JP2006500804A - Umts信号の検出方法及び検出装置 - Google Patents

Umts信号の検出方法及び検出装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、パターンを使用して受信信号中の第1の信号を検出する方法(およびその装置)であって、受信信号は少なくとも1つの信号グループを含み、各信号グループは複数の信号シンボルを含み、パターンは少なくとも1つのパターングループを含み、各パターングループは少なくとも複数のパターンシンボル含み、本方法は、各信号グループについて、パターングループにおける対応するパターンシンボルと各信号シンボルとを乗算し、且つ各乗算結果の合計を導出するステップと、重み付けされた合計を取得するために各合計について、1以上の重み係数のうち1つの重み係数を適用するステップとを含む。前記1以上の重み係数は、少なくとも1つのパターングループにおけるパターンシンボルらの直交関係を維持するように選択される。前記1以上の重み付けされた合計に基づいて信号が検出されたか否かを判定する。

Description

本発明は、通信システムにおける信号の検出方法及び検出装置に関する。
第三世代移動体通信規格化プロジェクト(3GPP)仕様に係る初期捕捉インディケータチャネル(AICH)の検出は、ランダムアクセス手順の一部である。本手順は、次のように説明することができる。端末又はユーザ装置(UE)についてランダムアクセスチャネル(RACH)メッセージを送信するために、まず、放送チャネル(BCH)を復号して、どのRACHサブチャネルが使用可能、どのスクランブルコードが使用可能で及びどのシグネチャが使用可能かを探索する必要がある。UEは、RACHサブチャネルのグループから1つをランダムに選択する。そのグループのアクセスクラスは、UEがそのグループを使用することを可能とする。これは、RACHプリアンブルを送信できる期間には制限があることを暗に意味している。次に、シグネチャが、ランダムに選択される。入手可能なシグネチャは16個存在する。これは、16個のUEが同時に送信可能であることを意味する。続いて、ダウンリンクの電力レベルが測定され、アップリンクの電力レベルが開ループの不確定性に起因する適切なマージンを使用して設定される。1msのRACHプリアンブルは、選択されたシグネチャを使用して送信される。その後、UEは、基地局からの確認を受信する。確認は、AICHを介して送信される。AICHが検出されない場合、UEは、基地局から与えられたステップによってプリアンブル送信電力を増加させる。次に、プリアンブルは、続いて入手可能なアクセススロット中で再送信される。最後に、基地局からのAICH送信信号がUE内で検出された場合、UEは、RACH送信における10ms又は20msのメッセージ部分を送信する。
多くのマルチパス成分により搬送される信号エネルギーを利用してCDMA(符号分割多重アクセス)受信機の性能を改善するために、通常、RAKE受信機が、デジタル無線通信システムにおいて使用される。RAKE受信機におけるこの受信性能の改善は、各マルチパス成分を逆拡散器に割り当てることにより達成される。この逆拡散器における拡散符号リファレンスのコピーに付与される遅延は、対応するマルチパス成分におけるパス遅延と一致している。続いて、シンボルの推定値を生成するために、逆拡散器(フィンガ)の出力についてコヒーレント方式の合成が行われる。RAKE受信機は、全パスについて、マルチパス遅延の情報と、チャネルインパルス応答値の情報とを使用する。
信号検出方法及び信号検出装置の一従来例では、単純に送信AICHシンボルの合計を使用する。この際、特に、検出器が比較的高速で移動する場合、その検出は、フェージングによりロバスト性が低く、信頼性に欠けるものとなる。
欧州特許第1,170,880号は、無線基地局装置及び無線通信方法を開示している。この無線基地局装置及び無線通信方法によって、アダプティブアレイアンテナ(AAA)を用いたRACHの受信と、AAAを用いたAICHの送信と、他の基地局からの干渉を低減することが可能となる。
しかしながら、この装置及び方法では、信号強度を変動させるフェージングの影響を防止することを課題として取り扱っていないため、検出器が比較的高速で移動する場合には、検出の信頼性が欠ける。また、複数の重みは導出されない。その代わりに、RACHの既知の信号部(プリアンブル部)が使用される。
本発明の目的は、AICHの検出及び/又は他の種類の信号を検出するために使用可能な方法及び装置を提供することである。
本発明のさらなる目的は、物理検出器を比較的高速で移動させる場合においても、取得信号又は別の種類の信号を検出することを可能とする検出方法及び検出装置を提供することである。
本発明のさらなる目的は、よりロバストな信号検出を行う検出方法及び検出装置を提供することである。
本発明のさらなる目的は、取得信号又は別の種類の信号の検出対非検出に対する閾値を提供することである。
特に、これらの目的は、各々が少なくとも複数のパターンシンボルを有する少なくとも1つのパターングループを有するパターンを使用して、各々が複数の信号シンボルを有する少なくとも1つの信号グループを有する受信信号中の第1の信号を検出する方法において、
・各信号グループについて、パターングループにおける対応するパターンシンボルと各信号シンボルとを乗算し、且つ各乗算結果の合計(総和)を導出するステップと、
・各合計に、1以上ある重み係数のうち、1つの重み係数を適用することで、重み付けされた合計を取得するステップであって、前記1以上の重み係数が、少なくとも1つのパターングループにおける前記パターンシンボルらの直交関係を維持するように選択されるステップと、
・前記1以上の重み付け合計に基づいて信号が検出されたか否かを判定するステップとを含む方法により達成される。
このようにして、信頼性のある検出の完全な方法が提供される。さらに、検出方法の提供によって、物理検出器を比較的高速で移動させる場合においても、取得信号又は別の類似した種類の信号をロバストに検出することが可能となる。これは、誤検出の要因となる可能性のあるシグネチャパターンの持続期間内で信号強度をフェージングによって変化させた場合においても、割り当て重み係数に起因してパターンの直交性が保存されるためである。
一実施形態において、信号が検出されたか否かを判定するステップは、
・前記1以上の重み付けされた合計を加算することで第1の結果を取得するステップと、
・前記信号が検出されたか否かを判定するために前記第1の結果を検出閾値と比較するステップとを含む。
一実施形態において、検出閾値は、共通パイロットチャネル(CPICH)の信号対干渉比に基づいて導出される。
別の実施の形態において、検出閾値は、信号対干渉比に基づいて導出される。この場合、干渉は、ゼロであるべき受信信号(y)の複数のシンボルに基づいて推定される。このようにして、ゼロとして既知である複数のシンボルについての特定の値は、雑音/干渉に起因して生成されるため、単純な干渉推定を得ることができる。
一実施形態において、検出閾値は、誤検出率と受信信号の干渉標準偏差とに基づいて導出される。
一実施形態において、1以上の重み係数は、共通パイロットチャネル(CPICH)について算出した信号対干渉比(SIR)に基づいて導出される。
一実施形態において、共通パイロットチャネル(CPICH)について算出した信号対干渉比(SIR)は、所与のフィンガ及び所与のグループに対する干渉推定に依存する方法において、前記方法は、
・共通パイロットチャネル(CPICH)について算出した信号対干渉比(SIR)に基づいて前記1以上の重み係数を導出する前に、全ての所定数のグループ(j)に係る干渉推定値を平均するステップをさらに含む。
この平均により、干渉推定値の不確定性を減少させ、より良好な検出が可能となる。
第1の信号は、初期捕捉インディケータチャネル(AICH)の信号、又は衝突検出/チャネル割り当てインディケータチャネル(CD/CA−ICH)の信号であることが好ましい。
一実施形態において、受信信号は、共通パイロットチャネル(CPICH)に基づいた1以上の重み付けチャネル推定値と、RAKEからの逆拡散シンボルとに基づいて導出された推定信号である。
好適な実施の形態において、受信信号(y)は、2つの信号グループ又は3つの信号グループを有し、パターン(s^)は、少なくとも2つのパターングループ又は3つのパターングループを有する。2つ以上のグループの使用及びそれに伴う2つ以上の重み係数(x)の使用により、補正が可能となる。この補正が不可能な場合、直交性が消失する。この補正により、検出器が高速移動する際にも、誤検出及び/又は信頼性のない検出を排除することが可能となる。
また、本発明は、各々が少なくとも複数のパターンシンボルを有する少なくとも1つのパターングループを有するパターンを使用して、各々が複数の信号シンボルを有する少なくとも1つの信号グループを有する受信信号中の第1の信号を検出する装置において、
・各信号グループについて、パターングループにおける対応するパターンシンボルと各信号シンボルとを乗算し、且つ各乗算結果の合計を導出する手段と、
・各合計に、1以上ある重み係数のうち、1つの重み係数を適用することで、重み付けされた合計を取得する手段(前記1以上の重み係数は、少なくとも1つのパターングループにおける前記パターンシンボルらの直交関係を保存するように選択される)と、
・前記1以上の重み付けされた合計に基づいて信号が検出されたか否かを判定する手段とを具備する装置に関する。
一実施形態において、信号が検出されたか否かを判定する手段は、
・前記1以上の重み付けされた合計を加算することで第1の結果を取得する合計回路と、
・前記信号が検出されたか否かを判定するために前記第1の結果と検出閾値とを比較する検出手段とをさらに具備する。
一実施形態において、装置は、共通パイロットチャネルの信号対干渉比に基づいて前記検出閾値を導出する処理手段をさらに具備する。
一実施形態において、装置は、誤検出率と受信信号の干渉標準偏差とに基づいて前記検出閾値を導出する処理手段をさらに具備する。
別の実施の形態において、装置は、信号対干渉比に基づいて前記検出閾値を導出し、且つゼロであるべき受信信号の複数のシンボルに基づいて干渉を推定する処理手段をさらに具備する。
一実施形態において、装置は、共通パイロットチャネル(CPICH)について算出した信号対干渉比に基づいて1以上の重み係数を導出する処理手段をさらに具備する。
一実施形態において、共通パイロットチャネル(CPICH)について算出した信号対干渉比(SIR)が、所与のフィンガ及び所与のグループに係る干渉推定値に依存しており、前記処理手段は、さらに、
・共通パイロットチャネル(CPICH)について算出した信号対干渉比(SIR)に基づいて前記1以上の重み係数を導出する前に、所定数のグループにわたる干渉推定値を平均する。
一実施形態において、第1の信号は、初期捕捉インディケータチャネル(AICH)信号又は衝突検出/チャネル割り当てインディケータチャネル(CD/CA−ICH)である。
一実施形態において、装置は、共通パイロットチャネル(CPICH)に基づいた1以上の重み付けチャネル推定値と、RAKEからの複数の逆拡散シンボルとに基づいて導出された推定信号として、前記受信信号を導出する合成回路をさらに具備する。
一実施形態において、受信信号は、2つの信号グループ又は3つの信号グループを有し、パターンは、少なくとも2つのパターングループ又は3つのパターングループを有する。
さらに、本発明は、1以上の処理ユニットについて本発明に係る方法を実行させるための命令を格納したコンピュータ可読記録媒体に関する。
信号検出は、本質的に相関処理である。相関値出力の大きさから判断して、信号が検出されたか否かを判定することができる。この判定は、検出の場合と非検出の場合とを識別するための本発明の一部である閾値を必要とする。
本発明は、受信信号を部分分割し、各部分に重み係数を適用し、各重み付けされた部分を合計し、且つ閾値を使用することで、所与の信号が検出されたか否かを判定する。
本発明の実施の形態は、UMTS端末内のベースバンドチップの一部として実現されることが好都合である。一般に、本発明は、UMTS端末、ユーザ装置、移動電話、スマート電話、PDA等に関する市場又は製品において有用である。
本明細書を通してAICH検出が使用されるが、本発明は、類似の機能を用いて他の種類の信号を検出する場合にも使用されてもよい。このような信号の一例は、第三世代移動体通信規格化プロジェクト(3GPP)仕様に係る衝突検出/チャネル割り当てインディケータチャネル(CD/CA−ICH)である。また、CD/CA−ICHは、前記CD−ICHである。
図1は、本発明に係る検出回路の一般的な実施の形態を概略的に示すブロック図である。検出回路(100)は、シンボルシーケンス中の特定の信号を検出するための回路である。この場合、検出回路(100)は、累算器回路(102)及び処理ユニット(103)を具備する。処理ユニット(103)は、少なくとも1つの汎用処理ユニット及び/又は少なくとも1つの特定用途処理ユニット、及び/又は少なくとも1つのデジタル信号プロセッサ(DSP)等を具備する。
累算器回路(102)は、接続部(113)を介して信号(y)を受信する。この場合、信号(y)は、信号検出が行われる複数のシンボルを有する。さらに、累算器(アキュムレータ)回路(102)は、DSP(103)から別の接続部(114)を介して信号を受信する。この場合、この受信信号は、複数のシンボルを有するシーケンス、シグネチャ又はパターン(s^)等を有する(以降は、パターンとのみ表記する)。複数の信号(y)シンボルは、1以上のグループにグループ化されてもよい(すなわち、J個のグループにグループ化されてもよい。この場合、Jは、1以上の正の整数である)。この場合、各グループは、複数のシンボルを有する。信号(y)中に他のグループが存在する場合、各グループをこの他のグループとは独立に処理することが好ましい。異なるグループは、例えば、異なる数のシンボルを有してもよい。あるいは、全てのグループは、同数のシンボルを有してもよい。同時に、全てのグループは、例えば、信号アクセススロットシンボルを構成するL個のシンボルを有する。この場合、Lは、正の整数である。
パターン(s^)は、少なくとも信号(y)シンボル数と同数のシンボルを有することが好ましい。すなわち、パターン(s^)は、少なくともL個のシンボルを有することが好ましい。また、パターン(s^)は、同数のシンボル又は異なる数のシンボルを有する1以上のグループにグループ化されてもよい。パターン(s^)は、信号検出が行われる信号(y)シンボルのグループと同数のグループにグループ化されること、又は分割されることが好ましい。すなわち、J個のグループ及び好ましくはパターン(s^)の所与のグループは、所与の信号(y)グループに関連付けられた状態で使用されることが好ましい。
一実施形態において、信号(y)のシンボルは、2つのブロックから構成される。すなわち、J = 2である。この場合、第1のブロックは、10個のシンボルを有し、第2のブロックは、6個のシンボルを有する。この実施の形態では、パターン(s^)は、16個のシンボルを有する。パターン(s^)は、2つのグループ(s^(1)、s^(2))に分割されることが好ましい。この場合、(s^(1))は、10個のシンボルを有し、(s^(2))は、6個のシンボルを有する。あるいは、他の信号(y)の分類及び/又はパターン(s^)を使用してもよい。
また、複数の重み係数(x)は、処理ユニット/DSP(103)から接続部(114)を介して累算器回路(102)により受信されることが好ましい。あるいは、複数の重み係数(x)は、別のユニットから且つ/又は別の接続部(不図示)を介して受信されることが好ましい。各シンボルグループについて、1つの重み係数(xj)が受信されることが好ましい。すなわち、xj, j 1,..., Jであることが好ましい。一実施形態において、例えば、図3に関連して後述するように、1以上の重み係数(x)は、信号対干渉比(SIR)に基づいて生成される。例えば、フェージングを補償するために、重み係数は、シンボルグループの直交性を維持することを目的として使用される。フェージングが補償されない場合、直交性は容易に消失するので、信号検出の信頼性が失われる。
累算器回路(102)において、各信号(y)のシンボルは、パターン(s^)からの対応するシンボルを用いて乗算される。L個の各乗算結果への重み係数(x)を適用した後、各重み付け乗算結果の合計を生成することにより、第1の結果と称する結果を生成する。複数の異なる重み係数(x)又は同一の重み係数(x)が、各乗算結果に適用されてもよい。従って、
Figure 2006500804
式中、lは、信号(y)のシンボル及びパターン(s^)のシンボルを示している。
累算器回路(102)は、シンボルグループ上で演算を行うことが好ましい。所与のグループの各シンボルに同一の重み係数(xj)が適用されるなど、特定のシンボルについて直接演算を行うことはしない。その代わり、信号(y)における所与の信号グループの各信号シンボルと、パターン(s^)における所与のパターングループの各パターンシンボルとが、シンボルレベルで乗算されることが好ましいのである(すなわち、例えば、所与の信号グループにおける第1のシンボルは、所与のパターングループにおける第1のシンボルを用いて乗算されることが好ましい)。この場合、合計を算出するために、各乗算結果が加算される。合計の生成後、重み係数(xj)が合計結果に適用される。シンボル(y)のグループ及びパターン(s^)のグループが、いずれもベクトル形式の場合、これは、スカラ乗算の結果を得て重み係数を適用することに相当する。この処理後、各ブロックに対する重み付けされた合計結果は、第1の結果を取得するために加算される。従って、
Figure 2006500804
これは、信号(y)の全てのブロック及びパターン(s^)の全てのブロックが、K個のシンボルを有する場合(又は、K個のシンボルが最大のブロック中に存在し、且つ残りの他のブロックをK個のシンボルと同じサイズとするために、この他のブロックにゼロを挿入した場合)に当てはまる。
実施の形態において、信号(y)のシンボルが2つのブロックで構成される場合(すなわち、J = 2である場合)、信号(y)の第1のブロック及びパターン(s^)の第1の部分とも10個のシンボルを有する場合、且つシンボル(y)の第2のブロック及びパターン( )の第2の部分とも6個の信号を有する場合、第1の結果は、次式により表される。
Figure 2006500804
式中、yk (j)は、信号(y)についてのブロックj中に存在するk番目のシンボルを示しており、s^k (j)は、パターン(s^)についてのブロックj中に存在するk番目のシンボルを示している。
次に、特定のシンボルが検出されたか否かを判定するために、第1の結果は、DSP(103)から接続部(114)を介して、あるいは別のユニットから且つ/又は別の接続部(不図示)を介して累算器回路(102)内で受信された閾値(τ)と比較される。検出結果は、処理等のさらなる使用のために、累算器回路(102)から接続部(115)を介してDSPへ、又は別のユニット(不図示)へ送信されることが好ましい。
一実施形態において、検出閾値(τ)は、誤検出(FAR)の確率に依存する。以降、FAR依存閾値結果をτFARと表記する。
検出回路(100)に含まれる複数のユニットの機能は、信号検出が行われる信号(y)の特性に応じて変更される。一例として、RAKE受信機における複数の異なるフィンガ(f)を考慮して、ユニットの機能を変更してもよい。各フィンガは、信号(y)が送信機と受信端末との間を伝搬する際のパスに対応する。これにより、関連する係数が複素化するものの、上記の原理は同様である。これを、図3に関連させてより詳細に説明する。ここでは、第三世代移動体通信規格化プロジェクト(3GPP)仕様に係る初期捕捉インディケータチャネル(AICH)検出について述べる。
図2aは、本発明の一実施形態に係る累算器回路をより詳細にかつ概略的に示すブロック図である。図2aは、信号検出のための(図1に示した)累算器回路を示す。この一般的な実施の形態において、検出対象の信号(y)は、2つのグループ(y(1))と(y(2))とに配列される。パターン(s^)は、2つのグループ(s^(1))と(s^(2))とに配列される。パターン(s^)は、DSP等(不図示)の処理ユニットから接続部(114)を介して受信される。パターン(s^)は、2つのグループ(s^(1)、 s^(2))中で受信されるか、あるいは累算器回路(102)によりこの2つのグループに分割される。さらに、信号(y)は、接続部(113)を介して2つのグループ(y(1)、y(2))中で受信されるか、あるいは累算器回路(102)により、この2つのグループに分割される。信号(y(1))の第1のグループ及びパターン(s^(1))の第1のグループは、第1の累算器回路/機能(201a)により受信される。第1の累算器回路/機能(201a)は、対応するパターン(s^(1))シンボルを用いて各信号(y(1))シンボルを乗算する。乗算後、各シンボルの乗算結果(y(1)s^(1))が共に加算されることにより、第1の合計(Σ)が求められる。
同様にして、信号(y(2))の第2のグループ及びパターン(s^(2))の第2のグループは、第2の累算器回路/機能(201b)により受信される。第2の累算器回路/機能(201b)は、対応するパターン(s^(2))シンボルを用いて各信号(y(2))シンボルを乗算する。乗算後、各シンボル乗算結果(y(2)s^(2))が共に加算されることにより、第2の合計(Σ)が求められる。
(処理ユニット/DSP(103)から接続部(114)を介して受信された)第1の重み係数(x)は、第1の乗算回路/機能(202a)により第1の合計(Σ)に適用される。
同様にして、第2の乗算回路/機能(202b)は、(同様に処理ユニット/DSP(103)から受信された)第2の重み係数(x)と第2の合計(Σ)とを乗算する。
加算回路/機能(203)は、2つの重み付けされた合計を共に加算する。判定回路/機能(204)は、この加算結果(すなわち、第1の結果)である(xΣ + xΣ)を使用して、所与の信号が検出されたか否かを判定する。
一実施形態において、特定の信号が検出されたか否かを判定するために、判定回路/機能(204)は、第1の結果を閾値(τ、τFAR)と比較する。
全てのグループを含むアクセススロットへのフェージングの影響を軽減するために、シンボルは、重み係数(x、x)により重み付けされる。
別の実施の形態において、累算器回路(102)は、示された累算器回路(第1の累算器回路/機能(201a)及び第2の累算器回路/機能(201b))に相当する単一の累算器又は2つ以上の累算器を具備してもよい。すなわち、累算器回路(102)は、J個の累算器を具備してもよい。さらに、別の実施の形態において、累算器回路(102)は、J個のグループのうち、一度に1つのグループを処理する単一の累算器のみを具備する。このような実施の形態を、図2bに関連させて示し、説明する。この実施の形態は、ハードウェアの複雑化を軽減する点で有用である。
信号(y)の全体及びパターン(s^)の全体について単一のグループのみを使用する場合、フェージングによってパターン(s^)の直交性が消失する可能性がある。そのため、端末が高速移動する際には、2つ(又は、3つ以上)のグループを使用することが有用である。端末が比較的低速で移動する際には、J = 1であれば十分である。一方、端末がより高速に移動する際に信頼性のある検出を行うためには、J = 2又はJ = 3(あるいは、あるより高速の状態下)であることが必要である。
図2bは、本発明の好適な実施の形態に係る累算器回路をより詳細に概略的に示すブロック図である。図2bは、信号検出のための(図1に示した)累算器回路を示す。この一般的な実施の形態において、累算器回路(102)は、グループを一度に(すなわち、図2aに示したような「パラレル」処理の実施形態とは対照的に「シリアル」に)処理する機能に基づいて、グループについて作動する。累算器回路(102)は、累算器回路/機能(201)を具備する。累算器回路/機能(201)は、接続部(113)を介して信号(y)の所与のグループ(y(j))からのシンボルと、接続部(114)を介して処理ユニット(DSP等(不図示))からのパターン(s^)に係る所与のグループ(s^(j))からのシンボルとを受信する。累算器回路/機能(201)は、所与のグループ(s^(j))の対応するパターンシンボルと、所与のグループ(y(j))の各信号シンボルとを乗算する。乗算後、各シンボルの乗算結果(y(j)s^(j))が共に加算されることにより、合計(Σj)が求められる。
(例えば、処理ユニット/DSPから接続部(114)を介して受信された)所与のグループに対する所与の重み係数(xj)は、重み付けされた合計(xjΣj)を取得するための乗算回路/機能(202)により合計(Σj)に適用される。所与の重み付けされた合計(xjΣj)は、J個のグループの処理が全て終了するまで適切なメモリ(不図示)に格納されてもよい。例えば、図3においてAICH信号の検出を説明するように、所与の重み係数(xj)は、信号(y)及び/又はパターン(s^)に基づいて、予め規定されるか、又は生成される。
所与のグループjについて処理が終了した後、(次グループが存在する場合)次グループについて、J個のグループの処理が終了し、且つ各グループに対応する重み付けされた合計(xjΣj)が導出されるまで同様の方法で処理が行われる。重み付けされた合計(xjΣj)の導出後、加算回路/機能(203)は、各重み付け合計を共に加算する。判定回路/機能(204)は、この加算結果(すなわち、第1の結果)である(xΣ + ... + xJΣJ)を使用して、所与の信号が検出されたか否かを判定する。一実施形態において、特定の信号が検出されたか否かを判定するために、判定回路/機能(204)は、第1の結果を閾値(τ、τFAR)と比較する。また、加算回路/機能(203)は、生成される重み付けされた合計を累算的に加算してもよい。すなわち、加算回路/機能(203)は、保存格納される一連の重み付けされた合計が導出される前に、生成される重み付けされた合計を以前に生成された1以上の重み付けされた合計に加算してもよい。
この実施の形態では、図2aに示す累算器回路と比較して、ハードウェアの使用量が少ない。信号(y)の所与のグループ及びパターン(s^)の所与のグループが処理される一方で、信号(y)グループ及びパターン(s^)グループは、(例えば、中間結果と共に)1以上のバッファ及びメモリ回路等(不図示)において受信/格納されてもよい。
通信関連の信号では多くの場合そうであるように、信号(y)が時間に応じて変化する場合(すなわち、1以上のグループが他のグループに先立って取得可能である場合)、グループについての処理をパラレルに処理できないことに関する欠点は、非常に小さいか、無視できるか、あるいは存在しないだろう。
図3は、第三世代移動体通信規格化プロジェクト(3GPP)仕様に係る初期捕捉インディケータチャネル(AICH)を検出するための本発明に係る検出回路の一実施形態を概略的に示すブロック図である。図3は、検出回路(100)を示す。検出回路(100)は、合成回路(101)と、累算器回路(102)と、処理ユニット(103)とを具備する。処理ユニット(103)は、少なくとも1つの汎用処理ユニット及び/又は少なくとも1つの特定用途処理ユニット、及び/又は少なくとも1つのデジタル信号プロセッサ(DSP)等を具備する。
累算器(102)は、図1及び図2に関連させて示し、説明した累算器に相当する。処理ユニット(103)は、図1に関連して示し、かつ説明した処理ユニットに相当する。
合成回路(101)は、RAKEから接続部(111)を介して信号を受信するように接続される。また、合成回路(101)は、処理ユニット(103)から接続部(112)を介して信号を受信するように接続される。合成回路(101)は、接続部(113)を介して信号を累算器(102)に出力する。さらに、合成回路(101)は、処理ユニット(103)から接続部(114)を介して信号を受信し、接続部(115)を介して処理ユニット(103)へ別の信号を供給する。
通常は、第三世代移動体通信規格化プロジェクト(3GPP)仕様に係る初期捕捉インディケータチャネル(AICH)は、拡散率「256」を使用して送信される。トータルで16個のシンボルは、アクセススロット期間中に送信される。これは、1つのグループ中に存在する10個のシンボルと、次のグループ中に存在する6個のシンボルとに対応する。アクセススロット期間は、2つのグループに等しい。送信シンボルにおける実数部と虚数部も等しい。16個目のシンボルまで、異なるシンボルの組み合わせを送信することが可能である。異なるシンボルの組み合わせは、直交しており、通常はシグネチャパターンと呼ばれる。例えば、図5及び「(ここに参照により本明細書に取り込まれる)3GPP(第三世代移動体通信規格化プロジェクト)仕様の3GPP TS25.133、V3.3.0、2001年6月」を参照のこと。
より具体的には、3GPP(第三世代移動体通信規格化プロジェクト)仕様に係る初期捕捉インディケータチャネル(AICH)の検出に関連して説明すると、合成回路(101)は、接続部(111)を介してAICHシンボル信号を受信する。AICHシンボル信号は、RAKE(不図示)からの複数の逆拡散AICHシンボルを有する。また、合成回路(101)は、信号(112)を受信する。信号(112)は、好ましくは共通パイロットチャネル(CPICH)に基づいて処理ユニット/DSP(103)からの複数の重み付けチャネル推定値(w)を有する。
次に、インデックスjは、K個のシンボルの各グループを示している。この場合、j = 1,..., Jであり、Jは、J×K≧16を満たす最小の整数である。この際、数が16であるのは、アクセススロット中に16個のシンボルが存在するためである。
AICHシンボル信号の逆拡散AICHシンボルは、y(AICH) k,fと表記される。この場合、インデックスkは、K個のシンボルを有する所与のグループの受信シンボルを示している。インデックスf∈[1,...,F]は、複数のマルチパス遅延又は複数のRAKEフィンガを示している。逆拡散後の受信AICHシンボルは、次式により与えられる。
Figure 2006500804
式中、インデックスkは、受信シンボルを示している。インデックスfは、マルチパス遅延又はフィンガを示している。無線チャネルは、hk,f、α s^により与えられる。これは、AICHシグネチャs^の伝送シンボルエネルギーを表す。複素数bs^,k=±(1+i)は、送信されるAICHシンボルである。シグネチャs^の初期捕捉インディケータは、AIs^により与えられ、-1、0、又は1に等しい。干渉は、nk,fによりモデル化される。bs^,k値及びs^値については、図5を参照。この場合、bs^,kは、複数の複素数であり、図5に示すbs,nは、これらの複素数の実数部及び虚数部を与えるので、s^=s且つbs^,k=bs^,2k+ibs^,2k+1である。
AIs^ > 0の場合、基地局は、端末又はユーザ装置を認識しており、且つRACHが送信可能であるという応答を送信する。AIs^ = 0の場合、基地局は、端末又はユーザ装置と通信することができない。そのため、基地局は、新規の送信を試行する前にプリアンブル部の送信電力を増大させる。AIs^ < 0の場合、基地局は、端末又はユーザ装置と通信するが、端末又はユーザ装置に対してRACHメッセージを送信しないように命令する。
CPICHについて、逆拡散後の受信信号(不図示)は、(AICH干渉及びCPICH干渉が等しい(これは、両方のトランスポートチャネルが同一の拡散率を有するので、合理的である。)という近似を使用して)次式により与えられる。
Figure 2006500804
式中、cは、複素数(1+i)である。無線チャネルは、hk,fにより与えられる。干渉は、nk,fによりモデル化される。αCPICHの2乗は、CPICH信号に対する送信シンボルのエネルギーを表す。
好適な実施の形態において、実施の際にAICHデータサンプルが十分に得られるわけではないので、CPICHに基づいて干渉における統計値を推定する。別の実施の形態において、干渉推定は、アクセススロット中にある最後の4個のシンボルはゼロであるため、yAICH k,f(k = 16, 17, 18, 19)が干渉に等しいという事実に基づいている。このようにして、検出閾値(τ、τFAR)は、信号対干渉比に基づいて導出される。この場合の干渉は、干渉がゼロとなる受信信号(y)における複数のシンボルに基づいて推定される。
(CPICHに基づいた)重み付けされたチャネル推定値は、シンボルをk、フィンガをfとして、wk,fと表される。重み付けされたチャネル推定値(wk,f)は、各フィンガ(f)についてのチャネル推定値に基づいて導出される。各フィンガ(f)は、その干渉を使用して重み付けされる(より詳しくは、(参照により本明細書に取り込まれる)「Digital communications」(J. Proakis、McGraw-Hill Int.編、第3版、1995年)等を参照のこと)。すなわち、重み付けされたチャネル推定値(wk,f)は、(無線チャネルhk,fをK個あるCPICHシンボルにわたり定数であると仮定して)次式により与えられる。
Figure 2006500804
式中、h-(j) fは、グループjにわたる無線チャネル推定値であり、N-(j) fは、fをフィンガとし、jをグループとしたときの干渉推定値であり、σ fは、干渉分散である。
上述したように、重み付けされたチャネル推定値(w)は、処理ユニット/DSP(103)内で導出され、且つ合成回路(101)に供給されることが好ましい。
合成回路(101)内では、重み付けされたチャネル推定値の複素共役により乗算された、全てのフィンガ(f)のyAICH k,fが、合計される。すなわち、
Figure 2006500804
となる。これは、1以上の送信AICHシンボルの推定値であり、合成回路(101)の出力信号(113)である。1以上の送信されたAICHシンボルの推定は、信号(y)に対応する図1及び図2で説明した通りである。この手順は、第三世代移動体通信規格化プロジェクト(3GPP)仕様に係る専用チャネルについて行われてきた手順と同一である。
各グループのシンボル数が少ない場合、N(j) fの逆数を使用してチャネル推定値をスケーリングする前(すなわち、重み付けされたチャネル推定値(wk,f)を導出する前)に、全ての比較的少数のグループについてN(j) fを平均化することが好都合である。これにより、干渉推定の不確定性を低減させ、より良好な検出が可能となる。
累算器(102)は、合成回路から接続部(113)を介して1以上のシンボル
Figure 2006500804
を受信する。また、累算器(102)は、処理ユニット/DSP(103)から接続部(114)を介して使用すべきパターンs^を受信する。この場合、ついてbs^,kは、所望のシグネチャパターンs^のk番目のシンボルである。使用すべき特定のパターンs^は、3GPP仕様中で規定されているようにランダムに選択される。
累算器回路(102)内の第1の累算器(図2a及び図2bの一般の回路/機能201a及び回路/機能201bに相当)は、対応する複数のシグネチャパターンシンボルbs^,kは(それぞれ図2aのs^(1)は及び図2bのs^(j)に対応)と、第1のグループ中の合成シンボルとを乗算する。第1の累算器は、各乗算結果を加算し、第1の合計(それぞれ図2aのΣ1及び図2bのΣj)を与える。次に、第2のグループ中の(特に、このAICH検出の例としての)残る6個のシンボルは、対応する複数のシグネチャパターンシンボル(それぞれ図2aのs^(2)及び図2bのs^(j)に対応)と乗算される。各乗算結果が加算されることにより、第2の累算器(図2aの回路/機能201bに相当)又は同一の累算器(図2bの回路/機能(201)に相当)内の第2の合計(それぞれ図2aのΣ2及び図2bのΣjに対応)が得られる。
このようにして、複数の逆回転されたシンボルは、(特にこの例としてインデックスk > 16である場合、bs^,k=0とすると)bs^,kと乗算される。このK個あるシンボルについてグループ中の各乗算結果は、共に加算される。すなわち、
Figure 2006500804
j = 1, ... Jとすると、複数の重み係数C^(図2aに示す実施の形態の1/x及び1/xに相当し、この場合、図2bに示す実施の形態では、J = 2又はJ = 1/x、j∈(1,...J;≧1)である)は、累算器(102)により処理ユニット/DSP(103)から接続部(114)を介して受信される。第1の累算器からの結果(すなわち、第1の合計)は、第1の重み係数C^1の逆数と乗算される。一方、第2の累算器又は同一の累算器からの結果(すなわち、第2の合計)は、第2の重み係数C^2の逆数を用いて乗算される。これらの重み係数は、CPICHについて算出された信号対干渉比(SIR)から導出されることが好ましい。
Figure 2006500804
重み係数の合計へと適用した後、J個の重み付け合計結果が加算されることにより、第1の結果が与えられる。すなわち、
Figure 2006500804
好適な実施の形態において、第1の結果は、次式により与えられる。
Figure 2006500804
式中、Cは、除算Aj/C^jをより容易にするための変数である。一例として、c=max{C^1,...,C^j}である。これにより、計算上の煩雑さが軽減されるので、特に、電力が制限された機器、装置等においては、この変数は、重要である。
結果として、フェージング効果を排除するために、複数の累算値Ajは、対応するCPICHの信号対干渉比(SIR)(C^jにより近似される)を用いてスケーリングされる。フェージング効果が除去されない場合、パターンs^の直交性が消失してしまう。
信号が検出されたか否かの判定は、前記第1の結果に基づいて行われる。
第1の結果は、処理ユニット/DSP(103)により提供された閾値τFARと比較されることが好ましい。初期捕捉インディケータAIs^の決定は、この比較に基づいて行うことが好ましい。一実施形態において、この決定は、CPICHに対するSIRに基づいて行われ、さらなる使用のために処理ユニット/DSP(103)に提供される。
このようにして、初期捕捉インディケータAIs^は、次式により与えられる。
Figure 2006500804
上述したように、累算器回路(102)内の2つ以上のグループを使用したのは、信号強度変化及び/又はフェージングにより、シグネチャパターンs^の直交性が消失するためである。この直交性消失により、誤検出を引き起こす可能性がある。2つ以上のグループの使用及びそれに伴う2つ以上の重み係数(x)の使用により、補正が可能となる。この補正が不可能な場合、直交性が消失する。この補正により、誤検出及び/又は信頼性のない検出を排除することが可能となる。
このようにして、AICH検出の完全な方法及びAICH検出に使用可能な装置が提供される。さらに、検出方法及び検出装置が提供されることによって、物理検出器が比較的高速で移動する場合においても、取得信号又は別の類似した種類の信号についてロバストな検出が可能となる。これは、シグネチャパターンの持続期間内で信号強度がフェージングによって変動した場合であっても、パターンの直交性が保存されるためである。
好適な実施の形態において、閾値τFARは、シンボルグループjのCPICHに対するSIRの逆に基づいて生成される。すなわち、
Figure 2006500804
式中、N(j) は、シンボルブロックj及びマルチパス遅延fに対する干渉を推定する。
さらに、フィルタ値が導出される。
Figure 2006500804
式中、λISRは、 等に設定される予め規定されたパラメータである。
Figure 2006500804
を取り入れた場合、ISR(CPICH) filt,Jは、アクセススロット中の最終フィルタ値を表す。また、
Figure 2006500804
式中、IFARは、所定の誤検出率である。これにより、初期捕捉インディケータは、上記の式により与えられる。
この場合、σεは、上記の第1の結果により与えられた信号の干渉標準偏差を推定するものである。干渉をガウス雑音としてモデル化できるものと仮定すると、IFARは、FAR = 0.1のとき、IFAR = 1.6、FAR = 0.03のとき、IFAR = 2.2、FAR = 0.01のとき、IFAR = 2.6など、誤検出(FAR)確率の特定の値に応じて選択される。実施の際、雑音は、完全なガウス形ではないので、通常は、細部のチューニングが必要とされる。
図4は、本発明に係る方法の一実施形態を概略的に示すフローチャートである。方法は、ステップ(400)において開始され、初期化される。ステップ(401)において、どのパターン(s^)が使用されるかが決定される。使用される特定のパターンs^は、3GPP仕様で規定されているようにランダムに選択される。
ステップ(402)において、上述したように、信号(y)の所与のグループ(y(j))からの複数のシンボルと、パターン(s^)の所与のグループ(s^(j))からの複数のシンボルとが乗算される。
ステップ(403)において、各シンボル乗算結果(y(j)s^(j))が共に加算されることにより、合計(Σj)が算出される。
ステップ(404)において、所与のグループにおける所与の重み係数(xj)は、乗算回路/機能(202)により合計(Σj)に適用される。乗算回路/機能(202)は、重み付けされた合計(xjΣj)を出力する。重み係数は、いずれかにおいて上述したように、予め決定されるか、導出されてもよい。
ステップ(402,403、404)は、例えば、図2aに関連して説明したように、あるいは、同様に図2bに関連して説明したように、異なる複数のグループ上でパラレルに実行されてもよい。
全てのグループが処理され、且つ各グループの対応する重み付けされた合計(xjΣj)が導出された後、各重み付けされた合計(1より大きい場合)がステップ(405)で加算されることにより、第1の結果が与えられる。単一の重み付けされた合計のみが生成された場合、これが第1の結果となる。あるいは、各重み付けされた合計の和は、徐々に生成されてもよい。例えば、変数を第1の生成される重み付けされた合計へと初期化し、後続の重み付けされた合計が生成されるごとに、この生成された合計にこの変数を加算する。
ステップ(406)において、第1の結果は、所与の信号が検出されたか否かを判定するために使用される。一実施形態において、いずれかにおいて上述したように、特定の信号が検出されたか否かを判定するために、第1の結果と閾値(τ、τFAR)との単純比較が行われる。
図5は、3GGP TS25.211 V4.3.0(2201−12)に係る複数のAICHシグネチャパターンを示す図である。図5において、複数の特定の値(bs,n;n∈0,…,31)が、3GGP仕様に係る複数のシグネチャ(s=s^;s∈0,…,15)についてリスト化されている。この場合、bs^,k=bs^,2k+bs^,2k+1である。
本明細書で使用される用語「含む(有する)/含んでいる(有している)」は、明確な特徴、数量、工程又は構成要素の存在を特定するために使用されているが、他の1以上の特徴、数量、工程、構成要素又はこれらの組み合わせの存在又は追加を除外する用語ではないことを強調しておく。
本発明の好適な実施の形態を説明し、示してきたが、本発明は、これらにのみ限定されることはなく、特許請求の範囲で規定される対象事項の趣旨の範囲内で他の方法により具現化されることも可能である。
図1は、本発明に係る検出回路の一般的な実施の形態を概略的に示すブロック図である。 図2aは、本発明の一実施形態に係る累算器回路をより詳細に概略的に示すブロック図である。 図2bは、本発明の好適な実施の形態に係る累算器回路をより詳細に概略的に示すブロック図である。 図3は、初期捕捉インディケータチャネル(AICH)の検出のための本発明に係る検出回路の一実施形態を概略的に示すブロック図である。 図4は、本発明に係る方法の一実施形態を概略的に示すフローチャートである。 図5は、3GGP TS25.211 V4.3.0(2201−12)に係る複数のAICHシグネチャパターンを示す図である。

Claims (21)

  1. パターン(s^)を使用して受信信号(y)中の第1の信号を検出する方法であって、前記受信信号(y)は少なくとも1つの信号グループ(y(1),...,y(J))を含み、該信号グループのそれぞれは複数(K個)の信号シンボルを含み、前記パターン(s^)は少なくとも1つのパターングループ(s^(1),...,s^(J))を含み、該パターングループのそれぞれは少なくとも複数(K個)のパターンシンボル含み、
    前記方法は、
    ・前記信号グループ(y(1),...,y(J))のそれぞれについて、各信号シンボルと、前記パターングループ(s^(1),...,s^(J))における対応するパターンシンボルとを乗算し、それぞれ乗算結果の合計(Σ1,...,ΣJ;Aj)を導出するステップと、
    ・それぞれの前記合計(Σ1,...,Σ1;Aj)に対し、1以上ある重み係数(x1,...,xJ;C^j)の1つを適用して、1以上の重み付けされた合計(x1Σ1,...,xJΣ1;Aj/C^j)を取得するステップと、
    ・前記1以上の重み付けされた合計(x1Σ1,...,xJΣ1;Aj/C^j)に基づいて信号が検出されたか否かを判定するステップとを含み、
    前記1以上ある重み係数(x1,...,xJ;C^j)は、少なくとも1つの前記パターングループにおける前記パターンシンボルらの直交関係を維持するように選択されていることを特徴とする方法。
  2. 前記信号が検出されたか否かを判定するステップには、
    ・前記1以上の重み付けされた合計(x1Σ1,...,xJΣ1;Aj/C^j)を加算することで第1の結果(x1Σ1+...+xJΣ1;Σj=1 J Aj/C^j;Σj=1 J CAj/C^j)を取得するステップと、
    ・前記信号が検出されたか否かを判定するために前記第1の結果を検出閾値(τ、τFAR)と比較するステップと
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記検出閾値(τ、τFAR)は、共通パイロットチャネル(CPICH)の信号対干渉比に基づいて導出されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記検出閾値(τ、τFAR)は、信号対干渉比に基づいて導出され、該信号対干渉比における干渉は、ゼロとなるはずの受信信号(y)の複数のシンボルに基づいて推定されたものであることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  5. 前記検出閾値(τ、τFAR)は、誤検出率(IFAR)と前記受信信号(y)における干渉の標準偏差(σε)とに基づいて導出されることを特徴とする請求項2ないし4の何れかに記載の方法。
  6. 前記1以上の重み係数(x1,...,xJ;C^j)は、共通パイロットチャネル(CPICH)について算出した信号対干渉比(SIR)に基づいて導出されることを特徴とする請求項1ないし5の何れかに記載の方法。
  7. 前記共通パイロットチャネル(CPICH)について算出した前記信号対干渉比(SIR)は、所与のフィンガ(f)及び所与のグループ(j)についての干渉の推定値に依存し、
    前記方法は、さらに、
    ・前記共通パイロットチャネル(CPICH)について算出した前記信号対干渉比(SIR)に基づいて1以上の前記重み係数を導出する前に、所定数のグループ(j)にわたって干渉の推定値を平均化するステップを含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記第1の信号は、初期捕捉インディケータチャネル(AICH)の信号、又は衝突検出/チャネル割り当てインディケータチャネル(CD/CA−ICH)の信号であることを特徴とする請求項1ないし7の何れかに記載の方法。
  9. 前記受信信号(y)は、共通パイロットチャネル(CPICH)に基づいた1以上の重み付けチャネル推定値とRAKEからの逆拡散シンボルとに基づいて導出された推定信号であることを特徴とする請求項1ないし8の何れかに記載の方法。
  10. 前記受信信号(y)は、2つの信号グループ又は3つの信号グループを有し、前記パターン(s^)は、少なくとも2つのパターングループ又は3つのパターングループを有することを特徴とする請求項1ないし9の何れかに記載の方法。
  11. パターン(s^)を使用して受信信号(y)中の第1の信号を検出する装置であって、前記受信信号(y)は少なくとも1つの信号グループ(y(1),...,y(J))を含み、該信号グループのそれぞれは複数(K個)の信号シンボルを含み、前記パターン(s^)は少なくとも1つのパターングループ(s^(1),...,s^(J))を含み、該パターングループのそれぞれは少なくとも複数(K個)のパターンシンボル含み、
    前記装置は、
    ・前記信号グループ(y(1),...,y(J))のそれぞれについて、各信号シンボルと、前記パターングループ(s^(1),...,s^(J))における対応するパターンシンボルとを乗算し、それぞれ乗算結果の合計(Σ1,...,ΣJ;Aj)を導出する手段(201,201a,201b)と、
    ・それぞれの前記合計(Σ1,...,Σ1;Aj)に対し、1以上ある重み係数(x1,...,xJ;C^j)の1つを適用して、1以上の重み付けされた合計(x1Σ1,...,xJΣ1;Aj/C^j)を取得する手段(202,202a,202b)と、
    ・前記1以上の重み付けされた合計(x1Σ1,...,xJΣ1;Aj/C^j)に基づいて信号が検出されたか否かを判定する手段(102,103)とを含み、
    前記1以上ある重み係数(x1,...,xJ;C^j)は、少なくとも1つの前記パターングループにおける前記パターンシンボルらの直交関係を維持するように選択されていることを特徴とする装置。
  12. 前記信号が検出されたか否かを判定する手段(102,103)には、
    ・前記1以上の重み付けされた合計(x1Σ1,...,xJΣ1;Aj/C^j)を加算することで第1の結果(x1Σ1+...+xJΣ1;Σj=1 J Aj/C^j;Σj=1 J CAj/C^j)を取得する合計回路と、
    ・前記信号が検出されたか否かを判定するために前記第1の結果を検出閾値(τ、τFAR)と比較する判定回路と
    を含むことを特徴とする請求項11に記載の装置。
  13. 前記検出閾値(τ、τFAR)を、共通パイロットチャネル(CPICH)の信号対干渉比に基づいて導出する処理手段(103)をさらに含むことを特徴とする請求項12に記載の装置。
  14. 前記検出閾値(τ、τFAR)を、信号対干渉比に基づいて導出する処理手段(103)をさらに含み、該信号対干渉比における干渉は、ゼロとなるはずの受信信号(y)の複数のシンボルに基づいて推定されたものであることを特徴とする請求項12に記載の装置。
  15. 前記検出閾値(τ、τFAR)を、誤検出率(IFAR)と前記受信信号(y)における干渉の標準偏差(σε)とに基づいて導出する処理手段(103)をさらに含むことを特徴とする請求項12ないし14の何れかに記載の装置。
  16. 前記1以上の重み係数(x1,...,xJ;C^j)を、共通パイロットチャネル(CPICH)について算出した信号対干渉比(SIR)に基づいて導出する処理手段(103)をさらに含むことを特徴とする請求項11ないし15の何れかに記載の装置。
  17. 前記共通パイロットチャネル(CPICH)について算出した前記信号対干渉比(SIR)は、所与のフィンガ(f)及び所与のグループ(j)についての干渉の推定値に依存し、
    前記処理手段(103)は、さらに、
    ・前記共通パイロットチャネル(CPICH)について算出した前記信号対干渉比(SIR)に基づいて1以上の前記重み係数を導出する前に、所定数のグループ(j)にわたって干渉の推定値を平均化することを特徴とする請求項16に記載の装置。
  18. 前記第1の信号は、初期捕捉インディケータチャネル(AICH)の信号、又は衝突検出/チャネル割り当てインディケータチャネル(CD/CA−ICH)の信号であることを特徴とする請求項11ないし17の何れかに記載の装置。
  19. 共通パイロットチャネル(CPICH)に基づいた1以上の重み付けチャネル推定値とRAKEからの逆拡散シンボルとに基づいて導出された推定信号として前記受信信号(y)を導出する合成回路(101)をさらに含む特徴とする請求項11ないし18の何れかに記載の装置。
  20. 前記受信信号(y)は、2つの信号グループ又は3つの信号グループを有し、前記パターン(s^)は、少なくとも2つのパターングループ又は3つのパターングループを有することを特徴とする請求項11ないし19の何れかに記載の装置。
  21. コンピュータ可読記録媒体であって、一以上の処理ユニットにおいて請求項1ないし10の何れかに記載の方法を実行させるためのインストラクションを記録していることを特徴とするコンピュータ可読記録媒体。
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