JP2006349306A - Cooler for electronic equipment, and electronic equipment - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、電子機器用冷却装置および電子機器に関する。 The present invention relates to a cooling device for electronic devices and an electronic device.
撮像素子等の半導体素子を冷却する手段の1つとして毛管力循環(capillary pumped loops:CPL)を利用したヒートパイプが知られており、このヒートパイプは、蒸発部と凝縮部を気相路および液相路で繋ぎ、作動流体を内部で循環するように構成されている。凝縮部で液相となった作動流体は、液相路を通って蒸発部に達し、熱源(撮像素子)から熱を受け取って気体となり、気相となった作動流体は、気相路を通って凝縮部に達し、熱を放出して再び液体に戻る。以上の動作中、凝縮部では、気相路口から流入した作動流体が気相路口と液相路口を結ぶウィックと称する複数の毛管を通りながら気相から液相へ還元され、その液体が重力作用により液相路口へ還流する。したがって、気相路口から液相路口へ通じるウィックの延在方向が重力方向を向いている状態がヒートパイプを最も効率的に動作させる。 As one of means for cooling a semiconductor element such as an image pickup element, a heat pipe using capillary pumped loops (CPL) is known. This heat pipe connects an evaporation part and a condensation part to a gas phase path and It connects with a liquid phase path and is comprised so that a working fluid may be circulated inside. The working fluid that has become a liquid phase in the condensing unit reaches the evaporation unit through the liquid phase path, receives heat from a heat source (imaging device), becomes a gas, and the working fluid that has become a gas phase passes through the gas phase path. It reaches the condensing part, releases heat, and returns to the liquid again. During the operation described above, in the condensing unit, the working fluid flowing in from the gas phase channel port is reduced from the gas phase to the liquid phase while passing through a plurality of capillaries called wicks connecting the gas phase channel port and the liquid phase channel port, and the liquid acts by gravity. To return to the liquid phase port. Therefore, the state in which the extending direction of the wick leading from the gas phase path port to the liquid phase path port faces the direction of gravity operates the heat pipe most efficiently.
カメラなどの撮像装置は、様々な角度、姿勢で使用されることが多い。角度、姿勢が変化してもヒートパイプが動作するように、特許文献1の従来の装置では、気相路口を挟んで2つの液相路口を設け、平板上に、気相路口から液相路口へ通じる複数のウィックが多くの方向に延在するように、例えば放射状に形成している(例えば、特許文献1参照)。
Imaging devices such as cameras are often used at various angles and postures. In order to operate the heat pipe even if the angle and orientation change, the conventional apparatus of
特許文献1の装置では、気相路口から液相路口へ通じる複数のウィックのいずれかが重力方向を向いていれば、ヒートパイプが効率的に動作する。しかし、特許文献1の装置では、いずれのウィックも重力方向を向いていない水平状態となった場合では、動作しないか効率が著しく低下するという問題が起こる。
In the apparatus of
(1)本発明の請求項1による電子機器用冷却装置は、冷却対象で発生する熱が伝達され、その熱で作動流体を気化する蒸発部と、蒸発部で気化された作動流体を冷却して液化する凝縮部と、蒸発部で気化された作動流体を前記凝縮部へ移送する気相路と、凝縮部で液化された作動流体を蒸発部へ移送する液相路とを有する循環型の冷却装置であって、凝縮部は、全体外観形状が三角錐体を呈し、内部が中空状で互いに略直交する3面の構成体を少なくとも有し、構成体には、気相路が接続される作動流体入口と、液相路が接続される作動流体出口とが設けられ、作動流体入口から供給された作動流体が流れる第1の流路が、各構成体の中空状内部にそれぞれが連通して設けられ、第1の流路の周囲には、その第1の流路に供給された作動流体を凝縮する凝縮領域が設けられ、凝縮領域で凝縮された作動流体を作動流体出口に向けて移送する第2の流路が、その凝縮領域内に設けられていることを特徴とする。
(2)請求項2の発明は、請求項1の電子機器用冷却装置において、凝縮領域には、第1の流路から流入する作動流体を放熱するための複数の微小突起がマトリックス状に形成されていることを特徴とする。
(3)請求項3の発明は、請求項1または2の電子機器用冷却装置において、液相路および第2の流路は、毛管構造を有することを特徴とする。
(4)請求項4の電子機器は、内部に各種電子部品、電子基板を収容する筐体と、筐体に設けられた請求項1乃至3のいずれかの電子機器用冷却装置とを備え、電子機器用冷却装置の凝縮部は、筺体内の隅部の壁面に接して配設されることを特徴とする。
(1) A cooling device for electronic equipment according to
(2) The invention according to
(3) The invention of
(4) An electronic device according to a fourth aspect includes a housing that accommodates various electronic components and an electronic substrate therein, and the electronic device cooling device according to any one of the first to third aspects provided in the housing. The condensing part of the cooling device for electronic devices is disposed in contact with the wall surface of the corner in the housing.
本発明の電子機器用冷却装置によれば、電子機器の姿勢が3次元的にどのように変化しても循環型冷却装置として動作し、電子機器を冷却できる。 According to the electronic device cooling device of the present invention, the electronic device can be cooled by operating as a circulation type cooling device regardless of how the posture of the electronic device changes three-dimensionally.
以下、本発明の実施の形態による電子機器用冷却装置および電子カメラについて図1〜図6を参照しながら説明する。図1〜図6では、同じ構成部品には同一符号を付し、方向をXYZ直交座標で表す。 Hereinafter, a cooling device for an electronic apparatus and an electronic camera according to an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 to 6, the same components are denoted by the same reference numerals, and directions are represented by XYZ orthogonal coordinates.
図1は、本発明の実施の形態による電子カメラの内部構成を模式的に示す全体構成図である。図2は、実施の形態による電子カメラの内部構成をカメラ背面側から見た斜視図である。図3は、図2に示す冷却装置の凝縮部を拡大して示す拡大斜視図である。図4は、実施の形態の冷却装置の蒸発部を拡大して示す拡大図である。図5は、図3に示す凝縮部を簡略化して示す斜視図である。図1〜図5において、重力が作用する−Z方向を鉛直下方、その反対の+Z方向を鉛直上方と呼ぶ。 FIG. 1 is an overall configuration diagram schematically showing an internal configuration of an electronic camera according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a perspective view of the internal configuration of the electronic camera according to the embodiment as viewed from the back side of the camera. FIG. 3 is an enlarged perspective view showing the condensing part of the cooling device shown in FIG. 2 in an enlarged manner. FIG. 4 is an enlarged view illustrating an evaporation unit of the cooling device according to the embodiment. FIG. 5 is a perspective view showing the condensing unit shown in FIG. 3 in a simplified manner. 1 to 5, the −Z direction in which gravity acts is referred to as a vertically downward direction, and the opposite + Z direction is referred to as a vertically upward direction.
図1を参照すると、電子カメラ1は、カメラ筐体2に設けられているレンズ鏡筒3と、レンズ鏡筒3を通して筺体2に入射する被写体光Lが受光面上で結像する撮像素子4と、撮像素子4を冷却するためのヒートパイプ5とを備えている。撮像素子4は、周知のCCD撮像素子やCMOS撮像素子などであり、受光面上で結像する光像を電気信号に変換して出力する。
Referring to FIG. 1, an
ヒートパイプ(冷却装置)5は、撮像素子4で発生する熱が伝達され、その熱で作動流体を気化する蒸発部6と、蒸発部6で気化された作動流体を冷却して液化する凝縮部10と、蒸発部6で気化された作動流体を凝縮部10へ移送する管路である気相路7と、凝縮部10で液化された作動流体を蒸発部6へ移送する管路である液相路8とを有する循環型の冷却装置である。蒸発部6は、撮像素子4の受光面と反対側の面に貼着されている。凝縮部10は、カメラ筐体2に効率良く放熱することにより作動流体を冷却するために、筺体2のコーナーの内壁面に密着して配設されている。
The heat pipe (cooling device) 5 is transmitted with heat generated by the
以下、図2〜図5を参照しながら、ヒートパイプ5の全体構成およびこの発明で最も特徴的な凝縮部10の構造について詳細に説明する。
先ず、図2,図4を参照して、蒸発部6の構造を説明する。蒸発部6は、平板状の蒸発部本体6Aの平面部分を撮像素子4の背面に密着させ、撮像素子4で発生した熱を蒸発部6に効率よく伝熱するように構成されている。蒸発部6の内部には、複数の毛管状のウィック6cが気相路口6aと液相路口6bを結ぶ方向に延在しており、ウィック6cにより気相路口6aと液相路口6bとは連通している。
Hereinafter, the overall configuration of the
First, the structure of the
図2,図3を参照して、凝縮部10の構造を説明する。図2に示されるように、凝縮部10は、互いに直交する3枚の中空平板10x,10y,10zが一体化され、全体としての外観が三角錐体を呈する凝縮部本体10Aを有し、カメラ筐体2の左上前方のコーナーに配設されている。すなわち、凝縮部10は、中空平板10x,10y,10zがそれぞれカメラ筐体2の前板2x,側板2y,上板2zに固着されている。3枚の中空平板10x,10y,10zの中空部分は互いに連通している。
The structure of the
図3に示されるように、凝縮部10には、3枚の中空平板10x,10y,10zの中空部分のほぼ中央を通って周回する気体通路11が形成されている。各中空平板10x,10y,10zの中空部分において、この環状の気体通路11で取り囲まれた領域が内側凝縮領域13、この気体通路11を包囲する領域が外側凝縮領域14である。内側凝縮領域13および外側凝縮領域14には、図3に示されるように、多数の微小な円柱状突起13a,14aがそれぞれマトリックス状に所定間隔でパターニング形成されている。これにより、凝縮部本体10Aの中空部分の表面積が広くなり、筺体2の内壁面への放熱作用が大きくなる。また、円柱状突起13a,14aが液化した作動流体の流れに対して抵抗となり、液化のための時間を長くとることができる。
As shown in FIG. 3, the
また、3枚の中空平板10x,10y,10zには、内側凝縮領域13の3つの稜線部に内側液体通路15が形成され、外側凝縮領域14の3つの稜線部と外縁部に外側液体通路16が形成されている。外側凝縮領域14の外縁部に形成される外側液体通路16も気体通路11とほぼ相似の環状である。内側液体通路15も外側液体通路16も毛管力を生じるメッシュ構造(網目状)を有する。
Further, in the three hollow
要するに、この凝縮部10は、図5に簡略化して示す構造を有している。すなわち、内側凝縮領域13は、中空平板10x,10y,10zのそれぞれに円柱状突起13aがパターニング形成された領域と、3つの稜線部に形成された内側液体通路15とを含み、領域全体にわたって気体や液体が通過できる構造を有する。同様に、外側凝縮領域14は、中空平板10x,10y,10zのそれぞれに円柱状突起14aがパターニング形成された領域と、3つの稜線部と環状の外縁部とに形成された外側液体通路16とを含み、領域全体にわたって気体や液体が通過できる構造を有する。その結果、環状の気体通路11は、円柱状突起13aがパターニング形成された領域と円柱状突起14aがパターニング形成された領域とに挟まれた状態で、この気体通路11の全周にわたって内側凝縮領域13にも外側凝縮領域14にも連通している構造となる。
In short, the
さらに、気体通路11には気相路7に接続される気相路口12が設けられている。図3では、気相路口12は、中空平板10zのほぼ中央に設けられているが、気体通路11のどの位置に設けてもよい。また、内側液体通路15には液相路8に接続される内側液相路口17が設けられている。内側液相路口17は、図中、3枚の中空平板10x,10y,10zの交差部に設けられているが、内側液体通路15のどの位置に設けてもよい。また、外側液体通路16には液相路8に接続される外側液相路口18が設けられている。外側液相路口18は、図3では、中空平板10xの外縁部の角に設けられているが、外側液体通路16のどの位置に設けてもよい。なお、液相路8は、内側液相路口17からの管路と外側液相路口18からの管路が統合されて1本の管路となり、蒸発部6の液相路口6bに接続される。
Further, the
再び図2を参照すると、蒸発部6では、気相路口6aと液相路口6bとは、分岐した複数のウィック6cにより連通しているとともに、図3を参照すると、凝縮部10では、気相路口12と内側液相路口17とは内側凝縮領域13により、気相路口12と外側液相路口18とは外側凝縮領域14により連通している。すなわち、蒸発部6のウィック6cと、気相路7と、凝縮部10の内側凝縮領域13および外側凝縮領域14と、液相路8とによる閉ループが構成されることになる。この閉ループの内部に封入される作動流体は、例えば、水、各種アルコール、エチルエーテル、エチレングリコール、フロリナート等である。
Referring again to FIG. 2, in the
蒸発部6では、分岐した複数のウィック6cが蒸発部本体6Aに溝状に形成されている。ウィック6cは、例えば、2枚の平板の一方に複数の溝を形成しておき、溝形成面に他方の平板を密着させて貼り合わせることで作製される。なお、蒸発部6のウィック6cは、溝構造に限らず、メッシュ構造、多孔質構造、または凝縮部10の内側凝縮領域13および外側凝縮領域14と同様の微細凹凸構造などを用いることもできる。
In the
凝縮部10では、前述したように、気体通路11、内側凝縮領域13および外側凝縮領域14が形成されている。内側凝縮領域13および外側凝縮領域14は、例えば、2枚の薄い平坦な銅板の一方にリソグラフィー、エッチングなどを用いて微小な凹凸を付け、すなわち円柱状突起13a,14aのパターニング形成を行い、次に、3つの稜線部と環状の外縁部に棒状のメッシュ材を貼り付け、最後に、他方の平坦な銅板を貼り合わせることで作製される。また、液相路8は、毛管力を発生させる必要があるので、図4に示されるように、配管内に細いファイバあるいは細いワイヤを束ねた毛管状構造を有する細管の集合体で形成されているが、メッシュ構造、多孔質構造などを用いることもできる。
As described above, in the condensing
次に、本実施の形態によるヒートパイプ5の作用効果を説明する。
図2および図4を参照すると、撮像素子4で発生した熱は、蒸発部6の各々のウィック6c中に存在する液相の作動流体に伝わり、その熱によって液体が蒸発して気化することにより、結果的に撮像素子4が冷却される。気相となった作動流体は、気相路口6aに集約され、気相路7を通って凝縮部10へと導かれる。
Next, the effect of the
Referring to FIGS. 2 and 4, the heat generated in the
凝縮部10に到達した気相の作動流体は、気相路口12から環状の気体通路11に入り、内側凝縮領域13、外側凝縮領域14を通過する際にカメラ筐体2の前板2x,側板2y,上板2zに対して放熱しつつ液化していく。内側凝縮領域13で液化して生じた液滴は、重力作用により内側液体通路15へ還流する。同様に、外側凝縮領域14で液化して生じた液滴も、重力作用により外側液体通路16へ還流する。内側液体通路15、外側液体通路16へ還流した液相の作動流体は、毛管力により、それぞれ内側液相路口17、外側液相路口18へ集約され、液相路8を通って蒸発部6へと導かれる。
The vapor-phase working fluid that has reached the condensing
内側凝縮領域13および外側凝縮領域14による放熱−液化のプロセスは、作動流体の流れる方向によって2通りに大別できる。図6は、実施の形態による冷却装置の凝縮部を拡大して示す拡大斜視図であり、(a)は第1の放熱−液化プロセス、(b)は第2の放熱−液化プロセスを示す図である。図6(a)は、3枚の中空平板10x,10y,10zの交差部が凝縮部10の中で最も鉛直上方に位置する姿勢での放熱−液化プロセスを示す。この姿勢は、凝縮部10が固着されているカメラ筺体2のコーナーが最も鉛直上方に位置し、中空平板10zが水平となっている、いわゆる横位置撮影姿勢である。
The heat release-liquefaction process by the
外側凝縮領域14の一部、すなわち中空平板10xの面領域Axと中空平板10yの面領域Ayは、気体通路11の鉛直下方に位置するので、これらの面領域Ax,Ayでは、白抜き矢印で示す−Z方向に向かって最も効率良く作動流体が流れる。また、気体通路11より鉛直下方側にある内側凝縮領域13および外側凝縮領域14においても、効率は落ちるものの作動流体が流れる。したがって、図6(a)の凝縮部10の姿勢においては、中空平板10x,10yの内側凝縮領域13および外側凝縮領域14において、放熱−液化−還流の一連のプロセスが行われる。
Since a part of the outer condensing
図6(b)は、3枚の中空平板10x,10y,10zの交差部が凝縮部10の中で最も鉛直下方に位置する姿勢での放熱−液化プロセスを示す。この姿勢は、凝縮部10が固着されているカメラ筺体2のコーナーが最も鉛直下方に位置し、中空平板10xが水平となっている、下向き撮影姿勢である。
FIG. 6B shows a heat dissipation-liquefaction process in a posture in which the intersection of the three hollow
内側凝縮領域13の一部、すなわち中空平板10yの面領域Cyと中空平板10zの面領域Czは、気体通路11の鉛直下方に位置するので、これらの面領域Cy,Czでは、白抜き矢印で示す−Z方向に向かって最も効率良く作動流体が流れる。さらに、気体通路11より鉛直下方側にある外側凝縮領域14の面領域Dy,Dzにおいても、効率は落ちるものの作動流体が流れる。したがって、図6(b)の凝縮部10の姿勢においては、中空平板10y,10zの内側凝縮領域13および外側凝縮領域14の一部において、放熱−液化―還流の一連のプロセスが行われる。
A part of the
図6(a),(b)により説明したように、この実施の形態のヒートパイプ5は、電子カメラ1が3次元的にどのような姿勢をとっても気体通路11の鉛直下方に内側凝縮領域13および外側凝縮領域14の少なくともいずれかの一部分が位置することになる。換言すれば、内側凝縮領域13、外側凝縮領域14において、気体通路11位置を基準として水平面に対して45°以上の急傾斜面が常に存在する。したがって、ヒートパイプ5を高い効率で動作させることができる。その結果、電子カメラ1の撮像素子4は、電子カメラ1をどの方向に回転させても十分に冷却され、高画質の画像を得ることができる。
As described with reference to FIGS. 6A and 6B, the
本発明は、上記の実施の形態に限られず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。例えば、凝縮部10の中空平板10x,10y,10zと、カメラ筐体2の前板2x,側板2y,上板2zとの間に、それぞれ凝縮部10からの熱を吸収するための放熱対象部材を介在させてもよい。この放熱対象部材を熱伝導性の良いアルミニウムや銅で作製すれば、凝縮部5の放熱効率が向上する。また、本実施の形態では、中空平板10x,10y,10zは互いに直交していたが、中空平板10x,10y,10zが固着される筺体に応じて直角以外の角度とすることもできる。さらに、撮像素子4に代えてIC,LSIなどの半導体素子をヒートパイプ5の冷却対象としてもよいし、電子カメラ以外の電子機器の撮像素子や半導体素子をヒートパイプ5の冷却対象としてもよい。
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made without departing from the spirit of the present invention. For example, between the hollow
特許請求の範囲と実施の形態による構成要素との対応関係については、構成体が中空平板10x,10y,10zのいずれかに、第1の流路が気体通路11に、凝縮領域が内側凝縮領域13および外側凝縮領域14に、第2の流路が内側液体通路15および外側液体通路16にそれぞれ対応する。なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する際、上記の実施形態の記載事項と特許請求の範囲の記載事項の対応関係に何ら限定も拘束もされない。
Regarding the correspondence between the claims and the constituent elements according to the embodiment, the constituent body is one of the hollow
1:電子カメラ 2:カメラ筐体
4:撮像素子 5:ヒートパイプ
6:蒸発部 7:気相路
8:液相路 10:凝縮部
10A:凝縮部本体 10x,10y,10z:中空平板
11:気体通路 12:気相路口
13:内側凝縮領域 14:外側凝縮領域
15:内側液体通路 16:外側液体通路
17:内側液相路口 18:外側液相路口
1: Electronic camera 2: Camera housing 4: Image sensor 5: Heat pipe 6: Evaporating section 7: Gas phase path 8: Liquid phase path 10:
Claims (4)
前記蒸発部で気化された作動流体を冷却して液化する凝縮部と、
前記蒸発部で気化された作動流体を前記凝縮部へ移送する気相路と、
前記凝縮部で液化された作動流体を前記蒸発部へ移送する液相路とを有する循環型の冷却装置であって、
前記凝縮部は、全体外観形状が三角錐体を呈し、内部が中空状で互いに略直交する3面の構成体を少なくとも有し、
前記構成体には、前記気相路が接続される作動流体入口と、前記液相路が接続される作動流体出口とが設けられ、
前記作動流体入口から供給された作動流体が流れる第1の流路が、前記各構成体の中空状内部にそれぞれが連通して設けられ、
前記第1の流路の周囲には、その第1の流路に供給された作動流体を凝縮する凝縮領域が設けられ、
前記凝縮領域で凝縮された作動流体を前記作動流体出口に向けて移送する第2の流路が、その凝縮領域内に設けられていることを特徴とする電子機器用冷却装置。 The heat generated in the object to be cooled is transmitted, and the evaporator vaporizes the working fluid with the heat;
A condensing unit for cooling and liquefying the working fluid vaporized in the evaporation unit;
A gas phase path for transferring the working fluid vaporized in the evaporation section to the condensation section;
A circulation type cooling device having a liquid phase path for transferring the working fluid liquefied in the condensing unit to the evaporation unit,
The condensing part has at least a three-surface structure in which the overall appearance shape is a triangular pyramid, the inside is hollow and substantially orthogonal to each other,
The component is provided with a working fluid inlet to which the gas phase path is connected and a working fluid outlet to which the liquid phase path is connected.
A first flow path through which the working fluid supplied from the working fluid inlet flows is provided in communication with the hollow interior of each component,
A condensing region for condensing the working fluid supplied to the first flow path is provided around the first flow path,
A cooling device for electronic equipment, wherein a second flow path for transferring the working fluid condensed in the condensing region toward the working fluid outlet is provided in the condensing region.
前記凝縮領域には、前記第1の流路から流入する作動流体を放熱するための複数の微小突起がマトリックス状に形成されていることを特徴とする電子機器用冷却装置。 In the cooling device for electronic devices of Claim 1,
The cooling apparatus for electronic equipment, wherein a plurality of minute protrusions for radiating the working fluid flowing from the first flow path are formed in a matrix in the condensation region.
前記液相路および前記第2の流路は、毛管構造を有することを特徴とする電子機器用冷却装置。 In the cooling device for electronic devices according to claim 1 or 2,
The liquid phase path and the second flow path have a capillary structure, and the electronic device cooling apparatus.
前記筐体に設けられた請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電子機器用冷却装置とを備え、
電子機器用冷却装置の前記凝縮部は、筺体内の隅部の壁面に接して配設されることを特徴とする電子機器。 A housing that houses various electronic components and an electronic board inside,
The electronic apparatus cooling device according to any one of claims 1 to 3 provided in the housing.
The said condensation part of the cooling device for electronic devices is arrange | positioned in contact with the wall surface of the corner part in a housing, The electronic device characterized by the above-mentioned.
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