JP2006501694A - 通信ノード - Google Patents

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Abstract

ノードを通じて1つ以上のリモートノードに対して並列に稼働中である複数の論理的に異なった通信リンクを確立するための通信ノードであって、入力切り替え手段と、出力切り替え手段と、前記入力切り替え手段と前記出力切り替え手段との間に接続された複数の通信資源と、ノードを通じて論理的に異なった通信リンクを確立するために、前記入力切り替え手段及び前記出力切り替え手段に接続された制御手段とを備え、前記複数の通信資源が、パケット交換、及び回路交換のサービスを含む異なる通信サービスを供給するように構成される第1の通信資源及び第2の通信資源を少なくとも備えると共に、各前記リンクが、少なくとも第1の通信資源及び第2の通信資源の内の1つを選択的に含むように構成可能であることを特徴とする通信ノード。

Description

本発明は、マルチサービス交換装置のような通信ノード、及び例えばマルチサービス交換を実行するように通信ノードを操作する方法に関するものである。
本発明の実施例は、例えば、“LAN”用ハブ及びブリッジ、“WAN”用ルータ、メトロスイッチ(metro switches)、光スイッチ及びルータ、ワイヤレスアクセスポイント、モバイル基地局及び端末、他の通信アプリケーションと同様の無線あるいは他の方法によるPDA及び他のハンドヘルド端末のような伝統的なネットワーク装置と同様に、チップ対チップの相互接続、ボード対ボードの相互接続、筐体対筐体の相互接続において有益である。
通信ネットワークは、それらが伝送するように設計されているトラフィックの種類、例えば音声、ビデオ、またはデータに従って分類され得る。目的における本質的差異は、それらが設計された目的以外の目的のために使用されるとき、3種類のネットワークの弱さをこれらの各々に与える。
回路交換ネットワークは、新しいネットワークサービスの導入を容易にするように設計されていない。それらが最初に設計されたとき、構想されたサービスの範囲は制限されていたと共に、業界は独自仕様の標準から進歩するのが遅かった。その時以来、“SS7”信号方式(SS7 signalling)が導入されたが、しかし、これは個別のパケットネットワークに作用する。回線交換は、それが使用され得る前に確立されるべき終端間接続(end-to-end connection)を必要とする。データが接続を横断して送信され得る前に、これは、小さな、しかし、それにもかかわらず重大な遅延を付け加える。回線交換は、通常、多くのアプリケーション、特にそれらが包含しているビデオに適していない狭帯域のリンクを使用する。ここで使用される表現の「回路交換」及び「回線交換」は、現状の技術では一般的な少ない待ち時間(latency)のデータ転送を容易にする交換に関連すると共に、オリジナルの配線で接続された回路交換接続に制限されると解釈されるべきではない。
データネットワークは、コンピュータのような(電話と比べると)比較的洗練された端末装置が、非同期の多点対多点の接続性にアクセスすることを可能にするために、パケット交換構造を使用する。ここで使用される表現の「パケット」は、パケット交換モードにおいて交換されるデータペイロード及びヘッダを意味するために使用されることになる。パケットは、従って、例えば、セル、フレーム、及びデータグラム(datagrams)を有する。パケット交換構造は、複数のデータフローが、交換における単一セット、及びサービス品質における競争、ひいては多様性を生じさせるリンクの伝送資源へアクセスすることを可能にする。長期の投資収益を最適化するように、変わりやすいサービスを高度に管理することは、複雑で、危険で、かつ高価である。
更に、パケット交換は、処理されるべき全てのパケットを必要とし、不必要なレベルのネットワーク回復力を供給すると共に、価値のあるネットワーク資源を浪費している。
ビデオネットワークは、広帯域幅のテレビチャネルの限られた数を多数のテレビ端末に提供するために、伝統的に交換方式ではない。そのようなネットワークは、対話型通信に適していない。従って、対話型ケーブルテレビのオペレータは、彼らのケーブル基幹施設の一番上にパケット交換網を配置し、一方対話型衛星テレビのオペレータは、一般的に裏のチャネル(backchannel)を提供するために電話を使用する。
多重サービスを扱うことが可能であるノードを備える“集合”ネットワークは、あまり複合的ではなく、あまり高価ではなく、サービス革新の柔軟性を操作及び提供し易い。しかしながら、既知の集合ネットワークは、パケット交換データネットワークの構造に基づいている。
“IPv4”は、利用者に、与えられたノードの交換資源及び伝送資源に対する等しいアクセス権を与えるように設計されているパケット交換構造を備えている。これは、資源に関する競争を重大な問題にすると共に、従って、パケットが受けるサービスの品質は、不確実であり、非常に変わりやすいものでさえある。その結果、“IPv4”ネットワークオペレーターは、その主張に自身を持てる十分な上部空間を残すと共に、それが付け加える遅延、ジッタ、パケット損失が、それらの利用者要求のしきい値を下回ることにより、更に高コストで、更に高い品質のネットワークサービスのプロバイダである傾向があるか、もしくは、その最大のスループットの近くでネットワークを動作させることにより、更に低コストで、更に低い品質の、更に大きな量によるネットワークサービスのプロバイダである傾向がある。これは、利用者が受け入れることになる最大の遅延、ジッタ、及びパケット損失によってのみ制約される。
設計により、及び簡素化のために、“IPv4”ルータは、処理状態を把握しないと共に、それ故、回路交換ネットワーク、“ATM”ネットワーク等で使用されるプリトランスミッションスイッチ(pre-transmission switch)設定のような、設定されるべきルータを必要とする効率的な処理技術を使うことができないと共に、他の全ての無駄に消費する不十分なネットワーク処理リソースとは独立に各ヘッダを処理する。
標準のシリアル伝送において、パケットのビットは隣接して送信される。可変パケット長は、従ってインターパケット遅延変化(interpacket delay variation)として同様に知られているジッタを付け加える。これは、1つのパケットの到着と次のパケットの到着と間の間隔の持続期間における変動性である。処理のスピードは減少し得るが、しかしこの変動性を除去することはできないと共に、受容性のしきい値は、利用者予測を促進することにより、継続的に下げられる。
“IPv4”に関する別の欠点は、そのヘッダが、高速の処理のために容易に読みやすくなるように構造化されないことである。
多くのオーバレイ構造(overlay architectures)、及び関連するプロトコルは、ルータ資源がパケットの特別なクラスに差動的に適用されることを可能にすることによって、“IP”ネットワークにおいて区別されたサービスが提供されることを可能にするために開発された。これは、競争が管理されることを可能にする。例は、“IntServ”、“DiffServ”、及び“MPLS”である。新しいプロトコルは、サービスがアクセスされ得ると共に、再設計された“IP”ルータがこれらのサービスを供給されることを可能にするために導入される。パケットは、ルータがどの新しいサービス要素を提供したらよいかを知るように、ネットワークに対する入力の時点で(または、より早くに)特徴付けられたクラスである。“IPv4”に対するサービス区別構造(service differentiation architecture)の導入は、異なるパケットクラスが受けるサービスの相対的な品質を、ネットワークマネージャが制御することを可能にするが、しかし、パケットクラスの間で区別することの意図は、個々のエンドユーザーの間でサービスを区別するのに十分ではない。従って、パケットは、資源を求めて競争し続けることになると共に、エンドユーザーは、サービスの変動性を経験し続けることになる。
“IPv6”は、モバイルインターネットプロトコル、自動化されたアドレスコンフィグレーション(address configuration)、改良された安全性とルーティング(routing)、及びはるかに大きなアドレスの基盤を含む重要な強化を“IPv4”に対して導入する、“IPv4”に対する主要な構造のアップグレードである。“IPv6”は、パケット処理資源のアプリケーションが個々のアプリケーションデータフローに区別されることを可能にする20ビットフローラベル(flow label)をヘッダに導入することによって、サービス区別要求を満足する。同様に、“IPv6”は、ヘッダ構造を固定することによってヘッダ処理の複雑さを減少させる。これは、処理がヘッダの中の所定の位置から情報を抽出し得ることを意味する。
“IPv6”は、それを実行することが著しいコスト、リスク、及び要求を伴うほど、“IPv4”とは全く異なる。これは、その採用に対する重大な妨害であった。
“ATM”は、ネットワークプロトコルの完全なセットである。“ATM”は、“適応層”と呼ばれる変換プロトコルによって、インターネットワーキング(internetworking)を実行する。これらは、特定の種類のネットワークトラフィック(例えば、“IP”トラフィック)が、多数の相互接続された“ATM”ネットワークを横断して透過的に伝送されることを可能にする。“ATM”は、交換資源が“ATM”ネットワークを横断する経路に沿って適切に印が付けられたトラフィック専用となることを可能にする仮想回線を通じて、サービス区別(service differentiation)を実現する。“ATM”セルの固定された小い大きさ及び構造は、仮想回線識別子を使用するパケットの交換が、高いスピード、かつ非常に低いジッタで達成されることを可能にする。
しかしながら、小さなペイロード(セル当たり48バイト)は、以下を必要とする。
◆“IP”またはイーサネット(登録商標)より更に多くの、メガバイト当たりのパケット。
◆与えられた帯域幅に対する高いパケット処理レート。
◆更に高いネットワーク層から受信された大きなパケットの非常に多くの分割と再構築。
同様に“ATM”は、大きな高速の商業ネットワークに適当な、多くの洗練された特徴を提供する。ネットワーク管理、及びネットワーク装置は、相応して、“IP”に関してよりも、“ATM”に関して、更に複合的であると共に、更に高価でもある。
これらの欠点は、“ATM”の採用を主として高速のバックボーンネットワークに制限し、一方、更にシンプルで、更に安い“IP”及びイーサネット(登録商標)ネットワークが他の場合を独占する。
従って、既知のマルチサービス構造は、現存する構造の制限を、音声、ビデオ、及びデータネットワークの集合にもたらす。今までに発表されたマルチサービスの代替案においては、独立したネットワークタイプの力を利用することに対しての一致する失敗があった。
本発明は、それについて動作が改良された通信ノード、及び通信方法を提供することを目的とする。
本発明の特徴によると、ノードを通じて1つ以上のリモートノードに対して同時に稼働中である複数の論理的に異なった通信リンクを確立するための通信ノードであって、入力切り替え手段と、出力切り替え手段と、前記入力切り替え手段と前記出力切り替え手段との間に接続された複数の通信資源と、ノードを通じて論理的に異なった通信リンクを確立するために、前記入力切り替え手段及び前記出力切り替え手段に接続された制御手段とを備え、前記複数の通信資源が、パケット交換、及び回路交換のサービスを含む異なる通信サービスを供給するように構成される第1の通信資源及び第2の通信資源を少なくとも備え、各前記リンクが、少なくとも第1の通信資源及び第2の通信資源の内の1つを選択的に含むように構成可能であることを特徴とする通信ノードが提供される。
本発明の別の特徴によると、前通信ネットワークの一部上の論理リンクの一部を備えている複数の成分を有する少なくとも1つの入力信号を受信するための通信ノードであって、前記少なくとも1つの入力信号を受信するための入口手段と、前記入力信号の1つ以上の成分を有する少なくとも1つの出力信号を出力するための出口手段と、入口手段と出口手段との間に接続された、前記少なくとも1つの入力信号の成分を受信するため、及び所定の通信プロセスに従って前記成分を処理するための1つ以上の信号処理手段と、前記入口手段から出力される信号に、選択的に前記出口手段への途中で前記信号処理手段の1つ以上をバイパスさせるように構成可能な第1の切り替え手段と、記信号処理手段から出力される信号を前記出口手段に導くように構成可能な第2の切り替え手段とを備えることを特徴とする通信ノードが提供される。
本発明の別の特徴によると、周期的に送信される信号成分のセットを有する信号を受信すると共に送信するための通信ノードであって、入力切り替え手段と、出力切り替え手段と、前記出力切り替え手段に接続されると共に、統合された信号成分が、所定の複数の信号成分の帯域幅に対応する帯域幅を有する統合された論理リンクを定義するように、セットの分割された信号成分の選択された1つが統合されるようにプログラム可能な制御手段とを備え、セットが、お互いから分割された多数の信号成分を有し、隣り合ったセットにおいて連結された信号成分が、通信ネットワークの一部上で多数の論理リンクを確立することを特徴とする通信ノードが提供される。
有利に好ましい実施例は、一般的なパケット交換構造及び回路交換構造との相互運用であると共に、(“ATM”、“イーサネット(登録商標)802.3及び02.11”、“IPv4”及び“IPv6”、“MPLS”を含む)階層“2+”プロトコル及び(インフィニバンド(登録商標)、“PICMG2.16及び2.17”のような)システムの相互接続標準に適用される。
伝統的なパケット交換ネットワークが、多くの場合、混雑状態を管理するそれらの理論上のスループットの50%以上を浪費する一方、好ましいネットワークは、効率を100%達成し得る専用の終端間経路を即座に供給し得る。
好ましいノードは、ポリシング(policing)、ルーティング(routing)、スケジューリング(scheduling)、プロトコル変換、トンネリング(tunnelling)、分割及び再構築、ヘッダ修正、チェックサム再計算等、コスト、複雑さ、及び待ち時間を付け加えるネットワークパケット処理に対する要求を軽減する、階層1における“QoS(quality of service)”相互ネットワークを処理する。
好ましいノードは、異なる接続形態を有することができる論理的に異なる仮想ネットワーク中にオンザフライ(on-the-fly)で再構成されるべき一般の物理ネットワークの機能を有効にする。
好ましいノードの仮想ネットワークは、一般の物理ネットワークが、例えば“ATM+IP”、“IPv4+IPv6”、“イーサネット(登録商標)LAN+IP WAN”をサポートする、またはパケット化されたトラフィック及びパケット化されないトラフィックさえもサポートすることを可能にする異なるベアラサービス(bearer services)を使用すると共に分離し得る。
好ましいノードは、全てのネットワークオペレーターに関する集合に対して、1つの一般の移動経路を提供する。
好ましいノードは、マルチサービス交換システムに対して、拡張性のある基盤を提供する。
好ましいノードは、必要とされる少ない待ち時間を保証する。
好ましいノードは、ソフトで構成可能なホップ当たり(per-hop)の待ち時間を、実際には1[ms]前後とする。
好ましいノードは、制限されたジッタ(インターパケット遅延変化(interpacket delay variation))を保証する。
好ましいノードは、順番によるパケットの引き渡しを可能にする。
好ましいノードは、(混雑がゼロである)専用の終端間経路を可能にする。
好ましいノードは、顕著な効率利得を可能にする、転送され得るパケット化されないストリーミングデータを提供する。
好ましいノードは、“LAN”におけるイーサネット(登録商標)、及び“WAN”において“UNA”に可能にされた“IP”の機能を有効にすると共に、“MAN”は、これらの環境において、及び更に低いコストで、“ATM”より著しく良く機能することになる。
本発明の実施例は、添付図面を参照して、一例としてのみここに説明されることになる。
図1を参照すると、好ましい実施例は、マルチサービスの交換のための通信ノード10である。ノード10は、複数の信号14を受信するための複数のラインインタフェースユニット12の形で、多くの物理的通信インタフェースを有する入口ステージを備えている。これらのインタフェースのうちの少なくとも1つ、及び通常それらのうちのいくつかは、同期伝送プロトコル、例えば“H.110”を利用する。物理的通信インタフェースの他のものは非同期である。例えば、同期及び非同期の信号経路の数について本発明を具体化するノードの構成は、任意であると共に、少なくともアプリケーションの一部に依存することになる。同様に、その構成は、ノードの信号経路の1つ以上が同期及び非同期の動作モードを備えているという点で、動的である可能性がある。
受信信号14は、別々の経路上にあると共に、各信号は、同期または非同期のいずれでもある。この例において、各同期信号は、異なるネットワークプロトコル(例えば“IP”,“ATM”,イーサネット(登録商標))のパケット、及びパケット化されないデータ(例えば“PCM”音声)を含む様々な種類のトラフィックを連続して伝送する、複数の時分割多重されたタイムスロットとして見なされ得る。各非同期シグナルは、複数の統計的に多重化されたパケット交換サービスと見なされる可能性がある。
ラインインタフェースユニット12は、第1の信号経路交換ステージ15と接続される。このステージは、バッファリング(バッファすること)、及びタイムスロット交換“TSI”(Time Slot Interchange)と信号経路交換の両方を備える第1の同期非同期タイムスロット交換(Synchronous Asynchronous Time-Slot Interchange :SATSI)ステージ16、または第2の信号経路交換ステージ17のいずれかに信号を切り替えるように配置される。“SATSI”ステージ16は、ラインインタフェースユニット12とラインインタフェースユニット20との間の独立した信号経路のタイムスロットの内容を切り替えるように配置される。ラインインタフェースユニット20は、パケット処理、信号処理、及びダイレクト接続を提供すると共に、以下に更に詳細に説明されることになるコア処理ステージ(core processing stage)18と接続される。コア処理ステージ18は、ラインインタフェースユニット24経由で、第3の信号経路交換ステージ21に接続される。ステージ15のように、このステージは、バッファリング、及び“TSI”と信号経路交換の両方を備える第2の同期非同期タイムスロット交換(Synchronous Asynchronous Time-Slot Interchange)ステージ22、または第4の信号経路交換ステージ23のいずれかに信号を切り替えるように配置される。ラインインタフェースユニット26の更なるバンクは、第4の信号経路交換ステージ23に隣接する出口ステージを形成する。
“SATSI”ステージ16、及び“SATSI”ステージ22の内部コンポーネント、及び動作モードは、図3を参照して以下に更に詳細に説明されることになる。
ノード制御回路30は、他の制御機能の中のノード資源制御部を備える。ノードのソフトウェア、及びハードウェアは、ノードで稼働するソフトウェア、またはハードウェアのいずれかにおいて実行されるプロトコルハンドラに、標準のネットワークプロトコルを使用する命令を送信することによって構成されることができる。構成は、既知の手段によって、例えばハードウェアと共有されたメモリに格納されたレジスタ値を変更することによって達成される。
ノード10は、多重化、逆多重化、及びバッファリングによりプログラム的に統合されると共に分解される物理リンク帯域幅におけるチャネルの結束を可能にする。これは、1つの物理リンクが、並列に作動する様々な所望の帯域幅の多数の論理リンクとして機能することを可能にする。物理リンクは、従って同時に多数の異なるトラフィックタイプを共同で伝送する複数の論理リンクをサポートし得る。信号は、交換構造がセル毎に出力チャネルの適切な束に転送するバッファ経由で、論理リンク上に送信される。
各ノードにおいては、論理リンクのうちのどれでもが、それぞれ独立して“SATSI”ステージにより回路交換されるか、パケットバッファリング経由で逆多重化されるかのいずれかであり得ると共に、例えばイーサネット(登録商標)、“ATM”、“IP”、“ATM”上の“IP”、イーサネット(登録商標)上の“IP”のパケット交換ステージ、あるいは“PCM”音声または“MPEG-4”ビデオのためのデコーダのようなパケット化されないデータのための信号処理ステージのトラフィックタイプに適しているパケット処理パイプライン(packet processing pipelines)の内の1つに切り替えられる。
同期伝送は、フレーム、タイムスロット、及びセルにおける通信に基づいている。セルは、送信され得るか、または受信され得る最小のユニットであって、例えば“PCM”音声電話通信ネットワークに関しては8ビットである。タイムスロットは、与えられた帯域幅における1つのセルに関する伝送の期間である。与えられたセルサイズに関して、タイムスロット期間は、以下のように帯域幅に伴って変化する。
タイムスロット期間=セルサイズ/帯域幅
セルの交換は、1つのタイムスロットの中で完了される必要がある。
チャネルは、(以下に説明される)フレームの中の与えられたタイムスロットの総計の送信能力である。例えば、“PCM”音声電話通信のための一方向のチャネルの帯域幅は64[kbps]である。
フレームは、セルのブロックか、または複数の異なるチャネル、例えば32[Mbps]の総計の帯域幅を有する、512個の64[kbps]チャネルと関連付けられたタイムスロットのブロックである。フレームの始まりと終わり、及びフレームの中のチャネルは、クロックパルスによって指定される。タイミングに関して共通の基準クロックを使用するノードは、同期網を形成する。
チャネル帯域幅、タイムスロット期間、及びセルサイズは、次式による関係がある。
チャネル帯域幅=セルサイズ/タイムスロット期間
これらのパラメータのうちの2つが与えられると、3番目の値は従って決定できる。
好ましいネットワークは、従ってフレームの長さ、チャネル帯域幅、及びセルサイズにより特徴付けられ得る。
与えられたポートの帯域幅に関して、更に大きなセル、及び更に広いチャネル帯域幅は、フレーム当たりの交換可能なセルがほとんどないので、交換が実行されるのに必要なスピードと、記録するための交換可能なチャネルがほとんどないので、ノードのメモリに記憶される必要がある交換情報の量との両方を減少させる。
例えば、1[Gbps]リンクは、1600万個を超える64[kbps]音声チャネル(各々、8ビットのセルサイズ、及び125マイクロセカンドのタイムスロットを備える)を伝送するが、しかしこの数のリンクを管理するのは手間がかかる。一般的に、この容量の交換は、接続の数が少ないネットワーク内の一点に位置付けられると共に、従って、これらの通話の大きなグループは、同じノードへ、または同じノードから切り替えられる。これは、多くの狭帯域幅チャネルが少ない広帯域幅チャネルに多重化されることを可能にする。1[Gbps]リンクは、ちょうど32個の32[Mbps]チャネルに多重化される。
同様に、同期モードにおける入力ポートは、完全なフレームを交換の前でバッファすると共に、更に長いフレームは、従って更に多くの待ち時間を必要とする。
フレームの長さ、セルサイズ、及びチャネル帯域幅のこの関係は、同期リンクのみに適用される。それは、非同期パケット交換リンクには適用されない。例えば、そのノードは、10[Mbps]/100[Mbps]/1[Gbps]/10[Gbps]のイーサネット(登録商標)ネットワークに接続することができる。
ノードのクロックは、任意の数のチャネルを有するフレームに関するタイミングを生成するために構成され得る。
“SATSI”は、以下に更に詳細に説明される4種類のバッファを利用する。入力バッファは、ラインインタフェースユニットからセルを受信する。交換バッファは、非同期モードにおいて、データをセル毎に受信すると共に、同期モードにおいて、データをフレーム毎に受信する。単方向パケットバッファ(Single-flow packet buffers)は、“SATSI”タイムスロット交換処理の間に、一度にセルを受信する。単方向パケットバッファは、セルをバッファすると共に、特別なパケットプロトコル、例えばイーサネット(登録商標)“802.3”または“IP”の有効なパケットを、もしそれらが無効である場合にはパケットを破棄する、1つ以上の関連する多方向パケットバッファ(multiple-flow packet buffers)に転送するように機能する。単方向パケットバッファは、物理的ポートに縛られず、どんな瞬間にも、物理的ポートより更に多くの単方向パケットバッファがある可能性がある。
多方向パケットバッファは、単方向パケットバッファからの総計の(統計的に多重化する)パケットストリームをバッファする。多方向パケットバッファは、同様に物理的ポートに縛られず、どんな瞬間にも、物理的ポートより更に多くの多方向パケットバッファがある可能性がある。それらの先頭のセルは、“SATSI”タイムスロット交換ステージによってアドレス可能な入力チャネルである。
多方向パケットバッファは、それらの特定のパケットプロトコルに適した優先順位付けと廃棄方針とを操作する。例えば、もしそのバッファがいっぱいであると共に、パケットがそれにコピーされる場合、そのパケットが廃棄される可能性があるか、またはそれを支持して他のパケットが廃棄される可能性がある。同様に、パケットは、例えば、より時間に敏感でないパケットに対してそれを優先させるために、裏以外の場所で待ち行列に入れられる可能性がある。
パケットは、以下に示される“SATSI”のパケット交換モード用いて、論理リンク上に転送される。
あらゆるトラフィックタイプの信号ストリームは、好ましいノードのネットワークにおけるあらゆる2つのノードの間の回路交換であり得ると共に、あらゆるノードにおける利用可能なパケット処理、または信号処理パイプラインのうちのどれでもに切り替えられ得る。パケット化されないデータは、全ての中間ノードにおいて回路交換される1つ以上の論理リンク上を終端間で伝送されると共に、系列における最後の論理リンクは、適切な信号処理ステージにおいて終端処理される。パケット化されたデータストリームは、回路交換の論理リンクとパケット交換の論理リンクとのあらゆる組み合わせに沿って伝送され得ると共に、ここで、データを締めくくる各パケット交換の論理リンクは、適切なタイプのパケット処理パイプラインに切り替えられる。
適切な処理パイプラインを有する好ましいノードのネットワークの中で、これは、伝統的な開放型システム間相互接続(Open Systems Interconnection)の“OSI”参照モデルにおいて定義されたように、ネットワーク層パケットである、例えば“IP”が送信されると共に、リンク層の必要性なしで処理されることを可能にする。
同様に、それは、パケットが、最初に新しいものをセットアップする必要なしに、確立した論理リンクにアクセスすることを可能にする。従って、好ましいノードは、少ない待ち時間、及び安全性のような回線交換の特徴と共に、「常時接続」転送、回復力のあるルーティングのようなパケット交換の特徴を柔軟に兼ね備えるサービスが供給されることを可能にする。
同様に、それは、1つの物理的ネットワークが、“ATM”と“IP”、または“IP”とイーサネット(登録商標)のような両立しないネットワークプロトコルを別な方法で動かす多数の仮想ネットワークを提供することも可能にする。
図2は、更に詳細に図1のノードの一部分、特に、ラインインターフェースステージ12とラインインターフェースステージ26、“SATSI”バッファリング及び交換ステージ16と“SATSI”バッファリング及び交換ステージ22、コアステージ18、及びノード制御回路30の構成要素を説明する。簡単化のために、ラインインタフェースユニット20とラインインタフェースユニット24との媒介物は、図2上では示されない。
ラインインタフェースステージ12は、異なる入力経路#1〜#5に対する入口ポートをそれぞれが提供する複数のラインインタフェースユニット32〜40を備える。この例において、ラインインタフェースユニット38、40の内の選択されたものは、パケット化されない音声及びビデオのデータストリームのような、通信トラフィックの特定のタイプためのエンコーダ回路52、54、及びデコーダ回路53、55を備える。
それぞれの通信経路#1〜#5は、信号経路スイッチSW1〜SW5によって、“SATSI”ステージ16の入力バッファ56〜64か、または直接、スイッチSW1〜SW5に対する設定に基づいて適切な入力ラインに切り替えるように設定される信号経路スイッチSW6〜SW10のいずれかに切替可能である。“SATSI”ステージ16は、図3を参照して以下に示されると共に制御回路68に接続された、増進バッファ回路(further buffer circuitry)、多重化回路、及び交換テーブルから成る“SATSI”交換構造を備える。“SATSI”制御回路68は、入力経路#1〜#5上の信号の所定のセルが、“SATSI”出力バッファ72〜80の選択されたものにおいて所望の順序で配置されるように、交換構造66を制御する。
“SATSI”ステージ16の出力バッファ72〜80は、パケット処理パイプライン82、83とデコーダ回路53、55との間でそれらの内容を交換するための信号経路スイッチSW6〜SW10か、またはノード10を通じて直接接続86〜90に接続される。パケット処理パイプライン82、83は、図2において、第1の“SATSI”ステージ16の信号経路スイッチSW6〜SW7と第2の“SATSI”ステージ22の信号経路スイッチSW11〜SW12との間に配置されて見られ得る。ノードを通じた直接接続は、第2の“SATSI”ステージ22の信号経路スイッチSW11〜SW15に第1の“SATSI”ステージ16の信号経路スイッチSW6〜SW10を接続しているのが見られ得る。スイッチSW11〜SW12は、スイッチSW6〜SW10に対する設定に基づいて、適切な入力ラインに切り替えるように設定される。
第2の“SATSI”ステージ22は、第1の“SATSI”ステージ16のそれら、すなわち増進バッファ(further buffers)、多重化回路、及び交換テーブル、出力バッファ106〜114、及び制御回路104の制御部の入力バッファ92〜100、(上述の)信号経路スイッチSW11〜SW12、及び信号経路スイッチSW16〜SW20、“SATSI”交換構造102に対応する構成要素を備える。スイッチSW16〜SW20は、スイッチSW11〜SW15に対する設定に基づいて、適切な入力ラインに切り替えるように設定される。スイッチSW16〜SW20の出力は、対応する複数のラインインタフェースカード116〜124に接続される。この例において、ラインインタフェースカード122、及びラインインタフェースカード124は、所定のトラフィックタイプに特有であるエンコーダ/デコーダ回路142、144を提供される。
相互接続線150A〜150Cは、“SATSI”制御回路68と“SATSI”制御回路104とを、“PCI”バスのようなチップ対チップまたはボード対ボード相互接続機構装置(interconnect mechanism device)154を通じて、あるいは、例えばメモリマップされたI/Oの中の共用メモリを通じてマイクロプロセッサコントローラ152に接続する。
相互接続線151A〜151Bは、クロックを“SATSI”制御回路68、及び“SATSI”制御回路104に接続する。
ノードは、その資源、例えば“SATSI”、パケット処理パイプライン、コーデック等、及びそれらのプロパティ、例えばポートの帯域幅と伝送タイミング(同期または非同期)を発見することによって初期化すると共に、その場合に、事前準備されたあらゆる命令のセットに従って、それらを構成する。
非同期リンクは、1つの分割不可能なチャネルを備えると共に、パケット化されたデータを伝送する1つの論理リンクのみサポートし得る。以下に説明されるように、従ってそれらは、それらの交換テーブル内に単一の入力を有している。初期化において、各半二重の一定方向のリンクは、同様に、1つのホップ長の(one hop long)パケットがデフォルトのネットワークの信号伝達及び制御プロトコルである、例えば“IP”のためのパケット処理パイプラインに切り替えられた1つの論理リンクとして構成される。交換テーブルは、従って単一の入力によって初期化される。
これは、ノードが、それらがどのネットワークアドレスに接続するかのような、それらが利用可能な論理リンクの詳細を含むそれらの資源に関する適切な情報を共有するために、標準のネットワークプロトコルを使用してお互いに通信することを可能にする。情報のこの共有は、ネットワークにおけるノードが他のノードの状態について最新のものに保持されるように、関連する変更が発生するときはいつでも発生する。他のノード資源は、その場合に、物理リンクを論理リンクに分割するように構成されると共に、論理リンクを適切な処理ステージに切り替えることができる。
このように、制御ネットワークは、例えば利用可能な物理リンク帯域幅の一部、及び(ノードが他のトラフィックと共有する可能性がある)ノード当たり1つのパケット処理パイプラインを使用するために分割され得る。ノード資源は、その場合に、まさにデフォルトのネットワークプロトコルと互換性がないプロトコルを使用する仮想ネットワークに関する接続性及びパケット処理を同様に提供するように構成され得る。そのノードが処理を提供するであろうネットワークプロトコルの例は、“IPv4”、“IPv6”、“SNMP”、“ICMP”、“TCP”、“RSVP”、“SIP”、“H323”、“Q931”、“イーサネット(登録商標)IEEE 802.3”、“ATM”、“SS7”を含むが、しかしそれらに制限はされない。
図3は、第1の“SATSI”交換ステージ16の構成要素、及び模範的関数を説明する。図3における参照符号が第1の“SATSI”交換ステージ16に適用されるが、明確にするために、第2の“SATSI”交換ステージ22は、対応する構成要素と操作の同じ方法を準用して備える。
図3の上部において、各々“SATSI”入力バッファ56〜64は、それぞれ対応する交換バッファ160〜168を供給する。交換バッファ160〜168の各々の中の個別アドレス空間は、各々の交換バッファに関連付けられたアドレス指定回路170〜178を用いてアドレス可能であると共に、多重化回路202を経由して制御回路68に接続されている。制御回路68は、交換情報210にアクセスできる。この実施例において、交換情報210は、複数の交換テーブルの形式であり、1つの交換テーブルは、複数のバッファ181〜190の各々と関連付けられている。これらのバッファでは、181、183、185、187、189は、対応するラインインタフェースユニット191〜199に接続された出力バッファであると共に、182、184、186、188、190は、単方向及び多方向パケットバッファを維持するために、非同期モード及びパケットスイッチモードにおける制御回路による使用に関して利用可能であるパケットフローバッファ(packet flow buffers)である。明確にするために、図3は、交換情報210の一部分215aのみが第1の出力バッファ181と関連付けられることを示す。実際上、各出力バッファ181、183、185、187、189は、交換テーブルの中の各アドレス空間に対して、交換バッファ160〜168の内の1つ、またはパケットフローバッファ182、184、186、188、190の内の1つの中のソースアドレス空間を定義する交換テーブルをそれに関連付ける。パケットフローバッファ182、184、186、188、190、及び関連するテーブルの利用は、図3Aを参照して以下に説明される。
バッファ181〜190の各々の中の個別アドレス空間は、前記バッファの各々と関連付けられたアドレス指定回路170a〜179aを用いて個々にアドレス可能である。アドレス指定回路170a〜179aは、多重化回路202を通じてスイッチ制御回路68に接続される。ラインインタフェースユニット191〜199は、ノードの第1の“SATSI”ステージ16とコアステージ18との間に配置される。
各交換テーブルの入力チャネルフィールドは、そこから次のセルが各出力チャネルに関して交互に読まれるべき入力チャネルアドレスによってプログラムされる。同じ入力チャネルが、交換テーブルに1回以上出現する可能性がある。
これは、入力チャネルがそれと同時に複数の出力チャネルに切り替えられることを可能にし、マルチキャスティング及びエニーキャスティング(anycasting)等の目的のために入力を出力に複製する手段を供給する。
未使用である出力チャネルは、交換テーブルを変更することを望む処理が、チャネルが使用中であるかどうかを判断するのを可能にするように特徴付けられている。チャンネルが使用中でない場合にだけ、制御回路68は、切り換えテーブルの出力チャネルの入力が修正されるのを許容する。
図3の例において、信号経路#1は、同期信号経路として見なされると共に、“SATSI”ポートは、同期モードにある。フレームの開始は、フレームパルスによって、ネットワークを横断して指定される。制御回路68は、バス220を経由してフレームパルスを検出すると共に、それに応じて、入力バッファ56の内容が対応する切り換えバッファ160の中にをコピーされることを生じさせる。同期信号に関して、“SATSI”ステージ16は、従ってフレーム期間内に、全体のフレームの内容を切り替える。非同期信号に関して、“SATSI”ステージ16は、多方向パケットバッファにおいてパケットをバッファすると共に、毎回1つが切り替えられる先頭のセルを削除して(図7を参照)バッファの先頭のセルを切り替える。交換情報210は、各バッファ181〜190の充填の手順を制御する。
図3の目的に対して導入された仕様に従って、番号1から始まる入力チャネルは信号経路#1の一部を形成し、番号2から始まる入力チャネルは信号経路#2の一部を形成し、番号3から始まる入力チャネルは信号経路#3の一部を形成し、...その他も同様である。出力バッファ181に関する交換テーブル215aを参照して、出力バッファ181の第1のアドレス空間(チャネル)“11000”は、入力チャネル“1000”の内容Aを受信するように指定される。出力バッファ181の第2のアドレス空間“11001”は、入力チャネル“3003”の内容Bを受信するように指定される。出力バッファ181の第3のアドレス空間“11002”は、入力チャネル“1004”の内容Cを受信するように指定される。出力バッファ181の第4のアドレス空間“11003”は、入力チャネル“2005”の内容D等を受信するように指定される等、出力バッファの最後の空間に関するテーブル入力まで到達する。
それは、明白にここに示されないが、交換テーブル215aは、信号経路#4、#5の入力バッファ166、168から、及びパケットフローバッファ182、184、186、188、190から、入力チャネルも指定する。
どのように各出力バッファ181、183、185、187、189におけるアドレス空間の全てが、1つのフレーム期間の間に、交換情報210に従って、入力バッファ、及びパケットフローバッファにおけるアドレス空間を表す様々な入力チャネルの内容によって占められるかが、従って明白になる。
このように、“SATSI”交換ステージ16、22は、パケットストリームを含む同期及び非同期入力の混合物を、受信、交換、及び送信することができる。
従って、“SATSI”ステージ16、22は、3つの動作モードを備えている。
(i)異なる入力経路に到着する信号中のフレームにおけるタイムスロット内でセルが交換されることを可能にする同期モード。これは、分割された物理リンク帯域幅上の複数の回路交換されたリンクの機能を有効にする。
(ii)パケットを伝送する論理リンクが、単方向パケットバッファを経由して再パケット化されること、及び下り方向論理リンク(outbound logical links)上に、またはパケット処理パイプラインに転送するための1つ以上の多方向パケットバッファに統計的に多重化されることを可能にする非同期モード。
(iii)パケットルーティングアルゴリズムによって処理されたと共に、先頭に付けられる交換ヘッダを備えるパケットが、多方向パケットバッファの適切なセットを経由して下り方向論理リンクの適切なセットに転送されることを可能にするパケット交換モード。
排他的にではないが、一般的に、第1の“SATSI”ステージ16を通る経路は、モード(i)、またはモード(ii)において動作し、一方第2の“SATSI”ステージ22を通る経路は、モード(i)、またはモード(iii)において動作する。上述のモード(i)、(ii)、(iii)は、それぞれ図4、図5、及び図6を参照して、更に詳細に説明される。
図3Aにおいて、3つの模範的な信号が、ノードの経路#1、経路#2、及び経路#3上の入口ポートに到着していることが示される。これらのポートは、従ってポート#1、ポート#2、及びポート#3としてここで参照される。経路#1上の信号は、非同期信号であり、一方、経路#2及び経路#3上の信号は、同期信号である。従って、この例において、“SATSI”のポート#1は、非同期モードにあると共に、ポート#2、及びポート#3は、同期モードにある。あらゆる上り方向論理リンク(inbound logical link)から伝送されたデータフローを処理するために、“SATSI TSI”交換、信号経路交換、及びパケットバッファリングは、パケット処理パイプラインを含んでいるコア処理ステージの機能を有効にする。参照符号61によって示された点線は、ここでは表示されないが他のポートが存在することを示している。
“SATSI”ポート#1において、パケットストリームのセル“Pl.l, P1.2, ...Pl.n”は、入力バッファ56に到着すると共に、それらが到着したら、ポートの交換バッファ160へセル毎に転送される。入力バッファ58、60の内容(セルの全体のフレーム)が交換バッファ162、164に転送されるとき、ポート#2及びポート#3上で、同期ストリームのセルが到着すると共に、“フレームパルスの開始”が検出されるまで入力バッファ58、60にバッファされる。図3を参照して上述されたように、交換バッファ160〜164は、従って、入力チャネルの内容をバッファすると共に、交換テーブル経由でアドレス可能である。
交換テーブル215aは、パケットがこの下り方向論理リンク上に多重化されることを可能にするために維持される多方向パケットバッファ184aの先頭のセルのアドレスである入力チャネル“10000”から、出力チャネル“11000”がセルを受信するようにプログラムされる。これらの出力チャネルの内容は、ラインインタフェースユニット191経由の伝送のための出口ポート#1の出力バッファに書き込まれる。
交換テーブル215xは、入口ポート#1に到着する信号のための交換バッファ160の最前部のアドレスである入力チャネル“1000”から、出力チャネル“101000”がセルを受信するようにプログラムされる。この出力チャネルのセルは、非同期モード(図5を参照)で動作すると共に、特定のパケットプロトコルに従って内容を再パケット化する単方向パケットバッファ182においてバッファされる。制御回路68は、以下に更に詳細に説明されるパケットバッファインタフェーステーブル211において、このバッファを調べると共に、このバッファから出力されるパケットを多方向パケットバッファ182a、184aにコピーする。パケット“P1,P2...”等は、従って、それぞれ符号182、及び符号184で参照される多方向パケットバッファ1、及び多方向パケットバッファ2にコピーされる。
交換テーブル215bは、パケットがこの下り方向論理リンク上に多重化されることを可能にするために維持される多方向パケットバッファ182aの先頭のセルのアドレスである入力チャネル“9000”から、出力チャネル“12001”、“12003”、“12005”がセルを受信するようにプログラムされる。同様に、交換テーブル215bも、セルA1、A2等で構成されたストリームAを伝送する経路#2上の信号中の上り方向論理リンクを表す入力チャネル“3000”、“3001”から、出力チャネル“12002”、“12004”がセルを受信するように指示する。これらの出力チャネルの内容は、ラインインタフェースユニット193経由の伝送のための出口ポート#2の出力バッファ183に書き込まれる。
交換テーブル215bは、パケット“Q1,Q2,...Qn”で構成されたパケットストリーム“Q”を伝送する信号#2の中の上り方向論理リンクを表す入力チャネル“2001”、“2003”、“2005”から、出力チャネル“102000”〜“102002”がセルを受信するようにプログラムされる。パケット“Q1”は、順番にセル“Ql.l, Q1.2,...Ql.n”から構成される。対応する出力チャネルは、非同期モード(図5を参照)において動作すると共に、特定のパケットプロトコルに従ってバッファの内容を再パケット化する単方向パケットバッファ184においてバッファされる。制御回路104は、以下に更に詳細に説明されるパケットバッファインタフェーステーブル210において、このバッファを調べると共に、このバッファから出力されるパケットを多方向パケットバッファ182a、184aにコピーする。パケット“P1,P2”等は、従って、多方向パケットバッファ1、及び多方向パケットバッファ2にコピーされる、
交換テーブル215cは、セル“B1、B2”等で構成されたストリーム“B”を伝送する経路#2上の信号中の上り方向論理リンクを表す入力チャネル“2002”、“2004”から、出力チャネル“13001”、“13003”がセルを受信するようにプログラムされる。これらの出力チャネルの内容は、ラインインタフェースユニット195経由の伝送のための出口ポート#3の出力バッファに書き込まれる。
従って、入口ポート#2に到着する同期信号の中の論理リンク上を伝送されるパケットストリーム(Q)は、逆多重化とパケット化が行われると共に、それらのパケットは、入口ポート#1に到着する非同期信号上で伝送されたパケットストリーム(P)からのパケットと共にバッファされる。その結果生じる統計的に多重化されたパケットフローは、一方はポート#2の出力信号の一部分で、他方はポート#1の出力信号の全体である、(2個の多方向パケットバッファを経由する)2つの下り方向論理リンク上に多重化される。更に、同じ帯域幅を有する2つの論理リンクの内容はスワップされる。
図4〜図6を参照して説明されるように、図3に注目して説明された交換構造、及び交換技術は、“SATSI”16、及び“SATSI”22の全ての3つの運転モードで使用される。明確にするために、第1の“SATSI”ステージ16に適用される参照符号のみが、ここで使用される。しかしながら、全ての3つの方法は、“SATSI”ステージ16、または“SATSI”ステージ22のどちらによってでも使用され得る。
図3及び図3Aから、このノードにおけるパケット処理パイプラインにより処理するために逆多重化されるべきパケットフローを伝送する各上り方向論理リンクに関して、制御回路68、104が非同期モードで動作する単方向パケットバッファを作成することは明白である。そして、多重化されたパケットフローを伝送するべき各下り方向論理リンクに関して、制御回路68、104は、多方向パケットバッファを作成すると共に、それをパケットバッファインタフェーステーブル経由で単方向パケットバッファからの1つ以上のパケットフローと結合させる。
各単方向パケットバッファは、従って、適切な多方向パケットバッファに関する適切な識別子に対抗して、バッファに関する適切な識別子を有するパケットバッファインタフェーステーブルをプログラミングすることにより、1つ以上の多方向パケットバッファとインターフェイスされ得る。これは、多数のパケットフローが、パケット処理パイプラインへの伝送に関して、または別のノードへの論理リンク経由で1つのフローに統計的に多重化されることを可能にする。
更に、パケット転送のための経路を選択及び識別するためにパケット処理パイプラインにより使用される経路情報は、パケットバッファインターフェイステーブルにおける多数の入力に対応するインタフェース識別子を使用することができる。これは、多方向パケットバッファにバッファされたパケットフローが、多数の下り方向論理リンクに複製されることを可能にする。
図4は、“SATSI”を経由した経路が同期モードにおいて動作しているときに実行されるバッファのローディング処理を説明する。ステップ400において、クロック155によって生成された“フレームの開始”信号は、制御回路68によって検出されると共に、その処理は、開始するよう誘発される。ステップ410において、制御回路68は、セルのフレームであるこのポートの入力バッファ56〜64の内容が、このポートの交換バッファ160〜168にコピーされることを生じさせる。ステップ420において、制御回路68は、入力バッファ56〜64からセルのフレームを削除する。ステップ425において、制御回路68は、このポートの出力バッファに関する“SATSI”タイムスロット交換の交換処理(図7を参照)を開始することを誘発する“交換バッファ準備完了信号(Switching Buffer Ready Signal)”を生成する。制御は、その場合に、次の“フレームの開始”信号によって誘発されるまで、処理を停止する。第2の“SATSI”ステージ22によって実行されるときの処理は同じである。
図4Aは、“SATSI”を経由した経路が非同期モードにおいて動作しているときに実行されるバッファのローディング処理を説明する。ステップ450において、クロック155によって生成された“チャネルの開始”信号は、制御回路68によって検出されると共に、その処理は、開始するよう誘発される。ステップ460において、制御回路68は、データの単一セルであるこのポートの入力バッファ56〜64の内容が、このポートの交換バッファ160〜168にコピーされることを生じさせる。ステップ470において、制御回路68は、入力バッファ56〜64からセルを削除する。ステップ475において、制御回路68は、非同期パケットストリームのセルがバッファされる単方向パケットバッファに関する“SATSI”タイムスロット交換の交換処理(図7を参照)を開始することを誘発する“交換バッファ準備完了信号(Switching Buffer Ready Signal)”を生成する。制御は、その場合に、次の“フレームの開始”信号によって誘発されるまで、処理を停止する。第2の“SATSI”ステージ22によって実行されるときの処理は同じである。
図5は、“SATSI”16の動作の非同期モードにおいて実行されるステップを説明する。
セルがいずれかの単方向パケットバッファに書き込まれるたびに、“単方向パケットバッファが書き込まれた”ことを示す信号が、タイムスロット交換処理によって生成される(図7を参照)。この信号は、制御回路68によって検出されると共に、特別な1つのフローパケットバッファに関して、非同期モードが始まるように誘発される。別の“単方向パケットバッファが書き込まれた”ことを示す信号により、その処理が終了される(ステップ560)前に再開される、図5において説明された処理を回避するために、この信号は無効にされる(ステップ515)と共に、処理の最後において再度有効にされる(ステップ555)。ステップ520において、回路構成68は、最前部から始まるバッファの中でパケットフレームを識別するために、特別なパケットプロトコルに特有のパケットフレーミング処理(packet-framing process)を使用する。もし何もない場合、“単方向パケットバッファが書き込まれた”ことを示す信号は、再度有効にされ(ステップ555)、その処理は、一時的に停止する(ステップ560)。
もし、適切に形成されたパケットがバッファにおいて識別され得る場合、制御回路68は、特定のパケットプロトコルに従って、それが有効であるかどうかチェックする(ステップ525を参照)。例えば、これは、パケットのチェックサムをチェックすることを含む。もし、そうでない場合、それは廃棄され(ステップ530を参照)、“単方向パケットバッファが書き込まれた”ことを示す信号は、再度有効にされる(ステップ555を参照)と共に、その処理は停止する(ステップ560を参照)。
もし、そのパケットが有効である場合、制御回路68は、パケットバッファインタフェーステーブルにおいて、この単方向パケットバッファに関するインタフェース識別子を調べると共に、パケットをこのインターフェイスに関連付けられた各多方向パケットバッファにコピーする(ステップ540を参照)。上述されたように、多方向パケットバッファは、優先順位付けと廃棄方針を、それらの特定のパケットプロトコルに適するように操作する。
ステップ550において、制御回路68は、パケットとそれに先行するあらゆるセルとを、それらが正しく形成されることができないので、このバッファから削除する。“単方向パケットバッファが書き込まれた”ことを示す信号は、再度有効にされる(ステップ555)。制御処理は、その場合に、次の“単方向パケットバッファが書き込まれた”ことを示す信号により再度誘発されるまで(図7を参照)停止する(ステップ560)。第2の“SATSI”ステージ22によって実行されるときの処理は同じである。
図6は、“SATSI”16のパケット交換モードにおいて実行されるステップを説明する。
従って、この動作モードは、第2の“SATSI”ステージ22によって最も頻繁に使用される傾向がある。それは、パケット交換のためにフォーマットされると共に、そのヘッダ(及び恐らくトレーラー(trailer))が、それに対してそれらのペイロードが転送されるべき出口のインタフェースを識別するパケット、更にペイロードの優先順位付け及び廃棄の資格のような情報を識別するパケットフレーミング処理(packet framing process)(ステップ620を参照)から離れた“SATSI”の動作の非同期モードに対応する。
セルがいずれかの単方向パケットバッファに書き込まれるたびに、“単方向パケットバッファが書き込まれた”ことを示す信号が、タイムスロット交換処理によって生成される(図7のステップ745を参照)。この信号は、制御回路104によって検出されると共に、非同期モードが、特別な1つのフローパケットバッファに関して始まるように誘発される。別の“単方向パケットバッファが書き込まれた”ことを示す信号により、その処理が終了される(ステップ660)前に再開される、図6において説明された処理を回避するために、この信号は無効にされる(ステップ615)と共に、処理の最後において再度有効にされる(ステップ655)。ステップ620において、回路構成104は、最前部から始まるバッファの中でパケットフレームを識別するために、特別なパケットプロトコルに特有のパケットフレーミング処理(packet-framing process)を使用する。もしそうでない場合、“単方向パケットバッファが書き込まれた”ことを示す信号は、再度有効にされ(ステップ655)、そして、その処理は、一時的に停止する(ステップ660)。
もし、適切に形成されたパケットがバッファにおいて識別され得る場合、制御回路104は、特定のパケットプロトコルに従って、それが有効であるかどうかチェックする(ステップ625を参照)。例えば、これは、パケットのチェックサムをチェックすることを含む。もし、そうでない場合、それは廃棄され(ステップ630を参照)、“単方向パケットバッファが書き込まれた”ことを示す信号は、再度有効にされる(ステップ655を参照)と共に、その処理は停止する(ステップ660を参照)。
もし、そのパケットが有効である場合、制御回路104は、パケットバッファインタフェーステーブルにおいて、交換ヘッダに含まれているインタフェース識別子を調べると共に、パケットをこのインターフェイスに関連付けられた各多方向パケットバッファにコピーする(ステップ640を参照)。上述されたように、多方向パケットバッファは、優先順位付けと廃棄方針を、それらの特定のパケットプロトコルに適するように操作する。
ステップ650において、制御回路104は、パケットとそれに先行するあらゆるセルとを、それらが正しく形成されることができないので、このバッファから削除する。“単方向パケットバッファが書き込まれた”ことを示す信号は、その場合に、再度有効にされる(ステップ655)。制御処理は、その場合に、次の“単方向パケットバッファが書き込まれた”ことを示す信号により再度誘発されるまで(図7を参照)停止する(ステップ660)。第2の“SATSI”ステージ22によって実行されるときの処理は同じである。
特に図7を参照することにより、“SATSI”ステージ16及び“SATSI”ステージ22により実行されるタイムスロット交換の交換処理が、ここで更に詳細に説明されることになる。処理は、出力バッファ181、183、185、187、189、または単方向パケットバッファのいずれかのバッファにおける入力チャネルから出力チャネルにセルを切り替える。
ステップ710において、制御回路68、104は、各セルが、入力バッファポートの入力バッファから転送されるので、制御回路によって、ポートが同期モードである各交換バッファのためにフレーム毎に1回生成された(図4を参照)交換バッファ準備完了信号、及びポートが非同期モードである各交換バッファのためにタイムスロット毎に1回生成された(図4Aを参照)交換バッファ準備完了信号を検出する。応答において、出力チャネルポインタは、交換テーブルの最初からスタートするために、初期化される(ステップ715を参照)。図3の例において、信号経路#1のためのポインタは、アドレス空間“11000”から始まる。
ステップ720において、制御回路68、104は、問題の出力チャネルに関するソース入力チャネルを決定するために、交換情報210にアクセスする。ステップ725において、(交換バッファか多方向パケットバッファのいずれかにおける)この入力チャネルに関して現在バッファされているセルが読み込まれる。ステップ730において、制御回路68、104は、バッファが既にいっぱいであるかどうかを確認するためにチェックする。もし、そうでない場合、このセルは、バッファの位置が出力チャネルに対応する出力バッファにコピーされる(ステップ735を参照)。回路構成68、104は、その場合に、この出力バッファが単方向パケットバッファであるか否かをチェックする。もし、そうである場合、制御回路68は、(そのバッファに関する非同期モード処理か、またはパケット交換モード処理のいずれかの開始を誘発する)“単方向パケットバッファが書き込まれたことを示す信号”を生成する。どちらかの場合において、または、もし出力バッファがいっぱいである場合、処理はステップ750において継続する。
回路構成68、104は、その場合に、入力チャネルが多方向パケットバッファをアドレス指定するか否かをチェックする(ステップ750を参照)。もし、そうである場合、第2のセルであったものが第1のセルになるように、そのバッファの先頭のセルは削除される(ステップ755)。次に、出力チャネルポインタの値が1つ増加される(ステップ760を参照)。もし、処理が出力チャネルにおける最後のポインタに達しなかった場合、それはステップ720に戻る(参照符号765によって示される判断を参照)。もし、交換テーブルにおける最後のポインタが処理された場合、制御回路68、104は、ステップ770で示されたように、処理を停止させる。
使用するとき、ラインインタフェースユニット42〜50により受信された、及びラインインタフェースユニット42〜50から出力された信号ストリームは、第1の信号経路交換ステージ15に渡される。スイッチSW1〜SW5は、同様に、信号ストリームを、直接スイッチSW6〜SW10に送信するように、または“SATSI”16、及び“SATSI”22の交換構造を通じて送信するように設定される。これらは、ネットワークを通じて所定の論理リンクを供給するようにプログラムされた交換テーブルを使用すると共に、適切なところで、パケットバッファ経由でパケット処理のためのパケットを再構築する。多方向パケットバッファからの出力ストリームがパケット処理パイプライン82、83の内の適切な1つに切り替えられるのに対して、“SATSI”交換ステージ16から出力された高い“QoS(quality of service)”の同期ストリームは、デコード回路(decoding circuitry)53、55に切り替えられることができると共に、ラインインタフェースユニット49、50経由で、例えば、電話、デジタルオーディオプレーヤー、ビデオモニタ等、または、ノードを通る直接的リンク86〜90の内の1つに切り替えられることができる。
高い“QoS”のトラフィックは、第2の“SATSI”ステージ22のスイッチSW11〜SW15の内の1つに到着すると共に、もしそれ以上の多重化/逆多重化がストリームに関して必要とされない場合は直接対応するスイッチSW16〜SW20に切り替えられることができるか、または、もし更なる多重化/逆多重化が必要とされる場合は“SATSI”ステージ16を通じて切り替えられることができる。従って、トラフィックは、出口のラインインタフェースユニット116〜124のそれぞれのものに供給される。
同時に、第1の“SATSI”ステージ16によってパケット処理パイプライン82、83のそれぞれのものに交換されたパケットは、それらによって実行されたネットワークプロトコルに適合するように処理される。上述のように、パケット処理パイプラインが、“OSI”スタックの全ての階層を実行する必要があるとは限らない。
この実施例において、パイプライン82のステージ82a〜82dは、“OSI”階層2のリンクレイヤプロトコル、例えばイーサネット(登録商標)上の“IP”上で動作する“OSI”階層3のネットワークプロトコルのためのパケット処理パイプラインを実現する。パイプライン83のステージ83a及びステージ83bは、“OSI”階層3のパケット処理パイプラインのみを実現する。これは、“OSI”階層3トラフィックが、“OSI”階層2のリンク階層メカニズムを使用せずに伝送されることを可能にする。本発明に従って使用される、有益なパイプラインの多くの他の例がある。
ステージ82d及びステージ83bは、パケット交換情報を、交換ヘッダの形で、パケット処理パイプラインのそれぞれのステージ82c及びステージ83aから出力されるパケットの先頭に追加する。この交換情報は、それらのペイロードが転送されるべき出口のインタフェースを識別するインタフェース識別子、更にペイロードの優先順位付け及び廃棄の資格のような情報を含む。
インタフェースは、パケットバッファインタフェーステーブルにおいて指定された多方向パケットバッファのセットに対応すると共に、与えられたインタフェースに転送されたパケットは、各多方向パケットバッファにコピーされる。多方向パケットバッファは、特定のパケットプロトコルの規則に従って、このパケットに優先順位をつけるか、またはこのパケットを廃棄する。
第2の“SATSI”ステージ22の経路#1、及び経路#2のための入力ポートは、パケットスイッチモードにあると共に、信号経路スイッチSW11及び信号経路スイッチSW12は、信号を入力バッファ92、94に切り替えるように設定される。パケットバッファインタフェーステーブルによって決定されたように、(パケット処理パイプラインによって加えられたあらゆる交換情報だけ足りない)パケットは、インタフェースと対応する多方向パケットバッファのセットにコピーされる。多方向パケットバッファは、ラインインタフェースカード116〜124への供給のために、“SATSI”出力バッファ106〜114の内の選択された1つにおけるプリプログラムされた交換テーブルに従って、“SATSI”交換ステージ102によって切り替えられる。
図9を参照すると、論理リンクは、ネットワークマネージャ、利用者、あるいはソフトウェアまたはハードウェア処理の要求で構築される。この実施例において、論理リンクを構築するための要求は、最低限、リンクの始まりと終わり、論理リンクが伝送することになっているリンクの帯域幅、及びトラフィックのクラスを指定することができる。これらのパラメータのいくつかは、あるネットワークにデフォルトを有している可能性がある。
論理リンクを設定することは、下り方向経路と上り方向経路の2つの経路において発生する分散された処理である。下り方向経路上で、論理リンクを確立するための要求は、好ましい複数のノード上でソースノードから宛先ノードまでの経路が定められる。約束されたルートの記録は、経路の間に組み立てられると共に、要求データの一部として維持され、ノードは、確立するためにノードが必要とされた資源を利用可能にできるかどうかをチェックする。もし、ノードが利用可能な必要とされた資源を有している場合、それは、論理リンク及び適切な交換テーブルを設定する。もし、その要求が否定されずにその起点に達する場合、論理リンクが確立されると共に、我々に対する準備が整う。メッセージが、更なる資源の検索を停止するために送信される。
もし、いくつかの各ノードにおいて、利用可能である資源が不十分な場合、ノードは、そこから要求が到着したノードに、要求が否定されたメッセージ(request denied message)を返す。そのノードのプロトコルハンドラは、その場合に、このノードと接続された他の好ましいノードを経由する代替ルートを試すことができる。このように、可能なルートの全体のツリー構造は、適当な資源を有する経路に関してテストされ得る。
別の実施例は、ネットワークにおけるあらゆる2つの終端点の間の少ない待ち時間のデータ伝送を提供することができ、以下に説明される。これらの終端点は、コンピュータ、あるいは電話のようなルータまたはあらゆる消費者装置、あるいはインターネット家電により構成することができる。
ネットワークは、異なった複数のチャネルを使用する、相互に接続されたノードから成る。各ノードは、管理ソフトウェアを用いて出力媒体に交換され得る入力媒体により構成する多くの専用のチャネルを供給する能力を備えている。一度、チャネルが特別なノードを通じて設定された場合、そのチャネルを通るトラフィックの全ては、ネットワークの非常に少ない待ち時間特性に帰着する、シリアルデータの形で交換される。
上述のような専用チャネルは、その場合に、ネットワークにおける1つを超えるノードに及んで構築されることができる。これらのチャネルの終端点において、チャネルの構築の原因であるノードは、例えばインターネットプロトコルのルータ機能を用いて、通信トラフィックに応じると共に、該通信トラフィックを供給することになる。終端点のノードが消費者施設に位置している場合には、ルータは、例えばインターネットプロトコル電話に関する音声のような、ルータと家電器具との間の個別のチャネルに接続する。終端点のノードが例えばインターネットポイントオブプレゼンス(Internet Point of Presence)のすぐ近くに位置している場合には、ルータは、少ない待ち時間のバックボーンメディア(backbone media)と接続される広帯域スイッチまたはルータに接続することになる。この方法において、トラフィックは、全体的に非常に少ない待ち時間で、消費者装置から消費者装置までの経路が定められ得る。
ネットワークのそのような1つの実現は、ノードの間のチャネルに関するワイヤレスリンクを利用する。無線は、消費者施設におけるルータを、1つ以上のそのようなネットワークノードに極めて接近した消費者によって使用される電子器具と接続するために同様に使用される。
無線のような当てにならないメディアを使用しているとき、信号の冗長度を提供するために、1つの目的に対して1を超えるチャネルが設定されることができる。1つのチャネルが途中でデータの汚染を受ける事象において、同じ宛先ノードへの個別の地理的なルートをたどる別のチャネルは、途中で汚染されない可能性がある。この方法において、当てにならないメディアを使用している間にさえも、信頼できる転送は供給され得る。
それらのノードは、通信要件を送信するために異なった転送チャネルを設定する。戻る経路、または受信チャネルは、通信サービスに関する要求に応えた宛先ノードによって構築される。この方法において、受信チャネル及び送信チャネルは、無関係の経路を占領する。
ネットワークは、電話交換局、及びインターネットサービスプロバイダのような遺産的な通信基盤に依存しない。ネットワークは、あらゆる現存するデータネットワーク、または電話通信ネットワークとの完全な隔離状態において使用され得る。この場合、それらの家に導入されると共に、隣接するビルディング及び家のノードのネットワークの一部であるノードを有するあらゆる消費者は、それらのローカルなエリアにおけるネットワークの他のメンバーとピアツーピアの接続性に参加する。
2つ以上の分離したエリアを接続したい場合に、これは、光ファイバーによって供給されるような、現存する少ない待ち時間のバックボーンを利用することによって達成され得る。そのネットワークは、非常に大きな規模のピアツーピア遠隔通信を可能にする。例えば、あらゆる消費者は、インターネットプロトコル電話をそれらのノードに接続すると共に、この電話を用いて、それらのノードと接続されたインターネットプロトコル電話を同様に有する他の消費者に電話をかけることができる。このサービスに関しては、ほとんど運営費が必要ないので、各消費者は、ネットワークノードのための安全な場所を提供すると共に、彼自身のノードに電気料金を支払う。
ノード、及びインターネット家電を有する消費者が、銅線のケーブルのような旧式の加入者回線アクセス(local loop access)の形式を利用した有線電話、ダイヤルアップインターネット接続のような、通信基盤の遺産的手段に頼る別のユーザーとのインターネットプロトコルのトラフィックに参加することを望む場合に、インターネットバックボーンのプロバイダーは、インターネット電話のゲートウェイを利用する適切な方法において、トラフィックの経路を定めることができると共に、あらゆる遺産的な通話の終端料金を集めることになる。それらの料金は、前払いの電話カード(pre-paid calling cards)のような多くの方法において消費者に渡され得る。
そのネットワークは、消費者が、隣人のノードにおいて、それらのインターネット電話の受話器を取って使用することを可能にする。ノードの使用に関連づけられた費用請求がないので、ショートメッセージサービス(Short Message Services)、電子メール、他のものの間の電話通信のような狭帯域幅サービスのための特別なノードに利用者を縛り付ける要求がない。
消費者が海外へ移動する場合において、それらのインターネット装置は、バックボーンと接続されたノードのネットワークを有するあらゆる地理的位置で、同等にうまく機能することになる。ノード対ノードのデータ通信に関して様々な電気通信標準を利用する一方、これは、家電器具とのリンクのために、いくつか、または全てのノードにおいて一般的に1つ以上の電気通信標準を利用することによって、達成されることができる。これは、システムが、同時にグローバルな家電製品の相互運用を提供する一方、異なる領域の電気通信標準に従うことを可能にする。
例えば、ドメインネームサービス(Domain Name Services)の使用は、ネットワークの“IP”アドレスに対するホストネームの解決を提供する。利用者が別の領域を巡る場合には、そのようなドメインネームサービスは、それらがどちらの分離されたノードの収集物に近いかに関係なく、消費者の到達可能性を保証するために、動的に更新される。
上述のサービスは、遺産的遠隔通信システムに対する依存を減少させるために、ネットワーク内に構築されることができる。例えば電子メール、ショートメッセージサービス、及びファイアウォールを提供することを含む他のサービスは、同様にノード内に構築されることができる。大部分のこれらのサービスは、サービスに関する有効性の搬送波レベルを提供するために、多くのノード上に分散されることができる。
ワイヤレスメディアが使用される場合に、スペクトル使用またはスペクトル再使用の効率的な手段が適用されることができる。送信と受信を分離するアンテナが、2つのノードの間で使用できる信号を最大限にするために、使用されることができる。
ノード間のチャネルの優先的な設定は、遺産的な無線ローカルエリアネットワーク装置と比べると更に大きいスループットにつながる、より少ない終端間プロトコルのオーバーヘッドに帰着することになる。
接続性を供給することが、難しかったか、または法外に高価であった地理的なエリアは、参加しているノード、及びそれらの最も近い隣り合うノードとの間に視界の明瞭な線がある限り、ワイヤレスメディアが利用されるとき、接続性を供給され得る、この方法において、広帯域幅の接続性は、多数のノードの間の非常に短いワイヤレスリンクを用いて提供され得る。
そのネットワークは、特別な郊外のようなエリアを選択することによって、疑似乱数の方法において構築され得る。少しのノードは、エリア上に広げられたそのような郊外に種を蒔くために設置され得る。従って、ノードを彼らの建物に配置することを決定するあらゆる消費者は、そうすることができる。ネットワークノードを加える各消費者は、交換容量に加えたネットワークの帯域幅容量と、ドメインネームサービス、電子メールサービス、及び他のもののような、サービス容量との両方を増加させる。
ネットワークは、ノードの間で十分に暗号化されたインターネットプロトコルのトラフィックを提供する。政府機関のような信用されたパーティは、盗聴することを可能にするために、暗号化キーを必要とする可能性がある。盗聴することは、例えばインターネットプロトコルのマルチキャスト(Multicasting)を用いて達成され得る。
消費者を識別する手段が、ネットワークの乱用を制限するために、家電器具に装備されることができる。あらゆる数の身分証明の手段は、個人認証番号(Personal Identification Number)、または生体認証手段(biometric means)のようなものが使用されることができる。
要するに、好ましい実施例は、このようにマルチサービス交換構造に関する土台を供給する。その構造は、現存するパケット及び回路交換ネットワーク構造全てをサポートすると共に拡張する。転送は、あらゆる与えられたポイントにおいて、適切なときにパケット及び回線交換の最高の組み合わせに再構成され得る。すなわち、回線交換は、ゼロ競合、ゼロ輻輳、少ない待ち時間、順序正しいパケットの引き渡し、ゼロパケット損失、及び無視して良いジッタを有していると共に、一方、パケット交換は、統計的な多重化、常時接続の有効性、及びサービス革新の採用の容易さで利益を得る。
同様に好ましい装置は、異なるネットワークの間の階層1(レイヤ1)の相互作用(interworking)を可能にする。有利に、交換資源の分割に対する制御は、異なるタイプの多数の論理ネットワークが、同じ物理的ネットワーク基盤(例えば“LAN”、“WAN”、“SAN”等)上で動作することを可能にする。更に、同様に好ましい装置は、最適化されるべき価値のあるネットワーク処理資源のアプリケーションの機能を有効にする。更に、トンネリング(tunnelling)、カプセル化、変換等の必要性が、減少及び/または消去される。パケット化されないストリーミングデータのマルチキャスト転送は、好ましいノードによって同様にサポートされる。
当業者は、本発明が広い範囲のアプリケーションを有していると共に、多くの異なる通信プロトコルを伝送するあらゆる既知の通信メディアに作用し得るということを認識する。発明の概念から逸脱することなく、様々な実施例は、広い範囲の修正を認める。例えば、ここに示された特定のハードウェア構成及びソフトウェア構成、またはアレンジは、制限することを意図していない。ハードウェアにおいて定義されたコンポーネントは、例えば汎用コンピュータ、特別な目的のコンピュータ、プログラムマイクロプロセッサ、またはマイクロコントローラ、アプリケーションの特定回路のようなハードウェアの電子回路もしくは論理回路、個別素子回路、プログラム可能な論理装置等の一部分として実行され得る。ソフトウェアにおいて実行されたコンポーネントは、あらゆる既知の、もしくは将来開発されるプログラミング言語において実行される。更に、ハードウェアにおいて実行された特徴は、等しくソフトウェアにおいても実行され、逆もまた同じである。
本発明を具体化するマルチサービス交換のための好ましい通信ノードの構成図である。 図1の通信ノードの更に詳細な説明図である。 図1のノードにおける第1の同期非同期タイムスロット交換(SATSI)ステージの構成図である。 模範的なマルチサービス交換ノードを通じた同期信号及び非同期信号の交換を説明する構成図である。 模範的なマルチサービス交換ノードを通じた同期信号及び非同期信号の交換を説明する構成図である。 模範的なマルチサービス交換ノードを通じた同期信号及び非同期信号の交換を説明する構成図である。 図3の“SATSI”ステージの動作の同期モードにおける交換バッファのローディングを説明するフローチャートである。 図3における“SATSI”ステージの動作の非同期モードにおける交換バッファのローディングを説明するフローチャートである。 図3の“SATSI”ステージの動作の非同期モードを説明するフローチャートである。 図3の“SATSI”ステージの動作のパケット交換モードを説明するフローチャートである。 図3のタイムスロット交換の交換ステージに適用されたタイムスロット交換の交換スキームを説明するフローチャートである。 マルチサービスネットワークを通じた拡張された回路交換のチャネル及び/またはパケットチャネルを達成するために、どのように好ましい実施例が異なるネットワークをマルチサービスノードを通じて集中させるかを説明するネットワークの構成図である。
符号の説明
10 通信ノード
12 ラインインタフェースユニット
14 複数の受信信号
15 第1の信号経路交換ステージ
16 第1の同期非同期タイムスロット交換(Synchronous Asynchronous Time-Slot Interchange :SATSI)ステージ
17 第2の信号経路交換ステージ
18 コア処理ステージ(core processing stage)
20 ラインインタフェースユニット
21 第3の信号経路交換ステージ
22 第2の同期非同期タイムスロット交換(Synchronous Asynchronous Time-Slot Interchange)ステージ
23 第4の信号経路交換ステージ
24 ラインインタフェースユニット
26 ラインインタフェースユニット
30 ノード制御回路
32〜40 ラインインタフェースユニット
42〜50 ラインインタフェースユニット
52、54 エンコーダ回路
53、55 デコーダ回路
56〜64 入力バッファ
66 交換構造
68 制御回路
72〜80 出力バッファ
82、83 パケット処理パイプライン
86〜90 直接接続(直接的リンク)
92〜100 入力バッファ
102 “SATSI”交換構造
104 制御回路
106〜114 出力バッファ
116〜124 ラインインタフェースカード
142、144 デコーダ回路
150A〜150C 相互接続線
151A〜151B 相互接続線
152 マイクロプロセッサコントローラ
154 相互接続機構装置(interconnect mechanism device)
155 クロック
160〜168 交換バッファ
170〜178 アドレス指定回路
170a〜179a アドレス指定回路
181〜190 バッファ
182、184 単方向パケットバッファ
182a、184a 多方向パケットバッファ
191〜199 ラインインタフェースユニット
202 多重化回路
210 交換情報
211 パケットバッファインタフェーステーブル
215a 交換テーブル
215b 交換テーブル
215c 交換テーブル
215x 交換テーブル
220 バス
#1〜#5 入力経路
SW1〜SW20 信号経路スイッチ


Claims (49)

  1. ノードを通じて1つ以上のリモートノードに対して同時に稼働中である複数の論理的に異なった通信リンクを確立するための通信ノードであって、
    入力切り替え手段と、
    出力切り替え手段と、
    前記入力切り替え手段と前記出力切り替え手段との間に接続された複数の通信資源と、
    ノードを通じて論理的に異なった通信リンクを確立するために、前記入力切り替え手段及び前記出力切り替え手段に接続された制御手段とを備え、
    前記複数の通信資源が、パケット交換、及び回路交換のサービスを含む異なる通信サービスを供給するように構成される第1の通信資源及び第2の通信資源を少なくとも備え、 各前記リンクが、少なくとも第1の通信資源及び第2の通信資源の内の1つを選択的に含むように構成可能である
    ことを特徴とする通信ノード。
  2. 前記通信資源が、信号処理手段を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信ノード。
  3. 前記通信資源が、パケット処理手段を備える
    ことを特徴とする請求項1、または請求項2に記載の通信ノード。
  4. 前記通信資源が、
    前記サービスタイプの内の1つを供給するように構成される複数の第1の通信資源と、
    前記サービスタイプの内の別のを供給するように構成される複数の第2の通信資源と
    を備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の通信ノード。
  5. 少なくとも第1の通信資源が、同期入力信号の成分を処理するように配置され、
    少なくとも第2の通信資源が、非同期入力信号の成分を処理するように配置される
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の通信ノード。
  6. 信号フローからの複数のパケットは、前記第2の通信資源によって処理される
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の通信ノード。
  7. 前記入力切り替え手段が、複数の信号成分を有するように分割された少なくとも1つの入力信号を受信するように配置され、
    ノードを通じた前記複数の論理的に異なった通信リンクが、信号成分の内の論理的に関連付けられた1つを用いて確立される
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の通信ノード。
  8. 前記出力切り替え手段が、信号成分を受信するように構成可能であると共に、前記信号成分を、前記信号成分を分割する少なくとも1つの出力信号に切り替え、
    ノードを通じた前記論理リンクが、出力信号成分の内の論理的に関連付けられた1つを用いて拡張される
    ことを特徴とする請求項7に記載の通信ノード。
  9. 前記信号成分が、時分割多重、周波数分割多重、符号分割多重、及び空間分割多重の内の1つ以上を用いて分割される
    ことを特徴とする請求項7、または請求項8に記載の通信ノード。
  10. 前記入力切り替え手段が、複数の分割された入力信号を同時に切り替えるように構成可能である
    ことを特徴とする請求項7から請求項9のいずれかに記載の通信ノード。
  11. 前記出力切り替え手段が、複数の分割された出力信号を同時に切り替えるように構成可能である
    ことを特徴とする請求項7から請求項10のいずれかに記載の通信ノード。
  12. 前記論理リンクの内の1つ以上が、論理ネットワークを確立するような2つ以上のノードの橋渡しをする
    ことを特徴とする請求項1から請求項11のいずれかに記載の通信ノード。
  13. 前記論理ネットワークの内の1つ以上が、ノードにおいて開始されるか、またはノードにおいて終了される
    ことを特徴とする請求項12に記載の通信ノード。
  14. 前記論理ネットワークの内の1つ以上が、終端端末において開始されるか、または終端端末において終了される
    ことを特徴とする請求項12に記載の通信ノード。
  15. 前記論理ネットワークの内の1つ以上が、ノードにおいて開始されると共に、ノードにおいて終了される
    ことを特徴とする請求項13に記載の通信ノード。
  16. 前記論理ネットワークの内の1つ以上が、終端端末において開始されると共に、終端端末において終了される
    ことを特徴とする請求項14に記載の通信ノード。
  17. 前記入力切り替え手段及び前記出力切り替え手段が、論理リンク上の通信データの少ない待ち時間の転送が達成されるように、論理リンク上の通信データを回線交換するように構成可能である
    ことを特徴とする請求項1から請求項16のいずれかに記載の通信ノード。
  18. 複数の前記論理リンクが、前記ノードによってプログラム的に統合されると共に分解される
    ことを特徴とする請求項1から請求項17のいずれかに記載の通信ノード。
  19. 通信ネットワークの一部上の論理リンクの一部を備えている複数の成分を有する少なくとも1つの入力信号を受信するための通信ノードであって、
    前記少なくとも1つの入力信号を受信するための入口手段と、
    前記入力信号の1つ以上の成分を有する少なくとも1つの出力信号を出力するための出口手段と、
    入口手段と出口手段との間に接続された、前記少なくとも1つの入力信号の成分を受信するため、及び所定の通信プロセスに従って前記成分を処理するための1つ以上の信号処理手段と、
    前記入口手段から出力される信号に、前記出口手段への途中で選択的に前記信号処理手段の1つ以上をバイパスさせるように構成可能な第1の切り替え手段と、
    前記信号処理手段から出力される信号を前記出口手段に導くように構成可能な第2の切り替え手段と
    を備えることを特徴とする通信ノード。
  20. 前記第1の切り替え手段が、前記信号処理手段の全てをバイパスする、前記入口手段と前記第2の切り替え手段との間の接続を提供するように構成可能である
    ことを特徴とする請求項19に記載の通信ノード。
  21. 前記入口手段と前記出口手段との間に接続された複数の信号処理手段が提供されると共に、前記複数の信号処理手段の内の各1つが、前記少なくとも1つの信号の少なくとも成分を受信し、かつ所定の通信プロセスに従って受信された成分を処理するように配置される
    ことを特徴とする請求項19、または請求項20に記載の通信ノード。
  22. 前記複数の信号処理手段の内の第1の信号処理手段及び第2の信号処理手段が、異なる所定の通信プロセスに従って受信された成分を処理するように配置される
    ことを特徴とする請求項21に記載の通信ノード。
  23. 信号処理手段の異なるものが、開放型システム間相互接続モデルの階層1、階層2、階層3、階層4、階層5、階層6、及び階層7から選択された1つ以上の階層において信号成分を処理するように配置される
    ことを特徴とする請求項21、または請求項22に記載の通信ノード。
  24. 前記第1の切り替え手段が、第1の信号処理手段へ少なくとも1つの入力信号の成分を供給すると共に、第2の信号処理手段へ少なくとも1つの入力信号の別の成分を供給するように構成可能である
    ことを特徴とする請求項21から請求項23のいずれかに記載の通信ノード。
  25. 入力信号のタイミングが、ノードのタイミング基準信号と同期している
    ことを特徴とする請求項19から請求項24のいずれかに記載の通信ノード。
  26. 前記成分が複数のタイムスロットであるように、入力信号が時分割多重されると共に、対応するタイムスロットが論理リンクの一部を定義する
    ことを特徴とする請求項19から請求項25のいずれかに記載の通信ノード。
  27. 予め定義されたタイミング期間で発生するフレームパルスが、フレームパルスの間でバッファされるか、及び/または切り替えらるべき多数のタイムスロットの範囲を定める
    ことを特徴とする請求項26に記載の通信ノード。
  28. 前記入口手段において複数の同期入力信号が受信されると共に、前記出口手段からの前記出力信号が、入力信号の異なるものからの成分を有する
    ことを特徴とする請求項25から請求項27のいずれかに記載の通信ノード。
  29. 第2の切り替え手段が、複数の出力信号を前記出口手段に供給すると共に、複数の出力信号の第1の出力信号及び第2の出力信号が、1つの入力信号からの成分を有する
    ことを特徴とする請求項19から請求項28のいずれかに記載の通信ノード。
  30. 入力信号の受信レートは、ノードのタイミング基準信号から独立している
    ことを特徴とする請求項19から請求項29のいずれかに記載の通信ノード。
  31. 入力信号がパケットを有する
    ことを特徴とする請求項30に記載の通信ノード。
  32. 少なくとも1つの処理手段が、パケット処理パイプラインを備える
    ことを特徴とする請求項19から請求項31のいずれかに記載の通信ノード。
  33. 第2の切り替え手段が、各パケット処理手段から供給されるパケットを、パケット処理手段によりパケットと関連付けられた宛先情報に従って切り替えるように配置される
    ことを特徴とする請求項32に記載の通信ノード。
  34. 入力信号からのパケットが、出口手段の複数の出力信号におけるパケットとして現れるように切り替えられる
    ことを特徴とする請求項31から請求項33のいずれかに記載の通信ノード。
  35. それぞれが入力信号の異なる論理リンク上にある複数のパケットフローが、出口手段の異なる出力信号上のパケットフローとして現れるように切り替えられる
    ことを特徴とする請求項31から請求項33のいずれかに記載の通信ノード。
  36. 第1の入力信号及び第2の入力信号の論理リンク上にある複数のパケットフローが、出口手段の出力信号の異なる論理リンク上のパケットフローとして現れるように切り替えられる
    ことを特徴とする請求項31から請求項33のいずれかに記載の通信ノード。
  37. 入力信号の論理リンク上にある複数のパケットフローが、出口手段の異なる出力信号の論理リンク上のパケットフローとして現れるように切り替えられる
    ことを特徴とする請求項31から請求項33のいずれかに記載の通信ノード。
  38. 入力信号が、各パケットフローが異なる論理リンク上を伝送される複数のパケットフローに属するパケットを有し、
    前記第1の切り替え手段が、所定のパケット処理プロトコルに従った処理のための適切なパケット処理パイプラインに、個々のパケットフローを提供すると共にそこから結合されたパケットフローを供給するために、入力信号を逆多重化するように制御可能である
    ことを特徴とする請求項31、または請求項32に記載の通信ノード。
  39. 前記第2の切り替え手段が、前記パケット処理手段をバイパスすると共に、パケットにおける宛先情報に関係なくそれらを導く前記第1の切り替え手段からパケットを受信するように、交換情報によってプログラムされる
    ことを特徴とする請求項31、または請求項32に記載の通信ノード。
  40. 前記少なくとも1つの入力信号が、ノードのタイミング基準信号と同調して指定時刻に作動する第1の入力信号と、前記ノードのタイミング基準信号から独立した受信レートを有する第2の入力信号とを備える
    ことを特徴とする請求項19から請求項39のいずれかに記載の通信ノード。
  41. 前記少なくとも1つの入力信号が、ノードのタイミング基準信号と同調して指定時刻に作動する複数の第1の入力信号と、前記ノードのタイミング基準信号から独立した受信レートを有する複数の第2の入力信号とを備える
    ことを特徴とする請求項40に記載の通信ノード。
  42. 周期的に送信される信号成分のセットを有する信号を受信すると共に送信するための通信ノードであって、
    入力切り替え手段と、
    出力切り替え手段と、
    前記出力切り替え手段に接続されると共に、統合された信号成分が所定の複数の信号成分の帯域幅に対応する帯域幅を有する統合された論理リンクを定義するように、セットの分割された信号成分の選択された1つが統合されるようにプログラム可能な制御手段とを備え、
    セットが、お互いから分割された多数の信号成分を有し、
    隣り合ったセットにおいて連結された信号成分が、通信ネットワークの一部上で多数の論理リンクを確立する
    ことを特徴とする通信ノード。
  43. 前記入力切り替え手段に接続されると共に、リモートノードにおいて統合された、分割された信号成分が、分解されるようにプログラム可能な制御手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項42に記載の通信ノード。
  44. 前記入力切り替え手段と前記出力切り替え手段との間に接続された複数の信号処理手段を更に備え、
    前記入力切り替え手段が、少なくとも入力信号の成分を前記信号処理手段の内の選択された1つに供給するように構成可能である
    ことを特徴とする請求項42、または請求項43に記載の通信ノード。
  45. 前記ノード処理手段の内の1つ以上が、統合された論理リンク上で受信された少なくとも信号成分を、そこへ転送された信号が分解された後で処理するように配置される
    ことを特徴とする請求項44に記載の通信ノード。
  46. 前記ノード処理手段の1つ以上が、統合された論理リンクを定義する分割された信号成分を分解せずに、統合された論理リンク上で受信された少なくとも信号成分を処理するように配置される
    ことを特徴とする請求項44に記載の通信ノード。
  47. 少なくとも1つの信号処理手段が、イーサネット(登録商標)、“ATM”、“IP”、“ATM”上の“IP”、イーサネット(登録商標)またはパケット化されないデータ上の“IP”の内の1つ以上をサポートするように配置される
    ことを特徴とする請求項44に記載の通信ノード。
  48. パケットを複数のノードに送信する処理を含むことを特徴とする、請求項1、請求項19、及び請求項42のいずれかによるノードを備えるネットワークの一部を横断する論理リンクを設定する方法。
  49. パケットを複数のノードに送信する処理を含むことを特徴とする、請求項42において定義された通りに統合された論理リンクを設定する方法。


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