JP2006345224A - 全二重・半二重不整合検出方法及び,この方法を適用する全二重・半二重不整合検出装置 - Google Patents

全二重・半二重不整合検出方法及び,この方法を適用する全二重・半二重不整合検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006345224A
JP2006345224A JP2005169008A JP2005169008A JP2006345224A JP 2006345224 A JP2006345224 A JP 2006345224A JP 2005169008 A JP2005169008 A JP 2005169008A JP 2005169008 A JP2005169008 A JP 2005169008A JP 2006345224 A JP2006345224 A JP 2006345224A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
duplex
transmission pattern
full
inspection
divided
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005169008A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4672448B2 (ja
Inventor
Yuji Nomura
祐士 野村
Takeshi Ake
武 安家
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2005169008A priority Critical patent/JP4672448B2/ja
Priority to US11/257,748 priority patent/US8593997B2/en
Publication of JP2006345224A publication Critical patent/JP2006345224A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4672448B2 publication Critical patent/JP4672448B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/24Testing correct operation
    • H04L1/242Testing correct operation by comparing a transmitted test signal with a locally generated replica
    • H04L1/243Testing correct operation by comparing a transmitted test signal with a locally generated replica at the transmitter, using a loop-back
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/40Bus networks
    • H04L12/4013Management of data rate on the bus
    • H04L12/40136Nodes adapting their rate to the physical link properties

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)

Abstract

【課題】Duplex検出装置と検査対象のホストとの間にDuplex不整合が存在することを、遠隔から発見できる全二重・半二重不整合検出方法及び装置を提供する。
【解決手段】前記不整合検出装置から連続送信パターンとして複数個の検査メッセージを短い間隔で連続送信し、分割送信パターンとして1つの検査メッセージを複数の通信フレームに分割して送信し、連続送信パターンにより送信された検査メッセージをそのまま前記ホスト側から折り返し送信し、分割送信パターンにより送信された検査メッセージを再組み立てして前記ホスト側から折り返し送信し、連続送信パターンによる検査メッセージ送信におけるロス率の方が、分割送信パターンによる検査メッセージ送信におけるロス率より大きい場合にネットワーク経路上に全二重・半二重不整合が存在すると判定する。
【選択図】 図3

Description

本発明は,イーサネットワークにおける全二重(Full Duplex)・半二重(Half Duplex)不整合を遠隔から検出する方法に関する。特に,ネットワークに全二重・半二重不整合検出装置を接続し,検出装置と検査対象装置であるホスト(パーソナルコンピュータ, ルータやスイッチなどのネットワーク装置)との間にDuplex不整合が存在することを,遠隔から検知可能とする,全二重・半二重不整合検出方法及び,この方法を適用する全二重・半二重不整合検出装置に関する。
全二重・半二重不整合(Duplex不整合)はイーサネットワークを利用する機器間で自動ネゴシエーションが失敗した場合に発生し,不整合が発生している回線を通過するパケットが壊れ,結果的にパケットロスを引き起こす。不整合が起きても通信は可能であるが,間欠的なパケットロスにより性能が大きく劣化するためにHTTP(Hyper Text Transfer Protocol),FTP(File Transfer Protocol)など通信量が多いアプリケーションのパフォーマンスに深刻な影響を与える。
IPネットワークでパケットロスを検出する方法として,pingコマンドを用いることが一般的である。しかし,原理上pingコマンドだけではDuplex不整合時でもロスが発生せず,結果的にpingコマンドを利用してDuplex不整合を検出することはできなかった。
このため現在は,UDP(User Datagram Protocol)やTCP(Transmission Control Protocol)の通信においてロスが発生した場合,通信経路上にあるルータ,スイッチ,ホストなど全ての機器のインタフェースのDuplexモード(全二重モードか半二重モード)を調査することでDuplex不整合を確認するのが一般的である。
さらに,従来技術として,Duplex不整合を検出するアプリケーションをクライアントにダウンロードできるサーバをネットワークに設置する。そして,サーバ・クライアント間のTCPシーケンスを解析し,TCPトラヒックが上り,下り両回線で非対称であることから,Duplex不整合が発生したときにロス率が上下非対称になる。これを検出することで,Duplex不整合を発見することが知られている(非特許文献1)。
Detecting Duplex Mismatch on Ethernet http://www.pam2005.org/PDF/34310138.pdf
しかし, 上記の通信経路上にあるルータ,スイッチ,ホストなど全ての機器のインタフェースのDuplexモード(全二重モードか半二重モード)を調査することでDuplex不整合を確認する従来の方法では,機器のインタフェース状況を調査するために,以下の前提条件をクリアしている必要があった。
1)ネットワーク機器の接続トポロジがわかっている
2)ネットワーク機器のDuplexモードを確認する手段を知識として持っている
3)Duplexモードを確認できる場所に人が移動できる
その上で,実際に人手でDuplexモードの状態をネットワーク機器毎に調査しなければならず,結果的に人的,時間的コストが高いという問題があった。
また,上記の非特許文献1に記載の技術では,Duplex不整合ではない上下回線で非対称のロスが発生する場合と,Duplex不整合の場合との区別が付かず,Duplex不整合と誤判定する可能性がある。また,サーバを用意する方式のため,クライアントがアクセスしなければならず,例えば,100台のクライアントを検査するには,100台のクライアントを操作しなければならず,検査コストが高くなるという問題を有している。
したがって,本発明の目的は,上記従来技術における問題を解決するために,Duplex検出装置を用いて,Duplex検出装置と検査対象のホスト(PC, ルータやスイッチなどのネットワーク装置)との間にDuplex不整合が存在することを,遠隔から発見できる全二重・半二重不整合検出方法及び,この方法を適用する全二重・半二重不整合検出装置を提供することにある。
また,パケットロスの原因は様々であり,Duplex不整合によるパケットロスを高い精度で判定することを可能とする全二重・半二重不整合検出方法及び,この方法を適用する全二重・半二重不整合検出装置を提供することにある。
この技術課題を解決するための本発明の第1の側面は,ホストとネットワークを通して接続された全二重・半二重不整合検出装置による全二重・半二重不整合の検出方法であって,前記全二重・半二重不整合検出装置から連続送信パターンとして複数個の検査メッセージを短い間隔で連続送信し,分割送信パターンとして1つの検査メッセージを複数の通信フレームに分割して送信し,
前記連続送信パターンにより送信された検査メッセージをそのまま前記ホスト側から折り返し送信し, 前記分割送信パターンにより送信された検査メッセージを再組み立てして前記ホスト側から折り返し送信し,前記全二重・半二重不整合検出装置により,前記連続送信パターンによる前記検査メッセージ送信におけるロス率と,前記分割送信パターンによる前記検査メッセージ送信におけるロス率と比較し,前記連続送信パターンによる前記検査メッセージ送信におけるロス率の方が大きい場合に前記ネットワーク経路上に全二重・半二重不整合が存在すると判定する,ことを特徴とする。
また,上記技術課題を解決するための本発明の第2の側面は,ホストとネットワークを通して接続された全二重・半二重不整合検出装置であって,連続送信パターンとして複数個の検査メッセージを短い間隔で連続して送信及び,分割送信パターンとして1つの検査メッセージを複数の通信フレームに分割して送信する検査パケット送信部と,前記連続送信パターンにより送信された検査メッセージをそのまま前記ホスト側から折り返し送信し,前記分割送信パターンにより送信された検査メッセージを再組み立てして折り返し送信するホストと,前記連続送信パターンによる前記検査メッセージ送信におけるロス率と,前記分割送信パターンによる前記検査メッセージ送信におけるロス率と比較し,前記連続送信パターンによる前記検査メッセージ送信におけるロス率の方が大きい場合に前記ネットワーク経路上に全二重・半二重不整合が存在すると判定する検出部を有する,ことを特徴とする。
さらに,本発明において,連続分割送信パターンとして前記分割送信パターンによる検査メッセージを短い間隔で送信し, 前記連続分割送信パターンにより送信された検査メッセージを再組み立てして前記ホスト側から折り返し送信し,前記全二重・半二重不整合検出装置により,前記連続分割送信パターンによる検査メッセージの送信数と比べて受信数が少なく,前記分割送信パターンによる検査メッセージの送信数と受信数がほぼ同数であることを判定することにより,検出装置と受信側の前記ネットワーク経路上に全二重・半二重不整合が存在することを検出することが可能である。
また,前記連続送信パターン及び分割送信パターンの検査パケットの送信を複数回繰り返すように構成することが可能である。
また,前記分割連続送信パターンの検査パケットの送信を複数回繰り返すように構成することが可能である。
さらに,前記検査パケットの送信時間およびまたは送信時刻を前記ネットワークの負荷が一定以上大きくならないように制御するように構成することが可能である。
また,前記検査パケットの送信時間およびまたは送信時刻を前記ネットワークの負荷が一定以上大きくならないように制御するように構成することが可能である。
さらにまた,予め前記全二重・半二重不整合検出装置と前記ホストの往復遅延時間を計測し,前記検査パケットを送信する間隔を,前記予め計測した往復遅延時間と同等になるように制御するように構成することが可能である。
さらに,前記全二重・半二重不整合検出装置と前記ホストとの間で前記ホストとネットワーク上に複数のノードを有し,前記分割パターン及び連続送信パターンにより送信された検査メッセージの折り返しを,前記ホスト及び前記複数のノードで順次に行い,前記全二重・半二重の不整合の存在位置を判定するように構成することが可能である。
また,前記複数のノードのうち,一のノードに接続された2台の全二重・半二重不整合検出装置により前記全二重・半二重不整合検出を行い,前記検査メッセージの経路を共有する位置で全二重・半二重の不整合の存在が判定されない場合は,前記一のノードと2台の全二重・半二重不整合検出装置のいずれかと結ぶ経路で全二重・半二重の不整合の存在を判定するように構成することが可能である。
本発明の特徴は,以下に図面に従い説明される発明の実施例から更に明らかになる。
本発明により,従来技術では不可能であった,誤判定と判定漏れを防ぎつつ遠隔から全二重・半二重不整合を検出することが本発明の適用により可能になる。また,Duplex検査装置がパケットを送信するものとし,相当数の例えば,100台のクライアントを検査する場合でも,1台の検査装置からパケットを送信すれば検査できるため,コストを低く抑えることができる。
以下に図に従い,本発明の実施例を説明するが,これに先立って本発明の理解を容易とするべく従来技術について図面により説明をする。
図1は,Duplex不整合によるパケットロスを説明する図である。今,図1において,中継装置であるルータまたはスイッチ装置(以下,単にルータという)101がクライアント端末1を収容し,ルータ102が,サーバ2を収容しているとする。さらに,ルータ101及び102は,上下回線により接続されてネットワークを構成している。
図1において,ルータ101は全二重に設定され,ルータ102が半二重または自動設定に設定されていると想定すると,ルータ101とルータ102を結ぶ上下回線はDuplex不整合区間となる。したがって,A)に示すように,クライアント端末1からサーバ2に向かう上りフレームaと,検査対象装置であるサーバ2からクライアント端末1に向かう下りフレームbが発生すると,B)に示すように,Duplex不整合区間で衝突が生じる。かかる場合は,パケットロスになる。
このため,TCPやUDPの通信でロスが発生した場合,先に説明したように,通信経路上のルータ等機器が全二重モードか,半二重モードかを調査することで,Duplex不整合を確認するのが一般的である。この場合,以下の条件をクリアすることが必要であった。
(a)ネットワーク機器の接続トポロジがわかっている
(b)ネットワーク機器のDuplexモードを確認する手段を知識として持っている
(c)Duplexモードを確認できる場所に人が移動できる
その上で,実際に人手でDuplexモードの状態をネットワーク機器毎に調査しなければならず,結果的に人的,時間的コストが高いという問題があった。
したがって,本発明はかかる不都合を解決する全二重・半二重不整合検出方法および,この方法を適用する全二重・半二重不整合検出装置を提供するものである。
図2は,本発明に従う全二重・半二重不整合検出方法の実施例を説明する図である。図3は,図2に対応する実施例処理フローである。
図2において,Duplex不整合を検出する全二重・半二重不整合検出装置(以下,Duplex検出装置という)1と検査対象装置2との間に,ルータ101,102,103が配置され,ルータ102は半二重に設定され,ルータ103は全二重に設定されている。したがって,ルータ102とルータ103の区間でDuplex不整合が起きている。
本実施例では,上記したように,Duplex不整合が起きている区間では,上りと下りのパケットが衝突することでロスが発生することを利用する。このために,Duplex検出装置1はおよそ同量の二種類のパターンの検査メッセージを送出する。すなわち,上り下り回線で衝突するパターン(連続送信パターンTM1),及び衝突しないパターン(分割送信パターンTM2)で送信し,それぞれロス率を測定する(ステップS1,S3)。
もし,どちらのパターンにおいても送信メッセージ数に比べて受信メッセージ数が少ない場合は,Duplex不整合ではなく回線エラーなど別の原因でロスが発生する。Duplex不整合が原因の場合は連続送信パターンTM1のみロス(=A)が発生し,分割送信パターンTM2ではロス(=B)は発生しないか,極めて低い割合である。
このロス比率を比較し(ステップS3),ロス比率の差からDuplex不整合によるロスであることを判断する。
連続送信パターンの場合のロス(=A)が,分割送信パターンの場合のロス(=B)より大きい時(ステップS3,Y)に,Duplex不整合が存在すると判定する(ステップS4)。そうでなければ(ステップS3,N),Duplex不整合は存在していないと判定する(ステップS5)。
すなわち,図2において,A)は,上記連続送信パターンTM1の場合を示す図であり,Duplex検出装置1から連続送信パターンTM1として検出メッセージが連続して送信される(P1)。さらに,連続する検出メッセージが検査対象装置2に到達すると,即時に折り返される(P2)。かかる場合,ルータ102と103間でDuplex不整合が生じているので,この区間で検査メッセージの上りと下りで衝突が起こり,パケットロスPLが生じる。
これに対しB)は,上記分割送信パターンの場合を示す図であり,検査メッセージが分割送信パターンTM2として複数パケットに分割して送信される(P10)。複数パケットに分割された検査メッセージは,検査対象装置2に到達すると,そこで一旦組み立てられて再送信される(P3)。これにより,上り,下り回線においてDuplex不整合区間にパケットが同時に存在することがなくなる。これにより衝突は生じず,パケットロスが生じない。
具体例で更に説明すると,図2,A)において,例えば同じ3個のIPパケットを送受信する検査メッセージでも,1500バイト(byte)のping(相手先ホストに対して返答要求を送出するプログラム)を3個連続送信(=4500byte)する連続送信パターンTM1では,検査対象が1個のpingパケットを受信する毎に応答のpingを折り返す。このため,Duplex不整合区間でパケットが衝突し,パケットロスPLが発生する(図1参照)。
一方,図2,B)における場合は,IPレベルで3パケットにフラグメント(分割)される4500byteの1個のpingによる分割送信パターンTM2に対し,検査対象装置2で一旦3個のIPパケットから1個の検査メッセージに組み立て,3個が正常に受信された場合にのみ,pingの応答として再びIPレベルでフラグメントされてDuplex検出装置1に向けて送信される。
したがって,図2,B)の場合は,上り下りの経路をパケットが同時に通過しないため検査メッセージ同士が衝突することによるパケットロスは原理的に発生しない。
この場合,検査対象装置2はIPフラグメンテーションをサポートし,pingに応答する一般的なIPホストであればよい。また,検査対装置2がpingプロトコルに似た要求・応答型の特別に規定した検査メッセージをサポートすれば,分割送信パターンにIPフラグメンテーションを利用しなくてもよい。
例えば,UDP,TCP,またはIP以外の特別に規定した検査メッセージを検出装置1で分割して通信フレームとして検査対象装置2に送信する。そして,検査対象装置2は分割された通信フレームを検査メッセージとして再構築し送出する。これにより,再び検出装置1に検査メッセージの応答として届く。したがって,複数の通信フレームに分割された検査メッセージを返送することで全く同じ検査機能が実現できる。
検査メッセージのロス率は,分割送信パターンTM2では複数のパケットにより1つの検査メッセージが構成されるため,1つのパケットがロスしただけで1つの検査メッセージのロスとなる。このため,分割送信パターンTM2の場合のロス率はパケットの送信数と受信数の比率ではなく,検査メッセージの送信数と受信数の比率から求める。
検査メッセージ数は,分割送信パターンTM2と連続送信パターンTM1では異なるが,検査メッセージの総バイト数はほぼ同量となるように設定する。これは,バイトカウントに比例するパケットロスが発生する状態で分割送信と連続送信でパケットロスが確率的に等しく起きるようにするためである。
すなわち,分割送信パターンTM2,連続送信パターンTM1での検査メッセージ数をそれぞれX,Yとすると,分割送信パターンTM2で検査メッセージがLf[byte]の長さでN個のパケットにフラグメントされ,連続送信パターンTM1でLs[byte]の長さの検査メッセージを送信するとして,以下の関係式が成り立つような,X,Yを設定する。
Lf×N×X ≒ Ls×Y
例えば,Lf=1500[byte], N=10,Ls=1500[byte]である場合,X=10, Y=100等に決めることができる。
検査パケットの送信数は多いほど検査の信頼性が増すが,ネットワークへの負荷が高くなるため,許容されるネットワーク負荷を越えない範囲で検査パケットを送信する。
計測するロス率は,送信検査メッセージ数に対して受信できなかったメッセージ数の割合で求める。例えば,分割送信パターンTM2をXs個送信して,Xr個の検査メッセージを応答として受信した場合,検査メッセージのロス率は(Xs-Xr)/Xsで求められる。
実際のパケットロス率は分割送信パターンTM2の場合はフラグメントされたパケット数Nで割った値で推測する。例えば,送信数Xs =10, 受信数Xr=9, フラグメントされたパケット数N=10の場合,検査メッセージのロス率は10%であるが,検査メッセージにはそれぞれ10個のパケットが含まれている。そのうちの1つでもロスすると検査メッセージ全体がロスとなる。そのため,パケットのロス率は最も少ない場合で検査メッセージのうち高々1個のパケットがロスしたと考えると,1/Nとなるため,パケットのロス率は1%と推測できる。
具体的にDuplex不整合と判断する基準には,例えば以下のような閾値のどれかを用いる。
1)分割送信パターンTM2のロス率が0%,連続送信パターンTM1のロス率が1%以上である。
2)分割送信パターンTM2のロス率が1%以下,連続送信パターンTM1のロス率が5%以上である。
3)分割送信パターンTM2のロス率よりも連続送信パターンTM1のロス率が高い。
いずれの判断基準を用いるかは誤判定の確率と判定漏れの確率とのトレードオフとなるため,Duplex検出装置を利用する時にどちらを重要と考えるかに依存する。
すなわち,1)の場合が最も誤判定が少ないが,分割送信パターンでロスが発生する場合にはDuplex不整合と判定されない。3)の場合はどちらにロスが発生しても,大小関係のみでDuplex不整合を判定するため,判定漏れは少なくなるが,誤判定の確率は高くなる。2)はそれらの中間である。
例えば,検査パラメータの入力時に「障害を見逃さないことを重視」,「バランスよく判断」,「原因特定の精度を重視」などの選択肢を用意し,それぞれ上記1),2),3)に対応させて,判断基準を可変にしてもよい。
以上のような判断基準は,いずれも衝突によりロスが発生したことを示すため,結果としてDuplex不整合であることが判定できる。このDuplex不整合の判定は1回だけでなく,複数回実施してもよく,例えば,a回実施してb回Duplex不整合と判定されれば,確率b/aでDuplex不整合と判断する,などの判断基準を別に設定することにより検出精度を向上させることが可能である。
また,実施間隔T[秒]を決め,T毎に1回ずつ,合計N回繰り返してもよい。実施回数Nは一般に大きければ大きいだけ判定の信頼性が高くなるが,ネットワークの負荷も大きくなるため,単位時間あたり許容される範囲で最大のNを決めることが現実的である。実施間隔Tや回数Nは一定量でなくてもよく,ネットワークの負荷状況に応じて動的に変更してもよい。
例えば,ネットワークが混雑していない夜間などの時間帯に実行する場合はNを100以上など大きな値に,昼間は10以下の小さい値にするなど,時間帯やネットワーク利用率,端末の利用率に応じて動的に変更しても良い。ネットワークや端末の利用率はSNMP(Simple Network Management Protocol)などの管理プロトコルを利用するシステム運用管理装置から取得しても良いし,Duplex不整合検出装置1がネットワーク機器や端末と管理プロトコルを使って直接取得しても良い。
例えば,検査の宛先毎にネットワークの利用率や端末の利用率の観点から適した検査時刻や検査回数,検査間隔をあらかじめ検査パラメータとして与えておき,検出装置1は与えられたスケジュールに基づき,検出を実行することが可能である。
また,検査間隔Tと検査回数Nの組み合わせを変えて検査を繰り返し,連続送信パターンによってロスが最も発生するT,Nの組を求めるようなダイナミックにパラメータを変更する検査をすることで,よりDuplex不整合の検出精度を向上させることも考えられる。
本実施例では連続送信パターンと分割送信パターンTM2のロス率の差からDuplex不整合を検出する原理であるため,より連続送信パターンTM1でロスが高いほどDuplex不整合を検出し易くなるためである。
一方,回線のビットエラー,NIC(Network Interface Card)やルータの故障などが原因でロスが発生した場合,トータルの通信量とロス数が比例することが多い。また連続送信パターンTM1,および分割送信パターンTM2のいずれもロスが発生しない場合も同様にDuplex不整合は存在しないと推定される。
いずれかのIPパケットが1つでもロスすれば,ping自体のロスとなり,大きなロスが発生する。回線ロス割合がα,フラグメント数がNの場合,1-(1-α)Nのロス率となる。例えば,ロス割合が2%の場合においても,フラグメント数が10であれば,検査メッセージ自体のロスの確率は約18%と高くなる。このことから,回線ロスとの切り分けなどにフラグメントpingのロス率計測は非常に有効となる。
連続送信する検査パケットはできる限りDuplex不整合によるロスが発生しやすいように,Duplex不整合区間で衝突する可能性が高くなり,能力の低いDuplex検出装置1や検査対象装置2でも連続送信しやすい1500byte程度のパケットを使うのが好ましいが,短いパケットでも連続送信されれば衝突が発生するため長いパケットである必要はない。
また,本実施例ではIPネットワークで疎通確認に一般的に利用されるpingパケットを使ったが,それに限らず,それ以外のIPパケット,およびIPX(Internet Protocol eXchange),SNA(Systems Network Architecture)などの非IPパケットを利用するなど,どのようなパケットを利用してもよい。
また,Duplex検出装置1の近くの不整合を検出するためには,検査対象から応答パケットが戻ってくるタイミングでDuplex検出装置1からパケットを送出する必要があり,これを実現するには,およそRTT(Round Trip Time:往復遅延)間隔をおいてping送信を行う必要がある。RTTを求めるためには,例えばpingのようなプロトコルを用いれば発側端末(Duplex検出装置1)から着側端末(検査対象装置2)までの往復遅延を求めることができる。
逆に,着側末端近くの不整合を検出するためには,プロービング対象からの応答パケットが折り返したタイミングで,発側からの送出パケットがプロービング対象に到達する必要があり,これを実現するためには,検査メッセージを連送する必要がある。
図4は,本発明方法を適用するDuplex検出装置1の構成例ブロック図である。入力部10からはカスタイズ可能な検出パラメータを与えることができ,デフォルトで設定してあるパラメータを使うこともできる。
表示部11には検出結果が検出部12で判定された検出結果が表示される。
検出部12は入力部10からの検査パラメータを元に,検査パケット送信部13に検査パケットの送信を指示するとともに,送信パケット数と受信パケット数を比較することでロス率を算出し,そのパターンによりDuplex不整合を判断する機能が実現される。
検査パケット送信部13は検査メッセージおよび検査パケットを生成し,これらを検出部12から指示された方法でネットワークインタフェース15を通してネットワーク100に送出。検査パケット受信部14は,ネットワークインタフェース15で受信したパケットのうち,検査に利用したパケットのみを抽出しながら受信し,検出部12に受信パケットの情報を通知する。
なお,図4に示した検査パラメータ(パケット長,メッセージ長,プロトコル,宛先,検査回数)は一例であって,例えば検査時間間隔,検査パケットを他のパケットと容易に識別するための識別記号IDなど付加情報を入力しても良い。
つぎに,本発明に従う第2の実施例を説明する。図5は,第2の実施例方法を説明する図であり,図6は,図5に対応する処理フローである。この第2の実施例では新たに分割連続送信パターンTM3を加えた,以下の3種類の検査パケットを送受信することによりDuplex不整合を検出する例である。
第3の分割連続送信パターンTM3とは分割される検査メッセージを間隔を空けずに連続して送信するパターンであり,間隔を空けないところが先の実施例における分割送信パターンTM2と異なり,また検査メッセージが分割されることが連続送信パターンTM1と異なる。
1)連続送信パターンTM1
2)分割送信パターンTM2
3)分割連続送信パターンTM3
新たに分割連続送信パターンTM3を加えることにより,例えばLAN回線に比べて速度の遅いWAN回線を経由したリモートからのDuplex不整合が発見しやすくなる効果が得られる。
図5におけるネットワークは,LAN回線(I)が100Mbps, WAN回線(II)が10Mbpsのネットワークを経由して100Mbps のLAN回線(III)においてDuplex不整合が存在するネットワーク構成である。LAN回線(I)からDuplex不整合を探索する場合,A)に示す連続送信パターンTM1ではLAN回線(I)の10Mbpsを通過するときに検査パケットの間隔が10倍に延びて,そのまま間隔が広がったままで折り返される。したがって,LAN回線(III)では上りと下りのパケットの間隔が広がった状態で通過するため,衝突の確率が大きく下がる。
これを抑制するためには一旦広がったパケットの間隔を再び送信時と同様に狭くすればよく,これを実現する方法として分割連続送信パターンTM3を使う。すなわち,分割連続送信パターンTM3では分割される検査メッセージを連続して送信することで,検査メッセージがDuplex不整合区間(LAN回線(III))で衝突する確率を高め,ロス率が高くなる。これにより,連続送信パターンTM1と分割送信パターンTM2でロスが発生しない(またはロス率が極めて低い)場合でも,Duplex不整合を判断することが可能である。
具体例として,Duplex不整合と判断する基準には,例えば以下のような閾値のどれかを用いる。
1)分割送信パターンTM2のロス率が0%,分割連続送信パターンTM3のロス率が1%以上である。
2)分割送信パターンTM2のロス率が1%以下,分割連続送信パターンTM3のロス率が5%以上である。
3)分割送信パターンTM2のロス率よりも分割連続送信パターンTM3のロス率が高い。
上記のいずれの判断基準を用いるかは,第1の実施例と同様であり,誤判定の確率と判定漏れの確率とのトレードオフとなるため,本発明方法を利用する時にどちらを重要と考えるかに依存する。
分割連続送信パターンTM3を利用する場合は,連続送信パターンTM1でロス率が一定の閾値以下,例えば1%以下の場合に,3つ目のパターンとして検査する,というように利用してネットワークの負荷を低減させてもよく,また,常に3つのパターンを利用してもよい。
ここで,検査対象装置2とDuplex検出装置1の経路上の1箇所にDuplex不整合が存在する場合には,更に以下の方法でDuplex不整合の場所を特定することができる。一例として,図7に示すようなネットワークを仮定し,検査対象装置(アドレスA)とDuplex検出装置1の通信経路上に,アドレスB,C,Dを持つルータ101,102,103が存在するとする。図8は,図7の実施例に対応する検査フローである。
ここでアドレスBとCの間( 区間III)でDuplex不整合があるとする。今,Duplex検出装置1が検査対象装置2(アドレスA)に対してDuplex不整合の検査を実施し(ステップS31),Duplex不整合を検出したとする(ステップS32,Y)。なお,かかるステップS32で最大ホップ数との間にDuplex不整合がなければ,Duplex検査装置1と検査対象装置間にはduplex 不整合は存在しないと判定できる(ステップS33)。
上記ステップS32でDuplex不整合を検出した場合(ステップS32,Y)は,この時点では検査対象装置2とDuplex検出装置1の経路上のどこかにDuplex不整合があることは発見できるが,場所を特定することができない。
そこで,例えばトレースルート(traceroute)などの経路上のルータを特定する手法を用いるか,あるいは事前に入手したネットワークトポロジおよびルーティング情報から経路上の中継装置を特定する手法を用いて,経路上のスイッチまたはルータB,C,Dのアドレスを入手する(ステップS34)。これに基づき,Duplex検出装置1から見てホップ数の多い,もしくはホップ数の少ない中継装置から順にDuplex不整合を検査して行く(ステップS35〜S39)。
本実施例ではホップ数の多い方から,つまり,アドレスB,C,Dの順にDuplex不整合を検査する。ここで,アドレスB宛の検査では不整合が見つかり,アドレスC宛の検査では不整合が見つからないことから,アドレスB,Cの間でDuplex不整合が発生していることが発見できる。
この場合はアドレスDではDuplex不整合が検出されないことは自明であるため,アドレスDに対して検査を実施しない。上記実施例で,Duplex不整合検出検査は一回でなくてもよく,複数回繰り返し,その判定結果の最頻値を場所と特定してもよく,ばらつきが大きい場合は場所を特定できないと判定してもよい。
さらに,本発明の別の実施例として,複数のDuplex検出装置を検出に利用する例を説明する。図9に示すように2台のDuplex検出装置1,3がそれぞれ検査対象装置2に対してDuplex不整合の検査を実施した結果,Duplex検出装置1でDuplex不整合を検出し,Duplex検出装置3では不整合を検出しなかったとする。
Duplex検出装置1,3と検査対象装置2の接続関係から,Duplex検出装置1から検査対象装置2への検査メッセージ経路と,Duplex検出装置3から検査対象装置2への検査メッセージ経路は共有されているが,Duplex検出装置3から検査対象装置2への検査ではDuplex不整合が検出されない。このことから,共有している経路ではDuplex不整合が存在しないことが推測される。以上により,Duplex不整合が起きている場所は,Duplex検出装置1とルータ101の間であると特定することが可能になる。
なお,Duplex検出装置1,3と検査対象装置2の接続関係は,トレースルート(traceroute)などの既存の経路特定手法により,動的に発見してもよいし,予め与えられても良い。
(付記1)
ホストとネットワークを通して接続された全二重・半二重不整合検出装置による全二重・半二重不整合の検出方法において,
前記全二重・半二重不整合検出装置から連続送信パターンとして複数個の検査メッセージを短い間隔で連続送信し,
分割送信パターンとして1つの検査メッセージを複数の通信フレームに分割して送信し,
前記連続送信パターンにより送信された検査メッセージをそのまま前記ホスト側から折り返し送信し,
前記分割送信パターンにより送信された検査メッセージを再組み立てして前記ホスト側から折り返し送信し,
前記全二重・半二重不整合検出装置により,前記連続送信パターンによる前記検査メッセージ送信におけるロス率と,前記分割送信パターンによる前記検査メッセージ送信におけるロス率と比較し,
前記連続送信パターンによる前記検査メッセージ送信におけるロス率の方が大きい場合に前記ネットワーク経路上に全二重・半二重不整合が存在すると判定する,
ことを特徴とする全二重・半二重不整合の検出方法。
(付記2)
付記1において,
さらに,連続分割送信パターンとして前記分割送信パターンによる検査メッセージを短い間隔で送信し,
前記連続分割送信パターンにより送信された検査メッセージを再組み立てして前記ホスト側から折り返し送信し,
前記全二重・半二重不整合検出装置により,前記連続分割送信パターンによる検査メッセージの送信数と比べて受信数が少なく,前記分割送信パターンによる検査メッセージの送信数と受信数がほぼ同数であることを判定することにより,検出装置と受信側の前記ネットワーク経路上に全二重・半二重不整合が存在することを検出する,
ことを特徴とする全二重・半二重不整合の検出方法。
(付記3)
付記1において,
前記連続送信パターン及び分割送信パターンの検査パケットの送信を複数回繰り返すことを特徴とする全二重・半二重不整合の検出方法。
(付記4)
付記2において,
前記分割連続送信パターンの検査パケットの送信を複数回繰り返すことを特徴とする全二重・半二重不整合の検出方法。
(付記5)
付記1において,
前記検査パケットの送信時間およびまたは送信時刻を前記ネットワークの負荷が一定以上大きくならないように制御することを特徴とする全二重・半二重不整合の検出方法。
(付記6)
付記2において,
前記検査パケットの送信時間およびまたは送信時刻を前記ネットワークの負荷が一定以上大きくならないように制御することを特徴とする全二重・半二重不整合の検出方法。
(付記7)
付記1において,
予め前記全二重・半二重不整合検出装置と前記ホストの往復遅延時間を計測し,
前記検査パケットを送信する間隔を,前記予め計測した往復遅延時間と同等になるように制御することを特徴とする全二重・半二重不整合の検出方法。
(付記8)
付記2において,
予め前記全二重・半二重不整合検出装置と前記ホストの往復遅延時間を計測し,
前記検査パケットを送信する間隔を,前記予め計測した往復遅延時間と同等になるように制御することを特徴とする全二重・半二重不整合の検出方法。
(付記9)
付記1において,
前記全二重・半二重不整合検出装置と前記ホストとの間で前記ホストとネットワーク上に複数のノードを有し,
前記分割パターン及び連続送信パターンにより送信された検査メッセージの折り返しを,前記ホスト及び前記複数のノードで順次に行い,前記全二重・半二重の不整合の存在位置を判定することを特徴とする全二重・半二重不整合の検出方法。
(付記10)
付記9において,
前記複数のノードのうち,一のノードに接続された2台の全二重・半二重不整合検出装置により前記全二重・半二重不整合検出を行い,前記検査メッセージの経路を共有する位置で全二重・半二重の不整合の存在が判定されない場合は,前記一のノードと2台の全二重・半二重不整合検出装置のいずれかと結ぶ経路で全二重・半二重の不整合の存在を判定することを特徴とする全二重・半二重不整合の検出方法。
(付記11)
ホストとネットワークを通して接続された全二重・半二重不整合検出装置において,
連続送信パターンとして複数個の検査メッセージを短い間隔で連続して送信及び,分割送信パターンとして1つの検査メッセージを複数の通信フレームに分割して送信する検査パケット送信部と,
前記連続送信パターンにより送信された検査メッセージをそのまま前記ホスト側から折り返し送信し,前記分割送信パターンにより送信された検査メッセージを再組み立てして折り返し送信するホストと,
前記連続送信パターンによる前記検査メッセージ送信におけるロス率と,前記分割送信パターンによる前記検査メッセージ送信におけるロス率と比較し,前記連続送信パターンによる前記検査メッセージ送信におけるロス率の方が大きい場合に前記ネットワーク経路上に全二重・半二重不整合が存在すると判定する検出部を
有することを特徴とする全二重・半二重不整合検出装置。
(付記12)
付記11において,
さらに検査パケット送信部は,前記連続分割送信パターンとして前記分割送信パターンによる検査メッセージを短い間隔で送信し,
前記検出部は,前記ホスト側から再組み立てして折り返し送信される連続分割送信パターンに基づき,検査メッセージの送信数と比べて受信数が少なく,前記分割送信パターンによる検査メッセージの送信数と受信数がほぼ同数であることを判定することにより,検出装置と受信側の前記ネットワーク経路上に全二重・半二重不整合が存在することを検出する,
ことを特徴とする全二重・半二重不整合検出装置。
(付記13)
付記11において,
前記連続送信パターン及び分割送信パターンの検査パケットの送信を複数回繰り返すことを特徴とする全二重・半二重不整合検出装置。
(付記14)
付記12において,
前記分割連続送信パターンの検査パケットの送信を複数回繰り返すことを特徴とする全二重・半二重不整合検出装置。
(付記15)
付記11において,
前記検査パケットの送信時間およびまたは送信時刻を前記ネットワークの負荷が一定以上大きくならないように制御することを特徴とする全二重・半二重不整合検出装置。
(付記16)
付記12において,
前記検査パケットの送信時間およびまたは送信時刻を前記ネットワークの負荷が一定以上大きくならないように制御することを特徴とする全二重・半二重不整合検出装置。
(付記17)
付記11において,
予め前記全二重・半二重不整合検出装置と前記ホストの往復遅延時間を計測し,
前記検査パケットを送信する間隔を,前記予め計測した往復遅延時間と同等になるように制御することを特徴とする全二重・半二重不整合検出装置。
(付記18)
付記12において,
予め前記全二重・半二重不整合検出装置と前記ホストの往復遅延時間を計測し,
前記検査パケットを送信する間隔を,前記予め計測した往復遅延時間と同等になるように制御することを特徴とする全二重・半二重不整合検出装置。
(付記19)
付記11において,
前記全二重・半二重不整合検出装置と前記ホストとの間で前記ホストとネットワーク上に複数のノードを有し,
前記分割パターン及び連続送信パターンにより送信された検査メッセージの折り返しを,前記ホスト及び前記複数のノードで順次に行い,前記全二重・半二重の不整合の存在位置を判定することを特徴とする全二重・半二重不整合検出装置。
(付記20)
付記19において,
前記複数のノードのうち一のノードに接続された2台の全二重・半二重不整合検出装置により前記全二重・半二重不整合検出を行い,前記検査メッセージの経路を共有する位置で全二重・半二重の不整合の存在が判定されない場合は,前記一のノードと2台の全二重・半二重不整合検出装置のいずれかと結ぶ経路で全二重・半二重の不整合の存在を判定することを特徴とする全二重・半二重不整合検出装置。
上記に,本発明の実施例を説明しように,本発明により容易にDuplex不整合を検出することが可能であり,また,Duplex不整合の位置を特定することも可能である。
Duplex不整合によるパケットロスを説明する図である。 本発明に従う全二重・半二重不整合検出方法の実施例を説明する図である。 図2に対応する実施例処理フローである。 本発明方法を適用するDuplex検出装置1の構成例ブロック図である。 第2の実施例方法を説明する図である。 図5の実施例に対応する処理フローである。 Duplex不整合の場所を特定する実施例を説明するためのネットワークを示す図である。 図7の実施例に対応する検査フローである。 複数のDuplex検出装置を検出に利用する例を説明する図である。
符号の説明
1 全二重・半二重不整合検出装置(Duplex装置)
2 検査対象装置
3 101,102,103 中継装置(ノード)
10 入力部
11 表示部
12 検出部
13 検査パケット送信部
14 検査パケット受信部
15 ネットワークインタフェース

Claims (5)

  1. ホストとネットワークを通して接続された全二重・半二重不整合検出装置による全二重・半二重不整合の検出方法において,
    前記全二重・半二重不整合検出装置から連続送信パターンとして複数個の検査メッセージを短い間隔で連続送信し,
    分割送信パターンとして1つの検査メッセージを複数の通信フレームに分割して送信し,
    前記連続送信パターンにより送信された検査メッセージをそのまま前記ホスト側から折り返し送信し,
    前記分割送信パターンにより送信された検査メッセージを再組み立てして前記ホスト側から折り返し送信し,
    前記全二重・半二重不整合検出装置により,前記連続送信パターンによる前記検査メッセージ送信におけるロス率と,前記分割送信パターンによる前記検査メッセージ送信におけるロス率と比較し,
    前記連続送信パターンによる前記検査メッセージ送信におけるロス率の方が大きい場合に前記ネットワーク経路上に全二重・半二重不整合が存在すると判定する,
    ことを特徴とする全二重・半二重不整合の検出方法。
  2. 請求項1において,
    さらに,連続分割送信パターンとして前記分割送信パターンによる検査メッセージを短い間隔で送信し,
    前記連続分割送信パターンにより送信された検査メッセージを再組み立てして前記ホスト側から折り返し送信し,
    前記全二重・半二重不整合検出装置により,前記連続分割送信パターンによる検査メッセージの送信数と比べて受信数が少なく,前記分割送信パターンによる検査メッセージの送信数と受信数がほぼ同数であることを判定することにより,検出装置と受信側の前記ネットワーク経路上に全二重・半二重不整合が存在することを検出する,
    ことを特徴とする全二重・半二重不整合の検出方法。
  3. 請求項1において,
    前記連続送信パターン及び分割送信パターンの検査パケットの送信を複数回繰り返すことを特徴とする全二重・半二重不整合の検出方法。
  4. 請求項2において,
    前記分割連続送信パターンの検査パケットの送信を複数回繰り返すことを特徴とする全二重・半二重不整合の検出方法。
  5. ホストとネットワークを通して接続された全二重・半二重不整合検出装置において,連続送信パターンとして複数個の検査メッセージを短い間隔で連続して送信及び,分割送信パターンとして1つの検査メッセージを複数の通信フレームに分割して送信する検査パケット送信部と,
    前記連続送信パターンにより送信された検査メッセージをそのまま前記ホスト側から折り返し送信し,前記分割送信パターンにより送信された検査メッセージを再組み立てして折り返し送信するホストと,
    前記連続送信パターンによる前記検査メッセージ送信におけるロス率と,前記分割送信パターンによる前記検査メッセージ送信におけるロス率と比較し,前記連続送信パターンによる前記検査メッセージ送信におけるロス率の方が大きい場合に前記ネットワーク経路上に全二重・半二重不整合が存在すると判定する検出部を
    有することを特徴とする全二重・半二重不整合検出装置。
JP2005169008A 2005-06-09 2005-06-09 全二重・半二重不整合検出方法及び,この方法を適用する全二重・半二重不整合検出装置 Expired - Fee Related JP4672448B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005169008A JP4672448B2 (ja) 2005-06-09 2005-06-09 全二重・半二重不整合検出方法及び,この方法を適用する全二重・半二重不整合検出装置
US11/257,748 US8593997B2 (en) 2005-06-09 2005-10-25 Full duplex/half duplex mismatch detecting method and full duplex/half duplex mismatch detecting apparatus applicable with the method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005169008A JP4672448B2 (ja) 2005-06-09 2005-06-09 全二重・半二重不整合検出方法及び,この方法を適用する全二重・半二重不整合検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006345224A true JP2006345224A (ja) 2006-12-21
JP4672448B2 JP4672448B2 (ja) 2011-04-20

Family

ID=37524025

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005169008A Expired - Fee Related JP4672448B2 (ja) 2005-06-09 2005-06-09 全二重・半二重不整合検出方法及び,この方法を適用する全二重・半二重不整合検出装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8593997B2 (ja)
JP (1) JP4672448B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010016807A (ja) * 2008-06-03 2010-01-21 Fujitsu Ltd 検知プログラム、中継装置および検知方法
JP2012109962A (ja) * 2010-11-17 2012-06-07 Ixia パケットのフラグメント化の検査
JP2015023328A (ja) * 2013-07-17 2015-02-02 富士通株式会社 不整合検出方式、検出装置及び検出プログラム

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8423827B2 (en) * 2009-12-28 2013-04-16 International Business Machines Corporation Topology based correlation of threshold crossing alarms
US9596139B1 (en) * 2013-08-09 2017-03-14 Marvell International Ltd. Network system and method for detection and correction of duplex mismatch including duplex mode determination
US9706923B2 (en) * 2014-02-25 2017-07-18 General Electric Company System and method for adaptive interference mitigation in wireless sensor network
GB2583554A (en) 2019-04-30 2020-11-04 Monument Tools Ltd Pipe cutter

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000106585A (ja) * 1998-09-29 2000-04-11 Nec Shizuoka Ltd 全2重/半2重自動判別装置及び判別方法並びに制御プログラムを記録した記録媒体
JP2003060728A (ja) * 2001-08-21 2003-02-28 Nec Corp 自動認識装置による対向装置の全二重/半二重判定方法
JP2003258939A (ja) * 2002-03-01 2003-09-12 Hitachi Kokusai Electric Inc デュプレックス監視方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6044480A (en) * 1996-12-06 2000-03-28 Ncr Corporation Message generation and verification for a communication network
JP3191707B2 (ja) * 1996-12-20 2001-07-23 日本電気株式会社 パス切替装置
SE514302C2 (sv) * 1998-12-01 2001-02-05 Ericsson Telefon Ab L M Köhantering i paketkopplade nät
US6799220B1 (en) * 2000-04-13 2004-09-28 Intel Corporation Tunneling management messages over a channel architecture network
US6938086B1 (en) * 2000-05-23 2005-08-30 Network Appliance, Inc. Auto-detection of duplex mismatch on an ethernet
JP2002185486A (ja) 2000-12-08 2002-06-28 Ricoh Co Ltd 簡易端末機器および接続診断方法
US7751421B2 (en) * 2004-12-29 2010-07-06 Alcatel Lucent Traffic generator and monitor
US7525922B2 (en) * 2005-04-01 2009-04-28 Cisco Technology, Inc. Duplex mismatch testing

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000106585A (ja) * 1998-09-29 2000-04-11 Nec Shizuoka Ltd 全2重/半2重自動判別装置及び判別方法並びに制御プログラムを記録した記録媒体
JP2003060728A (ja) * 2001-08-21 2003-02-28 Nec Corp 自動認識装置による対向装置の全二重/半二重判定方法
JP2003258939A (ja) * 2002-03-01 2003-09-12 Hitachi Kokusai Electric Inc デュプレックス監視方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010016807A (ja) * 2008-06-03 2010-01-21 Fujitsu Ltd 検知プログラム、中継装置および検知方法
US8000253B2 (en) 2008-06-03 2011-08-16 Fujitsu Limited Detection program, relay device, and detecting method
JP2012109962A (ja) * 2010-11-17 2012-06-07 Ixia パケットのフラグメント化の検査
JP2015023328A (ja) * 2013-07-17 2015-02-02 富士通株式会社 不整合検出方式、検出装置及び検出プログラム
US9450847B2 (en) 2013-07-17 2016-09-20 Fujitsu Limited Mismatch detecting method, detecting device, and recording medium

Also Published As

Publication number Publication date
US8593997B2 (en) 2013-11-26
US20060280133A1 (en) 2006-12-14
JP4672448B2 (ja) 2011-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11575559B1 (en) Monitoring and detecting causes of failures of network paths
US7525922B2 (en) Duplex mismatch testing
CN102577332B (zh) 用于多向路径选择的系统、方法和计算机程序
US8661295B1 (en) Monitoring and detecting causes of failures of network paths
JP4672448B2 (ja) 全二重・半二重不整合検出方法及び,この方法を適用する全二重・半二重不整合検出装置
US8391163B2 (en) Operating MPLS label switched paths and MPLS pseudowire in loopback mode
US8687507B2 (en) Method, arrangement and system for monitoring a data path in a communication network
KR20070011315A (ko) 병렬 통신을 위한 시스템 및 방법
JP2008536346A (ja) パケットベースのネットワークにわたって動作するリアルタイムアプリケーションのサービス品質を評価するための方法および装置
US8107388B2 (en) Route tracing program configured to detect particular network element making type of service modification
CN101471822A (zh) 一种定位网络故障的方法和系统
WO2013055267A1 (en) Detection of load balancing across network paths in a communication network
CN111295865A (zh) 获得局域网诊断测试结果
Singh et al. Performance and fairness comparison of extensions to dynamic window coupling for multipath TCP
Mnisi et al. Active throughput estimation using RTT of differing ICMP packet sizes
EP3100413B1 (en) Reliable network probing session
US10462032B2 (en) Probing a network
JP2005110038A (ja) 輻輳検知装置、tcpトラヒックの輻輳検知方法およびプログラム
JP4677923B2 (ja) 通信品質計測方法およびシステム
Gupta et al. Dual-mode TCP: An alternative approach for delay tolerant networks
Fu et al. TCP friendly rate adaptation for multimedia streaming in mobile ad hoc networks
Arshad et al. Issues of multihoming implementation using FAST TCP: a simulation based analysis
US20130121192A1 (en) Measuring message stream quality across networks
Zhang Understanding internet routing anomalies and building robust transport layer protocols
Loureiro et al. Open box protocol (obp)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100720

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100913

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110118

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4672448

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140128

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees