JP2006352457A - データフレーム処理方法ならびに装置 - Google Patents

データフレーム処理方法ならびに装置 Download PDF

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貴文 濱野
Masaro Inami
政朗 井波
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賢太郎 小川
Takashi Habara
敬士 葉原
Shinichiro Chagi
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Abstract

【課題】物理転送網上に論理的なデータフレーム転送網を構築し、さらにその物理転送網に複数のデータフレーム処理装置を接続する場合に、送信先情報識別子の検索処理に要する処理量を軽減する。
【解決手段】データフレーム処理装置に、外部ネットワークに接続する通信ポート(外部ポート)P2から受信したデータフレームに対し、そのデータフレームに含まれるアドレスに基づき、データフレーム転送網から外部に送信する際に使用される送信先装置において使用される送信先ポートと、その送信先ポートから送信する際の相手先となる装置とを示す識別子を特定する外部ポート受信データフレーム送信先特定部13と、外部ポートから受信したデータフレームに対し識別子を埋め込んだラベルを付与して、送信データフレームを生成するMPSLカプセル化部14とを設け、カプセル化されたデータフレームを送信先装置に送出する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、データフレームを転送する際に用いられるデータフレーム処理方法ならびに装置に関する。特に本発明は、物理転送網上に論理的なデータフレーム転送網を構築し、データフレーム転送網上で2台以上のデータフレーム処理装置を経由するデータフレーム転送処理を行う場合に、データフレーム転送網の入口のデータフレーム処理装置において、受信データフレームに含まれるデータフレーム転送網上のアドレスから、データフレーム転送網の出口のデータフレーム処理装置から送信する際の送信先ポートおよび送信先装置を特定するための技術に関する。
データフレームを転送するためのデータフレーム転送網として、IP(Internet Protocol)ネットワークが広く用いられている。非特許文献1に示されるとおり、IPネットワークでは、一般にデータフレーム転送網を構成するすべてのルータにおいて、受信したIPパケットに含まれる宛先IPアドレスからそのルータ内での送信先通信ポートを特定する。このような転送方式では、各ルータごとにパケットの経路制御を行っているためにルータに負荷がかかり、しかも、複数の経路が可能な場合であっても特定の経路にパケットが集中して結果として輻輳が起こりやすくなる、という問題点がある。
そこで、キャリア(通信事業者)のコアネットワークなどでは、トラフィック・エンジニアリング(Traffic Engineering)によるQoS(サービス品質;Quality of service)制御や、VPN(仮想プライベート網:Virtual Private Network)などのサービスを実現するための技術として、MPLS(Multi Protocol Label Switching)が使用されはじめている。非特許文献2に示されるとおり、MPLSを用いたデータフレーム転送網では、データフレーム転送網の入口ルータ(MPLSエッジルータ)において、受信したIPパケットに含まれる宛先IPアドレスからそのルータ内での送信先通信ポートを特定するとともに、そのIPパケットに付与するラベルを特定してラベル化パケットを生成する。データフレーム転送網の中間ルータ(MPLSコアルータ)では、受信したラベル化パケットのラベルを用いてそのルータ内の送信先通信ポートを特定する。そして、データフレーム転送網の出口ルータ(MPLSエッジルータ)では、受信したラベル化パケットのラベルをはがしてIPパケットを取り出し、そのIPパケットに含まれる宛先IPアドレスからそのルータ内での送信先通信ポートを特定する。
また同様の技術として、非特許文献3に示されるCLトンネリングアーキテクチャがあ。CLトンネリングアーキテクチャを用いたデータフレーム転送網では、データフレーム転送網の入口ルータにおいて、受信したIPパケットに含まれる宛先IPアドレスからそのルータ内での送信先通信ポートを特定するとともにそのパケットに付与するコアネットワークアドレスを特定してコアネットワークプロトコルPDUを生成する。データフレーム転送網の中間ルータでは、受信したコアネットワークプロトコルPDUのコアネットワークアドレスを用いてそのルータ内での送信先通信ポートを特定する。データフレーム転送網の出口ルータでは、受信したコアネットワークプロトコルPDUからIPパケットを取り出し、そのIPパケットに含まれる宛先IPアドレスからそのルータ内での送信先通信ポートを特定する。
IETF RFC791, "INTERNET PROTOCOL DARPA INTERNET PROGRAM PROTOCOL SPECIFICATION," Information Sciences Institute University of Southern California, (1981.9), http://www.ietf.org/rfc/rfc0791.txt?number=791 IETF RFC3031, "Multiprotocol Label Switching Architecture," E. Rosen, et al., (2001.1), http://www.ietf.org/rfc/rfc3031.txt?number=3031 IETF draft-ietf-ppvpn-cl-tunneling-vpn-01.txt, "Scalable Connectionless Tunneling Architecture and Protocols for VPNs", T. Kuwahara, et al., (2003.1)
ところで、高信頼かつ様々なサービスを実現するための機能追加が容易なルータを実現するための一手法として、シャーシ型のルータ装置に複数枚のラインカードおよびサービスカードを収容し、これらのカード間をバックプレーン網で接続するルータ構成法が知られている。ラインカードは、ルータ外部の装置と接続するための外部ポート、および、バックプレーン網と接続するための内部ポートの2種類のポートを備えており、一方、サービスカードは、外部ポートは備えず、バックプレーン網と接続するための内部ポートのみを備えている。
このように構成されたルータでは、バックプレーン網という物理転送網上にIPネットワークを論理的に構成するため、ルータ外部の装置から受信したIPパケットは、そのIPパケットに含まれる宛先IPアドレスに基づきそのIPパケットを受信したラインカード(入口ラインカード)と異なるラインカード(出口ラインカード)上の外部ポートから送出する必要がある場合、内部ポートを通じてバックプレーン網を経由して入口ラインカードから出口ラインカードに転送される。また、ルータが受信したIPパケットに対してサービスカードによる処理が必要な場合、そのIPパケットは、内部ポートを通じてバックプレーン網を経由して入口ラインカードから適切なサービスカードに転送され、さらに、内部ポートを通じてバックプレーン網を経由してそのサービスカードから出口ラインカードに転送される。出口ラインカードは、その受信したIPパケットを適切な外部ポートを経て適切な外部装置宛てに転送する。ルータ内でIPパケットがサービスカードを多段に経由する場合、内部ポートを通じてバックプレーン網を経由して前段のサービスカードから後段のサービスカードへとそのIPパケットは転送される。
これらの処理のために、各ラインカードおよびサービスカードにおいては、受信IPパケットに含まれる宛先IPアドレスと、送信先通信ポートおよび送信先装置を特定する送信先情報識別子との対応関係を登録するテーブル(フォワーディングテーブル)が必要になる。一般に、そのようなフォワーディングテーブルを用いて宛先IPアドレスから送信先情報識別子を検索する処理は、パケット転送処理に必要な処理量の中の大きな割合を占める。このため、複数のラインカードおよびサービスカードを経由するパケット転送においては、送信先情報識別子を検索する処理量の削減、および、そのような検索を行うことに伴って大きくなる転送遅延の削減のために、入口ラインカードにおいて、受信パケットに含まれる宛先IPアドレスから、経由するサービスカードの特定、出口ラインカードの特定、出口ラインカードから外部へ送信する際の送信先ポートおよび送信先装置の特定を行うことにより、サービスカードおよび出口ラインカードにおいて受信パケットに含まれる宛先IPアドレスを用いた送信先情報識別子の検索処理を行わないようにすることが望ましい。
上述したルータにおけるバックプレーン網としては、従来、イーサネット(登録商標:以下同じ)網がよく使用されている。しかしながら、バックプレーン網にイーサネット網を用いたルータでは、入口ラインカードにおいては、受信パケットに含まれる宛先IPアドレスから送信先通信ポートおよび次に経由するサービスカードの識別子(MAC(メディアアクセス制御;Media Access Control)アドレス)または出口ラインカードの識別子(MACアドレス)のみしか特定できないため、次に経由するサービスカードまたは出口ラインカードにおいても、再び受信パケットに含まれる宛先IPアドレスを用いて、送信先通信ポートおよび次に経由するサービスカードや送信先装置を特定するための送信先情報識別子の検索処理を行う必要があった。結局、ルータ内においても送信先情報識別子の検索処理を繰り返す必要があり、処理量の増加につながっていた。
ルータ内での処理の軽減などを目的としてバックプレーン網にMPLS網を用いるルータも提案されている。バックプレーン網にMPLS網を用いたルータでは、入口ラインカードにおいては、受信パケットに含まれる宛先IPアドレスから、送信先通信ポートおよび途中に経由するすべてのサービスカードの識別子(MACアドレス)および出口ラインカードの識別子(MACアドレス)のみしか解決できない。そのためこのルータでは、出口ラインカードにおいて、再び受信パケットに含まれる宛先IPアドレスを用いて、出口ラインカードから送信する際の送信先通信ポートおよび送信先装置を特定するための送信先情報識別子の検索処理を行う必要があった。これも検索処理を複数回行うことを意味し、ルータ内での処理量の増加につながっている。
そこで本発明の目的は、物理転送網上に論理的なデータフレーム転送網を構築し、さらにその物理転送網に複数のデータフレーム処理装置やその他の処理装置を接続する場合に、送信先情報識別子の検索処理に要する処理量を軽減することができるデータフレーム処理方法および装置を提供することにある。具体的には本発明の目的は、データフレーム転送網の入口にあるデータフレーム処理装置において、受信データフレームに含まれるデータフレーム転送網上のアドレスから、データフレーム転送網の出口にあるデータフレーム処理装置から送信する際の送信先ポートおよび送信先装置を特定するためのデータフレーム処理方法を提供することにある。本発明の別の目的は、データフレーム転送網の入口において使用されるデータフレーム処理装置であって、受信データフレームに含まれるデータフレーム転送網上のアドレスから、データフレーム転送網の出口にあるデータフレーム処理装置から送信する際の送信先ポートおよび送信先装置を特定することができるデータフレーム処理装置と、そのような入口側のデータフレーム処理装置と対になって使用されてデータフレーム転送網の出口に設けられるデータフレーム処理装置と、これら入口側と出口側の機能をあわせ持ったデータフレーム処理装置と、を提供することにある。
本発明のデータフレーム処理装置は、データフレーム転送網を構築し、データフレーム転送網内での通信に用いられる通信ポートである内部ポートとデータフレーム転送網の外部のネットワークとの通信に用いられる通信ポートである外部ポートとを収容するデータフレーム処理装置であって、各通信ポートからデータフレームを受信するデータフレーム受信手段と、外部ポートから受信したデータフレームに対し、そのデータフレームに含まれるアドレスに基づき、データフレーム転送網から外部に送信する際にデータフレーム転送網内で使用される送信装置において使用される送信先ポートと、その送信先ポートから送信する際の相手先となる装置とを示す識別子を特定する送信先特定手段と、外部ポートから受信したデータフレームに対し、ラベルを付与するとともにそのラベル内に識別子を埋め込み、送信データフレームを生成するカプセル化手段と、カプセル化手段から送信データフレームを受け取り、内部ポートを介して送信データフレームをデータフレーム転送網内に送出するデータフレーム送信手段と、を有する。
データフレーム転送網内で上述したデータフレーム処理装置と対になって用いられる本発明のデータフレーム装置は、データフレーム転送網を構築し、データフレーム転送網内での通信に用いられる通信ポートである内部ポートとデータフレーム転送網の外部のネットワークとの通信に用いられる通信ポートである外部ポートとを収容するデータフレーム処理装置であって、各通信ポートからデータフレームを受信するデータフレーム受信手段と、内部ポートから受信したデータフレームから、そのデータフレームに付与されたラベルを取り出し、そのラベルから、データフレーム転送網から外部に送信する際のデータフレーム転送網内で使用される送信装置において使用される送信先ポートと、その送信先ポートから送信する際の相手先となる装置とを示す識別子を取り出すデカプセル化手段と、デカプセル化手段から、ラベルを除去されたデータフレームを受け取り、識別子で特定された送信先ポートに対応する外部ポートから、識別子で特定された装置に向けて、データフレームを送出するデータフレーム送信手段と、を有する。
本発明の別のデータフレーム処理装置は、データフレーム転送網を構築し、データフレーム転送網内での通信に用いられる通信ポートである内部ポートとデータフレーム転送網の外部のネットワークとの通信に用いられる通信ポートである外部ポートとを収容するデータフレーム処理装置であって、各通信ポートからデータフレームを受信するデータフレーム受信手段と、外部ポートから受信したデータフレームに対し、そのデータフレームに含まれるアドレスに基づき、データフレーム転送網から外部に送信する際のデータフレーム転送網内で使用される送信装置において使用される送信先ポートと、その送信先ポートから送信する際の相手先となる装置とを示す識別子を特定する送信先特定手段と、外部ポートから受信したデータフレームに対し、ラベルを付与するとともにそのラベル内に識別子を埋め込み、送信データフレームを生成するカプセル化手段と、内部ポートから受信したデータフレームから、そのデータフレームに付与されたラベルを取り出し、そのラベルから識別子を取り出すデカプセル化手段と、カプセル化手段から送信データフレームを受け取った場合に、内部ポートを介して送信データフレームをデータフレーム転送網内に送出し、かつ、デカプセル化手段からラベルを除去されたデータフレームを受け取った場合に、識別子で特定された送信先ポートに対応する外部ポートから、識別子で特定された装置に向けて、ラベルを除されたデータフレームを送出するデータフレーム送信手段と、を有する。
本発明においてデータフレーム転送網は、サービス処理装置を含んで構成されていてももよい。そのような場合、データフレーム処理装置は、例えば、各通信ポートからデータフレームを受信するデータフレーム受信手段と、外部ポートから受信したデータフレームに対し、そのデータフレームに含まれるアドレスに基づき、データフレーム転送網での転送経路における次に転送される装置から最後の装置までの装置群を示す第1の識別子と、最後の装置において使用される送信先ポートとその送信先ポートから送信する際の相手先となる装置とを特定する情報を示す第2の識別子を特定する送信先特定手段と、外部ポートから受信したデータフレームに対し、ラベルを付与するとともにそのラベル内に第1および第2の識別子を埋め込み、送信データフレームを生成するカプセル化手段と、カプセル化手段から送信データフレームを受け取り、内部ポートを介して送信データフレームを次に転送される装置に送信するデータフレーム送信手段と、を有する。この場合、次に転送される装置が自データフレーム処理装置である場合には、カプセル化手段は第1および第2の識別子の埋め込みを行わず、データフレーム送信手段は、外部ポートから受信したデータフレームを、そのデータフレームに含まれるアドレスに基づく自データフレーム処理装置のいずれかの外部ポートから送出するようにすることが好ましい。
本発明の第1のデータフレーム処理方法は、複数のデータフレーム処理装置を有するデータフレーム転送網におデータフレーム転送方法であり、各データフレーム処理装置は、データフレーム転送網内での通信に用いられる通信ポートである内部ポートとデータフレーム転送網の外部のネットワークとの通信に用いられる通信ポートである外部ポートとを収容している、データフレーム処理方法であって、第1のデータフレーム処理装置において、第1のデータフレーム処理装置の外部ポートからのネットワークからデータフレームを受信し、その受信したデータフレームに対し、そのデータフレームに含まれるアドレスに基づき、データフレーム転送網から外部に送信する際にデータフレーム転送網内で使用される第2のデータフレーム処理装置において使用される送信先ポートと、その送信先ポートから送信する際の相手先となる装置とを示す識別子を特定するステップと、第1のデータフレーム処理装置において、外部ポートから受信したデータフレームに対し、ラベルを付与するとともにそのラベル内に識別子を埋め込み、送信データフレームを生成する段階と、第1のデータフレーム処理装置の内部ポートを介して送信データフレームを第2のデータフレーム処理装置に送信する段階と、第2のデータフレーム処理装置において、第2のデータフレーム処理装置の内部ポートから送信データフレームを受信する段階と、第2のデータフレーム処理装置において、送信データフレームからラベルを取り出し、そのラベルから識別子を取り出す段階と、識別子で特定された送信先ポートに対応する第2のデータフレーム処理装置の外部ポートから、識別子で特定された装置に向けて、データフレームを送出する段階と、を有する。
本発明の第2のデータフレーム処理方法は、複数のデータフレーム処理装置とサービス処理装置とを有するデータフレーム転送網におけるデータフレーム転送方法であり、各データフレーム処理装置は、データフレーム転送網内での通信に用いられる通信ポートである内部ポートとデータフレーム転送網の外部のネットワークとの通信に用いられる通信ポートである外部ポートとを収容している、データフレーム処理方法であって、第1のデータフレーム処理装置において、第1のデータフレーム処理装置の外部ポートからのネットワークからデータフレームを受信し、該受信したデータフレームに対し、該データフレームに含まれるアドレスに基づき、データフレーム転送網での転送経路における次に転送される装置から最後の装置までの装置群を示す第1の識別子と、最後の装置である第2のデータフレーム装置において使用される送信先ポートと該送信先ポートから送信する際の相手先となる装置とを特定する情報を示す第2の識別子を特定するステップと、第1のデータフレーム処理装置において、外部ポートから受信したデータフレームに対し、ラベルを付与するとともに該ラベル内に第1および第2の識別子を埋め込み、送信データフレームを生成する段階と、第1のデータフレーム処理装置の内部ポートを介して送信データフレームをデータフレーム転送網内に送信する段階と、データフレーム転送網内において第1の識別子に記述された転送順で送信データフレームを転送する段階と、第2のデータフレーム処理装置において、第2のデータフレーム処理装置の内部ポートから送信データフレームを受信する段階と、第2のデータフレーム処理装置において、送信データフレームからラベルを取り出し、該ラベルから第2の識別子を取り出す段階と、第2の識別子で特定された送信先ポートに対応する第2のデータフレーム処理装置の外部ポートから、第2の識別子で特定された装置に向けて、データフレームを送出する段階と、を有する。
本発明においては、例えば、MPLSのShimヘッダのラベルフィールドに埋め込まれる。
すなわち本発明では、物理転送網上に論理的なデータフレーム転送網が構築されている場合に、データフレーム転送網の入口のデータフレーム処理装置において、受信データフレームに含まれるデータフレーム転送網上のアドレス情報に基づいて、データフレーム転送網の出口のデータフレーム処理装置から送信する際の送信先通信ポートおよび送信先装置を特定し、その送信先通信ポートおよび送信先装置を特定する最終送信先情報識別子をデータフレームに付与してカプセル化する。カプセル化されたデータフレームはデータフレーム転送網内を出口のデータフレーム処理装置まで転送される。データフレーム転送網の出口のデータフレーム処理装置は、その受信したカプセル化されたデータフレームをデカプセルするとともに、そこに含まれていた最終送信先情報識別子に基づき、識別子で指定された通信ポートから識別子で指定された送信先装置宛てに、データフレームを送信する。これにより、データフレーム転送網の出口のデータフレーム処理装置では、データフレーム転送網上のアドレス情報を用いた送信先情報識別子の検索処理は行わなくてもよくなる。
本発明は、データフレーム転送網の入口のデータフレーム処理装置においてのみデータフレーム転送網上のアドレスから送信先通信ポートおよび送信先装置を特定し、データフレーム転送網の出口のデータフレーム処理装置においてはデータフレーム転送網上のアドレス情報を用いた送信先通信ポートおよび送信先装置の特定処理を行わなくてもよいため、データフレーム処理装置に必要な送信先情報識別子の検索処理量が少なくてすみ、低コストに装置が実現できるという効果がある。
次に、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明に基づくデータフレーム処理装置を含んで構成されたネットワークの全体を示している。図示破線で囲んだ部分は、例えば背景技術の欄で述べたようなシャーシ型のルータに相当する部分であり、データフレーム処理装置1,2,3とサービス処理装置4とこれらの処理装置1〜4間でのデータフレーム転送に用いられるパックプレーンのネットワークN1とからなっており、データフレーム転送網として機能する論理IP網N7を構成している。データフレーム処理装置1,2,3は、このようなルータにおけるいわゆるライン機能部であり、シャーシ型のルータであれば例えばラインカードとして装着されるものである。同様にサービス処理装置は、このようなルータにおけるいわゆるサービス機能部であり、シャーシ型のルータであれば例えばサービスカードとして装着されるものである。
データフレーム転送網である論理IP網N7に接続する外部ネットワークとして、ルータR1,R2が接続したネットワークN2と、ルータR3,R4が接続したネットワークN3と、ルータR5,R6が接続したネットワークN4と、ルータR7,R8が接続したネットワークN5と、ルータR9,R10が接続したネットワークN6とが設けられている。
データフレーム装置1は、通信ポートP1〜P3を備えており、通信ポートP1を介してバックプレーン網であるネットワークN1に接続するとともに、通信ポートP2,P3を介してそれぞれ外部のネットワークN2,N3と接続している。データフレーム装置2は、通信ポートP4,P5を備えており、通信ポートP4を介してバックプレーン網であるネットワークN1に接続するとともに、通信ポートP6を介してネットワークN4と接続している。データフレーム装置3は、通信ポートP6〜P8を備えており、通信ポートP6を介してバックプレーン網であるネットワークN1に接続するとともに、通信ポートP7,P8を介してそれぞれネットワークN4,N5と接続している。サービス処理装置4は、通信ポートとしては通信ポートP9のみを備えており、通信ポートP9を介してネットワークN1と接続してしている。したがって、上述した各処理装置の通信ポートP1〜P9のうち、通信ポートP1,P4,P6,P9は、論理IP網N7内での通信を行う内部ポートであり、残りの通信ポートP2,P3,P5,P7,P8は、論理IP網N7の外部のネットワークN2〜N6との通信を行うための外部ポートである。本実施形態では、ネットワークN1〜N6は、いずれもイーサネット網であるとする。したがって、ネットワークN1〜N6と通信ポートP1〜P9との間で送受信されるデータフレームはイーサネットフレームである。もちろん、各ネットワークとしてイーサネット網以外のものも使用可能であり、その場合は、ネットワークと通信ポートとの間で送受信されるデータフレームは、それらのネットワークに適合した形式のデータフレームとなる。
次に、データフレーム処理装置の構成の一例を説明する。データフレーム処理装置1〜3は、基本的には同じ構成を有するので、ここでは、図2に示すデータフレーム処理装置1で代表させて、データフレーム処理装置の構成を説明する。
データフレーム処理装置1は、上述したように通信ポートP1、P2、P3を備えるとともに、データフレーム送受信部11と、通信ポート種別特定部12と、外部ポート受信データフレーム送信先特定部13と、MPLSカプセル化部14と、MPLSデカプセル化部15と、通信ポート種別検索テーブル16と、送信先情報検索テーブル17と、送信先通信ポートおよびMACアドレス検索テーブル18とを備えている。
通信ポートP1、P2、P3は、それぞれ、ネットワークN1、N2、N3から受信したデータフレームをデータフレーム送受信部11に転送し、データフレーム送受信部11から受信したデータフレームを、ネットワークN1、N2、N3に転送する。
データフレーム送受信部11は、通信ポートP1、P2、P3から受信したイーサネットフレームに受信通信ポート情報を付与し、そのように受信通信ポート情報を付与して得られるデータフレームを通信ポート種別特定部12に転送する。受信通信ポート情報は、どの通信ポートからそのイーサネットフレームを受信したかを示す情報であって、例えば、受信に用いた通信ポートの番号などからなっている。
さらに、データフレーム送受信部11は、外部ポート受信データフレーム送信先特定部13またはMPLSカプセル化部14またはMPLSデカプセル化部15からデータフレームを受信し、受信したデータフレームに含まれる送信先情報識別子をキーにして、後述する送信先通信ポートおよびMACアドレス検索テーブル18を検索することにより、送信先通信ポート情報および送信先装置のMACアドレスを取得する。そして、データフレームから送信先情報識別子を取り除き、取得したMACアドレスを宛先MACアドレス、自データフレーム処理装置のMACアドレスを送信元MACアドレスとしてイーサネットフレームを生成し、取得した送信先通信ポート情報に基づき、通信ポートP1、P2、P3のいずれかへそのイーサネットフレームを転送する。すなわち、外部ポート受信データフレーム送信先特定部13またはMPLSカプセル化部14またはMPLSデカプセル化部15から入力したデータフレームについては、送信先通信ポート情報で指定される通信ポートを利用して、検索されたMACアドレスで特定される相手先装置に対して、対応するイーサネットフレームを送信する。
通信ポート種別特定部12は、データフレーム送受信部11からデータフレームを受信し、そのデータフレームに含まれる受信通信ポート情報をキーにして、例えば受信通信ポート情報に含まれる通信ポート番号に基づいて、通信ポート種別検索テーブル16を検索して、通信ポート種別を取得する。通信ポート種別は、通信ポートが外部ポートなのか内部ポートなのかを示す情報である。通信ポート種別検索テーブル16に格納される情報の一例が、図3に示されている。通信ポート種別検索テーブル16は、受信通信ポート情報と通信ポート種別との対応を示す表である。図3において、通信ポート種別欄の“0”は内部ポートを示し、“1”は外部ポートを示している。
通信ポート種別特定部12は、取得した通信ポート種別が外部ポートの場合には、そのデータフレームから受信通信ポート情報を除去したデータフレームを外部ポート受信データフレーム送信先特定部13に転送する。一方、取得した通信ポート種別が内部ポートの場合には、通信ポート種別特定部12は、そのデータフレームから受信通信ポート情報を除去したデータフレームをMPLSデカプセル化部15に転送する。
外部ポート受信データフレーム送信先特定部13は、通信ポート種別特定部12から受信したデータフレームに対し、そのデータフレームに含まれる宛先IPアドレスをキーにして送信先情報検索テーブル17を検索し、次送信先情報識別子と送信先装置群識別子と最終送信先情報識別子とを取得する。図4は、送信先情報検索テーブル17に格納される情報の一例を示している。送信先情報検索テーブル17には、IPアドレスおよびそれに対応するネットマスクが格納されるとともに、IPアドレスごとにそのIPアドレスに送信するための次送信先情報識別子、送信先装置群識別子および最終送信先情報識別子が格納されている。
外部ポート受信データフレーム送信先特定部13は、次送信先情報識別子が自データフレーム処理装置を示す値の場合、受信したデータフレームに最終送信先情報識別子を送信先情報識別子として付与し、そのように送信先情報識別子が付与されたデータフレームをデータフレーム送受信部11に転送し、一方、次送信先情報識別子が自データフレーム処理装置を示す値でない場合、受信したデータフレームに次送信先情報識別子と送信先装置群識別子と最終送信先情報識別子とを付与したデータフレームをMPLSカプセル化部14に転送する。
ここで次送信先情報識別子、送信先装置群識別子および最終送信先情報識別子について説明する。
図1において破線内で示す論理IP網N7すなわちデータフレーム転送網に対して外部ネットワーク(ネットワークN2〜N5のいずれか)から転送されてきたイーサネットフレームは、データフレーム転送網内を転送されて(あるいはデータフレーム転送網内では転送されずに)、再び、データフレーム転送網から外部ネットワークのいずれかに送出される。そこで、データフレーム処理装置が外部ポートからイーサネットフレームを受信した場合、データフレーム転送網(論理IP網N7)内において次にどの処理装置に転送するかを次送信先情報識別子で表現する。次送信先情報識別子は、自データフレーム処理装置から送信する際に用いる(自データフレーム処理装置の)送信先ポートを特定できる情報と、転送先となる処理装置(相手先装置)を特定できる情報とを格納する。データフレーム転送網内を転送させずに自データフレーム処理装置から外部ネットワークに対してイーサネットフレームを直接送信する場合もあるが、そのときは、次送信先情報識別子には自データフレーム処理装置を設定することとなる。
データフレーム(本実施形態ではイーサネットフレーム)をデータフレーム転送網で転送させる場合、そのデータフレーム転送網内での転送順を示したものが送信先装置群識別子である。すなわち、送信先装置群識別子は、データフレーム転送網内でのデータフレームの転送経路にある次の送信先装置からデータフレーム転送網内の最後の送信先装置までの送信先装置群を示している。なお、本実施形態の場合、データフレーム転送網内での転送の態様は、外部ネットワークからイーサネットフレームを受け付けるデータフレーム処理装置を入口装置、外部ネットワークへイーサネットフレームを送信するデータフレーム処理装置を出口装置とすると、入口装置から出口装置に直接転送される場合と、入口装置と出口装置との間で1または複数のサービス処理装置を経由する場合との2通りがある。
データフレームは結局はデータフレーム転送網から外部ネットワークに送信されるが、その際、データフレーム転送網内の最後の送信先装置において使用する送信先ポートと、外部ネットワークにおける送信先装置とを特定できる情報が最終送信先情報識別子に格納される。
MPLSカプセル化部14は、外部ポート受信データフレーム送信先特定部13から受信したデータフレームに対し、そのデータフレームに含まれる送信先装置群識別子および最終送信先情報識別子をMPLSのShimヘッダのラベルフィールドに埋め込んでShimヘッダを作成してMPLSフレームを作成し、作成したMPLSフレームに対し、受信したデータフレームに含まれる次送信先情報識別子を送信先情報識別子として付与し、そのように送信先情報識別子が付与されたデータフレームをデータフレーム送受信部11に転送する。なお、上述した通信ポート種別特定部12および外部ポート受信データフレーム送信先特定部13の説明から明らかなように、MPLSカプセル化部14に送られてくるデータフレームは、外部ポートから受信したイーサネットフレームに対応するものであり、かつ、データフレーム転送網内を転送されることになっているデータフレームである。
MPLSデカプセル化部15は、通信ポート種別特定部12から受信したデータフレームに対し、受信データフレームのMPLSのShimヘッダを外し、Shimヘッダのラベル値から最終送信先情報識別子を特定し、その最終送信先情報識別子を送信先情報識別子として付与したデータフレームをデータフレーム送受信部11に転送する。なお、上述した通信ポート種別特定部12の説明から明らかなように、MPLSデカプセル化部15に送られてくるデータフレームは、データフレーム転送網内を転送されて内部ポートから受信したイーサネットフレームに対応するものである。
図5は、送信先通信ポートおよびMACアドレス検索テーブル18に格納される情報の一例を示している。送信先通信ポートおよびMACアドレス検索テーブル18は、送信先情報識別子ごとに、送信に用いる送信先通信ポートと、送信の相手となる装置のMACアドレスを示す送信先MACアドレスとを格納している。
次に、上述したデータフレーム処理装置の動作について、具体例を挙げて説明する。
<動作例1>
ネットワーク構成が図1に示す通りであるとして、宛先IPアドレスが192.168.1.1であるルータR1発のIPパケットを、通信ポートP2からデータフレーム処理装置1が受信し、通信ポートP3からルータR4宛てにパケット転送が行われる場合を例に、データフレーム処理装置の動作を説明する。
データフレーム処理装置1では、通信ポートP2からパケットを受信すると、通信ポート種別特定部12は、図3に示す通信ポート種別検索テーブル16を検索する。このときの受信通信ポート情報(P2)は、通信ポート種別検索テーブル16のラインL32にマッチするので、通信ポート種別=1(外部ポートを示す値)が得られる。その結果、イーサネットフレームが外部ポートから受信したと判断され、外部ポート受信データフレーム送信先特定部13にデータフレームは転送される。
外部ポート受信データフレーム送信先特定部13は、宛先IPアドレス=192.168.1.1をキーにして図4に示す送信先情報検索テーブル17を検索する。この宛先IPアドレスは送信先情報検索テーブル17のラインL42にマッチするので、次送信先情報識別子=0(自データフレーム処理装置を示す値)、送信先装置群識別子=0、最終送信先情報識別子=302が得られる。次送信先情報識別子が自データフレーム処理装置を示す値(0)のため、最終送信先情報識別子=302を送信先情報識別子として付与されたデータフレームが、データフレーム送受信部11に転送される。データフレーム送受信部11は、送信先情報識別子=302をキーにして、図5に示す送信先通信ポートおよびMACアドレス検索テーブル18を検索する。この送信先情報識別子は、送信先通信ポートおよびMACアドレス検索テーブル18のラインL54にマッチするので、送信先通信ポート=P3、送信先MACアドレス=14:14:14:14:14:14(ルータR4のMACアドレス)が得られる。これによりデータフレーム送受信部11は、イーサネットフレームを生成し、通信ポートP3からルータR4宛てにパケットを転送する。
<動作例2>
図1に示す構成のネットワークにおいて、宛先IPアドレスが192.168.10.100であるルータR3発のIPパケットを通信ポートP3からデータフレーム処理装置1が受信し、データフレーム転送網内においてデータフレーム処理装置1の通信ポートP1からデータフレーム処理装置2宛てにパケット転送が行われ、転送されたパケットを通信ポートP4からデータフレーム処理装置2が受信し、データフレーム処理装置2の通信ポートP5からルータR6宛てにパケット転送が行われる場合を例に、データフレーム処理装置の動作を説明する。
データフレーム処理装置1では、通信ポートP3からパケットを受信すると、通信ポート種別特定部12は、図3に示す通信ポート種別検索テーブル16を検索する。このときはラインL33にマッチするので、通信ポート種別特定部12は、通信ポート種別=1(外部ポートを示す値)を得て、イーサネットフレームが外部ポートから受信したと判断し、外部ポート受信データフレーム送信先特定部13にデータフレームを転送する。外部ポート受信データフレーム送信先特定部13は、宛先IPアドレス=192.168.10.100をキーにして図4に示す送信先情報検索テーブル17を検索し、このときはラインL43にマッチするので、次送信先情報識別子=2(データフレーム処理装置2を示す値)、送信先装置群識別子=2(データフレーム処理装置2を示す値)、最終送信先情報識別子=202を取得する。この場合は、次送信先情報識別子が自データフレーム処理装置を示す値(0)ではないため、次送信先情報識別子=2、送信先装置群識別子=2、最終送信先情報識別子=302を付与したデータフレームが、MPLSカプセル化部14に転送される。MPLSカプセル化部14は、送信先装置群識別子=2および最終送信先情報識別子=202をMPLSのShimヘッダのラベルフィールドに埋め込んでShimヘッダを作成してMPLSフレームを作成する(ラベル値=02202)。そして、作成したMPLSフレームに次送信先情報識別子=2を送信先情報識別子として付与されたデータフレームが、データフレーム送受信部11に転送される。データフレーム送受信部11は、送信先情報識別子=2をキーにして図5に示す送信先通信ポートおよびMACアドレス検索テーブル18を検索し、このときはラインL55にマッチするので、送信先通信ポート=P1、送信先MACアドレス=02:02:02:02:02:02(データフレーム処理装置2のMACアドレス)を得る。データフレーム送受信部11は、これによりイーサネットフレームを生成し、通信ポートP1からデータフレーム処理装置2宛てにパケットを転送する。
データフレーム処理装置2では、通信ポートP4からパケットを受信すると、通信ポート種別特定部12は、図6に示す通信ポート種別検索テーブルを検索する。このときは、通信ポート種別検索テーブルのラインL61にマッチするので、通信ポート種別=0(内部ポートを示す値)が得られ、通信ポート種別特定部12は、イーサネットフレームが内部ポートから受信したと判断し、MPLSデカプセル化部15にデータフレームを転送する。MPLSデカプセル化部15は、受信データフレームのMPLSのShimヘッダを外し、そのShimヘッダのラベル値=02202より最終送信先情報識別子=202を特定し、その最終送信先情報識別子=202を送信先情報識別子として付与したデータフレームをデータフレーム送受信部11に転送する。データフレーム送受信部11は、送信先情報識別子=202をキーにして、図8に示す送信先通信ポートおよびMACアドレス検索テーブルを検索する。このときは送信先通信ポートおよびMACアドレス検索テーブルのラインL82にマッチするので、送信先通信ポート=P5、送信先MACアドレス=22:22:22:22:22:22(ルータR6のMACアドレス)が得られる。これによりデータフレーム送信部11は、イーサネットフレームを生成し、通信ポートP5からルータR6宛てにパケットを転送する。なお、データフレーム処理装置2の送信先情報検索テーブルの内容は、例えば図7に示すようなものである。
<動作例3>
図1に示す構成のネットワークにおいて、宛先IPアドレスが172.16.1.1であるルータR1発のIPパケットを通信ポートP2からデータフレーム処理装置1が受信し、データフレーム転送網内において通信ポートP1からサービス処理装置4宛てにパケット転送が行われ、サービス処理装置4はその通信ポートP9においてデータフレームを受信し、そのデータフレームに対する処理を行った後そのデータフレームを通信ポートP9からデータフレーム処理装置3宛てにパケット転送し、データフレーム処理装置は転送されてきたデータフレームを通信ポートP6で受信して通信ポートP8からルータR9宛てにパケット転送を行う場合を例に、データフレーム処理装置の動作を説明する。
まず、サービス処理装置4の構成を説明する。サービス処理装置4は、図12に示すように、通信ポートP9のほかに、データフレーム送受信部21と、送信先通信ポートおよびMACアドレス検索テーブル22とを備えている。通信ポートP9は、ネットワークN1から受信したイーサネットフレームをデータフレーム送受信部21に転送し、データフレーム送受信部21から受信したイーサネットフレームを、ネットワークN1に転送する。データフレーム送受信部21は、通信ポートP9から受信したイーサネットフレームに対し、そのイーサネットフレームに含まれるMPLSのShimヘッダのラベル値をキーにして送信先通信ポートおよびMACアドレス検索テーブル22を検索して送信先通信ポート情報および送信先装置のMACアドレスを取得する。そして、データフレーム送受信部21は、取得したMACアドレスを宛先MACアドレスとし、自サービス処理装置のMACアドレスを送信元MACアドレスとしてイーサネットフレームを生成し、取得した送信先通信ポート情報に基づき、通信ポートP9へ転送する。
このようなサービス処理装置4が用いられるとして、データフレーム処理装置1では、通信ポートP2からパケットを受信すると、通信ポート種別特定部12は、図3に示す通信ポート種別検索テーブル16を検索する。このときはラインL32にマッチするから、通信ポート種別=1(外部ポートを示す値)が得られる。通信ポート種別特定部12は、イーサネットフレームが外部ポートから受信したと判断し、外部ポート受信データフレーム送信先特定部13にデータフレームを転送しる。外部ポート受信データフレーム送信先特定部13は、宛先IPアドレス=172.16.1.1をキーにして図4に示す送信先情報検索テーブル17を検索し、このときはラインL44にマッチするので、次送信先情報識別子=4(サービス処理装置4を示す値)、送信先装置群識別子=43(サービス処理装置4およびデータフレーム処理装置3を示す値)、最終送信先情報識別子=301を取得する。次送信先情報識別子が自データフレーム処理装置を示す値(0)ではないため、次送信先情報識別子=4、送信先装置群識別子=43、最終送信先情報識別子=301を付与したデータフレームが、MPLSカプセル化部14に転送される。MPLSカプセル化部14は、送信先装置群識別子=43および最終送信先情報識別子=301をMPLSのShimヘッダのラベルフィールドに埋め込んでShimヘッダを作成してMPLSフレームを作成し(ラベル値=43301)、作成したMPLSフレームに対して次送信先情報識別子=4を送信先情報識別子として付与してデータフレームとし、そのデータフレームをデータフレーム送受信部11に転送する。データフレーム送受信部11は、送信先情報識別子=4をキーにして図5に示す送信先通信ポートおよびMACアドレス検索テーブルを検索し、ここではラインL57にマッチするので、送信先通信ポート=P1、送信先MACアドレス=04:04:04:04:04:04(サービス処理装置4のMACアドレス)を得る。これによりデータフレーム送受信部11はイーサネットフレームを生成し、通信ポートP1からサービス処理装置4宛てにパケットを転送する。
サービス処理装置4では、通信ポートP9からパケットを受信すると、データフレーム送受信部21が、受信したデータフレームのMPLSのShimヘッダのラベル値=43301をキーにして、図13に示す送信先通信ポートおよびMACアドレス検索テーブル22を検索する。この場合、ライン121にマッチするので、データフレーム送受信部21は、送信先通信ポート=P9、送信先MACアドレス=03:03:03:03:03:03(データフレーム処理装置3のMACアドレス)を得る。これによりデータフレーム送受信部21は、イーサネットフレームを生成し、通信ポートP9からデータフレーム処理装置3宛てにパケットを転送する。
データフレーム処理装置3では、通信ポートP6からパケットを受信すると、通信ポート種別特定部12において図9に示す通信ポート種別検索テーブルを検索する。このときはラインL91にマッチするので、通信ポート種別=0(内部ポートを示す値)が得られる。通信ポート種別特定部12は、イーサネットフレームが内部ポートから受信したと判断し、MPLSデカプセル化部15にデータフレームは転送する。MPLSデカプセル化部15は、受信したデータフレームに含まれるMPLSのShimヘッダを取り外し、っそのShimヘッダのラベル値=43301より最終送信先情報識別子=301を特定し、最終送信先情報識別子=301を送信先情報識別子としてデータフレームに付与する。送信先情報識別子が付与されたデータフレームは、データフレーム送受信部11に転送される。データフレーム送受信部11は、送信先情報識別子=301をキーにして図11に示す送信先通信ポートおよびMACアドレス検索テーブルを検索する。この場合はラインL113にマッチするので、送信先通信ポート=P8、送信先MACアドレス=33:33:22:22:22:22(ルータR9のMACアドレス)が得られる。これによりデータフレーム送受信部11はは、イーサネットフレームを生成し、通信ポートP8からルータR9宛てにパケットを転送する。なお、データフレーム処理装置3の送信先情報検索テーブルの内容は、例えば図10に示すようなものである。
図14は、本実施形態におけるパケット転送処理手順をまとめて示したものである。
まず、データフレーム処理装置に、通信ポート種別検索テーブル16、送信先情報検索テーブル17、送信先通信ポートおよびMACアドレス検索テーブル18を設定する(ステップS1)。次に、データフレーム処理装置は、通信ポートからデータフレームを受信し(ステップS2)、受信した通信ポート識別子をキーにして通信ポート種別検索テーブル16を検索して通信ポート種別を取得し(ステップS3)、通信ポート種別が外部ポートかどうかの判定を行う(ステップS4)。
ステップS4において通信ポート種別が外部ポートの場合には、受信データフレームのIPアドレスをキーにして送信先情報検索テーブル17を検索し、次送信先情報識別子、送信先装置群識別子、最終送信先情報識別子を取得し(ステップS5)、次送信先装置が自データフレーム処理装置かどうかの判定を行う(ステップS6)。ステップS6において、次送信先装置が自データフレーム処理装置ではない場合には、送信先装置群識別子および最終送信先情報識別子をMPLSのShimヘッダのラベルフィールドに埋め込んで生成したShimヘッダを受信データフレームに付与して送信データフレームを作成し(ステップS7)、ステップS10に移行する。ステップS6において次送信先装置が自データフレーム処理装置である場合には、そのままステップS10に移行する。
ステップS4において通信ポート種別が外部ポートでない場合には、受信した受信データフレームのMPLSのShimヘッダのラベル値から送信先情報識別子を取得し(ステップS8)、受信データフレームのMPLSのShimヘッダを外して送信データフレームを生成し(ステップS9)、ステップS10に移行する。
ステップS10では、送信先情報識別子をキーにして送信先通信ポートおよびMACアドレス検索テーブル18を検索し、送信先通信ポートと送信先MACアドレスを取得してイーサフレームを生成し、該当する通信ポートからデータフレームを送信する。ステップS10の処理終了後はステップS2に戻り、ステップS2〜S10の処理を繰り返す。
以上説明した実施形態においては、送信先装置群識別子および最終送信先情報識別子をMPLSのShimヘッダのラベルフィールドに埋め込んでいる。この埋め込む方法としては、図15に示すように、ラベルフィールドを2つのフィールドに分け、送信先装置群識別子および最終送信先情報識別子をそれぞれ埋め込む方法や、図16に示すように、2つのラベルフィールドに送信先装置群識別子および最終送信先情報識別子をそれぞれ埋め込み、2つのラベルを付与する方法のいずれでも良い。
上述したデータフレーム処理装置は、外部ネットワークからデータフレームを受信する入口機能と、外部ネットワークに対してデータフレームを送信する出口機能の両方を備えているが、ネットワーク構成や、システム全体としての冗長構成によっては、外部ポートで受け付けたデータフレーム(イーサネットフレーム)に対し、そのデータフレームに含まれる基づいて送信先装置群識別子および最終送信先情報識別子をMPLSのShimヘッダのラベルフィールドに埋め込み、識別子が埋め込まれたデータフレームを内部ポートを介して次の相手先装置に送信するだけの機能を有するデータフレーム処理装置、すなわち、入口機能のみを有するデータフレーム処理装置としてもよい。逆に、内部ポートでデータフレームを受け付け、そのデータフレームのMPLSのShimヘッダのラベルフィールドから最終送信先情報識別子を取り出し、Shimヘッダが取り除かれた送信データフレームを生成し、最終送信先情報識別子の内容に応じてその送信データフレームを外部ポートから送信するだけの機能を有するデータフレーム処理装置、すなわち、出口機能のみを有するデータフレーム処理装置としてもよい。
以上説明した実施形態においては、データフレーム転送網(論理IP網N7)にサービス処理装置を設け、データフレームに対する付加的な処理を行えるようにしているが、データフレーム転送網にサービス処理装置を設けない構成も可能である。そのような場合には、データフレーム転送網内においてデータフレームは、入口装置から出口装置に向けて直接転送されるのみであるから、上述した説明における送信先装置群識別子を用いる必要はない。したがって、外部ポート受信データフレーム送信先特定部13は送信先装置群識別子を取得するはなく、MPLSカプセル化部14もMPLSのShimヘッダのラベルフィールドに送信先装置群識別子を付与する必要はない。
また上述した実施形態では、MPLSのShimヘッダのラベルフィールドに対して最終送信先情報識別子(および必要に応じて送信先装置群識別子)を付与しているが、本発明において最終送信先情報識別子および送信先装置群識別子を付与する対象は、MPLSのShimヘッダのラベルフィールドに限られるものではない。本発明では、データフレーム転送網として、ネットワーク内を転送されるデータフレーム(パケット)に対し、明示的に経路を指示するラベルが付与され、そのラベルに基づいてルーティングが行われるような任意のネットワークを使用することが可能である。したがって、MPLSに限らずそのようなラベルに基づくルーティングを任意のプロトコルにおいて、データフレームやパケットに付与されることになるラベルに対し、最終送信先情報識別子および送信先装置群識別子を付与することができる。
以上説明した本発明のデータフレーム処理装置およびサービス処理装置は、それを実現するためのプログラムをカード型コンピュータやブレードサーバ用コンピュータなどのコンピュータに読み込ませ、そのプログラムを実行させることによっても実現できる。そのようなコンピュータは、CPU(中央処理装置)と、プログラムやデータを格納するためのハードディスク装置と、主メモリと、コマンドなどを入力するための入力装置と、表示装置と、CD−ROM等の記録媒体を読み取る読み取り装置と、内部ポートおよび外部ポートを構成する通信インタフェースとから構成されている。このコンピュータでは、データフレーム処理装置あるいはサービス処理装置を実現するためのプログラムを格納した記録媒体を読み取り装置に装着して記録媒体からプログラムを読み出してハードディスク装置に格納し、あるいは、ネットワークを介してそのようなプログラムをハードディスク装置に格納し、その後、ハードディスク装置に格納されたプログラムをCPUが実行することにより、データフレーム処理装置あるいはサービス処理装置として機能することになる。
本発明が適用されるネットワークの構成の一例を示す図である。 本発明の実施の一形態のデータフレーム処理装置の構成を示す図である。 データフレーム処理装置1の通信ポート種別検索テーブルの構成の一例を示す図である。 データフレーム処理装置1の送信先情報検索テーブルの構成の一例を示す図である。 データフレーム処理装置1の送信先通信ポートおよびMACアドレス検索テーブルの構成の一例を示す図である。 データフレーム処理装置2の通信ポート種別検索テーブルの構成の一例を示す図である。 データフレーム処理装置2の送信先情報検索テーブルの構成の一例を示す図である。 データフレーム処理装置2の送信先通信ポートおよびMACアドレス検索テーブルの構成の一例を示す図である。 データフレーム処理装置3の通信ポート種別検索テーブルの構成の一例を示す図である。 データフレーム処理装置3の送信先情報検索テーブルの構成の一例を示す図である。 データフレーム処理装置3の送信先通信ポートおよびMACアドレス検索テーブルの構成の一例を示す図である。 サービス処理装置の構成の一例を示す図である。 サービス処理装置4の送信先通信ポートおよびMACアドレス検索テーブルの構成の一例を示す図である。 データフレーム転送処理手順の一例を示すフローチャートである。 送信先装置群識別子および最終送信先情報識別子をMPLSのShimヘッダのラベルフィールドに埋め込む方法の一例を示す図である。 送信先装置群識別子および最終送信先情報識別子をMPLSのShimヘッダのラベルフィールドに埋め込む方法の別の例を示す図である。
符号の説明
1〜3 データフレーム処理装置
4 サービス処理装置
11 データフレーム送受信部
12 通信ポート種別特定部
13 外部ポート受信データフレーム送信先特定部
14 MPLSカプセル化部
15 MPLSデカプセル化部
16 通信ポート種別検索テーブル
17 送信先情報検索テーブル
18 送信先通信ポートおよびMACアドレス検索テーブル
21 データフレーム送受信部
22 送信先通信ポートおよびMACアドレス検索テーブル
L31〜L33,L41〜L44,L51〜L57 ライン
L61,L62,L71〜L74,L81〜L85 ライン
L91〜L93,L101〜L104,L111〜L117 ライン
N1〜N6 ネットワーク
N7 論理IP網
P1〜P8 通信ポート
R1〜R10 ルータ

Claims (10)

  1. データフレーム転送網を構築し、前記データフレーム転送網内での通信に用いられる通信ポートである内部ポートと前記データフレーム転送網の外部のネットワークとの通信に用いられる通信ポートである外部ポートとを収容するデータフレーム処理装置であって、
    前記各通信ポートからデータフレームを受信するデータフレーム受信手段と、
    前記外部ポートから受信したデータフレームに対し、該データフレームに含まれるアドレスに基づき、前記データフレーム転送網から外部に送信する際に前記データフレーム転送網内で使用される送信装置において使用される送信先ポートと、該送信先ポートから送信する際の相手先となる装置とを示す識別子を特定する送信先特定手段と、
    前記外部ポートから受信したデータフレームに対し、ラベルを付与するとともに該ラベル内に前記識別子を埋め込み、送信データフレームを生成するカプセル化手段と、
    前記カプセル化手段から前記送信データフレームを受け取り、前記内部ポートを介して前記送信データフレームを前記データフレーム転送網内に送出するデータフレーム送信手段と、
    を有する、データフレーム処理装置。
  2. データフレーム転送網を構築し、前記データフレーム転送網内での通信に用いられる通信ポートである内部ポートと前記データフレーム転送網の外部のネットワークとの通信に用いられる通信ポートである外部ポートとを収容するデータフレーム処理装置であって、
    前記各通信ポートからデータフレームを受信するデータフレーム受信手段と、
    前記内部ポートから受信したデータフレームから、該データフレームに付与されたラベルを取り出し、該ラベルから、前記データフレーム転送網から外部に送信する際の前記データフレーム転送網内で使用される送信装置において使用される送信先ポートと、該送信先ポートから送信する際の相手先となる装置とを示す識別子を取り出すデカプセル化手段と、
    前記デカプセル化手段から、前記ラベルを除去されたデータフレームを受け取り、前記識別子で特定された送信先ポートに対応する前記外部ポートから、前記識別子で特定された装置に向けて、前記データフレームを送出するデータフレーム送信手段と、
    を有する、データフレーム処理装置。
  3. データフレーム転送網を構築し、前記データフレーム転送網内での通信に用いられる通信ポートである内部ポートと前記データフレーム転送網の外部のネットワークとの通信に用いられる通信ポートである外部ポートとを収容するデータフレーム処理装置であって、
    前記各通信ポートからデータフレームを受信するデータフレーム受信手段と、
    前記外部ポートから受信したデータフレームに対し、該データフレームに含まれるアドレスに基づき、前記データフレーム転送網から外部に送信する際の前記データフレーム転送網内で使用される送信装置において使用される送信先ポートと、該送信先ポートから送信する際の相手先となる装置とを示す識別子を特定する送信先特定手段と、
    前記外部ポートから受信したデータフレームに対し、ラベルを付与するとともに該ラベル内に前記識別子を埋め込み、送信データフレームを生成するカプセル化手段と、
    前記内部ポートから受信したデータフレームから、該データフレームに付与された前記ラベルを取り出し、該ラベルから前記識別子を取り出すデカプセル化手段と、
    前記カプセル化手段から前記送信データフレームを受け取った場合に、前記内部ポートを介して前記送信データフレームを前記データフレーム転送網内に送出し、かつ、デカプセル化手段から前記ラベルを除去されたデータフレームを受け取った場合に、前記識別子で特定された送信先ポートに対応する前記外部ポートから、前記識別子で特定された装置に向けて、前記ラベルを除去されたデータフレームを送出するデータフレーム送信手段と、
    を有する、データフレーム処理装置。
  4. サービス処理装置を含んだデータフレーム転送網を構築し、前記データフレーム転送網内での通信に用いられる通信ポートである内部ポートと、前記データフレーム転送網の外部のネットワークとの通信に用いられる通信ポートである外部ポートとを収容するデータフレーム処理装置であって、
    前記各通信ポートからデータフレームを受信するデータフレーム受信手段と、
    前記外部ポートから受信したデータフレームに対し、該データフレームに含まれるアドレスに基づき、前記データフレーム転送網での転送経路における次に転送される装置から最後の装置までの装置群を示す第1の識別子と、前記最後の装置において使用される送信先ポートと該送信先ポートから送信する際の相手先となる装置とを特定する情報を示す第2の識別子を特定する送信先特定手段と、
    前記外部ポートから受信したデータフレームに対し、ラベルを付与するとともに該ラベル内に前記第1および第2の識別子を埋め込み、送信データフレームを生成するカプセル化手段と、
    前記カプセル化手段から前記送信データフレームを受け取り、前記内部ポートを介して前記送信データフレームを前記次に転送される装置に送信するデータフレーム送信手段と、
    を有する、データフレーム処理装置。
  5. サービス処理装置を含んだデータフレーム転送網を構築し、前記データフレーム転送網内での通信に用いられる通信ポートである内部ポートと、前記データフレーム転送網の外部のネットワークとの通信に用いられる通信ポートである外部ポートとを収容するデータフレーム処理装置であって、
    前記各通信ポートからデータフレームを受信するデータフレーム受信手段と、
    前記外部ポートから受信したデータフレームに対し、該データフレームに含まれるアドレスに基づき、前記データフレーム転送網での転送経路における次に転送される装置から最後の装置までの装置群を示す第1の識別子と、前記最後の装置において使用される送信先ポートと該送信先ポートから送信する際の相手先となる装置とを特定する情報を示す第2の識別子を特定する送信先特定手段と、
    前記外部ポートから受信したデータフレームに対し、ラベルを付与するとともに該ラベル内に前記第1および第2の識別子を埋め込み、送信データフレームを生成するカプセル化手段と、
    前記内部ポートから受信したデータフレームから、該データフレームに付与されたラベルを取り出し、該ラベルから前記第2の識別子を取り出すデカプセル化手段と、
    前記カプセル化手段から前記送信データフレームを受け取った場合に、前記内部ポートを介して前記送信データフレームを前記次に転送される装置に送信し、かつ、デカプセル化手段から前記ラベルを除去されたデータフレームを受け取った場合に、前記第2の識別子で特定された送信先ポートに対応する前記外部ポートから、前記第2の識別子で特定された装置に向けて、前記ラベルを除去されたデータフレームを送出するデータフレーム送信手段と、
    を有する、データフレーム処理装置。
  6. 前記次に転送される装置が自データフレーム処理装置である場合には、前記カプセル化手段は前記第1および第2の識別子の埋め込みを行わず、前記データフレーム送信手段は、前記外部ポートから受信したデータフレームを、該データフレームに含まれるアドレスに基づく自データフレーム処理装置のいずれかの外部ポートから送出する、請求項4または5に記載のデータフレーム処理装置。
  7. 前記各識別子はMPLSのShimヘッダのラベルフィールドに埋め込まれる、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のデータフレーム処理装置。
  8. 複数のデータフレーム処理装置を有するデータフレーム転送網におけるデータフレーム転送方法であり、前記各データフレーム処理装置は、前記データフレーム転送網内での通信に用いられる通信ポートである内部ポートと前記データフレーム転送網の外部のネットワークとの通信に用いられる通信ポートである外部ポートとを収容している、データフレーム処理方法であって、
    第1のデータフレーム処理装置において、前記第1のデータフレーム処理装置の外部ポートからのネットワークからデータフレームを受信し、該受信したデータフレームに対し、該データフレームに含まれるアドレスに基づき、前記データフレーム転送網から外部に送信する際に前記データフレーム転送網内で使用される第2のデータフレーム処理装置において使用される送信先ポートと、該送信先ポートから送信する際の相手先となる装置とを示す識別子を特定するステップと、
    前記第1のデータフレーム処理装置において、前記外部ポートから受信したデータフレームに対し、ラベルを付与するとともに該ラベル内に前記識別子を埋め込み、送信データフレームを生成する段階と、
    前記第1のデータフレーム処理装置の内部ポートを介して前記送信データフレームを前記第2のデータフレーム処理装置に送信する段階と、
    前記第2のデータフレーム処理装置において、前記第2のデータフレーム処理装置の内部ポートから前記送信データフレームを受信する段階と、
    前記第2のデータフレーム処理装置において、前記送信データフレームから前記ラベルを取り出し、該ラベルから前記識別子を取り出す段階と、
    前記識別子で特定された送信先ポートに対応する前記第2のデータフレーム処理装置の外部ポートから、前記識別子で特定された装置に向けて、データフレームを送出する段階と、
    を有する、データフレーム処理方法。
  9. 複数のデータフレーム処理装置とサービス処理装置とを有するデータフレーム転送網におけるデータフレーム転送方法であり、前記各データフレーム処理装置は、前記データフレーム転送網内での通信に用いられる通信ポートである内部ポートと前記データフレーム転送網の外部のネットワークとの通信に用いられる通信ポートである外部ポートとを収容している、データフレーム処理方法であって、
    第1のデータフレーム処理装置において、前記第1のデータフレーム処理装置の外部ポートからのネットワークからデータフレームを受信し、該受信したデータフレームに対し、該データフレームに含まれるアドレスに基づき、前記データフレーム転送網での転送経路における次に転送される装置から最後の装置までの装置群を示す第1の識別子と、前記最後の装置である第2のデータフレーム装置において使用される送信先ポートと該送信先ポートから送信する際の相手先となる装置とを特定する情報を示す第2の識別子を特定するステップと、
    前記第1のデータフレーム処理装置において、前記外部ポートから受信したデータフレームに対し、ラベルを付与するとともに該ラベル内に前記第1および第2の識別子を埋め込み、送信データフレームを生成する段階と、
    前記第1のデータフレーム処理装置の内部ポートを介して前記送信データフレームを前記データフレーム転送網内に送信する段階と、
    前記データフレーム転送網内において前記第1の識別子に記述された転送順で前記送信データフレームを転送する段階と、
    前記第2のデータフレーム処理装置において、前記第2のデータフレーム処理装置の内部ポートから前記送信データフレームを受信する段階と、
    前記第2のデータフレーム処理装置において、前記送信データフレームから前記ラベルを取り出し、該ラベルから前記第2の識別子を取り出す段階と、
    前記第2の識別子で特定された送信先ポートに対応する前記第2のデータフレーム処理装置の外部ポートから、前記第2の識別子で特定された装置に向けて、データフレームを送出する段階と、
    を有する、データフレーム処理方法。
  10. 前記識別子はMPLSのShimヘッダのラベルフィールドに埋め込まれる、請求項8または9に記載のデータフレーム処理方法。
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