン、ドプレキシン)、リパーゼ/アミラーゼ阻害剤(例えば、WO00/40569)、PPAR調節剤(例えば、WO00/78312)、RXR調節剤またはTR−β作用剤、と組み合わせて投与される。
本発明の一つの実施態様では、他の活性成分はレプチンである;例えば、“Perspectives in the therapeutic use of leptin", Salvador, Javier ; Gomez-Ambrosi, Javier ; Fruhbeck, Gema, Expert Opinion on Pharmacotherapy (2001年), 2巻(10号), 1615-1622頁、を参照。
本発明の一つの実施態様では、他の活性成分はデキサンフェタミンまたはアンフェタミンである。
本発明の一つの実施態様では、他の活性成分はフェンフルアミンまたはデキシフェンフルアミンである。
本発明の他の実施態様では、他の活性成分はシブトラミンである。
本発明の一つの実施態様では、他の活性成分はマジンドールまたはフェンテルミンであ
る。
本発明の一つの実施態様では、化学式(I)の化合物は、充填剤、好ましくは不溶性充填剤(例えば、カロブ/カロマックス(R)(Zunft H J;等、Carob pulp preparation for
treatment of hypercholesterolemia, ADVANCES IN THERAPY (2001年 9月−10月), 18巻(5号), 230-6頁)であり、カロマックスはNutrinova, Nutrition Specialties & Food Ingredients GmbH, (Industriepark Hoechst, 65926 Frankfurt/Main)から入手できるカロブ含有製品である。カロマックス(R)との組み合わせは、一つの製剤として、または、カロマックス(R)と化学式(I)の化合物の別々の投与で行うことが可能である。カロマックス(R)はこの関連で、例えばベーカリー製品またはムースバー(muesli bars)として食品の形態でも投与することもできる。
本発明の化合物と、1個またはそれ以上の上記の化合物、および、場合によっては、1個またはそれ以上の他の薬理学的に活性のある物質とのあらゆる適切な組み合わせは、本発明により保護される範囲に入るものと理解されるだろう。
Figure 2006502206
下記の実施例は本発明を説明するためであるが、しかしそれを制限するものではない。測定された凝固点または分解点は補正されておらず、一般に加熱速度に依存している。
Figure 2006502206
化学式(I)の化合物は、脂肪および炭水化物代謝における有効性によって識別され、それらは特に血糖濃度を低下させ、そして、インスリン抵抗性の2型糖尿病の、高脂血症(dyslipidemias)の、および、代謝性症候群(metabolic syndrome)/症候群X(Syndrome X)の治療に適している。該化合物はまた動脈硬化性の徴候の予防および治療に適している。該化合物は、単独で、または、他の血糖降下活性を有する成分と組み合わせて用いることができる。化学式(I)の化合物は、また、その薬理学的性質(J. L. Treadway, P. Mendys, D. J. Hoover, Exp. Opin. Invest. Drugs 2001年, 10巻(3号), 439-454頁)から、梗塞症の予防および梗塞症の治療、ならびに狭心症の治療のための心臓保護用医薬品として、非常に適しており、虚血誘導性障害の進行に関連した病理生理学的プロセス、特に虚血誘導性の心臓不整脈の開始を、防御的に阻害するかまたは著しく軽減する。該化合物は単独でも、または他の心臓保護または抗不整脈作用を有する活性成分と組み合わせて用いることができる。化学式(I)の化合物は、また、その薬理学的性質から癌の治療に適している。グリコーゲンレベルと腫瘍増殖および腫瘍の成長の種々のパラメーターの間には直接の関連性があることが、多くの研究から示すことができた(M. Rousset, E. Dussauix, G. Chevalier, A. Zweibaum, J. Natl. Cancer Inst. 1980年, 65巻(5号), 885-889頁; K. Yano, S. Ohoshima, Y. Shimizu, T. Moriguchi, H. Katayama, Cancer Letters 1996年, 110巻(1,2号), 29-34頁; L. Skwarski, Z. Namiot, J. Stasiewicz, A. Kemona, M. Kralisz, J. Gorski, Cancer Letters 1998年, 127巻(1,2号), 123-128頁; S. Takahashi, A. Satomi, K. Yano, H. Kawase, T. Tanimizu, Y. Tuji, S. Murakami, R. Hirayama, J. Gastroenterology 1999年, 34巻(4号), 474-480頁)。それゆえに、放出されるグルコースの量を操作することによって腫瘍増殖を低減することもまた可能である。化学式(I)の化合物は、この目的のために、必要な場合は、他の抗癌剤と組み合わせて使用することができる。
化合物の効果は以下のように調べられた;
被験物質の初代培養ラット肝細胞でのグリコーゲン分解に対する阻害能力の分析
肝細胞は、食餌を与えたラット(Sprague-DawleyまたはWister系、体重220〜240g)の肝臓から、組織の構造を破壊するために、標準的な2段階灌流法を用いて、最初はカルシウムを含まない緩衝溶液、続いてコラゲナーゼ含有溶液で灌流することにより単離した(Seglen等、1979年)。該細胞を37℃、湿度90%で5%CO2を含む空気下、培養器中でインキュベートした。培養は、通常、ウイリアム培地E(20mMグルコース、0.1mMフルクトース、1μMデキサメサゾンおよび100nMインスリンを含んでいる)を用いて行った。培養培地を、あらかじめ温めておいたカルボゲン(carbogen)ガスを通したクレブス−ヘンセレイト(Krebs-Henseleit)重炭酸ヘペス(Hepes)(20mM)緩衝液、pH7.4(100nMグルカゴンを含んでいる)に交換することにより、グリコーゲン分解を誘導した(0分時)。被験物質は通常、0分時に、100倍濃度の保存用DMSO溶液で加えた。最終DMSO濃度は1%(v/v)を超えることはない。培養上清のグルコース濃度は、被験物質の存在下および不在下でグルカゴンを添加した後、0分時、30分時、60分時および90分時に、細胞培養上清の少量のアリコット(aliqouts)を採取して、測定した。グルコース濃度(mM)は、アベンテス・ファーマ・ドイツランドの生化学分析研究室で、酵素法により測定された。このグルコース産生速度は、下記の式を用いて、30分、60分および90分時のグルコース濃度の直線回帰により見出された:
グルコース産生速度(mM/時)=mMグルコース(90分時)−mMグルコース(30分時)
阻害%は下記の式を用いて算出された:
Figure 2006502206
IC50値(IC50:グルコース産生速度の50%の減少をもたらす被験物質の濃度(μM))は、被験物質の適切な濃度で得られた%阻害を用いて、標準曲線への適合法(fitting methods)により算出された。
Figure 2006502206
この表から、化学式(I)の化合物がラット肝細胞のグリコーゲン分解を阻害すること、およびその結果、血糖濃度を減少させることは明らかである。
WO01/94300からの2個の化合物を、比較例として試験した。
Figure 2006502206
この表から、化学式(I)の化合物は、WO01/94300からの比較例と比べて相
当に優れた効果を示すことが明らかである。本発明の化合物の効果は11〜548倍優れている。
いくつかの実施例の製造を以下に詳細に記載する。その他の化学式(I)の化合物も類似の方法で製造することができる:
実施例部分:
実施例1:
2−〔3−(2−クロロ−4−フルオロベンゾイル)ウレイド〕フェノキシ酢酸
a)tert−ブチル2−ニトロフェノキシアセテート
tert−ブチルブロモアセテート2.8g(14.4mmol)および炭酸セシウム2.6g(7.9mmol)を、2−ニトロフェノール1.0g(7.2mmol)のアセトン20mL溶液に加えた。懸濁液を48時間加熱し還流した。次に水50mLを加え、この混合物を、酢酸エチルをそれぞれ50mL用いて2回抽出した。合わせた有機相を水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥し、次にロータリーエバポレーター中で濃縮した。この生成物は精製することなく次の工程で用いた。粗収量:2.4g。
b)tert−ブチル2−アミノフェノキシアセテート
工程a)からの粗生成物0.5gをメタノールに溶解し、次に、ラネーニッケル(Raney Ni)0.3g加えた後、室温で水素により水素化した。この反応はLC−MSでモニターした。還元反応が完了した後、混合物をセライトを通して吸引濾過し、次にメタノールで洗浄した。濾過液はロータリーエバポレーター中で濃縮し、該生成物は精製することなしに工程d)で用いた。粗収量:0.34g。
c)2−クロロ−4−フルオロベンゾイルイソシアネート
2−クロロ−4−フルオロベンズアミドをジクロロメタンに溶解し、次に、オキサリルクロライド1.5当量を加えた後、16時間加熱し還流した。反応混合液を高真空下で濃縮し、さらに精製することなく、工程d)で用いた。
d)tert−ブチル2−〔3−(2−クロロ−4−フルオロベンゾイル)ウレイド〕フェノキシアセテート
2−クロロ−4−フルオロベンゾイルイソシアネート230mg(1.2mmol)のアセトニトリル5mL溶液を、室温で、tert−ブチル2−アミノフェノキシアセテート129mg(0.6mmol)の乾燥アセトニトリル5mL溶液に、保護ガス雰囲気下、加えた。混合液を、4時間加熱還流し、次に室温まで冷却した。溶媒をロータリーエバポレーター中で蒸留除去し、次に、得られた残留物をさらに精製することなしに次の工程で用いた。粗収量:0.33g。
e)tert−ブチル2−〔3−(2−クロロ−4−フルオロベンゾイル)ウレイド〕フェノキシアセテート
工程d)からの粗生成物0.33gを塩化メチレン10mL中に回収し、次に、トリフルオロ酢酸10mLを加えた後、室温で2時間攪拌した。該溶液を次にロータリーエバポレーター中で、トルエン3mLを2回加えた後濃縮し、次に、このようにして得られた残留物を分取用HPLCシステムを用いて精製した(カラム:Waters XterraTM MS C18、5μm、30×100mm、移動層:A:H2O+0.2%トリフルオロ酢酸、B:アセトニトリル、勾配:2.5分時90%A/10%Bから17.5分時10%A/90%Bまで)。所望の生成物88mg(0.23mmol)が得られた。
融点:180−181℃。
実施例2:
3−カルボキシメトキシ−4−〔3−(2−クロロ−4−フルオロベンゾイル)ウレイド〕安息香酸
a)メチル3−メトキシカルボニルメトキシ−4−ニトロベンゾエート
メチルブロモアセテート0.77g(5.1mmol)および炭酸セシウム0.91g(2.8mmol)を、メチル3−ヒドロキシ−4−ニトロベンゾエート0.50g(2.5mmol)のアセトン10mL溶液に加えた。懸濁液を48時間加熱し還流した。次に水50mLを加え、次に、この混合物を、酢酸エチルをそれぞれ50mL用いて2回抽出した。合わせた有機相を水で洗浄し、Na2SO4上で乾燥し、次にロータリーエバポレーター中で濃縮した。粗収量:0.64g。
b)3−カルボキシメトキシ−4−〔3−(2−クロロ−4−フルオロベンゾイル)ウレイド〕安息香酸
工程a)の租生成物を、実施例1b)から1d)と類似の方法で、メチル3−メトキシカルボニルメトキシ−4−〔3−(2−クロロ−4−フルオロベンゾイル)ウレイド〕ベンゾエートに変換し、その内の50mg(0.11mmol)をTHF5mLに溶解し、次に水1mLを加えた。これに、LiOH27mg(1.1mmol)を加え、次に該反応物を室温で、前駆体が完全に反応するまで攪拌した。この反応はLC−MSでモニターした。反応が完了した後、混合液を希塩酸で酸性化し、酢酸エチルをそれぞれ20mL用いて2回抽出した。合わせた有機相をNa2SO4上で乾燥し、濾過し、次にロータリーエバポレーター中で濃縮し、このようにして得られた残留物を分取用HPLCシステムを用いて精製した(カラム:Waters XterraTM MS C18、5μm、30×100mm、移動層:A:H2O+0.2%トリフルオロ酢酸、B:アセトニトリル、勾配:2.5分時90%A/10%Bから17.5分時10%A/90%Bまで)。所望の生成物28mg(0.068mmol)が得られた。
融点:279−281℃。
実施例4〜9および11〜14はこの方法に類似の方法で製造された。
実施例10:
4−〔3−(2−クロロ−4、5−ジフルオロベンゾイル)ウレイド〕−3−(3−メトキシカルボニルプロキシ)安息香酸
a)ベンジル3−ヒドロキシ−4−ニトロベンゾエート
3−ヒドロキシ−4−ニトロ安息香酸2.0g(11mmol)をトルエン25mL中に懸濁し、次に、ベンジルアルコール1.8g(16mmol)およびp−トルエンスルホン酸0.2g(1.1mmol)を加えた。反応を、水のトラップを用いて、水が分離しなくなるまで加熱還流して行った。反応が完了した後、溶液をロータリーエバポレーター中で濃縮し、粗生成物をクロマトグラフィーにより精製した。粗収量:1.6g(5.9mmol)。
b)4−〔3−(2−クロロ−4、5−ジフルオロベンゾイル)ウレイド〕−3−(3−メトキシカルボニルプロキシ)安息香酸
工程a)のベンジル3−ヒドロキシ−4−ニトロベンゾエートを、方法2a)に類似の方法でアルキル化し、3−(3−メトキシカルボニルプロキシ)−4−ニトロベンゾエートを生成した。該ベンジルエステル450mg(1.2mmol)をメタノール20mLに溶解し、次に、活性炭上のパラジウム(10%)13mg(0.1mmol)を加えた後、室温で水素化した。反応をLC−MSでモニターした。還元反応が完了した後、混合物をセライトを通して吸引濾過し、次にメタノールで洗浄した。濾過液はロータリーエバポレーター中で濃縮し、該生成物を方法1d)に類似の方法であらかじめ精製することなしに反応させ、4−〔3−(2−クロロ−4、5−ジフルオロベンゾイル)ウレイド〕−3−(3−メトキシカルボニルプロキシ)安息香酸を得た。最終的な精製は分取用HPL
Cを用いて行った(カラム:Waters XterraTM MS C18、5μm、30×100mm、移動層:A:H2O+0.2%トリフルオロ酢酸、B:アセトニトリル、勾配:2.5分時90%A/10%Bから17.5分時10%A/90%Bまで)。収量:0.51mg(0.11mmol)。
融点:227℃。
実施例15はこの方法と類似の方法で製造した。

Claims (22)

  1. 式I;
    Figure 2006502206
    〔式中、
    R1は、H、(C1−C6)−アルキル、(C0−C6)−アルキルフェニルであって、ここで該フェニル環は、F、Cl、CN、OH、(C1−C6)−アルキル、O−(C1−C6)−アルキル、CF3、OCF3、COOH、COO(C1−C6)−アルキル、またはCONH2で、二回まで置換されてもよく;
    R2は、H、(C1−C6)−アルキル、O−(C1−C6)−アルキル、CO−(C1−C6)−アルキル、COO−(C1−C6)−アルキル、(C0−C6)−アルキレン−COOHであり;
    R3は、H、F、Cl、Br、OH、CF3、NO2、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキルであり;
    nは、1、2、3、4、5、6、7、8である〕
    の化合物、およびその生理学的に受容可能な塩。
  2. 式中、
    R1は、H、(C1−C6)−アルキルであり;
    R2は、H、(C1−C6)−アルキル、O−(C1−C6)−アルキル、CO−(C1−C6)−アルキル、COO−(C1−C6)−アルキル、(C0−C6)−アルキレン−COOHであり;
    R3は、H、F、Cl、Br、OH、CF3、NO2、CN、OCF3、O−(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキルであり;
    nは、1、2、3、4、5、6、7、8である;
    請求項1に記載の式Iの化合物およびその生理学的に受容できる塩。
  3. 式中、
    R1は、H、(C1−C6)−アルキルであり;
    R2は、H、COO−(C1−C6)−アルキル、−COOHであり;
    R3は、H、Fであり;
    nは、1、2、3、4である;
    請求項1に記載の式Iの化合物およびその生理学的に受容できる塩。
  4. 1個またはそれ以上の請求項1〜3のいずれかに記載の化合物を含む医薬品。
  5. 1個またはそれ以上の請求項1〜3のいずれかに記載の化合物および少なくとも1個の他の活性成分を含む医薬品。
  6. 他の活性成分が、1個またはそれ以上の、抗糖尿病剤、血糖降下活性成分、抗肥満薬、食欲抑制剤、HMG−CoA還元酵素阻害剤、コレステロール吸収阻害剤、PPARガンマ作用剤、PPARアルファ作用剤、PPARアルファ/ガンマ作用剤、PPARデルタ作用剤、フィブレート、MTP阻害剤、胆汁酸吸収阻害剤、CETP阻害剤、重合体胆汁酸吸着剤、LDL受容体誘導剤、コレステロール吸収阻害剤(エゼチミベ)、ACAT阻害剤、抗酸化剤、リポプロテインリパーゼ阻害剤、ATP−シトレートリアーゼ阻害剤、ACC阻害剤、スクアレン合成酵素阻害剤、リポプロテイン(a)拮抗剤、リパーゼ阻害剤、インスリン、スルホニル尿素、ビグアニド、グリチニド、チアゾリジンジオン、α−グルコシダーゼ阻害剤、グルカゴン受容体拮抗剤、β細胞のATP−依存性カリウムチャンネルに作用する活性成分、CART作用剤、NPY拮抗剤、GLP1作用剤、GIP作用剤、MC4作用剤、MCH拮抗剤、オレキシン作用剤、H3作用剤、TNF作用剤、CRF作用剤、CRFBP拮抗剤、ウロコルチン作用剤、β3作用剤、MSH(メラノサイト−刺激ホルモン)作用剤、CCK作用剤、セロトニン再取込阻害剤、混合型セロトニン作動性およびノルアドレナリン作動性化合物、5HT作用剤、ボンベシン作用剤、ガラニン拮抗剤、成長ホルモン、成長ホルモン放出化合物、TRH作用剤、LXR調節剤、FXR調節剤、アンカップリングプロテイン2または3調節剤、レプチン作用剤、DA作用剤(ブロモクリプチン、ドプレキシン)、リパーゼ/アミラーゼ阻害剤、PPAR調節剤、RXR調節剤、TR−β作用剤、または、アンフェタミンを含む請求項5に記載の医薬品。
  7. 血糖を減少させるための医薬品の製造のための、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物の使用。
  8. II型糖尿病を治療するための医薬品の製造のための、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物の使用。
  9. 脂質および炭水化物代謝障害の治療のための医薬品の製造のための、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物の使用。
  10. 動脈硬化徴候の治療のための医薬品の製造のための、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物の使用。
  11. インスリン抵抗性の治療のための医薬品の製造のための、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物の使用。
  12. 活性成分と製薬学的に適切な担体とを混合し、そしてこの混合物を投与に適した形態にすることを含む、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物を1つまたはそれ以上含む医薬品の製造方法。
  13. 虚血性イベントまたは再潅流イベントに起因する心臓、末梢器官および四肢の急性および慢性損傷および障害の治療または予防のための医薬品の製造のための、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物の使用。
  14. 有効量の請求項1に記載の式Iの化合物と慣用の添加物を混合し、ついで適切な剤形で投与することを含む、虚血状態に起因する疾患の治療および予防のための方法。
  15. 虚血性イベントまたは再潅流イベントに起因する心臓の急性および慢性損傷および障害
    の治療または予防のため、ならびに、心筋梗塞症の治療または予防のための、医薬品の製造のための、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物の使用。
  16. 狭心症の治療または予防のための医薬品の製造のための、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物の使用。
  17. 心臓の虚血状態の治療または予防のための医薬品の製造のための、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物の使用。
  18. 末梢および中枢神経系ならびに卒中の虚血状態の治療または予防のための医薬品の製造のための、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物の使用。
  19. 末梢器官および四肢の虚血状態の治療または予防のための医薬品の製造のための、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物の使用。
  20. 癌の治療のための医薬品の製造のための、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物の使用。
  21. 癌の増殖がグリコーゲンホスホリラーゼ活性に依存している、癌の治療のための医薬品の製造のための、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物の使用。
  22. 肺、乳房および腸管の癌の治療のための医薬品の製造のための、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物の使用。
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