JP2006350139A - 情報提供装置、情報取得装置、秘匿化システム、情報提供方法、情報取得方法、情報提供プログラム及び情報取得プログラム - Google Patents

情報提供装置、情報取得装置、秘匿化システム、情報提供方法、情報取得方法、情報提供プログラム及び情報取得プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 文字情報の秘匿化が行われる際における適切な情報分析を可能とした情報提供装置、情報取得装置、情報提供方法、情報取得方法、情報提供プログラム及び情報取得プログラムを提供する。
【解決手段】 情報システム100において、情報提供装置10は、情報取得装置20に対して、提供対象である日報データについて、秘匿化対象の文字情報を秘匿化して提供するとともに、その日報データに関連する追加情報についても、秘匿化対象の文字情報を秘匿化して提供する。情報取得装置20は、これら秘匿化対象の文字情報が秘匿化された日報データ及び追加情報を取得して、情報分析を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、業務活動等を記録した日報に代表される情報を秘匿化して提供及び取得するための技術に関する。
業務活動において収集される情報の共有や現場での活動の管理・支援のために、従来から活動記録を残すことが行われている。例えば営業活動においては、営業担当員が業務上得た情報を交えて日々の活動を日報などの形で記録することが行われている。情報技術の進展により活動記録は企業活動上有用な情報を抽出する源泉としても注目され始め、例えばテキストマイニング等の技術を利用して業務活動上の判断に有用な情報を活動記録から導き出すことや、業務分析に供し、営業活動の改善等に役立てたりすることが試みられている。それらの活動記録の活用には、必ずしも活動記録を保持している組織が独自に行うだけでなく、他者または第三者の専門的な分析サービス等を利用することも行われる。
しかし、業務上収集される情報には秘匿すべき情報が少なからず含まれており、事故やウィルス被害などの事態を含め、秘匿すべき情報が流出・漏洩する可能性を極力避けることが必要とされている。このためには、他者への情報の開示には慎重を期すことが必要とされ、外部に情報を開示する際にはあらかじめ一部の情報を隠してから開示することが行われてきた。
例えば、特許文献1は、企業の格付けの際に機密情報をそのまま開示せず、格付けの計算処理の一部を先行して行った後の情報を開示する構成をとることにより、機密情報を開示することなく格付け評価を外部機関から得る技術を開示している。
また、特許文献2は、電子商取引におけるサービスの履歴をマーケティングリサーチなどのために第三者に利用させるための技術を開示しており。サービスの利用者識別情報を匿名化することに加え、第三者での分析を豊かなものにするための追加情報を追加して情報を提供する技術を開示している。
特開2001−52051号 特開2004−234381号
しかしながら、上述した従来の情報の秘匿化の技術が用いられると、営業日報やセールストークの分析など、自然言語を記録した情報の分析を第三者に依頼するような場合、その第三者が十分な分析を行うことができない。具体的には、特許文献1では、格付けの元となる情報を数値化することが前提となることと、数値化された情報の計算方法が固定化していることを前提としているため、技術動向や市場動向など様々な要因により変化が多く、且つ、多様である自然言語を入力とした情報分析にそのまま適用することはできなかった。
また、特許文献2では、開示することができない個々の情報が秘匿化されるため、自然言語等のテキスト情報により記録された情報へも適用すること可能である一方で、営業日報などの情報に適用しても、記録を残した利用者(営業日報を例にとれば営業担当者)の秘匿化は行われるが、営業日報内にテキスト情報として記録された顧客の情報等の秘匿化が行われない。更には、特許文献2では、第三者による情報分析を豊かにするための追加情報があらかじめ登録されている利用者(営業日報を例にとれば営業担当者)についての属性情報であり、開示するか否かの択一的な制御技術が開示されているに留まる。例えば、営業担当者のコミュニケーションを分析したい場合などでは具体的な所属部門名よりも同僚関係や指揮命令者との関係等が分析に必要である場合があるのに対し、各営業担当者についてあらかじめ登録されている追加情報として所属部署が登録されているが、具体的な所属部門名が開示できないという理由から該追加情報が何も開示できないという場合も起こり得る。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、文字情報の秘匿化が行われる際における適切な情報分析を可能とした情報提供装置、情報取得装置、情報提供方法、情報取得方法、情報提供プログラム及び情報取得プログラムを提供することを目的としている。
本発明に係る、文字情報を秘匿化して情報取得装置に提供する情報提供装置は、文字情報集合に含まれる文字情報のうち、秘匿化対象文字情報を秘匿化するとともに、前記文字情報集合に含まれる文字情報と関連する追加情報に含まれる文字情報のうち、秘匿化対象情報を秘匿化する秘匿化手段と、前記秘匿化手段により秘匿化対象情報が秘匿化された文字情報集合及び追加情報を前記情報取得装置へ提供する提供手段とを有する。これにより、文字情報集合に含まれる文字情報のうち、秘匿化対象の文字情報が秘匿化されて提供される一方、情報分析に必要となる追加情報についても、秘匿化対象の文字情報が秘匿化されて提供されるため、文字情報の秘匿化が行われる際における情報提供先である情報取得装置での適切な情報分析が可能となる。
好ましくは、情報提供装置は、前記情報取得装置からの文字情報集合の要求があった場合に、前記文字情報集合に含まれる各文字情報が秘匿化対象であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果を前記情報取得装置へ通知する通知手段と、前記情報取得装置との間で前記追加情報の提供に関する交渉を行う交渉手段と、前記交渉手段による交渉の結果に基づいて、前記文字情報集合から前記追加情報を生成する追加情報生成手段と、前記文字情報集合及び前記追加情報に含まれる文字情報のうち、前記秘匿化対象文字情報を判別する判別手段とを有し、前記秘匿化手段は、前記判別手段により判別された秘匿化対象文字情報を秘匿化する。これにより、情報提供装置からの要求に応じて秘匿化すべき文字情報のみを適切に秘匿化することができるとともに、情報取得装置における情報分析のための適切な追加情報の提供が可能となる。好ましくは、前記追加情報生成手段による処理手順は、前記交渉手段による交渉の結果に基づいて前記情報取得装置において構成される。好ましくは、前記秘匿化手段は、前記文字情報集合と前記追加情報との対応関係を維持して秘匿化を行う。好ましくは、前記情報取得装置において前記文字情報集合及び追加情報の分析が終了するまで前記秘匿化手段による前記文字情報集合及び追加情報の秘匿化前後の関係情報を保持する保持手段を有する。
好ましくは、前記追加情報生成手段は、前記文字情報集合が保持されている装置とは別の装置に構成される。これにより、文字情報集合に対する不正なアクセスを物理的に防止するとともに、不正なアクセスへの危惧を除くことが可能となる。好ましくは、前記追加情報生成手段は、前記情報取得装置からの前記追加情報の生成のためのプログラムを取得し、該プログラムを実行する。
また、本発明に係る情報提供装置は、文字情報集合に含まれる文字情報のうち、秘匿化対象文字情報を秘匿化するとともに、前記文字情報集合に含まれる文字情報と関連する追加情報に含まれる文字情報のうち、秘匿化対象情報を秘匿化する秘匿化手段と、前記秘匿化手段により秘匿化対象情報が秘匿化された文字情報集合及び追加情報を提供する提供手段とを有する。
また、本発明に係る、情報提供装置からの文字情報を取得する情報取得装置は、前記情報提供装置に対して、文字情報集合を要求する要求手段と、前記情報提供装置との間で前記文字情報集合に含まれる文字情報と関連する追加情報の取得に関する交渉を行う交渉手段と、前記情報提供装置からの秘匿化対象文字情報が秘匿化された文字情報集合及び追加情報を取得する取得手段とを有する。これにより、秘匿化対象の文字情報が秘匿化されて提供された文字情報集合を取得する一方、情報分析に必要となる追加情報についても、秘匿化対象の文字情報が秘匿化されているが、関係情報等について秘匿化前の状態が維持されたものを取得することができ、文字情報の秘匿化が行われる際においても適切な情報分析が可能となる。
好ましくは、前記要求手段が、要求する前記文字情報集合に、対応する分析手順に関する情報を対応付けて前記情報提供装置へ送信し、前記交渉手段が、前記文字情報集合に前記追加情報を加えて分析を行う際に、必要な情報が取得可能か否かを判定し、取得可能でない場合に、前記分析の手順の修正と、前記情報提供装置に対する代替の追加情報の要求とのいずれかを行い、前記交渉手段による交渉において設定された分析の手順と代替の追加情報の項目とに基づいて、前記追加情報の抽出手順と、前記分析の手順を構成、又は、選択する分析構成・選択手段を有する。好ましくは、前記要求手段は、前記追加情報の生成のためのプログラムを生成し、前記情報提供装置へ送信する。
また、本発明に係る情報取得装置は、文字情報集合を要求する要求手段と、要求先との間で前記文字情報集合に含まれる文字情報と関連する追加情報の取得に関する交渉を行う交渉手段と、秘匿化対象文字情報が秘匿化された文字情報集合及び追加情報を取得する取得手段とを有する。
また、本発明に係る秘匿化システムは、文字情報集合の情報提供元と情報提供先との間で前記文字情報集合に含まれる文字情報と関連する追加情報の取得に関する交渉を行う交渉手段と、前記情報提供元において、文字情報集合に含まれる文字情報のうち、秘匿化対象文字情報を秘匿化するとともに、前記文字情報集合に含まれる文字情報と関連する追加情報に含まれる文字情報のうち、秘匿化対象情報を秘匿化する秘匿化手段と、前記情報提供元から前記情報提供先に対して、前記秘匿化手段により秘匿化対象情報が秘匿化された文字情報集合及び追加情報を提供する提供手段とを有する。
また、本発明に係る、文字情報を秘匿化して情報提供先に提供する情報提供方法は、文字情報集合に含まれる文字情報のうち、秘匿化対象文字情報を秘匿化するとともに、前記文字情報集合に含まれる文字情報と関連する追加情報に含まれる文字情報のうち、秘匿化対象文字情報を秘匿化する秘匿化ステップと、前記秘匿化ステップにより秘匿化対象文字情報が秘匿化された文字情報集合及び追加情報を前記情報提供先へ提供する提供ステップとを有する。
好ましくは、情報提供方法は、前記情報提供先からの文字情報集合の要求があった場合に、前記文字情報集合に含まれる各文字情報が秘匿化対象であるか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップによる判定結果を前記情報提供先へ通知する通知ステップと、前記情報提供先との間で前記追加情報の提供に関する交渉を行う交渉ステップと、前記交渉ステップによる交渉の結果に基づいて、前記文字情報集合から前記追加情報を生成する追加情報生成ステップと、前記文字情報集合及び前記追加情報に含まれる文字情報のうち、前記秘匿化対象文字情報を判別する判別ステップとを有し、前記秘匿化ステップが、前記判別ステップにより判別された秘匿化対象文字情報を秘匿化する。好ましくは、前記追加情報生成ステップによる処理手順が、前記交渉手段による交渉の結果に基づいて前記情報提供先において構成される。好ましくは、前記秘匿化ステップが、前記文字情報集合と前記追加情報との対応関係を維持して秘匿化を行う。好ましくは、前記情報提供先において前記文字情報集合及び追加情報の分析が終了するまで前記秘匿化ステップによる前記文字情報集合及び追加情報の秘匿化前後の関係情報を保持する保持ステップを有する。
また、本発明に係る、情報提供元からの文字情報を取得する情報取得方法は、前記情報提供元に対して、文字情報集合を要求する要求ステップと、前記情報提供元との間で前記文字情報集合に含まれる文字情報と関連する追加情報の取得に関する交渉を行う交渉ステップと、前記情報提供元からの秘匿化対象文字情報が秘匿化された文字情報集合及び追加情報を取得する取得ステップとを有する。好ましくは、前記要求ステップは、要求する前記文字情報集合に、対応する分析手順に関する情報を対応付けて前記情報提供元へ送信し、前記交渉ステップは、前記文字情報集合に前記追加情報を加えて分析を行う際に、必要な情報が取得可能か否かを判定し、取得可能でない場合に、前記分析の手順の修正と、前記情報提供元に対する代替の追加情報の要求とのいずれかを行い、前記交渉ステップによる交渉において設定された分析の手順と代替の追加情報の項目とに基づいて、前記追加情報の抽出手順と、前記分析の手順を構成、又は、選択する分析構成・選択ステップを有する。好ましくは、前記追加情報生成ステップは、前記情報提供先からの前記追加情報の生成のためのプログラムを取得し、該プログラムを実行する。
また、本発明に係る、文字情報を秘匿化して情報提供先に提供する情報提供プログラムであって、文字情報集合に含まれる文字情報のうち、秘匿化対象文字情報を秘匿化するとともに、前記文字情報集合に含まれる文字情報と関連する追加情報に含まれる文字情報のうち、秘匿化対象文字情報を秘匿化する秘匿化ステップと、前記秘匿化手段により秘匿化対象文字情報が秘匿化された文字情報集合及び追加情報を前記情報提供先へ提供する提供ステップとを有する。また、本発明に係る、情報提供元からの文字情報を取得する情報取得プログラムは、前記情報提供元に対して、文字情報集合を要求する要求ステップと、前記情報提供元との間で前記文字情報集合に含まれる文字情報と関連する追加情報の取得に関する交渉を行う交渉ステップと、前記情報提供元からの秘匿化対象文字情報が秘匿化された文字情報集合及び追加情報を取得する取得ステップとを有する。好ましくは、前記要求ステップは、前記追加情報の生成のためのプログラムを生成し、前記情報提供元へ送信する。
本発明によれば、文字情報集合に含まれる文字情報のうち、秘匿化対象の文字情報が秘匿化されて提供される一方、情報分析に必要となる追加情報についても、秘匿化対象の文字情報が秘匿化されて提供されるため、文字情報の秘匿化が行われる際における情報提供先での適切な情報分析が可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例に係る情報システムの構成を示す図である。図1に示す情報システム100は、文字情報集合としての業務情報を提供する情報提供装置10と、この情報提供装置100からの業務情報を取得して、各種の情報分析を行う情報取得装置20とを有する。情報提供装置10は、情報提供判定部11、業務情報抽出部12、業務情報保持部13、追加情報要求実行部14、秘匿化処理部15及び情報送信部16を有する。一方、情報取得装置20は、情報要求部21、追加情報要求生成部22及び情報受信部23を有する。
図2は、情報システム100のハードウェア構成の一例を示す図である。図2において、情報提供装置10は、業務サーバ111、通信サーバ112、業務サーバ113及び通信ネットワーク114により構成され、情報取得装置20は、サーバ120により構成される。情報提供装置10内のサーバ111と情報取得装置20との間は、インターネット等の通信ネットワーク130により接続される。情報提供装置10において、業務サーバ111と業務サーバ113との間は、通信サーバ112及びLAN等の通信ネットワーク114により接続される。
図2において、情報提供装置10における業務サーバ111は、図1における追加情報要求実行部14に対応し、業務サーバ113は、図1における情報提供判定部11、業務情報抽出部12、業務情報保持部13、秘匿化処理部15及び情報送信部16に対応する。また、図2において、情報取得装置におけるサーバ120は、情報要求部21、追加情報要求生成部22及び情報受信部23に対応する。
次に、情報システム100の動作を説明する。図3は、情報システム100の動作を示すシーケンス図である。情報取得装置20内の情報要求部21は、情報提供装置10内の情報提供判定部11に対して、所定の文字情報集合としての業務情報の提供要求を送信する(ステップ101)。情報提供装置10内の情報提供判定部11は、この提供要求を受信すると、提供を要求された業務情報(日報データ)に含まれる各文字情報について、そのまま提供可能な文字情報と、秘匿化した上で提供しなければならない文字情報(秘匿化対象文字情報)とを判定する(ステップ102)。そして、情報提供判定部11は、その判定結果の通知である提供可能情報通知を情報取得装置20内の情報要求部21へ送信する(ステップ103)。
図4は、上述したステップ101ないし103の動作の具体例である。情報取得装置20内の情報要求部21は、ステップ101において、情報提供装置10内の情報提供判定部11に対して、業務情報としての日報データの提供要求を送信する。日報データは、日付毎に自然言語で記載された1つの記事データに、日時を表す日時データが付加されて構成されている。
情報提供装置10内の情報提供判定部11は、この日報データの提供要求を受信すると、ステップ102において、提供を要求された日報データに含まれる各文字情報のうち、人名、企業名、部門名が秘匿化対象であると判定する。そして、情報提供判定部11は、提供可能情報通知として、日報データが秘匿化された後に提供可能であり、その秘匿化の対象の文字情報が人名、企業名、部門名であることを示す情報「日報データ:秘匿化処理後提供可、(秘匿:人名)、(秘匿:企業名)、(秘匿:部門名)」を、情報取得装置20内の情報要求部21へ送信する。
再び、図3に戻って説明する。情報取得装置20内の情報要求部21は、情報提供装置10内の情報提供判定部11からの提供可能情報通知を受信すると、当該提供可能情報通知を追加情報要求命令生成部22へ出力する。追加情報要求命令生成部22は、情報分析において不足している情報、すなわち、情報分析において追加すべき情報(追加情報)を判定する(ステップ104)。更に、追加情報要求命令生成部21は、情報提供装置10内の追加情報要求命令実行部14に対して、追加情報の提供の可否の問い合わせを送信する(ステップ105)。
図5は、上述したステップ104及び105の動作の具体例である。ここでは、情報取得装置20は、日報データに基づいて、顧客企業の企業系列関係と部門の種類とについて分析する分析メソッドを有しているものとする。また、情報取得装置20内の図示しない記憶装置には、図6(a)に示すように、企業名、企業系列及び企業系列関係の各情報の依存関係を表す情報と、図6(b)に示すように、部門名及び部門種類の各情報の依存関係を表す情報とが記憶されている。図6(a)に示す依存関係は、企業名から企業系列を導き、更に企業系列関係を導くという関係であり、企業名が秘匿されると企業名から企業系列を導くことができなくなり、企業系列が秘匿されても企業系列から企業系列関係を導くことができることを示す。一方、図6(b)に示す依存関係は、部門名から部門種類を導くという関係であり、部門名が秘匿されると部門名から部門種類を導くことができなくなることを示す。
情報取得装置20内の追加情報要求命令生成部22は、ステップ104において、提供可能情報通知に基づいて、日報データにおいて人名、企業名、部門名が秘匿されることを認識する。更に、追加情報要求命令生成部22は、図6(a)に示す依存関係を参照することにより、日報データにおける企業名が秘匿されることにより、企業名から企業系列を導くことができなくなると判定する。また、追加情報要求命令生成部22は、図6(b)に示す依存関係を参照することにより、日報データにおいて部門名が秘匿されることにより、部門名から部門種類を導くことができなくなると判定する。
そして、追加情報要求命令生成部22は、この判定結果に基づいて、ステップ105において、情報提供装置10内の追加情報要求命令実行部14に対して、企業名から企業系列を提供することの可否と部門名から部門種類を提供することの可否とを問い合わせる。
再び、図3に戻って説明する。情報提供装置10内の追加情報要求命令実行部14は、情報取得装置20内の追加情報要求命令生成部22からの追加情報の提供の可否の問い合わせを受信すると、その追加情報が提供可能であるか否かを判定する(ステップ106)。更に、追加情報要求命令実行部14は、その追加情報の提供可否の判定結果の通知を情報取得装置20内の追加情報要求命令生成部22に対して送信する(ステップ107)。
図7は、上述したステップ106及び107の動作の具体例である。情報提供装置10内の追加情報要求命令実行部14は、ステップ106において、追加情報の提供の可否の問い合わせである、企業名に対応する企業系列を提供することの可否と、部門名に対応する部門種類を提供することの可否との問い合わせを受信すると、図示しない記憶装置に企業名に対応する企業系列を提供することが可能であることや、部門名に対応する部門種類を提供することが可能であること等の提供の基準が記憶されている場合には、その基準を参照して、提供の可否を判定する。あるいは、追加情報要求命令実行部14は、予め予測することができない種類の情報の提供の可否の問い合わせであって、提供の基準が記憶装置に記憶されていない場合には、図示しない表示装置に、その問い合わせについて表示を行い、適当な作業者によって入力される判断結果に応じて、提供の可否を判定する。
ここでは、追加情報要求命令実行部14は、ステップ106において、企業名に対応する企業系列を提供することは可能であるが、企業系列は秘匿されると判定するとともに、部門名に対応する部門種類を提供することが可能であると判定し、ステップ107において、その追加情報の提供可否の判定結果の通知を情報取得装置20内の追加情報要求命令生成部22に対して送信する。
再び、図3に戻って説明する。情報提供装置10内の追加情報要求命令生成部22は、情報提供装置10内の追加情報要求命令実行部14からの追加情報の提供可否の判定結果の通知を受信すると、その判定結果の内容に応じて、追加情報要求命令実行部14との間で追加情報の提供の交渉を行う(ステップ108及び109)。
図8は、上述したステップ108及び109の動作の具体例である。情報提供装置10内の追加情報要求命令生成部22は、情報提供装置10内の追加情報要求命令実行部14からの追加情報の提供可否の判定結果の通知である、企業名に対応する企業系列を提供することは可能であるが、企業系列は秘匿されるとの判定結果、及び、部門名に対応する部門種類を提供することが可能であるとの判定結果を受信すると、その判定結果の内容に基づいて、例えば、企業系列について1対1の秘匿化(秘匿化前の情報と秘匿化後の情報とが1対1に対応する秘匿化)とすることを要求する等、追加情報の提供について、追加情報要求命令実行部14との間で交渉を行う。
交渉の成立については、様々な態様が考えられるが、ここでは企業系列について1対1の秘匿化を行うことで交渉が成立すると、追加情報要求命令生成部22と追加情報要求命令実行部14との間で、追加情報提供の交渉完了の通知が取り交わされる。その後、追加情報要求命令生成部22は、追加情報要求命令実行部14に対して、追加情報要求命令生成部22と追加情報要求命令実行部14との間の使用可能なインタフェースを特定して通知する。図8では、Java(登録商標)言語風に通知されるインタフェースが例示されている。ここで、「interface 日報セット」は、日報データを取り出すインタフェースの例であり、「interface 追加情報」は、抽出した追加情報を出力するためのインタフェースの例である。
再び、図3に戻って説明する。情報取得装置20内の追加情報要求命令生成部22は、交渉成立後、追加情報要求命令生成部22と追加情報要求命令実行部14との間のインタフェースと、追加情報の提供の交渉で定められた条件に基づいて、追加情報要求命令を生成する(ステップ110)。追加情報生成命令には、提供を要求する追加情報に対応して生成される、追加情報要求命令生成部22と追加情報要求命令実行部14との間のインタフェースをつなぐためのプログラムモジュール群の実行を指示する制御命令が含まれている。
図9は、追加情報要求命令生成部22によるプログラムモジュール群の生成を示すフローチャートである。まず、追加情報要求命令生成部22は、追加情報要求命令実行部14との間の使用可能なインタフェースを特定する(ステップ201)。次に、追加情報要求命令生成部22は、提供を要求する追加情報のうち、プログラムモジュール群の生成対象となっていない追加情報(未選択の追加情報)があるか否かを判定する(ステップ202)。未選択の追加情報がない場合には、追加情報要求命令生成部22は、プログラムモジュール群の整理を行って(ステップ206)、一連の動作を終了する。
一方、未選択の追加情報がある場合、追加情報要求命令生成部22は、その未選択の追加情報の1つを選択し(ステップ203)、図示しない記憶装置に記憶されているプログラムモジュールの中からその選択した追加情報に対応するプログラムモジュールを選択する(ステップ204)。図10は、プログラムモジュールの一例であり、企業名に対応する企業系列や、部門名に対応する部門種類の提供及び取得に必要なプログラムモジュールが含まれている。
そして、追加情報要求命令生成部22は、選択したプログラムモジュールを結合することにより、追加情報に対応するプログラムモジュール群を生成する(ステップ205)。例えば、企業名に対応する企業系列が追加情報である場合、追加情報要求命令生成部22は、図10に示すプログラムモジュールから必要なプログラムモジュールを選択して結合することにより、図11(a)に示すプログラムモジュール群を生成する。また、部門名に対応する部門種類が追加情報である場合、追加情報要求命令生成部22は、図10に示すプログラムモジュールから必要なプログラムモジュールを選択して結合することにより、図11(b)に示すプログラムモジュール群を生成する。その後、未選択の追加情報があるか否かの判定(ステップ202)以降の動作が繰り返される。
再び、図3に戻って説明する。情報取得装置20内の追加情報要求命令生成部22は、生成した追加情報要求命令を情報提供装置10内の追加情報要求命令実行部14へ送信する(ステップ112)。
一方、情報提供装置10内の業務情報抽出部12は、情報提供の準備を開始する(ステップ111)。具体的には、業務情報抽出部12は、情報提供判定部11からの提供可能情報通知に基づいて、提供すべき日報データを特定し、更に、交渉成立の通知を追加情報要求命令実行部から受けると、業務情報保持部13から提供すべき日報データを抽出する。
次に、情報提供装置10内の追加情報要求命令実行部14は、情報取得装置20内の追加情報要求命令生成部22からの追加情報要求命令を実行可能として実行する(ステップ113)。ここでは、追加情報要求命令実行部14は、図8に示すインタフェースの実体となるライブラリと追加情報要求命令とを結合し、更に、ステップ111における情報提供の準備処理によって抽出された日報データの全てに対して、順にあるいは並列に、図11に示すプログラムモジュール群を実行することによって追加情報を抽出する。なお、抽出される追加情報は、必要な文字情報のみによって構成されてもよく、図8に示した「追加情報.出力」のインタフェースにより、日報データにおける追加情報の抽出部分の文字情報が明確になるような形式のインタフェースやデータ構造で構成されるようにしてもよい。
更に、情報提供装置10内の秘匿化処理部15は、業務情報抽出部12によって抽出された日報データに含まれる各文字情報と、追加情報要求命令実行部14によって抽出された追加情報に含まれる各文字情報とついて、秘匿化の対象となるものを判定する。そして、秘匿化処理部15は、秘匿化の対象となる文字情報を秘匿化する(ステップ114)。
日報データは、情報提供装置10においてデータ構造が既知であり、また、追加情報についても、インタフェースの実体に基づいてデータ構造が既知である。秘匿化処理部15は、日報データ及び追加情報に含まれる人名、企業名、部門名及び企業系列の各文字情報を、これら文字情報と1対1に対応する文字情報(記号)に置き換える。ここでは、秘匿化処理部15は、予め用意された人名、企業名、部門名のリストに対応する文字情報を日報データ及び追加情報から検知して、その検知した文字情報を予め定められた文字情報に置き換える。また、秘匿化処理部15は、リストに存在しない企業系列の文字情報については、公知の固有名詞技術等を応用することにより検知して、その検知した文字情報を予め定められた文字情報に置き換える。
例えば、秘匿化処理部15は、図12の日報データaにおける、企業名の文字情報である「いろは銀行」を「AA1AA」に置き換え、部門名の文字情報である「システム統括部」を「BB1BB」に置き換え、人名の文字情報である「ほへとさん」を「CC1CC」に置き換えることにより、図13に示す秘匿化後日報データaを生成する。この秘匿化後日報データaには、日報データaを秘匿化したものであることを示す情報が含まれる。また、秘匿化処理部15は、図12の日報データbにおける、企業名の文字情報である「いろは証券」を「AA2AA」に置き換え、部門名の文字情報である「システム管理部」を「BB2BB」に置き換え、人名の文字情報である「ちりぬさん」を「CC2CC」に置き換えることにより、図13に示す秘匿化後日報データbを生成する。この秘匿化後日報データbには、日報データbを秘匿化したものであることを示す情報が含まれる。
同様に、秘匿化処理部15は、図14の追加情報aにおける、企業名の文字情報である「いろは銀行」を「AA1AA」に置き換え、部門名の文字情報である「システム統括部」を「BB1BB」に置き換え、企業系列「たれそ」を「DD1DD」に置き換えることにより、図15に示す秘匿化後追加情報aを生成する。この秘匿化後追加情報aには、日報データaに対応する追加情報であることを示す情報が含まれる。また、秘匿化処理部15は、図14の追加情報bにおける、企業名の文字情報である「いろは証券」を「AA2AA」に置き換え、部門名の文字情報である「システム管理部」を「BB2BB」に置き換え、企業系列「たれそ」を「DD1DD」に置き換えることにより、図15に示す秘匿化後追加情報bを生成する。この秘匿化後追加情報bには、日報データbに対応する追加情報であることを示す情報が含まれる。
また、秘匿化処理部15は、日報データの秘匿化を予め実行しておくとともに、その秘匿化の処理内容(例えば、文字情報の置き換えに関する情報)を保持しておき、追加情報抽出命令の実行時に動作する「interface 追加情報」の実体のプログラムが「出力」関数を動作させる都度、秘匿化後の追加情報を生成するようにしてもよい。また、秘匿化の処理内容は保持しておくことにより分析結果が返送されてきた際に秘匿化を解除することにも使用できる。
また、秘匿化処理部15は、日報データに含まれる秘匿化対象の文字情報と、秘匿化後の文字情報とを、必ずしも1対1に対応させる必要はないが、日報データと追加情報とで、同一の秘匿化対象の文字情報は、同一の秘匿化後の文字情報となるようにする、あるいは対応関係を記録した情報を別途用意するなど、日報データと追加情報との間での対応関係が維持される必要がある。
再び、図3に戻って説明する。情報提供装置10内の秘匿化処理部15は、秘匿化後の日報データ及び追加情報を情報送信部16へ出力する。情報送信部16は、これら秘匿化後の日報データ及び追加情報を、分析用情報として情報取得装置20内の情報受信部23へ送信する(ステップ115)。秘匿化後の日報データ及び追加情報のデータ構造については、予め情報提供装置10とい情報取得装置20との間で合意がなされている。
情報取得装置20内の情報受信部23は、情報提供装置10内の情報送信部16からの分析用情報を受信する(ステップ116)。その後、情報取得装置20は、所定の分析メソッドにより、分析用情報に基づく情報分析を行う。例えば、情報取得装置20は、図13に示す秘匿化後日報データと、図15に示す秘匿化後追加情報とからなる分析用情報を取得した場合には、「「AA1AA」社及び「AA2AA」社を有する企業系列「DD1DD」での部門種類「全社システム系部門」では、「AA1AA」社の部門「BB1BB」へのアプローチが有効である」との分析を行うことができる。
このように、情報システム100では、情報提供装置10は、情報取得装置20に対して、単に提供対象である日報データについて、秘匿化対象の文字情報を秘匿化して提供するだけでなく、その日報データに関連する追加情報についても、秘匿化対象の文字情報を秘匿化して提供する。このため、情報取得装置20は、秘匿化対象の文字情報が秘匿化された日報データのみでは得られない情報を得ることができ、適切な情報分析が可能となる。
また、追加情報の提供及び取得に際しては、情報提供装置10情報取得装置20との間で、交渉が行われ、情報提供装置10は、その交渉結果に応じて追加情報を提供するため、情報分析のための適切な追加情報の提供が可能となる。
更には、図2に示すように、情報提供装置10において、追加情報要求実行部14に対応する業務サーバ111と、情報提供判定部11、業務情報抽出部12、業務情報保持部13、秘匿化処理部15及び情報送信部16に対応する業務サーバ113とを別にすることにより、情報提供装置10は、より安全に追加情報抽出命令を実行して追加情報を生成することができる。具体的には、追加情報要求実行部14に対応する業務サーバ111は、通信サーバ112を介してのみ、業務サーバ113からの情報を取得するため、例えば、通信サーバ112が業務サーバ111と業務サーバ113との間の通信内容を監視することにより、追加情報抽出命令によって、情報取得装置20がアクセスの禁止されている不正な情報を取得すること等を、確実に防ぐことができることを情報提供装置を管理する人や組織が確信を持つことができる。
なお、秘匿化後の日報データ及び追加情報は、監視が容易な文字情報であることが望ましく、更に、構造化が必要な場合にはXMLなどのタグを用いた文字情報であることが好ましい。また、情報の配置位置などに暗号化された情報が隠蔽されているリスクを排除するために、情報取得装置10は、秘匿化処理の前後において、追加情報抽出命令の配列や一部の情報の修正等を行う構成にすることもできる。このような構成とすることにより、情報提供装置10は、不正な情報の流出を、更に確実に防ぐことが可能となり、確実に防ぐことができることを、情報提供装置を管理・運営する人や組織が確信することができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明に係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、追加情報要求命令生成部22は、追加情報要求命令実行部14との間で、使用可能なインタフェースの交渉を行うようにしてもよい。また、追加情報要求命令生成部22と追加情報要求命令実行部14は、それぞれ共通のインタフェースを元にプログラムモジュール群を用意してもよい。この場合、追加情報要求命令生成部22から追加情報要求命令実行部14へ通知されるインタフェースは、それら共通のインタフェースのうちの公開可能な一部のインタフェースとなる。
また、図16に示す情報システム100aのように、追加情報要求命令実行部14が業務情報保持部14から追加情報を直接に入手できる構成にしてもよい。この場合には、より正確な追加情報を得ることが可能となる。このような構成は、図8に示すインタフェースの実体を変更することによって実現可能であり、例えば、図8に示すインタフェースに公開可能な業務情報保持フ゛13への問い合わせ用のインタフェースが別途付加されるようにすることで実現可能である。更には、日報データを構成する自然言語からの単語の切り出しや固有名詞の抽出等を、情報取得装置20が図8に示すインタフェースの通知時等において同時に指示するようにしてもよい。この場合、追加情報要求命令のデータサイズを小さくすることができる。
また、情報取得装置2から情報提供装置10へ送られる、業務情報の提供要求、追加情報要求命令、追加情報提供可否の問い合わせのデータ項目に、データが必要となる分析メソッドの情報や情報分析の種類及び粒度の情報が含まれるようにし、情報提供装置10が、これらの情報を提供可能情報の判定と追加情報提供可否の判定における判定基準に用いる構成にしてもよい。これにより、情報提供装置10は、情報の秘匿の重要性と、情報取得装置20における情報分析の種類や粒度とを比較考量して、提供すべき情報の範囲や秘匿すべき情報の範囲を判断することが可能となる。
以上、説明したように、本発明に係る情報提供装置、情報取得装置、情報提供方法、情報取得方法、情報提供プログラム及び情報取得プログラムによれば、文字情報の秘匿化が行われる際における情報提供先での適切な情報分析が可能という効果を奏し、情報提供装置等として有用である。
情報システムの構成を示す図である。 情報システムのハードウェア構成の一例を示す図である。 情報システムの動作を示すシーケンス図である。 図3のステップ101ないし103の動作の具体例である。 図3のステップ104及び105の動作の具体例である。 各情報の依存関係を表す情報の一例を示す図である。 図3のステップ106及び107の動作の具体例である。 図3のステップ108及び109の動作の具体例である。 プログラムモジュール群の生成を示すフローチャートである。 プログラムモジュールの一例を示す図である。 プログラムモジュール群の一例を示す図である。 日報データの一例を示す図である。 秘匿化後日報データの一例を示す図である。 追加情報の一例を示す図である。 秘匿化後追加情報の一例を示す図である。 情報システムの他の構成を示す図である。
符号の説明
10 情報提供装置 11 情報提供判定部
12 業務情報抽出部 13 業務情報保持部
14 追加情報要求実行部 15 秘匿化処理部
16 情報送信部 20 情報取得装置
21 情報要求部 22 追加情報要求生成部
23 情報受信部 100、100a 情報システム
111、113 業務サーバ 112 通信サーバ
114、130 通信ネットワーク 120 サーバ

Claims (24)

  1. 文字情報を秘匿化して情報取得装置に提供する情報提供装置であって、
    文字情報集合に含まれる文字情報のうち、秘匿化対象文字情報を秘匿化するとともに、前記文字情報集合に含まれる文字情報と関連する追加情報に含まれる文字情報のうち、秘匿化対象情報を秘匿化する秘匿化手段と、
    前記秘匿化手段により秘匿化対象情報が秘匿化された文字情報集合及び追加情報を前記情報取得装置へ提供する提供手段とを有することを特徴とする情報提供装置。
  2. 前記情報取得装置からの文字情報集合の要求があった場合に、前記文字情報集合に含まれる各文字情報が秘匿化対象であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果を前記情報取得装置へ通知する通知手段と、
    前記情報取得装置との間で前記追加情報の提供に関する交渉を行う交渉手段と、
    前記交渉手段による交渉の結果に基づいて、前記文字情報集合から前記追加情報を生成する追加情報生成手段と、
    前記文字情報集合及び前記追加情報に含まれる文字情報のうち、前記秘匿化対象文字情報を判別する判別手段とを有し、
    前記秘匿化手段は、前記判別手段により判別された秘匿化対象文字情報を秘匿化する請求項1に記載の情報提供装置。
  3. 前記追加情報生成手段による処理手順は、前記交渉手段による交渉の結果に基づいて前記情報取得装置において構成されることを特徴とする請求項2に記載の情報提供装置。
  4. 前記秘匿化手段は、前記文字情報集合と前記追加情報との対応関係を維持して秘匿化を行うことを特徴とする請求項2又は3に記載の情報提供装置。
  5. 前記情報取得装置において前記文字情報集合及び追加情報の分析結果を受け取るまで前記秘匿化手段による前記文字情報集合及び追加情報の秘匿化前後の関係情報を保持する保持手段と該秘匿化前後の関係情報を用いて秘匿化を解除する秘匿化解除手段を有することを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の情報提供装置。
  6. 前記追加情報生成手段は、前記文字情報集合が保持運用されている装置とは通信を遮断できる別の装置に構成される請求項2乃至5のいずれかに記載の情報提供装置。
  7. 前記追加情報生成手段は、前記情報取得装置からの前記追加情報の生成のためのプログラムを取得し、該プログラムを実行することを特徴とする請求項2乃至6のいずれかに記載の情報提供装置。
  8. 文字情報集合に含まれる文字情報のうち、秘匿化対象文字情報を秘匿化するとともに、前記文字情報集合に含まれる文字情報と関連する追加情報に含まれる文字情報のうち、秘匿化対象情報を秘匿化する秘匿化手段と、
    前記秘匿化手段により秘匿化対象情報が秘匿化された文字情報集合及び追加情報を提供する提供手段とを有することを特徴とする情報提供装置。
  9. 情報提供装置からの文字情報を取得する情報取得装置であって、
    前記情報提供装置に対して、文字情報集合を要求する要求手段と、
    前記情報提供装置との間で前記文字情報集合に含まれる文字情報と関連する追加情報の取得に関する交渉を行う交渉手段と、
    前記情報提供装置からの秘匿化対象文字情報が秘匿化された文字情報集合及び追加情報を取得する取得手段とを有することを特徴とする情報取得装置。
  10. 前記要求手段は、要求する前記文字情報集合に、対応する分析手順に関する情報を対応付けて前記情報提供装置へ送信し、
    前記交渉手段は、前記文字情報集合に前記追加情報を加えて分析を行う際に、必要な情報が取得可能か否かを判定し、取得可能でない場合に、前記分析の手順の修正と、前記情報提供装置に対する代替の追加情報の要求とのいずれかを行い、
    前記交渉手段による交渉において設定された分析の手順と代替の追加情報の項目とに基づいて、前記追加情報の抽出手順と、前記分析の手順を構成、又は、選択する分析構成・選択手段を有することを特徴とする請求項9に記載の情報取得装置。
  11. 前記要求手段は、前記追加情報の生成のためのプログラムを生成し、前記情報提供装置へ送信することを特徴とする請求項9又は10に記載の情報取得装置。
  12. 文字情報集合を要求する要求手段と、
    要求先との間で前記文字情報集合に含まれる文字情報と関連する追加情報の取得に関する交渉を行う交渉手段と、
    秘匿化対象文字情報が秘匿化された文字情報集合及び追加情報を取得する取得手段とを有することを特徴とする情報取得装置。
  13. 文字情報集合の情報提供元と情報提供先との間で前記文字情報集合に含まれる文字情報と関連する追加情報の取得に関する交渉を行う交渉手段と、
    前記情報提供元において、文字情報集合に含まれる文字情報のうち、秘匿化対象文字情報を秘匿化するとともに、前記文字情報集合に含まれる文字情報と関連する追加情報に含まれる文字情報のうち、秘匿化対象情報を秘匿化する秘匿化手段と、
    前記情報提供元から前記情報提供先に対して、前記秘匿化手段により秘匿化対象情報が秘匿化された文字情報集合及び追加情報を提供する提供手段とを有することを特徴とする秘匿化システム。
  14. 文字情報を秘匿化して情報提供先に提供する情報提供方法であって、
    文字情報集合に含まれる文字情報のうち、秘匿化対象文字情報を秘匿化するとともに、前記文字情報集合に含まれる文字情報と関連する追加情報に含まれる文字情報のうち、秘匿化対象文字情報を秘匿化する秘匿化ステップと、
    前記秘匿化ステップにより秘匿化対象文字情報が秘匿化された文字情報集合及び追加情報を前記情報提供先へ提供する提供ステップと、
    を有する情報提供方法。
  15. 前記情報提供先からの文字情報集合の要求があった場合に、前記文字情報集合に含まれる各文字情報が秘匿化対象であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによる判定結果を前記情報提供先へ通知する通知ステップと、
    前記情報提供先との間で前記追加情報の提供に関する交渉を行う交渉ステップと、
    前記交渉ステップによる交渉の結果に基づいて、前記文字情報集合から前記追加情報を生成する追加情報生成ステップと、
    前記文字情報集合及び前記追加情報に含まれる文字情報のうち、前記秘匿化対象文字情報を判別する判別ステップとを有し、
    前記秘匿化ステップは、前記判別ステップにより判別された秘匿化対象文字情報を秘匿化する請求項14に記載の情報提供方法。
  16. 前記追加情報生成ステップによる処理手順は、前記交渉手段による交渉の結果に基づいて前記情報提供先において構成されることを特徴とする請求項15に記載の情報提供方法。
  17. 前記秘匿化ステップは、前記文字情報集合と前記追加情報との対応関係を維持して秘匿化を行うことを特徴とする請求項15又は16に記載の情報提供方法。
  18. 前記情報提供先において前記文字情報集合及び追加情報の分析が終了するまで前記秘匿化ステップによる前記文字情報集合及び追加情報の秘匿化前後の関係情報を保持する保持ステップを有することを特徴とする請求項15乃至17のいずれかに記載の情報提供方法。
  19. 前記追加情報生成ステップは、前記情報提供先からの前記追加情報の生成のためのプログラムを取得し、該プログラムを実行することを特徴とする請求項15乃至18のいずれかに記載の情報提供方法。
  20. 情報提供元からの文字情報を取得する情報取得方法であって、
    前記情報提供元に対して、文字情報集合を要求する要求ステップと、
    前記情報提供元との間で前記文字情報集合に含まれる文字情報と関連する追加情報の取得に関する交渉を行う交渉ステップと、
    前記情報提供元からの秘匿化対象文字情報が秘匿化された文字情報集合及び追加情報を取得する取得ステップと、
    を有する情報取得方法。
  21. 前記要求ステップは、要求する前記文字情報集合に、対応する分析手順に関する情報を対応付けて前記情報提供元へ送信し、
    前記交渉ステップは、前記文字情報集合に前記追加情報を加えて分析を行う際に、必要な情報が取得可能か否かを判定し、取得可能でない場合に、前記分析の手順の修正と、前記情報提供元に対する代替の追加情報の要求との少なくともいずれかを行い、
    前記交渉ステップによる交渉において設定された分析の手順と代替の追加情報の項目とに基づいて、前記追加情報の抽出手順と、前記分析の手順を構成、又は、選択する分析構成・選択ステップを有することを特徴とする請求項19に記載の情報取得方法。
  22. 前記要求ステップは、前記追加情報の生成のためのプログラムを生成し、前記情報提供元へ送信することを特徴とする請求項20又は21に記載の情報取得方法。
  23. 文字情報を秘匿化して情報提供先に提供する情報提供プログラムであって、
    文字情報集合に含まれる文字情報のうち、秘匿化対象文字情報を秘匿化するとともに、前記文字情報集合に含まれる文字情報と関連する追加情報に含まれる文字情報のうち、秘匿化対象文字情報を秘匿化する秘匿化ステップと、
    前記秘匿化手段により秘匿化対象文字情報が秘匿化された文字情報集合及び追加情報を前記情報提供先へ提供する提供ステップと、
    を有する情報提供プログラム。
  24. 情報提供元からの文字情報を取得する情報取得プログラムであって、
    前記情報提供元に対して、文字情報集合を要求する要求ステップと、
    前記情報提供元との間で前記文字情報集合に含まれる文字情報と関連する追加情報の取得に関する交渉を行う交渉ステップと、
    前記情報提供元からの秘匿化対象文字情報が秘匿化された文字情報集合及び追加情報を取得する取得ステップと、
    を有する情報取得プログラム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009048401A (ja) * 2007-08-20 2009-03-05 Hitachi Ltd トレース情報管理装置、トレース情報管理方法、プログラム、及び、トレース情報管理システム
JP2017162114A (ja) * 2016-03-08 2017-09-14 富士通株式会社 プログラム、情報処理方法および情報処理装置
WO2022269862A1 (ja) * 2021-06-24 2022-12-29 日本電信電話株式会社 顧客抽出システム、情報管理システム、分析依頼装置、顧客抽出方法、プログラム

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