JP2006340083A - Transmission data abnormality monitoring system of on-vehicle electronic controller - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、車両のブレーキ装置を制御する車載電子制御装置内のマイクロコンピュータと周辺ICとの通信における送信データの異常状態を監視するシステムに関する。 The present invention relates to a system for monitoring an abnormal state of transmission data in communication between a microcomputer in a vehicle-mounted electronic control device that controls a brake device of a vehicle and a peripheral IC.
車両のブレーキ装置は、平面視対角線上の車輪ブレーキを制動する、いわゆるX−配管系の液圧回路が広く採用されており、この液圧回路に対応してマイクロコンピュータと周辺ICを有する電子制御回路から成る車載電子制御装置(ECU)が知られている。上記の液圧回路を対象とするECUを備えた例として、特許文献1に「車載電子制御装置内のマイクロコンピュータ監視方法」が開示されている。
As a vehicle brake device, a so-called X-pipe hydraulic circuit that brakes a wheel brake on a diagonal line in plan view is widely adopted. An electronic control having a microcomputer and a peripheral IC corresponding to the hydraulic circuit. An on-vehicle electronic control unit (ECU) composed of a circuit is known. As an example having an ECU for the hydraulic circuit described above,
この文献1に記載されているECUは、マイクロコンピュータと入力側の周辺ICとの間で、マイクロコンピュータのシリアル通信部から周辺ICのシリアル通信バッファへデータ通信を行い、受信したデータに基づき周辺ICによってマイクロコンピュータの異常を監視する。又、周辺ICによってマイクロコンピュータを監視すると共に、周辺ICからマイクロコンピュータへデータ通信を行い、その受信したデータに基づきマイクロコンピュータによってマイクロコンピュータ自体及び周辺ICの異常を監視することもできるようにしている。
The ECU described in
上記特許文献1では、マイクロコンピュータへの入力信号を処理する回路を周辺ICと呼んでいるが、出力側からの制御信号によって電磁弁のソレノイドを駆動する半導体スイッチング素子による駆動部を含む電子部品を設けた回路も周辺ICである。そして、この特許文献1では出力側の周辺ICには上記ソレノイドの駆動部の電子部品しか示されていないが、他の例として出力側の周辺ICにソレノイドの駆動部以外にもモータリレー駆動部などの電子部品が設けられているものがあり、これら電子部品の作動を監視するため、この出力側の周辺ICにもシリアル通信監視部を設けてマイクロコンピュータのシリアル通信部からデータを送信し、上記各電子部品の作動を監視するシステムが既に提案されている。
In the
ところで、上述した他の例のマイクロコンピュータのシリアル通信部でデータの送信、受信を行う場合、マイクロコンピュータから入力側の周辺ICへデータを送信し、周辺ICはデータ受信後そのデータに対応したデータをマイクロコンピュータへ送信する。マイクロコンピュータと出力側の周辺IC間の通信も同様である。このようなデータの送,受信の際に、周辺ICへのデータにA,BのID符号を付して送,受信することが特許文献1に示されている。
By the way, when data is transmitted and received by the serial communication unit of the microcomputer of another example described above, data is transmitted from the microcomputer to the peripheral IC on the input side, and the peripheral IC receives data corresponding to the data after receiving the data. Is sent to the microcomputer. The same applies to communication between the microcomputer and the peripheral IC on the output side.
このようなID符号を付して入力側と出力側の周辺ICへデータを送,受信する際に、送,受信経路上での何らかの原因によりID符号の1ビット又は2ビットに異常が生じていると、上記データの送,受信が正常に行なわれなくなり、マイクロコンピュータ内で誤認識することが予想される。しかし、特許文献1はこのようなID符号の異常による信号の送,受信を監視して2つの周辺IC間と送,受信するシステムを構成することについてまで開示していないし、又従来このようなシステムを提案した例もない。
この発明は、上記の問題に留意して、マイクロコンピュータと少なくとも2つ以上の周辺ICとの間でマイクロコンピュータのデータにID符号を付して送,受信する際に、ID符号の設定の際ビット異常検出に適するビット列を付与することにより通信異常を検出し得るように設定する車載電子制御装置の送信データ異常監視システムを提供することを課題とする。 In the present invention, in consideration of the above-mentioned problems, when the ID code is set between the microcomputer and at least two or more peripheral ICs when the ID code is sent and received, the ID code is set. It is an object of the present invention to provide a transmission data abnormality monitoring system for an in-vehicle electronic control device that is set so that a communication abnormality can be detected by providing a bit string suitable for bit abnormality detection.
この発明は、上記の課題を解決する手段として、車両のブレーキ装置を制御するマイクロコンピュータ10と、少なくとも2つ以上の周辺IC20,30とを設け、マイクロコンピュータ10に設けたシリアル通信部14と、少なくとも2つ以上の周辺IC20,30のそれぞれに設けたシリアル通信バッファ21,31間で、マイクロコンピュータ10により演算されたデータを通信してマイクロコンピュータの作動を監視するようにした車載電子制御装置において、マイクロコンピュータ10から少なくとも2つ以上の周辺IC20,30へ送信するデータにID符号を付して送信する際に、少なくとも2つ以上の周辺IC20,30で受信されたデータをマイクロコンピュータ10へ送信して受信されるデータのID符号に異常が生じた場合、予め未設定のID符号となるように設定又はデータ衝突が生じるようにID符号を設定し、送信データの正常/異常を監視するようにした車載電子制御装置の送信データ異常監視システムとしたのである。
As a means for solving the above problems, the present invention is provided with a
上記の構成としたこの発明の車載電子制御装置の送信データ異常監視システムによれば、マイクロコンピュータ10と少なくとも2つ以上の周辺IC20,30の間でシリアル通信によりデータを送,受信する際にデータにID符号を付与して送,受信する。このID符号の付与の際にシリアル通信の間に生じる通信異常を確実に検出し得るようにID符号を設定し、送,受信する。このID符号の設定は、送,受信の間にID符号に異常が生じた場合、未設定のID符号となるように設定又はデータ衝突(異なるビットデータの同時受信)を生じるようなID符号となるように設定し、これによって通信異常を検出する。
According to the transmission data abnormality monitoring system of the on-vehicle electronic control device of the present invention configured as described above, data is transmitted and received when serial data is transmitted and received between the
上記未設定のID符号の設定は、マイクロコンピュータ10が送信したID符号と異なるID符号のデータを受信すると異常と判定できるように設定するシステムと、少なくとも2つ以上の周辺IC20,30とマイクロコンピュータ10が共に定義されていないID符号のデータを受信すると異常と判定するシステムの2つがある。又、データ衝突となるのは、ID符号が2ビット異常反転したため、少なくとも2つ以上の周辺IC20,30が同時にマイクロコンピュータ10にデータを送信する際に生じ、この場合データビット値1と0の衝突でデータビット値が0になることとなり、これを検出することにより異常を判定するシステムである。
The unset ID code is set such that an abnormality can be determined when data having an ID code different from the ID code transmitted by the
上記異常判定するシステムを用いてマイクロコンピュータ10による車載電子制御装置の制御の作動を通信データ上で監視する場合、通信データのID符号の1ビット又は2ビットが異常反転する可能性があり、その異常反転するビット数を1ビットと想定するか、2ビットと想定するかにより異常判定のシステムは異なり、かつ異常ビット数を多く想定する程異常判定の精度、信頼性は向上する。1ビットID符号異常反転では、マイクロコンピュータ10で周辺ICからのデータを受信する際に予め未設定のID符号となるようにID符号を付与すればよい。
When monitoring the control operation of the in-vehicle electronic control unit by the
2ビットID符号異常反転では、例えばマイクロコンピュータ10から一方の周辺IC20へのデータをQとAに、ID符号を0000と設定し、他方の周辺IC30からマイクロコンピュータへのデータを未使用(すべてのビットをHi )とし、そのデータの符号を1111とする。このように設定した状態でデータの送,受信をすると、2ビットID符号異常反転によるID符号の衝突で上記3つの態様の異常状態が生じ、これらをマイクロコンピュータ10で検出することにより異常状態の判定をする。
In 2-bit ID code error inversion, for example, data from the
この発明の車載電子制御装置の送信データ監視システムは、マイクロコンピュータ10と少なくとも2つ以上の周辺IC20,30間でのシリアル通信時に、送,受信されるデータにID符号を付して送,受信する際に、予め未設定のID符号となるように設定又はデータ衝突が生じるようなID符号を付して異常を判定することができるようにしたから、シリアル通信時のデータの異常判定をID符号の設定を配慮することによりシリアル通信の通信状態を監視し、異常状態を確実に判定して制御の安全性、信頼性を向上させることができるという効果が得られる。
The transmission data monitoring system for an in-vehicle electronic control device according to the present invention transmits and receives data with an ID code attached thereto during serial communication between the
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は実施形態の送信データ異常監視システムを備えた車載電子制御装置の主要構成部の概略ブロック図である。図示の車載電子制御装置(ECU)は、車両のブレーキ装置を制御する液圧回路が平面視対角線上の車輪を液圧制御する、後述するいわゆるX−配管系の液圧回路を対象とし、この液圧回路に対応して、入力信号に基づいて各種の演算をし、かつ制御信号を出力するマイクロコンピュータ10と、その入力側の信号の処理、リレーなどの監視、遮断及び/又は禁止をする周辺IC20と、出力側の制御信号を受けてソレノイド38を駆動するリニア駆動部36を含む周辺IC30とを有する電子制御回路を備えている。なお、ECUは一般に少なくとも2つ以上の周辺ICを備えているが、図示の例では説明の簡略化のため2つの周辺IC20,30を備えた例を示す。
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 is a schematic block diagram of main components of an in-vehicle electronic control device including the transmission data abnormality monitoring system of the embodiment. The illustrated on-vehicle electronic control unit (ECU) targets a hydraulic circuit of a so-called X-piping system, which will be described later, in which a hydraulic circuit that controls a brake device of a vehicle hydraulically controls wheels on a diagonal line in plan view. Corresponding to the hydraulic circuit, the
マイクロコンピュータ10は、入力側の周辺IC20に設けられた図示しない処理部へ車輪速信号や液圧など車両の走行状態を表わすセンサからの信号が送られて、波形処理された信号を入力信号として入力部11で受信し、その信号に基づいてABS制御などの各種演算プログラムに従って演算部(CPU)12により必要な演算を行い、その演算結果を出力部13から出力するように構成されている。この演算されたデータはシリアル通信部14から周辺IC20,30の双方に送信され、周辺IC20ではシリアル通信バッファ21で受信し、図示しないシリアル通信監視部によりそのデータ通信の状態を監視し、通信状態に異常が生じていれば制御禁止部22へ信号を出力する。
The
周辺IC20の制御禁止部22は、上記通信異常などの信号を受けると、リレー制御部23へ信号を出力し、ソレノイドなどの電気的負荷への主電源ライン上に設けられているフェールセーフリレーを遮断するための信号を出力すると共に、周辺IC20の内部をリセットする信号を出力する。24は電源監視部である。又、制御禁止部22へは、マイクロコンピュータ10内のCPU12による演算タイミングの周期等の異常を監視する信号が入力されるようになっている。
The
出力側の周辺IC30にもシリアル通信バッファ31が設けられ、これに前述したマイクロコンピュータ10のシリアル通信部14からデータが送られて、データの監視が行われる。周辺IC30には、周辺IC20と同様に制御禁止部32,電源監視部34が設けられ、さらにリニア駆動部36,モータリレー駆動部37等が設けられている。リニア駆動部36は、増圧型と減圧型のリニア制御弁(電磁弁)のソレノイド38を出力部13からの制御信号により駆動する。リニア駆動部36は、マイクロコンピュータ10のシリアル通信部14からのデータ信号をシリアル通信バッファ31で受信し、その通信において異常が生じた場合、図示しないその監視部から通信異常の信号が送られ、リニア制御弁の作動が遮断される。
A
制御禁止部32は、入力側の周辺IC20と同様に、マイクロコンピュータ10からの監視信号が入力され、異常が検出されると禁止信号をモータリレー駆動部37等へ出力し、駆動を遮断すると共に周辺IC30内の各部の状態をリセットするリセット信号としても使用される。電源監視部34の監視信号は制御禁止部32と入力側の周辺IC20のリレー制御部23へも送られている。このように制御禁止部22,32で異常が検出され異常と判定した場合、それぞれの周辺IC20,30で個別に制御禁止の異常処置が実施される。
As with the
上記車載電子制御装置が制御する液圧ブレーキシステムの一例を図2に示す。図示の液圧ブレーキシステムは、いわゆるブレーキバイワイヤ方式のシステムであり、例えば特開2003−205838号公報に開示されたシステムと共通する部分が多く含まれているので、ここでは簡単に説明する。なお、ブレーキ輪は右前輪(FR),左後輪(RL)のみを示し、他は図示省略している。又、図示の液圧ブレーキシステムはX−配管系を採用しており、入力操作部50,パワー供給部60,調圧部70から成る。入力操作部50は、ブレーキペダル51,2つの加圧室を含むマスタシリンダ52,電磁弁53(ソレノイドSL1),ストロークシミュレータ54,ストロークセンサPSSを備えている。ストロークシミュレータ54はドライバによるブレーキ操作フィーリングを創成するために設けられている。
An example of a hydraulic brake system controlled by the on-vehicle electronic control device is shown in FIG. The illustrated hydraulic brake system is a so-called brake-by-wire system, and includes many parts common to the system disclosed in, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2003-205838, and will be briefly described here. Note that only the right front wheel (FR) and the left rear wheel (RL) are shown as brake wheels, and the others are not shown. The illustrated hydraulic brake system employs an X-pipe system, and includes an
パワー供給部60は、ブレーキバイワイヤ方式で制御を行う際の液圧を発生させるため動力により作動する動力式液圧発生装置としてのポンプ61,モータ61M ,逆止弁62,アキュムレータ63,リリーフ弁64,圧力スイッチSWを備えている。調圧部70は、増圧用リニア弁71,減圧用リニア弁72のそれぞれをFR輪,RL輪に対し各1組ずつ備えている。増,減圧用リニア弁71FR,71RL,72FRは常閉弁、減圧用リニア弁72RLは常開弁であり、ソレノイドSL3〜SL6の電磁コイルへの供給電流を制御することによりばね付勢力と弁圧の差圧で開閉され、ホイールシリンダ液圧が制御される。上記増,減圧用リニア弁71FR,71RL,72FRによりドライバの要求制動力が得られるようにホイールシリンダ81(FR,RL)の液圧の目標液圧が決定され、実際のホイールシリンダ液圧が目標液圧と同じになるようにコイルへの供給電流が決定される。
The
上記ブレーキバイワイヤ方式の液圧ブレーキシステムでは、ドライバがブレーキペダル51を操作すると、マスタシリンダ52からホイールシリンダ81に至る液圧回路がマスタカット弁VMCによって遮断され、通常制動時には、パワー供給部60から供給される液圧が調圧部70の増圧用リニア弁71によって調圧されてホイールシリンダ81に供給される。このときの増圧用リニア弁71による調圧は、ドライバによるブレーキペダル51の操作量がストロークセンサPSSによって、また、マスタシリンダ52によって発生させたブレーキ操作力に応じた液圧が圧力センサPMCによってそれぞれ検出され、 その検出信号に基づいてなされるので、通常制動時にホイールシリンダ81に供給される液圧はドライバによるブレーキ操作力に応じた値となる。
The hydraulic brake system of the brake-by-wire system, the driver operates the
この液圧ブレーキシステムは、パワー供給部60と、増圧用リニア弁71及び減圧用リニア弁72を有する調圧部70を備えているので、ホイールシリンダ81の液圧をECUの判断によりドライバの意思に基づかない任意の値に調圧することができ、アンチロック制御(ABS)や車両の安定性制御(VSC)、回生ブレーキとの協調制御などを行うことができる。なお、ポンプや電気系統などが失陥して調圧部70からの液圧供給が行えなくなったときには、マスタカット弁VMCが開弁したままになり、また、失陥の無いときに開弁する電磁弁53は閉じたままとなってマスタシリンダ52によって発生させた液圧がホイールシリンダ81に供給され、その液圧による制動がなされる。
This hydraulic brake system includes a
上記の構成とした車載電子制御装置では、マイクロコンピュータ10のシリアル通信部14と2つの周辺IC20,30のシリアル通信バッファ21,31との間でデータの送,受信を行う際に送信データの通信異常を監視する送信データ異常監視システムが設けられている。即ち、マイクロコンピュータ10から2つの周辺IC20,30へ送信するデータにID符号を付して送信するが、その際2つの周辺IC20,30で受信されたデータをマイクロコンピュータ10へ送信して受信されるデータのID符号に異常が生じた場合、必ず未設定のID符号となるように予めマイクロコンピュータ10から送信するデータにID符号を付すようにシリアル通信部14とシリアル通信バッファ21,31において送,受信の信号を設定することにより送信データ異常監視システムを構成している。
In the on-vehicle electronic control device configured as described above, communication of transmission data is performed when data is transmitted and received between the
上記の送信データ異常監視システムで行なわれる一般的な通信処理の手順は次の通りである。まず、(1)マイクロコンピュータ10と周辺IC20,周辺IC30間でそれぞれシリアル通信を行い、(2)その際通信データには周辺IC20と周辺IC30に対して区別し得るID符号を付与しておき、そのID符号により周辺IC20との通信データか、周辺IC30との通信データかを判別できるようにしておく(例えば図4の(a)図II,III のID符号、(c)図II,III のID符号参照)。又、(3)周辺IC20,30内でもそのIDによりデータ内容を判別するようにしておく(例えば図4の(b)図II,III のID符号、(d)図II,III のID符号参照)。(4)周辺IC20,30はデータを受信すると、そのデータに付与されているIDと同一のID符号によりデータをマイクロコンピュータ10へ送信する。
A general communication processing procedure performed in the transmission data abnormality monitoring system is as follows. First, (1) serial communication is performed between the
上記マイクロコンピュータ10と周辺IC20,30との間でのデータ通信において、マイクロコンピュータ10が送信したデータと受信したデータのID符号のいずれかに1ビット又は2ビットの異常反転が生じた状態で受信した通信異常の場合、あるいはID符号が2ビット異常反転し、かつ2つの周辺IC20と30が同時にマイクロコンピュータ10へ送信すると、データの衝突(データビットの値が送受信時で相違)が生じる通信異常の場合とがある。いずれの場合も通信異常であり、マイクロコンピュータ10は異常と判定するが、このような異常判定には次のように3通りの態様がある。
In data communication between the
(5)マイクロコンピュータ10が送信したID符号と異なるID符号のデータを受信 すると異常と判定する。
(6)周辺IC20,30、マイクロコンピュータ10共に定義されていないID符号 のデータを受信すると異常と判定する。
(7)ID符号が2ビット異常反転したためデータの衝突(異なるビットデータの同時 受信)が発生すると、データビット値1と0の衝突でデータビット値が0になり、異 常と判定する。
(5) When data of an ID code different from the ID code transmitted by the
(6) When data of ID code that is not defined in both the
(7) If a data collision (simultaneous reception of different bit data) occurs because the ID code is abnormally inverted by 2 bits, the data bit value becomes 0 due to the collision of the data bit
上記異常判定の具体例を以下に示す。なお、以下の説明では、必ずしも上記異常判定態様の順序通りではなく、1ビット異常反転と2ビット異常反転の場合に分けて説明する。(a)1ビットID符号異常
ID符号の1ビット異常反転を想定した場合、予め未定義(未設定)のID符号となるようにID符号を設定し、1ビット異常反転したID符号を周辺IC20,30が受信し、その信号をマイクロコンピュータ10が受信すると異常と判定する。例えば、周辺IC20への送信でID0011と設定した場合、1ビットの異常反転でID0111となってマイクロコンピュータ10へ送信されると、図4の(a),(b)図に示すように、ID0111は存在しない(未設定)IDとなるため異常と判定する。マイクロコンピュータ10から周辺IC30への送信の場合も同様である。これは異常判定(6)の場合である。
A specific example of the abnormality determination is shown below. In the following description, it is not necessarily in the order of the above-described abnormality determination mode, and the case of 1-bit abnormality inversion and 2-bit abnormality inversion will be described separately. (A) 1-bit ID code abnormality When 1-bit abnormal inversion of ID code is assumed, an ID code is set in advance so as to be an undefined (unset) ID code, and the 1-bit abnormal inversion ID code is set as the
(b)2ビットID符号異常
ID符号の2ビット異常反転を想定した場合、下記のようにID符号を設定することにより異常判定する。
(イ)図4の(a),(b)図の符号欄Iに示すように、マイクロコンピュータ10→周辺IC20へのデータをQ&A、そのID符号を0000と設定する。Q&Aとは実際のデータではなく、予め所定のビット値(0と1の組合わせ)列の組合わせに設定したデータであり、例えば偶数ビットを全て1、他は0とするビット列というように設定する。
(ロ)図4の(d)図の符号欄IVに示すように、周辺IC30→マイクロコンピュータ10へのデータを未設定(全てのビットをHi )となるように設定し(以下Hi は1、Lo は0を指す)、そのID符号を1111と設定する。
(B) 2-bit ID code abnormality When 2-bit abnormal inversion of the ID code is assumed, abnormality is determined by setting the ID code as follows.
(A) As shown in the code column I in FIGS. 4A and 4B, the data from the
(B) As shown in the code column IV of FIG. 4D, the data from the
このように設定し、2ビットID符号異常反転が生じると、周辺IC20と周辺IC30が同時にマイクロコンピュータ10へデータ送信した場合、データの衝突が発生し、マイクロコンピュータはID符号をLo のIDとし、かつデータをLo 側のデータとしてマイクロコンピュータ10は受信し、異常と判定する。これは異常判定(7)の場合である。ここで、上記2ビットID符号異常反転が生じる場合について以下具体的に説明する。
When the 2-bit ID code abnormal inversion occurs in this way, when the
(衝突1)ID符号0000と2ビットHi ID符号の衝突
(2ビットHi ID符号とは1001のようにID符号のうち2つのビットデータが1であるものを指す)
・2ビットHi ID(例1001)をマイクロコンピュータ10が送信した場合
回答ID符号異常により異常判定する。例えば2ビットHi ID符号1001をマイクロコンピュータ10が送信すると、周辺IC30は正常にデータを受信→周辺IC30はID符号1001のデータをマイクロコンピュータ10へ送信する。
(Collision 1) Collision between
When the
一方、周辺IC20が2ビット異常反転により2ビットHi ID符号1001をID符号0000として受信すると、周辺IC20はID符号0000のデータをマイクロコンピュータ10へ送信し、マイクロコンピュータ10内で、ID符号1001とID符号0000が衝突し、マイクロコンピュータ10はID符号0000として受信する。マイクロコンピュータ10はID符号1001のデータを送信したにも拘らずID符号0000が戻ってくるため、送信したID符号と異なるID符号を受信したこととなり、周辺ICとの通信は異常と判定する。これは異常判定(5)の場合である。
On the other hand, when the
・ID符号0000(2ビットHi IDではない)をマイクロコンピュータ10が送信した場合
周辺IC20は正常にデータを受信→周辺IC20はID符号0000のデータをマイクロコンピュータ10へ送信する。一方、周辺IC30が2ビット異常反転によりID符号1001として受信すると、周辺IC30はID符号1001のデータをマイクロコンピュータ10へ送信し、マイクロコンピュータ10内でID符号0000とID符号1001が衝突し、マイクロコンピュータ10はID符号を0000として受信する(データ内容はLo 側になる)。このため、マイクロコンピュータ10は周辺ICからのID符号を正常として認識するが、データの内容がLo 側となりQ&Aのデータと異なるため、データ異常として異常判定する。これは異常判定(7)の場合である。
When the
(衝突2)2ビットHi ID符号同士の衝突
この場合は回答ID異常を検出することによりマイクロコンピュータ10で異常判定する。例えばマイクロコンピュータ10がID符号0011を送信したとする。この場合、周辺IC20は正常にデータを受信→周辺IC20はID符号0011のデータをマイクロコンピュータ10へ送信する。一方、周辺IC30が2ビット異常反転によりID符号1010として受信すると、周辺IC30はID符号1010のデータをマイクロコンピュータ10へ送信し、マイクロコンピュータ10内でID符号0011と1010が衝突をし、マイクロコンピュータ10はID符号を0010として受信する。マイクロコンピュータは定義されていないID符号を受信するため、異常と判定する。これは異常判定(6)の場合である。
(Collision 2) Collision between 2-bit Hi ID codes In this case, the
(衝突3)ID符号1111と2ビットHi IDの衝突
・ID符号1111をマイクロコンピュータ10が送信した場合
回答ID異常を検出することによりマイクロコンピュータ10で異常判定する。例えば、マイクロコンピュータ10がID符号1111を送信した場合、周辺IC30は正常にデータを受信→周辺IC30はID符号1111のデータをマイクロコンピュータ10へ送信する。一方、周辺IC20が2ビット異常反転によりID符号0011として受信すると、周辺IC20はID符号0011のデータをマイクロコンピュータへ送信し、マイクロコンピュータ10内でID符号1111と0011が衝突をし、マイクロコンピュータ10はID符号を0011として受信する。マイクロコンピュータ10はID符号1111のデータを送信したにも拘らず、ID符号0011が戻って来たため、異常と判定する。これは異常判定(5)の場合である。
(Collision 3) When the
・2ビットHi ID符号をマイクロコンピュータ10が送信した場合
この場合、周辺IC30→マイクロコンピュータ10へのID符号を1111とし、データを未設定(Hi 出力)とすることによりID符号の送,受信状態に異常は生じない(影響なし)。例えば、マイクロコンピュータ10がID符号0011を送信した場合、周辺IC20は正常にデータを受信→周辺IC20はID符号0011のデータをマイクロコンピュータ10へ送信する。
When the
一方、周辺IC30が2ビット異常反転によりID1111として受信すると、周辺IC30はID符号1111のデータをマイクロコンピュータ10へ送信し、マイクロコンピュータ10内でID符号0011と1111が衝突をし、マイクロコンピュータ10はID符号0011として受信する。従って、マイクロコンピュータ10はID符号を正常と認識するが、周辺IC30→マイクロコンピュータ10へのデータを全てHi 出力としているため、データ内容はID0011のデータから変わることがなく、送,受信の異常判定に影響がない。従って、異常として扱われない。
On the other hand, when the
なお、上記実施形態ではID符号は4ビットの符号としたが、4ビット以上のビット符号とする場合も、上記ID符号の設定及び異常判定の方法は同様に適用される。 In the above-described embodiment, the ID code is a 4-bit code. However, the ID code setting and the abnormality determination method are similarly applied to a 4-bit or more bit code.
この発明の車載電子制御装置の送信データ異常監視システムは、マイクロコンピュータと少なくとも2つ以上の周辺ICとの間でシリアル通信により通信データの異常発生の有無を監視するシステムであり、このような電子制御回路を有する車載電子制御装置に広く利用できる。 The transmission data abnormality monitoring system of the on-vehicle electronic control device according to the present invention is a system that monitors the presence or absence of abnormality of communication data by serial communication between a microcomputer and at least two or more peripheral ICs. It can be widely used for in-vehicle electronic control devices having a control circuit.
10 マイクロコンピュータ
11 入力部
12 演算部
13 出力部
14 シリアル通信部
20 周辺IC(入力側)
21 シリアル通信バッファ
22 制御禁止部
23 リレー制御部
24 電源監視部
30 周辺IC(出力側)
31 シリアル通信バッファ
32 制御禁止部
34 電源監視部
36 リニア駆動部
37 モータリレー駆動部
38 ソレノイド
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